JP4200874B2 - 感性情報推定方法および文字アニメーション作成方法、これらの方法を用いたプログラム、記憶媒体、感性情報推定装置、文字アニメーション作成装置 - Google Patents
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Description
また、この発明は、上記の推定結果を用いることにより、入力テキストの一部または全体について、そのテキストに表現される感情やそのテキストに対するイメージに適合したアニメーションを作成することを第2の目的とする。
感嘆詞などの独立語や接続語を除く一般的な文節は、自立語と付属語との組み合わせにより構成される。したがって、概念情報が設定された自立語と付属語との組み合わせ毎に感性情報を対応づけたものを推定規則とすることができる。この場合、同じ自立語であっても、付属語の種類(肯定を示す語、打ち消しを示す語、疑問を示す語、または、「です」「だ」のような言い回しを表す語)により異なる感性情報が導き出されるような推定規則を設定することができる。
たとえば、「給料」、「時給」、「ボーナス」などの語に『賃金』という概念情報が設定され、「上がる」、「アップ」、「上昇」などの語に『増加』という概念情報が設定されている場合に、『賃金』−『増加』という概念情報の配列パターンに『嬉しい』という語を対応づけた辞書データを設定することができる。この辞書データは、「給料が上がる」「時給アップ」など、『賃金』に対応する語と『増加』に対応する語とによる組み合わせのすべてに対応するものとなる。
なお、前記概念表現辞書の辞書データの配列パターンは、該当する語や概念情報を一連に配列したものに限らず、所定数の任意の語を挟んで配列されるものとしてもよい。たとえば、前記した「病気」−「なおる」の配列パターンについては、「病気」と「なおる」との間に、任意の付属語(「が」「も」など)が含まれる旨を設定するのが望ましい。また、形態素が動詞や形容詞の場合には、活用形を含むようにしてもよい。
また、この装置にかかる出力手段は、電気通信回線に前記文字アニメーションの画像データを出力するための通信用回路を含むものとすることができる。この場合の文字アニメーション作成装置は、メール用のテキストの入力を受け付け、これを文字アニメーションに自動変換して送信することが可能な通信端末を構成することができる。
この文字アニメーション作成システム1は、任意のテキストの入力を受け付けて、そのテキスト内の所定の文字列を文字アニメーションに自動変換するもので、所定のプログラムやデータファイルがインストールされたコンピュータにより構成される。
この実施例の感性情報推定部3には、形態素解析用辞書31、概念表現辞書32、推定規則ファイル33、形態素解析部34、表現パターンマッチング処理部35、および第1〜4の推定処理部36,37,38,39が含まれる。
この実施例の形態素解析処理では、入力テキストを形態素毎に切り分けるとともに、自立語と付属語との組み合わせなどに基づいて文節の区切りを認識する。また、句点(。)に基づき、文の区切りを認識する処理も実行している。
この実施例の第1推定規則は、文節内の形態素に設定された概念情報について各種条件を設定し、各条件にそれぞれ推定される感性情報およびその推定の確度を対応づけたものである。条件としては、所定の概念情報が設定された形態素の位置(図中のイ)、文節内に含まれる概念情報の種類(ロ、ホ)、概念情報と所定の付属語との組み合わせ(ハ、ニ、ヘ)などが設定されている。
まず、ST301において、前記表現パターンマッチング処理を経たタグ付きテキストデータを入力する。なお、この入力の際に、前記文節タグに基づき、文節の数および位置を認識する処理を実行する。つぎのST302では、文節の位置を示すカウンタjをゼロリセットする。
以下、上記した処理を文節毎に繰り返すことにより、各文節に適合する感性情報が推定され、その推定結果に基づき文節タグの構造が書き換えられる。
この手順では、まず、ST401において、文節に対する推定処理を経たタグ付きテキストデータを入力する。ついでST402では、このタグ付きテキストデータ中の空白行に基づき、文の切れ目および文の数を認識する。なお、前記図10に示した例によれば、第2文と第3文との間には、自動挿入された空白行のほかに入力者により設定された空白行も存在するが、ST402では、これらの空白行のうち第2文の直後の自動挿入された空白行のみを認識する。
図中、タグJでは、下位の2つの文のタグに設定された感性情報の中から、2番目のタグに設定された感性情報『嬉しい』、『親しみ』を選択している。この選択は、後半の文に設定された感性情報を優先するという推定規則に基づくものである。一方、タグKでは、文のタグが1組しかないため、そのタグに設定された感性情報『いたわり』をそのまま感性情報として採用している。
