JP2002284144A - 易解体性ゲーブルトップ型紙容器 - Google Patents
易解体性ゲーブルトップ型紙容器Info
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Abstract
性ゲーブルトップ型紙容器を提供すること。 【解決手段】ゲーブルトップ型紙容器のトップシール部
(18)の重合部の外側貼着片同士(14、14)が熱
接着される部分を、部分的に熱接着した。
Description
ゲーブルトップ型紙容器などの使用済み液体用紙容器の
再利用あるいは折り畳むなどして嵩を減らして廃棄し易
くした液体用紙容器であって、特に頂部の解体性を向上
させた易解体性を付与したゲーブルトップ型紙容器に関
する。
て、容器本体の頂部を切り妻屋根型に成形したゲーベル
トップ型紙容器が広く流通している。そしてこの紙容器
を構成している積層シートの層構成は、例えば、ポリエ
チレン/紙/エチレン−アクリル酸共重合体/ポリエチ
レンテレフタレートフィルム/酸化珪素蒸着薄膜/接着
剤/ポリエチレン等の複合積層材料を用いている。
称「容器包装に係わる分別収集及び再商品化の促進等に
関する法律」)の施行に伴い、使用後の紙容器のリサイ
クルおよび廃棄時のゴミの減容化を目的として、使用後
の空容器を解体する必要が生じてきた。
5に示すように、容器頂部の切り妻屋根型部分のトップ
シール部を先ず左右に引き裂くように指で外側に押し広
げ、反対側も同様に押し広げ、頂部のトップシール部分
を十文字状に分離する(一次開封)。
分の相対向するフラップを指でしっかり掴み、対角線に
沿って外側方向へ引っ張って頂部を開口する。反対側の
フラップも同様に対角線に沿って外側方向に引っ張り、
頂部を完全に開口する(二次開封)。
き、シート状に広げて口栓部分をむしり取るなり、切り
取るなりして、残ったシート状紙容器の内面側を洗浄
し、乾燥させることでリサイクル対象として処分でき
る。一方、切り取るなどして取り除いた口栓部分はプラ
スチックごみとして別途リサイクル等の処分がなされ
る。但し、前記紙容器の内面側の洗浄および乾燥につい
ては、上述した場合に限らず、内容物使用後に二次開封
を行った後などいつ行っても良い。
を収納する際、液もれを防止する意味からも完全密封し
てあるため、埋まり難いセンター部は加圧されることに
より、シーラントであるポリエチレン樹脂がたまってし
まう傾向がある。それ故、リサイクルするために紙容器
を解体しようとしも手では容易には開封できない。特
に、二次開封の強度はこのポリエチレン樹脂のたまりの
度合いに左右される恐れがある。
開封時には40N/15mm程度の、また、二次開封時
には70N/15mm程度の強度が発生してしまい、リ
サイクルのために紙容器を解体しようとしても手では簡
単には開封できないという問題がある。また、一次開封
では、最初の容器上部の切り妻屋根型部分を先ず引き裂
くように外側に押し広げる作業があるため、シール強度
以上に硬く感じられる。
妻屋根型に成形したゲーブルトップ型紙容器の頂部を開
封する際に発生する以上のような問題点を解決するため
になされたもので、比較的弱い力で頂部の開封を可能に
した易解体性ゲーブルトップ型紙容器を提供することを
課題とする。
の発明は、四枚の側板と、この側板の一枚に連設される
と共に、隣接する側板に接続する糊代片とを有する四角
筒状の胴部と、この胴部の一方の開口端部に形成された
切り妻屋根状に折り込み閉鎖されたゲーブルトップ型の
頂部と、胴部の他方の開口端部に形成された底部とから
なる、ゲーブルトップ型紙容器であって、前記頂部が、
側板に連設された相対向する一組の屋根板と、他の相対
向する一組の妻板とから形成されると共に、各屋根板と
各妻板とは交互に順次環状に連設され、相対向する一組
の屋根板は、四角形状の傾斜片と外側貼着片とで形成さ
れ、相対向する一組の妻板は、側板に連設された折り込
み片と、この折り込み片に連設されると共に、傾斜片に
連設された一対の折り返し片と、この一対の折り返し片
に連設された一対の内側貼着片とで形成され、各外側貼
着片は、各内側貼着片から突出するように各内側貼着片
より幅広に形成され、各境界を折り曲げ線として、折り
込み片と折り返し片との折り曲げ線を内側に折り込むよ
うにして、相対向する妻板を屋根板間に折り込み、かつ
相対向する傾斜片を内側に折り込み、外側貼着片により
