JP2002285241A - 表面性状に優れた冷延鋼帯の製造方法 - Google Patents

表面性状に優れた冷延鋼帯の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に、かつ確実に、熱延鋼帯表面に生成
したスケールに起因する表面欠陥の発生を防止し、表面
性状に優れた冷延鋼帯を製造する方法を提供する。 【解決手段】 熱延鋼帯のMn含有量(mass%)とP含有
量(mass%)が次式Mn+10×P≧0.70の関係を満足し、
かつ予定された冷間圧延圧下率が85%以下である場合に
は、熱延鋼帯のコイルを水冷せず、空冷し、空冷後のコ
イルを巻き戻しつつ酸洗し、次いで冷間圧延し、一方、
熱延鋼帯のMn含有量、P含有量が前記Mn,Pの関係を満
足しないかもしくは予定された冷間圧延圧下率が85%を
超える場合には、熱延鋼帯のコイルを水冷し、水冷後の
コイルを巻き戻しつつ酸洗し、次いで冷間圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱延鋼帯を酸洗し
た後、冷間圧延して製造する表面性状に優れた冷延鋼帯
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面性状に優れた冷延鋼帯は、熱延鋼帯
を酸洗した後、冷間圧延して製造されている。熱延鋼帯
を酸洗するのは、熱間圧延で生成したスケールを確実に
除去し、冷延鋼帯の表面を良好にするためである。
【0003】従来、冷間圧延に供される熱延鋼帯は、巻
き取って熱延コイルとし、所定の温度になるまで冷却ヤ
ードで空冷していたので、熱間圧延後、酸洗されるまで
かなりの日数を要した。近年、納期の短縮および在庫減
の点から、熱延鋼帯のコイルを水槽内で冷却したり、ス
プレー冷却したりして、熱間圧延後酸洗されるまでの滞
留日数を短くすることが行われている。
【0004】しかしながら、熱延鋼帯のコイルを水冷す
ると、例えばエッジ部に図5(a)、図5(b)に示す
ようなスケール残り500 が発生することがあり、このよ
うなスケール残りが存在した状態で冷間圧延を行うと、
表面欠陥となり、一級品の歩留まりが低下して問題とな
っていた。スケールを効率良く除去する方法としては、
たとえば、特開昭62−124017号公報には、酸洗ラインに
おいて、スケールの性状およびスケールの厚みのデータ
をスケール検出器から制御コンピューターに入力し、こ
の熱延コイルの製造条件やスケールの性状、スケールの
厚みに基づいて決定した伸び率をコントローラーに出力
し、テンションレベラーの張力を変更して熱延鋼帯の伸
び率を制御し、酸洗槽内に熱延鋼帯を通板せしめる脱ス
ケール方法が開示されている。
【0005】また特開昭63−121683号公報には、熱延コ
イル毎の必要酸洗時間に合わせて、効率的に酸洗するこ
とを目的とし、酸洗槽に入る前の熱延鋼帯表面のスケー
ル厚さを検知し、酸洗槽内における熱延鋼帯の通板速度
を設定する熱延鋼帯の脱スケール方法が開示されてい
る。だが、特開昭62−124017号公報および特開昭63−12
1683号公報に記載されている方法では、スケール厚さを
正しく検知することが困難であり、さらに熱延コイルを
水冷した場合には、酸洗後の鋼帯表面のエッジ部にスケ
ール残りが発生することがあった。
【0006】そこで、本発明者の一人は、特願2000-819
53において、熱延鋼帯のコイルを水冷した場合における
エッジ部のスケール残りと滞留日数との関係に基づき、
効率的なスケール除去の改善方法を提案した。しかしな
がら、特願2000-81953で提案している酸洗方法により、
水冷した熱延鋼帯のコイルを酸洗する際に、熱延後、酸
洗するまでの滞留日数が限界滞留日数を超えていない場
合でも、冷間圧延後幅エッジ部のスケールに起因する表
面欠陥が発生することがあり、歩留まりが悪化するコイ
ルがあることが判ってきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記従来技術の冷延鋼帯の製造方法における問題点
を解消することにあり、効率的に、かつ確実に、熱延鋼
帯表面に生成されたスケールに起因する表面欠陥の発生
を防止し、表面性状に優れた冷延鋼帯を製造する方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、幅エッジ
部のスケール残りに起因する歩留まりの悪い冷延鋼帯の
コイル毎に、調査、解析を行い、これらの表面不良の原
因を突き止めて、本発明を完成させた。すなわち、本発
明は、熱間圧延後巻き取って熱延鋼帯のコイルとし、冷
却後得られた熱延鋼帯のコイルを巻き戻しつつ酸洗し、