ここで図1に戻って、アニメーション作成部4の構成を説明する。この実施例の文字アニメーション作成部4には、テンプレートファイル41、フォント辞書42、アニメーション単位選択部43、画像作成部44、画像合成部45が含まれる。
ST703では、k番目の文sに着目する。そして、この文中の形態素タグに基づき、文に含まれる各形態素を抽出し、文字数を累計する。ここで、文字数の累計値が所定の上限値Nmaxを超える場合には、つぎの文に着目対象を移す。
再び図1に戻って、この文字アニメーション作成システム1の上位システムは、電子メールを作成および送受信するシステム(以下、「電子メール処理システム」という。)とすることができる。この電子メール処理システムは、キーボードなどからの文字入力を受け付けると、これを前記テキスト入力部2に与えることによって、感性情報の推定処理と文字アニメーションの作成処理とを実行させる。そして、画像出力部5から出力された文字アニメーションの画像データをリンクさせた電子メールを作成し、通信回線を介して出力する。または画像データのみから成る電子メールを出力することもできる。
2 テキスト入力部
3 感性情報推定部
4 文字アニメーション作成部
5 画像出力部
10 携帯電話
13 送受信回路
14 アンテナ
18 入力部
31 形態素解析辞書
32 概念表現辞書
33 推定規則ファイル
34 形態素解析部
35 表現パターンマッチング処理部
36〜39 推定処理部
41 テンプレートファイル
43 アニメーション単位選択部
44 画像作成部
45 画像合成部
Claims (15)
- コンピュータにおいて、所定のテキストの入力を受け付けて、その入力テキストに適合する感性情報を推定する方法であって、
一形態素の表記にその形態素を含むテキストの感性情報を推定するための概念情報を対応づけた辞書データが複数登録された形態素解析用辞書と、前記概念情報が設定された形態素を少なくとも1つ含む文節について、当該文節内の概念情報に基づき所定の感性情報を導き出すための第1の推定規則、および所定数の感性情報の中から1または複数の感性情報を選択するための第2の推定規則がそれぞれ複数登録されたデータベースとを、前記コンピュータのメモリに保存する第1のステップ、
前記テキストが入力されたとき、その入力テキストを形態素に分解して、各形態素につきそれぞれ当該形態素の表記を含む形態素解析データを作成するとともに、前記形態素解析用辞書内に概念情報が登録されている形態素の形態素解析データに当該概念情報を含める第2のステップ、
前記形態素解析データを文節単位で切り分け、各文節のうち概念情報を含む形態素解析データを有するものを対象に、その文節内の形態素解析データの組み合わせに前記複数の第1の推定規則のいずれかを適用して、当該文節に対応する感性情報を設定する第3のステップ、
前記第3のステップが終了したことに応じて、各文節を文の単位にグループ分けして、前記感性情報が設定された文節を含む文毎に、前記複数の第2の推定規則のいずれかを用いて当該文中の文節に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択し、選択した感性情報を当該文に対応する感性情報として設定する第4のステップ、の各ステップを実行し、
前記第2の推定規則には、逆説の接続語が含まれる文について、その接続語より後の文節に設定されている感性情報を選択する旨を定めた規則と、所定数以上の文節を含む文について、当該文の後半を構成する文節に設定された感性情報を選択する旨を定めた規則とが、含まれている、ことを特徴とする感性情報推定方法。 - 前記第1のステップでは、前記形態素解析用辞書および第1、第2の推定規則が登録されたデータベースとともに、形態素の表記または概念情報もしくはこれら双方による配列パターンを特定の概念情報に対応づけた辞書データが複数登録された概念表現辞書を、前記メモリに格納し、
前記第2のステップでは、前記入力テキストから形態素解析データを作成した後に、作成された形態素解析データの配列により前記概念表現辞書を照合し、辞書内のいずれかの配列パターンに対応する配列が見つかったとき、その配列に対応する複数の形態素解析データを1つに統合して、統合後の形態素解析データに前記辞書内の対応する配列パターンの概念情報を設定する、請求項1に記載された感性情報推定方法。 - 請求項1または2に記載された感性情報推定方法において、
前記第4のステップが終了したことに応じて、連続する関係にある複数の文より成るテキストに前記複数の第2の推定規則を適用して、当該テキスト内の各文に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択する第5のステップを、少なくとも1サイクル実行することを特徴とする感性情報推定方法。 - コンピュータにおいて、所定のテキストの入力を受け付けて、その入力テキストから所定の文字アニメーションを作成する方法であって、