各内側貼着片を重合させ、この重合部をトップシール部
として加圧して熱接着させることにより形成されるゲー
ブルトップ型紙容器において、前記重合部の外側貼着片
同士が熱接着される部分を、部分的に熱接着したことを
特徴とする易解体性ゲーブルトップ型紙容器である。
接着される部分、すなわち、一般に2枚重ね部と言われ
る部分を部分的に熱接着したので、前記2枚重ね部と言
われる部分の熱接着強度が弱くなり、比較的容易に一次
開封を行うことができる。
記載の発明において、前記重合部の外側貼着片同士が熱
接着される部分において、上端縁部分を熱接着したこと
を特徴とする易解体性ゲーブルトップ型紙容器である。
接着される部分において、上端縁部分しか熱接着されて
いないので、前述同様2枚重ね部の熱接着強度が弱く、
比較的容易に一次開封を行うことができる。
記載の発明において、前記重合部の外側貼着片同士が熱
接着される部分において、下端縁を除く周縁部分を熱接
着したことを特徴とする易解体性ゲーブルトップ型紙容
器である。
接着される部分において、下端縁を除く周縁部分しか熱
接着されているので、2枚重ね部の熱接着強度は弱く比
較的容易に一次開封を行うことができると同時に、容器
にシャワーを浴びせても端部から水が入ることがない。
記載の発明において、前記重合部の外側貼着片同士が熱
接着される部分において、下端縁と上端縁の中央近傍を
除く周縁部分を熱接着したことを特徴とする易解体性ゲ
ーブルトップ型紙容器である。
接着される部分において、下端縁と上端縁の中央近傍を
除く周縁部分が熱接着されているので、2枚重ね部の熱
接着強度は弱く比較的容易に一次開封を行うことができ
ると同時に、容器にシャワーを浴びせても水が端部から
入り難い。
記載の発明において、前記重合部の外側貼着片同士が熱
接着される部分において、上端縁部分をパターン状に熱
接着したことを特徴とする易解体性ゲーブルトップ型紙
容器である。
接着される部分において、上端縁部分がパターン状に熱
接着されているので、容易に一次開封を行うことができ
る。
記載の発明において、前記重合部の外側貼着片同士が熱
接着される部分において、中央部近傍が幅広となる略逆
三角形状に熱接着したことを特徴とする易解体性ゲーブ
ルトップ型紙容器である。
接着される部分において、中央部近傍が幅広となる略逆
三角形状に熱接着されているので、2枚重ね部の熱接着
強度は弱く比較的容易に一次開封を行うことができると
同時に容器にシャワーを浴びせても水が端部から入り難
い。
〜6記載の発明において、前記重合部の外側貼着片と内
側貼着片とが一緒に熱接着される部分において、前記内
側貼着片の上端縁中央部に切り欠き部を設けたことを特
徴とする易解体性ゲーブルトップ型紙容器である。
着片とが一緒に熱接着される部分において、内側貼着片
の上端縁中央部、すなわち、折り返される部分近傍に切
り欠き部を設けたので、前記内側貼着片の上端縁中央部
近傍に樹脂がたまることがなく、容易に二次開封を行う
ことができる。
型紙容器を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明す
る。本発明の易解体性ゲーブルトップ型紙容器は、例え
ば、図1、図2、図4に示すように、四枚の側板と、こ
の側板の一枚に連設されると共に、隣接する側板に接続
する糊代片とを有する四角筒状の胴部(2)と、この胴
部の一方の開口端部に形成された切り妻屋根状に折り込
み閉鎖されたゲーブルトップ型の頂部(3)と、胴部の
他方の開口端部に形成された底部(4)とからなる、ゲ
ーブルトップ型紙容器(1)であって、頂部を構成する
トップシール部(18)の重合部の一組の外側貼着片
(14、14)同士が熱接着される部分を部分的に熱接
着した構成からなるものである。
は、ダイオキシンの発生など廃棄処理の問題を考慮し
て、例えば、ポリエチレン(20μm厚)/紙(坪量4
00g/m2 )/ポリエチレン(30μm厚)/酸化ケ
イ素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μ
m厚)/ポリエチレン(60μm厚)構成からなる複合
シートが好ましく使用できる。
に述べるならば、頂部(3)は、側板(21)に連設さ
れた相対向する一組の屋根板(11、11)と、他の相
対向する一組の妻板(12、12)とから形成されると
