JP2002285895A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
- Publication number
- JP2002285895A JP2002285895A JP2001087526A JP2001087526A JP2002285895A JP 2002285895 A JP2002285895 A JP 2002285895A JP 2001087526 A JP2001087526 A JP 2001087526A JP 2001087526 A JP2001087526 A JP 2001087526A JP 2002285895 A JP2002285895 A JP 2002285895A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- internal combustion
- combustion engine
- fuel
- injection valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D37/00—Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for
- F02D37/02—Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for one of the functions being ignition
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L3/00—Lift-valve, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces; Parts or accessories thereof
- F01L3/02—Selecting particular materials for valve-members or valve-seats; Valve-members or valve-seats composed of two or more materials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L3/00—Lift-valve, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces; Parts or accessories thereof
- F01L3/02—Selecting particular materials for valve-members or valve-seats; Valve-members or valve-seats composed of two or more materials
- F01L3/04—Coated valve members or valve-seats
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/18—Circuit arrangements for generating control signals by measuring intake air flow
- F02D41/187—Circuit arrangements for generating control signals by measuring intake air flow using a hot wire flow sensor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M69/00—Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel
- F02M69/04—Injectors peculiar thereto
- F02M69/042—Positioning of injectors with respect to engine, e.g. in the air intake conduit
- F02M69/044—Positioning of injectors with respect to engine, e.g. in the air intake conduit for injecting into the intake conduit downstream of an air throttle valve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2200/00—Input parameters for engine control
- F02D2200/02—Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
- F02D2200/04—Engine intake system parameters
- F02D2200/0404—Throttle position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/14—Introducing closed-loop corrections
