JP2002288167A - 翻訳システム - Google Patents

翻訳システム

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JP2002288167A
JP2002288167A JP2001224024A JP2001224024A JP2002288167A JP 2002288167 A JP2002288167 A JP 2002288167A JP 2001224024 A JP2001224024 A JP 2001224024A JP 2001224024 A JP2001224024 A JP 2001224024A JP 2002288167 A JP2002288167 A JP 2002288167A
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JP2001224024A
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Hiroshi Kitada
博志 北田
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Kodensha Co Ltd
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Kodensha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原文の入力文字列を翻訳して翻訳文字列を出力
する際に、原文の言語の表音文字等で出力するシステム
を提供することを目的とする。 【解決手段】ユーザは、インターネットに接続可能なユ
ーザ端末装置である携帯電話12から原文を入力し翻訳
サーバ装置に送信する。翻訳サーバ装置は、原文を目的
言語に翻訳し、その読みを原文の言語の表音文字(例え
ば、カタカナ)で出力する。なお、翻訳文の読みを生成
する場合には、目的言語に応じた発音規則を適用する。
また、音声出力可能な携帯電話12であれば、翻訳文の
音声データの再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の技術分野】この発明は、原文の入力文字列を翻
訳して翻訳文字列を出力するシステムおよびその方法に
関し、特に、翻訳文字列を原文の言語の表音文字等で出
力するシステムおよびその方法に関する。
【従来の技術および課題】従来からコンピュータ装置を
用いた機械翻訳システムが知られている。この場合、翻
訳プログラムが含まれる記録媒体等をコンピュータ装置
にインストールして利用される。また、最近では、LA
Nやインターネット等のネットワークを介した翻訳サー
バ装置に、ユーザのコンピュータ装置から接続して機械
翻訳を行う方法も利用されている。しかし、上記のよう
な翻訳システムを利用する場合、コンピュータ装置に翻
訳の目的言語のフォントがインストールされていなけれ
ば、ディスプレイに表示することはできない。つまり、
英語やフランス語等の翻訳結果をテキスト情報で表示す
るには、アルファベットのフォントが必要であり、中国
語や韓国語等の翻訳結果をテキスト情報で表示するに
は、中国語や韓国語のフォントが必要になる。なお、フ
ォントをインストールせずに表示する方法として、翻訳
結果をイメージデータに変換する方法も考えられるが、
この場合、翻訳結果を表示するためのデータ量が多くな
ってしまう。例えば、ユーザが、送受信したデータ量に
基づいて課金されるような、ウェブブラウザ機能付きの
携帯電話等を利用している場合には向かない。また、翻
訳結果を翻訳の目的言語で表示できたとしても、ユーザ
が、その翻訳文字列の読み方を知らないと会話には使用
できない。この発明は、上記のような問題を解決するも
のであって、翻訳の目的言語に関するフォントをインス
トールしなくても翻訳システムが利用でき、ユーザが目
的言語の翻訳文字の読み方を知らなくても翻訳結果を発
音することができるシステムを提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)(2)
この発明の翻訳システムまたは翻訳サーバ装置において
は、ユーザ端末装置は、入力された第1言語文字列を翻
訳サーバ装置に送信し、翻訳サーバ装置は、ユーザ端末
装置から受信した第1言語文字列を翻訳して第2言語文
字列を生成し、当該第2言語文字列の発音を、第1言語
文字列によって表記した発音文字列を生成し、当該発音
文字列をユーザ端末装置に送信し、ユーザ端末装置は、
入力された第一言語文字列に対応づけて、受信した発音
文字列を表示することを特徴としている。したがって、
第1言語文字列を入力したユーザは、第2言語文字列を
読めなくても、第2言語に翻訳された文字列を発音する
ことができる。 (3)この発明の翻訳システムまたは翻訳サーバ装置にお
いては、翻訳サーバ装置は、生成した第2言語文字列を
発音することのできる音声データを生成して、ユーザ端
末装置に送信し、前記ユーザ端末装置は、受信した音声
データを音声出力することを特徴としている。したがっ
て、ユーザが第2言語に翻訳された文字列を発声しなく
ても、ユーザ端末装置を利用して翻訳文の発音を行うこ
とができる。これにより、外国人とのコミュニケーショ
ンを簡単に行うことができる。 (4)この発明の翻訳システムまたは翻訳サーバ装置にお
いては、翻訳サーバ装置は、前記ユーザ端末装置からの
指令を受けて、前記音声データの生成処理を開始するこ
とを特徴としている。したがって、ユーザの要求に応じ
た形式で翻訳結果を出力することができる。また、ユー
ザからの指令が入力されない限り音声データの生成処理
を行わないので、翻訳サーバ装置の処理負荷を軽減で
き、ユーザに送信するデータ量も削減することができ
る。 (5)この発明の翻訳システムまたは翻訳サーバ装置にお
いては、翻訳サーバ装置は、発音文字列とともに生成し
た第2言語文字列をユーザ端末装置に送信し、前記ユー
ザ端末装置は、受信した第2言語文字列を発音すること
のできる音声データを生成して、音声出力することを特
徴としている。したがって、ユーザが第2言語に翻訳さ
れた文字列を発声することを必要とせず、ユーザ端末装
置を利用して翻訳文の発音をより正確に行うことができ
る。これにより、外国人とのコミュニケーションを簡単
に行うことができる。 (6)この発明の翻訳システムまたは翻訳サーバ装置にお
いては、ユーザ端末装置は、携帯端末装置であることを
特徴としている。したがって、ユーザは会話を行いたい
ときに翻訳システムを利用することができる。 (7)(8)(9)この発明の翻訳装置、翻訳装置をコンピュー
