JP2006214999A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高架道路のような高架構造物を含む3次元地図上に案内経路を表示する車両用ナビゲーション装置において、高架構造物が道路の分岐点付近に存在する場合に、その分岐点において進むべき経路を見やすく表示すること。
【解決手段】経路案内処理において、分岐地点での車両の進行方向を示す経路案内表示を3次元地図による拡大図を用いて行う際に、経路案内表示を行う矢印が高架構造物と重なる場合には、視点位置を低下させかつ俯角を減少させた変更3次元地図を表示する。これにより、高架構造物の陰にその一部もしくは全部が隠れていた案内経路に該当する道路を、高架構造物からずらして表示することができる。従って、案内経路に該当する道路上に示される経路案内表示としての矢印と高架構造物との重なりが解消もしくは緩和され、経路案内表示の見易さを向上することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、3次元地図を表示する車両用ナビゲーション装置に関するものである。
例えば特許文献1に示されるように、目的地までの案内経路における、車両が曲がるべき案内交差点において、案内交差点の拡大図を表示し、その拡大図において車両が曲がるべき方向を矢印にて表示する車両用ナビゲーション装置が知られている。
この従来の車両用ナビゲーション装置では、拡大図によって案内する交差点をユーザが特定しやすくするために、車両と案内交差点との距離が短くなるにつれて、斜視図のような3次元表示から平面図のような2次元表示に切り換える。また、3次元表示について、案内交差点への接近に合わせるように複数段階で行う。このような表示の切り換えや変更によって、ユーザは案内交差点を容易に特定することができる。
特開2000−321089号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の車両用ナビゲーション装置では、案内交差点の近傍に高架道路のような高架構造物が存在する場合についての表示の見やすさに関してはなんら考慮されていない。つまり、高架構造物を含む3次元地図を表示する場合、案内交差点における車両進行方向を示す、例えば矢印などの表示が、高架構造物と重なって見難くなってしまう場合がある。
特に、特許文献1に記載のように、車両の案内交差点への接近に伴なって、その拡大図を3次元表示から2次元表示に切り換えると、進行方向を示す矢印表示が高架道路と完全に重なる場合が発生する。従って、矢印表示が高架道路によって見難くなってしまうのである。
なお、案内道路が高架道路下に存在するとき、高架道路下の道路に対応する矢印を点線にて表示することが特許文献1の図面に示されているが、このような点線による矢印表示では、ユーザに車両が進むべき道路を明確に示すことは困難である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、高架道路のような高架構造物を含む3次元地図上に案内経路を表示する車両用ナビゲーション装置において、高架構造物が道路の分岐点付近に存在する場合に、その分岐点において進むべき経路を示す経路案内表示の見易さを向上することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置は、
3次元地図を表示する表示部と、
3次元地図を表示するための地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
目的地までの案内経路を演算する案内経路演算手段と、
地図データを用いて3次元地図を前記表示部に表示させると共に、案内経路演算手段によって演算された案内経路に該当する3次元地図の道路上に、案内経路であることを示す経路案内表示を行う表示制御手段とを備えた車両用ナビゲーション装置であって、
表示制御手段は、
視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図を表示させる変更手段と、
道路の分岐点における経路案内表示が、3次元地図における高架構造物と重なって表示されるか否かを判定する重なり判定手段と
分岐点における経路案内表示と高架構造物とが重なって表示されると判定された場合に、変更手段に対して視点位置を低下しかつ俯角を減少した変更3次元地図の表示を指示する指示手段とを有することを特徴とする。
