JP2002282433A - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

組み合わせ遊技機

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JP2002282433A
JP2002282433A JP2001090621A JP2001090621A JP2002282433A JP 2002282433 A JP2002282433 A JP 2002282433A JP 2001090621 A JP2001090621 A JP 2001090621A JP 2001090621 A JP2001090621 A JP 2001090621A JP 2002282433 A JP2002282433 A JP 2002282433A
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Sukemitsu Oomaki
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞口への遊技球の入賞による入賞表示と作
動口手段への遊技球の入賞による入賞表示とを遊技者が
容易に識別できるようにする。 【解決手段】 遊技盤4の遊技領域15に、複数個の入
賞口31と、所定の条件で遊技球が入賞可能な作動口手
段22,23とを配置し、入賞口31に遊技球が入賞し
たときに、入賞前と異なる第1入賞表示をその入賞口3
1に対応して表示する入賞表示手段40を備え、作動口
手段22,23に遊技球が入賞したときに複数個の入賞
口31のうちの特定の1個又は複数個の入賞口31への
遊技球の入賞と同等に取り扱うように構成し、入賞表示
手段40は作動口手段22,23に遊技球が入賞したと
きに、特定の入賞口31に対応する第1入賞表示と対応
させて第1入賞表示と異なる第2入賞表示を表示する機
能を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレンジボール
機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関し、遊技球の
通常の入賞口への入賞と作動口手段への入賞とを遊技者
が識別できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】組み合わせ遊技機、例えばアレンジボー
ル機では、従来、遊技盤の遊技領域の下部側に、横一列
状に配置された16個の入賞口を配置すると共に、16
個の入賞口の下側近傍、又は遊技領域に、各入賞口に対
応する複数個の入賞表示部を有し且つ何れかの入賞口に
遊技球が入賞したときにそれに対応する入賞表示部に入
賞表示を表す入賞表示手段を配置している。
【0003】また16個の入賞口の上側の入賞領域に、
予め定められた条件で遊技球が入賞可能な作動口手段を
配置し、この作動口手段に遊技球が入賞したときに、1
6個のうちの特定の1個又は一部の複数個の入賞口への
遊技球の入賞と同等に取り扱い、その特定の1個又は一
部の複数個の入賞口に対応する入賞表示部に入賞表示を
表すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のアレンジボー
ル機では、作動口手段に遊技球が入賞した場合の何れの
ときにも、特定の入賞口に遊技球が入賞したときと同じ
入賞表示部に入賞表示を表すようにしている。
【0005】このため特定の入賞口に対応する入賞表示
部に入賞表示があっても、その入賞表示部の入賞表示を
見ただけでは、遊技者はその入賞表示が通常の入賞口へ
の遊技球の入賞によるものか、又は作動口手段への遊技
球の入賞によるものかを判断をできない。
【0006】従って、遊技者が入賞口への遊技球の入賞
による入賞表示と、作動口手段への遊技球の入賞による
入賞表示とを区別するためには、遊技者は入賞口への遊
技球の入賞状況と作動口手段への遊技球の入賞状況とを
把握しながらゲームを行う必要がある。
【0007】しかし、単位ゲーム毎に1分間に100個
近い発射間隔で16個の遊技球を遊技領域へと発射して
ゲームを行うアレンジボール機では、通常の入賞口及び
作動口手段への遊技球の入賞状況を把握することは非常
に困難であり、仮にそれが可能であるとしても、極く一
部の熟練した遊技者に限られる。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑み、入賞
口への遊技球の入賞による入賞表示と作動口手段への遊
技球の入賞による入賞表示とを遊技者が容易に識別でき
る組み合わせ遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技盤4の遊
