JP2002286514A - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

Info

Publication number
JP2002286514A
JP2002286514A JP2001087935A JP2001087935A JP2002286514A JP 2002286514 A JP2002286514 A JP 2002286514A JP 2001087935 A JP2001087935 A JP 2001087935A JP 2001087935 A JP2001087935 A JP 2001087935A JP 2002286514 A JP2002286514 A JP 2002286514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
pressure
flow
receiving portion
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001087935A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Fukai
井 亘 深
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001087935A priority Critical patent/JP2002286514A/ja
Publication of JP2002286514A publication Critical patent/JP2002286514A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Details Of Flowmeters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 差圧検出器の周囲に乱流が発生することを防
止して、高い精度で流量を測定できるようにした流量測
定装置を提供する。 【解決手段】 流量を測定する液体が流入する第1の液
槽4における液面と液体が溢出する第2の液槽6におけ
る液面との高低差Hを測定する差圧検出器11に、その
周囲の液体Wの流れを整流する整流板15を設ける。こ
れにより、差圧検出器11の周囲を流れる液体Wが差圧
検出器11の受圧部13側に回り込んで乱流が発生し、
受圧部の周囲に圧力変動が生じることを防止できる。し
たがって、差圧検出器11の受圧部13によって第1の
液槽4内の圧力を正確に検出できるから、第1の液槽4
内に流入する液体Wの流量を正確に測定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理プラント等
において用いる流量測定装置に関し、より詳しくは、差
圧検出器の周囲に乱流が生じないようにして流量測定の
精度を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水処理プラント等においては、処
理する水の流量を流量測定装置によって測定し各プロセ
スの制御に用いている。
【0003】このような流量測定装置の一例を図9を参
照して説明すると、配管1を介して供給された処理水W
は、仕切板2によってその内部が仕切られた水槽3の一
方の区画4内に流下した後、仕切板2の下端と水槽3の
底面との間の狭い隙間5を通って他方の区画6に至り、
最終的に水槽3の上部から処理槽7に溢出する。
【0004】このとき、処理水Wが狭い隙間5を通過す
る際に生じる圧力損失により、一方の区画4における処
理水Wの液面と他方の区画6における処理水Wの液面と
の間には図9に示したように高低差Hが生じるが、この
高低差Hは配管1を介して供給される処理水Wの流量に
比例する。そこで、一方の区画4内で仕切板2に取り付
けた差圧検出器8を用いて液面の高低差Hを測定すると
ともに、予め求めておいた処理水Wの流量と液面の高低
差Hとの関係式に高低差Hの測定値を適用することによ
り、処理水Wの流量を算出することができる。
【0005】差圧検出器8は、例えば特開平6−823
26号公報に開示されたものを用いることができるが、
図10に拡大して示したように、高圧側の隔液ダイアフ
ラム8aが一方の区画4に臨むとともに低圧側の隔液ダ
イアフラム8bが仕切板2に貫設された貫通孔2aを介
して他方の区画6に臨んでいる。これにより、この差圧
検出器8は、水槽3の一方の区画4における処理水Wの
圧力と他方の区画6における処理水Wの圧力との間の圧
力差、したがって液面の高低差Hの値を連続的に測定す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した差
圧検出器8は略円柱状の部材であるが、その軸線が仕切
板2の表面に対して垂直に延びるように仕切板2の表面
に固設され、水槽3の一方の区画4内に突出している。
これにより、配管1から流下して水槽3の一方の区画4
内を下方に流れる処理水Wには、図10中に矢印で示し
たように略円柱状の部材である差圧検出器8の軸線方向
に流れる水流、言い換えると仕切板2から離れる方向に
