JP2002288800A - 航法装置 - Google Patents

航法装置

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JP2002288800A
JP2002288800A JP2001089393A JP2001089393A JP2002288800A JP 2002288800 A JP2002288800 A JP 2002288800A JP 2001089393 A JP2001089393 A JP 2001089393A JP 2001089393 A JP2001089393 A JP 2001089393A JP 2002288800 A JP2002288800 A JP 2002288800A
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彰 平間
Yoshiyuki Watanabe
圭之 渡辺
Toshiyuki Seki
利之 関
Hiroyuki Hachinohe
広幸 八戸
Yonehiro Takeda
米弘 武田
Unhachi Machida
運八 町田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B49/00Arrangements of nautical instruments or navigational aids

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自船位置の情報と深度情報とを含む航行関連
情報の画像を合理的に表示し得るようにした航法装置を
提供する。 【解決手段】 地図に含まれた等深度線Ld1〜Ld4
と過去航跡CR2に付随するの深度情報にもとづいて現
在進行方向10cの水底断面の画像を表示画面81の一
部または全体に表示する。水深測定部分で得られる深度
情報に対する設定水深別の地点の自船位置10aを記憶
した水深対応位置情報にもとづいて地図に含まれていな
い新たな作成/等深度線の画像を表示画面に表示する。
作成/等深度線の設定水深別の地点の間の距離値が所定
値以下の地点間だけを線分で連結することにより不明確
な地点間の等深度線の画像を表示画面に表示しないよう
にする。作成/等深度線の線分で連結されている地点の
画像を小さくするとともに、連結されていない地点の画
像を大きくすることにより離れた等深度地点があること
を分かり易くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船舶の航行位
置、航跡、航行目標地点、予定航路、水深などの航行に
関連する情報のうちの複数の情報(この発明において、
航行関連情報という)の画像を表示する航法装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】こうした航法装置としては、図13〜図
17のように、自船の航行位置、すなわち、自船位置を
測定する位置測定部分10、例えば、衛星電波航法、ロ
ランC電波航法、デッカ電波航法などにより位置測定を
行う位置測定部分と、航行関連情報の画像を表示する航
行関連情報表示部分20とを別体にした構成(以下、第
1従来技術という)が周知である。
【0003】なお、以下に説明する各図において、同一
符号で示す部分は、いずれかの図において説明する同一
符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、地点
または位置は、一般に、緯度経度値をもって表した地点
または位置とするが、ロラン電波航法・デッカ電波航法
を用いる場合には、その航法におけるLOP値で表した
地点または位置としてもよい。
【0004】そして、上記の電波航法による位置測定部
分10は、一般に、電波航法装置または電波航法受信機
とも呼ばれており、また、上記の航行関連情報表示部分
20は、一般に、航跡記録装置とも呼ばれている。
【0005】さらに、例えば、衛星電波航法による電波
航法装置を位置測定部分10とした場合には、自船位置
10aのほかに、自船位置10aの変化量・変化方向な
どにもとづいて、自船速度10b・現在進行方向10c
をも測定し得るように構成されている。
【0006】図13・図14において、位置測定部分1
0、例えば、GPS(GlobalPositonin
g System)電波航法装置は、自船位置10a・
自船速度10b・現在進行方向10cのデータを含む信
号を航行関連情報の一部として、航行関連情報表示部分
20に与える。
【0007】なお、この発明において、現在進行方向1
0cとは、電波航法によって自船が走行している方向、
すなわち、進行方向を測定した方向値をいうものであ
り、また、船首方向とは、後記のように、船首方位測定
部分、例えば、ジャイロコンパスまたは磁気コンパスに
よって測定した自船の船首が向いている方向をいうもの
である。
【0008】航行関連情報表示部分20は、マイクロコ
ンピュータを主体とする制御処理機能(以下、CPUと
いう)70Aをもつ航行情報処理部分70、例えば、市
販のCPUを主体にして構成した制御処理部分と、CP
U70Aと共同動作するCPU80Aをもつ表示処理部
分80、例えば、市販の描画処理用ICを主体にして構
成した制御処理部分とで構成してある。
【0009】そして、自船位置10a・自船速度10b
・現在進行方向10cのデータは、入出力ポート71
A、すなわち、I/O部分を介して、航行情報処理部分
70に取り込まれ、自船位置10aのデータは、後記の
設定操作部分60を操作して与えられた設定条件にもと
づいて、所定の時間ごとに、または、所定の距離間隔ご
とに取り込んで、航跡データ用メモリ74に記憶する。
【0010】設定操作部分60は、例えば、所要の操作
入力を、入出力ポート71B、すなわち、I/O部分を
介して、航行情報処理部分70に与えるための操作キー
などの操作部分を配置した操作パネルであって、航行情
報処理部分70によって所要の航行関連情報を得るため
の処理条件と、所要の航行関連条件を表示処理部分80
の表示画面81に表示するための表示条件とを設定する
操作部分であり、例えば、上記の自船位置10aのデー
タの取込条件のほか、表示尺度、緯度経度線の表示・消
去、表示範囲の移動・拡大・縮小、地図の表示・消去な
どを設定または変更するための各操作キーを設けてあ
る。
【0011】航行情報処理部部分70は、入出力ポート
71Bから取り込んだ設定信号60aによる設定デー
タ、制御処理の過程上に必要なデータなどの記憶を行う
作業用メモリ73と、上記の航跡データ用メモリ74
と、地図を表示するための地図データを記憶する地図デ
ータメモリ75と、時間的なデータを得るための時計回
路76と、マークやメニューなど固定的な図形や画面要
素の指定データを記憶した処理用メモリ72とから所要
の各データを取り込んで、処理用メモリ72に記憶した
制御処理フローのプログラムにより所要の処理を行って
得られる航行関連情報のデータを作業用メモリ73に記
憶する。なお、地図データには、海岸線M1・等深度線
Ldなどが含まれている。そして、等深度線Ldは等深
線または深度線とも呼ばれている。
【0012】作業用メモリ73に記憶した航行関連情報
のデータは、必要に応じて、航跡データ用メモリ74に
記憶されている航行関連情報のデータ、地図データ用メ
モリ75に記憶されている航行関連情報のデータととも
に、表示処理部分80に与えられる。
【0013】表示処理部分80では、CPU80Aが、
情報処理部分70から与えられた各航行関連情報のデー
タを、画像要素メモリ82に記憶された描画用の画像要
素のデータと、処理用メモリ83に記憶した制御処理用
の処理フローのプログラムとにもとづいて処理すること
より、目的とする航行関連情報の画像、例えば、図16
のように、自船航跡CR1、計画航路RT1、目的地点
JP1、海岸線M1、緯度線LX・経度線LY・等深度
線Ldなどの図形と、自船位置10a・自船速度10b
・現在進行方向10c・目的地点JP1の数値、進行方
向10cと計画航路RT1との差角θ1の数値などの文
字情報TTとを表す画像のデータを、逐次、更新させな
がら表示画面用メモリ84に記憶するとともに、表示画
面用メモリ84の記憶内容を読み出して表示画面81に
表示する。
【0014】なお、文字情報TTを表示する部分は、図
16のように、表示画面81の適宜の隅部分に表示する
ものと、表示画面81の左右のいずれかに表示画面81
の幅BBの複数分の1、例えば、1/4程度の縦方向全
体にわたる部分に表示するものと、表示画面81の上下
のいずれかに表示画面81の高さHBの複数分の1、例
えば、1/5程度の横方向全体にわたる部分に表示する
ものと、これらの表示のうちの複数のものを組み合わせ
て表示するものとがある。
【0015】そして、処理用メモリ72・処理用メモリ
83・地図データ用メモリ75・画像要素メモリ82を
ROM、すなわち、読出専用メモリで構成し、また、作
業用メモリ73・航跡データ用メモリ74・表示画面用
メモリ84をRAM、すなわち、書換読出可能なメモリ
で構成するとともに、これらのメモリのうちの所要のメ
モリの記憶内容を保持するための記憶保持用電池(図示
せず)を設けて構成してある。なお、必要に応じて、所
要のメモリ部分をフラッシュメモリにして構成する場合
もある。
【0016】図13において、表示画面81は、ラスタ
走査による表示面をもつ表示器、例えば、ブラウン管表
示器、ドットマトリクス型液晶表示器などの表示画面で
あり、表示する画像の各図形は次のように生成して表示
している。
【0017】自船航跡CR1の画像は、航跡データ用メ
モリ74に記憶されている過去の自船位置10aのデー
タと現在の自船位置10aのデータとの各地点を画像要
素メモリ82に記憶された描画用の画像要素により接続
して、1つの航跡線の図形にして表示する。なお、過去
の航海時における自船航跡CR2、すなわち、過去航跡
CR2を、線の種類を異ならせるか、後記のように、色
を異ならせるかして表示することもできる。
【0018】計画航路RT1の画像は、目的地点JP1
までの航路を、複数の方向変更点P1〜P4の地点を画
像要素メモリ82に記憶された描画用の画像要素により
接続して、一連の折れ線状の航路線L1〜L5の図形に
して表示する。
【0019】また、方向変更点P1〜P4の地点を設定
せずに、目的地点JP1のみを設定し、その設定を行っ
た時点での自船位置10aと目的地点JP1とを結ぶ1
つの直線のみの図形を表示するように構成することもで
きる。なお、方向変更点P1〜P4は変針点とも言われ
ている。
【0020】海岸線M1・等深度線Ldの画像は、地図
データ用メモリ75に記憶されている細かい間隔の地点
を画像要素メモリ82に記憶された描画用の画像要素に
より接続して、例えば、一連の海岸線M1・等深度線L
dの図形にして表示する。なお、等深度線Ldは予め定
めた所定の水深値、例えば、100mごとなどの等深度
線Ldになっている。
【0021】緯度線LX・経度線LYの画像は、予め定
めた条件、または、後記のメニュー画面によって設定し
た条件による本数と間隔、例えば、緯度線LXを2本、
経度線LYを3本、間隔を緯度経度の「′」また
は「″」の整数値とする条件に従って演算した地点の箇
所を画像要素メモリ82に記憶された描画用の画像要素
により画面全体にわたる横線と縦線、例えば、実線によ
る横線と縦線とにした図形を表示する。
【0022】表示画面81上の任意の地点CPを指定す
るための移動可能なカーソルCLX・CLYは、設定操
作部分60からの操作入力によって表示画面81上を移
動する指定点CPの箇所を描画用の画像要素により画面
全体にわたる横線と縦線、例えば、点線による横線と縦
線とにした図形を表示する。なお、カーソルCLX・C
LYを、+文字図形・×文字図形などの小さい図形に変
更して、これらの図形の交点部分を点CPとして表示す
る場合もある。
【0023】設定操作部分60は、具体的には、各操作
キーを、例えば、操作している間のみ接点が閉じられる
接点操作キーで構成してあり、操作した操作キーによる
入力を入出力ポート71Bで所定の符号の信号に変換し
て所定の部分に与えるように構成したものである。
【0024】そして、各航行関連情報を色分けして表示
するようにしたカラー表示の場合には、例えば、図15
のように、画面選択操作部分61・目的地等設定操作部
分62・航跡設定操作部分63・マーク設定操作部分6
4・数値等設定操作部分65・画面設定操作部分66・
電源等操作部分67・任意方向移動操作部分68などで
構成してある。
【0025】図15の設定操作部分60の構成におい
て、画面選択操作部分61は、主として、表示画面81
に表示する航行関連情報の表示画像の表示形態を選択す
る操作部分であり、「航跡」キー・「操船」キー・「モ
ニタ」キー・「メニュー」キーなどが設けてある。
【0026】「航跡」キーは、自船の航跡を主体とする
表示状態、例えば、図16の表示状態に選択する操作キ
ーである。「操船」キーは、自船の操船を主体とする表
示状態に選択する操作キーである。「モニタ」キーは、
航行関連情報を文字のみで表示して監視する状態、すな
わち、モニタ状態に選択する操作キーである。「メニュ
ー」キーは、航行関連情報の表示条件のうちの各細部の
設定を行うメニュー画面を表示する表示状態に選択する
操作キーである。
【0027】目的地等設定操作部分62は、主として、
表示画面81に表示する航行関連情報のうちの目的地な
どに関連する表示形態を選択する操作部分であり、「目
的地」キー・「行先」キー・「ルート」キー・「警報」
キーなどが設けてある。
【0028】「目的地」キーは、航行の終点とする目的
地点、例えば、図16の目的地点JP1を設定するとと
もに設定した目的地に所定の符号、例えば、目的地番号
を付して記憶する登録を行う表示状態にする操作キーで
ある。
【0029】「行先」キーは、「目的地」キーによる操
作で登録した目的地のいずれか1つを行先として選択す
る表示状態にする操作キーである。「ルート」キーは、
目的地点までの計画航路、例えば、図16の計画航路R
