JP2002282725A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JP2002282725A
JP2002282725A JP2001088105A JP2001088105A JP2002282725A JP 2002282725 A JP2002282725 A JP 2002282725A JP 2001088105 A JP2001088105 A JP 2001088105A JP 2001088105 A JP2001088105 A JP 2001088105A JP 2002282725 A JP2002282725 A JP 2002282725A
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crushing
crushed
rotor
air
rotor plate
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JP2001088105A
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Kuniyasu Aiga
国保 相賀
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Sanyo Kiki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きさの異なる粉砕物を容易に得ることがで
きる粉砕機を提供する。 【構成】 シュート19により粉砕対象物を投入する投
入部Cを有し、かつ、粉砕物を排出するための排出部4
を有する粉砕胴体Aと、粉砕胴体A内に回転自在に支持
された回転軸7にロータ板10,11を設け、このロー
タ板10,11の外周部に粉砕対象物を粉砕するための
粉砕刃13を設けた粉砕ロータBと、粉砕ロータBを高
速で回転させる駆動手段と、粉砕胴体A内に粉砕対象物
および粉砕物を空気搬送するための空気流を発生させる
空気搬送手段11とを備えた粉砕機において、ロータ板
10に空気流の流れ方向を調整する切欠部10bを設け
ている。粉砕胴体Aの胴体前板2および胴体後板3若し
くはシュート19の少なくともいずれかに空気流の空気
量を調整する空気取入窓5,6,22を設ける。投入部
Cに粉砕対象物の粉砕胴体A内への投入量を調整する投
入量調整手段20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば不良品とな
った大豆等の穀類や剪定或いは間伐された樹木等を堆肥
等として利用するために粉砕する粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】大豆等の穀類は、収穫後に商品化可能な
良品と商品化不可能な不良品とに選別し、良品となった
穀類を商品として市場に出荷する。一方、不良品となっ
た穀類は農作地等の堆肥として利用される。即ち、不良
品となった穀類を農作地に放散、堆積し、該穀物を微生
物により発酵分解させて堆肥化する。大豆等の穀類を堆
肥として用いる場合、穀類を短時間のうちに発酵分解さ
せるために、穀類を細かく粉砕することが好ましい。も
し大豆等の穀類を細かく粉砕せず原形のままで農作地に
放散すれば、発酵分解に時間がかかるだけでなく、例え
ば大豆の場合、発酵分解する前に発芽したり、大豆によ
り農作地に鳥獣が集まって周囲の農作物を食い荒らすと
いう不都合もある。
【0003】従来、大豆等の穀類を粉砕する装置として
は種々のものが提案されている。その代表的なものとし
て、鉋刃および粉砕刃、例えば破砕刃を有する粉砕ロー
タを粉砕胴体内に回転自在に設け、投入ホッパーから粉
砕胴体内に投入された粉砕対象物を、高速で回転させた
粉砕ロータの鉋刃で一次粉砕させ、鉋刃で粉砕された粉
砕対象物を更に細かく破砕刃で二次粉砕させて予め設定
された大きさの粉砕物を得るようにした粉砕機がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の粉砕機
