JP2002284005A - 鉄道車両用空調制御装置および鉄道車両用空調制御情報収集システム - Google Patents

鉄道車両用空調制御装置および鉄道車両用空調制御情報収集システム

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JP2002284005A
JP2002284005A JP2001090172A JP2001090172A JP2002284005A JP 2002284005 A JP2002284005 A JP 2002284005A JP 2001090172 A JP2001090172 A JP 2001090172A JP 2001090172 A JP2001090172 A JP 2001090172A JP 2002284005 A JP2002284005 A JP 2002284005A
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conditioning control
air conditioning
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Osamu Michitsuji
修 道辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車上モニタ装置等の他の周辺機器からの車両
運行情報も収集することができるようにして、外乱も含
めた情報出力を可能とし、より高精度の空調制御を可能
とすること。 【解決手段】 空調機器入力情報22、センサ検出情報
24および周辺機器としての車上モニタ装置11,補助
電源装置12から取得した車両運行情報(電源状態情報
23、車上モニタ情報)とに基づいて空調機器出力情報
21を演算し、該演算した空調機器出力情報21に基づ
いて鉄道車両に用いられる空調機器8,9、10を制御
する制御部2と、空調機器入力情報22、センサ検出情
報24および空調機器出力情報21を含む空調制御情報
と車両運行情報とを端末機14に送信し、かつ端末機1
4からのデータを受信するデータ送受信端子DTを有す
る伝送部7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道車両に用い
られる空調機器を運転制御する鉄道車両用空調制御装置
および鉄道車両用空調制御情報収集システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の空気調和装置などの空調機器
を制御する空調制御装置においては、高度な制御機能が
要求される為、マイクロプロセッサを搭載したシステム
が大半を占めている。
【0003】鉄道車両を制御する空調制御装置において
は、乗車率の時間的あるいは車種による変動、ドアの開
閉、外気温度の変動、走行による場所移動等の車両特有
の外乱に対応しつつ、車内環境を快適にする必要があ
る。
【0004】従来、現車に搭載した空調制御装置の制御
状態を確認するには、空調制御装置上の表示設定部に表
示された簡易的な情報と、計測器による車内環境測定情
報と、試験員の観察による車内外の状態とを、人が各々
時系列に書き取り、集まった情報をパソコンに入力し、
照合して良否の確認を行っていた。
【0005】鉄道車両用空気調和装置では、一般的な空
気調和装置と同じく、室内(車内)の環境を設定された
温度に制御することが第1の目的であるが、鉄道車両に
おいては一般的な空気調和装置と異なり上記した各種外
乱が多く、また車種に応じて外乱要因が異なり多岐に渡
る為、制御内容が複雑となる。よって、空調制御装置を
現車に搭載した状態で、設計、仕様を満足しているか否
かを確認することが不可欠となる。
【0006】従来の試験方法では、試験員の手作業によ
るものが多いので、報告書を纏める際でも手書きで書き
取られた情報をパソコンへ入力し、再集計する必要があ
る等、作業効率が悪かった。また、車両の営業運転中に
おいては、計測器を設置することも出来ず、空調制御状
態の確認も出来ない問題があった。
【0007】空気調和装置からのデータ収集にパソコン
を使った従来の技術として、特開平2−176343号
公報がある。図5は、特開平2−176343号公報に
示される、空気調和装置100とその点検装置としての
パソコン120を併せて示した機能ブロック図である。
この空気調和装置100においては、室温センサなどの