技領域15に、複数個の入賞口31と、予め定められた
条件で遊技球が入賞可能な作動口手段22,23とを配
置し、前記遊技領域15に単位ゲーム毎に所定数の遊技
球を順次発射する発射手段9と、前記入賞口31に遊技
球が入賞したときに、入賞前と異なる第1入賞表示をそ
の該入賞口31に対応して表示する入賞表示手段40
と、所定条件で遊技者に遊技媒体を払い出す払い出し手
段43とを備え、前記作動口手段22,23に遊技球が
入賞したときに前記複数個の入賞口31のうちの特定の
1個又は複数個の入賞口31への遊技球の入賞と同等に
取り扱うようにした組み合わせ遊技機において、前記入
賞表示手段40は前記作動口手段22,23に遊技球が
入賞したときに、前記特定の入賞口31に対応する第1
入賞表示と対応させて該第1入賞表示と異なる第2入賞
表示を表示する機能を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図7は本発明をアレンジボ
ール機に採用した第1の実施形態を例示し、図1におい
て、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自
在に枢着された前枠3を有する。前枠3には、遊技盤4
が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前側に
ガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。
前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着
されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿
8と、発射手段9の発射ハンドル10とが夫々設けられ
ている。
【0011】発射手段9は、発射レール11上の発射位
置にある遊技球を発射方向に打撃する打撃槌12と、打
撃槌12を打撃方向に付勢するバネ(図示省略)と、カ
ム機構13を介して打撃槌12を駆動する発射モータ1
4とを備え、遊技者が発射ハンドル10に接触し操作し
たときに発射モータ14が打撃槌12を駆動して、上皿
7から発射レール11上に1個づつ供給される遊技球を
打撃槌12により打撃し、単位ゲーム毎に所定数(例え
ば16個)の遊技球を遊技盤4の遊技領域15(図2参
照)側へと発射させるようになっている。
【0012】遊技盤4の前面には、図2に示すように、
ガイドレール18が環状に装着されると共に、ガイドレ
ール18の内側の遊技領域15の下部に入賞口手段19
が配置され、また入賞口手段19の上側に遊技情報表示
手段21、作動口手段22、得点増加手段23、遊技図
柄始動手段24、作動手段25,26、普通入賞口2
7,28等の各遊技部品が配置されている。
【0013】入賞口手段19は、図3に示すように、遊
技盤4の開口部29に裏側から着脱自在に装着された入
賞ケース30と、この入賞ケース30に横一列状等に形
成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤4の裏側へ
と誘導する複数個、例えば16個の入賞口31と、各入
賞口31に入賞した遊技球を検出する複数個、例えば1
6個の入賞検出手段32とを備え、遊技盤4に沿って落
下する遊技球が何れかの入賞口31に入賞して、入賞検
出手段32がその遊技球を検出するようになっている。
【0014】なお、入賞口手段19は前側のカバー33
により覆われており、このカバー33には、図2に示す
ように、各入賞口31に対応して一端側から他端側へと
連続する番号1〜16等の符号が表示されている。また
入賞口手段19の上側近傍には、入賞口31によって遊
技球が入賞し易い箇所と入賞し難い箇所とができるよう
に、多数の遊技釘34が設けられている。
【0015】遊技情報表示手段21は複数種類の遊技情
報を表示するためのもので、図4に示すように、表示ケ
ース35と、この表示ケース35に設けられた液晶表示
部36とを有するカラー式の液晶表示手段により構成さ
れ、遊技盤4の遊技領域15の略中央部に装着されてい
る。表示ケース35には、液晶表示部36側を遊技球が
通過しないように、前側に突出する庇部37が上部側に
設けられている。液晶表示部36は正面視略矩形状であ
って、その表示領域38に図4に示すように遊技図柄表
示手段39と入賞表示手段40と得点表示手段41とが
区分して設けられている。
【0016】遊技図柄表示手段39は、遊技図柄44a
〜44cを変動表示するためのもので、表示領域38の
上部側に配置された1個又は複数個、例えば3個の図柄
表示部45a〜45cを有し、その各図柄表示部45a