- F02D41/1438—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
- F02D41/1444—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases
- F02D41/1454—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases the characteristics being an oxygen content or concentration or the air-fuel ratio
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 吸気ポート6と燃焼室7との連通を開閉
する吸気弁12と、吸気弁12を指向して吸気通路内に
燃料を噴射する燃料噴射弁11と、燃料噴射弁11の燃
料噴射時期を決定する制御手段とを備え、吸気弁12の
吸気通路に面する部分に断熱部12Aを形成し、燃料噴
射弁11の噴射時期を吸気行程に決定した。
Description
に、吸気通路内に燃料を噴射する内燃機関に関する。
機関として、各気筒毎に燃料噴射弁を設けたものが広く
知られており、こうした内燃機関では、一般的に、吸気
弁傘部を指向して燃料を噴射すると共に、排気行程中に
燃料を噴射することで燃料の霧化を促進している。一
方、混合気形成を改善するために、通常よりも小さい粒
径の燃料を噴霧することができる燃料噴射弁の開発も進
められており、従来のアシストエア式の燃料噴射弁とは
異なり、燃料噴射弁の構造を改良することで、燃料を微
粒化することが提案されている(特開2000−389
74号公報参照)。
行程中に燃料を噴射したのでは、逆に、燃料が吸気通路
に壁流として付着して燃料が液状のままシリンダ内に流
入してしまうことに着目して、特開平3−23342号
公報に開示された技術では、80〜90[μm]の噴霧粒
径を形成可能な燃料噴射弁を用いると共に、冷却水温度
が低いときに燃料噴射時期を吸気行程に設定し、燃料噴
射時期を冷却水温度の上昇に応じて吸気行程から排気行
程に移動している。
うに、排気行程中に吸気弁傘部を指向して燃料を噴射す
ることが一般的であったが、この場合、燃料の霧化は促
進されるものの、燃料の気化潜熱が主として吸気弁に奪
われるため、吸気の温度を更に低下してノッキングの改
善を図りたいという要請に対して改善の余地があった。
つまり、燃料の気化潜熱を吸気から積極的に得ることに
よって、吸気の温度を低下させるものではなかった。
された技術では、微粒化した燃料を吸気行程に噴射して
いるが、吸気行程に燃料噴射時期を設定するのは冷機時
等冷却水温度が低いときに限ってであり、必ずしも吸気
の温度を低下してノッキングの改善を図るものではな
い。つまり、暖機が完了すると、燃料噴射時期は排気行
程に移動するので、燃料の気化潜熱が主として吸気弁に
奪われ、燃料の気化潜熱を吸気から得ることによって、
吸気の温度を低下させることができない。また、吸気行
程に燃料噴射時期を設定するのは、あくまでも低温時の
混合気形成を改善するためであり、少なくともノッキン
グが問題となる領域で、吸気の温度を低下させるため
に、燃料の気化潜熱を吸気から積極的に得るための方策
を提案するものではない。
に開示されているように、セラミック製の吸気弁を内燃
機関に適用した例が知られているが、単に、断熱効果を
発揮することができるセラミック製の吸気弁を用いるだ
けでは、燃料の気化潜熱を吸気から得ることによって、
吸気の温度を十分に低下させるには至らない。
を低下してノッキングの改善を図ることができる内燃機
関を提供しようとするものである。
関は、吸気通路と燃焼室との連通を開閉する吸気弁と、
吸気弁を指向して吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射
弁と、燃料噴射弁の燃料噴射時期を決定する制御手段と
を備え、前記吸気弁の吸気通路に面する部分に断熱部を
形成し、前記燃料噴射弁の噴射時期を吸気行程に決定す
る。
射される噴霧の平均粒径を100μm以下或いは80μ
m以下とする。
ク或いは樹脂とする。
るパラメータを検出する手段を備え、前記制御手段は、
回転数が高いほど燃料噴射時期を進角側に決定する。
パラメータを検出する手段を備え、前記制御手段は、通
常、燃料噴射時期を排気行程に決定し、負荷が所定値よ
りも高いとき燃料噴射時期を吸気行程に決定する。
るパラメータを検出する手段と、前記燃料噴射弁よりも
上流側の吸気通路内に燃料を噴射する第2燃料噴射弁
と、を備え、前記制御手段は、回転数が所定回転数より
も高いとき、前記燃料噴射弁から噴射する燃料の一部を
前記第2燃料噴射弁から噴射させる。
側の吸気通路内に燃料を噴射する第2燃料噴射弁を備
え、前記制御手段は、回転数が所定回転数よりも高いと
き、前記燃料噴射弁から噴射する燃料の一部を前記第2
燃料噴射弁から噴射させる。
ッキングを生じ易い領域にあるかどうかを判断する手段
を備え、前記制御手段は、通常、燃料噴射時期を排気行
程に決定し、内燃機関の運転状態がノッキングを生じ易
い領域にあるとき燃料噴射時期を吸気行程に決定する。
料は吸気通路内に留まることなくむしろ吸気流に乗って
燃焼室へ流入し、且つ少なくとも吸気弁の燃料があたる
部分に断熱部が形成されているので、燃料は吸気から気
化潜熱を奪う機会に恵まれ、従来にまして吸気の温度が
