JP2002280722A - 半田付け方法及びその装置 - Google Patents

半田付け方法及びその装置

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JP2002280722A
JP2002280722A JP2001077038A JP2001077038A JP2002280722A JP 2002280722 A JP2002280722 A JP 2002280722A JP 2001077038 A JP2001077038 A JP 2001077038A JP 2001077038 A JP2001077038 A JP 2001077038A JP 2002280722 A JP2002280722 A JP 2002280722A
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hot air
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Tadashi Watanabe
規 渡邊
Akira Kimura
明 木村
Toshihiko Sugano
敏彦 菅野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱効率が向上し、熱伝達率が均一になり、
従って、被加熱面上での温度のばらつきが極めて少ない
半田付け方法及びその装置を得ること。 【解決手段】 本発明の半田付け装置10Aは、気体供
給源20と、その気体(例えば、空気)を所定の所定の
温度に加熱する気体加熱部12と、部品がクリーム半田
を介して載置された被処理基板Pが投入され、所定の位
置で水平状態で保持できる加熱炉部13と、その加熱炉
部13内で保持された被処理基板Pの被加熱面に対して
平行に所定の温度に加熱された気体を所定の速度と直進
性を備えた熱風Faとして加熱炉部13に供給する気体
整流部11と、熱風Faの温度、速度及び流量を制御す
る制御部15とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板に部
品を半田付けするための半田付け方法及びその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図8乃至図11を参照しながら、
従来技術のリフロー装置の構成の概略を説明する。
【0003】図8は従来技術の第1形態のリフロー装置
の概念的な構成図、図9は図8に示したリフロー装置か
ら送風された熱風の流れを示す略線図、図10は従来技
術のリフロー炉で被処理基板を加熱する場合の温度プロ
ファイル、図11は従来技術の第2形態のリフロー装置
の概念的な構成図、そして図12は図11に示したリフ
ロー装置における熱風の対流状態を示す説明図である。
【0004】従来のリフロー炉50は、図8に示すよう
に、プリヒートゾーンとリフローゾーンを構成する複数
に区分された加熱ゾーンに分けられ、これら複数の加熱
ゾーンに設けられた複数の加熱ユニット51と、これら
の加熱ユニット51間に配設され、下方に熱風を吹き出
す噴出孔52と、それらの赤外線ヒータ51と噴出孔5
2との下方へ被処理基板Pを載せ、連続的に搬送するベ
ルトコンベア53などが設置されて構成されている。
【0005】ここで被処理基板Pとは、各種の大小様々
の電子や機械部品がクリーム半田を介して回路基板上に
載置されている基板であって、そのクリーム半田を前記
のリフロー炉50を用いて加熱、溶融し、そして冷却す
ることによって前記の部品が基板の回路上に固定される
半製品である。
【0006】従って、被処理基板Pはベルトコンベア5
3により上流から各加熱ユニット51、噴出孔52の下
方を通過するにつれて徐々に加熱され、回路基板上のク
リーム半田は溶融され、半田付けされる。
【0007】この場合、熱風は、図9に示したように、
噴出孔52から被処理基板Pへ流れ、熱風は被処理基板
Pに当たり、符号aで示した部分で淀み(淀み点a)、
そして、その被処理基板Pに当たった熱風は被処理基板
Pに沿って壁噴流となって流れる(壁噴流領域b)。
【0008】この時、熱伝達率は、淀み点aにおいて高
く、被処理基板Pに沿って流れている壁噴流領域bにお
いては低い現象が起き、温度のばらつきが発生する一つ
の原因と考えられている。
【0009】現在、この点を改善する為、前記リフロー
装置50では、加熱ユニット51の加熱有効面積を大き
くして熱伝達率を高め、また同時に加熱時間を長くする
ことで、被処理基板Pの熱伝導により被処理基板P全体
の温度のばらつきを収束させている。この為、加熱部が
大きくなり、また加熱時間を長くするため、装置全体が
大きく、または長くなるという問題が生じている。
【0010】一方、被処理基板Pの加熱状況を、時間及
び被処理基板P上の位置による温度の変化から見てみる
と、被処理基板Pはベルトコンベア53の搬送手段によ
り連続的に装置内を移動するため、被処理基板Pでは上