上述した構成により、請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置によれば、3次元地図において、道路の分岐点における経路案内表示と高架構造物とが重なって表示される場合には、視点位置を低下しかつ俯角を減少した変更3次元地図が表示される。これにより、高架構造物の陰にその一部もしくは全部が隠れていた案内経路に該当する道路を、高架構造物からずらして表示することができる。従って、案内経路に該当する道路上に示される経路案内表示と高架構造物との重なりが緩和され、経路案内表示の見易さを向上することができる。
請求項2に記載したように、表示制御手段は、分岐点における経路案内表示として、当該分岐点において進むべき道路に向かう矢印を表示することが好ましい。ユーザは、矢印の向きによって、進むべき道路を即座に認識することができるためである。
請求項3に記載したように、表示制御手段は、分岐点において、車両が進むべき道路の向きが変化する場合に経路案内表示を行うようにしても良い。進むべき道路の向きが変化しない、すなわち車両が直進する場合には、敢えて経路案内表示を行わなくとも、車両が案内経路を逸脱する可能性は低いためである。
請求項4に記載したように、表示制御手段は、経路案内表示を進むべき道路の略中央に沿って表示するものであって、変更3次元地図の表示にも係らず、経路案内表示と高架構造物との重なりが解消されない場合には、経路案内表示の表示位置を、進むべき道路上において、高架構造物から離れる方向に移動させても良い。これにより、経路案内表示と高架構造物とが完全に重ならない表示を行い易くなる。
また、視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図を表示したにも係らず、依然として経路案内表示が高架構造物に重なって見難いときには、請求項5に記載したように、高架構造物を半透明表示にしたり、請求項6に記載したように、高架構造物を非表示にしたりしても良い。これにより、経路案内表示の見易さをさらに改善できる。
請求項7に記載したように、指示手段は、予め定めた一定距離及び一定角度だけ視点位置を低下しかつ俯角を減少した変更3次元地図の表示を指示するようにしても良い。これにより、変更3次元地図表示のための処理を簡潔に実行することができる。
また、請求項8に記載したように、指示手段は、経路案内表示と高架構造物との重なりが解消されるまで段階的に、視点位置を低下しかつ俯角を減少した変更3次元地図の表示を指示するようにしても良い。これにより、極力視点位置を高く維持しつつ、経路案内表示と高架構造物との重なりを解消できるので、3次元地図表示の広い表示範囲を確保しつつ、経路案内表示の見易さを向上することができる。
請求項9に記載したように、高架構造物は、高架道路、高架線路、横断歩道橋、及び料金所ゲートの少なくとも1つを含むことが好ましい。高架道路、高架線路、横断歩道橋、及び料金所ゲートは、道路上空を横切るように設けられる。従って、3次元地図表示において、経路案内表示との重なりが発生する可能性があるためである。
以下、本発明の実施形態に係る車両用ナビゲーション装置について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係わる車両用ナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の車両用ナビゲーション装置は、位置検出器1、地図データ入力器6、操作スイッチ群7、外部メモリ9、表示装置10、音声入出力装置11、リモコンセンサ12、及びこれらと接続された制御回路8を備えている。
制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、制御回路8が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が各種のナビゲーション機能を実行するための演算処理を実行する。
位置検出器1は、いずれも周知の地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、距離センサ4、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を測定するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機5を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。すなわち、GPSによる電波航法と、地磁気センサ2、ジャイロスコープ3及び距離センサ4による自立航法を組み合わせたハイブリッド航法により、自車位置に関する位置情報が測定される。
例えば、ハイブリッド航法の一例としては、自立航法によって自車位置を算出しつつ、電波航法によって演算される緯度経度に基づいて、その自車位置を修正する。これにより、連続的に自車位置を算出しつつ、自立航法におけるセンサの誤差の影響を排除することができる。