一形態素の表記にその形態素を含むテキストの感性情報を推定するための概念情報を対応づけた辞書データが複数登録された形態素解析用辞書と、前記概念情報が設定された形態素を少なくとも1つ含む文節について、当該文節内の概念情報に基づき所定の感性情報を導き出すための第1の推定規則、および所定数の感性情報の中から1または複数の感性情報を選択するための第2の推定規則がそれぞれ複数登録されたデータベースと、文字アニメーションの基本動作を示す複数種のテンプレートをそれぞれ特定の感性情報に対応づけたテンプレートファイルとを、前記コンピュータのメモリに保存する第1のステップ、
前記テキストが入力されたとき、その入力テキストを形態素に分解して、各形態素につきそれぞれ当該形態素の表記を含む形態素解析データを作成するとともに、前記形態素解析用辞書内に概念情報が登録されている形態素の形態素解析データに当該概念情報を含める第2のステップ、
前記形態素解析データを文節単位で切り分け、各文節のうち概念情報を含む形態素解析データを有するものを対象に、その文節内の形態素解析データの組み合わせに前記複数の第1の推定規則のいずれかを適用して、当該文節に対応する感性情報を設定する第3のステップ、
前記第3のステップが終了したことに応じて、各文節を文の単位にグループ分けして、前記感性情報が設定された文節を含む文毎に、前記複数の第2の推定規則のいずれかを用いて当該文中の文節に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択し、選択した感性情報を当該文に対応する感性情報として設定する第4のステップ、
前記感性情報が設定された所定の文を選択して、選択した文に設定された感性情報に対応するテンプレートを前記テンプレートファイルから読み出し、そのテンプレートに基づき選択した文全体または当該文中の一部に相当する文字列から文字アニメーションの画像データを作成する第5のステップ、
前記第5のステップで作成された画像データを出力する第6のステップ、
の各ステップを実行し、
前記第2の推定規則には、逆説の接続語が含まれる文について、その接続語より後の文節に設定されている感性情報を選択する旨を定めた規則と、所定数以上の文節を含む文について、当該文の後半を構成する文節に設定された感性情報を選択する旨を定めた規則とが、含まれている、
ことを特徴とする文字アニメーション作成方法。 - 前記第5のステップでは、前記選択された文の中から当該文に設定された感性情報と同一または類似の感性情報が設定された文節を抽出し、この文節の文字列に前記テンプレートを適用して文字アニメーションの画像データを作成する、請求項4に記載された文字アニメーション作成方法。
- 所定のテキストの入力を受け付けて、その入力テキストに含まれる感性情報を設定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
一形態素の表記にその形態素を含むテキストの感性情報を推定するための概念情報を対応づけた辞書データが複数登録された形態素解析用辞書と、前記概念情報が設定された形態素を少なくとも1つ含む文節について、当該文節内の概念情報に基づき所定の感性情報を導き出すための第1の推定規則、および所定数の感性情報の中から1または複数の感性情報を選択するための第2の推定規則がそれぞれ複数登録されたデータベースとを、メモリに保存する処理を前記コンピュータに実行させるための第1プログラムと、前記第1プログラムの実行によりメモリに保存されたデータを用いて前記感性情報を推定する機能を前記コンピュータに与えるための第2プログラムとを含み、
前記第2プログラムは、
前記テキストが入力されたとき、その入力テキストを形態素に分解して、各形態素につきそれぞれ当該形態素の表記を含む形態素解析データを作成するとともに、前記形態素解析用辞書内に概念情報が登録されている形態素の形態素解析データに当該概念情報を含める形態素解析手段、
前記形態素解析手段により作成された形態素解析データを文節単位で切り分け、各文節のうち概念情報を含む形態素解析データを有するものを対象に、その文節内の形態素解析データの組み合わせに前記複数の第1の推定規則のいずれかを適用して、当該文節に対応する感性情報を設定する第1の感性情報設定手段、
前記第1の感性情報設定手段による処理が終了したことに応じて、各文節を文の単位にグループ分けして、前記感性情報が設定された文節を含む文毎に、前記複数の第2の推定規則のいずれかを用いて当該文中の文節に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択し、選択した感性情報を当該文に対応する感性情報として設定する第2の感性情報設定手段、
の各手段として前記コンピュータを機能させ、
