JP2002279161A - 事業上の問題点共有化システム、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents

事業上の問題点共有化システム、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム

Info

Publication number
JP2002279161A
JP2002279161A JP2001076322A JP2001076322A JP2002279161A JP 2002279161 A JP2002279161 A JP 2002279161A JP 2001076322 A JP2001076322 A JP 2001076322A JP 2001076322 A JP2001076322 A JP 2001076322A JP 2002279161 A JP2002279161 A JP 2002279161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
business
terminal device
purchaser
service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001076322A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Tsuchimura
浩一 土村
Koji Hosomi
浩爾 細美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001076322A priority Critical patent/JP2002279161A/ja
Priority to US09/906,058 priority patent/US20020133366A1/en
Publication of JP2002279161A publication Critical patent/JP2002279161A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 購入住宅に生じた問題点を寄せ集めて円滑か
つ有効に解決できるように、不特定多数の関係者が相互
に問題点を共有できる事業上の問題点共有システムを提
供する。 【解決手段】 住宅の販売事業に伴う問題点を、関係者
間で共有化するための事業上の問題点共有化システムで
あって、コンピュータ装置AのCPUは、住宅の購入者
の端末装置Bに対し、住宅の問題点を問う登録フォーム
を提示し、この登録フォームに登録された事項を問題点
データとして取得する。そして、CPUは、取得した問
題点データを集約してデータベース化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、たとえば住宅、
自動車、食品などの販売事業、あるいは医療などのサー
ビス提供事業に伴う問題点を、関係者間で円滑に取り次
いで共有化するための事業上の問題点共有化システム、
それに用いるコンピュータ装置、およびコンピュータプ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、集合住宅や戸建住宅では、購
入前に建物に関する問題点が明らかになることはほとん
どなく、購入後生活し始めてはじめてわかることが大半
である。また、入居後問題が生じても簡単に解決できる
場合は少なく、欠陥住宅に悩んでいる者は多い。このよ
うな問題点については、各購入者が直接販売会社にクレ
ームとして訴えて対処してもらうか、管理組合や管理会
社を通じて間接的に伝えて対処してもらうのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以下に説明
するように、現行の住宅販売事業においては、その仕組
みに問題があるために、欠陥住宅などに関する問題点は
関係者間で円滑に解決できないことが多く、そもそも、
このような問題点を寄せ集めて有効な解決策を提供でき
るように、不特定多数の関係者が相互に問題点を共有で
きるようなシステムは無かった。
【0004】まず、住宅の建設や販売業界の背景には、
長期不況による地価および販売価格の下落のほか、販
売、施工、および管理各社における要員不足が挙げられ
る。また、販売会社として原価削減を行うために施工会
社やその下請け会社にも原価削減が強いられ、その結果
として、手抜き工事や不良材料が使用され、検証が不十
分な状態で購入者に引き渡されたり、同時期に建設する
複数の建物について原価相殺が図られることで、いずれ
かの建物や建築箇所にしわ寄せが及ぶことがある。さら
に、入居後のクレーム対処においても、販売会社と施工
会社との間で責任を転嫁し合ったり、不十分な対応をさ
れることが多い。たとえば、販売者は、管理会社に任せ
て直接クレームに対処することなく、クレーム対処も、
施工会社からその下請け会社にそのまま一任され、遅れ
る傾向にある。又、クレーム対処と相まって担当者が交
代することなどでクレーム自体があいまいにされてしま
うことがある。
【0005】また、住宅購入前にあっては、建築工事に
関して第三者による検証の仕組みがほとんど無かった
り、または機能していない場合があり、購入希望者や購
入予定者については、問題点を把握する仕組みが無いに
等しい。仮に、問題箇所を発見したとしても、個人が問
題箇所を指摘して対処してもらうのは難しく、特に、仮
契約などを結んだだけで実際には入居していない購入予
定者となると、正式に販売会社が取り合ってくれないこ
ともある。
【0006】一方、住宅購入後にあっては、既に入居中
の購入者であっても建物に関する知識不足から問題点を
把握できず、そのような知識不足に乗じて販売会社が問
題点をあいまいにすることがある。入居者個人が問題点
を指摘して対処してもらうのは難しく、販売会社が取り
合ってくれないこともある。入居者の依頼で専門の調査
会社が建物診断を行っても、その調査会社と販売会社や
建築業者との間に業務上の協力関係がある場合、調査会
社が直接販売会社などに対して問題点を指摘することは
少ない。問題点に対する販売会社などの責任範囲、担当
責任者、対処計画などが必ずしも明確にされず、結果と
して下請け業者に一任されてしまう。責任範囲などを明
確にした場合であっても、手抜き工事によって満足な対
策が施されないことがある。管理組合の体制によって
は、対処内容に差が生じる。問題点を明確にして訴訟す
るにしても、多くの労力と費用が必要とされる。建物に
関する保険で最適物件の提案や、保険請求関連業務がう
まく運用されていないといった面がある。
【0007】なお、上記した問題は、住宅販売事業に限
らず、自動車や食品などの販売事業、さらには医療など
のサービス提供事業においても存在するが、これら自動
車や食品などの物に係る問題点、あるいは医療過誤など
によるサービス上の問題点を不特定多数の関係者が相互
に共有できるようなシステムも無かった。
【0008】