T1、すなわち、ルートの設定を行う表示状態にする操
作キーである。
【0030】「警報」キーは、所定の地点、例えば、図
16の目的地点JP1から所定距離の地点に到達したこ
となどの警報を発生する警報条件の設定を行う表示状態
にする操作キーである。
【0031】航跡設定操作部分63は、主として、表示
画面81に表示する航行関連情報のうちの航跡などに関
連する表示形態を選択する操作部分であり、「地図」キ
ー・「色」キー・「消去」キー・「接/断」キーなどが
設けてある。
【0032】「地図」キーは、航跡表示の表示状態にお
いて、地図の表示・不表示を選択する操作キーである。
「色」キーは、航跡の図形、例えば、図16の自船航跡
CR1・過去航跡CR2に対する各表示色を選択する操
作キーである。
【0033】なお、表示色の選択は、「色」キーを操作
して「色」選択メニューの画面を表示し、「色」選択メ
ニューに表示された各色に対応する数字を、後記の
「0」〜「9」の各数字キーで選択するように構成して
ある。
【0034】「消去」キーは、航路の画像、例えば、図
16の自船航跡CR1・過去航跡CR2の画像を一時的
に消去する操作キーである。「接/断」キーは、航跡を
画くために、自船位置10aのデータを航跡データ用メ
モリ74に取り込む間隔の間隔値の選択と、その取り込
みをON状態、すなわち、「接」状態と、OFF状態、
すなわち、「断」状態とに切り換える操作キーである。
【0035】なお、「接/断」キーによる「接」状態に
おいて、自船位置10aのデータを航跡データ用メモリ
74に取り込む間隔の間隔値は、上記の「メニュー」キ
ーによるメニュー画面によって、所定の時間間隔、例え
ば、「20秒」ごとに取り込むように設定したり、所定
の距離間隔、例えば、移動「100m」ごとに取り込む
ように設定したりすることができる。
【0036】ここで、航跡表示の表示状態とは、航跡表
示を行うことができる表示状態を言うものであって、上
記のように、航跡の画像を消去している表示状態を含む
ものである。
【0037】マーク設定操作部分64は、主として、航
跡表示の表示状態において、航行関連情報に付随する各
所定の地点、例えば、図16の自船位置10a、目的地
点JP1、留意すべき事項、例えば、漁撈などを行った
留意地点EV1・EV2などを表示するマークの図形と
色とを選択する操作部分であり、「色」キー・「○」キ
ー・「△」キー・「□」キーなどが設けてある。
【0038】「色」キーは、各マーク図形をさらに複数
に区別するための各表示色を選択すする操作を行う操作
キーであって、各表示色の選択は、航跡設定操作部分6
3における「色」選択と同様の操作によって選択する。
「○」キー・「△」キー・「□」キーは、このうちのい
ずれかのキーを操作することよって、操作したキーの図
形をマークとして選択する。
【0039】なお、これらのマークは、表示する画像の
「拡大」「縮小」には無関係に常に一定の大きさで表示
するようにしている。また、上記の留意すべき事項、例
えば、漁撈などを行った地点EV1・EV2などを表示
するマークをイベントマークと言っている。
【0040】数値等設定操作部分65は、主として、メ
ニュー画面の表示状態において、所要の数値を入力し、
または、所要の項目、例えば、「色」の種類などを選択
する操作を行う操作部分であり、「0」〜「9」の各数
字キー・「+」「−」の各符号キーなどが設けてある。
【0041】画面設定操作部分66は、主として、航跡
表示の表示状態において、画面の尺度の変更、画面の移
動などの操作を行う操作部分であり、「中央」キー・
「↑」キー・「↓」キー・「→」キー・「←」キー・
「拡大」キー・「縮小」キーなどが設けてある。
【0042】「中央」キーは、自船位置10aを表示画
面81の画面の中央に位置付けた表示状態にする操作キ
ーである。「拡大」キー、すなわち、4つの斜め外側に
向いている矢印を付した操作キーは、表示している画面
をズーム状に拡大する操作キーである。「縮小」キー、
すなわち、4つの斜め内側に向いている矢印を付した操
作キーは、表示している画面をズーム状に縮小する操作
キーである。
【0043】「↑」キー・「↓」キー・「→」キー・
「←」キーは、後記の「カーソル」キーによってカーソ
ルを表示させているときは、カーソルCLX・CLYの
交点、すなわち、指定点CPを矢印方向に相当する上方
向・下方向・左方向・右方向のいずれかに移動する操作
キーとして動作し、カーソルを表示していないときは、
画面全体を矢印方向に相当する上方向・下方向・左方向
・右方向のいずれかに移動する操作キーとして動作す
る。
【0044】電源等操作部分67は、主として、装置の
電源のON−OFFと、表示画面81の輝度の調整とを
行う操作部分であり、「電源」キー・「輝度」キーなど
が設けてある。
【0045】「電源」キー67Aは、装置の電源をON
−OFF、すなわち、投入または遮断する操作を行う操
作キーである。「輝度」キーは、表示画面の輝度を変更
する操作を行う操作キーである。
【0046】任意方向移動操作部分68は、表示してい
る画面全体またはカーソルCLX・CLYを任意の方向
に移動する操作を行う操作部分であって、例えば、トラ
ックボール、ジョイスティックなどで構成してある。
【0047】そして、後記の「カーソル」キーによって
カーソルを表示させているときは、カーソルCLX・C
LYの交点、すなわち、指定点CPを任意の方向に移動
する操作キーとして動作し、カーソルを表示していない
ときは、画面全体を任意の方向に移動する操作キーとし
て動作する。
【0048】カーソル等設定操作部分69は、主とし
て、カーソルの表示・不表示と、表示画面の向きと、選
択または入力した条件・数値の決定または取消などの操
作を行う操作部分であり、「カーソル」キー・「航法切
換」キー・「決定」キー・「取消」キーなどが設けてあ
る。
【0049】「カーソル」キーは、キー操作する度ごと
に、カーソルCLX・CLYを表示状態と、不表示状態
とに切り換える操作キーである。「航法切換」キーは、
キー操作する度ごとに、表示画面81の真上方向を「北
方向」として表示画像を表示する「北方向表示」と、表
示画面81の真上方向を「船首方向」として表示画像を
表示する「船首方向表示」と、表示画面81の真上方向
を「目的地点JP1の方向」として表示画像を表示する
「目的地点方向表示」とに切り換える操作キーである。
【0050】「決定」キーは、他の操作キーを操作して
選択または入力した条件・数値により動作させることを
「決定」する操作キーである。「取消」キーは、上記の
条件・数値を取り消す操作キーである。
【0051】上記のような図15の設定操作部分60に
代えて、図17のような設定操作部分60を表示画面8
1の下方に位置付けて設ける構成のものもある。そし
て、図17の構成では、図15の画面選択操作部分61
における「メニュー」キーのみを図17の目的地等設定
操作部分62Xに配置し、他のキーによる操作は「メニ
ュー」キー62Aによるメニュー画面で選択操作するよ
うに構成してある。
【0052】また、図15の目的地等設定操作部分62
における「目的地」キーによる操作のみを図17の目的
地等設定操作部分62Xに配置し、他のキーによる操作
は「メニュー」キー62Aによるメニュー画面で選択操
作するように変更し、図15の数値等設定操作部分65
における操作は全て「メニュー」キー62Aによるメニ
ュー画面で選択操作するように構成してある。
【0053】図15の画面設定操作部分66を、図17
の画面設定操作部分66Xのように、図15の「↑」キ
ー・「↓」キー・「→」キー・「←」による移動操作を
除去して、図15と同様の「拡大」キー66D・「中
央」キー66E・「縮小」キー66Fに加えて、新た
に、「縮尺1」キー66A・「縮尺2」キー66B・
「縮尺3」キー66Cを設けるように変更してある。
【0054】なお、「縮尺1」キー66A・「縮尺2」
キー66B・「縮尺3」キー66Cによる尺度は、予
め、「メニュー」キー62Aによるメニュー画面で設定
できるように構成してある。
【0055】図15の航跡設定操作部分63を、図17
の航跡設定操作部分63Xのように、図15の「地図」
キーによる操作を「メニュー」キー62Aによるメニュ
ー画面で選択操作するように変更するとともに、「色」
キーとメニュー画面による選択を図17の「航跡色」切
換スイッチ63Aで直接的に選択できるように構成して
ある。
【0056】さらに、図15と同様の航跡の「接/断」
キー63D・「航跡消去」キー63Fに加えて、図17
の「記憶」キー63B・「呼出」キー63Cにより、そ
の回における航跡に符号を付して記憶する操作と、記憶
した航跡を呼出す操作とを、直接的に、メニュー画面を
表示して、メニュー画面上で操作を行えるように構成し
てある。
【0057】図15のマーク設定操作部分64を、図1
7のマーク設定操作部分64Xのように、図15と同様
の「○」キー64B・「□」キー64Cに加えて「×」
キー64Eを配置し、また、図17の「△」キーを逆の
三角形図形にした「▽」キー64Fを配置するととも
に、「色」キーとメニュー画面による選択を図17の
「マーク」切換スイッチ64Aで直接的に選択できるよ
うに変更し、さらには、「マーク消去」64Fを配置し
て、指定したマークを消去できるように構成してある。
【0058】また、図17の目的地等設定操作部分62
Xには、上記の「メニュー」キー62A・「目的地」キ
ー62B・「カーソル」キー62Hと、図15と同様の
「取消」キー62D・「決定」キー62F・「航法切
換」キー62Gに加えて、「走錨」キー62C・「復
帰」キー62J・「解除」キー62Eを追加してある。
【0059】「走錨」キー62Cは、自船が錨を下ろし
た地点の自船位置10aを記憶しておき、自船が、波浪
・潮流などにより、その地点から移動した距離・方向な
どを表示するのに用い、「復帰」キー62Jは、表示画
面81に表示している画面を移動操作した後に、元の位
置での表示状態に復帰させるのに用い、「解除」キー6
2Eは、メニュー画面・目的地・走錨の表示・設定など
を解除するのに用いる。
【0060】なお、図17の任意方向移動操作部分68
は、ジョイスティク型の操作器で構成してあり、画面や
カーソルの移動操作やメニュー画面における選択操作
は、全て任意方向移動操作部分68によって行うように
構成してある。
【0061】さらに、上記の図13〜図17の構成にお
いて、必要に応じて、図13に点線で示したように、外
部記憶部分90とその入出力ポート91とを設けて所要
のデータを外部から装置内部に取り込んで記憶し、また
は、装置内部のデータを外部記憶部分90、例えば、I
Cカードに記憶させて保存する構成(以下、第2従来技
術という)が周知である。
【0062】そして、前者の構成の場合には、例えば、
地図データ用メモリ75を除去して、外部記憶部分90
を予め地図データを記憶したICカードにして構成する
とともに、入出力ポート91にICカードの記憶読取機
能を設けて構成することにより、地図データを外部記憶
部分90から読み取って表示するように構成している。
【0063】また、後者の構成の場合には、例えば、外
部記憶部分90を航跡表示状態における表示画面81の
表示データを記憶するICカードにして構成するととも
に、入出力ポート91にICカードの記憶書込・読出機
能を設けて構成することにより、過去の航跡表示状態に
おける航行関連情報を保存するとともに、必要に応じ
て、過去の航跡表示状態を再現表示するように構成して
いる。
【0064】上記の図16の〔進路ずれ表示構成〕で
は、計画航路RT1に対する自船の操船状態を進路ずれ
θ1として文字情報TTで表示しているが、こうした進
路ずれの表示に代えて、図16の〔距離幅ずれ表示構
成〕のように、計画航路RT1を中心にした所定の距離
幅B1、例えば、左右各100mの幅の部分を所定の航
路範囲としておき、自船位置10aが距離幅B1を越え
た距離幅B1aを進路ずれ量として表示するように構成
したものもある。
【0065】また、上記の第1従来技術・第2従来技術
における位置測定部分10の所定部分、例えば、自船位
置10a・自船速度10b・現在進行方向10cのデー
タを得る演算部分と航行関連情報表示部分20とを一体
にした構成(以下、第3従来技術という)とが周知であ
る。
【0066】なお、衛星電波航法、例えば、GPS(G
lobal PositoningSystem)電波
航法による電波航法装置では、上記の自船速度10b・
現在進行方向10cを、2周/日程度の速度で周回する
複数の移動衛星からの衛星電波の周波数のドップラー偏
移量にもとづいて測定しており、高空の電波伝搬路にお
ける伝搬特性の変動などによる誤差を補正して、さらに
測定精度を高める補正航法の構成が周知である。
【0067】こうした補正航法として、例えば、DGP
S(Differential Global Pos
itioning System)による電波航法装置
と、WAAS/GPS(GPS augmented
with the WideArea Augment
ation System)による電波航法装置とが周
知であり、この発明では、これらを「補正衛星電波航法
装置」という。
【0068】そして、DGPSによる補正衛星電波航法
装置の構成(以下、第4従来技術という)では、複数の
分散した測定地点の局、例えば、海岸局で測定した位置
値10aとその測定地点の実際の位置値との誤差値にも
とづて得られる各衛星によるドップラー偏移量データの
補正値を電波で送信し、自船の現在位置に近い1つの局
の送信電波を受信して得られる補正値によって各衛星に
よるドップラー偏移量データを補正することにより、自
船位置10a・自船速度10b・現在進行方向10cの
精度を高めるように構成したものである。
【0069】また、WAAS/GPSによる補正衛星電
波航法装置の構成(以下、第5従来技術という)は、上
記の周回する移動衛星とは別個に設けた静止衛星によ
り、上記のDGPSにおける海岸局と同様の補正値を測
定する複数の局を分散して設けた各局からの補正値の電
波を受信して記憶した各補正値を測定する複数の衛星電
波と同様の電波して送信し、この電波を受信して得られ