タを用いて実現するためのプログラムまたは翻訳装置を
コンピュータを用いて実現するためのプログラムを記録
した記録媒体においては、ユーザから入力された第1言
語文字列を翻訳して第2言語文字列を生成し、当該第2
言語文字列の発音を、第1言語文字列によって表記した
発音文字列を生成して出力することを特徴としている。
したがって、第1言語文字列を入力したユーザは、第2
言語文字列を読めなくても、第2言語に翻訳された文字
列を発音することができる。 (10)この発明の翻訳装置、翻訳装置をコンピュータを用
いて実現するためのプログラムまたは翻訳装置をコンピ
ュータを用いて実現するためのプログラムを記録した記
録媒体においては、第2言語文字列を発音することので
きる音声データを生成して、第2言語文字列の音声出力
を行うことを特徴としている。したがって、ユーザが第
2言語に翻訳された文字列を発声することを必要とせ
ず、翻訳装置を利用して翻訳文の発音をより正確に行う
ことができる。これにより、外国人とのコミュニケーシ
ョンを簡単に行うことができる。 (11)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
2言語文字列の発音を第1言語文字列によって表記した
発音文字列を生成する際に、当該第2言語文字列の並び
に応じて発音を変化させる規則を考慮して、第1言語文
字列によって表記した発音文字列を修正することを特徴
としている。したがって、ユーザは、第2言語における
実際の発音に近い発音を行うことができる。例えば、単
語間の関係により発音変化が生じる、フランス語のリエ
ゾン等がこれに該当する。 (12)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
1言語文字列は、日本語であることを特徴としている。
したがって、日本語を読み書きユーザであれば、本発明
にかかる装置等を利用することができる。 (13)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
1言語文字列によって表記した発音文字列は仮名文字で
構成されることを特徴としている。したがって、仮名文
字を読むことのできるユーザであれば、本発明にかかる
装置等を利用することができる。 (14)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
2言語文字列は、韓国語、中国語またはフランス語であ
ることを特徴としている。したがって、ユーザは、韓国
語、中国語またはフランス語を知らなくても翻訳された
言語を発音することができる。 (15)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
1言語文字列は、英語または中国語をローマ字で表音化
したピンインであることを特徴としている。したがっ
て、英語または中国語のピンインを理解できるユーザで
あれば、本発明にかかる装置等を利用することができ
る。 (16)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
2言語文字列は、日本語であることを特徴としている。
したがって、ユーザは、日本語を知らなくても翻訳され
た言語を発音することができる。 (17)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
1言語文字列によって表記した発音文字列は、発音記号
で構成されることを特徴としている。したがって、発音
記号を発音できるユーザであれば、本発明にかかる装置
等を利用することができる。 (18)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、第
1言語文字列によって表記した発音文字列は、ローマ字
で構成されることを特徴としている。したがって、ロー
マ字を発音できるユーザであれば、本発明にかかる装置
等を利用することができる。 (19)この発明の翻訳システム、翻訳サーバ装置、翻訳装
置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプ
ログラムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現す
るためのプログラムを記録した記録媒体においては、ロ
ーマ字は、日本語の発音特性を考慮して生成されたもの
であることを特徴としている。したがって、ユーザは、
日本語の発音特性を知らなくても滑らかに話すことがで
きる。 (20)この発明の翻訳システムを実現するための方法にお
いては、ユーザ端末装置は、入力された第1言語文字列
を翻訳サーバ装置に送信し、翻訳サーバ装置は、ユーザ
端末装置から受信した第1言語文字列を翻訳して第2言
語文字列を生成し、当該第2言語文字列の発音を、第1
言語文字列によって表記した発音文字列を生成し、当該
発音文字列をユーザ端末装置に送信し、ユーザ端末装置
は、入力された第一言語文字列に対応づけて、受信した
発音文字列を表示することを特徴としている。したがっ
て、第1言語文字列を入力したユーザは、第2言語文字
列を読めなくても、第2言語に翻訳された文字列を発音
することができる。 (21)この発明の翻訳システムを実現するための方法にお
いては、翻訳サーバ装置は、生成した第2言語文字列を
発音することのできる音声データを生成して、ユーザ端
末装置に送信し、前記ユーザ端末装置は、受信した音声
データを音声出力することを特徴としている。したがっ
て、ユーザが第2言語に翻訳された文字列を発声するこ
とを必要とせず、ユーザ端末装置を利用して翻訳文の発
音をより正確に行うことができる。これにより、外国人
とのコミュニケーションを簡単に行うことができる。 (22)この発明の翻訳システムを実現するための方法にお
いては、翻訳サーバ装置は、前記ユーザ端末装置からの
指令を受けて、前記音声データの生成処理を開始するこ
とを特徴としている。したがって、ユーザの要求に応じ
た形式で翻訳結果を出力することができる。また、ユー
ザからの指令が入力されない限り音声データの生成処理
を行わないので、翻訳サーバ装置の処理負荷を軽減で
き、ユーザに送信するデータ量も削減することができ
る。 (23)この発明の翻訳システムを実現するための方法にお
いては、翻訳サーバ装置は、発音文字列とともに生成し
た第2言語文字列をユーザ端末装置に送信し、前記ユー
ザ端末装置は、受信した第2言語文字列を発音すること
のできる音声データを生成して、音声出力することを特
徴としている。したがって、ユーザが第2言語に翻訳さ
