JP2002279539A - 防犯用センサ装置の照準器 - Google Patents

防犯用センサ装置の照準器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】目を一定位置に固定させて接眼窓を覗きながら
光軸調整を行うことのできる防犯用センサ装置の照準器
を提供する。 【解決手段】照準ミラー27に、接眼窓20に目を近づ
けて覗いたときに、対物窓21における照準軸32が通
る中心部のみを通して見える中心領域を映す中心鏡面2
2と、中心鏡面22の外周に位置し対物窓21における
中心部の外側の周縁部を通して見える周縁領域を映す周
縁鏡面23とを有し、周縁鏡面23の視認性を中心鏡面
22よりも低く設定する。または、鏡面に、中心鏡面と
45周縁鏡面46との境界を示す境界線47、照準軸3
2の反射点を中心に含む中心指示マーク44または照準
軸32の反射点で交差する十字線48を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投光部の投光素子
から出射する赤外線ビームを受光部の受光素子で受光
し、この赤外線ビームを人体等が遮断したときに警報信
号を発する防犯用センサ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の防犯用センサ装置は、直線的な
警戒区域の両端部に、赤外線投光部の投光器と赤外線受
光部の受光器とが、これらの光軸を一致させた配置で設
置されており、直線的な近距離から数百mの長距離まで
の警戒区域を設定できるので、長距離になる程、投光器
と受光器間での光軸を正確に一致させるのが難しくな
る。そこで、従来の防犯用センサ装置には、図6に示す
ような照準器が投光器および受光器にそれぞれ設けられ
ており、センサ装置の設置またはメンテナンスに際して
は前記照準器によって光軸合わせするようになってい
る。
【0003】前記照準器50は、一対の接眼窓51と、
一対の対物窓52と、両51,52間で照準軸54上に
配置された一対の照準ミラー53とを備えている。この
照準器50を用いた光軸調整では、左右の何れか一方の
接眼窓51を覗きながら、ダイヤルや調整ねじを操作し
て投光器または受光器の向きを上下左右に動かして、照
準ミラー53に映る受光器または投光器の像が対物窓5
2の中央にくるように調整する。この照準器59による
光軸合わせは粗調整であるので、この粗調整を行ったの
ちに、受光部のレベルメータの表示を見ながら表示レベ
ルが最大値になるようダイヤルや調整ねじを操作して光
軸の微調整を行い、レベルメータの表示が所定レベル以
上になるまで、つまり投光器と受光器との間で光軸が正
確に一致するまで、光軸の微調整を繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記照準器
50では、図6(a)に示すように、目の位置を接眼窓
51に近づけると、視野が広くなって照準ミラー53に
映っている像の全体を見ることができるので、照準を粗
く合わせるのには都合がよいが、その反面、接眼窓51
の中心に位置する像を特定し難い。一方、図6(b)に
示すように、目の位置を接眼窓51から遠ざけると、接
眼窓51の中心に位置する像を特定し易いが、視野が狭
くなるために、相手の投光器または受光器の位置が照準
軸から大きくずれていると、その像が写らないために光
軸合わせが難くなる。
【0005】そこで、従来では、先ず、(a)に示すよ
うに、目を接眼窓51に近づて覗きながら、ダイヤルま
たは調整ねじを操作して投光部または受光部の像が照準
ミラー53に映るように調整する。そののち、(b)に
示すように、目を遠ざけて所要の像が照準ミラー53の
中央にくるように調整したのち、再び目を接眼窓51に
近づけて照準ミラー53に映っているのが所要の像であ
るのを確認する。このように、従来の照準器50による
光軸合わせでは、目の位置を接眼窓51に対し一定の相
対方向となるように保ちながら、目を接眼窓51に対し
接離する方向に複数回往復移動させて、その都度ダイヤ
ルおよび調整ねじの操作を行って所要の像が照準ミラー
53の中央にくるように調整しなければならないので、
光軸合わせ作業が難しく、その作業に時間を要する。
