JP2002280040A - 電源供給装置 - Google Patents

電源供給装置

Info

Publication number
JP2002280040A
JP2002280040A JP2001074863A JP2001074863A JP2002280040A JP 2002280040 A JP2002280040 A JP 2002280040A JP 2001074863 A JP2001074863 A JP 2001074863A JP 2001074863 A JP2001074863 A JP 2001074863A JP 2002280040 A JP2002280040 A JP 2002280040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
fuel cell
switch
voltage
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001074863A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakamoto
紳二 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001074863A priority Critical patent/JP2002280040A/ja
Publication of JP2002280040A publication Critical patent/JP2002280040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池から電源を取り出す電源供給回路の
小型化、低コスト化を実現する。 【解決手段】 燃料電池1から取り出した電源を平滑化
するコンデンサ41及びコイル45とコンデンサ41を
充電する抵抗32と、抵抗32をコンデンサ41に接続
するリレー31と、リレー31の開閉並びにコンデンサ
41及びコイル45と、負荷11との接続を制御する制
御手段14とを備え、制御手段14は、燃料電池1が発
電を開始したことに応じて、燃料電池1と、抵抗32
と、コンデンサ41とで充電閉回路を作るよう制御し、
燃料電池1が発電を終了したことに応じて、燃料電池1
と、抵抗32と、コンデンサ41と、コイル45とで放
電閉回路を作るよう制御することで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池から電源
を取り出す電源供給装置に関するものであり、例えば燃
料電池を駆動バッテリーとして搭載した車両に電源を供
給する電源供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に燃料電池を搭載した燃料電池車が
次世代の自動車として考案されている。燃料電池車に搭
載する燃料電池システムは、通常、車両のイグニッショ
ン(IGN)スイッチがオンとされて発電要求を発生す
ると、水素含有ガス及び酸素含有ガスが燃料電池に供給
して発電をし、IGNスイッチがオフとされると発電を
終了するよう構成されている。
【0003】しかし、IGNスイッチをオフにし、燃料
電池の発電動作を終了させたとしても、燃料電池内には
発電した電荷が残留している為、この残留した電荷を放
出する回路が必要となる。
【0004】従来の燃料電池システムとしては図4に示
す回路が考えられる。これは、コントローラ102の制
御に応じて、燃料電池101で発電した電力を強電配電
部110及び強電用DC/DCコンバータ120を介
し、インバータ105に供給してモータ106を駆動さ
せる。
【0005】強電配電部110は、燃料電池101と並
列接続された複数のリレー111、リレー113、リレ
ー114と、リレー111と直列接続された抵抗112
と、リレー114と直列接続された抵抗115と、燃料
電池101と直列接続されたリレー116と備えてい
る。強電配電部110の各リレー111,113,11
4,116はコントローラ102の制御に応じてその開
閉動作が制御される。
【0006】強電用DC/DCコンバータ120は、コ
ンデンサ121、ダイオード122、スイッチ123、
スイッチ124、チョークコイル125、ダイオード1
26、コンデンサ127から構成されている。強電用D
C/DCコンバータ120は、コントローラ102の制
御によって、スイッチ122及びスイッチ123のオン
状態(通電)、オフ状態(遮断)が制御され燃料電池1
01から供給される電圧値を制御して後段のインバータ
105に供給する。
【0007】続いて、図5に示すタイミングチャートを
用いて時刻t11でIGNスイッチがオンとされてから
時刻t12でオフとされたときの燃料電池システムの強
電配電部110と、強電用DC/DCコンバータ120
の動作について説明をする。