各種センサ111から得られた情報を記憶手段112に
記憶し、この記憶手段112の記憶データや制御手段1
13の制御データを、空気調和装置100に設けたデー
タ送信手段115およびデータ送信端子116を介して
外部のパソコン120に送信できるようにしており、空
気調和装置100の動作状況をパソコン120上で解析
することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、鉄道車両用に使用する上で、次のような問
題点があった。 (1) 室温データ等の空調制御装置が有する空調制御
情報の情報収集は可能であるが、鉄道車両用空気調和装
置の制御確認において不可欠な要素である、乗車率、ド
ア開閉状態、電源装置の状態などの車両運行情報の収集
が出来ない。 (2)鉄道車両において測定試験を行う場合、空調制御
装置の設置場所、鉄道車両の運行状態により、パソコン
等の端末機または空調制御装置を操作出来る日程・時間
帯に制約が多い為、予め設定した時間帯で人の操作を介
さず自動的に情報の収集を行う機能が無い。 (3)空調制御装置からの収集情報とは別の測定器で測
定した測定データと照合する為の、共通のファイル形式
への変換機能が無い。
【0009】この発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、車上モニタ装置等の他の周辺機器からの車両運行情
報を収集することができるとともに、予め収集したい情
報や収集日時などを設定可能とすることにより人の操作
を介さず自動的に情報を収集することが出来、尚且つ収
集した情報を市販の表計算ソフトで使用可能な標準ファ
イル形式に変換することが可能な鉄道車両用空調制御装
置および鉄道車両用空調制御情報収集システムを得るこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、鉄道車両に用いられる空調機器を運転
制御する空調制御装置において、空調機器入力情報、セ
ンサ検出情報および周辺機器から取得した車両運行情報
とに基づいて空調機器出力情報を演算し、該演算した空
調機器出力情報に基づいて前記鉄道車両に用いられる空
調機器を制御する制御部と、前記空調機器入力情報、セ
ンサ検出情報および空調機器出力情報を含む空調制御情
報と前記車両運行情報とを外部機器に送信し、かつ外部
機器からのデータを受信するデータ送受信端子を有する
伝送部とを備えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、空調制御装置は、デー
タ送受信端子を介して、空調機器入力情報、センサ検出
情報および空調機器出力情報を含む空調制御情報と車両
運行情報とを外部機器に出力することが可能になる。
【0012】つぎの発明は、上記発明において、前記車
両運行情報および前記空調制御情報を一時記憶する第1
の記憶部を備え、該第1の記憶部に記憶された車両運行
情報および前記空調制御情報を前記データ送受信端子を
介して外部機器に送信することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、空調機器入力情報、セ
ンサ検出情報および空調機器出力情報を含む空調制御情
報と車両運行情報とは空調制御装置に内蔵されるRAM
などの第1の記憶部に記憶される。
【0014】つぎの発明は、上記発明において、第1の
記憶部から外部機器に車両運行情報および空調制御情報
を送信するための通信制御のファームウェアを予め記憶
する第2の記憶部を備えることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、空調制御装置は、RO
Mなどから成る第2の記憶部に記憶された通信制御のフ
ァームウェアにしたがって、外部機器に車両運行情報お
よび空調制御情報が送信される。
【0016】つぎの発明にかかる鉄道車両用空調制御情
報収集システムは、空調機器入力情報、センサ検出情報
および周辺機器から取得した車両運行情報とに基づいて
空調機器出力情報を演算し、該演算した空調機器出力情
報に基づいて前記鉄道車両に用いられる空調機器を制御
する制御部と、前記空調機器入力情報、センサ検出情報
および空調機器出力情報を含む空調制御情報と前記車両
運行情報とを端末機に送信し、かつ端末機からのデータ
を受信するデータ送受信端子を有する第1の伝送部とを
