JP2002288457A - 移動無線端末 - Google Patents

移動無線端末

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JP2002288457A
JP2002288457A JP2001092716A JP2001092716A JP2002288457A JP 2002288457 A JP2002288457 A JP 2002288457A JP 2001092716 A JP2001092716 A JP 2001092716A JP 2001092716 A JP2001092716 A JP 2001092716A JP 2002288457 A JP2002288457 A JP 2002288457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子商取引を行う際に、ユーザに応じて商品
の販売に制限をかけたり、提供するサービスを変化させ
たりすることが可能な移動無線端末を提供する。 【解決手段】 この発明では、移動無線端末が電子商取
引を行う際に、自動販売機にて販売される商品の年齢制
限情報をBT無線部105を通じて受信し、制御部10
0がUIMカード114に記憶されるユーザの年齢情報
と、上記年齢制限情報を比較して、ユーザが年齢制限に
該当しない場合に限り、ユーザからの商品の購入要求を
受け付けるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
システムやPHS(Personal Handyphone System)など
の移動通信システムに用いられ、電子商取引を行うこと
が可能な移動無線端末に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、EC(Electric Commerc
e:電子商取引)に対応する無線システムとして、赤外
線(IrDA)を用いた無線システムや、BT(Blue T
ooth)方式などの近距離無線システムの開発が進められ
ている。
【0003】また、赤外線を用いた無線システムの場
合、IrDAの特性上、使用する光線の指向性が高く、
障害物によって通信する両者の送信部と受信部が遮られ
ると通信が行えないなど、電子商取引を行う上で、ユー
ザの利便性が低いという問題があり、BT方式によるE
Cシステムの開発が盛んになっている。
【0004】しかしながら、いずれの無線システムを用
いたECシステムにおいても、酒やたばこなどのような
年齢制限のある商品の販売に制限をかけたり、ユーザに
応じてサービスを変化させることができないという問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子商取引を行
うことが可能な移動無線端末では、酒やたばこなどのよ
うな年齢制限のある商品の販売に制限をかけたり、ユー
ザに応じてサービスを変化させることができないという
問題があった。
【0006】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、ユーザに応じて、商品の販売に制限をかけた
り、提供するサービスを変化させたりすることが可能な
移動無線端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる本発明は、ネットワークに接続
可能な基地局と無線接続して通信する第1の通信手段
と、この第1の通信手段より無線送信電力が小さい電波
により、通信相手局と無線通信する第2の通信手段とを
備える移動無線端末において、ユーザの年齢を記憶する
記憶手段と、第2の通信手段を用いて、電子商取引が可
能な販売機と通信し、商品に対応づけられた年齢制限を
示す情報を取得する通信制御手段と、記憶手段に記憶さ
れるユーザの年齢と、通信制御手段にて取得した年齢制
限を示す情報とを比較する比較手段と、この比較手段の
比較結果が所定の条件を満たす場合に限り、第2の通信
手段を用いて、販売機に商品の販売を要求する要求手段
とを具備して構成するようにした。
【0008】上記構成の移動無線端末では、電子商取引
において、ユーザの年齢と、販売機の商品に対応づけら
れた年齢制限を示す情報とを比較し、この比較結果が所
定の条件を満たす場合に限り、販売機に商品の販売を要
求するようにしている。
【0009】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、酒やたばこなどのような年齢制限のある商品の販
売についても、法律や条令を遵守して電子商取引を行う
ことができる。
【0010】また、上記の目的を達成するために、請求
項2に係わる本発明は、ネットワークに接続可能な基地
局と無線接続して通信する第1の通信手段と、この第1
の通信手段より無線送信電力が小さい電波により、通信
相手局と無線通信する第2の通信手段とを備える移動無
線端末において、ユーザの識別情報を記憶する記憶手段
と、第2の通信手段を用いて、電子商取引が可能な販売
機に記憶手段に記憶される識別情報を送信し、識別情報
に対応する前記販売機の利用回数の情報を取得する通信
制御手段と、販売機と電子商取引を行う毎に、利用回数
を加算する加算手段と、利用回数の情報が所定の回数以
上であった場合に、所定のサービスを販売機より受ける
ことが可能な旨をユーザに報知する報知手段とを具備し
て構成するようにした。
【0011】上記構成の移動無線端末では、電子商取引
において、販売機の利用回数が所定の回数以上であった
場合に、所定のサービスを販売機より受けることが可能
な旨をユーザに報知するようにしている。
【0012】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、電子商取引において、ユーザに利用回数に応じた
特別なサービスが受けられる旨を報知できるので、この
サービスを提供する販売機を利用する際の利便性が向上
し、ユーザが利用することを促進させることができる。
【0013】さらに、上記の目的を達成するために、請
求項3に係わる本発明は、ネットワークに接続可能な基
地局と無線接続して通信する第1の通信手段と、この第
1の通信手段より無線送信電力が小さい電波により、通
信相手局と無線通信する第2の通信手段とを備える移動
無線端末において、ユーザの識別情報を記憶する記憶手