では、予め設定した大きさの粉砕物を得ることができる
ものの、大きさの異なる粉砕物を得ることができない。
このため、従来の粉砕機を用いて大きさが異なる粉砕物
を得るには、生成する粉砕物の大きさを異ならせた複数
種の粉砕機を用意しなければならないため、コスト高に
なるとともに複数種分の設置スペースを必要とする問題
点がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、大きさの異なる粉砕物を容易に得ることがで
きる粉砕機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シュートにより粉砕対象物を内部へ投入
するための投入部を有し、かつ、内部で粉砕された粉砕
物を外部へ排出するための排出部を有する粉砕胴体と、
この粉砕胴体内に回転自在に支持された回転軸にロータ
板を設け、このロータ板の外周部に粉砕刃取付部材を介
して粉砕対象物を粉砕するための粉砕刃を設けた粉砕ロ
ータと、この粉砕ロータを前記粉砕胴体内で高速で回転
させる駆動手段と、前記粉砕胴体の投入部側から排出部
へ向けて粉砕対象物および粉砕物を空気搬送するための
空気流を発生させる空気搬送手段とを備えた粉砕機にお
いて、前記粉砕ロータのロータ板に前記空気流の流れ方
向を開口面積によって調整する切欠部を設けている。
【0007】また、本発明は、前記粉砕胴体の胴体前板
および胴体後板若しくは前記シュートの少なくともいず
れかに前記空気流の空気量を開度によって調整する空気
取入窓を設けている。
【0008】更に、本発明は、前記粉砕胴体の投入部に
粉砕対象物の粉砕胴体内への投入量を調整する投入量調
整手段を設けている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0010】本発明の粉砕機は、図1および図2に示す
ように、粉砕胴体A、粉砕ロータBおよび投入ホッパー
Cを備えている。
【0011】粉砕胴体Aは、円筒型のドラム1と、この
ドラム1の前後を密閉する胴体前板2および胴体後板3
とよりなる。
【0012】ドラム1は、後端部(図1中右端部)の上
部に排出口4を設けている。排出口4には、図示しない
ダクトが接続されており、このダクトを通じて二次粉砕
物が機外へ排出される。
【0013】胴体前板2および胴体後板3は、中央部よ
りの位置に空気取入窓5および6をそれぞれ設けてい
る。空気取入窓5および6には、図示しない開度調整手
段が設けられており、この開度調整手段により開度が調
整される。
【0014】次に、粉砕ロータBは、粉砕胴体A内に貫
通して回転自在に支持された回転軸7と、粉砕胴体A内
における回転軸7の前端部(図1中左端部)に取付けら
れた円盤形状の回転台板8と、粉砕胴体A内における回
転軸7の後端部(図1中右端部)に取付けられたブロア
ファン9と、粉砕胴体A内における回転軸7の中間(回
転台板8とブロアファン9との間)に軸方向に沿って所
定の間隔で取付けられた複数(本実施の形態では4枚)
の形状の異なる2種類のロータ板10,11と、これら
ロータ板10,11の外周部における円周等配位置に、
回転軸7と平行に各ロータ板10,11を軸方向に貫通
して取付けられた複数(本実施の形態では4本)の粉砕
刃取付部材12と、これら粉砕刃取付部材12に回転自
在に設けられた複数の粉砕刃、例えば破砕刃13とより
なる。
【0015】回転軸7は、後端部(図1中右端部)側が
図示しない原動機に連結されており、この原動機によっ
て高速(例えば2000〜3000rpm)で回転駆動
される。
【0016】回転台板8は、図3に示すように、円盤形
状に形成されており、前面(図中手前面)に回転軸7を
挟んで対象位置に一対の鉋刃14,14を設けている。
また、回転台板8は、鉋刃14,14の刃先に沿ってス
リット15,15を設けている。
【0017】一方のロータ板(図1中左側から1番目と
2番目のロータ板)10は、例えば図4に示すように、
概略十字形状(粉砕刃取付部材12の取付数により形状
は異なる)に形成され、円周方向に一定幅の支持片10
