JP2002279506A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2002279506A
JP2002279506A JP2001083638A JP2001083638A JP2002279506A JP 2002279506 A JP2002279506 A JP 2002279506A JP 2001083638 A JP2001083638 A JP 2001083638A JP 2001083638 A JP2001083638 A JP 2001083638A JP 2002279506 A JP2002279506 A JP 2002279506A
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product
vending machine
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commodity
selection button
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JP2001083638A
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Hideaki Yamamoto
英朗 山本
Yoshikatsu Osumi
義勝 大住
Akira Yamaguchi
晃 山口
Toshinori Sonehara
利法 曽根原
Kazuhiro Yokobori
和宏 横堀
Shinji Nishimura
眞次 西村
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Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 購入者へ商品の有効期限(利用可能期間)を
提示することができる自動販売機を提供する。 【解決手段】 商品選択ボタン25には、押下検知機構
11と共に、表示装置23が設けられている。また、記
憶装置3には、各商品の有効期限および価格が記憶され
ている。そして、利用者が所定以上の金額を投入する
と、制御部4が記憶部装3から商品の有効期限を読み出
し、表示装置23へ出力する。これにより、その商品の
有効期限が商品選択ボタン25に表示される。また、制
御部4は商品の有効期限を通信インターフェイス6を介
して外部の管理装置へ送信する。外部の管理装置は送信
されたデータから有効期限が迫っていることを検知する
と、制御部4へ値引き指令を送信する。制御部4をその
指令を受け、商品の値引きを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、清涼飲料水、テ
レホンカード等の販売に用いて好適な自動販売機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動販売機は、その内部に収納さ
れた商品の管理が行き届かないと、賞味期限・有効期限
が経過した商品が販売されることがある。購入者は、取
出口から商品を取り出すまで賞味期限を知ることができ
ないため、期限が経過した商品をつかまされることで不
愉快な気分になることがある。一方、自動販売機を管理
する係員においても、従来の自動販売機は一度商品をセ
ットすると、以後、商品の有効期限管理ができないとい
う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な事情を考慮してなされたもので、その目的は、購入者
へ商品の有効期限(利用可能期間)を提示することがで
きる自動販売機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、
貨幣投入口と商品を選択する商品選択ボタンとを有し、
前記貨幣投入口に所定額以上の貨幣が投入された後、前
記商品選択ボタンが操作された時、操作された商品選択
ボタンに対応する商品を内部の収納部から排出する自動
販売機において、前記商品選択ボタンに対応して設けら
れた表示手段と、前記商品の固有情報を記憶する記憶手
段と、前記記憶手段から前記固有情報を読み出し、前記
表示手段に表示させる制御手段とを具備することを特徴
とする自動販売機である。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の自動販売機において、前記表示手段は、前記商
品選択ボタンに設けられていることを特徴とする。ま
た、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2
に記載の自動販売機において、前記固有情報は、前記商
品の賞味期限または品質保持期限または製造年月日また
は有効期限または有効期間であることを特徴とする。ま
た、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3に記
載の自動販売機において、前記制御手段は、前記記憶手