【0008】先ず、IGNスイッチが時刻t11でオン
とされると(a)、コントローラ102の制御によっ
て、リレー111と、リレー116とがオン状態とされ
(b)、(e)、強電用DC/DCコンバータ120の
コンデンサ121が充電される。抵抗112は、コンデ
ンサ121を充電する際の充電抵抗となる。
【0009】図5に示すように燃料電池101の電圧
は、IGNスイッチがオンになっても、直ぐには安定し
た電圧値が得られないため安定した電圧値が得られるま
で、一旦、コンデンサ121に電荷を充電をする。
【0010】次に、電圧センサ107によってコンデン
サ121が所定の値まで充電されたことを電圧器(V)
により検出すると、これに応じてコントローラ102
は、リレー113をオン状態にして(c)、次いでリレ
ー111をオフ状態にする(e)。
【0011】さらに、コントローラ102は、強電用D
C/DCコンバータ120のスイッチ123がオン状態
となるように制御する(g)。また、コントローラ10
2は、強電用DC/DCコンバータ120のスイッチ1
24を所定の間隔でチョッパ駆動させる(h)。
【0012】スイッチ123をオン状態にし、スイッチ
124をチョッパ駆動することで、強電用DC/DCコ
ンバータ120は直流電圧を出力することができる。こ
れにより、強電用DC/DCコンバータ120は、モー
タ106が必要とする電力をインバータ105に供給す
ることができる。
【0013】時刻t12でIGNスイッチがオフされる
と、コントローラ102の制御によって、リレー113
がオフ状態になり(c)、リレー114がオン状態にな
り(d)、燃料電池101と、抵抗115とで閉回路が
形成される。同時に、コントローラ102は、強電用D
C/DCコンバータ120のスイッチ123と、スイッ
チ124を制御しそれぞれオフにする(g)、(h)。
【0014】IGNスイッチがオフの際には、燃料電池
101は発電を終了するが、燃料電池101内には残留
電荷が貯まっている。燃料電池101内の残留電荷は、
閉回路内の抵抗115で消費され、徐々に燃料電池10
1の電圧が減少する(f)。
【0015】抵抗115での放電が時刻t13で終了す
ると、コントローラ102は、リレー114と、リレー
116をオフ状態にして(b)、(d)、燃料電池シス
テムの動作を終了させる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た燃料電池システムでは、IGNスイッチをオンとした
ときにコンデンサ121の充電をするために抵抗112
を用い、IGNスイッチをオフとしたときに燃料電池1
01に残留している残留電荷を放電するために抵抗11
5を用い、抵抗112と抵抗115とを用途に応じて使
い分けるため、それぞれリレー111と、リレー114
とが必須の構成となっており燃料電池システムの大型
化、及び、コスト増に繋がってしまうといった問題があ
る。
【0017】そこで、本発明は、上述した従来の問題に
鑑みて提案されたものであり、強電配電部の充電用抵抗
と、放電用抵抗を兼用させることで抵抗及びリレーを削
減し、回路の小型化と製造コストの削減をすることがで
きる電源供給装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、発電した燃料電池から電
源電圧を取り出して負荷に供給する電源供給回路におい
て、上記燃料電池の第1端子に接続された第1リレー回
路と、上記第1リレー回路と直列接続された抵抗と、上
記第1リレー回路及び上記抵抗に対して並列して上記燃
料電池の第1端子に接続された第2リレー回路と、上記
燃料電池の第1端子及び第2端子間に接続されたコンデ
ンサと、上記第1リレー回路及び第2リレー回路と直列
接続され、上記燃料電池からの電源電圧の供給、停止を
する上記電源供給スイッチと、上記電源供給スイッチに
対して並列接続され、上記電源供給スイッチを介した電
源供給の電源電圧値の調整をする電圧調整スイッチと、
上記第1リレー回路、上記第2リレー回路、上記電源供
給スイッチ及び上記電圧調整スイッチの状態を制御する
制御手段とを備える。上記制御手段は、上記負荷に電源
供給を開始するに際して、上記電源供給スイッチを遮断
状態にし、上記第1リレー回路を通電状態にして上記抵
抗により上記コンデンサに充電をし、上記負荷への電源
供給を終了するに際して、上記電源供給スイッチ及び電
圧調整スイッチを開放状態にし、上記第1リレー回路を
通電状態にして上記抵抗により上記燃料電池内の残留電
荷を消費する。
【0019】請求項2に係る発明では、上記コンデンサ
の電圧を測定する電圧センサを備え、上記制御手段は、
上記電圧センサで測定した測定結果に応じて上記コンデ
ンサの電圧値が所定の値以下になったことに応じて、上
記電源供給スイッチ及び電圧調整スイッチの通電状態、
及び上記第1リレー回路の通電状態を解除する。