段と、第2の通信手段を用いて、電子商取引が可能な販
売機に記憶手段に記憶される識別情報を送信し、識別情
報に対応する前記販売機の利用履歴の情報を取得する通
信制御手段と、利用履歴の情報が所定の条件を満たす場
合に、所定の商品を購入するように奨める表示を視覚的
に示す表示手段とを具備して構成するようにした。
【0014】上記構成の移動無線端末では、電子商取引
において、自己の利用履歴の情報を販売機から取得し、
この利用履歴が所定の条件を満たす場合に、所定の商品
を購入するように奨める表示を行うようにしている。
【0015】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、電子商取引において、例えば上記販売機が食品を
販売する場合、偏った商品を購入しないように、他の商
品を奨めることができるので、ユーザの健康維持に寄与
することができる。
【0016】さらにまた、上記の目的を達成するため
に、請求項4に係わる本発明は、ネットワークに接続可
能な基地局と無線接続して通信する第1の通信手段と、
この第1の通信手段より無線送信電力が小さい電波によ
り、通信相手局と無線通信する第2の通信手段とを備え
る移動無線端末において、ユーザの識別情報を記憶する
記憶手段と、第2の通信手段を用いて、電子商取引が可
能な販売機に記憶手段に記憶される識別情報を送信し、
広告データと前記識別情報に対応する広告の送信回数を
取得する通信制御手段と、広告データを他の端末に送信
する毎に、広告の送信回数を加算する加算手段と、広告
の送信回数が所定の回数以上であった場合に、所定のサ
ービスを販売機より受けるサービス被提供手段とを具備
して構成するようにした。
【0017】上記構成の移動無線端末では、電子商取引
において、広告データを他の端末に送信した回数が所定
の回数以上になると、販売機より所定のサービスを受け
るようにしている。
【0018】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、電子商取引において、所定のサービスを販売機よ
り受けることを期待するユーザの手により、広告データ
を他の端末に送信することができ、またユーザは、広告
を他の端末に報知することにより、特別なサービスの提
供を受けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。この発明の一実施形態に
係わる移動無線端末は、W−CDMA(Wideband Code
Division Multiple Access)方式による無線通信機能
と、BT(Blue Tooth)方式による無線通信機能とを備
えている。
【0020】W−CDMA方式は、2GHz帯において例
えば5MHzの帯域幅を使用して高速で大容量のマルチメ
ディア移動通信を可能にするもので、サービスエリア内
に分散配置され、公衆網に接続される基地局BSとの間
で同期をとった上で通信を行う。
【0021】この基地局と当該移動無線端末との間の無
線アクセス方式としては、CDMA方式が使用され、ま
た上り方向と下り方向の多重方式には、DS−FDD
(Direct Sequence-Frequency Division Duplex)、M
C−FDD(Multi Carrier-Frequency Division Duple
x)、及びTDD(Time Division Duplex)の3方式が
選択的に使用される。
【0022】これに対しBT方式は、2.4GHz帯のI
SMバンドを利用して、10mW(最大100mW)と、W
−CDMA方式に比べて微弱な電波により10m以内の
短距離間で無線通信を行うもので、一般にパーソナルコ
ンピュータとプリンタ等の周辺機器との間を接続する方
式として使用され、ここでは後述するように、EC(El
ectric Commerce)システム対応機器との間の通信に用
いる。
【0023】またBT方式は、ノイズの多い環境でも通
信できるように、無線伝送方式としてホップ周波数が1
600ホップ/secに設定された周波数ホッピング方式
が用いられる。また、通信相手との間では非同期チャネ
ルによる無線通信が可能であり、転送速度は全体で1Mb
psとなっている。
【0024】さらに、10m以内の使用範囲で最大8台
の機器を接続可能である。これらの機器はピコネットと
呼ばれるネットワークを形成し、1台がマスタ、その他
の機器がスレーブとして機能する。ピコネット内の機器
では、PIN(Personal Identification Number)コー
ドと呼ばれる暗証番号によって接続認証が行われる。
【0025】ところで、このようなW−CDMA方式と
BT方式の2つの無線通信方式を備えた当該発明の実施
形態に係わる移動無線端末は、例えば図1に示すように
構成される。
【0026】W−CDMA無線部102は、W−CDM
A方式により基地局BSとの間でアンテナ101を通じ
てCDMA信号の送受信を行う。拡散符号のチップレー
トは、4.096Mcpsに設定され、一次変調方式として
QPSK方式を採用している。
【0027】電圧制御部103は、制御部100の指示
に従い、W−CDMA無線部102内の増幅器の利得を
制御して、基地局BS向けに送信されるCDMA信号の
送信レベルの制御を行う。
【0028】BT無線部105は、パーソナルコンピュ
ータやECシステム対応機器との間でBT方式による無
線信号の送受信を行う。なお、104は、このBT方式
による無線信号を送受信するためのアンテナである。
【0029】音声コーデック部106は、マイクロホン
107から入力された送話音声信号を所定の音声符号化
方式に従い符号化すると共に、上記W−CDMA無線部
102から制御部100を通じて入力された受信信号を
復号して受話信号に変換し、スピーカ108から拡声出
力する。
【0030】画像処理部109は、CCD又はCMOS
固体撮像素子を用いたカメラ110により撮像された画
像信号に対し符号化等の画像処理を施してW−CDMA
方式を用いたテレビジョン(TV)電話通信や画像デー
タ通信等に対応する形式に変換し、制御部100へ入力
する。
【0031】またそれと共に、画像処理部109は、受
信画像データ又はメモリ113に記憶されていた画像デ
ータを復号処理して、LCD(Liquid Crystal Displa
