JP2002284349A - トレーの段積み装置 - Google Patents

トレーの段積み装置

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JP2002284349A
JP2002284349A JP2001081650A JP2001081650A JP2002284349A JP 2002284349 A JP2002284349 A JP 2002284349A JP 2001081650 A JP2001081650 A JP 2001081650A JP 2001081650 A JP2001081650 A JP 2001081650A JP 2002284349 A JP2002284349 A JP 2002284349A
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Akifumi Tachihara
明文 立原
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TACHIHARA KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交互に向きを変えたトレーの段積みを鶏卵の
損傷のおそれなくスピーディに行えるトレーの段積み装
置の提供。 【解決手段】 鶏卵をその個別の収容区画に収容したト
レーtを受け取り位置5まで搬入する搬入コンベアと1
と、受け取り位置5に搬入してきたトレーtを、一回お
きの搬入毎に、浮上させて水平方向に90度回転させた
上でまた受け取り位置5に再載置する昇降回転ユニット
2と、トレーtを受け取り位置5で受け取って段積み位
置13でその上に載置する搬送爪10を備えた一対一組
の搬送体8、8と、これを周回搬送経路に沿って周回移
動させる周回移動機構9を備えた段積み搬送機構3と、
段積み位置13に段積みされたトレーt、t…を搬出す
る搬出コンベア4とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の収容凹部の中に
それぞれ鶏卵を収容したトレーを収納状態で段積みする
ためのトレーの段積み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鶏卵は、通常、多数のそれを収納するト
レーを利用してその保管、輸送、移動、展示等が行われ
ている。鶏卵を収納するトレーは、その上面に多数の収
容凹部を構成したものであり、各収容凹部にそれぞれ鶏
卵を収納した上で、適宜数のそれを積み重ねて、即ち、
段積みして上記のような保管、輸送、展示等が行われて
いる。
【0003】鶏卵を収容したトレーの段積みは、現時点
では、以下のような装置によって行われている。それ
は、鶏卵をその個別の収容区画に収容したトレーを受け
取り位置まで搬入する搬入コンベアと、前記受け取り位
置に載置されている鶏卵を収容しているトレーを、その
下方から上昇する際に、その両側の搬送体に配した搬送
爪に係止して受け取り、そのまま後記段積み台に於ける
最大段積み高さを越える高さまで上昇し、その高さで横
移動し、かつ段積み台の上方に至って下降し、その下降
の際に、該搬送爪に係止しているトレーを段積み台に直
接に又は該段積み台に載置されているトレーの上に載せ
るとともに、該搬送爪による係止が外れ、更に前記受け
取り位置を下回る高さまで下降し、その高さで横移動し
て前記受け取り位置の下方に至り、またその位置で上昇
移動に転じるように構成した段積み搬送機構と、前記段
積み台を前記トレーを受け取る毎に水平方向に90度回
転させる回転ユニットと、前記段積み台に所要数のトレ
ーが段積みされると、該段積み台からその段積みトレー
を搬出する搬出コンベアと、で構成したトレーの段積み
装置である。
【0004】このような装置は、以上のように、鶏卵を
収容したトレーを段積み台に載置すると、載置する毎に
90度ずつ回転させて、次に載置するトレーと向きを変
えている。これは、上方に重ねるトレーが下方のトレー
の鶏卵の上に直接に載ることがないようにする趣旨であ
る。即ち、現在用いられているトレーは、その上面で凹
む収容凹部と下面に突出する部位とが一致しており、そ
れ故、そのまま段積みすると、収容凹部に収容した鶏卵
に上方のトレーの下方への突出部が当接することになり
その損傷防止上具合が悪い。これに対して、上下のトレ
ーを相互に水平方向に90度だけ角度を変えて重ねる
と、上方のトレーの下方への突出部がちょうど下方のト
レーの収容凹部の間に位置する立ち上がり部に当接し、
鶏卵に当接するようなその損傷防止上の問題はなくなる
からである。
【0005】もっともこの装置では、上記のような問題
を解決するために、回転ユニットにより前記段積み台を
前記トレーを受け取る毎に水平方向に90度ずつ回転さ
せているものである。しかし、このように前記段積み台
を回転させるものであるため、その上に、二枚以上のト
レーが既に段積みされている状態では、高速で回転させ
ると、慣性等の作用により上下のトレーがねじれて、載
置してある鶏卵に損傷が生じるおそれがある。そのため
この装置では、前記段積み台の90度ずつの回転を低速
で行わなければならず、それ故、スピーディな段積み動
作を行うことができないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来装置の問題点を解決し、必要なトレーの90度の
回転を、載置している鶏卵の損傷のおそれなく、スピー
ディに行えるように構成することにより、トレーの段積
み動作を全体としてスピーディに行うことができるトレ
ーの段積み装置を提供することを解決の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1は、鶏卵をそ
の個別の収容区画に収容したトレーを受け取り位置まで
搬入する搬入コンベアと、上記受け取り位置に搬入して
きたトレーを、一回おきの搬入毎に、該受け取り位置か
ら浮上させて水平方向に90度回転させた上で該受け取
り位置に再載置する昇降回転ユニットと、上記受け取り
位置に載置されているトレーを、少なくとも、該受け取
り位置を鉛直に上昇しながら通過する上昇経路及び後記
段積み位置を鉛直に下降しながら通過する下降経路を含
む周回搬送経路を移動して、該上昇経路の途中の受け取
り位置でそこに載置されているトレーを受け取り、かつ
該トレーを該下降経路の途中の段積み位置に直接に又は
その位置に載置されている他のトレーの上に載置する段
積み搬送機構と、前記段積み位置に所要数のトレーが段
積みされると、該段積み位置からその段積みトレーを搬
出する搬出コンベアと、で構成したトレーの段積み装置