【発明の開示】そこで、本願発明は、上記した事情のも
とで考え出されたものであって、購入物件あるいはサー
ビスの提供を受ける上で生じた問題点を寄せ集めて円滑
かつ有効に解決できるように、不特定多数の関係者が相
互に問題点を共有できる事業上の問題点共有システム、
それに用いるコンピュータ装置、およびコンピュータプ
ログラムを提供することをその課題とする。
【0009】上記課題を解決するため、本願発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0010】本願発明の第1の側面によれば、物件の販
売事業またはサービスの提供事業に伴う問題点を、関係
者間で共有化するための事業上の問題点共有化システム
であって、物件の購入者またはサービスの受益者の端末
装置に対し、これら物件またはサービスの問題点を問う
登録フォームを提示し、この登録フォームに登録された
事項を問題点データとして取得する問題点データ取得手
段と、問題点データ取得手段により取得された問題点デ
ータを集約する問題点データ集約手段とを有することを
特徴とする、事業上の問題点共有化システムが提供され
る。
【0011】好ましい実施の形態によれば、問題点デー
タ取得手段は、物件の購入予定者またはサービスの受益
予定者の端末装置に対しても登録フォームを提示し、こ
の登録フォームに登録された事項を問題点データとして
取得する。
【0012】他の好ましい実施の形態によれば、問題点
データ集約手段により集約された問題点データを、物件
の販売者またはサービスの提供者の端末装置に対して送
信する問題点データ送信手段を有する。
【0013】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
問題点データ集約手段により集約された問題点データ
を、物件の販売者またはサービスの提供者とは別に問題
解決を図る仲介者の端末装置に対して送信する問題点デ
ータ送信手段を有する。
【0014】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
販売者もしくは提供者、または仲介者の端末装置から物
件またはサービスの問題点についての対応/状況情報を
受け付ける問題点対応/状況情報受付手段と、問題点対
応/状況情報受付手段により受け付けられた問題点につ
いての対応/状況情報をデータベース化し、このデータ
ベースに対する購入者、受益者、購入予定者、または受
益予定者の端末装置からのデータ照会に応じて検索結果
を返すデータベース照会手段とを有する。
【0015】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
データベース照会手段は、物件の購入希望者またはサー
ビスの受益希望者の端末装置からのデータ照会に応じて
も、その端末装置に対して検索結果を返す。
【0016】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
本システムにおいては、インターネットを介して各者の
端末装置との間でデータをやり取りする。
【0017】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
本システムは、第三者機関にて管理されるものである。
【0018】また、本願発明の第2の側面によれば、物
件の販売事業またはサービスの提供事業に伴う問題点
を、関係者間で共有化するために用いられるコンピュー
タ装置であって、物件の購入者またはサービスの受益者
の端末装置に対し、これら物件またはサービスの問題点
を問う登録フォームを提示し、この登録フォームに登録
された事項を問題点データとして取得する問題点データ
取得手段と、問題点データ取得手段により取得された問
題点データを集約する問題点データ集約手段とを有する
ことを特徴とする、コンピュータ装置が提供される。
【0019】さらに、本願発明の第3の側面によれば、
物件の販売事業またはサービスの提供事業に伴う問題点
を、関係者間で共有化するためのコンピュータ装置を制
御するためのコンピュータプログラムであって、物件の
購入者またはサービスの受益者の端末装置に対し、これ
ら物件またはサービスの問題点を問う登録フォームを提
示し、この登録フォームに登録された事項を問題点デー
タとして取得するための問題点データ取得プログラム
と、問題点データ取得プログラムに基づいて取得された
問題点データを集約するための問題点データ集約プログ
ラムとを含むことを特徴とする、コンピュータプログラ
ムが提供される。
【0020】つまり、本願発明の第1ないし第3の各側
面によれば、物件の購入者またはサービスの受益者は、
購入物件あるいはサービスの提供を受ける上で生じた問
題点を、端末装置を通じて本システムのコンピュータ装
置にデータとして登録することができる。本システムの
コンピュータ装置においては、各種の問題点について円
滑かつ有効に解決できるように、購入者あるいは受益者
から寄せ集められた問題点データが集約されるので、不
特定多数の購入者間あるいは受益者間において相互に問
題点を共有することができる。
【0021】また、物件の購入予定者またはサービスの
受益予定者も、端末装置を通じて問題点データを本シス
テムのコンピュータ装置に登録することができる。コン
ピュータ装置に集約された問題点データは、物件の販売
者もしくはサービスの提供者、またはこれらの者とは別
に問題解決を図る仲介者の端末装置に送信され、これら
販売者、提供者、または仲介者は、端末装置を通じて問
題点についての対応状況などを問題点対応/状況情報と
して本システムのコンピュータ装置に登録することがで
きる。コンピュータ装置に登録された問題点対応/状況
情報は、そのコンピュータ装置上でデータベース化さ
れ、物件の購入者、購入予定者、もしくはサービスの受
益者、受益予定者、または購入希望者、受益希望者は、
端末装置を通じて所望とする問題点対応/状況情報につ
いてデータ照会を行うことができる。本システムのコン
ピュータ装置と端末装置との間においては、インターネ
ットを介してデータがやり取りされ、コンピュータ装置
自体は第三者機関にて管理されるので、各者が都合良く
有効に本システムを活用することができる。
【0022】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0024】図1は、本願発明に係る事業上の問題点共
有化システムの一実施形態を説明するための説明図、図
2は、システムの中心的機能を果たすコンピュータ装置
の機能ブロック図である。本実施形態のシステムは、住
宅の販売事業に伴う問題点を関係者間で共有するために
構築されたものであって、図1および図2に示すよう
に、コンピュータ装置Aと、このコンピュータ装置Aに
対してアクセスを行う各者の端末装置B,C,D,E,
Fと、これらを相互に接続するためのネットワーク(特
に図示しない)などにより構成される。なお、一例とし
て住宅の問題点としては、集合住宅の共有部に関するも
のとして、外壁や梁のひび割れ、モルタル劣化や雨水浸
