JP2002278850A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002278850A
JP2002278850A JP2001073170A JP2001073170A JP2002278850A JP 2002278850 A JP2002278850 A JP 2002278850A JP 2001073170 A JP2001073170 A JP 2001073170A JP 2001073170 A JP2001073170 A JP 2001073170A JP 2002278850 A JP2002278850 A JP 2002278850A
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Hideo Isogai
英夫 磯貝
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/349Arrangements for evaluating degradation, retention or wearout, e.g. by counting erase cycles
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/102External programming circuits, e.g. EPROM programmers; In-circuit programming or reprogramming; EPROM emulators

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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き換え回数に制限がある不揮発性メモリの
寿命を、擬制的に延ばす技術を提供する。 【解決手段】 本発明による半導体装置は、書き換え回
数が制限されている不揮発性メモリ(4)と、制御ユニ
ット(2)とを備えている。不揮発性メモリ(4)は、
一の記憶データを記憶するために割り当てられているデ
ータ領域(7)と、第1〜第n状態のうちのいずれかの
状態にある第1ポインタ記憶領域(81)とを含む。デ
ータ領域(7)は、複数の第1〜第n記憶領域(71
〜71)(nは、2以上の自然数)を備えている。制
御ユニット(2)は、第1ポインタ記憶領域(81)が
第1〜第n状態のうちの第i状態(iは、1以上n以下
の整数)にあるときに前記記憶データを更新する場合、
第1〜第n記憶領域(71〜71)のうちの第i’
記憶領域(71i’)に前記記憶データを書き込む。更
に、制御ユニット(2)は、第1ポインタ記憶領域
(8)を第1〜第n状態のうちの第i’状態に遷移す
る。ここで、i’は、1≦i≦n−1のとき、i’=i
+1であり、i=nのとき、i’=1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関す
る。本発明は、特に、書換え回数に制限がある不揮発性
メモリを内蔵した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROM(Electricall
y Erasable Programable Re
ad Only Memory)、フラッシュメモリ、
FeRAM(Ferroelectric Rando
m Access Memory)のような不揮発性メ
モリが知られている。電源の供給がなくても不揮発的に
データを保存する不揮発性メモリは、ICカードのデー
タの記憶装置として好適である。
【0003】このような不揮発性メモリには、現状で
は、書き換え回数に制限がある。EEPROMの書き換
え回数は10回程度に、フラッシュメモリの書き換え
回数は10回程度に、FeRAMの書き換え回数は1
10回程度に、それぞれ制限されているのが現状であ
る。
【0004】書き換え回数に基づいて記憶領域のローテ
ーションを行うことにより、不揮発性メモリの書き換え
回数の制約の問題を解決しようとするデータ管理方式
が、公開特許公報(特開平5−151097)に知られ
ている。図14は、公知のそのデータ管理方式が適用さ
れている書換回数制限型メモリを示す。当該書換回数制
限型メモリは、管理部101と制御部102と複数の記
憶領域103とを備えている。管理部101は、各記憶
領域103の書き換え回数を管理する。制御部102
は、各記憶領域103の書き換え回数に基づいて、記憶
領域103のうちからデータの書込みが行われる記憶領
域を選択する。制御部102は、記憶領域103の書換
え回数を比較して最小書換数記憶領域を選択する。その
最小書換数記憶領域が書換えの対象になる。
【0005】図15は、公知の書換回数制限型メモリの
動作を示す。記憶領域103のうちの第1記憶領域10
が既に5回書換えられ、記憶領域103のうちの第
2記憶領域103が未使用であるとする。第1記憶領
域103と第2記憶領域103の書換え回数が比較
され、書換え回数が少ない第2記憶領域103がデー
タ書換えの対象として選択される。第1記憶領域103
の内容が第2記憶領域103に複写され、以後、第
2記憶領域103が使用される。第1記憶領域103
は消去される。第1記憶領域103は、第2記憶領
域103の書換え回数が第1記憶領域103の書換
え回数を超えるまでは、使用されない。
【0006】このように、複数の記憶領域103のうち
の最小書換数記憶領域が常に使用されるように記憶領域
103のローテーションが行われる。これにより、記憶
領域103が均等にアクセスされ、記憶領域103の数
がNである場合には、記憶領域103の寿命がN倍にな
る。
【0007】公知のそのデータ管理方式では、記憶領域
103のうちのいずれを書換え対象とするかを決定する
ために、記憶領域103の全ての書換え回数を参照し、
更に比較する必要がある。これは、書換え対象となる記
憶領域を決定する処理を複雑にする。
【0008】書き換え回数に制限がある不揮発性メモリ
の寿命を、擬制的に延ばす他の技術が提供されることが
望まれる。とりわけ、書換え対象となる記憶領域を簡便
に決定しながら記憶領域のローテーションを行い、書き
換え回数に制限がある不揮発性メモリの寿命を、擬制的
に延ばす技術が提供されることが望まれる。
【0009】また、このような不揮発性メモリでは、不
揮発性メモリへのアクセスが行われている間に不揮発性
メモリへの電源の供給が遮断されても、不揮発性メモリ
に保存されているデータが破壊されないことが望まれ
る。不揮発性メモリがICカードのデータの記憶装置と
して使用される場合、電源の供給が突然断たれる事態が
頻繁に発生することが想定される。例えば、接触型IC
カードに不揮発性メモリが使用される場合、接触型IC
カードが電源供給端子から使用者により突然引き抜かれ
ることある。更に、電波により電源が供給される非接触
型ICカードが、電波の発信器から離れると、必要な電
源電圧が維持できなくなることがある。ICカードが日
常生活で実際に使用される場合、このような電源の供給
の遮断は、不揮発性メモリへのアクセスが行われている
最中に発生することが想定される。不揮発性メモリがI
Cカードのデータの記憶装置として使用される場合、電
源の供給が遮断されても、不揮発性メモリに保存されて
いるデータが破壊されないことが重要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、書き
換え回数に制限がある不揮発性メモリの寿命を、擬制的
に延ばす技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、書換え対象となる記
憶領域を簡便に決定しながら記憶領域のローテーション
を行うことにより、書き換え回数に制限がある不揮発性
メモリの寿命を、擬制的に延ばす技術を提供することに
ある。
【0012】本発明の更に他の目的は、不揮発性メモリ
へのアクセスが行われている間に不揮発性メモリへの電
源の供給が遮断されたときに、不揮発性メモリに保存さ
れているデータが破壊されるリスクを減少する技術を提
供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、不揮発性メモリ
への電源の供給が遮断されたとき、不揮発性メモリへの
電源の供給が遮断されたことを検出する技術を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段は、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の複数の実
施の形態のうちの、少なくとも1つの実施の形態を構成
する技術的事項、特に、その実施の形態に対応する図面
に表現されている技術的事項に付せられている参照番
号、参照記号等に一致している。このような参照番号、
参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態の技
術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよう
な対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形
態の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しな
い。
【0015】本発明による半導体装置は、不揮発性メモ
リ(4)と、制御ユニット(2)とを備えている。不揮
発性メモリ(4)は、一の記憶データを記憶するために