である。
【0008】本発明の2は、本発明の1のトレーの段積
み装置に於いて、前記段積み搬送機構を、対面状態で移
動する一対で一組の搬送体と、該一組の搬送体を、少な
くとも、前記上昇経路及び下降経路を含む周回搬送経路
を対面状態で周回移動させる周回移動機構と、該一組の
搬送体に相互に対面方向に突き出すように取り付けられ
た搬送爪であって、前記上昇経路の受け取り位置を通過
する際に該受け取り位置に載置されているトレーの縁部
に係止してこれを受け取り、前記下降経路の段積み位置
を通過する際に該段積み位置に直接に又はそこに載置さ
れている他のトレー上に該トレーが載置状態となること
によりその縁部との係止が解除されることとなる搬送爪
と、前記周回搬送経路の、少なくとも、上昇経路、下降
経路及び該上昇経路から該下降経路に至る横移動経路に
沿って構成した前記搬送体の姿勢保持用の案内手段であ
って、該搬送体の搬送爪がこれに係止したトレーを水平
状態に保持した状態で移動できるように案内する案内手
段と、で構成したトレーの段積み装置である。
【0009】本発明の3は、本発明の2のトレーの段積
み装置に於いて、前記搬送爪を、前記搬送体の前面に、
ヒンジを介して、外力が加わらない限り水平な突き出し
状態を保持し、下方から上方に向かった外力が加わった
場合にのみ、該ヒンジの部位で上方に屈曲することが可
能であるように結合した爪片で構成したトレーの段積み
装置である。
【0010】本発明の4は、本発明の2又は3のトレー
の段積み装置に於いて、前記周回移動機構を、前記周回
搬送経路の少なくともその搬送方向の変更する点に配し
た車輪部材と、前記周回搬送経路に沿って配し、かつ該
車輪部材に掛け渡した搬送用無端索条と、前記車輪部材
のいずれかに該車輪部材を回転駆動すべく結合した回転
駆動手段と、で構成したトレーの段積み装置である。
【0011】本発明の5は、本発明の2のトレーの段積
み装置に於いて、前記案内手段を、前記上昇経路及び前
記下降経路に於いて、それらの両側に沿って位置し、か
つ前記搬送体の両側部を昇降スライド自在に支持するガ
イドレールと、前記上昇経路の末端から前記下降経路の
始端までをつなぐ横移動経路に於いて、これに沿って水
平に配したガイド部材であって、該上昇経路の末端側で
ある入り口端から前記搬送体の前面に相互に同一高さで
離間させて突出させた二つの従動突起を進入させ、その
移動経路に沿って進行させつつ後記一条の水平案内路に
合流させる二つの導入路と、該二つの導入路から導入さ
れた該二つの従動突起を該下降経路側に案内する一条の
水平な案内路と、該下降経路の始端である出口端に向か
って該案内路から分岐し、該二つの従動突起をその移動
経路に沿って進行させつつ相互に同一高さで進出させる
二つの出口路とを備えたガイド部材と、で構成したトレ
ーの段積み装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のトレーの段積み装置は、
基本的に、搬入コンベアと、昇降回転ユニットと、段積
み搬送機構と、搬出コンベアとで構成したものである。
【0013】前記搬入コンベアは、鶏卵をその個別の収
容区画に収容したトレーを受け取り位置まで搬入するた
めの装置であり、これを実現できる装置であれば、特定
のそれに限定されない。たとえば、同期して動作する平
行に配した二条の細幅の無端コンベアで構成することが
できる。この様に構成すると、受け取り位置で昇降動作
する昇降回転ユニットのために好都合である。
【0014】前記昇降回転ユニットは、前記受け取り位
置に搬入してきたトレーを、その一回おきの搬入毎に、
該受け取り位置から浮上させて水平方向に90度回転さ
せた上で該受け取り位置に再載置するための装置であ
り、これが実現できるものであれば、特定の構成のそれ
に限定されない。
【0015】前記搬入コンベアが、前記のように、二条
の細幅の無端コンベアで構成されている場合は、云うま
でもなく、その末端も同様であるから、その末端である
前記受け取り位置は、二条の細幅の無端コンベアに挟ま
れた中央部分が大きく開いており、前記昇降回転ユニッ
トをその下方に位置させれば、この位置で自由に昇降及
び回転の動作を行うことができる。
【0016】しかして、たとえば、前記搬入コンベア
が、上記のような二条の細幅の無端コンベアで構成され
ていることを前提とし、前記昇降回転ユニットをその下
部の昇降作動部と上部の回転作動部とで構成し、かつ該
搬入コンベアの末端である受け取り位置の中央に配置し
た場合、該昇降作動部を上昇させれば、該受け取り位置
に載置されているトレーをその中央部で受け止めて浮上
させることができる。適当な高さに浮上させた後は、該
回転作動部を作動させて水平方向いずれかの方向に該ト
レーを90度だけ回転させ、その後該回転作動部を下降
作動させて、再度、該トレーを90度だけ向きを変えた
状態で受け取り位置に載置することができる。
【0017】前記段積み搬送機構は、上記受け取り位置
に載置されているトレーを、少なくとも、該受け取り位
置を鉛直に上昇しながら通過する上昇経路及び後記段積
み位置を鉛直に下降しながら通過する下降経路を含む周
回搬送経路を移動して、該上昇経路の途中の受け取り位
置でそこに載置されているトレーを受け取り、かつ該ト
レーを該下降経路の途中の段積み位置に直接に又はその
位置に載置されている他のトレーの上に載置するもので
あり、このように機能するものであれば、特定の構成に
限定されない。
【0018】以上のような機能を持つものとして、たと
えば、該段積み搬送機構は、対面状態で移動する一対で
一組の搬送体と、該一組の搬送体を、少なくとも、前記
上昇経路及び下降経路を含む周回搬送経路を対面状態で
周回移動させる周回移動機構と、該一組の搬送体に相互
に対面方向に突き出すように取り付けられた搬送爪であ
って、前記上昇経路の受け取り位置を通過する際に該受
け取り位置に載置されているトレーの縁部に係止してこ
れを受け取り、前記下降経路の段積み位置を通過する際
に該段積み位置に直接に又はそこに載置されている他の
トレー上に該トレーが載置状態となることによりその縁
部との係止が解除されることとなる搬送爪と、前記周回
搬送経路の、少なくとも、上昇経路、下降経路及び該上
昇経路から該下降経路に至る横移動経路に沿って構成し
た前記搬送体の姿勢保持用の案内手段であって、該搬送
体の搬送爪がこれに係止したトレーを水平状態に保持し
た状態で移動できるように案内する案内手段とで構成す
ることができる。
【0019】前記搬送体は、前記搬送爪を支持するもの
であり、トレーを保持した該搬送爪の前記周回搬送経路
の周回移動を該搬送体を介して行うものである。またそ
の周回移動の際に直接には該搬送体が前記案内手段によ