る補正値により上記のDGPSの場合と同様の補正をす
ることにより、自船位置10a・自船速度10b・現在
進行方向10cの精度を高めるように構成したものであ
る。
【0070】上記の第1従来技術〜第5従来技術による
衛星電波航法の構成では、測定用の衛星として周回する
移動衛星を用いているが、こうした移動衛星に代えて静
止衛星を用いる電波航法によって、自船位置10a・自
船速度10b・現在進行方向10cを得る構成(以下、
第6従来技術という)も周知である。
【0071】上記の各電波航法装置により得られる自船
速度10b・現在進行方向10cは、自船速度10bが
低速度、例えば、5ノット以下の速度では、精度が悪く
なるため、図13に点線で示したように、船首方位測定
部分15、例えば、ジャイロコンパス、磁気コンパスな
どによて得られる現在の船首方向、すなわち、現在船首
方向15aを得るように構成するとともに、所定の自船
速度10b以下の場合には、現在進行方向10cに代え
て、現在船首方向15aを用いる構成(以下、第7従来
技術という)が周知である。
【0072】さらに、図18・図19のように、上記の
第1従来技術〜第7従来技術の構成に加えて、水深測定
部分30、例えば、音響測深装置または魚群探知装置に
よる水深測定部分を設けておき、水深測定部分30で得
られる水深30aのデータを、入出力ポート15aを介
して、水深データ用メモリ77に取り込んで、各水深3
0aのデータとその水深が得られた自船位置10aとを
対応させて記憶するとともに、その記憶内容を読み出し
て、図16の自船航跡CR1における自船位置10aよ
り後方側の水底断面の図形を表示するようにした構成
(以下、第8従来技術という)が周知である。
【0073】図19において、水深測定部分30は、魚
群探知装置で構成してあり、内部に設けた音波の送信部
分(図示せず)からの送信信号を自船の船底などに設け
た送受波器35から水中に送波して、魚群・水底などか
ら得られる反射波を送受波器35で受波して得られる受
信信号を所要の信号強度に増幅する増幅部分(図示せ
ず)により増幅した信号を水深情報処理部分・表示処理
部分(図示せず)によって処理することにより、図19
の表示画面31のように、魚群と水底の画像とをもつ魚
群探知表示画像31aを表示し得るように構成したもの
である。
【0074】そして、魚群探知表示画像31aの現在水
深31aの部分に相当する水深のデータが現在の水深3
0aとして、図18の入出力ポート71Aを介して、そ
の水深30aが得られた自船位置10aと対応させて水
深データ用メモリ77に記憶するように構成してある。
【0075】なお、この構成における水深測定部分3
0、すなわち、魚群探知装置の設定操作部分32には、
魚群探知と水深測定とに必要な各操作部分が設けてある
ことは言うまでもない。
【0076】したがって、自船位置10aのデータを、
所定の時間ごとに、または、所定の距離ごとに取り込ん
で、自船航跡CR1を作成するように構成するととも
に、その自船位置10aごとに水深30aのデータを取
り込んで、水深データ用メモリ77に記憶することによ
り、魚群探知表示画像31aにおける水底の画像を折れ
状の図形に形成した上記の水底断面の図形を表示し得る
ものである。
【0077】なお、この水底断面を表示する構成の場合
には、図15・図17の設定操作部分60の適宜の箇所
に水底断面を表示させるための操作箇所を設けるか、ま
たは、適宜のメニュー画面の中に水底断面を表示させる
ための選択操作箇所を設けるように構成している。
【0078】また、上記の図19の第8従来技術の構成
における水深測定部分30を、魚群探知装置に代えて、
音響測深装置を設ける構成(以下、第9従来技術とい
う)も周知である。
【0079】そして、音響測深装置は、例えば、上記の
魚群探知画像31aを表示せずに、上記の現在水深31
aを現在の水深30aとしてのみ出力するように構成
し、また、必要に応じて、水深30aを文字表示する表
示部分を設けるように構成したものである。
【0080】こうした音響測深装置のうちの送受波器3
5とそれに付属する部分を除いた部分を航行関連情報表
示部分20の内部に設けた構成(以下、第10従来技術
という)も周知である。
【0081】さらに、図20・図21のように、図19
の構成における水深測定部分30、例えば、魚群探知装
置による水深測定部分と、航行関連情報表示部分20と
を1体にした構成(以下、第11従来技術という)の構
成が周知である。
【0082】図20において、航行関連情報表示部分+
水深測定部分(20+30)は、図19の魚群探知装置
による水深測定部分30と、航行関連情報表示部分20
とを1体にした部分である。
【0083】また、設定操作部分(60+32)は図1
9の設定操作部分60と設定操作部分32とを1体にし
たものであって、設定操作部分(60+32)の操作に
より、表示画面(81+31)に、図20のように、図
16のような航行関連情報表示画像と図19のような魚
群探知表示画像とを並列に表示したり、航行関連情報表
示画像のみを表示したり、魚群探知表示画像のみを表示
したりするように構成したものである。
【0084】なお、設定操作部分(60+32)は、図
21のように、ケーブル接続による遠隔操作型、また
は、赤外線通信などの無線通信による遠隔操作型に構成
してあるが、図15または図17の構成による設定操作
部分60に魚群探知を行うために必要な操作箇所を設け
て構成してある。
【0085】図21において、図15・図17の各キー
に付された文字記号と同一または類似の文字記号が付さ
れているキーは、図10・図12の各キーに付された文
字記号と同一または類似の画像表示を行わせるための操
作キーである。
【0086】「感度」キーは魚群探知の受信感度を増減
するための操作キー、「測深範囲」キーは魚群・水底を
探知する範囲を設定するための操作キー、「プロッタ」
キーは図16のような航行関連情報表示画像のみを選択
して表示するための操作キー、「魚探」キーは図19の
ような魚群探知表示画像のみを選択して表示するための
操作キーである。
【0087】また、「プ/魚」キーは図16のような航
行関連情報表示画像と図19のような魚群探知表示画像
とを並列に表示するための操作キーである。「グラフ」
キーは、水温グラフと水底グラフとのいずれかを選択し
て表示するためのキーであって、「グラフ」キーを操作
して、水温グラフを選択したときは、送受波器35に付
設した水温検出器(図示せず)により検出した水温を折
れ線グラフ状にして表示し、水底グラフを選択したとき
は、上記の第8従来技術の構成における水底断面と同様
の折れ線グラフ状の水底断面を表示する。
【0088】
【発明が解決しようとする課題】〔第1の課題〕上記の
第8従来技術・第11従来技術の構成によれば、自船位
置10aより後方の水底断面の図形を表示することによ
り、目的とする水深30aの位置を知ることができる。
【0089】そして、自船航跡CR1の航跡データを航
跡データ用メモリ74に記憶する際に、航跡データとす
る自船位置10aのデータと水深30aのデータとを対
応させて水深データ用メモリ77に記憶しておき、この
記憶内容にもとづいて過去航跡CR2を表示すれば、次
回の航行時に、その過去航跡CR2をたどることによっ
て、自船位置10aよりも前方の水深状況や、目的とす
る水深30aの海域に到達するまでの距離などを知るこ
とができる。
【0090】しかし、こうした構成では、過去航跡CR
2の無い海域を航行する場合には、自船位置10aより
も前方の水深状況や、目的とする水深30aの海域に到
達するまでの距離などを知ることができないという不都
合がある。
【0091】〔第2の課題〕上記の第1従来技術〜第1
1従来技術の構成では、地図データ用メモリ75または
外部記憶部分90に記憶されている地図データにより等
深度線Ldが表示されるので、自船が航行する海域、ま
たは、目的とする水深の海域を知ることができる。
【0092】さらに、地図データには含まれていない
が、自船として必要な深度、例えば、漁場とする海域の
深度などの等深度線があれば、至極、便利である。そし
て、地図データの等深度線Ldは、公的な機関が、海域
を細かい升目状に仕切った各地点の水深を測定した水深
データを作り、等深度の地点を結んで作成したものなの
で、自船で同様の作業を行えば、所要の等深度を作るこ
とができる。
【0093】しかし、こうした等深度線の作り方では、
そのための大かがり作業が必要であり、相当の投資など
を必要とするという不都合がある。このため、こうした
不都合のない航法装置の提供が望まれているという課題
がある。
【0094】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の〔第
1の課題〕に対しては、上記のような自船位置を含む自
船航跡と、現在の自船の進行方向または船首方向と、複
数の等深度線とを含む航行関連情報の画像を表示画面上
に表示し得るようにした航法装置において、
【0095】上記の複数の等深度線を表示するための各
地点に対応する各水深データにもとづいて、上記の進行
方向または船首方向における前方側の水底断面の画像を
上記の表示画面上に表示する水底断面表示手段を設ける
第1の構成と、
【0096】この第1の構成において、所定の操作を行
ったときのみ、上記の航行関連情報の画像の一部分を上
記の水底断面の画像に変更し、または、上記の航法関連
情報の画像の全体に代えて上記の水底断面の画像を表示
するようにした第2の構成と、
【0097】上記の第1の構成・第2の構成において、
上記の自船位置から所定の距離の範囲にわたる上記の水
底断面の画像を表示するようにした第3の構成と、
【0098】上記の第1の構成〜第3の構成において、
上記の位置測定部分を衛星電波航法装置または補正衛星
電波航法装置で構成した第4の構成と、
【0099】上記の第1の構成〜第3の構成において、
上記の各水深データとして、予め記憶した地図データに
含まれる上記の等深度線による各水深データと、水深測
定部分により得られた各水深データとを用いるようにし
た第5の構成と、
【0100】上記の第5の構成において、上記の位置測
定部分を衛星電波航法装置または補正衛星電波航法装置
で構成するとともに、上記の水深測定部分を魚群探知装
置で構成した第6の構成とにより解決したものである。
【0101】また、上記の〔第2の課題〕に対しては、
上記のような位置測定部分により得られる自船位置の位
置測定データと、水深測定部分により得られる上記の自
船位置に対応する水深値の水深測定データとにもとづい
て、等深度線を含む航行関連情報の画像を表示画面上に
表示し得るようにした航法装置において、
【0102】上記の等深度線を作成するための所定の水
深値を設定するとともに、上記の所定の水深値に対応す
る所定水深位置値を記憶する第1の記憶部分を設けて、
上記の水深測定データが上記の所定の水深値になった時
点の上記の位置測定データの位置値を上記の所定水深位
置値として上記の第1の記憶部分に記憶する所定水深位
置値記憶手段と、
【0103】上記の第1の記憶部分に記憶した上記の所
定水深位置値の地点の間を結ぶ線分を作成するための線
分作成データを第2の記憶部分に記憶する線分記憶手段
と、上記の第1の記憶部分と上記の第2の記憶部分との
各記憶内容を読み出して得られる各データにもとづいて
上記の等深度線を上記の表示画面上に表示する等深度線
表示手段とを設ける第7の構成と、
【0104】この第7の構成において、上記の所定の水
深値を、予め記憶した地図データに含まれる等深度線、
すなわち、地図等深度線の水深値とは異なる水深値に設
定して上記の等深度線を作成するとともに、上記の等深
度線と上記の地図等深度線とを併合して表示する併合表
示手段を追加した第8の構成と、
【0105】上記の第7の構成・第8の構成において、
上記の所定の水深値を複数の所定の水深値にして設定す
るとともに、上記の第1の記憶部分と、上記の第2の記
憶部分とに上記の複数の所定の水深値に対応する記憶部
分を設けることにより、複数の上記の等深度線を上記の
表示画面上に表示するようにした第9の構成と、
【0106】上記の第7の構成〜第9の構成において、
上記の地点を表示する図形または上記の線分を指定し
て、上記の線分作成データの記憶を消去し、または、上
記の線分作成データの記憶を追加する線分消去追加手段
を追加した第10の構成と、
【0107】上記の第7の構成〜第10の構成におい
て、上記の位置測定部分を衛星電波航法装置または補正
電波航法装置で構成するとともに、上記の水深測定部分
を魚群探知装置で構成した第11の構成と、
【0108】位置測定部分により得られる自船位置の位
置測定データと、水深測定部分により得られる上記の自
船位置に対応する水深値の水深測定データとにもとづい
て、等深度線を含む航行関連情報の画像を表示画面上に
表示し得るようにした航法装置において、
【0109】上記の等深度線を作成するための所定の水
深値を設定するとともに、上記の所定の水深値に対応す
る所定水深位置値を記憶する第1の記憶部分を設けて、
上記の水深測定データが上記の所定の水深値になった時
点の上記の位置測定データの位置値を上記の所定水深位
置値として上記の第1の記憶部分に記憶する所定水深位
置値記憶手段と、
【0110】上記の第1の記憶部分に記憶した所定水深
位置値の地点の間が所定の距離値以下のもののみの間を
結ぶ線分を作成する線分作成データを第2の記憶部分に
記憶する線分記憶手段と、
【0111】上記の第1の記憶部分と上記の第2の記憶
部分との各記憶内容を読み出して得られる各データにも
とづいて上記の等深度線を上記の表示画面上に表示する
等深度線表示手段とを設ける第12の構成と、
【0112】この第12の構成において、上記の線分で
連結された地点を表示する図形を小さい図形で表示する
とともに、上記の線分で連結されていない地点を表示す
る図形を大きい図形で表示するようにした第13の構成
と、
【0113】上記の第12の構成・第13の構成におい
て、上記の線分で連結された地点を表示する図形を定常
の輝度で表示するとともに、上記の線分で連結されてい