割り当てられているデータ領域(7)と、第1〜第n状
態のうちのいずれかの状態にある第1ポインタ記憶領域
(81、72〜72)とを含む。データ領域(7)
は、複数の第1〜第n記憶領域(71〜71)(n
は、2以上の自然数)を備えている。制御ユニット
(2)は、第1ポインタ記憶領域(81)が第1〜第n
状態のうちの第i状態(iは、1以上n以下の整数)に
あるときに前記記憶データを更新する場合、第1〜第n
記憶領域(71〜71)のうちの第i’記憶領域
(71i’)に前記記憶データを書き込む。更に、制御
ユニット(2)は、第1ポインタ記憶領域(8)を第1
〜第n状態のうちの第i’状態に遷移する。ここで、
i’は、1≦i≦n−1のとき、i’=i+1であり、
i=nのとき、i’=1である。
【0016】当該半導体装置では、記憶データがデータ
領域(7)に書込まれる場合、第1〜第n記憶領域(7
〜71)のうちの一が循環的に選ばれ、選ばれた
一の記憶領域(71i’)にその記憶データが書込まれ
る。これにより、データ領域(7)の書換え回数を、疑
似的に、不揮発性メモリ(4)の物理的に許容される書
換え回数よりも大きくすることができる。このとき、第
1ポインタ記憶領域(8、72〜72)がとる状態
は、第1〜第n記憶領域(71〜71)のうちのい
ずれに書込みが行われるかを直接的に示しており、第1
〜第n記憶領域(71〜71)の書換え回数が記憶
される必要がない。
【0017】このとき、制御ユニット(2)は、第1ポ
インタ記憶領域(81)が第1〜第n状態のうちの第j
状態(jは、1以上n以下の整数)にあるときに前記記
憶データを読み出す場合、第1〜第n記憶領域(71
〜71)のうちの第j記憶領域(71)から記憶デ
ータを読み出すことが望ましい。これにより、第1〜第
n記憶領域(71〜71)のうちの書込みが最新に
行われた記憶領域から記憶データの読出しが行われる。
【0018】第1ポインタ記憶領域(81)は、第1〜
第n−1ビット(81〜81n− )を備えることが
望ましい。このとき、前述の第1〜第n状態は、第1〜
第n−1ビット(81〜81n−1)と以下のように
対応付けられていることが好ましい。 第1状態:第1〜第n−1ビット(81〜8
n−1)の全てが第1値(”0”)である状態 第k状態(kは、2以上n−1以下の整数):第1〜第
n−1ビット(81〜81n−1)のうちの第1〜第
k−1ビット(81〜81k−1)が第1値(”
0”)と異なる第2値(”1”)であり、且つ、第k〜
第n−1ビット(81〜81n−1)が、第1値(”
0”)である状態 第n状態:第1〜第n−1ビット(81〜8
n−1)の全てが第2値(”1”)である状態。
【0019】このとき、第i状態から第i+1状態への
遷移は、第1〜第n−1ビット(81〜81n−1
のうちの第iビットを第1値(”0”)から第2値(”
1”)に更新すること、又は、第1〜第n−1ビット
(81〜81n−1)の全てを、第1値(”0”)に
クリアすることのいずれかにより行われる。このように
第1〜第n−1ビット(81〜81n−1)の値が定
められることにより、第1〜第n−1ビット(81
81n−1)のそれぞれは、記憶データがn回更新され
るごとに、2回更新されることになる。従って、不揮発
性メモリ(4)の書換え可能回数をNとすると、第1ポ
インタ記憶領域(81)は、[n/2]×N回だけ、そ
の状態の変更が可能である。ここで[x]は、xを超え
ない最大の整数である。
【0020】このとき、第1ポインタ記憶領域(81)
は、制御ユニット(2)が出す一の命令に応じて第1状
態に遷移することが望ましい。これにより、第1状態に
遷移するのに要する時間が短くなり、制御ユニット
(2)と不揮発性メモリ(4)とへの電源の供給が遮断
され、第1ポインタ記憶領域(81)に記憶されている
情報が破壊されるリスクが軽減される。
【0021】また、前記nは、制御ユニット(2)が出
す一の命令に応じて第1〜第n−1ビットの全てが第1
値(”0”)に設定可能なように選ばれていることが望
ましい。
【0022】当該半導体装置は、更に、不揮発性メモリ
(4)と制御ユニット(2)とに電力を供給する電力供
給ユニット(5)を備えることがある。このとき、制御
ユニット(2)は、第i’記憶領域(71i’)に記憶
データを書き込んだ後に、第1ポインタ記憶領域(8
1)を第i’状態に遷移することが好ましい。これによ
り、第i’記憶領域(71i’)に記憶データを書込ん
でいる間に、電力の供給が遮断されても、第1ポインタ
記憶領域(81)に基づいて、正しく書込まれた最新の
記憶データの読出しが可能である。
【0023】このとき、不揮発性メモリ(4)は、更
に、第1〜第nチェック用状態のうちのいずれかの状態
をとる第2ポインタ記憶領域(82)を含み、制御ユニ
ット(2)は、第i’記憶領域(71i’)に前記記憶
データを書き込む前に、第2ポインタ記憶領域(82)
を第1〜第nチェック用状態のうちの第i’チェック状
態に遷移することが好ましい。
【0024】このとき、制御ユニット(2)は、第1ポ
インタ記憶領域(81)と前記第2ポインタ記憶領域
(82)とを参照して、電力供給ユニット(5)からの
電力の供給が遮断されたか否かを検知することが好まし
い。
【0025】このとき、第2ポインタ記憶領域(82)
は、第1〜第n−1チェック用ビット(82〜82
n−1)を備えることが望ましい。このとき、前述の第
1〜第nチェック用状態は、第1〜第n−1チェック用
ビット(82〜82n−1)と以下のように対応付け
られていることが好ましい。 第1チェック用状態:第1〜第n−1チェック用ビット
(81〜81n−1)の全てが第3値(”0”)であ
る状態 第kチェック用状態(kは、2以上n−1以下の整
数):第1〜第n−1チェック用ビット(82〜82
n−1)のうちの第1〜第k−1チェック用ビット(8
〜81k−1)が第3値(”0”)と異なる第4値
(”1”)であり、且つ、第k〜第n−1チェック用ビ
ット(81〜81 −1)が、第3値(”0”)であ
る状態 第nチェック用状態:第1〜第n−1チェック用ビット
(81〜81n−1)の全てが第2値(”1”)であ
る状態
【0026】このとき、第i状態から第i+1状態への
遷移は、第1〜第n−1チェック用ビット(82〜8
n−1)のうちの第iチェック用ビットを第3値(”
0”)から第4値(”1”)に更新すること、又は、第
1〜第n−1チェック用ビット(82〜82n−1
の全てを、第3値(”0”)にクリアすることのいずれ
かにより行われる。このように第1〜第n−1チェック
用ビット(82〜82n−1)の値が定められること
により、第1〜第n−1チェック用ビット(82〜8
n−1)のそれぞれは、記憶データがn回更新される
ごとに、2回更新されることになる。従って、不揮発性
メモリ(4)の書換え可能回数をNとすると、第2ポイ
ンタ記憶領域(82)は、[n/2]×N回だけ、その
状態の変更が可能である。
【0027】このとき、第2ポインタ記憶領域(82)
は、制御ユニット(2)が出す他の一の命令に応じて第
1チェック用状態に遷移することが望ましい。
【0028】また、前記nは、制御ユニット(2)が出
す一の命令に応じて前記第1〜第n−1チェック用ビッ
トの全てが第3値(”0”)に設定可能なように選ばれ
ていることが好ましい。
【0029】また、第1ポインタ記憶領域(81、72
〜72)は、第1〜第nフラグ(72〜72
を備え、前述の第1〜第n状態のうちの第k”状態
(k”は、1以上n以下の整数)は、第1〜第nフラグ
(72〜72)のうちの第k”フラグ(72k”
のみが第5値(”1”)をとり、且つ、他が第5値(”
1”)と異なる第6値(”0”)である状態であること
が望ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明による実施の形態の半導体装置を説明する。
【0031】実施の第1形態:図1は、本発明による実
施の第1形態の半導体装置を示す。当該半導体装置は、
ICカード用の半導体装置である。当該半導体装置は、
ROM1、CPU2、RAM3、不揮発性メモリ4、及
び電源装置5を含む。ROM1、CPU2、RAM3、
及び不揮発性メモリ4は、互いに、バス6により接続さ
れている。
【0032】ROM1、CPU2、RAM3、及び不揮
発性メモリ4には、電源装置5から電源線(図示されな
い)を通じて電源が供給される。当該半導体装置が、非
接触型ICカードに使用される場合、電源装置5として
は、コイルアンテナとレギュレータとの組み合わせが選
択される。当該半導体装置が、接触型ICカードに使用
される場合、電源装置5としては、外部から供給される
電源電圧を、当該半導体装置で使用される電源電圧に変
換する電源回路が選択される。
【0033】ROM1は、本体プログラム11と、アド
レス変換プログラム12と、ROM内データ13とを格
納する。
【0034】本体プログラム11には、ICカードの動
作が記述されている。当該半導体装置は、本体プログラ
ム11に従って動作する。
【0035】アドレス変換プログラム12は、仮想アド
レスを物理アドレスに変換するプログラムである。前述
の本体プログラム11では、メモリ空間にアクセスが行
われる場合、論理アドレスを使用してアドレスの指定が
行われる。その論理アドレスは、アドレス変換プログラ
ム12によって物理アドレスに変換される。ROM1、
RAM2、不揮発性メモリ4のうち、その物理アドレス
によって指定される部分に対して実際にアクセスが行わ
れる。
【0036】ROM内データ13には、本体プログラム