y)などの表示部111に表示させる。
【0032】操作部112は、テンキーや4方向キーの
他、種々の機能キーからなるキー入力部で、通常の発着
信の他、表示部111に表示される情報のスクロール、
通信相手への指示などに用いる。
【0033】メモリ113は、例えばRAMやROMな
どの半導体メモリなどからなり、後述の制御部100の
制御プログラムを記憶するもので、この他、ECシステ
ムにより当端末が提供を受けることが可能なサービスを
示すサービス識別情報や、上記W−CDMA方式及びB
T方式により送信すべきデータや受信したデータ、およ
びECシステム対応機器の利用履歴や購入履歴、および
これらの機器より取得したメニュー情報等を蓄積するた
めに使用される。
【0034】UIMカード114は、当該移動無線端末
にインターフェイス115を通じて脱着可能なメモリカ
ードで、W−CDMA通信システムを運営する事業者と
の契約情報やユーザの識別情報などのCDMA通信を行
う上で必要な情報の他に、ユーザの年齢情報や、公衆網
などのネットワークを通じて銀行などから引き出した電
子マネーの情報、電子マネー用の暗証番号を記憶する。
【0035】制御部100は、当該移動無線端末内の各
部を統括して制御するもので、この制御により、W−C
DMA方式による複数種の無線通信やBT方式による複
数種の無線通信、あるいは電子商取引に係わる制御を行
い、ECシステムに対応する機器より4種類のサービス
の提供を受ける機能を持つ。
【0036】次に、図2に示すように、当該移動無線端
末を用いて、銀行などが管理・運営する電子マネーサー
バEMSより、電子マネーに関する情報をUIMカード
114に引き出す場合の動作について説明する。図3
は、この動作を実施するための処理を示すフローチャー
トで、制御部100によってなされる。
【0037】着信待ち受け時において、ユーザが当該移
動無線端末の操作部112を操作して、基地局BSを運
用・管理する通信事業者が提供するインターネット接続
サービスの利用要求を行うと、この処理が開始される。
【0038】まず、ステップ3aでは、W−CDMA無
線部102を制御して、基地局BSに無線接続し、イン
ターネット接続サービスの利用要求を行い、ステップ3
bに移行する。これにより、インターネット接続サービ
スが開始され、通信事業者が有するインターネットサー
バ(図示しない)に接続される。
【0039】ステップ3bでは、上記インターネットサ
ーバが提供するメニュー情報より、モバイルバンキング
を選択して、電子マネーサーバEMSへの接続を要求
し、ステップ3cに移行する。これにより、インターネ
ットを通じて、当該移動無線端末は、電子マネーサーバ
EMSとの間に通信リンクが開設される。
【0040】ステップ3cでは、電子マネーとして引き
出す金額を、いくらとするかユーザに問う表示を表示部
111に行い、引き出し金額の入力を促す。そして、こ
の引き出し金額の入力を受け付け、入力された金額を引
き出す要求を、電子マネーサーバEMSに送信し、ステ
ップ3dに移行する。
【0041】ステップ3dでは、電子マネーサーバEM
Sより要求される暗証番号の入力を促す表示を表示部1
11に行い、暗証番号の入力を受け付ける。そして、受
け付けた暗証番号を電子マネーサーバEMSに送信し、
暗証番号が一致する旨の応答があったか否かを判定す
る。ここで、入力した暗証番号が一致する旨の応答が電
子マネーサーバEMSよりあった場合には、ステップ3
fに移行し、一方、一致しない場合には、ステップ3e
に移行して、入力された暗証番号が正しくない旨の表示
を表示部111に行い、当該処理を終了する。
【0042】ステップ3fでは、電子マネーサーバEM
Sより通知される引き出し許可信号を受信して、ステッ
プ3cにて要求した引き出し金額の電子マネーに関する
情報を、UIMカード114に記録し、当該処理を終了
する。この後、所定の日時に、銀行口座から、引き出し
た金額が引き落とされる。
【0043】次に、当該移動無線端末を用いて、図2に
示すようなECシステムに対応する自動販売機VMより
サービスの提供を受ける場合の動作について説明する。
自動販売機VMは、BT通信により移動無線端末のBT
無線部105と通信するBT無線部301と、顧客デー
タを管理する顧客管理サーバCSと通信する通信部30
2と、自動販売機VMの各部を統括して制御する制御部
300とを備える。
【0044】当該移動無線端末は、前述したように、E
Cシステムに対応する機器に応じて4種類のサービスの
提供を受ける機能を有しており、以下に説明するような
処理を制御部100が実行して、自動販売機VMより提
供されるサービスが、上記4種類のいずれであるかを判
定し、サービスに応じた処理を実行する。
【0045】まず、図4に示す処理により、自動販売機
VMより提供されるサービスが、上記4種類のいずれで
あるかを判定する。この制御動作は、制御部100によ
ってなされる。
【0046】ステップ4aでは、BT無線部105が自
動販売機VMのBT無線部300より送信される無線信
号を受信して、自動販売機VMのPINコードを取得
し、ステップ4bに移行する。なお、上記PINコード
には、自動販売機VMが提供するサービスの種別を示す
サービス識別情報が含まれている。
【0047】ステップ4bでは、メモリ113に記憶さ
れるサービス識別情報を参照して、当該移動無線端末に
て受けることが可能なサービスがタイプ1,2,3,4
であることを認識する。
【0048】そして、ステップ4aで取得したPINコ
ード内のサービス識別情報を参照し、このサービス識別
情報が、タイプ1の場合にはステップ4cに移行し、タ
イプ2の場合にはステップ4dに移行し、タイプ3の場
合にはステップ4eに移行し、タイプ4の場合にはステ
ップ4fに移行する。
【0049】ステップ4aで取得したPINコード内の
サービス識別情報が、タイプ1,2,3,4のいずれで
もない、すなわち自動販売機VMが提供するサービスが
当該移動無線端末にて提供を受けることができないサー
ビスの場合には、ステップ4gに移行し、表示部111
を制御して、自動販売機VMが提供するサービスが当該
移動無線端末にて提供を受けることができない旨を表示
し、当該処理を終了する。
【0050】また、ステップ4cでは、タイプ1のサー
ビスを受けるための処理を実施し、ステップ4dでは、