【0006】本発明は、前記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、目を一定位置に固定させて接眼窓を覗きなが
ら光軸調整を行うことのできる防犯用センサ装置の照準
器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一構成に係る防犯用センサ装置の照準器
は、防犯用センサ装置を構成する投光器または受光器に
設けられて両者間の光軸を調整するための照準器であっ
て、接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と対物窓との間で
照準軸上に配置された照準ミラーとを備え、前記照準ミ
ラーは、前記接眼窓に目を近づけて覗いたときに、前記
対物窓における照準軸が通る中心部のみを通して見える
中心領域を映す中心鏡面と、この中心鏡面の外周に位置
し前記対物窓における中心部の外側の周縁部を通して見
える周縁領域を映す周縁鏡面とを有し、前記周縁鏡面の
視認性が前記中心鏡面よりも低く設定されている。ここ
で、照準軸とは、接眼窓、照準ミラーおよび対物窓の各
中心部を通る光軸をいう。
【0008】この防犯用センサ装置の照準器では、目を
接眼窓に対しこれの外形を確認できる位置まで近づけて
覗いて、比較的広い視野で照準ミラーの全体を見ながら
調整ねじなどを操作し、先ず、照準ミラーの中心鏡面と
周縁鏡面の両方を見て、相手方の投光器または受光器が
映った広い視野の像が鏡面全体に入るように調整する。
このとき、周縁鏡面は中心鏡面よりも視認性が低いが、
その周縁鏡面に所要の像が映ったと思われたときには、
目をその位置に保ったまま中心鏡面を注視して、周縁鏡
面の前記像が中心鏡面にくるように光軸調整操作を行
い、視認性の高い中心鏡面に映った像が所要のものであ
るか否かを確認する。中心鏡面に映った像が所要の像で
ある場合には、投光器と受光器との間で光軸がほぼ一致
したことになる。このように、この照準器では、目を接
眼窓に対し適度に近づけた一定の位置に保ちながら光軸
調整操作を行って、光軸合わせを容易、かつ迅速に行う
ことができる。
【0009】本発明の好ましい実施形態では、前記周縁
鏡面に表面荒し加工、つや消しコーティング、または前
記中心鏡面と色相の異なる被覆が施されている。これに
より、一枚物のミラー体に、視認性の低い周縁鏡面と視
認性の高い中央鏡面とを容易に形成することができる。
【0010】本発明の他の構成に係る防犯用センサ装置
の照準器は、防犯用センサ装置を構成する投光器または
受光器に設けられて両者間の光軸を調整するための照準
器であって、接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と対物窓
との間で照準軸上に配置された照準ミラーとを備え、前
記照準ミラーは、前記接眼窓に目を近づけて覗いたとき
に、前記対物窓における照準軸が通る中心部のみを通し
て見える中心領域を映す中心鏡面と、この中心鏡面の外
周に位置し前記対物窓における中心部の外側の周縁部を
通して見える周縁領域を映す周縁鏡面とを有し、前記中
心鏡面と周縁鏡面との境界を示す境界線を有している。
【0011】これにより、中心鏡面と周縁鏡面とを共に
同一の比較的高い視認性を有する鏡面とすることがで
き、先ず、所要の像が中心鏡面と周縁鏡面を含む鏡面全
体に映ったのを確認してから、目をその位置に保ったま
ま所要の像が中央鏡面にくるように光軸調整操作を行う
ことができるので、光軸合わせを容易、かつ迅速に行う
ことができる。
【0012】本発明のさらに他の構成に係る防犯用セン
サ装置の照準器は、防犯用センサ装置を構成する投光器
または受光器に設けられて両者間の光軸を調整するため
の照準器であって、接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と
対物窓との間で照準軸上に配置された照準ミラーとを備
え、前記照準ミラーの鏡面に、照準軸の反射点を中心に
含む中心指示マークが表示されている。
【0013】これにより、全体が比較的高い視認性を有
する鏡面となった照準ミラーに映る像を注視して、所要
の像が照準ミラーの何れかの箇所に映ったのを確実に確
認してから、目をその位置に保ったまま所要の像が中心
指示マークに合致するように光軸調整操作を行うことに