11において使用されるデータのうち、読出しのみが行
われるものが格納される。
【0037】CPU2は、本体プログラム11とアドレ
ス変換プログラム12とを実行し、本実施の形態の半導
体装置の動作を制御する。
【0038】RAM3は、RAM内データ31を格納す
る。RAM内データ31には、本体プログラム11にお
いて使用されるデータのうち、頻繁に書換えが行われる
ものが格納される。
【0039】不揮発性メモリ4には、本体プログラム1
1において使用されるデータのうち、不揮発的に記憶さ
れる必要があり、且つ、書換えが必要なものが書き込ま
れる。本体プログラム11において、論理アドレスX
に、あるデータが格納されると定められたとする。その
論理アドレスXが不揮発性メモリ4を指定している場
合、不揮発性メモリ4のうちの一部の領域が、論理アド
レスXのデータを記憶するために割り当てられる。不揮
発性メモリ4のうち、本体プログラム11で使用され
る、ある一のデータを記憶するために割りあてられた領
域を、以下では、データ領域7と記載する。本体プログ
ラム11において複数のデータが使用される場合、それ
ぞれに対応して、複数のデータ領域7が割り当てられ
る。但し、図1では、一のデータ領域7のみが図示され
ている。
【0040】データ領域7は、複数の記憶領域71
71から構成されている。ここでnは、2以上の自然
数である。あるデータがデータ領域7に書込まれる場
合、記憶領域71〜71のうちのいずれかが循環的
に選択される。記憶領域71〜71のうちの選択さ
れた記憶領域に、データ領域7に記憶されるデータが書
込まれる。一方、あるデータがデータ領域7から読み出
される場合、記憶領域71〜71のうちの最も新し
く書込みが行われた記憶領域から、データが読み出され
る。
【0041】不揮発性メモリ4の他の一部は、ポインタ
フラグ領域8に割り当てられている。ポインタフラグ領
域8には、ポインタフラグ81が記憶される。不揮発性
メモリ4に、複数のデータ領域7が設けられると、それ
ぞれのデータ領域7に対応して、一のポインタフラグ8
1が設けられる。図1では、一のポインタフラグ81の
みが図示されている。ポインタフラグ81は、記憶領域
71〜71のうちのいずれに対してアクセスが行わ
れるかを指定する。
【0042】ポインタフラグ81は、図2に示されてい
るように、n−1個のビット81〜81n−1で構成
されている。ここで、nは、前述の記憶領域71〜7
の数である。ポインタフラグ81を構成するビット
81〜81n−1の数は、記憶領域71〜71
数よりも1だけ少ない。以下では、ポインタフラグ81
のビット81は、添字kが小さい程、下位のビットで
あると表現される。
【0043】n−1個のビットで構成されているポイン
タフラグ81は、状態1〜状態nのいずれかの状態をと
る。状態1は、ビット81〜81n−1の全てが0で
ある状態である。状態2は、ビット81が”1”であ
り、残りのビット81〜81n−1が”0”である状
態である。以下同様に、状態kは、ビット81〜81
k−1が”1”であり、残りのビット81〜81
n−1が”0”である状態である。ここで、kは、1以
上n以下の整数である。但し、k=nについて、状態n
は、ビット81〜81k−1の全てが”1”である状
態である。
【0044】ポインタフラグ81がいずれの状態にある
かに応じて、記憶領域71〜71 のうちのいずれに
対してアクセスが行われるかが指定される。データ領域
7に記憶されているデータがアクセスされる場合、前述
のアドレス変換プログラム12によってポインタフラグ
81が参照され、記憶領域71〜71のうちのいず
れに対してアクセスが行われるかが選択される。更に、
選択された記憶領域の物理アドレスがアドレス変換プロ
グラム12によって算出され、不揮発性メモリ4のう
ち、その物理アドレスが示す部分に対してアクセスが行
われる。
【0045】ポインタフラグ81の状態と、アクセスが
行われる記憶領域との対応は、以下のとおりである。ポ
インタフラグ81が状態1にある場合、データの読出し
は記憶領域71から行われ、データの書込みは、記憶
領域71に対して行われる。ポインタフラグ81が状
態2にある場合、データの読出しは記憶領域71から
行われ、データの書込みは、記憶領域71に対して行
われる。以下同様に、ポインタフラグ81が状態kにあ
る場合、データの読出しは記憶領域71から行われ、
データの書込みは、記憶領域71k+1に対して行われ
る。但し、ポインタフラグ81が状態nにある場合に
は、データの書込みは記憶領域71に対して行われ
る。
【0046】記憶領域71〜71の数nは、ポイン
タフラグ81に含まれるn−1個のビット81〜81
n−1の全てが、CPU2が出す一の命令により”0”
にクリアできるように選ばれている。このことは、後述
されるように、電源装置5から当該半導体装置の各部へ
の電源の供給が突如遮断されたときに、不揮発性メモリ
4に記憶されているデータが破壊されないために重要な
役割を果たす。
【0047】続いて、本実施の形態の半導体装置の動作
を説明する。
【0048】まず、データ領域7へのデータの書込み動
作について説明する。以下の説明において、データ領域
7は、メモリ空間の論理アドレスXのデータを記憶する
ために割り振られているとする。更に、論理アドレスX
のデータとして最初に保存されるデータをデータ1と記
載する。
【0049】論理アドレスXのデータとして、データ領
域7に最初に書込まれるデータ1は、無条件に、記憶領
域71に書込まれる。データ1が記憶領域71に書
込まれた後、ポインタフラグ81は、状態1に設定され
る。即ち、ポインタフラグ81に含まれているビット8
〜81の全てが”0”に設定される。図3(a)
は、データ1の書込み処理が完了した後の、データ領域
7とポインタフラグ81との状態を示している。
【0050】その後に論理アドレスXのデータが更新さ
れる場合、アドレス変換プログラム12によってポイン
タフラグ81が参照され、ポインタフラグ81が状態1
〜状態nのうちのいずれにあるかが判断される。ポイン
タフラグ81が状態kにあると判断されると(kは、1
以上n以下の整数)、論理アドレスXのデータとしてデ
ータ領域7に保存されるべきデータは、記憶領域71
〜71のうちの記憶領域71k+1に書込まれる。そ
の後、ポインタフラグ81が状態kから状態k+1に遷
移する。但し、ポインタフラグ81が状態nにあるとき
に、論理アドレスXのデータが更新される場合、論理ア
ドレスXのデータとしてデータ領域7に保存されるべき
データは、記憶領域71に書込まれ、ポインタフラグ
81は、状態nから状態1に遷移する。
【0051】以上の過程を図3を参照しながら、より具
体的に説明する。前述のとおり、論理アドレスXのデー
タとして最初に保存されるデータ1は、図3(a)に示
されているように、記憶領域71に書込まれる。デー
タ1が記憶領域71に書込まれると、ポインタフラグ
81が状態1に設定される。
【0052】論理アドレスXのデータが、データ1から
データ2に更新される場合、アドレス変換プログラム1
2によってポインタフラグ81が参照される。このと
き、ポインタフラグ81は、状態1にある。従って、図
3(b)に示されているように、記憶領域71がデー
タ2の書込み先として選択される。データ2は、選択さ
れた記憶領域71に書込まれる。
【0053】続いて、ポインタフラグ81のうちのビッ
ト81が”0”から”1”に書換えられる。即ち、ポ
インタフラグ81は、状態1から状態2に遷移する。図
3(b)は、ポインタフラグ81が書換えられた後の、
データ領域7とポインタフラグ81との状態を示す。
【0054】論理アドレスXのデータがデータ2からデ
ータ3に更新される際も同様に、図3(c)に示されて
いるように、記憶領域71にデータ3が書込まれ、そ
の書込みの後、ポインタフラグ81は、状態3に遷移す
る。
【0055】以後、論理アドレスXのデータが、データ
3から、データ4、データ5、…、データnに順次に更
新されると、更新後のデータ4、データ5、…、データ
nは、それぞれ記憶領域71、記憶領域71、…、
記憶領域71に書込まれる。ポインタフラグ81も同
様に、状態4、状態5、…、状態nに順次に遷移する。
データnの書込み処理が完了した後では、ポインタフラ
グ81は状態nにある。
【0056】更に続いて、論理アドレスXのデータがデ
ータnからデータ(n+1)に更新される場合、図3
(d)に示されているように、ポインタフラグ81は状
態nにある。従って、図3(e)に示されているよう
に、記憶領域71がデータ(n+1)の書込み先とし
て選択される。データ(n+1)は、記憶領域71
書込まれ、ポインタフラグ81が状態nから状態1に遷
移される。
【0057】このように、論理アドレスXのデータの更
新がある毎に、記憶領域71〜71のうちのいずれ
かが循環的に選択され、選択された記憶領域に、論理ア
ドレスXのデータとして保存されるべきデータが書込ま
れる。このように、書込まれる記憶領域71〜71
が循環的に選択されることにより、論理アドレスXのデ
ータの書換え回数は、見かけ上、不揮発性メモリ4が物
理的に許容されている書込み回数よりも大きくなる。
【0058】図4は、論理アドレスXのデータが更新さ
れるときに、データ領域7に対して行われる書込み動作
の詳細を示すフローチャートである。前述のアドレス変
換プログラム12には、図4のフローチャートに示され
ている動作を実行するプログラムが記載されている。C
PU2は、アドレス変換プログラム12に基づいて、図
4のフローチャートに示されている動作を行う。
