JP2002287718A - 表示装置、携帯機器、基板 - Google Patents

表示装置、携帯機器、基板

Info

Publication number
JP2002287718A
JP2002287718A JP2001200074A JP2001200074A JP2002287718A JP 2002287718 A JP2002287718 A JP 2002287718A JP 2001200074 A JP2001200074 A JP 2001200074A JP 2001200074 A JP2001200074 A JP 2001200074A JP 2002287718 A JP2002287718 A JP 2002287718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
data
pixel
tft
electro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001200074A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Numao
孝次 沼尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001200074A priority Critical patent/JP2002287718A/ja
Priority to TW090132819A priority patent/TW536689B/zh
Priority to US10/034,251 priority patent/US6937222B2/en
Priority to CNB021023298A priority patent/CN1193333C/zh
Priority to KR10-2002-0003059A priority patent/KR100470893B1/ko
Publication of JP2002287718A publication Critical patent/JP2002287718A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02B20/343

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時分割階調表示を行う表示装置において、1
回の表示毎に表示走査を行うことなく動画偽輪郭の発生
を抑制する。 【解決手段】 最大階調のデータに対する電圧をメモリ
回路9に保持させ、次に、液晶素子23に最大以外の階
調のデータに対する電圧を印加し、次に、最大階調のデ
ータに対する電圧をメモリ回路9から液晶素子23に印
加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素毎にメモリ素
子と発光素子を配置した表示装置、携帯機器、基板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイに対抗するフラ
ットパネルディスプレイとして有機EL(Electro Lumi
nescence)ディスプレイが注目され、その表示回路や駆
動方法の開発が盛んに行われている。
【0003】この有機ELディスプレイの駆動回路・駆
動方法は、大きくパッシブ駆動とアクティブ駆動に分か
れるが、有機ELをアクティブ駆動する場合、画素を駆
動するためのTFTはポリシリコンである必要がある。
【0004】これは、有機ELのような自発光素子をT
FT駆動する場合、その自発光素子を流れる電流量を確
保するために、TFTを形成するシリコンの電荷移動度
が必要になるからである。このことが、液晶のような非
発光のシャッタ素子ならアモルファスシリコンで充分な
のに、有機ELではポリシリコンが必要となる理由であ
る。
【0005】この有機ELの画素TFT構成として、特
にメモリ素子を用いた構成が特開平2−148687号
(特許2729089号)公報で示されている。
【0006】図26は同公報に示された1画素(白黒デ
ィスプレイでは「1画素=1ドット」であるが、カラー
ディスプレイでは「1画素=RGB3ドット」となる。
従って、正確には1ドットと表現すべきところだが、こ
こでは、そのような厳密な区別は省略する)当たりの回
路構成である。
【0007】すなわち、この特開平2−148687号
公報においては、図26のように1画素を複数のメモリ
セル221すなわちCn 〜Cn-3 と、それらのメモリセ
ルを選択するためのトランジスタ222すなわちDn
n-3 と、定電流回路225と有機EL素子226から
構成する。
【0008】定電流回路225はFET223、224
を用いたカレントミラー回路なので、有機EL226を
流れる電流は、FETDn 〜Dn-3 を流れる電流の総和
により決まる。そして、このFETDn 〜Dn-3 を流れ
る電流は、メモリセルCn 〜Cn-3 に保存されたデータ
により決まるFETDn 〜Dn-3 のゲート電圧により設
定される。
【0009】なお、このメモリセル221の構成は図2
7のように示されている。すなわち、ロー制御信号によ
りCMOSインバータ228、MOS 伝送ゲート227、22
9が制御される。このロー制御信号が選択状態のとき、
MOS 伝送ゲート227が導通状態、MOS 伝送ゲート22
9が非導通状態となるので、コラム入力信号BnがMOS伝
送ゲート227を通しCMOSインバータ230のゲートに
入力される。また、このロー制御信号が非選択状態のと
き、MOS 伝送ゲート227が非導通状態、MOS伝送ゲー
ト229が導通状態となるので、CMOSインバータ231
の出力がMOS 伝送ゲート229を通してCMOSインバータ
230に帰還する。なおこのメモリセル221は、CMOS
インバータ230の出力をCMOSインバータ231および
MOS 伝送ゲート229を通してCMOSインバータ230の
ゲートに帰還させるので、この回路はインバータ2段を
用いたスタティックメモリ回路と考えられる。
【0010】このように特開平2−148687号公報
には、有機ELディスプレイ用の画素TFT構成とし
て、ポリシリコンTFTを用いたメモリ構成が開示され
ている。
【0011】上記特開平2−148687号公報に示さ
れた図26の画素メモリ構成は、画素毎に複数のメモリ
セルCn 〜Cn-3 を持つが、画素毎にカレントミラー回
路225を持ち、そのカレントミラー回路によりデジタ
ル信号をアナログ信号(電流値)に変換している。
【0012】このようなカレントミラー回路を用いた構
成の場合、カレントミラー回路を構成するTFT22
3,224の特性が揃っていることが必要である。しか
し、液晶表示装置などに用いられるポリシリコンプロセ
スでTFTを作っても、隣接するTFTで特性が揃って
いるという保証はない。
【0013】従って、図26のようなアナログ階調表示
においてはポリシリコンTFTの特性バラツキという問
題があり、画面全面での均一な階調表示は難しい。
【0014】そこで、デジタル階調表示を行いポリシリ
コンTFTの特性バラツキを抑えることが考えられてい
る。図33はそのデジタル階調表示方法として時間分割
階調表示方法を用いる場合の画素回路構成である。すな
わち、有機EL108を駆動するためのTFT107
と、そのTFT107の導通状態を制御するための電圧
を貯めるコンデンサ119と、そのコンデンサ119の
電圧を制御するためのTFT106から構成される。こ
の構成において、図34のように1フレーム期間TFに
数回各画素のコンデンサ119の電圧を書き換え、その
電圧をTFT107を導通状態とする電圧か、非導通状
態とする電圧かで階調表示する方法である。
【0015】また、液晶表示装置においてポリシリコン
TFTを用いてスタティックメモリ構造を画素毎に作り
込む構成が特開平8−194205号公報に開示されて
いる。
【0016】すなわち、この特開平8−194205号
公報においては、図28のように第1 のガラス基板上に
画素電極202がマトリクス状に配置されており、画素
電極202間には横方向に走査線203が、縦方向に信
号線204が配置されている。また、走査線203と平
行に参照線205が配置されている。走査線203と信
号線204の交差部に後述するメモリ素子206が設け
られ、メモリ素子206と画素電極202間にはスイッ
チ素子207が設けられている。
【0017】上記第1のガラス基板上には所定距離離し
て第2のガラス基板が対向配置されており、第2のガラ
ス基板の対向面には対向電極が形成されている。そし
て、2つのガラス基板間に表示材料層としての液晶層が
封入されている。なお、図28の208は走査線ドライ
バ、209は信号線ドライバ、210は参照線ドライバ
である。
【0018】図29は、図28の画素部の構成を示す回
路図である。マトリクス状に形成された走査線203と
信号線204の交差部に2値データ保持メモリ素子20
6が接続されており、このメモリ素子206には、保持
されている情報を出力する出力部が設けられている。出
力部には、3端子スイッチ素子207としてのTFT2
14が接続されている。このスイッチ素子207は、参
照線205と画素電極202との間の抵抗値を制御し、
液晶層215のバイアス状態を調整している。
【0019】この図29ではメモリ素子206として2
段インバータを用い正帰還させた形のメモリ回路、すな
わちスタティック型メモリ素子が使われている。すなわ
ち、信号線204から与えられたデータがTFT211
が導通状態のときインバータ212のゲート端子へ入力
される。このインバータ212の出力はインバータ21
3を通してインバータ212のゲート端子に再入力され
るので、TFT211が導通状態のときインバータ21
2に書き込まれたデータが同極性でインバータ212に
帰還され、再度TFT211が導通状態となるまで保持
される。
【0020】このように特開平8−194205号公報
には、液晶ディスプレイ用の画素TFT構成として、ポ
リシリコンTFTを持ったメモリ構成が開示されてい
る。すなわち、この公報に開示されている図29のTF
T基板構成は、画素毎にスタティックメモリ206を持
ち、この画素メモリに蓄えられたデータで2値表示を行
う構成である。
【0021】また、表示部の外側にメモリ機能を持たせ
た液晶表示装置の回路構成が特開2000−22760
8号公報に開示されている。
【0022】図30は同公報に示された表示基板のブロ
ック構成図である。
【0023】すなわち、この特開2000−22760
8号公報においては、表示基板における表示部310は
ラインバッファ309を通して画像メモリ308へ接続
されている。この画像メモリ308はメモリセルがマト
リクス上に配列されており、表示部310の画素と同一
のアドレス空間を有するビットマップ構成を有してい
る。アドレス信号303は、メモリ制御回路306を通
して、メモリライン選択回路311、コラム選択回路3
07へ入力される。このアドレス信号303により指定
されたメモリセルが図示しないコラム線、およびライン
線により選択され、そのメモリセルへ表示データ304
が書き込まれる。こうして書き込まれた後、メモリライ
ン選択回路311に入力されたアドレス信号により、選
択画素を含む1ライン分のデータがラインバッファ30
9に出力される。ラインバッファ309は表示部の信号
配線に接続されているので、この読み出されたデータは
図示しない信号配線へ出力される。
【0024】また、アドレス信号はアドレスライン変換
回路305にも入力されており、表示ライン選択信号回
路312により、図示しないライン選択配線に選択電圧
を印加する。
【0025】この動作によって、画像メモリ308のデ
ータが表示部310へ書き込まれる。
【0026】この表示部310の画素回路構成は図31
に示す構成である。すなわち、ライン選択配線401に
より制御TFT405を制御し、信号配線402により
与えられたデータを共通配線404と制御TFT405
の間にあるコンデンサ406に保持し、このコンデンサ
406の電圧により駆動TFT409の導通、非導通を
制御し、表示電極408へ液晶基準配線403により与
えられた電圧を印加する、しないが決められる。なお、
ソース−ドレイン端子間には補償コンデンサ409が接
続されている。
【0027】図32は上記表示部310の別の画素回路
構成である。液晶を駆動するTFTとしてアナログスイ
ッチ504を用いて駆動する。このpchTFTおよびnchTFT
からなるアナログスイッチを駆動するため、サンプリン
グコンデンサ503,507およびサンプリングTFT
502,506からなるメモリ回路を各々2系統設け、
極性の異なるデータを2本のデータ配線501,505
をもちいて供給し、共通のライン選択配線401に接続
し、同時にサンプリングすることにより表示動作する。
【0028】またアナログスイッチを駆動するための極
性の異なるデータを、メモリ回路を2系統設けるのでは
なく、画素内部に設けたインバータ回路により生成する
構成や、メモリ回路として半導体に用いられるメモリ回
路をTFTを用いて構成することなどが記載されてい
る。
【0029】このように特開2000−227608号
公報には、液晶ディスプレイ用のポリシリコンTFT基
板構成が開示されている。すなわち、図30のTFT基
板構成は、表示部310の外にSRAMで構成される画
像メモリ308を持ち、さらに、表示部310に図31
や図32のコンデンサで構成される画素メモリを持ち、
この画素メモリに蓄えられた2値データで表示を行う構
成である。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、デジ
タル階調表示を行いポリシリコンTFTの特性バラツキ
を抑えることが考えられている。しかし、このような時
分割階調表示方法ではPDP(プラズマディスプレイパ
ネル)などで見られる動画偽輪郭の発生が予想される。
この動画偽輪郭の発生の仕組みを図35を用いて説明す
ると、階調レベル31の背景に階調レベル32の模様が
動くとき、視線が図35の破線(a)〜(d)のように
動くので、その視線移動上の画素の視線移動時の階調パ
ターンが見えてしまう。例えば、破線(a)では視線が
階調1,2,4,8と32の点灯タイミングと被るので
階調レベル47が見えるが、破線(d)では階調16の
点灯タイミングしか被らないので階調レベル16が見え
る現象である。
【0031】そのため、PDP等でなされている動画偽
輪郭対策では、ビット(bit)の重みの大きなデータ
を複数回に分けて、ビットの重みの少ないデータの前後
で表示することで、動画偽輪郭を低減している。すなわ
ち、ビットの重みの大きなデータが一定のフレーム期間
の周期の間に複数回出現することで、動画偽輪郭を少な
くしている。
【0032】しかし、PDP等では上記ビットの重みの
大きなデータを複数回表示するため、1回の表示毎に表
示走査が必要であるという問題がある。
【0033】本発明の第1の目的は上記課題に対しなさ
れたものであり、新たな走査を行わずビットの表示期間
を分割する手段を提供することである。
【0034】また、特開平2−148687号公報で
は、画素毎に図26の回路を配置するとしている。最近
の液晶ディスプレイでも64階調表示を実現させている
のだから、この場合も各画素に6ビット分のメモリを配
置する必要がある。しかし、通常のディスプレイの画素
サイズはRGB3画素で150[μm]×150[μ
m]〜300[μm]×300[μm]程度である。こ
のサイズにゲート配線やソース配線や電源配線を施し、
更に図26のような構成で6ビット分のメモリ回路を組
み込むことは、現在の低温ポリシリコンプロセスでも困
難である。せいぜい、4ビット分のメモリを組み込める
程度であろう。しかし、それでは16階調しか表示でき
ず、商品性の乏しいディスプレイとなってしまう。
【0035】一方、特開平8−194205号公報で
は、画素に1ビットのメモリしか配置していない。この
程度なら現在の低温ポリシリコンプロセスでも実現でき
るが、静止画表示時はこの1ビットのメモリで表示を行
うので、2値画像表示(RGBカラーなのでマルチカラ
ー表示)しか表示できない。
【0036】本発明の第2の目的は上記課題に対してな
されたものであり、画素に配置するメモリ数より多くの
多階調表示を実現できる表示基板の回路構成を提供する
ことである。
【0037】なお、特開2000−227608号公報
では、画素(表示領域)の外側にメモリを配置するの
で、上記課題は発生しない。しかし、表示領域の外側に
メモリを配置するということは、その分、表示基板の面
積を大きくする必要がある。これは、同一のガラス基板
から、TFTプロセスを経て得られる(同一の表示面積
を持った)基板の数が少なくなることを意味する。即
ち、同一の表示面積を持った基板当たりの製造コストを
増大させる結果を生む。
【0038】基板にメモリを持たせる最大の効果は低消
費電力化と考えられる。この低消費電力化が一番競争力
を生むのは携帯機器市場である。しかし、この手段では
同一の表示面積を持ったディスプレイでも基板サイズが
大きくなるので、小型化軽量化を必要とする携帯機器市
場向け手段としては好ましくない。
【0039】本発明の第3の目的は上記課題に対してな
されたものであり、表示領域の外側にメモリを配置する
表示基板構成において、表示領域の外側に配置するメモ
リの数を減らし、より小さな基板サイズで同等な階調数
を出すことができる表示基板の回路構成を提供すること
である。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を実現さ
せるための本発明の第1の手段は、時間分割階調表示を
行う表示装置において、電気光学素子毎に記憶手段と電
位保持手段を対応させ、前記記憶手段と前記電位保持手
段の出力を用いて前記電気光学素子の表示を制御するこ
とを特徴とした構成である。
【0041】この構成で、上記第1の目的である表示画
面に複数の電気光学素子を配置して時間分割階調表示を
行う場合の動画偽輪郭の発生量を抑えるには、大きな重
みを持ったビットデータ(1ビットでも複数ビットで
も、電気光学素子毎に配置したメモリの個数以内のビッ
ト数)を記憶手段へ記憶させ、電位保持手段を用いて残
りのビットデータを時間分割階調を行って表示している
隙間に、前記記憶手段に記憶させたビットデータを分割
して表示する。このことで、連続して表示される階調デ
ータの最大の長さが短くなり、動画偽輪郭の発生量を抑
えることができる。
【0042】前記記憶手段に記憶させたビットデータを
分割して表示する場合、前記記憶手段の出力を用いて前
記電位保持手段の電位を制御し、その電位保持手段の電
位を用い前記電気光学素子を制御する場合と、前記電位
保持手段と前記記憶手段の出力をスイッチング素子を用
いて切り替え、その切り替えた電位を用いて前記電気光
学素子を制御する場合がある。このスイッチング素子と
しては液晶ディスプレイなどで使われているTFT素子
などがある。
【0043】この記憶手段が複数ある場合は、上記階調
表示を行う以外に、スイッチング素子を用いてこの複数
の記憶手段や電位保持手段を切り替え、その出力を電気
光学素子へ与えることで、複数の映像を切り替えて表示
することができる。この機能は、表示装置の外部のCP
U等の信号源に電源を入れなくても実現できるので、表
示装置の低消費電力化に有効である。
【0044】上記第2の目的を実現させるための本発明
の第1の手段は、電気光学素子毎に記憶手段と電位保持
手段を対応させ、前記記憶手段と前記電位保持手段の出
力を用いて前記電気光学素子の表示を制御することを特
徴とした構成である。
【0045】この構成は、上記第2の目的である電気光
学素子毎に配置させたメモリ数より大きな多階調表示を
実現するために、電気光学素子毎にメモリの他に(メモ
リを1個削っても)電位保持手段を設ける。そして、こ
の電位保持手段へ複数のビットデータを時間分割的に取
り込むことで、(前記メモリ数+1)ビット階調以上の
表示が得られる。
【0046】この場合の上記記憶手段と電位保持手段を
併用する階調表示方法には、上記時間分割階調表示方法
と以下に示すアナログ階調表示方法がある。アナログ階
調表示方法では前記記憶手段と前記電位保持手段を同時
に用い電圧や電流を発生させて、前記電気光学素子へ与
え、階調表示を行う。
【0047】この場合、多階調表示のために、前記電気
