JP2002279467A - 入出管理システムおよび認証装置 - Google Patents

入出管理システムおよび認証装置

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JP2002279467A
JP2002279467A JP2001074928A JP2001074928A JP2002279467A JP 2002279467 A JP2002279467 A JP 2002279467A JP 2001074928 A JP2001074928 A JP 2001074928A JP 2001074928 A JP2001074928 A JP 2001074928A JP 2002279467 A JP2002279467 A JP 2002279467A
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Japan
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entry
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Application number
JP2001074928A
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English (en)
Inventor
秀明 ▲高▼橋
Hideaki Takahashi
Keiji Osumi
圭司 大住
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離れた場所に位置する複数の管理領域間を利
用者が移動体に乗車して移動する際、利用者による認証
操作の回数を減らして利便性を良くすることができる入
出管理システムを提供すること。 【解決手段】 利用者の入出履歴を登録した入出管理デ
ータベース28と、前記入出履歴を出力する表示手段3
5(入出履歴出力手段)と、複数の管理領域間を運行す
る移動体の利用者が前記管理領域間を移動する場合に、
この利用者の認証情報を読み取る認証情報読取手段11
と、前記移動体の移動元の管理領域において、前記認証
情報に対応する前記利用者の退出を前記入出管理データ
ベース28に登録するとともに、前記移動体の移動先の
管理領域において、前記認証情報に対応する前記利用者
の進入を前記入出管理データベース28に登録する入出
履歴登録手段とを備えるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の管理領域に
おいて利用者の入出を管理する入出管理システム、およ
び、この入出管理システムで用いられる認証装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の入出管理システムは、互いに離れ
た場所に位置する複数の管理領域間において、シャトル
バスその他の移動体に乗車して移動する際、乗車した移
動元の管理領域において認証情報読取装置を操作して退
出操作をするとともに、降車した移動先の管理領域にお
いても認証情報読取装置を操作して進入操作をするよう
になっていた。
【0003】図8は従来の入出管理システムにおける処
理を示すフローチャートである。第1の管理領域におい
て、まず、移動体に乗車する利用者の認証情報を読み取
る(S111)。具体的には、利用者毎に配布されたカ
ードから認証情報を読み取る。次に、利用者の認証情報
が登録された認証管理データベースを参照し、読み取ら
れた認証情報が認証管理データベースに登録されている
ことを認証する(S112)。認証に失敗した場合、認
証に失敗した旨を表示する(S113)。認証に成功し
た場合、認証に成功した旨を表示する(S114)。ま
た、認証に成功した場合には、利用者が第1の管理領域
から退出したことを入出管理データベースに登録する
(S115)。また、第2の管理領域において、移動体
から降車した利用者の認証情報を読み取る(S12
1)。次に、利用者の認証情報が登録された認証管理デ
ータベースを参照し、読み取られた認証情報が認証管理
データベースに登録されていることを認証する(S12
2)。認証に失敗した場合、認証に失敗した旨を表示す
る(S123)。認証に成功した場合、認証に成功した
旨を表示する(S124)。また、認証に成功した場合
には、利用者が第2の管理領域へ進入したことを入出管
理データベースに登録する(S125)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の入出管理方法および入出管理システムでは、
移動元の管理領域と移動先の管理領域の2カ所において
認証情報読取の操作をしなければならないという問題が
あった。
【0005】また、移動体に乗車して移動したことを把
握することができず、利用者の移動を容易に把握するこ
とができないという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、離れた場所に位置する複数の管理領域
間を利用者が移動体に乗車して移動する際、利用者によ
る認証操作の回数を減らして利便性を良くすることがで
きる入出管理システムおよび認証装置を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の入出管理システ
ムは、複数の管理領域への利用者の進入と前記複数の管
理領域からの利用者の退出とを入出履歴として登録した
入出管理データベースと、前記入出履歴を出力する入出
履歴出力手段とを備えた入出管理システムであって、前
記複数の管理領域間を運行する移動体の利用者が前記管
理領域間を移動する場合に、この利用者の認証情報を読
み取る認証情報読取手段と、前記移動体の移動元の管理
領域において、前記認証情報に対応する前記利用者の退
出を前記入出管理データベースに登録するとともに、前
記移動体の移動先の管理領域において、前記認証情報に
対応する前記利用者の進入を前記入出管理データベース
に登録する入出履歴登録手段とを備え、前記利用者が前
記複数の管理領域間を移動する場合の認証情報の読み取
り回数を一回とした構成を有している。この構成によ
り、離れた場所に位置する複数の管理領域間を利用者が
移動体に乗車して移動する際、利用者による認証操作の
回数を減らして利便性を良くすることができ、しかも、
利用者の入出を容易に把握することができることとな
る。
【0008】本発明の入出管理システムは、前記利用者
の移動先を指定する移動先指定手段を備えた構成を有し
ている。この構成により、移動体の移動先が複数ある場
合であっても、利用者による認証操作の回数を減らして
利便性を良くすることができることとなる。
【0009】本発明の入出管理システムは、前記移動体
の運行情報を登録した運行管理データベースと、時刻を
計時する計時手段とを備え、前記運行情報には、前記移
動体の発着時刻が記載され、前記認証情報読取手段は、
利用者が前記移動体に乗る時に、この利用者の認証情報
を読み取り、前記入出履歴登録手段は、前記計時手段に
よって計時された時刻が前記発着時刻を経過した場合
に、前記利用者の入出を前記入出管理データベースに登
録する構成を有している。この構成により、離れた場所
に位置する複数の管理領域間を利用者が移動体に乗車し
て移動する際、利用者による認証操作の回数を減らして
利便性を良くすることができるとともに、発着時刻に対
応して入出履歴を登録するので、乗車を取り消した利用
者があった場合でも、利用者の入出を的確に把握するこ
とができることとなる。また、利用者による認証操作の
回数を減らすのに際して、保安要員や運転者の操作を増
やすことがないようにすることができることとなる。
【0010】本発明の入出管理システムは、前記移動体
が発着する際に操作される発着操作手段を備え、前記認
証情報読取手段は、利用者が前記移動体に乗る時に、こ
の利用者の認証情報を読み取り、前記入出履歴登録手段
は、前記発着操作手段が操作された場合に、前記利用者
の入出を前記入出管理データベースに登録する構成を有
している。この構成により、離れた場所に位置する複数
の管理領域間を利用者が移動体に乗車して移動する際、
利用者による認証操作の回数を減らして利便性を良くす
ることができるとともに、発着操作に対応して入出履歴
を登録するので、乗車を取り消した利用者があった場合
でも、利用者の入出を的確に把握することができること
となる。また、移動体の発着時刻が予定より遅れた場合
であっても、実際の発着時刻によって入出を把握するこ
とができることとなる。
【0011】本発明の入出管理システムは、前記認証情
報読取手段は、前記発着操作手段を兼ねており、前記移
動体の発着を示す所定の認証情報を読み取る構成を有し
ている。この構成により、発着操作手段を別に設ける必
要がないこととなる。
【0012】本発明の入出管理システムは、各利用者の
