JP2002276869A - ダクトにおける連結部の気密保持装置 - Google Patents

ダクトにおける連結部の気密保持装置

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JP2002276869A
JP2002276869A JP2001075997A JP2001075997A JP2002276869A JP 2002276869 A JP2002276869 A JP 2002276869A JP 2001075997 A JP2001075997 A JP 2001075997A JP 2001075997 A JP2001075997 A JP 2001075997A JP 2002276869 A JP2002276869 A JP 2002276869A
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JP
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pressure
protruding piece
annular
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pipe
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JP2001075997A
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English (en)
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Emiko Sakamoto
恵美子 坂本
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Sakamoto KK
Original Assignee
Sakamoto KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性テープを巻回する必要を全く無くし、
単にダクト同士を相互に嵌合させて、リベット止めする
だけで、完全な気密性が得られるようにする。 【解決手段】 ダクトにおける内管1と外管2の相互嵌
合部の対向面の少くともいずれか一方に環状凹溝3を設
け、この環状凹溝3内に、前記環帯5に径方向を向く環
状の受圧突片6を一体的に突設してなる弾性パッキン4
における環帯5を嵌合し、前記内管1と外管2を嵌合し
た際、そのいずれかの先端によって、受圧突片6を、両
管体の軸線方向に倒伏させて、相手側の管体の対向面に
圧接させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調用もしくは換
気用等の気体を送給するためのダクトにおける連結部の
気密保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物内等において、上記のよう
なダクトの内管と外管を連結するには、両者をできる限
り僅少の間隙をもって相互に嵌合させた後、相互嵌合部
を、複数のリベットをもって締結し、かつ気密性テープ
を、外管の先端を覆うようにして、内外のダクトにまた
がって巻回して接着するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常は高所に
配設されているダクトにおける連結部に、前記のよう
に、気密性テープを巻き付けたり、交換したりすること
は容易ではなく、手間を要し、また場合によっては危険
をも伴う。
【0004】本発明は、上述したような気密性テープを
巻回する必要を全く無くし、単にダクト同士を相互に嵌
合させて、リベット止めするだけで、完全な気密性が得
られるようにした、ダクトにおける連結部の気密保持装
置を得ることを目的としており、その具体的構成は次の
如くである。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) ダクトにおける内
管と外管の相互嵌合部の対向面の少くともいずれか一方
に環状凹溝を設け、この環状凹溝内に、環帯に径方向を
向く環状の受圧突片を一体的に突設してなる弾性パッキ
ンにおける前記環帯を嵌合し、前記内管と外管を嵌合し
た際、そのいずれかの先端によって、前記受圧突片を、
両管体の軸線方向に倒伏させて、相手側の管体の対向面
に圧接させるようにする。
【0006】(2) 上記(1)項において、受圧突片の倒
伏に追随して、環帯における受圧突片の倒伏方向と反対
側の側縁が径方向に変位することにより、相手側の管体
の対向面を押圧するようにする。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、環
帯に、倒伏した受圧突片を受支するための受支突起を設
ける。
【0008】(4) 上記(1)または(2)項において、受
圧突片に、それが倒伏した際に環帯に当接しうる受支突
起を設ける。
【0009】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、受圧突片に、互いに嵌合した管体により押される方
向を向く傾斜もしくは湾曲を付す。
【0010】(6) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、受圧突片を、中空筒状断面のものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の第1の実
施形態を示す。内管(1)における外管(2)を挿入するべ
き部分には環状溝(3)が形成されている。
【0012】外管(2)は、内管(1)の先端から、環状溝
(3)を塞ぐ位置まで挿入されるが、この挿入に先立っ
て、図1に示すように、環状溝(3)には、ゴムもしくは
プラスチックからなるやや軟質の環状弾性パッキン(4)
が、やや弾圧気味で嵌合されている。
【0013】弾性パッキン(4)は、前記環状溝(3)の幅
よりもやや狭幅で、環状溝(3)の深さよりも僅かに薄肉
の環帯(5)の外周面のほぼ中央部に、遠心方向に直立す
る環状の受圧突片(6)を一体的に設け、かつ受圧突片
(6)と内側縁との間において、環帯(5)の外周面に、受
支突起(7)を一体的に設けたものである。
【0014】受支突起(7)は、環状の突条としてもよ
く、また環状に並ぶ多数の突起であってもよい。
【0015】なお、環帯(5)の外周面の外側端は、面取
り状の傾斜面(8)とされている。
【0016】図2に示すように、内管(1)の外端より外
管(2)を嵌入して行くと、外管(2)の先端は、傾斜面
(8)を介して弾性パッキン(4)の環帯(5)の外周面に沿
って移動する。
【0017】外管(2)の先端が環状溝(3)内へ進入する
のに従って、弾性パッキン(4)は内方へ押されるが、そ
の環帯(5)の内側縁は環状溝(3)の内側面で受止される
ため、弾性パッキン(4)はそれ以上動くことはない。
【0018】そのため、外管(2)の先端は、受圧突片
(6)を押して、これを内側方へ傾斜させる。
【0019】外管(2)をさらに嵌合して行くと、図3に
示すように、外管(3)の先端は、受圧突片(6)をほぼ水
平となるように押圧しつつ、環状溝(3)の内側端付近ま
で達する。
【0020】外管(2)の先端が、環状溝(3)の内側端付
近まで達した際、受圧突片(6)は、外管(2)の内面と環
状溝(3)とにより挾圧され、ほぼ水平状態となって環帯
(5)に重合する。
【0021】なおこの際、受圧突片(6)の傾斜に伴う反
力により、環帯(5)の外側縁の傾斜面(8)またはその付
近が、外管(2)の内周面に圧接するようにしておけば、
気密保持力および抜止め力はさらに大となる。
【0022】環帯(5)の外周面の受支突起(7)は、倒伏
した受圧突片(6)を強く支持して、外管(2)の内周面と
環状溝(3)との間の気密保持力を高める。
【0023】この受支突起(7)と同様のものを、受圧突
片(6)の内側面の適所に設けてもよい。
【0024】また、受支突起(7)を、環帯(5)と受圧突
片(6)の内側面の対応個所に設けて、受圧突片(6)が倒
伏した際、両者が重合することにより、挾圧力を高める
ようにしてもよい。
【0025】なお、相互に嵌合された内管(1)と外管
(2)とは、適宜リベット止めされる。
【0026】このような構成であるため、従来のよう
に、外管の先端と、内管の外周面に亘って気密性テープ
を貼設しなくても、十分な気密性が得られ、施工の手間
が大幅に節約される。
【0027】図1〜図3に示した実施形態における受圧
突片(6)は、環帯(5)に対して直立状態となっていた
が、これを、図4に符号(9)で示すように、内方へ向か
って湾曲する斜向片としてもよい。
【0028】さらに、図4に示す斜向片(9)の先端を、
図5に示すように、これとほぼ同一曲率をなす連結片(1
0)を介して環帯(5)の内側端と連結し、半円筒状断面と
なるようにしてもよい。このようにすれば、外管挿入時
の気密性と保持力はより大となる。
【0029】図5のものにおいて、図6に示すように、
圧漬時の反発力をより大とするために、内面の適所もし
くは対向個所に内向突条(11)(12)を設けてもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明:内外の管体を相互
に嵌合すると、弾性パッキンの受圧突片が相手側の管体
の対向面に自動的に圧接して効果的に気密に保持され
る。
【0031】請求項2記載の発明:受圧突片と環帯の側
縁の双方により、相手方管体の対向片を押圧するため、
気密性はさらに良好となる。
【0032】請求項3および4記載の発明:受圧突片の
相手方の管体の対向面に対する押圧力は、より大とな
る。
【0033】請求項5記載の発明:管体の相互嵌合が容
易となる。
【0034】請求項6記載の発明:管体の相互嵌合が容
易となるとともに、相手側管体に対する押圧力はより大
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態において、外管を内管へ
嵌合し始めた状態を示す要部の縦断側面図である。
【図2】外管を内管へ嵌合している途中の状態を示す図
1と同様の図である。
【図3】外管を内管へ嵌合し終った状態を示す図1と同
様の図である。
【図4】弾性パッキンの異なる例を示す縦断側面図であ
る。
【図5】弾性パッキンの異なる例を示す縦断側面図であ
る。
【図6】弾性パッキンの異なる例を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
(1)内管 (2)外管 (3)環状凹溝 (4)弾性パッキン (5)環帯 (6)受圧突片 (7)受止突起 (8)傾斜面 (9)斜向片 (10)連結片 (11)(12)内向突条