流部分が先に温度上昇し、下流部分はベルトコンベア5
3のスピードの時間分、後から温度上昇し始める現象が
発生する。また、前記上流部分での加熱は被処理基板P
の熱伝導により下流方向に熱が伝わる。前記下流部分で
は、この熱伝導で伝わった熱が加算され、上流部分の温
度よりも高くなり易く、図10に示した温度プロファイ
ルのように、被処理基板Pで温度のばらつきが発生する
という問題点が生じる。
【0011】また、前記の加熱むらを無くすために、特
開平9−237965に開示されているようなリフロー
炉60が提案されている。この従来の第2形態のリフロ
ー炉60は、図11に示したように、第1プリヒートゾ
ーン、第2プリヒートゾーンのように複数に区分され
た、炉本体61の長手方向に熱風が対流する加熱ゾーン
と、リフローゾーンのように炉本体61の幅方向に熱風
が対流する加熱ゾーンを設け、前者の加熱ゾーンに複数
の赤外線ヒータ62を、後者の加熱ゾーンに複数の赤外
線ヒータ63を配設し、被処理基板Pの投入口で下方に
熱風を噴射する熱風吹出ノズル64を配設し、そしてリ
フローゾーンで下方に熱風を噴射する熱風吹出ノズル6
5を配設し、赤外線ヒータ62、63及び熱風吹出ノズ
ル64、65の下方をベルトコンベア66で被処理基板
Pを搬送できるように構成されているものである。熱風
はブロア67、68から送風される空気をそれぞれヒー
タ69、70で加熱して生成され、熱風吹出ノズル6
4、65から被処理基板Pへ吹き出される。
【0012】このように構成されたリフロー炉60で部
品を半田付けする場合には、図11及び図12に示した
ように、被処理基板Pを載置してベルトコンベア66で
第1プリヒートゾーンの上流側から水平状態で投入し、
その上方に配設されている熱風吹出ノズル64から被処
理基板Pの被加熱面に垂直に熱風Hvを吹き下ろし、そ
の被処理基板Pなどに当たって生じた、炉本体61の長
手方向に対流する熱風成分Hcで前記被加熱面を加熱
し、また、複数の赤外線ヒータ62で加熱してプリヒー
トし、次に、リフローゾーンに搬入して熱風吹出ノズル
65から被処理基板Pの被加熱面に垂直に熱風Hvを吹
き下ろし、被加熱面に当接して生じ、炉本体61の幅方
向に対流する熱風成分Hcで加熱し、また、複数の赤外
線ヒータ63で加熱してクリーム半田を溶融している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このリフロ
ー装置60で利用されている熱風hcは対流であるが故
に方向性が無く、従って、直進性も弱く、そして風速が
ばらつき、従って、熱伝達率がばらつく。
【0014】このため、この改良されたリフロー炉60
であっても、被処理基板Pの被加熱面上の温度がばらつ
く一要因となり、被加熱面を均一に加熱することが難し
い。
【0015】本発明はこのような課題を解決しようとす
るものであって、加熱効率が向上し、熱伝達率が均一に
なり、従って、被加熱面上での温度のばらつきが極めて
少ない半田付け方法及びその装置を得ることを目的とす
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】それ故、請求項1に記載
の発明では、クリーム半田を用いて部品が載置されてい
る被処理基板の被加熱面に対して平行に、所定の温度と
所定の速度で制御された熱風を供給して、前記被加熱面
の前記クリーム半田を溶融した後、冷却して、前記部品
を前記被処理基板に半田付けする半田付け方法を採っ
て、前記課題を解決している。
【0017】そして、請求項2に記載の発明では、クリ
ーム半田を用いて部品が載置されている被処理基板を半
田溶融手段内の所定の位置で留め、該半田溶融手段内で
所定の温度プロファイルが得られるように前記被処理基
板の被加熱面に対して平行に、プリヒート、メインヒー
トに必要な所定の温度と時間で制御された熱風を所定の
速度で制御して供給し、前記被加熱面の前記クリーム半
田を加熱、溶融した後、前記被処理基板を前記半田溶融
手段内から取り出して溶融している半田を冷却し、前記
部品を前記被処理基板に半田付けする半田付け方法を採
って、前記課題を解決している。
【0018】また、請求項3に記載の発明では、半田付
け装置に、清浄気体の供給源と、該清浄気体を所定の温
度に加熱する気体加熱手段と、部品がクリーム半田を介
して載置された被処理基板が投入され、所定の位置で水
平状態で保持できる半田溶融手段と、該半田溶融手段内
で保持された前記被処理基板の被加熱面に対して平行に
前記気体加熱手段で所定の温度に加熱された前記気体を
所定の速度と直進性を備えた熱風として前記半田溶融手
段に供給する気体整流手段と、熱風の温度、速度及び流
量を制御する制御手段とを具備せしめて、前記課題を解
決している。
【0019】そしてまた、請求項4に記載の発明では、
清浄気体の供給源と、該清浄気体を所定の所定の温度に
加熱する気体加熱手段と、部品がクリーム半田を介して
載置された被処理基板が投入され、所定の位置で水平状