それぞれの認証情報を登録した認証管理データベース
と、前記認証情報読取手段が前記利用者の認証情報を読
み取った時に、この認証情報が前記認証管理データベー
スに登録されているか否かを判定する乗車認証手段と、
前記認証情報が前記認証管理データベースに登録されて
いない場合に、乗車不可である旨を出力する乗車認証結
果出力手段とを備えた構成を有している。この構成によ
り、認証情報が登録された利用者のみが乗車することが
でき、不正な乗車および進入を排除することができるこ
ととなる。
【0013】本発明の入出管理システムは、前記認証管
理データベースは、利用者の進入が許可された進入許可
領域を前記利用者毎に記憶し、前記乗車認証手段は、前
記認証情報読取手段が利用者の認証情報を読み取った時
に、前記進入許可領域を参照し、前記乗車認証結果出力
手段は、前記利用者が前記移動先への進入を許可されて
いない場合に、乗車不可である旨を出力する構成を有し
ている。この構成により、移動先の管理領域への進入が
許可された利用者のみが乗車することができ、不正な乗
車および進入を排除することができることとなる。
【0014】本発明の入出管理システムは、前記認証管
理データベースは、利用者種別を前記利用者毎に記憶
し、前記乗車認証手段は、前記認証情報読取手段が前記
利用者の認証情報を読み取った時に、前記利用者種別を
参照し、前記乗車認証結果出力手段は、前記利用者が前
記移動先への進入を許可されていない場合に、乗車不可
である旨を出力する構成を有している。この構成によ
り、移動先の管理領域への進入が許可された利用者のみ
が乗車することができ、不正な乗車および進入を排除す
ることができることとなる。
【0015】本発明の入出管理システムは、前記認証管
理データベースは、不正な認証情報を記憶し、前記乗車
認証手段は、前記認証情報読取手段が利用者の認証情報
を読み取った時に、前記認証管理データベースを参照
し、前記乗車認証結果出力手段は、読み取られた前記認
証情報が不正な認証情報である場合に、乗車不可である
旨を出力する構成を有している。この構成により、不正
な認証情報をチェックし、不正な乗車および進入を排除
することができることとなる。
【0016】本発明の入出管理システムは、前記認証管
理データベースは、利用者氏名その他の前記利用者に関
する利用者情報を前記利用者毎に記憶し、前記乗車認証
結果出力手段は、前記認証情報読取手段が前記利用者の
認証情報を読み取った時に、前記認証情報に対応した前
記利用者情報を出力する構成を有している。この構成に
より、乗車する利用者を正確に確認することができるこ
ととなる。
【0017】本発明の入出管理システムは、前記利用者
情報は、利用者の写真データを含み、前記乗車認証結果
出力手段は、前記認証情報読取手段が前記利用者の認証
情報を読み取った時に、前記認証情報に対応した前記利
用者の写真データを出力する構成を有している。この構
成により、乗車する利用者をさらに正確に確認すること
ができることとなる。
【0018】本発明の入出管理システムは、前記移動体
に乗車する利用者の認証情報が含まれた前記移動体への
乗車申請を登録した乗車管理データベースと、ネットワ
ークを介して乗車申請を取得する乗車申請取得手段と、
前記乗車申請を前記乗車管理データベースに登録する乗
車申請登録手段と、前記利用者の認証情報を前記認証情
報読取手段が読み取った時に、前記乗車管理データベー
スを参照する乗車認証手段と、前記読み取った認証情報
に対応した前記乗車申請がない場合に、乗車不可である
旨を出力する乗車認証結果出力手段とを備えた構成を有
している。この構成により、乗車申請した利用者が確実
に乗車することができ、また、不正な乗車を排除するこ
とができることとなる。
【0019】本発明の入出管理システムは、各利用者の
それぞれの認証情報を登録した認証管理データベース
と、前記乗車申請取得手段が前記乗車申請を取得した時
に、前記認証管理データベースを参照する乗車申請認証
手段と、乗車する利用者の認証情報が前記認証管理デー
タベースに登録されていない場合に、乗車申請不可であ
る旨を前記乗車申請の申請元に対してネットワークを介
して出力する乗車申請認証結果出力手段とを備えた構成
を有している。この構成により、認証情報がデータベー
スに登録された利用者の乗車のみ乗車申請することがで
き、不正な乗車申請を排除することができることとな
る。
【0020】本発明の入出管理システムは、前記認証管
理データベースは、利用者の進入が許可された進入許可
領域を前記利用者毎に記憶し、前記乗車申請認証手段
は、前記乗車申請取得手段が前記乗車申請を取得した時
に、前記進入許可領域を参照し、前記乗車申請認証結果
出力手段は、乗車する前記利用者が移動先の管理領域へ
の進入を許可されていない場合に、乗車申請不可である
旨を前記乗車申請の申請元に対して前記ネットワークを
介して出力する構成を有している。この構成により、移
動先の管理領域への進入が許可された利用者の乗車のみ
乗車申請することができ、不正な乗車申請を排除するこ
とができることとなる。
【0021】本発明の入出管理システムは、前記認証管
理データベースは、利用者種別を前記利用者毎に記憶
し、前記乗車申請認証手段は、前記乗車申請取得手段が
前記乗車申請を取得した時に、前記利用者種別を参照
し、前記乗車申請認証結果出力手段は、乗車する前記利
用者の利用者種別が移動先の管理領域への進入が許可さ
れていない場合に、乗車申請不可である旨を前記乗車申
請の申請元に対してネットワークを介して出力する構成
を有している。この構成により、移動先の管理領域への
進入が許可された利用者の乗車のみ乗車申請することが
でき、不正な乗車申請を排除することができることとな
る。
【0022】本発明の入出管理システムは、前記認証管
理データベースは、不正な認証情報を記憶し、前記乗車
申請認証手段は、前記乗車申請取得手段が前記乗車申請
を取得した時に、前記認証管理データベースを参照し、
前記乗車申請認証結果出力手段は、乗車する前記利用者
の認証情報が不正な認証情報である場合に、乗車申請不
可である旨を前記乗車申請の申請元に対して前記ネット
ワークを介して出力する構成を有している。この構成に
より、不正な認証情報をチェックし、不正な乗車および
進入を排除することができることとなる。
【0023】本発明の入出管理システムは、前記乗車申
請の登録状況の閲覧要求を前記ネットワークを介して取
得する閲覧要求取得手段と、前記乗車申請の登録状況を
閲覧要求元に対して前記ネットワークを介して出力する
閲覧内容出力手段とを備えた構成を有している。この構
成により、乗車申請の申請状況を利用者が確認すること
ができることとなる。
【0024】本発明の入出管理システムは、前記乗車申
請取得手段が、前記乗車申請の取消要求を前記ネットワ
ークを介して取得し、前記乗車申請登録手段が、前記乗
車管理データベースに登録された乗車申請を取り消す構
成を有している。この構成により、状況に応じて乗車申
請を利用者から取り消すことができることとなる。
【0025】本発明の入出管理システムは、管理領域間
を移動した利用者の乗車履歴を登録した乗車管理データ
ベースと、前記乗車履歴を前記乗車管理データベースに
登録する乗車履歴登録手段と、前記乗車履歴を出力する
乗車履歴出力手段とを備え、前記乗車履歴は前記利用者
の認証情報を含む構成を有している。この構成により、
管理領域間を移動した利用者について的確に把握するこ
とができることとなる。
【0026】本発明の入出管理システムは、利用者氏名
その他の前記利用者に関する利用者情報を検索キーとし
て入力する検索キー入力手段と、前記乗車管理データベ
ースを参照して、前記検索キーに対応した乗車履歴を検
索する乗車履歴検索手段とを設け、前記乗車履歴出力手
段が、前記検索キーに対応した前記乗車履歴を出力する
構成を有している。この構成により、管理領域間を移動
した利用者について必要な利用者の乗車履歴のみを的確
に把握することができることとなる。
【0027】本発明の入出管理システムは、移動体の運
行識別情報、発着地点、発着時刻その他の前記移動体の
運行に関する運行情報を検索キーとして入力する検索キ
ー入力手段と、前記乗車管理データベースを参照して、
前記検索キーに対応した乗車履歴を検索する乗車履歴検
索手段とを設け、前記乗車履歴出力手段が、前記検索キ
ーに対応した前記乗車履歴を出力する構成を有してい
る。この構成により、管理領域間を移動した利用者につ
いて必要な利用者の乗車履歴のみを的確に把握すること
ができることとなる。
【0028】本発明の入出管理システムは、前記利用者
が前記移動体から降りた時に前記認証情報読取手段が前
記認証情報を読み取るとともに、前記入出履歴登録手段
が前記利用者の入出を前記入出管理データベースに登録
する構成を有している。この構成により、離れた場所に
位置する複数の管理領域間を利用者が移動体に乗車して
移動する際、利用者による認証操作の回数を減らして利