地図データ入力器6は、道路の接続構造を示す道路地図データ、この道路地図データを用いた道路地図を表示する際に、地形や施設に関する背景を表示するための背景データ、地名等を表示するための文字データ、さらには3次元の道路地図を表示するための3次元地図表示データなどの各種の地図データを制御回路8に入力するためのものである。この地図データ入力器6は、上述した地図データを記憶する記憶媒体を備え、記憶媒体としては、そのデータ量からDVD−ROMやハードディスクを用いるのが一般的であるが、メモリカード等の他の記憶媒体を用いてもよい。
ここで、地図データ入力機6の記憶媒体に記憶されている地図データについて、簡単に説明する。まず、道路地図データは、複数の道路が交差、合流、分岐する地点に関するノードデータと、その地点間を結ぶ道路に関するリンクデータを有する。ノードデータは、ノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、及び交差点種類などの各データから構成される。また、リンクデータは、道路毎に固有の番号を付したリンクID、リンク長、始点及び終点座標、高速道路や一般道路などの道路種別、道路幅員、リンク旅行時間などの各データから構成されている。
背景データは、地図上の各施設や地形等と、それに対応する地図上の座標を関連付けたデータとして構成している。なお、施設に関しては、その施設に関連付けて電話番号や、住所等のデータも記憶されている。また、文字データは、地名、施設名、道路名等を地図上に表示するものであって、その表示すべき位置に対応する座標データと関連付けて記憶されている。
従って、この道路地図データに背景データ及び文字データを組み合わせることにより、道路を含む地図を表示することができる。また、道路地図データは、地図を表示する以外に、マップマッチング処理を行う際の道路の形状を与えるために用いられたり、目的地までの案内経路を検索する際に用いられる。
また、3次元地図表示データは、地形、建造物等の施設、道路等の3次元オブジェクトをポリゴンで形成したポリゴンデータによって構成される。このポリゴンデータに対して、テクスチャマッピングでポリゴン表面に模様をつければ、より実際の景観に近い3次元地図を表示することができる。なお、ポリゴンデータにおける各3次元オブジェクトには、緯度、経度、高度の座標が付与されており、上述した道路地図データと対応させることが可能である。
このような3次元地図表示データの場合、座標変換処理により、視点位置や視点から見下ろした際の視点水平方向との角度(俯角)を種々変更した3次元地図を作成して表示することが可能である。
操作スイッチ群7は、例えば、後述する表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチとして構成され、各種入力に使用される。例えば、操作スイッチ群7によって、地図の縮尺、地図の向き、2画面と1画面との切り換え、2次元地図と3次元地図との切り換え等の地図表示の設定操作を行うことができる。また、本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置は、経路案内機能を備え、案内経路を設定するために、操作スイッチ群7によって出発地、経由地、目的地などの位置が入力される。なお、出発地は特に指定されない限り、車両の現在位置となり、また経由地の指定は任意である。
出発地及び目的地が指定されると、制御回路8は、公知のダイクストラ法等の手法を用いて出発地から目的地に達する案内経路を探索する。探索された案内経路による経路案内を開始することが操作スイッチ群7の操作によって指示されたとき、制御回路8は、経路案内を開始する。この経路案内においては、案内経路に該当する道路を表示地図上において識別表示するとともに、交差点等、車両が走行する道路が複数の道路に分岐している分岐地点において、道路地図の拡大表示や音声案内を行う。なお、この道路地図の拡大表示において、上述した3次元地図表示データを用いて3次元地図を表示しても良い。
さらに、操作スイッチ群7を用いて、例えば住所、施設名称、電話番号等が入力された場合、該当する施設等の位置を検索して表示する検索機能も備える。このようにして検索した施設は、上述した経路案内機能における目的地や経由地として設定することが可能である。
外部メモリ9は、例えば、メモリカードやハードディスク等の記憶媒体からなる。この外部メモリ9には、ユーザによって記憶されたテキストデータ、画像データ、音声データ等の各種データが記憶される。
