JP2002285660A - 枠組壁工法による建築物 - Google Patents

枠組壁工法による建築物

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JP2002285660A
JP2002285660A JP2001088727A JP2001088727A JP2002285660A JP 2002285660 A JP2002285660 A JP 2002285660A JP 2001088727 A JP2001088727 A JP 2001088727A JP 2001088727 A JP2001088727 A JP 2001088727A JP 2002285660 A JP2002285660 A JP 2002285660A
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Japan
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wall
heat insulating
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JP2001088727A
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Yasumichi Kato
恭道 加藤
Osamu Kosaka
修 小坂
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HANWA KOGYO KK
Hanwa Co Ltd
Original Assignee
HANWA KOGYO KK
Hanwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工効率が良好な枠組壁工法による建築物、お
よび枠組壁工法に使用可能な構造用面材の提供を目的と
する。 【解決手段】外皮材1aと協働して断熱材1bを挟み込
むサンドイッチパネル1の内皮材1cと、内皮材1cに
固定した枠体2により形成される構造体を耐力壁として
使用して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は枠組壁工法による建
築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】枠組壁工法を利用した家屋として、従
来、スチールハウスが知られている。このスチールハウ
スの壁面は、図5に示すように、木製構造用合板6の裏
面(屋内側面)に鋼製の枠体2を固定した構造用面材
3’を耐力壁として使用し、これら構造用面材3’の上
下端を枠体2においてホールダウン金具等により相互に
連結することにより構成される。
【0003】かかる家屋の外壁は、鋼材を構成要素とし
て含むために、防錆処理、とりわけ、結露等による錆発
生を防ぐ必要があり、上記構造用面材3の屋外側壁面に
は断熱材1bによる断熱構造体が構築され、屋内側壁面
は、構造用面材3の屋内側、すなわち枠体2に石膏ボー
ド等の表装パネル7を固定して形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、構造用面材3
の外部(屋外側)に断熱構造体を構築することを前提と
する上記従来例においては、断熱構造を形成する部材が
一般に外壁面を構成するには適しないために、断熱構造
の外側にさらに外壁面5構造を形成する必要が生じ、施
工工数がかかるという欠点がある。
【0005】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、施工効率が良好な枠組壁工法による建
築物、および枠組壁工法に使用可能な構造用面材の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、外皮材1aと協働して断熱材1bを挟み込むサンド
イッチパネル1の内皮材1cと、内皮材1cに固定した