る姿勢制御を受けることにより、該搬送爪の姿勢を制御
し、該搬送爪の保持するトレーの水平状態を維持するも
のである。
【0020】前記対面する搬送体のそれぞれに取り付け
られる搬送爪は、既述のように、前記受け取り位置に載
置されているトレーを、その位置の両側を通って上昇す
る際に、その縁部に係止して、これを受け取り、前記段
積み位置の両側を通って下降する際に、該段積み位置に
直接又はそれに載置しているトレーの上に載置し、その
係止を解放して下降するように構成されているものであ
れば、これもまた特定の構成に限定されない。
【0021】たとえば、対面する両搬送体の前面に、そ
れぞれヒンジを介して水平状態に突出させた二枚の爪片
で構成することができる。各爪片は、たとえば、トレー
の側辺の隅部から辺中央近傍までに係止する幅に構成
し、上記のように、その二枚を、両搬送体の前面にヒン
ジを介して並列突出状態に結合する。上記爪片のヒンジ
による結合は、外力が加わらない限りその水平突き出し
状態を保持し、下方から上方に向かった外力が加わった
場合にのみ、該ヒンジの部位で上方に屈曲することが可
能であるように構成する。
【0022】したがって該搬送爪は、前記のように、受
け取り位置の両側を上昇しながら通過する際に、その先
端の爪片が、該受け取り位置に載置されているトレーの
側部に係止するため、これを受け取った状態となり、そ
の状態で前記周回搬送経路に沿って進行することとな
る。そして前記下降経路で段積み位置の側部を通過する
際には、爪片に係止されているトレーは、必然的に、該
段積み位置又はその上に載置されている他のトレーの上
に積み上げられることとなる。該爪片は、トレーの側辺
に下方から係止しているだけなので、このとき、容易に
該側辺から外れ、そのまま下降を続けることとなる。下
方に先に積み上げられているトレーがある場合には、該
爪片がその側辺に衝突することになるが、既述のよう
に、該爪片は下方から外力が加わった場合には上方に屈
曲するようになっているので、上方に屈曲することで、
下降の継続が可能になり、この位置を通過することがで
きる。通過後には、該爪片は自重により、上方への屈曲
状態から水平状態に戻ることとなる。
【0023】前記周回移動機構もまた前記周回搬送経路
に沿って前記搬送体を搬送することができるものであれ
ば、特定の構成のそれに限定されない。したがって、該
周回移動機構は、たとえば、前記周回搬送経路の少なく
ともその搬送方向の変更する点に配した車輪部材と、前
記周回搬送経路に沿って配し、かつ該車輪部材に掛け渡
した搬送用無端索条と、前記車輪部材のいずれかに該車
輪部材を回転駆動すべく結合した回転駆動手段とで構成
することができる。なお前記無端索条は、これに代え
て、チェーンを採用することもできるのは云うまでもな
い。
【0024】また前記案内手段は、既述のように、該搬
送体の搬送爪がこれに係止したトレーを水平状態に保持
した状態で前記周回搬送経路の該当する経路を移動でき
るように案内する手段であり、これが実現できるもので
あれば、特定の構成に限定されない。
【0025】たとえば、該案内手段は、前記上昇経路及
び前記下降経路に於いて、それらの両側に沿って位置
し、かつ前記搬送体の両側部を昇降スライド自在に支持
するガイドレールと、前記上昇経路の末端から前記下降
経路の始端までをつなぐ横移動経路に於いて、これに沿
って水平に配したガイド部材であって、該上昇経路の末
端側である入り口端から前記搬送体の前面に相互に同一
高さで離間させて突出させた二つの従動突起を進入さ
せ、その移動経路に沿って進行させつつ後記一条の水平
案内路に合流させる二つの導入路と、該二つの導入路か
ら導入された該二つの従動突起を該下降経路側に案内す
る一条の水平な案内路と、該下降経路の始端である出口
端に向かって該案内路から分岐し、該二つの従動突起を
その移動経路に沿って進行させつつ相互に同一高さで進
出させる二つの出口路とを備えたガイド部材とで構成す
ることができる。
【0026】また前記搬出コンベアは、前記段積み位置
に所要数のトレーが段積みされた際に、該段積み位置か
らその段積みトレーを搬出するためのものである。した
がってそのような作用を果たし得る限り自由な構成を採
用することができる。たとえば、前記搬入コンベアと同
様に同期して動作する平行に配した二条の細幅の無端コ
ンベアで構成することができる。
【0027】したがって本発明のトレーの段積み装置に
よれば、多数の鶏卵を収容したトレーを段積み位置に交
互に90度づつ向きを変えて段積みする際に、その90
度の回転を段積みしたトレーについて行うのではなく、
段積み搬送機構に渡す前に、受け取り位置に搬入された
トレーを、そこから浮上させた上で回転させることとし
たため、回転対象のトレーは常に一枚であり、そのた
め、回転時に容易に捻れや歪み等が生じるおそれがな
い。それ故、その回転動作をスピードを上げて行うこと
が可能となる。
【0028】また、従来例のように、段積み位置で段積
みしたトレーについて90度づつ向きを変える場合は、
次のトレーを重ねる前に必ずその90度の回転を行って
おく必要があるので、段積み毎に、段積みしたトレーの
回転を行う必要があるのに対して、本発明のトレーの段
積み装置によれば、段積み前に、行うものであるため、
順次段積みするトレーについて一枚置きに行えば良い。
それ故トレーを回転させる回数が半分になる。
【0029】したがって本発明のトレーの段積み装置に
よれば、全体として、スピーディに段積み動作を行うこ
とができる。また、前記のように、トレーの回転操作を
する際に、トレー自体に捻れや歪みが容易に生じないの
で、これに収容している鶏卵の損傷のおそれも低下する
ものである。
【0030】以下に本発明のトレーの段積み装置は動作
を説明する。
【0031】前記搬入コンベアによって鶏卵を収容した
トレーが前記受け取り位置まで搬入されてくる。受け取
り位置で、トレーの搬入が検出されると、該搬入コンベ
アの動作が停止し、該搬入コンベアの末端である受け取
り位置で該トレーが停止状態になる。
【0032】このトレーの受け取り位置への搬入が、一
組の段積みのための搬入の奇数回である場合、たとえ
ば、6枚のトレーを一組として段積みする場合で1、
3、5回目の搬入の場合は、前記昇降回転ユニットは動
作せず、トレーはそのままの状態に放置される。これに
対して、当該のトレーの搬入が偶数回の搬入である場
合、たとえば、上記の条件で、2、4、6回目の搬入の
場合は、前記昇降回転ユニットが動作して、該トレーを
90度だけ回転させる。
【0033】この場合は、まず前記昇降回転ユニットが
上昇動作して、受け取り位置に載っているトレーを必要
