JPH0350446Y2 - - Google Patents

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JPH0350446Y2
JPH0350446Y2 JP1985018127U JP1812785U JPH0350446Y2 JP H0350446 Y2 JPH0350446 Y2 JP H0350446Y2 JP 1985018127 U JP1985018127 U JP 1985018127U JP 1812785 U JP1812785 U JP 1812785U JP H0350446 Y2 JPH0350446 Y2 JP H0350446Y2
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pipe
level
wave
bubbler
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は比重又はレベル測定装置に係り、より
詳細には、タンク又は槽内の攪拌等により変動中
の被測定液についてバブラー管を使用してその比
重やレベルを測定する際に用いる波よけ部材に関
するものである。
〔従来の技術〕
タンクや槽に収容、貯蔵されている各種液体に
ついては、液体の性状を検知するために比重やレ
ベルなどを測定することが必要である。
従来、この種の測定方法としては、第2図に示
すような方法で行われていた。
すなわち、タンク乃至槽1には液体が収容され
ており、この液体は通常、モータ12により駆動
される攪拌機2によつて攪拌され、液面が変動し
ている。なお、13は液体流入口、14は液体流
出口である。このような変動中の液体(被測定
液)の比重やレベルを測定するに際しては、単に
バブラー管6,7を液体中に浸漬するのではな
く、バブラー管6,7と攪拌機2の間に波よけ部
板(板)3を配置し、攪拌機2による攪拌により
バブラー管6,7へ悪影響が及ばさないように配
慮されている。バブラー管6,7は通常、長さの
異なる長側バブラー管6と短側バブラー管7から
なり、パージセツト4より測定圧力に設定された
空気が空気配管5を介して供給され、先端より吹
き出されてバブリングをする。バブリング時の空
気背圧は長側空気配管8及び短側空気配管9を介
して比重計(差圧計)に導かれ、両背圧の差を計
測することにより比重の測定を行うものである。
比重の測定原理は次のとおりである。
パージセツト4の設定供給圧力をP、タンク又
は槽1内の液体の比重をγ、長側バブラー管6の
背圧をP1短側バブラー管の背圧をP2、基準液面
L0から長側バブラー管6の先端までの長さをh1
し、同様に基準液面L0から短側バブラー管7の
先端までの長さをh2とすると、両バブラー管6,
7の設定レベル差△hは、 △h=h1−h2 となり、 P1=P−γh1 P2=P−γh2 であるから、比重計10にて計測する背圧差△P
は、 △P=P2−P1 =(P−γh2)−(P−γh2) =γ(h1−h2) =γ△h となる。
したがつて、γ=△P/△hとなり、△hは固
定設置であるため、液体の比重γは△Pに比例
し、△Pを計測することにより測定することがで
きる。
液体のレベル測定の場合には、バブラー管を1
本にし、比重計10の原理と同じ計器を用い、一
方のバブラー管(通常、長側バブラー管6)側を
大気開放にして、レベル測定が行われる。
〔解決すべき問題点〕
前述のように、従来は攪拌機2によるバブラー
管6,7の先端での動圧影響のみを考慮して、液
よけ板3を設置し、その長さを短くとり、バブラ
ー管6,7の先端付近のみに配置していた。
しかしながら、液体(被測定液)の実際の液面
Lは、第3図に示すように、攪拌機2による液体
流れ11の影響や液体の流入、流出等により、常
に多種多様に変動しており、したがつて、液面の
レベル差h1,h2も常に変化しているため、それが
測定誤差や測定値の異常変動を生ずる大きな要因
となつていた。
本考案の目的は、上記従来技術の有する欠点を
解消し、タンクや槽内の被測定液の比重又はレベ
ルの測定をより高精度に行うことを可能にする測
定装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来、波よけ部材として短小寸法の
波よけ板をバブラー管先端付近にのみ配置してい
たところ、波よけ板に代えて、中にバブラー管を
配置し得るパイプ状で特定構成の波よけパイプを
採用することによつて、液面変動による影響をな
くすもので、上記波よけパイプは、液面よりも上
側に空気穴を、また液面よりも下側に流通穴を有
し、さらに液面近傍には開口部分をまつたく持た
ないものにすることにより波を消し、かつ波よけ
パイプ内外の液体(被測定液)の流通性を確保す
