JP2002285655A - カーテンウォールにおける耐火ボードの支持構造 - Google Patents

カーテンウォールにおける耐火ボードの支持構造

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JP2002285655A
JP2002285655A JP2001084052A JP2001084052A JP2002285655A JP 2002285655 A JP2002285655 A JP 2002285655A JP 2001084052 A JP2001084052 A JP 2001084052A JP 2001084052 A JP2001084052 A JP 2001084052A JP 2002285655 A JP2002285655 A JP 2002285655A
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JP
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fire
curtain wall
board
resistant board
resistant
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JP2001084052A
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Inventor
Tetsuya Aoki
哲也 青木
Kazuhiko Iwagami
和彦 岩上
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐火ボードの固定部材を工夫して現場におけ
る取り付け作業を簡略化する。 【解決手段】 耐火ボード固定部材5を、耐火ボード4
の裏面に取り付けられるアングル状の第1の部材5aと、
ビルの構造体7に固定するためにユニットカーテンウォ
ールの縦枠2に配置されるブラケット8の裏面に取り付
けられるアングル状の第2の部材5bとで構成し、第1の
部材5a、第2の部材5bそれぞれの取り付けは事前に行
い、現場では両者をねじ51b で結合するだけとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁をカーテンウ
ォール構造としたビルにおいて、耐火性能を向上させる
ために腰壁部分等のガラスの内側に配置される耐火ボー
ドの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルの外壁としてユニットカーテ
ンウォール、ノックダウンカーテンウォール等のカーテ
ンウォールがよく採用される。ユニットカーテンウォー
ルとは、長方形のパネル状に組み立てた枠体にガラス、
腰壁等を組み付けて1ユニットとしたもので、これを鉄
骨柱、床等の構造体に順次取り付けてビルの外壁を構成
するのである。一方のノックダウンカーテンウォールは
建築現場で枠体を組み立てながらカーテンウォールを形
成してゆくものである。
【0003】ところで、建築関係の法令では、必要な耐
火性能を定め、建築物の立地条件や部位に応じて耐火構
造を規定している。外壁をカーテンウォール構造とした
ビルの場合、ガラスには耐火性能が認められていないた
め、腰壁部分など、ガラス窓の室内側にはケイ酸カルシ
ウム等の耐火材料で作られた耐火ボードが配置される。
耐火ボードは、窓ガラスと同様、カーテンウォールを構
成するアルミニウムの縦枠や水平枠に設けられた溝部分
に嵌めて支持されるが、縦枠、水平枠等のアルミニウム
材は、火炎によって溶融することが考えられるから、耐
火ボードの火災時における落下を防止するため、ユニッ
トとは独立に、床等の構造体のコンクリート部分から固
定部材を介して耐火ボードを支持するようにすることが
ある。
【0004】一般には、耐火ボードの裏面(室内側)に
支持金具を取り付け、その先端位置でコンクリートの床
にアンカー等を打ち込んで固定する方法がとられてい
る。このため、耐火ボードの取り付け作業は、カーテン
ウォールの取り付け作業と同様に、高低、出入り等を調
整しながら行うので、床工事、カーテンウォール工事等
の進捗を待って施工する必要があり、現場工事の効率化
を妨げる一因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消し、耐火ボードの固定構造部材を耐火ボー
ドの裏面と、カーテンウォールを構造体に取り付けるた
めのファスナ部とに分離してそれぞれを予め取り付けて
おくことにより、カーテンウォール取り付け後に簡単な
作業で耐火ボードの固定、支持が行えるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、カーテンウォ
ール構造のビルにおけるガラスの内側に配置される耐火
ボードをビルの構造体に支持させる耐火ボードの支持構
造における耐火ボード固定部材が、耐火ボードの裏面に
取り付けられるアングル状の第1の部材と、ビルの構造
体に固定するためにカーテンウォールの縦枠に配置され
るブラケットの裏面に取り付けられるアングル状の第2
の部材とからなり、これら第1の部材と第2の部材とが
ねじにより結合されることを特徴とするカーテンウォー
ルにおける耐火ボードの支持構造である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面により説明
する。図1は本発明の耐火ボードの支持構造を示すビル
のカーテンウォール部分の縦方向部分断面図、図2は同
じく水平方向部分断面図、図3は室内側より見たカーテ
ンウォール接続部分の部分斜視図で、1はガラス、2
(2a、2b)はカーテンウォールの縦枠、3は同じく水平
枠、4は耐火ボード、41はカーテンウォールの縦枠に設
けられた耐火ボード4を嵌め込むための溝を有する耐火
ボード押さえ、5(5a、5b)は耐火ボード4をコンクリ
ート床などの構造体7に固定するための耐火ボード固定
部材、6は隣接するカーテンウォールの端部を構造体7
に固定するためのファスナ、61はそれぞれの縦枠を個々