〜45cに各遊技図柄44a〜44cを表示するように
なっている。この遊技図柄44a〜44cには、数字図
柄、アルファベット図柄、キャラクター、その他の図柄
を使用可能であり、この実施形態では0〜9までの10
種類の数字図柄が使用されている。そして、各遊技図柄
44a〜44cは、遊技図柄始動手段24が遊技球を検
出することを条件に、その10種類の数字図柄の中で順
次スクロール等により変動するようになっている。な
お、図4の図柄表示部45bの波線矢印は、遊技図柄4
4bの変動中を示す。
【0017】作動口手段22は、遊技図柄表示手段39
の変動後の遊技図柄44a〜44cが特定態様(全てが
「7・7・7」等のように同種図柄となる等の特定図柄
の組み合わせ)となった場合に所定時間開放する開閉式
であって、図6に示すように、作動口49が形成された
作動口ケース50と、その作動口49を開閉する開閉部
材51とを有し、作動口49の内部に左右方向に複数個
(例えば3個)の通路52が形成され、その一部の通路
52が特別領域53となっている。この作動口手段22
には、遊技球の入賞を検出するための入賞検出手段49
a(図7参照)と、遊技球の特別領域53の通過を検出
するための通過検出手段54が設けられている。
【0018】得点増加手段23は、遊技球が入賞したと
きに得点を増加させるためのもので、後述の特別遊技状
態が発生した場合に作動手段25,26が遊技球を検出
することを条件に所定時間開放する開閉体23aと、遊
技球の入賞を検出する入賞検出手段23b(図7参照)
とを備え、この得点増加手段23に遊技球が入賞したと
きに得点を増加(例えば2倍)させるようになってい
る。
【0019】作動口手段22、得点増加手段23及び普
通入賞口27,28は、遊技盤4の前側で入賞した遊技
球を遊技盤4の裏側に誘導するように構成され、これら
に遊技球が入賞したときに、入賞口手段19の特定の1
個又は複数個の入賞口31への遊技球の入賞と同等に取
り扱うようになっている。
【0020】即ち、作動口手段22に遊技球が入賞して
入賞検出手段49aが遊技球を検出したときには、入賞
口手段19の特定の1個又は複数個の入賞口31への遊
技球の入賞と同等に取り扱うようになっている。具体的
には、作動口手段22に遊技球が入賞したときには、遊
技釘34の配列上から遊技球が入賞し難い入賞口31を
含む複数個の入賞口31、例えば10番目、12番目、
13番目及び15番目の入賞口31への遊技球の入賞と
同等に取り扱い、11番目又は14番目の入賞口31に
入賞すれば入賞役が成立する等、比較的入賞役が成立し
易くなるようになっている。
【0021】得点増加手段23は作動口手段の一種であ
って、この得点増加手段23に遊技球が入賞したときに
も、入賞口手段19の特定の1個又は複数個の入賞口3
1への遊技球の入賞と同等に取り扱うようになってい
る。この得点増加手段23に遊技球が入賞したときに
は、作動口手段22と同様に、遊技釘34の配列上から
遊技球が入賞し難い入賞口31を含む複数個の入賞口3
1、例えば10番目、11番目、12番目及び14番目
の入賞口31への遊技球の入賞と同等に取り扱い、9番
目又は13番目の入賞口31に入賞すれば入賞役が成立
する等、比較的入賞役が成立し易くなるようになってい
る。
【0022】普通入賞口27は、入賞口手段19の特定
の1個(例えば2番目)の入賞口31、普通入賞口28
は、入賞口手段19の特定の1個(例えば7番目)の入
賞口31への遊技球の入賞と同等に取り扱うようになっ
ている。
【0023】入賞表示手段40は、入賞口31、作動口
手段22、得点増加手段23、普通入賞口27,28に
遊技球が入賞したときに、それらに対応する入賞表示部
46に夫々の入賞表示を識別可能に表示するためのもの
で、入賞口手段19の各入賞口31等に対応する16個
(複数個)の入賞表示部46を有し、その各入賞表示部
46が表示領域38の遊技図柄表示手段39の下側に縦
横に4個づつ配置されている。
【0024】この入賞表示手段40は、入賞口手段19
の何れかの入賞口31に遊技球が入賞したときに、その
入賞口31に対応する入賞表示部46に第1入賞表示を
表示し、作動口手段22、得点増加手段23又は普通入
賞口27,28に遊技球が入賞したときに、この作動口
手段22、得点増加手段23又は普通入賞口27,28
が対応する特定の入賞口31に対応する入賞表示部46
に第2入賞表示を表示するようになっている。
【0025】各入賞表示部46には、各入賞口31との
対応関係が容易に判るように、入賞口手段19の一端側
から他端側への入賞口31の順番に対応して1〜16の
番号、その他の符号又は図柄が付されている。そして、
入賞表示部46は、遊技球が何れかの入賞口31に入賞