【0020】請求項3に係る発明では、上記制御手段
は、上記電圧センサで測定した上記コンデンサの電圧値
が所定の値以下になってから所定時間が経過したことに
応じて、上記電源供給スイッチ及び電圧調整スイッチの
通電状態、及び上記第1リレー回路の通電状態を解除す
る。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、負荷に
電源供給を開始するときには抵抗によりコンデンサに充
電をし、負荷への電源供給を終了するときには抵抗によ
り燃料電池内の残留電荷を消費する動作をするので、コ
ンデンサ充電用として使用した抵抗を、燃料電池の発電
終了時に燃料電池内に残される残留電荷を放電する放電
用の抵抗と兼用して使用することができる。したがっ
て、この電源供給回路によれば、従来、残留電荷の放電
のために備えられていた放電用抵抗と、燃料電池及び放
電用抵抗間の開閉を行うリレーとが必要なくなり、電原
供給回路の小型化、且つ、製造コストの削減をすること
ができる。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、燃料電池
内の残留電荷が放電されたか否かの判断を、コンデンサ
の充電状況を検出する電圧センサで測定した測定値から
判断できるので、新たな測定手段を設置せずに放電処理
の終了をすることができる。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、燃料電池
内の残留電荷が放電されたか否かの判断を、コンデンサ
の充電状況を検出する電圧センサで測定した測定値で判
断し、さらに上記測定値となった時刻から残留電荷が抵
抗で放電されるまでの時間が経過した後、放電用閉回路
を開くよう制御することで、燃料電池内の残留電荷が完
全に放電されてから放電処理を終了することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば図1に示すよう
に構成された燃料電池システムに適用される。
【0025】[燃料電池システムの構成]図1に、燃料
電池システムの構成を示す。この燃料電池システムは、
水素含有ガス及び燃料ガスが供給されて発電する燃料電
池スタック1を備えるものである。この燃料電池スタッ
ク1は、例えば固体高分子電解質膜を挟んで酸化剤極と
燃料極を対設した燃料電池構造体をセパレータで狭持し
た複数の燃料電池構造体からなる。この燃料電池スタッ
ク1は、酸化剤極側に酸化剤ガスとして空気が供給され
るとともに、燃料極側に燃料ガスとして水素ガスが供給
されることで発電をして、例えば自動車等の駆動源とし
て利用される。
【0026】この燃料電池システムは、燃料電池スタッ
ク1に空気を供給するコンプレッサ2、コンプレッサモ
ータ3、コンプレッサモータインバータ4、コンプレッ
サモータインバータ制御部5を備える。この燃料電池シ
ステムでは、燃料電池スタック1を発電させるに際し
て、後述のコントローラ14からコンプレッサモータイ
ンバータ制御部5に制御信号が供給されると共に、コン
プレッサモータインバータ4及びコンプレッサモータ3
に電力が供給される。これにより、燃料電池システムで
は、コンプレッサモータインバータ制御部5によりコン
プレッサモータインバータ4を制御し、コンプレッサモ
ータ3の回転数を制御して、コンプレッサ2から燃料電
池スタック1に供給する空気量を制御する。
【0027】また、燃料電池システムは、燃料電池スタ
ック1に供給する水素ガスを貯蔵する水素貯蔵装置6を
備える。この燃料電池システムでは、燃料電池スタック
1で発電をするに際して、コントローラ14から水素貯
蔵装置6に制御信号が供給され、水素貯蔵装置6により
燃料電池スタック1に供給する水素ガス量を制御する。
【0028】更に、燃料電池システムは、燃料電池スタ
ック1で発電した電力を入力する電源供給部7、燃料電
池スタック1で発電した電力を蓄積する二次電池8、例
えば12[V]の電源電力を各部に供給する12V用D
C/DCコンバータ9、12[V]の電源電力となる電
力を蓄積する12Vバッテリ10、負荷となる駆動モー
タ11、駆動モータ11に供給する電力を調整する駆動
モータインバータ12、駆動モータインバータ制御部1
3を備える。この燃料電池システムでは、燃料電池スタ
ック1からの発電電力を、電源供給部7を介して二次電
池8に蓄電すると共に、12V用DC/DCコンバータ
9を介して12Vバッテリ10に蓄電する。二次電池8
への電力供給制御をするために、二次電池用ジャンクシ
ョンブロック24が備えられている。また、この燃料電
池システムでは、燃料電池スタック1からの発電電力を
コンプレッサモータインバータ4を介してコンプレッサ
モータ3に供給してコンプレッサモータ3を駆動すると
共に、コンプレッサモータインバータ4を介して駆動モ
ータ11に供給して駆動モータ11を駆動する。