なだけ浮上させ、その後、90度だけ回転させる。この
回転は、既述のように、一枚のトレーについて行うもの
であるため、容易に歪みや捻れが生じないので、これに
収容している鶏卵の損傷のおそれなく、スピーディに行
うことができる。90度の回転の後は、該昇降回転ユニ
ットが下降動作して、該トレーを再度受け取り位置に載
置することとなる。
【0034】この後は、前記段積み搬送機構が動作し
て、前記受け取り位置のトレーを受け取り、これが、該
トレーを、前記上昇経路及び前記下降経路を含む周回搬
送経路を搬送して、該下降経路の途中に位置する段積み
位置で、その上に直接又は既に積まれている他のトレー
の上に段積みすることとなる。
【0035】このとき、前記段積み搬送機構に、前記の
ように、前記搬送爪を備えた搬送体を構成し、かつ搬送
爪を該搬送体の前面にヒンジを介して上方にのみ屈曲可
能に結合した爪片で構成した場合は、既述のように、こ
れが周回移動機構により運ばれ、上昇経路を上昇する際
に、その先端の爪片が、その途中で通過する受け取り位
置に載置されているトレーの側部に係止してこれを受け
取ることができる。
【0036】そしてその状態で前記周回搬送経路に沿っ
て進行し、前記下降経路で段積み位置の側部を通過する
際には、該爪片に係止されているトレーは、必然的に、
該段積み位置又はその上に載置されている他のトレーの
上に積み上げられることとなる。このとき、該爪片は、
トレーの側辺下部に係止しているだけなので、容易に該
側辺から外れ、そのまま下降を続けることとなる。下方
に先に積み上げられているトレーがある場合には、該爪
片がその側辺に衝突するが、該爪片は上方に屈曲可能で
あるから、そのように屈曲して、問題なく下降の継続が
できる。また通過後に、該爪片は自重により、水平状態
に復帰することとなるものである。
【0037】なお、このとき、前記段積み搬送機構に、
前記のように、前記周回搬送経路の、少なくとも、上昇
経路、下降経路及び該上昇経路から該下降経路に至る横
移動経路に沿って構成した前記搬送体の姿勢保持用の案
内手段であって、該搬送体の搬送爪がこれに係止したト
レーを水平状態に保持した状態で移動できるように案内
する案内手段を構成した場合には、前記搬送爪で係止し
たトレーを常時水平状態に保持でき、これに収容してい
る鶏卵の安全性を保持することができる。
【0038】特に、前記案内手段として、前記上昇経路
及び前記下降経路に於いて、それらの両側に沿って位置
し、かつ前記搬送体の両側部を昇降スライド自在に支持
するガイドレールと、前記上昇経路の末端から前記下降
経路の始端までをつなぐ横移動経路に於いて、これに沿
って水平に配したガイド部材であって、該上昇経路の末
端側である入り口端から前記搬送体の前面に相互に同一
高さで離間させて突出させた二つの従動突起を進入さ
せ、その移動経路に沿って進行させつつ後記一条の水平
案内路に合流させる二つの導入路と、該二つの導入路か
ら導入された該二つの従動突起を該下降経路側に案内す
る一条の水平案内路と、該下降経路の始端である出口端
に向かって該水平案内路から分岐し、該二つの従動突起
をその移動経路に沿って進行させつつ相互に同一高さで
進出させる二つの出口路とを備えたガイド部材とからな
る構成を採用した場合は、前記上昇経路及び前記下降経
路では、それぞれガイドレールで搬送体の姿勢が直立状
態に保持されるため、これを通じて搬送爪に係止されて
いるトレーも水平状態を確実に保持できることとなる。
【0039】この場合は、また横移動経路では、上昇経
路から横移動経路への導入、横移動、横移動経路から下
降経路への進出に於いても、搬送体の前面に突出させた
従動突起を、それぞれ二つの導入路で水平案内路に導
き、水平案内路を横移動させ、かつ水平案内路から二つ
の出口路に正確に案内することにより、該搬送体の直立
状態を常時維持し、これを通じて該搬送体に設けた搬送
爪によるトレーの水平状態の維持を確実なものとするこ
とができるようにしたものである。
【0040】こうして前記段積み位置に所要数のトレ
ー、たとえば、既述のように、6枚のトレーが段積みさ
れ、これが検出されると、前記搬出コンベアが動作し、
該段積み位置からその段積みされたトレーを搬出するこ
ととなる。
【0041】なお本発明のトレーの段積み装置のこのよ
うな動作は、マイクロコンピュータによって制御するも
のとすることができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図を参照しつ
つ説明する。図1は一実施例のトレーの段積み装置の全
体概略正面図、図2は一実施例のトレーの段積み装置の
全体概略側面図、図3は段積み搬送機構を示す正面説明
図、図4(a)は段積み機構の側面部分説明図、図4(b)は
段積み機構の正面部分説明図、図5(a)は受け取り位置
にトレーが搬入された状態を示す側面説明図、図5(b)
は受け取り位置のトレーを昇降回転ユニットを上昇動作
させて浮上させた状態を示す側面説明図、図5(c)は受
け取り位置で浮上させたトレーを昇降回転ユニットを回
転動作させて90度だけ向きを変えた状態を示す側面説
明図、図5(d)は90度向きを変えたトレーを昇降回転
ユニットを下降動作させて受け取り位置に再載置した状
態を示す側面説明図、図6(a)は受け取り位置に搬入し
た状態(向きを変えていない状態)のトレーの平面説明
図、図6(b)は昇降回転ユニットで90度だけ回転させ
て向きを変えた状態のトレーの平面説明図、図7(a)は
トレーの正面側側辺を搬送爪で係止した状態を示す平面
説明図、図7(b)はトレーの正面側側辺を搬送爪で係止
した状態を示す正面説明図、図7(c)はトレーの正面側
側辺を搬送爪で係止した状態を示す側面説明図、図8
(a)はトレーの側面側側辺を搬送爪で係止した状態を示
す平面説明図、図8(b)はトレーの側面側側辺を搬送爪
で係止した状態を示す正面説明図、図8(c)はトレーの
側面側側辺を搬送爪で係止した状態を示す側面説明図で
ある。
【0043】この実施例のトレーの段積み装置は、図1
及び図2に示すように、搬入コンベア1と、昇降回転ユ
ニット2と、段積み搬送機構3と、搬出コンベア4とで
構成したものである。
【0044】前記搬入コンベア1は、図1及び図2に示
すように、同期して動作する平行に配した二条の無端チ
ェーンコンベア1a、1aで構成したもので、搬入末端
は受け取り位置5となっている。図2中、1b、1bは
搬入コンベア1の末端の鎖車である。
【0045】なお前記搬入コンベア1の末端には、トレ
ーtの該末端までの搬入を検出するセンサs1が配して
あり、このセンサs1がトレーtの搬入を検出すると、
図示しない制御装置が該搬入コンベア1の動作を停止さ