光学素子へ表示するデータを前記記憶手段とするか前記
電位保持手段とするかを切り替えるためのスイッチング
素子を配置する必然性はない。しかし、複数の映像を切
り替えて表示可能とするためには、スイッチング素子を
配置することが好ましい。
【0048】また、この場合は、以下の前記電位保持手
段へ与えるビットデータを画素(表示領域)外に配置さ
せたメモリから取り込む場合と、それ以外のCPU等の
外部信号発生器から取り込む場合がある。
【0049】上記第3の目的を実現させるための本発明
の第1の手段は、画素(表示領域)外にメモリを配置し
た表示装置において、電気光学素子毎に記憶手段と電位
保持手段を対応させ、前記記憶手段と前記電位保持手段
の出力を用いて前記電気光学素子の表示を制御すること
を特徴とした構成である。
【0050】この構成は、上記第3の目的である画素
(表示領域)外に配置するメモリ量を減らすために、一
部のメモリを画素に配置する。この画素外のメモリと画
素に配置させたメモリを同時に用いて階調表示するため
に、画素に電位保持手段を設け、画素外のメモリデータ
を時間分割的に取り込み階調表を行わせる。
【0051】この場合、特に表示装置の外部のCP∪等
の信号源に電源を入れなくても、多階調な複数映像表示
の切り替えが行えるので、表示装置の低消費電力化に有
効である。
【0052】従って、上記記憶手段としては電源を切っ
てもデータが消えないFRAMのような不揮発性メモリ
や、電源を入れている間はデータが消えない(CMOS
インバータを2個互いの出力を入力に戻す)SRAMの
ようなスタティックメモリ、数フレーム期間はデータが
消えないコンデンサのようなダイナミックメモリ構成が
適用できる。
【0053】特に上記第1の目的を達成するためであれ
ば、上記記憶手段として簡単なコンデンサを用いたダイ
ナミックメモリ構成でも構わない。
【0054】また、上記電位保持手段は外部からのデー
タを一時的に保持するメモリと考えられるので、上記不
揮発性メモリやスタティックメモリを当てることもでき
る。ただ、実際にデータを保持する期間が短いので、構
成の簡単なコンデンサを用いる方が好ましい。
【0055】本発明で用いられる電気光学素子は、液晶
素子や、自発光素子にその自発光素子を駆動するための
アクティブ素子が付いた素子などが存在する。
【0056】特に電気光学素子として液晶を用いる場
合、液晶自体がコンデンサなので上記電位保持手段を兼
ねることができる。この場合、必ずしも電位保持手段が
目に見えるわけではない。
【0057】また、電気光学素子として自発光素子にそ
の自発光素子を駆動するためのアクティブ素子が付いた
構成を用いる場合、アクティブ素子と上記電位保持手段
の間にも浮遊容量があるので、上記電位保持手段自体が
浮遊容量である場合も考えられる。この場合、必ずしも
電位保持手段が目に見えるわけではない。
【0058】このアクティブ素子としても液晶ディスプ
レイなどで使われているTFT素子などが使われる。
【0059】このような構成は表示装置になる前のTF
T基板の段階で判る。この基板の所定の電極へ電気光学
素子を作り込むことで表示基板となる。
【0060】上記本発明の第1の手段は、表示基板上に
複数の電気光学素子を配置した構成において有効であ
る。この複数の電気光学素子に対応した記憶手段や電位
保持手段へ表示基板の外部からデータを送りつける構成
には、各記憶手段および電位保持手段毎に配線を設ける
方法と、1つの配線に記憶手段または電位保持手段を複
数配置する方法がある。
【0061】後者の方法では、前記配線と前記記憶手段
または電位保持手段との間に新たなスイッチング素子が
必要である。このような構成の代表としてマトリックス
構成がある。
【0062】即ち、表示基板に複数の第1配線(データ
線またはソース線)と、この第1配線と交差する方向に
配置された複数の第2配線(走査線またはゲート線)を
形成し、前記電気光学素子と記憶手段と電位保持手段
を、この第1配線と第2配線が交差する付近に配置さ
せ、その第1配線と記憶手段および電位保持手段との間
に第1のスイッチング素子を配置する。
【0063】この第1のスイッチング素子は、TFTの
ような3端子構成をとり、その第1端子(ソース端子)
が前記第1配線と接続され、その第2端子(ドレイン端
子)が前記電気光学素子および記憶手段および電位保持
手段と直接もしくは間接的に接続され、その第3端子
(ゲート端子)が前記第2配線と接続された構成を取
る。
【0064】上記構成は、第1のスイッチング素子の第
2端子(ドレイン端子)と、前記電気光学素子および記
憶手段および電位保持手段がどのような関係で接続させ
るかで、多くの構成が提案できる。
【0065】即ち、その第1の構成として提案できるの
は、電気光学素子毎に第1のスイッチング素子を設けた
構成である。そして、その第1のスイッチング素子の第
1端子(ソース端子)を第1配線(データ線)と接続
し、前記第1のスイッチング素子の第2端子(ドレイン
端子)とメモリ素子等の記憶手段を電気的に接続する。
また、その第1のスイッチング素子の第2端子(ドレイ
ン端子)とコンデンサ素子等の電位保持手段を電気的に
接続し、前記第1のスイッチング素子の第2端子(ドレ
イン端子)を電気光学素子へ接続する。
【0066】ここで第1のスイッチング素子の第2端子
(ドレイン端子)とメモリ素子等の記憶手段を電気的に
接続するとは、メモリ素子等の記憶手段と第2のスイッ
チング素子を直列に接続し、上記第1のスイッチング素
子の第2端子(ドレイン端子)へ接続することである。
この場合、上記記憶手段がスタティックメモリ素子の場
合、上記第2のスイッチング素子は第1のスイッチング
素子の第2端子(ドレイン端子)と記憶手段の間に介在
することが好ましい。また、上記記憶手段が強電体メモ
リを含むコンデンサの場合、上記記憶手段が第1のスイ
ッチング素子と第2のスイッチング素子の間に介在する
ことも可能である。
【0067】また、上記第1のスイッチング素子の第2
端子(ドレイン端子)とコンデンサ素子等の電位保持手
段を電気的に接続するとは、上記記憶手段と同様に第3
のスイッチング素子を直列に接続する場合と、(電位保
持手段がコンデンサの場合は)第3のスイッチングを用
いずに直接接続する場合がある。
【0068】前者の構成では、記憶手段の電位により電
位保持手段の電位がチャージアップされることがないの
で、低消費電力化に効果がある。後者の場合は、第3の
スイッチング素子を配置する必要がないので、その分他
の素子を配置するスペースが作れる効果がある。
【0069】上記構成では、上記記憶素子と電位保持手
段の出力を基に電圧または電流を発生させ、前記電気光
学素子へ与え表示を行う。
【0070】この場合、前記記憶手段または電位保持手
段の出力を、前記第2のスイッチング素子や第3のスイ
ッチング素子等を用いて切り替えて、前記電気光学素子
へ与える電圧または電流を発生させ、多階調表示や複数
映像表示の切り替えを行うことができる。
【0071】この場合に多階調表示を行うには、前記記
憶手段または電位保持手段へ保持されたデータのビット
の重みに比例した期間、前記記憶手段または電位保持手
段の出力を前記電気光学素子へ与える時間分割階調表示
方法が取れる。
【0072】また、上記時間分割階調表示を用いなくと
も、前記記憶手段または電位保持手段へ保持されたデー
タのビットの重みに比例した電圧または電流を発生させ
て、前記電気光学素子へ与えることも可能である。
【0073】その第2の構成として提案できるのは、記
憶手段に対応して第1のスイッチング素子を設け、電位
保持手段に対応して第4のスイッチング素子を設ける構
成である。そして、その第1のスイッチング素子の第1
端子(ソース端子)を第1配線(データ線)と接続し、
前記第1のスイッチング素子の第2端子(ドレイン端
子)とメモリ素子等の記憶手段に接続する。その第4の
スイッチング素子の第1端子(ソース端子)を第1配線
(データ線)と接続し、前記第4のスイッチング素子の
第2端子(ドレイン端子)とコンデンサ素子等の電位保
持手段に接続する。
【0074】上記構成でも、上記記憶素子と電位保持手
段の出力を基に電圧または電流を発生させ、前記電気光
学素子へ与え表示を行う。
【0075】この場合、前記記憶手段または電位保持手
段の出力を切り替えて、前記電気光学素子へ与える電圧
または電流を発生させ、多階調表示や多映像表示を行う
ためには、上記記憶手段や電位保持手段と電気光学素子
の間に第5のスイッチング素子が必要である。
【0076】この場合に多階調表示を行うには、前記記
憶手段または電位保持手段へ保持されたデータのビット
の重みに比例した期間、前記記憶手段または電位保持手
段の出力を前記電気光学素子へ与える時間分割階調表示
方法が取れる。
【0077】また、上記時間分割階調表示を用いなくと
も、前記記憶手段または電位保持手段へ保持されたデー
タのビットの重みに比例した電圧または電流を発生させ
て、前記電気光学素子へ与えることも可能である。
【0078】上記電気光学素子としては、液晶素子や、
電源とグランド間に自発光素子とアクティブ素子(TF
T素子)を直列に入れた構成が考えられる。
【0079】上記本発明の第1の手段は記憶素子を用い
た表示装置での低消費電力化の効果が大きいので、自発
光素子としては有機ELのような発光効率の良いデバイ
スに用いることが好ましい。
【0080】このように、本発明の第1の手段を用いて
第1の目的を実現させるために、本発明の表示装置で
は、走査線ごとに並んだ画素に、フレーム期間ごとに表
示すべきデータの階調に応じた時間だけ水平走査期間内
で電圧が印加されることで、その階調に応じた量の電気
光学変化を起こし、そのフレーム期間に対するデータを
表示する電気光学素子を持つ表示装置の駆動方法におい
て、1フレーム期間内に第1、第2および第3の期間を
この順に設けるとともに、1フレーム期間内に、上記第
3の期間よりも前にデータ保持期間を設け、上記第1の
期間に、最大階調(最大重みビット)のデータに対応す
る時間だけ電圧を上記電気光学素子に印加し、上記デー
タ保持期間に、上記最大階調のデータを第1のメモリ素
子に保持させ、上記第2の期間に、最大階調未満のデー
タに対応する時間だけ電圧を上記電気光学素子に印加
し、上記第3の期間に、上記第1のメモリ素子に保持さ
せた最大階調のデータの残りの時間に対応する時間だけ
電圧を上記電気光学素子に印加する構成とすることがで
きる。
【0081】上記の構成により、最大階調のデータに対
する電圧印加が、1フレーム期間内で、最大階調未満の
データに対する電圧印加期間を挟んで、複数回に分けて
行われる。そして、その際、最大階調のデータに対する
電気光学素子への印加1回目の電圧を、第1のメモリ素
子に保持させておき、2回目以降は、また外部から入力
されるのではなく、その第1のメモリ素子から電圧を取
り出すようにする。
【0082】したがって、ビットの重みの大きなデータ
を第2の期間に画素毎に保持することで、第3の期間に
行うビットの重みの大きなデータを複数表示する動作
が、表示走査することなく実現できる。それゆえ、1回
の表示毎に表示走査を行うことなく、動画偽輪郭の発生
を抑制することができる。
【0083】本発明の第1の手段を用いた時間分割階調
表示方法の1例として示す駆動方法は、走査線ごとに並
んだ画素に、フレーム期間ごとに表示すべきデータの階
調に応じた時間だけ水平走査期間内で電圧が印加される
ことで、その階調に応じた量の電気光学変化を起こし、
そのフレーム期間に対するデータを表示する電気光学素
子を持つ表示装置の駆動方法において、走査線数をm本
とし、各画素で表示する階調ビット数をKとし、1フレ
ーム期間をm個の単位期間に分割し、各単位期間をK個
の選択期間に分割し、ある走査線上の画素の電気光学素
子内のデータを水平走査期間内で書き換える際に、jを
1以上K未満の整数とし、p(j)(ただしj=1、
2、3、…、K−1)およびp(K)をそれぞれ、1以
上K以下の互いに異なる整数とし、すべてのjについ
て、jビット目のデータを、ある単位期間N(j)内の
第p(j)番目の選択期間のタイミングで電気光学素子
に供給し、Kビット目のデータを、ある単位期間N
(K)内の第p(K)番目の選択期間のタイミングで第
1のメモリ素子に供給し、その後、その第1のメモリ素
子から電気光学素子に供給する構成とすることができ
る。
【0084】上記の構成により、最大階調(最大重みビ
ット)のデータが、1フレーム期間内のある単位期間内
のある選択期間のタイミングで第1のメモリ素子へ供給
され、その後、第1のメモリ素子で保持されたこの最大
階調のデータに対する電圧が電気光学素子へ印加され
る。すなわち、最大階調のデータに対する電圧を、第1
のメモリ素子に保持させておき、電気光学素子に電圧を
印加する際には、外部から入力されるのではなく、その
第1のメモリ素子から電圧を取り出すようにする。
【0085】したがって、ビットの重みの大きなデータ
を画素毎に保持することで、ビットの重みの大きなデー
タを複数表示する動作が、表示走査することなく実現で
きる。それゆえ、1回の表示毎に表示走査を行うことな
く、動画偽輪郭の発生を抑制することができる。
【0086】また、本発明の第1の手段を用いた時間分
割階調表示方法では、上記電位保持手段と、OFF輝度
設定配線との間に第6のスイッチング素子を設ける構成
が好ましい。
【0087】電位保持手段が電気光学素子へ(スイッチ
ング素子を介さないで)直接接続されている場合、上記
第1の構成では、上記記憶手段から読み出された電圧に
より上記電位保持手段が変化し、その電位保持手段によ
り電気光学素子へ印加される電圧または電流が制御され
る。そこで、上記第6のスイッチング素子を用いて、前
記電位保持手段の電位をOFF輝度電位へ設定させる。
【0088】また、電位保持手段が電気光学素子へスイ
ッチング素子を介して接続されている場合でも、浮遊容
量があるので、同様に上記第6のスイッチング素子を用
いて、前記浮遊容量の電位をOFF輝度電位へ設定させ
ることが好ましい。
【0089】このように電位保持手段や浮遊容量に保持
された電荷を、上記第6のスイッチング素子を用いて放
電させることで、上記最大階調のデータに対応する電圧
が電気光学素子へ印加されている時間を、最大階調の重
みに合わせて調整することができる。
【0090】上記説明では最大ビットのデータのみ画素
に配置させたメモリへ記憶させる駆動方法を説明した
が、動画偽輪郭の発生量はその分割されていない最大ビ
ットの重みに比例する。従って、最大ビットのみ分割し
ても、次のビットの重み分の動画偽輪郭が発生する。
【0091】そこで、本発明においては画素に配置させ
たメモリをできるだけ多く使い上記時間分割階調表示を
行うことが好ましい。
【0092】また、本発明の第1の手段は上記時間分割
階調のみに有効なのではない。本発明の第1の手段は本
発明の第2の目的である画素に配置するメモリの個数よ
り多くのビット数の階調表示を実現することもできる。
【0093】このような多階調表示方法としての第1の
構成は、複数のコンデンサを用い、それらコンデンサの
一方の端子に与える電圧を上記記憶素子または電位保持
手段により電源電圧またはグランド電位など2値制御す
ることで、目的とする電気光学素子へ多段階の電圧を印
加する構成である。
【0094】例えば、電気光学素子が液晶素子のとき、
その一方の端子を対抗電極へ接続し、もう一方の端子へ
複数のコンデンサを接続し、その複数のコンデンサのも
う一方の端子へ与える電圧を上記記憶手段や電位保持手
段の出力を用いて、対抗電圧と同じにするか異なる電圧
にするか制御し、液晶へ印加される電圧を多段階で変化
させる方法である。
【0095】このように液晶を駆動する場合、液晶の応
答速度が遅いために、時分割的に印加した電圧でも、そ
の平均電圧に対応した表示状態となるので、もともと動
画偽輪郭は発生しない。即ち、液晶において本発明の手
段1を適用する場合、その目的は動画偽輪郭を抑えるこ
とではなく、画素に配置された限られた数のメモリを活
かし、より多階調表示を得ることにある。
【0096】また例えば、上記液晶素子の代わりにコン
デンサを配置し、上記電圧を自発光素子(有機EL)へ
電流を供給するためのTFT(アクティブ素子)へ与え
ることで、電気光学素子を流れる電流を制御することも
できる。
【0097】また、自発光素子(有機EL)へ電流を供
給するためのTFT(アクティブ素子)を複数設け、各
々のTFTを上記記憶手段や電位保持手段の出力を用い
て2値制御しても、自発光素子(有機EL)へ供給され
る電流を多段階で変化させることができる。
【0098】この場合、有機ELの応答速度が速いため
に、時分割的に供給した電流により動画偽輪郭が発生す
るが、この場合でも第1の動画偽輪郭を抑える目的の他
に、第2の画素に配置された限られた数のメモリを活か
し、より多階調表示を得る目的を果たすことがでる。
【0099】また、本発明の手段は、液晶表示素子や自
発光素子(有機EL)等の電気光学素子と接続する画素
電極と、その画素電極へ電圧を印加する第1のメモリ素
子を持った表示装置であって、上記電気光学素子の電源
電圧と、上記電気光学素子への電圧印加のオンオフ時期
を決める信号として上記第1のメモリ素子に印加するオ
ンオフ電圧とを、別個の電源とする構成とすることがで
きる。
【0100】上記の構成により、電気光学素子の電源電
圧と、第1のメモリ素子に印加するオンオフ電圧とが別
個の電源となっている。したがって、電気光学素子の電
源電圧が変動しても、第1のメモリ素子に印加される電
圧が変動しない。それゆえ、上記の構成による効果に加
えて、駆動用TFTのように上記第1のメモリ素子を駆
動する素子のゲート電圧Vと、有機EL等の自発光素子
のように上記電気光学素子を流れる電流Iとの関係にお
いて、V−I特性の変化を抑えることができ、特に自発
光素子で、安定な輝度特性を得ることができる。
【0101】また、本発明の表示装置は、上記表示装置
の駆動方法に用いられる表示装置であって、外部より入
力されたデータを、列ごとに走査される上記画素のデー
タへ変換するための第2のメモリ素子を備えていること
が好ましい。
【0102】上記の構成により、画素単位で送られてき
たビットデータを、上記駆動方法で必要とされるタイミ
ングで、第2のメモリ素子から直接、1列分のデータに
ついて並列に画素へ転送できる。また、このデータ変換
に必要なコントロール回路を備えさせることで、上記駆
動方法を気にせずに使用できる。また、SRAM等の第
2のメモリ素子から直接画素メモリへ書き込むことで、
第2のメモリ素子から信号線ドライバ(SEGドライ
バ)へシリアルにデータを転送する必要が無くなる。そ
れゆえ、上記の構成による効果に加えて、信号線ドライ
バを通す場合と比べ、SRAM等から信号線ドライバへ
データを転送するための手間と電力が削除でき、そのた
めのエネルギーが省け、表示装置全体の低消費電力化を
図ることができる。
【0103】以前は、液晶表示装置などのディスプレイ
へ入力させる映像データはアナログデータであった。そ
のためか、最近のデジタルデータでも画素毎に表示階調
数に相当するビットデータを一緒に入力する構成をと
る。この構成は、CPUからビデオRAMへ送られてく
るデータでも同じである。一方、本発明の第1の目的が
発生する時間分割階調の場合ビット毎に表示走査され
る。従って、この直素毎に送られてくる入力データをビ
ット毎に表示する時分割表示用データに変換しなければ
ならない。
【0104】そこで、本発明の手段2では上記データ変
換のために表示領域(画素)外に、表示画面の各電気光
学素子の配置に対応した第2のメモリ素子(メモリアレ
イ)を持たせる。
【0105】表示装置の外部からCPUを用いて、ラン
ダムに1画素分のデータを上記第2のメモリ素子へ書き
込む構成では、上記メモリアレイに配置するメモリの数
は、各電気光学素子へ表示させる階調数に対応しただけ
配置することが好ましい。
【0106】しかし、表示装置の外部から1ライン分の
データをシリアルに送ってくる入力信号では、前記デー
タを1ライン分ラインメモリ等に保持し、その各画素に
対応したビットデータを画素に配置させた第1のメモリ
素子と、画素(表示領域)外に配置させた第2のメモリ
素子の間で、割り振って記憶することが好ましい。
【0107】上記構成により、本発明の第3の目的が実
現される。
【0108】即ち、画素に配置させた第1のメモリ素子
の数だけ、画素(表示領域)外に配置する第2のメモリ
素子の数を減らし、入力された階調数分のデータを表示