れた文字列を発声することを必要とせず、ユーザ端末装
置を利用して翻訳文の発音をより正確に行うことができ
る。これにより、外国人とのコミュニケーションを簡単
に行うことができる。
【発明の実施の形態】1.第1の実施形態 (1)全体構成 以下、本発明における一実施形態について、図面を参照
して説明する。図1に、翻訳システムの全体構成を示
す。この図において、翻訳サーバ装置10とユーザ端末
装置である携帯電話12は、インターネット1を介して
接続可能である。ここで、携帯電話12は、インターネ
ットに接続可能であって、ウェブブラウザ機能部12A
を備えている。例えば、携帯電話12は、i−mode
(登録商標)対応の携帯電話によって実現される。な
お、この場合、i−mode(登録商標)対応の携帯電
話とインターネットの間には、プロトコル変換などを行
うサービスセンタ等が実際には存在する。また、翻訳サ
ーバ装置10は、システム運営業者等のコンピュータ装
置によって実現され、データベース機能部10Aおよび
ウェブサーバ機能部10Bを備えている。なお、図1に
おいて、携帯電話12は、1台しか示されていないが、
実際には複数の装置が存在する。 (2)ハードウェア構成 図2に、翻訳サーバ装置10のハードウェア構成図を示
す。この装置は、CPU20、メモリ21、ディスプレ
イ22、ハードディスク23(記憶装置)、キーボード
/マウス24、通信回路25、CD−ROMドライブ2
6を備えている。なお、通信回路25は、他のコンピュ
ータ装置との接続を行うための回路である。翻訳サーバ
装置10のハードディスク23には、翻訳プログラム、
データベース管理プログラム、ウェブサーバプログラム
等が記録されている。これらのプログラムは、CD−R
OMドライブ26を介して、CD−ROM27等に記録
されたプログラムをインストールしたものである。図3
に、携帯電話12のハードウェア構成図を示す。この装
置は、CPU30、メモリ31、ディスプレイ32、入
力キー33、通信回路34、スピーカ35を備えてい
る。なお、通信回路34は、他のコンピュータ装置との
接続を行うための回路である。携帯電話14のメモリ3
1には、ブラウザプログラムが記録されている。 (3)日韓翻訳 図4は、本実施形態において、ユーザが、翻訳システム
を利用する場合のフローチャートである。また、図6
は、この場合に、携帯電話12のディスプレイ32に表
示される画面の例である。まず、ユーザは、携帯電話1
2のブラウザプログラムを起動し、特定のURLを入力
して翻訳サーバ装置10にアクセスする(図4、ステッ
プS401)。アクセスを受けて、翻訳サーバ装置10
は、図6に示す日韓翻訳の原文入力画面61を携帯電話
12に送信する(ステップS411)。なお、前記原文
入力画面61には、原文として日本語を入力する入力欄
61A、「翻訳」ボタン61B、「クリア」ボタン61
C等が表示される。次に、ユーザが、携帯電話12で韓
国語に翻訳を行いたい日本語の原文を前記入力欄61A
に入力し、「翻訳」ボタン61Bを押下すると(ステッ
プS402)、翻訳サーバ装置10のCPU20は、韓
国語の翻訳処理を開始する(ステップS412)。図5
に前記韓国語の翻訳処理についての詳細を示す。 原文の構文解析 まず、CPU20は、入力された原文の形態素解析等に
より構文解析を行う(ステップS501)。したがっ
て、入力欄61Aに入力された「1週間が過ぎたのに連
絡がないですね」という入力文章が、意味をもつ最小の
要素である形態素に分割された後、構文解析が行われ
る。 翻訳文をハングル文字で生成 次に、CPU20は、前記構文解析の結果に基づいて、
韓国語の文法ルールを考慮し翻訳辞書データベース50
を参照して、原文の翻訳文をハングル文字で生成する
(ステップS502)。ここで、図7に、この発明にお
ける日韓翻訳の翻訳過程を示す。なお、前記入力文章7
Aは、ハングル文字の翻訳文7Bに翻訳される。 ハングル文字の分解 次に、CPU20は、ハングル文字構成データベース5
1を参照し、翻訳文7Bに対してハングル文字の分解を
行う(ステップS503)。例えば、1つのハングル文
字は、図8に示すように、「始声」および「中声」から
構成されており(AまたはB)、さらに文字によっては
「終声」が加わる場合もある(CまたはD)。また、こ
こでは便宜上、分解済みのハングル文字の1文字を、括
弧の中に左から(始声,中声,終声)のように表現する
ものとする。なお、翻訳文7Bの分解直後の文字列は、
図7の文字列7Cに示すようになる。 連音化処理 次に、CPU20は、文字列7Cに対しての連音化処理
を行う(ステップS504)。ここで、連音化処理と
は、連続する2つのハングル文字を発音する場合に、前
のハングル文字の終声である子音と後のハングル文字の
始声である母音を、あわせて発音するように変化させる
ことである。例えば、連音化処理に関する規則は、図9
に示すようになる。CPU20は、前記規則に従って各
文字列を検査し、終声と始声の組み合わせに応じた連音
化処理を行う。なお、図7の文字列7Dは、文字列7C
に連音化処理を行ったものである。この場合、文字列中
の3個所(左から3〜4文字目、11〜12文字目、1
4〜15文字目)において、図9に示す規則9Aによる
連音化処理が行われている。 鼻音化処理 次に、CPU20は、文字列7Dに対して鼻音化処理を
行う(ステップS505)。ここで、鼻音化処理とは、
連続する2つのハングル文字を発音する場合に、前のハ
ングル文字の終声である子音と後のハングル文字の始声
である母音の組み合わせによって、終声または始声を鼻
にかかる発音に変化させることである。例えば、鼻音化
処理に関する規則は、図10の規則表AまたはBに示す
ようになる。CPU20は、前記規則に従って各文字列
を検査し、終声と始声の組み合わせに応じた鼻音化処理
を行う。なお、図7の文字列7Eは、文字列7Dに鼻音
化処理を行ったものである。この場合、文字列中の1個
所(左から6〜7文字目)において、図10に示す規則
10Aによる鼻音化処理が行われている。 流音化処理 次に、CPU20は、文字列7Eに対して流音化処理を
行う(ステップS506)。ここで、流音化処理とは、
連続する2つのハングル文字を発音する場合に、前のハ
ングル文字の終声である子音と後のハングル文字の始声
である母音の組み合わせによって、終声または始声を滑
らかに話すことができる発音に変化させることである。
例えば、流音化処理に関する規則は、図11の規則に示
すようになる。CPU20は、前記規則に従って各文字
列を検査し、終声と始声の組み合わせに応じた流音化処
理を行う。なお、図7の文字列7Fは、文字列7Eに流