有する空調制御装置と、前記空調制御装置のデータ送受
信端子に接続され、前記空調制御装置の第1の伝送部と
データの送受信を行う第2の伝送部と、この第2の伝送
部を介して前記空調制御装置から収集した車両運行情報
および空調制御情報を表示する表示部と、前記空調制御
装置から収集する情報を設定し、設定された収集情報を
前記空調制御装置から収集するための制御を行う情報収
集制御手段とを備える端末機とを備えることを特徴とす
る。
【0017】この発明によれば、端末機は、空調制御装
置から車両運行情報および空調制御情報を収集し、収集
したこれらの情報を表示する。収集される情報は、端末
機側で選択設定可能である。
【0018】つぎの発明にかかる鉄道車両用空調制御情
報収集システムは、上記発明において、前記情報収集制
御手段は、前記空調制御装置から情報を自動収集する日
時を設定するスケジュール機能を有し、このスケジュー
ル機能を用いて前記端末機に情報を収集する日時を設定
することにより、任意の時間に前記空調制御装置からの
情報収集を自動的に実行することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、端末機に情報を収集す
る日時を設定すれば、任意の時間に空調制御装置からの
情報収集を自動的に実行することができる。
【0020】つぎの発明にかかる鉄道車両用空調制御情
報収集システムは、上記発明において、前記情報収集制
御手段は、前記収集した情報を所定の標準ファイル形式
に変換するファイル変換機能を有することを特徴とす
る。
【0021】この発明によれば、端末機のファイル変換
機能を用いれば、収集した車両運行情報および空調制御
情報を標準ファイルに変換することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる鉄道車両用空調制御装置およびシステムの
好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0023】実施の形態1.以下にこの発明の実施の形
態1について説明する。図1はこの発明の実施の形態1
による鉄道車両用空調制御装置のシステム構成図であ
る。
【0024】空調制御装置1から出力される空調機器出
力情報21によって制御される空調機器には、空気調和
装置8,暖房装置9および扇風機10が含まれる。これ
らの空気調和装置8,暖房装置9および扇風機10は鉄
道車両に搭載されている。空気調和装置8から空調制御
装置1へは、空気調和装置8を構成する機器の動作状態
や故障状態などを示す空調機器入力情報22が入力され
る。
【0025】周辺機器としての車上モニタ装置11は、
鉄道車両の車上モニタ情報20をモニタするものであ
り、車上モニタ装置11によってモニタされる車上モニ
タ情報20には、空調運転モード,乗車率,ドア開閉状態
等のモニタ情報が含まれる。車上モニタ装置11によっ
てモニタされた車上モニタ情報20は、空調制御装置1
に入力される。周辺機器としての補助電源装置12は、
空調制御装置1に対する給電制御を行うもので、補助電
源装置12の状態を示す電源状態情報23を所有してい
る。この電源状態情報23は、空調制御装置1に入力さ
れる。センサ群13は、鉄道車両内外の各所に設けられ
た各種センサを表している。センサ群13が検出する物
理量としては、環境温度(車内温度、外気温度など)、
車内湿度などがある。センサ群13によって検出された
センサ検出情報24は、空調制御装置1に入力される。
【0026】空調制御装置1には、空調運転指令やセン
サ検出値等により空調機器(空気調和装置8,暖房装置
9および扇風機10)の運転制御内容を演算する制御部
(CPU)2と、予め作成された制御プログラムを格納
している記憶部(ROM)3と、制御データを一時格納
する記憶部(RAM)4と、外部からの各種情報を入力
するための入力部5と、外部への各種情報を出力するた
めの出力部6と、外部との通信を行う伝送部7とを有し
ている。
【0027】入力部5は、補助電源装置12からの電源
状態情報23、空気調和装置8からの空調機器入力情報
22、センサ群13からのセンサ検出情報24を入力す
る。出力部6は、制御部2によって演算された空調機器
出力情報21を出力する。伝送部7は、車上モニタ装置
11からの車上モニタ情報20を入力するインターフェ
ースを有している。伝送部7は、端末機14とデータを
送受信するためのデータ送受信端子DT(例えばD−s