表示装置10は、例えば、液晶ディスプレイによって構成され、表示装置10の画面には、通常、車両の現在位置に対応する自車位置マーク、及び、地図データ入力器6より入力された地図データによって生成される自車両周辺の道路地図が表示される。また、操作スイッチ群7の操作によって、表示装置10には、メニュー画面や設定画面等の各種の画面が表示される。
音声入出力装置11は、音声入力装置及び音声出力装置から構成される。音声入力装置は、ユーザの発話内容を認識して、車両用ナビゲーション装置の各種入力に用いられるものである。一方、音声出力装置は、スピーカやオーディオアンプ等から構成されるもので、音声案内等を行う際に用いられる。
また、本実施形態の車両用ナビゲーション装置は、リモートコントロール端末(以下、リモコンと称する)13及びリモコンセンサ12を備えており、このリモコン13によっても、上述した操作スイッチ群7とほぼ同様に、各種のナビゲーション操作を行うことが可能である。
上述した構成を備える車両用ナビゲーション装置において、3次元地図表示を行いつつ経路案内機能を実行する場合、あるいは、分岐地点における道路地図の拡大表示に3次元地図を用いる場合、分岐地点において車両が進むべき案内経路に該当する道路を示す表示が高架構造物と重なって見難くなってしまう場合がある。
例えば、図2に示すように、案内経路に従って車両が走行中の道路上を横断するように高架道路が存在し、その高架道路下に分岐地点があり、案内経路はその分岐地点において左折している状況を想定する。図2に示す例においては、分岐地点において左折する道路は、ほとんど高架道路の影に隠れているので、その左折道路上に、案内経路に該当することを示す矢印を表示しようとしても、その矢印と高架道路とが重なってしまい、矢印の表示が見難くなってしまう。なお、案内経路に該当する道路であることを示す矢印は、通常、道路の略中央に沿って表示される。
このような問題は、道路の分岐地点付近に高架道路、高架線路、横断歩道橋、料金所ゲートなど、道路上空に高架構造物が存在する場合に発生する。
そこで、本実施形態による車両用ナビゲーション装置では、案内経路に該当する道路を示す矢印の表示位置と高架構造物との表示位置が重なる場合に、視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図を表示する。これにより、高架構造物の陰にその一部もしくは全部が隠れていた案内経路に該当する道路を、高架構造物からずらして表示することができる。従って、その道路上に表示される矢印と高架構造物との重なりが緩和され、矢印表示の見易さを向上することができる。
以下、車両が右左折すべき交差点などの分岐地点において、3次元地図による拡大図を表示し、かつその拡大3次元地図において、車両が進むべき方向を矢印にて表示する場合を例にとって、本実施形態による経路案内処理について図3のフローチャートを用いて説明する。
なお、図3のフローチャートに示す経路案内処理に先立って、図示しない経路探索処理によって案内経路が設定される。すなわち、出発地(現在地)及び目的地が指定されて出発地から目的地に達する単数または複数の案内経路が探索され、その探索された単数または複数の案内経路から案内対象とすべき経路が特定されると、その特定した経路が案内経路として設定される。
このようにして案内経路が設定され、かつ案内開始が指示されると、図3のフローチャートに示す経路案内処理が実行される。以下、図3のフローチャートに示す処理について説明する。
ステップS100では、位置検出器1の各センサや受信機からの信号に基づいて、車両の現在位置が検出される。ステップS110では、検出された現在位置周辺の道路地図が地図データ入力器6から読み出される。そして、ステップS120では、現在位置を示す自車位置マークを含み、かつ案内経路が着色等によって強調された道路地図を表示する。
ステップS130では、車両の現在位置と目的地の座標との比較に基づいて、車両が目的地に到着したか否かを判定する。このステップS130において、目的地に到着したと判定されると、図3に示す経路案内処理が終了する。一方、車両は未だ目的地に到着していないと判定されると、ステップS140に進む。
ステップS140では、車両が右左折すべき交差点などの分岐地点に対して所定距離範囲内に位置し、右左折等の方向を示す矢印を含む、3次元地図による拡大図を表示中であるか否かを判定する。このステップS140にて、3次元地図による拡大図を表示中ではないと判定されるとステップS150に進む。