流れる水流が生じ、高圧側の隔液ダイアフラム8aの近
傍に乱流を発生させる。
【0007】すると、高圧側の隔液ダイアフラム8aの
近傍に圧力変動が生じたり、隔液ダイアフラム8a自体
に振動が生じたりするため、差圧検出器8を用いた液面
の高低差Hの測定に誤差を生じることがあった。
【0008】そこで本発明の目的は、上述した従来技術
が有する問題点を解消し、差圧検出器の周囲に乱流が発
生することを防止して高い精度で流量を測定できるよう
にした流量測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する請
求項1に記載の手段は、流量を測定する液体が流入する
第1の液槽および前記液体が溢出する第2の液槽と、前
記液体に圧力損失を生じさせつつ前記第1の液槽を前記
第2の液槽に連通させる連通手段と、前記第1の液槽に
おける液面と前記第2の液槽における液面との高低差を
測定するために前記第1および第2の液槽の内部にそれ
ぞれ臨む受圧部を有する、前記第1および第2の液槽の
いずれか一方の内部に装着された差圧検出器と、を備え
る流量測定装置において、前記差圧検出器の周囲を流れ
る前記液体が前記受圧部の周囲に乱流を生じさせないよ
うに前記液体の流れを整流する整流手段を設けたことを
特徴とする。
【0010】すなわち、請求項1に記載の流量測定装置
によれば、差圧検出器の周囲を流れる液体が整流手段に
よって整流されて受圧部の周囲に乱流が発生しないか
ら、受圧部の周囲に圧力変動が生じることがなく、受圧
部は液槽内の圧力を正確に検出することができる。な
お、整流手段は、差圧検出器を装着する液槽に設けたり
差圧検出器自体に取り付けたりできるばかりでなく、板
状の部材から構成したり多数のフィンから構成したりす
ることができる。
【0011】また、上記の課題を解決する請求項2に記
載の手段は、請求項1に記載の流量測定装置において、
前記整流手段を、前記受圧部に対向する圧力導通孔を有
して前記受圧部の周囲に延在する、前記差圧検出器より
も大きな板状部材とすることを特徴とする。
【0012】すなわち、請求項2に記載の流量測定装置
によれば、差圧検出器よりも大きな板状部材が受圧部の
周囲に延在して差圧検出器の周囲を流れる液体を整流す
るから、受圧部の周囲に乱流が発生することを確実に防
止できるとともに、整流手段を極めて簡単な構造とする
ことができる。また、板状部材に設けた圧力導通孔を介
して受圧部の周囲の液体圧力を受圧部に導くことができ
るから、受圧部による液体圧力の検出を妨げることがな
い。なお、受圧部の周囲において板状部材を差圧検出器
に密着させることが好ましい。
【0013】また、上記の課題を解決する請求項3に記
載の手段は、請求項2に記載の流量測定装置において、
前記板状部材が、前記受圧部を覆うとともに、前記受圧
部の上端部および下端部にそれぞれ対向する少なくとも
2つの前記圧力導通孔を有することを特徴とする。
【0014】すなわち、請求項3に記載の流量測定装置
によれば、板状部材が受圧部を覆うので、受圧部を保護
するための保護カバーとして板状部材を用いることがで
きる。このとき、受圧部の上端部および下端部にそれぞ
れ対向する少なくとも2つの圧力導通孔を板状部材が有
するので、板状部材と受圧部との間の隙間に気泡が残る
ことがない。
【0015】また、上記の課題を解決する請求項4に記
載の手段は、請求項2または3に記載の流量測定装置に
おいて、前記板状部材が、少なくとも前記受圧部に臨む
部分が透明な材料から形成されることを特徴とする。
【0016】すなわち、請求項4に記載の流量測定装置
によれば、板状部材の受圧部を覆って保護する部分が透
明であるから、受圧部に異物が付着しているか否かを容
易に目視して確認することができる。なお、板状部材の
全体を透明な材料から形成することもできる。
【0017】また、上記の課題を解決する請求項5に記
載の手段は、請求項2乃至4のいずれかに記載の流量測
定装置において、前記板状部材を、前記差圧検出器に対
して着脱自在に装着することを特徴とする。
【0018】すなわち、請求項5に記載の流量測定装置
によれば、受圧部を覆う板状部材を差圧検出器に対して
着脱できるから、受圧部の表面に異物が付着している否
かを容易に確認できるとともに、異物が付着している場
合には受圧部の表面を容易に清掃することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る流量測定装置
の各一実施形態を、図1乃至図8を参照して詳細に説明
する。なお、以下の説明においては、同一の部分には同
一の符号を用いる。
【0020】第1実施形態 まず最初に図1〜図3を参照し、第1実施形態の流量測
定装置について詳細に説明する。
【0021】本第1実施形態の流量測定装置10におい
ては、図1に示したように、配管1を介して供給される
処理水Wが、仕切板2によってその内部が仕切られた水
槽3の一方の区画(第1の液槽)4内に流下した後、仕
切板2の下端と水槽3の底面との間の狭い隙間(連通
路)5を通って他方の区画(第2の液槽)6に流出し、
最終的に水槽3の他方の区画6の上部から溢出して処理
槽7に至る。