できる表示装置をより小さな基板サイズで実現できる。
【0109】この場合、画素(表示領域)外に配置した
第2のメモリ素子のデータは、画素に配置した電位保持
手段へ時間分割的に取り込むことで、画素に配置した第
1のメモリ素子と同様に電気光学素子の表示に反映させ
る。
【0110】また、上記構成では画素内にAビットのメ
モリ素子、画素外にBビットのメモリ素子を配置するの
で、合計(A+B)ビットの表示データが存在する。総
てのメモリ素子が独立したデータを保持できるとは限ら
ないが、それらの表示データを用いて複数の映像を記録
することも可能である。
【0111】例えば、上記(A+B)ビットのうち、1
ビット分はデータのやり取りに使って、独立したデータ
を保持できないとしても、残り(A+B−1)ビットの
データを用いれば、各電気光学素子当たり1ビットの映
像データであれば、(A+B−1)個の映像が、外部か
ら新たにデータを取り込まずに表示切り替えができる。
【0112】このことは、表示装置の外部のCPU等の
回路を動作させず(電源を入れず)に実現できることを
意味する。これは、上記(A+B−1)ビットの範囲で
あれば、携帯端末等で簡単な待ち受け画面等を動画像的
に表示できることを意味するので、この構成はそのよう
な携帯端末機器で有効である。
【0113】また、電気光学素子として自発光素子を用
いるとき、このような低消費電力化機能を使うなら、発
光効率の良い有機ELで用いるのが有効である。
【0114】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1に基づいて説明すれば、以下の通り
である。
【0115】図1に示すのは、本発明の第1の手段にお
ける第1の構成である画素Aijの等価回路である。こ
の等価回路は第1のスイッチング手段であるTFT(薄
膜トランジスタ)6のソース端子に信号ラインとしての
データ配線Sjが接続され、TFT6のドレイン端子に
第2のスイッチング素子であるTFT21のソース端子
と電位保持手段を兼ねる液晶素子(電気光学素子)23
の画素電極が接続された構成である。このTFT21の
ドレイン端子には、スタティック型のメモリ素子として
のメモリ回路9(第1のメモリ素子)が接続されてい
る。
【0116】なお、上記TFT6が必要になるのは、デ
ータ配線Sjと電気光学素子が1体1対応していないか
らである。データ配線Sjを電気光学素子と1体1対応
するよう配線する場合、上記TFT6は不要である。
【0117】このようなメモリ回路9を形成するため、
本実施の形態では、CGS(Continuous Grain Silico
n)TFT製作プロセスを用いることとする。なお、同
プロセスの説明は特開平8−204208号公報、特開
平8−250749号公報等に詳しく記載されているの
で、ここではその詳細な説明は省略する。
【0118】この液晶素子23の表示状態を制御するに
は、液晶素子23の対抗電極の電位VrefをGND電
位としている間に、TFT6とTFT21、すなわちそ
のソース・ドレイン間を導通状態とし、この液晶素子2
3の画素電極およびメモリ回路9へ最上位ビット(bi
t)のデータを印加する。この場合、最上位ビットのデ
ータは、VDDかGNDの2値データである。なお、T
FT6を導通状態とするには、TFT6のゲート端子に
接続された走査線へ選択電圧を印加する。TFT21を
導通状態とするにはTFT21のゲート端子に接続され
た制御線Cibit2へ選択電圧を印加する。
【0119】なお、本実施の形態ではTFTのソース端
子とドレイン端子の間に厳密な区別がないので、上記ソ
ース端子とドレイン端子を逆にしても問題ない。
【0120】次に、TFT6を導通状態とし、TFT2
1を非導通状態としている間に液晶素子23の画素電極
へ下位ビット相当階調の電圧を印加する。
【0121】その後、TFT6を非導通状態とし、TF
T21を導通状態とし、このメモリ回路9へ貯められた
最上位ビットのデータを液晶素子23へ印加する。
【0122】このように駆動することで、一度メモリ回
路9へ最上位ビットのデータを保持しておけば、1フレ
ーム内に複数回、途中に他のビットの表示を挟んで、液
晶素子23へ最上位ビットのデータを印加できる。
【0123】また、静止画表示時にも、画素に配置でき
なかったビットデータは画素の外部より上記電位保持手
段である液晶へ供給される。このことにより、画素に配
置された記憶手段が1ビット分しかなくとも2ビット分
以上の階調表示が実現できるという効果がある。
【0124】また、このように駆動することで液晶でも
時間分割階調を実現できるが、液晶の応答速度は極めて
遅いので、(強誘電性液晶のような高速液晶では目に付
くが)動画偽輪郭が目に付くことは希である。しかし、
高速液晶を用いた場合には、このように駆動することで
動画偽輪郭を抑制する効果がある。
【0125】なお、図1において液晶表示素子23と並
列に入る第6のスイッチング素子であるTFT24およ
びそれをスイッチングする制御線Cibit1の役割
は、上記液晶素子23に印加された電圧を0にするため
のものであり、上記階調表示期間の長さを調整し、階調
直線性を改善するためのものである。
【0126】なお、図1においては、メモリ回路9はP
型TFT11とn型TFT12から構成される第1のイ
ンバータ回路と、p型TFT13とn型TFT14から
構成される第2のインバータ回路が、互いにその出力を
入力とするスタティックメモリ構成をとる。
【0127】したがって、メモリ回路9として、VDD
電位との間の導通・非導通状態を制御するTFT13
と、GND電位との間の導通・非導通状態を制御するT
FT14を持つ。
【0128】なお、上記VDD電位とGND電位のいず
れがON輝度設定電位であり、いずれがOFF輝度設定
電位かは、液晶素子23がノーマリーホワイトモード
か、ノーマリーブラックモードか、透過状態をONとす
るか、非透過状態をONとするか、に依存し、どちらに
設定することも可能である。
【0129】〔実施の形態2〕図2に示すのは、本発明
の第1の手段における第2の構成である画素Aijの等
価回路である。この等価回路は第1のスイッチング手段
であるTFT63を持ち、そのTFT63のソース端子
に信号ラインとしてのデータ配線Sjが接続され、TF
T63のドレイン端子に電位保持手段であるコンデンサ
65が接続されている。また、第4のスイッチング手段
であるTFT64を持ち、そのTFT64のソース端子
に信号ラインとしてのデータ配線Sjが接続され、TF
T64のドレイン端子に記憶手段であるメモリ素子9の
入力端子が接続されている。また、TFT63のゲート
端子には走査線Ciaが、TFT64のゲート端子には
走査線Cibが接続されている。
【0130】このメモリ素子9は図1のメモリ素子9と
同じものであり、P型TFT11とn型TFT12から
なるインバータと、p型TFT13とn型TFT14か
らなるインバータが、互いに相手の出力端子に自分の入
力端子を接続させたスタティックメモリ構成を取ってい
る。
【0131】そして、このメモリ素子9の出力端子(図
2では入力端子を兼ねる)にコンデンサ66が接続され
ている。
【0132】このコンデンサ65と66のもう一方の端
子には電気光学素子である液晶素子が共通に接続され、
その液晶素子のもう一方の端子には対抗電極の電位Vr
efが接続されている。
【0133】この液晶へ印加される電圧を簡単化のため
にVref=GNDとして示す。コンデンサ65の容量
をC65、コンデンサ66の容量をC66、液晶の容量
をClcとすると、記憶手段9の出力がGND電位のと
き、データ配線Sjからコンデンサ65へ印加された電
圧がGND電位であれば、液晶には 0[V] の電圧が印加される。また、データ配線Sjからコンデ
ンサ65へ印加された電圧がVDDであれば、液晶には VDD×C65/(Clc+C66+C65)[V] の電圧が印加される。また、記憶手段9の出力がVDD
電位のとき、データ配線Sjからコンデンサ65へ印加
された電圧がGND電位であれば、液晶には VDD×C66/(Clc+C66+C65)[V] の電圧が印加される。また、データ配線Sjからコンデ
ンサ65へ印加された電圧がVDDであれば、液晶には VDD×(C65+C66)/(Clc+C66+C65)[V] の電圧が印加される。
【0134】そこで、C65,C66をClcと比べでき
るだけ大きくとり、電源電圧VDDを適切に設定すれば
この液晶67を用いて多階調表示を行うことができる。
即ち、本実施形態は記憶手段または電位保持手段へ格納
されたデータの重みに対応した電圧を発生させ、電気光
学素子を表示する場合に相当する。この場合でも、上記
データ配線Sjと記憶手段9および電位保持手段65が
1体1対応していれば、上記TFT63,64は不要で
ある。この場合でも、画素に配置できなかったビットデ
ータは画素の外部より上記電位保持手段である液晶65
へ時分割的に供給する。このことにより、画素に配置さ
れた記憶手段がメモリ回路9の1ビット分しかなくと
も、2ビット分以上の階調表示を実現できるという効果
(本発明の第2の目的)が実現できる。
【0135】〔実施の形態3〕図3に示すのは、本発明
の第1の手段における第2の構成である画素Aijの等
価回路である。この等価回路は第1のスイッチング手段
であるTFT63のソース端子に信号ラインとしてのデ
ータ配線Sjが接続され、TFT63のドレイン端子に
電位保持手段であるスタティックメモリ68の入力端子
が接続されている。また、第4のスイッチング手段であ
るTFT64のソース端子に信号ラインとしてのデータ
配線Sjが接続され、TFT64のドレイン端子に記憶
手段であるスタティックメモリ69の入力端子が接続さ
れている。また、TFT63のゲート端子には走査線C
iaが、TFT64のゲート端子には走査線Cibが接
続されている。
【0136】また、電位保持手段68の出力端子は第5
のスイッチング素子であるP型TFT70のソース端子
へ接続され、TFT70のドレイン端子は有機EL8と
供に電気光学素子を形成するTFT7のゲート端子へ接
続されている。また、記憶手段69の出力端子は第5の
スイッチング素子であるn型TFT71のソース端子へ
接続され、TFT71のドレイン端子は有機EL8(こ
の有機ELの構成の説明は後で行う)と供に電気光学素
子を形成するTFT7のゲート端子へ接続されている。
【0137】このTFT70と71は一方がn型TF
T、他方がp型TFTなので、共通する制御線Cibi
t1へそのゲート端子を接続させることで、制御線Ci
bit1の電位が高い電位(ハイ電位)であればTFT
71が導通状態となり、制御線Cibit1の電位が低
い電位(ロー電位)であればTFT70が導通状態とな
るよう制御される。
【0138】また、この場合、電気光学素子はP型TF
T7と有機EL8から形成されており、TFT7のソー
ス端子は電源線VDDに接続されており、TFT7のド
レイン端子は有機EL8(この有機ELの構成の説明は
後で行う)の陽極へ接続されている。また、この有機E
L8の陰極はGNDへ接続されている。
【0139】そこで、図4に示すような走査を行う。な
お、図4では3)から16)が走査線に相当し、実線で
示した走査がデータ配線Sjからのデータ取り込みであ
り、破線で示した走査が記憶手段からのデータ取り込み
である。
【0140】即ち、1フレーム期間Tfを複数の走査期
間Tsに分割し、最初に最上位ビットのデータを記憶手
段69へ書き込み、制御線Cibit1をハイ電位とし
TFT71を導通状態として、記憶手段69の出力をT
FT7のゲート電極へ供給する。その結果、有機EL8
ではこの間、最上位ビットのデータに従った電流が流れ
る。
【0141】次に、下位ビットのデータを電位保持手段
68へ書き込み、制御線Cibit1をロー電位としT
FT70を導通状態として、電位保持手段68の出力を
TFT7のゲート電極へ供給する。その結果、有機EL
8ではこの間、下位ビットのデータに従った電流が流れ
る。
【0142】しかし、下位ビットでは上記走査期間Ts
より下位ビットの表示期間の長さが短くなることがあ
る。そこで、その余った時間では、制御線Cibit1
をハイ電位としTFT71を導通状態として、記憶手段
69の出力をTFT7のゲート電極へ供給する。
【0143】その結果、有機EL8ではこの間、最上位
ビットのデータに従って電流が流れる期間が幾つかに分
割される。この分割された期間の総和を、この最上位ビ
ットの重みに比例させる。
【0144】このように駆動することで、有機EL8を
時間分割階調表示する場合に見られる動画偽輪郭を抑制
する効果が発揮される。
【0145】なお、本実施の形態は記憶手段または前記
電位保持手段へ格納されたデータの重みに対応した期
間、記憶手段または前記電位保持手段の出力を前記電気
光学素子へ与える場合に相当する。
【0146】また、画素外部よりビットデータが上記電
位保持手段であるスタティックメモリ68へ供給される
ことにより、画素に配置された記憶手段69が1ビット
分しかなくとも2ビット分以上の階調表示が実現できる
という効果がある。
【0147】なお、本実施の形態のように、データをデ
ジタルデータとして画素へ転送する場合、アナログ的な
電圧を画素に転送する場合と比べ、データ転送回数がb
it数倍増えてしまうという問題がある。
【0148】しかし、アナログ的な電圧を画素へ転送す
る場合、電気光学素子を駆動するために必要な電圧を信
号配線Sjに転送する必要がある。これには、例えば1
0Vの電圧振幅を必要とする。
【0149】一方、2値のデジタルデータを画素へ転送
する場合、画素に簡単な電圧レベル変換回路を設けるこ
とができる。このことは、例えば10Vの電圧振幅を電
気光学素子へ印加する場合でも、信号配線Sjへ転送す
る電圧を3V程度に抑えられることを意味する。
【0150】消費電力は電圧の2乗に比例するので、ア
ナログ階調で10Vの電圧を1回転送する場合の消費電
力を10×10×1=100とすると、デジタル階調で
3Vの電圧を8回転送する場合の消費電力は3×3×8
=76に抑えられる。
【0151】図5に示すのは、このような電圧変換回路
の例である。図5では電圧変換回路97では、P型TF
TQ14とn型TFTQ15からなる第1のインバータ
と、p型TFTQ16とn型TFTQ17からなる第2
のインバータを持ったスタティックメモリ構成を使い、
信号配線Sjから入力されたデータから、その正極性デ
ータと反転極性データを作る。その一方のデータをP型
TFTQ18とn型TFTQ19からなる第3のインバ
ータのn型TFTQ19のゲート電極へ与え、他方のデ
ータをP型TFTQ20とn型TFTQ21からなる第
4のインバータのn型TFTQ21のゲート電極へ与え
る。P型TFT18と20は互いの出力がゲート電極に
入力されるよう接続してある。
【0152】そこで、n型TFTQ19か21のゲート
電極の何れかが電圧VCCとなって導通状態となると、
その導通した側のインバータの出力はGND電位とな
る。その結果、P型TFTQ18か20のいずれかのゲ
ート型端子がGND電位となるので、非導通状態であっ
たn型TFT側のP型TFTが導通状態となり、そちら
側のインバータの出力はVDDとなる。そこで、このV
CCからVDDへの電圧変換が完成される。
【0153】この電圧変換されたデータは、走査配線C
iが選択状態で、制御配線Cibit1がハイ電位のと
きメモリ9へ書き込まれる。また、この電圧変換回路9
7は電位保持手段としても働く。これは、この電圧変換
回路97を通過させなければ、新たなデータをメモリ回
路9へ書き込むことができないので、この電圧変換回路
97は記憶手段とみなすより電位保持手段とみなすべき
と考えるからである。なお、走査配線Ciが非選択状態
で、制御配線Cibit1がロー電位の時、電位保持手
段であるこの電圧変換回路97の出力が電気光学素子で
あるTFT15へ印加される。また、制御配線Cibi
t1がハイ電位の時、記憶手段であるメモリ回路9の出
力が電気光学素子であるTFT15へ印加される。
【0154】このように、画素毎に電圧変換回路を設け
ることで、時間分割階調表示時の消費電力を下げる効果
が実現される。
【0155】〔実施の形態4〕図6に示すのは、本発明
の第1の手段における第2の構成である画素Aijの等
価回路である。この等価回路は第1のスイッチング手段
であるTFT63のソース端子に信号ラインとしてのデ
ータ配線Sjが接続され、TFT63のドレイン端子に
電位保持手段であるコンデンサ74と、電気光学素子を
形成するTFT72のゲート端子へ接続されている。ま
た、第4のスイッチング手段であるTFT64のソース
端子に信号ラインとしてのデータ配線Sjが接続され、
TFT64のドレイン端子に記憶手段であるスタティッ
クメモリ9の入力端子が接続されている。また、TFT
63のゲート端子には走査線Ciaが、TFT64のゲ
ート端子には走査線Cibが接続されている。
【0156】また、記憶手段9の出力端子は電気光学素
子を形成するTFT73のゲート端子へ接続されてい
る。この場合、電気光学素子はP型TFT72,73と
有機EL8から形成されており、TFT72,73のソ
ース端子は電源線VDDに接続されており、TFT7
2,73のドレイン端子は有機EL8(この有機ELの
構成の説明は後で行う)の陽極へ接続されている。ま
た、この有機EL8の陰極はGNDへ接続されている。
【0157】そこで、図6の信号線Sjへ画素Aijの
最上位ビットのデータを供給している間に、走査線Ci
bを選択状態として、このデータを記憶手段9へ取り込
む。また、画素Aijの下位ビットのデータは時間分割
的に信号線Sjへ供給し、その間に走査線Ciaを選択
状態として、このデータをコンデンサ74へ取り込む。
【0158】TFT72はコンデンサ74の電位がハイ
電位のとき非導通となり、ロー電位のとき導通となる。
また、TFT73は記憶手段9の電位がハイ電位のとき
非導通となり、ロー電位のとき導通となる。このTFT
72,73は同一の構成(サイズ)で作られているの
で、両方とも導通状態のときは一方のみ導通状態のとき
の2倍の電流が流れる。
【0159】そこで、画素Aijの下位データをコンデ
ンサ74へ与える間隔を、そのビットの重みに合わせて
制御することで多階調表示が行える。この場合、本実施
形態は記憶手段または電位保持手段へ格納されたデータ
の重みに対応した電流を発生させ、電気光学素子を表示
する場合に相当する。この場合でも、上記データ配線S
jと記憶手段9および電位保持手段65が1体1対応し
ていれば、上記TFT63,64は不要である。この場
合でも、画素に配置できなかったビットデータは画素の
外部より上記電位保持手段であるコンデンサ74へ供給
され、画素に配置された記憶手段が1ビット分しかなく
とも2ビット分以上の階調表示が実現できるという効果
がある。
【0160】〔実施の形態5〕図7に示すのは、本発明
の第1の手段における第1の構成である画素Aijの等
価回路である。また、図12に示すのは本発明の第2の
手段である表示領域(画素)外に第2のメモリ素子(メ
モリアレイ)を持たせたブロック回路構成である。な
お、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部
材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し
てその説明を省略する。
【0161】ここでは有機ELのような自発光素子を用
いるので、その自発光素子駆動用TFTは電荷移動度の
大きなシリコンプロセスで製作している。すなわち、本
実施形態で用いるTFTを作成するために、実施の形態
1〜4同様、CGSTFT製作プロセスを用いることと
する。
【0162】図7に示すのは画素Aijの等価回路であ
る。この等価回路は第1のスイッチング素子であるTF
T6のソース端子にデータ配線Sjが接続され、TFT
6のドレイン端子には第2のスイッチング素子であるT
FT21のソース端子と、第3のスイッチング素子であ
るTFT20のソース端子と、電気光学素子を構成する
TFT7のゲート端子が接続された構成である。なお、
このTFT21のドレイン端子には、記憶手段であるス
タティックメモリ回路9が、TFT20のドレイン端子
にはコンデンサ22(電位保持手段)が接続されてい
る。
【0163】なお、図7の構成においては第3のスイッ
チング素子であるTFT20は必ずしも必要ない。この