前記第2の推定規則には、逆説の接続語が含まれる文について、その接続語より後の文節に設定されている感性情報を選択する旨を定めた規則と、所定数以上の文節を含む文について、当該文の後半を構成する文節に設定された感性情報を選択する旨を定めた規則とが、含まれている、ことを特徴とする感性情報推定のためのプログラム。 - 前記第1のプログラムには、前記形態素解析用辞書および第1、第2の推定規則が登録されたデータベースとともに、形態素の表記または概念情報もしくはこれら双方による配列パターンを特定の概念情報に対応づけた辞書データが複数登録された概念表現辞書を前記メモリに格納する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムが含まれており、
前記第2プログラムには、前記入力テキストから形態素解析データを作成した後に、作成された形態素解析データの配列により前記概念表現辞書を照合する機能と、この照合により辞書内のいずれかの配列パターンに対応する配列が見つかったとき、その配列に対応する複数の形態素解析データを1つに統合して、統合後の形態素解析データに前記辞書内の対応する配列パターンの概念情報を設定する機能とを、前記形態素解析手段に設定するためのプログラムが含まれて成る、請求項6に記載された感性情報推定のためのプログラム。 - 前記第2プログラムには、前記第2の感性情報設定手段による処理が終了したことに応じて、連続する関係にある複数の文より成るテキストに前記複数の第2の推定規則を適用して、当該テキスト内の各文に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択するステップを、少なくとも1サイクル実行する第3の感性情報設定手段として、前記コンピュータを機能させるためのプログラムが、さらに含まれている、請求項6または7に記載された感性情報推定のためのプログラム。
- 請求項6〜8のいずれかに記載されたプログラムが格納されたコンピュータ読取可能なプログラムが記憶された記録媒体。
- 所定のテキストの入力を受け付けて、その入力テキストから所定の文字アニメーションを作成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
一形態素の表記にその形態素を含むテキストの感性情報を推定するための概念情報を対応づけた辞書データが複数登録された形態素解析用辞書と、前記概念情報が設定された形態素を少なくとも1つ含む文節について、当該文節内の概念情報に基づき所定の感性情報を導き出すための第1の推定規則、および所定数の感性情報の中から1または複数の感性情報を選択するための第2の推定規則がそれぞれ複数登録されたデータベースと、文字アニメーションの基本動作を示す複数種のテンプレートをそれぞれ特定の感性情報に対応づけたテンプレートファイルとを、メモリに保存する処理を前記コンピュータに実行させるための第1プログラムと、前記第1プログラムの実行によりメモリに保存されたデータを用いて前記文字アニメーションを作成する機能を前記コンピュータに与えるための第2プログラムとを含み、
前記第2プログラムは、
前記テキストが入力されたとき、その入力テキストを形態素に分解して、各形態素につきそれぞれ当該形態素の表記を含む形態素解析データを作成するとともに、前記形態素解析用辞書内に概念情報が登録されている形態素の形態素解析データに当該概念情報を含める形態素解析手段、
前記形態素解析手段により作成された形態素解析データを文節単位で切り分けて、各文節のうち概念情報を含む形態素解析データを有するものを対象に、その文節内の形態素解析データの組み合わせに前記複数の第1の推定規則のいずれかを適用して、当該文節に対応する感性情報を設定する第1の感性情報設定手段、
前記第1の感性情報設定手段による処理が終了したことに応じて、各文節を文の単位にグループ分けして、前記感性情報が設定された文節を含む文毎に、前記複数の第2の推定規則のいずれかを用いて当該文中の文節に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択し、選択した感性情報を当該文に対応する感性情報として設定する第2の感性情報設定手段、
前記第2の感性情報設定手段による処理が終了したことに応じて、感性情報が設定された所定の文を選択して、選択した文に設定された感性情報に対応するテンプレートを前記テンプレートファイルから読み出し、そのテンプレートに基づき前記選択した文全体または当該文中の一部に相当する文字列から文字アニメーションの画像データを作成するアニメーション作成手段、
前記アニメーション作成手段により作成された画像データをコンピュータの外部に出力する出力手段、
の各手段として前記コンピュータを機能させるためのプログラムを含み、
前記第2の推定規則には、逆説の接続語が含まれる文について、その接続語より後の文節に設定されている感性情報を選択する旨を定めた規則と、所定数以上の文節を含む文について、当該文の後半を構成する文節に設定された感性情報を選択する旨を定めた規則とが、含まれている、
ことを特徴とする文字アニメーション作成用のプログラム。 - 前記アニメーション作成手段は、前記選択された文の中から当該文に設定された感性情報と同一または類似の感性情報が設定された文節を抽出し、この文節の文字列に前記テンプレートを適用して文字アニメーションの画像データを作成する、請求項10に記載された文字アニメーション作成用のプログラム。