ubコネクタ)を有している。
【0028】記憶部(RAM)4は、入力部5を介して
入力された空調機器入力情報22、電源状態情報23、
センサ検出情報24と、伝送部7を介して入力された車
上モニタ情報20とを逐次記憶する。制御部(CPU)
2は、空調機器入力情報22、電源状態情報23、セン
サ検出情報24および車上モニタ情報20および設定さ
れた車内設定温度などに基づいて、設定温度の補正値、
空調運転領域、空調機器の入出力状態などの各空調機器
の空調機器出力情報21を演算し、演算した空調機器出
力情報21を出力部6を介して空調機器(空気調和装置
8,暖房装置9、扇風機10)に出力する。記憶部(R
AM)4には、制御部2で演算された空調機器出力情報
21も、逐次記憶される。記憶部(ROM)3には、記
憶部(RAM)4に記憶された空調機器入力情報22、
電源状態情報23、センサ検出情報24および車上モニ
タ情報20、設定された車内設定温度、および空調機器
出力情報21を端末機14に送信するための通信制御の
ファームウェアが予め記憶されている。
【0029】なお、車上モニタ情報および電源状態情報
23を含めて車両運行情報と称する。また、センサ検出
情報24、空調機器出力情報21、空調機器入力情報2
2、設定された車内設定温度などを含めて空調制御情報
と称する。
【0030】端末機14は、空調制御装置1から空調制
御情報および車両運行情報などを含む空調情報25を収
集するものであり、例えばパーソナルコンピュータで構
成されている。端末機14は、空調制御装置1との通信
を行う伝送部19と、各種設定画面や収集した情報を表
示する表示部18と、収集する情報の設定や表示する情
報の設定に用いる入力部(例えばキーボード)17と、
予め作成されたプログラムや収集した情報を格納する記
憶部(例えば、RAMおよびHDD)16と、空調制御
装置1から空調情報25を収集制御するための各種制御
を実行する制御部15とを備えている。
【0031】伝送部19は、例えばRS−232Cなど
のシリアルインターフェースを有している。空調制御装
置1から端末機14へ収集される空調情報25は、空調
制御装置1の記憶部4の記憶データであり、前述したよ
うに、この空調情報25には、車上モニタ情報20およ
び電源状態情報23を含む車両運行情報と、センサ検出
情報24、空調機器出力情報21、空調機器入力情報2
2および設定された車内設定温度などを含む空調制御情
報とが含まれる。端末機14で収集する空調情報25と
して、空調制御情報および車両運行情報のうちのどのデ
ータを選択するかは、端末機14側で設定することがで
きる。
【0032】(データ収集処理)図2は端末機14での
空調情報の収集手順を例示するフローチャートである。
ステップS1でデータ収集処理が開始されると、端末機
14の制御部15は、最初に、収集情報の設定が終了し
ているか否かを判定する(ステップS2)。収集情報の
設定とは、空調制御装置1から収集する空調制御情報お
よび車両運行情報に含まれる各種データ(空調運転モー
ド,乗車率,ドア開閉状態、車内温度、車外温度、車内湿
度等々)から、どのデータを収集するかを選択指定する
ための処理である。収集情報の設定が終了していないと
判定された場合、制御部15は、例えば、表示部18に
収集情報の設定をオペレータに行わせるための案内画面
を表示する。この案内によりオペレータは、収集情報の
設定処理を実行する(ステップS3)。ステップS2
で、設定済みと判定された場合は、前回の設定内容を設
定する。
【0033】つぎに、制御部15は、収集情報の設定内
容によって指定されたデータを収集するためのコマンド
を伝送部19を介して空調制御装置1に送信する。この
コマンドを伝送部7を介して受信すると、空調制御装置
1の制御部2は、記憶部(ROM)3に記憶された通信
制御のファームウェアに従って、記憶部(RAM)4に
記憶された空調情報25の中から収集情報の設定で指定
されたデータを読み出し、該読み出したデータを伝送部
7を介して、端末機14に出力する。このようにして、
空調制御装置1からオペレータが指定した所要の空調情
報(車上モニタ情報20および電源状態情報23などの
車両運行情報と、空調機器出力情報21、空調機器入力
情報22および車内設定温度などの空調制御情報)25
が収集される(ステップS4)。
【0034】つぎに、端末機14の制御部15は、表示
部18に表示する表示データが設定済みか否かを確認す