透による屋上の防水、機械式駐車場の錆などが挙げら
れ、専有部に関するものとして、フローリングの素材や
隙間、カビ発生などの原因となる断熱/防湿、トイレか
らの異臭などによる換気不備、障子やサッシなどの立て
付け具合などが挙げられる。
【0025】ここで、端末装置B,C,D,E,Fとし
ては、たとえばパーソナルコンピュータや携帯型電話機
などが用いられが、その主たる構成および機能について
は一般に広く知られていることから、端末装置B,C,
D,E,Fの詳細な図示説明を省略する。また、各符号
B,C,D,E,Fの端末装置は、図1に二点鎖線で示
すように同符号ごとにまとめられるが、これは、符号B
の端末装置は住宅の購入者が操作するもの、符号Cの端
末装置は購入予定者が操作するもの、符号Dの端末装置
は購入希望者が操作するもの、符号Eの端末装置は販売
者が操作するもの、符号Fの端末装置はその他の仲介者
が操作するものであることを表す。住宅の購入者とは、
すでに住宅を購入して現に入居している者、購入予定者
とは、販売者と仮契約などを結んで入居予定にある者、
購入希望者とは、住宅を購入目的で探している者、販売
者とは、住宅の販売会社に所属する者、仲介者とは、た
とえば建築士や弁護士などのように、住宅関連でのトラ
ブルについて解決支援や訴訟対応を行う調査会社や組織
などに所属する者を意味する。
【0026】また、コンピュータ装置Aと各端末装置
B,C,D,E,Fとを相互に接続するためのネットワ
ークとしては、いわゆるインターネットが利用される
が、その主たる物理的構成要件や機能については一般に
広く知られていることから、具体的な図示説明を省略す
る。さらに、コンピュータ装置Aは、CPUを制御中枢
として構成されたものであって、一般的なパーソナルコ
ンピュータなどと同様の構成を有するものであるが、特
定のコンピュータプログラムに基づくCPUのトランザ
クション機能に特徴を有することから、この点について
以下に詳述するものとし、CPUやハードディスクなど
の具体的構成については図示説明を省略する。
【0027】コンピュータ装置Aは、上述した住宅の購
入者、購入予定者、購入希望者、販売者、仲介者などと
は別に第三者機関にて管理されるものであって、それ自
体がWWW(World Wide Web)サーバとしての機能を備
えたもの、あるいはWWWサーバと通信可能なものであ
る。コンピュータ装置AのCPUは、図2に示すよう
に、問題点データ取得手段10、問題点データ集約手段
11、自動連携手段12、販売者に対応する問題点デー
タ送信手段20と問題点対応/状況情報受付手段30、
仲介者に対応する問題点データ送信手段40と問題点対
応/状況情報受付手段50、購入者、購入予定者、およ
び購入希望者に対応するデータベース照会手段60、な
らびに各種設定事項登録手段70として機能する。ま
た、ストレージデバイスとなるハードディスクには、本
システムを運用するにあたって必要不可欠な各種設定事
項をデータとして含む基本データベース80と、各者の
間で共有化されるデータを含む応用データベース90と
が格納されている。
【0028】問題点データ取得手段10は、住宅の購入
者または購入希望者の各端末装置B,Cからのブラウザ
ソフトを介したアクセスに応じて、CGI(Common Gat
ewayInterface)やISAPI(Internet Server Appli
cation Programming Interface )に基づいて登録フォ
ームを各端末装置B,C上で閲覧できるように送信し、
各端末装置B,Cにて登録フォームに登録された事項を
問題点データとして取得するといった機能を果たす。こ
れら登録フォームや問題点データの詳細については後述
する。
【0029】問題点データ集約手段11は、購入者また
は購入希望者から取得した問題点データを各者ごとに問
題点個別データに分類する一方、同類の問題点個別デー
タをまとめてその集計件数を含む問題点集約データを作
成し、これら問題点個別データおよび問題点集約データ
をデータベース化して応用データベース90を編成・更
新するといった機能を果たす。なお、これら問題点個別
データおよび問題点集約データの詳細については後述す
る。
【0030】自動連携手段12は、問題点データ集約手
段11と後述の問題点データ送信手段20,40とを連
携させるものであって、購入者または購入希望者から問
題点データを取得した場合、基本データベース80に含
まれるマスタファイルを参照してこの時点での問題点デ
ータに対応すべき販売者や仲介者を特定し、これら販売
者や仲介者の端末装置E,Fに問題点データを伝えるこ
とを問題点データ送信手段20,40に対して要求する
といった機能を果たす。また、自動連携手段12は、各
問題点データ送信手段20,40と応用データベース9
0とを連携させるといった機能をも果たす。なお、マス
タファイルの詳細については後述する。
【0031】問題点データ送信手段20,40は、上記
した自動連携手段12からの要求に応じて販売者、仲介
者の各端末装置E,Fに問題点データを自動的に送信す
るといった機能を果たす。また、問題点データ送信手段
20,40は、各端末装置E,Fからのブラウザソフト
を介した照会アクセスに応じて、CGIやISAPIに
基づいて応用データベース90に含まれる問題点集約デ
ータを検索し、その検索結果を各端末装置E,F上で閲
覧できるように送信するといった問題点集約データ照会
手段21,41としての機能を果たす一方、同様に、応
用データベース90に含まれる問題点個別データを検索
し、その検索結果を各端末装置E,F上で閲覧できるよ
うに送信するといった問題点個別データ照会手段22,
42としての機能を果たす。なお、問題点データ送信手
段20,40が各端末装置E,Fに対して問題点データ
を自動的に送信する際には、たとえば電子メールに問題
点データを含めて送信できるが、受信側で復元可能であ
れば電子メールとは異なるものでも良い。
【0032】問題点対応/状況情報受付手段30,50
は、問題点データに対して対応すべき内容、あるいはそ
の把握状況などを問題点対応/状況情報とし、このよう
な情報を含めて販売者、仲介者の各端末装置E,Fから
送信されてくる、たとえば電子メールを受け付ける一
方、問題点対応/状況情報をデータベース化して応用デ
ータベース90を編成・更新するといった機能を果た
す。なお、問題点対応/状況情報は、電子メールを介し
てやり取りされるが、受信側となるコンピュータ装置A
で復元可能であれば電子メールとは異なるデータ形式で
やり取りされるとしても良い。
【0033】データベース照会手段60は、購入者、購
入予定者、または購入希望者の各端末装置B,C,Dか
らのブラウザソフトを介した照会アクセスに応じて、C
GIやISAPIに基づいて応用データベース90に含
まれる問題点集約データ、問題点個別データ、問題点対
応/状況情報を検索し、その検索結果を各端末装置B,
C,D上で閲覧できるように送信するといった機能を果
たす。特に、購入者、購入予定者、または購入希望者か