ステップS150では、車両前方に車両が進路を変更すべき分岐地点があり、車両がその分岐地点に対して、3次元地図による拡大図の表示開始地点(上述した所定距離に該当する)に達したか否かを判定する。このステップS150にて、車両が3次元地図による拡大図の表示開始地点に達したと判定されると、ステップS160において、分岐地点の3次元地図を、地図データ入力器6から読み出す。一方、車両が3次元地図による拡大図の表示開始地点に達していないと判定されると、ステップS100の処理に戻る。
ステップS170では、読み出した3次元地図に対して、車両が進むべき道路を示す矢印を表示した場合に、高架道路のような高架構造物と重なって表示されるか否かを判定する。この場合、矢印の表示位置が僅かでも高架構造物に重なれば、矢印と高架構造物とが重なると判定しても良いし、例えば矢印の先端の一部が重なっても表示の見易さにほとんど影響しないので、進路変更後の道路上に表示される矢印全体に対して重なる部分の割合が所定値以上である場合に、矢印と高架構造物とが重なると判定しても良い。さらには、矢印などの経路案内表示は、進路変更後の道路上の所定位置(例えば中央)に表示されるので、その進路変更後の道路全体に対する高架構造物との重なりの割合が所定値以上であるか否かに基づいて、矢印などの経路案内表示と高架構造物との重なりの有無を判定しても良い。
なお、3次元地図は、極力遠方までの状況が表示されるように、初期的に、比較的高い視点位置から見下ろした状況が表示されるように設定されている。従って、分岐地点の上方に高架構造物が存在する場合には、案内対象となる分岐地点が、高架構造物の陰に隠れやすく、そのため、進路変更後の道路に表示される矢印と高架構造物との重なりも発生しやすい。
分岐地点上方に高架構造物が存在しないため、矢印の表示位置との重なりが発生しえない場合や、高架構造物が存在しても、矢印の表示位置と重ならない場合には、ステップS170にて、3次元地図において矢印と高架構造物との重なりは発生しないと判定され、ステップS180に進む。一方、ステップS170にて、3次元地図において矢印と高架構造物との重なりが発生すると判定された場合には、ステップS190に進む。
ステップS180では、矢印を含む3次元地図をそのまま表示する。これにより、3次元地図による拡大図の表示が開始される。従って、次回のステップS140の処理において、3次元地図の拡大図を表示中であると判定されることになる。
ステップS190では、読み出した3次元地図をそのまま表示すると、矢印と高架構造物との重なりが発生するので、座標変換処理により視点位置を低下しかつ俯角を減少した変更3次元地図を生成する。そして、ステップS200では、経路案内表示である矢印を含む変更3次元地図を表示する。
視点位置を下げかつ俯角を減少させることにより、図4に示すように、高架構造物の下方空間のより奥側まで見通せるような3次元地図とすることができる。従って、図5に示すように、高架構造物の下方に位置する道路上に矢印を表示する場合に、その矢印と高架構造物との重なりを解消することができる。これにより、矢印による経路案内表示の見易さを向上できる。
このとき、予め定めた一定距離及び一定角度だけ視点位置を低下しかつ俯角を減少させる。これにより、変更3次元地図表示のための処理を簡潔に実行することができる。なお、一定距離及び一定角度は、例えば変更3次元地図表示の視点が各種の高架構造物とほぼ同じ高さになり、その視点位置から分岐地点を見下ろすような視線角度となるように設定される。このような視点位置及び俯角の変更がなされた場合、それによる変更3次元地図では、概ね、高架構造物の下方の奥側まで表示できる。
一方、ステップS140において、3次元地図による拡大図を表示中であると判定された場合には、ステップS210に進んで、車両の現在位置の変化に応じて、3次元地図中の自車位置マークを更新するとともに、3次元地図の表示も更新する。3次元地図の更新は、最初に矢印と高架構造物とが重ならないように表示された3次元地図の視点位置及びその視点位置からの視線方向を利用し、車両の現在位置の変化に応じて、視点位置がその視線方向に沿って下降するように更新して表示する。なお、この場合、視線方向、すなわち俯角は変更せず、一定のままである。
このような3次元地図の更新表示を行うことにより、当初は、矢印と高架構造物とが重ならないように表示されていたにも関わらず、車両の現在位置の変化によって、矢印と高架構造物との重なりが発生する事態の発生を防止できる。すなわち、分岐地点上方に高架構造物が存在すると、当初、矢印と高架構造物とが重なっていなくとも、視点位置が一定である場合、車両の分岐地点への接近に伴って、矢印と高架構造物とが重なって表示されるのである。
このような問題に対して、上述したように、視点位置が視線方向に従って下降するように3次元地図の表示を更新すれば、車両が分岐地点に接近しても、矢印と高架構造物との重なりの発生を防止できる。