タイプ2のサービスを受けるための処理を実施し、ステ
ップ4eでは、タイプ3のサービスを受けるための処理
を実施し、ステップ4fでは、タイプ4のサービスを受
けるための処理を実施する。
【0051】次に、タイプ1,2,3,4の各サービス
を受けるための処理について説明する。この処理も制御
部100によってなされる。まず、図5を参照して、タ
イプ1のサービスを受けるための処理について説明す
る。このサービスは、商品の販売に当たり、年齢制限を
設けたものである。
【0052】ステップ5aでは、自動販売機VMに対し
て、BT無線部105を通じて、ステップ4aで受信し
た自動販売機VMのPINコードを折り返し送信し、ス
テップ5bに移行する。
【0053】これにより、自動販売機VMでは、BT無
線部301を通じて、自動販売機VMのPINコードを
受信すると、BT無線部301を通じて、メニュー情報
や、自動販売機VMにて販売される商品名や価格、商品
毎の年齢制限情報を送信する。
【0054】ステップ5bでは、ステップ5aの送信に
応答して自動販売機VMより送信されるメニュー情報、
商品名や価格、商品毎の年齢制限情報を、BT無線部1
05を通じて受信して、ステップ5cに移行する。ステ
ップ5cでは、UIMカード114からユーザの年齢情
報をメモリ113に読み出し、ステップ5dに移行す
る。
【0055】ステップ5dでは、ステップ5bにて受信
した自動販売機VMのメニュー情報や商品毎の年齢制限
情報を表示部111に表示し、ステップ5eに移行す
る。なお、図6は、ステップ5dにおける表示状態を示
すもので、表示されるメニューは、扱っている商品に対
応づけられて、販売の年齢制限を示す情報が表示され
る。
【0056】ステップ5eでは、ユーザが操作部112
を操作することに応動して、表示部111に表示される
情報をスクロールさせたり、メニュー選択受け付けを行
い、購入したい商品の選択を受け付け、ステップ5fに
移行する。
【0057】ステップ5fでは、ステップ5eで受け付
けた商品の年齢制限情報と、ステップ5cで読み出した
ユーザの年齢情報を比較し、販売が許可される年齢であ
るか否かを判定する。
【0058】ここで、ユーザの年齢が販売が許可される
年齢の場合には、ステップ5hに移行し、一方、販売が
許可されない年齢の場合には、ステップ5gに移行す
る。なお、ステップ5eで受け付けた商品に、年齢制限
が設定されていない場合には、ステップ5hに移行す
る。
【0059】ステップ5gでは、例えば「20歳未満は
買えません。」などのように、年齢制限により購入が許
可されない旨を表示部111に表示し、ステップ5eに
移行して、商品の受け付けを再度実行する。
【0060】ステップ5hでは、表示部111に暗証番
号の入力を促す表示を行い、操作部112を通じて暗証
番号の入力を受け付ける。暗証番号が入力されると、ス
テップ5iに移行する。
【0061】ステップ5iでは、ステップ5hで入力さ
れた暗証番号が、UIMカード114に記憶される電子
マネー用の暗証番号と一致するか否かを判定する。ここ
で、電子マネー用の暗証番号と一致する場合には、ステ
ップ5kに移行する。
【0062】一方、ここで、電子マネー用の暗証番号と
一致しない場合には、ステップ5jに移行して、入力さ
れた暗証番号が正しくない旨の表示を表示部111に行
い、当該処理を終了する。
【0063】ステップ5kでは、ステップ5eで希望し
た商品の金額が、予め設定した額X円以上であるか否か
を判定する。ここで、購入希望商品の金額がX円(例え
ば1万円)以上の場合には、ステップ5lに移行し、一
方、上記金額がX円未満の場合には、ステップ5mに移
行する。
【0064】ステップ5lでは、W−CDMA無線部1
02を制御して、基地局BSおよび公衆網を通じて電子
マネーサーバEMSに接続し、UIMカード114に記
録されるユーザの識別情報に対応する口座から、上記商
品を購入するのに必要な額の電子マネーに関する情報を
引き出し、引き出した電子マネーの情報をUIMカード
114に記録する。
【0065】そして、BT無線部105を制御して、上
記商品の識別番号と、上記商品の価格に相当する電子マ
ネー情報を、自動販売機VMに送信する。これに対し
て、自動販売機VMは、当該移動無線端末より電子マネ
ー情報を受信し、電子マネーによる支払いを受けると、
要求された商品を取り出し口より排出し、折り返し商品
販売受付の情報を送信する。
【0066】そして、BT無線部105を通じて、自動
販売機VMより折り返し商品販売受付の情報を受信する
と、UIMカード114より支払い金額に相当する電子
マネーの情報を減算し、当該処理を終了する。
【0067】なお、ステップ5lにおける電子マネーに
関する情報の引き出しは、通信のトラヒックが低く、通
信料金が安い深夜時間帯などに一括して行ったり、一定
の利用金額が生じてから一括して行ったり、あるいは所
定の支払いに日に一括して行うようにしてもよい。
【0068】ステップ5mでは、UIMカード114に
蓄積される電子マネーの残高が、購入希望商品の価格よ
り少ないかを判定する。ここで、UIMカード114に
蓄積される電子マネーの残高が、購入希望商品の価格よ
り少ない場合には、ステップ5lに移行し、一方、UI
Mカード114に蓄積される電子マネーの残高が、購入
希望商品の価格以上の場合には、ステップ5nに移行す
る。
【0069】ステップ5nでは、BT無線部105を制
御して、上記商品の識別番号と、上記商品の価格に相当
する電子マネー情報を、自動販売機VMに送信する。こ
れに対して、自動販売機VMは、当該移動無線端末より
電子マネー情報を受信し、電子マネーによる支払いを受
けると、要求された商品を取り出し口より排出し、折り
返し商品販売受付の情報を送信する。
【0070】これに対して、移動無線端末が上記商品販
売受付の情報を受信すると、UIMカード114より支
払い金額に相当する電子マネーの情報を減算し、ステッ
プ5oに移行する。
【0071】ステップ5oでは、自動販売機VMのPI
Nコードに対応づけて、その利用履歴として、購入回数
を1だけ増やす。この時、購入回数が、所定の回数に達
したならば、自動販売機VMより取得したメニュー情報
を、上記PINコードに対応づけてメモリ113に記録
し、当該処理を終了する。
【0072】次に、図7を参照して、タイプ2のサービ