らの照会に応じて、問題点集約データおよび問題点個別
データを検索結果として返す機能については、問題点集
計/個別データ照会手段61が担当し、購入者または購
入予定者からの照会に応じて問題点対応/状況情報を検
索結果として返す機能については、問題点状況照会手段
62が担当するように役割分担されている。
【0034】各種設定事項登録手段70は、第三者機関
における管理者が後述する登録フォームやマスタファイ
ルをデータベース化して基本データベース80に登録す
るための機能を果たす。
【0035】基本データベース80には、後述する登録
フォームおよび各種のマスタファイルが含まれる。その
一方、応用データベース90には、後述する問題点個別
データ、問題点集約データ、および問題点対応/状況情
報が含まれる。
【0036】ここで、登録フォームとは、住宅の購入者
または購入予定者が各端末装置B,Cを介してアンケー
ト対話形式で問題点データを登録するためのものであっ
て、以下に説明するメタファイルとしての問題点抽出デ
ータファイルに基づいて規定されている。このような登
録フォームに従って登録された問題点データは、問題点
抽出データファイルに応じたデータ構造を有する問題点
個別データに細分化される。マスタファイルとは、問題
点データ(問題点個別データ)を取り扱うべき販売者や
仲介者を特定するためのものであって、以下に説明する
メタファイルとしての名称マスタ、複数の分類コードマ
スタ、発生場所マスタなどに分類されている。問題点個
別データとは、1つの問題点についての内容を記したも
のであって、複数あるいは1つの問題点を含む問題点デ
ータから問題点抽出データファイルに基づいて生成され
る。問題点集約データとは、同種の問題点ごとにその内
容や集計件数を記したものであって、以下に説明するメ
タファイルとしての問題点集約データファイルに基づい
て生成される。問題点対応/状況情報とは、住宅の購入
者または購入予定者が現に登録した問題点に対し、販売
者あるいは仲介者の回答内容を記したものであって、問
題点集約データファイルに基づいて生成される。
【0037】次に、図3は、問題点抽出データファイル
を説明するための説明図、図4は、各種のマスタファイ
ルを説明するための説明図、図5は、問題点集約データ
ファイルを説明するための説明図であって、これらにつ
いて簡単に説明する。まず、図3に示すように、問題点
抽出データファイルによれば、データSEQ、属性情
報、入居者(購入者または購入希望者)属性情報、管理
組合情報、販売者情報、問題点情報、日付情報などを、
問題点データあるいは問題点個別データの内容に含める
ものとされる。特に、上記した問題点情報には、1つの
問題点について大分類、中分類、小分類、場所分類など
のほか、たとえば自動連携(送信)すべき仲介者が所属
する調査会社を特定するための自動連携情報が含まれ
る。なお、自動連携情報としては、もちろん販売者が所
属する販売会社を特定するための場合もあり、このよう
な自動連携情報によれば、コードに基づいて販売者や仲
介者の電子メールアドレスを特定することができる。ま
た、自動連携情報や日付情報などは、購入者や購入予定
者が登録フォームに従って問題点を登録する際に入力す
る必要はなく、自動的に割り振られるものである。
【0038】図4に示すように、マスタファイルには、
本コンピュータ装置Aにあらかじめ登録された販売会社
や調査会社などの名称マスタ、大分類に該当する問題点
とそれに対処すべき調査会社などとの対応関係を記した
分類コード1マスタ、中分類に該当する問題点とそれに
対処すべき調査会社などとの対応関係を記した分類コー
ド2マスタ、小分類に該当する問題点とそれに対処すべ
き調査会社などとの対応関係を記した分類コード3マス
タ、問題点の発生場所についてあらかじめ登録された発
生場所マスタなどがある。このような各種のマスタファ
イルを参照することにより、先述した自動連携情報が自
動的に求められる。
【0039】図5に示すように、問題点集約データファ
イルによれば、販売者情報、ブランド情報、問題点情
報、分類コードごとの集約情報、個別問題リンク情報、
調査会社対処情報、販売会社対処情報などを、問題点集
約データあるいは問題点対応/状況情報の内容に含める
ものとされる。つまり、問題点個別データ、問題点集約
データ、および問題点対応/状況情報は、互いに関連付
けされたデータベース構造とされており、購入者、購入
予定者、または購入希望者は、各端末装置B,C,Dか
ら照会アクセスを行う際、目的とするデータや情報をブ
ラウザソフトを通じて探しやすいものとされる。
【0040】たとえば、購入者、購入予定者、および購
入希望者に共通する利点としては、問題点集約データに
基づいて販売会社やブランド、あるいは分類コードごと
に集計件数を照会したり、さらには問題点に対する平均
解決期間を照会したりすることができる。購入者および
購入予定者に共通する利点としては、アンケート対話方
式により問題点データを登録したり、登録した問題点デ
ータを最適な仲介者が所属する調査会社などに自動的に
伝えたりすることができる。調査会社の利点としては、
問題点個別データおよび問題点集約データを自動的に蓄
積し、ある問題点についての精査や対処方法などを初回
についてのみ回答するだけで良く、販売会社などとの交
渉内容や検証方法などについても適宜回答することがで
きる。販売会社の利点としては、自社分の問題点個別デ
ータや問題点集約データについては自動的に連携を図る
一方で、他社分については照会したりすることができ
る。また、問題点に対する対処内容については、問題点
対応/状況情報として登録することができ、その結果、
購入者個人と調査会社などとの連携した良好な関係を築
くことができ、さらには、購入者などの要求事項を的確
に判断/分析することができる。
【0041】次に、コンピュータ装置Aの各処理を図面
に基づいて説明する。
【0042】図6は、問題点データ登録処理を示すフロ
ーチャートであって、この図に示すように、コンピュー
タ装置AのCPUは、インターネットに接続された住宅
購入者や購入予定者の端末装置B,CからURL(Unif
orm Resource Locator)に基づく登録フォームのアドレ
ス指定を受けると(S1:YES)、そのアドレスに基
づいて基本データベース80に格納された登録フォーム
を読み出し、この登録フォームを端末装置B,Cに対し
て送信する(S2)。これにより、端末装置B,Cの画
面上には、登録フォームが表示され、端末装置B,Cを
操作する購入者や購入予定者は、登録フォームに従って
住宅に関する問題点や、その他の必要な情報を入力する
ことができる。
【0043】登録フォームに従って問題点などの必要事
項が入力された後、端末装置B,Cから登録を要求する
コマンドを受信すると(S3:YES)、CPUは、そ
のコマンドに続いて端末装置B,Cから送信され、登録
フォームに従って入力された事項を問題点データとして
取得する(S4)。このような問題点データには、複数
の問題点が含まれることもある。