【0059】まず、ビット81〜81n−1のそれぞ
れについて、”0”であるか否かが判断される。その判
断は、下位であるビット81から順次に行われる(ス
テップS01)。
【0060】続いて、ビット81〜81n−1に、”
0”であるビットが含まれているか否かが判断される
(ステップS02)。
【0061】ビット81〜81n−1のいずれかに”
0”が設定されている場合、下記条件を満たすiが決定
される(ステップS03)。iは、”0”が設定されて
いる最下位のビットの位置を示す。条件:ビット81
〜81n−1のうちのビット81〜81i−1が”
1”であり、残りのビット81〜81n−1が”0”
である。但し、ビット81〜81n−1の全てが”
0”である場合、i=1であると考えることとする。こ
のようにして決定されたiは、1以上n−1以下の整数
のいずれかである。
【0062】ビット81〜81i−1が”1”であ
り、残りのビット81〜81n−1が”0”であるこ
とは、ポインタフラグ81が状態iにあることを意味す
る。ポインタフラグ81が状態iにあると判断される
と、記憶領域71〜71のうちの記憶領域71
i+1が書込み先として選択される。選択された記憶領
域71 i+1の物理アドレスが算出され、不揮発性メモ
リ4のその物理アドレスが示す領域に、論理アドレスX
の更新後のデータが書込まれる(ステップS03)。
【0063】その後、ビット81〜81n−1のうち
のビット81i+1が”0”から”1”に更新される
(ステップS04)。これにより、ポインタフラグ81
は、状態iから状態i+1に遷移する。以上で、論理ア
ドレスXのデータの更新の処理が終了する。
【0064】一方、ステップS02において、ビット8
〜81n−1の全てが”1”であり、”0”である
ものが発見されない場合、記憶領域71〜71のう
ちの先頭の記憶領域71が書込み先として選択され
る。これは、ポインタフラグ81が状態nにあるとき
は、記憶領域71が書込み先として選択されることを
意味する。選択された記憶領域71の物理アドレスが
算出され、不揮発性メモリ4のその物理アドレスが示す
領域に、論理アドレスXの更新後のデータが書込まれる
(ステップS05)。
【0065】その後、ポインタフラグ81に含まれるビ
ット81〜81n−1の全てが、”0”にクリアされ
る(ステップS06)。ビット81〜81n−1のク
リアは、CPU2が出す一の命令に応じて、一括して行
われる。CPU2は、アドレス変換プログラム12によ
ってビット81〜81n−1のクリアを行うことを指
示されると、不揮発性メモリ4に、ビット81〜81
n−1のクリアを行うことを指示する一の命令を出す。
その一の命令に応じて、不揮発性メモリ4は、ビット8
〜81n−1の全てを”0”にクリアする。このよ
うに、ビット81〜81n−1のクリアは、一の命令
によって一括して行われる。
【0066】続いて、上述のようにして論理アドレスX
のデータが書込まれたデータ領域7からのデータが読み
出される動作を説明する。
【0067】図5は、データ領域7からデータが読み出
される動作を示す図である。論理アドレスXのデータが
読み出される場合、まず、アドレス変換プログラム12
によってポインタフラグ81が参照され、ポインタフラ
グ81が状態1〜状態nのうちのいずれにあるかが判断
される。
【0068】ポインタフラグ81が状態1〜状態nのう
ちの状態jにあると判断されると(jは、1以上n以下
の整数)、論理アドレスXのデータとして、記憶領域7
〜71のうちの記憶領域71に記憶されている
データが読み出される。前述のとおり、記憶領域71
に書込みが行われた直後に、ポインタフラグ81は状態
jに更新されるから、記憶領域71に書込まれている
データは、論理アドレスXの最新のデータである。ポイ
ンタフラグ81が状態jにあるときに記憶領域71
らデータが読み出されることにより、論理アドレスXの
最新のデータが適切に読み出されることになる。
【0069】図5(a)に示されているように、ポイン
タフラグ81に含まれるビット81 〜81n−1がい
ずれも”0”である場合、ポインタフラグ81は状態1
にある。このときに、論理アドレスXのデータがデータ
領域7から読み出される場合、記憶領域71が読出し
元として選択される。選択された記憶領域71から論
理アドレスXのデータが読み出される。
【0070】同様に、図5(b)に示されているよう
に、ポインタフラグ81に含まれるビット81〜81
n−1のうちのビット81のみが”1”であり、ビッ
ト81 〜81n−1が”0”である場合には、ポイン
タフラグ81は状態2にある。この場合、記憶領域71
が読出し元として選択され、記憶領域71から論理
アドレスXのデータが読み出される。
【0071】図5(c)〜図5(e)に示されているよ
うに、ポインタフラグ81が他の状態にある場合も同様
にして読出しが行われる。
【0072】図6は、論理アドレスXのデータがデータ
領域7から読み出される動作の詳細を示すフローチャー
トである。前述のアドレス変換プログラム12には、図
6のフローチャートに示されている動作を実行するプロ
グラムが記載されている。CPU2は、アドレス変換プ
ログラム12に基づいて、図6のフローチャートに示さ
れている動作を行う。
【0073】まず、ビット81〜81n−1のそれぞ
れについて、”1”であるか否かが判断される(ステッ
プS11)。その判断は、上位であるビット81n−1
から順次に行われる。
【0074】続いて、ビット81〜81n−1に、”
1”であるビットが含まれているか否かが判断される
(ステップS12)。
【0075】ビット81〜81n−1のいずれかに”
1”が設定されている場合、下記条件を満たすj’が決
定される(ステップS13)。j’は、”1”が設定さ
れているビットのうちで最上位であるビットの位置を示
している。条件:ビット81〜81n−1のうちのビ
ット81j’+1〜81n−1が”0”であり、残りの
ビット81〜81j’が”1”である。但し、ビット
81〜81m−1の全てが”1”である場合、j’=
n−1であると考えることとする。このようにして決定
されたj’は、1以上n−1以下の整数のいずれかであ
る。
【0076】決定されたj’から、ポインタフラグ81
は状態j(=j’−1)にあると判断される。ポインタ
フラグ81が状態jにあると判断されると、記憶領域7
〜71のうちの記憶領域71が読出し元として
選択される。選択された記憶領域71の物理アドレス
が算出され、不揮発性メモリ4のその物理アドレスが示
す領域から、論理アドレスXのデータが読み出される
(ステップS13)。以上で、論理アドレスXのデータ
の読出し処理が完了する。
【0077】一方、ステップS12において、ビット8
〜81n−1の全てが”0”であり、”1”である
ものが発見されない場合、記憶領域71〜71のう
ちの先頭の記憶領域71が読出し元として選択され
る。これは、ポインタフラグ81が状態1にあるとき
は、記憶領域71が読出し元として選択されることを
意味する。選択された記憶領域71の物理アドレスが
算出され、不揮発性メモリ4のその物理アドレスが示す
領域から、論理アドレスXのデータが読み出される。
(ステップS14)。以上で、論理アドレスXのデータ
の読出し処理が完了する。
【0078】以上に説明されているように、本実施の形
態の半導体装置では、不揮発性メモリ4にあるデータが
保存される場合、そのデータを保存するためにデータ領
域7が確保される。確保されたデータ領域7は、n個の
記憶領域71〜71から構成される(nは、2以上
の自然数)。当該データが更新され、更新後のデータが
データ領域7に保存される場合、記憶領域71〜71
のうちの一が、循環的に書込み先として選択される。
選択された記憶領域に、当該データが書込まれる。
【0079】このとき、ポインタフラグ81の状態は、
記憶領域71〜71の選択に対応して、第1〜第n
状態の間を循環的に遷移する。記憶領域71〜71
の選択が一巡する間に、ビット81〜81n−1のそ
れぞれは2回書換えられる。従って、不揮発性メモリ4
の書換え可能回数をNとすると、ポインタフラグ81
は、[n/2]×N回だけ、その状態の変更が可能であ
る。ここで[x]は、xを超えない最大の整数である。
【0080】このように、本実施の形態の半導体装置で
は、データ領域7に記憶されているデータを[n/2]
×N回だけ更新可能であり、データ領域7に記憶されて
いるデータの書換え可能な回数は、不揮発性メモリ4が
物理的に許容される書換え回数よりも大きい。
【0081】更に、本実施の形態の半導体装置は、不揮
発性メモリ4へのアクセスが行われる間に、電源装置5
から当該半導体装置の各部への電源の供給が突如遮断さ
れても、不揮発性メモリ4に記憶されているデータが破
壊されるリスクが小さい。
【0082】まず、ポインタフラグ81が、状態1〜状
態n−1のいずれかにある場合に、データ領域7への書
込みが行われる場合について考察する。ポインタフラグ
81が、状態1〜状態n−1のうちの状態iにあるとす
る。この時点において最新のデータは、記録領域71
に記憶されている。この状態からデータ領域7に保存さ
れるべきデータが更新され、データ領域7への書込みが
行われる場合、まず、記憶領域71i+1に更新後のデ
ータが書込まれる。続いて、ポインタフラグ81のビッ
ト81が”0”から”1”に更新され、ポインタフラ
グ81が状態iから状態i+1に遷移される。
【0083】このとき、図7(a)に示されているよう
に、記憶領域71i+1への書込みが行われている間
に、電源装置5からの電源の供給が遮断され、記憶領域