便性を良くすることができ、しかも、利用者の入出を容
易に把握することができることとなる。
【0029】本発明の認証装置は、移動体に乗車する利
用者の認証情報を読み取る認証情報読取手段と、前記移
動体の運行情報を取得する運行情報取得手段と、時刻を
計時する計時手段と、前記計時手段によって計時された
時刻が前記運行情報に記載された出発時刻を経過した時
に、前記認証情報を前記移動体の移動先に設置された認
証装置に対してネットワークを介して出力する乗車登録
出力手段とを備えた構成を有している。また、本発明の
認証装置は、移動体に乗車する利用者が移動先を指定す
る移動先指定手段と、前記利用者の認証情報を読み取る
認証情報読取手段と、前記移動体の運行情報を取得する
運行情報取得手段と、時刻を計時する計時手段と、前記
計時手段によって計時された時刻が前記運行情報に記載
された出発時刻を経過した時に、前記認証情報を前記移
動先に設置された認証装置に対してネットワークを介し
て出力する乗車登録出力手段とを備えた構成を有してい
る。この構成により、離れた場所に位置する複数の管理
領域間を利用者が移動体に乗車して移動する際、利用者
による認証操作の回数を減らして利便性を良くすること
ができ、しかも、利用者の入出を容易に把握することが
できることとなる。また、発着時刻に対応して入出履歴
を登録するので、乗車を取り消した利用者があった場合
でも、利用者の入出を的確に把握することができること
となる。また、利用者による認証操作の回数を減らすの
に際して、保安要員や運転者の操作を増やすことがない
ようにすることができることとなる。
【0030】本発明の認証装置は、移動体に乗車する利
用者の認証情報を読み取る認証情報読取手段と、前記移
動体が発着する際に操作する発着操作手段と、前記発着
操作手段が操作された時に、前記認証情報を前記移動体
の移動先に設置された認証装置に対してネットワークを
介して出力する乗車登録出力手段とを備えた構成を有し
ている。また、本発明の認証装置は、移動体に乗車する
利用者が移動先を指定する移動先指定手段と、前記利用
者の認証情報を読み取る認証情報読取手段と、前記移動
体が発着する際に操作する発着操作手段と、前記発着操
作手段が操作された時に、前記認証情報を前記移動先に
設置された認証装置に対してネットワークを介して出力
する乗車登録出力手段とを備えた構成を有している。こ
の構成により、離れた場所に位置する複数の管理領域間
を利用者が移動体に乗車して移動する際、利用者による
認証操作の回数を減らして利便性を良くすることがで
き、しかも、利用者の入出を容易に把握することができ
ることとなる。また、発着操作に対応して入出履歴を登
録するので、乗車を取り消した利用者があった場合で
も、利用者の入出を的確に把握することができることと
なる。また、移動体の発着時刻が予定より遅れた場合で
あっても、実際の発着時刻によって入出を把握すること
ができることとなる。
【0031】本発明の認証装置は、前記認証情報読取手
段は、前記発着操作手段を兼ねており、前記認証情報読
取手段は前記移動体の発着を示す所定の認証情報を読み
取る構成を有している。この構成により、発着操作手段
を別に設ける必要がないこととなる。
【0032】本発明の認証装置は、前記認証情報読取手
段が、磁気カードまたはICカードに記憶された認証情
報を読み取る構成を有している。この構成により、利用
者毎に配布したカードによって容易に入出を管理するこ
とができることとなる。
【0033】本発明の認証装置は、前記認証情報読取手
段が、利用者の認証情報として眼の虹彩を読み取る構成
を有している。この構成により、確実に利用者を認証す
ることができることとなる。
【0034】本発明の認証装置は、前記認証情報読取手
段が、利用者の認証情報として指紋を読み取る構成を有
している。この構成により、確実に利用者を認証するこ
とができることとなる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0036】(第1実施形態)図1および図2は、本発
明の第1実施形態における入出管理システムを示す。図
1において、入出管理システムは、互いに離間した複数
の管理領域(第1の管理領域、第2の管理正域、およ
び、第3の管理領域)のそれぞれに、認証装置10a、
10b、10cと、サーバ装置20a、20b、20c
と、監視装置30a、30b、30cとを備えている。
また、管理領域の間には、利用者が管理領域間を移動す
る際に乗車する移動体が運行している。なお、第1の管
理領域と第2の管理領域とを図2に詳細に記載した。
【0037】図2において、サーバ装置20a、20b
は、認証管理データベース26、運行管理データベース
27、入出管理データベース28、および、乗車管理デ
ータベース29を有した記憶手段21と、通信手段22
と、制御手段23と、操作手段24と、表示手段25と
を備えている。
【0038】認証管理データベース26は、利用者の認
証情報、および、利用者に関する利用者情報が、利用者
毎に登録されたものである。ここで利用者情報は、本実
施形態において、利用者氏名、利用者の写真データ、利
用者種別、利用者の進入許可領域、利用者の所属、利用
者への連絡方法、その他利用者に関する情報である。こ
れら利用者情報は、利用者の認証情報と対応付けて、認
証管理データベース26に登録してある。
【0039】利用者種別は、移動体への乗車を許可する
か、または、移動体への乗車が不可であるかを判定する
際に参照される情報であって、利用者を分類する情報で
ある。利用者種別は、具体的には、例えば、ビジターで
あるか否か、利用者の契約形態、その他利用者を分類す
る情報である。
【0040】進入許可領域は、移動体への乗車を許可す
るか、または、移動体への乗車を不可とするかを判定す
る際に参照される情報であって、どの管理領域への進入
が許可されているかを示す情報である。この進入許可領
域は、どの管理領域への進入が禁止されているかを示す
情報であってもよい。
【0041】また、認証管理データベース26は、不正
な認証情報が登録されている。ここで、不正な認証情報
とは、具体的には、例えば、紛失したカードの認証情報
や、不正な乗車をした前歴がある利用者の認証情報であ
る。
【0042】運行管理データベース27は、移動体の運
行情報が登録されたものである。ここで運行情報は、本
実施形態において、移動体の運行毎に付与された運行識
別情報、移動体の発着地点(出発地点、到着地点)、移
動体の発着時刻(出発時刻、到着時刻)、その他の移動
体の運行に関する情報である。ここで、運行識別情報
は、例えば、便名である。例えば、図1において、第1
の管理領域から第2の管理領域を経由して第3の管理領
域に運行する移動体の運行識別情報が第1便であり、出
発地点が第1の管理領域、到着地点が第2の管理領域お
よび第3の管理領域である。また、移動体の出発時刻
が、第1の管理領域および第2の管理領域をそれぞれ出
発する時刻であり、移動体の到着時刻が、第2の管理領
域および第3の管理領域にそれぞれ到着する時刻であ
る。
【0043】入出管理データベース28は、利用者の入
出履歴が登録されたものである。ここで、入出履歴は、
各管理領域への利用者の進入、および、各管理領域から
の利用者の退出に関する履歴である。入出履歴は、本実
施形態において、入出した利用者の認証情報、入出した
利用者に関する利用者情報、進入地点、進入時刻、退出
地点、退出時刻、不正使用があったか否かを示す不正フ
ラグ、その他入出に関する情報である。これら入出履歴
は、管理領域毎に入出管理データベース28に登録され
ている。また、入出履歴は、利用者毎に進入と退出とを
対応付けて登録してある。
【0044】乗車管理データベース29は、乗車履歴が
登録されたものである。ここで、乗車履歴は、管理領域
間を移動した利用者の乗車に関する履歴である。乗車履
歴は、本実施形態において、移動体に乗車した利用者の
認証情報、乗車した利用者に関する利用者情報、乗車し
た運行識別情報、乗車地点、乗車時間、降車地点(移動
先)、降車時間、その他乗車に関する情報である。ま
た、利用者情報は、具体的には、利用者氏名、利用者種
別、その他の利用者に関する情報である。ここで利用者
種別は、具体的には、例えば、ビジターであるか否かを
示す情報である。
【0045】サーバ装置の通信手段22は、ネットワー
ク1に接続された、認証装置、監視装置、その他の装置
とネットワーク1を介して通信する。
【0046】サーバ装置の制御手段23は、認証管理デ
ータベース26と、運行管理データベース27と、入出
管理データベース28と、乗車管理データベース29と
を管理する。
【0047】認証装置10a、10bは、認証情報読取
手段11と、操作手段12と、通信手段13と、制御手
段14と、表示手段15と、計時手段16と、記憶手段
17とを備えている。
【0048】認証装置の認証情報読取手段11は、移動
体に乗って利用者が管理領域間を移動する場合に、利用
