JP2002276956A - 暖房装置 - Google Patents
暖房装置Info
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- JP2002276956A JP2002276956A JP2001071993A JP2001071993A JP2002276956A JP 2002276956 A JP2002276956 A JP 2002276956A JP 2001071993 A JP2001071993 A JP 2001071993A JP 2001071993 A JP2001071993 A JP 2001071993A JP 2002276956 A JP2002276956 A JP 2002276956A
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- hot water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 循環路への空気侵入による水崩れ等の不都合
を回避した暖房装置を提供する。 【解決手段】 所定の加圧状態に保持して暖房端末
(2、4)に熱媒(温水6)を循環させる密閉循環路
(24)、加圧手段(ポンプ47)、循環手段(循環ポ
ンプ26)及び制御手段(制御部94)等を備えて、密
閉循環路が熱媒の減衰によって低圧状態になったとき、
熱媒循環の後、熱媒補給を行うことで加圧状態を維持す
るとともに、水崩れ防止を図ったものである。
を回避した暖房装置を提供する。 【解決手段】 所定の加圧状態に保持して暖房端末
(2、4)に熱媒(温水6)を循環させる密閉循環路
(24)、加圧手段(ポンプ47)、循環手段(循環ポ
ンプ26)及び制御手段(制御部94)等を備えて、密
閉循環路が熱媒の減衰によって低圧状態になったとき、
熱媒循環の後、熱媒補給を行うことで加圧状態を維持す
るとともに、水崩れ防止を図ったものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水等の熱媒を用
いたセントラルヒーティングシステムにおける暖房装置
に関する。
いたセントラルヒーティングシステムにおける暖房装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の暖房装置では、例えば、
図5に示すように、階上に設置された床暖房用の暖房端
末104と、階下に設置されたシスターン106とが循
環路100を以て連結され、熱媒である温水108を階
下から階上の暖房端末104に循環させる場合がある。
図5に示すように、階上に設置された床暖房用の暖房端
末104と、階下に設置されたシスターン106とが循
環路100を以て連結され、熱媒である温水108を階
下から階上の暖房端末104に循環させる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、循環路10
0に樹脂管が使用されている場合、この樹脂管は空気透
過性が高く、その循環路100内に外気を取り込むおそ
れがある。102は、循環路100内の空気である。暖
房端末104とシスターン106との間の高低差が大き
い程、循環路100の内圧が下がるため、外気を吸い込
み易くなる。一旦、空気を吸い込み、循環路100内に
空気102が侵入して空気102と循環路100の内壁
面とが接触すると、空気102の侵入を助長することと
なる。
0に樹脂管が使用されている場合、この樹脂管は空気透
過性が高く、その循環路100内に外気を取り込むおそ
れがある。102は、循環路100内の空気である。暖
房端末104とシスターン106との間の高低差が大き
い程、循環路100の内圧が下がるため、外気を吸い込
み易くなる。一旦、空気を吸い込み、循環路100内に
空気102が侵入して空気102と循環路100の内壁
面とが接触すると、空気102の侵入を助長することと
なる。
【0004】従来、空気侵入によるいわゆる水崩れ対策
として、700時間程度の時間間隔を以て熱媒としての
温水108を強制的に循環させる処理が行われてきた。
このような温水循環を行えば、循環路100内に侵入し
ている空気102をシスターン106側に排出させるこ
とができ、シスターン106側からの温水108の溢水
を防止できる。しかしながら、このような処理は、循環
路100に空気侵入の有無に関係なく行われるので、空
気102が侵入していない場合には無駄な処理となる。