TFT20は、メモリ素子9の出力をTFT7のゲート
電極へ与えたとき、コンデンサ22の電位を保持するた
めに設けられている。このことにより、コンデンサ22
に貯えた情報が保持されるので、あたかもコンデンサ2
2はダイナミックメモリを用いた記憶手段として働き、
TFT7のゲート電極の浮遊容量が電位保持手段のよう
に働く。
【0164】従って、このTFT20がある場合、コン
デンサ22は厳密な意味では本発明の手段1の電位保持
手段とはなっていない。
【0165】しかし、TFT7のゲート電極の浮遊容量
だけでは周辺の配線の影響を受け電位が変動するので好
ましくないこと、電位保持手段であるコンデンサ22を
記憶手段からチャージアップする場合も、コンデンサ2
2の電荷を入れ替えるので消費電力が発生すること、を
考慮し、そのような課題が発生しないよう、電位保持手
段としてのコンデンサ22に直列に第3のスイッチング
素子であるTFT20を挿入して、本発明の電位保持手
段としている。
【0166】この目的からみて、この第3のスイッチン
グ素子の位置は、図7のようTFT7のゲート電極とコ
ンデンサ22の間でも良いし、コンデンサ22とGND
電位との間でも良い。いずれの場合でも、TFT20を
非導通状態としたときコンデンサ22の電荷は変動しな
い。
【0167】また、TFT20のゲート端子には制御線
Cibit1が、TFT21のゲート端子には制御線C
ibit2が接続されている。
【0168】このTFT7で駆動する電気光学素子とし
て本実施の形態では図8にその印加電圧V−電流I特性
を示す有機ELを用いる。図8は、有機EL素子のI−
V静特性(リニア)である。なお、同有機ELの一般的
な構造は図9に示すような構造をとる。
【0169】すなわち、図9(a)に示すように、基板
31のうえに陽極32を形成し、そのうえに有機多層膜
34(正孔入層35、正孔輸送層36、発光層37、電
子輸送層38)を形成し、そのうえに陰極33を積層し
た層構成39を用いる。
【0170】なお、発光層37の構造図は図9(b)に
示されるビフェニール(出光興産のDPVBi)などが
使われている。
【0171】なお、本実施の形態では好ましい組み合わ
せで説明しているので、本発明の電気光学素子の電源線
と、記憶手段の電源線を別配線とする場合の実施の形態
でもある。すなわち、図7ではメモリ回路9として、ゲ
ートON電源配線(電圧Von)とゲートOFF電源配
線(電圧Voff)とを電源配線として有機EL駆動用
電源VDDとは独立に電圧設定可能な構成としている。
【0172】以下本実施の形態の電圧設定について見て
みる。本発明の階調表示方法では画素毎にスタティック
メモリを持った構成や画素外にSRAM(static rando
m access memory )を持った構成を用いることが好まし
い。
【0173】この画素外にSRAMを持った構成とし
て、従来例に示した特開2000−227608号公報
がある。この公報に開示されている図30のTFT基板
構成は、すでに述べたように、表示部310の外にSR
AMで構成される画像メモリ308を持ち、表示部31
0に図31や図32のコンデンサで構成される画素メモ
リを持ち、この画素メモリに蓄えられた2値データで表
示を行う構成である。
【0174】上記のような画素毎にメモリを持った構成
において、そのメモリの出力電圧を、有機ELを駆動す
るためのTFTのゲート電極へ印加するが、その表示を
安定させるためにはどのようなゲート電圧が必要かにつ
いて述べる。
【0175】図10は図8にその印加電圧−電流特性を
示した有機ELとその有機ELへ駆動用TFTを直列接
続した構成で、駆動用TFTのゲート電圧Vgateと有機
ELを流れる電流特性Ioledの関係をシミュレーション
した結果である。
【0176】図10から分かるとおり、有機ELのよう
な自発光素子では、駆動用TFTのゲート電圧が−5V
か−2Vかにより、有機ELを流れる電流値が変化して
しまう。
【0177】すなわち、上記メモリから通常のロジック
出力電圧(VDDとGND)が出力されていても、上記
有機ELを駆動するためのTFTのゲート電極へ印加す
る電圧として不十分なことが分かる。
【0178】まして、特開2000−227608号公
報に示された図31の回路構成では、コンデンサ406
へ溜めた電荷が変化すると、その変化で駆動用TFT4
07のゲート電圧が変化してしまい、発光輝度が変化す
るという問題が起こることが分かった。これは図32で
も同様である。
【0179】また、画素毎にスタティックメモリを持っ
た構成として、従来例に示した特開平8−194205
号公報がある。すでに述べたように、この公報に開示さ
れている図29のTFT基板構成は画素毎にスタティッ
クメモリ206を持ち、この画素メモリに蓄えられたデ
ータで2値表示を行う構成である。この構成でも、駆動
用TFT214のゲート電圧として論理回路の電源電圧
VDDやGND電圧を直接用いる構成としている。有機
ELのような自発光素子を駆動する場合は、図10に示
した駆動用TFTのゲート電圧Vと有機ELを流れる電
流特性Iの関係においてV−I特性の変化が少ないとこ
ろを用いることが好ましい。
【0180】これは、有機ELのような自発光素子の駆
動用TFTでは、ゲート電圧の変動が発光輝度の変化と
なるためである。しかし、上記電源電圧VDDやGND
電圧を直接用いる構成では、そのような適切な電圧の選
択が行えない。
【0181】これに対し、本実施の形態の構成によれ
ば、以下に述べるように、画素毎にメモリを持った表示
装置に適し、有機ELのような自発光素子で安定な輝度
特性を示す画素メモリ回路を得ることができる。
【0182】図7に示す有機EL駆動用としてのp型の
TFT7と図8にそのV−I特性を示した有機EL8と
の組み合わせにおいて、電源電圧VDD≒6Vのとき
の、p型TFT7のゲート電圧Vと有機EL8を流れる
電流Iの関係をシミュレーションで求めたのが図10の
V−I特性である。
【0183】図10より分かるように、p型TFT7の
ゲートOFF電圧は約4V以上あればほぼ0μAで良い
が、ゲートON電圧は0Vでも不充分であり、約−5V
以下でほぼ0.8μAと安定する。
【0184】例えば、ゲートOFF電圧:Voff=5
Vとし、ゲートON電圧:Vonの変動幅を(ゲートO
N電圧:Von−ゲートOFF電圧:Voff)×(1
±0.1)とすると、ゲートON電圧は0Vでは輝度バ
ラツキは約±3%であるが、ゲートON電圧は−5Vで
は輝度バラツキは約±1%と小さくなる。
【0185】有機EL駆動用TFTのゲート電圧は周辺
配線との間の浮遊容量等で変動するので、このように輝
度バラツキの少なくなる電圧を有機EL駆動用TFTの
ゲートON電圧として設定すると効果がある。
【0186】このように、本発明の手段2である画素毎
に配置されたスタティックメモリ素子の出力端であるイ
ンバータ回路の、一方のTFT(トランジスタ)のソー
ス端子をON輝度設定配線へ接続し、もう一方のTFT
(トランジスタ)のドレイン端子をOFF輝度設定配線
へ接続することで、スタティックメモリ素子の出力電位
を適切なON電位やOFF電位とすることができる。
【0187】このような構成は、本発明の手段1におい
て有効なだけではなく、一般に画素毎にスタティックメ
モリ素子を持った構成で有効である。
【0188】そこで、本実施の形態では有機EL駆動電
圧として+6Vを、ゲートON電圧Vonとして−5V
を、ゲートOFF電圧Voffとして+5Vを用いる。
【0189】すなわち、図7においてゲートOFF電源
配線(電圧Voff)は約5Vの電源配線であり、ゲー
トON電源配線(電圧Von)は約−5の電源配線であ
る。このゲートOFF電圧配線(電圧Voff)と駆動
用TFT7のゲート配線をp型TFT13を用いて繋
ぎ、ゲートON電圧配線(電圧Von)と駆動用TFT
7のゲート配線をn型TFT14を用いて繋ぐ。
【0190】このような回路構成を用いると有機EL駆
動用TFTのゲート配線に適切なON電圧とOFF電圧
を供給することができる。なお、図7のp型TFT13
とn型TFT14はインバータ回路を構成している。そ
こで、もう一段、p型TFT11とn型TFT12でイ
ンバータ回路を構成し相互のゲート電極と出力電極を結
合すると、メモリ回路9にてスタティックメモリが構成
できる。
【0191】この有機EL素子8の表示状態を制御する
方法を図11に示す。
【0192】すなわち、1フレーム期間TFの最初の期
間T0の間に電源VDDをGND電位(もしくはGND
電位以下の−6V等)とし、制御線Ci bit2を選択
状態とすることでTFT21を導通状態とし、TFT6
(のソース・ドレイン間)を1走査線毎に順次導通状態
とし、すべての走査線上の画素のメモリ回路へ最上位ビ
ットのデータを記録する。
【0193】その後、期間16T1の間に電源VDDを
+6Vとして、この有機EL駆動用TFT7のゲート電
極へメモリ回路9に記憶されたデータに対応した電圧V
onか電圧Voffを印加する。
【0194】その後、制御線Ci bit2を非選択状態
とすることでTFT21を非導通状態とし、制御線Ci
bit1を選択状態とすることでTFT20を導通状態
とする。
【0195】この間、期間T0の間にTFT6(のソー
ス・ドレイン間)を順次導通状態とし、電源VDDをG
ND電位とし、下位ビット相当の電位をコンデンサ22
に貯め、その後ビットの重みに対応した期間だけ電源V
DDを+6Vとして、有機EL駆動用TFT7のゲート
電極へ、コンデンサ22に貯められたデータに対応した
電圧Vonか電圧Voffを印加する。
【0196】そして、最後の下位ビット相当の表示が終
わった後に、制御線Ci bit1を非選択状態とするこ
とでTFT20を非導通状態とし、制御線Ci bit2
を選択状態とすることでTFT21を導通状態とし、メ
モリ回路9に記録されている最上位ビットのデータに対
応した電圧Vonか電圧Voffを有機EL駆動用TF
T7のゲート電極へ印加する。
【0197】このように走査することで、図11に示す
ように階調レベル31の背景に階調レベル32の模様が
動くとき、視線が図11の破線(a)〜(d)のように
動いても、その視線移動上の画素の視線移動時の階調パ
ターンの誤りが図35の従来例と比べて減少する。
【0198】例えば、破線(a)では視線が階調1,
2,4と32/2の点灯タイミングと被るので階調レベ
ル23(=1+2+4+32/2)が見える。破線
(d)では階調32/2,8,16の点灯タイミングが
被るので階調レベル40(=32/2+8+16)が見
える。これら値の本来の階調レベル31や32に対する
誤りは図35の場合に比べて半分程度になる。
【0199】このように、画素毎にメモリと、そのメモ
リの値とは独立に制御されるコンデンサを持つことで、
本実施の形態の駆動方法が可能となる。本実施の形態に
よれば、従来例の図35と必要な走査回数を変えなくと
も、図11に示すように動画偽輪郭抑制効果がある。
【0200】なお、図7の画素メモリ回路9の動作は、
(1)メモリ回路9のデータ更新時、制御ラインとして
の走査線Ciを用いてTFT6を導通状態とし、制御線
Cibit2を用いてTFT21を導通状態とし、信号
ラインとしてのデータ配線Sjよりデータに対応した電
圧VonまたはVoffを、第1 のインバータ回路(p
型TFT11とn型TFT12の回路)の入力端に与
え、メモリ回路9の値を更新し、(2)メモリ回路9の
データ保持時、走査線(制御ライン)Ciまたは制御線
Cibit2を用いてTFT6またはTFT21を非導
通状態とし、第2のインバータ回路(p型TFT13と
n型TFT14の回路)の出力を第1 のインバータ回路
の入力端に与え、メモリ回路9の値を維持し、(3)上
記メモリ回路9のデータ更新時およびデータ保持時を通
して、制御線Cibit2を選択状態とすることでTF
T21を導通状態としている間に、第2のインバータ回
路のp型TFT13が導通状態であれば、(TFT20
が導通・非導通状態に関係なく)有機EL駆動用p型T
FT7のゲート電圧はVoffとなり、有機EL8は非
発光状態となり、(4)上記メモリ回路9のデータ更新
時およびデータ保持時を通して、制御線Cibit2を
選択状態とすることでTFT21を導通状態としている
間に、第2のインバータ回路のn型TFT14が導通状
態であれば、(TFT20が導通・非導通状態に関係な
く)有機EL駆動用p型TFT7のゲート電圧はVon
となり、有機EL8は発光状態となる。
【0201】このようにすることで、有機EL駆動用T
FT7のゲート端子には、有機ELを適切に2値駆動す
るための、電圧VonまたはVoffが、コンデンサ2
2からもメモリ回路9からも供給される。その結果上記
動画偽輪郭対策の効果や、階調直線性に優れた表示が可
能となる効果がある。
【0202】なお、本実施の形態では、本発明の第2の
手段を用いているので、従来技術の図28に示した信号
線ドライバのようなデータ・電圧変換回路が介存する必
要はない。画素外に存在するSRAMのデータをそのま
ま画素に存在するスタティックメモリへ転送してやれば
よい。そこで、本実施の形態の画素TFT回路に適した
システム構成として、図12に示すシステム構成が提案
できる。
【0203】すなわち、図12に示すのは、CPU(中
央演算処理部)1から表示装置3へ表示すべき画像(や
文字)データが書き込まれるSRAM4(第2のメモリ
素子)を表示装置と一体化した構成である。このSRA
M4自体は上記CGSTFT製作プロセスを用いて表示
装置へ作り込んでも、単結晶半導体工程を用いて作った
ICを表示装置3へ後から実装するようにしても構わな
い。また単結晶半導体工程を用いて作ったICを後から
実装する場合、表示装置3上に直接実装しても、銅箔パ
ターンで配線されたテープ上にTAB(Tape Automated
Bonding)技術により一旦実装してから、改めてそのT
CP(Tape Carrier Package)を表示基板と結合させて
も構わない。
【0204】なお、2は表示装置の外部にあるフラッシ
ュメモリであり、5はSRAM4のデータを画素10へ
書き込むためのコントローラ・ドライバ回路である。ま
た、画素10の回路構成は図7に示された画素TFT回
路構成である。
【0205】このSRAM4は図13に示すように、C
PU1へのシリアル・I/Oポート(シリアルINコン
トロール回路55とシリアルOUTコントロール回路5
4)とは別に、表示装置3のSEG(信号線ドライバ)
側1列(画素Ai1〜画素Aim)分のデータをパラレ
ルに出力するポート(パラレルOUTコントロール回路
53)を持つ。その他は通常のSRAM回路と同様、ア
ドレスバッファ50、58、ロウデコーダ51、カラム
デコーダ57、セレクタ56、メモリアレイ52を持
つ。59、60はAND回路である。
【0206】このSRAMを用いて、外部から入力され
た画素単位のデータを、上記駆動方法に示したビット単
位のデータへ変換し、SRAMから直接画素メモリへ書
き込むことで、SRAMからSEGドライバへシリアル
にデータを転送する必要が無くなり、そのためのエネル
ギーが省け、表示装置全体の低消費電力化が図れる。ま
た、使用する側では、このような駆動方法がとられてい
ることを意識せずに使うことができる。
【0207】このように画素にメモリ素子を配置した表
示装置では、本発明の第2の手段である画素(表示領
域)の外に第2のメモリ素子(メモリアレイ)を持たせ
ることの効果は大きい。
【0208】なお、図7の画素TFT回路構成ではゲー
トON電圧配線(電圧Von)と有機EL駆動用電源V
DDは別配線としたが、図10のV−I特性よりVon
は4V以上であればよいのであり、VDDの6Vを用い
ることも可能である。この場合、ゲートON電圧配線
(電圧Von)と有機EL駆動用電源VDDが共通化で
きる。
【0209】〔実施の形態6〕本発明の手段1と手段2
の別の実施の形態を図14〜図18に示す。
【0210】図14は従来の液晶表示装置と同様1ライ
ン単位で画素のビットデータが送られてくる場合に対応
する。この場合、基板75上にはシリアル/パラレル変
換回路76、コントローラ77、表示領域79に配置し
た画素81、画素外メモリ領域78に配置したメモリセ
ル80が形成される。
【0211】また、表示画素の等価回路構成の例を示す
と図15のようになり、メモリセルの等価回路構成の例
を示すと図16のようになる。
【0212】即ち、図15は本発明の第1の手段の第1
の構成の実施の形態であり、画素81に第1のスイッチ
ング素子であるTFT6と電気光学素子である有機EL
8およびその有機EL8を駆動するTFT7・電位保持
手段であるコンデンサ92、記憶手段であるメモリ83
〜85が配置されている。TFT6はソース電極が信号
配線Sjへ、ゲート電極が走査配線Ciへ、ドレイン電
極が配線Aへ接続されている。また、各メモリ83〜8
5と配線Aの間には、そのゲート電極が制御線Cibi
t1・Cibit2へ接続された第2のスイッチング素
子であるTFT86〜91が介在されている。
【0213】この場合、TFT6が非導通状態の時、メ
モリ83にはp型TFT86とn型TFT87が接続さ
れているので、制御線Cibit1がロー電位、制御線
Cibit2がハイ電位のとき、メモリ83のデータが
配線Aに出力される。また、メモリ84にはn型TFT
88とp型TFT89が接続されているので、制御線C
ibit1がハイ電位、制御線Cibit2がロー電位
のとき、メモリ84のデータが配線Aに出力される。ま
た、メモリ85にはn型TFT90とn型TFT91が
接続されているので、制御線Cibit1とCibit
2が供にハイ電位のとき、メモリ85のデータが配線A
に出力される。
【0214】また、TFT6が導通状態のとき、制御線
Cibit1がロー電位、制御線Cibit2がハイ電
位のとき、信号配線Sjのデータがメモリ83へ書き込
まれる。また、制御線Cibit1がハイ電位、制御線
Cibit2がロー電位のとき、信号配線Sjのデータ
がメモリ84へ書き込まれる。また、制御線Cibit
1とCibit2が供にハイ電位のとき、信号配線Sj
のデータがメモリ85へ書き込まれる。
【0215】また、コンデンサ92と配線Aの間にはT
FTQ1が接続され、そのゲート電極には制御線CiC
が接続されている。そこで、このTFTQ1が導通状態
のときコンデンサ92の電位は配線Aに与えられた電位
となる。また、このTFTQ1が非導通状態のときコン
デンサ92の電位は保持される。有機EL8駆動用TF
T7はこのコンデンサ92の電位で制御される。
【0216】図16は本発明の第1の手段の別の実施の
形態であるメモリセル80であり、メモリセル80には
第1のスイッチング素子であるTFTQl0と記憶手段
であるメモリ93〜96が配置されている。TFTQ1
0は、ソース電極が信号配線Djへ、ゲート電極がゲー
ト配線Giへ、ドレイン電極が配線Bへ接続されてい
る。また、メモリ94〜96は制御線Gibit1、G
ibit2へそのゲート電極が接続された第2のスイッ
チング素子であるTFTQ4〜Q9が接続されている。
【0217】この場合、TFTQ1が導通状態でシリア
ル/パラレル変換回路76から出力がないとき、メモリ
94にはp型TFTQ4とn型TFTQ5が接続されて
いるので、制御線Gibit1がロー電位、制御線Gi
bit2がハイ電位のとき、メモリ94のデータが配線
Bに出力される。また、メモリ95にはn型TFTQ6
とp型TFTQ7が接続されているので、制御線Gib
it1がハイ電位、制御線Gibit2がロー電位のと
き、メモリ95のデータが配線Bに出力される。また、
メモリ96にはn型TFTQ8とn型TFTQ9が接続
されているので、制御線Gibit1とGibit2が
供にハイ電位のとき、メモリ96のデータが配線Bに出
力される。
【0218】また、TFTQ1が導通状態でシリアル/
パラレル変換回路76から出力されているとき、制御線
Gibit1がロー電位、制御線Gibit2がハイ電
位のとき、信号配線Djのデータがメモリ94へ書き込
まれる。また、制御線Gibit1がハイ電位、制御線
Gibit2がロー電位のとき、信号配線Djのデータ
がメモリ95へ書き込まれる。また、制御線Gibit
1とGibit2が供にハイ電位のとき、信号配線Dj
のデータがメモリ96へ書き込まれる。
【0219】また、メモリ93の入力端子と配線Bの間
にp型TFTQ2が接続され、そのゲート電極には制御
線GiRWが接続されている。このメモリ93の出力端