aを残して扇形状の切欠部10bを等間隔に有する。こ
のロータ板10には、支持片10aにネジ孔10cがそ
れぞれ設けられており、隣接する支持片10a間に切欠
部10bをカバーする図6に示す如き扇形状の遮蔽プレ
ート16または遮蔽プレート17がボルト(図示せず)
で取付けられる構造になっている。遮蔽プレート16と
遮蔽プレート17は、ロータ板10の切欠部10bをカ
バーする面積が変えられるように大きさが異なる。即
ち、遮蔽プレート16は、ロータ板10の切欠部10b
を部分的にカバーする大きさであり、遮蔽プレート17
は、ロータ板10の切欠部10bを全体的にカバーでき
る大きさである。
【0018】他方のロータ板(図中左側から3番目と4
番目のロータ板)11は、図5に示すように、切欠部を
有さない円盤形状に形成されている。
【0019】粉砕刃取付部材12は、ロータ板10,1
1の外周部付近に取付けられており、ロータ板10,1
1の回転により回転軸7の回りを旋回する。
【0020】破砕刃13は、粉砕刃取付部材12に回転
自在に取付けられており、粉砕刃取付部材12の旋回に
よって破砕対象物に叩き付けてそれを粉砕する。
【0021】次に、投入ホッパーCは、図7および図8
に示すように、大豆等の粒状の粉砕対象物を一時的に貯
溜するホッパー本体18と、このホッパー本体18と粉
砕胴体Aとを接続するシュート19とよりなる。
【0022】ホッパー本体18は、上下を開口した垂直
方向の断面が逆台形状をなす筒体からなり、シュート1
9との間に当該ホッパー本体18内とシュート19内を
仕切るスライド式のシャッター20を開閉自在に設けて
いる。シャッター20は、矩形状の板体からなり、シュ
ート19の上端両側に平行に設けた一対のレール21,
21に沿ってスライドする。
【0023】シュート19は、垂直方向の断面が三角形
状をなす樋体からなり、胴体前板2の前側面に当該胴体
前板2に設けた投入口(図示せず)を包囲するように取
付けられている。また、シュート19は、空気取入窓2
2を設けている。空気取入窓22には、図示しない開度
調整手段が設けられており、この開度調整手段により開
度が調整される。
【0024】次に、上記構成における粉砕機の作用を説
明する。
【0025】この粉砕機においては、先ず、図示しない
原動機により粉砕ロータBの回転軸7を高速回転し、そ
の回転に伴い粉砕ロータBの回転台板8、ブロアファン
9および複数のロータ板10、11を高速回転させると
ともに、複数のロータ板10,11の回転により複数の
粉砕刃取付部材12および複数の破砕刃13を回転軸7
の回りで高速旋回させる。すると、ブロアファン9の回
転により生じた負圧と遠心力により投入ホッパーC側か
ら粉砕胴体Aのドラム1に設けた排出口4に向けて空気
流が発生する。
【0026】この状態において、投入ホッパーCのシャ
ッター20を開き、ホッパー本体18内の粉砕対象物を
シュート19から順次粉砕胴体A内に投入する。粉砕胴
体A内に投入された粉砕対象物は、高速回転している回
転台板8に設けた一対の鉋刃14,14により一次粉砕
され、上記空気流によりスリット15,15を通り抜け
て回転台板8の後面(図1中右面)側へ送られる。
【0027】回転台板8の後面側に送られた一次粉砕物
は、上記空気流によりドラム1の軸方向に沿って搬送さ
れ、その間に高速旋回している複数の破砕刃13により
更に微細なサイズに二次粉砕される。この一次粉砕物が
粉砕された二次粉砕物は、上記空気流によってドラム1
の排出口4からダクトを通じて他所へ排出される。
【0028】本発明の粉砕機においては、粉砕ロータB
のロータ板10に設けた切欠部10bにより、粉砕対象
物の粉砕後の大きさを選択することができる。即ち、ロ
ータ板10に設けた切欠部10bの開口面積を大きくす
ると、空気流がロータ板10の切欠部10bを流れ、粉
砕対象物がロータ板10の切欠部10bを空気搬送され
るため、粉砕対象物が破砕刃13に当る回数が少なくな
り、大きな粉砕物が得られる。逆に、ロータ板10に設
けた切欠部10bの開口面積を小さくすると、空気流が