者の認証情報を読み取る。本実施形態において、認証情
報読取手段11は、利用者が移動体に乗る時に、利用者
の認証情報を読み取る。
【0049】なお、認証装置の認証情報読取手段11
は、磁気カードまたはICカードに記憶された認証情報
を読み取るカードリーダであってもよく、また、眼の虹
彩を読み取る読取手段であってもよく、また、指紋を読
み取る読取手段であってもよい。磁気カードまたはIC
カードから認証情報を読み取る場合には、利用者毎に配
布したカードによって容易に入出を管理することができ
ることとなる。眼の虹彩を読み取る場合や指紋を読み取
る場合には、確実に利用者を認証することができること
となる。
【0050】認証装置の操作手段12(移動先指定手
段、乗車取消指定手段)は、本実施形態において、利用
者が移動体に乗る際に移動先を指定する移動先指定ボタ
ンと、移動体への乗車を取り消す乗車取消ボタンとを有
する。
【0051】認証装置の通信手段13(利用者情報取得
手段、運行情報取得手段、乗車登録出力手段)は、ネッ
トワーク1に接続された、サーバ装置、監視装置、その
他の装置とネットワーク1を介して通信する。この認証
装置の通信手段13は、サーバ装置の認証管理データベ
ース26から利用者の認証情報および利用者情報を取得
する。また、認証装置の通信手段13は、サーバ装置の
運行管理データベース27から移動体の運行情報を取得
する。また、認証装置の通信手段13は、認証装置の計
時手段16によって計時された時刻が運行情報に記載さ
れた出発時刻を経過した時に、認証装置の認証情報読取
手段11が読み取った認証情報を移動体の移動先に設置
された認証装置に対してネットワークを介して出力す
る。また、認証装置の通信手段13は、サーバ装置の入
出管理データベース28に利用者の入出および退出に関
する入出履歴を出力する。また、この認証装置の通信手
段13は、サーバ装置の乗車管理データベース29に管
理領域間を移動した利用者の乗車履歴を出力する。
【0052】認証装置の制御手段14(乗車認証手段、
入出履歴登録手段、乗車履歴登録手段)は、認証装置の
認証情報読取手段11が認証情報を読み取った時に、認
証装置の通信手段13に指示を与えてネットワーク1を
介してサーバ装置の認証管理データベース26を参照
し、読み取られた認証情報について認証を行う。また、
認証装置の制御手段14は、認証装置の通信手段13に
指示を与えてネットワーク1を介してサーバ装置の入出
管理データベース28に入出履歴を登録する。このと
き、移動体の移動元の管理領域において、認証装置の認
証情報読取手段11が読み取った認証情報に対応する利
用者の退出を入出管理データベース28に登録し、移動
体の移動先の管理領域において、認証装置の認証情報読
取手段11が読み取った認証情報に対応する利用者の進
入を前記入出管理データベース28に登録する。また、
認証装置の制御手段14は、認証装置の通信手段13に
指示を与えてネットワーク1を介してサーバ装置の乗車
管理データベース29に乗車履歴を登録する。
【0053】認証装置の表示手段15(乗車認証結果出
力手段)は、認証装置の制御手段14による認証の結果
を表示(出力)する。
【0054】認証装置の計時手段16は、時刻を計時す
る。本実施形態においては、認証装置の計時手段16に
よって計時された時刻が、運行情報に記載された出発時
刻を経過した場合に、認証装置の制御手段14が、移動
元の管理領域から利用者が退出したことを入出管理デー
タベース28に登録する。また、認証装置の計時手段1
6によって計時された時刻が、運行情報に記載された到
着時刻を経過した場合に、認証装置の制御手段14が、
移動先の管理領域へ利用者が進入したことを入出管理デ
ータベース28に登録する。
【0055】認証装置の記憶手段17は、認証装置の認
証情報読取手段11が読み取った認証情報を乗車登録と
して記憶する。
【0056】監視装置30a、30bは、記憶手段31
と、通信手段32と、制御手段33(入出履歴検索手
段、乗車履歴検索手段)と、操作手段34と、表示手段
35(入出履歴出力手段、乗車履歴出力手段)とを備え
ている。
【0057】監視装置の記憶手段31は、情報を記憶す
る。監視装置の通信手段32は、ネットワーク1を介し
て、ネットワーク1に接続されたサーバ装置、認証装
置、その他装置と通信する。
【0058】監視装置の操作手段34(検索キー入力手
段)は、利用者の入出履歴や乗車履歴を検索する際に、
検索キーを入力するものである。
【0059】監視装置の制御手段33は、認証管理デー
タベース26および前記乗車管理データベース29を参
照して、前記検索キーに対応した乗車履歴を検索する。
また、運行管理データベース27および乗車管理データ
ベース29を参照して、検索キーに対応した乗車履歴を
検索する。
【0060】監視装置の表示手段35は、入出履歴、乗
車履歴、その他の情報を表示(出力)する。例えば、検
索キーに対応した利用者の入出履歴を表示する。また、
例えば、検索キーに対応した利用者の乗車履歴を表示す
る。
【0061】図3は本発明の入出管理システムの第1実
施形態における乗車時の処理を示すフローチャートであ
る。図3を用いて、第1の管理領域から第2の管理領域
に移動する利用者が、移動体に乗車する場合の処理につ
いて説明する。
【0062】なお、移動体は、図1において、所定の時
間に第1の管理領域を出発し、第2の管理領域に到着し
た後に、第2の管理領域を出発し、第3の管理領域領域
に到着するよう運行している。また、図1および図2に
おいて、第1の管理領域には、第1の認証装置10a、
第1のサーバ装置20a、および、第1の監視装置30
aが設置され、第2の管理領域には、第2の認証装置1
0b、第2のサーバ装置20b、および、第2の監視装
置30bが設置されている。
【0063】第1の管理領域において、まず、移動体に
乗車する利用者が第1の認証装置の操作手段12を操作
して、移動先を指定する(S11)。具体的には、例え
ば、第2の管理領域を示すボタンを押す。
【0064】次に、第1の認証装置の認証情報読取手段
11が、移動体に乗車する利用者の認証情報を読み取る
(S12)。具体的には、例えば、利用者毎に配布され
たカードから認証情報を読み取る。
【0065】次に、第1の認証装置の制御手段14が、
認証管理データベースを参照し、読み取られた認証情報
を認証する(S13)。具体的には、乗車する利用者の
認証情報が認証管理データベース26に登録されている
か否かを判定する。乗車する利用者の認証情報が登録さ
れていない場合、第1の認証装置の制御手段14は、利
用者が乗車不可であると判定する。
【0066】また、第1の認証装置の制御手段14が、
認証管理データベース26を参照し、乗車する利用者の
認証情報が不正な認証情報として登録されているか否か
を判定する。不正な認証情報として登録されている場
合、第1の認証装置の制御手段14は、利用者が乗車不
可であると判定する。例えば、読み取られた認証情報
が、紛失したカードに対応した認証情報であった場合、
不正使用に該当するので、乗車不可と判定する。
【0067】また、第1の認証装置の制御手段14が、
認証管理データベース26に登録された利用者情報のう
ち利用者種別を参照し、利用者が管理領域間の移動を許
可されているか否かを判定する。利用者が管理領域間の
移動を許可されていない場合、第1の認証装置の制御手
段14は、利用者が乗車不可であると判定する。例え
ば、利用者がビジターであった場合、乗車不可と判定す
る。
【0068】また、第1の認証装置の制御手段14が、
認証管理データベース26に登録された利用者情報のう
ち進入許可領域を参照し、利用者が移動先の管理領域へ
の進入を許可されているか否かを判定する。利用者が移
動先の管理領域への進入を許可されていない場合、第1
の認証装置の制御手段14は、利用者が乗車不可である
と判定する。例えば、研究施設がある管理領域への進入
を許可されていない場合である。
【0069】認証のステップ(S13)において、乗車
不可と判定した場合、第1の認証装置の表示手段15
が、乗車不可である旨を表示する(S14)。また、認
証のステップ(S13)において、乗車可と判定した場
合、第1の認証装置の表示手段15が、乗車可である旨
を表示する(S15)。このような乗車不可の表示、ま
たは、乗車可の表示を行う時、第1の認証装置の表示手
段15が、さらに、認証情報に対応した利用者情報を表
示する。具体的には、例えば、利用者の氏名、利用者の
写真データ、利用者の所属、利用者の種別、および、利
用者の進入許可領域を表示する。また、乗車不可と判定
された場合には、乗車不可と判定した理由も表示する。
【0070】また、第1の認証装置の制御手段14が、
乗車可と判定した場合、第1の認証装置の制御手段14
が、読み取られた認証情報を乗車登録として第1の認証
装置の記憶手段17に仮登録する(S16)。