子である第2のインバータ出力端子と、入力端子である
第1のインバータ入力端子の間にはn型TFTQ3が接
続され、そのゲート電極には制御線GiRWが接続され
ている。また、第2のインバータ出力端子と配線Bの間
にはP型TFTQ26が接続され、そのゲート電極には
ゲート配線Giに接続されている。
【0220】この結果、ゲート配線Giがハイ電位で、
制御線GiRWがロー電位のとき、信号線Djのデータ
がメモリ93へ書き込まれる。また、ゲート配線Giが
ハイ電位で、制御線GiRWがハイ電位のとき、メモリ
93のデータは保持される。また、ゲート配線Giがロ
ー電位のとき、メモリ93のデータが配線Bへ出力され
る。
【0221】このメモリ93は他のメモリ94〜96よ
り出カインピーダンスを低く設定しているので、ゲート
配線Giがロー電位のとき、他のメモリ94〜96が配
線Bと導通状態となれば、そのメモリのデータはメモリ
93のデータに置き換えられる。
【0222】図14では、入力されたビットデータ82
はシリアル/パラレル変換回路76の図示しないシフト
レジスタに一度貯えられ、その後図示しない1ライン分
のデータを保持するラッチへ貯えられる。
【0223】このラッチからは各ビット毎に1ライン分
のデータが順番に出力される。例えば6bit階調の場
合、図17の1)に示すように6bit目、5bit
目、…、1bit目というようビット毎に1ライン単位
で出力される。
【0224】この出力されたビットデータはコントロー
ル回路77の制御により、一部が表示領域79の画素8
1に配置したメモリへ取り込まれ、残りは画素(表示領
域)外78に配置したメモリセル80のメモリへ取り込
まれる。
【0225】例えば、図17の2)に示すように、画素
外のメモリ(図16のメモリ94〜96)へ3bit目
〜1bit目のデータを書き込み、図17の3)〜5)
に示すように画素内のメモリM3〜M1(図15のメモ
リ83〜85)へ6bit目〜4bit目のデータを書
き込む。
【0226】なお、4bit目のデータは同時に有機E
L8を駆動するためのTFT7を制御するコンデンサ9
2へも書き込まれる。
【0227】このための制御信号の動作を示したのが図
17の14)〜22)である。
【0228】即ち、各配線とそれを通る信号とに同一の
符号を付すこととして、例えばi=1の場合でいえば、
図17の19)走査信号C1がハイ電位のとき、画素の
メモリまたはコンデンサへ画素外からデータが書き込ま
れる。どのメモリへ書き込むかを制御するのが20)制
御信号C1bit1、21)制御信号C1bit2であ
り、コンデンサへ書き込むかを制御するのが22)制御
信号C1Cである。図17の14)ゲート信号G1がハ
イ電位のとき、画素外のメモリへデータが書き込まれ
る。どのメモリへ書き込むかを制御するのが15)制御
信号G1bit1、16)制御信号G1bit2であ
る。
【0229】図17では23)に示す通し時間でいえ
ば、4bit目のデータ表示期間は6)に示すように第
3選択期間から第10選択期間までの8選択期間であ
る。その後、画素内のメモリから6bit目のデータを
コンデンサ92へ転送させ、第11選択期間から第17
選択期間までの7選択期間表示させる。その後、画素外
のメモリから1bit目のデータをコンデンサ92へ転
送させ、第18選択期間の1選択期間表示させる。その
後、画素内のメモリから5bit目のデータをコンデン
サ92へ転送させ、第19選択期間から第25選択期間
までの7選択期間表示させる。その後、画素外のメモリ
から2bit目のデータをコンデンサ92へ転送させ、
第26選択期間から第27選択期間の2選択期間表示さ
せる。その後、画素内のメモリから6bit目のデータ
をコンデンサ92へ転送させ、第28選択期間から第3
5選択期間までの8選択期間表示させる。その後、画素
内のメモリから5bit目のデータをコンデンサ92へ
転送させ、第36選択期間から第44選択期間までの9
選択期間表示させる。その後、画素内のメモリから6b
it目のデータをコンデンサ92へ転送させ、第45選
択期間から第51選択期間までの7選択期間表示させ
る。その後、画素外のメモリから3bit目のデータを
コンデンサ92へ転送させ、第52選択期間から第55
選択期間の4選択期間表示させる。その後、画素内のメ
モリから6bit目のデータをコンデンサ92へ転送さ
せ、第56選択期間から第68選択期間までの10選択
期間表示させる。
【0230】この結果、6bit目のデータの表示期間
は7+8+7+10=32選択期間となり、6bit目
のデータの表示期間は7+9=16選択期間となる。こ
のように、本発明の手段2を用いれば、画素81に配置
した3bitのメモリ以外に、画素外の領域80に配置
した3bitのメモリも表示に使えるので、合計6bi
t階調表示が可能となる。これは、画素に配置するメモ
リの数が少なくても、より多くの階調を表示できる効果
を生む。また、画素に配置したメモリの分、画素外に配
置するメモリの数を減らせるので、画素外のメモリ領域
の面積を減らし、同一のガラス基板から取れるパネルの
枚数を増やし、低コスト化できる効果や、同一の表示面
積を持ったディスプレイをより小型化できる効果を生
む。
【0231】なお、この表示基板へメモリを配置する場
合の最大の効果は低消費電力化であり、このような効果
は特に携帯機器市場で役立つ。
【0232】そして、電気光学素子として自発光素子を
用いる場合、発光効率の良い有機ELを用いたほうが、
このような低消費電力化の効果が明白となるので、好ま
しい。
【0233】この表示基板へメモリを配置した効果は静
止画像だけでなく、簡単な(基板に配置したメモリ数以
内の)映像切り替え表示を行う場合にも示せる。
【0234】図15では画素に3bitのメモリを配置
し、図16では画素(表示領域)外に4bitのメモリ
を配置している。この構成を使えば、3bit階調の映
像を2画面切り替えて表示することができる。図18は
その様子を示したものであり、図17の表示タイミング
において、1bit目〜3bit目に割り当てた期間を
画素に配置したメモリである4bit目〜6bit目に
割り振り直し、3bit階調の表示を行っている。
【0235】これは画素内に配置したメモリだけを使っ
て表示を行う方がより低消費電力化できるからである。
また、2画面程度の映像切り替えであれば、1秒間に1
〜2回程度しか表示を切り替えないと考えられるので、
1秒間に64フレーム表示する場合なら、1つの映像表
示が30フレーム程度続くと考えられる。その間は画素
に配置したメモリのみを用い表示し、その後、映像を切
り替えるときだけは図18に示すように画素外に配置し
た3bitのメモリと、画素に配置した3bitのメモ
リの内容を入れ替えれば良い。
【0236】なお、図18では、第3選択期間におい
て、画素に配置したメモリ84から4bit目(映像1
の1bit目)のデータを画素外に配置したメモリ93
へ取り込む。第4選択期間において、画素外のメモリ9
5から1bit目(映像2の1bit目)のデータを画
素に配置したメモリ84へ取り込む。第7選択期間にお
いて、画素外のメモリ93から4bit目(映像1の1
bit目)のデータを画素外のメモリ95へ取り込む。
この場合、画素外のメモリ94〜96の出カインピーダ
ンスは画素に配置したメモリ83〜85の出力インピー
ダンスより低く設定してある。
【0237】また、第37選択期間において、画素に配
置したメモリ83から5bit目(映像1の2bit
目)のデータを画素外に配置したメモリ93へ取り込
む。第38選択期間において、画素外のメモリ94から
2bit目(映像2の2bit目)のデータを画素に配
置したメモリ83へ取り込む。第44選択期間におい
て、画素外のメモリ93から5bit目(映像1の2b
it目)のデータを画素外のメモリ94へ取り込む。
【0238】また、第59選択期間において、画素に配
置したメモリ85から6bit目(映像1の3bit
目)のデータを画素外に配置したメモリ93へ取り込
む。第60選択期間において、画素外のメモリ96から
3bit目(映像2の3bit目)のデータを画素に配
置したメモリ85へ取り込む。第63選択期間におい
て、画素外のメモリ93から6bit目(映像1の3b
it目)のデータを画素外のメモリ96へ取り込む。
【0239】このようにして、画素に配置された3bi
tのメモリのデータと、画素外に配置された3bitの
メモリのデータを入れ替える。
【0240】このように、本発明の第1の手段と第2の
手段を用いれば、複数の映像をCPU等の外部情報源に
電源を入れずに表示切り替えできるので、本発明の低消
費電力化効果は大きい。
【0241】〔実施の形態7〕本発明のさらに他の実施
の形態について図19および図20に基づいて説明すれ
ば以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施
の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0242】本実施の形態は、本発明の手段1の第1の
構成の画素回路を用いた駆動方法の例である。
【0243】図19に示すのは本実施の形態で用いた画
素Aijの等価回路構成である。この等価回路はTFT
6のソース端子にデータ配線Sjが接続され、第1のス
イッチング素子であるTFT6のドレイン端子に第2の
スイッチング素子であるTFT21のソース端子と、第
3のスイッチング素子であるTFT20のソース端子
と、電気光学素子を構成するTFT15のゲート端子が
接続された構成である。なお、このTFT21のドレイ
ン端子にはスタティックメモリであるメモリ回路9が、
TFT20のドレイン端子にはコンデンサ22が接続さ
れている。
【0244】なお、このTFT20がない場合、コンデ
ンサ22は純粋な電位保持手段として働くが、TFT2
0がある場合、コンデンサ22は記憶手段としても働き
うる。後者の場合、電位保持手段はTFT15のゲート
電極の浮遊容量となる。また、TFT15のゲート端子
には第6のスイッチング素子であるTFT25が接続さ
れている。
【0245】すなわち、すでに述べたように図7の有機
EL8は図9に示されるように基板31、陽極32、正
孔入層35、正孔輸送層36、発光層37、電子輸送層
38、陰極33の順番に積層し、有機EL駆動用TFT
7をp型とし、有機EL8をTFT7とGNDの間に挿
入している。
【0246】これに対し、本実施の形態の図19の有機
EL(電気光学素子)26はこれとは逆に基板31、陰
極33、電子輸送層38、発光層37、正孔輸送層3
6、正孔入層35、陽極32と順番に積層し、有機EL
駆動用TFT15をn型とし、有機EL8をTFT15
と電源VDDの間に挿入している。
【0247】この図19の画素回路構成の場合、Vof
fが約0V、Vonが約10Vとなる。なお、図19の
画素TFT回路構成ではゲートON電圧配線(電圧Vo
ff)とGND配線を別配線としたが、Voff=0V
なので、ゲートOFF電圧配線(電圧Voff)とGN
D配線が共通化できる。
【0248】この図19の画素回路構成を用いて表示状
態を制御する方法を図20に示す。なお、図20では説
明のため、パネルの走査線数m本として12本とし、各
画素で表示する階調ビット数Kとして4ビット=16階
調とする。なお、C1〜C12は走査線を表す。
【0249】まず、1フレーム期間を走査線数の12で
割り単位期間とする(これを図20では時間Aとして示
す)。次に、各単位期間を階調ビット数の4で割り選択
期間とする(これを図20では時間Bで示す)。以下第
X単位期間の第Y選択期間を時間X−Yとして記す。
【0250】したがって、例えば、jを1以上K未満の
整数とすると、ある単位期間N(j)内の第p(j)番
目の選択期間は「N(j)−p(j)」と表される。
【0251】この場合、1フレーム期間TFは12×4
=48選択期間から構成されるので、1階調当たりの時
間は48/15=3.2となる。そこで1階調当たり3
選択期間を割り振る。
【0252】まず、図20のC1に示すように、第1番
目の走査線と繋がる画素の第1ビット目のデータをデー
タ配線へ送出するタイミングを時間4−4とする。この
とき、第1番目の走査線と繋がる画素の第2ビット目の
データをデータ配線へ送出するタイミングは3選択期間
後の時間5−3となる。更に第1番目の走査線と繋がる
画素の第3ビット目のデータをデータ配線へ送出するタ
イミングは3×2選択期間後の時間7−1となる。
【0253】この段階までに、各ビットの選択期間X−
YのYの部分が重なっていれば(同じ数字が出ていれ
ば)、重ならないよう1階調当たりの選択期間数を調整
し、前記Yの部分が重ならないようにする。上記例では
前記Yの部分が重なっていないので、次に進む。
【0254】すなわち、ここでは、「時間X−Y」は、
X単位選択期間の第Y選択期間を意味している。この駆
動方法では、走査線A+1のタイミングは、走査線Aの
タイミングが1単位選択期間遅れたタイミングであるた
め、このYの部分が重なると、2つの走査線で同時に選
択期間が発生することになる。例えば図20では、
「4」の選択期間がY=1にあると、C1の「4」とC
7の「3」が同時に発生する。しかし、1つの信号線へ
同時に異なるデータを供給することはできないため、表
示できないことになる。そのため、上述のようにして、
Yの部分が重ならないようにする。つまり、Yが重なる
ということは、1階調当たりに割り当てた選択期間数が
不適切であったということであり、したがってそれを調
整すればよい。
【0255】次に第1番目の走査線と繋がる画素のメモ
リ(メモリ回路9)へデータを書き込むタイミングを決
める。すなわち、図19ではメモリは1ビットのみなの
で、第4ビット目のデータをデータ配線へ送出するタイ
ミングは上記Yの残った値2とする。この第4ビット目
のデータを送出するタイミングは、第1ビット目のデー
タをデータ配線へ送出するタイミングから概ね(1階調
当たりに割り当てた選択期間数である)3×(第4ビッ
ト目の、第1ビット目に対する重みの比)8÷(概ね2
分割したいので)2選択期間前になるよう調整し、時間
1−2とする。このようにして、メモリへ第4ビット目
のデータを書き込みながら表示し、その後第1〜第3ビ
ット目のデータを表示し、その後メモリから第4ビット
目のデータを読み出して表示する。
【0256】以上で各ビットデータの送出タイミングは
決まる。このようにして作られたタイミングが、走査線
C1のタイミングとなる。残りの走査線C2〜C12の
タイミングは、このタイミングを順次単位期間分遅らせ
て作ることができる。
【0257】図19の制御線Cibit1は、第1ビッ
トのデータ送出タイミングから第3ビットの表示終了タ
イミングまでTFT20が導通状態となるように制御さ
れる。
【0258】制御線Cibit2は、メモリに蓄えられ
た第4ビット目(MSB)のデータの表示タイミングに
合わせてTFT21が導通状態となるよう制御される。
【0259】なお、図20のタイミングでは1ビットの
重み3選択期間に階調数(2の4乗−1)=(1+2+
4+8)を掛けた45選択期間と、走査線数12本にビ
ット数4を掛けた48が一致していないので、図19に
示すTFT25およびそれをスイッチングする制御線C
ibit3を導入する。逆に言うと、走査線数m本×ビ
ット数Kビットと1ビット当たりの選択期間×(2のK
乗−1)が一致するときは上記TFT25の導入は必要
ない。
【0260】上記TFT25は有機EL26を流れる電
流が0となるようソース電極はTFT15のゲート電極
へ、ドレイン電極はGNDへと接続されている。そし
て、TFT25は図20に示すように上記TFT20,
21が非導通状態のときに導通状態となる。
【0261】上記の通り走査した結果、各走査線に繋が
る画素がどのようなタイミングでどのビットの表示をす
るかを示したのが図20のC1〜C12に四角枠で囲っ
て示したパターンである。
【0262】このように画素毎にメモリと、そのメモリ
に記憶されたデータとは独立に制御可能なコンデンサと
リセット手段を持つことで、図11に示した時間分割階
調制御に比べ、(1)電源VDDを制御する必要がな
い、(2)発光時間が1フレーム期間の9割以上を占め
ることができる、などの利点がある。
【0263】また、動画偽輪郭対策としては図11と同
様の効果がある。
【0264】なお、図19においてコンデンサ22と直
列にTFT20を挿入しているが、このTFT20はな
くても良い。すなわち、メモリ回路9がスタティックメ
モリ回路であれば、コンデンサ22に貯められた電荷が
TFT21がONとなったとき、どの程度スタティック
メモリ回路の出力電圧に影響与えるかを判断し、影響の
無いようにコンデンサ22の容量を小さくするとか、T
FT21とスタティックメモリの間に上記コンデンサ2
2より容量の大きなコンデンサを入れておくとかすれ
ば、上記TFT20は必ずしも必要ない。
【0265】また、スタティックメモリの代わりにコン
デンサを用いても良い。
【0266】図21はその例であり、本発明の記憶手段
98がTFTQ23とコンデンサ100から構成され、
電位保持手段99がTFTQ24とコンデンサ101か
ら構成された例である。
【0267】従って、この図21の構成でも図9同様の
駆動方法が実現できる。
【0268】〔実施の形態8〕本発明の画素回路を用い
た駆動方法の他の実施形態について図22ないし図25
に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明
の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と同一
の機能を有する部材には同一の符号を付記してその説明
を省略する。
【0269】図22に示すのは本実施の形態で用いた画
素の回路構成である。
【0270】すなわち、図19のスタティックメモリか
らなるメモリ回路9が1ビット構成であったのに対し、
それに相当する、図22のスタティックメモリからなる
メモリ回路18は(図22は描画の都合で2ビット構成
であるが)複数ビットのメモリ回路構成例であり、各々
スタティックメモリからなるメモリ回路18およびメモ
リ回路(第1のメモリ素子)17と有機EL駆動用TF
T15のゲートとに間に、ビット制御用TFT61、6
2が配置されている。
【0271】ここでは、図19に有ったTFT25を用
いないための条件を計算して適用する。まず、各ビット
に割り当てられた時間X−YのYが下位の階調で重なり
合わない条件を探す。
【0272】調べてみた結果、2ビットのメモリを持つ
とき、5ビット階調までなら簡単に求まる。
【0273】すなわち、4ビット階調であれば、図23
の(2)〜(6)のように1階調当たり1,2,3,
5,6・・・選択期間と4の倍数以外なら何でも良いこ
とになる。ところで、図23の(1)に示すのは図20
で時間A、時間Bで示した第X単位期間(1〜21で示
す)の第Y選択期間(1〜4で示す)である。次に、1
階調当たりの選択期間数が分かったので、何走査電極数
表示できるか調べる。
【0274】図23の(2)の場合、16階調表示に必
要な選択期間数は(16階調−1)×1=15選択期間
であるが、これはビット数4の倍数でないので図19の
ようにTFT25を用いないと実現できない。そこで、
階調数−1が4の倍数となるよう13階調表示として、
必要な選択期間数は(13階調−1)×1=12選択期
間となり、走査線は12/4=3本であればうまくいく
ことが分かる。このとき最大階調ビットの重みは5階調
である。
【0275】図23の(3)の場合、16階調表示に必
要な選択期間数は(16階調−1)×2=30選択期間
であるが、これはビット数4の倍数でないので同様に、
階調数−1が4の倍数となるよう15階調表示として、
必要な選択期間数は(15階調−1)×2=28選択期
間となり、走査線は28/4=12本であればうまくい
くことが分かる。このとき最大階調ビットの重みは7階
調である。
【0276】図23の(4)の場合、16階調表示に必
要な選択期間数は(16階調−1)×3=45選択期間
であるが、これはビット数4の倍数でないので同様に、
階調数−1が4の倍数となるよう13階調表示として、
必要な選択期間数は(13階調−1)×3=36選択期
間となり、走査線は36/4=9本であればうまくいく
ことが分かる。このとき最大階調ビットの重みは5階調
である。
【0277】図23の(5)の場合、16階調表示に必