スを受けるための処理について説明する。このサービス
は、商品の購入数に応じて、商品を無償で提供するもの
である。
【0073】まずステップ7aでは、自動販売機VMに
対して、BT無線部105を通じて、ステップ4aで受
信した自動販売機VMのPINコードを折り返し送信す
るとともに、UIMカード114からユーザの識別コー
ドを読み出して送信し、ステップ7bに移行する。
【0074】これに対して、自動販売機VMでは、BT
無線部301を通じて、自動販売機VMのPINコード
を受信すると、通信部302が顧客管理サーバCSと通
信し、移動無線端末から受信したユーザの識別コードに
基づいて、このユーザの購入回数情報を取得する。そし
て、自動販売機VMは、BT無線部301を通じて、メ
ニュー情報や、自動販売機VMにて販売される商品名や
価格、上記購入回数情報を送信する。
【0075】ステップ7bでは、ステップ7aの送信に
応答して自動販売機VMより送信されるメニュー情報、
商品名や価格、当該ユーザの過去の購入回数Nを示す情
報を、BT無線部105を通じて受信して、ステップ7
cに移行する。
【0076】ステップ7cでは、ステップ7bにて受信
した自動販売機VMのメニュー情報や当該ユーザの過去
の購入回数Nを表示部111に表示し、ステップ7dに
移行する。
【0077】ステップ7dでは、購入回数Nが10以上
であるか否かを判定する。ここで、Nが10以上の場合
には、ステップ7eに移行し、一方、Nが10未満の場
合には、ステップ7jに移行する。
【0078】ステップ7eでは、表示部111を制御し
て、「おまけを1個、差し上げます。」などの表示を行
い、購入回数Nが所定の無償サービスを受けられる値に
達していることを報知し、ステップ7fに移行する。
【0079】ステップ7fでは、ユーザが操作部112
を操作して、無償サービスを受ける指示を行ったか否か
を判定する。ここで、無償サービスを受ける指示があっ
た場合には、ステップ7gに移行し、一方、無償サービ
スを受ける指示がなかった場合には、ステップ7hに移
行する。
【0080】ステップ7gでは、購入回数Nの値から1
0を引いた値を新たなNの値とし、BT無線部105を
通じて自動販売機VMに対して、無償サービスを要求
し、ステップ7hに移行する。これにより、自動販売機
VMは、無償サービスの商品を取り出し口より排出す
る。
【0081】ステップ7hでは、表示部111を制御し
て、商品を購入するか否かを問う表示を行い、ユーザが
操作部112を操作して、商品の購入を行うか否かを判
定する。ここで、商品を購入する指示があった場合に
は、ステップ7jに移行し、一方、商品を購入しない指
示があった場合には、ステップ7iに移行する。
【0082】ステップ7iでは、自動販売機VMに対し
て、BT無線部105を通じて、購入回数Nをアップロ
ードし、当該処理を終了する。これにより、自動販売機
VMは、BT無線部301を通じて購入回数Nを受信す
ると、制御部300が通信部302を制御して、当該ユ
ーザの識別情報に対応づけて購入回数Nを顧客管理サー
バCSに登録する。
【0083】一方、ステップ7jでは、ユーザが操作部
112を操作することに応動して、表示部111に表示
される情報をスクロールさせたり、メニュー選択受け付
けを行い、購入したい商品の選択を受け付け、ステップ
7kに移行する。
【0084】ステップ7kでは、表示部111に暗証番
号の入力を促す表示を行い、操作部112を通じて暗証
番号の入力を受け付ける。暗証番号が入力されると、ス
テップ7lに移行する。
【0085】ステップ7lでは、ステップ7kで入力さ
れた暗証番号が、UIMカード114に記憶される電子
マネー用の暗証番号と一致するか否かを判定する。ここ
で、電子マネー用の暗証番号と一致する場合には、ステ
ップ7mに移行する。
【0086】一方、ここで、電子マネー用の暗証番号と
一致しない場合には、ステップ7pに移行して、入力さ
れた暗証番号が正しくない旨の表示を表示部111に行
い、当該処理を終了する。
【0087】ステップ7mでは、図5のステップ5k〜
5oに示した処理により、電子マネーを支払う処理を実
施し、ステップ7nに移行する。なお、自動販売機VM
は、BT無線部301を通じて電子マネー情報を受信し
て、電子マネーによる支払いを受けると、要求された商
品を取り出し口より排出し、折り返し商品販売受付の情
報を送信する。
【0088】ステップ7nでは、現在の購入回数Nに1
を加えた値を新たなNの値とし、ステップ7oに移行す
る。ステップ7oでは、購入回数Nが10以上であるか
否かを判定する。ここで、Nが10以上の場合には、ス
テップ7eに移行し、一方、Nが10未満の場合には、
ステップ7hに移行する。
【0089】次に、図8を参照して、タイプ3のサービ
スを受けるための処理について説明する。このサービス
は、商品の健康に関わる情報や、ユーザの購入履歴に応
じた商品推奨を行うものである。
【0090】まずステップ8aでは、自動販売機VMに
対して、BT無線部105を通じて、ステップ4aで受
信した自動販売機VMのPINコードを折り返し送信す
るとともに、UIMカード114からユーザの識別コー
ドを読み出して送信し、ステップ8bに移行する。
【0091】これに対して、自動販売機VMでは、BT
無線部301を通じて、自動販売機VMのPINコード
を受信すると、通信部302が顧客管理サーバCSと通
信し、移動無線端末から受信したユーザの識別コードに
基づいて、このユーザの購入履歴の情報を取得する。こ
の購入履歴には、商品名や商品のカロリー情報が含まれ
る。
【0092】そして、自動販売機VMは、BT無線部3
01を通じて、メニュー情報や、自動販売機VMにて販
売される商品名や価格、カロリーの情報と、上記購入履
歴に基づく商品名や商品のカロリー情報を送信する。
【0093】ステップ8bでは、ステップ8aの送信に
応答して自動販売機VMより送信されるメニュー情報、
商品名や価格、カロリーの情報を受信して、ステップ8
cに移行する。
【0094】ステップ8cでは、さらに自動販売機VM
より送信される、当該ユーザの購入した商品名やそのカ
ロリーの情報をBT無線部105を通じて受信して、ス
テップ8dに移行する。
【0095】ステップ8dでは、ステップ8bにて受信
した自動販売機VMのメニュー情報や取り扱う商品のカ