【0044】続いて、CPUは、取得した問題点データ
を細分化し(S5)、問題点個別データを生成するとと
もに、この問題点個別データを応用データベース90に
組み込む(S6)。
【0045】さらに、CPUは、生成した問題点個別デ
ータに基づいて問題点データ集約処理を行う(S7)。
この問題点データ集約処理については後述する。
【0046】最終的に、CPUは、問題点データ集約処
理の結果として得られた問題点集約データを編成し、こ
の問題点集約データを応用データベース90に組み込み
(S8)、その後、この問題点データ登録処理を終え
る。
【0047】S3において、端末装置B,Cから登録を
要求するコマンドが発信されない場合(S3:NO)、
CPUは、そのコマンドが送られてくるまで待機する。
【0048】S1において、登録フォームのアドレス指
定が無い場合(S1:NO)、CPUは、登録フォーム
のアドレス指定を受けるまで待機する。
【0049】次に、図7は、問題点データ集約処理を示
すフローチャートであって、この図に示すように、コン
ピュータ装置AのCPUは、問題点個別データに含まれ
る分類コード3について、同じ内容の情報を含む問題点
個別データを集約し、その集計件数などとともに分類コ
ード3についての問題点を記した問題点集約データを生
成する(S11)。
【0050】同様に、CPUは、問題点個別データに含
まれる分類コード2や分類コード1について、同じ内容
の情報を含む問題点個別データを集約し、その集計件数
などとともに分類コード2や分類コード1ごとに問題点
を記した問題点集約データを生成する(S12,S1
3)。
【0051】また、CPUは、問題点個別データに含ま
れる属性情報としてのブランドについて、同じブランド
に該当する問題点個別データを集約し、その集計件数な
どとともにブランドに関する問題点を記した問題点集約
データを生成する(S14)。
【0052】さらに、CPUは、問題点個別データに含
まれる販売者情報としての販売会社について、同じ販売
会社に該当する問題点個別データを集約し、その集計件
数などとともに販売会社に関する問題点を記した問題点
集約データを生成し(S15)、この問題点データ集約
処理を終える。
【0053】次に、図8は、問題点データ自動連携処理
を示すフローチャートであって、この図に示すように、
コンピュータ装置AのCPUは、上述した問題点データ
登録処理により問題点データを取得すると(S21:Y
ES)、取得した問題点データに基づいて問題点個別デ
ータを生成する一方で、この問題点個別データに含める
べき自動連携情報に基づいて送信先となる調査会社や販
売会社のメールアドレスを特定する(S22)。
【0054】そして、CPUは、特定したメールアドレ
スに宛てて問題点個別データを含む電子メールを送信し
(S23)、この問題点データ自動連携処理を終える。
【0055】S21において、問題点データを取得しな
い場合(S21:NO)、CPUは、問題点データを取
得するまで待機する。
【0056】次に、図9は、問題点対応/状況情報受付
処理を示すフローチャートであって、この図に示すよう
に、コンピュータ装置AのCPUは、電子メールなどに
よって調査会社や販売会社から問題点対応/状況情報を
受信すると(S31:YES)、その問題点対応/状況
情報を対応する問題点個別データに関連付けして応用デ
ータベース90に組み込み(S32)、その後、この問
題点対応/状況情報受付処理を終える。なお、S31に
おいて、問題点対応/状況情報を受信しない場合(S3
1:NO)、CPUは、その問題点対応/状況情報を受
信するまで待機する。
【0057】次に、図10は、データベース照会処理を
示すフローチャートであって、この図に示すように、コ
ンピュータ装置AのCPUは、インターネットに接続さ
れた購入者の端末装置Bからデータベースの照会が要求
されると(S41:YES)、その端末装置Bに対して
問題点対応/状況情報照会処理を行う(S42)。この
問題点対応/状況情報照会処理とは、応用データベース
90に組み込まれた問題点対応/状況情報について検索
などを行う処理であって、以下の手順に従って進められ
る。まず、検索の実行前には、検索条件などを入力する
ための検索フォームが端末装置Bに対して送信される。
その後、端末装置Bを操作する購入者が検索フォームに
従って検索条件などを入力確定すると、端末装置Bから
コンピュータ装置Aに対して検索条件が伝えられる。そ
して、検索条件に該当する問題点対応/状況情報が応用
データベース90から探し出されると、その問題点対応
/状況情報が検索結果として端末装置Bに送られること
となり、購入者は、目的とする問題点対応/状況情報を
閲覧できるのである。
【0058】また、CPUは、端末装置Bに対して問題
点集約データ照会処理や問題点個別データ照会処理を行
い(S43,S44)、その後、このデータベース照会
処理を終える。ここで、問題点集約データ照会処理や問
題点個別データ照会処理とは、応用データベース90に
組み込まれた問題点集約データや問題点個別データにつ
いて検索などを行う処理であって、上記問題点対応/状
況情報照会処理と同様の手順に従って進められる。な
お、問題点対応/状況情報照会処理、問題点集約データ
照会処理、および問題点個別データ照会処理は、その順
に必ずしも実行されるものではない。たとえば、最初に
問題点個別データを検索結果として得た後、その問題点
個別データに関連付けられた問題点対応/状況情報をリ
ンク情報として呼び出すようにしても良い。
【0059】同様に、購入者の端末装置Bからではなく
(S41:NO)、購入予定者の端末装置Cからデータ
ベースの照会が要求された場合にも(S45:YE
S)、CPUは、S42,S43,S44の問題点対応
/状況情報照会処理、問題点集約データ照会処理、およ
び問題点個別データ照会処理を行う。
【0060】一方、購入者や購入予定者の端末装置B,
Cからではなく(S45:NO)、販売者の端末装置E
からデータベースの照会が要求された場合(S46:Y
ES)、CPUは、S43,S44の問題点集約データ
照会処理および問題点個別データ照会処理を行う。これ
は、調査会社に所属する仲介者の端末装置Fからデータ
ベースの照会が要求された場合についても同様である。
【0061】また、販売者の端末装置Eからでもなく、
購入希望者の端末装置Dからデータベースの照会が要求
された場合(S47:YES)、CPUは、S43と同
様の問題点集約データ照会処理のみを行う(S48)。
【0062】なお、データベース照会について許可され
ていない者の端末装置からデータベースの照会が要求さ
れた場合(S47:NO)、CPUは、いずれの照会処
理も行うことはない。なお、データベースの照会につい
て許可を得るには、利用者にIDやパスワードの送信を
義務付けるようにすれば良い。
【0063】次に、図11は、問題点データ照会処理を
示すフローチャートであって、この図に示す問題点デー
タ照会処理とは、図10のS43,S44をさらに具体
的に例示したものである。コンピュータ装置AのCPU