【0029】更にまた、燃料電池システムは、外部のイ
グニッション(IGN)スイッチセンサ21、アクセル
センサ22及びインストメータ23と接続され、上述し
た各部を制御するコントローラ14を備える。このコン
トローラ14は、イグニッションスイッチセンサ21又
はアクセルセンサ22からのセンサ信号に従って、上述
した各部に制御信号を出力し、インストメータ23を用
いて燃料電池システムの発電状態を車両利用者に提示す
る。
【0030】「電源供給部7の具体的な構成」図2に、
電源供給部7の具体的な構成例を示す。電源供給部7
は、強電配電部30と、強電用DC/DCコンバータ4
0とを備えている。
【0031】強電用配電部30は、燃料電池スタック1
の電源端子と接続された第1リレー31、抵抗32、第
2リレー33と、燃料電池スタック1の電源端子と接続
された第3リレー34とから構成される。
【0032】第1リレー31は、入力端に燃料電池スタ
ック1が接続され出力端に抵抗32が接続される。第1
リレー31は、コントローラ14から制御信号が入力さ
れ、開状態とされることで電流を遮断し(オフ状態)、
閉状態とされることで電流を通電する(オン状態)とさ
れる。この第1リレー31は、オン状態とされること
で、抵抗32と並列関係にある後述のコンデンサ41に
充電をする。
【0033】第2リレー33は、入力端に燃料電池スタ
ック1の電源端子が接続され出力端に強電用DC/DC
コンバータ40が接続される。この第2リレー33は、
第1リレー31と同様に、コントローラ14からの制御
信号に従ってオン状態又はオフ状態に制御される。
【0034】第3リレー34は、入力端が燃料電池スタ
ック1の電源端子に接続され出力端が強電用DC/DC
コンバータ40と接続される。この第3リレー34は、
第1リレー31と同様に、コントローラ14からの制御
信号に従ってオン状態又はオフ状態に制御される。
【0035】強電用配電部30は、コントローラ14の
制御に応じて第1リレー31、第2リレー33、第3リ
レー34の開閉を行い、燃料電池スタック1から強電用
DC/DCコンバータ40に供給する電源の配電を制御
する。
【0036】強電用DC/DCコンバータ40は、抵抗
32に対して並列に設けられた第1コンデンサ41と、
ダイオード42と、第2リレー33と直列接続された第
1スイッチ43と、第1スイッチ43と並列接続された
第2スイッチ44と、第1スイッチ43と直列接続され
たチョークコイル45、ダイオード46と、第2コンデ
ンサ47とを備えている。
【0037】強電用DC/DCコンバータ40は、第1
スイッチ43及び第2スイッチ44がコントローラ14
の制御に応じて開閉動作されることで、強電用配電部3
0を介して燃料電池スタック1から入力される直流電圧
値を調整する。具体的には、強電用DC/DCコンバー
タ40は、第1スイッチ43がオン状態にされると共
に、第2スイッチ44をチョッパ駆動することでデュー
ティ比を制御し、駆動モータインバータ12に供給する
直流電圧値を調整する。
【0038】強電用DC/DCコンバータ30によって
平滑化された直流電圧は、二次電池ジャンクションブロ
ックの制御の応じて、二次電池8に蓄積、若しくは、駆
動モータインバータ12に供給され駆動モータインバー
タ12内でスイッチングされることで、U相、V相、W
相の三相交流電流に変換され、負荷となる駆動モータ1
1に供給される。
【0039】[電源供給部7の動作]図3に、電源供給
部7の動作を表すタイミングチャートを示す。
【0040】先ず、時刻t1でIGNスイッチがオンさ
れると(a)、コントローラ14は、第1リレー31
と、第3リレー34とを閉じてオン(通電)状態にし
(d)、(b)、強電用DC/DCコンバータ40の第
1コンデンサ41に充電をする。このとき、抵抗32
は、第1コンデンサ41を充電する際の充電抵抗とな
る。
【0041】図3に示すように燃料電池スタック1の出
力電圧は、IGNスイッチがオンになっても、直ぐには
安定した電圧値は得られないため安定した電圧値が得ら
れるまで(e)、一旦、第1コンデンサ41に電荷を充
電をする。
【0042】次に、コントローラ14は、電圧センサ4
8からの第1コンデンサ41が所定の電圧値まで充電さ
れたことを示すセンサ信号を検出すると、第1リレー3
1を開いてオフ状態にし(d)、第2リレー33を閉じ
てオン状態にする(c)。
【0043】更に、コントローラ14は、第1スイッチ
43がオン状態となるように制御すると共に(f)、第
2スイッチ44を所定の間隔のチョッパ駆動させる
(g)。コントローラ14は、第2スイッチ44をチョ
ッパ駆動させる周期により、駆動モータインバータ12
に供給する電圧のデューティ比を制御して、直流電圧量
を調整する。
【0044】時刻t2でIGNスイッチがオフされると
(a)、コントローラ14は、第2リレー33を閉じて
オン状態にし(c)、第1リレー31を開いてオフ状態