として、700時間程度の時間間隔を以て熱媒としての
温水108を強制的に循環させる処理が行われてきた。
このような温水循環を行えば、循環路100内に侵入し
ている空気102をシスターン106側に排出させるこ
とができ、シスターン106側からの温水108の溢水
を防止できる。しかしながら、このような処理は、循環
路100に空気侵入の有無に関係なく行われるので、空
気102が侵入していない場合には無駄な処理となる。
【0005】そこで、本発明は、循環路への空気侵入に
よる水崩れ等の不都合を回避した暖房装置を提供するこ
とを課題とする。
よる水崩れ等の不都合を回避した暖房装置を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の暖房装置は、所
定の加圧状態に保持して暖房端末(2、4)に熱媒(温
水6)を循環させる密閉循環路(24)、加圧手段(補
給管45、ポンプ47、逆止弁49)、循環手段(循環
ポンプ26)及び制御手段(制御部94)等を備えて、
密閉循環路が熱媒の減衰によって低圧状態になったと
き、熱媒循環の後、熱媒補給を行うことで加圧状態を維
持するとともに、水崩れ防止を図ったものである。
定の加圧状態に保持して暖房端末(2、4)に熱媒(温
水6)を循環させる密閉循環路(24)、加圧手段(補
給管45、ポンプ47、逆止弁49)、循環手段(循環
ポンプ26)及び制御手段(制御部94)等を備えて、
密閉循環路が熱媒の減衰によって低圧状態になったと
き、熱媒循環の後、熱媒補給を行うことで加圧状態を維
持するとともに、水崩れ防止を図ったものである。
【0007】本発明の暖房装置は、熱媒(温水6)を暖
房端末(2、4)に循環させる密閉循環路(24)と、
この密閉循環路を前記熱媒を以て所定の加圧状態に保持
する加圧手段(補給管45、ポンプ47、逆止弁49)
と、前記密閉循環路の前記加圧状態が低圧状態に移行し
たことを検出する圧力検出手段(圧力センサ88)と、
前記密閉循環路に前記熱媒を循環させる循環手段(循環
ポンプ26)と、前記熱媒の減衰により前記密閉循環路
の前記加圧状態が前記低圧状態に移行したとき、前記循
環路に前記循環手段によって前記熱媒を循環させた後、
前記加圧手段により前記熱媒を補給して加圧する制御手
段(制御部94)とを備えたことを特徴とする。即ち、
密閉循環路が所定の加圧状態から低圧状態になったと
き、熱媒循環の後、熱媒補給を行うことで、低圧状態を
解消でき、循環路内圧の低下、即ち、空気侵入防止とと
もに、水崩れ防止を図ることができる。したがって、密
閉循環路に空気透過性の高い樹脂管を用いても何ら不都
合を生じることはなく、軽量で加工性が良い等、樹脂管
の特性を活かすことができる。
房端末(2、4)に循環させる密閉循環路(24)と、
この密閉循環路を前記熱媒を以て所定の加圧状態に保持
する加圧手段(補給管45、ポンプ47、逆止弁49)
と、前記密閉循環路の前記加圧状態が低圧状態に移行し
たことを検出する圧力検出手段(圧力センサ88)と、
前記密閉循環路に前記熱媒を循環させる循環手段(循環
ポンプ26)と、前記熱媒の減衰により前記密閉循環路
の前記加圧状態が前記低圧状態に移行したとき、前記循
環路に前記循環手段によって前記熱媒を循環させた後、
前記加圧手段により前記熱媒を補給して加圧する制御手
段(制御部94)とを備えたことを特徴とする。即ち、
密閉循環路が所定の加圧状態から低圧状態になったと
き、熱媒循環の後、熱媒補給を行うことで、低圧状態を
解消でき、循環路内圧の低下、即ち、空気侵入防止とと
もに、水崩れ防止を図ることができる。したがって、密
閉循環路に空気透過性の高い樹脂管を用いても何ら不都
合を生じることはなく、軽量で加工性が良い等、樹脂管
の特性を活かすことができる。
【0008】また、本発明の暖房装置において、前記加
圧手段をポンプ(47)で構成し、このポンプを用いて
前記熱媒を前記密閉循環路又は前記密閉循環路に設けら
れた熱媒タンク(プレッシャータンク28)に補給する
ことを特徴とする。即ち、加圧手段にポンプを用いれ
ば、そのポンプによって密閉循環路内を加圧することが
できる。
圧手段をポンプ(47)で構成し、このポンプを用いて
前記熱媒を前記密閉循環路又は前記密閉循環路に設けら
れた熱媒タンク(プレッシャータンク28)に補給する
ことを特徴とする。即ち、加圧手段にポンプを用いれ
ば、そのポンプによって密閉循環路内を加圧することが
できる。
【0009】また、本発明の暖房装置において、前記圧