段内の商品固有情報を変更することを特徴とする。
【0006】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜請求項4に記載の自動販売機前記制御手段は、前記商
品の固有情報を前記記憶手段から読み出して通信回線を
介して外部の管理装置へ送信し、該商品の固有情報に応
じて前記管理装置から送信されたデータに基づいて前記
記憶手段内の商品固有情報を変更することを特徴とす
る。また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の
自動販売機において、前記制御手段は前記外部の管理装
置からのデータに基づいて前記記憶手段内の商品価格を
変動させることを特徴とする。
【0007】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜請求項6に記載の自動販売機前記商品に記載された有
効期限に関するデータを読み取る読み取り手段を設けた
ことを特徴とする。また、請求項8に記載の発明は、請
求項1〜請求項7に記載の自動販売機において、前記商
品は非接触式ICカードであることを特徴とする。ま
た、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の自動販
売機において、投入された非接触式ICカードを処理す
るアンチコリジョン機能を有することを特徴とする。
【0008】また、請求項10に記載の発明は、コンピ
ュータに、利用者の投入金額が設定価格より大きいか否
かをチェックする手順、利用者の投入金額が設定金額よ
り大きい場合に、記憶手段に記憶された商品固有情報を
読み出す手順、読み出した前記商品固有情報を商品選択
ボタンに対応して設けられた表示手段に表示させる手
順、利用者が操作した前記商品選択ボタンに対応する商
品を払い出す手順を実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0009】なお、上記プログラムにおいて、固有情報
は、商品の賞味期限または品質保持期限または製造年月
日または有効期限または有効期間であることが望まし
い。また、上記プログラムにおいて、記憶手段内の商品
固有情報を変更する処理を加えることが望ましい。ま
た、上記プログラムにおいて、商品の固有情報を前記記
憶手段から読み出して通信回線を介して外部の管理装置
へ送信し、該商品の固有情報に応じて前記管理装置から
送信されたデータに基づいて前記記憶手段内の商品固有
情報を変更する処理を加えることが望ましい。また、上
記プログラムにおいて、外部の管理装置からのデータに
基づいて記憶手段内の商品価格を変動させる処理を加え
ることが望ましい。また、上記プログラムにおいて、投
入された非接触式ICカードを処理するアンチコリジョ
ン機能を加えることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
実施の形態について説明する。図1はこの発明の第1の
実施の形態による自動販売機のシステムブロック図であ
り、この自動販売機は、入力部1、出力部2、記憶装置
3、制御部4、電源装置5および通信用インターフェイ
ス6から構成されている。入力部1は、商品選択ボタン
押下検知機構11、貨幣投入検知機構12、返却レバー
押下検知機構13などから構成される。出力部2は、釣
銭排出機構21、投入金額表示用の表示装置22、有効
期限(または賞味期限)表示用の表示装置23、商品排
出機構24などから構成される。商品選択ボタン25
は、図中の点線で囲まれた部分によって構成される。記
憶装置3は、実行プログラムや商品固有データなどを記
録する。制御部4は、当該記憶装置3に記録されている
プログラムに基づいて各部を制御する。また、クロック
(時計回路)を搭載し、商品の有効期限(または賞味期
限)と現在の時刻とを比較する機能を有する。電源装置
5は各部への電源供給を行う。また、通信用インタフェ
ース6を具備し、外部入出力端末、例えば携帯電話・PH
S(Personal Handy-phone System)などと接続可能であ
る。
【0011】図2はこの自動販売機の正面パネルを示す
図である。この正面パネルには、商品サンプル陳列部3
1、商品選択ボタン25、貨幣投入部33、釣銭取出し
口34、商品取出し口35、返却レバー36、投入金額
表示部37、外部端末接続端子38が各々設けられてい
る。
【0012】図3は商品選択ボタン25の構造を示す図
である。図3(a)は、商品選択ボタン25の正面図で
あり、主として、商品選択可能表示部分41、売切表示
部分42、有効期限(または賞味期限)表示部分43が
各々設けられている。図3(b)は、商品選択ボタン2
5の断面図である。電子表示装置25aは図1の出力部
2と接続され、出力部2からの情報、すなわち、商品選
択可能表示情報、売切情報、有効期限情報(または賞味
期限情報)を表示する。商品選択ボタン25には、圧電
素子25bが接続されており、入力部1は商品選択ボタ