ない地点を表示する図形を定常の輝度よりも明るい輝度
または明滅させて表示するようにした第14の構成と、
【0114】上記の第12の構成〜第14の構成におい
て、上記の所定の水深値を、予め記憶した地図データに
含まれる等深度線、すなわち、地図等深度線の水深値と
は異なる水深値に設定して上記の等深度線を作成すると
ともに、上記の等深度線と上記の地図等深度線とを併合
して表示する併合表示手段を追加した第15の構成と、
【0115】上記の第12の構成〜第15の構成におい
て、上記の所定の水深値を複数の所定の水深値にして設
定するとともに、上記の第1の記憶部分と、上記の第2
の記憶部分とに上記の複数の所定の水深値に対応する記
憶部分を設けることにより、複数の上記の等深度線を上
記の表示画面上に表示するようにした第16の構成と、
【0116】上記の第12の構成〜第16の構成におい
て、上記の地点を表示する図形または上記の線分を指定
して、上記の線分作成データの記憶を消去し、または、
上記の線分作成データの記憶を追加する線分消去追加手
段を追加した第17の構成と、
【0117】上記の第12の構成〜第17の構成におい
て、上記の位置測定部分を衛星電波航法装置または補正
衛星電波航法装置で構成するとともに、上記の水深測定
部分を魚群探知装置で構成した第18の構成とにより解
決したものである。
【0118】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、上
記の第1従来技術〜第11従来技術の構成に、この発明
を適用した実施例を説明する。
【0119】
【実施例】〔第1実施例〕以下、図1〜図3により第1
実施例を説明する。この第1実施例は、図13〜図17
により説明した第1従来技術〜第6従来技術の構成に、
上記の第1の構成〜第4の構成における船首方向を用い
る部分を除外した構成を適用して構成したものであり、
上記の第1従来技術〜第6従来技術の構成と異なる箇所
は次の箇所である。なお、図2における過去航跡CR2
の表示は無いものとする。
【0120】第1には、地図データ用メモリ75または
外部記憶部分90に記憶された地図データに含まれてい
る複数の等深度線、例えば、図2の等深度線Ld1〜L
d4を表示するための各地点に対応する各水深データに
もとづいて、現在進行方向10cにおける前方側の水底
断面画像、例えば、図2の前方水底断面画像82Yを表
示画面81上に表示するようにした箇所である。
【0121】第2には、設定操作部分60に前方水底断
面を表示するための操作部分、例えば、図15・図17
に点線で示した「前方水底」キー69Xにより前方水底
断面を表示する操作を行ったときのみ、図2の表示画面
81における航行関連情報画像82Xの一部分を前方水
底断面画像82Yに変更し、または、上記の航法関連情
報画像82Xの全体に代えて上記の前方水底断面画像8
2Yを拡大した画像を表示するようにした箇所である。
【0122】第3には、前方水底断面画像82Yを自船
位置10aから所定の距離の範囲、例えば、図2の前方
水底断面画像82Yの0〜1.0kmの範囲にわたる部
分の画像を表示するようにした箇所である。
【0123】第4には、位置測定部分10を、衛星電波
航法装置、例えば、GPS電波航法装置、または、補正
衛星電波航法装置、すなわち、DGPS電波航法または
WAAS衛星電波航法で構成した箇所である。
【0124】つまり、この第1実施例の構成は、概括的
には、第1には、自船位置10aを含む自船航跡CR1
と、現在の自船の進行方向、例えば、現在進行方向10
cと、複数の等深度線、例えば、地図データに含まれる
等深度線Ld1〜Ld4とを含む航行関連情報の画像、
例えば、航行関連情報画像82Xを表示画面81上に表
示し得るようにした航法装置100において、
【0125】上記の複数の等深度線、例えば、等深度線
Ld1〜Ld4を表示するための各地点に対応する各水
深データにもとづいて、上記の進行方向10cにおける
前方側の水底断面の画像、例えば、前方水底断面画像8
2Yを上記の表示画面81上に表示する水底断面表示手
段を設けた上記の第1の構成を構成しているものであ
る。
【0126】また、第2には、上記の第1の構成におい
て、所定の操作を行ったときのみ、例えば、「前方水
底」キー69Xにより前方水底断面を表示する操作を行
ったときのみ、上記の航行関連情報の画像、例えば、航
行関連情報画像82Xの一部分を上記の水底断面の画
像、例えば、前方水底断面画像82Yに変更し、また
は、上記の航法関連情報の画像、例えば、航行関連情報
画像82Xの全体に代えて上記の水底断面の画像、例え
ば、前方水底断面画像82Yを拡大した画像を表示する
ようにした上記の第2の構成を構成しているものであ
る。
【0127】さらに、第3には、上記の第1の構成・第
2の構成において、上記の自船位置10aから所定の距
離の範囲にわたる上記の水底断面の画像、例えば、前方
水底断面画像82Yの0〜1.0kmの範囲にわたる部
分の画像を表示するようにした上記の第3の構成を構成
しているものである。
【0128】また、第4には、上記の第1の構成〜第3
の構成において、上記の位置測定部分10を、衛星電波
航法装置、例えば、GPS電波航法装置、または、補正
衛星電波航法装置、すなわち、DGPS電波航法または
WAAS衛星電波航法で構成した上記の第4の構成を構
成しているものである。
【0129】そして、具体的には、図3の制御処理フロ
ーからステップSP1・ステップSP11の部分を除去
した制御処理フローのプログラムを図1の構成における
処理用メモリ72に予め記憶しておくことにより、上記
の各構成による表示を行えるように構成したものであ
る。
【0130】なお、この制御処理フローは航行情報処理
部分70における全体の制御処理を行うためのメイン制
御処理ルーチンのサブルーチンとして構成してあり、メ
イン制御処理ルーチンから、例えば、1秒ごとに、この
制御処理フローに移行してくるように構成してある。
【0131】〔制御処理フローの説明〕以下、図3の制
御処理フローからステップSP1・ステップSP11の
部分を除去した制御処理フローについて説明する。した
がって、ここでの制御処理フローはステップSP2から
開始することになる。
【0132】◆ステップSP2では、位置測定部分1
0、例えば、衛星電波航法装置から与えられている現在
進行方向10cのデータ、例えば、図2の現在進行方向
12°15′を取り込んで次のステップSP3に移行す
る。
【0133】ここで、この第1実施例のように、衛星電
波航法装置または補正衛星電波航法装置のみの場合に
は、自船速度10bが所定の速度以下、例えば、5ノッ
ト以下の場合には、現在進行方向10cのデータが出力
されないように構成してあるので、自船速度10bが所
定の速度を超過していて、現在進行方向10cのデータ
が得られている場合にだけ、次のステップSP3に移行
することになる。
【0134】◆ステップSP3では、「前方水底」キー
69Xにより前方水底断面を表示する操作を行った信
号、すなわち、前方水底断面表示信号があるか否かを判
別する。前方水底断面表示信号があるときは次のステッ
プSP4に移行し、そうでないときはメイン制御処理ル
ーチンの所定のステップ箇所に戻る。
【0135】◆ステップSP4では、地図データ用メモ
リ75に記憶されている地図データと現在進行方向10
cとにもとづいて、図2の各等深度線Ld1〜Ld5・
海岸線M1と現在進行方向10cとが交差する点の位置
P21〜P26のデータを演算処理して、作業用メモリ
73に取り込んで記憶した後に、次のステップSP5に
移行する。
【0136】◆ステップSP5では、自船位置10aと
位置P21〜P26のデータにもとづいて自船位置10
aから位置P21〜P26までの各距離を演算すること
により、この各距離のデータと各等深度線Ld1〜Ld
5の深度値のデータ、すなわち、水深データとにもとづ
いて、例えば、図2の前方水底断面画像82Yのよう
に、水底形状を折れ線状画像で表示するための画像デー
タを作成処理する。
【0137】ここで、前方水底断面画像82Yの自船位
置10a、すなわち、距離(km)が0の箇所から分か
るように、自船位置10aの前後の深度(m)と距離
(km)の値から比例配分などによって自船位置10a
の水深、すなわち、現在水深46mを演算処理して、例
えば、図2のように、表示画面81の右下欄のように表
示することができる。
【0138】さらに、その画像データを、作業用メモリ
73に取り込んで記憶するとともに、表示処理部分80
に与えて、図2の水底断面表示部分81Aに前方水底断
面画像82Yを表示した後に、次のステップSP6に移
行する。
【0139】なお、上記のステップSP4とこのステッ
プSP5とにおけるデータの記憶は、図2に点線で示し
たように、前方水底データ用メモリ78を設けて記憶す
るようにしてもよい。
【0140】また、水底断面表示部分81Aは、自船進
行方向10cの表示領域の画像表示が阻害されないよう
な位置に適宜に移動させて表示するように表示処理部分
80で表示処理するように構成する。
【0141】さらに、必要に応じて、航行関連表示画面
82Xに代えて前方水底断面画像82Yを表示し、また
は、こうした表示と、図2のように、適宜の隅部に水底
断面表示部分81Aを設けて表示する表示とを、例え
ば、「前方水底」キー69Xの操作により表示されるメ
ニュー画面によって選択するように構成してもよい。
【0142】また、必要に応じて、前方水底断面画像8
2Yを、自船位置10aから所定の距離の範囲、例え
ば、0〜1.0kmの範囲にわたる部分の画像を表示す
るように、予め設定しておくように構成し、または、メ
ニュー画面によって選択するように構成する。
【0143】◆ステップSP6では、「前方水底」キー
69Xまたは適宜の操作キーにより前方水底断面を表示
を消去する信号、すなわち、前方水底断面消去信号があ
るか否かを判別する。前方水底断面消去信号があるとき
は次のステップSP7に移行し、そうでないときはステ
ップSP2に戻る。なお、この第1実施例では、ステッ
プSP1を設けないことになっているので、ステップS
P6からステップSP2に戻ることになるものである。
【0144】◆ステップSP7では、前方水底断面画像
82Yを消去した後に、メイン制御処理ルーチンの所定
のステップ箇所に戻る。つまり、表示画面81には、水
底断面表示部分81Aによって隠されいた航行関連情報
表示画像82Xの部分が表示されることになる。
【0145】したがって、この第1実施例の構成によれ
ば、所定の操作、例えば、「前方水底」キー69Xによ
る操作を行ったときには、過去航跡CR2をたどるよう
な航行状態の場合でなくとも、自船位置10aよりも前
方の水深状況や、目的とする水深30aの海域に到達す
るまでの距離などを知ることができるとう特長が得られ
るので、上記の〔第1の課題〕が解決されたことにな
る。
【0146】〔第2実施例〕以下、図1〜図3により第
2実施例を説明する。この第2実施例の構成が上記の第
1実施例の構成と異なる箇所は次の箇所である。
【0147】第1には、上記の第7従来技術の構成と同
様に、船首方位測定部分15、例えば、ジャイロコンパ
スまたは磁気コンパスを設けておき、所定の自船速度1
0b、例えば、5ノット以下のときには、船首方位測定
部分15により得られる船首方向15aを用いて前方水
底断面画像82Yを表示し、所定の自船速度10b、例
えば、5ノットを超えるときには、位置測定部分10、
例えば、衛星電波航法装置または補正衛星電波航法装置
により得られる自船進行方向10cを用いて前方水底断
面画像82Yを表示するように構成した箇所である。
【0148】第2には、上記の表示を行わせるために、
図3の制御処理フローの全体のプログラムを図1の構成
における処理用メモリ72に予め記憶しておくように構
成した箇所である。
【0149】なお、この制御処理フローは、上記の第1
実施例の場合と同様のサブルーチンとして構成してあ
り、メイン制御処理ルーチンから、例えば、1秒ごと
に、この制御処理フローに移行してくるように構成して
ある。
【0150】〔制御処理フローの説明〕以下、図3の制
御処理フローについて説明する。 ◆ステップSP1では、所定の自船速度10b、例え
ば、5ノット以下であるか否かを判別する。所定の自船
速度10b以下のときはステップSP11に移行し、そ
うでないときは次のステップSP2に移行する。
【0151】◆ステップSP2では、上記の第1実施例
の場合と同様の制御処理を行ってステップSP3に移行
する。なお、ここでは、所定の自船速度10bを超えて
いるので、自船進行方向10cが得られていることにな
る。
【0152】◆ステップSP11では、船首方位測定部
分15、例えば、ジャイロコンパスまたは磁気コンパス
から与えられている船首方向15aのデータ、例えば、
図2の船首方向12°15′を取り込んでステップSP
3に移行する。なお、自船進行方向10cと船首方向1
5aとの値は、実際には、異なる値になるが、ここで
は、図面の都合上、同一の値にしてある。
【0153】◆ステップSP3〜ステップSP7では、
上記の第1実施例の場合と同様の制御処理を行うが、ス
テップSP11を経由してきた場合には、ステップSP
4・ステップSP5での演算処理を、自船進行方向10
cのデータに代えて、船首方向15aのデータを用いて
行うように構成してある。
【0154】つまり、この第2実施例の構成は、概括的
には、第1には、上記の第1実施例における第1の構成
に代えて、自船位置を含む自船航跡と、現在の自船の進
行方向または船首方向と、複数の等深度線とを含む航行
関連情報の画像を表示画面上に表示し得るようにした航
法装置において、
【0155】上記の複数の等深度線を表示するための各
地点に対応する各水深データにもとづいて、上記の進行
方向または船首方向における前方側の水底断面の画像を
上記の表示画面上に表示する水底断面表示手段を設ける
第1の構成と、
【0156】自船位置10aを含む自船航跡CR1と、
現在の自船の進行方向、例えば、現在進行方向10c、
または、船首方向15aと、複数の等深度線、例えば、
地図データに含まれる等深度線Ld1〜Ld4とを含む