【0071】図4は本発明の入出管理システムの第1実
施形態における乗車取消時の処理を示すフローチャート
である。図4を用いて、利用者が移動体への乗車を取り
消す場合について説明する。
【0072】まず、利用者が第1の認証装置の操作手段
12を操作して、乗車取消を指定する(S21)。具体
的には、例えば、乗車取消ボタンを押す。
【0073】次に、第1の認証装置の認証情報読取手段
11が、利用者の認証情報を読み取る(S22)。具体
的には、例えば、利用者毎に配布されたカードから認証
情報を読み取る。
【0074】次に、第1の認証装置の制御手段14が、
認証管理データベースを参照し、読み取られた認証情報
を認証する(S23)。ここで、認証が正常終了した場
合、第1の認証装置の表示手段15は、認証が正常終了
した旨を表示する(S25)。また、認証が異常終了し
た場合、第1の認証装置の表示手段15は、乗車取消不
可である旨を出力する(S24)。
【0075】次に、第1の認証装置の制御手段14が、
運行管理データベース27を参照し、出発時刻を照合す
る(S26)。ここで、出発時刻を過ぎている場合、ま
たは、出発時刻前の所定時刻を過ぎている場合、すなわ
ち、乗車取消の時間外である場合、第1の認証装置の表
示手段15が、乗車取消不可である旨を出力する(S2
7)。また、乗車取消の時間内である場合、第1の認証
装置の表示手段15が、乗車取消を行う旨を出力する
(S28)。
【0076】次に、第1の認証装置の制御手段14が、
仮登録を抹消する(S29)。具体的には、第1の認証
装置の記憶手段17に乗車登録として仮登録された利用
者の認証情報を削除する。
【0077】図5は本発明の入出管理システムの第1実
施形態における移動体発着時の処理を示すフローチャー
トである。図5を用いて、移動体が第1の管理領域を出
発して第2の管理領域に到着する場合について説明す
る。
【0078】第1の管理領域において、まず、第1の認
証装置の制御手段14が、運行管理データベース27を
参照し、第1の認証装置の計時手段16によって計時さ
れた現在時刻が、運行情報に記載された出発時刻を経過
したか否かを判定する(S31)。ここで、現在時刻が
出発時刻を経過したとき、第1の認証装置の制御手段1
4は、第1の管理領域から利用者が退出したことを、第
1のサーバ装置の入出管理データベース28に登録する
(S32)。具体的には、第1の認証装置の制御手段1
4が第1の認証装置の通信手段13に指示を与え、第1
の認証装置の通信手段13が第1のサーバ装置20aに
対して、第1の管理領域から利用者が退出したことを出
力する。ここで、第1の認証装置の制御手段14が入出
管理データベース28に登録する入出履歴は、具体的に
は、利用者の認証情報、利用者に関する利用者情報、退
出地点、退出時刻、その他退出に関する情報である。ま
た、不正使用があった場合には、利用者が実際に乗車し
たか否かに関わらず、不正使用があったことを示す不正
フラグを立てて、入出履歴として登録するようにしても
よい。
【0079】また、第1の認証装置の制御手段14が第
1の認証装置の通信手段13に指示を与え、第1の認証
装置の通信手段13が第1の監視装置30aに対して、
第1の管理領域から利用者が退出したことを出力し、第
1の監視装置の表示手段35は、乗車登録に記載された
利用者が第1の管理領域から退出したことを表示する
(S33)。
【0080】また、第1の認証装置の制御手段14が第
1の認証装置の通信手段13に指示を与え、第1の認証
装置の通信手段13が、第2の管理領域に設置された第
2の認証装置10bに対して、読み取った認証情報が登
録された乗車登録を出力する(S34)。第2の認証装
置の記憶手段17は、第1の認証装置10aから取得し
た乗車登録を記憶する。なお、乗車登録には、乗車取消
を行った利用者の認証情報は含まれていない。
【0081】また、第2の管理領域において、第2の認
証装置の制御手段14が、運行管理データベース27を
参照し、第2の認証装置の計時手段16によって計時さ
れた現在時刻が、運行情報に記載された到着時刻を経過
したか否かを判定する(S35)。ここで、現在時刻が
到着時刻を経過したとき、第2の認証装置の制御手段1
4は、第2の管理領域に利用者が進入したことを、第2
のサーバ装置の入出管理データベース28に登録する
(S36)。具体的には、第2の認証装置の制御手段1
4が第2の認証装置の通信手段13に指示を与え、第2
の認証装置の通信手段13が第2のサーバ装置20bに
対して、第2の管理領域へ利用者が進入したことを出力
する。ここで、第2の認証装置の制御手段14が入出管
理データベース28に登録する入出履歴は、具体的に
は、利用者の認証情報、利用者に関する利用者情報、進
入地点、進入時刻、その他進入に関する情報である。ま
た、第2の認証装置の制御手段14は、利用者が移動体
に乗車して第1の管理領域から第2の管理領域に移動し
たこと(乗車履歴)を、第1のサーバ装置の乗車管理デ
ータベース28および第2のサーバ装置の乗車管理デー
タベース28に登録する。具体的には、第2の認証装置
の制御手段14が第2の認証装置の通信手段13に指示
を与え、第2の認証装置の通信手段13が第1のサーバ
装置20aおよび第2のサーバ装置20bに対して、移
動者の乗車履歴を出力する。ここで、第2の認証装置の
制御手段14が入出管理データベース28に登録する乗
車履歴は、具体的には、利用者の認証情報、利用者に関
する利用者情報、乗車した移動体の運行識別情報、乗車
地点、乗車時刻、降車地点、降車時間、その他乗車に関
する情報である。
【0082】また、第2の認証装置の制御手段14が第
2の認証装置の通信手段13に指示を与え、第2の認証
装置の通信手段13が第2の監視装置30bに対して、
第2の管理領域へ利用者が進入したことを出力し、第2
の監視装置の表示手段35は、乗車登録に記載された利
用者が第2の管理領域へ進入したことを表示する(S3
7)。
【0083】また、以上説明した、利用者の入出履歴、
利用者の乗車履歴、その他のデータベースに登録された
情報は、監視装置30a、30bから閲覧するようにな
っている。
【0084】これらデータベースに登録された情報を監
視装置30a、30bから閲覧する場合、監視装置の操
作手段34を操作して検索キーを入力する。ここで、検
索キーは、例えば、利用者氏名、その他利用者に関する
利用者情報である。また、検索キーは、例えば、移動体
の便名(運行識別情報)、発着地点(乗車地点、降車地
点)、発着時刻(出発時刻、到着時刻)、その他の運行
情報である。また、検索キーは、入出履歴や乗車履歴に
登録されたその他の項目であってもよく、例えば、入出
履歴に記載された、不正使用しようとしたか否かを示す
情報であってもよい。
【0085】監視装置の操作手段34から検索キーを入
力したとき、監視装置の制御手段33は、乗車管理デー
タベース29を参照して、検索キーに対応した乗車履歴
を検索し、監視装置の表示手段35が、検索キーに対応
した乗車履歴を出力する。また、監視装置の操作手段3
4から検索キーを入力したとき、監視装置の制御手段3
3は、乗車管理データベースを参照して、検索キーに対
応した乗車履歴を検索し、監視装置の表示手段35が、
検索キーに対応した入出履歴を出力する。
【0086】また、監視装置の操作手段34を操作し
て、利用者の入出履歴、利用者の乗車履歴、その他のデ
ータベースに登録された情報の一覧を監視装置の表示手
段35に表示させることもできる。例えば、監視装置の
操作手段34において、入出履歴または乗車履歴の一覧
を出力する操作を行ったとき、監視装置の制御手段33
は、入出管理データベースまたは乗車管理データベース
を参照し、監視装置の表示手段35が、入出履歴または
乗車履歴の一覧を出力する。
【0087】(第2実施形態)図1および図2は、本発
明の第2実施形態における入出管理システムを示す。以
下、第2実施形態が第1実施形態と異なる構成について
のみ説明する。その他の構成は第1実施形態と同じなの
で、説明を省略する。
【0088】第2実施形態においては、サーバ装置の通
信手段22(乗車申請取得手段、乗車申請認証結果出力
手段)が、ネットワーク1を介して、乗車申請を受け付
け、サーバ装置の制御手段23が、乗車申請の認証を行
って、乗車申請をサーバ装置の乗車管理データベース2
9に登録するようになっている。また、サーバ装置の通
信手段22が、乗車申請の認証結果を、申請元に対して
ネットワーク1を介して出力するようになっている。こ
こで、乗車申請は、移動体に乗車することの申請であっ
て、移動体に乗車する以前に行われた申請である。乗車
申請は、本実施形態において、移動体に乗車する利用者
の認証情報、移動体の運行を識別する運行識別情報、乗
車地点、降車地点(移動先)、申請した利用者の認証情
報、申請した利用者への連絡方法、その他の乗車申請を
認証するために必要な情報である。
【0089】また、第2実施形態においては、利用者が