- 請求項10または11に記載されたプログラムが格納されたコンピュータ読取可能なプログラムが記憶された記憶媒体。
- 所定のテキストを入力するための入力手段と、
一形態素の表記にその形態素を含むテキストの感性情報を推定するための概念情報を対応づけた辞書データが複数登録された形態素解析用辞書と、前記概念情報が設定された形態素を少なくとも1つ含む文節について、当該文節内の概念情報に基づき所定の感性情報を導き出すための第1の推定規則、および所定数の感性情報の中から1または複数の感性情報を選択するための第2の推定規則がそれぞれ複数登録されたデータベースとを記憶するメモリと、
前記入力手段がテキストの入力を受け付けたとき、その入力テキストを形態素に分解して、各形態素につきそれぞれ当該形態素の表記を含む形態素解析データを作成するとともに、前記形態素解析用辞書内に概念情報が登録されている形態素の形態素解析データに当該概念情報を含める形態素解析手段と、
前記形態素解析手段により作成された形態素解析データを文節単位で切り分け、各文節のうち概念情報を含む形態素解析データを有するものを対象に、その文節内の形態素解析データの組み合わせに前記複数の第1の推定規則のいずれかを適用して、当該文節に対応する感性情報を設定する第1の感性情報設定手段と、
前記第1の感性情報設定手段による処理が終了したことに応じて、各文節を文の単位にグループ分けして、前記感性情報が設定された文節を含む文毎に、前記複数の第2の推定規則のいずれかを用いて当該文中の文節に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択し、選択した感性情報を当該文に対応する感性情報として設定する第2の感性情報設定手段とを具備し、
前記第2の推定規則には、逆説の接続語が含まれる文について、その接続語より後の文節に設定されている感性情報を選択する旨を定めた規則と、所定数以上の文節を含む文について、当該文の後半を構成する文節に設定された感性情報を選択する旨を定めた規則とが、含まれている、感性情報推定装置。 - 所定のテキストを入力するための入力手段と、
一形態素の表記にその形態素を含むテキストの感性情報を推定するための概念情報を対応づけた辞書データが複数登録された形態素解析用辞書と、前記概念情報が設定された形態素を少なくとも1つ含む文節について、当該文節内の概念情報に基づき所定の感性情報を導き出すための第1の推定規則、および所定数の感性情報の中から1または複数の感性情報を選択するための第2の推定規則がそれぞれ複数登録されたデータベースと、文字アニメーションの基本動作を示す複数種のテンプレートをそれぞれ特定の感性情報に対応づけたテンプレートファイルとを記憶するメモリと、
前記入力手段がテキストの入力を受け付けたとき、その入力テキストを形態素に分解して、各形態素につきそれぞれ当該形態素の表記を含む形態素解析データを作成するとともに、前記形態素解析用辞書内に概念情報が登録されている形態素の形態素解析データに当該概念情報を含める形態素解析手段と、
前記形態素解析手段により作成された形態素解析データを文節単位で切り分けて、各文節のうち概念情報を含む形態素解析データを有するものを対象に、その文節内の形態素解析データの組み合わせに前記複数の第1の推定規則のいずれかを適用して、当該文節に対応する感性情報を設定する第1の感性情報設定手段と、
前記第1の感性情報設定手段による処理が終了したことに応じて、各文節を文の単位にグループ分けして、前記感性情報が設定された文節を含む文毎に、前記複数の第2の推定規則のいずれかを用いて当該文中の文節に設定された感性情報の中から1または複数の感性情報を選択し、選択された感性情報を当該文に対応する感性情報として設定する第2の感性情報設定手段と、
前記第2の感性情報設定手段による処理が終了したことに応じて、感性情報が設定された所定の文を選択して、選択した文に設定された感性情報に対応するテンプレートを前記テンプレートファイルから読み出し、そのテンプレートに基づき前記選択した文全体または当該文中の一部に相当する文字列から文字アニメーションの画像データを作成するアニメーション作成手段と、
前記アニメーション作成手段により作成された画像データを出力する出力手段とを具備し、
前記第2の推定規則には、逆説の接続語が含まれる文について、その接続語より後の文節に設定されている感性情報を選択する旨を定めた規則と、所定数以上の文節を含む文について、当該文の後半を構成する文節に設定された感性情報を選択する旨を定めた規則とが、含まれている、文字アニメーション作成装置。 - 前記出力手段は、電子通信回線に前記画像データを出力するための通信用回路を含んで成る請求項14に記載された文字アニメーション作成装置。
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