【0022】このとき、処理水Wが狭い隙間5を通過す
る際に生じる圧力損失により、一方の区画4における処
理水Wの液面と他方の区画6における処理水Wの液面と
の間には図1に示したように高低差Hが生じるが、この
高低差Hは配管1を介して供給される処理水Wの流量に
比例する。そこで、一方の区画4内において仕切板2に
取り付けた差圧検出器11を用いて液面の高低差Hを測
定するとともに、予め求めておいた処理水Wの流量と液
面の高低差Hとの関係式に高低差Hの測定値を適用する
ことにより、処理水Wの流量を算出することができる。
【0023】差圧検出器11は、図2に拡大して示した
ように、仕切板2の表面に固定された円柱状の検出器ブ
ロック12と、この検出器ブロック12の高圧側の端面
12aに設けられた高圧側の隔液ダイアフラム(受圧
部)13と、検出器ブロック12の低圧側の端面12b
に設けられた低圧側の隔液ダイアフラム(受圧部)1
4、および差圧検出器11の高圧側の端面12aに固定
された整流板(整流手段)15とを有している。
【0024】検出器ブロック12は、その軸線が水平に
延びるように、かつその低圧側の端面12bが仕切板2
の表面に密着するように、図示されないボルトによって
仕切板2の表面に固定されている。このとき、低圧側の
隔液ダイアフラム14は仕切板2に貫設された貫通孔2
aを介して他方の区画6の内部に臨むので、低圧側の隔
液ダイアフラム14には他方の区画6内の処理水Wの圧
力が作用する。
【0025】整流板15は、図2および図3に示したよ
うに、その側縁が鉛直方向に延びる矩形状の板状部材
で、図示されないボルトによって検出器ブロック12の
高圧側の端面12aに固定され、仕切板2と平行に延び
ている。また、この整流板15は、図3に示したように
検出器ブロック12の端面12aの外径寸法より大きな
寸法を有しており、その外周端部は検出器ブロック12
の外周面12cよりも半径方向外側に延在している。ま
た、この整流板15の中央部には、高圧側の隔液ダイア
フラム13とほぼ同等の直径を有する貫通孔(圧力導通
孔)15aが貫設されているので、一方の区画4内の処
理水Wの圧力が高圧側の隔液ダイアフラム13に作用す
る。
【0026】上述の構造を有する本第1実施形態の流量
測定装置10によれば、鉛直方向に同一の高さにおける
一方の区画4内の処理水Wの圧力と他方の区画6内にお
ける処理水Wの圧力との差を差圧検出器12によって検
出できるから、一方の区画4における液面と他方の区画
6における液面との高低差Hを連続的に検出することが
できる。なお、差圧検出器12によって検出された高低
差Hの値は、図示されない配線を介して水処理プラント
の制御装置に送信され、そこで流量が算出される。
【0027】ところで、水槽3の一方の区画4において
は、その上部に配管1を介して処理水Wが供給されると
ともにその下部からは狭い隙間5を介して他方の区画6
内に処理水Wが流出するため、図2中に下向き矢印で示
したように上方から下方への処理水Wの流れが生じる。
【0028】このとき、処理水Wは図2および図3中に
下向き矢印で示したように検出器ブロック12の周囲を
流れるが、検出器ブロック12の高圧側の端面12aに
整流板15が設けられているので、検出器ブロック12
の周囲から高圧側の隔液ダイアフラム13側に回り込む
ように処理水Wが流れることがない。これにより、本第
1実施形態の流量測定装置10においては、その差圧検
出器11の周囲の処理水Wに乱流が生じないから、乱流
に伴う圧力変動や高圧側の隔液ダイアフラム13の振動
が発生しない。
【0029】したがって本第1実施形態の流量測定装置
10によれば、水槽3の一方の区画4内の処理水Wの圧
力と他方の区画6内の処理水Wの圧力との差、すなわち
一方の区画4における処理水Wの液面と他方の区画6に
おける処理水Wの液面との高低差Hを差圧検出器11に
よって正確に検出できるから、処理水Wの流量を正確に
算出することができる。
【0030】第2実施形態 次に図4および図5を参照し、第2実施形態の流量測定
装置20について詳細に説明する。
【0031】上述した第1実施形態の流量測定装置10
においては、高圧側の隔液ダイアフラム13の外径寸法
とほぼ等しい内径寸法を有する一つの貫通孔15aが整
流板15に貫設されていた。また、低圧側の隔液ダイア
フラム14の外径寸法とほぼ等しい内径寸法を有する一
つの貫通孔2aが仕切板2に貫設されていた。これに対
して本第2実施形態の流量測定装置20は、仕切板およ
び整流板にそれぞれ貫設する貫通孔の寸法や個数を変更
したものである。
【0032】すなわち図4および図5に拡大して示した
ように、本第2実施形態の流量測定装置20の差圧検出
器21は、一方の区画4の内部において仕切板2の表面
に固定された円柱状の検出器ブロック22と、この検出
器ブロック22の左右の両端面22a,22bにそれぞ
れ設けられた高圧側の隔液ダイアフラム(受圧部)23
および低圧側の隔液ダイアフラム(受圧部)24、さら
には差圧検出器21の高圧側の端面22aに固定された
整流板(整流手段)25とを有している。
【0033】整流板25には、高圧側の隔液ダイアフラ