乗車する際、乗車する利用者の認証情報を認証装置の認
証情報読取手段11が読み取った時に、認証装置の制御
手段14が、サーバ装置の乗車管理データベース29に
登録された乗車申請を参照し、乗車申請がない場合に、
乗車不可とするようになっている。
【0090】図6は、本発明の入出管理システムの第2
実施形態における乗車申請時の処理を示すフローチャー
トである。図6を用いて、乗車申請の処理について説明
する。なお、乗車申請は、移動体への乗車を希望する利
用者自身が乗車申請を行う場合と、移動体への乗車を希
望する利用者の乗車申請を別の利用者が行う場合とがあ
る。以下、乗車申請を行う利用者を申請者という、
【0091】まず、申請者が利用者端末を操作して、乗
車申請を入力する(S41)。ここで、利用者端末とは
ネットワーク1に接続された端末であって、例えば、パ
ソコンと呼ばれるコンピュータ端末装置である。
【0092】次に、サーバ装置の通信手段22が、ネッ
トワーク1を介して、利用者端末から乗車申請を受け付
ける(S42)。
【0093】次に、サーバ装置の制御手段23が、認証
管理データベース26を参照し、乗車申請を認証する
(S43)。具体的には、乗車する利用者の認証情報が
認証管理データベース26に登録されているか否かを判
定する。乗車する利用者の認証情報が登録されていない
場合、サーバ装置の制御手段23は、乗車申請不可であ
ると判定する。
【0094】また、サーバ装置の制御手段23が、認証
管理データベース26を参照し、乗車する利用者の認証
情報が不正な認証情報として登録されているか否かを判
定する。不正な認証情報として登録されている場合、サ
ーバ装置の制御手段23は、乗車申請が不可であると判
定する。例えば、乗車する利用者の認証情報が、紛失し
たカードに対応した認証情報であった場合、不正使用に
該当するので、乗車申請不可と判定する。
【0095】また、サーバ装置の制御手段23が、認証
管理データベース26に登録された利用者情報のうち利
用者種別を参照し、利用者が乗車申請を許可されている
か否かを判定する。利用者が乗車申請を許可されていな
い場合、サーバ装置の制御手段23は、乗車申請不可で
あると判定する。例えば、利用者がビジターであった場
合、乗車申請不可と判定する。
【0096】また、サーバ装置の制御手段23が、運行
管理データベース27に登録された運行情報と、認証管
理データベース26に登録された利用者情報のうち進入
許可領域とを参照し、利用者が移動元の管理領域および
移動先の管理領域への進入を許可されているか否かを判
定する。利用者が移動元の管理領域および移動先の管理
領域への進入を許可されていない場合、サーバ装置の制
御手段23は、利用者が乗車不可であると判定する。例
えば、研究施設がある管理領域への進入を許可されてい
ない場合である。
【0097】また、乗車申請の認証のステップ(S4
3)において、乗車申請が不可と判定した場合、サーバ
装置の通信手段22が、乗車申請が不可である旨を、乗
車申請の申請元に対して、ネットワーク1を介して出力
する(S44)。申請元の利用者端末においては、乗車
申請が不可であった旨の表示を行う(S45)。
【0098】また、乗車申請の認証のステップ(S4
3)において、乗車申請が可であると判定した場合、サ
ーバ装置の通信手段22が、乗車申請が登録された旨
を、乗車申請の申請元に対して、ネットワーク1を介し
て出力する(S46)。申請元の利用者端末において
は、乗車申請が可であった旨の表示を行う(S47)。
また、サーバ装置の制御手段23が、乗車管理データベ
ース29に乗車申請を登録する(S48)。
【0099】また、第2実施形態においては、サーバ装
置の通信手段22が、ネットワーク1を介して、乗車申
請の取消要求を受け付け、また、サーバ装置の制御手段
23が、乗車管理データベース29に登録された乗車申
請を取り消すようになっている。
【0100】また、サーバ装置の通信手段22が、ネッ
トワーク1を介して、乗車申請の登録状況の閲覧要求を
受け付け、サーバ装置の制御手段23が、乗車管理デー
タベース29に登録された乗車申請に基づいて、乗車申
請の登録状況を編集し、サーバ装置の通信手段22が、
乗車申請の登録状況を、閲覧要求元に対して、ネットワ
ーク1を介して出力するようになっている。
【0101】図7は本発明の入出管理システムの第2実
施形態における乗車時の処理を示すフローチャートであ
る。図7を用いて、第1の管理領域から第2の管理領域
に移動する利用者が、移動体に乗車する場合の処理につ
いて説明する。
【0102】第1の管理領域において、まず、利用者が
第1の認証装置の操作手段12を操作して、移動先を指
定する(S51)。次に、第1の認証装置の認証情報読
取手段11が、利用者の認証情報を読み取る(S5
2)。次に、第1の認証装置の制御手段14が、認証管
理データベース26を参照し、読み取られた認証情報を
認証する(S53)。具体的には、乗車する利用者の認
証情報が認証管理データベース26に登録されているか
否かを判定する。乗車する利用者の認証情報が登録され
ていない場合、第1の認証装置の制御手段14は、利用
者が乗車不可であると判定する。乗車不可と判定した場
合、第1の認証装置の表示手段15が、乗車不可である
旨を出力する(S54)。認証が正常終了した場合、第
1の認証装置の表示手段15が、認証が正常終了したこ
とを出力する(S55)。
【0103】本実施形態においては、認証情報の認証が
正常終了した後、第1の認証装置の制御手段14が、乗
車管理データベース29に登録された乗車申請を参照し
て、乗車する利用者に対応した乗車申請が乗車管理デー
タベース29に登録されているか否かを判定する(S5
6)。乗車申請が登録されていない場合、第1の認証装
置の制御手段14は、利用者が乗車不可であると判定
し、第1の認証装置の表示手段15は、利用者が乗車不
可である旨を表示する(S57)。乗車申請が登録され
ていた場合、第1の認証装置の制御手段14は、利用者
が乗車可であると判定し、第1の認証装置の表示手段1
5は、乗車可である旨を表示する(S58)。また、第
1の認証装置の制御手段14が、乗車可と判定した場
合、第1の認証装置の制御手段14が、読み取られた認
証情報を乗車登録として第1の認証装置の記憶手段17
に仮登録する(S59)。
【0104】なお、第1実施形態および第2実施形態に
おいて説明した入出管理システムは、認証装置に移動先
指定手段を設け、移動体の移動先が複数ある場合であっ
ても、利用者による認証操作の回数を減らして利便性を
良くすることができるが、本発明はこれに限るものでは
なく、移動体の移動先がひとつに固定されている場合に
は、移動先指定手段を設けなくともよい。
【0105】また、第1実施形態および第2実施形態に
おいて説明した入出管理システムは、図5に示す移動体
発着時の処理において、認証装置の計時手段16によっ
て計時された現在時刻が、運行情報に記載された出発時
刻または到着時刻を経過したか否かを判定するようにな
っている(S31、S35)が、本発明はこれに限るも
のではない。移動体が発着する際に操作する発着操作手
段を認証装置10a、10bに設け、認証装置の認証情
報読取手段11は、利用者が移動体に乗車する時に、該
利用者の認証情報を読み取り、認証装置の制御手段14
は、認証装置の発着操作手段が操作された場合に、移動
元の管理領域から利用者が退出したこと、および、移動
先の管理領域へ利用者が進入したことを、サーバ装置の
入出管理データベース28に登録するようにしてもよ
い。また、発着操作手段は、認証情報読取手段11が兼
ねるようにするとよい。このように認証情報読取手段1
1が発着操作手段を兼ねる場合は、認証情報読取手段1
1が移動体の出発を示す所定の認証情報を読み取った時
に、利用者の入出を前記入出管理データベース28に登
録する。
【0106】また、第1実施形態および第2実施形態に
おいて説明した入出管理システムは、利用者が移動体に
乗る時に利用者の認証情報を読み取るようになっている
が、本発明はこれに限るものではなく、利用者が移動体
から降りた時に認証装置10a、10bの認証情報読取
手段11が利用者の認証情報を読み取るよう構成しても
よい。
【0107】また、第1実施形態および第2実施形態に
おいて説明した入出管理システムは、サーバ装置を管理
領域毎に備えているが、本発明はこれに限るものではな
く、複数の管理領域のうちいずれか一つにおいてサーバ
装置をひとつ備えるようにしてもよい。
【0108】また、第1実施形態および第2実施形態に
おいて説明した入出管理システムは、サーバ装置と監視
装置とを別の装置として構成しているが、本発明はこれ
に限るものではなく、サーバ装置と監視装置を一体にし
てひとつのサーバおよび監視装置として設けてもよい。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、離れた