ロータ板10の外周部付近を流れ、粉砕対象物がロータ
板10の外周部付近を空気搬送されるため、粉砕対象物
が破砕刃13に当る回数が多くなり、小さな粉砕物が得
られる。尚、ロータ板10に設けた切欠部10bの開口
面積は、遮蔽プレート16,17により調整することが
できる。即ち、ロータ板10に遮蔽プレート16,17
を取付けないと、ロータ板10の切欠部10bの開口面
積は大きくなり、図2の1点鎖線に示すように、ロータ
板10に遮蔽プレート16または遮蔽プレート17を取
付けると、ロータ板10の切欠部10bの開口面積は小
さくなる。但し、ロータ板10に遮蔽プレート16また
は遮蔽プレート17を取付ける場合、遮蔽プレート16
を取付ける場合より遮蔽プレート17を取付ける場合の
方が、ロータ板10の切欠部10bの開口面積は小さく
なる。
【0029】また、本発明の粉砕機においては、粉砕胴
体Aの胴体前板2に設けた空気取入窓5により、粉砕対
象物の粉砕後の大きさを選択することができる。即ち、
空気取入窓5の開度を大きくする(空気取入窓5を開
く)と、粉砕胴体A内の空気流の流れが良く(風速が速
く)なるため、粉砕対象物が粉砕胴体A内に留まる時間
が短く(粉砕対象物が破砕刃13に当る回数が少なく)
なり、大きな粉砕物が得られる。逆に、空気取入窓5の
開度を小さくする(空気取入窓5を閉じる)と、粉砕胴
体A内の空気流の流れが悪く(風速が遅く)なるため、
粉砕対象物が粉砕胴体A内に留まる時間が長く(粉砕対
象物が破砕刃13に当る回数が多く)なり、小さな粉砕
物が得られる。
【0030】また、本発明の粉砕機においては、粉砕胴
体Aの胴体後板3に設けた空気取入窓6により、粉砕対
象物の粉砕後の大きさを選択することができる。即ち、
空気取入窓6の開度を大きくする(空気取入窓6を開
く)と、粉砕胴体Aのドラム1に設けた排出口4での空
気流の流れが良くなり、粉砕胴体A内の空気流の空気量
が減ることになるため、粉砕胴体A内の空気流の流れが
悪くなり、小さな粉砕物が得られる。この場合、ドラム
1の排出口4での空気流の流れが良くなるため、排出口
4の詰まりを防止する効果がある。
【0031】また、本発明の粉砕機においては、投入ホ
ッパーCのシャッター20により、粉砕対象物の粉砕能
力を選択することができる。即ち、シャッター20の開
度を調整することにより、粉砕対象物の粉砕胴体A内へ
の投入量を調整することができ、粉砕動力に合わせた処
理を行なうことができる。
【0032】また、本発明の粉砕機においては、投入ホ
ッパーCのシュート19に設けた空気取入窓22によ
り、粉砕対象物の粉砕後の大きさを選択することができ
る。この場合、粉砕胴体Aの胴体前板2に設けた空気取
入窓5による場合と同様に粉砕対象物の粉砕後の大きさ
を選択することができる。
【0033】更に、本発明の粉砕機においては、これま
でのロータ板10の切欠部10b、胴体前板2の空気取
入窓5、胴体後板3の空気取入窓6、シャッター20お
よびシュート19の空気取入窓22の作用を適宜に組み
合わせて実施することにより、粉砕対象物の粉砕後の大
きさや粉砕能力を選択することができる。
【0034】以上、本発明の粉砕機を図面に示す実施の
形態について説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、粉砕機を構成する各部の構成は、同様の
機能を生じ得るものと変更することができる。例えば、
粉砕ロータBの構成、特に、ロータ板10,11、粉砕
刃取付部材12、破砕刃13等の形状、取付数等は図示
のものに限定されない。例えば、ロータ板10は、粉砕
刃取付部材12の取付数に応じて形状を適宜変更する。
ちなみに、本実施の形態では、粉砕刃取付部材12の取
付数が4本なのでロータ板10の形状は概略十字形状で
あるが、粉砕刃取付部材12の取付数が5本であればロ
ータ板10の形状は概略星形状とする。また、本実施の
形態では、ロータ板10に外周側を開放した切欠部10
bを設けているが、ロータ板10に外周側が開放しない
窓状の切欠部を設けてもよい。更に、本実施の形態で
は、切欠部10aを有する概略十字形状等に形成された