力検出手段は、高所側にある前記密閉循環路に設置した
ことを特徴とする。即ち、高所側の密閉循環路では、最
も低圧状態となるので、その検出精度を高め、より効果
的に低圧状態を解消でき、循環路内圧の低下、即ち、空
気侵入防止とともに、水崩れ防止を図ることができる。
力検出手段は、高所側にある前記密閉循環路に設置した
ことを特徴とする。即ち、高所側の密閉循環路では、最
も低圧状態となるので、その検出精度を高め、より効果
的に低圧状態を解消でき、循環路内圧の低下、即ち、空
気侵入防止とともに、水崩れ防止を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明及びその実施の形態
を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の暖房装置の実施例を示し
ている。この暖房装置には、暖房端末2、4に熱媒とし
ての温水6を供給する熱源として例えば、ガス温水器8
が用いられている。熱媒には、温水6の他、不凍液、油
等の液体、流体を用いてもよい。また、これら温水6等
の熱媒を加熱する熱源には、燃料ガスの燃焼熱の他、灯
油の燃焼熱、電熱、ヒートポンプ、太陽熱等を用いるこ
とができる。
ている。この暖房装置には、暖房端末2、4に熱媒とし
ての温水6を供給する熱源として例えば、ガス温水器8
が用いられている。熱媒には、温水6の他、不凍液、油
等の液体、流体を用いてもよい。また、これら温水6等
の熱媒を加熱する熱源には、燃料ガスの燃焼熱の他、灯
油の燃焼熱、電熱、ヒートポンプ、太陽熱等を用いるこ
とができる。
【0012】このガス温水器8には、燃焼手段としてバ
ーナ10が燃焼室12に設置され、このバーナ10には
ガス調整手段や切換手段としてのバルブ14、16、又
はバルブ18を介して燃料ガスGが供給される。バーナ
10の下側にはガス燃焼に必要な空気を供給する給気手
段としてのファン20が設置されている。
ーナ10が燃焼室12に設置され、このバーナ10には
ガス調整手段や切換手段としてのバルブ14、16、又
はバルブ18を介して燃料ガスGが供給される。バーナ
10の下側にはガス燃焼に必要な空気を供給する給気手
段としてのファン20が設置されている。
【0013】また、このガス温水器8には、バーナ10
の燃焼熱を温水6に加える加熱手段としての熱交換器2
2が燃焼室12に設置されている。この熱交換器22に
は、暖房端末2、4に温水6を循環させる手段として密
閉循環路24(以下単に「循環路24」と称する。)が
接続されている。この実施例では、循環路24は、暖房
端末2側の循環路24A、暖房端末4側の循環路24B
の2系統で構成されている。これら2系統の循環路24
A、24Bには、共通の熱媒圧送手段であるとともに、
循環路24の加圧手段としての循環ポンプ26が設けら
れている。この循環ポンプ26の駆動源にはACモータ
やDCモータが用いられ、例えば、DCモータが用いら
れた場合、ポンプ回転数を幅広く制御することができ
る。
の燃焼熱を温水6に加える加熱手段としての熱交換器2
2が燃焼室12に設置されている。この熱交換器22に
は、暖房端末2、4に温水6を循環させる手段として密
閉循環路24(以下単に「循環路24」と称する。)が
接続されている。この実施例では、循環路24は、暖房
端末2側の循環路24A、暖房端末4側の循環路24B
の2系統で構成されている。これら2系統の循環路24
A、24Bには、共通の熱媒圧送手段であるとともに、
循環路24の加圧手段としての循環ポンプ26が設けら
れている。この循環ポンプ26の駆動源にはACモータ
やDCモータが用いられ、例えば、DCモータが用いら
れた場合、ポンプ回転数を幅広く制御することができ
る。
【0014】また、循環路24には、温水6を溜める手
段であるとともに、循環路24の一部を成すプレッシャ
ータンク28が設置されている。このプレッシャータン
ク28には、温水6を出入させる往き管30及び戻り管
32が設けられ、温水6は、プレッシャータンク28か
ら往き管30側に流れ、戻り管32からプレッシャータ
ンク28に流れ込む。このプレッシャータンク28に
は、例えば、図2に示すように、戻り管32に取り付け
られたU字管34が設けられ、その先端部側が温水6に
没するように、基準水位Lr面より下方に設定されてい
る。この基準水位Lrに温水6があるか否かを検出する
レベル検出手段として水位センサ36が設けられ、この
水位センサ36が温水6を検出していないとき、暖房運