ロリー、またはステップ8cにて受信した当該ユーザの
過去の購入履歴に基づく情報(購入した商品名、数量、
カロリーなど)を、操作部112を通じたユーザの要求
に応じて選択的に表示部111に表示し、ステップ8e
に移行する。
【0096】ここで、図9(a)は、自動販売機VMの
メニュー情報として取り扱う商品やそのカロリーを表示
部111に表示した際の表示例で、図9(b)は、ユー
ザの過去の購入履歴に基づく情報を表示部111に表示
した際の表示例である。
【0097】ステップ8eでは、ステップ8cにて受信
した購入履歴に基づいて、過去10回以内に購入した商
品が、コーヒーや清涼飲料水などのカロリーの高いもの
ばかりであるか否かを判定する。ここで、カロリーの高
いものばかりである場合には、ステップ8fに移行し、
一方、カロリーの高いものばかりではない場合には、ス
テップ8gに移行する。
【0098】ステップ8fでは、表示部111を制御し
て、野菜ジュースなど、比較的カロリーの低い健康飲料
水を購入するように奨める表示を行い、ステップ8gに
移行する。図9(c)に、その表示例を示す。
【0099】ステップ8gでは、ユーザが操作部112
を操作することに応動して、表示部111に表示される
情報をスクロールさせたり、メニュー選択受け付けを行
い、購入したい商品の選択を受け付け、ステップ8hに
移行する。
【0100】ステップ8hでは、表示部111に暗証番
号の入力を促す表示を行い、操作部112を通じて暗証
番号の入力を受け付ける。暗証番号が入力されると、ス
テップ8iに移行する。
【0101】ステップ8iでは、ステップ8hで入力さ
れた暗証番号が、UIMカード114に記憶される電子
マネー用の暗証番号と一致するか否かを判定する。ここ
で、電子マネー用の暗証番号と一致する場合には、ステ
ップ8jに移行する。
【0102】一方、ここで、電子マネー用の暗証番号と
一致しない場合には、ステップ8kに移行して、入力さ
れた暗証番号が正しくない旨の表示を表示部111に行
い、当該処理を終了する。
【0103】ステップ8jでは、図5のステップ5k〜
5oに示した処理により、電子マネーを支払う処理を実
施し、当該処理を終了する。なお、自動販売機VMは、
BT無線部301を通じて電子マネー情報を受信して、
電子マネーによる支払いを受けると、要求された商品を
取り出し口より排出し、折り返し商品販売受付の情報を
送信する。
【0104】次に、図10を参照して、タイプ4のサー
ビスを受けるための処理について説明する。このサービ
スは、自動販売機VMにて購入可能な商品の情報の他
に、広告情報を受信し、この受信した広告情報をメール
などにより他の端末に送信した回数に応じて、懸賞など
に応募するサービスを提供するものである。
【0105】まずステップ10aでは、自動販売機VM
に対して、BT無線部105を通じて、ステップ4aで
受信した自動販売機VMのPINコードを折り返し送信
するとともに、UIMカード114からユーザの識別コ
ードを読み出して送信し、ステップ10bに移行する。
【0106】これに対して、自動販売機VMでは、BT
無線部301を通じて、自動販売機VMのPINコード
を受信すると、通信部302が顧客管理サーバCSと通
信し、移動無線端末から受信したユーザの識別コードに
基づいて、このユーザの広告残り送信回数Mの情報を取
得する。
【0107】そして、自動販売機VMは、BT無線部3
01を通じて、メニュー情報や、自動販売機VMにて販
売される商品名や価格、広告のデータ、広告残り送信回
数Mの情報を送信する。
【0108】ステップ10bでは、ステップ10aの送
信に応答して自動販売機VMより送信されるメニュー情
報、商品名や価格、そして広告のデータ、広告残り送信
回数Mの情報をBT無線部301を通じて受信して、ス
テップ10cに移行する。
【0109】ステップ10cでは、表示部111を制御
して、ステップ10bにて受信した自動販売機VMのメ
ニュー情報や、広告を表示するとともに、広告残り送信
回数Mを表示し、ステップ10dに移行する。
【0110】ステップ10dでは、表示部111を制御
して、メールなどにより広告を他の端末に送信するか、
あるいは商品を購入するかを問う表示を行い、操作部1
12を通じてユーザからの要求を受け付ける。
【0111】ここで、ユーザから広告送信の要求を受け
付けた場合には、ステップ10eに移行し、一方、ユー
ザから商品を購入する要求を受け付けた場合には、ステ
ップ10jに移行する。
【0112】ステップ10eでは、W−CDMA無線部
102を通じてメール送信などにより、ユーザが指定す
る他の端末に対して送信内容に、自動販売機VMより受
信した広告のデータを付加して送信し、ステップ10f
に移行する。ステップ10fでは、広告残り送信回数M
から「1」を減算し、新たに広告残り送信回数Mとし
て、メモリ113に記憶し、ステップ10gに移行す
る。
【0113】ステップ10gでは、広告残り送信回数M
が「0」であるか否かを判定する。ここで、広告残り送
信回数Mが「0」の場合には、ステップ10hに移行
し、一方、広告残り送信回数Mが「0」でない場合に
は、ステップ10dに移行する。
【0114】ステップ10hでは、BT無線部105を
通じて、自動販売機VMに対して、広告残り送信回数M
が「0」である旨を通知する。すると、これに応答し
て、自動販売機VMは、BT無線部301を通じて、懸
賞応募フォームを送信し、これを移動無線端末は、BT
無線部105を通じて受信し、ステップ10iに移行す
る。
【0115】ステップ10iでは、表示部111を制御
して、ユーザに対して懸賞に応募できる旨を報知し、懸
賞応募フォームを表示して、住所や氏名、電話番号など
の入力を求める。
【0116】そして、ユーザが操作部112を通じて応
募に必要な情報を入力し、それが完了すると、入力され
た情報が懸賞応募情報として、BT無線部105を通じ
自動販売機VMに送信され、ステップ10dに移行す
る。
【0117】なお、自動販売機VMは、上記懸賞応募情
報をBT無線部301を通じて受信し、この情報を通信
部302を通じて顧客管理サーバCSに送信し、懸賞の
応募を受け付ける。
【0118】一方、ステップ10jでは、ユーザが操作
部112を操作することに応動して、表示部111に表
示される情報をスクロールさせたり、メニュー選択受け