は、問題点集約データの照会が要求されると(S51:
YES)、その要求元となる端末装置に対し、検索条件
として集約分類を指定するための検索フォームを送信す
る(S52)。このような検索フォームによれば、検索
条件として分類コード、ブランド、販売会社などを選択
的に指定することができる。
【0064】その後、端末装置を操作する利用者が検索
フォームに従って検索条件などを入力確定することによ
り、その端末装置から検索条件を受信すると(S53:
YES)、CPUは、受信した検索条件に該当する問題
点集約データについての検索を応用データベース90に
対して行い、その結果、該当する問題点集約データが存
在する場合、その問題点集約データを端末装置に対して
提示する(S54)。その後、CPUは、この問題点デ
ータ照会処理を終える。なお、検索条件に該当する問題
点集約データが応用データベース90に存在しない場
合、CPUは、その旨のメッセージなどを端末装置に対
して提示することとなる。
【0065】S53において、端末装置から検索条件を
受信しない場合(S53:NO)、CPUは、検索条件
を受信するまで待機する。
【0066】S51において、問題点個別データの照会
が要求された場合(S51:NO)、CPUは、その要
求元となる端末装置に対し、検索条件として詳細分類を
指定するための検索フォームを送信する(S55)。こ
のような検索フォームによれば、検索条件として分類コ
ード、ブランド、販売会社などのほか、入居者属性情報
やデータ登録日を示す日付情報などといった詳細な事項
についても選択的に指定することができる。
【0067】その後、端末装置を操作する利用者が検索
フォームに従って検索条件などを入力確定することによ
り、その端末装置から検索条件を受信すると(S56:
YES)、CPUは、受信した検索条件に該当する問題
点個別データについての検索を応用データベース90に
対して行い、その結果、該当する問題点個別データが存
在する場合、その問題点個別データを端末装置に対して
提示し(S57)、この問題点データ照会処理を終え
る。なお、この場合においても、検索条件に該当する問
題点個別データが応用データベース90に存在しない場
合には、その旨のメッセージなどが端末装置に対して提
示されることとなる。
【0068】S56において、端末装置から検索条件を
受信しない場合(S56:NO)、CPUは、検索条件
を受信するまで待機する。
【0069】したがって、上記コンピュータ装置Aを備
えた本システムによれば、住宅の購入者あるいは購入予
定者は、住宅において生じた問題点を端末装置B,Cを
通じて本システムのコンピュータ装置Aに問題点データ
として登録することができる。コンピュータ装置Aにお
いては、各種の問題点について円滑かつ有効に解決でき
るように、購入者あるいは購入予定者から寄せ集められ
た問題点データが集約されるので、不特定多数の購入者
や購入予定者の間において相互に問題点を共有すること
ができる。
【0070】また、コンピュータ装置Aに集約された問
題点データは、住宅の販売者や調査会社に自動的に送信
され、これら販売者や調査会社の仲介者は、端末装置
E,Fを通じて問題点についての対応状況などを問題点
対応/状況情報として本システムのコンピュータ装置A
に登録することができるので、これらの者も問題点を共
有して有効かつ早急に解決策を示すことができる。
【0071】さらに、コンピュータ装置Aに登録された
問題点対応/状況情報については、購入者、購入予定
者、購入希望者が応用データベース90に対して照会す
ることで閲覧することができ、1つの問題解決策を示す
問題点対応/状況情報により複数の住宅上における問題
点を一気に解決することができる。本システムのコンピ
ュータ装置Aと各端末装置B,C,D,E,Fとの間に
おいては、インターネットを介してデータや情報がやり
取りされ、コンピュータ装置A自体は第三者機関にて管
理されるので、各者が都合良く有効に本システムを活用
することができる。特に、購入希望者は、住宅の選定に
際して問題点集約データを閲覧することにより、販売会
社やブランドごとに問題点の発生頻度や解決状況などを
確認できるので、住宅購入前の意志決定支援に役立てる
ことができる。
【0072】なお、本願発明は、上記の実施形態に限定
されるものではない。
【0073】上記実施形態で登場した販売者や調査会社
などと同様に、管理組合や管理会社の端末装置との間で
データや情報をやり取りできるとしても良い。管理組合
とは、たとえば集合住宅の入居者の代表者などで構成さ
れる私設組織であって、販売会社や対外組織との窓口の
役目を果たすものを意味し、また、管理会社とは、各入
居者より請け負い、建物の維持管理などを行う販売会社
の系列傘下に属するものを意味する。
【0074】システムとしては、コンピュータ装置Aお
よび購入者の端末装置Bのみで完結するものとし、コン
ピュータ装置Aは、基本データベース80および応用デ
ータベース90のほか、問題点データ取得手段10およ
び問題点データ集約手段11を備えただけの構成として
も良い。
【0075】あるいは、システムとしては、コンピュー
タ装置Aや購入者の端末装置Bのほか、購入予定者の端
末装置Cのみで完結するものとしても良い。
【0076】また、システムとしては、コンピュータ装
置Aや上記各者の端末装置B,Cのほか、販売者の端末
装置Eのみで完結するものとしたり、あるいは調査会社
に所属する仲介者の端末装置Fのみで完結するものとし
ても良く、コンピュータ装置Aは、基本および応用デー
タベース80,90、問題点データ取得手段10、なら
びに問題点データ集約手段11に加えて、自動連携手段
12および問題点データ送信手段20,40を備えただ
けの構成としても良い。
【0077】さらに、システムとしては、購入者の端末
装置Bからのデータベース照会のみに応じたり、あるい
は購入予定者の端末装置Cからのデータベース照会のみ
に応じたりするものであっても良い。
【0078】図2に示した各手段やデータベースは、複
数のコンピュータ装置に分担して各機能が実現されると
しても良い。
【0079】上記実施形態は、住宅販売事業に適用した
例であるが、自動車や食品などの販売事業、さらには医
療などのサービス提供事業にも本願発明を適用しても良
い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、物件の購入者またはサービスの受益者は、購入物件
あるいはサービスの提供を受ける上で生じた問題点を、
端末装置を通じて本システムのコンピュータ装置にデー
タとして登録することができる。本システムのコンピュ
ータ装置においては、各種の問題点について円滑かつ有
効に解決できるように、購入者あるいは受益者から寄せ
集められた問題点データが集約されるので、不特定多数
の購入者間あるいは受益者間において相互に問題点を共
有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る事業上の問題点共有化システム
