JP2002283163A - 工具折損検知装置 - Google Patents

工具折損検知装置

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JP2002283163A
JP2002283163A JP2001082849A JP2001082849A JP2002283163A JP 2002283163 A JP2002283163 A JP 2002283163A JP 2001082849 A JP2001082849 A JP 2001082849A JP 2001082849 A JP2001082849 A JP 2001082849A JP 2002283163 A JP2002283163 A JP 2002283163A
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JP2001082849A
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Tetsuo Yamakage
哲郎 山蔭
Yoshihiro Arai
義博 荒井
Shinji Uetake
伸二 植竹
Tomokazu Takayama
智一 高山
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 工具交換の工程で工具の折損が検出できる工
具折損検知装置を提供して工具折損検出時間を短縮させ
ることである。 【解決手段】 主軸台が少なくとも主軸軸線方向及び主
軸軸線と直角な方向に移動可能で、主軸31が主軸台に
回転可能に軸承され先端に工具を着脱自在に装着する。
工具マガジン装置は、工具を夫々保持する複数の工具保
持部を有し選択された工具保持部を工具受渡位置に割出
し位置決めして工具交換位置に位置決めされた主軸31
との間で工具交換を行うことができる。折損検出装置5
0は工具交換位置の近傍に配置されているとともに、工
具交換プログラムにより主軸31に装着された交換する
戻し工具の工具寸法を工具情報記憶手段から読み出すこ
とができ、戻し工具の寸法に応じて工具交換原位置と工
具交換位置を結ぶ直線から離脱して戻し工具が折損検出
装置50の検出部を通過する戻し経路に沿って主軸31
を工具交換位置に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸と工具マガジ
ン装置との間で工具交換するとき、工具マガジン装置に
戻される工具が折損しているか否か検知する工具折損検
知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械が工具交換するときの工具折損検知
装置として、ワークテーブル101上で工具Tの加工動
作と干渉しない位置に折損検出装置103を載置したも
のがある。折損検出装置103は、リミットスイッチ等
を使用する接触式のもので、主軸105を移動して工具
Tの先端を検出部104に接触させることにより工具T
の長さを検出して工具Tの折損を確認した後、工具マガ
ジン装置106に移動して工具交換するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の工具折損検
知装置を使用する場合、ワークの加工終了後に主軸10
5を軸送り移動して工具Tをワークテーブル101上に
載置されている折損検出装置103の検出部104に接
触させてから工具Tを工具マガジン装置に戻すので、工
具の折損を検出しない場合と比較して、主軸の移動量が
大きくなるとともに、工具Tの長さを検出するときに軸
移動が一時停止する状態となるのでサイクルタイムが長
くなる問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、上記の問題に対
処することを課題とする。より特定すれば、主軸が工具
Tを工具マガジン装置に戻す経路の近傍に折損検出装置
を配置するとともに、工具を交換する工程の一連の動作
として移動中に工具の折損が検出できる工具折損検知装
置を提供してサイクルタイムを短縮させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、少なくと
も主軸軸線方向及び主軸軸線と直角な方向に移動可能に
ベッド上に装架された主軸台と、該主軸台に回転可能に
軸承され先端に工具が着脱自在に装着される主軸と、工
具を夫々保持する複数の工具保持部を有し選択された工
具保持部を工具受渡位置に割出し位置決めして工具交換
位置に位置決めされた前記主軸との間で工具交換を行う
工具マガジン装置と、前記工具交換位置の近傍に設けら
れた折損検出装置と、前記主軸に装着された交換される
べき戻し工具の工具寸法を工具情報記憶手段から読み出
す手段と、該戻し工具の寸法に応じて前記戻し工具が前
記折損検出装置の検出部を通過する戻し経路に沿って前
記主軸を前記工具交換位置に移動させる手段とを備えた
ことである。