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトにおける内管と外管の相互嵌合部
    の対向面の少くともいずれか一方に環状凹溝を設け、こ
    の環状凹溝内に、環帯に径方向を向く環状の受圧突片を
    一体的に突設してなる弾性パッキンにおける前記環帯を
    嵌合し、前記内管と外管を嵌合した際、そのいずれかの
    先端によって、前記受圧突片を、両管体の軸線方向に倒
    伏させて、相手側の管体の対向面に圧接させるようにし
    たことを特徴とするダクトにおける連結部の気密保持装
    置。
  2. 【請求項2】 受圧突片の倒伏に追随して、環帯におけ
    る受圧突片の倒伏方向と反対側の側縁が径方向に変位す
    ることにより、相手側の管体の対向面を押圧するように
    してなる請求項1記載のダクトにおける連結部の気密保
    持装置。
  3. 【請求項3】 環帯に、倒伏した受圧突片を受支するた
    めの受支突起を設けてなる請求項1または2記載のダク
    トにおける連結部の気密保持装置。
  4. 【請求項4】 受圧突片に、それが倒伏した際に環帯に
    当接しうる受支突起を設けてなる請求項1または2記載
    のダクトにおける連結部の気密保持装置。
  5. 【請求項5】 受圧突片に、互いに嵌合した管体により
    押される方向を向く傾斜もしくは湾曲を付してなる請求
    項1〜4のいずれかに記載のダクトにおける連結部の気
    密保持装置。
  6. 【請求項6】 受圧突片を、中空筒状断面のものとして
    なる請求項1〜4のいずれかに記載のダクトにおける連
    結部の気密保持装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861586B1 (ko) 2008-06-03 2008-10-07 본 춘 구 합성수지제 환기용 덕트 연결관
KR100993207B1 (ko) 2008-05-23 2010-11-10 (주)화용씨티에스 플랫덕트용 연결구 패킹 구조물
JP2012215367A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Nishikawa Rubber Co Ltd 定形ガスケット
JP2020134114A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 株式会社ホクアイ 円筒管接続部のシール部材

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030701