低下する。これにより、例えばノッキングの発生が抑制
される。
燃焼室に流入するまでの気化時間を十分に確保できない
が、第2、3の発明のように、燃料噴射弁から噴射され
る噴霧の平均粒径を100μm以下、より好ましくは8
0μm以下とすることで、吸気行程噴射によるエミッシ
ョンの悪化が顕著に改善される。また、吸気からより多
くの気化潜熱を奪って吸気温度の更なる低下が期待でき
る。
に、セラミック或いは樹脂とすることができる。例え
ば、金属製の吸気弁の表面にセラミック層或いは樹脂層
をコーティングすることで、吸気弁の断熱部が形成され
る。また、全体がセラミックで形成される吸気弁を適用
することで、吸気弁の吸気通路に面する部分を断熱部と
することも可能である。
燃機関の回転数が高くなるほど、燃焼室に流入するまで
に十分な気化時間を確保することが難しくなるが、第6
の発明によれば、回転数が高いほど燃料噴射時期を進角
側に決定するので、必要な気化時間を確保しつつ、均一
な混合気の形成が可能となる。なお、回転数が高いほど
燃料噴射時期を進角側に決定するとは、燃料噴射時期を
回転数の上昇に応じて連続的に進角側へ移動する場合の
他、ある回転数を閾値にして階段状に進角側へ移動させ
る場合を含む。
関の運転状態がノッキングを生じ易い領域にあるかどう
か、例えば、内燃機関の負荷が所定値よりも高いかどう
かを判断して、燃料噴射時期を吸気行程或いは排気行程
に決定するので、ノッキングの発生を抑制しつつ、排気
行程噴射によるエミッションの改善が得られる。
転数が高く、燃焼室に流入するまでに十分な気化時間を
確保することができないとき、上流側に設けられた第2
燃料噴射弁から一部の燃料を噴射するので、高回転域で
の気化時間の不足を解消しながら、吸気温度の低下が得
られる。また、第2燃料噴射弁から燃焼室までの距離が
大きいが、高回転域においては、第2燃料噴射弁から噴
射された燃料が燃焼室に到達するまでの応答性の悪化は
問題にならない。
関を、以下、図面を用いて説明する。図1に概略を示す
ように、符号1は4ストロークの多気筒火花点火式内燃
機関であり、エアクリーナ2で清浄化された吸気は吸気
ダクト3、スロットルチャンバ4、吸気マニフォールド
5、吸気ポート6を経て燃焼室7内に吸入される。燃焼
室7内に吸入される吸気量はスロットルチャンバ4に設
けられたスロットルバルブ8を開閉することで調量さ
れ、スロットルバルブ8の開度はコントロールユニット
10からの開度指令に基づいて制御される。なお、符号
9はスロットル開度センサであり、スロットル開度信号
TVOをコントロールユニット10に出力する。
する燃料噴射弁11が設けられ、燃焼室7にはクランク
シャフトの回転に同期して吸気ポート6を開閉する吸気
弁12と排気ポート13を開閉する排気弁14とがそれ
ぞれ設けられている。
て形成された混合気は燃焼室7に設けられた点火栓15
によって火花点火され、燃焼後の既燃ガスは排気ポート
13、排気マニフォールド16、排気ダクト17を経て
大気に排出される。点火栓15はコントロールユニット
10からの点火指令に基づいて所定の点火時期に点火を
実行し、また、排気ダクト17には排気浄化用の触媒コ
ンバータ18、19と消音用のマフラー20が設けられ
ている。
とおり、吸気通路内に燃料を噴射するが、より詳しく
は、吸気ポート6の上流位置から吸気弁12の傘部12
Aを指向して燃料を噴射する。そして、図2にも示す通
り、少なくとも燃料噴射弁11から噴射された燃料があ
たる部分として、吸気弁12の傘部12Aには、断熱層
12B(断熱部)が形成されている。断熱層12Bは金
属からなる吸気弁12の傘部表面に形成されるものであ
り、例えばセラミックや樹脂をコーティングすることで
具現化される。
料噴射弁と称される、通常よりも小さい粒径の燃料を噴
霧することができる燃料噴射弁であり、通常の燃料噴射
弁が平均粒径110μm程度の噴霧を形成するのに対し
て、本実施形態における燃料噴射弁は、平均粒径(ザウ
ダ平均粒径)が100μm以下の噴霧、好ましくは80
μm以下、より好ましくは70μm程度の噴霧を形成す
る。こうした燃料の微粒化は燃料噴射弁の構造を改良す
ることで実現でき、例えば、燃料噴射弁の噴孔にアシス
トエアを導入したり、燃料噴射弁を多噴孔化すればよ
い。
0には、少なくともクランク角センサ21で検出された
機関回転数RPM、エアフロメータ22で検出された吸
入空気量Qa、水温センサ23で検出された冷却水温T
W、酸素センサ24で検出された排気空燃比VO2が、
内燃機関の運転状態として入力され、これらに基づいて
燃料噴射弁11による燃料噴射量、燃料噴射時期が演算
される。
には、吸入空気量Qaと機関回転数RPMに基づいて基
本燃料噴射量を求め、排気空燃比が所定空燃比に維持さ
れるように、これを排気空燃比VO2で補正することに
より行われる。なお、暖機完了前については、主として
冷却水温TWに応じた水温補正を行い、機関の自立回転
を維持する。
空気量Qaと機関回転数RPMに基づいて演算される。
より具体的に説明すると、通常は、燃料が噴射されてか
ら燃焼室内に吸入される迄の気化時間を十分に確保する
ため、燃料噴射時期は排気行程に設定される。一方、内
燃機関がノッキングを生じ易い領域にあるとき、つま
り、吸入空気量Qaが所定値よりも大きい高負荷状態に
あるとき、ノッキングの発生を予防するため、燃料噴射