にし(d)、第2スイッチ44のチョッパ駆動を停止
し、第1スイッチ43と同様に常にオン状態となるよう
制御される(f)、(g)。これにより、燃料電池スタ
ック1と、抵抗32と、第1コンデンサ41と、チョー
クコイル45とで閉回路が形成される。
【0045】これは、IGNスイッチがオフの際には、
燃料電池スタック1は発電を終了するが、燃料電池スタ
ック1内に残留電荷が貯まっているため、残留電荷を抵
抗32により放電するための動作である。
【0046】第1コンデンサ41には電荷が充電されて
おり、燃料電池スタック1の残留電荷の放電が開始され
ると第1コンデンサ41は蓄積された電荷を放電する。
放電された電荷は、一旦、チョークコイル45にエネル
ギーとして蓄えられ、次第に抵抗32で熱エネルギーと
して散逸される。
【0047】第1コンデンサ41には、電荷を放電する
と同時に燃料電池スタック1の残留電荷が抵抗32を介
して充電され、充電された電荷は上述のようにしてチョ
ークコイル45を介して放電され、抵抗32で熱エネル
ギーとなる。
【0048】なお、第1コンデンサ41への充電の際に
も抵抗32では燃料電池スタック1の残留電荷が熱エネ
ルギーとして消費されている。
【0049】このようにして、燃料電池スタック1内の
残留電荷は放電される。放電は、所定の時間が経過する
とコントローラ14の制御によって終了する。
【0050】抵抗32による放電が終了すると、コント
ローラ14は、時刻t3で第1リレー31及び第3リレ
ー34を開いて通電状態を解除すると共に、第1スイッ
チ43及び第2スイッチ44の通電状態を解除して、電
源供給部7の動作を終了させる。
【0051】このようにして、燃料電池システムの電源
供給部7は、コントローラ14によって強電配電部30
の各リレーを制御すると同時に、強電用DC/DCコン
バータ40のスイッチ43、スイッチ44の開閉を制御
することで、IGNスイッチをオフにした際の燃料電池
スタック1内の残留電荷の放電を充電用抵抗である抵抗
32で行うことができる。
【0052】[燃料電池システムの他の処理]また、本
発明を適用した燃料電池システムにおいて、抵抗32に
よる残留電荷の放電動作は以下に示す2つの方法で終了
することができる。
【0053】まず第1の方法は、電圧センサ48を用い
る方法である。まず、電圧センサ48は、第1コンデン
サ41の電圧を測定することができるため、電圧センサ
48で、時刻t2でIGNスイッチがオフにされた後の
第1コンデンサ41の放電による電圧値の低下を検出
し、検出値をコントローラ14へ送出する。続いて、コ
ントローラ14は、あらかじめ設定しておいた所定の値
と、電圧センサ48での測定値とを比較することで放電
動作を終了させる判断をする。コントローラ14は、電
圧センサ48の測定値が上記所定値以下になったことに
応じて時刻t3で第1リレー31、第3リレー34、第
1スイッチ43、第2スイッチ44が全てオフ状態とな
るように制御する。
【0054】このようにして、第1の方法では、第1コ
ンデンサ41の電圧を電圧センサ48で測定し、測定値
と、所定値との比較により放電動作の終了を判断する。
【0055】次に第2の方法は、第1の方法で用いた電
圧センサ48と、タイマを用いる方法である。本発明の
放電動作では、上述したようにIGNスイッチがオフし
た後の残留電荷は第1コンデンサ41を介し、一旦、チ
ョークコイル45にエネルギーとして蓄えられる。その
蓄えられたエネルギーが抵抗32で熱エネルギーとして
散逸されるため燃料電池スタック1の残留電荷が第1コ
ンデンサ41から全て放電された時間と、抵抗32で完
全に残留電荷が放電された時間とではロスが生じてしま
うことになる。
【0056】そこで、まず、第1の方法で使用した電圧
センサ48を用い第1の方法と同様に第1コンデンサ4
1の電圧を測定し、コントローラ14で所定値との比較
を行う。続いて、測定値が所定値以下になったらタイマ
を作動させ、所定の時間経過したことに応じて時刻t3
を認識して、コントローラ14は、第1リレー31、第
3リレー34、第1スイッチ43、第2スイッチ44が
全てオフとなるように制御する。タイマに設定する所定
の時間は、チョークコイル45に蓄えられたエネルギー
が抵抗32に散逸される時間に設定する。
【0057】このようにして、第2の方法では、電圧セ
ンサ48で第1コンデンサ41の電圧を測定し、さらに
タイマでエネルギーの散逸時間を計測して放電動作の終
了を判断する。したがって第2の方法では、燃料電池ス
タック1の残留電荷を完全に抵抗32で放電させてから
放電動作を終了させることができる。
【0058】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す燃料電池システ
ムの要部構成を説明するためのブロック図である。
【図2】同実施の形態として示す燃料電池システムの電