より、光軸合わせを容易、かつ迅速に行うことができ
る。
【0014】本発明のさらに他の構成に係る防犯用セン
サ装置の照準器は、防犯用センサ装置を構成する投光器
または受光器に設けられて両者間の光軸を調整するため
の照準器であって、接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と
対物窓との間で照準軸上に配置された照準ミラーとを備
え、前記照準ミラーの鏡面に、照準軸の反射点で交差す
る十字線が表示されている。
【0015】これにより、全体が比較的高い視認性を有
する鏡面となった照準ミラーに映る像を注視して、所要
の像が照準ミラーの何れかに映ったのを確実に確認して
から、目をその位置に保ったまま所要の像が十字線の交
差点に合致するように光軸調整操作を行うことにより、
光軸合わせを容易、かつ迅速に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
照準器が適用される防犯用センサ装置を示すブロック構
成図である。この防犯用センサ装置は、直線的な警戒区
域の両端部の壁面またはポールに光軸を一致させて相対
向する配置で設置される投光部1と受光部8とからな
り、投光部1および受光部8は共にユニット化された構
成になっている。
【0017】投光部1は投光器2および投光器駆動回路
3を有しており、この投光器2および投光器駆動回路3
は、後述するように、一対設けられているが、図1では
1つのみを示している。投光器2は、赤外線発光ダイオ
ードなどの投光素子と、この投光素子から発生した赤外
線を反射して一定方向に向かう近赤外線のような赤外線
ビームIRとして出射する出射ミラーとを備えている。
投光器駆動回路3は投光器2の投光素子を所定の周波数
で発光駆動してパルス変調波からなる赤外線ビームIR
を出射させる。
【0018】一方、受光部8では、集光レンズとフォト
トランジスタなどの受光素子とを備えた受光器9が、投
光部1からの赤外線ビームIRを受光して、その赤外線
受光量に応じた信号レベルの電気信号を出力し、この電
気信号が増幅回路10で増幅されたのちに、検波回路1
1で外乱光を除去されてパルス変調波のみによる受光信
号のレベルに応じた信号に変換され、この信号レベルが
予め設定された侵入検知レベル以下であるか否かを信号
判別回路12で判別される。信号判別回路12は、投光
部1からの赤外線ビームIRが不法浸入者により遮られ
て受光信号レベルが予め設定された侵入検知レベル以下
であると判別したときに、検知信号を出力する。警報回
路13は、信号判別回路12から検知信号が入力するこ
とによって駆動され、不法浸入者が存在することを報知
するための警報信号を、例えば図示しない警備センター
へ出力するようになっている。
【0019】受光部8の検波回路11には電圧計などの
レベルメータ14が接続されており、このレベルメータ
14には、受光器9の赤外線受光量に比例した信号レベ
ルが表示される。検波回路11には、レベルメータ14
とは別に、受光信号のレベルが所定レベルを越えたとき
に点灯するレベル表示器が接続されることもある。前記
受光器9、増幅回路10、検波回路11、信号判別回路
12およびレベルメータ14も、後述するように、一対
設けられているが、図1では1つのみを示している。
【0020】図2は前記防犯用センサ装置に具備されて
いる本発明の一実施形態に係る照準器4を示す概略横断
面図、図3(a)はその照準器4を示す斜視図、図3
(b)は照準器4の照準ミラー27の正面図である。図
示の照準器4は受光部8に設けられたものであるが、図
1の投光部1も同様の構成を有する照準器4を備えてい
る。
【0021】図3(a)に示すように、前記照準器4の
本体ケース7は、第1ケース17と第2ケース18とを
合体して構成されている。第1ケース17は、前側面に
左右一対の接眼窓(のぞき窓)20と左右一対の対物窓
(照準孔)21とを有している。これら窓20,21
は、単なる開口でもよいし、開口に透明なガラスや樹脂
からなる窓材を嵌め込んだものでよい。第2ケース18
は、第1ケース17の後部に例えばねじ止め手段で連結
されており、両側面から突設された一対の軸受筒部28
を有している。図2に示すように、本体ケース7内に