【0006】請求項2に係る発明の構成上の特徴は、ベ
ッド上に設けられ水平の第1方向に移動される第1スラ
イダと、該第1スライダ上に積層され第1方向に直角で
水平の第2方向に移動される第2スライダと、第2スラ
イダに設けられ上下方向に移動される主軸台と、該主軸
台に上下方向の軸線回りに回転可能に軸承され先端に工
具が着脱自在に装着される主軸と、工具を夫々保持する
複数の工具保持部を有し選択された工具保持部を工具受
渡位置に割出し位置決めして工具交換位置に位置決めさ
れた前記主軸との間で工具交換を行う工具マガジン装置
と、前記工具交換位置の近傍に設けられた折損検出装置
と、前記主軸に装着された交換されるべき戻し工具の工
具寸法を工具情報記憶手段から読み出す手段と、該戻し
工具の寸法に応じて前記戻し工具が前記折損検出装置の
検出部を通過する戻し経路に沿って前記主軸を前記工具
交換位置に位置決めする手段とを備えたことである。
【0007】請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1又は請求項2に記載の工具折損検知装置におい
て、前記主軸が前記工作物を加工する加工領域と前記工
具マガジン装置が収納されるマガジン領域との間を開閉
可能に遮断するカバー装置を設け、該カバー装置のマガ
ジン領域側に前記検出装置を設けたことである。
【0008】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、ベッド上に装架された主軸台が少
なくとも主軸軸線方向及び主軸軸線と直角な方向に移動
可能であり、主軸が主軸台に回転可能に軸承され先端に
工具が着脱自在に装着されている。工具マガジン装置
は、工具を夫々保持する複数の工具保持部を有し選択さ
れた工具保持部を工具受渡位置に割出し位置決めして工
具交換位置に位置決めされた主軸との間で工具交換を行
う。折損検出装置は工具交換位置の近傍に配置されてい
るとともに、工具交換をする制御プログラムにより主軸
に装着された交換する戻し工具の工具寸法を工具情報記
憶手段から読み出し、戻し工具の寸法に応じて工具交換
原位置と工具交換位置を結ぶ直線から離脱して戻し工具
が折損検出装置の検出部を通過する戻し経路に沿って主
軸を工具交換位置に移動させる。これにより工具の折損
を検出する為の主軸の移動量が僅かであり、且つ工具交
換の一連の動作として移動中に工具の折損が検出できる
ので、サイクルタイムを短縮することができる。
【0009】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、第1スライダがベッド上に設けられ水平の
第1方向に移動し、第2スライダが該第1スライダ上に
積層され第1方向に直角で水平の第2方向に移動する。
主軸台が第2スライダに設けられ上下方向に移動され、
先端に工具が着脱自在に装着される主軸が主軸台に上下
方向の軸線回りに回転可能に軸承されている。工具マガ
ジンは、工具を夫々保持する複数の工具保持部を有し、
選択された工具保持部を工具受渡位置に割出し位置決め
して工具交換位置に位置決めされた主軸との間で工具交
換を行う。折損検出装置は工具交換位置の近傍に配置さ
れているとともに、工具交換プログラムにより主軸に装
着された交換する戻し工具の工具寸法を工具情報記憶手
段から読み出し、戻し工具の寸法に応じて工具交換原位
置と工具交換位置を結ぶ直線から離脱して戻し工具が折
損検出装置の検出部を通過する戻し経路に沿って主軸を
工具交換位置に位置決めする。これにより、工具の折損
を検出する為の主軸の移動量が僅かであり、且つ工具交
換の一連の動作として移動中に工具の折損が検出できる
ので、サイクルタイムを短縮することができる。
【0010】上記のように構成した請求項3に係る発明
においては、請求項1又は請求項2に記載の工具折損検
知装置において、カバー装置が工作物を加工する加工領
域と工具を収納するマガジン領域との間を開閉可能に遮
断するように配置され、折損検出装置がそのカバー装置
のマガジン領域側に配置されているので、折損検出装置
をクーラント液及び切粉の飛散から保護することができ
る。
【0011】
【実施の形態】図2は立形主軸を有する工作機械であ
り、下方のベッド部ユニット36上に主軸台ユニット4
0が取付けられる構造である。
【0012】1はベッド部ユニット36の断面U字状の
ベッドで、底部2の両側端から一対の側壁3が上方に立
設され、一対の側壁3の間には動作空間4が形成され、
各側壁3の上面には水平な基準面5が形成されている。
35は工作物Wを位置決めクランプする治具装置で、基
準面5よりも下方の動作空間4内でベッド1の底部2の
前側に取付けられている。
【0013】主軸台ユニット40の基本構成は、ベース
6、ベース6上に第1方向に摺動可能に装架される第1
スライダ10、第1スライダ10上に第1方向に直角な
第2方向に摺動可能に装架される第2スライダ20、第
2スライダ20に第1及び第2方向と直角な第3方向に