時期を吸気行程に設定する。
べて、吸気行程に燃料を噴射すると、燃焼室内に吸入さ
れる迄の気化時間を十分に確保できず、また、機関回転
数が高くなるほど燃料を噴射してから燃焼室に吸入され
るまでに確保される時間が短くなるため、吸気行程に設
定される燃料噴射時期は機関回転数が大きくなるほど排
気行程側に進角される。
いて、これを詳細に説明する。まず、ステップ1におい
て、各種、内燃機関の運転状態を検出する。内燃機関の
運転状態として、少なくとも、燃料噴射量、燃料噴射時
期の演算に必要となる機関回転数RPM、吸入空気量Q
a、冷却水温TW、排気空燃比VO2が検出される。
て、内燃機関の暖機が完了したか否かを判断する。冷却
水温TWが所定水温よりも低い場合、未だ暖機が完了し
ていないと判断して、ステップ3へ進み、暖機促進に適
した燃料噴射量及び燃料噴射時期を演算する。一方、冷
却水温TWが所定水温以上の場合、暖機が完了したもの
と判断して、ステップ4に進む。
基本的には、機関回転数RPMと吸入空気量Qaに基づ
いて基本燃料噴射量を演算し、排気空燃比が所定空燃比
に維持されるように、これを排気空燃比VO2で補正す
ることで、燃料噴射量Tpが演算される。
生じ易い領域にあるかどうかを判断する。本実施形態で
は簡便のため、機関負荷が所定負荷よりも大きいとき、
内燃機関がノッキングを生じ易い領域にあると判断す
る。つまり、機関負荷を代表する吸入空気量が所定値よ
りも大きいとき、内燃機関がノッキングを生じ易い領域
にあるとして、ステップ6に進む。
ら積極的に奪うために、燃料噴射時期を吸気行程に設定
する。続いて、ステップ7では、ステップ6で演算した
燃料噴射時期を機関回転数で補正する。この機関回転数
での補正は、機関回転数が大きくなるほど燃料噴射時期
を吸気行程の範囲内としながらも排気行程側に進角する
ものである。
し、加えて、燃料噴射弁から噴射される燃料の平均粒径
(ザウダ平均粒径)を100μm以下、好ましくは80
μm以下、より好ましくは70μm程度迄に十分に微粒
化することで、通常の燃料噴射弁を用いて排気行程噴射
を行った場合に比べて、例えば、吸気ポートにおいて、
7〜15℃の吸気温度の低下が得られることが発明者ら
の実験で確認されており、また、噴射された燃料は吸気
通路内に留まることなくむしろ吸気流に乗って燃焼室へ
流入し、且つ吸気弁の燃料があたる部分に断熱層が形成
されているので、燃料は吸気弁からではなく、吸気から
気化潜熱を奪う機会に恵まれ、更なる吸気温度の低下が
得られる。これにより、例えばノッキングの発生が抑制
される。
行程に燃料を噴射する場合に比べて、燃焼室内に吸入さ
れる迄の気化時間を十分に確保できず、また、機関回転
数が高くなるほど燃料を噴射してから燃焼室に吸入され
るまでの時間が短くなるため、機関回転数が高い領域で
は均一な混合気を形成できず、HC排出が増大する傾向
にあるが、ステップ7において、吸気行程に設定される
燃料噴射時期は、機関回転数が大きくなるほど、吸気行
程の範囲内において、排気行程側に進角されるので、均
一な混合気形成が確保され、これによると機関出力が向
上し、また、エミッションが改善される。
に近づけるほど、吸気温度の低減効果が大きくなること
が発明者らの実験で確認されていることから、均一な混
合気が形成できる範囲でなるべく燃料噴射時期を吸気行
程の後半に近づけることが望ましい。本実施形態によれ
ば、機関回転数に応じて燃料噴射時期を補正する構成と
しているので、均一な混合気を形成しつつ、吸気温度の
低減効果を最大限引き出すことが可能である。
ッキングを生じ易い領域にないと判断された場合、つま
り、機関負荷を代表する吸入空気量が所定値以下のと
き、ステップ8に進んで、燃料噴射時期を排気行程に設
定する。このように燃料噴射時期を排気行程に設定する
のは、燃料が噴射されてから燃焼室内に流入する迄の気
化時間を十分に確保して、均一な混合気形成を図ること
で、エミッションの改善、特にHC排出を低減するため
であり、また、このとき、ノッキングの発生を防止する
ために、燃料噴射時期を吸気行程に設定して吸気温度の
低下を図る必要がないためである。
え、且つ吸気弁の傘部に断熱処理を施した内燃機関を前
提に、内燃機関がノッキングを生じ易い領域にあるかど
うかを判断して、燃料噴射時期を吸気行程或いは排気行
程に切換えることで、ノッキング発生の予防と、エミッ
ションの改善とが両立するのである。
説明する。図4に示すように、本実施形態は燃料噴射弁
11の上流側に、第2燃料噴射弁25をさらに備え、コ
ントロールユニット10からの開弁信号に基づいて燃料
噴射が制御される。他の基本構成は、先に説明した第1
実施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。
ノッキングを生じ易い領域にある場合、吸気温度を低下
させるために、燃料噴射時期を吸気行程に設定するが、
先にも説明したように、機関回転数が高いとき、燃料を
噴射してから燃焼室内に吸入される迄の気化時間を十分
に確保することが難しく、また、機関回転数の上昇に応
じた燃料噴射時期の進角は吸気行程の範囲内で行うた
め、その進角量に限界がある。
定値よりも高く、燃焼室に流入するまでに十分な気化時
間を確保することができないとき、機関運転状態に応じ
て演算された燃料噴射量を分割して、分割した燃料を燃
料噴射弁11から吸気行程中に噴射すると共に、残りの
