JP2002288060A - 可搬記録媒体を用いてネットワーク接続を行う公衆端末システム、ならびにその可搬記録媒体 - Google Patents

可搬記録媒体を用いてネットワーク接続を行う公衆端末システム、ならびにその可搬記録媒体

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JP2002288060A
JP2002288060A JP2001086146A JP2001086146A JP2002288060A JP 2002288060 A JP2002288060 A JP 2002288060A JP 2001086146 A JP2001086146 A JP 2001086146A JP 2001086146 A JP2001086146 A JP 2001086146A JP 2002288060 A JP2002288060 A JP 2002288060A
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Kazuhisa Ishitani
和久 石谷
Shinji Nishimura
眞次 西村
Akira Yamaguchi
晃 山口
Hideaki Yamamoto
英朗 山本
Yoichi Akegami
洋一 明上
Shigeaki Iwane
重明 岩根
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公共性、共同利用性のある端末で利用者毎の
設定情報をICカードに登録しておき、利用者の操作性
の簡便化およびプライバシー保護を図る。 【解決手段】 ICカード10に、ネットワーク設定情
報、利用者識別情報、端末動作設定情報、ICカード種
別情報の少なくとも一つを記録し、このICカードから
端末200がネットワーク設定情報を含む種々の情報を
読み取り、アクセスポイントならびにIPアドレスに相
当するサーバを介しユーザIDに基づく認証を得てネッ
トワーク接続を行い、ウェッブ閲覧サービスを得る。ま
た、端末200には端末の設置場所情報を記録してあ
り、コンテンツプロバイダが地域に密着したコンテンツ
を用意していれば、利用者は、自分の位置を把握せずに
地域に密着した情報を簡単に得られる。更に、コンテン
ツプロバイダに位置情報を送る際に本端末が利用者に送
信確認をすることでプライバシーの保護が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末内部に利用者
毎のデータを保持することなく、本人確認、ネットワー
ク情報、付加サービス情報の利用可否による端末動作の
規定および周辺情報に応じたコンテンツの閲覧を可能と
する、可搬記録媒体を用いてネットワーク接続を行う公
衆端末システム、ならびにその可搬記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット接続を含むLAN(Loca
l Area Network)接続を行う端末が不特定多数の利用
者に使用される場合、利用者ごとに依存するデータを端
末内部に保持すると、利用者は利用者の登録データが投
入されていない端末を利用することができない。例え
ば、街頭端末の代表である公衆電話については、通常、
パソコン等の端末では、一般にインターネット接続を含
むネットワーク接続において、PDA(Personal Digi
tal Assistants)やパソコンを使う場合、DNS(Dom
ain NameServer)等接続に必要となるネットワーク情
報やアカウント等利用者のデータが利用者の所持するパ
ソコンに設定される。
【0003】また、利用者ごとに契約プロバイダが異な
り、ネットワークの設定情報や利用者のデータが異なる
ために、共通利用する公衆端末でインターネット接続を
する場合、利用者はあらかじめ契約済みのインターネッ
トプロバイダヘ接続する情報をパソコンに登録してお
き、そのパソコンから赤外線通信機能(IrDA)など
を介して公衆端末を制御してネットワーク接続を行う。
このために、公衆電話からインターネット接続を行うに
は、利用者は、必ずパソコンやPDAといわれる外部端
末を携帯する必要がある。更に、上記した公衆端末にイ
ンターネット接続機能とブラウザ機能を備えていたとし
ても、利用者毎にネットワーク設定情報が異なる場合に
は、必ず、DNSなどのネットワーク情報やアカウント
情報などを利用者が何らかの手段で公衆端末に入力する
必要がある。実際に利用者が公衆端末のみでインターネ
ット接続を利用する場合に、ネットワーク情報、利用者
情報を公衆端末に設定する必要があり、利用者の負担が
非常に大きい。
【0004】また、サービス提供者が利用者毎に異なる
端末操作を行わせたい場合には、利用者に端末操作の設
定まで行わせる必要があり、利用者の負担が大きくな
る。パソコン等でインターネットを含むLAN接続のサ
ービスを利用する場合、ISP(Internet Service P
rovider)およびCP(Contents Provider)が利用者
の情報、利用者が利用しているISPの情報を取得した
い場合が存在する。このような用途において、自宅のパ
ソコン等では、あらかじめ利用者が限られているため
に、端末に設定するデータやサービス毎のデータは少な
くて済む。しかしながら、公衆性のある端末において、
端末のソフトウェアでLAN接続先ISPが増えると、
端末内に設定データとして持つため、設定データの追加
に伴うメモリの追加などによる端末コストや設定データ
運用管理コストが上昇する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、利用者が旅行先
や出張先など不案内な場所にいる場合に、利用者の現在
位置の周辺に存在する映画館などの建物の情報や、レス
トランの情報が欲しい場合がある。しかし、現在の公衆
電話やパソコンを利用して公衆電話機からダイヤルアッ
プによるLAN接続を用いても周辺情報を自動的に利用
することができない。また、利用者が端末の設置場所を
コンテンツプロバイダに不用意に送ることにより悪意を
持ったコンテンツプロバイダが利用者の場所をインター
ネット上に勝手に公開する可能性も否定できない。アナ
ログ回線やISDN回線を使った公衆電話では、インタ
ーネット・LAN接続時において、アカウント認証をす
る場合に、回線接続中にデータチャネル(ISDNなら
Bチャネル)にて回線を接続しなければならない。その
際に、端末に誤ってパスワードを入力した場合、アカウ
ント認証誤りとなり、セキュリティのために回線がRA
S(Remote Access Server)あるいは、端末から切断
される。しかし、入力したパスワードが誤っていても回
線が接続する以上、通信費が発生することになる。
【0006】また、利用者がインターネット・LAN接
続する場合に、出張先や旅行先などで通常の生活圏外で
利用する場合は、ISPとのダイヤルアップ接続時に通
信料が余計にかからないように最寄りのダイヤルアップ
先の電話番号をあらかじめチェックしておく必要があ
る。更に、ウェッブ技術を利用したコンテンツプロパイ
ダが利用者を識別するには、ウェッブサーバが利用する
アカウント認証や、CGI(Common Gateway Inter
face)を利用したアカウント認証を使われる。しかし、
公衆電話など電話機ベースの端末では、利用者が入力で
きるボタン操作を最低限に抑えるようにしないと利便性
が著しく損なわれる。そこで、HTTPのユーザエージ
ェントと呼ばれるタグに利用者を識別する情報を搭載す
ることができるが、利用者識別の情報を削除しないまま
ISP内ネットワークだけでなくインターネットに利用
者の情報を出すことは、プライバシー情報を不必要に開
示することによりプライバシー侵害になると考える。
【0007】また、公衆電話など電話機ベースの端末で
は、ISPにインターネット・LAN接続する場合に
は、端末が共同利用性の特徴を持つために、利用者が利
用毎にパスワードを入力しなければならない。また、利
用者がパスワードを忘れずに覚えられる程度としなけれ
ばならない。しかし、セキュリティの確保のために、パ
スワードの桁数を8桁以上要求するようなISPが存在
する。単純にセキュリティのためにパスワードの桁数を
増加すると、利用者の利便性が著しく損なわれる可能性
がある。更に、公衆電話など電話機ベースの端末でネッ
トワークの設定データを入力の簡便化を図るために、ネ
ットワークの設定情報などのデータをICカードに格納
することが考えられるが、現在のネットワークの認証方
式にカード紛失による再交付の回数をチェックする認証
方式は存在しない。
【0008】本発明は上記諸々の事情に鑑みてなされた
ものであり、公共性、共同利用性のある端末で、利用者
毎の設定情報をICカードに登録しておくことで、諸々
の問題点を解決して、利用者の操作性の簡便化およびプ
ライバシー保護を図った、ICカードを用いてネットワ
ーク接続を行う公衆端末システム、ならびにそのICカ
ードを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明は、可搬記録媒体、例えばICカードを用
いてネットワーク接続を行う公衆端末システムであっ
て、アクセスポイントに接続するための電話番号、ドメ
インネームサーバのIPアドレス、ユーザIDを含むネ