ると共にタンク(槽)内の液レベルの変化に追従
可能にしたものである。
〔実施例〕
以下に本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、脱硫装置のスラリタンク又は槽など
での測定に適用した例である。図中、6は長側バ
ブラー管、7は短側バブラー管であり、いずれも
従来の同様、パージセツト(第2図参照)から空
気が吹き込まれ、比重計(第2図参照)にて比重
又はレベルの測定が行われる。
21は波よけパイプで、前記両バブラー管6,
7を中に配置できるようにパイプ状をなし、適宜
支持部材によつてタンク(槽)1の上部に支持さ
れている。この波よけパイプ21は、液面より上
方の管壁に1個又は複数個の空気穴22を有し、
また液面下の管壁には多数の流通穴23,24を
有している一方、液面近傍には開口部分をまつた
く持つていない。
液面より上方に設けた空気穴22は、タンク
(槽)1内全体の液面Lの上下に伴つて、波よけ
パイプ21内の液面L′も上下させる必要があるた
め、基準液面Lの上方に空気穴22を設けて呼吸
作用によりタンク(槽)1内の全体の液面Lに対
し、波よけパイプ21内の液面L′が追従できるよ
うにしたものである。
一方、液面下に設けた流通穴23,24は、タ
ンク(槽)1内の液比重と波よけパイプ21内の
液比重が同じになるように液の流通をよくするも
ので、例えば、バブラー管7の先端付近上部には
液が滞流しない程度に数の少ない粗分布の流通穴
群23を設け、バブラー管6,7の先端付近にも
液が流通しやすいように数を多くした密分布の流
通穴群24を設けると、その効果はより大きい。
勿論、流通穴23,24を設けることにより、空
気穴22による呼吸作用を促してもいる。
なお、波よけパイプ21の長さは両バブラー管
6,7の先端よりも長くて、攪拌機2の動圧を受
けないようにされている。
また、波よけパイプ21の中に長側バブラー管
6と短側バブラー管7の両者を設置することによ
り、波よけパイプ21の外側での液面が変動して
いても波よけパイプ21の中は液面レベルh1とh2
の基準液面が同一の液面L′となり、液面の局部変
動による影響を解消できる効果がある。
かゝる構成の測定装置はフロートレス(電極棒
式)レベルスイツチによるレベル測定等に利用で
きることは云うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案では、被測定液の
比重又はレベル測定に用いるバブラー管の波よけ
部材として、パイプ状で、液面より上方に空気穴
を有し、液面近傍では開口部のまつたくない、さ
らに液面下では流通穴を有する波よけパイプを採
用するので、開口部のない部分で液面変動させる
波を消すことができるとともに、空気穴により液
面レベルの変化に追従でき、流通穴を通じて液比
重の変化に追従でき、測定精度を大幅に向上する
ことができ、またフロートレスレベルスイツチ等
にも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る波よけパイプ
及びその使用状況を示す説明図、第2図及び第3
図は従来の波よけ板及びその使用状況を示す説明
図である。 1……タンク(槽)、2……攪拌機、3……波
よけ板、4……パージセツト、5,8,9……空
気配管、6……長側バブラー管、7……短側バブ
ラー管、10……比重計(差圧計)、12……モ
ータ、13,14……液体流出入口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 攪拌等により変動中の被測定液にバブラー管
    を浸漬して比重又はレベルを測定する装置の該
    バブラー管を囲む比重又はレベル測定用波よけ
    パイプにおいて、被測定液の液面上方管壁に空
    気穴を設け、液面近傍管壁を無開口の隔壁と
    し、さらに下方の液面下管壁に流通穴を設けて
    なることを特徴とする比重又はレベル測定用波
    よけパイプ。 2 前記波よけパイプの液面下の管壁に設けた流
    通穴は、バブラー管の先端部より上部では粗
    に、下部では密に分布させたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の比重又は
    レベル測定用波よけパイプ。
JP1985018127U 1985-02-12 1985-02-12 Expired JPH0350446Y2 (ja)

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JPS61135245U JPS61135245U (ja) 1986-08-23
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