態で保持できる半田溶融手段と、該半田溶融手段内で保
持された前記被処理基板の被加熱面に対して平行に前記
気体加熱手段で所定の温度に加熱された前記気体を所定
の速度と直進性を備えた熱風として前記半田溶融手段に
供給する気体整流手段と、熱風の温度、速度及び流量を
制御する制御手段とを備えている半田付け装置を用いて
被処理基板の半田付けを行うに先立って、前記被処理基
板にクリーム半田を介して載置されている部品と同等の
部品が同等のクリーム半田を介して載置され、要所に複
数の温度検知器が配設されているテスト用基板を用意
し、該テスト用基板を前記半田溶融手段内の所定の位置
で水平状態で保持し、半田溶融手段内で所定の温度プロ
ファイルが得られるように前記テスト用基板の被加熱面
に対して平行に、プリヒート、メインヒートに必要な所
定の温度と時間で制御された直進性を備えた熱風を所定
の速度で制御して供給し、前記被加熱面の前記クリーム
半田をプリヒート、メインヒートに必要な所定の温度の
データを前記温度検知器で検知し、該データを前記制御
手段に記憶させ、その後、半田付けしようとする被処理
基板を前記半田溶融手段内の前記所定の位置に水平状態
で留めて保持し、前記データに基づく前記制御手段の制
御の下に前記気体加熱手段、前記気体整流手段を制御し
て得られた前記被処理基板の被加熱面に対して平行に所
定の速度と直進性を備えた熱風により、前記被加熱面の
前記クリーム半田を加熱、溶融した後、前記被処理基板
を前記半田溶融手段内から取り出して溶融している半田
を冷却し、前記部品を前記被処理基板に半田付けする半
田付け方法を採って、前記課題を解決している。
【0020】更に、請求項5に記載の発明では、請求項
3に記載の半田付け装置における前記気体加熱手段、前
記半田溶融手段、前記気体加熱手段が熱風を通す閉管路
で構成されていることを特徴とする。
【0021】更にまた、請求項6に記載の発明では、請
求項5に記載の半田付け装置における前記半田溶融手段
内の前記被処理基板を保持する前記所定の位置の管路上
面が前記熱風の上流から下流側に向かって低くなる傾斜
面で形成されていることを特徴とする。
【0022】そして更にまた、請求項7に記載の発明で
は、請求項5に記載の半田付け装置における前記半田溶
融手段内の前記被処理基板が存在する管路の上流側の一
部上面に、前記管路を通過する前記熱風の一部を排気で
きる開閉フラップが形成されていることを特徴とする。
【0023】そして更にまた、請求項8に記載の発明で
は、請求項5に記載の半田付け装置における前記半田溶
融手段の前記傾斜面が形成されている管路の前方の上面
に、前記管路を通過する前記熱風の一部を排気できる開
閉フラップが形成されていることを特徴とする。
【0024】そして更にまた、請求項9に記載の発明で
は、請求項3に記載の半田付け装置における前記半田溶
融手段内の前記被処理基板が存在する上方に遠赤外線ヒ
ータが配設されていることを特徴とする。
【0025】そして更にまた、請求項10に記載の発明
では、請求項5に記載の半田付け装置における前記閉管
路の帰還路下流側に排気手段が配設されていることを特
徴とする。
【0026】それ故、請求項1に記載の発明によれば、
被加熱面に所定の温度と所定の速度で制御された熱風で
均一に熱伝達が行え、被処理基板を、常時、均一に加熱
することができる。
【0027】そして、請求項2に記載の発明によれば、
被処理基板を加熱炉内の所定の位置に留めて、その被加
熱面を全面同時に加熱でき、クリーム半田を均一に加
熱、溶融することができる。
【0028】また、請求項3に記載の発明によれば、被
処理基板の被加熱面に対して平行で、所定の温度及び速
度に制御され、しかも明確な直進性を備えた熱風を生成
することができる。
【0029】そしてまた、請求項4に記載の発明では、
各種の被処理基板特有の温度プロファイルに即した温度
プロファイルに基づいて、半田付けしようとする被処理
基板のクリーム半田を加熱、溶融でき、それを冷却して
部品を半田付けすることができる。
【0030】更に、請求項5に記載の発明によれば、請
求項3に記載の作用に加えて、被処理基板の被加熱面を
加熱するために一度使用した熱風を気体加熱手段へ帰還
して再使用でき、熱エネルギーと気体の節減を図ること
ができる。
【0031】更にまた、請求項6に記載の発明では、請
求項5に記載の作用に加えて、半田溶融手段内で加熱し
ようとする被処理基板の被加熱面を全面同時に同一の熱
伝導率で加熱でき、クリーム半田を均一に加熱、溶融す
ることができる。
【0032】そして更にまた、請求項7に記載の発明で
は、請求項5に記載の作用に加えて、開閉フラップの開
き具合によって半田溶融手段内の熱風の風量を調整する
ことができる。
【0033】そして更にまた、請求項8に記載の発明で
は、請求項5に記載の作用に加えて、半田溶融手段内で
加熱しようとする被処理基板の被加熱面を全面同時に同
一の熱伝導率で加熱でき、そして開閉フラップの開き具
合によって半田溶融手段内の熱風の風量を調整できて、