摺動可能に装架される主軸台30、及び主軸台30に軸
承され先端に工具を着脱自在に装着する主軸31であ
る。
【0014】ベース6は、ベッド部ユニット36の各基
準面5上に夫々固定される一対の第1案内部7とその第
1案内部7の両端部を連結する一対の連結部8により構
成され、夫々の第1案内部7と連結部8で囲まれた中央
部には、動作空間4に通じる貫通スペース9が形成され
ているロの字構造となっている。
【0015】第1スライダ10はベース6上に側壁3と
平行で水平な第1方向に摺動可能に載置されており、一
対の第1スライド部11と各第1スライド部11の両端
を連結する一対の第2案内部13により構成され、第1
スライド部11と第2案内部13で囲まれた中央部に
は、貫通スペース9を通過し動作空間4に通じる貫通空
間14が形成されているロの字構造となっている。この
第1スライダ10の各第1スライド部11の底部は、ベ
ース6の各第1案内部7の上面に延設されている一対の
第1ガイドレール12に移動可能に支承されている。1
5は第1スライダ10を第1方向に移動させる第1駆動
装置で、各第1案内部7上面に第1ガイドレール12と
並んでその外側に第1方向に夫々回転可能に取付けられ
た一対のボールネジ16と、これらのボールネジ16と
夫々螺合し各第1スライド部11に夫々取付けられた一
対の送りナット17とを有している。これらのボールネ
ジ16は各第1案内部7に固定されたサーボモータ18
により夫々回転駆動されるようになっている。
【0016】第2スライダ20は第1スライダ10に第
1方向と直角で水平な第2方向に摺動可能に載置されて
おり、一対の第2スライド部21とその第2スライド部
21の両端が連結部29により連結されて、中央部に貫
通空間14を通過し動作空間4に通じる貫通路24が形
成されたロの字構造となっている。第2スライダ20の
後方の第2スライド部21には、垂直方向に延在する第
3案内部23が固定されている。第2スライダ20に設
けられた各第2スライド部21は、各第2案内部13の
上面に第2方向に延設された一対の第2ガイドレール2
2に移動可能に支承されている。25は第2スライダ2
0を第2方向に移動させる第2駆動装置で、各第2案内
部13上面に第2ガイドレール22と並んでその外側に
第2方向に夫々回転可能に取付けられた一対のボールネ
ジ26と、これらのボールネジ26と夫々螺合し各第2
スライド部21に夫々取付けられた一対の送りナット2
7を有している。これらのボールネジ26は夫々の第2
案内部13に固定されたサーボモータ28により回転駆
動されるようになっている。
【0017】30はモータ37により回転駆動される主
軸31を回転可能に垂直に支持する主軸台で、第3案内
部23に第1及び第2方向と直角な第3方向に延設され
た一対の第3ガイドレール32に貫通路24を通って移
動可能に装架されている。33は主軸台30を第3方向
に移動させる第3駆動装置で、第3案内部23に回転可
能に軸承されサーボモータ34により回転駆動される図
略のボールネジに主軸台30に固定された送りナットが
螺合して構成されている。
【0018】図3,5に示すように、42は工具マガジ
ン装置46の工具マガジンで、工具Tを夫々保持する複
数の工具保持部41が外周に設けられ、ベース6に固定
された基台53に主軸31の軸線と平行な軸線回りに回
転可能に支承されている。43は工具マガジン42を割
出し回転する回転駆動装置で、選択された工具保持部4
1を工具受渡位置44に割出し位置決めして、図6に示
すように、工具交換原位置39に位置決めされた主軸3
1が工具交換位置45に移動することにより工具交換が
行えるようになっている。47は動作空間4を治具装置
35が取付けられた前室と工具マガジン装置46が配置
された後室とに分離するカバーで、クーラント液及び切
粉が飛散することを防ぐようになっている。カバー47
の中央上部には開閉扉48が設けられ、工具交換時に主
軸31が工具交換原位置39から工具交換位置45に移
動できるようになっている。ベッド1の後端には数値制
御装置19等を収納する制御盤49が取付けられてい
る。
【0019】数値制御装置19は、工作機械の動作を制
御するとともに、そのメモリには工具マガジン42に保
持され主軸31に把持される工具Tの長さ等が登録され
ている。
【0020】図4に示すように、50は本発明に係る折
損検出装置であり、本体51、検出プローブ52、検出
信号発信コード54及び取付け固定具55で構成されて
いる。折損検出装置50は、動作空間4のカバー47で
分離された後室内に設置されている。検出プローブ52
は、工具交換原位置39と工具交換位置45を結ぶ仮想
線と交わる位置に開閉扉48の下端部近傍で水平方向に
延在されている。また、折損検出装置50は、本体51
と連結されている固定具55をベッド部ユニット36の
側壁3に固定して取付けられている。本体51には、リ
ミットスイッチが収納されており、図7に示すように、