は、照準ミラー27が対物窓21との間で照準軸32上
に配置され、これにより、照準器4が構成されている。
【0022】照準ミラー27は、帯板状の部材の下部に
鏡面を有しており、図3(b)に示すように、接眼窓2
0に目を近づけて覗いたときに、対物窓21における照
準軸32が通る中心部のみを通して見える中心領域を映
す中心鏡面22と、この中心鏡面22の外周に位置して
対物窓21における中心部の外側の周縁部を通して見え
る周縁領域を映す周縁鏡面23とを有している。周縁鏡
面23は中心鏡面22よりも低い視認性に設定されてい
る。例えば、周縁鏡面23は、シボ・エッチング処理し
たのちに金属のめっきまたは蒸着処理する表面荒し加工
を行って梨地としたり、つや消しコーティングを行って
視認性を低下させることにより形成されている。また、
周縁鏡面23は、中心鏡面22とは色相の異なる金属の
めっきまたは蒸着処理を作ったり、中心鏡面22とは異
なる色相のカラーコーティングやカラーフィルムの貼着
による表面着色処理を行ってもよく、要するに中心鏡面
22とは視覚により識別できるように表面が処理されて
いればよい。これにより、前記照準ミラー27は、一枚
物のミラー体に視認性の低い周縁鏡面23と視認性の高
い中央鏡面22とを容易に形成することができる。
【0023】図4は、前記照準器4が組み込まれた受光
部8を示す斜視図であり、投光部1も同様の構成になっ
ているので、同図には投光部1における相当部品に対応
する符号をも併せて付してある。受光部8は、壁などの
取付面に取り付けられる取付用ベース33と、この取付
用ベース33にこれの複数の取付孔34を介して着脱自
在に取り付けられてセンサ回路全体を覆うカバー35と
により、外体ケースが構成されている。受光器9は、集
光ミラー24の焦点位置に受光素子31が配置され、そ
の集光ミラー24の開口部がミラーカバー36で覆われ
ている。
【0024】取付用ベース33の中央部に設けられた端
子台ケース39の上下部には、回転板37が図示しない
鉛直軸回り(図のh方向回り)に回転自在に設けられて
おり、この回転板37には、図2でも示した一対の支持
板29が、図4の回転板37に対し直交する配置で固定
されている。この両支持板29の外側面には、滑り止め
付きの操作板(右方側のみ図示)38が固定されてお
り、操作板38を手で持って回転操作することにより、
受光器9の水平角(図4のh方向の角度)が粗調整され
る。さらに、調整ねじ40の正逆方向への回転操作によ
って微調整が行われる。
【0025】受光器9に一体化された照準器4は、図2
に示したように、受光器9の左右一体の軸受筒部284
支持板29の支軸30に回転自在に外嵌されて、支軸3
0回り(図4のv方向回り)に回転自在に支持されてお
り、この照準器4の支軸30回りの回動は、図4の調整
ねじ41の正逆方向への回転操作によって行われる。こ
うして、受光器9の上下角(図4のv方向の角度)が可
変調節される。受光器9の投光器2に対する光軸合わせ
は、水平角と上下角とを可変調整することによって行わ
れる。なお、図1の投光部1は、受光素子31の配設位
置に受光素子に代えて投光素子を配置するだけであり、
その他の構成は上述した受光部8と同様である。また、
このセンサ装置では、図1の2つの受光器9から共に検
知信号が出力されたときに警報回路13から警報信号を
出力するようになっている。
【0026】この防犯用センサ装置では、設置時やメン
テナンス時に光軸調整を行う場合、先ず、図4の投光部
1におけるベース33に着脱自在となったカバー35を
開放して、照準器4の接眼窓20を覗きながら操作板3
8を回転操作して、投光器2の水平角または上下角を調
整し、図3(a)に示すように、照準ミラー27に映る
受光器9の像が対物窓21の中心に位置するように操作
することにより、光軸の粗調整を行う。
【0027】前記光軸調整に際しては、目を接眼窓20
に対しこれの外形を確認できる位置に近づけた状態で接
眼窓22を覗いて、図3(a)に示すように、比較的広
い視野で照準ミラー27の全体を見ながら前記の操作板
38を回転操作し、先ず、照準ミラー27の中心鏡面2
2と周縁鏡面23を含む鏡面全体を見て、その鏡面全体
に相手方の受光器9の像が入るように調整する。周縁鏡
面23は中心鏡面22よりも視認性が低いが、その周縁