次いで冷間圧延して製造する冷延鋼帯の製造方法におい
て、前記熱延鋼帯のMn含有量(mass%)とP含有量(ma
ss%)が次式Mn+10×P≧0.70の関係を満足し、かつ予
定された冷間圧延圧下率が85%以下である場合には、前
記熱延鋼帯のコイルを水冷せず、空冷し、空冷後のコイ
ルを巻き戻しつつ酸洗し、次いで冷間圧延し、一方、前
記熱延鋼帯のMn含有量、P含有量が前記Mn,Pの関係を
満足しないか、もしくは予定された冷間圧延圧下率が85
%を超える場合には、前記熱延鋼帯のコイルを水冷し、
水冷後のコイルを巻き戻しつつ酸洗し、次いで冷間圧延
することを特徴とする表面性状に優れた冷延鋼帯の製造
方法とすることで、上記課題を解決するようにした。
【0009】また、さらに前記表面性状に優れた冷延鋼
帯の製造方法において、前記熱延鋼帯のコイルを水冷
し、水冷後のコイルを巻き戻しつつ酸洗するに当たり、
前記熱延鋼帯のコイル毎に、熱間圧延後、酸洗ラインで
酸洗するまでの滞留日数が限界滞留日数を超えているか
否かを判断し、前記滞留日数が前記限界滞留日数を超え
ている場合には、前記酸洗ラインの酸洗漕内における通
板速度を基準の通板速度より遅くし、前記滞留日数が前
記限界滞留日数を超えていない場合には、前記酸洗ライ
ンの酸洗漕内における通板速度を基準の通板速度として
酸洗することが、より確実に、スケールを除去できるの
で好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の冷延鋼帯の製造方法につ
いて、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係
る冷延鋼帯の製造工程フロー図である。本発明の冷延鋼
帯の製造方法では、熱間圧延後、図1中step50、100 、
200 で示すように、熱延鋼帯のコイルを水冷する工程を
経て、水冷後のコイルを酸洗し、冷間圧延する場合と、
図1中step40、100 、200 で示すように、熱延鋼帯のコ
イルを空冷する工程を経て、空冷後のコイルを巻き戻し
つつ酸洗し、次いで冷間圧延する場合の2通りのフロー
により製造するようにしてある。
【0011】ここで、本発明の冷延鋼帯の製造方法で
は、熱延鋼帯のMn含有量とP含有量が次式 Mn+10×P≧0.70 ただし、Mn:Mn含有量(mass%) P:P含有量(mass%) の関係を満足し、かつ予定された冷間圧延圧下率が85%
以下である場合には、図1中step40、100 、200 で示す
工程を通り、熱延鋼帯のMn含有量、P含有量が前記関係
を満足しないか、もしくは予定された冷間圧下率が85%
を超える場合には、図1中step50、100 、200 で示す工
程を通るようにしてある。
【0012】本発明において、このようにして冷延鋼帯
を製造することにした理由について以下に説明する。熱
延後にコイルを水冷し、酸洗および冷間圧延した冷延鋼
帯のコイルについて、表面欠陥の調査、解析を行った結
果、幅エッジ部のスケール残りに起因する表面不良が発
生したものは、特にMnやPを多量に含有するものであり
図2に示すように、熱延鋼帯のMn含有量とP含有量がMn
+10×P≧0.70であり、かつ、冷間圧延圧下率が85%以
下の場合であることが判明した。また、熱延鋼帯のMn含
有量とP含有量が前記関係を満足する場合であっても、
冷間圧延圧下率が85%を超える場合には、冷延鋼帯にお
ける表面不良にはならないことがわかった。これは、酸
洗後の熱延鋼帯にスケール残りに起因する表面不良が発
生したとしても、高圧下の冷間圧延を行うと、酸洗後の
熱延鋼帯表面の影響が小さくなり、冷延鋼帯の表面不良
にならないためと考えられる。
【0013】但し、図2中のコイルは、熱延鋼帯のコイ
ルを水冷し、後述する基準の通板速度で酸洗を行った場
合であり、それぞれ同じ熱間圧延ライン、酸洗ラインお
よび冷間圧延ラインを通り、製造されている。また、調
査、解析に用いた熱延鋼帯のC,Si,S,Alの含有量
は、C≦0.20mass%、Si≦0.70mass%、S≦0.02mass
%、Al≦0.10mass%であった。
【0014】図2に示した結果に加えてさらに、効率的
に、表面性状に優れた冷延鋼帯を製造する方法を鋭意検
討した。この結果、Mn含有量とP含有量がMn+10×P≧
0.70を満足する熱延鋼帯では、熱延鋼帯のコイルを水冷
し、水冷後のコイルを巻き戻しつつ後述する基準の通板
速度より遅くして酸洗し、次いで冷間圧延(圧下率85%
以下)した場合でも100コイル中1コイルに幅エッジ部
で表面欠陥となってしまう場合のあることがわかった。
【0015】これに対して、Mn含有量とP含有量がMn+