源供給部について説明するための回路図である。
【図3】同実施の形態として示す燃料電池システムの電
源供給動作について説明するためのタイミングチャート
である。
【図4】従来の技術として示す燃料電池システムの要部
構成を説明をするための回路図である。
【図5】同従来技術として示す燃料電池システムの電源
供給動作について説明するためのタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック 7 電源供給部 8 二次電池 11 駆動モータ 12 駆動モータインバータ 14 コントローラ 24 二次電池用ジャンクションブロック 30 強電用配電部 31 リレー 32 抵抗 33 リレー 34 リレー 40 強電用DC/DCコンバータ 41 コンデンサ 42 ダイオード 43 スイッチ 44 スイッチ 45 チョークコイル 46 ダイオード 47 コンデンサ 48 電圧センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電した燃料電池から電源電圧を取り出
    して負荷に供給する電源供給回路において、 上記燃料電池の第1端子に接続された第1リレー回路
    と、 上記第1リレー回路と直列接続された抵抗と、 上記第1リレー回路及び上記抵抗に対して並列して上記
    燃料電池の第1端子に接続された第2リレー回路と、 上記燃料電池の第1端子及び第2端子間に接続されたコ
    ンデンサと、 上記第1リレー回路及び第2リレー回路と直列接続さ
    れ、上記燃料電池からの電源電圧の供給、停止をする電
    源供給スイッチと、 上記電源供給スイッチの上記負荷側の端子と上記第2端
    子間に接続され、上記電源供給スイッチを介して上記負
    荷に供給する電源電圧値の調整をする電圧調整スイッチ
    と、 上記第1リレー回路、上記第2リレー回路、上記電源供
    給スイッチ及び上記電圧調整スイッチの状態を制御する
    制御手段とを備え、 上記制御手段は、 上記負荷に電源供給を開始するに際して、上記電源供給
    スイッチを遮断状態にし、上記第1リレー回路を通電状
    態にして上記抵抗により上記コンデンサに充電をし、 上記負荷への電源供給を終了するに際して、上記電源供
    給スイッチ及び電圧調整スイッチを通電状態にし、上記
    第1リレー回路を通電状態にして上記抵抗により上記燃
    料電池内の残留電荷を消費することを特徴とする電源供
    給装置。
  2. 【請求項2】 上記コンデンサの電圧を測定する電圧セ
    ンサを備え、 上記制御手段は、上記電圧センサで測定した測定結果に
    応じて上記コンデンサの電圧値が所定の値以下になった
    ことに応じて、上記電源供給スイッチ及び電圧調整スイ
    ッチの通電状態、及び上記第1リレー回路の通電状態を
    解除することを特徴とする請求項1記載の電源供給装
    置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記電圧センサで測定
    した上記コンデンサの電圧値が所定の値以下になってか
    ら所定時間が経過したことに応じて、上記電源供給スイ
    ッチ及び電圧調整スイッチの通電状態、及び上記第1リ
    レー回路の通電状態を解除することを特徴とする請求項
    2記載の電源供給装置。
JP2001074863A 2001-03-15 2001-03-15 電源供給装置 Pending JP2002280040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074863A JP2002280040A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 電源供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074863A JP2002280040A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 電源供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002280040A true JP2002280040A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18932048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001074863A Pending JP2002280040A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 電源供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002280040A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019153A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システムおよびその起動方法