ン25の押下による圧電素子25bの電圧変化をセンシ
ングし、その情報を制御部4に通知する。
【0013】図4は、記憶装置3内の商品固有データの
記録状態を示す図である。図4(a)は、商品の収納庫
での格納状態を示したものであり、商品A〜Dがそれぞ
れ4、1、2、0個収納されている。図4(b)は、商
品固有データをテーブルとして示したものであり、図1
の記憶装置3のうち、電気的に書き換えが可能な領域に
記録される。テーブル中の各商品固有データは9バイト
であり、上位6バイトが有効期限(年・月)であり、下
位3バイトが個々の商品の設定価格である。なお、商品
Dの収納庫には当該商品が収納されていないので、デー
タはNullである。また、有効期限(賞味期限)のデータ
入力は、商品に記載された有効期限に関するデータを読
み取ることによって行われ、例えばバーコードスキャニ
ング等の読み取り手段によって行われる。
【0014】次に、上記実施形態の動作を図5に示すフ
ローチャートを参照して説明する。なお、記憶装置3内
には、予め商品の収納できる最大収納個数Mmaxが設
定されている。制御部4は、まず、払い出し個数Mを
「1」とする(ステップSa1)。利用者は購入可能金
額に達するまで貨幣を投入していく。投入された貨幣の
金額は、貨幣投入検知機構12よって計数され(ステッ
プSb1)、制御部4へ出力される。制御部4は、投入
貨幣計数結果を受信し(ステップSa2)、各商品A
(#1)〜D(#1)の商品固有データのうち、下位3
バイト(設定価格データ)を読み出し、投入金額データ
と当該設定価格データを時々刻々比較する(ステップS
a3)。そして、投入金額データが設定価格データに達
した場合、制御部4は当該商品に対応した商品選択可能
表示部分を点灯させるコマンドを商品選択ボタン25に
送信するのと同時に(ステップSc1)、データの上位
6バイト(有効期限表示データ)を読み出し(ステップ
Sa4)、有効期限表示部分を点灯させるコマンドを電
子表示装置に送出する(ステップSa5)。これによ
り、商品選択ボタン25の電子表示部分に商品の有効期
限が表示される(ステップSc2)。なお、商品Dは在
庫数が0なので、あらかじめ、商品選択可能ボタン25
の売切表示部分42を点灯させておく。
【0015】次に、制御部4は、商品選択ボタン25の
押下のセンシングを行う(ステップSa6)。商品選択
ボタン25は、このセンシングを受け、圧電素子25b
の電圧変化をチェックし、利用者によって商品選択ボタ
ン25が押下された時、電圧変化を検出し、押下信号を
制御部4へ出力する(ステップSc3〜Sc5)。制御
部4は、この押下信号を受信すると(ステップSa
7)、商品選択ボタン25のセンシングを中止する(ス
テップSa8)。この時、貨幣投入検知機構12は貨幣
受入を拒否し(ステップSb2)、また、商品選択ボタ
ン25は有効期限表示を解除する(ステップSc6)。
【0016】次に、制御部4は、払い出し個数Mをイン
クリメントし(ステップSa9)、払い出し個数Mがそ
のスロットの最大収納個数Mmaxに達したか否かをチ
ェックする。そして、払い出し個数Mが最大収納個数M
maxに達していた場合は売切れ表示信号を商品選択ボ
タン25へ出力する(ステップSa11)。これによ
り、商品選択ボタン25において売切れ表示が行われる
(ステップSc7)。次に、商品の払い出しが行われる
(ステップSa12)。また、個数Mが最大収納個数M
maxに達していない場合は、売切れ表示信号が出力さ
れることなく商品の払い出しが行われる。次に、制御部
4は、利用者の投入金額が設定価格より大か否かを判断
する(ステップSa13)。そして、大であった場合は
釣銭の払い出しを行い(ステップSa14)、次いで、
待ち受け状態へ移行する(ステップSa15)。また、
この時、貨幣投入検知機構12は貨幣受入を再開する
(ステップSb3)。
【0017】以上がこの発明の第1の実施形態である。
本実施形態によれば、商品購入時に有効期限(または賞
味期限)を表示することによって、利用者の注意を引き
つけることができるので、有効期限が迫っていると判断
した商品を購入せずに済むといった利点がある。なお、
本実施形態では、商品購入可能時に初めて当該商品の有
効期限(または賞味期限)を表示する場合について説明
したが、各商品の有効期限(または賞味期限)を常時表
示しても同様の効果が得られるのは当然である。
【0018】次に、本発明の第2の実施形態として、遠
隔監視システムを用いて自動販売機の記憶装置に記録さ
れている商品固有データを管理し、賞味期限が迫った缶
入り清涼飲料水の販売状態を変化させる運用例を図6を
参照して説明する。この第2の実施形態による自動販売
機のブロック構成および商品選択ボタンは基本的には図
1〜3と同様である。図6に示す遠隔監視システム51
は通信用インタフェース6を介して接続されている。
【0019】商品収納庫には、10本の清涼飲料水A
(#1〜10)および10本の清涼飲料水B(#1〜1
0)が収納されているが、清涼飲料水A(#1〜4)の