したときに表示される第1入賞表示と、遊技球が作動口
手段22、得点増加手段23、普通入賞口27,28に
入賞したときに表示される第2入賞表示とを、遊技者が
容易に識別できるように表示可能であり、例えば第1入
賞表示を所定の表示色(赤、緑等の発色)により表示
し、第2入賞表示を点滅により表示し、また1個の入賞
表示部46に対応する入賞口31への入賞と、作動口手
段22、得点増加手段23、普通入賞口27,28への
入賞とがあったときには、その入賞表示部46が所定の
表示色で点滅して第1入賞表示と第2入賞表示とを表示
するようになっている。なお、第1入賞表示と第2入賞
表示はその表示態様が異なっている。
【0026】入賞表示部46の入賞表示には、所定の発
光色による第1入賞表示と、単なる点滅による第2入賞
表示と、所定の発光色での点滅による第3入賞表示との
3種類がある。そして、例えば10番目の入賞口31に
遊技球が入賞したときには、図5に示すように「10」
の番号の入賞表示部46aが所定の表示色で発色し、ま
た作動口手段22に遊技球が入賞したときには、「1
0」「12」「13」「15」の番号の入賞表示部46
bが点滅し、10番目の入賞口31と作動口手段22と
に遊技球が入賞したときには、「10」の番号の入賞表
示部46aが所定の表示色で点滅する。
【0027】得点表示手段41は、ゲーム中に獲得した
得点を表示するためのもので、入賞表示手段40の4個
1組の入賞表示部46に入賞表示が出て入賞役が成立し
たときに、その入賞役の成立の難易度に応じて付与され
る得点を数字等で表示するようになっている。
【0028】図7はアレンジボール機の制御系のブロッ
ク図である。この制御系は、図7に示すように基板の単
機能化を図るべく複数種類の制御機能別に分けられ、そ
の各制御機能別に主制御基板55、表示制御基板56、
払い出し制御基板57、発射制御基板58に分けて実装
されている。なお、各基板55〜58は、遊技機本体1
の裏側に装着されている。
【0029】主制御基板55は、主として遊技盤4側の
遊技動作の制御を行うためのものであり、この主制御基
板55には入賞処理手段59、乱数発生手段60、遊技
状態判定手段61、特別遊技状態発生手段62、自動精
算手段63、コマンド送信手段65等を備え、CPU、
ROM、RAM等の電子部品により構成されている。
【0030】入賞処理手段59は、入賞口手段19の入
賞口31に遊技球が入賞したときに入賞検出手段32か
らの入賞信号に基づいて所定の第1入賞処理を行う機能
と、作動口手段22、得点増加手段23、普通入賞口2
7,28に遊技球が入賞したときに特定の1個又は複数
個の入賞口31への遊技球の入賞と同等に取り扱う第2
入賞処理を行う機能とを備えている。
【0031】乱数発生手段60は、遊技状態決定用乱
数、その他の所定の乱数を繰り返し発生するようになっ
ている。遊技状態判定手段61は、乱数発生手段60か
らの抽選乱数値に基づいて特別遊技状態とするか否かを
判定するためのもので、遊技図柄始動手段24が遊技球
を検出することを条件に乱数発生手段60の遊技状態決
定用乱数の発生乱数値を抽選して、その抽選乱数値が特
別遊技判定乱数値のときに特別遊技状態とする旨を判定
するようになっている。なお、遊技状態判定手段61が
特別遊技状態と判定したときには、遊技図柄表示手段3
9の変動後の遊技図柄44a〜44cが「7・7・7」
等の特定態様で停止した後に、作動口手段22が所定時
間開放するようになっている。
【0032】特別遊技状態発生手段62は、通過検出手
段54が特別領域53を通過する遊技球を検出したとき
に、その検出を条件に遊技者に有利な特別遊技状態を発
生し、その後に最大所定ゲーム数(例えば14ゲーム等
の複数ゲーム)の結果が得られるまで特別遊技状態を継
続的に発生するようになっている。なお、特別遊技状態
発生手段62は、特別遊技状態の発生後に遊技球が特別
領域53を通過したときに、その特別遊技状態を終了す
るようになっている。
【0033】特別遊技状態では作動手段25,26が有
効になり、この作動手段25,26に遊技球が入賞すれ
ば得点増加手段23が開放して、この得点増加手段23
に遊技球が入賞することを条件に、そのゲームで獲得し
た得点を増加(例えば2倍)させるようになっている。
【0034】自動精算手段63は、入賞処理手段59の
入賞処理に基づいて各単位ゲーム毎に入賞役の成否を判
定して得点を付与する精算処理を行うためのもので、入
賞役の成立に必要な数(例えば4個)以上の遊技球が何
れかの入賞口31に入賞したときに入賞役の成否の判定
を行う機能と、入賞役が成立したときにその難易度に応
じて得点を付与する機能と、特別遊技状態の発生中に得