複数のロータ板10と、切欠部を有さない円盤形状に形
成された複数のロータ板11とを用いたが、全て切欠部
10bを有するロータ板10を用いても良いし、逆に全
て切欠部を有さないロータ板11を用いても良い。
【0035】次に、本実施の形態では、粉砕刃取付部材
12に回転自在に取付けた破砕刃13を用いているが、
この粉砕刃13以外の粉砕刃(固定式粉砕刃も含む)で
もよい。
【0036】次に、本実施の形態では、粉砕胴体Aの胴
体前板2および胴体後板3にそれぞれ空気取入窓5およ
び6を設けているが、胴体前板2或いは胴体後板3のど
ちらかに空気取入窓を設けるだけでもよい。また、粉砕
胴体Aのドラム1に設けた排出口4の下流側にサイクロ
ンを取付け、かつ、このサイクロンの排気側を胴体前板
2に設けた空気取入窓5、胴体後板3に設けた空気取入
窓6およびシュート19に設けた空気取入窓22のいず
れかに接続し、サイクロン内で粉砕物と分離した空気を
空気取入窓5,6,22のいずれかに導入してもよい。
【0037】次に、本実施の形態では、投入ホッパーC
から粉砕対象物を粉砕胴体A内に投入しているが、粉砕
対象物を収容した他の容器からダクトで粉砕対象物を粉
砕胴体A内に投入してもよいし、コンベアで粉砕対象物
を粉砕胴体A内に投入してもよい。尚、この場合、ダク
トやコンベア等に粉砕対象物の粉砕胴体A内への投入量
を調整する投入量調整手段が設けられる。
【0038】次に、本実施の形態では、大豆等の粒状の
粉砕対象物を粉砕しているが、粒状の粉砕対象物以外、
例えば、剪定或いは間伐された樹木等を粉砕することも
可能である。この場合、樹木等の粉砕対象物の投入に適
した投入ユニットを胴体前板2の前側面に取付ける。
尚、この投入ユニットには、粉砕対象物の粉砕胴体A内
への投入量を調整する投入量調整手段が設けられてい
る。
【0039】更に、図9に示すように、車輪23により
移動自在になし、トラクター等の自走車両24に連結具
25を介して連結し、自走車両24により牽引すること
もできる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、シュートにより粉砕対
象物を内部へ投入するための投入部を有し、かつ、内部
で粉砕された粉砕物を外部へ排出するための排出部を有
する粉砕胴体と、この粉砕胴体内に回転自在に支持され
た回転軸にロータ板を設け、このロータ板の外周部に粉
砕刃取付部材を介して粉砕対象物を粉砕するための破砕
刃を設けた粉砕ロータと、この粉砕ロータを前記粉砕胴
体内で高速で回転させる駆動手段と、前記粉砕胴体の投
入部側から排出部へ向けて粉砕対象物および粉砕物を空
気搬送するための空気流を発生させる空気搬送手段とを
備えた粉砕機において、前記粉砕ロータ、粉砕胴体、投
入部のそれぞれ或いはそのいずれかに粉砕対象物および
粉砕物を搬送する空気流の流れを調整する機構を設ける
ことにより、粉砕対象物が破砕刃に当る回数を調整し、
粉砕対象物の粉砕後の大きさを選択することができる。
これにより、大きさの異なる粉砕物を容易に得ることが
でき、従来のように複数種の粉砕機を用意する必要がな
いので、コストの低減になるとともに設置スペースも減
少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態として示した粉砕機の部
分側断面図。
【図2】図1のI−II線における断面図。
【図3】回転台板を示す図。
【図4】一方のロータ板を示す図。
【図5】他方のロータ板を示す図。
【図6】遮蔽プレートを示す図。
【図7】投入ホッパーを示す平面図。
【図8】投入ホッパーを示す正面図。
【図9】本発明の粉砕機をトラクター等の自走車により
牽引させる実施の形態を示す図面。
【符号の説明】
A 粉砕胴体 B 粉砕ロータ C 投入ホッパー 1 ドラム 2 胴体前板 3 胴体後板 4 排出口 5 空気取入窓 6 空気取入窓 7 回転軸 8 回転台板 9 ブロワファン 10 ロータ板 10a 支持片 10b 切欠部 11 ロータ板 12 粉砕刃取付部材 13 破砕刃 14 鉋刃 15 スリット 16 遮蔽プレート 17 遮蔽プレート 18 ホッパー本体 19 シュート 20 シャッター 21 レール 22 空気取入窓 23 車輪 24 自走車両 25 連結具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュートにより粉砕対象物を内部へ投入