10×P≧0.70を満足する熱延鋼帯であっても、熱延鋼帯
のコイルを水冷せず、空冷し、空冷後のコイルを巻き戻
しつつ、後述する基準の通板速度で酸洗し、次いで冷間
圧延した場合には、冷間圧延圧下率が85%以下の場合で
あっても、表面欠陥の発生は認められず幅エッジ部のス
ケールに起因する表面欠陥の発生を防止できることがわ
かった。
【0016】このような結果から、本発明の冷延鋼帯の
製造方法においては、熱延鋼帯のMn含有量(mass%)と
P含有量(mass%)がMn+10×P≧0.70の関係を満足
し、かつ予定された冷間圧延圧下率が85%以下である場
合に限定して、熱延鋼帯のコイルを水冷せず、空冷し、
空冷後のコイルを巻き戻しつつ酸洗し、次いで冷間圧延
するようにし、一方、熱延鋼帯のMn含有量とP含有量が
前記関係式を満足しないか、もしくは予定された冷間圧
延圧下率が85%を超える場合には、熱延鋼帯のコイルを
水冷し、水冷後のコイルを巻き戻しつつ酸洗し、次いで
冷間圧延するようにしてあるので、このような限定を行
わずに製造した場合に比べて効率的にかつ確実にスケー
ルに起因する表面欠陥の発生を防止し、表面性状に優れ
た冷延鋼帯を製造できる。
【0017】なお、酸洗ラインの酸洗槽内における通板
速度Vは、普通、基準通板速度Vst andardに設定され、
基準通板速度Vstandardは、熱延条件や鋼種等により、
スケールを効率良く除去できる速度に決めてある。熱延
条件や鋼種等によって、基準通板速度Vstandardを定め
ているのは、熱延条件や鋼種等によって、生成されるス
ケールの厚みや、スケールの組成(FeO 、Fe3O4 、Fe2O
3 の比率)およびスケール中のクラック密度等のスケー
ルの性状、板幅方向の厚み並びにスケールの性状が大き
く変わるためである。
【0018】図3に酸洗ラインを例示する。図3に示す
酸洗ラインでは、制御コンピューター222 は、上位のコ
ンピューター(図示しない)から送られた鋼種、厚み、
幅等のデータAに基づいて、コントローラー223 を介し
てラインの通板速度Vをコントロールするとともに、デ
ータA等をデータBとしてCRTに表示し、酸洗ライン
を操作・監視するオペレーターは、CRTに表示された
データBに基づいて、酸洗ラインを監視し、必要に応じ
て酸洗ラインを操作するように構成してある。
【0019】図3において、101 はペイオフリール、10
2 は溶接機、103 は入側ルーパー、104 はレベラーロー
ル、105 はテンションレベラーである。106 は入側ブラ
イドルロール、107 は酸洗槽、109 はホットリンスタン
ク、110 はドライヤー、111は出側ブライドルロール、1
12 は出側ルーパー、113 はテンションリールである。
また、221 はCRT、222 は制御コンピューター、223
はコントローラーである。
【0020】次に、図4に、上記酸洗ラインにおいて、
図1のフローに従い水冷した熱延コイルに関して調べた
滞留日数とスケール残りの発生率との関係を示すグラフ
を示す。滞留日数は、熱延後、酸洗ラインで酸洗される
までの日数である。滞留日数が延びるのは、オーダーの
構成や製造工程上の理由によることが多い。図4に示す
ように、水冷した熱延コイルの滞留日数とスケール残り
の発生率との関係には、強い相関があり、滞留日数が限
界となる限界滞留日数を超えている場合に、スケール残
りが発生しやすく、圧下率85%以下の冷間圧延後に表面
欠陥が発生しやすいことがわかった。
【0021】また、前記滞留日数が限界滞留日数を超え
ている水冷した熱延コイルについて、酸洗槽内における
熱延鋼帯の通板速度を熱延条件や鋼種等によって定めら
れた基準の通板速度より遅くして酸洗したところ、図5
に示したようなスケール残りは発生せず、スケールを確
実に除去できた。そこで、本発明においては、熱延鋼帯
のコイルを水冷する場合、水冷後のコイルを巻き戻しつ
つ酸洗するに当たり、熱延鋼帯のコイル毎に、熱間圧延
後、酸洗ラインで酸洗するまでの滞留日数が限界滞留日
数を超えているか否かを判断し、滞留日数が限界滞留日
数を超えている場合には、酸洗ラインの酸洗漕内におけ
る通板速度Vを基準通板速度Vstandardより遅くし、滞
留日数が限界滞留日数を超えていない場合には、酸洗ラ
インの酸洗漕内における通板速度Vを基準通板速度V
standardとして酸洗することで、このような判定を行わ
ないで、酸洗速度を調整する場合より、効率的に、かつ
確実に、スケールを除去できるのでさらに好ましい。な
お、図1のフローに従い熱延鋼帯のコイルを空冷し、空
冷後のコイルを巻き戻しつつ酸洗した場合は、滞留日数
の影響はなかった。
【0022】なお、滞留日数が限界滞留日数を超えてい