る(ステップS5)。表示データの設定とは、収集した
複数のデータの中から表示部18に表示するデータを選
択するための設定処理である。表示データの設定が終了
していないと判定された場合、制御部15は、例えば、
表示部18に表示データの設定をオペレータに行わせる
ための案内画面を表示する。この案内によりオペレータ
は、表示データの設定処理を実行する(ステップS
6)。ステップS5で、設定済みと判定された場合は、
ステップS7へ手順を移行させる。
【0035】ステップS7では、制御部15は、情報収
集を終了させるか否かをオペレータに確認し、終了する
場合は手順をステップS8へ進ませ、終了しない(N
O)場合は、オペレータによる終了指示があるまで、待
機する。
【0036】その後、制御部15は、情報収集処理を停
止させた後(ステップS8)、収集した情報をファイル
に保存するか否かをオペレータに確認し(ステップS
9)、保存しないとオペレータの指示があった場合は、
これで手順を終了させ(ステップS11)、ファイルを
保存するとオペレータの指示があった場合は、収集した
情報をファイルに保存した後(ステップS10)、処理
を終了する。このようなデータ収集処理が、任意の周
期、あるいはオペレータ指示したときに行われる。
【0037】このようにこの実施の形態1においては、
空調制御装置1にデータ送受信端子DTを設け、このデ
ータ送受信端子を介して空調制御装置1自身が有する空
調制御情報のみならず、周辺機器から入力される乗車
率、ドア開閉状態、電源状態などの鉄道車両用空調機器
の制御確認において不可欠な要素である車両運行情報も
端末機14に送信できるようにしているので、外乱も含
めた情報出力が可能になり、これらの出力情報を収集し
て利用すれば、より高精度の空調制御が可能になる。ま
た、空調制御装置1から車両運行情報および空調制御情
報を収集し、収集したこれらの情報を表示するとともに
収集する情報を選択指定できる端末機14を含んでシス
テムを構成しているので、収集した所要の情報を端末機
14の表示部18に任意に表示できる。また、収集する
情報を選択指定することができる機能を端末機14に備
えさせているので、異なる空調制御装置に接続された場
合でも各々の空調制御装置に対応した情報を収集するこ
とが可能となる。
【0038】実施の形態2. (スケジュール機能)図3は、この発明の実施の形態2
による処理手順を例示するフローチャートである。この
実施の形態2においては、空調制御装置1から空調情報
を自動収集する日時を設定するスケジュール機能を端末
機14に搭載するようにしている。
【0039】スケジュール機能の設定処理が開始される
と(ステップS12)、端末機14の制御部15は、ま
ず、収集開始日時が設定済みか否かを判定し(ステップ
S13)、設定済み(YES)の場合は手順をステップ
S15へ進ませる。未設定の場合は、例えば、表示部1
8に開始日時の設定をオペレータに行わせるための案内
画面を表示する。この案内によりオペレータは、開始日
時の設定処理を実行する(ステップS14)。
【0040】つぎに、制御部15は、収集終了日時が設
定済みか否かを判定し(ステップS15)、設定済み
(YES)の場合は手順をステップS17へ進ませる。
未設定の場合は、例えば、表示部18に終了日時の設定
をオペレータに行わせるための案内画面を表示する。こ
の案内によりオペレータは、収集終了日時の設定処理を
実行する(ステップS16)。
【0041】ステップS17では、他の日時の設定を行
うか否かを確認し、設定を行うとオペレータが指示した
場合は、手順をステップS13に復帰させて、前記の内
容を繰り返す。ステップS17の判定がNO場合は、設
定された1〜複数組から成る開始日時および終了日時に
よって自動収集するスケジュールの登録を行い(ステッ
プS18)、手順を終了させる(ステップS19)。端
末機14では、このようにして設定された開始日時およ
び終了日時にしたがって、空調制御装置1から空調情報
を動的に収集する。
【0042】このようにこの実施の形態2では、端末機
14に空調情報収集のためのスケジュール機能を搭載す
るようにしているので、任意の時間に空調制御装置1か
らの情報収集を自動的に実行するが可能になる。
【0043】実施の形態3. (標準ファイル変換機能)図4は、この発明の実施の形
態3による処理手順を例示するフローチャートである。