付けを行い、購入したい商品の選択を受け付け、ステッ
プ10kに移行する。
【0119】ステップ10kでは、表示部111に暗証
番号の入力を促す表示を行い、操作部112を通じて暗
証番号の入力を受け付ける。暗証番号が入力されると、
ステップ10lに移行する。
【0120】ステップ10lでは、ステップ10kで入
力された暗証番号が、UIMカード114に記憶される
電子マネー用の暗証番号と一致するか否かを判定する。
ここで、電子マネー用の暗証番号と一致する場合には、
ステップ10mに移行する。
【0121】一方、ここで、電子マネー用の暗証番号と
一致しない場合には、ステップ10nに移行して、入力
された暗証番号が正しくない旨の表示を表示部111に
行い、当該処理を終了する。
【0122】ステップ10mでは、図5のステップ5k
〜5oに示した処理により、電子マネーを支払う処理を
実施し、当該処理を終了する。なお、自動販売機VM
は、BT無線部301を通じて電子マネー情報を受信し
て、電子マネーによる支払いを受けると、要求された商
品を取り出し口より排出し、折り返し商品販売受付の情
報を送信する。
【0123】以上のように、上記構成の移動無線端末で
は、年齢制限が設定される商品を販売するタイプ1のサ
ービスを提供する自動販売機VMと電子商取引を行う場
合に、UIMカード114に記憶されるユーザの年齢情
報と、自動販売機VMに設定される商品の年齢制限情報
とを比較して、ユーザが年齢制限に該当しない場合に限
り、商品の購入が行えるようにしている。
【0124】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、酒やたばこなどのような年齢制限のある商品の販
売についても、法律や条令を遵守して物品を購入するこ
とができる。
【0125】また、上記構成の移動無線端末では、ユー
ザの購入回数に応じて例えば商品が無償でもらえるとい
った特別なサービスを提供する、タイプ2のサービスを
提供する自動販売機VMと電子商取引を行う場合に、顧
客管理サーバCSから当該ユーザの購入履歴の情報を取
得し、この情報に基づいて特別なサービスが受けられる
か否かを判断し、特別なサービスが受けられる場合に
は、その旨をユーザに報知するようにしている。
【0126】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、タイプ2のサービスを提供する自動販売機VMを
利用する場合には、ユーザに購入履歴に応じた特別なサ
ービスが受けられる旨を報知できるので、タイプ2のサ
ービスを提供する自動販売機VMを利用する際の利便性
が向上し、ユーザが利用することを促進させることがで
きる。
【0127】さらに、上記構成の移動無線端末では、タ
イプ3のサービスとして、自動販売機VMにて購入可能
な商品のカロリーなど健康管理に関わる情報を、購入前
に自動販売機VMから取得して表示部111に表示し、
またユーザの購入履歴を取得して、これに基づいてユー
ザに適した商品を推奨するようにしている。
【0128】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、購入前に商品の健康に関する情報を入手できるの
で、ユーザは健康に留意することができるとともに、ユ
ーザの健康維持に寄与することができる。
【0129】さらにまた、上記構成の移動無線端末で
は、タイプ4のサービスとして、自動販売機VMから広
告データを受信して表示部111に表示し、またこの広
告データを他の移動無線端末へ送信する回数に応じて、
例えば懸賞に応募できるなどの特別なサービスを受けら
れるようにしている。
【0130】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、特別なサービスを期待するユーザの手によって、
広告を広く報知することができ、またユーザは、広告を
他の移動無線端末に報知することにより、特別なサービ
スの提供を受けることができる。
【0131】以上のように、上記構成の移動無線端末で
は、ユーザの年齢に応じて商品の販売を制限したり、ユ
ーザ毎に情報を管理することにより、ユーザに応じたサ
ービスを提供できる。
【0132】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0133】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、電子
商取引において、ユーザの年齢と、販売機の商品に対応
づけられた年齢制限を示す情報とを比較し、この比較結
果が所定の条件を満たす場合に限り、販売機に商品の販
売を要求するようにしている。
【0134】したがって、この発明によれば、酒やたば
こなどのような年齢制限のある商品の販売についても、
法律や条令を遵守して電子商取引を行うことが可能な移
動無線端末を提供できる。
【0135】また、この発明では、電子商取引におい
て、販売機の利用回数が所定の回数以上であった場合
に、所定のサービスを販売機より受けることが可能な旨
をユーザに報知するようにしている。
【0136】したがって、この発明によれば、電子商取
引において、ユーザに利用回数に応じた特別なサービス
が受けられる旨を報知できるので、このサービスを提供
する販売機を利用する際の利便性が向上し、ユーザが利
用することを促進させることが可能な移動無線端末を提
供できる。
【0137】さらに、この発明では、電子商取引におい
て、自己の利用履歴の情報を販売機から取得し、この利
用履歴が所定の条件を満たす場合に、所定の商品を購入
するように奨める表示を行うようにしている。
【0138】したがって、この発明によれば、電子商取
引において、例えば上記販売機が食品を販売する場合、
偏った商品を購入しないように、他の商品を奨めること
ができるので、ユーザの健康維持に寄与することが可能
な移動無線端末を提供できる。
【0139】さらにまた、この発明では、電子商取引に
おいて、広告データを他の端末に送信した回数が所定の
回数以上になると、販売機より所定のサービスを受ける
ようにしている。
【0140】したがって、この発明によれば、電子商取
引において、所定のサービスを販売機より受けることを
期待するユーザの手により、広告データを他の端末に送
信することができ、またユーザは、広告を他の端末に報