ットワーク設定情報が記録されたICカードから、その
ネットワーク設定情報を読み込むネットワーク設定情報
読み取り部と、前記アクセスポイントならびにIPアド
レスに相当するサーバを介し前記ユーザIDに基づく認
証を得てネットワーク接続を行い、ウェッブ閲覧サービ
スを得るネットワーク接続制御部とを備えたことを特徴
とする。
【0010】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、前記ICカードに記録されたアクセスポイントの電
話番号が複数ある場合、利用する端末から最も近くに位
置するアクセスポイントを選択する隣接アクセスポイン
ト選択手段を備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、前記ICカードに記録された、サービス提供者に依
存する端末画面のサービスタイトル名、ユーザエージェ
ントに挿入するHTTP(ハイパー・テキスト・トラン
スファ・プロトコル)のサービスエージェント名を含む
端末動作設定情報を読み取る端末動作設定情報読み取り
部と、端末に設定された設定値、あるいは前記ICカー
ドに記録されたサービスエージェント名に基づき端末実
行制御を行う端末実行制御部と、前記サービス提供者に
依存した通信プロトコルの制御を行うサービスデータ送
受信部と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、前記ICカードに記録された、ウェッブサイト閲覧
時にHTTPのユーザエージェン卜にユーザIDを付し
て送付するか否かを示すユーザID送出フラグを読み取
るユーザID送出フラグ読み取り手段と、前記ユーザI
D送出フラグに基づき、HTTPのユーザエージェント
にユーザIDを付して送付するか否かを判断して送信す
るサービスデータ送信部を備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、前記ICカードに記録された認証パスワードの一部
を読み取る認証パスワード読み取り手段と、前記認証パ
スワードの一部と入力したパスワードとを組み合わせて
PPP(ポイント・ツー・ポイント・プロトコル)接続
時のパスワードを生成するセンタ接続用パスワード生成
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、前記ICカードに記録された前記ICカードの再交
付識別番号を読み取る再交付識別番号読み取り手段と、
前記ネットワーク接続時における認証において、前記ユ
ーザIDと前記再交付識別番号とを組み合わせて認証サ
ーバに送信するサービスデータ送受信部と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0015】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、端末の設置場所情報を保持する設置場所識別情報保
持部と、前記設置場所識別情報保持部から端末の設置場
所情報を取得してコンテンツプロバイダに送信指示を送
信し、前記コンテンツプロバイダから端末の設置場所を
含む地域に関連するコンテンツサービスを受信するサー
ビスデータ送受信部と、を備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、前記端末の設置場所情報を送信するとき、利用者に
送信確認を行うプライバシー保護手段を更に備えたこと
を特徴とする。
【0017】また、本発明の公衆端末システムにおい
て、アカウント認証時、入力されたパスワードを画面に
一瞬表示して利用者が入力したパスワードの確認を促す
パスワード確認手段を更に備えたことを特徴とする。
【0018】公衆端末はその公共性を特徴とするため
に、様々な利用者が想定される。その端末の利用者は、
利用者毎にネットワーク設定情報および利用者情報が異
なるために、ICカードに、ネットワーク設定情報、利
用者識別情報、端末動作設定情報、ICカード種別情報
の少なくとも一つを記録し、このICカードを利用して
ネットワーク接続を行うことにより、端末機能の共通化
が図られるために、適用範囲が拡大できる。また、利用
者ごとに依存するデータを端末に埋め込まないために、
利用者は、このICカードが利用できる端末であれば端
末の種類を問わずに利用することができる。更に、端末
動作設定情報をICカードに格納することにより端末動
作をユーザ毎に行えるために、利用者のレベルに応じた
利用者に使いやすい環境を実現することができる。更
に、端末から送られている情報を基にネットワーク接続
が可能となり、インターネット接続業者などのネットワ
ーク提供者が利用者の識別をコンテンツプロバイダ側で
行うことができ、様々なサービスを行うコンテンツプロ
バイダでプロバイダの特定および利用者の特定が可能と
なる。
【0019】また、端末設置時に端末の設置場所情報を
端末に設定し、サービス利用時に必要に応じて設置場所
情報をコンテンツプロバイダに送信することにより、コ
ンテンツプロバイダは端末の周辺情報を自動的に検索、
画面生成し、その結果を画面に表示することが可能とな
る。更に、設置場所情報をコンテンツプロバイダに通知
する際には、利用者に意図的に設置場所情報送信の確認
を取ることにより、悪意を持ったコンテンツプロバイダ
から利用者のプライバシーの保護を行うようにしてい
る。また、利用者が端末に入力したパスワードを利用者
に意図的に確認させることによりパスワード誤りによる
接続失敗時の料金請求を極力減らすことが可能となる。
特に、釣銭が戻らない公衆電話機でパスワード確認をす
ることは非常に効果が大きい。
【0020】また、ISPがアクセスポイントの電話番
号に、隣接アクセスポイントを自動的に利用するナビア
クセス(登録商標)等を使っていれば、利用者が意図し
なくても隣接のアクセスポイントを選択してインターネ
ット・LAN接続が可能となる。ISPによっては、セ
キュリティの確保のために、非常に長いパスワードを必
要とするが、パスワードの一部をICカードに格納する
ことにより、利用者の利便性が非常に向上する。なお、
全てのパスワードをICカードに格納するわけではない
ので、ICカード紛失時に、ある程度のセキュリティが
確保できるといった利点もある。更に、ICカードに再
交付の回数を付与することにより、ICカード紛失時
に、すぐにICカードを発行できる利点がある。
【0021】上述した課題を解決するために本発明は、
ICカードリーダライタを備え、ICカードに記録され
たデータに基づきネットワーク接続を行う公衆端末シス
テムに用いられるICカードであって、ICカードリー
ドライタとのインタフェース部と、ICカードリードラ
イタからの命令を処理する制御部と、記憶部とを備え、
前記記憶部は、アクセスポイントに接続するための電話
番号、ドメインネームサーバのIPアドレス、ユーザI
Dを含むネットワーク設定情報、サービス提供者に依存
する端末画面のサービスタイトル名、ユーザエージェン
トに挿入するHTTPのサービスエージェント名を含む
端末動作設定データ、ウェッブサイト閲覧時にHTTP
のユーザエージェン卜にユーザIDを付して送付するか
否かを示すユーザID送出フラグ、認証パスワードの一
部、前記ICカードの再交付識別番号、のうちの少なく
とも一つが記録されたことを特徴とする。
【0022】上述した課題を解決するために本発明は、
可搬可能媒体、例えばICカードを用いてネットワーク
接続を行う公衆端末システムに用いられる端末プログラ
ムであって、アクセスポイントに接続するための電話番
号、ドメインネームサーバのIPアドレス、ユーザID
を含むネットワーク設定情報が記録されたICカードか
ら、そのネットワーク設定情報を読み込むステップと、
前記アクセスポイントならびにIPアドレスに相当する
サーバを介し前記ユーザIDに基づく認証を得てネット
ワーク接続を行い、ウェッブ閲覧サービスを得るステッ
プと、をコンピュータに実行させるための端末プログラ
ムである。
【0023】また、本発明の端末プログラムにおいて、
前記ICカードに記録されたアクセスポイントの電話番
号が複数ある場合、利用する端末から最も近くに位置す
るアクセスポイントを選択するステップと、をコンピュ
ータに実行させることを特徴とする。
【0024】また、本発明の端末プログラムにおいて、
前記ICカードに記録された、サービス提供者に依存す
る端末画面のサービスタイトル名、ユーザエージェント
に挿入するHTTP(ハイパー・テキスト・トランスフ
ァ・プロトコル)のサービスエージェント名を含む端末
動作設定情報を読み取るステップと、端末に設定された
設定値、あるいは前記ICカードに記録されたサービス
エージェント名に基づき端末制御を行うステップと、前
記サービス提供者に依存した通信プロトコルの制御を行
うステップと、をコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0025】また、本発明の端末プログラムにおいて、
前記ICカードに記録された、ウェッブサイト閲覧時に
HTTPのユーザエージェン卜にユーザIDを付して送
付するか否かを示すユーザID送出フラグを読み取るス
テップと、前記ユーザID送出フラグに基づき、HTT
PのユーザエージェントにユーザIDを付して送付する
か否かを判断して送信するステップと、をコンピュータ
に実行させることを特徴とする。