工具Tが検出プローブ52に接触すると、検出プローブ
52は工具Tの進行方向に本体51との接合部56から
折れ曲がり工具Tを通過させるとともに、リミットスイ
ッチをオンにする。工具Tの通過後、検出プローブ52
は圧縮スプリング等の作用により元の姿勢に復帰して、
ベッド部ユニット36の側壁3と垂直を保つようになっ
ている。
【0021】上記のように構成した実施形態において、
工作物Wが治具装置35に取付けられ、サーボモータ1
8,28,34が数値制御装置19からの指令に基づい
て回転し、ボールネジ16,26等を回転駆動する。こ
れにより第1スライダ10が第1方向に、第2スライダ
20が第2方向に、主軸台30が第3方向に移動され、
主軸31に装着された工具Tにより工作物Wにプログラ
ムに従い加工が行われる。
【0022】続いて、図8に示す数値制御装置19に組
込まれている制御プログラム60により、工作物Wの加
工の完了が確認されると(ステップ61)、次の加工の
為に工具交換を行うか否かが判断される(ステップ6
2)。工作物Wの加工が完了していない或いは工具交換
を行う必要がないと判断された場合は、工具交換が行わ
れないで制御プログラム60は終了する(ステップ7
5)。工具交換を行うことが数値制御装置19により判
断されて工具交換指令が出されると工具マガジン42が
回転駆動装置43により割出し回転され、空の工具保持
部41が工具受渡位置44に割出し位置決めされるとと
もに、主軸31が、X,Z方向において工具交換位置4
5と整列する工具交換原位置39に位置決めされる(ス
テップ63)。主軸31が保持している工具Tの長さを
数値制御装置19が工具情報メモリ65より呼び出し
(ステップ64)、工具Tの先端部の高さ位置を計算す
る(ステップ66)。図6に示すように、工具Tの先端
が、折損検出装置50の検出プローブ52に接触するこ
とができるように、戻し経路を算出し、戻し経路NCデ
ータを作成する(ステップ67)。動作空間4内を仕切
るカバー47の開閉扉48が開き、戻し経路NCデータ
に従って、サーボモータ18,28,34が回転駆動
し、主軸31が戻し経路に沿って移動する(ステップ6
8)。即ち、工具Tを保持する主軸31が戻し経路に沿
って下降し、続いて第1スライダ10がY方向に開閉扉
48を通過して工具Tの先端が折損検出装置50の検出
プローブ52と接触するように移動する。工具Tが検出
プローブ52と接触後、第1スライダ10が進行を続け
ることにより検出プローブ52は工具Tに押されて本体
51との接合部56より折れ曲がり、本体51に収納さ
れているリミットスイッチをオンにする。工具Tが通過
し検出プローブ52から離れると、検出プローブ52は
圧縮スプリングの作用により原位置に復帰する。工具T
が折損していた場合は、工具Tの先端は検出プローブ5
2と接触することはなくリミットスイッチはオフの状態
を継続し、工具非折損フラッグをオンにしない(ステッ
プ69)。近接スイッチがオンになった場合には、折損
検出装置50に取付けられている検出信号発信コード5
4を介しオン信号が数値制御装置19に入力され工具非
折損フラッグがオンされる(ステップ70)。その後、
主軸31が戻し経路に沿って上昇し、第1スライダ10
がY方向に更に移動して主軸31が工具マガジン42の
工具受渡位置44と一致し、主軸31に装着されていた
工具Tが工具保持部41に保持される工具交換位置45
に位置決めされる(ステップ71)。この段階で工具非
折損フラッグがオンであるか否かの確認が行われる(ス
テップ72)。工具非折損フラッグがオフの場合、数値
制御装置19は異常指令を発信し異常ランプをオンにす
るとともに機械動作を異常停止させる(ステップ7
3)。工具非折損フラッグがオンの場合は、主軸31が
工具Tを解放して工具保持部41に受け渡した後に、主
軸台30がサーボモータ34により上昇し、工具マガジ
ン42が回転駆動装置43により割出し回転され、次に
使用する工具Tを保持した工具保持部41が工具受渡位
置44に割出し位置決めされ、主軸台30が下降して主
軸31に工具Tが装着される(ステップ74)。第1ス
ライダ10が工具交換原位置39に向かってY軸方向に
移動され、工具交換原位置を経由して加工位置に移動す
るとともに、カバー47の開閉扉48が閉じて工作物W
の加工が続行されて制御プログラム60が完了する(ス
テップ75)。
【0023】上記実施形態においては、折損検出装置5
0の本体51はリミットスイッチを収納し、検出プロー
ブ52を使用して接触式にて工具の折損を検知している
が、近接スイッチ、レーザー等の非接触による検出装置
を用いて折損検出装置を構成してもよい。
【0024】また、上記実施形態においては、折損検出
装置50をクーラント液や切粉の飛散から保護するため
に、工具マガジン装置46が取付けられている後室内に
配置しているが、治具装置35が取付けられている前室
に配置することも可能である。
【0025】更に、上記実施形態においては、制御プロ