点増加手段23に遊技球が入賞したときに当該ゲームで
の得点を2倍に増加させる機能等を備えている。なお、
単位ゲーム当たりの得点は、最高10点までである。
【0035】コマンド送信手段65は、各制御基板56
〜58にコマンドを一方向通信により送信するためのも
ので、遊技状態判定手段61の判定結果に基づいて表示
制御基板56側に遊技図柄コマンドを送信する機能、入
賞処理手段59の第1入賞処理、第2入賞処理に基づい
て表示制御基板56側に第1入賞表示コマンド、第2入
賞表示コマンドを送信する機能、自動精算手段63の精
算処理に基づいて表示制御基板56側に得点表示コマン
ドを送信する機能、自動精算手段63の精算処理に基づ
いて払い出し制御基板57に賞球の払い出しコマンドを
送信する機能、単位ゲーム毎に所定数の遊技球を遊技領
域15に発射するように発射制御基板58に発射コマン
ドを送信する機能等を有する。
【0036】表示制御基板56は、遊技図柄表示制御手
段68、入賞表示制御手段69、得点表示制御手段70
等を備え、CPU、ROM、RAM等により構成されて
いる。遊技図柄表示制御手段68は、遊技状態判定手段
61の判定結果に応じて遊技図柄表示手段39の遊技図
柄44a〜44cの変動制御を行うためのもので、遊技
図柄始動手段24の遊技球の検出により遊技図柄44a
〜44cが変動を開始し、遊技状態判定手段61の判定
結果が特別遊技判定のときに「7・7・7」等の特定態
様で、非特別遊技判定のときに非特定態様で夫々停止す
べく、所定時間変動後の遊技図柄44a〜44cを判定
結果に基づいて特定態様又は非特定態様で停止させるよ
うになっている。
【0037】入賞表示制御手段69は、入賞表示手段4
0の入賞表示の制御を行うためのもので、何れかの入賞
口31に遊技球が入賞して入賞処理手段59の第1入賞
処理に基づいて第1入賞表示コマンドがあったときに、
その入賞口31に対応する入賞表示手段40の入賞表示
部46に入賞前と異なる第1入賞表示を表示させる第1
入賞表示制御部71と、作動口手段22、得点増加手段
23、普通入賞口27,28に遊技球が入賞して入賞処
理手段59の第2入賞処理に基づいて第2入賞表示コマ
ンドがあったときに、その作動口手段22、得点増加手
段23、普通入賞口27,28が対応する特定の入賞口
31に対応する入賞表示部46に第2入賞表示を表示さ
せる第2入賞表示制御部72とを備え、また自動精算手
段63の精算処理によりゲーム終了の終了コマンドがあ
ったときに、入賞表示手段40の入賞表示部46の各入
賞表示を消して初期状態に戻すようになっている。
【0038】得点表示制御手段70は、得点表示手段4
1の得点の表示制御を行うためのもので、得点表示コマ
ンドがあったときに、得点表示手段41にそのコマンド
に応じた得点を表示させるためのものである。払い出し
制御基板57は、主制御基板55側から払い出しコマン
ドがあったときに払い出し手段43を作動させて、所定
数の賞球を払い出させるようになっている。発射制御基
板58は、単位ゲーム毎に所定の休止時間をおいて発射
手段9の発射制御を行うためのもので、遊技者が発射ハ
ンドル10を操作すること等を条件に発射コマンドがあ
ったときに発射手段9を作動させて、その発射手段9が
単位ゲーム毎に所定数(16個)の遊技球を遊技領域1
5へと打ち込むまでその作動を継続させるようになって
いる。
【0039】次に上記構成のアレンジボール機における
動作を説明する。ゲームに際して遊技者が発射ハンドル
10を把持して操作すると、発射制御基板58の制御に
より発射手段9が作動して、上皿7から発射レール11
上に順次供給される遊技球をガイドレール18を経て遊
技領域15へと16個打ち込んで行く。
【0040】遊技領域15に打ち込まれた遊技球は、入
賞口手段19の何れかの入賞口31に入賞するか、又は
普通入賞口27,28等に入賞してから、遊技盤4の裏
側へと案内されて行く。遊技球が入賞口31に順次入賞
すると、その入賞検出手段32がその遊技球を検出して
入賞処理手段59が第1入賞処理を行い、入賞表示制御
手段69の第1入賞表示制御により、各遊技球が入賞口
31に入賞する毎にそれに対応する入賞表示部46が所
定の表示色で発色して第1入賞表示を表示する。
【0041】例えば、入賞口手段19の入賞口31の
内、左側の1番目から4番目までの入賞口31に遊技球
が入賞すると、入賞表示手段40の上側の4個の入賞表
示部46に第1入賞表示を表示する。そして、これによ
って入賞役が成立するため、4個目の遊技球が入賞した
時点で自動精算手段63が入賞役の成立を判定し、その
入賞役の成立の難易度に応じて「1点」等の所定の得点
を付与する。
【0042】一方、自動精算手段63により得点が付与