【0026】また、本発明の端末プログラムにおいて、
前記ICカードに記録された認証パスワードの一部を読
み取るステップと、前記認証パスワードの一部と入力し
たパスワードとを組み合わせてPPP(ポイント・ツー
・ポイント・プロトコル)接続時のパスワードを生成す
るステップと、をコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0027】また、本発明の端末プログラムにおいて、
前記ICカードに記録された前記ICカードの再交付識
別番号を読み取るステップと、前記ネットワーク接続時
における認証において、前記ユーザIDと前記再交付識
別番号とを組み合わせて認証サーバに送信するステップ
と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0028】また、本発明の端末プログラムにおいて、
端末の設置場所情報を保持するステップと、前記設置場
所識別情報保持部から端末の設置場所情報を取得してコ
ンテンツプロバイダに送信指示を送信し、前記コンテン
ツプロバイダから端末の設置場所を含む地域に関連する
コンテンツサービスを受信するステップと、をコンピュ
ータに実行させることを特徴とする。
【0029】また、本発明の端末プログラムにおいて、
前記端末の設置場所情報を送信するとき、利用者に送信
確認を行うステップをコンピュータに実行させることを
特徴とする。
【0030】また、本発明の端末プログラムにおいて、
アカウント認証時、入力されたパスワードを画面に一瞬
表示して利用者が入力したパスワードの確認を促すステ
ップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0031】上記した課題を解決するために本発明は、
ICカードを用いてネットワーク接続を行う公衆端末シ
ステムに用いられる端末プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、アクセスポイン
トに接続するための電話番号、ドメインネームサーバの
IPアドレス、ユーザIDを含むネットワーク設定情報
が記録されたICカードから、そのネットワーク設定情
報を読み込むステップと、前記アクセスポイントならび
にIPアドレスに相当するサーバを介し前記ユーザID
に基づく認証を得てネットワーク接続を行い、ウェッブ
閲覧サービスを得るステップと、をコンピュータに実行
させるための端末プログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のICカードに記
録されるネットワーク設定情報のデータ構成を説明する
ために引用した図である。図1に示すように、ネットワ
ーク設定情報1100は、アクセスポイントデータ11
10と、DNSデータ1120と、プロキシサーバ設定
データ1130と、トップ画面のURL(Uniform Res
ource Locator)1140で構成される。
【0033】アクセスポイントデータ1110は、論理
電話番号でない電話番号を利用したアクセスポイントが
全国各地に存在すると想定されるので、アクセスポイン
ト名とアクセスポイント電話番号を組とした複数個で構
成される。DNSデータ1120は、FQDN(Fully
Qualified Domain Name)からIPアドレスに変換する
機能を提供するDNSを利用するために使われる。PP
P(Point to Point Protocol)回線接続時にDNSデ
ータを端末に通知しないRASが存在するために、イン
ターネット・LAN接続用ICカードにDNSデータを
具備する。プロキシサーバ設定データ1130は、プロ
キシサーバのIPアドレスとポート番号から構成され
る。プロキシサーバは、端末とサーバ間に配置し、キャ
ッシュ機能、ログ収集などの網独自拡張機能を容易に実
現するための機能である。トップ画面のURL1140
は、LAN接続時に初期画面として端末画面に表示され
るトップ画面のURLを示す。
【0034】図2は、利用者識別情報のデータ構成を示
す。利用者識別情報1200は、ユーザID1210と
再交付識別番号1220、センタ接続パスワード123
0から構成される。ユーザID1210は、PPP接続
時に利用者を特定するIDとして使われる。再交付識別
番号1220は、インターネット・LAN接続用ICカ
ードが何回発行されたかをセンタ側で確認するために利
用される。センタ接続パスワード1230は、PPPな
どでセンタ接続時に認証を行う際に使われるパスワード
を格納する。
【0035】図3は、端末動作設定情報のデータ構成を
示す。端末動作設定情報1400は、端末画面のサービ
スタイトル名1410、ユーザID送出フラグ142
0、パスワード生成制御フラグ1430、サービスエー
ジェント名1440、設置場所識別データ1450から
構成される。端末画面のサービスタイトル名1410
は、サービス開始時やサービス終了時に端末画面に表示
するサービス名を表示する部分にLAN接続サービスを
行うサービス名を表示するために使われる。ユーザID
送出フラグ1420は、利用者を特定する情報であるユ
ーザIDをHTTP(Hypertext Transfer Protocol)
で規定されているユーザエージェントタグの部分に挿入
して、サーバ側に送信するか否かを後述するデータ送受
信部が判定するために用意されたフラグである。
【0036】パスワード生成制御フラグ1430は、端
末に具備されるLAN接続パスワード生成機能が有効あ
るいは無効かを端末の端末動作設定情報の実行部が判定
するために用意されたフラグである。サービスエージェ
ント名1440は、HTTPで規定されているユーザエ
ージェントタグの部分に挿入されるサービス提供者を示
す情報であり、サーバ提供者が、インターネット・LA
N接続用ICカードのサービス主管を判別するための情
報として使われる。
【0037】設置場所識別データ1450は、データ種
別1451と精度情報1452から構成される。設置場
所データは、7桁の数字で表現される郵便番号、SJI
Sで表現される住所、11桁で構成される住所コードの
種別などから構成される。データ種別1451は、端末
からコンテンツプロバイダに送出する設置場所データの
データ種別を表すデータをして使用される。また、精度
情報1452は、数字で表現される郵便番号および住所
コードのうちサーバに最上位桁からの桁数までを送信す
るか指定するデータである。
【0038】本発明にかかる可搬記録媒体の実施例とし
てインターネット・LAN接続用ICカードの構成を説
明する。図4に示すように、インターネット・LAN接
続用ICカード10は、主として、情報保持部101、
制御部102、通信用インタフェース103、および電
源部104によって構成される。制御部102は、IC
カードリーダライタ230から通信用インタフェース1
03を介してコマンドを受信・解釈し、所定のプログラ
ムによって必要な処理を行う。情報保持部101は、上
述したネットワーク設定情報の保持部11、利用者識別
情報の保持部12、端末動作設定情報の保持部13、I
Cカード種別情報の保持部14等を有している。ネット
ワーク設定情報の保持部11には、ネットワーク設定情
報、利用者識別情報の保持部12には利用者識別情報、
端末動作設定情報の保持部13には端末動作設定情報、
ICカード種別情報の保持部14には、ICカード種別
情報を格納してある。なお、ネットワーク設定情報の保
持部11に格納しているネットワーク情報110のアク
セスポイント110以外のデータは、利用者の手にわた
る時点で、既に書き込まれているものとする。
【0039】図5は、本発明の公衆端末システムの内部
構成を示すブロック図である。図5に示すように、公衆
端末システム200は、ICカードリーダライタ部にカ
ード情報の読み書き指示を出すICカード制御部21
0、ICカードがICカードリーダライタに挿入・抜去
された状態を管理するICカード管理部220、ICカ
ードのデータを読み書きできるICカードリーダライタ
230、利用者の操作に対する情報(サービス開始、サ
ービス終了あるいはエラーメッセージ等の情報)を端末
の画面に表示する画面表示部240、画面記述言語を翻
訳および端末表示画面の生成および画面制御部へ描画指
示を出すウェッブ閲覧部250、遠隔システム登録部2
60、端末に設定された設定値あるいはサービスエージ
ェント名などのICカードに格納されてある設定値に基
づき端末を動作させる端末実行制御部270、サービス
提供者に依存した通信プロトコル部分の制御を行うサー
ビスデータ送受信部280、回線の接続および切断など
を制御する回線制御部290、回線のチャネルでデータ
を送受信するデータ送受信部291、そして、パスワー
ド確認部292、隣接AP(アクセスポイント)自動選
択型オートダイヤル機能部293、等から構成される。
なお、アクセスポイントならびにIPアドレスに相当す
るサーバを介しユーザIDに基づく認証を得てネットワ
ーク接続を行い、ウェッブ閲覧サービスを得るネットワ
ーク接続制御手段とは、上述した画面表示部240、ウ
ェッブ閲覧部250、遠隔システム登録部260、端末
実行制御部270、サービスデータ送受信部280、回
線制御部290、データ送受信部291を総称してい
う。
【0040】ICカード制御部210は、ネットワーク
設定情報読み取り部211、利用者識別情報読み取り部