せ、また該センサs1が末端のトレーtがなくなったこ
とを検出すると、該搬入コンベア1の動作を再開すべく
制御するようになっている。
【0046】前記昇降回転ユニット2は、図1に示すよ
うに、受け取り位置5の下方中央で、装置を支える支持
脚6、6…の内、中央部のそれらに配した横枠7上に立
ち上げたもので、図1及び図5に示すように、その下部
構造である昇降作動部2aと上部構造である回転作動部
2bとからなるものである。上記回転作動部2bの上部
中央には、鶏卵を収容したトレーtを支持する支持部2
cが構成してあり、これはトレーtの下部に規則的に生
じている凹部に嵌り込み得る4個の突部を対応する位置
関係で突出させてなるものである。
【0047】該昇降回転ユニット2は、前記センサs1
が前記搬入コンベア1の末端、即ち、受け取り位置5に
鶏卵を収容したトレーtが搬入されたことを検出する
と、該トレーtが段積みすべき一組のトレーt、t…
(段積みすべきトレーtの枚数は可能な範囲内で自由に
設定できる。この実施例では以下6枚に設定した例に基
づいて説明する。)の内の奇数番目に搬送されてきたト
レーtの場合には、動作せず、偶数番目に搬送されてき
たトレーtの場合には後述するように動作するように、
前記制御装置によって制御される。
【0048】即ち、図5(a)に示すように、受け取り位
置5に搬入されてきたトレーtが段積みすべき6枚のト
レーt、t…の内の2、4、6番目のトレーtである場
合は、図5(b)に示すように、まず前記昇降回転ユニッ
ト2の昇降作動部2aが動作して上昇作動し、前記支持
部2cで該トレーtの下部中央で支持しながらこれを浮
上させる。次いで、図5(c)に示すように、前記回転作
動部2bが90度だけ水平方向に回転する回転作動をし
て、該トレーtの向きを90度だけ変えさせる。この
後、図5(d)に示すように、前記昇降作動部2a下降作
動して該トレーtを前記受け取り位置5に再配置する。
【0049】前記段積み搬送機構3は、図1〜図3に示
すように、対面状態で移動する一対一組の搬送体8、8
と、該一組の搬送体8、8を周回搬送経路を対面状態を
保持しながら周回移動させる周回移動機構9、9と、該
一組の搬送体8、8に相互に対面方向に突き出すように
取り付けられた搬送爪10と、該搬送爪10でトレーt
を水平状態に保持した状態で移動できるように該搬送体
8、8を案内する案内手段とで構成したものである。
【0050】前記搬送体8は、図1〜図3、図7及び図
8に示すように、前面に従動突起8a、8aを同一高さ
で左右に並んで突出させた板状部材で構成したもので、
一対のそれが対面状態に配され、それぞれ前記周回移動
機構9、9で対面状態を保持しながら前記周回搬送経路
を移動するように構成してある。図7及び図8に示すよ
うに、搬送体8を構成する板状部材の周側部には溝8b
が形成してある。
【0051】前記周回移動機構9、9は、搬送体8、8
を、上昇経路、上部横移動経路、下降経路、下部横移動
経路からなる周回搬送経路に沿って搬送するものであ
り、図1〜図3に示すように、それぞれ上昇経路の末端
と上部横移動経路の始端とに対応する部位、上部横移動
経路の末端と下降経路の始端とに対応する部位、下降経
路の末端と下部横移動経路の始端とに対応する部位、及
び下部横移動経路の末端と上昇経路の始端とに対応する
部位に、それぞれ鎖車9a、9a…を配し、かつそれぞ
れの側の鎖車9a、9a…に無端チェーン9bを掛け渡
し、更に下部の一つの鎖車9aに図示しない電動モータ
を減速機を介して結合して構成したものである。両側の
周回移動機構9、9は、同期して動作するように、同一
の電動モータの回転駆動力を図示しない伝達軸を介して
対応する他の側の鎖車9aに伝達するようになってい
る。
【0052】なお該周回移動機構9、9は、前記受け取
り位置5にトレーtが搬入され、これが段積みすべき6
枚のトレーt、t…の内の奇数番目のトレーtである場
合、及び偶数番目のトレーtであって、既述のように、
前記昇降回転ユニット2により90度の向き変更が行わ
れて該受け取り位置5への再載置が完了した場合には、
前記制御装置により、搬送動作を行い、該受け取り位置
5の下方に待機していた前記搬送体8、8が上昇し、こ
れらに配してある搬送爪10、10によって、該位置の
通過の際に、該トレーtが受け取られて上昇するように
制御される。
【0053】前記案内手段は、前記上昇経路及び前記下
降経路に配されるガイドレール11と上部横移動経路に
配されるガイド部材12とからなるものである。
【0054】前記ガイドレール11は、図1〜図4(a)
に示すように、前記上昇経路及び前記下降経路に於い
て、前記搬送体8、8が通過すべきラインの両側に配す
る。それぞれは板状のレール部材に構成し、該搬送体
8、8が通過する際に、その両側の溝8bに該ガイドレ
ール11、11がスライド自在に嵌り合い、これによっ
てその部位の昇降の際に該搬送体8、8の姿勢が直立状
態に保持される。
【0055】また前記ガイド部材12は、図1〜図4に
示すように、前面に配された主ガイド部12aとその背
後に配された副ガイド部12bとからなる。
【0056】前面の主ガイド部12aは、前記上部横移
動経路に沿って配した板材であって、その中央裏面に形
成した横一列溝状の案内路12a1と、これに上昇経路
側から合流する溝状の二つの導入路12a2、12a2
と、該案内路12a1から前記下降経路に向かって二つ
に分岐する溝状の出口路12a3、12a3とを備えた
板材に構成したものである。
【0057】前記案内路12a1は、前記搬送体8が直
立状態を保ちつつ前記上部横移動経路に沿って移動した
場合に描く二つの従動突起8a、8aの軌跡に沿って形
成した横一列の溝状の構成要素である。また前記導入路
12a2、12a2は、同様に、該搬送体8が直立状態
を保ちつつ前記上昇経路から該上部横移動経路にかけて
前記周回移動機構9によって移動した場合に、その二つ
の従動突起8a、8aが描く軌跡に沿って形成した二つ
の溝状の構成要素であり、二つの導入路12a2、12
a2は、弧を描きながら前記案内路12a1に合流す
る。更にまた前記出口路12a3、12a3は、これも
また同様に、該搬送体8が直立状態を保ちつつ該横移動
経路から前記下降経路にかけて前記周回移動機構9によ
って移動した場合に、その二つの従動突起8a、8aが
描く軌跡に沿って形成した二つの溝状の構成要素であ
り、二つの出口路12a3、12a3は、弧を描きなが
ら前記案内路12a1から二つに分岐する。
【0058】前記副ガイド部12bは、前記ガイドレー
ル11と同様の構成であり、前記搬送体8が移動する経
路に沿ってその両側又は上下の位置に配し、該搬送体8
が該位置を移動する際にその両側又は上下の溝8bに該