転が禁止される。また、プレッシャータンク28の天井
部側に取り付けられたプレッシャーキャップ38には調
圧パイプ40が取り付けられ、この調圧パイプ40はリ
ザーブタンク42に導入されている。リザーブタンク4
2は、プレッシャータンク28から溢水した温水6を溜
めるとともに、その温水6をプレッシャータンク28に
補給する熱媒補給手段である。
段であるとともに、循環路24の一部を成すプレッシャ
ータンク28が設置されている。このプレッシャータン
ク28には、温水6を出入させる往き管30及び戻り管
32が設けられ、温水6は、プレッシャータンク28か
ら往き管30側に流れ、戻り管32からプレッシャータ
ンク28に流れ込む。このプレッシャータンク28に
は、例えば、図2に示すように、戻り管32に取り付け
られたU字管34が設けられ、その先端部側が温水6に
没するように、基準水位Lr面より下方に設定されてい
る。この基準水位Lrに温水6があるか否かを検出する
レベル検出手段として水位センサ36が設けられ、この
水位センサ36が温水6を検出していないとき、暖房運
転が禁止される。また、プレッシャータンク28の天井
部側に取り付けられたプレッシャーキャップ38には調
圧パイプ40が取り付けられ、この調圧パイプ40はリ
ザーブタンク42に導入されている。リザーブタンク4
2は、プレッシャータンク28から溢水した温水6を溜
めるとともに、その温水6をプレッシャータンク28に
補給する熱媒補給手段である。
【0015】プレッシャータンク28には、リザーブタ
ンク42側のドレインパイプ43を介してリザーブタン
ク42から温水6を補給して循環路24及びプレッシャ
ータンク28を加圧する手段として補給管45、ポンプ
47及び逆止弁49が設けられている。即ち、リザーブ
タンク42の温水6がポンプ47によってプレッシャー
タンク28側に圧送されることにより、循環路24及び
プレッシャータンク28が所定の加圧状態に維持され
る。
ンク42側のドレインパイプ43を介してリザーブタン
ク42から温水6を補給して循環路24及びプレッシャ
ータンク28を加圧する手段として補給管45、ポンプ
47及び逆止弁49が設けられている。即ち、リザーブ
タンク42の温水6がポンプ47によってプレッシャー
タンク28側に圧送されることにより、循環路24及び
プレッシャータンク28が所定の加圧状態に維持され
る。
【0016】そして、プレッシャータンク28に取り付
けられたプレッシャーキャップ38は、例えば、図3に
示すような構成である。即ち、筐体44内に逃し弁46
及び負圧弁48が備えられ、逃し弁46はスプリング5
0によって弁座52側に圧接して支持されるとともに、
負圧弁48はスプリング54によって弁座56側に引き
付けられて支持されている。図3は原理構成を示したも
のであり、プレッシャーキャップ38の構成は、このよ
うな構造に限定されるものではないが、かかる構成とす
れば、暖房運転時、膨張した温水圧力Pがスプリング5
0による応力を越えると、逃し弁46のみが破線で示す
ように開き、その圧力P又は温水6が調圧パイプ40を
通してリザーブタンク42側に流れ、また、運転停止
時、温水6の冷却によりプレッシャータンク28側に負
圧Qが作用すると、その負圧Qがスプリング54の応力
を越えたとき、負圧弁48のみが破線で示すように開
き、リザーブタンク42側の温水6が調圧パイプ40を
通してプレッシャータンク28側に吸引される。ここ
で、負圧Qは、加圧状態にある循環路24又はプレッシ
ャータンク28の加圧状態より減圧又は低圧状態を表す
ものであり、大気圧を基準とした減圧状態や負圧状態を
意味するものではない。循環路24に加えられる所定の
加圧状態とは、例えば、5〜6m程度の高所で1気圧、
地上で2気圧程度の高圧となるように設定される。
けられたプレッシャーキャップ38は、例えば、図3に
示すような構成である。即ち、筐体44内に逃し弁46
及び負圧弁48が備えられ、逃し弁46はスプリング5
0によって弁座52側に圧接して支持されるとともに、
負圧弁48はスプリング54によって弁座56側に引き
付けられて支持されている。図3は原理構成を示したも
のであり、プレッシャーキャップ38の構成は、このよ
うな構造に限定されるものではないが、かかる構成とす
れば、暖房運転時、膨張した温水圧力Pがスプリング5
0による応力を越えると、逃し弁46のみが破線で示す
ように開き、その圧力P又は温水6が調圧パイプ40を
通してリザーブタンク42側に流れ、また、運転停止