212、LAN接続付加情報読み取り部213、端末動
作設定情報読み取り部214、等から構成される。ま
た、端末実行制御部270は、端末動作設定情報の実行
部271、端末設定記録部272、等から構成される。
更に、サービスデータ送受信部280は、付加情報の送
信部281、利用者識別情報の送信部282、LAN接
続認証送受信部283、設置場所情報送信部284、等
から構成される。
【0041】インターネット・LAN接続用ICカード
10のICカード種別情報14は、公衆端末システム2
00で使えるICカードのカード種別毎に一意に付与さ
れている。インターネット・LAN接続用ICカード1
0のカード種別は、オートダイヤルインターネット・L
AN接続用ICカードと、電話帳機能付きインターネッ
ト・LAN接続用ICカードと、隣接地域選択型インタ
ーネット・LAN接続用ICカードとする。
【0042】オートダイヤルインターネット・LAN接
続用ICカードは、アクセスポイントがフリーダイヤル
などの全国同一の電話番号で提供するISPに対して利
用することができる。また、隣接地域選択型インターネ
ット・LAN接続用ICカードは、東日本電信電話株式
会社・西日本電信電話株式会社が提供する「APナビ
(登録商標)」、「フリーアクセス(登録商標)」、
「ナビアクセス(登録商標)」等を利用して、MA毎に
アクセスポイントを設定しておき、交換機側で隣接の地
域を選択するサービスを利用して、ダイヤルアクセスを
する機能である。アクセスポイントの電話番号が東日本
電信電話株式会社と西日本電信電話株式会社とで同じ番
号でなくても問題ない。(アクセスポイントの電話番号
の1番目と2番目に同じ電話番号を登録しておけば良
い)詳細は後述する。
【0043】図6、図7は、上記した公衆端末システム
200の動作を説明するために引用したフローチャート
であり、それぞれICカード挿入時の初期手順、ウェッ
ブサイトの接続手順を示す。図6に示すフローチャート
を参照しながらICカード挿入時の初期手順について説
明する。まず、スピーカボタン押下、オフフック、デー
タ通信のうち、いずれかの処理であるか否かを検出する
(ステップS601)。スピーカボタン押下あるいはオ
フフックあるいはデータ通信である場合、通話処理ある
いはデータ通信処理を行う。一方、スピーカボタン押下
あるいはオフフックあるいはデータ通信ではない場合、
待ち受け画面表示を行う(ステップS602)。次に、
端末の待機画面表示中にLAN接続用サービス開始ボタ
ンを押すと(ステップS603)、端末画面にインター
ネット・LAN接続用ICカード10とICテレホンカ
ードあるいは硬貨の催促画面に遷移する(ステップS6
04)。
【0044】公衆端末システム200のICカードリー
ダライタ230に、インターネット・LAN接続用IC
カード10とICテレホンカードあるいは硬貨を挿入す
ると(ステップS605)、公衆電話のリーダライタ2
30がインターネット・LAN接続用ICカード10の
データを読み取り、ICテレホンカードも挿入されてい
る場合は、ICテレホンカードのデータも読み取り、I
Cカード管理部220にICカードのデータを記録して
おく。ここで、ICカード管理部210は、LAN接続
付加情報読み取り部213を利用してICカードを読み
取り(ステップS606)、ICカードのICカード種
別情報によりどのようなICカードかを判別する。イン
ターネット・LAN接続用ICカード10が投入されれ
ば、LAN接続付加情報読み取り部213を利用してI
CカードのICカード種別情報によりどのようなICカ
ードかを判別する(ステップS607)。
【0045】その判別の結果、ICカードがインターネ
ット・LAN接続用ICカード10でない場合には、課
金処理を行う。一方、ICカードがインターネット・L
AN接続用ICカード10の場合には、インターネット
・LAN接続用ICカード10のネットワーク設定情報
の保持部11からネットワーク設定情報の読み取り部2
11を使ってネットワーク設定情報1100を読み取り
(ステップS608)、インターネット・LAN接続用
ICカード10の利用者識別情報の保持部12から利用
者識別情報読み取り部212を使って利用者識別情報1
200を読み取り(ステップS609)、インターネッ
ト・LAN接続用ICカード10のLAN接続付加情報
の保持手段13からLAN接続付加情報読み取り部21
3を使ってLAN接続付加情報1300を読み取り(ス
テップS610)、インターネット・LAN接続用IC
カード10の端末動作設定情報の保持部14から端末動
作設定情報読み取り部214を使って端末動作設定情報
1400を読み取る(ステップS611)。
【0046】ここでインターネット・LAN接続用IC
カード10から読み取った値は、ICカード管理部22
0にてインターネット・LAN接続用ICカードが引き
抜かれるまで保持される。なお、インターネット・LA
N接続用ICカードが引き抜かれた場合は、サービス終
了行為とICカード管理部220は判断しサービス終了
処理を行う。上述の処理が終わると、ICカード管理部
はICカードリーダライタ230に挿入してあるICカ
ード設定情報1400によりウェッブ閲覧部250にサ
ービス開始の指示を出し、ウェッブ閲覧サービス処理に
移行する。
【0047】次に、図7に示すフローチャートを参照し
ながらウェッブサイトの接続手順について説明する。ウ
ェッブ閲覧部250がサービス開始の指示を受けると、
サービス開始の指示に含まれるICカード設定情報など
の情報を含む接続指示を隣接AP自動選択型オートダイ
ヤル機能部293に依頼する(ステップS701)。隣
接AP自動選択型オートダイヤル機能部293は、イン
ターネット・LAN接続用ICカード10のカード種別
を判断し(ステップS702)、下記に示すそれぞれの
処理を行う。オートダイヤルインターネット・LAN接
続用ICカードの場合、カード管理部220に蓄積され
ているネットワーク設定情報1100のアクセスポイン
トデータ1110を読み取り(ステップS703)、端
末画面は、催促画面からパスワード入力画面に遷移する
(ステップS704)。隣接AP自動選択型オートダイ
ヤル機能部293は、選択されたアクセスポイントの電
話番号をウェッブ閲覧部250に返却する(ステップS
705)。
【0048】一方、電話帳機能付きインターネット・L
AN接続用ICカードの場合、カード管理部220に蓄
積されているネットワーク設定情報1100のアクセス
ポイントデータ1110を読み取り(ステップS70
6)、アクセスポイントデータ1110、すなわちアク
セスポイント名とアクセス番号名の組全てを端末画面に
表示する(ステップS707)。利用者が端末に表示さ
れたアクセスポイントのリストから、アクセスポイント
を選択(ステップS708)することにより、パスワー
ド入力画面に遷移する(ステップS704)。なおアク
セスポイントの選択には、ファンクファンクションボタ
ンの上ボタン、下ボタンで適切な位置にカーソルを移動
し、決定ボタンにて選択する。隣接AP自動選択型オー
トダイヤル機能部293は、選択されたアクセスポイン
トの電話番号をウェッブ閲覧部250に返却する(ステ
ップS705)。
【0049】カード種別が隣接選択型インターネット・
LAN接続用ICカードの場合、カード管理部220に
蓄積されているネットワーク設定情報1100のアクセ
スポイントデータ1110を読み取り(ステップS70
9)、端末設置時の端末設置者が登録した端末定数設定
記録手段272に登録されている遠隔監視システムの電
話番号を読み取り(ステップS710)、それをチェッ
ク判別して(ステップS711)、還隔システムの電話
番号が01〜04であれば1番目のアクセスポイントの
電話番号(東日本電信電話株式会社提供)を選択し(ス
テップS712)、05〜09であれば2番目のアクセ
スポイントの電話番号(西日本電信電話株式会社提供)
を選択し(ステップS713)、端末画面は、催促画面
からパスワード入力画面に遷移する(ステップS70
4)。なお、アクセスポイントは、あらかじめMA単位
でアクセスポイントを設定しておき、アクセスポイント
の電話番号は、東日本電信電話株式会社および西日本電
信電話株式会社でそれぞれ同じ番号でアクセスできる高
度INSネットワークを利用する。そして、隣接AP自
動選択型オートダイヤル機能部293は選択されたアク
セスポイントの電話番号をウェッブ閲覧部250に返却
する(ステップS705)。
【0050】ところで、硬貨の場合は、端末に投入され
た硬貨の枚数分だけ表示する。一方、パスワード入力画
面において、パスワード入力を行い(ステップS71
4)、「接続」ボタンを押す(ステップS715)とパ
スワード認証中画面に遷移する(ステップS716)。
このときウェッブ閲覧部250は、選択されたアクセス
ポイントの電話番号を使って、回線制御部290に対し
て、回線接続指示を出す(ステップS717)。パスワ
ード認証中画面において、回線制御部290は指定され
たアクセスポイントに従来技術に従いICテレホンカー
ドの回線接続手順で接続する。そして、ICテレホンカ
ードの認証を行い、認証が成功すれば、度数を端末画面
に表示する。回線制御部290で回線接続処理が終了す
ると、データ送受信部291にデータ送受信開始指示を
出す。
【0051】回線接続後、データ送受信部291がPP
P接続を行う。PPPの認証フェーズでは図8(a)に