音化処理を行ったものである。この場合、文字列中の1
個所(左から10〜11文字目)において、図11に示
す規則11Aによる流音化処理が行われている。 ハングル文字の生成 次に、CPU20は、ハングル文字構成データベース5
1を参照し、文字列7Fからハングル文字を生成する
(ステップS507)。例えば、前記「ハングル文字の
分解」とは逆の処理を行い、括弧内の始声、中声、終声
から1つのハングル文字を生成する。なお、図7の文字
列7Gは、文字列7Fからハングル文字の生成を行った
ものである。 カタカナ読みの生成 次に、CPU20は、ハングル−カタカナ読みデータベ
ース52を参照し、文字列7Gから日本語のカタカナ読
みを生成する(ステップS508)。例えば、前記ハン
グル−カタカナ読みデータベース52には、1つのハン
グル文字に対して、日本語のカタカナ読みが対応づけて
記録されている。なお、図7の文字列7Hは、文字列7
Gからカタカナ読みの生成を行ったものである。 清音化処理 次に、CPU20は、ハングル文字構成データベース5
1を参照し、文字列7Hに対して清音化処理を行う(ス
テップS509)。ここで、清音化処理とは、語頭のハ
ングル文字または前のハングル文字の終声が特定の子音
である特定の始声をもつハングル文字に対して、濁音を
取り除いた発音に変化させることである。例えば、清音
化処理に関する規則は、図12の規則に示すようにな
る。CPU20は、バッファに保存しておいた文字列7
Fに対して、前記規則に従って各文字列を検査し、対応
する文字列7Hの文字を濁音を取り除いた発音に変化さ
せる。なお、図7の文字列7Iは、文字列7Hに流音化
処理を行ったものである。この場合、文字列中の2個所
(左から8文字目、21文字目)において清音化処理が
行われている。したがって、翻訳結果は「イルヂュゥイ
リ チナンヌンデド ヨルラギ オプクゥニョ」とな
る。そして、翻訳サーバ装置10は、前記翻訳結果を原
文と対応づけて送信画面を生成し、携帯電話12に送信
する(ステップS413)。送信を受けて、携帯電話1
2は、原文の日本語およびカタカナの翻訳結果の画面6
2(図6)をディスプレイ32に表示する(ステップS
403)。なお、この場合、原文の日本語を表示せず、
カタカナの翻訳結果のみを表示するようにしてもよい。 2.第2の実施形態 (1)日仏翻訳 第2の実施形態における翻訳システムの全体構成は、図
1と同様である。また、各装置のハードウェア構成は、
図2および図3と同様である。ユーザが、翻訳システム
を利用する場合のフローチャートは、図4と同様であ
る。また、図14は、この場合に、携帯電話12のディ
スプレイ32に表示される画面の例である。まず、ユー
ザは、携帯電話12のブラウザプログラムを起動し、特
定のURLを入力して翻訳サーバ装置10にアクセスす
る(図4、ステップS401)。アクセスを受けて、翻
訳サーバ装置10は、図14に示す日仏翻訳の原文入力
画面141を携帯電話12に送信する(ステップS41
1)。なお、前記原文入力画面141には、原文として
日本語を入力する入力欄141Aと「翻訳」ボタン14
1B、「クリア」ボタン141Cが表示される。次に、
ユーザが、携帯電話12でフランス語に翻訳を行いたい
日本語の原文を前記入力欄141Aに入力し、「翻訳」
ボタン141Bを押下すると(ステップS402)、翻
訳サーバ装置10のCPU20は、フランス語の翻訳処
理を開始する(ステップS412)。図13に前記フラ
ンス語の翻訳処理についての詳細を示す。 原文の構文解析 まず、CPU20は、入力された原文の形態素解析等に
より構文解析を行う(ステップS1301)。したがっ
て、入力欄141Aに入力された「ここに飛行機があり
ます」という入力文章が、意味をもつ最小の要素である
形態素に分割された後、構文解析が行われる。 翻訳文をアルファベットで生成 次に、CPU20は、前記構文解析の結果に基づいて、
フランス語の文法ルールを考慮し、翻訳辞書データベー
ス130を参照して、原文の翻訳文をアルファベットで
生成する(ステップS1302)。ここで、図15に、
この発明における日仏翻訳の翻訳過程を示す。なお、前
記入力文章15Aは、アルファベットの翻訳文15Bに
翻訳される。 カタカナ読み生成 次に、CPU20は、フランス語−カタカナ読みデータ
ベース131を参照し、翻訳文15Bから日本語のカタ
カナ読みを生成する(ステップS1303)。例えば、
前記フランス語−カタカナ読みデータベース131に
は、1つのフランス語単語に対して、日本語のカタカナ
読みが対応づけて記録されている。なお、図15の文字
列15Cは、翻訳文15Bから生成したものである。し
たがって、「Voici un avion.」は、
「ヴォワスィ アン アヴィヨン」となる。 連音化処理(リエゾン) 次に、CPU20は、連音化データベース132を参照
し、文字列15Cに対して連音化処理を行う(ステップ
S1304)。ここで、連音化処理とは、連続する2つ
の単語を発音する場合に、前のフランス語単語の子音と
後のフランス語単語の母音を、あわせて発音するように
変化させることである。例えば、連音化データベース1
32の「子音」と「母音」の組み合わせがフランス語の
翻訳文に存在した場合、「対象カナ」を「入替カナ」に
入れ替えることによって連音化することができる。な
お、図15の文字列15Dは、文字列15Cに連音化処
理を行ったものである。この場合、文字列中の「アン
ア」の個所が「アンナ」に連音化されている。したがっ
て、翻訳結果は「ヴォワスィ アンナヴィヨン」とな
る。そして、翻訳サーバ装置10は、前記翻訳結果を原
文と対応づけて送信画面を生成し、携帯電話12に送信
する(ステップS413)。送信を受けて、携帯電話1
2は、原文の日本語およびカタカナの翻訳結果の画面1
42(図14)をディスプレイ32に表示する(ステッ
プS403)。なお、この場合、原文の日本語を表示せ
ず、カタカナの翻訳結果のみを表示するようにしてもよ
い。 3.第3の実施形態 (1)日中翻訳 第3の実施形態における翻訳システムの全体構成は、図
1と同様である。また、各装置のハードウェア構成は、
図2および図3と同様である。ユーザが、翻訳システム
を利用する場合のフローチャートは、図4と同様であ
る。また、図17は、この場合に、携帯電話12のディ
スプレイ32に表示される画面の例である。まず、ユー
ザは、携帯電話12のブラウザプログラムを起動し、特
定のURLを入力して翻訳サーバ装置10にアクセスす
る(図4、ステップS401)。アクセスを受けて、翻
訳サーバ装置10は、図17に示す日中翻訳の原文入力