の一実施形態を説明するための説明図である。
【図2】システムの中心的機能を果たすコンピュータ装
置の機能ブロック図である。
【図3】問題点抽出データファイルを説明するための説
明図である。
【図4】各種のマスタファイルを説明するための説明図
である。
【図5】問題点集約データファイルを説明するための説
明図である。
【図6】問題点データ登録処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】問題点データ集約処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】問題点データ自動連携処理を示すフローチャー
トである。
【図9】問題点対応/状況情報受付処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】データベース照会処理を示すフローチャート
である。
【図11】問題点データ照会処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
A コンピュータ装置 B〜F 端末装置 10 問題点データ取得手段 11 問題点データ集約手段 12 自動連携手段 20 問題点データ送信手段 21 問題点集約データ照会手段 22 問題点個別データ照会手段 30 問題点対応/状況情報受付手段 40 問題点データ送信手段 41 問題点集約データ照会手段 42 問題点個別データ照会手段 50 問題点対応/状況情報受付手段 60 データベース照会手段 61 問題点集計/個別データ照会手段 62 問題点状況照会手段 70 各種設定事項登録手段 80 基本データベース 90 応用データベース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物件の販売事業またはサービスの提供事
    業に伴う問題点を、関係者間で共有化するための事業上
    の問題点共有化システムであって、 上記物件の購入者または上記サービスの受益者の端末装
    置に対し、これら物件またはサービスの問題点を問う登
    録フォームを提示し、この登録フォームに登録された事
    項を問題点データとして取得する問題点データ取得手段
    と、 上記問題点データ取得手段により取得された問題点デー
    タを集約する問題点データ集約手段と、 を有することを特徴とする、事業上の問題点共有化シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記問題点データ取得手段は、上記物件
    の購入予定者または上記サービスの受益予定者の端末装
    置に対しても上記登録フォームを提示し、この登録フォ
    ームに登録された事項を問題点データとして取得する、
    請求項1に記載の事業上の問題点共有化システム。
  3. 【請求項3】 上記問題点データ集約手段により集約さ
    れた問題点データを、上記物件の販売者または上記サー
    ビスの提供者の端末装置に対して送信する問題点データ
    送信手段を有する、請求項1または2に記載の事業上の
    問題点共有化システム。
  4. 【請求項4】 上記問題点データ集約手段により集約さ
    れた問題点データを、上記物件の販売者または上記サー
    ビスの提供者とは別に問題解決を図る仲介者の端末装置
    に対して送信する問題点データ送信手段を有する、請求
    項1ないし3のいずれかに記載の事業上の問題点共有化
    システム。
  5. 【請求項5】 上記販売者もしくは提供者、または上記
    仲介者の端末装置から上記物件またはサービスの問題点
    についての対応/状況情報を受け付ける問題点対応/状
    況情報受付手段と、 上記問題点対応/状況情報受付手段により受け付けられ
    た問題点についての対応/状況情報をデータベース化
    し、このデータベースに対する上記購入者、受益者、購
    入予定者、または受益予定者の端末装置からのデータ照
    会に応じて検索結果を返すデータベース照会手段とを有
    する、請求項3または4に記載の事業上の問題点共有化
    システム。
  6. 【請求項6】 上記データベース照会手段は、上記物件
    の購入希望者または上記サービスの受益希望者の端末装
    置からのデータ照会に応じても、その端末装置に対して
    検索結果を返す、請求項5に記載の事業上の問題点共有
    化システム。
  7. 【請求項7】 本システムにおいては、インターネット
    を介して上記各者の端末装置との間でデータをやり取り
    する、請求項1ないし6のいずれかに記載の事業上の問
    題点共有化システム。
  8. 【請求項8】 本システムは、第三者機関にて管理され
    るものである、請求項1ないし7のいずれかに記載の事
    業上の問題点共有化システム。
  9. 【請求項9】 物件の販売事業またはサービスの提供事
    業に伴う問題点を、関係者間で共有化するために用いら
    れるコンピュータ装置であって、 上記物件の購入者または上記サービスの受益者の端末装
    置に対し、これら物件またはサービスの問題点を問う登
    録フォームを提示し、この登録フォームに登録された事
    項を問題点データとして取得する問題点データ取得手段
    と、 上記問題点データ取得手段により取得された問題点デー
    タを集約する問題点データ集約手段と、 を有することを特徴とする、コンピュータ装置。
  10. 【請求項10】 物件の販売事業またはサービスの提供
    事業に伴う問題点を、関係者間で共有化するためのコン
    ピュータ装置を制御するためのコンピュータプログラム
    であって、 上記物件の購入者または上記サービスの受益者の端末装
    置に対し、これら物件またはサービスの問題点を問う登
    録フォームを提示し、この登録フォームに登録された事
    項を問題点データとして取得するための問題点データ取
    得プログラムと、 上記問題点データ取得プログラムに基づいて取得された
    問題点データを集約するための問題点データ集約プログ
    ラムと、 を含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。
JP2001076322A 2001-03-16 2001-03-16 事業上の問題点共有化システム、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム Withdrawn JP2002279161A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076322A JP2002279161A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 事業上の問題点共有化システム、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