ガイド部12b、12bがスライド自在に嵌り合い、前
記主ガイド部12aの作用と相まって、その部位の移動
の際に該搬送体8、8の姿勢が直立状態に保持される。
【0059】なお下部横移動経路にも該副ガイド部12
bと同様なガイド部12cが該副ガイド部12bと対称
形に構成してあり、この経路を通過する際にも、前記搬
送体8は直立状態を保持し得るようになっている。
【0060】前記搬送爪10は、図1〜図4、図7及び
図8に示すように、対面する両搬送体8、8の前面に、
それぞれ支持片10aを固設し、該支持片10aにヒン
ジ10bを介して二枚の爪片10c、10cを取り付け
たもので、該爪片10c、10cは、外力が加わらない
状態で、それぞれその後端側が該支持片10aの下面に
当接し、かつその先端側が水平に対面する搬送体8側に
延びた状態になっている。
【0061】また該爪片10c、10cは、特に図7
(a)、(c)及び図8(a)、(c)に示すように、それぞれを対
象のトレーtの側辺の隅部から中央近傍までを係止する
幅に構成し、かつ該爪片10c、10cの両端付近には
先端方向に延長した延長舌片10c1、10c1を構成
し、更にその搬入コンベア1側の爪片10cの更に搬入
コンベア1側の側端部には僅かに斜片を立ち上げその縁
に分離丸棒10c2を配し、かつ反対側の爪片10cの
外側端部には若干大きい斜片10c3を形成する。
【0062】該搬送爪10は、以上のような構成である
から、前記受け取り位置5の両側を搬送体8、8が上昇
しながら通過する際に、これに配した搬送爪10の先端
の爪片10c、10cが、該受け取り位置5に載置され
ているトレーtの側部に係止することとなる。そのた
め、これを受け取った状態となり、その状態で前記周回
搬送経路に沿って進行することとなる。そして前記下降
経路で後記段積み位置13の側部を通過する際には、前
記爪片10c、10cに係止されているトレーtは、必
然的に、該段積み位置13又はその上に載置されている
他のトレーtの上に積み上げられることとなる。該爪片
10c、10cは、トレーtの側辺に下方から係止して
いるだけなので、このとき、容易に該側辺から外れ、そ
のまま下降を続けることとなる。下方に先に積み上げら
れているトレーt、t…がある場合には、該爪片10
c、10cがその側辺に衝突することになるが、既述の
ように、該爪片10c、10cはヒンジ10bで支持片
10aに結合し、下方から外力が加わった場合には上方
に屈曲するようになっているので、このとき、上方に屈
曲することで、下降の継続が可能になり、この位置を通
過することができる。通過後には、該爪片10c、10
cは自重により、上方への屈曲状態から水平状態に戻る
こととなる。
【0063】また搬送対象のトレーtの側辺の一部、特
に隅部に損傷がある場合もあるが、使用可能な程度の損
傷の場合には、該爪片10c、10cには、それぞれそ
の両端に延長舌片10c1、10c1が構成してあるた
め、該延長舌片10c1、10c1により係止が可能と
なっている。更にまた前記搬入コンベア1に於いて、前
記のように、トレーtを受け取る際に、受け取り対象の
トレーtに接して次のトレーtが搬入してきてしまって
いる場合は、前記分離丸棒10c2の作用により、次の
トレーtを良好に分離するので、該トレーtの受け取り
対象のトレーtと接している側を一緒に持ち上げてしま
うような問題は生じない。
【0064】前記周回搬送経路の下降経路の途中、この
実施例では、前記搬入コンベア1と同一高さの部位に段
積み位置13を構成する。そしてこの段積み位置13
は、前記搬出コンベア4の搬出始端でもある。
【0065】前記搬出コンベア4は、前記搬入コンベア
1と同様に、同期して動作する平行に配した二条の無端
チェーンコンベアで構成したものである。
【0066】以下にこの実施例のトレーの段積み装置は
動作を説明する。
【0067】図1及び図5(a)に示すように、まず前記
搬入コンベア1によって鶏卵を収容したトレーtが前記
受け取り位置5まで搬入されてくる。前記センサs1で
該受け取り位置5にトレーtが搬入されたことが検出さ
れると、該搬入コンベア1の動作が停止し、その末端で
ある受け取り位置5で該トレーtが停止状態になる。
【0068】該トレーtの受け取り位置5への搬入が、
6枚一組の段積みのための搬入の奇数回である場合、即
ち、1、3、5回目の搬入の場合は、前記昇降回転ユニ
ット2は動作せず、トレーtはそのままの状態に放置さ
れる。これに対して、当該のトレーtの搬入が偶数回の
搬入である場合、たとえば、2、4、6回目の搬入の場
合は、前記昇降回転ユニット2が動作して、該トレーt
を90度だけ回転させる。
【0069】この場合は、図5(b)に示すように、まず
前記昇降回転ユニット2の昇降作動部2aが上昇動作し
て、受け取り位置5に載っているトレーtを必要なだけ
浮上させ、その後、図5(c)に示すように、回転作動部
2bがこれを90度だけ回転させる。こうして図6(a)
に示す回転前の状態から、同図(b)に示すように、90
度だけ向きを変えた状態になる。
【0070】上記の回転は、既述のように、一枚のトレ
ーtについて行うものであるため、その際に容易に捻れ
や歪みが生じない。したがってこれに収容している鶏卵
の損傷のおそれなく、スピーディにその回転操作を行う
ことができる。こうして90度の回転をさせた後は、図
5(d)に示すように、前記昇降作動部2aが動作して下
降動作して、該トレーtを再度受け取り位置5に載置す
ることとなる。
【0071】この後は、前記段積み搬送機構3が動作し
て該受け取り位置5のトレーtを受け取り、これが、該
トレーtを、上昇経路、上部横移動経路及び下降経路を
搬送して、該下降経路の途中に位置する段積み位置13
で、その上に直接又は既に積まれている他のトレーtの
上に段積みすることとなる。
【0072】詳細には、前記搬送爪10を備えた搬送体
8、8が、既述のように、周回移動機構9、9により運
ばれ、上昇経路を上昇する際に、その先端の爪片10
c、10cが、その途中で通過する受け取り位置5に載
置されているトレーtの側部下面に係止してこれを受け
取ることができる。
【0073】そしてその状態で前記上部横移動経路を進
み、前記下降経路に入って、段積み位置13の側部を通
過する際には、該爪片10c、10cに係止されている
トレーtは、必然的に、該段積み位置13又はその上に
載置されている他のトレーtの上に積み上げられること
となる。このとき、該爪片10c、10cは、既述のよ
うに、容易にトレーtの側辺下部から外れ、そのまま下
降を続けることとなる。下方に先に積み上げられている
トレーt、t…がある場合には、該爪片10c、10c