されると、得点表示制御手段70の制御により得点表示
手段41が「1点」等の得点を表示すると共に、払い出
し制御基板57の制御により払い出し手段43が作動し
て、その得点に応じて賞球を上皿7へと払い出す。
【0043】遊技図柄始動手段24に遊技球が入賞する
と、遊技状態判定手段61が乱数発生手段60の発生乱
数値を抽選して、その抽選乱数値から特別遊技状態とす
るか否かを判定し、その判定結果に基づいて遊技図柄表
示制御手段68の制御により遊技図柄表示手段39の遊
技図柄44a〜44cが変動を開始する。遊技図柄44
a〜44cは、変動開始から所定時間経過した後、遊技
状態判定手段61の判定結果に基づいて、その判定結果
が特別遊技判定のときに特定態様となり、非特別遊技判
定のときに非特定態様となるように、遊技図柄表示制御
手段68の制御により所定時間変動して、所定種類の特
定態様又は非特定態様で停止する。
【0044】遊技図柄44a〜44cが特定態様で停止
し確定すると、作動口手段22の開閉部材51が開放し
て、上方から落下する遊技球を作動口49へと誘導し、
その遊技球が作動口手段22に入賞する。そして、作動
口49に入賞した遊技球が特別領域53を通過すると、
通過検出手段54がその遊技球の通過を検出し、特別遊
技状態発生手段62が作動して所定ゲーム数に亘って継
続的に特別遊技状態が発生する。
【0045】特別遊技状態が発生すると、その特別遊技
状態の発生中は作動手段25,26が有効になり、この
作動手段25,26に遊技球が入賞すれば、得点増加手
段23が所定時間開放する。そして、得点増加手段23
に遊技球が入賞すると、自動精算手段63がそのゲーム
中に獲得した得点を2倍に増加させる処理を行い、得点
表示手段41の得点が2倍になり、払い出し手段43が
その得点に応じて賞球を払い出す。
【0046】作動口手段22に遊技球が入賞して入賞検
出手段49aが遊技球を検出すると、入賞処理手段が入
賞口手段19の10番目、12番目、13番目及び15
番目の入賞口31への遊技球の入賞と同等に取り扱う第
2入賞処理を行い、入賞表示制御手段69の第2入賞表
示制御により、入賞表示手段40の「10」「12」
「13」「15」の番号が付された入賞表示部46に第
2入賞表示が表れる。得点増加手段23、普通入賞口2
7,28に遊技球が入賞したときにも、同様にそれに対
応する入賞表示部46に第2入賞表示が表れる。
【0047】この場合、例えば「10」の入賞表示部4
6に既に第1入賞表示があれば、第2入賞表示によっ
て、入賞表示部46が所定の表示色で連続発色する第1
入賞表示から、点滅発色に変化する。従って、遊技者が
入賞表示部46の表示状態を見れば、その表示が入賞口
31への入賞によるものか、又は作動口手段22、得点
増加手段23、普通入賞口27,28への入賞によるも
のかを容易に把握することができる。また入賞表示手段
40は、入賞表示部46に第1入賞表示と第2入賞表示
とを識別可能に表示するようにしているため、入賞表示
部46を共通に利用でき、入賞表示手段40の大型化を
極力防止できる。
【0048】図8は本発明の第2の実施形態を例示す
る。この実施形態では、入賞表示制御手段69に、図8
に示すように第1入賞表示の表示制御を行う第1入賞表
示制御部71と、第2入賞表示の表示制御を行う第2入
賞表示制御部72との他に、第1入賞表示を第2入賞表
示よりも優先する優先制御部73が設けられている。
【0049】第1入賞表示制御部71は、第1入賞表示
コマンドにより入賞表示部46に第1表示色(例えば
赤)の第1入賞表示を、第2入賞表示制御部72は、第
2入賞表示コマンドにより入賞表示部46に第2表示色
(例えば青)の第2入賞表示を夫々表示させるように制
御し、優先制御部73は、同じ入賞表示部46に対して
第1入賞表示コマンドと第2入賞表示コマンドとがあっ
たときに、第1入賞表示コマンドにより入賞表示部46
に第1表示色の第1入賞表示を優先させるようになって
いる。従って、入賞表示手段40は、第1入賞表示を第
2入賞表示よりも優先して表示する機能を備えている。
【0050】例えば、作動口手段22に遊技球が入賞し
たときには、第2入賞表示コマンドに基づいて第2入賞
表示制御部72の制御により、入賞表示手段40の「1
0」「12」「13」「15」の番号の入賞表示部46
が第2表示色で第2入賞表示を表示する。その後、「1
0」の入賞表示部46に対応する入賞口31に遊技球が
入賞すると、第1入賞表示コマンドに基づいて優先制御
部73が第1入賞表示制御部71による表示制御を優先
し、「10」の入賞表示部46が第1表示色で第1入賞
表示を表示する。従って、入賞表示手段40の各入賞表
示部46は、入賞口31への遊技球の入賞と、作動口手