航行関連情報の画像、例えば、航行関連情報画像82X
を表示画面81上に表示し得るようにした航法装置10
0において、
【0157】上記の複数の等深度線、例えば、等深度線
Ld1〜Ld4を表示するための各地点に対応する各水
深データにもとづいて、上記の進行方向10cまたは上
記の船首方向15aにおける前方側の水底断面の画像、
例えば、前方水底断面画像82Yを上記の表示画面81
上に表示する水底断面表示手段を設けた上記の第1の構
成を構成していることになるものである。
【0158】また、第2には、上記の第1実施例と同様
に、上記の第2の構成〜第4の構成を構成していること
になるものである。そして、これらの第1構成〜第4の
構成によれば、上記の第1実施例の場合の特長と同様の
特長が得られるので、上記の〔第1の課題〕が解決され
たことになる。
【0159】〔第3実施例〕以下、図2・図4・図5に
より第3実施例を説明する。この第3実施例は、図18
〜図21により説明した第7従来技術〜第11従来技術
の構成に、上記の第1の構成〜第6の構成における船首
方向を用いる部分を除外した構成を適用して構成したも
のであり、上記の第1実施例の構成と異なる箇所は次の
箇所である。なお、図2における過去航跡CR2は表示
されているものとする。
【0160】第1には、地図データ用メモリ75または
外部記憶部分90に記憶された地図データに含まれてい
る複数の等深度線、例えば、図2の等深度線Ld1〜L
d4を表示するための各地点に対応する各水深データ
に、加えて、水深測定部分30、例えば、魚群探知装置
により得られた水深30aのデータを用いた各水深デー
タにもとづいて、現在進行方向10cにおける前方側の
水底断面画像、例えば、図2の前方水底断面画像82Y
を表示画面81上に表示するようにした箇所である。
【0161】第2には、上記の水深30aのデータとし
て、過去航跡CR2を航跡データ用メモリ74に記憶す
る際に、航跡データとする位置値のデータと水深30a
のデータとを対応させて水深データ用メモリ77に記憶
した水深データと、自船位置10aにおける水深30a
のデータ、すなわち、現在水深のデータとを用いるよう
に構成した箇所である。なお、単に、所定の地点に対し
て水深30aを測定した水深データが記憶されていると
きは、その水深データも含めるように構成するものであ
る。
【0162】そして、具体的には、図5の制御処理フロ
ーからステップSP1・ステップSP11の部分を除去
した制御処理フローのプログラムを図4の構成における
処理用メモリ72に予め記憶しておくことにより、上記
の各構成による表示を行えるように構成したものであ
る。
【0163】なお、この制御処理フローは上記の第1実
施例の場合と同様のサブルーチンとして構成してあり、
メイン制御処理ルーチンから、例えば、1秒ごとに、こ
の制御処理フローに移行してくるように構成してある。
【0164】〔制御処理フローの説明〕以下、図5の制
御処理フローからステップSP1・ステップSP11の
部分を除去した制御処理フローについて説明する。した
がって、ここでの制御処理フローはステップSP2から
開始することになる。
【0165】◆ステップSP2〜ステップSP4では、
第1実施例における図3のステップSP2〜ステップS
P4と同様の制御処理を行って次のステップSP5に移
行する。
【0166】なお、ステップSP3で判別する前方水底
断面消去信号は、例えば、図19の設定操作部分60ま
たは図21の設定操作部分(60+32)に、例えば、
第1実施例の場合と同様に設けた「前方水底」キー69
Xの操作にもとづいて前方水底断面消去信号を与えるよ
うに構成する。
【0167】◆ステップSP5では、上記の過去航跡C
R2の記憶に付随して、航跡データとする位置の位置デ
ータと水深30aのデータとを対応させて水深データ用
メモリ77に記憶した水深データと、自船位置10aに
おける水深30aのデータ、すなわち、現在水深のデー
タと、さらに、単に、所定の地点に対して水深30aを
測定した水深データとが、自船進行方向10cに対して
記憶されているか否かを判別する。自船進行方向10c
に対して水深データが記憶されているときは次のステッ
プSP6に移行し、そうでないときはステップSP7に
移行する。
【0168】◆ステップSP6では、上記の各水深デー
タとそれに対応する地点の位置のデータ、例えば、過去
航跡CR2と現在進行方向10cとが交差する地点の位
置値のデータ・水深データと、自船位置10aの水深デ
ータとを作業用メモリ73に取り込んで次のステップS
P7に移行する。
【0169】◆ステップSP7では、ステップSP5と
同様に、自船位置10aと位置P21〜P26の位置デ
ータにもとづいて自船位置10aから位置P21〜P2
6までの各距離を演算するほか、ステップSP6により
取り込んだ過去航跡CR2の位置P27があるときは、
その位置P27についても、同様に、距離を演算するこ
とにより、この各距離のデータと各等深度線Ld1〜L
d5と過去航跡CR2の位置P27との深度値のデー
タ、すなわち、水深データとにもとづいて、例えば、図
2の前方水底断面画像82Yに代えて、図5の〔要部表
示構成〕ような前方水底断面画像82Yを表示するため
の画像データを作成処理する。
【0170】さらに、その画像データを、作業用メモリ
73に取り込んで記憶するとともに、表示処理部分80
に与えて、図2の水底断面表示部分81Aに、図5の前
方水底断面画像82Yを表示した後に、次のステップS
P8に移行する。
【0171】ここで、図5の前方水底断面画像82Yが
図2の前方水底断面画像82Yと異なる箇所は、自船位
置10aの水深データが水深測定部分30により得られ
た水深30aによる水深データで表示され、また、自船
位置10aの現在水深データ46mと等深度線Ld4に
よる水深データ40mとの間に、過去航跡CR2の位置
P27の水深データ、例えば、43mのデータにもとづ
く箇所の図形が表示される箇所である。なお、等深度線
Ld5の水深データが、水深測定部分30で測定した水
深30aと異なるときは、水深30aの水深データによ
って表示するようにしてもよい。
【0172】また、上記のステップSP4・ステップS
P6・ステップSP7におけるデータの記憶は、第1実
施例の場合と同様に、図4に点線で示したように、前方
水底データ用メモリ78を設けて記憶するようにしても
よい。
【0173】◆ステップSP8・ステップSP9では、
図3による上記の第1実施例の場合におけるステップS
P6・ステップSP7での制御処理と同様の制御処理を
行うように構成してある。
【0174】つまり、この第3実施例の構成は、概括的
には、第1には、上記の第1実施例による第1の構成〜
第4の構成を構成していることになるものであり、さら
に、第2には、上記の第1実施例の構成による第1の構
成〜第3の構成において、上記の各水深データとして、
予め記憶した地図データ、例えば、地図データ用メモリ
75または外部記憶部分90に記憶されている地図デー
タに含まれる上記の等深度線、例えば、等深度線Ld1
〜Ld5による各水深データと、水深測定部分30によ
り得られた各水深データ、例えば、自船位置10aの水
深データ、すなわち、現在水深のデータと、過去航跡C
R2の記憶に付随して水深データ用メモリ77に記憶さ
れている水深データとを用いるようにした上記の第5の
構成を構成していることになるものである。
【0175】また、第3には、上記の第5の構成におい
て、上記の位置測定部分10を衛星電波航法装置または
補正衛星電波航法装置で構成するとともに、上記の水深
測定部分10を魚群探知装置で構成した上記の第6の構
成を構成していることになるものである。
【0176】そして、これらの第1の構成〜第6の構成
によれば、上記の第1実施例の場合の特長と同様の特長
が得られるので、上記の〔第1の課題〕が解決されたこ
とになる。
【0177】〔第4実施例〕以下、図2・図4・図5に
より第4実施例を説明する。この第4実施例の構成が上
記の第3実施例の構成と異なる箇所は次の箇所である。
【0178】第1には、上記の第2実施例の場合と同様
に、船首方位測定部分15、例えば、ジャイロコンパス
または磁気コンパスを設けておき、所定の自船速度10
b、例えば、5ノット以下のときには、船首方位測定部
分15により得られる船首方向15aを用いて前方水底
断面画像82Yを表示し、所定の自船速度10b、例え
ば、5ノットを超えるときには、位置測定部分10、例
えば、衛星電波航法装置または補正衛星電波航法装置に
より得られる自船進行方向10cを用いて前方水底断面
画像82Yを表示するように構成した箇所である。
【0179】第2には、上記の表示を行わせるために、
図5の制御処理フローの全体のプログラムを図4の構成
における処理用メモリ72に予め記憶しておくように構
成した箇所である。
【0180】なお、この制御処理フローは、上記の第1
実施例の場合と同様のサブルーチンとして構成してあ
り、メイン制御処理ルーチンから、例えば、1秒ごと
に、この制御処理フローに移行してくるように構成して
ある。
【0181】〔制御処理フローの説明〕以下、図5の制
御処理フローについて説明する。 ◆ステップSP1・ステップSP2・ステップSP11
では、上記の図3による第2実施例の場合と同様の制御
処理を行って、次のステップSP3に移行する。 ◆ステップSP3〜ステップSP9では、上記の第3実
施例の場合と同様の制御処理を行うように構成してあ
る。
【0182】つまり、この第4実施例の構成は、概括的
には、第1には、上記の第2実施例による第1の構成〜
第4の構成を構成していることになるものであり、さら
に、第2には、上記の第2実施例の構成による第1の構
成〜第3の構成において、上記の第3実施例による上記
の第5の構成・第6の構成を構成していることになるも
のである。
【0183】そして、これらの第1の構成〜第6の構成
によれば、上記の第1実施例の場合の特長と同様の特長
が得られるので、上記の〔第1の課題〕が解決されたこ
とになる。
【0184】〔第5実施例〕以下、図6〜図9により第
5実施例を説明する。この第5実施例の構成は、上記の
図18〜図21により説明した第7従来技術〜第11従
来技術の構成に、上記の第7の構成〜第11の構成を適
用して構成したものであり、上記の第7従来技術〜第1
1従来技術の構成と異なる箇所は次の箇所である。
【0185】第1には、新たな等深度線、すなわち、地
図データ用メモリ75に記憶されている地図データには
含まれている等深度線、すなわち、既製/等深度線、例
えば、図7の既製/等深度線Ld1・Ld5とは異なる
異なる水深の等深度線、例えば、図7の作成/等深度線
Ld11を作成するための所定の水深値、例えば、水深
20mの水深値を設定するとともに、。
【0186】これらの水深値のデータを記憶部分に記
憶、例えば、図6の設定水深データ用メモリ77Yに記
憶するように構成した箇所である。なお、地図データが
等深度線を含んでいない場合には、上記の水深値は希望
する適宜の水深値を設定することにになる。
【0187】第2には、設定した所定の水深値、例え
ば、水深20mが得られた位置、例えば、図7の所定水
深位置LP1の各位置値、すなわち、その位置において
位置測定部分10により得られる各自船位置10aのデ
ータを所定水深位置値のデータとして記憶部分に記憶、
例えば、図6の設定水深データ用メモリ77Yに、例え
ば、図8のようなテーブル状にして、記憶するように構
成した箇所である。
【0188】第3には、設定水深データ用メモリ77Y
に記憶されている所定水深位置値のデータ、例えば、緯
度・経度値(A1)〜(A6)を、所定水深位置LP1
の各位置値が所定の順序、例えば、経度値の小さい順序
にするように並べ変えて、例えば、図6の等深度線デー
タ用メモリ79の「位置データ」欄に相当する記憶部分
に、例えば、図8のようなテーブル状にして、記憶する
ように構成した箇所である。
【0189】第4には、等深度線データ用メモリ79に
所定水深位置値のデータの地点、すなわち、所定水深位
置LP1の各地点の間を結ぶ線分、例えば、図7の各連
結線分LL1を作成するための線分作成データ、例え
ば、「有」のデータを等深度線データ用メモリ79の
「線分」欄に相当する記憶部分に、例えば、図8のよう
なテーブル状にして、記憶するように構成した箇所であ
る。
【0190】第3には、等深度線データ用メモリ79の
「位置データ」欄に相当する記憶部分の記憶内容と、等
深度線データ用メモリ79の「線分」欄に相当する記憶
部分の記憶内容読み出して得られる各データを、表示処
理部分80に与えて表示処理することにより、作成/等
深度線Ld11を表示画面81上に表示するように構成
した箇所である。
【0191】第4には、上記の作成/等深度線Ld11
を表示する際に、地図データ用メモリ75または外部記
憶部分90に予め記憶した地図データに各既製/等深度
線Ld1・Ld5が含まれているときは、作成/等深度
線Ld11と各既製/等深度線Ld1・Ld5とを、表
示処理部分80に与えて表示処理することにより、これ
らの等深度線Ld11・Ld1・Ld5を表示画面81
上に併合して表示するように構成した箇所である。
【0192】第5には、表示画面81上に表示されてい
る各所定水深位置LP1〜LP3の地点を表示する図
形、例えば、○形の図形、または、線分、例えば、連結
線分LL1〜LL3を、例えば、カーソルCLX・CL
Yによる指定点CPを用いて指定して、上記の線分作成
データ、例えば、等深度線データ用メモリ79の「線
分」欄に記憶されている「有」のデータの記憶を消去
し、または、「有」のデータの記憶を追加し得るように
構成した箇所である。
【0193】第6には、所定の水深値を複数の所定の水
深値、例えば、水深20m・30m・40mの水深値を
設定するとともに、上記の等深度線データ用メモリ79
の「位置データ」欄に相当する記憶部分と、上記の等深
度線データ用メモリ79の「線分」欄に相当する記憶部
分とに、複数の所定の水深値、例えば、水深20m・3
0m・40mの水深値に対応する記憶部分を設けて、複
数の作成/等深度線Ld11・Ld12・Ld13など