画面171を携帯電話12に送信する(ステップS41
1)。なお、前記原文入力画面171には、原文として
日本語を入力する入力欄171Aと「翻訳」ボタン17
1B、「クリア」ボタン171Cが表示される。次に、
ユーザが、携帯電話12で中国語に翻訳を行いたい日本
語の原文を前記入力欄171Aに入力し、「翻訳」ボタ
ン171Bを押下すると(ステップS402)、翻訳サ
ーバ装置10のCPU20は、中国語の翻訳処理を開始
する(ステップS412)。図16に前記中国語の翻訳
処理についての詳細を示す。 原文の構文解析 まず、CPU20は、入力された原文の形態素解析等に
より構文解析を行う(ステップS1601)。したがっ
て、入力欄141Aに入力された「ちょっと味を見てく
ださい」という入力文章が、意味をもつ最小の要素であ
る形態素に分割された後、構文解析が行われる。 翻訳文を漢字で生成 次に、CPU20は、前記構文解析の結果に基づいて、
中国語の文法ルールを考慮し、翻訳辞書データベース1
60を参照して原文の翻訳文を漢字で生成する(ステッ
プS1602)。ここで、図18に、この発明における
日中翻訳の翻訳過程を示す。なお、前記入力文章18A
は、漢字の翻訳文18Bに翻訳される。 声調付きピンインデータの生成 次に、CPU20は、漢字−ピンインデータベース16
1を参照し、翻訳文18Bから声調付きピンインデータ
を生成する(ステップS1603)。なお、ピンインと
は、中国語をローマ字で表音化したものである。例え
ば、前記漢字−ピンインデータベース161には、1つ
の中国語の漢字に対して、1つの声調付きピンインデー
タが対応づけて記録されている。ここで声調とは、中国
語を正確に発音するために必要な高低昇降のアクセント
である。また、中国語の声調には図20に示すように、
「軽声」、「陰声(1声)」、「陽声(2声)」、「上
声(3声)」、「去声(4声)」の5種類の声調が存在
し、ピンインでは20Aに示すような声調記号を使用す
る。また、一般にコンピュータ上では、上記5種類の声
調を0〜4の数字を代用して表現する場合もある(図2
0、20B)。しかしながら、数字を代用した声調の表
現方法は、中国語の知識がないものにとって理解しにく
いものである。そこで、本発明においては、携帯端末装
置等で使用できる文字の中から、中国語の声調記号に似
かよった文字を設定し、カタカナ読みに付加することで
より正確に発音できるようにしている(図20、20
C)。本発明のにおいて使用する声調記号20Cは、ユ
ーザが理解しやすい文字であれば他の文字であってもよ
い。なお、図18の文字列18Cは、翻訳文18Bから
声調付きピンインデータを生成したものである。 連音化処理 次に、CPU20は、連音化データベース162を参照
し、文字列18Cに対して連音化処理を行う(ステップ
S1604)。ここで、連音化処理とは、文節中の単語
を発音する場合に、特定の規則に従って声調を変化させ
ることである。例えば、図19に示すように、中国語で
は軽声化と変調化の2種類の連音化が存在する。なお、
図18の文字列18Dは、文字列18Cに連音化処理を
行ったものである。この場合、3文字目の「一」の個所
が軽音化されて軽声に変化している。したがって、翻訳
結果は「チvン ツァ/ン イ シャ、 ウェ、ィ ダオ」
となる。そして、翻訳サーバ装置10は、前記翻訳結果
を原文と対応づけて送信画面を生成し、携帯電話12に
送信する(ステップS413)。送信を受けて、携帯電
話12は、原文の日本語およびカタカナの翻訳結果の画
面172(図17)をディスプレイ32に表示する(ステ
ップS403)。なお、この場合、原文の日本語を表示
せず、カタカナの翻訳結果のみを表示するようにしても
よい。 4.第4の実施形態 (1)英日翻訳 第4の実施形態における翻訳システムの全体構成は、図
1と同様である。また、各装置のハードウェア構成は、
図2および図3と同様である。ユーザが、翻訳システム
を利用する場合のフローチャートは、図4と同様であ
る。また、図22は、この場合に、携帯電話12のディ
スプレイ32に表示されq なお、前記原文入力画面2
21には、原文として英語を入力する入力欄221Aと
「Translate」ボタン221B、「clear」ボタン221
Cが表示される。次に、ユーザが、携帯電話12で日本
語に翻訳を行いたい英語の原文を前記入力欄221Aに
入力し、「Translate」ボタン221Bを押下すると
(ステップS402)、翻訳サーバ装置10のCPU2
0は、日本語の翻訳処理を開始する(ステップS41
2)。図21に前記日本語の翻訳処理についての詳細を
示す。 原文の構文解析 まず、CPU20は、入力された原文の形態素解析等に
より構文解析を行う(ステップS1601)。したがっ
て、入力欄141Aに入力された「The dragonfly flie
s.」という入力文章が、意味をもつ最小の要素である形
態素に分割された後、構文解析が行われる。 翻訳文を日本語で生成 次に、CPU20は、前記構文解析の結果に基づいて、
日本語の文法ルール等を考慮し翻訳辞書データベース2
10を参照して、原文の翻訳文を日本語で生成する(ス
テップS2102)。ここで、図23に、この発明にお
ける英日翻訳の翻訳過程を示す。なお、前記入力文章2
3Aは、翻訳文23Bに翻訳される。 ローマ字読みの生成 次に、CPU20は、日本語−ローマ字読みデータベー
ス211を参照し、翻訳文23Bからローマ字読みを生
成する(ステップS2103)。なお、図23の文字列
23Cは、翻訳文23Bから生成したものである。 読み変換処理 次に、CPU20は、読み変換データベース212を参
照し、文字列23Cに対して読み変換処理を行う(ステ
ップS2104)。ここで、読み変換処理とは、文節中
の単語を発音する場合に、話者が日本語を発音しやすい
ようにローマ字読みを変化させることである。なお、図
23の文字列23Dは、文字列23Cに読み変換処理を
行ったものである。この場合、文字列中の「TONB
O」の個所が変換されて「TOMBO」と変化してい
る。したがって、翻訳結果は「TOMBO GA TO
BU」となる。そして、翻訳サーバ装置10は、前記翻
訳結果を原文と対応づけて送信画面を生成し、携帯電話
12に送信する(ステップS413)。送信を受けて、
携帯電話12は、原文の英語およびローマ字の翻訳結果
の画面222(図22)をディスプレイ32に表示する
(ステップS403)。なお、この場合、原文の日本語
を表示せず、ローマ字の翻訳結果のみを表示するように
してもよい。 5.第5の実施形態 上記4つの実施形態においては、携帯電話等のユーザ端
末装置に翻訳結果を表示して、ユーザがこの翻訳結果を