賞味期限が2004年9月、清涼飲料水A(#5〜1
0)と清涼飲料水B(#1〜10)の賞味期限はともに
2008年9月である。通常の価格はすべて120円で
あり、自動販売機の記憶装置3には図6(a)に示すフ
ォーマットで商品固有データが記録されている。制御部
4にはクロック4aが搭載されており、時刻t=tbが
経過した時点で、制御部4は、清涼飲料水A(#1〜
4)の賞味期限が迫ってきているものと判断し、当該情
報に商品固有情報、商品収納庫ID、自動販売機IDを
付加したデータブロックを遠隔監視システム51に送信
する。
【0020】遠隔監視システム51は、自動販売機から
送信されてきた商品固有データに含まれる賞味期限に基
づいて値引き額または値引き率を算出し、当該自動販売
機の商品収納庫に収納されている商品のうち、商品A
(#1〜4)を値引きするコマンドを自動販売機の制御
部4に送信する。制御部4は、当該コマンドに基づき、
商品データを図6(b)の下線部分のように更新する。
これにより、清涼飲料水A(#1)の購入時には、価格
が80円となり、商品選択ボタン25には、破線で囲ま
れた部分のように賞味期限が表示される。
【0021】以上が、本発明の第2の実施形態である。
本発明を用いることにより、弾力的な価格設定やお客様
の立場に立った購買パターンが可能となる。また、商品
選択ボタン25に商品価格をも表示させるようにすれ
ば、利用者にとって便利である。例えば、複数の商品収
納庫に同種の商品が格納され、かつ、一方の商品の賞味
期限が迫っている場合には、購入時に、異なる賞味期限
・価格を選択ボタン25に表示させることにより、利用
者は賞味期限の迫り具合と価格の値引き幅を勘案して商
品を選択することができる。なお、本実施形態で例示す
る遠隔監視システム51は、例えば、特願2000−3
1455にも示されているが、上述した機能を有するシ
ステムであればこれに限定されるものではない。さら
に、本実施形態では、価格を変動させる手段を遠隔監視
システム51に持たせているが、自動販売機の制御部4
に搭載しても同様の効果が得られるのは当然である。
【0022】また、本実施形態は、商品収納領域に格納
される商品として缶入り清涼飲料について述べたもので
あるが、賞味期限や有効期限を伴う商品、例えば、乾電
池、ICテレホンカードであっても同様の効果が得られ
るのは当然である。また、本実施形態は、賞味期限を自
動販売機の制御部4が検知し、当該情報を遠隔監視シス
テム51に通知する場合について説明したものである
が、遠隔監視システム51が通信回線で自動販売機の商
品固有情報を時々刻々監視し、賞味期限が迫った商品の
価格を下げるコマンドを送付し、自動販売機の記憶装置
3の当該商品固有情報の記憶領域を書き換える場合につ
いても同様の効果が得られるのは当然である。データの
書き換えは、自動販売機の制御部4へのコマンド送信に
よる方法のほかに、遠隔監視システム51で保持してい
る商品情報データを送信し、自動販売機の記憶装置3の
当該記憶領域を上書きする方法を用いてもよい。さら
に、本実施形態では、遠隔監視システム51から価格を
下げるコマンドを送信する場合について述べたものであ
るが、払い出しを停止するコマンドを送信して、商品選
択表示ボタンに「売切」を表示することによっても同様
の効果が得られるのは当然である。
【0023】次に、本発明の第3の実施形態として、有
効期限があらかじめエンコードされたICテレホンカー
ドを用い、当該カードの固有情報を自動販売機の記録装
置に記録する場合について図7、図8を参照して説明す
る。なお、この第3の実施形態による自動販売機のブロ
ック構成および商品選択ボタンも基本的には図1〜3と
同様である。
【0024】図7(a)は、商品収納庫の概略図であ
る。ICテレホンカードの固有情報を読み出す手段とし
ては、商品収納庫に非接触式ICカードリーダライタ6
1を搭載する。また、ICテレホンカードカード投入を
制御するストッパ62とシャッタ63とを具備する。以
下、カード販売業者が、ICテレホンカードを収納最大
枚数(Nmax)に達するまで商品収納庫に投入する例を説
明する。既に商品収納庫には、Ns枚のICテレホンカ
ード(1枚2000円、有効期限2004年9月)が収
納されている。自動販売機の制御部4は、現在の収納枚
数と最大収納枚数(Nmax)を基に、投入可能枚数(N
v)を算出する(図8のステップSd1〜Sd3)。有
効期限が2009年9月で1枚2000円のICテレホ
ンカードA(#Ns+1)が商品収納庫のストッパ部分
に投入されると、リーダライタ61はICテレホンカー
ドA(#Ns+1)にエンコードされたカード種別情報
(図示せず)を読み出し、当該情報を自動販売機の制御
部4に送信する(ステップSd4〜Sd6)。
【0025】制御部4は、カード種別情報を基に、当該
テレホンカードAがこの商品収納庫に入るべきカードか
否かを判定する(ステップSd7)。該収納庫に入るべ
きカードと制御部4が判定した場合、ストッパが外れ、
商品収納庫に格納される。同時に、当該ICテレホンカ