がその側辺に衝突するが、既述のように、この場合に
は、該爪片10c、10cは上方に屈曲して問題なく下
降の継続ができる。また通過後には自重により水平状態
に復帰する。
【0074】なお、このとき、前記段積み搬送機構3に
は、その上昇経路及び下降経路にガイドレール11、1
1が構成してあり、前記搬送体8、8はその部位を移動
する際に常時直立状態を保持し得ることとなるため、こ
れに設けた搬送爪10で支持されるトレーtは該経路の
移動中に確実に水平状態に保持されることとなる。また
前記上部横移動経路には、前記ガイド部材12が構成し
てあり、既述のように、その前面の主ガイド部12aに
は、上昇経路からの導入路12a2、12a2、案内路
12a1及び下降経路への出口路12a3、12a3が
構成してあり、前記搬送体8、8の前面に突出した従動
突起8a、8aがこれに案内されて通過するようになっ
ているため、該搬送体8、8は、常時、直立状態を維持
し、それ故、上部横移動経路でもこれに設けた搬送爪1
0で支持されるトレーtは水平状態を保持する。
【0075】なお前記ガイド部材12には、前記ガイド
レール11、11と同様の作用をする副ガイド部12
b、12bも構成されており、これによって搬送体8、
8の直立状態はより一層確実に保持されるようになって
いる。
【0076】したがって前記搬送爪10で保持されるト
レーtは、上昇経路、上部横移動経路及び下降経路の何
れでも確実に水平状態に保持され、これに収容されてい
る鶏卵の安全性を間違いなく確保することができる。
【0077】こうして前記段積み位置13に所要数のト
レーt、この実施例では、6枚のトレーt、t…が段積
みされ、これがセンサs2で検出されると、前記制御装
置により、前記搬出コンベア4が動作し、該段積み位置
13からその段積みされたトレーt、t…を搬出するよ
うに制御されることとなる。
【0078】なおこの実施例のトレーの段積み装置のこ
のような動作は、マイクロコンピュータによって構成し
た制御装置によって制御される。
【0079】したがってこの実施例のトレーの段積み装
置によれば、トレーtを交互に90度ずつ向きを変えて
段積みするために、従来装置のように、段積みされたト
レーを回転させるのではなく、受け取り位置で、それを
行うようにしたため、毎回ではなく、一回おきに回転さ
せれば良くなり、それ故、段積み速度がその分だけ速く
なったものである。
【0080】更に受け取り位置で一枚ずつ回転させるこ
ととしたため、回転時に、トレーtが捻れたり、歪んだ
りすることが少なくなり、更に二枚以上重なっているわ
けではないので、回転中に上下のトレーt、t…のズレ
が生じるおそれもない。したがってトレーtに収容され
ている鶏卵の損傷のおそれも少なくなり、より速く回転
させることが可能となったものである。そしてその結
果、よりスピーディなトレーの段積みを行うことができ
るようになったものである。
【0081】また前記周回搬送経路の上昇経路及び下降
経路にはガイドレール11、11を、上部横移動経路及
には主ガイド部12a及び副ガイド部12bを、それぞ
れ構成して、それぞれの部位を前記搬送体8、8が常時
直立状態で移動するように規制したので、これらに設け
た搬送爪10で支持されるトレーtは同様に常時水平状
態を維持することとなる。したがって移動速度を高めて
もトレーtの姿勢が常に安定して水平状態を維持するこ
とが可能であり、よりスピーディに段積みを行うことが
できることとなる。
【0082】また搬送爪10の爪片10c、10cには
その両端に延長舌片10c1、10c1を設けたので、
搬送対象のトレーtの角部付近に若干の破損があって
も、使用可能な程度のものであれば、これをその延長舌
片10c1、10c1で補って係止可能となるものであ
る。即ち、受け取り損ねてこれを落下させてしまうよう
な問題は生じない。
【0083】更にまた前記搬送爪10の一方の爪片10
cには、分離丸棒10c2が構成してあるため、前記搬
入コンベア1に於いて、前記のように、トレーtを受け
取る際に、受け取り対象のトレーtに接して次のトレー
tが搬入してきてしまっている場合であっても、該分離
丸棒10c2の作用により、次のトレーtを良好に分離
することができる。それ故、該トレーtの受け取り対象
のトレーtと接している側を一緒に持ち上げてしまうよ
うな問題は生じない。
【0084】
【発明の効果】したがって本発明の1トレーの段積み装
置によれば、段積み位置に、多数の鶏卵を収容したトレ
ーを一枚毎に90度づつ向きを変えて段積みする場合
に、その90度の回転を段積みしたトレーについて行う
のではなく、段積み搬送機構に渡す前に、受け取り位置
に搬入されたトレーを、そこから浮上させた上で行うこ
ととしたため、回転対象のトレーは常に一枚であり、そ
のため、回転時に容易に捻れや歪みが生じるようなこと
がない。それ故、その回転動作をスピードを上げて行う
ことが可能となる。また従来装置のように段積みされて
いる複数のトレーについて行うのではなく、一枚ずつ行
うものであるため、その回転の際に、上下の相互のトレ
ー間に於けるズレが生じるようなおそれも全くない。し
たがってこれに起因する荷崩れ等のおそれもない。
【0085】また、従来例のように、段積み位置で段積
みした複数のトレーについて90度ずつ向きを変える場
合は、必ず次のトレーを重ねる前にその90度の回転を
行っておく必要があるので、毎回の段積み毎に、段積み
したトレーの回転を行う必要があるのに対して、本発明
の1のトレーの段積み装置によれば、段積み前に、行う
ものであるため、順次段積みするトレーについて一枚置
きに行えば、90度づつ向きを変えて段積みすることと
なり、それ故、トレーを回転させる回数が半分になる。
【0086】したがって本発明のトレーの段積み装置に
よれば、全体として、スピーディに段積み動作を行うこ
とができる。また、前記のように、トレーの回転操作を
する際に、トレー自体に捻れが容易に生じないので、こ
れに収容している鶏卵の損傷のおそれも低下する。
【0087】本発明の2のトレーの段積み装置によれ
ば、鶏卵を収容したトレーの受け取り位置での受け取
り、段積み位置での段積みが確実に行われ、かつトレー
を搬送する過程でその姿勢を水平に確実に保持すること
ができる。それ故、トレーに収容されている鶏卵に損傷
の生じるおそれをなくすることができる。
【0088】本発明の3のトレーの段積み装置によれ
ば、トレーを係止する搬送爪を、必要な場合に確実にト
レーを係止し、必要な場合にトレーを確実に解放するこ
とができるものとすることができる。
【0089】本発明の4のトレーの段積み装置によれ
ば、確実な動作をする周回移動機構を簡易に構成するこ
とができる。