US09/906,058 US20020133366A1 (en) 2001-03-16 2001-07-17 Problem joint system for facilitating problem-solving

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076322A JP2002279161A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 事業上の問題点共有化システム、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002279161A true JP2002279161A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18933277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001076322A Withdrawn JP2002279161A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 事業上の問題点共有化システム、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020133366A1 (ja)
JP (1) JP2002279161A (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04260132A (ja) * 1991-02-15 1992-09-16 Hitachi Ltd 問題解決システム
JP3455790B2 (ja) * 1995-06-30 2003-10-14 富士通株式会社 情報検索に利用するノウハウ管理装置
US6272481B1 (en) * 1996-05-31 2001-08-07 Lucent Technologies Inc. Hospital-based integrated medical computer system for processing medical and patient information using specialized functional modules
US6385609B1 (en) * 1998-04-23 2002-05-07 Lucent Technologies Inc. System and method for analyzing and displaying telecommunications switch report output

Also Published As

Publication number Publication date
US20020133366A1 (en) 2002-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6922701B1 (en) Generating cad independent interactive physical description remodeling, building construction plan database profile
US8145661B1 (en) Systems and methods for a home area recommender
US8095403B2 (en) System and method for provision of maintenance information and products
Kong et al. Enabling information sharing between E-commerce systems for construction material procurement
JP6713616B2 (ja) 取引支援システム
US20030163471A1 (en) Method, system and storage medium for providing supplier branding services over a communications network
WO2005072280A2 (en) Method and system for searching and structuring purchase information and conducting purchase transactions
US20020188528A1 (en) Part mapping system and method
JP2002056054A (ja) オンライン建築データベース登録・検索・管理システム
TWI655603B (zh) Information service system and method
JP2002259754A (ja) 仮想住宅展示場および住宅展示方法
JP2002279161A (ja) 事業上の問題点共有化システム、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
WO2002037341A1 (fr) Procede de support de plan d'installation, ordinateur serveur de systeme de support de plan d'installation, et ordinateur client de systeme de plan d'installation
JP4256598B2 (ja) ベンダ情報管理システム
US20030033269A1 (en) Method, system and program product for maintaining information regarding an item
JP2002328939A (ja) 公開情報自動収集システム
JP2002092295A (ja) 通信ネットワークを用いた店舗の販売管理システム
JP2002056319A (ja) リース商品選定システムまたはリース管理サーバ
JP2003022385A (ja) 増改築見積発行システム,情報処理装置,増改築見積発行方法及びプログラム並びに記録媒体
JP2002342620A (ja) インターネットを利用して運用される住宅建設資材の受発注支援システム
JP2001175709A (ja) 住宅情報提供・管理システム
JP2003534584A (ja) プロジェクトコストの評価システムと評価方法
JP2001265959A (ja) 情報仲介装置、情報仲介方法、情報仲介プログラムを格納したコンピュータ可読の記憶媒体、及び情報仲介プログラム
JP3604624B2 (ja) 建設資材販売管理システム
JP2004102922A (ja) アプリケーション仲介サーバ及びアプリケーション仲介方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603