鏡面23に所要の像が映ったと思われたときには、目を
その位置に保ったまま中心鏡面22を注視して、周縁鏡
面23の前記像が中心鏡面22にくるように光軸調整操
作を行い、視認性の高い中心鏡面22に映った像が所要
のものであるか否かを確認する。
【0028】中心鏡面22に映った像が所要の像である
場合には、図3(a)に示すように、その像が中心鏡面
22の中央にくるように微調整すれば、投光器2の光軸
が受光器9にほぼ一致したことになる。このように、こ
の照準器4では、目を接眼窓20に対し適度に近づけた
一定の位置に保ちながら光軸調整操作を行って、光軸合
わせを容易、かつ迅速に行うことができる。
【0029】つぎに、図4の受光部8におけるベース3
3に着脱自在となったカバー36を開放して、同様に照
準器4を見ながら操作板38を回転操作して受光器2の
水平角または上下角を調整し、照準ミラー27に映る投
光器2の像と対物窓21とが重なるように操作すること
により、光軸の粗調整を行う。この場合の光軸調整は、
上述した投光器2の照準器4と同様の操作により行う。
【0030】つづいて、図1のレベルメータ14の表示
を見ながら表示レベルが最大値になるように操作板38
(図4)を回転操作して光軸の微調整を行い、レベルメ
ータ14の表示が所定レベル以上になるまで、つまり受
光器9の光軸が投光器2に正確に一致するまで、このよ
うな投光部1および受光部8の光軸調整を必要に応じて
複数回繰り返す。
【0031】図5(a)〜(c)は何れも他の照準ミラ
ー41〜43を示す正面図である。図5(a)の照準ミ
ラー41は、全体が比較的高い視認性を有する鏡面に、
照準軸32の反射点を中心に含む中心指示マーク44が
表記されている。この照準ミラー41の場合には、これ
に映る像を注視して、比較的高い視認性を有する鏡面の
何れかの箇所に所要の像が映ったのを確実に確認してか
ら、目を接眼窓20に対しその位置に保ったまま、所要
の像が中心指示マーク44に合致するように光軸調整操
作を行うことができるので、光軸合わせを容易、かつ迅
速に行うことができる。
【0032】図5(b)の照準ミラー42は、全体が比
較的高い視認性を有する鏡面に円からなる境界線47を
表記して、その境界線47の内側を中心鏡面45に、外
側を周縁鏡面46に設定したものである。境界線47の
形状は、接眼窓20から見て円形となっており、したが
って、鏡面の法線方向から見た正面図では、図5(b)
に示すとおり、横長の楕円形ないし長円形となる。この
照準ミラー42の場合には、中心鏡面45と周縁鏡面4
6の両方を含む鏡面全体に映る像を注視して、鏡面全体
の何れかの箇所に所要の像が映ったのを確認してから、
目を接眼窓20に対しその位置に保ったまま、所要の像
が中心鏡面45内に入るように光軸調整操作を行うの
で、光軸合わせを容易、かつ迅速に行うことができる。
【0033】図5(c)の照準ミラー43は、全体が比
較的高い視認性を有する鏡面に、照準軸32の反射点で
交差する十字線48を表記したものである。この照準ミ
ラー43の場合には、これに映る像を注視して、比較的
高い視認性を有する鏡面の何れかの箇所に所要の像が映
ったのを確実に確認してから、目を接眼窓20に対しそ
の位置に保ったまま、所要の像が十字線示マーク48の
交差点に合致するように光軸調整操作を行うことによ
り、光軸合わせを一層容易、かつ迅速に行うことができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の一構成に係る防犯
用センサ装置によれば、照準ミラーに、接眼窓に目を近
づけて覗いたときに、対物窓における照準軸が通る中心
部のみを通して見える中心領域を映す中心鏡面と、この
中心鏡面の外周に位置し前記対物窓における中心部の外
側の周縁部を通して見える周縁領域を映す周縁鏡面とを
有し、周縁鏡面の視認性を中心鏡面よりも低く設定した
ので、目を接眼窓に対し適度に近づけた一定の位置に保
ちながら、周縁鏡面に映った所要の像を中心鏡面に入る
ように光軸調整操作を行って、光軸合わせを容易、かつ
迅速に行うことができる。
【0035】また、本発明の他の構成に係る防犯用セン
サ装置によれば、全体が同一の視認性となった鏡面に、
中心鏡面と周縁鏡面との境界を示す境界線、照準軸の反