段22、得点増加手段23、普通入賞口27,28への
遊技球の入賞とがあった場合には、第1表示色での第1
入賞表示を優先して表示することになる。
【0051】図9及び図10は本発明の第3の実施形態
を例示する。この実施形態では、図9に示すように、入
賞表示手段40は、入賞口手段19の下側近傍で遊技盤
4、カバー33等に設けられている。入賞表示手段40
は、複数個の入賞口31に対応する複数個の第1入賞表
示用の第1入賞表示部74と第2入賞表示用の第2入賞
表示部75とを備え、その第1入賞表示部74、第2入
賞表示部75が入賞口手段19の各入賞口31と上下に
相対応するように横一列状に設けられている。
【0052】なお、第1入賞表示部74は入賞口31と
同数とする必要があるが、第2入賞表示部75は作動口
手段22等に遊技球が入賞したときに第2入賞表示を行
い得るだけの数であれば良い。また第1入賞表示部74
と第2入賞表示部75は、異なる着色が施された表示レ
ンズと、それを裏側から照明するLED等の表示ランプ
等により構成されている。第1入賞表示部74と第2入
賞表示部75は、上下逆に配置しても良い。
【0053】この実施形態では、図10に示すように、
入賞口31に遊技球が入賞したときには、それに対応す
る第1入賞表示部74が発色して第1入賞表示を表示
し、作動口手段22に遊技球が入賞したときに、それに
対応する第2入賞表示部75が第2入賞表示を表示す
る。従って、この場合にも、遊技者は、第1入賞表示部
74、第2入賞表示部75の入賞表示を見れば、それが
入賞口31と作動口手段22等との何れへの入賞による
ものかを容易に識別できる。
【0054】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例
えば、実施形態では液晶式の遊技情報表示手段21の表
示領域38を区分して遊技図柄表示手段39、入賞表示
手段40、得点表示手段41等を設けているが、遊技情
報表示手段21は液晶式以外のものを利用しても良い。
【0055】遊技図柄表示手段39、入賞表示手段4
0、得点表示手段41等は、遊技情報表示手段21の表
示領域38内に固定的に出現させておいても良いし、表
示領域38内で拡大縮小又は移動させるようにしても良
い。また遊技図柄表示手段39、入賞表示手段40、得
点表示手段41等は、必要なときに表示領域38に出現
して表示するようにしても良い。更に遊技図柄表示手段
39、入賞表示手段40、得点表示手段41等は、別々
に設けても良い。
【0056】入賞表示手段40は、第1入賞表示と第2
入賞表示とを識別可能に表示できれば良く、その表示態
様は各実施形態に例示する以外のものでも良い。例え
ば、実施形態では表示色の変化、点滅等を利用している
が、識別可能な文字、図柄、記号、その他の識別標識で
第1入賞表示と第2入賞表示とを表示しても良い。
【0057】第3の実施形態では、第1入賞表示を第2
入賞表示よりも優先して表示するように構成している
が、第2入賞表示を第1入賞表示よりも優先して表示す
るように構成しても良い。入賞口手段19は、横一列等
の列状に配置された複数個の入賞口31と、この複数個
の入賞口31から離れて配置された普通入賞口27,2
8とで構成し、入賞表示手段40には、その夫々に対応
するように入賞口31と普通入賞口27,28との合計
数分の入賞表示部46を設けても良い。また入賞表示手
段40は、作動口手段22への入賞と得点増加手段23
への入賞とを識別可能に表示するように構成しても良
い。
【0058】更に実施形態では、アレンジボール機につ
いて例示しているが、アレンジボール機の他、雀球遊技
機等の各種の組み合わせ遊技機でも同様に実施できるこ
とはいうまでもない。組み合わせ遊技機は、上皿7等の
発射球貯留皿に遊技球を投入して、その発射球貯留皿に
貯留された遊技球を順次発射する遊技球投入式の他、メ
ダルを投入してゲームを開始可能にするメダル投入式、
発射手段9と遊技盤4側との間で遊技球を循環させる循
環式等でも良い。
【0059】また実施形態では、入賞役の成立により得
点が付与されたときに、払い出し手段43により遊技媒
体としての遊技球を景品として払い出すようにしている
が、メダルを使用する組み合わせ遊技機の場合には、景
品としてその遊技媒体であるメダルを払い出すようにし
ても良い。
【0060】
【発明の効果】本発明では、遊技盤4の遊技領域15
に、複数個の入賞口31と、予め定められた条件で遊技
球が入賞可能な作動口手段22,23とを配置し、遊技
領域15に単位ゲーム毎に所定数の遊技球を順次発射す
る発射手段9と、入賞口31に遊技球が入賞したとき
に、入賞前と異なる第1入賞表示をその該入賞口31に
対応して表示する入賞表示手段40と、所定条件で遊技