示すように、データ送受信部291のLAN接続認証送
受信部283が利用者識別情報の読み取り部212によ
りユーザID1221と再交付識別番号1220を読み
取る(ステップS801)。データ送受信部2910の
LAN接続認証送受信部283は、PPPのピアIDを
ユーザID1221と再交付識別番号1220と設定す
る(ステップS803)。なお、再交付識別番号をチェ
ックして特定値(例えば、FFの場合)であった場合
は、ユーザID1121を認証時のピアIDとして利用
し、再交付識別番号1220は使わない(ステップS8
04)。
【0052】データ送受信部291は、利用者が入力し
たパスワードを利用し(ステップS805)、従来技術
であるPAP(Password Authentication Protocol)あ
るいはCHAP(Challenge Handshake Authentication
Protocol)などの手順でRASを介して認証サーバと
利用者認証を行う(ステップS806)。利用者認証の
結果が不可と回線接続先RASから通知されたら回線を
切断し、認証失敗画面を端末画面に表示する(ステップ
S807)。利用者認証が可なら、PPPのIPCP
(Internet Protocol Control Protocol)フェーズに移
行する。
【0053】PPPのIPCPフェーズでは図8(b)
に示すように、データ送受信部291がICカード管理
部に蓄積されたDNSデータ1120の要素であるプラ
イマリDNSのIPアドレス1121とセカンダリDN
SのIPアドレス1122を読み取る(ステップS81
1)。DNSチェック(ステップS812)の結果、プ
ライマリDNSのIPアドレス1121とセカンダリD
NSのIPアドレス1122にデフォルト値(例:オー
ルゼロ(IPアドレスとして意味を持たない値「0.
0.0.0」))の場合、データ送受信部291は、D
NSのIPアドレスを「0.0.0.0」としてRAS
に対してConfigure-Requestを送信する。このとき、デ
ータ送受信部291は、回線接続先RASよりIPCP
で通知されたIPアドレスを用いる(ステップS81
4)。なお、RASよりIPアドレスが通知されていな
いとき(ステップS813)、回線を切断する(ステッ
プS815)。一方、デフォルト値でない場合、RAS
よりConfigure-Requestで通知されたか否かをチェック
し(ステップS816)、通知されればその通知された
DNSのIPアドレスを用い(ステップS814)、D
NSのIPアドレスが通知されない場合は、データ送受
信部291は、ICカード管理部220に蓄積されたD
NSデータ1120を使う(ステップS817)。
【0054】いずれにせよ、データ送受信部291にD
NSのIPアドレスが設定できれば、トップ画面取得フ
ェーズに移行する。DNSデータ1122の両IPアド
レスがデフォルト値で、かつ、回線接続先RASよりCo
nfigure-requestでDNSのIPアドレスが通知されな
かった場合、データ送受信部291は、回線制御部29
0により回線を切断する(ステップS816)。プライ
マリDNSのIPアドレスとセカンダリDNSのIPア
ドレスの利用方法については従来と同様であるため、こ
こでは述べない。
【0055】トップ画面取得フェーズにおいて、図9
(a)に示すように、ウェッブ閲部250は、ICカー
ド管理部220からトップ画面のURLを読みこむ(ス
テップS901)。ウェッブ関覧部250は、トップ画
面のURL1140の示す画面の取得要求をデータ送受
信291に行う(ステップS902)。トップ画面のU
RL1140の示す画面の取得要求を受け取ると、デー
タ送受信部291は、ICカード管理部220からプロ
キシサーバ設定データ1130を読み取る(ステップS
903)。次に、プロキシサーバ設定データ1130の
プロキシサーバのIPアドレスをチェックし(ステップ
S904)、ここでデフォルト値(例:オールゼロ(F
QDNとして意味を持たない値))ならば、コネクショ
ン設定フェーズに進む。プロキシサーバのIPアドレス
がデフォルト値でないならば、データ送受信部291
は、プロキシサーバ設定データ1130のプロキシサー
バのホスト名1131または1133をチェックし(ス
テップS905)、ホスト名がFQDNではない場合、
コネクション設定フェーズに移行し、ホスト名がFQD
Nであれば、データ送受信291のDNSを使い従来の
技術で、FQDNのIPアドレスを検索し(ステップS
906)、コネクション設定フェーズ移行する。なお、
プロキシサーバ設定データの構成は、ホスト名とポート
番号の一組を1組以上持つ。これは、HTTPリクエス
トの発行先を分散させて障害時や負荷分散のために使用
する。
【0056】コネクション設定フェーズでは図9(b)
に示すように、プロキシのチェックを行い(ステップS
911)、プロキシサーバがデフォルト値でない場合、
データ送受信部291は、プロキシサーバにプロキシサ
ーバのIPアドレスとポート番号を使ってコネクション
設定要求を出す(ステップS912)。プロキシサーバ
の設定がデフォルト値の場合、データ送受信部291
は、トップ画面のURL1140に含まれるIPアドレ
ス(ホスト名の場合は、DNSによりIPアドレスに変
換する。)とポート番号80を使ってTCP/IPのコ
ネクション設定要求を出す(ステップS913)。コネ
クション設定が終了すると(ステップS914)、デー
タ送受信部291は、トップ画面のURL1140が示
すウェッブサーバからトップ画面を取得するために、H
TTPプロトコルのGETメソッドを送信する(ステッ
プS915)。
【0057】HTTPレスポンスが対向ウェッブサーバ
から返却されると(ステップS916)、データ送受信
部291は、従来技術を使ってHTTPのレスポンス内
容をウェッブ閲覧部250に渡す(ステップS91
7)。ウェッブ閲覧部250は、HTTPのレスポンス
の内容を解読し、画面表示を必要とするか否かをチェッ
クし(ステップS918)、必要とするならば画面表示
部240に画面表示要求を出す(ステップS919)。
画面表示部240は、受け取った画面表示要求を基に画
面を表示する(ステップS920)。トップ画面を取得
して画面表示後は、通常のウェッブサイトの閲覧と同様
の手順で画面遷移を行う。
【0058】次に、アクセスポイントの登録について説
明する。従来技術であるフリーダイヤルなどの論理電話
番号に対して物理番号を割り当てている付加サービスを
利用しない場合、アクセスポイントは、全国各地で異な
る。従来技術であるICテレホンカードに電話帳を備
え、アクセスポイント名とアクセスポイント電話番号の
組を複数登録し、利用場所に適したアクセスポイントを
利用者が選択し、回線接続できる機能を公衆端末システ
ムが備えている。
【0059】パスワード確認の手順について説明する。
パスワード確認のために、図7に示すウェッブサイトの
接続手順のステップS701〜S717と同じ手順を踏
む。そして、パスワード入力画面において、パスワード
入力を行う。この際に画面には、パスワード確認ボタン
が用意されており、画面制御部240からパスワード確
認ボタンが押下されたことが通知され、パスワード確認
部292は、約1秒間瞬時にパスワードを表示するよう
に画面制御部240にパスワード表示指示を出す。画面
制御部240は、受け取ったパスワード表示指示に基づ
き、*マークで表示されている入力パスワードの代わり
に、入力したパスワードをマスクをかけることなく画面
に表示する。このことにより、利用者は入力したパスワ
ードが間違っていないかどうか確認することができる。
なお、パスワード確認ボタンは何度でも押し下げること
も可能としてもよい。「接続」ボタンを押すとパスワー
ド認証中画面に遷移し、以降は、図8、図9に示すウェ
ッブサイトの接続手順のS801〜S920と同じ手順
とする。
【0060】次に、設置場所情報について説明する。図
10は、設置場所情報1500を示す。設置場所情報1
500は、データ種別1510とデータ1520から構
成され、その構成要素は、データ種別の1には、郵便番
号、データ種別の2には、市町村コード、データ種別の
3には、SJISで表現される住所、データ種別の4に
は、緯度・経度となる。図11は、上記した公衆端末シ
ステム200と遠隔システム300の関係を説明するた
めに引用した図である。遠隔システム300は、端末の
設置場所の管理や端末の故障などを監視するシステムで
あり、サービスオーダ受付部310と、端末管理部32
0と、データ送受信部330で構成される。サービスオ
ーダ受付部310は、オペレータなどが入力した端末の
設置・廃止オーダなど受付を行い、端末管理部320
は、端末を端末内部の設定や端末の設置場所を管理する
機能を有し、データ送受信部330は、公衆端末システ
ム200との間でデータ送受信を行う機能を有する。遠
隔システム300は、端末IDを含む設置場所情報や公
衆端末システム200の端末設定記録部272に保持し
てある端末設定情報などの情報を端末管理部320で管
理しており、端末設置を行う毎に、端末毎データが更新
される。
【0061】図11を参照しながら公衆端末システム2
00の初期設定について説明する。公衆端末システム2
00を設置する時に、保守者が遠隔システム300に端
末IDや端末設置場所のデータなどを登録する。このと