共に、各屋根板(11、11)と各妻板(12、12)
とは交互に順次環状に連設され、相対向する一組の屋根
板(11、11)は、四角形状の傾斜片(13、13)
と外側貼着片(14、14)とで形成され、前記相対向
する一組の妻板(12、12)は、側板(21)に連設
された折り込み片(15、15)と、この折り込み片
(15、15)に連設されると共に、傾斜片(13、1
3)に連設された一対の折り返し片(16、16)と、
この一対の折り返し片(16、16)に連設された一対
の内側貼着片(17、17)とで形成され、各外側貼着
片(14、14)は、各内側貼着片(17、17)から
突出するように各内側貼着片より幅広に形成され、各境
界を折り曲げ線として、折り込み片(15、15)と折
り返し片(16、16)との折り曲げ線を内側に折り込
むようにして、相対向する妻板(12、12)を屋根板
(11、11)間に折り込み、かつ相対向する傾斜片
(13、13)を内側に折り込み、外側貼着片(14、
14)により各内側貼着片(17、17)を重合させ、
この重合部をトップシール部(18)として加圧して熱
接着させることにより形成される。
す液体用紙容器ブランク形状に打ち抜いた後、該液体用
紙容器ブランクからスリーブを作製し、このスリーブを
一般手に公知の専用の充填シール機にセットし、底部組
み立てシール、内容物充填、頂部組み立てシール等の一
連の工程を経て、図1に示す切り妻屋根型の頂部(3)
を有するゲーブルトップ型紙容器(1)が作製できる。
示すように、頂部のトップシール部を十文字状に分離
(一次開封)し易くするための解体補助罫線(m)およ
び折り畳んで嵩を減らすための折り畳み罫線(n)を同
時に設けることもできる。その際、前記解体補助罫線に
おいては、傾斜片(13)に設けられた口栓取り付け部
近傍には設けない方が好ましく、また、傾斜片と外側貼
着片との境界となる稜線近傍には設けても設けなくても
どちらでも良い。さらには、折り畳み罫線を糊代片(2
2)の対応する位置に設けても良い。
充填シール機に組み込まれたシールジョーで重合部を加
熱および加圧して熱接着することにより形成される。従
ってシールジョーの形状を変更するだけで、容易にトッ
プシール部(18)における熱接着部分の形状を代える
ことができる。
なわち、折り返される部分近傍に切り欠き部(19)が
設けられている。この切り欠き部(19)は、図4に示
すようなU字状の形状に限定されるものではなく、V字
状、かんにょう状(凹状)など種々の形状を適宜選択す
ることができる。特には、樹脂たまりを均一に分散する
意味でも、左右対称な形状であることが好ましい。
辺の長さが85mmの液体用紙容器を作製する場合、通
常内側貼着片の高さ(深さ)は8〜10mm程度となっ
ており、従って、切り欠き部の幅および高さ(深さ)と
しては、2〜mm程度であることが望ましい。
頂部(3)を前述の図5に示す方法によって開封した
が、一次開封、二次開封ともにそれほどの力を必要とせ
ずに開封でき、頂部の開封は比較的容易にできた。
(坪量400g/m2 )/ポリエチレン(30μm厚)
/酸化ケイ素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム
(12μm厚)/ポリエチレン(60μm厚)構成の複
合シートを用いて、図2に示すゲーブルトップ型紙容器
ブランク(20)を作製した。
スリーブを作製し、できたスリーブを一般的に公知の専
用の充填シール機にセットして、図1に示す切り妻屋根
型の頂部(3)を有する一辺が85mmの実施例1のゲ
ーブルトップ型紙容器(1)を作製した。
シールジョー(5)の形状としては、図3(a)に示
す、重合部の外側貼着片同士が熱接着される部分におい
て、すなわち、2枚重ね部(51)の上端縁部分のみが
熱接着されるように形成され、かつ、重合部の外側貼着
片と内側貼着片とが一緒に熱接着される部分において、
すなわち、4枚重ね部(52)においては、全面を加熱
加圧接着されるよう形成されている。
部のシールジョーの形状としては、図3(b)に示す、
重合部の外側貼着片同士が熱接着される部分において、
すなわち、2枚重ね部(51)の下端縁を除く周縁部分
が熱接着されるように形成され、かつ、重合部の外側貼
着片と内側貼着片とが一緒に熱接着される部分におい
て、すなわち、4枚重ね部(52)においては、全面を