読み上げることによって会話を行うものである。しかし
ながら、ユーザ端末装置が音声出力可能な場合には、翻
訳結果を音声出力するようにしてもよい。この場合、ユ
ーザ端末装置には、小型パーソナルコンピュータ、PD
A(携帯情報端末)または、音声出力可能な携帯電話等
を用いることができる。以下、上記第1の実施形態で示
した「日韓翻訳」において、翻訳結果を音声出力する場
合の例について説明する。図24は、ユーザ端末装置で
ある携帯電話12を使用して、翻訳結果の音声出力を行
う場合の一例を示すフローチャートである。また、図2
6は、この場合に、携帯電話12のディスプレイ32に
表示される画面の例である。図26において、ユーザ
が、携帯電話12で韓国語に翻訳を行いたい日本語の原
文である「行ってきます」を入力欄261Aに入力し、
「翻訳」ボタン261Bを押下すると、翻訳サーバ装置
10のCPU20は、上記第1の実施形態において示し
た韓国語の翻訳処理と同様の処理を行った後、携帯電話
12に翻訳結果画面262を送信する。なお、翻訳結果
画面262を送信するまでの処理は、図4等に示すもの
と同様であるので説明を省略する。翻訳結果画面262
の下方には、「朗読」ボタン262Aが表示される。ユ
ーザが、翻訳結果を携帯電話12で音声出力させたい場
合には、前記「朗読」ボタン262Aを押下する(図2
4、ステップS2401)。これにより、CGIプログ
ラムが起動され、翻訳サーバ装置10は、音声データ作
成処理を開始する(ステップS2411)。図25に音
声データ作成処理についての詳細を示す。CGIプログ
ラムの起動によって、音声データ作成処理を開始した翻
訳サーバ装置10は、翻訳処理において生成したハング
ル文字の翻訳文を翻訳サーバ装置10のメモリ21に入
力する(ステップS2501)。例えば、この翻訳文
は、翻訳処理において生成した翻訳文をユーザID毎に
ハードディスク23等に記録しておき、CGIプログラ
ムに引き渡されたユーザID等から特定して取得すれば
よい。入力した翻訳文に基づいて、翻訳サーバ装置10
は、音声合成処理を行う(ステップS2502)。この
音声合成処理では、音声ライブラリを用いて、翻訳文を
音声波形に変換し、WAV形式等の音声データを生成す
る。現在の携帯電話においては、処理能力や通信量の関
係上、WAV形式のファイルを受信して再生すること
は、非常に困難である。そこで、本実施形態において
は、生成したWAV形式の音声データを携帯電話に最適
なファイル形式に変換することによって、この問題を解
決している。例えば、Qualcomm社のQcelp(Qua
lcomm code excited linear prediction:商標)に対応
した携帯電話であれば、QCP形式の音声データに変換
するための音声変換処理を行う(ステップS250
3)。なお、WAV形式のファイルが再生可能なユーザ
端末装置を使用する場合は、この音声変換処理は省略し
てもよい。また、その他ユーザ端末装置に適した音声変
換処理を行うようにしてもよい。翻訳サーバ装置10
は、携帯電話12に送信するコンテンツの作成を行う
(ステップS2504)。図27に、このコンテンツの
一例を示す。コンテンツ内の3行目において、前処理で
生成された「タニョ オゲッスンニダ」の音声データで
ある「KDN003.qcp」が指定されている。これ
により、携帯電話12は、コンテンツ受信と同時に「K
DN003.qcp」を受信することができる。なお、
本実施形態においては、コンテンツの生成にHDML(Handh
eld Device Markup Language) を使用しているが、その
他の記述言語を使用してもよい。翻訳サーバ装置10
は、CGIプログラムの処理結果として携帯電話12に
対して上記コンテンツを送信する(図24、ステップS
2412)。送信を受けて、携帯電話12は、HDML
で記述された図27に示すコンテンツを読み込むと同時
に、音声データ「KDN003.qcp」を翻訳サーバ
装置10から受信する(ステップS2402)。この
時、携帯電話12には、図26に示すコンテンツ画面2
63が表示される。音声データ「KDN003.qc
p」の受信が完了すると、携帯電話12に実装されてい
る音声再生用アプリケーションプログラムが起動し、当
該音声データの再生を行う(ステップS2403)。す
なわち、翻訳文「タニョ オゲッスンニダ」がスピーカ
ー35から再生される。以上のように、音声再生機能を
持った携帯電話を使用した場合には、翻訳文を再生する
ことができ、ユーザ自身が翻訳文を発声することなく、
外国人とのコミュニケーションを簡単に行うことができ
る。なお、本実施形態においては、日韓翻訳の場合につ
いて音声出力をしているが、上記実施形態で示したよう
に他の言語の翻訳処理においても適用することができ
る。また、本実施形態においては、目的言語の翻訳結果
から音声合成処理を行ったが、翻訳結果を入力言語で表
記した結果から音声合成処理を行うようにしてもよい。
この場合、音声合成処理で使用する音声ライブラリが入
力言語のものとなる。さらに、本実施形態においては、
音声データ作成処理を翻訳サーバ装置10側で行うよう
に構成したが、携帯電話12側等(小型パーソナルコン
ピュータ、PDA等)で同様の処理を行うようにしても
よい。この場合、翻訳サーバ装置10から受信した第2
言語文字列に基づいて、携帯電話12等で音声データ作
成処理を行うアプリケーションプログラムを起動する様
に構成すればよい。これにより、携帯電話12等は、翻
訳サーバ装置10から音声データを受信する必要はな
く、通信データ量の削減が可能となる。 6.その他 上記実施形態では、i−mode(登録商標)対応の携
帯電話を使用しているが、例えば、EZweb(登録商
標)、Jスカイサービス(登録商標)等のように、イン
ターネット接続機能が付加されている携帯電話であれば
よい。さらに、インターネット接続機能が付加された携
帯情報端末装置であってもよい。また、上記実施形態に
おいては、ユーザ端末装置である携帯電話および翻訳サ
ーバ装置でシステムを構成しているが、前記携帯電話お
よび翻訳サーバ装置のすべての機能を1台の携帯電話ま
たは1台のコンピュータ装置で実現してもよい。なお、
この場合はインターネット等のネットワークに接続する
必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における全体構成を示す
図である。
【図2】この発明の一実施形態における翻訳サーバ装置
のハードウェア構成図を示す例である。
【図3】この発明の一実施形態における携帯電話のハー
ドウェア構成図を示す例である。