71 +1への書込みが正常に行われなかったとする。
図7(a)では、i=2である場合のポインタフラグ8
1とデータ領域7とが図示されている。この場合、ポイ
ンタフラグ81は、状態iの状態のままに保たれる。従
って、その後、データ領域7からデータが読み出される
場合、記憶領域71からデータが読み出され、書込み
が正常に行われた最新のデータが読み出される。
【0084】更に、図7(b)に示されているように、
ポインタフラグ81のビット81が”0”から”1”
に更新される際に、電源装置5からの電源の供給が遮断
されたとする。この場合、ポインタフラグ81のビット
81は”1”と”0”とのいずれになるかは確率的に
定まる。
【0085】ポインタフラグ81のビット81が”
1”に確定した場合には、結果として、正常に書込み処
理が行われたことになる。従って、何ら問題が生じな
い。
【0086】一方、ポインタフラグ81のビット81
が”0”に確定した場合には、書込み処理が正常に行わ
れなかったことになる。しかし、ポインタフラグ81
は、状態iに維持される。従って、その後、データ領域
7からデータが読み出される場合、記憶領域71から
データが読み出され、書込み処理が正常に行われた最新
のデータが読み出されることになる。
【0087】このように、ポインタフラグ81のビット
81が”1”と”0”とのうちのいずれに確定して
も、書込みが正常に行われた最新のデータが読み出し可
能である。
【0088】続いて、ポインタフラグ81が、状態nに
ある場合に、データ領域7への書込みが行われる場合に
ついて考察する。ポインタフラグ81が、状態nにある
場合、記憶領域71が書込み先として選択され、書込
みが行われる。記憶領域71 への書込みが行われてい
る間に、電源装置5からの電源の供給が遮断され、記憶
領域71への書込みが正常に行われなかった場合、ポ
インタフラグ81は、状態nの状態のままに保たれる。
その後に、データ領域7からデータが読み出される場
合、記憶領域71からデータが読み出される。従っ
て、この場合も、書込みが正常に行われた最新のデータ
が読み出し可能である。
【0089】記憶領域71への書込みの後、ポインタ
フラグ81の全てのビット81〜81は、”0”に
クリアされる。これにより、ポインタフラグ81は、状
態nから状態1に遷移する。このとき、”0”へのクリ
アは、CPU2の一の命令に応じて一括して行われる。
従って、”0”へのクリアの際に、ポインタフラグ81
の内容が破壊されるリスクは、極めて小さい。
【0090】このように、ポインタフラグ81が、状態
1〜状態nのいずれの状態にある場合にデータ領域7へ
の書込みが行われても、本実施の形態の半導体装置は、
不揮発性メモリ4に記憶されているデータが破壊される
リスクが小さい。
【0091】実施の第2形態:図8は、本発明の実施の
第2形態の半導体装置を示す。実施の第2形態は、ポイ
ンタフラグ81に加え、電断チェック用ポインタフラグ
82がポインタフラグ領域8に更に格納される点で、実
施の第1形態の半導体装置と異なる。実施の第2形態の
半導体装置では、電断チェック用ポインタフラグ82の
使用により、データ領域7へのデータの書込み動作中に
当該半導体装置の各部への電源の供給が遮断されたこと
が検出可能である。
【0092】更に、実施の第2形態の半導体装置は、R
OM2に格納されている本体プログラム11とアドレス
変換プログラム12の内容が修正されている。この修正
は、ポインタフラグ領域8に電断チェック用ポインタフ
ラグ82が更に格納されることに対応している。
【0093】実施の第2形態の半導体装置の他の部分の
構成は、実施の第1形態の半導体装置の構成と同じであ
る。
【0094】図9は、電断チェック用ポインタフラグ8
2の構成を示す。電断チェック用ポインタフラグ82
は、n−1個の電断チェック用ビット82〜82
n−1で構成されている。ここで、nは、前述されてい
るように、データ領域7を構成する記憶領域71〜7
の数である。前述されているように、nは、ポイン
タフラグ81に含まれるn−1個のビット81〜81
n−1の全てが、CPU2が出す一の命令により一括し
て”0”にクリアできるように選ばれている。電断チェ
ック用ポインタフラグ82に含まれるn−1個の電断チ
ェック用ビット82〜82n−1は、同様に、CPU
2が出す一の命令により一括して”0”にクリアされる
ことが可能である。
【0095】電断チェック用ポインタフラグ82は、ポ
インタフラグ81と同様に、状態1〜状態nのうちのい
ずれかの状態をとる。状態1は、電断チェック用ビット
82 〜82n−1の全てが0である状態である。状態
2は、電断チェック用ビット82が”1”であり、残
りの電断チェック用ビット82〜82n−1が”0”
である状態である。以下同様に、状態kは、電断チェッ
ク用ビット82〜82k−1が”1”であり、残りの
電断チェック用ビット82〜82n−1が”0”であ
る状態である。ここで、kは、1以上n以下の整数であ
る。但し、k=nについて、状態nは、電断チェック用
ビット82〜82k−1の全てが”1”である状態で
ある。
【0096】ポインタフラグ81と、電断チェック用ポ
インタフラグ82とは、通常の状態では、いずれも同一
の状態に保持されている。しかし、データ領域7への書
込みの処理の最中に、電源の供給が遮断されると、ポイ
ンタフラグ81と、電断チェック用ポインタフラグ82
との状態に食い違いが生じる。後述されるように、この
食い違いから、電源の供給が遮断されたことが検出され
る。
【0097】続いて、実施の第2形態の半導体装置の動
作を説明する。
【0098】まず、データ領域7へのデータの書込み動
作について説明する。以下の説明において、データ領域
7は、メモリ空間の論理アドレスXのデータを記憶する
ために割り振られているとする。更に、論理アドレスX
のデータとして最初に保存されるデータをデータ1と記
載する。
【0099】論理アドレスXのデータとして最初に保存
されるデータ1がデータ領域7に書き込まれる場合、以
下の書込処理が行われる。まず、電断チェック用ポイン
タフラグ82が状態1に設定される。即ち、電断チェッ
ク用ビット82〜82n− が全て”0”に設定され
る。続いて、データ1がデータ領域7に書込まれる。論
理アドレスXのデータとして、データ領域7に最初に書
込まれるデータ1は、無条件に、記憶領域71に書込
まれる。データ1が記憶領域71に書込まれた後、ポ
インタフラグ81が、状態1に設定される。即ち、ポイ
ンタフラグ81に含まれているビット81〜81
全てが”0”に設定される。図10(a)は、データ1
の書込み処理が完了した後の、データ領域7とポインタ
フラグ81と電断チェック用ポインタフラグ82との状
態を示している。
【0100】その後に論理アドレスXのデータが更新さ
れる場合、以下に記載された更新処理が行われる。ま
ず、アドレス変換プログラム12によってポインタフラ
グ81と電断チェック用ポインタフラグ82とが参照さ
れ、ポインタフラグ81と電断チェック用ポインタフラ
グ82とが状態1〜状態nのうちのいずれにあるかが判
断される。ポインタフラグ81と電断チェック用ポイン
タフラグ82とは、通常、一致した状態にある。ポイン
タフラグ81と電断チェック用ポインタフラグ82とが
状態kにあると判断された場合(kは、1以上n以下の
整数)、記憶領域71〜71のうちの記憶領域71
k+1が、更新後のデータの書込み先として選択され
る。
【0101】続いて、電断チェック用ポインタフラグ8
2が、状態kから状態k+1に遷移される。より詳細に
は、電断チェック用ポインタフラグ82の電断チェック
用ビット82が”0”から”1”に遷移される。但
し、ポインタフラグ81と電断チェック用ポインタフラ
グ82とが状態nにあるときは、電断チェック用ポイン
タフラグ82は、状態nから状態1に遷移される。即
ち、ポインタフラグ81と電断チェック用ポインタフラ
グ82とが状態nにあるときは、電断チェック用ビット
82〜82n−1は、全て、”0”にクリアされる。
【0102】続いて、論理アドレスXの更新後のデータ
が、記憶領域71〜71のうちの記憶領域71
k+1に書込まれる。但し、ポインタフラグ81が状態
nにあるときに、論理アドレスXのデータが更新される
場合、論理アドレスXのデータとしてデータ領域7に保
存されるべきデータは、記憶領域71に書込まれる。
【0103】その後、ポインタフラグ81が状態kから
状態k+1に遷移される。より詳細には、ポインタフラ
グ81のビット81が”0”から”1”に遷移され
る。但し、ポインタフラグ81が状態nにあるときに
は、ポインタフラグ81は、状態nから状態1に遷移す
る。即ち、ポインタフラグ81が状態nにあるときは、
$81〜81n−1は、全て、”0”にクリアされ
る。
【0104】以上で、論理アドレスXのデータの更新処
理が完了する。
【0105】以上の過程をより具体的に説明する。前述
のとおり、論理アドレスXのデータとして最初に保存さ
れるデータ1は、図10(a)に示されているように、
記憶領域71に書込まれる。ポインタフラグ81と電
断チェック用ポインタフラグ82は、いずれも、状態1
に設定される。
【0106】論理アドレスXのデータが、データ1から
データ2に更新される場合、以下に記載された処理が行
われる。まず、アドレス変換プログラム12によってポ
インタフラグ81と電断チェック用ポインタフラグ82
とが参照される。ポインタフラグ81と電断チェック用
ポインタフラグ82とは、いずれも、状態1にあると判
断される。記憶領域71〜71のうちの記憶領域7