ードのカード度数(図示せず)およびカードの有効期限
(図示せず)を読み取り(ステップSd8)、当該デー
タを自動販売機の記憶装置3に記録する(ステップSd
9)。次に、制御部4は投入枚数が投入可能枚数Nvに
達したか否かを判断し(ステップSd10)、達してい
ない場合は、次のカード受入処理を行う(ステップSd
11、Sd5,Sd6)。そして、自動販売機に収納さ
れるべきカードでないカードが投入された場合は(ステ
ップSd7の判断が「No」)、当該カードを排出する
ように促し(ステップSd12)、カードが排出された
後(ステップSd13)、次のカード受入処理を行う。
【0026】以下、同様の処理が繰り返される。そし
て、制御部4は投入可能枚数(Nv)と現在投入されて
いるカード枚数を比較し(ステップSd10)、投入可
能枚数(Nv)に達するまでICテレホンカード投入を
許容する。投入可能枚数(Nv)に到達した時点で、I
Cテレホンカード投入が完了する。以上が、本発明にか
かる商品投入方法であり、商品固有データの経時変化を
図7(b)に示す。
【0027】なお、本実施形態は、ICテレホンカード
を1枚ずつ投入する場合について述べたものであるが、
非接触式ICカードの特徴であるアンチコリジョンによ
り、複数枚カードを同時に処理することでICテレホン
カード投入作業の効率化を図ることができる。複数のカ
ードを同時に認識するためには、例えは特開平11-2
03428号公報などに開示されたアンチコリジョン機
能をリーダライタに搭載することで実現できる。このア
ンチコリジョン機能によれば、リーダライタからICカ
ードの固有ID送信を要求すると、各カードは複数のタ
イムスロットのうち任意の1つで自己の固有IDを返信
する。複数のカードが同一タイムスロットで固有IDを
返信した場合、リーダライタは信号の衝突を検出し、I
D再送を要求する。これを順次繰り返し、ICカードの
種別を識別する。
【0028】また、本実施形態は、ICカードリーダラ
イタを商品収納庫に直結させた状態で使用する場合につ
いて述べたものであるが、当該リーダライタを搭載した
IC公衆電話機と自動販売機とをケーブルで接続し、当
該リーダライタにて有効期限・度数・カード種別情報を
読み取り、当該商品の固有情報をIC公衆電話機経由で
記録し、商品収納庫に収納しても同様の効果が得られる
のは当然である。なお、図1における制御部4はハード
ウエアによって構成してもよく、あるいは、マイクロコ
ンピュータおよびそのプログラムを記憶するROM、デ
ータ一時記憶用のRAMによって構成してもよい。また
その場合、プログラムはハードディスク、フロッピイデ
ィスク、その他の読み取り可能な記憶媒体に記憶させて
もよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、購入者へ商品の有効期限(利用可能期間)を提示す
ることができ、お客様主導の購買パターンを提供でき
る。これにより、お客様は当該期限表示を見て購入する
か否かを判断することができ、特に、野菜・牛乳など賞
味期限が商品価値を大きく左右する商品の販売において
は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットでの買
物同様、賞味期限を自分の目で確かめてから購入するこ
とができる。また、盆暮れには利用できない特急電車の
割引回数券など利用可能期間に制限が課せられる商品に
ついても、当該期間を商品選択ボタンに明示した状態で
販売できるので、対面販売に近い購買パターンを提供で
きる。また、販売業者にも、賞味期限をトリガとした品
質管理を喚起させることができるので、お客様に質の高
いサービスを提供できる。
【0030】また、請求項4〜請求項6に記載の発明に
よれば、有効期限、賞味期限のせまった商品の値下げ販
売等をタイムリーに行うことができ、お客様の購買意欲
を刺激することができるだけでなく、販売業者にとって
商品の在庫減少に寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態による自動販売機
の構成を示すブロック図である。
【図2】 同自動販売機の正面図である。
【図3】 同自動販売機における商品選択ボタン25の
正面図および断面図である。
【図4】 同自動販売機における記憶装置3のデータ格
納例を示す図である。
【図5】 同自動販売機の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】 この発明の第2の実施形態の動作を説明する
ための説明図である。
【図7】 この発明の第3の実施形態による自動販売機
の構成を示すブロック図である。
【図8】 同自動販売機の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…入力部 2…出力部 3…記憶装置 4…制御部 6…通信インターフェイス 11…商品選択ボタン押下検知機構 12…貨幣投入検知機構 23…表示装置 25…商品選択ボタン 43…有効期限表示部分