を表示画面81上に表示し得るように構成した箇所であ
る。
【0194】つまり、この第5実施例の構成は、概括的
には、第1には、位置測定部分10により得られる自船
位置10aの位置測定データと、水深測定部分30によ
り得られる上記の自船位置10aに対応する水深値の水
深測定データ30aとにもとづいて、等深度線Ld11
を含む航行関連情報の画像を表示画面81上に表示し得
るようにした航法装置100において、
【0195】上記の等深度線Ld11を作成するための
所定の水深値、例えば、水深20mを設定するととも
に、上記の所定の水深値、例えば、水深20mに対応す
る所定水深位置値を記憶する第1の記憶部分、例えば、
等深度線データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当
する記憶部分を設けて、
【0196】上記の水深測定データ30aが上記の所定
の水深値、例えば、20mになった時点の上記の位置測
定データの位置値10aを上記の所定水深位置値、例え
ば、緯度経度値(A1)〜(A6)として上記の第1の
記憶部分、例えば、等深度線データ用メモリ79の「位
置データ」欄に相当する記憶部分に記憶する所定水深位
置値記憶手段と、
【0197】上記の第1の記憶部分、例えば、等深度線
データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当する記憶
部分に記憶した上記の所定水深位置値、例えば、緯度経
度値(A1)〜(A6)の地点の間を結ぶ線分、例え
ば、連結線分LL1を作成するための線分作成データ、
例えば、「有」のデータを第2の記憶部分、例えば、等
深度線データ用メモリ79の「線分」欄に相当する記憶
部分に記憶する線分記憶手段と、
【0198】上記の第1の記憶部分、例えば、等深度線
データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当する記憶
部分と、上記の第2の記憶部分、例えば、等深度線デー
タ用メモリ79の「線分」欄に相当する記憶部分との各
記憶内容を読み出して得られる各データにもとづいて上
記の等深度線、例えば、等深度線Ld11を上記の表示
画面81上に表示する等深度線表示手段とを設けた上記
の第7の構成を構成しているものである。
【0199】また、第2には、上記の第7の構成におい
て、上記の所定の水深値、例えば、水深値20mを、予
め記憶した地図データ、例えば、地図データ用メモリ7
5または外部記憶部分に記憶されている地図データに含
まれる等深度線、すなわち、地図等深度線、つまり、既
製/等深度線Ld1・Ld5の水深値、例えば、水深値
10m・50mとは異なる水深値に設定して上記の等深
度線、例えば、作成/深度線Ld11を作成するととも
に、上記の等深度線、例えば、作成/深度線Ld11と
上記の地図等深度線、例えば、既製/深度線Ld1・L
d5とを併合して表示する併合表示手段を追加した上記
の第8の構成を構成しているものである。
【0200】さらに、第3には、上記の第7の構成・第
8の構成において、上記の所定の水深値を複数の所定の
水深値、例えば、水深20m・30m・40mにして設
定するとともに、上記の第1の記憶部分、例えば、等深
度線データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当する
記憶部分と、上記の第2の記憶部分、例えば、等深度線
データ用メモリ79の「線分」欄に相当する記憶部分と
に、上記の複数の所定の水深値、例えば、水深20m・
30m・40mに対応する記憶部分を設けることによ
り、複数の上記の等深度線、例えば、作成/等深度線L
d11〜Ld13を上記の表示画面81上に表示するよ
うにした上記の第9の構成を構成しているものである。
【0201】また、第4には、上記の第7の構成〜第9
の構成において、上記の地点、例えば、各所定水深位置
LP1〜LP3を表示する図形、例えば、○形の図形、
または、上記の線分、例えば、連結線分LL1〜LL3
を指定して、上記の線分作成データ、例えば、「有」の
データの記憶を消去し、または、上記の線分作成デー
タ、例えば、「有」のデータの記憶を追加する線分消去
追加手段を追加した上記の第10の構成を構成している
ものである。
【0202】さらに、第5には、上記の第7の構成〜第
10の構成において、上記の位置測定部分10を衛星電
波航法装置または補正電波航法装置で構成するととも
に、上記の水深測定部分30を魚群探知装置で構成した
上記の第11の構成を構成しているものである。
【0203】そして、具体的には、図9の制御処理フロ
ーのプログラムを図6の処理用メモリ72に予め記憶し
ておくことにより、上記の各構成による表示を行えるよ
うに構成したものである。
【0204】なお、この制御処理フローは図6の航行情
報処理部分70における全体の制御処理を行うためのメ
イン制御処理ルーチンのザブルーチンとして構成してあ
り、メイン制御処理ルーチンから、例えば、1秒ごと
に、この制御処理フローに移行してくるように構成して
ある。
【0205】〔制御処理フローの説明〕以下、図9の制
御処理フローについて説明する。なお、ここでは、所定
の水深値を20m・30m・40mとして、作成/等深
度線Ld11・Ld12・Ld13を作成して表示する
ための制御処理を行うものとする。
【0206】◆ステップSP1では、作成/等深度線の
深度設定、すなわち、所定の水深値が設定済みであるか
否かを判別する。設定済みであるときはステップSP3
に移行し、そうでないときは次のステップSP2に移行
する。
【0207】ここで、例えば、水深値の設定は、最初に
水深値20mを設定した後に、他の水深値30m・40
mを設定することもあるので、その設定の都度、設定入
力があるか否かを判別する。
【0208】また、設定入力は、設定操作部分60に設
けた等深度線を作成するための操作部分、例えば、図2
1の設定操作部分(60+32)に点線で示した「等深
度線」キー69Yを操作して、作成/等深度線の条件を
設定するためのメニュー画面を表示させ、所要の水深
値、例えば、水深値20m・30m・40mを設定する
信号を水深値設定信号入力し、この水深値設定信号が作
業用メモリ73に記憶されているか否かによって上記の
判別を行うように構成する。
【0209】◆ステップSP2では、上記の水深値設定
信号を取り込んで、例えば、図8のように、設定水深デ
ータ用メモリ77Yと等深度線データ用メモリ79と
に、例えば、所定の水深値20m・30m・40mを記
憶する。
【0210】そして、記憶した各水深値20m・30m
・40mごとに、その水深値が得られたときの自船位置
10aの位置データを各所定水深位置LP1・LP2・
LP3のデータ、例えば、緯度経度値(A1)〜(A
6)・緯度経度値(B1)〜(B7)……としてテーブ
ル状にして記憶するための「位置データ」欄に相当する
記憶部分を作る。
【0211】さらに、等深度線データ用メモリ79の
「位置データ」欄の各所定水深位置LP1・LP2・L
P3のデータに対応して、作成/等深度線Ld11・L
d12・Ld13の各線分に相当する各連結線LL1・
LL2・LL3を作成するための線分データ、例えば、
「有」をテーブル状にして記憶するための「線分」欄に
相当する記憶部分を作る。
【0212】◆ステップSP3では、現在の水深30a
のデータが、設定した所定の各水深値20m・30m・
40mのいずれかの水深値になったか否かを判別する。
そのいずれかの水深値になったときは次のステップSP
4に移行し、そうでないときはメイン制御処理ルーチン
の所定のステップ箇所に戻る。
【0213】ここでの判別値は、水深30aのデータが
設定水深データ用メモリ77Yに記憶されている所定の
水深値20m・30m・40mと比較して、所定の水深
値のデータのいずれかと一致しているか否かを判別す
る。
【0214】◆ステップSP4では、所定の水深値のデ
ータのいずれかと一致した時点、例えば、水深値20m
と一致した時点に得られた自船位置10aのデータ、す
なわち、緯度経度値、例えば、緯度経度値(A6)のデ
ータを所定水深位置値のデータとして、一旦、設定水深
データ用メモリ77Yの対応する水深値の欄、例えば、
図8の設定水深データ用メモリ77Yにおける水深値2
0mの「位置データ」欄に相当する記憶部分に記憶した
後に、次のステップSP5に移行する。
【0215】なお、ここでは、説明の都合上、緯度経度
値(A1)〜(A5)のデータは、前回までに、このス
テップSP4によって得られた所定水深位置値のデータ
とする。
【0216】◆ステップSP5では、一旦、設定水深デ
ータ用メモリ77Yの対応する水深値、例えば、水深値
20mの「位置データ」欄に相当する記憶部分に記憶し
た所定水深位置値、例えば、緯度経度値(A6)のデー
タを、既に等深度線データ用メモリ79の「位置デー
タ」欄に相当する記憶部分に記憶されている位置値のデ
ータと比較して、所定の順序、例えば、経度値が小さい
順序になるように、例えば、図8の等深度線データ用メ
モリ79における20mの「位置データ」欄のように、
記憶順序を入れ換えて記憶し直した後に、次のステップ
SP6に移行する。
【0217】◆ステップSP6では、線分データ、例え
ば、「有」を等深度線データ用メモリ79の「線分」欄
に記憶して、等深度線の線分を作成、例えば、連結線L
L1を作成するか否かの判別を行う。線分を作成すると
きは次のステップSP7に移行し、そうでないときはス
テップSP8に移行する。
【0218】ここでの判別は、単に、等深度線データ用
メモリ79の「位置データ」欄における先順の欄に相当
する記憶部分に所定水深位置値が記憶されているとき
は、線分データ、例えば、「有」を記憶するものとして
いる。
【0219】つまり、例えば、図8における等深度線デ
ータ用メモリ79の「位置データ」欄に緯度経度値(A
6)のデータを記憶したとすれば、緯度経度値(A6)
のデータの先順の欄には、緯度経度値(A4)が記憶さ
れているので、線分データを記憶すものとして判別す
る。
【0220】◆ステップSP7では、線分データを記憶
した後に、次のステップSP8に移行する。ここでの記
憶は、上記のステップSP6での例のように、緯度経度
値(A6)のデータの先順の欄に緯度経度値(A4)が
記憶されているときは、緯度経度値(A6)のデータに
対応する「線分」欄に相当する記憶部分に「有」のデー
タを記憶する。
【0221】◆ステップSP8では、作成/等深度線L
d11・Ld12・Ld13を表示するか否かを判別す
る。表示するときは次のステップSP9に移行し、そう
でないときはメイン制御処理ルーチンの所定のステップ
箇所に戻る。
【0222】ここでの判別は、例えば、図21の設定操
作部分(60+32)に点線で示した「等深度線」キー
69Yを操作して、作成/等深度線の条件を設定するた
めのメニュー画面を表示させ、「表示」を選択した信
号、すなわち、作成/等深度線表示信号が作業用メモリ
73に記憶されているか否かによって判別を行うように
構成する。
【0223】◆ステップSP9では、作成/等深度線の
表示に必要なデータ、例えば、図8における等深度線デ
ータ用メモリ79の「位置データ」欄と「線分」欄とに
記憶されているデータ読み出して表示処理部分80に与
えることにより、表示画面81上に作成/等深度線Ld
11・Ld12・Ld13のうちの等深度線データ用メ
モリ79に記憶されている部分を表示した後に、次のス
テップSP10に移行する。
【0224】◆ステップSP10では、作成/等深度線
Ld11・Ld12・Ld13のうちの所要の線分、例
えば、連結線分LL1のうちのいずれかを変更するか否
かを判別する。変更するときは次のステップSP11に
移行し、そうでないときはステップSP12に移行す
る。
【0225】ここでの判別は、例えば、図21の設定操
作部分(60+32)に点線で示した「等深度線」キー
69Yを操作して、作成/等深度線の条件を設定するた
めのメニュー画面を表示させ、「変更」を選択した信
号、すなわち、作成/等深度線変更信号が作業用メモリ
73に記憶されているか否かによって判別を行うように
構成する。
【0226】◆ステップSP11では、表示画面81上
に表示されている作成/等深度線Ld11・Ld12・
Ld13の線分、すなわち、連結線分LL1・LL2・
LL3のうちの任意のものを消去し、または、所定水深
位置LP1〜LP3のうちの任意の地点を結ぶ新たな線
分、すなわち、新たな連結線分を追加して、作成/等深
度線Ld11・Ld12・Ld13のうちの任意のもの
の線形を変更する手動変更操作を行う。
【0227】ここでの手動変更操作での「消去操作」
は、図7のカーソルCLX・CLYによる指定点CP
を、図21の「カーソル」キー62H・任意方向移動操
作部分68を操作することにより、線分を消去したい箇
所の所定水深位置LP1〜LP3の地点を表示する図
形、例えば、○形の図形、または、連結線分LL1〜L
L3の位置に一致させて指定する。
【0228】その状態で、図21の「消去」キー64F
を操作することにより、線分作成データ、例えば、等深
度線データ用メモリ79の「線分」欄に記憶されている
「有」のデータの記憶を消去して、その線分を消去す
る。
【0229】また、「追加操作」は、同様の操作によ
り、線分を追加したい箇所の所定水深位置LP1〜LP
3の地点を表示する図形、例えば、○形の図形を指定し
た状態で、図21の「設定」キー62Fを操作すること
により、上記の「有」のデータの記憶を追加して、新た
な線分を追加する。
【0230】つまり、具体的には、図7の〔線分変更構
成〕のように、作成/等深度線Ld11の連結線分LL
1Aを消去して、点線で示す連結線分LL1Bを新たな
線分として追加することにより、作成/等深度線Ld1
1の線形を実際の線形に一致させるために、上記の「消
去操作」と「追加操作」とを行えるようにしたものであ
る。
【0231】◆ステップSP12では、作成/等深度線
Ld11・Ld12・Ld13を消去するか否かを判別
する。消去するときは次のステップSP13に移行し、
そうでないときはメイン制御処理ルーチンの所定のステ