クリーム半田全体を同時に均一に加熱、溶融することが
できる。
【0034】そして更にまた、請求項9に記載の発明で
は、請求項3に記載の作用に加えて、被処理基板上に載
置されている各種の部品の熱容量の相違、対流加熱、輻
射加熱による熱伝達の相違を吸収することができ、加熱
むらを防止できる。
【0035】そして更にまた、請求項5に記載の作用に
加えて、請求項10に記載の発明では、排気手段の排気
口の開き加減を調整することにより、閉管路内の圧力を
調整することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の半田
付け方法及びその装置を説明する。
【0037】図1は本発明の第1実施形態の半田付け装
置の斜視図、図2は図1に示した半田付け装置のA―A
線上における断面側面図、図3は図2に示した半田付け
装置の矢印Aで示した部分の拡大断面図、図4は本発明
の第2実施形態の半田付け装置における一部拡大断面
図、図5は本発明の第3実施形態の半田付け装置におけ
る一部拡大断面図、図6は本発明の第4実施形態の半田
付け装置における一部拡大断面図、そして図7は本発明
の半田付け方法に用いることができる一般的な温度プロ
ファイルを示す曲線である。
【0038】図1において、符号10Aは全体として本
発明の第1実施形態の半田付け装置を指す。この半田付
け装置10Aは、気体整流部11、気体加熱部12、加
熱炉部13、排気部14、制御部15、熱風循環路管1
6、17、18などが一つの循環路を形成するように配
設されて構成されていてる。
【0039】熱風循環路管16には、気体供給管19が
接続されており、その内部に開閉バルブ191が装着さ
れている。そしてこの気体供給管19には気体供給源2
0が接続されており、開閉バルブ191の開閉により洗
浄された空気或いは窒素ガスのような不活性ガスが随時
供給でき、供給を遮断できるように構成されている。
【0040】気体整流部11は、図2に示したように、
シロッコファン111を備えており、シロッコファン1
11を作動することにより熱風循環路16からの気体、
例えば、空気(以下、「空気」を採り上げて説明する)
を引き込み、そして気体加熱部12へ、そして気体加熱
部12から加熱炉部13へ後記する被処理基板Pの被加
熱面に対して平行に、そして方向性を持った気流として
整流し、所定の速度、風量で供給する機能を備えてい
る。
【0041】気体整流部11の下流に配設されている気
体加熱部12は、図2に示したように、電気ヒータ12
1を備えており、流入する空気を所定の温度に加熱し、
熱風Faとする。
【0042】加熱炉部13には、断面が長方形の炉壁1
31で構成されており、気体加熱部12から供給された
熱風により搬入されている被処理基板Pの被加熱面を加
熱する機構部であって、その中央部の下方側面に被処理
基板Pの搬入口132が設けられており、その反対側の
側面には搬出口(不図示)が設けられている。これらは
作動中、不図示のドアで閉鎖される。また、搬入口13
2及び搬出口には、熱風の通路に対して垂直に被処理基
板Pを搬入、搬出できるコンベア21が配設されてい
る。そして、搬入された被処理基板Pは加熱炉部13の
底部に留められる。被処理基板Pは、その被加熱面を上
向きにして、例えば、トレイTに載せ、搬入するように
してもよい。
【0043】加熱炉部13を通過する熱風Faは、後記
するように風速が制御された、被処理基板の被加熱面に
対して平行な直進性のある流れであって、乱流になるよ
うにする。風速が低くい場合は熱風Faは層流となり易
く、熱伝達率が乱流に比ペると低くなり、前記被加熱面
を十分に加熱できなくなる。
【0044】排気部14には、図2に示したように、そ
の底面の一部に排気口141が開けられており、その排
気口141には常時閉鎖状態の開閉弁142が装着され
ていて、この開閉弁142を開くことにより、加熱に利
用された熱風である気体の一部分を循環路から排気し、
加熱炉部13内の圧力(風量)を調節できるように構成
されている。また、半田付け作業を終了する場合には、
この排気口141を全開して全ての気体を排気する。
【0045】制御部15はマイクロコンピュータを内蔵
しており、そのマイクロコンピュータの制御の下に気体
整流部11のシロッコファン111の回転を制御し、送
風速度を制御する制御手段、気体加熱部12の電気ヒー
タ121の加熱温度を調節するために電気ヒータ121
に通電する電流を制御する制御手段、排気部15の開閉
弁142の開き角度を調整し、加熱炉部13内の圧力
(風量)を加減する制御手段、気体供給管19内の開閉
バルブ191を開閉し、気体供給源20からの気体の供
給或いはその停止を制御する制御手段、コンベア21の
駆動し、被処理基板Pの搬入、搬出を制御する制御手段
などが組み込まれている。
【0046】熱風循環路管16、17、18は加熱炉部
13からの熱風を気体整流部11へ帰還させる管であっ
て、熱風循環路管16、17の構造は断面半円形の管で