グラム60内の計算処理により、工具情報メモリ(ステ
ップ65)から戻し工具の工具長さを呼び出して(ステ
ップ64)、工具先端部の高さ位置を計算して(ステッ
プ66)戻し経路を計算・作成(ステップ67)してい
るが、必ずしも数値制御装置19により戻し経路を計算
しなくても、予め計算した戻し経路をプログラミングし
ておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の工具折損検知装置を備えた工作機械の
側面図である。
【図2】 本発明に係る工具折損検知装置を備えた工作
機械の実施形態を示す斜視図である。
【図3】 図2の側面図である。
【図4】 図2の正面図である。
【図5】 本発明に係る工具折損検知装置を備えた工作
機械の主軸台ユニットを取り外した状態の平面図であ
る。
【図6】 工具交換原位置、工具交換位置及び折損検出
装置の位置関係並びに工具戻し経路を示す側面図であ
る。
【図7】 折損検出装置により工具折損が検査されてい
る状態並びに工具マガジンとの関係を示す平面図であ
る。
【図8】 制御プログラムのフロー図である。
【符号の説明】
1…ベッド、4…作動空間、10…第1スライダ、19
…数値制御装置、20…第2スライダ、23…第3案内
部、24…貫通路、25…第2駆動装置、30…主軸
台、31…主軸、33…第3駆動装置、35…治具装
置、39…工具交換原位置、41…工具保持部、42…
工具マガジン、43…回転駆動装置、44…工具受渡位
置、45…工具交換位置、46…工具マガジン装置、5
0…折損検出装置、51…(折損検出装置の)本体,5
2…検出プローブ、54…検出信号発信コード、55…
(折損検出装置の)固定具、60…制御プログラム、T
…工具、W…工作物。
フロントページの続き (72)発明者 植竹 伸二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 高山 智一 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C002 AA01 DD04 EE01 EE04 HH08 KK01 3C029 AA21 DD04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも主軸軸線方向及び主軸軸線と
    直角な方向に移動可能にベッド上に装架された主軸台
    と、該主軸台に回転可能に軸承され先端に工具が着脱自
    在に装着される主軸と、工具を夫々保持する複数の工具
    保持部を有し選択された工具保持部を工具受渡位置に割
    出し位置決めして工具交換位置に位置決めされた前記主
    軸との間で工具交換を行う工具マガジン装置と、前記工
    具交換位置の近傍に設けられた折損検出装置と、前記主
    軸に装着された交換されるべき戻し工具の工具寸法を工
    具情報記憶手段から読み出す手段と、該戻し工具の寸法
    に応じて前記戻し工具が前記折損検出装置の検出部を通
    過する戻し経路に沿って前記主軸を前記工具交換位置に
    移動させる手段とを備えたことを特徴とする工具折損検
    知装置。
  2. 【請求項2】 ベッド上に設けられ水平の第1方向に移
    動される第1スライダと、該第1スライダ上に積層され
    第1方向に直角で水平の第2方向に移動される第2スラ
    イダと、第2スライダに設けられ上下方向に移動される
    主軸台と、該主軸台に上下方向の軸線回りに回転可能に
    軸承され先端に工具が着脱自在に装着される主軸と、工
    具を夫々保持する複数の工具保持部を有し選択された工
    具保持部を工具受渡位置に割出し位置決めして工具交換
    位置に位置決めされた前記主軸との間で工具交換を行う
    工具マガジン装置と、前記工具交換位置の近傍に設けら
    れた折損検出装置と、前記主軸に装着された交換される
    べき戻し工具の工具寸法を工具情報記憶手段から読み出
    す手段と、該戻し工具の寸法に応じて前記戻し工具が前
    記折損検出装置の検出部を通過する戻し経路に沿って前
    記主軸を前記工具交換位置に位置決めする手段とを備え
    たことを特徴とする工具折損検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の工具折損
    検知装置において、前記主軸が前記工作物を加工する加
    工領域と前記工具マガジン装置が収納されるマガジン領
    域との間を開閉可能に遮断するカバー装置を設け、該カ
    バー装置のマガジン領域側に前記検出装置を設けたこと
    を特徴とする工具折損検知装置。
JP2001082849A 2001-03-22 2001-03-22 工具折損検知装置 Pending JP2002283163A (ja)

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