【図4】「全体処理」におけるフローチャートを示す図
である。
【図5】「韓国語の翻訳処理」におけるフローチャート
を示す図である。
【図6】「日韓翻訳」における携帯電話12のディスプ
レイ画面を示す図である。
【図7】「日韓翻訳」における翻訳過程を示す図であ
る。
【図8】ハングル文字の分解の例を示す図である。
【図9】韓国語の連音化処理における規則および例を示
す図である。
【図10】韓国語の鼻音化処理における規則および例を
示す図である。
【図11】韓国語の流音化処理における規則および例を
示す図である。
【図12】韓国語の清音化処理における規則および例を
示す図である。
【図13】「フランス語の翻訳処理」におけるフローチ
ャートを示す図である。
【図14】「日仏翻訳」における携帯電話12のディス
プレイ画面を示す図である。る。
【図15】「日仏翻訳」における翻訳過程を示す図であ
る。
【図16】「中国語の翻訳処理」におけるフローチャー
トを示す図である。
【図17】「日中翻訳」における携帯電話12のディス
プレイ画面を示す図である。る。
【図18】「日中翻訳」における翻訳過程を示す図であ
る。
【図19】中国語の連音化処理における規則および例を
示す図である。
【図20】中国語の声調記号の例を示す図である。
【図21】「日本語の翻訳処理」におけるフローチャー
トを示す図である。
【図22】「英日翻訳」における携帯電話12のディス
プレイ画面を示す図である。る。
【図23】「英日翻訳」における翻訳過程を示す図であ
る。
【図24】「音声出力処理」におけるフローチャートを
示す図である。
【図25】「音声データ作成処理」におけるフローチャ
ートを示す図である。
【図26】「日韓翻訳」における携帯電話12のディス
プレイ画面を示す図である。
【図27】翻訳サーバ装置10にて生成されるコンテン
ツを示す図である。
【符号の説明】
1・・・インターネット 10・・・翻訳サーバ装置 12・・・携帯電話(ユーザ端末装置)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの有するユーザ端末装置と、前記ユ
    ーザ端末装置と通信可能に設けられた翻訳サーバ装置
    と、を備えた翻訳システムであって、 ユーザ端末装置は、入力された第1言語文字列を翻訳サ
    ーバ装置に送信し、 翻訳サーバ装置は、ユーザ端末装置から受信した第1言
    語文字列を翻訳して第2言語文字列を生成し、当該第2
    言語文字列の発音を、第1言語文字列によって表記した
    発音文字列を生成し、当該発音文字列をユーザ端末装置
    に送信し、 ユーザ端末装置は、入力された第1言語文字列に対応づ
    けて、受信した発音文字列を表示することを特徴とする
    翻訳システム。
  2. 【請求項2】ユーザの有するユーザ端末装置と通信可能
    に設けられた翻訳サーバ装置であって、 ユーザ端末装置から入力された第1言語文字列を受信
    し、ユーザ端末装置から受信した第1言語文字列を翻訳
    して第2言語文字列を生成し、当該第2言語文字列の発
    音を、第1言語文字列によって表記した発音文字列を生
    成し、当該発音文字列をユーザ端末装置に送信すること
    を特徴とする翻訳サーバ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の翻訳システムまたは翻
    訳サーバ装置において、 前記翻訳サーバ装置は、生成した第2言語文字列を発音
    することのできる音声データを生成して、ユーザ端末装
    置に送信し、 前記ユーザ端末装置は、受信した音声データを音声出力
    することを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項3の翻訳システムまたは翻訳サーバ
    装置において、 前記翻訳サーバ装置は、前記ユーザ端末装置からの指令
    を受けて、前記音声データの生成処理を開始することを
    特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項1または2の翻訳システムまたは翻
    訳サーバ装置において、 前記翻訳サーバ装置は、前記発音文字列とともに生成し
    た第2言語文字列をユーザ端末装置に送信し、 前記ユーザ端末装置は、受信した第2言語文字列を発音
    することのできる音声データを生成して、音声出力する
    ことを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか
    の翻訳システムまたは翻訳サーバ装置において、 前記ユーザ端末装置は、携帯端末装置であることを特徴
    とするもの。
  7. 【請求項7】ユーザから入力された入力文字列に基づい
    て翻訳を行う翻訳装置であって、 ユーザから入力された第1言語文字列を翻訳して第2言
    語文字列を生成し、当該第2言語文字列の発音を、第1
    言語文字列によって表記した発音文字列を生成して出力
    することを特徴とする翻訳装置。
  8. 【請求項8】ユーザから入力された入力文字列に基づい
    て翻訳を行う翻訳装置をコンピュータを用いて実現する
    ためのプログラムであって、 ユーザから入力された第1言語文字列を翻訳して第2言
    語文字列を生成し、当該第2言語文字列の発音を、第1
    言語文字列によって表記した発音文字列を生成して出力
    することをコンピュータによって実現するためのプログ
    ラム。
  9. 【請求項9】ユーザから入力された入力文字列に基づい
    て翻訳を行う翻訳装置をコンピュータを用いて実現する
    ためのプログラムを記録した記録媒体であって、 ユーザから入力された第1言語文字列を翻訳して第2言
    語文字列を生成し、当該第2言語文字列の発音を、第1
    言語文字列によって表記した発音文字列を生成して出力
    することをコンピュータによって実現するためのプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】請求項7〜9のいずれかの翻訳装置、翻
    訳装置をコンピュータを用いて実現するためのプログラ
    ムまたは翻訳装置をコンピュータを用いて実現するため
    のプログラムを記録した記録媒体において、 前記第2言語文字列を発音することのできる音声データ
    を生成して、第2言語文字列の音声出力を行うことを特
    徴とするもの。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかの翻訳システ