が書込み先として選択される。続いて、図10
(b)に示されているように、電断チェック用ポインタ
フラグ82の電断チェック用ビット82が、”0”か
ら”1”に更新される。即ち、電断チェック用ポインタ
フラグ82が状態1から状態2に遷移される。次に、図
10(c)に示されているように、書込み先として選択
された記憶領域71に、データ2が書込まれる。続い
て、図10(d)に示されているように、ポインタフラ
グ81のビット81が、”0”から”1”に更新され
る。即ち、ポインタフラグ81が状態1から状態2に遷
移される。以上で、データ2の書込み処理が完了する。
【0107】以後、論理アドレスXのデータが、データ
3、…、データnに順次に更新されると、上記の過程と
同様にして、電断チェック用ポインタフラグ82が、順
次に、状態3、状態4、…、状態nに遷移される。更新
後のデータ3、データ4、…、データnは、それぞれ記
憶領域71、記憶領域71、…、記憶領域71
書込まれる。更に、ポインタフラグ81は、状態3、状
態4、…、状態nに順次に遷移される。データnの書込
み処理が完了した後では、図11(a)に示されている
ように、データnが記憶領域71に書込まれ、ポイン
タフラグ81と電断チェック用ポインタフラグ82とは
状態nにある。
【0108】更に続いて、論理アドレスXのデータが、
データnからデータ(n+1)に更新される場合、ま
ず、ポインタフラグ81と電断チェック用ポインタフラ
グ82とが参照される。ポインタフラグ81と電断チェ
ック用ポインタフラグ82とは状態nにあると判断され
る。このとき、記憶領域71〜71のうちの記憶領
域71が書込み先として選択される。続いて、図11
(b)に示されているように、電断チェック用ポインタ
フラグ82の電断チェック用ビット82〜82 n−1
が、全て”0”にクリアされ、電断チェック用ポインタ
フラグ82は、状態nから状態1に遷移される。更に続
いて、図11(c)に示されているように、書込み先と
して選択された記憶領域71に、データ(n+1)が
書込まれる。続いて、図11(d)に示されているよう
に、ポインタフラグ81のビット81〜81
n−1が、全て”0”にクリアされる。即ち、ポインタ
フラグ81が状態nから状態1に遷移される。以上で、
データ(n+1)の書込み処理が完了する。
【0109】続いて、上述のようにして論理アドレスX
のデータが書込まれたデータ領域7からのデータが読み
出される動作を説明する。
【0110】論理アドレスXのデータが読み出される場
合、まず、アドレス変換プログラム12によってポイン
タフラグ81が参照され、ポインタフラグ81が状態1
〜状態nのうちのいずれにあるかが判断される。このと
き、電断チェック用ポインタフラグ82は、参照されな
い。前述のとおり、電断チェック用ポインタフラグ82
は、記憶領域71〜71へのデータの書込みの前に
更新される。記憶領域71〜71へのデータの書込
みの間に電源装置5から電源の供給が遮断されると、書
込みが正常に行われた最新の論理アドレスXのデータが
記憶領域71〜71のいずれに記憶されているかを
電断チェック用ポインタフラグ82が示さない場合が発
生する。従って、論理アドレスXのデータが読み出し時
には、電断チェック用ポインタフラグ82は、参照され
ない。
【0111】ポインタフラグ81が状態1〜状態nのう
ちの状態jにあると判断されると(jは、1以上n以下
の整数)、論理アドレスXのデータとして、記憶領域7
〜71のうちの記憶領域71に記憶されている
データが読み出される。ポインタフラグ81の状態に基
づいて、論理アドレスXのデータが読み出される過程
は、実施の第1形態と同じであり、その詳細な説明は行
わない。
【0112】本実施の形態の本体プログラム11とアド
レス変換プログラム12とには、上述された動作を実行
するプログラムが記載されている。CPU2は、本体プ
ログラム11とアドレス変換プログラム12に基づい
て、上述された動作を実行する。
【0113】実施の第2形態の半導体装置は、実施の第
1形態の半導体装置と同様に、不揮発性メモリ4にある
データが保存される場合、そのデータを保存するために
データ領域7が確保される。確保されたデータ領域7
は、n個の記憶領域71〜71から構成される(n
は、2以上の自然数)。当該データが更新され、記憶領
域71〜71のうちの一が、循環的に書込み先とし
て選択される。選択された記憶領域に、当該データが書
込まれる。これにより、当該データの更新可能回数は、
擬制的に、不揮発性メモリ4の物理的な書換え可能回数
よりも大きくなる。
【0114】更に、本実施の形態の半導体装置は、実施
の第1形態の半導体装置と同様に、不揮発性メモリ4へ
のアクセスが行われる間に、電源装置5から当該半導体
装置の各部への電源の供給が突如遮断されても、不揮発
性メモリ4に記憶されているデータが破壊されるリスク
が小さい。
【0115】更に、本実施の形態の半導体装置は、デー
タ領域7への書込み処理の間に電源装置5からの電源の
供給が遮断されると、電源の供給の遮断が発生したこと
が検出可能である。電断チェック用ポインタフラグ82
の更新、記憶領域71〜71への書込み、及びポイ
ンタフラグ81の更新が行われている間に、電源装置5
からの電源の供給が遮断されると、ポインタフラグ81
の状態と電断チェック用ポインタフラグ82の状態とに
食い違いが発生する。電源装置5からの電源の供給が再
開されると、CPU2は、本体プログラム11に従っ
て、ポインタフラグ81の状態と、電断チェック用ポイ
ンタフラグ82の状態とが一致しているか否かを判断す
る。ポインタフラグ81の状態と電断チェック用ポイン
タフラグ82の状態とが一致していないことから、CP
U2は、データ領域7への書込み処理の間に電源装置5
からの電源の供給が遮断されたことを検出する。このよ
うに、本実施の形態の半導体装置は、電源の供給の遮断
の発生が検出可能である。
【0116】実施の第3形態:図12は、本発明による
実施の第3形態の半導体装置を示す。実施の第3形態の
半導体装置では、ポインタフラグ領域8が不揮発性メモ
リ4に設けられていない。その代りに、実施の第3形態
の半導体装置では、データ領域7の記憶領域71〜7
にフラグ72〜72がそれぞれ追加される。フ
ラグ72〜72は、それぞれ、1ビットのデータを
記憶する。フラグ72〜72が追加されたデータ領
域7は、以後、データ領域7’と記載される。また、フ
ラグ72 〜72の全体は、フラグ組72と記載され
る。
【0117】更に、実施の第3形態の半導体装置は、R
OM2に格納されている本体プログラム11とアドレス
変換プログラム12の内容が修正されている。この修正
は、データ領域7の記憶領域71〜71にフラグ7
〜72がそれぞれ追加されるていることに対応し
ている。
【0118】フラグ72〜72は、データ領域7’
の記憶領域71〜71のいずれに対してアクセスが
行われるかを指定する。フラグ72〜72は、いず
れか一のみが”1”に設定され、他は、”0”に設定さ
れる。フラグ72〜72がとる値の組み合わせの数
は、n個ある。即ち、フラグ組72が取り得る状態は、
n個ある。
【0119】フラグ72〜72が保持する値と、ア
クセスが行われる記憶領域との対応は、以下のとおりで
ある。フラグ72〜72のうちのフラグ72が”
1”であるとき、データの読出しは記憶領域71から
行われ、データの書込みは記憶領域71に対して行わ
れる。フラグ72〜72のうちのフラグ72が”
1”であるとき、データの読出しは記憶領域71から
行われ、データの書込みは記憶領域71に対して行わ
れる。以下同様に、フラグ72〜72のうちのフラ
グ72が”1”である場合、データの読出しは記憶領
域71から行われ、データの書込みは、記憶領域71
k+1に対して行われる。但し、フラグ72〜72
のうちのフラグ72が”1”である場合、データの書
込みは記憶領域71に対して行われる。
【0120】続いて、実施の第3形態の半導体装置の動
作を説明する。
【0121】まず、データ領域7’へのデータの書込み
動作について説明する。以下の説明において、データ領
域7’は、メモリ空間の論理アドレスXのデータを記憶
するために割り振られているとする。更に、論理アドレ
スX’のデータとして最初に保存されるデータをデータ
1と記載する。
【0122】論理アドレスXのデータとして最初に保存
されるデータ1がデータ領域7’に書き込まれる場合、
以下の書き込み処理が行われる。まず、データ1は、無
条件に、記憶領域71に書込まれる。データ1が記憶
領域71に書込まれた後、フラグ72が”1”に設
定され、フラグ72〜72は、”0”に設定され
る。図13(a)は、データ1の書込み処理が完了した
後の、データ領域7’の状態を示している。
【0123】その後に論理アドレスXのデータが更新さ
れる場合、以下に記載された更新処理が行われる。ま
ず、アドレス変換プログラム12によってフラグ72
〜72 が参照され、フラグ72〜72のうちのい
ずれが”1”であるかが判断される。フラグ72〜7
のうちのフラグ72が”1”である場合(kは、
1以上n以下の整数)、記憶領域71〜71のうち
の記憶領域71k+1が、更新後のデータの書込み先と
して選択される。但し、フラグ72が”1”である場
合には、記憶領域71が更新後のデータの書込み先と
して選択される。
【0124】続いて、論理アドレスXの更新後のデータ
が、選択された記憶領域71k+1に書込まれる。但
し、フラグ72が”1”である場合には、論理アドレ
スXの更新後のデータは、選択されている記憶領域71
に書込まれる。
【0125】その後、フラグ71が”1”から”0”