フロントページの続き (72)発明者 大住 義勝 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山口 晃 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 曽根原 利法 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 横堀 和宏 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 西村 眞次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 AA02 BA01 CA02 CA04 CA09 CC03 DA03 DA04 DA08 DB12 DE01 DE02 EA03 EA04 EA08 EA20 EB02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣投入口と商品を選択する商品選択ボ
    タンとを有し、前記貨幣投入口に所定額以上の貨幣が投
    入された後、前記商品選択ボタンが操作された時、操作
    された商品選択ボタンに対応する商品を内部の収納部か
    ら排出する自動販売機において、 前記商品選択ボタンに対応して設けられた表示手段と、 前記商品の固有情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から前記固有情報を読み出し、前記表示手
    段に表示させる制御手段と、 を具備することを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記商品選択ボタンに
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動
    販売機。
  3. 【請求項3】 前記固有情報は、前記商品の賞味期限ま
    たは品質保持期限または製造年月日または有効期限また
    は有効期間であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記記憶手段内の商品
    固有情報を変更することを特徴とする請求項1〜請求項
    3に記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記商品の固有情報を
    前記記憶手段から読み出して通信回線を介して外部の管
    理装置へ送信し、該商品の固有情報に応じて前記管理装
    置から送信されたデータに基づいて前記記憶手段内の商
    品固有情報を変更することを特徴とする請求項1〜請求
    項4に記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記外部の管理装置から
    のデータに基づいて前記記憶手段内の商品価格を変動さ
    せることを特徴とする請求項5に記載の自動販売機。
  7. 【請求項7】 前記商品に記載された有効期限に関する
    データを読み取る読み取り手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項6に記載の自動販売機。
  8. 【請求項8】 前記商品は非接触式ICカードであるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項7に記載の自動販売
    機。
  9. 【請求項9】 投入された非接触式ICカードを処理す
    るアンチコリジョン機能を有することを特徴とする請求
    項8に記載の自動販売機。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、 利用者の投入金額が設定価格より大きいか否かをチェッ
    クする手順、 利用者の投入金額が設定金額より大きい場合に、記憶手
    段に記憶された商品固有情報を読み出す手順、 読み出した前記商品固有情報を商品選択ボタンに対応し
    て設けられた表示手段に表示させる手順、 利用者が操作した前記商品選択ボタンに対応する商品を
    払い出す手順、 を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013168459A1 (ja) * 2012-05-09 2013-11-14 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 商品購入システム
KR101743353B1 (ko) 2015-07-01 2017-06-05 이한승 유통기한 관리 기능 및 할인 기능을 갖는 자동판매기
JP7463731B2 (ja) 2020-01-14 2024-04-09 富士電機株式会社 自動販売機、自動販売機システム及び自動販売機の表示制御方法

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