この実施の形態3においては、空調制御装置1から収集
したデータを、CSV方式などの標準ファイル形式に変
換するファイル変換機能を端末機14に備えさせるよう
にしている。
【0044】ステップS21では、標準ファイル変換を
行うか否かがオペレータに確認される。標準ファイル変
換を行う場合、端末機14の制御部15は、まず、収集
情報が有るか否かを確認する(ステップS22)。
【0045】収集情報がある場合は、オペレータに変換
するデータ(ファイル)を選択させた後(ステップS2
3)、選択されたファイルに対し、標準ファイルへの変
換処理を実行する(ステップS24)。この時、標準フ
ァイルに変換されたファイルのファイル名は収集情報フ
ァイルと同一ファイル名として保存される。ステップS
25で他に標準ファイル変換を実施するファイルが有る
か無いかをオペレータに確認し、変換するファイルが有
る(YES)場合は、ステップS23へ戻り、前記の処
理を繰り返す。また、ステップS25で変換するファイ
ルが無い場合は、ファイル変換処理を終了する(ステッ
プS26)。
【0046】このようにこの実施の形態3においては、
収集した空調情報をCSVなどの標準ファイルに変換す
る機能を備えさせているので、市販の表計算ソフトなど
を用いた編集処理が容易に可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
空調制御装置にデータ送受信端子を設け、このデータ送
受信端子を介して空調制御装置自身が有する空調制御情
報のみならず、周辺機器から入力される乗車率、ドア開
閉状態、電源状態などの鉄道車両用空調機器の制御確認
において不可欠な要素である車両運行情報も外部機器に
送信できるようにしているので、外乱も含めた情報出力
が可能になり、これらの出力情報を収集して利用すれ
ば、より高精度の空調制御が可能になる。
【0048】つぎの発明においては、空調制御装置内に
車両運行情報および空調制御情報を一時記憶する記憶部
を備え、この記憶部に記憶された車両運行情報および空
調制御情報をデータ送受信端子を介して外部機器に送信
するようにしているので、任意の時点で、空調制御情報
と空調制御装置以外の周辺機器より取得する車両運行情
報とを外部機器へ送出することが可能となる。
【0049】つぎの発明においては、空調制御装置は、
ROMなどから成る記憶部に記憶された通信制御のファ
ームウェアにしたがって車両運行情報および空調制御情
報の送信を行えることができるので、外部機器からのコ
マンドに応答して車両運行情報および空調制御情報を外
部機器に送出することが可能となる。
【0050】つぎの発明においては、空調制御装置から
車両運行情報および空調制御情報を収集し、収集したこ
れらの情報を表示するとともに収集する情報を選択指定
できる端末機を空調制御装置に接続してシステムを構成
しているので、収集した所要の情報を端末機の表示部に
任意に表示できる。また、収集する情報を選択指定する
ことができる機能を端末機に備えさせているので、異な
る空調制御装置に接続された場合でも各々の空調制御装
置に対応した情報を収集することが可能となる。
【0051】つぎの発明においては、端末機に空調制御
装置から情報を自動収集する日時を設定するスケジュー
ル機能を備えさせたので、任意の時間に且つ自動的に空
調情報の収集が可能となり、空調制御装置や端末機が操
作できない状況においても自動的な収集が可能となる。
【0052】つぎの発明においては、端末機に収集した
情報を標準ファイル形式に変換するファイル変換機能を
備えさせたので、汎用の表計算ソフトなどのソフトウェ
アを使用して、編集作業や測定機により計測したデータ
との照合が簡単に出来、作業効率を向上させる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる鉄道車両用空調制御情報収
集システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1による空調情報収集の制御手順
を示すフローチャートである。
【図3】 実施の形態3による情報収集のスケジュール
登録の制御手順を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態3による標準ファイル変換の制御
手順を示すフローチャートである。