時、温水6の冷却によりプレッシャータンク28側に負
圧Qが作用すると、その負圧Qがスプリング54の応力
を越えたとき、負圧弁48のみが破線で示すように開
き、リザーブタンク42側の温水6が調圧パイプ40を
通してプレッシャータンク28側に吸引される。ここ
で、負圧Qは、加圧状態にある循環路24又はプレッシ
ャータンク28の加圧状態より減圧又は低圧状態を表す
ものであり、大気圧を基準とした減圧状態や負圧状態を
意味するものではない。循環路24に加えられる所定の
加圧状態とは、例えば、5〜6m程度の高所で1気圧、
地上で2気圧程度の高圧となるように設定される。
【0017】ドレインパイプ43には、温水6の廃棄
時、開放されるドレインバルブ66が設けられ、このド
レインバルブ66は、プレッシャータンク28側への温
水6の補給時、閉止される。また、リザーブタンク42
には、温水6が補給レベルにあるか否かを検出するレベ
ル検出手段として水位センサ68が設けられているとと
もに、外部から熱媒である水Wを補給する補給手段とし
て給水管70が設けられ、この給水管70にはその補給
を制御する開閉弁としてバルブ72が設けられている。
即ち、補給用の温水6のレベルが低下したとき、給水管
70を通して熱媒となる水Wが補給される。また、リザ
ーブタンク42の補給用の温水6がオーバーフローレベ
ルに到達したとき、オーバーフローパイプ74を通して
廃棄される。
時、開放されるドレインバルブ66が設けられ、このド
レインバルブ66は、プレッシャータンク28側への温
水6の補給時、閉止される。また、リザーブタンク42
には、温水6が補給レベルにあるか否かを検出するレベ
ル検出手段として水位センサ68が設けられているとと
もに、外部から熱媒である水Wを補給する補給手段とし
て給水管70が設けられ、この給水管70にはその補給
を制御する開閉弁としてバルブ72が設けられている。
即ち、補給用の温水6のレベルが低下したとき、給水管
70を通して熱媒となる水Wが補給される。また、リザ
ーブタンク42の補給用の温水6がオーバーフローレベ
ルに到達したとき、オーバーフローパイプ74を通して
廃棄される。
【0018】循環路24には、戻り管32、高温側往き
管76及び低温側往き管78とともに、床暖房パネル等
からなる暖房端末2側の配管80、ファンコンベクタ等
からなる暖房端末4側の配管82が設けられている。高
温側往き管76と戻り管32との間にはバイパス管84
が設けられている。HWは高温水、LWは低温水を示し
ており、高温水HWがバイパス管84を介して戻り管3
2側に流れる。循環路24の一部を構成する配管80、
82のそれぞれには例えば、樹脂管が用いられており、
連結部86を介してガス温水器8側の金属管からなる高
温側往き管76、低温側往き管78又は戻り管32と連
結されている。
管76及び低温側往き管78とともに、床暖房パネル等
からなる暖房端末2側の配管80、ファンコンベクタ等
からなる暖房端末4側の配管82が設けられている。高
温側往き管76と戻り管32との間にはバイパス管84
が設けられている。HWは高温水、LWは低温水を示し
ており、高温水HWがバイパス管84を介して戻り管3
2側に流れる。循環路24の一部を構成する配管80、
82のそれぞれには例えば、樹脂管が用いられており、
連結部86を介してガス温水器8側の金属管からなる高
温側往き管76、低温側往き管78又は戻り管32と連
結されている。
【0019】また、戻り管32には循環路24内の圧力
を検出する手段として圧力センサ88が設けられてい
る。配管80の往き側にはバルブ90、配管82の往き
側にはバルブ92が設けられ、バルブ92は暖房端末4
側に内蔵される。
を検出する手段として圧力センサ88が設けられてい
る。配管80の往き側にはバルブ90、配管82の往き
側にはバルブ92が設けられ、バルブ92は暖房端末4
側に内蔵される。
【0020】そして、暖房制御等を行う制御手段として
制御部94が設けられ、この制御部94はマイクロコン
ピュータ等で構成される。この制御部94には圧力セン
サ88、水位センサ36、68等の検出出力が制御情報
として入力され、各種の制御出力が得られる。循環ポン
プ26、ポンプ47、バルブ72、90、92等に制御
出力が加えられるとともに、バルブ66等、他のアクチ
ュエータに対して制御出力Vnが加えられている。
制御部94が設けられ、この制御部94はマイクロコン
ピュータ等で構成される。この制御部94には圧力セン
サ88、水位センサ36、68等の検出出力が制御情報