加熱加圧接着されるように形成されているシールジョー
を用いた以外は、実施例1と同じ材料、装置を用いて、
図1に示す切り妻屋根状の頂部(3)を有する一辺が8
5mmの実施例2のゲーブルトップ型の紙容器(1)を
作製した。
部のシールジョーの形状としては、図3(c)に示す、
重合部の外側貼着片同士が熱接着される部分において、
すなわち、2枚重ね部(51)の下端縁と上端縁の中央
近傍を除く周縁部分が熱接着されるように形成され、か
つ、重合部の外側貼着片と内側貼着片とが一緒に熱接着
される部分において、すなわち、4枚重ね部(52)に
おいては、全面を加熱加圧接着されるように形成された
シールジョーを用いた以外は、実施例1と同じ材料、装
置を用いて、図1に示す切り妻屋根状の頂部(3)を有
する一辺が85mmの実施例3のゲーブルトップ型の紙
容器(1)を作製した。
部のシールジョーとしては、図3(d)に示す、重合部
の外側貼着片同士が熱接着される部分において、すなわ
ち、2枚重ね部(51)の上端縁部分がパターン状に熱
接着されるように形成され、かつ、重合部の外側貼着片
と内側貼着片とが一緒に熱接着される部分において、す
なわち、4枚重ね部(52)においては、全面を加熱加
圧接着されるように形成されたシールジョーを用いた以
外は、実施例1と同じ材料、装置を用いて、図1に示す
切り妻屋根状の頂部(3)を有する一辺が85mmの実
施例4のゲーブルトップ型の紙容器(1)を作製した。
部のシールジョーとしては、図3(e)に示す、重合部
の外側貼着片同士が熱接着される部分において、すなわ
ち、2枚重ね部(51)においては、中央部近傍が幅広
となる略逆三角形状に熱接着されるように形成され、か
つ、重合部の外側貼着片と内側貼着片とが一緒に熱接着
される部分において、すなわち、4枚重ね部(52)に
おいては、全面を加熱加圧接着されるように形成された
シールジョーを用いた以外は、実施例1と同じ材料、装
置を用いて、図1に示す切り妻屋根状の頂部(3)を有
する一辺が85mmの実施例5のゲーブルトップ型の紙
容器(1)を作製した。
部のシールジョーとして、図3(f)に示す、重合部の
外側貼着片同士が熱接着される部分において、すなわ
ち、2枚重ね部(51)の下端縁を除く周縁部分が熱接
着されるように形成され、かつ、重合部の外側貼着片と
内側貼着片とが一緒に熱接着される部分においては、す
なわち、4枚重ね部(52)においては、内側貼着片の
上端縁中央部に設けた切り欠き部(19)を除いた全面
を加熱加圧接着されるように形成されたシールジョーを
用いた以外は、実施例1と同じ材料、装置を用いて、図
1に示す切り妻屋根状の頂部(3)を有する一辺が85
mmの実施例6のゲーブルトップ型の紙容器(1)を作
製した。
部のシールジョーとして、図3(g)に示す、重合部の
外側貼着片同士が熱接着される部分において、すなわ
ち、2枚重ね部(51)の下端縁と上端縁の中央近傍を
除く周縁部分が熱接着されるように形成され、かつ、重
合部の外側貼着片と内側貼着片とが一緒に熱接着される
部分においては、すなわち、4枚重ね部(52)におい
ては、内側貼着片の上端縁中央部に設けた切り欠き部
(19)を除いた全面を加熱加圧接着されるように形成
されたシールジョーを用いた以外は、実施例1と同じ材
料、装置を用いて、図1に示す切り妻屋根状の頂部
(3)を有する一辺が85mmの実施例6のゲーブルト
ップ型の紙容器(1)を作製した。
部のシールジョーとして、図3(h)に示す、2枚重ね
部(51)、2枚重ね部に続く4枚重ね部(52)とも
に、全面に加熱加圧接着されるように形成された従来の
形状のシールジョーを用いた以外は、実施例1と同じ材
料、装置を用いて、切り妻屋根状の頂部を有する一辺が
85mmの比較例1のゲーブルトップ型の紙容器を作製
した。
較例1種類、合計8種類のゲーブルトップ型紙容器のト
ップシール部の一次開封の2枚重ね部と4枚重ね部、お
よび二次開封の、それぞれのシール強度を下記の測定方
法によって測定した。その結果を表1に示す。 2枚重ね部のシール強度 ‥ 二枚重ね部分をインスト
ロン型引張試験機で強度測定する(試験幅;15mm、
引っ張り速度;300mm/min.)。 4枚重ね部のシール強度 ‥ 四枚重ね部分をインスト
ロン型引張試験機で強度測定する(試験幅;15mm、
引っ張り速度;300mm/min.)。 二次開封のシール強度 ‥ 一次開封後のトップシー