あり、熱風循環路管18の構造は断面矩形の管である
が、これらは、例えば、同一口径の一本のフレキシブル
パイプを用いて構成してもよく、その構造は限定される
ものではない。要は熱風を円滑に循環させることができ
る帰還回路を形成できればよいものである。
【0047】熱風循環路管16からの気体、例えば、空
気は気体整流部11内に装着されているシロッコファン
111により引き込まれ、そして気体加熱部12のヒー
タ121に加熱されて加熱炉部13へ送り込まれる。
【0048】次に、前記のように構成されている第1実
施形態の半田付け装置10Aの動作を、図3をも参照し
て、説明する。
【0049】この半田付け装置10Aは、前記の従来技
術のリフロー装置で用いられている熱風のダウンフロー
により被処理基板Pを加熱するのとは異なり、被処理基
板Pの被加熱面に対し、熱風を平行に流して加熱を行
う。
【0050】先ず、制御部15の制御の下に、シロッコ
ファン111及び電気ヒータ121を作動し、開閉弁1
42を閉じ、次に、開閉バルブ191を開く。そうする
とシロッコファン111の働きで気体供給源20からの
洗浄空気または窒素ガスが引き込まれて、その気体は気
体供給管19及び熱風循環路管16を介して気体整流部
11へ供給される。その気体は気体加熱部12に供給さ
れ、電気ヒータ121で加熱される。加熱された気体は
熱風Faとして加熱炉部13へ送り込まれる。被処理基
板Pの被加熱面の温度はその上方を通過する熱風Faの
熱によって伝達される。
【0051】加熱炉部13で被処理基板Pを加熱した熱
風Fbは熱風循環路管17で方向を変えられ、続いて熱
風循環路管18を流れて排気部14に送られ、加熱炉部
13内の圧力が一定になるように、必要に応じて、その
熱風Fbの一部が排気され、或いは半田付け終了時には
全部が排気される。排気する必要がない場合は、全量の
熱風Fbは熱風循環路管16を通じて気体整流部11、
気体加熱部12へ戻され、前記のサイクルで所定の温度
に加熱され、被加熱面に対して平行な直進性のある風
速、風量で循環させられる。
【0052】半田付けしようとする被処理基板は、回路
基板の面積自体が大小様々あり、また、それらの回路基
板上には高さ、表面積、表面の材質などが異なる様々な
部品が載置されているので、被処理基板の種類によって
それぞれの比熱が異なる。また、使用されているクリー
ム半田によっても、加熱の温度特性を変更する必要があ
る。一般的なクリーム半田を使用した場合の一般的な温
度プロファイル曲線は図7に示したような曲線になり、
このような曲線に沿った被処理基板P上の加熱温度の管
理を行う必要がある。その測定のために、テスト用基板
Ptには、その複数の測定箇所に温度検知器である熱電
対、赤外線検知素子、例えば、熱電対Sを固定してお
く。
【0053】従って、加熱炉部13を通過する熱風Fa
が所定の温度に上昇し、十分な風速、風量になった場合
に、予め、半田付けしようとする被処理基板Pと同様に
部品が載置されたテスト用基板Ptを、コンベア21を
用いて、或いはトレイTに載せて加熱炉部13内の所定
の位置に投入し、加熱されたテスト用基板Ptの各所の
温度を熱電対Sで測定し、そのテスト用基板Ptの測定
温度が図7に示した温度プロファイル曲線に沿った温度
になるように、気体整流部11、気体加熱部12を制御
し、気体加熱部12から供給される熱風Faの温度、風
速、風量のデータを制御ファクターとして制御部15の
マイクロコンピュータに記憶させる作業を行う。
【0054】加熱炉部13での熱風の風速は、例えば、
3〜7m/sになるようシロッコファン111の回転数
を制御部15で制御する。熱風Faの風速が速い場合
は、被処理基板上の部品がずれたり倒れ、または移動が
発生する。熱風Faの温度は電気ヒータ121に通電す
る電流量を調整することにより行われ、風量はシロッコ
ファン111の回転数または排気部14の開閉弁142
の開角度を制御して行う。これらの制御は前記制御部1
5の下で行われる。
【0055】そして、被処理基板Pの被加熱面を実際に
加熱するために必要な最も適正な温度プロファイルが、
図7に示したようなものであれば、前記のようにシロッ
コファン111の回転数、電気ヒータ121の加熱温
度、開閉弁142の開角度を制御部15内のマイクロコ
ンピュータで制御される各種の制御手段を用いて制御
し、同時にそれらの値をマイクロコンピュータの記憶部
に記憶する。
【0056】このように、部品を半田付けしようとする
各種の被処理基板P毎に、温度プロファイルを作成し、
テストし、そのデータをマイクロコンピュータの記憶部
に記憶した後、半田付けしようとする被処理基板Pをコ
ンベア21により加熱炉部13へ搬入口132から投入
し、その底部の所定の位置で保持する。そして、その被
処理基板特有の温度プロファイルに従って、例えば、そ
の温度プロファイルが図7に示したようなものであれ
ば、先ず、150〜170°Cまで被加熱面の温度を上
昇させ(プリヒート)、この温度で90秒以上一定に保