なお、分岐地点付近に高架構造物が存在するか否かを、3次元地図データに基づいて判定し、高架構造物が存在すると判定された場合のみ、上述したように、視点位置が視線方向に沿って下降するように3次元地図を更新しても良い。分岐地点付近に高架構造物が存在しない場合には、そもそも矢印との表示の重なりは発生し得ないためである。
ステップS180,S200,及びS210のいずれかの処理が終了すると、ステップS220の処理が実行される。ステップS220では、車両の現在位置と分岐地点の座標位置とに基づいて、車両が分岐地点を通過したか否かを判定する。このステップS220において、車両はまだ分岐地点を通過していないと判定されると、ステップS100からの処理を繰り返す。一方、ステップS220において、車両は分岐地点を通過したと判定されると、ステップS230に進み、3次元地図による拡大図の表示を終了する。
なお、上述した経路案内処理は、ステップS130の判定処理により、車両が目的地に到着するまで繰り返し実行される。
以上説明したように、本実施形態による車両用ナビゲーション装置によれば、経路案内処理において、分岐地点での車両の進行方向を示す経路案内表示を3次元地図による拡大図を用いて行う際に、経路案内表示を行う矢印が高架構造物と重なる場合には、視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図を表示するようにした。これにより、高架構造物の陰にその一部もしくは全部が隠れていた案内経路に該当する道路を、高架構造物からずらして表示することができる。従って、案内経路に該当する道路上に示される経路案内表示としての矢印と高架構造物との重なりが解消もしくは緩和され、経路案内表示の見易さを向上することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、経路案内表示として矢印を用いる例について説明したが、矢印以外の表示によって経路案内を行っても良い。例えば、案内経路に該当する道路を着色表示したり、網掛け等、案内経路以外の道路と識別可能な態様で表示することによって、案内経路に該当する道路であることを表示しても良い。
また、上述した実施形態では、車両が進路を変更する、すなわち車両の走行する道路の向きが分岐地点において変化する場合に、3次元地図による拡大図を表示する例について説明したが、車両の進路の変化によらず、分岐地点では、3次元地図による拡大図を表示するようにしても良い。
さらに、上述した実施形態では、分岐地点の案内拡大図として、3次元地図を用いる例について説明したが、常に3次元地図を用いて車両を目的地まで案内するようにしても良い。この場合、矢印を用いて経路案内表示を行うには、車両が案内経路上の分岐地点まで接近したことをもって、矢印の表示タイミングとすれば良い。
また、上述した実施形態では、経路案内表示としての矢印と高架構造物とが重なると判定された場合、一定距離及び一定角度だけ視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図を表示した。しかしながら、視点位置及び俯角の変更に関しては、その修正量を小さくしつつ、経路案内表示としての矢印と高架構造物との重なりが解消されるまで、繰り返し行うようにしても良い。このようにすれば、極力、3次元地図の視点位置を高く維持しながら、経路案内表示と高架構造物との重なりを解消できるので、3次元地図表示の広い表示範囲を確保しつつ、経路案内表示の見易さを向上することができる。
また、高架構造物の高さ等によっては、視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図においても、矢印と高架構造物との重なりが十分に緩和されない場合がありえる。このような場合には、変更3次元地図における矢印と高架構造物との重なりの有無を判定し、重なると判定された場合には、図6に示すように、矢印の表示位置を、分岐地点から進むべき道路上において、高架構造物から離れる方向に移動させても良い。すなわち、矢印は、通常、道路の中央に沿って表示されるが、その表示位置を、案内経路に該当する道路上において高架構造物から離れる方向に偏らせる。これにより、経路案内表示としての矢印と高架構造物とが完全に重ならない表示を行い易くなる。なお、図6では、矢印の表示位置が案内経路に該当する道路上において偏っていることを示すために、高架構造物によって隠れた道路を点線にて示している。
また、視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図を表示したにも係らず、依然として矢印などの経路案内表示が高架構造物に重なって見難いときには、その高架構造物を半透明表示しても良いし、あるいは高架構造物を非表示にしても良い。これにより、経路案内表示の見易さをさらに改善できる。