枠体2により形成される構造体を耐力壁として使用する
枠組壁工法による建築物を提供することにより達成され
る。
【0007】本発明において建築物は耐力壁を順次立
設、固定することにより壁構造体を構築する枠組壁工法
により構築され、耐力壁には、内皮材1cと外皮材1a
により断熱材1bを挟み付けたサンドイッチパネル1
と、サンドイッチパネル1の内皮材1cに固定される枠
体2からなる構造用面材3が使用される。
【0008】構造用面材3の内皮材1cには、枠体2と
協働して枠組壁工法における耐力壁として使用可能な強
度が確保される程度の板厚を有する鋼板が使用され、後
述するように、金属サンドイッチパネル1として構成す
る場合には、サンドイッチパネル1の製造効率も考慮し
て、0.8mmないし1.2mm程度の板厚のものを使
用するのが望ましい。
【0009】また、構造用面材3は、サンドイッチパネ
ル1の内皮材1cと枠体2との複合構造により荷重負担
を行うものであるために、外皮材1aは構造体としての
機械的強度を考慮することなく適宜材料を選択すること
ができ、サンドイッチパネル1としては、外皮材1aに
0.8mm以下の板厚の薄板鋼板を使用していわゆる金
属サンドイッチパネル以外に、外皮材1aに種々の面板
材料を使用したものが利用できる。このサンドイッチパ
ネル1により建築物の外壁材を兼ねる場合には、外皮材
1aに防錆処理、あるいは防錆処理をかねた着色、ある
いはサイディング処理を施すことができ、さらには窯業
系サイディング材を外皮材1aとして使用することがで
きる。
【0010】断熱材1bには、硬質ポリウレタンフォー
ム、又はスチレンボード等を利用することが可能であ
り、さらにロックウール等、耐火断熱性能に優れた材料
を使用することにより耐熱性を高めることもできる。
【0011】断熱材1bを挟み込んだサンドイッチパネ
ル1は、予め連結した外皮材1aと内皮材1cとの間の
空隙部内で断熱材1bを発泡させたものであっても、あ
るいは、予め板状に形成された断熱材1bの表裏に耐力
用鋼板と表装パネルとを固定したものであってもよい。
【0012】枠体2は、上下枠ランナー2a、2bと縦
枠材2cとを枠組みして形成され、板厚0.8mm〜
1.2mm程度の軽溝形鋼、あるいはリップ溝形鋼が使
用できる(図1参照)。
【0013】枠体2とサンドイッチパネル1の内皮材1
cと固定は、ねじ、スクリュー釘等の適宜の止着子4を
使用することができ、望ましくは枠体2側から内皮材1
cに向けて、すなわち、屋内側から屋外側に向けて止着
される。枠体2側から止着することにより、止着子4が
サンドイッチパネル1の表裏に貫通し、断熱材1bによ
る断熱構造が破壊されたり、あるいはサンドイッチパネ
ル1の外皮により外壁面5を形成する際に止着子4の頭
部4aが壁面に露出するのを有効に防止できる。
【0014】枠体2の断面形状を耐力用鋼板への止着子
4の頭部4a延長方向に開放される形状にした場合に
は、ドライバ等の工具が枠体2に干渉しないために、ね
じ込み操作の効率が向上する。
【0015】上記サンドイッチパネル1の内皮材1cに
枠体2を固定した構造用面材3は、如上のように、枠組
壁工法における壁面の構成部材以外に、屋根トラスに固
定して屋根材として使用することもできる。
【0016】したがってこの発明において、面材として
断熱材1bを挟み込んだサンドイッチパネル1を使用す
るので、別途断熱処理を行う必要がなくなり、施工工数
が低減する。また、サンドイッチパネル1の外皮を家屋
の外壁面5としてそのまま使用することができるため
に、新たな外壁面5形成工事が不要になる。さらに、サ
ンドイッチパネル1は構造用合板、又は断熱材・外壁材
を多層にて使用する面材に比して軽量かつ、簡便なる工
法であるために、施工効率も向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1、2に枠組壁工法に使用する
構造用面材3を示す。図において1はサンドイッチパネ
ルであり、外皮材1aと内皮材1cとにより断熱材1b
を挟み付けて形成される。内皮材1cには0.8〜1.