って、クリーム半田を活性させる。次に、230〜24
0°Cまで温度を上昇させ(メインヒート)、約30秒
以上保って半田を全て一様に溶融する。
【0057】その後、その被処理基板Pをコンベアによ
り加熱炉部13の搬入口132とは反対側の搬出口(不
図示)から加熱炉部13外に搬出し、ファンなどで強制
空冷して被処理基板Pの温度を下げ、半田を凝固させ
る。このようにして載置されていた部品が半田付けされ
る。
【0058】前記のように加熱炉部13から被処理基板
Pが搬出されると、次の被処理基板Pがコンベア21に
より加熱炉部13内に搬入され、前記の温度プロファイ
ルに従って同様にクリーム半田の加熱、溶融、そして冷
却を繰り返す。
【0059】以上説明したように本実施形態の半田付け
装置10Aによれば、被処理基板Pの被加熱表面に対
し、熱風Faを平行に流すため、従来技術の見受けられ
た熱風のダウンフローで生じたような淀み点a及び壁噴
流領域bは発生しない。それによって被処理基板上に対
して均一な熱伝達を行えるため、温度のばらつきが少な
い加熱を行える。
【0060】また、本発明によれば、被処理基板Pを加
熱を行う加熱方法は、或る固定された場所で被加熱面全
体を同時にプリヒート、メインヒートを行うため、上流
側が先に温められ下流が後から温められることが無く、
温度のばらつきが少なくなり、被処理基板上の温度制御
がし易くなる。
【0061】更に、本発明によれば、加熱炉部13内に
おいて被処理基板を加熱する媒体として熱風Faを利用
しているが、その熱風Fbを、再度、気体加熱部12へ
戻すことにより気体加熱部12の電気ヒータ121は大
気常温の空気ではなく、約200°Cの高温の空気を取
り込むことになり、消費電力を大幅に削減でき、また、
窒素ガス(不活性ガス)を使用する場合にも同様に、再
度、気体整流部11を通じて気体加熱部12へ環流さ
せ、再利用することにより、窒素ガスの消費量を大幅に
削減できる。
【0062】熱風Faの風速が速い場合は、被処理基板
上の部品がずれたり倒れ、または移動が発生する記し
た。そのような不都合な現象が発生する他に、速い風速
の熱風Faが被処理基板P上を通過すると、被処理基板
P上の上流側の温度が高くなり、下流側は低くなる。こ
れは加熱炉部13内において、管路抵抗が発生し、風速
が落ち、熱伝達率が低くなることと、被処理基板P上の
温度境界層が拡がることによる熱伝達率が低くなること
が原因と考えられる。
【0063】そこで被処理基板Pの被加熱面上で均一な
熱伝達を行わせるため、本発明者等はこの第1実施形態
の半田付け装置10Aを改良し、図4に示したような第
2実施形態の半田付け装置10Bを発明した。この半田
付け装置10Bにおける加熱炉部13Bは、被処理基板
P上を熱風Faが通過する管炉上面を上流から下流に向
かって傾斜を付けて傾斜炉壁131Bとし、管路断面積
を小さくすることで熱風Faの風速を均一化し、更に温
度境界層の安定領域を作ることで被処理基板上の熱伝達
を均一化している。即ち、矢印A部は矢印B部に対し断
面積を小きくすることで熱風Faの風速を矢印B部と同
じになるようにし、熱伝達率を矢印A部、B部とも同じ
にしている。
【0064】前記のように被加熱面上の温度は150〜
170°Cを90秒以上プリヒートし、230〜240
°Cを30秒以上メインヒートする、図7に示したよう
な温度プロファイル曲線にすることが一般的である。従
って、テスト用基板Ptの温度測定の場合に使用したよ
うに、本半田付け装置10A、10Bにおいても、加熱
炉部13内の複数の要所にそれぞれ熱電対Sを配設し、
これら熱電対Sによって熱風Faの温度を検知し、幾つ
かある各種の被処理基板に対して温度プロファイルの曲
線になるように制御部15で制御するようにしてもよ
い。
【0065】この方法としては、前記したように、気体
加熱部12の温度を制御する方法、気体整流部11の送
風機(シロッコファン111)の回転数を制御する方
法、排気部14の開閉弁142の開閉などがあるが、図
5に示した第3実施形態の半田付け装置10Cに示した
手段を講じることが、応答速度が速く、より一層効果的
である。即ち、図5で示したように、この半田付け装置
10Cにおいては、被処理基板Pの傾斜炉壁131Bの
上流の水平な炉壁131に、炉内に開くフラップ133
を設け、熱風Fbの流量を増減する方法を採っている。
即ち、フラップ133は、予め、制御部15に記憶させ
てある図7に示したような温度プロファイルの曲線に対
応してフラップ133の角度をステツピングモータ或い
はサーボモータのような制御手段で変え、そこに生じた
間隙Gから流れ出る熱風Fbの流量を調節することによ
って被処理基板P上の温度を制御するように構成したも
のである。
【0066】また、被処理基板の被加熱面の温度のばら
つきを更に圧縮する目的で、図6に示した第4実施形態
の半田付け装置10Dのように、加熱炉部13の被処理
基板P上を熱風Faが通過する上面に遠赤外線ヒータ2
2を設置するとよい。これは被処理基板P上に載置され