ル部を一次開封同様にインストロン型引張試験機で強度
測定する
ね部分の一部に未接着部を設けるように熱接着させるこ
とにより、2枚重ね部分のシール強度は、従来の完全接
着法より約半分のシール強度になることがわかる。ま
た、二次開封強度も半減することがわかる。
ルトップ型紙容器では、充填シール機のシールジョーの
形状を変更するのみで、易解体性を付与することができ
る。
実施例を示す、斜視説明図である。
開説明図である。
填シール機を用いてシールする際に使用するトップシー
ルジョーの形状を示す、模式説明図で、(a)〜(g)
は本発明の紙容器用であり、(h)は従来の紙容器用で
ある。
展開説明図である。
実施例を示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】四枚の側板と、この側板の一枚に連設され
ると共に、隣接する側板に接続する糊代片とを有する四
角筒状の胴部と、この胴部の一方の開口端部に形成され
た切り妻屋根状に折り込み閉鎖されたゲーブルトップ型
の頂部と、胴部の他方の開口端部に形成された底部とか
らなる、ゲーブルトップ型紙容器であって、 前記頂部が、側板に連設された相対向する一組の屋根板
と、他の相対向する一組の妻板とから形成されると共
に、各屋根板と各妻板とは交互に順次環状に連設され、
相対向する一組の屋根板は、四角形状の傾斜片と外側貼
着片とで形成され、相対向する一組の妻板は、側板に連
設された折り込み片と、この折り込み片に連設されると
共に、傾斜片に連設された一対の折り返し片と、この一
対の折り返し片に連設された一対の内側貼着片とで形成
され、各外側貼着片は、各内側貼着片から突出するよう
に各内側貼着片より幅広に形成され、各境界を折り曲げ
線として、折り込み片と折り返し片との折り曲げ線を内
側に折り込むようにして、相対向する妻板を屋根板間に
折り込み、かつ相対向する傾斜片を内側に折り込み、外
側貼着片により各内側貼着片を重合させ、この重合部を
トップシール部として加圧して熱接着させることにより
形成されるゲーブルトップ型紙容器において、 前記重合部の外側貼着片同士が熱接着される部分を、部
分的に熱接着したことを特徴とする易解体性ゲーブルト
ップ型紙容器。 - 【請求項2】前記重合部の外側貼着片同士が熱接着され
る部分において、上端縁部分を熱接着したことを特徴と
する請求項1記載の易解体性ゲーブルトップ型紙容器。 - 【請求項3】前記重合部の外側貼着片同士が熱接着され
る部分において、下端縁を除く周縁部分を熱接着したこ
とを特徴とする請求項1記載の易解体性ゲーブルトップ
型紙容器。 - 【請求項4】前記重合部の外側貼着片同士が熱接着され
る部分において、下端縁と上端縁の中央近傍を除く周縁
部分を熱接着したことを特徴とする請求項1記載の易解
体性ゲーブルトップ型紙容器。 - 【請求項5】前記重合部の外側貼着片同士が熱接着され
る部分において、上端縁部分をパターン状に熱接着した
ことを特徴とする請求項1記載の易解体性ゲーブルトッ
プ型紙容器。 - 【請求項6】前記重合部の外側貼着片同士が熱接着され
る部分において、中央部近傍が幅広となる略逆三角形状
に熱接着したことを特徴とする請求項1記載の易解体性
ゲーブルトップ型紙容器。 - 【請求項7】前記重合部の外側貼着片と内側貼着片とが
一緒に熱接着される部分において、前記内側貼着片の上
端縁中央部に切り欠き部を設けたことを特徴とする請求
項1〜6のいずれか1項に記載の易解体性ゲーブルトッ
プ型紙容器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021117158A1 (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | 北越パッケージ株式会社 | 紙製容器 |
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-
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- 2001-03-29 JP JP2001095200A patent/JP4736218B2/ja not_active Expired - Fee Related
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