きに、遠隔システム300は、登録した情報を端末設定
記録部272に保持しておく。現地作業者が公衆端末シ
ステム200の設置時に、端末の画面から設置通知要求
処理を行うと、公衆端末システム200の遠隔システム
登録部260は、遠隔システム300に設置通知を送
る。この設置通知には、端末毎に付与された端末ID、
端末の設置場所情報を含む。電話機から設置通知が通知
されると、監視システムは、端末IDから端末IDに対
応した端末設定情報を公衆端末システム200に送る。
公衆端末システム200は、受け取った端末設定情報を
受信すると、端末設定記憶部270に設置場所情報を格
納する。
【0062】利用者がインターネット・LAN接続用I
Cカード10をICカードリーダライタに挿入すると、
ICカード管理部220は、LAN接続付加情報読み取
り部213を使って、設置場所識別情報1500を取得
する。利用者は、位置情報を利用した画面ファイルを従
来技術に基づきコンテンツプロパイダから画面を取得す
る。位置情報を利用したHTML画面ファイルは位置情
報送出タグが記述されている。位置情報送出タグには、
属性として位置情報を処理するCGIのURLを持つ。
利用者は、従来技術を使って端末の画面に表示されてい
るアンカを選択することにより位置情報を利用したサー
ビスの利用要求をする。このときに、ウェッブ閲覧部2
50は、位置情報送出タグのアンカの要求されたことを
判別し、公衆端末システム200の付加情報送信部28
1に位置情報の取得の要求を出す。位置情報の取得の要
求を受け取ると、公衆端末システム200の付加情報送
信部281は、設置場所情報1500のデータ種別か
ら、公衆端末システム200の端末設定記録部272に
保持してある位置情報1500のデータ種別1451と
同じデータを取り出し、位置情報の上位桁数から精度情
報分の桁数以外を0に修正して、ウェッブ閲覧部250
に返す。
【0063】ウェッブ閲覧部250は、加工された位置
情報をデータ送受信部291に渡す。データ送受信部2
91では、あらかじめ決められている送信パラメータ名
に加工された位置情報を設定して、従来技術であるHT
TPのPOSTメソッドで位置情報タグにより指定され
た接続先URLが示すコンテンツプロバイダに送信す
る。コンテンツプロバイダ400が持つサーバの内部構
成を図12に示す。コンテンツプロバイダ400は、公
衆端末システム200が送信したHTTPのPOSTを
ウェッブサーバ430で受信し、従来技術に基づきウェ
ッブサーバ430がCGI420を起動し、CGIスク
リプト410にHTTPのPOSTのボディが渡され
る。CGIスクリプト410は、受信したPOSTのボ
ディ部から位置情報抽出部411を使って、位置情報を
抽出する。ここで、CGIのパラメータは、あらかじめ
コンテンツプロバイダはわかっているので、POSTか
ら端末が送信した位置情報を入手することができる。C
GIスクリプトは、地域別処理部412を使ってあらか
じめ地域別情報格納部414に格納してある地域別情報
を検索する。
【0064】CGIスクリプト420は、地域別情報を
基に、従来技術を使って、画面生成部413によりHT
MLファイルを生成する。CGI420は画面生成部4
13により生成された地域情報を含む位置別コンテンツ
からHTTPレスポンスに変換し、従来技術であるウェ
ッブサーバ430を使って公衆端末システム200にレ
スポンスを送信する。公衆端末システム200データ送
受信部291は、受け取ったHTTPレスポンスに含ま
れる位置別コンテンツを端末画面に表示させるためにウ
ェッブ閲覧部250に指示を出す。ウェッブ閲覧部25
0は、コンテンツプロバイダから受信した位置別コンテ
ンツを画面表示部240により端末画面に表示する。
【0065】次に、設置場所データ送信に伴うプライバ
シー保護について説明する。ウェッブ閲覧部250は、
位置情報送出タグのアンカの要求されたことを判別し、
利用者の現在位置の情報をコンテンツプロバイダに送信
して良いかを確認するために位置情報通知確認画面を端
末に表示し、この画面に「はい」と「いいえ」のボタン
を用意しておき、利用者に意思確認をさせる。ここで、
利用者が「はい」を選択すれば、公衆端末システム20
0の付加情報送信部281に位置情報の取得の要求を出
す。「いいえ」を選択した場合は、前画面に遷移する。
【0066】次に、公衆性を持つ端末画面の表示手順に
ついて説明する。ウェッブ閲覧部250は、端末の機能
メニュー画面やサービス開始、終了画面などのウェッブ
閲覧部250に保持している端末保持画面で、LAN接
続サービス名が入った画面を出す場合には、ICカード
管理部220に保持してある端末動作設定情報1400
の端末画面のサービスタイトル名1410を使い、画面
表示部240に表示要求を出す。画面表示部240は、
受け取った画面要求を基に端末画面に表示する。
【0067】図13に認証サーバならびにセンタサーバ
の構成が示されている。センタサーバ500は、サービ
スオーダ受付部510と、利用者管理部520と、認証
サーバ登録部530と、データ送受信部540で構成さ
れる。サービスオーダ受付部510は、オペレータがオ
ーダ投入したオーダを受け取り、利用者管理部520
は、サービスの契約を行った利用者を管理する機能を有
する。また、認証サーバ登録部530は、サービスオー
ダ投入時にユーザIDから再交付識別番号を検索し、認
証サーバ600に新たに登録する再交付識別番号を生成
し、その新しい再交付識別番号とユーザIDから新しい
認証用ユーザIDを生成する機能を有する。更に、デー
タ送受信部540は、再交付識別番号やユーザIDなど
を認証サーバ600に送信する機能を有する。なお、公
衆端末システム200、認証サーバ600、センタサー
バ500は、共にRAS700に接続され、コンテンツ
プロバイダ400もまた、RAS700に接続されてい
るものとする。
【0068】図13を参照しながら、インターネット・
LAN接続用カードの再交付の手順について説明する。
インターネット・LAN接続用カード紛失時、オペレー
ションセンタの受付に連絡し、オペレータは、利用者の
氏名などから利用者の情報を基に利用者のユーザIDを
特定する。そして、オペレータは、インターネット・L
AN接続用カード紛失した利用者のインターネット・L
AN接続用カードを再交付するためにサービスオーダを
オペレーションシステムの端末に投入する。サービスオ
ーダには、ユーザIDが含まれており、既に投入されて
いる利用者のデータは、センタサーバ500の利用管理
部520に登録されている。サービスオーダ受け付け部
510は投入されたサービスオーダから、ユーザIDを
キーとして利用者管理部520に格納されている再交付
識別番号を検索し、その結果から旧ピアIDを生成し、
また、ユーザIDと再交付番号に1を足した値を使って
ピアIDを生成した新ピアIDを生成する。旧ピアID
と新ピアIDを登録指示として認証サーバ登録部530
を介して認証サーバヘ送る。
【0069】認証サーバ登録部530は、受け取った登
録指示に基づき、ユーザIDと再交付識別番号からピア
IDを生成して、データ送受信部540を介して認証サ
ーバ600に登録依頼を指示する。認証サーバ600
は、データ送受信部620を介してセンタサーバ500
から受け取った登録依頼を受け取る。そして、利用者認
証管理部610に既に登録してあった旧ピアIDを削除
し、新ピアIDを新しく登録する。
【0070】なお、再交付を受けた後、元のインターネ
ット・LANカードを利用してインターネット・LAN
接続した場合は、PPPの認証フェーズで認証サーバ6
00の利用者認証管理部610に元のピアIDが存在し
ないので、認証失敗を端末に返すことができ、元のイン
ターネット・LANカードでのインターネット・LAN
接続は不可能となる。
【0071】なお、図5におけるICカード制御部21
0、ICカード管理部220、ICカードリーダライタ
230、画面表示部240、ウェッブ閲覧部250、遠
隔システム登録部260、端末実行制御部270、サー
ビスデータ送受信部280、回線制御部290、データ
送受信部291のそれぞれが持つ機能を実現するための
プログラムを、それぞれコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラ
ムを、公衆端末システムを構成するコンピュータに読み
込ませ、当該コンピュータが上記プログラムを逐次読み
出し実行することによって、本発明が実現される。ま
た、ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺
機器等のハードウェアを含むものとする。
【0072】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、RO
M、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステム
に内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをい
う。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」と
は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通