ている各々の部品の熱容量が異なり、或いは対流加熱、
輻射加熱による熱伝達の違いがあることから、遠赤外線
ヒータ22を併用することによって前記の熱容量の差或
いは熱伝達の差を吸収することができる。例えば、電解
コンデンサはその表面の材質がアルミであるため、輻射
加熱に対しては部品表面で熱を反射し、熱伝達が鈍感に
なるが、対流加熱では部品表面で熱伝達が敏感になる
り、良好に加熱することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 1.熱風は乱流の状態にするため、被処理基板に対する
熱伝達率が向上する。また、熱風は被処理基板面に対し
て平行に流すため、従来の熱風ダウンフローのような淀
み点が発生しない。そのため気体加熱部(熱発生源)か
らの熱風の温度及び風速を一定にすることで、熱伝達は
被処理基板全体において均一になり温度のばらつきを最
小限にすることができる。 2.被処理基板上の温度は条件設定を行う段階で熱電対
を被処理基板上に付け、その温度を図7に示した温度プ
ロファイルの曲線になるようにオートチューニングを行
う。この時、被処理基板付近にある熱電対によって熱風
温度も同時に測り、被処理基板上の温度との相関関係を
制御部で制御するため、適正な温度プロファイルを得る
ことができると同時に、フレキシブルな条件設定が可能
となる。 3.加熱媒体として空気または不活性ガス(窒素ガスな
ど)を使用し、この熱風を被処理基板上を通過させる
が、通過した熱風は再度加熱部へ戻され、再利用するた
め、戻された熱風は既に約200°Cの高温になってい
るので、常温空気よりも少ない熱量で再び熱風を供給す
ることができる。これは気体加熱部の電気ヒータの消費
電力を大幅に削減できる。一方、不活性ガス(窒素ガス
など)を使用する場合も同様に熱風が循環するため、ガ
スの消費量を抑えることができ、省エネルギー化を図る
ことができる。など、数々の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の半田付け装置の斜視
図である。
【図2】 図1に示した半田付け装置のA―A線上にお
ける断面側面図である。
【図3】 図2に示した半田付け装置の矢印Aで示した
部分の拡大断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の半田付け装置におけ
る一部拡大断面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態の半田付け装置におけ
る一部拡大断面図である。
【図6】 本発明の第4実施形態の半田付け装置におけ
る一部拡大断面図である。
【図7】 本発明の半田付け方法に用いることができる
一般的な温度プロファイルを示す曲線である。
【図8】 従来技術の第1形態のリフロー装置の概念的
な構成図である。
【図9】 図8に示したリフロー装置から送風された熱
風の流れを示す略線図である。
【図10】 従来技術のリフロー炉で被処理基板を加熱
する場合の温度プロファイルである。
【図11】 従来技術の第2形態のリフロー装置の概念
的な構成図である。
【図12】 図11に示したリフロー装置における熱風
の対流状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10A…本発明の第1実施形態の半田付け装置、10B
…本発明の第2実施形態の半田付け装置、10C…本発
明の第3実施形態の半田付け装置、10D…本発明の第
4実施形態の半田付け装置、11…気体整流部、111
…シロッコファン、12…気体加熱部、121…電気ヒ
ータ、13…加熱炉部、131…炉壁、131B…傾斜
炉壁、132…搬入口、133…フラップ、14…排気
部、141…排気口、142…開閉弁、15…制御部、
16,17,18…熱風循環路管、19…気体供給管、
191…開閉バルブ、Fa…熱風、Fb…使用済み熱
風、G…間隙、P…被処理基板、Pt…テスト用基板、
S…熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 敏彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5E319 BB05 CC49 GG03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーム半田を用いて部品が載置されて
    いる被処理基板の被加熱面に対して平行に、所定の温度
    と所定の速度で制御された熱風を供給して、前記被加熱
    面の前記クリーム半田を加熱、溶融した後、冷却して、
    前記部品を前記被処理基板に半田付けすることを特徴と
    する半田付け方法。
  2. 【請求項2】 クリーム半田を用いて部品が載置されて
    いる被処理基板を半田溶融手段内の所定の位置で留め、
    該半田溶融手段内で所定の温度プロファイルが得られる