ップ箇所に戻る。
【0232】ここでの判別は、例えば、図21の「等深
度線」キー69Yを操作して、作成/等深度線の条件を
設定するためのメニュー画面を表示させ、「消去」を選
択した信号、すなわち、作成/等深度線消去信号が作業
用メモリ73に記憶されているか否かによって判別を行
うように構成する。 ◆ステップSP13では、作成/等深度線Ld11・L
d12・Ld13を消去した後に、メイン制御処理ルー
チンの所定のステップ箇所に戻る。
【0233】つまり、この第5実施例の構成によれば、
「等深度線」キー69Yを操作して表示させたメニュー
画面で、新たに作成したい等深度線Ld11・Ld12
・Ld13などの水深値20m・30m・40mなどを
設定しておき、自船が種々の航路を通って航行している
うちに、等深度線データ用メモリ79に所定深度位置L
P1・LP2・LP3の位置データと連結線分LL1・
LL2・LL3の線分作成データが蓄積記憶されて、等
深度線Ld11・Ld12・Ld13などが表示できる
ようになるという特長が得られる。したがって、新たな
等深度線を作るための特別に大かがり作業が不要になる
ため、上記の〔第2の課題〕が解決されたことになる。
【0234】〔第6実施例〕以下、図6・図10〜図1
2により第6実施例を説明する。この第6実施例の構成
が上記の第5実施例の構成と異なる箇所は次の箇所であ
る。
【0235】第1には、例えば、図11のように、等深
度線データ用メモリ79の所定水深20mの「位置デー
タ」欄に新たに記憶された地点の位置値、例えば、緯度
経度値(A8)に対して、隣接する所定水深20mの地
点の位置値、すなわち、先順と次順との欄に記憶された
位置値の間の距離値、例えば、緯度経度値(A8)と先
順側の緯度経度値(A1)との間の距離値と、緯度経度
値(A8)と次順側の緯度経度値(A6)との間の距離
値とが、所定水深20mの位置値の地点の間の距離値と
いうことになるが、これらの距離値を別個に判別して、
所定の距離値ds(図示せず)以下、例えば、0.5k
m以下になっている場合のみ、「有」を記憶するという
条件を設けるように変更した箇所である。
【0236】つまり、図11の場合には、緯度経度値
(A8)と先順側の緯度経度値(A1)との間の距離値
は所定の距離値dsを超えているので、緯度経度値(A
8)に対応する「線分」欄に相当する記憶部分は「空
白」、すなわち、線分無しの記憶状態にされるが、緯度
経度値(A8)と次順側の緯度経度値(A6)との間の
距離値は所定の距離値ds以下なので、緯度経度値(A
6)に対応する「線分」欄に相当する記憶部分は
「有」、すなわち、線分有りの記憶状態にされる。な
お、他の所定水深30m・40mの欄に相当する記憶部
分に対しても同様に処理されることは言うまでもない。
【0237】第2には、上記の条件による「有」の記憶
によって、図10のように、作成/等深度線Ld11・
Ld12・Ld13が、実線で示した連結線分LLXの
部分のみが表示され、点線で示した部分は表示されない
ように変更して構成した箇所である。
【0238】第3には、必要に応じて、図10のよう
に、線分で連結された地点、例えば、連結線分LLXで
連結された所定水深位置LPXの箇所を表示する図形を
小さい図形、例えば、小さい黒●の図形で表示するよう
に構成し、。
【0239】さらに、線分で連結されていない地点、例
えば、連結線分LLXで連結されていない所定水深位置
LPXの箇所を表示する図形を大きい図形、例えば、大
きい○の図形で表示するように構成して、上記の線分で
連結されていない地点に所定の水深値の地点が存在する
ことを注視し得るように構成した箇所である。
【0240】第4には、必要に応じて、線分で連結され
た地点、例えば、連結線分LLXで連結された所定水深
位置LPXの箇所を表示する図形、例えば、小さい黒●
の図形を定常の輝度で表示するように構成し、。
【0241】さらに、線分で連結されていない地点、例
えば、連結線分LLXで連結されていない所定水深位置
LPXの箇所を表示する図形、例えば、大きい○の図形
を定常の輝度よりも明るい輝度、例えば、定常の2倍の
輝度で表示し、または、明滅させて表示するように構成
して、上記の線分で連結されていない地点に所定の水深
値の地点が存在することを注視し得るように構成した箇
所である。
【0242】つまり、この第6実施例の構成は、概括的
には、第1には、位置測定部分10により得られる自船
位置10aの位置測定データと、水深測定部分30によ
り得られる上記の自船位置10aに対応する水深値の水
深測定データ30aとにもとづいて、等深度線Ld11
を含む航行関連情報の画像を表示画面81上に表示し得
るようにした航法装置100において、
【0243】上記の等深度線Ld11を作成するための
所定の水深値、例えば、水深20mを設定するととも
に、上記の所定の水深値、例えば、水深20mに対応す
る所定水深位置値を記憶する第1の記憶部分、例えば、
等深度線データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当
する記憶部分を設けて、
【0244】上記の水深測定データ30aが上記の所定
の水深値、例えば、20mになった時点の上記の位置測
定データの位置値10aを上記の所定水深位置値、例え
ば、緯度経度値(A1)〜(A6)として上記の第1の
記憶部分、例えば、等深度線データ用メモリ79の「位
置データ」欄に相当する記憶部分に記憶する所定水深位
置値記憶手段と、
【0245】上記の第1の記憶部分、例えば、等深度線
データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当する記憶
部分に記憶した上記の所定水深位置値、例えば、緯度経
度値(A1)〜(A6)の地点の間が所定の距離値以
下、例えば、0.5km以下ののもののみの間を結ぶ線
分、例えば、連結線分LLXを作成するための線分作成
データ、例えば、「有」のデータを第2の記憶部分、例
えば、等深度線データ用メモリ79の「線分」欄に相当
する記憶部分に記憶する線分記憶手段と、
【0246】上記の第1の記憶部分、例えば、等深度線
データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当する記憶
部分と、上記の第2の記憶部分、例えば、等深度線デー
タ用メモリ79の「線分」欄に相当する記憶部分との各
記憶内容を読み出して得られる各データにもとづいて上
記の等深度線、例えば、等深度線Ld11を上記の表示
画面81上に表示する等深度線表示手段とを設けた上記
の第12の構成を構成しているものである。
【0247】また、第2には、上記の第12の構成にお
いて、上記の線分で連結された地点、例えば、連結線分
LLXで連結された所定水深位置LPXの箇所を表示す
る図形を小さい図形、例えば、小さい黒●の図形で表示
するとともに、上記の線分で連結されていない地点、例
えば、連結線分LLXで連結されていない所定水深位置
LPXの箇所を表示する図形を大きい図形、例えば、大
きい○の図形で表示するようにした上記の第13の構成
を構成しているものである。
【0248】また、第3には、上記の第12の構成・第
13の構成において、上記の線分で連結された地点、例
えば、連結線分LLXで連結された所定水深位置LPX
の箇所を表示する図形、例えば、小さい黒●の図形を定
常の輝度で表示するとともに、上記の線分で連結されて
いない地点、例えば、連結線分LLXで連結されていな
い所定水深位置LPXの箇所を表示する図形、例えば、
大きい○の図形を定常の輝度よりも明るい輝度、例え
ば、定常の2倍の輝度で表示し、または、明滅させて表
示するようにした上記の第14の構成を構成しているも
のである。
【0249】さらに、第4には、上記の第12の構成〜
第14の構成において、上記の所定の水深値、例えば、
水深値20mを、予め記憶した地図データ、例えば、地
図データ用メモリ75または外部記憶部分に記憶されて
いる地図データに含まれる等深度線、すなわち、地図等
深度線、つまり、既製/等深度線Ld1・Ld5の水深
値、例えば、水深値10m・50mとは異なる水深値に
設定して上記の等深度線、例えば、作成/深度線Ld1
1を作成するとともに、上記の等深度線、例えば、作成
/深度線Ld11と上記の地図等深度線、例えば、既製
/深度線Ld1・Ld5とを併合して表示する併合表示
手段を追加した上記の第15の構成を構成しているもの
である。
【0250】また、第5には、上記の第12の構成〜第
15の構成において、上記の所定の水深値を複数の所定
の水深値、例えば、水深20m・30m・40mにして
設定するとともに、上記の第1の記憶部分、例えば、等
深度線データ用メモリ79の「位置データ」欄に相当す
る記憶部分と、上記の第2の記憶部分、例えば、等深度
線データ用メモリ79の「線分」欄に相当する記憶部分
とに、上記の複数の所定の水深値、例えば、水深20m
・30m・40mに対応する記憶部分を設けることによ
り、複数の上記の等深度線、例えば、作成/等深度線L
d11〜Ld13を上記の表示画面81上に表示するよ
うにした上記の第16の構成を構成しているものであ
る。
【0251】さらに、第6には、上記の第12の構成〜
第16の構成において、上記の地点、例えば、各所定水
深位置LP1〜LP3を表示する図形、例えば、○形の
図形、または、上記の線分、例えば、連結線分LL1〜
LL3を指定して、上記の線分作成データ、例えば、
「有」のデータの記憶を消去し、または、上記の線分作
成データ、例えば、「有」のデータの記憶を追加する線
分消去追加手段を追加した上記の第17の構成を構成し
ているものである。
【0252】また、第7には、上記の第12の構成〜第
17の構成において、上記の位置測定部分10を衛星電
波航法装置または補正電波航法装置で構成するととも
に、上記の水深測定部分30を魚群探知装置で構成した
上記の第18の構成を構成しているものである。
【0253】そして、具体的には、図12の制御処理フ
ローのプログラムを図6の処理用メモリ72に予め記憶
しておくことにより、上記の各構成による表示を行える
ように構成したものである。
【0254】なお、この制御処理フローは、図9の制御
処理フローと同様のザブルーチンとして構成してあり、
メイン制御処理ルーチンから、例えば、1秒ごとに、こ
の制御処理フローに移行してくるように構成してある。
【0255】〔制御処理フローの説明〕以下、図12の
制御処理フローについて説明する。なお、ここでは、所
定の水深値を20m・30m・40mとして、作成/等
深度線Ld11・Ld12・Ld13を作成して表示す
るための制御処理を行うものとする。
【0256】◆ステップSP1〜ステップSP5では、
図9の制御処理フローにおけるステップSP1〜ステッ
プSP5と同様の制御処理を行って、次のステップSP
6に移行する。
【0257】◆ステップSP6では、新たに等深度線デ
ータ用メモリ79の「位置データ」欄に取り込まれた所
定水深の位置値の地点と、その地点に隣接する同一の所
定水深の位置値の地点との間の距離値が所定の距離値d
s(図示せず)以下、例えば、0.5km以下になって
いるか否かを判別する。所定の距離値ds以下になって
いるときは次のステップSP7に移行し、そうでないと
きはステップSP8に移行する。
【0258】ここでの判別は、まず、所定の距離値ds
のデータを予め等深度線データ用メモリ79の「所定距
離値」欄に記憶しておき、例えば、所定水深20mの
「位置データ」欄の場合に、新たに取り込まれた地点の
位置値、例えば、緯度経度値(A8)と隣接する所定水
深20mの位置値、例えば、緯度経度値(A1)に対す
る距離値dm1(図示せず)と、緯度経度値(A6)に
対する距離値dm2(図示せず)、すなわち、隣接する
同一所定水深の位置値の地点の間の各距離値dm1・d
m2を演算処理して求める。
【0259】次に、この各距離値dm1・dm2のいず
れかが、所定の距離値ds以下になっているか否かによ
って判別する。なお、ここでは、緯度経度値(A8)の
地点と緯度経度値(A6)の地点との間の距離値dm2
のみが所定の距離値ds以下になっているものとする。
【0260】◆ステップSP7では、所定の距離値ds
以下になっている地点の間に線分を作成するための線分
作成データを所定の記憶部分に記憶した後に、次のステ
ップSP8に移行する。
【0261】ここでの記憶処理は、例えば、緯度経度値
(A8)の地点と緯度経度値(A6)の地点との間を連
結する線分、すなわち、連結線分LLXを表示するため
の線分作成データとして、等深度線データ用メモリ79
の「位置データ」欄の緯度経度値(A6)に対応する
「線分」欄に相当する記憶部分に「有」のデータを記憶
する制御処理を行う。
【0262】◆ステップSP8〜ステップSP13で
は、図9の制御処理フローにおけるステップSP8〜ス
テップSP13と同様の制御処理を行って、メイン制御
処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。
【0263】なお、この第6実施例におけるステップS
P11での「線分変更」は、具体的には、例えば、図1
0の〔線分変更構成〕のように、例えば、所定水深30
mの作成/等深度線Ld12における所定距離値dsを
超えている箇所、すなわち、点線で示した所定距離超過
の箇所を、実情から判断して、実線で示したように、新
たな連結線分LLYを表示させるように変更処理するよ
うに構成するものである。
【0264】つまり、この第6実施例の構成によれば、
上記の第5実施例の場合と同様に、「等深度線」キー6
9Yを操作して表示させたメニュー画面で、新たに作成
したい等深度線Ld11・Ld12・Ld13などの水
深値20m・30m・40mなどを設定しておき、自船
が種々の航路を通って航行しているうちに、等深度線デ
ータ用メモリ79に所定深度位置LPXの位置データと
連結線分LLXの線分作成データが蓄積記憶されて、等
深度線Ld11・Ld12・Ld13などが表示できる
ようになるという特長が得られる。したがって、新たな
等深度線を作るための特別に大かがり作業が不要になる