    するための投入部を有し、かつ、内部で粉砕された粉砕
    物を外部へ排出するための排出部を有する粉砕胴体と、 この粉砕胴体内に回転自在に支持された回転軸にロータ
    板を設け、このロータ板の外周部に粉砕刃取付部材を介
    して粉砕対象物を粉砕するための粉砕刃を設けた粉砕ロ
    ータと、 この粉砕ロータを前記粉砕胴体内で高速で回転させる駆
    動手段と、 前記粉砕胴体の投入部側から排出部へ向けて粉砕対象物
    および粉砕物を空気搬送するための空気流を発生させる
    空気搬送手段とを備えた粉砕機において、 前記粉砕ロータのロータ板に前記空気流の流れ方向を開
    口面積によって調整する切欠部を設けたことを特徴とす
    る粉砕機。
  2. 【請求項2】 シュートにより粉砕対象物を内部へ投入
    するための投入部を有し、かつ、内部で粉砕された粉砕
    物を外部へ排出するための排出部を有する粉砕胴体と、 この粉砕胴体内に回転自在に支持された回転軸にロータ
    板を設け、このロータ板の外周部に粉砕刃取付部材を介
    して粉砕対象物を粉砕するための粉砕刃を設けた粉砕ロ
    ータと、 この粉砕ロータを前記粉砕胴体内で高速で回転させる駆
    動手段と、 前記粉砕胴体の投入部側から排出部へ向けて粉砕対象物
    および粉砕物を空気搬送するための空気流を発生させる
    空気搬送手段とを備えた粉砕機において、 前記粉砕胴体の胴体前板および胴体後板若しくは前記シ
    ュートの少なくともいずれかに前記空気流の空気量を開
    度によって調整する空気取入窓を設けたことを特徴とす
    る粉砕機。
  3. 【請求項3】 シュートにより粉砕対象物を内部へ投入
    するための投入部を有し、かつ、内部で粉砕された粉砕
    物を外部へ排出するための排出部を有する粉砕胴体と、 この粉砕胴体内に回転自在に支持された回転軸にロータ
    板を設け、このロータ板の外周部に粉砕刃取付部材を介
    して粉砕対象物を粉砕するための粉砕刃を設けた粉砕ロ
    ータと、 この粉砕ロータを前記粉砕胴体内で高速で回転させる駆
    動手段と、 前記粉砕胴体の投入部側から排出部へ向けて粉砕対象物
    および粉砕物を空気搬送するための空気流を発生させる
    空気搬送手段とを備えた粉砕機において、 前記粉砕ロータのロータ板に前記空気流の流れ方向を開
    口面積によって調整する切欠部を設け、かつ、前記粉砕
    胴体の胴体前板および胴体後板若しくは前記シュートの
    少なくともいずれかに前記空気流の空気量を開度によっ
    て調整する空気取入窓を設けたことを特徴とする粉砕
    機。
  4. 【請求項4】 前記粉砕胴体の投入部に粉砕対象物の粉
    砕胴体内への投入量を調整する投入量調整手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1,2,3いずれかに記載の粉
    砕機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102431068A (zh) * 2011-10-27 2012-05-02 北京林业大学 鼓式削片粉碎机气动增强装置
JP2012121007A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Shizuoka Seiki Co Ltd 粉砕機
CN102806128A (zh) * 2012-07-31 2012-12-05 海门市兴农畜牧机械制造有限公司 蔬菜、叶藤切碎处理机

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