場所に位置する複数の管理領域間を利用者が移動体に乗
車して移動する際、利用者による認証操作の回数を減ら
して利便性を良くすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態および第2実施形態にお
ける入出管理システムを示す第1のブロック図
【図2】本発明の第1実施形態および第2実施形態にお
ける入出管理システムを示す第2のブロック図
【図3】本発明の第1実施形態における入出管理システ
ムの乗車時の処理を示すフローチャート
【図4】本発明の第1実施形態および第2実施形態にお
ける入出管理システムの乗車取消時の処理を示すフロー
チャート
【図5】本発明の第1実施形態および第2実施形態にお
ける入出管理システムの発着時の処理を示すフローチャ
ート
【図6】本発明の第2実施形態における入出管理システ
ムの乗車申請時の処理を示すフローチャート
【図7】本発明の第2実施形態における入出管理システ
ムの乗車時の処理を示すフローチャート
【図8】従来の入出管理システムの処理を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
10a、10b、10c 認証装置 11 認証装置の認証情報読取手段(発着操作手段) 12 認証装置の操作手段(移動先指定手段) 13 認証装置の通信手段(利用者情報取得手段、運行
情報取得手段、乗車登録出力手段、乗車登録取得手段) 14 認証装置の制御手段(乗車認証手段、入出履歴登
録手段、乗車履歴登録手段) 15 認証装置の表示手段(乗車認証結果出力手段) 16 認証装置の計時手段 17 認証装置の記憶手段(乗車登録記憶手段) 20a、20b、20c サーバ装置 21 サーバ装置の記憶手段 22 サーバ装置の通信手段(乗車申請取得手段、乗車
申請認証結果出力手段、閲覧要求取得手段、閲覧内容出
力手段) 23 サーバ装置の制御手段(乗車申請認証手段) 24 サーバ装置の操作手段 25 サーバ装置の表示手段 26 認証管理データベース 27 運行管理データベース 28 入出管理データベース 29 乗車管理データベース 30a、30b、30c 監視装置 31 監視装置の記憶手段 32 監視装置の通信手段 33 監視端末の制御手段(乗車履歴検索手段) 34 監視装置の操作手段(検索キー入力手段) 35 監視端末の表示手段(入出履歴出力手段、乗車履
歴出力手段)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の管理領域への利用者の進入と前記
    複数の管理領域からの利用者の退出とを入出履歴として
    登録した入出管理データベースと、前記入出履歴を出力
    する入出履歴出力手段とを備えた入出管理システムであ
    って、 前記複数の管理領域間を運行する移動体の利用者が前記
    管理領域間を移動する場合に、この利用者の認証情報を
    読み取る認証情報読取手段と、 前記移動体の移動元の管理領域において、前記認証情報
    に対応する前記利用者の退出を前記入出管理データベー
    スに登録するとともに、前記移動体の移動先の管理領域
    において、前記認証情報に対応する前記利用者の進入を
    前記入出管理データベースに登録する入出履歴登録手段
    とを備え、 前記利用者が前記複数の管理領域間を移動する場合の認
    証情報の読み取り回数を一回としたことを特徴とする入
    出管理システム。
  2. 【請求項2】 前記利用者の移動先を指定する移動先指
    定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の入出
    管理システム。
  3. 【請求項3】 前記移動体の運行情報を登録した運行管
    理データベースと、時刻を計時する計時手段とを備え、
    前記運行情報には、前記移動体の発着時刻が記載され、
    前記認証情報読取手段は、利用者が前記移動体に乗る時
    に、この利用者の認証情報を読み取り、前記入出履歴登
    録手段は、前記計時手段によって計時された時刻が前記
    発着時刻を経過した場合に、前記利用者の入出を前記入
    出管理データベースに登録することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の入出管理システム。
  4. 【請求項4】 前記移動体が発着する際に操作される発
    着操作手段を備え、前記認証情報読取手段は、利用者が
    前記移動体に乗る時に、この利用者の認証情報を読み取
    り、前記入出履歴登録手段は、前記発着操作手段が操作
    された場合に、前記利用者の入出を前記入出管理データ
    ベースに登録することを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の入出管理システム。
  5. 【請求項5】 前記認証情報読取手段は、前記発着操作
    手段を兼ねており、前記移動体の発着を示す所定の認証
    情報を読み取ることを特徴とする請求項4に記載の入出
    管理システム。
  6. 【請求項6】 各利用者のそれぞれの認証情報を登録し
    た認証管理データベースと、前記認証情報読取手段が前
    記利用者の認証情報を読み取った時に、この認証情報が
    前記認証管理データベースに登録されているか否かを判
    定する乗車認証手段と、前記認証情報が前記認証管理デ
    ータベースに登録されていない場合に、乗車不可である
    旨を出力する乗車認証結果出力手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の入出
    管理システム。
  7. 【請求項7】 前記認証管理データベースは、利用者の
    進入が許可された進入許可領域を前記利用者毎に記憶
    し、前記乗車認証手段は、前記認証情報読取手段が利用
    者の認証情報を読み取った時に、前記進入許可領域を参
    照し、前記乗車認証結果出力手段は、前記利用者が前記
    移動先への進入を許可されていない場合に、乗車不可で
    ある旨を出力することを特徴とする請求項6に記載の入
    出管理システム。
  8. 【請求項8】 前記認証管理データベースは、利用者種
    別を前記利用者毎に記憶し、前記乗車認証手段は、前記
    認証情報読取手段が前記利用者の認証情報を読み取った
    時に、前記利用者種別を参照し、前記乗車認証結果出力
    手段は、前記利用者が前記移動先への進入を許可されて
    いない場合に、乗車不可である旨を出力することを特徴
    とする請求項6に記載の入出管理システム。
  9. 【請求項9】 前記認証管理データベースは、不正な認
    証情報を記憶し、前記乗車認証手段は、前記認証情報読
    取手段が利用者の認証情報を読み取った時に、前記認証
    管理データベースを参照し、前記乗車認証結果出力手段
    は、読み取られた前記認証情報が不正な認証情報である
    場合に、乗車不可である旨を出力することを特徴とする
    請求項6に記載の入出管理システム。
  10. 【請求項10】 前記認証管理データベースは、利用者
    氏名その他の前記利用者に関する利用者情報を前記利用
    者毎に記憶し、前記乗車認証結果出力手段は、前記認証
    情報読取手段が前記利用者の認証情報を読み取った時
    に、前記認証情報に対応した前記利用者情報を出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載の入出管理システム。
  11. 【請求項11】 前記利用者情報は、利用者の写真デー
    タを含み、前記乗車認証結果出力手段は、前記認証情報
    読取手段が前記利用者の認証情報を読み取った時に、前
    記認証情報に対応した前記利用者の写真データを出力す
    ることを特徴とする請求項10に記載の入出管理システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記移動体に乗車する利用者の認証情
    報が含まれた前記移動体への乗車申請を登録した乗車管
    理データベースと、ネットワークを介して乗車申請を取
    得する乗車申請取得手段と、前記乗車申請を前記乗車管
    理データベースに登録する乗車申請登録手段と、前記利
    用者の認証情報を前記認証情報読取手段が読み取った時
    に、前記乗車管理データベースを参照する乗車認証手段
    と、前記読み取った認証情報に対応した前記乗車申請が
    ない場合に、乗車不可である旨を出力する乗車認証結果
    出力手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載の入出管理システム。
  13. 【請求項13】 各利用者のそれぞれの認証情報を登録