ため、上記の〔第2の課題〕が解決されたことになる。
【0265】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することを含むものである。 (1)図1・図4・図6の構成における処理用メモリ7
2以外のメモリ部分による記憶を、1つのメモリの中
に、これらのメモリ部分に対応させて区分した記憶領域
に記憶するように変更して構成する。
【0266】(2)図6の構成による第5実施例・第6
実施例の構成において、船首方位測定部分15を設けて
構成する。 (3)図6の構成による第5実施例・第6実施例の構成
において、船首方位測定部分15を除去して構成する。
【0267】(4)第3実施〜第6実施例の構成におけ
る設定操作部分60を表示画面81の下方側に配置して
構成する。 (5)上記(4)の構成において、設定操作部分60を
図17のような設定操作部分60に、図21の設定操作
部分(60+32)における魚群探知装置としての操作
に必要な操作部分と「等深度線」キー69Yとを追加し
て構成する。
【0268】(6)図4・図6の構成における水深30
aのデータに代えて、水深測定部分30の送受波器35
が設けられている水深、すなわち、水面から送受波器3
5までの深さの値を水深30aのデータに加算したデー
タを水深値のデータとして用いるように構成する。
【0269】
【発明の効果】この発明によれば、以上にように、所定
の操作を行ったときには、過去航跡をたどるような航行
状態の場合でなくとも、自船位置よりも前方の水深状況
や、目的とする水深の海域に到達するまでの距離などを
知ることができるとう特長が得られる。
【0270】また、所定の操作によって、新たに作成し
たい等深度線の水深値を設定しておくことにより、自船
が種々の航路を通って航行しているうちに、その等深度
線を作成するためのデータが蓄積記憶されて、目的とす
る等深度線が表示できるようになり、等深度線を作成す
るための大かがり作業が不要になるという特長が得られ
るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図12はこの発明の実施例を、また、図
13〜図21は従来技術を示し、各図の内容は次の通り
である。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部表示構成図
【図3】要部制御処理構成図
【図4】全体ブロック構成図
【図5】要部制御処理構成図
【図6】全体ブロック構成図
【図7】要部表示構成図
【図8】要部記憶構成図
【図9】要部制御処理構成図
【図10】要部表示構成図
【図11】要部記憶構成図
【図12】要部制御処理構成図
【図13】全体ブロック構成図
【図14】全体具体構成斜視図
【図15】要部具体構成正面図
【図16】要部表示構成図
【図17】要部具体構成正面図
【図18】全体ブロック構成図
【図19】全体具体構成斜視図
【図20】全体具体構成斜視図
【図21】要部具体構成正面図
【符号の説明】
10 位置測定部分 20 航行関連情報表示部分 10a 自船位置 10b 自船速度 10c 現在進行方向 15 船首方位測定部分 15a 船首方向 30 水深測定部分 30a 水深 31 表示画面 31d 現在水深 32 設定操作部分 35 送受波器 60 設定操作部分 60a 設定信号 61 画面選択操作部分 62 目的地等設定操作部分 62A 「メニュー」キー 62B 「目的地」キー 62C 「走錨」キー 62D 「取消」キー 62F 「決定」キー 62G 「航法切換」キー 62H 「カーソル」キー 62J 「復帰」キー 62X 目的地等設定操作部分 63 航跡設定操作部分 63X 航跡設定操作部分 63A 「航跡色」切換スイッチ 63B 航跡「記憶」キー 63C 航跡「呼出」キー 63D 航跡「接/断(ON/OFF)」キー 63E 航跡「消去」キー 64 マーク設定操作部分 64A 「マーク色」切換スイッチ 64B〜64E 「マーク」キー 64F 「マーク消去」キー 65 数値等設定操作部分 66 画面設定操作部分 66 画面設定操作部分 66A〜66C 「縮尺率」キー 66D 「拡大」キー」 66C 「中央」キー 66F 「縮小」キー 66X 画像設定操作部分 67 電源等設定操作部分 67B 「電源」キー 67C 「輝度」キー 68 任意方向移動操作部分 69 カーソル等設定操作部分 69X 「前方水底」キー 69Y 「等深度線」キー 70 航行情報処理部分 70A CPU 71A 入出力ポート 71B 入出力ポート 72 処理用メモリ 73 作業用メモリ 74 航跡データ用メモリ 75 地図用メモリ 76 時計回路 77 水深データ用メモリ 78 前方水底データ用メモリ 80 表示処理部分 80A CPU 81 表示画面 82 画像要素メモリ 82X 航行関連表示画像 82Y 水底断面画像 83 処理用メモリ 84 表示画面用メモリ 90 外部記憶部分 91 入出力ポート 100 航法装置 B1 距離幅 B1a 距離幅 CP 指定地点 CLX・CLY カーソル線 CR1 自船航跡 CR2 過去航跡 EV1・EV2 留意地点 JP1 目的地点 Ld 等深度線 L1〜L5 航路線 Ld1〜Ld5 等深度線 Ld11〜13 作成/等深度線 LX 緯度線 LY 経度線 M1 海岸線 P1〜P4 方向変更点 P21〜P26 交差位置 RT1 計画航跡 θ1 進路ずれ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八戸 広幸 山梨県北都留郡上野原町上野原3443−2 東山ヒル203 (72)発明者 武田 米弘 高知県高知市横浜新町1−801 (72)発明者 町田 運八 東京都世田谷区八幡山3−11−2 Fターム(参考) 2F029 AA04 AB07 AC02 AC04 AC08 AC14 5H180 AA25 CC11 FF05 FF22 FF27 FF32 5J062 BB02 CC07 EE04 FF04 HH04 5J083 AC28 AD06 AE06 AF15 AG09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自船位置を含む自船航跡と、現在の自船
    の進行方向または船首方向と、複数の等深度線とを含む
    航行関連情報の画像を表示画面上に表示し得るようにし
    た航法装置であって、 前記複数の等深度線を表示するための各地点に対応する
    各水深データにもとづいて、前記進行方向または船首方
    向における前方側の水底断面の画像を前記表示画面上に
    表示する水底断面表示手段を具備することを特徴とする
    航法装置。
  2. 【請求項2】 所定の操作を行ったときのみ、前記航行
    関連情報の画像の一部分を前記水底断面の画像に変更
    し、または、前記航法関連情報の画像の全体に代えて前
    記水底断面の画像を表示することを特徴とする請求項1
    記載の航法装置。
  3. 【請求項3】 前記自船位置から所定の距離の範囲にわ
    たる前記水底断面の画像を表示することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の航法装置。
  4. 【請求項4】 前記位置測定部分を衛星電波航法装置ま
    たは補正衛星電波航法装置で構成したことを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の航法装置。
  5. 【請求項5】 前記各水深データとして、予め記憶した
    地図データに含まれる前記等深度線による各水深データ
    と、水深測定部分により得られた各水深データとを用い
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の航法装置。
  6. 【請求項6】 前記位置測定部分を衛星電波航法装置ま
    たは補正衛星電波航法装置で構成するとともに、前記水
    深測定部分を魚群探知装置で構成したことを特徴とする
    請求項5記載の航法装置。
  7. 【請求項7】 位置測定部分により得られる自船位置の
    位置測定データと、水深測定部分により得られる前記自
    船位置に対応する水深値の水深測定データとにもとづい
    て、等深度線を含む前記航行関連情報の画像を表示画面
    上に表示し得るようにした航法装置であって、 前記等深度線を作成するための所定の水深値を設定する
    とともに、前記所定の水深値に対応する所定水深位置値
    を記憶する第1の記憶部分を設けて、前記水深測定デー
    タが前記所定水深値になった時点に得られる前記位置測
    定データの位置値を前記所定水深位置値として前記第1
    の記憶部分に記憶する所定水深位置値記憶手段と、 前記第1の記憶部分に記憶した前記所定水深位置値の地
    点の間を結ぶ線分を作成するための線分作成データを第
    2の記憶部分に記憶する線分記憶手段と、 前記第1の記憶部分と前記第2の記憶部分との各記憶内
    容を読み出して得られる各データにもとづいて前記等深
    度線を前記表示画面上に表示する等深度線表示手段とを
    具備することを特徴とする航法装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の水深値を、予め記憶した地図
    データに含まれる等深度線(以下、地図等深度線とい
    う)の水深値とは異なる水深値に設定して前記等深度線
    を作成するとともに、前記等深度線と前記地図等深度線
    とを併合して表示する併合表示手段を追加したことを特
    徴とする請求項7記載の航法装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の水深値を複数の所定の水深値
    にして設定するとともに、前記第1の記憶部分と、前記
    第2の記憶部分とに前記複数の所定の水深値に対応する
    記憶部分を設けることにより、複数の前記等深度線を前
    記表示画面上に表示することを特徴とする請求項7また
    は請求項8記載の航法装置。
  10. 【請求項10】 前記地点を表示する図形または前記線
    分を指定して、前記線分作成データの記憶を消去し、ま
    たは、前記線分作成データの記憶を追加する線分消去追
    加手段を追加したことを特徴とする請求項7から請求項
    9のいずれかに記載の航法装置。
  11. 【請求項11】 前記位置測定部分を衛星電波航法装置
    または補正電波航法装置で構成するとともに、前記水深
    測定部分を魚群探知装置で構成したことを特徴とする請
    求項7から請求項10のいずれかに記載の航法装置。
  12. 【請求項12】 位置測定部分により得られる自船位置
    の位置測定データと、水深測定部分により得られる前記
    自船位置に対応する水深値の水深測定データとにもとづ
    いて、等深度線を含む航行関連情報の画像を表示画面上
    に表示し得るようにした航法装置であって、 前記等深度線を作成するための所定の水深値を設定する
    とともに、前記所定の水深値に対応する所定水深位置値
    を記憶する第1の記憶部分を設けて、前記水深測定デー
    タが前記所定水深値になった時点に得られる前記位置測
    定データの位置値を前記所定水深位置値として前記第1
    の記憶部分に記憶する所定水深位置値記憶手段と、 前記第1の記憶部分に記憶した所定水深位置値の地点の
    間が所定の距離値以下のもののみの間を結ぶ線分を作成
    する線分作成データを第2の記憶部分に記憶する線分記
    憶手段と、 前記第1の記憶部分と前記第2の記憶部分との各記憶内
    容を読み出して得られる各データにもとづいて前記等深
    度線を前記表示画面上に表示する等深度線表示手段とを
    具備することを特徴とする航法装置。
  13. 【請求項13】 前記線分で連結された地点を表示する
    図形を小さい図形で表示するとともに、前記線分で連結
    されていない地点を表示する図形を大きい図形で表示す
    ることを特徴とする請求項12記載の航法装置。
  14. 【請求項14】 前記線分で連結された地点を表示する
    図形を定常の輝度で表示するとともに、前記線分で連結
    されていない地点を表示する図形を定常の輝度よりも明
    るい輝度または明滅させて表示することを特徴とする請
    求項12または請求項13記載の航法装置。
  15. 【請求項15】 前記所定の水深値を、予め記憶した地
    図データに含まれる等深度線(以下、地図等深度線とい
    う)の水深値とは異なる水深値に設定して前記等深度線
    を作成するとともに、前記等深度線と前記地図等深度線
    とを併合して表示する併合表示手段を追加したことを特
    徴とする請求項12から請求項14のいずれかに記載の
    航法装置。
  16. 【請求項16】 前記所定の水深値を複数の所定の水深
    値にして設定するとともに、前記第1の記憶部分と、前
    記第2の記憶部分とに前記複数の所定の水深値に対応す
    る記憶部分を設けることにより、複数の前記等深度線を
    前記表示画面上に表示することを特徴とする請求項12
    から請求項15のいずれかに記載の航法装置。
  17. 【請求項17】 前記地点を表示する図形または前記線
    分を指定して、前記線分作成データの記憶を消去し、ま
    たは、前記線分作成データの記憶を追加する線分消去追
    加手段を追加したことを特徴とする請求項12から請求
    項16のいずれかに記載の航法装置。
  18. 【請求項18】 前記位置測定部分を衛星電波航法装置
    または補正衛星電波航法装置で構成するとともに、前記
    水深測定部分を魚群探知装置で構成したことを特徴とす
    る請求項12から請求項17のいずれかに記載の航法装
    置。
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