【図5】 従来技術を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 空調制御装置、2 制御部(CPU)、3 記憶部
(ROM)、4 記憶部(RAM)、5 入力部、6
出力部、7 伝送部、8 空気調和装置、9暖房装置、
10 扇風機、11 車上モニタ装置、12 補助電源
装置、13センサ群、14 端末機、15 制御部(C
PU)、16 記憶部、17 入力部、18 表示部、
19 伝送部、20 車上モニタ情報(運転モード、乗
車率、ドア開閉)、21 空調機器出力情報、22 空
調機器入力情報、23 電源状態情報、24 センサ検
出情報、25 空調情報(空調制御情報および車両運行
情報)、DT データ送受信端子。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両に用いられる空調機器を運転制
    御する空調制御装置において、 空調機器入力情報、センサ検出情報および周辺機器から
    取得した車両運行情報とに基づいて空調機器出力情報を
    演算し、該演算した空調機器出力情報に基づいて前記鉄
    道車両に用いられる空調機器を制御する制御部と、 前記空調機器入力情報、センサ検出情報および空調機器
    出力情報を含む空調制御情報と前記車両運行情報とを外
    部機器に送信し、かつ外部機器からのデータを受信する
    データ送受信端子を有する伝送部と、 を備えることを特徴とする鉄道車両用空調制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車両運行情報および前記空調制御情
    報を一時記憶する第1の記憶部を備え、該第1の記憶部
    に記憶された車両運行情報および前記空調制御情報を前
    記データ送受信端子を介して外部機器に送信することを
    特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用空調制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶部から外部機器に前記車
    両運行情報および空調制御情報を送信するための通信制
    御のファームウェアを予め記憶する第2の記憶部を備え
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の鉄道車両
    用空調制御装置。
  4. 【請求項4】 空調機器入力情報、センサ検出情報およ
    び周辺機器から取得した車両運行情報とに基づいて空調
    機器出力情報を演算し、該演算した空調機器出力情報に
    基づいて前記鉄道車両に用いられる空調機器を制御する
    制御部と、前記空調機器入力情報、センサ検出情報およ
    び空調機器出力情報を含む空調制御情報と前記車両運行
    情報とを端末機に送信し、かつ端末機からのデータを受
    信するデータ送受信端子を有する第1の伝送部とを有す
    る空調制御装置と、 前記空調制御装置のデータ送受信端子に接続され、前記
    空調制御装置の第1の伝送部とデータの送受信を行う第
    2の伝送部と、この第2の伝送部を介して前記空調制御
    装置から収集した車両運行情報および空調制御情報を表
    示する表示部と、前記空調制御装置から収集する情報を
    設定し、設定された収集情報を前記空調制御装置から収
    集するための制御を行う情報収集制御手段とを備える端
    末機と、 を備えることを特徴とする鉄道車両用空調制御情報収集
    システム。
  5. 【請求項5】 前記情報収集制御手段は、前記空調制御
    装置から情報を自動収集する日時を設定するスケジュー
    ル機能を有し、 このスケジュール機能を用いて前記端末機に情報を収集
    する日時を設定することにより、任意の時間に前記空調
    制御装置からの情報収集を自動的に実行することを特徴
    とする請求項4に記載の鉄道車両用空調制御情報収集シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記情報収集制御手段は、前記収集した
    情報を所定の標準ファイル形式に変換するファイル変換
    機能を有することを特徴とする請求項4または5に記載
    の鉄道車両用空調制御情報収集システム。
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