として入力され、各種の制御出力が得られる。循環ポン
プ26、ポンプ47、バルブ72、90、92等に制御
出力が加えられるとともに、バルブ66等、他のアクチ
ュエータに対して制御出力Vnが加えられている。
【0021】このような構成において、熱媒制御を図4
に示すフローチャートを参照して説明する。
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0022】運転スイッチの投入等、運転開始指令が発
せられると、ステップS1に移行し、圧力センサ88の
検出出力から循環路24、即ち、戻り管32が所定の加
圧状態より低圧状態にあるか否かを判定する。この場
合、圧力センサ88の検出圧力は、循環路24に空気が
侵入し、プレッシャータンク28側の温水6のレベルが
異常な高レベルLeに移行する等、水崩れ状態であるか
否かを示している。ステップS1で低圧状態であると判
定されると、ステップS2に移行し、ポンプ運転が行わ
れる。即ち、制御部94から加えられる駆動出力により
循環ポンプ26が運転状態となり、温水6が循環路24
に圧送され、循環路24内の空気が搬送されることにな
る。
せられると、ステップS1に移行し、圧力センサ88の
検出出力から循環路24、即ち、戻り管32が所定の加
圧状態より低圧状態にあるか否かを判定する。この場
合、圧力センサ88の検出圧力は、循環路24に空気が
侵入し、プレッシャータンク28側の温水6のレベルが
異常な高レベルLeに移行する等、水崩れ状態であるか
否かを示している。ステップS1で低圧状態であると判
定されると、ステップS2に移行し、ポンプ運転が行わ
れる。即ち、制御部94から加えられる駆動出力により
循環ポンプ26が運転状態となり、温水6が循環路24
に圧送され、循環路24内の空気が搬送されることにな
る。
【0023】次に、ステップS3に移行し、ポンプ47
を駆動してリザーブタンク42側から温水6を補給して
循環路24及びプレッシャータンク28を加圧した後、
ステップS1に戻り、低圧状態が解消されたか否か、即
ち、所定の加圧状態に復帰したか否かが判定される。
を駆動してリザーブタンク42側から温水6を補給して
循環路24及びプレッシャータンク28を加圧した後、
ステップS1に戻り、低圧状態が解消されたか否か、即
ち、所定の加圧状態に復帰したか否かが判定される。
【0024】そして、ステップS1で低圧状態にはない
と判定されると、ステップS4に移行し、暖房運転が可
能となる。
と判定されると、ステップS4に移行し、暖房運転が可
能となる。
【0025】暖房運転では、循環ポンプ26を駆動する
とともに、バルブ14、16が開かれてバーナ10に燃
料ガスGが供給されて温水6が循環路24に循環するこ
ととなる。即ち、熱交換器22で加熱された温水6は高
温側往き管76を通して配管82側に高温水HWとして
高温要求側の暖房端末4側に流れるとともに、バイパス
管84を通じて戻り管32側に流れて暖房端末4側を通
過した温水6と合流し、プレッシャータンク28に至
る。プレッシャータンク28を出た温水6は循環ポンプ
26に流れ、矢印A、Bの方向に分岐し、バルブ90が
開かれているとき、低温水LWが暖房端末2側の配管8
0に流れ、暖房端末2を循環した後、戻り管32に戻
る。低温水LWの循環により、暖房端末2を通じて低温
水LWの放熱が行われる。
とともに、バルブ14、16が開かれてバーナ10に燃
料ガスGが供給されて温水6が循環路24に循環するこ
ととなる。即ち、熱交換器22で加熱された温水6は高
温側往き管76を通して配管82側に高温水HWとして
高温要求側の暖房端末4側に流れるとともに、バイパス
管84を通じて戻り管32側に流れて暖房端末4側を通
過した温水6と合流し、プレッシャータンク28に至
る。プレッシャータンク28を出た温水6は循環ポンプ
26に流れ、矢印A、Bの方向に分岐し、バルブ90が
開かれているとき、低温水LWが暖房端末2側の配管8
0に流れ、暖房端末2を循環した後、戻り管32に戻
る。低温水LWの循環により、暖房端末2を通じて低温
水LWの放熱が行われる。
【0026】このように、暖房運転前の前置運転により
循環路24内の低圧状態により水崩れの有無を判定して
加圧処理を行うので、循環路24に空気透過性の高い樹
脂管を用いても、何ら不都合を生じることなく、暖房を
行うことができる。
循環路24内の低圧状態により水崩れの有無を判定して
加圧処理を行うので、循環路24に空気透過性の高い樹