射点を中心に含む中心指示マークまたは照準軸の反射点
で交差する十字線を表示することにより、目を接眼窓に
対しその位置に保ったまま所要の像が境界線の内部に入
るように、或いは所要の像が中心指示マークまたは十字
線の交差点に合致するように光軸調整操作を行うことに
より、光軸合わせを容易、かつ迅速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照準器が適用される防犯用センサ装置
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る照準器を示す概略横
断面図である。
【図3】(a)は同上の照準器を示す斜視図、(b)は
照準器の照準ミラーの正面図である。
【図4】同上の照準器が組み込まれてなる受光部を示す
斜視図である。
【図5】(a)〜(c)は何れも本発明の他の実施形態
に係る照準ミラーを示す正面図である。
【図6】(a),(b)は従来の照準器を用いた光軸調
整時の動作を示す照準器の概略横断面図である。
【符号の説明】
2…投光器、4…照準器、9…受光器、20…接眼窓、
21…対物窓、22,45…中心鏡面、23,46…周
縁鏡面、32…照準軸、44…中心指示マーク、47…
境界線、48…十字線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防犯用センサ装置を構成する投光器また
    は受光器に設けられて両者間の光軸を調整するための照
    準器であって、 接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と対物窓との間で照準
    軸上に配置された照準ミラーとを備え、 前記照準ミラーは、前記接眼窓に目を近づけて覗いたと
    きに、前記対物窓における照準軸が通る中心部のみを通
    して見える中心領域を映す中心鏡面と、この中心鏡面の
    外周に位置し前記対物窓における中心部の外側の周縁部
    を通して見える周縁領域を映す周縁鏡面とを有し、 前記周縁鏡面の視認性が前記中心鏡面よりも低く設定さ
    れている防犯用センサ装置の照準器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記周縁鏡面に表面
    荒し加工、つや消しコーティング、または前記中心鏡面
    と色相の異なる被覆が施されている防犯用センサ装置の
    照準器。
  3. 【請求項3】 防犯用センサ装置を構成する投光器また
    は受光器に設けられて両者間の光軸を調整するための照
    準器であって、 接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と対物窓との間で照準
    軸上に配置された照準ミラーとを備え、 前記照準ミラーは、前記接眼窓に目を近づけて覗いたと
    きに、前記対物窓における照準軸が通る中心部のみを通
    して見える中心領域を映す中心鏡面と、この中心鏡面の
    外周に位置し前記対物窓における中心部の外側の周縁部
    を通して見える周縁領域を映す周縁鏡面とを有し、 前記中心鏡面と周縁鏡面との境界を示す境界線を有して
    いる防犯用センサ装置の照準器。
  4. 【請求項4】 防犯用センサ装置を構成する投光器また
    は受光器に設けられて両者間の光軸を調整するための照
    準器であって、 接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と対物窓との間で照準
    軸上に配置された照準ミラーとを備え、 前記照準ミラーの鏡面に、照準軸の反射点を中心に含む
    中心指示マークが表示されている防犯用センサ装置の照
    準器。
  5. 【請求項5】 防犯用センサ装置を構成する投光器また
    は受光器に設けられて両者間の光軸を調整するための照
    準器であって、 接眼窓と、対物窓と、前記接眼窓と対物窓との間で照準
    軸上に配置された照準ミラーとを備え、 前記照準ミラーの鏡面に、照準軸の反射点で交差する十
    字線が表示されている防犯用センサ装置の照準器。
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