信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバや
クライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性
メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持
しているものも含むものとする。
【0073】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0074】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0075】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、携帯
端末を持たない不特定多数の利用者がICカードを1枚
だけ持つことによりLAN接続を可能とする。また、ど
のLAN接続対応公衆端末システムでも同じように利用
できる。利用者ごとの情報や接続先LANの設定情報を
ICカードに設定することで、端末の内部に利用者個々
のデータを蓄積する必要がないので端末の低価格化も見
込める。更に、LAN接続先サービス名等の情報が出る
ために、利用者にどのサービスを利用しているか周知宣
伝ができ、誤操作を防止できる効果もある。
【0076】また、本発明の公衆端末システムは、端末
の設置場所情報を格納してあるので、コンテンツプロバ
イダが地域に密着したコンテンツを用意していれば利用
者は、自分の位置を把握せずに地域に密着した情報を簡
単に得ることができる。更に、コンテンツプロバイダに
位置情報を送る際に本端末が利用者に送信確認をするの
で、プライバシーの保護が可能となる。更に、利用者が
端末に入力したパスワードを確認する機能を搭載するこ
とによりパスワード認証失敗による通信料の請求を激減
することが可能となる。また、利用者が端末に入力した
パスワードを利用者に意図的に確認させることによりパ
スワード誤りによる接続失敗時の料金請求を極力減らす
ことが可能となる。特に釣り銭が戻らない公衆電話機で
パスワード確認をすることは非常に効果が大きい。ま
た、ISPがアクセスポイントの電話番号に、隣接アク
セスポイントを自動的に利用するナビアクセス(登録商
標)等を便っていれば、利用者が意図しなくても隣接の
アクセスポイントを選択してインターネット・LAN接
続が可能となる。
【0077】ISPによっては、セキュリティの確保の
ために、非常に長いパスワードを必要とするが、パスワ
ードの一部をICカードに格納することにより、利用者
の利便性が非常に向上する。また、ICカード紛失時
に、全てのパスワードをICカードに格納しないので、
ある程度のセキュリティが確保できる。更に、インター
ネット・LAN接続用ICカードに再交付番号を付与す
ることにより、ICカード紛失時に、すぐにインターネ
ット・LAN接続用ICカードを発行できる利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明において使用されるネットワーク設定
情報のデータ構成を示す図である。
【図2】 本発明において使用される利用者識別情報の
データ構成を示す図である。
【図3】 本発明において使用される端末動作設定情報
のデータ構成を示す図である。
【図4】 本発明のICカードのブロック図を説明する
ために引用した図である。
【図5】 本発明の公衆端末システムの内部構成を示す
ブロック図である。
【図6】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、ICカード挿入時の初期手順をフローチ
ャートで示した図である。
【図7】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、ウェッブ閲覧サービス処理手順をフロー
チャートで示した図である。
【図8】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、ウェッブ閲覧サービス処理手順をフロー
チャートで示した図である。
【図9】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、ウェッブ閲覧サービス処理手順をフロー
チャートで示した図である。
【図10】 本発明において使用される位置情報の構成
を示す図である。
【図11】 本発明の公衆端末システムと遠隔システム
の接続構成を示す図である。
【図12】 本発明の公衆端末システムとコンテンツプ
ロパイダが持つサーバとの接続構成を示す図である。
【図13】 本発明の公衆端末システムと、認証サーバ
およびセンタサーバとの接続構成を示す図である。
【符号の説明】
10…ICカード(インターネット・LAN接続用IC
カード) 11…ネットワーク設定情報保持部 12…利用者識別情報保持部 13…端末動作設定情報保持部 14…ICカード種別情報保持部 101…情報保持部 102…制御部 103…通信用インタフェース 104…電源部 200…公衆端末システム 210…ICカード制御部 220…ICカード管理部 230…ICカードリーダライタ 240…画面表示部 250…ウェッブ閲覧部 260…遠隔システム登録部 270…端末実行制御部 280…サービスデータ送受信部 290…回線制御部 291…データ送受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 眞次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山口 晃 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山本 英朗 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 明上 洋一 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岩根 重明 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B035 BB09 5K101 KK02 KK16 KK17 LL03 LL05 MM07 NN03 NN18 NN21 NN25 PP03 PP04 SS07 UU16

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬記録媒体を用いてネットワーク接続
    を行う公衆端末システムであって、 アクセスポイントに接続するための電話番号、ドメイン
    ネームサーバのIPアドレス、ユーザIDを含むネット
    ワーク設定情報が記録された可搬記録媒体から、そのネ
    ットワーク設定情報を読み込むネットワーク設定情報読
    み取り部と、 前記アクセスポイントならびにIPアドレスに相当する
    サーバを介し前記ユーザIDに基づく認証を得てネット
    ワーク接続を行い、ウェッブ閲覧サービスを得るネット
    ワーク接続制御部と、を備えたことを特徴とする公衆端
    末システム。
  2. 【請求項2】 前記可搬記録媒体に記録されたアクセス
    ポイントの電話番号が複数ある場合、利用する端末から
    最も近くに位置するアクセスポイントを選択する隣接ア
    クセスポイント選択手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の公衆端末システム。
  3. 【請求項3】 前記可搬記録媒体に記録された、サービ
    ス提供者に依存する端末画面のサービスタイトル名、ユ
    ーザエージェントに挿入するHTTP(ハイパー・テキ
    スト・トランスファ・プロトコル)のサービスエージェ
    ント名を含む端末動作設定情報を読み取る端末動作設定
    情報読み取り部と、 端末に設定された設定値、あるいは前記可搬記録媒体に
    記録されたサービスエージェント名に基づき端末実行制
    御を行う端末実行制御部と、 前記サービス提供者に依存した通信プロトコルの制御を
    行うサービスデータ送受信部と、を備えたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の公衆端末システム。
  4. 【請求項4】 前記可搬記録媒体に記録された、ウェッ
    ブサイト閲覧時にHTTPのユーザエージェン卜にユー
    ザIDを付して送付するか否かを示すユーザID送出フ
    ラグを読み取るユーザID送出フラグ読み取り手段と、 前記ユーザID送出フラグに基づき、HTTPのユーザ
    エージェントにユーザIDを付して送付するか否かを判
    断して送信するサービスデータ送信部を備えたことを特
    徴とする請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の
    公衆端末システム。
  5. 【請求項5】 前記可搬記録媒体に記録された認証パ
    スワードの一部を読み取る認証パスワード読み取り手段
    と、 前記認証パスワードの一部と入力したパスワードとを組
    み合わせてPPP(ポイント・ツー・ポイント・プロト
    コル)接続時のパスワードを生成するセンタ接続用パス
    ワード生成手段と、を備えたことを特徴とする請求項1