2mm程度の板厚の鋼板が使用され、外皮材1aには、
表面に適宜の耐食処理を施した0.3〜0.8mm程度
の板厚の鋼板が使用される。
【0018】2は内皮材1cに止着される枠体を示す。
この枠体2は、サンドイッチパネル1の上下縁に固定さ
れる上下枠ランナー2a、2bと、縦方向に配設される
縦枠材2cとからなり、これら上下枠ランナー2a、2
bと縦枠材2cは予め枠組みされてねじ、スクリュー釘
等の止着子4を使用してサンドイッチパネル1の内皮材
1cに固定される。上下枠ランナー2a、2b、および
縦枠材2cには板厚1mm程度の亜鉛メッキ鋼板により
形成されるチャンネル材が使用される。
【0019】止着子4の頭部4aが外皮材1aに露出し
ないように、止着子4のねじ込み操作は枠体2側からサ
ンドイッチパネル1側に向けて行われ、上下枠ランナー
2a、2b、あるいは縦枠材2cは、止着子4のねじ込
み操作を考慮した断面形状に形成される。すなわち、図
2に示すように、上下枠ランナー2a、2b等の断面形
状は、チャンネル開口8の中心を通る中心線8Cに対し
て非対称形状をなし、長辺面2dをサンドイッチパネル
1の内皮材1cに当接させた状態で止着作業を行う。こ
の姿勢において、長辺面2dの一部(図2(b)におけ
る領域A)は短辺面2e側から透視可能となり、該透視
可能領域に止着子4螺入位置が設定される。この結果、
止着子4の螺入作業時の操作線(頭部4a方向への延長
線4C)は屋内側に開放されることとなり、枠体2側か
ら止着操作を行っても枠体2の短辺面2eが邪魔になる
ことがなく、効率よく止着作業を行うことができる。
【0020】なお、図2において上枠ランナー2a、あ
るいは下枠ランナー2bをサンドイッチパネル1の内皮
材1cに止着する場合を示したが、図3(a)(b)に
示すように、縦枠材2cのみを内皮材1cに止着するこ
ともできる。また、縦枠材2c等は、図3(c)(d)
に示すように、チャンネル開口8を屋内側に向けた状態
で固定することにより、止着子4の頭部4aの延長線4
C方向を開放することも可能であり、この場合、表装パ
ネル7等の糊代面9aを確保するために、同形の補助枠
材9を対向配置することができる。補助枠材9は、縦枠
材2cに溶接したり、あるいは図3(c)に示すよう
に、上下枠ランナー2a、2bにより挟み付けた上で、
ビスや釘で緊結して保持することができる。
【0021】以上のようにして形成された構造用面材3
は、図4に示すように、いわゆる枠組壁工法の耐力壁と
して使用される。すなわち、これら構造用面材3は、図
外の基礎上に順次立設固定され、さらに、各構造用面材
3の上端間を上ランナー2aを使用して例えば2階床根
太10等により連結して壁面が構成される。なお、図4
においては、2階床根太10により耐力壁の頭つなぎを
行う場合を示しているが、別途木材、あるいは溝型鋼に
よる頭つなぎ材を介装させることもできる。
【0022】このようにして構成された壁構造は、サン
ドイッチパネル1の外皮がそのまま外壁面5となり、さ
らに、枠体2に石膏ボード等の表装パネル7を固定して
内壁面(屋内壁面)が構成される(図2(a)参照)。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、建築物の施工効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】構造用面材を示す一部破断斜視図である。
【図2】構造用面材の上端部の断面図で、(a)は縦断
面図、(b)は(a)の2B-2B線断面図である。
【図3】図2の変形例を示す図で、(a)は縦断面図、
(b)は(a)の3B-3B線断面図、(c)は他の変
形例の縦断面図、(d)は(c)の3D-3D線断面図
である。
【図4】建築物の壁面を示す断面図である。
【図5】従来例を示す図で、(a)は構造用面材を示す
斜視図、(b)は壁面の断面斜視図である。
【符号の説明】
1 サンドイッチパネル 1a 外皮材 1b 断熱材 1c 内皮材 2 枠体 3 構造用面材 4 止着子 4a 頭部 5 外壁面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外皮材と協働して断熱材を挟み込むサンド
    イッチパネルの内皮材と、内皮材に固定した枠体により
    形成される構造体を耐力壁として使用する枠組壁工法に
    よる建築物。
  2. 【請求項2】前記外皮材により外壁面が構成される請求
    項1記載の枠組壁工法による建築物。
  3. 【請求項3】外皮材と協働して断熱材を挟み込むサンド
    イッチパネルの内皮材に溝形鋼からなる枠体を止着した
    枠組壁工法に使用する構造用面材。
  4. 【請求項4】前記枠体が前記内皮材への止着子の頭部延
    長方向に開放される断面形状を有する請求項3記載の枠
    組壁工法に使用する構造用面材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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RU210552U1 (ru) * 2021-12-24 2022-04-20 Общество с ограниченной ответственностью "Композитная архитектура" Панель сборного жилого модуля

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