ム23の外径寸法よりも大幅に小さい内径寸法をそれぞ
れ有する上下一対の貫通孔25a、25bが、高圧側の
隔液ダイアフラム23の上端部および下端部にそれぞれ
対向するように貫設されている。これにより整流板25
は、高圧側の隔液ダイアフラム23のほとんどの部分を
覆って保護することができる。しかしながら、整流板2
5と高圧側の隔液ダイアフラム23との間の隙間内に入
り込んだ気泡は、上側の貫通孔25aを介して水槽3の
一方の区画4内に出ることができる。
【0034】同様に仕切板2には、低圧側の隔液ダイア
フラム24の外径寸法よりも大幅に小さい内径寸法をそ
れぞれ有する上下一対の貫通孔2b、2cが、低圧側の
隔液ダイアフラム23の上端部および下端部にそれぞれ
対向するように貫設されている。これにより仕切板2
は、低圧側の隔液ダイアフラム24のほとんどの部分を
覆って保護することができる。しかしながら、仕切板2
と低圧側の隔液ダイアフラム24との間の隙間内に入り
込んだ気泡は、上側の貫通孔2cを介して水槽3の他方
の区画6内に出ることができる。
【0035】したがって本第2実施形態の流量測定装置
20によれば、仕切板2および整流板25が、差圧検出
器21の高圧側の隔液ダイアフラム23および低圧側の
隔液ダイアフラム24を保護するための保護カバーの役
割を果たすことができる。
【0036】第3実施形態 次に図6および図7を参照し、第3実施形態の流量測定
装置30について詳細に説明する。
【0037】本第3実施形態の流量測定装置30は、上
述した第2実施形態における整流板25を透明な材料か
ら形成したものである。
【0038】すなわち、図6および図7に拡大して示し
たように、本第3実施形態の流量測定装置30の差圧検
出器31は、一方の区画4の内部において仕切板2の表
面に固定された円柱状の検出器ブロック32と、この検
出器ブロック32の左右の両端面32a,32bにそれ
ぞれ設けられた高圧側の隔液ダイアフラム(受圧部)3
3および低圧側の隔液ダイアフラム(受圧部)34、さ
らには差圧検出器31の高圧側の端面32aに着脱自在
に装着された整流板(整流手段)35とを有している。
【0039】上述した第2実施形態と全く同様に、整流
板35には、高圧側の隔液ダイアフラム33の外径寸法
よりも大幅に小さい内径寸法をそれぞれ有する上下一対
の貫通孔35a、35bが、高圧側の隔液ダイアフラム
33の上端部および下端部にそれぞれ対向するように貫
設されている。このとき整流板35は、その全体が透明
な材料、例えば強化ガラス若しくはアクリル樹脂等から
形成されている。
【0040】これにより、本第3実施形態の流量測定装
置30によれば、透明な整流板35を通して高圧側の隔
液ダイアフラム33に異物等が付着しているか否かを容
易に目視し確認することができる。そして、高圧側の隔
液ダイアフラム33に異物等が付着していることが確認
された場合には、整流板35を検出器ブロック32に対
して着脱自在に装着している図示されないボルトを外す
ことにより整流板35を取り外し、高圧側の隔液ダイア
フラム33を容易に清掃することができる。
【0041】第4実施形態 次に図8を参照し、第4実施形態の流量測定装置30に
ついて説明する。
【0042】上述した各実施形態においては、いずれも
差圧検出器の高圧側の端面に一枚の整流板のみを装着し
ている。これに対して図8に示した流量測定装置40の
差圧検出器41においては、一方の区画4の内部におい
て仕切板2の表面に固定された円柱状の検出器ブロック
42の高圧側の端面および外周面の水平方向の中間部
に、互いに平行に延びる一対の整流板43,44がそれ
ぞれ設けられている。
【0043】これにより、本第4実施形態の流量測定装
置40によれば、検出器ブロック42の周囲を流れる処
理水Wの流れをより一層効果的に整流することができる
から、検出器ブロック42の周囲に乱流が発生すること
をより一層確実に防止して、処理水Wの流量をより高い
精度で測定することができる。
【0044】以上、本発明に係る流量測定装置の各実施
形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形
態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能
であることは言うまでもない。例えば、上述した整流板
15,25,35はいずれも矩形状の板状部材であった
が、その形状は必要とする整流効果に合わせて適宜変更
することができる。また、上述した整流板15,25,
35はいずれも検出器ブロック12,22,32に取り
付けられているが、仕切板2から延びる支持腕によって
支持することもできる。さらには、整流板を小さな部分
に分割してフィン状とし、検出器ブロックの表面に凸設
することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の流量測定装置によれば、差圧検出器の周囲を流れる液
体が整流手段によって整流されて受圧部の周囲に乱流が
発生しないから、受圧部の周囲に圧力変動が生じること
がなく、受圧部は液槽内の圧力を正確に検出することが
できる。また、差圧検出器よりも大きな板状部材が受圧