知することにより、特別なサービスの提供を受けること
が可能な移動無線端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末の一実施形態の
構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末を用いて、電子商取
引を行う場合のシステム構成図。
【図3】図1に示した移動無線端末において、電子マネ
ーに関する情報をUIMカードに引き出す場合の処理を
説明するフローチャート。
【図4】図1に示した移動無線端末において、自動販売
機が提供するサービスの種別を判定する処理を説明する
フローチャート。
【図5】図1に示した移動無線端末において、タイプ1
のサービスを提供する自動販売機より商品を購入する場
合の処理を説明するフローチャート。
【図6】図1に示した移動無線端末の表示部に、メニュ
ー情報を表示した場合の表示例を示す図。
【図7】図1に示した移動無線端末において、タイプ2
のサービスを提供する自動販売機より商品を購入する場
合の処理を説明するフローチャート。
【図8】図1に示した移動無線端末において、タイプ3
のサービスを提供する自動販売機より商品を購入する場
合の処理を説明するフローチャート。
【図9】図8に示した処理により、移動無線端末の表示
部に表示される情報の一例を示す図。
【図10】図1に示した移動無線端末において、タイプ
4のサービスを提供する自動販売機より商品を購入する
場合の処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
BS…基地局 VM…自動販売機 CS…顧客管理サーバ EMS…電子マネーサーバ 100…制御部 101…アンテナ 102…W−CDMA無線部 103…電圧制御部 104…アンテナ 105…BT無線部 106…音声コーデック部 107…マイクロホン 108…スピーカ 109…画像処理部 110…カメラ 111…表示部 112…操作部 113…メモリ 114…UIMカード 115…インターフェイス 300…制御部 301…BT無線部 302…通信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109M H04L 9/32 H04L 9/00 673E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続可能な基地局と無線
    接続して通信する第1の通信手段と、この第1の通信手
    段より無線送信電力が小さい電波により、通信相手局と
    無線通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末に
    おいて、 ユーザの年齢を記憶する記憶手段と、 前記第2の通信手段を用いて、電子商取引が可能な販売
    機と通信し、商品に対応づけられた年齢制限を示す情報
    を取得する通信制御手段と、 前記記憶手段に記憶されるユーザの年齢と、前記通信制
    御手段にて取得した年齢制限を示す情報とを比較する比
    較手段と、 この比較手段の比較結果が所定の条件を満たす場合に限
    り、前記第2の通信手段を用いて、前記販売機に商品の
    販売を要求する要求手段とを具備することを特徴とする
    移動無線端末。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続可能な基地局と無線
    接続して通信する第1の通信手段と、この第1の通信手
    段より無線送信電力が小さい電波により、通信相手局と
    無線通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末に
    おいて、 ユーザの識別情報を記憶する記憶手段と、 前記第2の通信手段を用いて、電子商取引が可能な販売
    機に前記記憶手段に記憶される識別情報を送信し、前記
    識別情報に対応する前記販売機の利用回数の情報を取得
    する通信制御手段と、 前記販売機と電子商取引を行う毎に、前記利用回数を加
    算する加算手段と、 前記利用回数の情報が所定の回数以上であった場合に、
    所定のサービスを前記販売機より受けることが可能な旨
    をユーザに報知する報知手段とを具備することを特徴と
    する移動無線端末。
  3. 【請求項3】 ネットワークに接続可能な基地局と無線
    接続して通信する第1の通信手段と、この第1の通信手
    段より無線送信電力が小さい電波により、通信相手局と
    無線通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末に
    おいて、 ユーザの識別情報を記憶する記憶手段と、 前記第2の通信手段を用いて、電子商取引が可能な販売
    機に前記記憶手段に記憶される識別情報を送信し、前記
    識別情報に対応する前記販売機の利用履歴の情報を取得
    する通信制御手段と、 前記利用履歴の情報が所定の条件を満たす場合に、所定
    の商品を購入するように奨める表示を視覚的に示す表示
    手段とを具備することを特徴とする移動無線端末。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続可能な基地局と無線
    接続して通信する第1の通信手段と、この第1の通信手
    段より無線送信電力が小さい電波により、通信相手局と
    無線通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末に
    おいて、 ユーザの識別情報を記憶する記憶手段と、 前記第2の通信手段を用いて、電子商取引が可能な販売
    機に前記記憶手段に記憶される識別情報を送信し、広告
    データと前記識別情報に対応する広告の送信回数を取得
    する通信制御手段と、 前記広告データを他の端末に送信する毎に、前記広告の
    送信回数を加算する加算手段と、 前記広告の送信回数が所定の回数以上であった場合に、
    所定のサービスを前記販売機より受けるサービス被提供
    手段とを具備することを特徴とする移動無線端末。
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