    から請求項4のうちいずれかに記載の公衆端末システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記可搬記録媒体に記録された前記可搬
    記録媒体の再交付識別番号を読み取る再交付識別番号読
    み取り手段と、 前記ネットワーク接続時における認証において、前記ユ
    ーザIDと前記再交付識別番号とを組み合わせて認証サ
    ーバに送信するサービスデータ送受信部と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれかに
    記載の公衆端末システム。
  7. 【請求項7】 端末の設置場所情報を保持する設置場所
    識別情報保持部と、前記設置場所識別情報保持部から端
    末の設置場所情報を取得してコンテンツプロバイダに送
    信指示を送信し、前記コンテンツプロバイダから端末の
    設置場所を含む地域に関連するコンテンツサービスを受
    信するサービスデータ送受信部と、を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の公衆端末システム。
  8. 【請求項8】 前記端末の設置場所情報を送信すると
    き、利用者に送信確認を行うプライバシー保護手段を更
    に備えたことを特徴とする請求項1に記載の公衆端末シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 アカウント認証時、入力されたパスワー
    ドを画面に一瞬表示して利用者が入力したパスワードの
    確認を促がすパスワード確認手段を更に備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の公衆端末システム。
  10. 【請求項10】 可搬記録媒体とデータの読み書きを行
    うリーダライタを備え、可搬記録媒体に記録されたデー
    タに基づきネットワーク接続を行う公衆端末システムに
    用いられる可搬記録媒体であって、 少なくともリーダライタとのインタフェース部と、 少なくともリーダライタからの命令を処理する制御部
    と、 記憶部とを備え、 前記記憶部は、アクセスポイントに接続するための電話
    番号、ドメインネームサーバのIPアドレス、ユーザI
    Dを含むネットワーク設定情報、 サービス提供者に依存する端末画面のサービスタイトル
    名、ユーザエージェントに挿入するHTTPのサービス
    エージェント名を含む端末動作設定データ、 ウェッブサイト閲覧時にHTTPのユーザエージェン卜
    にユーザIDを付して送付するか否かを示すユーザID
    送出フラグ、認証パスワードの一部、前記可搬記録媒体
    の再交付識別番号、のうちの少なくとも一つが記録され
    たことを特徴とする可搬記録媒体。
  11. 【請求項11】 可搬記録媒体を用いてネットワーク接
    続を行う公衆端末システムに用いられる端末プログラム
    であって、 アクセスポイントに接続するための電話番号、ドメイン
    ネームサーバのIPアドレス、ユーザIDを含むネット
    ワーク設定情報が記録された可搬記録媒体から、そのネ
    ットワーク設定情報を読み込むステップと、 前記アクセスポイントならびにIPアドレスに相当する
    サーバを介し前記ユーザIDに基づく認証を得てネット
    ワーク接続を行い、ウェッブ閲覧サービスを得るステッ
    プと、をコンピュータに実行させるための端末プログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記可搬記録媒体に記録されたアクセ
    スポイントの電話番号が複数ある場合、利用する端末か
    ら最も近くに位置するアクセスポイントを選択するステ
    ップと、をコンピュータに実行させるための請求項11
    に記載の端末プログラム。
  13. 【請求項13】 前記可搬記録媒体に記録された、サー
    ビス提供者に依存する端末画面のサービスタイトル名、
    ユーザエージェントに挿入するHTTP(ハイパー・テ
    キスト・トランスファ・プロトコル)のサービスエージ
    ェント名を含む端末動作設定情報を読み取るステップ
    と、 端末に設定された設定値、あるいは前記可搬記録媒体に
    記録されたサービスエージェント名に基づき端末制御を
    行うステップと、 前記サービス提供者に依存した通信プロトコルの制御を
    行うステップと、をコンピュータに実行させるための請
    求項11または請求項12に記載の端末プログラム。
  14. 【請求項14】 前記可搬記録媒体に記録された、ウェ
    ッブサイト閲覧時にHTTPのユーザエージェン卜にユ
    ーザIDを付して送付するか否かを示すユーザID送出
    フラグを読み取るステップと、 前記ユーザID送出フラグに基づき、HTTPのユーザ
    エージェントにユーザIDを付して送付するか否かを判
    断して送信するステップと、をコンピュータに実行させ
    るための請求項11から請求項13のうちいずれかに記
    載の端末プログラム。
  15. 【請求項15】 前記可搬記録媒体に記録された認証パ
    スワードの一部を読み取るステップと、 前記認証パスワードの一部と入力したパスワードとを組
    み合わせてPPP(ポイント・ツー・ポイント・プロト
    コル)接続時のパスワードを生成するステップと、をコ
    ンピュータに実行させるための請求項11から請求項1
    4のうちいずれかに記載の端末プログラム。
  16. 【請求項16】 前記可搬記録媒体に記録された前記可
    搬記録媒体の再交付識別番号を読み取るステップと、 前記ネットワーク接続時における認証において、前記ユ
    ーザIDと前記再交付識別番号とを組み合わせて認証サ
    ーバに送信するステップと、をコンピュータに実行させ
    るための請求項11から請求項15のうちいずれかに記
    載の端末プログラム。
  17. 【請求項17】 端末の設置場所情報を保持するステッ
    プと、 前記設置場所識別情報保持部から端末の設置場所情報を
    取得してコンテンツプロバイダに送信指示を送信し、前
    記コンテンツプロバイダから端末の設置場所を含む地域
    に関連するコンテンツサービスを受信するステップと、
    をコンピュータに実行させるための請求項11に記載の
    端末プログラム。
  18. 【請求項18】 前記端末の設置場所情報を送信すると
    き、利用者に送信確認を行うステップをコンヒュータに
    実行させるための請求項11に記載の端末プログラム。
  19. 【請求項19】 アカウント認証時、入力されたパスワ
    ードを画面に一瞬表示して利用者が入力したパスワード
    の確認を促がすステップをコンピュータに実行させるた
    めの請求項11に記載の端末プログラム。
  20. 【請求項20】 可搬記録媒体を用いてネットワーク接
    続を行う公衆端末システムに用いられる端末プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 アクセスポイントに接続するための電話番号、ドメイン
    ネームサーバのIPアドレス、ユーザIDを含むネット
    ワーク設定情報が記録された可搬記録媒体から、そのネ
    ットワーク設定情報を読み込むステップと、 前記アクセスポイントならびにIPアドレスに相当する
    サーバを介し前記ユーザIDに基づく認証を得てネット
    ワーク接続を行い、ウェッブ閲覧サービスを得るステッ
    プと、をコンピュータに実行させるための端末プログラ
    ムを記録した記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039612A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 端末装置及びサーバ装置及び接続先切替方法並びにコンピュータプログラム
US7262696B2 (en) 2004-01-21 2007-08-28 Kabushiki Kaisha Kenwood Bus management system
JP2008527796A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 テレポ アクチボラゲット 別のルーティングのために設けられたセルラテレコミュニケーションネットワークにおける方法及びサーバ
JP2010039559A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sharp Corp デジタルテレビジョン受信装置及びそれを視聴するためのicカード

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JP2008527796A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 テレポ アクチボラゲット 別のルーティングのために設けられたセルラテレコミュニケーションネットワークにおける方法及びサーバ
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