部の周囲に延在して差圧検出器の周囲を流れる液体を整
流するから、受圧部の周囲に乱流が発生することを確実
に防止できるとともに、整流手段を極めて簡単な構造と
することができる。また、板状部材が差圧検出器の受圧
部を覆うので、板状部材を受圧部を保護するための保護
カバーとすることができる。また、受圧部の上端部およ
び下端部にそれぞれ対向する少なくとも2つの圧力導通
孔を板状部材に設けることにより、板状部材と受圧部と
の間に気泡が残ることを防止できる。また、板状部材の
受圧部を覆って保護する部分が透明であるから、受圧部
に異物が付着しているか否かを容易に目視して確認する
ことができる。また、受圧部を覆う板状部材を差圧検出
器に対して着脱できるから、受圧部の表面に異物が付着
している否かを容易に確認できるとともに、異物が付着
している場合には受圧部の表面を容易に清掃することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の流量測定装置の構
造を模式的に示す断面図。
【図2】図1中に示した差圧検出器の部分を拡大して示
す断面図。
【図3】図2中にIII−III破断線に沿った断面図。
【図4】本発明に係る第2実施形態の流量測定装置の要
部を拡大して示す断面図。
【図5】図4中に示した矢印の方向から見た側面図。
【図6】本発明に係る第3実施形態の流量測定装置の要
部を拡大して示す断面図。
【図7】図6中に示した矢印の方向から見た側面図。
【図8】本発明に係る第4実施形態の流量測定装置の要
部を拡大して示す断面図。
【図9】従来の流量測定装置の構造を模式的に示す断面
図。
【図10】図9中に示した差圧検出器の部分を拡大して
示す断面図。
【符号の説明】
1 配管 2 仕切板 3 水槽 4 一方の区画 5 隙間 6 他方の区画 7 処理槽 10 第1実施形態の流量測定装置 11 差圧検出器 12 検出器ブロック 13 高圧側ダイアフラム 14 低圧側ダイアフラム 15 整流板 20 第2実施形態の流量測定装置 21 差圧検出器 22 検出器ブロック 23 高圧側ダイアフラム 24 低圧側ダイアフラム 25 整流板 25a,25b 貫通孔 30 第3実施形態の流量測定装置 31 差圧検出器 32 検出器ブロック 33 高圧側ダイアフラム 34 低圧側ダイアフラム 35 整流板 35a,35b 貫通孔 40 第4実施形態の流量測定装置 41 差圧検出器 42 検出器ブロック 43,44 整流板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量を測定する液体が流入する第1の液槽
    および前記液体が溢出する第2の液槽と、 前記液体に圧力損失を生じさせつつ前記第1の液槽を前
    記第2の液槽に連通させる連通手段と、 前記第1の液槽における液面と前記第2の液槽における
    液面との高低差を測定するために前記第1および第2の
    液槽の内部にそれぞれ臨む受圧部を有する、前記第1お
    よび第2の液槽のいずれか一方の内部に装着された差圧
    検出器と、を備える流量測定装置において、 前記差圧検出器の周囲を流れる前記液体が前記受圧部の
    周囲に乱流を生じさせないように前記液体の流れを整流
    する整流手段を設けたことを特徴とする流量測定装置。
  2. 【請求項2】前記整流手段は、前記受圧部に対向する圧
    力導通孔を有して前記受圧部の周囲に延在する、前記差
    圧検出器よりも大きな板状部材であることを特徴とする
    請求項1に記載の流量測定装置。
  3. 【請求項3】前記板状部材は、前記受圧部を覆うととも
    に、前記受圧部の上端部および下端部にそれぞれ対向す
    る少なくとも2つの前記圧力導通孔を有することを特徴
    とする請求項2に記載の流量測定装置。
  4. 【請求項4】前記板状部材は、少なくとも前記受圧部に
    臨む部分が透明な材料から形成されることを特徴とする
    請求項2または3に記載の流量測定装置。
  5. 【請求項5】前記板状部材は、前記差圧検出器に対して
    着脱自在に装着されることを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれかに記載の流量測定装置。
JP2001087935A 2001-03-26 2001-03-26 流量測定装置 Withdrawn JP2002286514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087935A JP2002286514A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 流量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087935A JP2002286514A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 流量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002286514A