要な選択期間数は(16階調−1)×5=75選択期間
であるが、これはビット数4の倍数でないので同様に、
階調数−1が4の倍数となるよう13階調表示として、
必要な選択期間数は(13階調−1)×5=60選択期
間となり、走査線は60/4=15本であればうまくい
くことが分かる。このとき最大階調ビットの重みは5階
調である。
【0278】図23の(6)の場合、16階調表示に必
要な選択期間数は(16階調−1)×6=90選択期間
であるが、これはビット数4の倍数でないので同様に、
階調数−1が4の倍数となるよう15階調表示として、
必要な選択期間数は(15階調−1)×6=84選択期
間となり、走査線は84/4=21本であればうまくい
くことが分かる。このとき最大階調ビットの重みは7階
調である。
【0279】結局、1単位期間当たりの選択期間数4に
対して、+1(1階調=1選択期間、1階調=5選択期
間),+2(1階調=2選択期間、1階調=6選択期
間)がOKなら−1(1階調=3選択期間),−2(1
階調=2選択期間、1階調=6選択期間)もうまくいく
ということである。
【0280】また、得られる階調数も+1,−1で12
階調、+2で15階調と定まってくる。
【0281】このように第1ビット〜第2ビットの割り
当てられた時間X−YのYのタイミングが決まり、走査
線数が決まれば、残りの第3ビット〜第4ビットの割り
当てられた時間X−YのYのタイミングは、対応する階
調表示期間の適当な(相互にYが重ならない)タイミン
グが設定可能である。
【0282】このようにタイミングを設定した後、最大
ビットである第4ビットに割り当てられた期間の(第4
ビット目のデータ書き換え期間を含む)概ね半分を単位
期間単位でフレーム期間の最初の方に持ってきて動画偽
輪郭対策とする。
【0283】また、図23の(3)のように第3ビット
のデータ書き換え期間が第3ビットに割り当てられた期
間の先頭にないときは、それの書き換え期間から単位期
間単位でタイミングを切り出し、最大ビットである第4
ビットに割り当てた前半の期間の中に移動させる。
【0284】このようにして、図23を書き換えたのが
図24である。
【0285】このようにして作られたタイミングが、図
20の走査線C1のタイミングとなる。残りの走査線C
2〜C12のタイミングは、このタイミングを順次単位
期間分遅らせて作ることができる。
【0286】同様に、5ビット階調であれば、図25の
(2)〜(5)のように1階調当たり1,2,3,4・
・・選択期間と5の倍数以外なら何でも良いことにな
る。次に、1階調当たりの選択期間数が分かったので、
何走査電極数表示できるか調べる。
【0287】図25の(2)の場合、32階調表示に必
要な選択期間数は(32階調−1)×1=31選択期間
であるが、これはビット数5の倍数でないので図19の
ようにTFT25を用いないと実現できない。そこで、
5の倍数となるよう31階調表示として、必要な選択期
間数は(31階調−1)×1=30選択期間となり、走
査線は30/5=6本であればうまくいくことが分か
る。この場合、最大階調ビットの重みは15階調とな
る。
【0288】図25の(3)の場合、32階調表示に必
要な選択期間数は(32階調−1)×2=62選択期間
であるが、これはビット数5の倍数でないので同様に、
階調数−1が5の倍数となるよう31階調表示として、
必要な選択期間数は(31階調−1)×2=60選択期
間となり、走査線は60/5=12本であればうまくい
くことが分かる。このとき最大階調ビットの重みは15
階調である。
【0289】図25の(4)の場合、32階調表示に必
要な選択期間数は(32階調−1)×3=96選択期間
であるが、これはビット数5の倍数でないので同様に、
階調数−1が5の倍数となるよう31階調表示として、
必要な選択期間数は(31階調−1)×3=90選択期
間となり、走査線は90/5=18本であればうまくい
くことが分かる。このとき最大階調ビットの重みは15
階調である。
【0290】図25の(5)の場合、32階調表示に必
要な選択期間数は(32階調−1)×4=124選択期
間であるが、これはビット数5の倍数でないので同様
に、階調数−1が5の倍数となるよう31階調表示とし
て、必要な選択期間数は(31階調−1)×4=120
選択期間となり、走査線は120/5=24本であれば
うまくいくことが分かる。このとき最大階調ビットの重
みは15階調である。
【0291】この5ビット階調表示の場合も、4ビット
階調表示の場合同様に、このように第1ビット〜第3ビ
ットの割り当てられた時間X−YのYのタイミングが決
まり、走査線数が決まれば、残りの第4ビット〜第5ビ
ットの割り当てられた時間X−YのYのタイミングは、
対応する階調表示期間の適当な(相互にYが重ならな
い)タイミングが設定可能である。
【0292】また、最大ビットである第5ビットに割り
当てられた期間の(第5ビット目のデータ書き換え期間
を含む)概ね半分を単位期間単位でフレーム期間の最初
の方に持っていけば動画偽輪郭対策となる。
【0293】なお、本発明に係る基板は、第1の配線
と、前記第1の配線と第1端子が接続された第1のスイ
ッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の第2の
端子と電気的に接続された第1のメモリ素子と、前記第
1のスイッチング素子の第2の端子と電気的に接続され
た電気光学素子を持つように構成してもよい。
【0294】また、本発明に係る基板は、第1の配線
と、前記第1の配線と第1端子が電気的に接続された第
1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子
の第2の端子と電気的に接続された第1のメモリ素子
と、前記第1のスイッチング素子の第2の端子と電気的
に接続された電位保持手段と、前記第1のスイッチング
素子の第2の端子と電気的に接続された電気光学素子を
持つように構成してもよい。
【0295】また、本発明に係る基板は、上記構成にお
いて、上記第1のメモリ素子が第2のスイッチング素子
と1ビット分のデータを記憶するための記憶素子から構
成されているであるように構成してもよい。
【0296】上記構成に対応する構成として、以下の
(1)〜(2)が挙げられる。すなわち、(1)電気光
学素子毎に第1のスイッチング素子を設け、その第1の
スイッチング素子のソース端子をデータ配線と接続し、
前記第1のスイッチング素子のドレイン端子と第1のメ
モリ素子を電気的に接続し、前記第1のスイッチング素
子のドレイン端子と画素電極を電気的に接続した構成の
基板とする。
【0297】また、記憶手段毎に第1のスイッチング素
子を設け、電位保持手段毎に第4のスイッチング素子を
設け、これらスイッチング素子のソース端子をデータ配
線に接続し、ドレイン端子を前記記憶手段や電位保持手
段に接続し、それら記憶手段や電位保持手段の出力を画
素電極に電気的に接続した構成の基板とする。
【0298】また、上記基板の上記画素電極に電位保持
手段を兼ねる液晶表示素子等の電気光学素子を接続し
て、表示基板または表示装置とする。
【0299】なお、ここで「電気的に接続し」と記すの
は、直接もしくはスイッチング素子を用いて間接的に接
続することを意味する。
【0300】(2)電気光学素子毎に第1のスイッチン
グ素子を設け、その第1のスイッチング素子のソース端
子をデータ配線と接続し、前記第1のスイッチング素子
のドレイン端子と第1のメモリ素子を電気的に接続し、
前記第1のスイッチング素子のドレイン端子とコンデン
サ素子等の電位保持手段を電気的に接続し、前記第1の
スイッチング素子のドレイン端子と電気光学素子を駆動
するアクティブ素子のゲート電極に接続した構成の基板
とする。
【0301】また、記憶手段毎に第1のスイッチング素
子を設け、電位保持手段毎に第4のスイッチング素子を
設け、これらスイッチング素子のソース端子をデータ配
線に接続し、ドレイン端子を前記記憶手段や電位保持手
段に接続し、それら記憶手段や電位保持手段の出力が電
気光学素子を駆動するアクティブ素子のゲート電極に接
続した構成の基板とする。
【0302】なお、上記基板では記憶手段や電位保持手
段と上記アクティブ素子のゲート電極との間に第5のス
イッチング素子を配置することが好ましい。
【0303】また、上記基板のアクティブ素子のソース
端子またはドレイン端子へ有機EL等の電気光学素子を
接続して、表示基板または表示装置とする。
【0304】なお、上記コンデンサ素子とは、コンデン
サと第3のスイッチング素子から構成されるか、コンデ
ンサ単体で構成されることが好ましい。
【0305】上記コンデンサ素子がコンデンサ単体で構
成される場合は、特別にコンデンサを用意しなくとも、
アクティブ素子のゲート電極容量等で代替可能である。
【0306】上記(1)〜(2)の構成により、画素に
配置したメモリの数以上の多階調表示を低消費電力で実
現できる。また、時間分割表示に適し、動画偽輪郭対策
の施しやすい基板が得られ、その効果は明らかである。
【0307】上記(1)〜(2)の構成において、上記
第1のメモリ素子としては、第3のスイッチング素子と
1ビット分のデータを記憶するための記憶素子から構成
されていることが好ましい。
【0308】本発明の上記(1)〜(2)の基板構成で
時間分割階調表示を行う場合、上記液晶表示素子または
電位保持手段へ一連の電圧を印加する第1の期間と、上
記第1のメモリ素子へデータを保持する第2の期間と、
上記第1のメモリ素子のデータを用いて前記液晶表示素
子または電位保持手段へ電圧を印加する第3の期間とを
持つ駆動方法を用いることが可能となる。
【0309】このうち、上記第3の期間が一定周期の間
に複数回出現することで、本発明の第1の課題である動
画偽輪郭を少なくする効果を持つ。
【0310】すなわち、PDP等でなされている動画偽
輪郭対策は、ビットの重みの大きなデータを複数回に分
けて、ビットの重みの少ないデータの前後で表示するこ
とで、動画偽輪郭を低減している。しかし、PDP等で
は上記ビットの重みの大きなデータを複数回表示するた
め、1回の表示毎に表示走査が必要である。
【0311】これに対して、本発明の画素にメモリを持
った構成であれば、そのビットの重みの大きなデータを
上記第2の期間に画素毎にビットの重みの大きなデータ
を保持することで、上記第3の期間に行うビットの重み
の大きなデータを複数表示する動作が、表示走査するこ
となく実現できる。
【0312】また、本発明に係る表示装置は、上記基板
を用いた表示装置であって、上記第1〜第3の期間の走
査方法として以下の(3)のようにすることができる。
すなわち、(3)走査電極数をm本以下、各画素へ表示
すべき階調数をKビット以下とし、1周期をm個の単位
期間に分割し、各単位期間をK個の選択期間に分割し、
第A番目の単位期間の第p番目の選択期間で1ビット目
のデータをデータ電極へ供給し、第B番目の単位期間の
第q番目(q≠p)の選択期間で2ビット目のデータを
データ電極へ供給し、第S番目の選択期間の単位期間を
構成するK個の選択期間のうち他のビットで使っていな
い選択期間でKビット目のデータをデータ電極へ供給す
る(mは正の整数、Kは2以上の整数、A、B、p、
q、Sは0以上の整数)ように構成することができる。
【0313】すなわち、表示パネルの走査線数がm本以
下で、階調表示数がKビット以下のとき、1フレーム
(またはフィールド)期間をm個の単位期間に分割し、
各単位期間をK個の選択期間に分割し、ある走査線上の
画素の電気光学素子もしくは電位保持手段を、第A番目
の単位期間の第p番目の選択期間で1ビット目のデータ
を用いて書き換え、第B番目(B=AまたはB≠A)の
単位期間の第q番目(q≠p)の選択期間で2ビット目
のデータを用いて書き換え、第C番目(C≠B、C≠
A)の単位期間の第r番目(r≠q、r≠p)の選択期
間で3ビット目のデータを用いて書き換え・・のように
繰り返していき、その走査線上の画素の第1のメモリ素
子を第s番目(s<r、s<q、s<p)の選択期間の
単位期間を構成するK個の選択期間のうち他のビットで
使っていない選択期間でKビット(最大重みのビット)
を用いて書き換えるようにすることができる。
【0314】このとき、上記第1ビット目のデータが画
素の電気光学素子もしくは電位保持手段へ与えられてい
る時間は第1ビット目の重みに比例し、上記第2ビット
目のデータが画素の電気光学素子もしくは電位保持手段
へ与えられている時間は第2ビット目の重みに概ね比例
する。
【0315】また、最大ビットのデータを第1のメモリ
素子から読み出し、上記画素の電気光学素子もしくは電
位保持手段へ与える時間の制御は、上記書き換え手段と
は独立した手段で行う。
【0316】この独立手段を持つことで、上記最大ビッ
ト目のデータが画素の電気光学素子もしくは電位保持手
段へ与えられている時間が最大ビットの重みに概ね比例
する。
【0317】上記走査方法によれば、時間分割階調表示
の1フレーム期間内の表示期間の比率を高めることがで
き、高輝度化や高効率化が可能となり、その効果は明ら
かである。
【0318】上記(1)〜(2)の構成においては、電
位保持手段と、OFF輝度設定配線との間に第6のスイ
ッチング素子を設けることが好ましい。この構成によ
り、実施の形態7で示したように、この構成を持たない
実施の形態8より、自由度の大きな表示制御が可能とな
る。
【0319】また、本発明に係る基板は、電気光学素子
毎に第1のメモリ素子を持った基板であって、前記電気
光学素子の電源配線と、前記第1のメモリ素子の電源配
線が分離されて設けられているように構成してもよい。
【0320】上記構成としては、以下の(4)〜(5)
が挙げられる。すなわち、(4)液晶表示素子等の電気
光学素子と接続する画素電極と、その画素電極へ電圧を
印加する第1のメモリ素子を持った基板であって、上記
第1のメモリ素子がON輝度設定配線との間の導通・非
導通状態を制御するON制御TFT(トランジスタ)
と、OFF輝度設定配線との間の導通・非導通状態を制
御するOFF制御用TFT(トランジスタ)とを備えた
基板とすることができる。
【0321】また、上記基板の上記画素電極に液晶表示
素子等の電気光学素子を接続して、表示基板または表示
装置とすることができる。
【0322】上記ON輝度設定配線、OFF輝度設定配
線の電圧と上記電気光学素子の電源電圧は個別・独立に
設定可能とすることが好ましい。
【0323】(5)有機EL等の電気光学光素子を駆動
するためのアクティブ素子(駆動用TFT(トランジス
タ))と、そのアクティブ素子(駆動用TFT(トラン
ジスタ))のゲート電極と接続した第1のメモリ素子を
持った基板であって、上記第1のメモリ素子が、その駆
動用TFT(トランジスタ)のゲート電極とON輝度設
定配線との間の導通・非導通状態を制御するON制御T
FT(トランジスタ)と、その駆動用TFT(トランジ
スタ)のゲート電極とOFF輝度設定配線との間の導通
・非導通状態を制御するOFF制御用TFT(トランジ
スタ)とを備えた基板とすることができる。
【0324】また、上記基板の上記アクティブ素子のソ
ース端子またはドレイン端子へ有機EL等の電気光学素
子を接続して、表示基板または表示装置とすることがで
きる。
【0325】上記ON輝度設定配線、OFF輝度設定配
線の電圧と上記電気光学素子の電源電圧は個別・独立に
設定可能とすることが好ましい。
【0326】特に上記構成(1)〜(2)の基板の駆動
において、表示階調数をKビットとすると、各画素は1
フレーム(またはフィールド)期間にK回書き換えられ
ることになる。そこで、信号配線に電送させる電圧を低
くし、画素に電圧変換回路を設けることが好ましい。
【0327】また、入力されるデータは画素単位のデー
タなので、これをビット単位でデータを転送できるよう
にするために、CPU等から表示装置に表示すべき画像
(や文字)データが書き込まれる画素外のSRAM(ス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ)と、そのS
RAMから1ライン分の表示データを同時に出力するた
めの配線と、同配線から得られたデータを画素毎に記憶
するための画素内のメモリ(画素メモリ)とを持った表
示基板や表示装置が好ましい。
【0328】また、従来通りライン単位で画素データを
入力する場合、シフトレジスタとラッチを用いて1ライ
ン期間で画素データをビット単位で出力し、そのビット
データを画素に配置したメモリと、画素(表示領域)外
に配置したメモリ(SRAM)に取り込むことが好まし
い。特に、必要なメモリの一部が画素に配置され、残り
が画素外に配置され、画素外に配置されたメモリのデー
タが画素に配置した電位保持手段で取り込むことが好ま
しい。この構成によれば、表示に必要なビットの一部を
画素に配置するだけで、必要な表示品位の多階調表示が
できる。また、画素にメモリを配置した分、画素外に配
置するメモリの数を減らせるので、画素(表示領域)外
の領域を小さくできるので好ましい。
【0329】また、上記構成(1)〜(2)の第1のメ
モリ素子は直接電気光学素子や電気光学素子を駆動する
ためのスイッチング素子(TFT、トランジスタ)と接
続されているので、上記手段4〜5の構成で上記第1の
メモリ素子の出力電圧を上記電気光学素子の電源電圧と
は独立に設定可能とすることが望ましい。
【0330】また、上記SRAMは、上記画素メモリお
よび上記TFTと同じ工程で形成することも可能だが、
異なる工程で形成したものを後から接続することも可能
である。
【0331】すなわち、上記SRAMと上記画素メモリ
および上記TFTとを同じPoly-SiTFT工程やCGS
TFT工程で形成するようにすることも可能であり、ま
た、上記画素メモリおよび上記TFTのみPoly-Si TF
T工程やCGSTFT工程で形成し、上記SRAMは単
結晶半導体工程で形成したものを後から接続するように
することも可能である。
【0332】また、上記CPUは上記SRAMとは別個
に作ることも可能であるが、CPUとSRAMを一体で
形成することも可能である。
【0333】上記のように、画素毎に画素メモリを持
ち、その画素メモリの出力を駆動用TFTのゲート電圧
へ印加し、その駆動用TFTで自発光素子を駆動する表
示装置においては、画素メモリの出力電圧が変動しない
ような回路構成や、その画素メモリからの出力電圧を適
切なON電位(図8なら−5V以下)とOFF電位(図
8なら5V以上)に変換するための回路構成を備えるこ
とが好ましい。
【0334】そこで、この駆動用TFTのゲート電極
と、このゲート電極へ印加すべき適切なON電位を与え
るON電極と、このゲート電極へ印加すべき適切なOF
F電位を与えるOFF電極とをスイッチング素子を介し
切り替える回路構成が有効になる。
【0335】この駆動用TFTのゲート電極へ印加すべ
き電位がON電位かOFF電位かは、画素毎に設けられ
たメモリ回路で設定すれば良い。
【0336】特に、このメモリ回路の出力端が上記ON
/OFF電位を与える回路構成となっていることが好ま
しい。
【0337】上記構成によれば、画素毎にメモリを持っ
た電気光学素子の表示が安定し、輝度バラツキの影響を
抑えることができ、その効果は明らかである。
【0338】また、本発明に係る基板は、上記構成にお
いて、画素(ドット)毎にメモリ機能を持ち、前記画素
(ドット)メモリとは異なる第2のメモリ素子に記録さ
れた表示データを、同時に複数の異なる画素(ドット)
メモリへ転送するための配線を持ったように構成しても
よい。
【0339】また、本発明に係る基板は、上記構成にお
いて、画素(ドット)毎にメモリ機能を持ち、前記画素
(ドット)メモリとは異なる第2のメモリ素子を持った
ように構成してもよい。
【0340】上記構成(1)〜(2)では、画素毎に設
けられたメモリの書き換えは、画素の外部に設けたSR
AMに蓄えられたデータを転送することが有効である。
この場合でも上記のような画素メモリの出力電圧が変動
しないような回路構成は、図31や図32のようなコン
デンサを用いた回路構成ではなく、上記構成のスタティ
ックメモリを用いた回路構成とすることが好ましい。
【0341】また、必要なメモリ(SRAM)の一部を
画素に配置し、残りを画素外に配置しても良い。
【0342】このSRAMは単結晶シリコン工程で形成
したICか、Poly-Si TFT工程で形成した回路であっ
ても構わない。このSRAMは表示装置のドット数を横
m×縦n(白黒では画素数=ドット数であるが、カラー