に高さ調整するための高さ調整ねじ、8は縦枠をファス
ナ6に取り付けるために縦枠2a、2bの裏面(室内寄り)
に取り付けられるブラケット、9は鉄骨部分の耐火性能
を向上させるために露出表面を被覆する耐火材で、鉱物
質繊維のマット状の詰め物(9a)と、スプレイによる吹
きつけ(9b)とがある。なお、図3において手前側の高
さ調整ねじ61はブラケット8を見せるために省略してあ
る。
【0008】すなわち、カーテンウォールは、縦枠2a、
2b部分に取り付けたブラケット8を、構造体7に取り付
けたファスナ6に水平方向の取り付けボルト62で固定す
ることによって構造体7に取り付けられる。
ファスナ6を構造体7に取り付け
るボルトのボルト孔は、構造体側とファスナ側とを直角
方向に異なる長孔(スロット)とすることにより、前後
(壁面と直角な方向)、左右(壁面と平行な方向)の位
置調整を行うことができる。また高さ調整ねじ61を調整
することにより、高さの調整を行うことができる。
【0009】一方、耐火ボード4は、縦枠に取り付けら
れた耐火ボード押さえ41に嵌められてカーテンウォール
に組み込まれているが、さらに裏面に配置された耐火ボ
ード固定部材5を経由してブラケット8に接続し、ファ
スナ6を介して構造体7に支持されており、火災発生の
際にも脱落することなく防火機能を維持する。図4は耐
火ボード固定部材5を示す斜視図で、中間でねじ51b で
締めつけて接続される2つのアングル(山形鋼)状の部
材5a、5bよりなっている。図1〜3にも示すように、耐
火ボード固定部材5の第1の部材5aは、耐火ボード4の
裏面にねじ51a によりねじ止めされる。このねじ止め作
業は、耐火ボード4を建築現場に搬入する前、あるいは
所定のフロアまで吊り上げる前に行うことができる。図
4に示すように、この第1の部材5aには両端にねじ孔を
設けてある。一方はこの第1の部材5aを耐火ボード4の
裏面にねじ止めするためのねじ孔、他方は第2の部材5b
と結合するためのねじ孔である。両端のねじ孔の向きが
90度異なることから、それぞれを水平方向の長孔とする
ことにより、耐火ボード4の固定に際して前後、左右の
微調整ができる。
【0010】図5はファスナ6とブラケット8を仮組み
した状態をビルの外側から見た斜視図で、耐火ボード固
定部材5の第2の部材5bがブラケット8の一辺に溶接に
より接合されている。この溶接作業も、工場においてブ
ラケット8に対して予め行っておくことができる。な
お、この図はあくまで説明のためのもので、ファスナ6
とブラケット8を必ずしもこのような形に一旦仮組みす
る必要はなく、ファスナ6は単独に構造体7に取り付
け、ブラケット8は縦枠の側に取り付けておくのが現実
的である。
【0011】以上説明したように、耐火ボード固定部材
5を2つのアングル状の部材5a、5bに分割し、それぞれ
を耐火ボード4およびブラケット8に予め取り付けてお
くことにより、ビル建設現場においては耐火ボード4を
組み込んだ後、ねじ51b によって両者を接合するだけ
で、耐火ボード4をファスナ6を介して構造体7に支持
させることができ、建設現場の高所においてアンカー打
ち込みや位置調整などの作業を行う必要がないから、現
場作業が最小限となって効率化が図られる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、耐火ボードの固定部材
が耐火ボードの裏面と縦枠のブラケットとに別れて工場
組み立て段階で取り付けられているので、建築現場での
耐火ボードの取り付け、固定作業がきわめて簡単であ
り、現場作業が効率化されるという、すぐれた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐火ボードの支持構造を示すカーテン
ウォールの縦方向部分断面図である。
【図2】本発明の耐火ボードの支持構造を示すカーテン
ウォールの水平方向部分断面図である。
【図3】本発明の耐火ボードの支持構造を示すカーテン
ウォールの部分斜視図である。
【図4】本発明の耐火ボードの固定部材を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の耐火ボードの固定部材に係わるファス
ナとブラケットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラス 2 縦枠 3 水平枠 4 耐火ボード 5 耐火ボード固定部材 5a 第1の部材 5b 第2の部材 6 ファスナ 7 構造体 8 ブラケット 9 耐火材 41 耐火ボード押さえ 51 ねじ 61 高さ調整ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DE01 DE03 DH39 EA05 FA32 GA12 HF12 LA01 LA07 LA11 MA01 2E002 NA01 NB01 NB02 NC04 PA01 QA08 QB03 QC01 WA06 XA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンウォール構造のビルにおいてガ
    ラス(1)の内側に配置される耐火ボード(4)をビル
    の構造体(7)に支持させる耐火ボードの支持構造にお
    ける耐火ボード固定部材(5)が、耐火ボードの裏面に
    取り付けられるアングル状の第1の部材(5a)と、ビル
    の構造体(7)に固定するためにカーテンウォールの縦
    枠(2)に配置されるブラケット(8)の裏面に取り付
    けられるアングル状の第2の部材(5b)とからなり、こ
    れら第1の部材(5a)と第2の部材(5b)とがねじ(51
    b )により結合されることを特徴とするカーテンウォー
    ルにおける耐火ボードの支持構造。
JP2001084052A 2001-03-23 2001-03-23 カーテンウォールにおける耐火ボードの支持構造 Pending JP2002285655A (ja)

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