KR100757143B1 (ko) 2006-08-08 2007-09-10 현대자동차주식회사 연료전지 버스 시스템 및 시스템 제어 방법
JP2007299746A (ja) * 2006-05-04 2007-11-15 Syspotek Corp 電源管理を具えた燃料電池
JP2009054308A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2009171777A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Hitachi Ltd 電子回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019153A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システムおよびその起動方法
JP4608250B2 (ja) * 2004-07-02 2011-01-12 本田技研工業株式会社 燃料電池システムおよびその起動方法
JP2007299746A (ja) * 2006-05-04 2007-11-15 Syspotek Corp 電源管理を具えた燃料電池
KR100757143B1 (ko) 2006-08-08 2007-09-10 현대자동차주식회사 연료전지 버스 시스템 및 시스템 제어 방법
JP2009054308A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2009171777A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Hitachi Ltd 電子回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8134342B2 (en) Method for pulsed charging of a battery in an autonomous system comprising a supercapacitance
US6923279B2 (en) Power supply apparatus and electric vehicle using the same
KR100439144B1 (ko) 하이브리드 차량의 제어장치
KR100305854B1 (ko) 전기 자동차용 배터리 팩 충전 장치 및 방법
CN100370649C (zh) 组电池容量控制系统和方法
US6893757B2 (en) Fuel cell apparatus and method of controlling fuel cell apparatus
US5023150A (en) Method and apparatus for controlling a fuel cell
CN101685971A (zh) 车载磷酸铁锂锂电池的低温激活装置及方法
US7521824B2 (en) Contactor control apparatus and contactor control method for use in electric vehicle
JPH0851730A (ja) 電池の充電装置
US11285822B2 (en) Electric power system and control method therefor
JP2010098788A (ja) バッテリ充放電試験装置
JP2001521851A (ja) 二重電池電気システムの充電を制御する方法および回路
WO2005067083A1 (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池電流の補正方法
JP2002280040A (ja) 電源供給装置
JP4075574B2 (ja) 燃料電池搭載車両の電源システム
JP3213399B2 (ja) 充電方法
JP2002152984A (ja) 二次電池の充放電装置および充放電方法
JP2006304426A (ja) 車両用バッテリの充電方法および充電装置
JP2002252932A (ja) 電力制御装置
JP2002191136A (ja) バッテリ充電装置
JPH09117074A (ja) 二次電池の間欠充電回路
JP2000245074A (ja) 蓄電池の容量低下防止方法
JP2001346339A (ja) 蓄電池を用いた電源装置
JPH07298511A (ja) 2次電池の充電方法および充電回路