に更新され、フラグ71k+1が、”0”から”1”に
更新される。但し、フラグ72が”1”であった場合
には、フラグ71が、”0”から”1”に更新され
る。
【0126】以上で、論理アドレスXのデータの更新処
理が完了する。
【0127】以上の過程をより具体的に説明する。前述
のとおり、論理アドレスXのデータとして最初に保存さ
れるデータ1は、図13(a)に示されているように、
記憶領域71に書込まれる。フラグ72が”1”に
設定され、フラグ72〜72は、”0”に設定され
る。
【0128】論理アドレスXのデータが、データ1から
データ2に更新される場合、以下に記載された処理が行
われる。まず、フラグ72〜72が参照される。フ
ラグ72が”1”であり、フラグ72〜72が”
0”であることが検出される。記憶領域71〜71
のうちの記憶領域71が書込み先として選択される。
書込み先として選択された記憶領域71に、データ2
が書込まれる。続いて、フラグ72が”0”に更新さ
れ、フラグ72が”1”に更新される。以上で、論理
アドレスXのデータが、データ1からデータ2に更新さ
れる更新処理が完了する。図13(b)は、更新処理が
完了したときの、データ領域7’とフラグ72〜72
との状態を示す。
【0129】以後、論理アドレスXのデータが、データ
2から、データ3、…、データnに順次に更新される
と、更新後のデータ3、データ4、…、データnは、そ
れぞれ記憶領域71、記憶領域71、…、記憶領域
71に書込まれる。更に、フラグ72〜72のう
ちの”1”をとるものは、フラグ72、フラグ7
、…、フラグ72に順次に変更される。論理アド
レスXのデータがデータnに更新される更新処理が完了
した後では、図13(c)に示されているように、デー
タnが記憶領域71に書込まれ、フラグ72〜72
のうちフラグ72が”1”に設定され、他のフラグ
72〜72n−1は、”0”に設定される。
【0130】更に続いて、論理アドレスXのデータが、
データnからデータ(n+1)に更新される場合、フラ
グ72〜72が参照され、記憶領域71〜71
のうちの記憶領域71が書込み先として選択される。
書込み先として選択された記憶領域71に、データ
(n+1)が書込まれる。続いて、フラグ72が”
1”に更新され、フラグ72が”0”に更新される。
以上で、論理アドレスXのデータが、データnからデー
タ(n+1)に更新される更新処理が完了する。図13
(d)は、更新処理が完了したときの、データ領域7’
と、フラグ72〜72との状態を示す。
【0131】続いて、上述のようにして論理アドレスX
のデータが書込まれたデータ領域7’からデータが読み
出される動作を説明する。
【0132】論理アドレスXのデータが読み出される場
合、まず、アドレス変換プログラム12によってフラグ
72〜72が参照される。フラグ72〜72
うちのいずれが”1”であるかが判断される。このと
き、フラグ72〜72のうちのフラグ72が”
1”であると判断されると、論理アドレスXのデータと
して、記憶領域71〜71のうちの記憶領域71
に記憶されているデータが読み出される。以上で、デー
タ領域7’からデータが読み出される動作が完了する。
【0133】本実施の形態の本体プログラム11とアド
レス変換プログラム12とには、上述された動作を実行
するプログラムが記載されている。CPU2は、本体プ
ログラム11とアドレス変換プログラム12に基づい
て、上述された動作を実行する。
【0134】実施の第3形態の半導体装置は、実施の第
1及び第2形態の半導体装置と同様に、不揮発性メモリ
4にあるデータが保存される場合、そのデータを保存す
るためにデータ領域7が確保される。確保されたデータ
領域7は、n個の記憶領域71〜71から構成され
る(nは、2以上の自然数)。当該データが更新される
場合、記憶領域71〜71のうちの一が、循環的に
書込み先として選択される。選択された記憶領域に、当
該データが書込まれる。これにより、当該データの更新
可能回数は、擬制的に、不揮発性メモリ4の物理的な書
換え可能回数よりも大きくなる。
【0135】
【発明の効果】本発明により、書き換え回数に制限があ
る不揮発性メモリの寿命を、擬制的に延ばす技術が提供
される。
【0136】また、本発明により、書換え対象となる記
憶領域を簡便に決定しながら記憶領域のローテーション
を行うことにより、書き換え回数に制限がある不揮発性
メモリの寿命を、擬制的に延ばす技術が提供される。
【0137】また、本発明により、不揮発性メモリへの
アクセスが行われている間に不揮発性メモリへの電源の
供給が遮断されたときに、不揮発性メモリに保存されて
いるデータが破壊されるリスクを減少する技術が提供さ
れる。
【0138】また、本発明により、不揮発性メモリへの
電源の供給が遮断されたとき、不揮発性メモリへの電源
の供給が遮断されたことを検出する技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の第1形態の半導体装置
を示す。
【図2】図2は、ポインタフラグ81の構成と、ポイン
タフラグ81が取り得る状態を示す。
【図3】図3は、実施の第1形態の半導体装置で行われ
る、データ領域7の更新処理を示す。
【図4】図4は、データ領域7の更新処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図5】図5は、データ領域7からデータを読み出すた
めの読出し処理を示す。
【図6】図6は、データ領域7からデータを読み出すた
めの読出し処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図7(a)、(b)は、それぞれ、データ領域
7の更新時、ポインタフラグ81の更新時に、電源の供
給が遮断されたときのデータ領域7及びポインタフラグ
81の状態を示す図である。
【図8】図8は、実施の第2形態の半導体装置を示す。
【図9】図9は、電断チェック用ポインタフラグ82の
構成を示す。
【図10】図10は、実施の第2形態の半導体装置で行
われる、データ領域7の更新処理を示す。
【図11】図11は、実施の第2形態の半導体装置で行
われる、データ領域7の更新処理を示す。
【図12】図12は、実施の第3形態の半導体装置を示
す。
【図13】図13は、実施の第3形態の半導体装置で行
われる、データ領域7の更新処理を示す。
【図14】図14は、従来の半導体装置を示す。
【図15】図15は、従来の半導体装置の動作を示す。
【符号の説明】
1:ROM 2:CPU 3:RAM 4:不揮発性メモリ 5:電源装置 6:バス 7、7’:データ領域 8:ポインタフラグ領域 11:本体プログラム 12:アドレス変換プログラム 13:ROM内データ 71〜71:記憶領域 72〜72:フラグ 81:ポインタフラグ 81〜81n−1:ビット 82:電断チェック用ポインタフラグ 82〜82n−1:電断チェック用ビット

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性メモリと、 制御ユニットとを備え、 前記不揮発性メモリは、一の記憶データを記憶するため
    に割り当てられているデータ領域と、 第1〜第n状態のうちのいずれかの状態にある第1ポイ
    ンタ記憶領域とを含み、 前記データ領域は、第1〜第n記憶領域(nは、2以上
    の自然数)を備え、 前記制御ユニットは、前記第1ポインタ記憶領域が第1
    〜第n状態のうちの第i状態(iは、1以上n以下の整
    数)にあるときに前記記憶データを更新する場合、前記
    第1〜第n記憶領域のうちの第i’記憶領域に前記記憶
    データを書き込み、且つ、前記第1ポインタ記憶領域を
    前記第1〜第n状態のうちの第i’状態に遷移し、 前記i’は、 1≦i≦n−1のとき、i’=i+1であり、 i=nのとき、i’=1である半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記制御ユニットは、前記第1ポインタ記憶領域が第1
    〜第n状態のうちの第j状態(jは、1以上n以下の整
    数)にあるときに前記記憶データを読み出す場合、前記
    第1〜第n記憶領域のうちの第j記憶領域から前記記憶
    データを読み出す半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記第1ポインタ記憶領域は、第1〜第n−1ビットを
    備え、 前記第1状態は、前記第1〜第n−1ビットの全てが第
    1値である状態であり、 前記第2〜第n−1状態のうちの第k状態(kは、2以
    上n−1以下の整数)は、前記第1〜第n−1ビットの
    うちの第1〜第k−1ビットが前記第1値と異なる第2
    値であり、且つ、第k〜第n−1ビットが、前記第1値
    である状態であり、 前記第n状態は、前記第1〜第n−1ビットの全てが前
    記第2値である状態である半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体装置において、 前記第1ポインタ記憶領域は、前記制御ユニットが出す
    一の命令に応じて前記第1状態に遷移する半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の半導体装置において、 前記nは、前記制御ユニットが出す一の命令に応じて前
    記第1〜第n−1ビットの全てが前記第1値に設定可能