では1画素はRGB3ドットからなり1画素=3ドット
と数える)に対応するメモリを持ち、SEG側駆動回路
(ドライバ回路)の代わりに表示装置の1ライン分のド
ット数に対応する出力配線を持つ。
【0343】こうすれば、外部から画素単位で入力され
たデータを、上記駆動方法に合わせて、ビット単位で、
SRAMから直接1列分のデータについて並列に画素メ
モリへ転送できるので、図28のように、信号線ドライ
バを通す場合と比べ、SRAMから信号線ドライバ回路
へデータを転送するための手間と電力が削除でき、特に
本発明の手段1〜2において低消費電力化が実現でき
る。
【0344】上記構成によれば、表示すべき画像データ
形成したSRAMから、表示すべき1ライン分の画像デ
ータを直接画素メモリへ転送可能となり、SEG側駆動
回路(ドライバ回路)へデータを転送するための消費電
力が削除でき、低消費電力化が実現でき、その効果は明
らかである。
【0345】
【発明の効果】以上のように、本発明の、画素に記憶手
段(メモリ)と電位保持手段(コンデンサ)を持たせた
構成を用いることで、画素の配置したメモリの個数以上
の階調表示を行うことができる。また、画素に配置した
複数のメモリを切り替えて表示することで、新たに外部
からデータを得なくても、複数の映像を切り替えて表示
することもできる。また、最大階調のデータに対応する
電圧を第1のメモリ素子に保持させ、そのデータに対す
る電圧印加時間を分割して電圧を印加し、動画偽輪郭を
緩和することができる。
【0346】また、このようなメモリ素子を用いること
で、従来駆動できなかったケースでも駆動できるように
なり、新たな駆動方法を開発することができる。
【0347】特にこの画素に記憶手段(メモリ)と電位
保持手段(コンデンサ)を持った構成の電位保持手段
は、時間分割階調表示に適している。
【0348】以上のように、本発明の表示装置を用いれ
ば、1フレーム期間内に第1、第2および第3の期間を
この順に設けるとともに、1フレーム期間内に、上記第
3の期間よりも前にデータ保持期間を設け、上記第1の
期間に、最大階調(最大重みビット)のデータに対応す
る電圧を上記電気光学素子に印加し、上記データ保持期
間に、上記最大階調のデータを第1のメモリ素子に保持
させ、上記第2の期間に、最大階調未満のデータに対応
する時間だけ電圧を上記電気光学素子に印加し、上記第
3の期間に、上記第1のメモリ素子に保持させた最大階
調のデータの残りの時間に対応する時間だけ電圧を上記
電気光学素子に印加する構成である。
【0349】これにより、ビットの重みの大きなデータ
を第2の期間に画素毎に保持することで、第3の期間に
行うビットの重みの大きなデータを複数表示する動作
が、表示走査することなく実現できる。それゆえ、1回
の表示毎に表示走査を行うことなく、動画偽輪郭の発生
を抑制することができるという効果を奏する。
【0350】また、画素に配置されたメモリの個数以上
の階調表示することができるので、表示品位の向上を図
ることができるという効果を奏する。
【0351】また、本発明の表示装置の駆動方法は、走
査線数をm本とし、各画素で表示する階調ビット数をK
とし、1フレーム期間をm個の単位期間に分割し、各単
位期間をK個の選択期間に分割し、ある走査線上の画素
の電気光学素子内のデータを水平走査期間内で書き換え
る際に、jを1以上K未満の整数とし、p(j)(ただ
しj=1、2、3、…、K−1)およびp(K)をそれ
ぞれ、1以上K以下の互いに異なる整数とし、すべての
jについて、jビット目のデータを、ある単位期間N
(j)内の第p(j)番目の選択期間のタイミングで電
気光学素子に供給し、Kビット目のデータを、ある単位
期間N(K)内の第p(K)番目の選択期間のタイミン
グで第1のメモリ素子に供給し、その後、その第1のメ
モリ素子から電気光学素子に供給する構成である。
【0352】これにより、ビットの重みの大きなデータ
を画素毎に保持することで、ビットの重みの大きなデー
タを複数表示する動作が、表示走査することなく実現で
きる。それゆえ、1回の表示毎に表示走査を行うことな
く、動画偽輪郭の発生を抑制することができるという効
果を奏する。
【0353】また、本発明の表示装置は、上記電位保持
手段と、OFF輝度設定配線との間に第6のスイッチン
グ素子を設けた構成である。
【0354】このような構成と、上記の構成に加えて、
上記第1のメモリ素子に保持させた最大階調のデータに
対応する電圧を、一旦、電位保持手段に保持させてか
ら、上記電気光学素子に印加する構成である。
【0355】この電位保持手段に保持された電荷を上記
第6のスイッチング素子を用いて放電させることで、上
記最大階調のデータに対応する電圧が電気光学素子へ印
加されている時間を、最大階調の重みに合わせて調整す
ることができる。
【0356】また、本発明の表示装置は、液晶表示素子
等の電気光学素子と接続する画素電極と、その画素電極
へ電圧を印加する第1のメモリ素子を持ち、前記電気光
学素子の電源電圧と、上記電気光学素子への電圧印加の
オンオフ時期を決める信号として上記第1のメモリ素子
に印加するオンオフ電圧とを、別個の電源とする構成で
ある。
【0357】これにより、電気光学素子の電源電圧が変
動しても、第1のメモリ素子に印加される電圧が変動し
ない。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、安定
な輝度特性を得ることができるという効果を奏する。
【0358】また、本発明の表示装置は、上記の構成に
加えて、上記画素が列ごとに走査されてデータを表示す
るものであり、1列分のデータを並列に上記画素へ直接
転送する第2のメモリ素子を備えている構成である。
【0359】これにより、第2のメモリ素子から直接画
素メモリへ書き込むことで、第2のメモリ素子から信号
線ドライバへシリアルにデータを転送する必要が無くな
る。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、信号線
ドライバへデータを転送するための手間と電力が削除で
き、表示装置全体の低消費電力化を図ることができると
いう効果を奏する。
【0360】また、画素に配置させた第1のメモリ素子
と画素(表示領域)外に配置させた第2のメモリ素子を
合わせて、必要な階調でデータを記憶することができる
ので、画素に配置した第1のメモリ素子の個数以上の階
調表示や、外部からデータを取り込まなくても映像切り
替えを行うことができるという効果がある。
【0361】また、画素にメモリの一部を配置するの
で、画素(表示領域)外に配置させる第2のメモリ素子
の個数を減らせる。その結果、そのメモリを配置する領
域の面積を減らし、必要な数のデータの記憶をより少な
い基板サイズで実現できる。これは、1枚のガラス基板
当たりのパネル取り数の増加をもたらし、パネルコスト
を下げる効果がある。
【0362】また、同一サイズの表示領域を持ったパネ
ルの小型化をもたらす効果もある。更に、パネルへメモ
リしたデータだけを用いて映像表示を行うことで、表示
装置の低消費電力化をもたらす。特にパネルに配置した
メモリの範囲であれば、CPU等の外部装置へ電源を入
れることなく、複数の映像を切り替え表示できるので、
その低消費電力化効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1で用いた画素の回路構成を示す回
路図である。
【図2】実施の形態2で用いた画素の回路構成を示す等
価回路図である。
【図3】実施の形態3で用いた画素の回路構成を示す等
価回路図である。
【図4】実施の形態3で用いた時間分割階調走査方法の
タイミング図である。
【図5】実施の形態3で示した電圧変換回路の回路構成
を示す等価回路図である。
【図6】実施の形態4で用いた画素の回路構成を示す等
価回路図である。
【図7】実施の形態5で用いた画素の回路構成を示す回
路図である。
【図8】実施の形態で用いた有機ELの印加電圧vs有
機EL発光電流を示すグラフである。
【図9】(a)および(b)は、実施の形態で用いた有
機ELの概念を示すものであり、(a)は積層構造を示
す説明図、(b)は化学構造を示す説明図である。
【図10】実施の形態1で用いた有機EL駆動用TFT
のゲート電圧vs有機EL発光電流を示すグラフであ
る。
【図11】実施の形態5で用いた本発明の動画偽輪郭の
効果を示す説明図である。
【図12】実施の形態5で用いた画素毎にメモリを持っ
た表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図13】図12のSRAMの回路構成を示すブロック
図である。
【図14】実施の形態6で用いた画素毎にメモリを持っ
た表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図15】実施の形態6で用いた画素の回路構成を示す
等価回路図である。
【図16】実施の形態6で用いたメモリセルの回路構成
を示す等価回路図である。
【図17】実施の形態6で用いた時間分割階調走査方法
のタイミング図である。
【図18】実施の形態6で用いた映像切り替え走査方法
のタイミング図である。
【図19】実施の形態7で用いた画素の回路構成を示す
回路図である。
【図20】実施の形態7で用いた本発明の時間分割走査
方法を示す説明図である。
【図21】実施の形態7で示した画素の回路構成を示す
等価回路図である。
【図22】実施の形態8で用いた画素の回路構成を示す
回路図である。
【図23】実施の形態8で用いた本発明の時間分割走査
方法のタイミング導出を示す説明図である。
【図24】実施の形態8で用いた本発明の時間分割走査
方法の別のタイミング導出を示す説明図である。
【図25】実施の形態8で用いた本発明の時間分割走査
方法の別のタイミング導出を示す説明図である。
【図26】従来の画素毎にメモリを持った有機EL表示
装置の画素の回路構成を示す回路図である。
【図27】図26の画素メモリセルの回路構成を示す回
路図である。
【図28】従来の画素毎にメモリを持った液晶表示装置
のシステム構成を示す説明図である。
【図29】図28の画素メモリの回路構成を示す回路図
である。
【図30】従来の画素毎にメモリを持った液晶表示装置
のシステム構成を示す説明図である。
【図31】図30の画素メモリの回路構成を示す回路図
である。
【図32】図30の画素メモリの別の回路構成を示す回
路図である。
【図33】従来の回路構成を示す回路図である。
【図34】従来の時間分割階調表示方法を示す説明図で
ある。
【図35】動画偽輪郭の発生原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 フラッシュメモリ 3 表示装置 4 SRAM(第2のメモリ素子) 5 コントローラ・ドライバ回路 6 TFT 7 TFT 8 有機EL(電気光学素子) 9 メモリ回路(第1のメモリ素子) 10 画素 11 TFT 12 TFT 13 TFT 14 TFT 15 TFT 17 メモリ回路(第1のメモリ素子) 18 メモリ回路(第1のメモリ素子) 20 TFT 21 TFT 22 コンデンサ(電位保持手段) 23 液晶素子(電気光学素子) 24 TFT 25 TFT 26 有機EL(電気光学素子) 31 基板 32 陽極 33 陰極 34 有機多層膜 35 正孔入層 36 正孔輸送層 37 発光層 38 電子輸送層 39 層構成 50 アドレスバッファ 51 ロウデコーダ 52 メモリアレイ 53 パラレルOUTコントロール回路 54 シリアルOUTコントロール回路 55 シリアルINコントロール回路 56 セレクタ 57 カラムデコーダ 58 アドレスバッファ 59、60 AND回路 61、62 ビット制御用TFT 63,64 TFT 65,66 コンデンサ 67 液晶素子 68,69 メモリ 70〜73 TFT 74 コンデンサ 75 基板 76 シリアル/パラレル変換回路 77 コントローラ 78 画素外メモリ領域 79 表示領域 80 メモリセル 81 表示画素 82 入力信号線 83〜85 メモリ 86〜91 TFT 92 コンデンサ 93〜96 メモリ 97 電圧変換回路 98,99 メモリ 100,101 コンデンサ Aij 画素 Ci 走査線 Cia,Cib 走査線 Cibit1 制御線 Cibit2 制御線 Cibit3 制御線 CiC 第2走査線 CiE 消去線 Dj データ線 Gi ゲート線 Gibit1〜Gibit2 制御線 GiRW 書き込み線 Mij メモリセル Q1〜Q26 TFT Sj データ配線 VCC ロジック電源線 VDD 駆動用電源 Von ゲートON電圧 Voff ゲートOFF電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/30 G09G 3/30 K H05B 33/14 H05B 33/14 A Fターム(参考) 2H093 NA51 NA53 NC15 ND06 ND12 3K007 AB05 CA01 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01 GA04 5C006 AA14 BB16 BC06 BF34 FA29 FA44 FA56 5C080 AA06 AA10 BB05 DD22 DD30 EE19 EE29 FF11 JJ02 JJ04 JJ05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電気光学素子を備えた表示装置であ
    って、 前記電気光学素子毎に記憶手段と電位保持手段を備え、 前記記憶手段と前記電位保持手段の出力を用いて前記電
    気光学素子の表示を制御することを特徴とする表示装
    置。
  2. 【請求項2】複数の第1配線と、前記第1配線と交差す
    る方向に配置された複数の第2配線と、 前記第1配線と第2配線が交差する付近に配置させた電
    気光学素子を備えた表示装置であって、 前記第1配線と第1端子と接続された第1のスイッチン
    グ素子と、 前記第1のスイッチング素子の第2端子と上記記憶手段
    に直列に接続された第2のスイッチング素子と、 前記第1のスイッチング素子の第2端子と電気的に接続
    された上記電位保持手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記電位保持手段と直列に第3のスイッチ
    ング素子が接続されていることを特徴とする請求項2記
    載の表示装置。
  4. 【請求項4】複数の第1配線と、前記第1配線と交差す
    る方向に配置された複数の第2配線と、 前記第1配線と第2配線が交差する付近に配置させた電
    気光学素子を備えた表示装置であって、 前記第1配線と第1端子と接続された第1のスイッチン
    グ素子と、前記第1のスイッチング素子の第2端子と電
    気的に接続された上記記憶手段と、 前記第1配線と第1端子と接続された第4のスイッチン
    グ素子と、前記第4のスイッチング素子の第2端子と電
    気的に接続された上記電位保持手段とを持つことを特徴
    とする請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】前記電気光学素子と前記記憶手段の間に第
    5のスイッチング素子を持つことを特徴とする請求項4
    記載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段に接続させたスイッチング素
    子を用いて、前記記憶手段の出力と前記電位保持手段の
    出力を切り替えることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載の表示装置。
  7. 【請求項7】前記記憶手段または前記電位保持手段へ格
    納されたデータの重みに対応した期間、前記記憶手段ま
    たは前記電位保持手段の出力を前記電気光学素子へ与え
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    の表示装置。
  8. 【請求項8】前記記憶手段または前記電位保持手段へ格
    納されたデータの重みに対応した電圧を発生させ、前記
    電気光学素子を表示することを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の表示装置。
  9. 【請求項9】前記記憶手段または前記電位保持手段へ格
    納されたデータの重みに対応した電流を発生させ、前記
    電気光学素子を表示することを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】上記電位保持手段と電源配線またはグラ
    ンド配線との間に第6のスイッチング素子を備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の表示
    装置。
  11. 【請求項11】複数の電気光学素子が配置された表示装
    置であって、 前記電気光学素子毎に記憶手段を備え、 前記電気光学素子の電源線と、前記記憶手段の電源線
    を、別配線とすることを特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】前記電気光学素子へ表示させるべき信号
    を記憶した第2の記憶手段を、画素領域の外側に備えて
    いることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに
    記載の表示装置。
  13. 【請求項13】前記記憶手段の信号と、前記第2の記憶
    手段から前記電位保持手段へ与えられた信号を用いて表
    示することを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 【請求項14】前記記憶手段の信号と、前記第2の記憶
    手段から前記電位保持手段へ与えられた信号を用いて複
    数の映像を切り替えて表示することを特徴とする請求項
    12または13に記載の表示装置。
  15. 【請求項15】前記電気光学素子として、有機EL素子
    を用いることを特徴とする請求項1ないし14のいずれ
    かに記載の表示装置。
  16. 【請求項16】請求項1ないし15のいずれかに記載の
    表示装置を備えたことを特徴とする携帯機器。
  17. 【請求項17】複数の電極を備えた基板であって、 前記電極毎に記憶手段と電位保持手段を備え、 前記記憶手段と前記電位保持手段の出力を用いて前記電
    極へ印加する電圧または電流を制御する手段を備えてい
    ることを特徴とする基板。
JP2001200074A 2001-01-18 2001-06-29 表示装置、携帯機器、基板 Pending JP2002287718A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200074A JP2002287718A (ja) 2001-01-18 2001-06-29 表示装置、携帯機器、基板
TW090132819A TW536689B (en) 2001-01-18 2001-12-28 Display, portable device, and substrate
US10/034,251 US6937222B2 (en) 2001-01-18 2002-01-03 Display, portable device, and substrate
CNB021023298A CN1193333C (zh) 2001-01-18 2002-01-18 显示装置、便携式设备及基板
KR10-2002-0003059A KR100470893B1 (ko) 2001-01-18 2002-01-18 표시장치, 휴대기기 및 기판

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001010866 2001-01-18
JP2001-10866 2001-01-18
JP2001200074A JP2002287718A (ja) 2001-01-18 2001-06-29 表示装置、携帯機器、基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002287718A true JP2002287718A (ja) 2002-10-04