者に遊技媒体を払い出す払い出し手段43とを備え、作
動口手段22,23に遊技球が入賞したときに複数個の
入賞口31のうちの特定の1個又は複数個の入賞口31
への遊技球の入賞と同等に取り扱うようにした組み合わ
せ遊技機において、入賞表示手段40は作動口手段2
2,23に遊技球が入賞したときに、特定の入賞口31
に対応する第1入賞表示と対応させて該第1入賞表示と
異なる第2入賞表示を表示する機能を備えているので、
入賞口31への遊技球の入賞による入賞表示と作動口手
段22,23への遊技球の入賞による入賞表示とを遊技
者が容易に識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す入賞口手段の断
面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す遊技情報表示手
段の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す入賞表示手段の
説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す作動口手段の斜
視図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示す入賞表示手段
の正面図である。
【符号の説明】
4 遊技盤 9 発射手段 15 遊技領域 22 作動口手段 23 得点増加手段 31 入賞口 40 入賞表示手段 43 払い出し手段 46 入賞表示部 74 第1入賞表示部 75 第2入賞表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(4)の遊技領域(15)に、複
    数個の入賞口(31)と、予め定められた条件で遊技球
    が入賞可能な作動口手段(22)(23)とを配置し、
    前記遊技領域(15)に単位ゲーム毎に所定数の遊技球
    を順次発射する発射手段(9)と、前記入賞口(31)
    に遊技球が入賞したときに、入賞前と異なる第1入賞表
    示をその該入賞口(31)に対応して表示する入賞表示
    手段(40)と、所定条件で遊技者に遊技媒体を払い出
    す払い出し手段(43)とを備え、前記作動口手段(2
    2)(23)に遊技球が入賞したときに前記複数個の入
    賞口(31)のうちの特定の1個又は複数個の入賞口
    (31)への遊技球の入賞と同等に取り扱うようにした
    組み合わせ遊技機において、前記入賞表示手段(40)
    は前記作動口手段(22)(23)に遊技球が入賞した
    ときに、前記特定の入賞口(31)に対応する第1入賞
    表示と対応させて該第1入賞表示と異なる第2入賞表示
    を表示する機能を備えたことを特徴とする組み合わせ遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記入賞表示手段(40)は、前記各入
    賞口(31)に対応する複数個の入賞表示部(46)を
    備え、該入賞表示部(46)に第1入賞表示と第2入賞
    表示とを表示可能にしたことを特徴とする請求項1に記
    載の組み合わせ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記入賞表示手段(40)は、前記各入
    賞口(31)に対応する複数個の第1入賞表示用の第1
    入賞表示部(74)と、前記第2入賞表示用の第2入賞
    表示部(75)とを相対応して備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の組み合わせ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記入賞表示部(46)(74)(7
    5)は、前記第1入賞表示と前記第2入賞表示とを識別
    可能に表示する機能を備えたことを特徴とする請求項2
    又は3に記載の組み合わせ遊技機。
  5. 【請求項5】 前記入賞表示手段(40)は、前記第1
    入賞表示を前記第2入賞表示よりも優先して表示する機
    能を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載の組み合わせ遊技機。
  6. 【請求項6】 前記入賞表示手段(40)は、前記第1
    入賞表示の第1表示色と前記第2入賞表示の第2表示色
    とを発色可能であることを特徴とする請求項1〜5の何
    れかに記載の組み合わせ遊技機。
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