    した認証管理データベースと、前記乗車申請取得手段が
    前記乗車申請を取得した時に、前記認証管理データベー
    スを参照する乗車申請認証手段と、乗車する利用者の認
    証情報が前記認証管理データベースに登録されていない
    場合に、乗車申請不可である旨を前記乗車申請の申請元
    に対してネットワークを介して出力する乗車申請認証結
    果出力手段とを備えたことを特徴とする請求項12に記
    載の入出管理システム。
  14. 【請求項14】 前記認証管理データベースは、利用者
    の進入が許可された進入許可領域を前記利用者毎に記憶
    し、前記乗車申請認証手段は、前記乗車申請取得手段が
    前記乗車申請を取得した時に、前記進入許可領域を参照
    し、前記乗車申請認証結果出力手段は、乗車する前記利
    用者が移動先の管理領域への進入を許可されていない場
    合に、乗車申請不可である旨を前記乗車申請の申請元に
    対して前記ネットワークを介して出力することを特徴と
    する請求項13に記載の入出管理システム。
  15. 【請求項15】 前記認証管理データベースは、利用者
    種別を前記利用者毎に記憶し、前記乗車申請認証手段
    は、前記乗車申請取得手段が前記乗車申請を取得した時
    に、前記利用者種別を参照し、前記乗車申請認証結果出
    力手段は、乗車する前記利用者の利用者種別が移動先の
    管理領域への進入が許可されていない場合に、乗車申請
    不可である旨を前記乗車申請の申請元に対してネットワ
    ークを介して出力することを特徴とする請求項13に記
    載の入出管理システム。
  16. 【請求項16】 前記認証管理データベースは、不正な
    認証情報を記憶し、前記乗車申請認証手段は、前記乗車
    申請取得手段が前記乗車申請を取得した時に、前記認証
    管理データベースを参照し、前記乗車申請認証結果出力
    手段は、乗車する前記利用者の認証情報が不正な認証情
    報である場合に、乗車申請不可である旨を前記乗車申請
    の申請元に対して前記ネットワークを介して出力するこ
    とを特徴とする請求項13に記載の入出管理システム。
  17. 【請求項17】 前記乗車申請の登録状況の閲覧要求を
    前記ネットワークを介して取得する閲覧要求取得手段
    と、前記乗車申請の登録状況を閲覧要求元に対して前記
    ネットワークを介して出力する閲覧内容出力手段とを備
    えたことを特徴とする請求項12に記載の入出管理シス
    テム。
  18. 【請求項18】 前記乗車申請取得手段が、前記乗車申
    請の取消要求を前記ネットワークを介して取得し、前記
    乗車申請登録手段が、前記乗車管理データベースに登録
    された乗車申請を取り消すことを特徴とする請求項12
    に記載の入出管理システム。
  19. 【請求項19】 管理領域間を移動した利用者の乗車履
    歴を登録した乗車管理データベースと、前記乗車履歴を
    前記乗車管理データベースに登録する乗車履歴登録手段
    と、前記乗車履歴を出力する乗車履歴出力手段とを備
    え、前記乗車履歴は前記利用者の認証情報を含むことを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の入
    出管理システム。
  20. 【請求項20】 利用者氏名その他の前記利用者に関す
    る利用者情報を検索キーとして入力する検索キー入力手
    段と、前記乗車管理データベースを参照して、前記検索
    キーに対応した乗車履歴を検索する乗車履歴検索手段と
    を設け、前記乗車履歴出力手段が、前記検索キーに対応
    した前記乗車履歴を出力することを特徴とする請求項1
    9に記載の入出管理システム。
  21. 【請求項21】 移動体の運行識別情報、発着地点、発
    着時刻その他の前記移動体の運行に関する運行情報を検
    索キーとして入力する検索キー入力手段と、前記乗車管
    理データベースを参照して、前記検索キーに対応した乗
    車履歴を検索する乗車履歴検索手段とを設け、前記乗車
    履歴出力手段が、前記検索キーに対応した前記乗車履歴
    を出力することを特徴とする請求項19に記載の入出管
    理システム。
  22. 【請求項22】 前記利用者が前記移動体から降りた時
    に前記認証情報読取手段が前記認証情報を読み取るとと
    もに、前記入出履歴登録手段が前記利用者の入出を前記
    入出管理データベースに登録することを特徴とする請求
    項1に記載の入出管理システム。
  23. 【請求項23】 移動体に乗車する利用者の認証情報を
    読み取る認証情報読取手段と、前記移動体の運行情報を
    取得する運行情報取得手段と、時刻を計時する計時手段
    と、前記計時手段によって計時された時刻が前記運行情
    報に記載された出発時刻を経過した時に、前記認証情報
    を前記移動体の移動先に設置された認証装置に対してネ
    ットワークを介して出力する乗車登録出力手段とを備え
    たことを特徴とする認証装置。
  24. 【請求項24】 移動体に乗車する利用者が移動先を指
    定する移動先指定手段と、前記利用者の認証情報を読み
    取る認証情報読取手段と、前記移動体の運行情報を取得
    する運行情報取得手段と、時刻を計時する計時手段と、
    前記計時手段によって計時された時刻が前記運行情報に
    記載された出発時刻を経過した時に、前記認証情報を前
    記移動先に設置された認証装置に対してネットワークを
    介して出力する乗車登録出力手段とを備えたことを特徴
    とする認証装置。
  25. 【請求項25】 移動体に乗車する利用者の認証情報を
    読み取る認証情報読取手段と、前記移動体が発着する際
    に操作する発着操作手段と、前記発着操作手段が操作さ
    れた時に、前記認証情報を前記移動体の移動先に設置さ
    れた認証装置に対してネットワークを介して出力する乗
    車登録出力手段とを備えたことを特徴とする認証装置。
  26. 【請求項26】 移動体に乗車する利用者が移動先を指
    定する移動先指定手段と、前記利用者の認証情報を読み
    取る認証情報読取手段と、前記移動体が発着する際に操
    作する発着操作手段と、前記発着操作手段が操作された
    時に、前記認証情報を前記移動先に設置された認証装置
    に対してネットワークを介して出力する乗車登録出力手
    段とを備えたことを特徴とする認証装置。
  27. 【請求項27】 前記認証情報読取手段は、前記発着操
    作手段を兼ねており、前記認証情報読取手段は前記移動
    体の発着を示す所定の認証情報を読み取ることを特徴と
    する請求項25または請求項26に記載の入出管理シス
    テム。
  28. 【請求項28】 前記認証情報読取手段が、磁気カード
    またはICカードに記憶された認証情報を読み取ること
    を特徴とする請求項23乃至請求項27のいずれかに記
    載の認証装置。
  29. 【請求項29】 前記認証情報読取手段が、利用者の認
    証情報として眼の虹彩を読み取ることを特徴とする請求
    項23乃至請求項27のいずれかに記載の認証装置。
  30. 【請求項30】 前記認証情報読取手段が、利用者の認
    証情報として指紋を読み取ることを特徴とする請求項2
    3乃至請求項27のいずれかに記載の認証装置。
JP2001074928A 2001-03-15 2001-03-15 入出管理システムおよび認証装置 Pending JP2002279467A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017016280A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 ユタカ電気株式会社 送迎バスの乗降管理方法
JP2017033204A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 ユタカ電気株式会社 送迎バスの乗降管理方法
JP2017045136A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 ユタカ電気株式会社 送迎バスの乗降管理方法

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JP2017033204A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 ユタカ電気株式会社 送迎バスの乗降管理方法
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