Family

ID=26607930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001200074A Pending JP2002287718A (ja) 2001-01-18 2001-06-29 表示装置、携帯機器、基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002287718A (ja)

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108073A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Toshiba Corp 自己発光型表示装置
JP2004151155A (ja) * 2002-10-28 2004-05-27 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 表示装置
JP2005227412A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Tohoku Pioneer Corp 発光ディスプレイ装置およびその駆動制御方法
KR100548742B1 (ko) * 2001-10-25 2006-02-02 샤프 가부시키가이샤 표시소자 및 그의 계조구동방법
JP2007206681A (ja) * 2006-01-07 2007-08-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置、表示装置及び電子機器
JP2008262126A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Eastman Kodak Co アクティブマトリクス型表示装置
JP2010008538A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Hitachi Displays Ltd 表示装置
US7737962B2 (en) 2002-07-12 2010-06-15 Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. Display device
JP2011215635A (ja) * 2011-07-11 2011-10-27 Sony Corp 画像表示装置、電子機器、携帯機器及び画像表示方法
JP2013519122A (ja) * 2010-02-02 2013-05-23 ピクストロニックス・インコーポレーテッド ディスプレイ装置を制御するための回路
WO2013172220A1 (en) * 2012-05-18 2013-11-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Pixel circuit, display device, and electronic device
US8599176B2 (en) 2005-11-28 2013-12-03 Japan Display West, Inc. Image display device, electronic apparatus, portable apparatus, and image displaying method
JP2014170241A (ja) * 2005-03-31 2014-09-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
US9082353B2 (en) 2010-01-05 2015-07-14 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9116344B2 (en) 2008-10-27 2015-08-25 Pixtronix, Inc. MEMS anchors
US9128277B2 (en) 2006-02-23 2015-09-08 Pixtronix, Inc. Mechanical light modulators with stressed beams
US9134552B2 (en) 2013-03-13 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Display apparatus with narrow gap electrostatic actuators
US9135868B2 (en) 2005-02-23 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Direct-view MEMS display devices and methods for generating images thereon
US9158106B2 (en) 2005-02-23 2015-10-13 Pixtronix, Inc. Display methods and apparatus
US9177523B2 (en) 2005-02-23 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9176318B2 (en) 2007-05-18 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Methods for manufacturing fluid-filled MEMS displays
US9229222B2 (en) 2005-02-23 2016-01-05 Pixtronix, Inc. Alignment methods in fluid-filled MEMS displays
US9261694B2 (en) 2005-02-23 2016-02-16 Pixtronix, Inc. Display apparatus and methods for manufacture thereof
US9336732B2 (en) 2005-02-23 2016-05-10 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9500853B2 (en) 2005-02-23 2016-11-22 Snaptrack, Inc. MEMS-based display apparatus
JP2018180412A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
US20190235250A1 (en) * 2018-01-30 2019-08-01 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
JP2019179253A (ja) * 2017-11-20 2019-10-17 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
US11151942B2 (en) 2017-11-20 2021-10-19 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US11417275B2 (en) 2020-06-29 2022-08-16 Seiko Epson Corporation Circuit device, electro-optical element, and electronic apparatus
US11468827B2 (en) 2020-06-29 2022-10-11 Seiko Epson Corporation Circuit device, electro-optical element, and electronic apparatus
WO2023062946A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 電気光学装置および空間光変調器

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108073A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Toshiba Corp 自己発光型表示装置
KR100548742B1 (ko) * 2001-10-25 2006-02-02 샤프 가부시키가이샤 표시소자 및 그의 계조구동방법
US7737962B2 (en) 2002-07-12 2010-06-15 Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. Display device
JP2004151155A (ja) * 2002-10-28 2004-05-27 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 表示装置
JP4646187B2 (ja) * 2004-02-12 2011-03-09 東北パイオニア株式会社 発光ディスプレイ装置およびその駆動制御方法
JP2005227412A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Tohoku Pioneer Corp 発光ディスプレイ装置およびその駆動制御方法
US9530344B2 (en) 2005-02-23 2016-12-27 Snaptrack, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9500853B2 (en) 2005-02-23 2016-11-22 Snaptrack, Inc. MEMS-based display apparatus
US9135868B2 (en) 2005-02-23 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Direct-view MEMS display devices and methods for generating images thereon
US9336732B2 (en) 2005-02-23 2016-05-10 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9274333B2 (en) 2005-02-23 2016-03-01 Pixtronix, Inc. Alignment methods in fluid-filled MEMS displays
US9261694B2 (en) 2005-02-23 2016-02-16 Pixtronix, Inc. Display apparatus and methods for manufacture thereof
US9229222B2 (en) 2005-02-23 2016-01-05 Pixtronix, Inc. Alignment methods in fluid-filled MEMS displays
US9177523B2 (en) 2005-02-23 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9158106B2 (en) 2005-02-23 2015-10-13 Pixtronix, Inc. Display methods and apparatus
US9087486B2 (en) 2005-02-23 2015-07-21 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
JP2018146979A (ja) * 2005-03-31 2018-09-20 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
JP2019204093A (ja) * 2005-03-31 2019-11-28 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
JP2015158685A (ja) * 2005-03-31 2015-09-03 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
JP2017027082A (ja) * 2005-03-31 2017-02-02 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
JP2014170241A (ja) * 2005-03-31 2014-09-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
US8599176B2 (en) 2005-11-28 2013-12-03 Japan Display West, Inc. Image display device, electronic apparatus, portable apparatus, and image displaying method
JP2007206681A (ja) * 2006-01-07 2007-08-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置、表示装置及び電子機器
US9128277B2 (en) 2006-02-23 2015-09-08 Pixtronix, Inc. Mechanical light modulators with stressed beams
JP2008262126A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Eastman Kodak Co アクティブマトリクス型表示装置
US9176318B2 (en) 2007-05-18 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Methods for manufacturing fluid-filled MEMS displays
JP2010008538A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Hitachi Displays Ltd 表示装置
US9182587B2 (en) 2008-10-27 2015-11-10 Pixtronix, Inc. Manufacturing structure and process for compliant mechanisms
US9116344B2 (en) 2008-10-27 2015-08-25 Pixtronix, Inc. MEMS anchors
US9082353B2 (en) 2010-01-05 2015-07-14 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
JP2013519122A (ja) * 2010-02-02 2013-05-23 ピクストロニックス・インコーポレーテッド ディスプレイ装置を制御するための回路
JP2011215635A (ja) * 2011-07-11 2011-10-27 Sony Corp 画像表示装置、電子機器、携帯機器及び画像表示方法
US9307611B2 (en) 2012-05-18 2016-04-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Pixel circuit, display device, and electronic device
WO2013172220A1 (en) * 2012-05-18 2013-11-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Pixel circuit, display device, and electronic device
US9134552B2 (en) 2013-03-13 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Display apparatus with narrow gap electrostatic actuators
JP2018180412A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
JP2019179253A (ja) * 2017-11-20 2019-10-17 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
US11151942B2 (en) 2017-11-20 2021-10-19 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US20190235250A1 (en) * 2018-01-30 2019-08-01 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US10891891B2 (en) * 2018-01-30 2021-01-12 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US11417275B2 (en) 2020-06-29 2022-08-16 Seiko Epson Corporation Circuit device, electro-optical element, and electronic apparatus
US11468827B2 (en) 2020-06-29 2022-10-11 Seiko Epson Corporation Circuit device, electro-optical element, and electronic apparatus
US11699393B2 (en) 2020-06-29 2023-07-11 Seiko Epson Corporation Circuit device, electro-optical element, and electronic apparatus
WO2023062946A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 電気光学装置および空間光変調器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002287718A (ja) 表示装置、携帯機器、基板
JP3618687B2 (ja) 表示装置
US6937222B2 (en) Display, portable device, and substrate
US7425937B2 (en) Device and driving method thereof
US7859520B2 (en) Display device and driving method thereof
JP4494214B2 (ja) 表示装置、電子機器
KR100293329B1 (ko) 액티브매트릭스전자발광표시장치및구동방법
US7502039B2 (en) Display device and driving method of the same
US9922600B2 (en) Display device
JP4150998B2 (ja) 表示装置
US8593381B2 (en) Method of driving light-emitting device
JP2003084733A (ja) 表示装置および携帯機器
US7042447B2 (en) Display device and display method
US20100110090A1 (en) Active-matrix display device
US7148865B2 (en) Display device using light-emitting elements
JP5116202B2 (ja) 表示装置の駆動方法
JP2003036054A (ja) 表示装置
JP2002287665A (ja) メモリ一体型表示基板および表示装置並びにメモリセルアレイ
JP4999352B2 (ja) 表示装置及び電子機器
JP2003316326A (ja) 表示装置およびその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011