脂管を用いても、何ら不都合を生じることなく、暖房を
行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
密閉循環路内の低圧状態の判定に基づき、熱媒循環の
後、熱媒補給を行うので、密閉循環路の空気侵入を防止
でき、信頼性の高い制御を実現できるとともに、循環路
に空気透過性が高い樹脂管を用いた場合にも、その欠点
を補って何らの不都合を生じることなく、軽量で加工性
の良い樹脂管の特性を活かすことができる。
密閉循環路内の低圧状態の判定に基づき、熱媒循環の
後、熱媒補給を行うので、密閉循環路の空気侵入を防止
でき、信頼性の高い制御を実現できるとともに、循環路
に空気透過性が高い樹脂管を用いた場合にも、その欠点
を補って何らの不都合を生じることなく、軽量で加工性
の良い樹脂管の特性を活かすことができる。
【図1】本発明の暖房装置の実施例を示す図である。
【図2】プレッシャータンク及びリザーブタンクを示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図3】プレッシャーキャップを示す部分断面図であ
る。
る。
【図4】熱媒制御を示すフローチャートである。
【図5】配管内の空気侵入を示す図である。
2、4 暖房端末 6 温水(熱媒) 24 密閉循環路 26 循環ポンプ(循環手段) 28 プレッシャータンク(熱媒タンク) 42 リザーブタンク 45 補給管(加圧手段) 47 ポンプ(加圧手段) 49 逆止弁(加圧手段) 88 圧力センサ(圧力検出手段) 94 制御部(制御手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 熱媒を暖房端末に循環させる密閉循環路
と、 この密閉循環路を前記熱媒を以て所定の加圧状態に保持
する加圧手段と、 前記密閉循環路の前記加圧状態が低圧状態に移行したこ
とを検出する圧力検出手段と、 前記密閉循環路に前記熱媒を循環させる循環手段と、 前記熱媒の減衰により前記密閉循環路の前記加圧状態が
前記低圧状態に移行したとき、前記循環路に前記循環手
段によって前記熱媒を循環させた後、前記加圧手段によ
り前記熱媒を補給して加圧する制御手段と、 を備えたことを特徴とする暖房装置。 - 【請求項2】 前記加圧手段をポンプで構成し、このポ
ンプを用いて前記熱媒を前記密閉循環路又は前記密閉循
環路に設けられた熱媒タンクに補給することを特徴とす
る請求項1記載の暖房装置。 - 【請求項3】 前記圧力検出手段は、高所側にある前記
密閉循環路に設置したことを特徴とする請求項1記載の
暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001071993A JP2002276956A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001071993A JP2002276956A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002276956A true JP2002276956A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18929637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001071993A Pending JP2002276956A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002276956A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007255725A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Noritz Corp | 給湯暖房熱源機 |
-
2001
- 2001-03-14 JP JP2001071993A patent/JP2002276956A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007255725A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Noritz Corp | 給湯暖房熱源機 |
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