true JP2002286514A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18943106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001087935A Withdrawn JP2002286514A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 流量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002286514A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047552A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置及び空気調和装置
JP2017522560A (ja) * 2014-07-14 2017-08-10 サウジ アラビアン オイル カンパニー 流量計井戸ツール
KR20230159238A (ko) * 2022-05-09 2023-11-21 지앙수 유니버시티 오브 사이언스 앤드 테크놀로지 선박용 통기 난류 억제 장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047552A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置及び空気調和装置
JP2017522560A (ja) * 2014-07-14 2017-08-10 サウジ アラビアン オイル カンパニー 流量計井戸ツール
US10557334B2 (en) 2014-07-14 2020-02-11 Saudi Arabian Oil Company Flow meter well tool
US10934820B2 (en) 2014-07-14 2021-03-02 Saudi Arabian Oil Company Flow meter well tool
KR20230159238A (ko) * 2022-05-09 2023-11-21 지앙수 유니버시티 오브 사이언스 앤드 테크놀로지 선박용 통기 난류 억제 장치
KR102672088B1 (ko) 2022-05-09 2024-06-05 지앙수 유니버시티 오브 사이언스 앤드 테크놀로지 선박용 통기 난류 억제 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3583123B1 (ja) 流量制御弁及び流量制御装置
US10551228B2 (en) Method for manufacturing a magneto-inductive flow measuring device with partially reduced cross section
CA2243050A1 (en) Method for determining operating status of liquid phase gas-phase interaction columns
US6840112B2 (en) Differential pressure/pressure transmitter
WO2019092692A1 (en) Layered noncontact support platform
EP1384977A3 (en) Level switch with verification capability
JP2002286514A (ja) 流量測定装置
JP6666736B2 (ja) 圧力検出装置
JPH07198521A (ja) 圧力センサ装置
JP5148405B2 (ja) ガスメータ
CN104040237A (zh) 核级空气蓄积、指示和排出装置
JP6806363B2 (ja) サドル型超音波流速計
CN205352855U (zh) 一种压力管道在线检测设备
JP2009186429A (ja) ガスメータ
US11187526B2 (en) System and method of measuring warpage of a workpiece on a noncontact support platform
WO2021109506A1 (zh) 一种多功能引流瓶
CN106706200B (zh) 一种压力检测器的制造方法
JPH0350446Y2 (ja)
JP2842960B2 (ja) 液量計測装置
CN215374486U (zh) 一种用于测试瓦块内单向阀的测试台
CN113324715B (zh) 一种炼化机泵密封性能检测装置
CN209102171U (zh) 一种流量测试辅助设备及流量测试装置
CN208075985U (zh) 静压式液位传感器
KR200427908Y1 (ko) 수준기가 장착된 디스플레이 장치
CN106796131B (zh) 用于制造具有部分减小的截面的磁感应流量测量设备的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603