    ム、翻訳サーバ装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュー
    タを用いて実現するためのプログラムまたは翻訳装置を
    コンピュータを用いて実現するためのプログラムを記録
    した記録媒体において、 第2言語文字列の発音を第1言語文字列によって表記し
    た発音文字列を生成する際に、当該第2言語文字列の並
    びに応じて発音を変化させる規則を考慮して、第1言語
    文字列によって表記した発音文字列を修正することを特
    徴とするもの。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかの翻訳システ
    ム、翻訳サーバ装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュー
    タを用いて実現するためのプログラムまたは翻訳装置を
    コンピュータを用いて実現するためのプログラムを記録
    した記録媒体において、 前記第1言語文字列は、日本語であることを特徴とする
    もの。
  13. 【請求項13】請求項12の翻訳システム、翻訳サーバ
    装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現
    するためのプログラムまたは翻訳装置をコンピュータを
    用いて実現するためのプログラムを記録した記録媒体に
    おいて、 前記第1言語文字列によって表記した発音文字列は仮名
    文字で構成されることを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】請求項12または13の翻訳システム、
    翻訳サーバ装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュータを
    用いて実現するためのプログラムまたは翻訳装置をコン
    ピュータを用いて実現するためのプログラムを記録した
    記録媒体において、 前記第2言語文字列は、韓国語、中国語またはフランス
    語であることを特徴とするもの。
  15. 【請求項15】請求項1〜10のいずれかの翻訳システ
    ム、翻訳サーバ装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュー
    タを用いて実現するためのプログラムまたは翻訳装置を
    コンピュータを用いて実現するためのプログラムを記録
    した記録媒体において、 前記第1言語文字列は、英語または中国語をローマ字で
    表音化したピンインであることを特徴とするもの。
  16. 【請求項16】請求項15の翻訳システム、翻訳サーバ
    装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現
    するためのプログラムまたは翻訳装置をコンピュータを
    用いて実現するためのプログラムを記録した記録媒体に
    おいて、 前記第2言語文字列は、日本語であることを特徴とする
    もの。
  17. 【請求項17】請求項16の翻訳システム、翻訳サーバ
    装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現
    するためのプログラムまたは翻訳装置をコンピュータを
    用いて実現するためのプログラムを記録した記録媒体に
    おいて、 前記第1言語文字列によって表記した発音文字列は、発
    音記号で構成されることを特徴とするもの。
  18. 【請求項18】請求項16の翻訳システム、翻訳サーバ
    装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現
    するためのプログラムまたは翻訳装置をコンピュータを
    用いて実現するためのプログラムを記録した記録媒体に
    おいて、 前記第1言語文字列によって表記した発音文字列は、ロ
    ーマ字で構成されることを特徴とするもの。
  19. 【請求項19】請求項18の翻訳システム、翻訳サーバ
    装置、翻訳装置、翻訳装置をコンピュータを用いて実現
    するためのプログラムまたは翻訳装置をコンピュータを
    用いて実現するためのプログラムを記録した記録媒体に
    おいて、 前記ローマ字は、日本語の発音特性を考慮して生成され
    たものであることを特徴とするもの。
  20. 【請求項20】ユーザの有するユーザ端末装置と、前記
    ユーザ端末装置と通信可能に設けられた翻訳サーバ装置
    と、を備えた翻訳システムを実現するための方法であっ
    て、 ユーザ端末装置は、入力された第1言語文字列を翻訳サ
    ーバ装置に送信し、 翻訳サーバ装置は、ユーザ端末装置から受信した第1言
    語文字列を翻訳して第2言語文字列を生成し、当該第2
    言語文字列の発音を、第1言語文字列によって表記した
    発音文字列を生成し、当該発音文字列をユーザ端末装置
    に送信し、 ユーザ端末装置は、入力された第一言語文字列に対応づ
    けて、受信した発音文字列を表示することを特徴とする
    翻訳システムを実現するための方法。
  21. 【請求項21】請求項20の翻訳システムを実現するた
    めの方法において、 前記翻訳サーバ装置は、生成した第2言語文字列を発音
    することのできる音声データを生成して、ユーザ端末装
    置に送信し、 前記ユーザ端末装置は、受信した音声データを音声出力
    することを特徴とするもの。
  22. 【請求項22】請求項21の翻訳システムを実現するた
    めの方法において、 前記翻訳サーバ装置は、前記ユーザ端末装置からの指令
    を受けて、前記音声データの生成処理を開始することを
    特徴とするもの。
  23. 【請求項23】請求項20の翻訳システムを実現するた
    めの方法において、 前記翻訳サーバ装置は、前記発音文字列とともに生成し
    た第2言語文字列をユーザ端末装置に送信し、 前記ユーザ端末装置は、受信した第2言語文字列を発音
    することのできる音声データを生成して、音声出力する
    ことを特徴とするもの。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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