る場合の通板速度Vは、例えばV=α×Vstandard
し、通板速度Vを基準通板速度Vstandardより遅くする
係数αは、0を超え1未満の値であって、効率良く確実
にスケールを除去できる値とし、一定、もしくは限界滞
留日数を超えた日数に応じて小さくするようにしてもよ
い。
【0023】また、前記のような滞留日数を考慮した通
板速度の設定は、制御コンピューター222 内で全自動で
行うようにしてもよいし、滞留日数が限界滞留日数を超
えている場合にCRTにその旨の表示を行い、オペレー
ターが基準の通板速度より遅い通板速度を、制御コンピ
ューター222 に指示するようしてもよい。なお、図4に
示した限界滞留日数は、20日であるが、本発明における
限界滞留日数は、酸洗ラインの構成や酸の種類、酸溶液
の濃度、機械的デスケーリング装置の条件、熱延条件や
鋼種等により、変わることもあり、酸洗ラインの構成や
酸溶液の濃度、機械的デスケーリング装置の条件、鋼種
等によって、限界滞留日数は適宜定めることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、効率的に、かつ確実
に、熱延鋼帯表面に生成したスケールに起因する表面欠
陥の発生を防止し、表面性状に優れた冷延鋼帯を製造で
き、冷延製品のコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷延鋼帯の製造フロー図である。
【図2】図3に示す酸洗ラインで酸洗後、冷間圧延した
熱延鋼帯のコイルにおけるMn、P含有量および冷間圧延
圧下率と表面性状との関係を示すグラフである。
【図3】図3は酸洗ラインの構成図である。
【図4】熱延鋼帯のコイルの滞留日数とスケール残りの
発生率との関係を示すグラフである。
【図5】(a)、(b)は、それぞれ酸洗後の熱延鋼帯
におけるスケール残りを示す外観スケッチ図、拡大スケ
ッチ図である。
【符号の説明】
500 スケール残り HC 熱延鋼帯のコイル HS 熱延鋼帯 101 ペイオフリール 102 溶接機 103 入側ルーパー 104 レベラーロール 105 テンションレベラー 106 入側ブライドルロール 107 酸洗槽 109 ホットリンスタンク 110 ドライヤー 111 出側ブライドルロール 112 出側ルーパー 113 テンションリール 221 CRT 222 制御コンピューター 223 コントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K037 EA01 EA05 EA06 EA15 EA23 EA25 EA27 FD05 FD06 GA08 HA05 4K053 PA02 PA12 QA01 TA02 YA23 YA30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延後巻き取って熱延鋼帯のコイル
    とし、冷却後得られた熱延鋼帯のコイルを巻き戻しつつ
    酸洗し、次いで冷間圧延して製造する冷延鋼帯の製造方
    法において、前記熱延鋼帯のMn含有量(mass%)とP含
    有量(mass%)が次式Mn+10×P≧0.70の関係を満足
    し、かつ予定された冷間圧延圧下率が85%以下である場
    合には、前記熱延鋼帯のコイルを水冷せず、空冷し、空
    冷後のコイルを巻き戻しつつ酸洗し、次いで冷間圧延
    し、一方、前記熱延鋼帯のMn含有量、P含有量が前記M
    n,Pの関係を満足しないか、もしくは予定された冷間
    圧延圧下率が85%を超える場合には、前記熱延鋼帯のコ
    イルを水冷し、水冷後のコイルを巻き戻しつつ酸洗し、
    次いで冷間圧延することを特徴とする表面性状に優れた
    冷延鋼帯の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱延鋼帯のコイルを水冷し、水冷後
    のコイルを巻き戻しつつ酸洗するに当たり、前記熱延鋼
    帯のコイル毎に、熱間圧延後、酸洗ラインで酸洗するま
    での滞留日数が限界滞留日数を超えているか否かを判断
    し、前記滞留日数が前記限界滞留日数を超えている場合
    には、前記酸洗ラインの酸洗漕内における通板速度を基
    準の通板速度より遅くし、前記滞留日数が前記限界滞留
    日数を超えていない場合には、前記酸洗ラインの酸洗漕
    内における通板速度を基準の通板速度として酸洗するこ
    とを特徴とする請求項1記載の表面性状に優れた冷延鋼
    帯の製造方法。
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