燃料を上流側に設けられた第2燃料噴射弁25から同じ
く吸気行程中に噴射するようにしている。このようにす
ることで、高回転域での気化時間の不足を解消しなが
ら、吸気温度の低下が得られ、また、第2燃料噴射弁2
5から燃焼室7までの距離が大きいが、高回転域におい
ては、第2燃料噴射弁25から噴射された燃料が燃焼室
に到達するまでの応答性の悪化は問題にならない。
いてこれを説明する。ここで、第1の実施形態で説明し
た図3のフローチャートと共通する部分については、重
複を避けるため、同じ符号(ステップ番号)を付してそ
の説明を省略する。
易い領域にあると判断された後、ステップ6では燃料の
気化潜熱を吸気から積極的に奪うために、燃料噴射時期
を吸気行程に設定し、ステップ7では吸気行程に設定し
た燃料噴射時期を機関回転数で補正する。次いで、本実
施形態によれば、ステップ11に進んで、内燃機関の機
関回転数Neが所定回転数よりも高いか否かを判断す
る。機関回転数が所定回転数以下と判断されたとき、吸
気行程噴射とは言え、燃料を噴射してから燃焼室に流入
するまでに気化時間を確保できるため、ステップ12に
おいて、ステップ2で演算した燃料噴射量の全量を下流
側の燃料噴射弁11から吸気行程中に噴射する。
機関回転数が所定回転数よりも高いと判断されると、ス
テップ13に進んで、ステップ2で演算した燃料噴射量
を所定の分割比で分割し、分割した燃料を燃料噴射弁1
1から吸気行程中に噴射すると共に、残りの燃料を上流
側に設けられた第2燃料噴射弁25から吸気行程中に噴
射する。
Claims (10)
- 【請求項1】 吸気通路と燃焼室との連通を開閉する吸
気弁と、吸気弁を指向して吸気通路内に燃料を噴射する
燃料噴射弁と、燃料噴射弁の燃料噴射時期を決定する制
御手段とを備え、 前記吸気弁の吸気通路に面する部分に断熱部を形成し、
前記燃料噴射弁の噴射時期を吸気行程に決定した、こと
を特徴とする内燃機関。 - 【請求項2】 前記燃料噴射弁から噴射される噴霧の平
均粒径が100μm以下である、ことを特徴とする請求
項1に記載の内燃機関。 - 【請求項3】 前記燃料噴射弁から噴射される噴霧の平
均粒径が80μm以下である、ことを特徴とする請求項
1に記載の内燃機関。 - 【請求項4】 前記断熱部がセラミックである、ことを
特徴とする請求項1乃至3に記載の内燃機関。 - 【請求項5】 前記断熱部が樹脂である、ことを特徴と
する請求項1乃至3に記載の内燃機関。 - 【請求項6】 内燃機関の回転数に相関するパラメータ
を検出する手段を備え、前記制御手段は、回転数が高い
ほど燃料噴射時期を進角側に決定する、ことを特徴とす
る請求項1乃至5に記載の内燃機関。 - 【請求項7】 内燃機関の負荷に相関するパラメータを
検出する手段を備え、前記制御手段は、通常、燃料噴射
時期を排気行程に決定し、負荷が所定値よりも高いとき
燃料噴射時期を吸気行程に決定する、ことを特徴とする
請求項1乃至6に記載の内燃機関。 - 【請求項8】 内燃機関の回転数に相関するパラメータ
を検出する手段と、前記燃料噴射弁よりも上流側の吸気
通路内に燃料を噴射する第2燃料噴射弁と、を備え、前
記制御手段は、回転数が所定回転数よりも高いとき、前
記燃料噴射弁から噴射する燃料の一部を前記第2燃料噴
射弁から噴射させる、ことを特徴とする請求項1乃至
5、7に記載の内燃機関。 - 【請求項9】 前記燃料噴射弁よりも上流側の吸気通路
内に燃料を噴射する第2燃料噴射弁を備え、前記制御手
段は、回転数が所定回転数よりも高いとき、前記燃料噴
射弁から噴射する燃料の一部を前記第2燃料噴射弁から
噴射させる、ことを特徴とする請求項6に記載の内燃機
関。 - 【請求項10】 内燃機関の運転状態がノッキングを生
じ易い領域にあるかどうかを判断する手段を備え、前記
制御手段は、通常、燃料噴射時期を排気行程に決定し、
内燃機関の運転状態がノッキングを生じ易い領域にある
とき燃料噴射時期を吸気行程に決定する、ことを特徴と
する請求項1乃至6、8、9に記載の内燃機関。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001087526A JP2002285895A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 内燃機関 |
US10/072,913 US6694961B2 (en) | 2001-03-26 | 2002-02-12 | Internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001087526A JP2002285895A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002285895A true JP2002285895A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18942762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001087526A Pending JP2002285895A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 内燃機関 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6694961B2 (ja) |