    なように選ばれた値である半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の半導体装置において、 更に、前記不揮発性メモリと前記制御ユニットとに電力
    を供給する電力供給ユニットを備え、 前記制御ユニットは、前記第i’記憶領域に前記記憶デ
    ータを書き込んだ後に、前記第1ポインタ記憶領域を前
    記第i’状態に遷移する半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置において、 前記第1ポインタ記憶領域は、第1〜第n−1ビットを
    備え、 前記第1状態は、前記第1〜第n−1ビットの全てが第
    1値である状態であり、 前記第2〜第n−1状態のうちの第k状態(kは、2以
    上n−1以下の整数)は、前記第1〜第n−1ビットの
    うちの第1〜第k−1ビットが前記第1値と異なる第2
    値であり、且つ、第k〜第n−1ビットが、前記第1値
    である状態であり、 前記第n状態は、前記第1〜第n−1ビットの全てが前
    記第2値である状態である半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置において、 前記第1ポインタ記憶領域は、前記制御ユニットが出す
    一の命令に応じて前記第1状態に遷移する半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の半導体装置において、 前記nは、前記制御ユニットが出す一の命令に応じて前
    記第1ビットの全てが前記第1値に設定可能なように選
    ばれた値である半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の半導体装置におい
    て、 前記不揮発性メモリは、更に、第1〜第nチェック用状
    態のうちのいずれかの状態をとる第2ポインタ記憶領域
    を含み、 前記制御ユニットは、前記第i’記憶領域に前記記憶デ
    ータを書き込む前に、前記第2ポインタ記憶領域を前記
    第1〜第nチェック用状態のうちの第i’チェック状態
    に遷移する半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体装置におい
    て、 前記制御ユニットは、前記第1ポインタ記憶領域と前記
    第2ポインタ記憶領域とを参照して、前記電力の供給が
    遮断されたか否かを検知する半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の半導体装置におい
    て、 前記第2ポインタ記憶領域は、第1〜第n−1チェック
    用ビットを備え、 前記第1チェック状態は、前記第1〜第n−1チェック
    用ビットの全てが第3値である状態であり、 前記第2〜第n−1チェック用状態のうちの第k’チェ
    ック用状態(kは、2以上n以下の整数)は、前記第1
    〜n−1チェック用ビットのうちの第1〜第k’−1チ
    ェック用ビットが前記第3値と異なる第4値であり、且
    つ、第k’〜第n−1チェック用ビットが前記第3値で
    ある状態であり、 前記第nチェック状態は、前記第1〜第n−1チェック
    用ビットの全てが前記第4値である状態である半導体装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の半導体装置におい
    て、 前記第2ポインタ記憶領域は、前記制御ユニットが出す
    他の一の命令に応じて前記第1チェック用状態に遷移す
    る半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の半導体装置におい
    て、 前記nは、前記制御ユニットが出す一の命令に応じて前
    記第1〜第n−1チェック用ビットの全てが前記第3値
    に設定可能なように選ばれた値である半導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の半導体装置におい
    て、 前記第1ポインタ記憶領域は、第1〜第nフラグを備
    え、 前記第1〜第n状態のうちの第k”状態(k”は、1以
    上n以下の整数)は、前記第1〜第nフラグのうちの第
    k”フラグのみが第5値をとり、且つ、他が第5値と異
    なる第6値である状態である半導体装置。
  16. 【請求項16】 (a)不揮発性メモリのうちのデータ
    領域を、一の記憶データを記憶するために割り当てるス
    テップと、ここで前記データ領域は、第1〜第n記憶領
    域(nは、2以上の自然数)を含み、 (b)第1ポインタ記憶領域を第1〜第n状態のうちの
    いずれかの状態に設定するステップと、 (c)前記記憶データを更新するステップとを実行する
    ためのプログラムであって、 前記(c)ステップは、 (d)前記第1ポインタ記憶領域が第1〜第n状態のう
    ちの第i状態(iは、1以上n以下の整数)にあるとき
    に、前記第1〜第n記憶領域のうちの第i’記憶領域に
    前記記憶データを書き込むステップと、 (e)前記第1ポインタ記憶領域を前記第1〜第n状態
    のうちの第i’状態に遷移するステップとを含み、 前記i’は、 1≦i≦n−1のとき、i’=i+1であり、 i=nのとき、i’=1であるプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のプログラムにおい
    て、 更に、 (f)前記記憶データを読み出すステップを実行し、 前記記憶データは、前記第1ポインタ記憶領域が第1〜
    第n状態のうちの第j状態(jは、1以上n以下の整
    数)にあるとき、前記第1〜第n記憶領域のうちの第j
    記憶領域から読み出されるプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載のプログラムにおい
    て、 前記第1ポインタ記憶領域は、第1〜第n−1ビットを
    備え、 前記第1状態は、前記第1〜第n−1ビットの全てが第
    1値である状態であり、 前記第2〜第n−1状態のうちの第k状態(kは、2以
    上n−1以下の整数)は、前記第1〜第n−1ビットの
    うちの第1〜第k−1ビットが前記第1値と異なる第2
    値であり、且つ、前記第1〜第n−1ビットのうちの第
    k〜第n−1ビットが、前記第1値である状態であり、 前記第n状態は、前記第1〜第n−1ビットの全てが前
    記第2値である状態であるプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のプログラムにおい
    て、 前記(e)ステップは、 (g)一の命令を出力するステップを備え、 前記第1〜第n−1ビットの全ては、前記命令に応答し
    て、前記第1値をとるプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項16に記載のプログラムにおい
    て、 前記(e)ステップは、前記(f)ステップの後に行わ
    れるプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のプログラムにおい
    て、 前記(c)ステップは、 (h)前記(e)ステップが行われる前に、第1〜第n
    チェック用状態のうちのいずれかをとる第2ポインタ記
    憶領域を、前記第1〜第nチェック用状態のうちの第
    i’チェック用状態に遷移するステップを含むプログラ
    ム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のプログラムにおい
    て、 更に、 (i)前記第1ポインタ記憶領域と前記第2ポインタ記
    憶領域とを参照して、前記不揮発性メモリへの電力の供
    給が遮断されたか否かを判断するステップを備えるプロ
    グラム。
  23. 【請求項23】 (a)不揮発性メモリのうちのデータ
    領域を、一の記憶データを記憶するために割り当てるス
    テップと、ここで前記データ領域は、第1〜第n記憶領
    域(nは、2以上の自然数)を含み、 (b)第1ポインタ記憶領域を第1〜第n状態のうちの
    いずれかの状態に設定するステップと、 (c)前記記憶データを更新するステップとを備え、 前記(c)ステップは、 (d)前記第1ポインタ記憶領域が第1〜第n状態のう
    ちの第i状態(iは、1以上n以下の整数)にあるとき
    に、前記第1〜第n記憶領域のうちの第i’記憶領域に
    前記記憶データを書き込むステップと、 (e)前記第1ポインタ記憶領域を前記第1〜第n状態
    のうちの第i’状態に遷移するステップとを含み、 前記i’は、 1≦i≦n−1のとき、i’=i+1であり、 i=nのとき、i’=1である半導体装置の動作方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の半導体装置の動作
    方法において、 更に、 (f)前記記憶データを読み出すステップを備え、 前記記憶データは、前記第1ポインタ記憶領域が第1〜
    第n状態のうちの第j状態(jは、1以上n以下の整
    数)にあるとき、前記第1〜第n記憶領域のうちの第j
    記憶領域から読み出される半導体装置の動作方法。
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