【0090】本発明の5のトレーの段積み装置によれ
ば、トレーの搬送中の姿勢を常時確実に水平に保持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のトレーの段積み装置の全体概略正面
図。
【図2】一実施例のトレーの段積み装置の全体概略側面
図。
【図3】段積み搬送機構を示す正面説明図。
【図4】(a)は段積み機構の側面部分説明図。(b)は段積
み機構の正面部分説明図。
【図5】(a)は受け取り位置にトレーが搬入された状態
を示す側面説明図。(b)は受け取り位置のトレーを昇降
回転ユニットを上昇動作させて浮上させた状態を示す側
面説明図。(c)は受け取り位置で浮上させたトレーを昇
降回転ユニットを回転動作させて90度だけ向きを変え
た状態を示す側面説明図。(d)は90度向きを変えたト
レーを昇降回転ユニットを下降動作させて受け取り位置
に再載置した状態を示す側面説明図。
【図6】(a)は受け取り位置に搬入した状態(向きを変
えていない状態)のトレーの平面説明図。(b)は昇降回
転ユニットで90度だけ回転させて向きを変えた状態の
トレーの平面説明図。
【図7】(a)はトレーの正面側側辺を搬送爪で係止した
状態を示す平面説明図。(b)はトレーの正面側側辺を搬
送爪で係止した状態を示す正面説明図。(c)はトレーの
正面側側辺を搬送爪で係止した状態を示す側面説明図。
【図8】(a)はトレーの側面側側辺を搬送爪で係止した
状態を示す平面説明図。(b)はトレーの側面側側辺を搬
送爪で係止した状態を示す正面説明図。(c)はトレーの
側面側側辺を搬送爪で係止した状態を示す側面説明図。
【符号の説明】
1 搬入コンベア 1a 無端チェーンコンベア 1b 鎖車 2 昇降回転ユニット 2a 昇降作動部 2b 回転作動部 2c 支持部 3 段積み搬送機構 4 搬出コンベア 5 受け取り位置 6 支持脚 7 横枠 8 搬送体 8a 従動突起 8b 溝 9 周回移動機構 9a 鎖車 9b 無端チェーン 10 搬送爪 10a 支持片 10b ヒンジ 10c 爪片 10c1 延長舌片 10c2 分離丸棒 10c3 斜片 11 ガイドレール11 12 ガイド部材 12a 主ガイド部 12a1 案内路 12a2 導入路 12a3 出口路 12b 副ガイド部 12c ガイド部 13 段積み位置 s1 センサ s2 センサ t トレー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鶏卵をその個別の収容区画に収容したト
    レーを受け取り位置まで搬入する搬入コンベアと、 上記受け取り位置に搬入してきたトレーを、一回おきの
    搬入毎に、該受け取り位置から浮上させて水平方向に9
    0度回転させた上で該受け取り位置に再載置する昇降回
    転ユニットと、 上記受け取り位置に載置されているトレーを、少なくと
    も、該受け取り位置を鉛直に上昇しながら通過する上昇
    経路及び後記段積み位置を鉛直に下降しながら通過する
    下降経路を含む周回搬送経路を移動して、該上昇経路の
    途中の受け取り位置でそこに載置されているトレーを受
    け取り、かつ該トレーを該下降経路の途中の段積み位置
    に直接に又はその位置に載置されている他のトレーの上
    に載置する段積み搬送機構と、 前記段積み位置に所要数のトレーが段積みされると、該
    段積み位置からその段積みトレーを搬出する搬出コンベ
    アと、 で構成したトレーの段積み装置。
  2. 【請求項2】 前記段積み搬送機構を、 対面状態で移動する一対で一組の搬送体と、 該一組の搬送体を、少なくとも、前記上昇経路及び下降
    経路を含む周回搬送経路を対面状態で周回移動させる周
    回移動機構と、 該一組の搬送体に相互に対面方向に突き出すように取り
    付けられた搬送爪であって、前記上昇経路の受け取り位
    置を通過する際に該受け取り位置に載置されているトレ
    ーの縁部に係止してこれを受け取り、前記下降経路の段
    積み位置を通過する際に該段積み位置に直接に又はそこ
    に載置されている他のトレー上に該トレーが載置状態と
    なることによりその縁部との係止が解除されることとな
    る搬送爪と、 前記周回搬送経路の、少なくとも、上昇経路、下降経路
    及び該上昇経路から該下降経路に至る横移動経路に沿っ
    て構成した前記搬送体の姿勢保持用の案内手段であっ
    て、該搬送体の搬送爪がこれに係止したトレーを水平状
    態に保持した状態で移動できるように案内する案内手段
    と、 で構成した請求項1のトレーの段積み装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送爪を、前記搬送体の前面に、ヒ
    ンジを介して、外力が加わらない限り水平な突き出し状
    態を保持し、下方から上方に向かった外力が加わった場
    合にのみ、該ヒンジの部位で上方に屈曲することが可能
    であるように結合した爪片で構成した請求項2のトレー
    の段積み装置。
  4. 【請求項4】 前記周回移動機構を、前記周回搬送経路
    の少なくともその搬送方向の変更する点に配した車輪部
    材と、前記周回搬送経路に沿って配し、かつ該車輪部材
    に掛け渡した搬送用無端索条と、前記車輪部材のいずれ
    かに該車輪部材を回転駆動すべく結合した回転駆動手段
    と、 で構成した請求項2又は3のトレーの段積み装置。
  5. 【請求項5】 前記案内手段を、 前記上昇経路及び前記下降経路に於いて、それらの両側
    に沿って位置し、かつ前記搬送体の両側部を昇降スライ
    ド自在に支持するガイドレールと、 前記上昇経路の末端から前記下降経路の始端までをつな
    ぐ横移動経路に於いて、これに沿って水平に配したガイ
    ド部材であって、該上昇経路の末端側である入り口端か
    ら前記搬送体の前面に相互に同一高さで離間させて突出
    させた二つの従動突起を進入させ、その移動経路に沿っ
    て進行させつつ後記一条の水平案内路に合流させる二つ
    の導入路と、該二つの導入路から導入された該二つの従
    動突起を該下降経路側に案内する一条の水平な案内路
    と、該下降経路の始端である出口端に向かって該案内路
    から分岐し、該二つの従動突起をその移動経路に沿って
    進行させつつ相互に同一高さで進出させる二つの出口路
    とを備えたガイド部材と、 で構成した請求項2のトレーの段積み装置。
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