    ように前記被処理基板の被加熱面に対して平行に、プリ
    ヒート、メインヒートに必要な所定の温度と時間で制御
    された熱風を所定の速度で制御して供給し、前記被加熱
    面の前記クリーム半田を加熱、溶融した後、前記被処理
    基板を前記半田溶融手段内から取り出して溶融している
    半田を冷却し、前記部品を前記被処理基板に半田付けす
    ることを特徴とする半田付け方法。
  3. 【請求項3】 清浄気体の供給源と、 該清浄気体を所定の温度に加熱する気体加熱手段と、 部品がクリーム半田を介して載置された被処理基板が投
    入され、所定の位置で水平状態で保持できる半田溶融手
    段と、 該半田溶融手段内で保持された前記被処理基板の被加熱
    面に対して平行に前記気体加熱手段で所定の温度に加熱
    された前記気体を所定の速度と直進性を備えた熱風とし
    て前記半田溶融手段に供給する気体整流手段と、 熱風の温度、速度及び流量を制御する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする半田付け装置。
  4. 【請求項4】 清浄気体の供給源と、 該清浄気体を所定の所定の温度に加熱する気体加熱手段
    と、部品がクリーム半田を介して載置された被処理基板
    が投入され、所定の位置で水平状態で保持できる半田溶
    融手段と、該半田溶融手段内で保持された前記被処理基
    板の被加熱面に対して平行に前記気体加熱手段で所定の
    温度に加熱された前記気体を所定の速度と直進性を備え
    た熱風として前記半田溶融手段に供給する気体整流手段
    と、熱風の温度、速度及び流量を制御する制御手段とを
    備えている半田付け装置を用いて被処理基板の半田付け
    を行うに先立って、 前記被処理基板にクリーム半田を介して載置されている
    部品と同等の部品が同等のクリーム半田を介して載置さ
    れ、要所に複数の温度検知器が配設されているテスト用
    基板を用意し、 該テスト用基板を前記半田溶融手段内の所定の位置で水
    平状態で保持し、半田溶融手段内で所定の温度プロファ
    イルが得られるように前記テスト用基板の被加熱面に対
    して平行に、プリヒート、メインヒートに必要な所定の
    温度と時間で制御された直進性を備えた熱風を所定の速
    度で制御して供給し、前記被加熱面の前記クリーム半田
    をプリヒート、メインヒートに必要な所定の温度のデー
    タを前記温度検知器で検知し、該データを前記制御手段
    に記憶させ、 その後、半田付けしようとする被処理基板を前記半田溶
    融手段内の前記所定の位置に水平状態で留めて保持し、
    前記データに基づく前記制御手段の制御の下に前記気体
    加熱手段、前記気体整流手段を制御して得られた前記被
    処理基板の被加熱面に対して平行に所定の速度と直進性
    を備えた熱風により、前記被加熱面の前記クリーム半田
    を加熱、溶融した後、前記被処理基板を前記半田溶融手
    段内から取り出して溶融している半田を冷却し、前記部
    品を前記被処理基板に半田付けすることを特徴とする半
    田付け方法。
  5. 【請求項5】 前記気体加熱手段、前記半田溶融手段、
    前記気体加熱手段が熱風を通す閉管路で構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の半田付け装置。
  6. 【請求項6】 前記半田溶融手段内の前記被処理基板を
    保持する前記所定の位置の管路上面が前記熱風の上流か
    ら下流側に向かって低くなる傾斜面で形成されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の半田付け装置。
  7. 【請求項7】 前記半田溶融手段内の前記被処理基板が
    存在する管路の上流側の一部上面に、前記管路を通過す
    る前記熱風の一部を排気できる開閉フラップが形成され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の半田付け装
    置。
  8. 【請求項8】 前記半田溶融手段の前記傾斜面が形成さ
    れている管路の前方の上面に、前記管路を通過する前記
    熱風の一部を排気できる開閉フラップが形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の半田付け装置。
  9. 【請求項9】 前記半田溶融手段内の前記被処理基板が
    存在する上方に遠赤外線ヒータが配設されていることを
    特徴とする請求項3に記載の半田付け装置。
  10. 【請求項10】 前記閉管路の帰還路下流側に排気手段
    が配設されていることを特徴とする請求項5に記載の半
    田付け装置。
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