JP (1) | JP2002285895A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233778A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Nippon Soken Inc | 内燃機関の制御装置 |
JP2008019873A (ja) * | 2007-10-04 | 2008-01-31 | Toyota Motor Corp | 圧縮比変更期間における内燃機関の制御 |
JP2008082209A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関 |
JP2014125973A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2853351B1 (fr) * | 2003-04-04 | 2007-03-02 | Moteur a combustion interne a injection indirecte essence et a allumage commande | |
US7562647B2 (en) * | 2006-03-29 | 2009-07-21 | High Performance Coatings, Inc. | Inlet valve having high temperature coating and internal combustion engines incorporating same |
US20080032065A1 (en) * | 2006-03-30 | 2008-02-07 | High Performance Coatings, Inc. | Methods for coating engine valves with protective coatings using infrared radiation |
US7559991B2 (en) | 2006-03-30 | 2009-07-14 | High Performance Coatings, Inc. | Apparatus for coating engine valves with protective coatings and curing the coatings using infrared radiation |
JP2010084693A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Aisan Ind Co Ltd | エンジンバルブ |
US8104450B2 (en) * | 2009-04-13 | 2012-01-31 | Gentile Francis X | Backwards injected engine |
JP5512256B2 (ja) * | 2009-12-24 | 2014-06-04 | 愛三工業株式会社 | エンジンバルブ |
US8967115B2 (en) | 2010-04-13 | 2015-03-03 | Francis Xavier Gentile | Francis cycle backwards injected engine |
CN103925028A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-07-16 | 马勒技术投资(中国)有限公司 | 部分涂层式气门 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4362134A (en) * | 1978-05-22 | 1982-12-07 | Eaton Corporation | Shielded valve |
JPS6024299B2 (ja) * | 1978-07-21 | 1985-06-12 | 株式会社日立製作所 | 最適燃料供給制御装置 |
JP2577210B2 (ja) * | 1986-06-30 | 1997-01-29 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 |
JP2569174B2 (ja) | 1989-06-19 | 1997-01-08 | 株式会社日立製作所 | 複数気筒内燃機関の制御装置 |
JP2829891B2 (ja) * | 1992-06-18 | 1998-12-02 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関の燃料噴射タイミング制御装置 |
JPH07119472A (ja) * | 1993-10-19 | 1995-05-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの吸気装置 |
US6032652A (en) * | 1997-11-27 | 2000-03-07 | Denso Corporation | Fuel injection system having variable fuel atomization control |
JP2000038974A (ja) | 1998-07-22 | 2000-02-08 | Denso Corp | 流体噴射ノズル |