本発明の実施形態に係わる車両用ナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。 3次元地図において、分岐地点から車両が進むべき道路を示す経路案内表示が高架構造物と重なって見難くなってしまう状況を説明するための説明図である。 本実施形態による経路案内処理を示すフローチャートである。 視点位置を下げかつ俯角を減少させることにより、高架構造物の下方空間のより奥側まで見通せるような3次元地図とすることができることを説明するための説明図である。 視点位置及び俯角の変更により、矢印と高架構造物との重なりが解消された3次元地図の一例を示す説明図である。 本発明の変形例を説明するための説明図である。
符号の説明
1 位置検出器
6 地図データ入力器
7 操作スイッチ群
8 制御回路
9 外部メモリ
10 表示装置
11 音声入出力装置

Claims (9)

  1. 3次元地図を表示する表示部と、
    前記3次元地図を表示するための地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    目的地までの案内経路を演算する案内経路演算手段と、
    前記地図データを用いて3次元地図を前記表示部に表示させると共に、前記案内経路演算手段によって演算された案内経路に該当する前記3次元地図の道路上に、案内経路であることを示す経路案内表示を行う表示制御手段とを備えた車両用ナビゲーション装置であって、
    前記表示制御手段は、
    視点位置及び俯角を変更した変更3次元地図を表示させる変更手段と、
    道路の分岐点における前記経路案内表示が、前記3次元地図における高架構造物と重なって表示されるか否かを判定する重なり判定手段と
    前記分岐点における経路案内表示と前記高架構造物とが重なって表示されると判定された場合に、前記変更手段に対して視点位置を低下しかつ俯角を減少した変更3次元地図の表示を指示する指示手段とを有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記分岐点における経路案内表示として、当該分岐点において進むべき道路に向かう矢印を表示することを特徴とする請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記分岐点において、車両が進むべき道路の向きが変化する場合に前記経路案内表示を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ナビゲーション装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記経路案内表示を進むべき道路の略中央に沿って表示するものであって、前記変更3次元地図の表示にも係らず、前記経路案内表示と前記高架構造物との重なりが解消されない場合には、前記経路案内表示の表示位置を、前記進むべき道路上において、前記高架構造物から離れる方向に移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記変更3次元地図の表示にも係らず、前記経路案内表示と前記高架構造物との重なりが解消されない場合には、前記高架構造物を半透明表示にすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記変更3次元地図の表示にも係らず、前記経路案内表示と前記高架構造物との重なりが解消されない場合には、前記高架構造物を非表示にすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  7. 前記指示手段は、予め定めた一定距離及び一定角度だけ前記視点位置を低下しかつ前記俯角を減少した変更3次元地図の表示を指示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  8. 前記指示手段は、前記経路案内表示と高架構造物との重なりが解消されるまで段階的に、前記視点位置を低下しかつ前記俯角を減少した変更3次元地図の表示を指示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  9. 前記高架構造物は、高架道路、高架線路、横断歩道橋、及び料金所ゲートの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置。
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