JP2000313672A (ja) | 1999-04-27 | 2000-11-14 | Kyocera Corp | 窒化珪素質セラミック製バルブ及びその製造方法 |
DE50000201D1 (de) * | 2000-09-29 | 2002-07-11 | Ford Global Tech Inc | Ventil für Brennkraftmaschinen |
-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001087526A patent/JP2002285895A/ja active Pending
-
2002
- 2002-02-12 US US10/072,913 patent/US6694961B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233778A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Nippon Soken Inc | 内燃機関の制御装置 |
JP2008082209A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関 |
JP4698544B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2011-06-08 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
JP2008019873A (ja) * | 2007-10-04 | 2008-01-31 | Toyota Motor Corp | 圧縮比変更期間における内燃機関の制御 |
JP2014125973A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020134364A1 (en) | 2002-09-26 |
US6694961B2 (en) | 2004-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4395099B2 (ja) | 過給機付き内燃機関の制御装置 | |
US8229652B2 (en) | Control apparatus for cylinder injection type internal combustion engine | |
WO2010035341A1 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP6784214B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006291877A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2002013428A (ja) | 筒内噴射型内燃機関 | |
JP2000054882A (ja) | 筒内噴射式エンジンの制御装置 | |
JP2006258021A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
WO2012086059A1 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
US8459006B2 (en) | Temperature control device for catalyst | |
JP2002285895A (ja) | 内燃機関 | |
JP2009299496A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP3984834B2 (ja) | 排気用触媒の燃料供給装置 | |
JP2008031932A (ja) | 筒内噴射式火花点火内燃機関 | |
JP2012255366A (ja) | 内燃機関の制御装置及び制御方法 | |
WO2010035342A1 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP2002227706A (ja) | 筒内噴射式内燃機関の制御装置 | |
JP5029517B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2000145511A (ja) | 排気昇温装置 | |
JP2001012286A (ja) | 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP4998632B1 (ja) | 燃焼制御装置 | |
JP5249978B2 (ja) | 車両用内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP2009243360A (ja) | エンジンの燃焼制御装置 | |
JPH10299539A (ja) | 筒内噴射型火花点火式エンジン | |
WO2012032627A1 (ja) | 内燃機関の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070208 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |