JP2002276299A - 管路の製造方法 - Google Patents

管路の製造方法

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JP2002276299A
JP2002276299A JP2001072425A JP2001072425A JP2002276299A JP 2002276299 A JP2002276299 A JP 2002276299A JP 2001072425 A JP2001072425 A JP 2001072425A JP 2001072425 A JP2001072425 A JP 2001072425A JP 2002276299 A JP2002276299 A JP 2002276299A
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tunnel
longitudinal direction
tubular body
segment
making machine
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JP2001072425A
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Inventor
Hiroshi Sugawara
宏 菅原
Yuzo Yokoyama
祐三 横山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セグメント内周面において製管機を回転前進可
能にかつその回転前進を制動可能に構成し、トンネルの
二次覆工工程においても製管機による拡径ライニング方
法を実践する。 【解決手段】トンネルTの内周面に、円弧状のセグメン
トSを張り付けて、セグメント周方向側端のジョイント
片Saをトンネル長手方向にレール状に連続させるように
筒状体SSを形成する一次覆工工程と、ジョイント片に対
し回転規制された状態でトンネル長手方向に移動自在と
なるように前後のガイドフレームGa,Gbを係合させ、各
ガイドフレームに対し製管機をトンネル長手方向への回
転前進及び制動可能となるように装着し、製管機の制動
によりプロファイルPの送り力で螺旋管状体PPを拡径さ
せて筒状体の内周面に近接させていく二次覆工工程と、
セグメントの連通孔に挿通したホースHによって筒状体
と螺旋管状体との近接部間に瞬硬性モルタルを充填する
裏込め材充填工程とを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削機によって地
中を掘削することにより形成されるトンネルの内周面
に、セグメントによる一次覆工と、帯板状のプロファイ
ルを螺旋状に巻回して形成される螺旋管によってライニ
ングする二次覆工とによって、管路を製造する管路の製
造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】掘削機によって地中を掘削してトンネル
を形成する場合には、通常、トンネルの内周面に、その
周方向に分割された円弧状に湾曲する平板状の覆工セグ
メントをリング状となるように沿わせて順次張り付ける
とともにトンネルの長手方向にも順に張り付けることに
よって筒状体を形成する一次覆工工程を行った後に、一
次覆工したトンネル内(セグメント内)を二次覆工する
ようにしている。この場合、合成樹脂製の管によってト
ンネル内周面(セグメント内周面)を二次覆工すること
が行われている。
【0003】また、農業用水管、上下水道やガス管など
の既設管にあっては、ひび割れや腐食などによる老朽化
既設管を更生するために、既設管内をライニングするこ
とが行われている。
【0004】図8〜図11は、このような既設管内のラ
イニング施工装置及びその装置を使用したライニング施
工法の一例を示している(例えば、特開平8−2005
47号公報参照)。
【0005】図8の(a)は螺旋管状体に形成される合
成樹脂製の帯状部材の一例を示すものであり、図8の
(b)はその帯状部材の相接する縁端部の接合状態を示
すものである。
【0006】図8の(a)において、P´は帯状部材で
あり、外面に一定の巾方向間隔を隔てて長手方向のT型
リブを成形し、帯状部材P´の一方の縁端側のT型リブ
の根元に雌型係止構P1´を成形し、帯状部材P´の他
方の縁端側に雄型係止凸条P2´を成形してあり、図8
の(b)に示すように、螺旋状にされた帯状部材P´の
相接する縁端部間が雌型係止溝P1´と雄型係止凸条P
2´との嵌合により接合される。
【0007】図9は製管機を示し、この製管機1´の前
後フレーム11´,12´間に所定の相互間隔で案内ロ
ーラ3´を軸支し、外面ローラ21´と内面ローラ22
´とギヤボックス24´と油圧モータ25´等からなる
接合機構部2´を前後のフレーム11´,12´に付設
した構成である。図9において、23´は油圧モータ2
5´の固定配管と油圧ホース231´との間を連結する
ロータリジョイントである。
【0008】この接合機構部2´による帯状部材P´の
相接する縁端部間の接合過程は、図10に示す通りであ
り、外面ローラ21´と内面ローラ22´との間に油圧
モータ25´の駆動力で帯状部材P´が螺旋状に送ら
れ、雌型係止溝P1´と雄型係止凸条P2´との嵌合に
より接合された螺旋管状体PP´(帯状部材P´)に、
最初の接合機構部2´に供給されてくる帯状部材P´が
嵌合接合されていく。
【0009】図11は上記のライニング施工装置を使用
したライニング施工法を示す説明図であり、Aは既設管
を、M1は出発側マンホールを、D´は出発側マンホー
ル上に配設した帯状部材供給ドラムを、M2は到達側マ
ンホールを、PM´は到達側マンホールM2上に配設し
た油圧ポンプを、PM1´は油圧ホースをそれぞれ示し
ている。
【0010】図11中、製管機1´において、図9に示
す接合機構部2´の外面ローラ21´及び内面ローラ2
2´が油圧モータ25´の駆動で同調回転され、これら
のローラ21´,22´で帯状部材P´が製管機1´の
案内ローラ3´上に送り込まれて螺旋状に巻回されてい
くと共にドラムD´から製管機1´に供給されてくる帯
状部材P´の一方の縁端が、図9において説明した通
り、案内ローラ3´に螺旋状に巻回接合された先の帯状
部材P´の他方の縁端に上記嵌合接合構造で接合されて
いく。
【0011】この場合、油圧モータ25´による接合機
構部2´の帯状部材P´の送り速度とドラムD´からの
帯状部材P´の供給速度とが平衡され、その送り速度に
平衡した速度で螺旋管状体PP´が形成されていく。
【0012】図11において、螺旋管状体PP´の出発
側(トンネル方向他側)は既設管Aに実質的に固定され
ており、油圧モータ25´により上記接合機構部2´の
外面ローラ21´および内面ローラ22´に加えられる
駆動力が帯状部材P´に伝達され、ライニングされた螺
旋管状体PP´がこの伝達力に対して固定であるために
製管機1´が回転前進されていく。この場合、帯状部材
P´の送り速度をV、螺旋管状体PP´の径をrとすれ
ば、製管機1´の回転速度が、ほぼV/2πrで与えら
れ(帯状部材P´の巻回方向がほぼ管周方向にあるた
め、巻回角を管周方向に対し0としてある)、前進速度
が巻回角をθとしてVsinθで与えられ、製管機1´
が到達側マンホールM2に達するとマンホールM1,M
2間の一経間のライニング施工が実質上終了される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したラ
イニング施工装置によるライニング施工法を、トンネル
の二次覆工工程にも適用したいという要求がある。
【0014】しかしながら、上記ライニング施工装置に
よるライニング施工では、製管機1´の回転前進移動に
伴い製管機1´の後方に繰り出されていく螺旋管状体P
P´の外径が製管機1´内の螺旋管状体PP´の外径に
等しく、その螺旋管状体PP´外面と既設管A内面との
間に、図9に示すように、接合機構部2´の外面ローラ
21´が配設されているために、製管機1´内の螺旋管
状体PP´の外径が既設管A内径に較べて小さくなって
ライニング外面と既設管A内面との間にギャップ△G
(図9に表れる)が残存され、これによってギャップ△
Gが零のときの理想のライニングの内径に較べてライニ
ング内径がかなり小さくなり、管路(螺旋管状体PP
´)の流路断面積の相当の低下が避けられない。
【0015】そこで、本発明者等において、既設管内に
おいて、製管機により両側縁端部に接合部を有する長尺
の帯状部材を連続的に送り込んで螺旋状に巻回し相接す
る接合部間を嵌合により接合させて螺旋管状体に形成
し、製管機を管状体の形成に伴い上記帯状部材の送り力
で回転前進させ、この回転前進に対して制動力を作用さ
せて上記形成された螺旋管状体を拡径させつつ既設管内
面に近接させていく拡径ライニング方法を提案した。
【0016】その場合、拡径ライニング方法を実践する
上で、製管機の回転前進を制動させる必要がある。
【0017】しかしながら、このような製管機をトンネ
ルの二次覆工に適用しようとしても、セグメント自体が
トンネルの周方向に分割されたものであるため、セグメ
ントの内周面には連結用などのリブによる凹凸が存在し
ており、セグメントの内周面に対し製管機を制動させる
以前に回転前進させることができない。
【0018】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、リブを有するセグメ
ント内周面において製管機を回転前進可能にかつ帯状部
材の送り力で螺旋管状体を拡径させてトンネルの内周面
に近接させるように構成し、トンネルの二次覆工工程に
おいても製管機による拡径ライニング方法を実践できる
ようにすることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、管路の製造方法として、堀削機を用いて
長手方向に地中を掘削することにより形成されたトンネ
ルの内周面に、その周方向に分割されたセグメントをリ
ング状に沿わせて張り付けるとともにトンネルの長手方
向にも順に張り付けることによって、セグメントの内周
面に設けられたリブをトンネルの長手方向にレール状に
連続させるように筒状体を形成する一次覆工工程と、上
記一次覆工工程においてレール状に連続させたリブに対
し回転規制された状態でトンネル長手方向一側に移動自
在となるようにリング状の回転規制部材を係合させ、こ
の回転規制部材に対し、連続的に送り込まれる長尺な帯
状部材を相接する縁端部間で接合しつつトンネルの長手
方向に螺旋状に巻回させて螺旋管状体を形成する製管機
を、トンネル長手方向一側への回転前進および制動可能
となるように装着し、この製管機のトンネル長手方向一
側への回転前進を制動させることによって帯状部材の送
り力で上記螺旋管状体を拡径させてトンネルの内周面に
近接させていく二次覆工工程とを包含している。
【0020】また、その他の管路の製造方法として、堀
削機を用いて長手方向に地中を掘削することにより形成
されたトンネルの内周面に、その周方向に分割されたセ
グメントをリング状に沿わせて張り付けるとともにトン
ネルの長手方向にも順に張り付けることによって、セグ
メントの内周面に設けられたリブをトンネルの長手方向
にレール状に連続させるように筒状体を形成する一次覆
工工程と、上記一次覆工工程においてレール状に連続さ
せたリブに対し回転規制された状態でトンネル長手方向
一側に移動自在となるようにリング状の回転規制部材を
係合させ、この回転規制部材に対し、連続的に送り込ま
れる長尺な帯状部材を相接する縁端部間で接合しつつト
ンネルの長手方向に螺旋状に巻回させて螺旋管状体を形
成する製管機を、螺旋管状体の形成速度に平衡する速度
よりも遅い速度でトンネル長手方向一側へ回転前進駆動
させるように装着し、この製管機のトンネル長手方向一
側へ回転前進中に帯状部材の送り力で上記螺旋管状体を
拡径させてトンネルの内周面に近接させていく二次覆工
工程とを包含している。
【0021】これらの特定事項により、製管機は、リブ
により凹凸が存在するセグメントの内周面において、ト
ンネル長手方向にレール状に連続するリブに対し係合に
より回転規制された回転規制部材がトンネル長手方向一
側に移動自在に支持されることによって、トンネル長手
方向一側への回転前進および制動可能となるように、ま
たは自身の駆動により回転前進するように装着されてい
るので、トンネル長手方向一側への製管機の回転前進を
回転規制部材の平坦な面に対して制動させたり、螺旋管
状体の形成速度に平衡する速度よりも遅い速度で製管機
をトンネル長手方向一側へ回転前進駆動させたりするこ
とが円滑に行えることになる。これによって、帯状部材
の送り力で螺旋管状体を拡径させてトンネルの内周面に
近接させていく拡径ライニング方法による二次覆工を製
管機を用いて行うことが可能となる。
【0022】特に、製管機の回転前進を安定化させるも
のとして、以下の構成が掲げられる。
【0023】つまり、回転規制部材に対しラック・アン
ド・ピニオン機構を介して製管機を回転前進させるよう
にしている。
【0024】この特定事項により、回転規制部材に対し
ローラなどにより回転前進する製管機に比して、回転規
制部材に対してスリップが生じることはなく、製管機の
安定した回転前進を得ることが可能となる。特に、製管
機の回転前進を制動させるものにおいては、確実な制動
を得ることが可能となる。
【0025】更に、管路の製造方法としてより実際的な
工程を付加するものとして、以下の構成が掲げられる。
【0026】トンネル長手方向に亘ってホースを挿通可
能とするように各セグメントに連続的に設けた連通孔を
備えさせ、セグメントよりなる筒状体と帯状部材よりな
る螺旋管状体との近接部間に上記ホースを介して裏込め
材を充填する工程をさらに包含している。
【0027】この特定事項により、筒状体(セグメン
ト)と螺旋管状体(帯状部材)との近接部間に裏込め材
がホースを介して円滑に供給され、セグメントの内周面
に対し螺旋筒状体を確実に固着することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は管路を製造す
る際に用いられる管路製造装置の一例を示す正面図、図
2は同じく側面図である。
【0030】図1および図2において、S,…は、地中
を掘削して形成されたトンネルTの内周面に取り付けら
れたセグメントであって、トンネルTの周方向に3分割
されて円弧状に湾曲する平板状のものよりなる。各セグ
メントSは、トンネルTの内周面に対しリング状となる
ように沿わせて順次張り付けられるとともに、トンネル
Tの長手方向にも順に張り付けられることによって筒状
体SSを形成するようになされている。この場合、セグ
メントSは、筒状体SSの周方向の下部と左右両側との
3分割構成となるが、この左右両側のセグメントSは、
周方向に2分割されたものを接合して用いられる。
【0031】上記トンネルT周方向所定位置(上端部と
左右両下部)に対応する各セグメントSの両端縁には、
その周方向3箇所より半径方向内方に突出するリブ状の
ジョイント片Sa(リブ)が設けられている。そして、
各セグメントSは、その周方向3箇所で互いに相隣なる
ジョイント片Sa,Sa同士により接合され、更にトン
ネルT長手方向のジョイント片Sa,Saの端部同士も
順に接合され、これによって、周方向3箇所のジョイン
ト片Sa,SaをトンネルTの長手方向にレール状に連
続させるようになされている。また、各セグメントSに
より形成された筒状体SSの周方向所定間隔おきの8箇
所には、トンネルTの長手方向略全長に相当する長さの
ホースHをそれぞれ挿通するための挿通孔Sb,…が設
けられ、筒状体SSと螺旋管状体PPとの間に各ホース
Hを介して裏込め材を注入するようになされている。こ
の各ホースHとしては、モルタルと硬化剤とを混合して
吹付る二重管タイプが適用されている。なお、各セグメ
ントSは、トンネルTの内周面に対しスタッドボルトな
どの固定手段を介して張り付けられ、この各セグメント
Sの内周面には高さの低い格子状のリブ(図示せず)が
設けられている。
【0032】また、図3にも示すように、トンネルTの
長手方向にレール状に連続する筒状体SSの内側には回
転規制部材としての前後一対のガイドフレームGa,G
bが設けられている。この各ガイドフレームGa,Gb
は、リング状をなし、筒状体SSの周方向3箇所の各ジ
ョイント片Saに対しそれぞれ転動可能に係合する鍔付
きローラGdによって、周方向に回転規制された状態で
トンネルT長手方向に移動自在に支持されている。各ガ
イドフレームGa,Gbは、後述する制動輪41、従動
輪42および従動ローラ46を転動可能とする転動面G
cを半径方向内方に有するように断面略T字状に形成さ
れてなる。
【0033】そして、上記筒状体SSの内側には、トン
ネルTの長手方向後側(図2では右側)から連続的に送
り込まれる長尺な帯状部材としてのプロファイルPを相
接する縁端部間で接合しつつトンネルTの長手方向前側
(図2では左側)に螺旋状に巻回させて螺旋管状体PP
を形成する製管機1が設けられている。この製管機1
は、前後一対のフレーム11,12を備え、各フレーム
間に跨るように接合機構部2が設けられている。接合機
構部2は、プロファイルP外面のT型リブを受容する溝
およびプロファイルP両側端縁の嵌合接合部を受容する
ための溝を備えた外面ローラ21と、内面ローラ22と
を備えている。接合機構部2は、これらの内外面ローラ
21,22をギャボックス23を介して油圧モータ25
に連結した構成(24はロータリジョイント)であり、
周方向に2組設けられている。そして、上記内外面ロー
ラ21,22は前後のフレーム11,12に支持され、
ギャボックス23、ロータリジョイント24および油圧
モータ25は前側のフレーム11に支持されている。更
に、前後のフレーム11,12間には、螺旋管状体PP
を内径規制のもとで半径方向外方からガイドする案内ロ
ーラ3,…が回転自在に支持されている。
【0034】また、前側のフレーム11には、その周方
向所定間隔おきに制動輪41,…および従動輪42,…
が配され、この各制動輪41および従動輪42は、それ
ぞれアーム43,…を介して支持されている。上記各ア
ーム43は、コイルバネ44によって各制動輪41およ
び各従動輪42を前側のガイドフレームGaの転動面G
cに押え付けるようになされている。上記各制動輪41
は、内部にディスクブレーキを有し、制動力を発現する
ように構成されている。そして、後側のフレーム12に
は、その周方向所定間隔おきに従動ローラ46,…が回
転自在に支持され、この各従動ローラ46が後側のガイ
ドフレームGbの転動面Gc上において転動するように
なされている。上記前後のガイドフレームGa,Gb
は、各制動輪41、各従動輪42および各従動ローラ4
6の各ガイドフレームGa,Gbの転動面Gc上での転
動により前後のフレーム11,12(製管機1)が回転
前進する際に、トンネルT長手方向に移動するようにな
っている。
【0035】この場合、各セグメントSにより形成され
る筒状体SS、前後一対のガイドフレームGa,Gbお
よび製管機1によって管路製造装置Kが構成されてい
る。
【0036】次に、管路製造装置Kを用いた管路の製造
方法の一例について説明する。
【0037】まず、一次覆工工程において、堀削機を用
いて長手方向に地中を掘削することにより形成されたト
ンネルTの内周面に、その周方向に分割されたセグメン
トS,…をスタッドボルトなどの固定手段によりリング
状に沿わせて張り付けるとともにトンネルTの長手方向
にも固定手段により順に張り付ける。このとき、各セグ
メントSの挿通孔Sb(筒状体SSの周方向所定間隔お
き8箇所の挿通孔Sb)に、トンネルTの長手方向略全
長に相当する長さのホースHをそれぞれ挿通させてお
く。
【0038】そして、各セグメントSを、その周方向3
箇所(上端部および左右両下部)で互いに相隣なるジョ
イント片Sa,Sa同士により接合し、更にトンネルT
長手方向のジョイント片Sa,Saの端部同士も順に接
合する。これによって、周方向3箇所のジョイント片S
a,SaをトンネルTの長手方向にレール状に連続させ
た筒状体SSを形成する。
【0039】次に、二次覆工工程において、上記一次覆
工工程でレール状に連続させた周方向3箇所の各ジョイ
ント片Sa,Sa同士の接合部に対し、周方向に回転規
制された状態でトンネルT長手方向に移動自在となるよ
うに前後一対のガイドフレームGa,Gbを係合させ
る。具体的には、接合部(各ジョイント片Sa,Sa同
士の接合部)に対し前後のガイドフレームGa,Gbの
鍔付きローラGdを転動自在に係合させ、これによっ
て、各ガイドフレームGa,Gbを、周方向に回転規制
された状態でトンネルT長手方向に移動自在に支持す
る。
【0040】それから、上記各ガイドフレームGa,G
bに対し、その転動面Gc上で車輪41および従動ロー
ラ46を転動させてトンネル長手方向へ回転前進するよ
うに製管機1を装着する。
【0041】そして、接合機構部2の外面ローラ21お
よび内面ローラ22を油圧ポンプにより駆動させ、トン
ネル後側にあるドラムから供給されてくるプロファイル
Pを接合機構部2の外面ローラ21および内面ローラ2
2で螺旋状に送ると共に最初の接合機構部2の外面ロー
ラ21と内面ローラ22とで既に形成された螺旋管状体
PP縁端の雌型係止溝に最初の接合機構部2に送り込ま
れてくるプロファイルPの一方の縁端の雄型係止用凸条
を嵌合接合し、プロファイルPの螺旋方向送り力で製管
機1を回転前進させ、この回転前進に対して各制動輪4
1て制動力を作用させて上記螺旋管状体PPを拡径させ
つつ筒状体SSの内周面に近接させていく。この場合、
筒状体SS内の製管機1からある程度離れた個所の螺旋
管状体PPが筒状体SSの内周面に実質的に固定されて
いるから、プロファイルPの螺旋方向送り力で製管機1
が前進回転移動される。
【0042】しかる後、螺旋管状体PPを拡径させつつ
筒状体SSの内周面に近接させる二次覆工工程により、
トンネルT全長に亘った筒状体SS内周面への螺旋管状
体PPのライニングを完了すると、裏込め材充填工程に
進む。
【0043】この裏込め材充填工程では、各セグメント
Sの挿通孔Sbに挿通したホースHより瞬硬性モルタル
(裏込め材)を充填する。
【0044】具体的には、最下端位置の挿通孔Sbに挿
通したホースHをトンネルT長手方向一側にゆっくり引
き抜き操作しながら、瞬硬性モルタルを筒状体SSと螺
旋管状体PPとの近接部間に充填し、筒状体SSと螺旋
管状体PPとの近接部間での瞬硬性モルタルの硬化を待
って、順次上側の挿通孔Sbに挿通したホースHを同様
に操作しつつ瞬硬性モルタルを充填することを繰り返し
行う。
【0045】上記において、瞬硬性モルタル(裏込め
材)には、セメント100重量部に対しベントナイト3
〜15重量部、起泡剤0.1〜1.0重量部、遅延剤
0.5〜2.5重量部、水80〜300重量部からなる
A液100重量部および珪酸ナトリウム水溶液からなる
B液1〜30重量部からなるセメント系組成物を使用で
き、更に組成物中に体積で10〜50%気泡を含有させ
ること、ベントナイト及び水を混合したのちにセメン
ト、起泡剤、遅延剤及び珪酸ナトリウムを混合するこ
と、珪酸ナトリウム水溶液のモル比(SiO2/Na
2O)を3〜4とすること、組成物の粘度を1000〜
10000cpsとすること、この粘度の維持時間を混
合から1時間以下とすることができる。
【0046】上記において、製管機1が前進回転移動さ
れると、製管機1から繰り出されてくる螺旋管状体PP
に製管機1の制動力mが作用して剪断力が発生し、制動
力が大きくなり、この剪断力が螺旋管状体PPを摺動拡
径させる大きさになると、製管機1から繰り出される螺
旋管状体PPが拡径され、その拡径が筒状体SS(セグ
メントS)内周面に達すると、製管機1の前進回転に伴
い 筒状体SS内周面に拡径された螺旋管状体PPがラ
イニングされていく。
【0047】この状態を、図4により説明すると、製管
機1がプロファイルPの送り速度Vで半径rの螺旋管状
体PPを製管して繰り出すが、製管機1の回転速度がそ
の製管速度に平衡する回転速度V/2πrよりも低速で
回転(回転速度n)されるにもかかわらず、筒状体内径
Rの螺旋管状体PP(ライニング管)がプロファイル速
度Vのもとで形成される結果、そのライニング管PPの
形成速度と上記製管機1の回転速度nの低速回転との間
でのプロファイルPのやり取りの差が、螺旋管状体PP
の拡径摺動により吸収されていくことが確認されてい
る。
【0048】図4において、mを製管機1に作用する制
動力、rを製管半径、FをプロファイルPの送り力、V
をプロファイルPの送り速度、Rを筒状体SSの内径と
すると、m<Frでは、螺旋管状体PPにFrの剪断力
が作用するだけである。m>Frになると、制動力mの
ために、制動力で規制される剪断力Zが螺旋管状体PP
に作用し、拡径部終端PPbには、ZR=mを満たす剪
断力が作用し、上記プロファイルPを摺動拡径させるの
に要する周長単位長さ当たりの力(以下、プロファイル
嵌合力という)をfとすると、Z>2πRf、すなわち m>2πR2f (1) を満たすときに筒状体SS内周面へのライニングが可能
となる。
【0049】この場合、拡径終端部でプロファイルPが
筒状体SS内周面に貼り付けられる回転速度と製管機1
との回転速度とが実質的に等しいから、製管機1の回転
速度nは、 n=V/2πR (2) で与えられる。
【0050】図4において、テーパー拡径部の半径Xの
位置での剪断力Zは、 Z=m/X (3) で与えられる。
【0051】而して、上記制動力mを大にすると、剪断
力m/2πXが大になり管単位長さ当たりの拡径度が大
きくなるから、拡径勾配が急峻になり、また剪断力によ
り嵌合接合部が開劈され易くなる。
【0052】従って、制動力mは、嵌合接合部の摺動拡
径を生じさせ得ることを条件として、嵌合接合部の開劈
破損を防止し、上記交叉個所を安定に保持させるために
可及的に小さく設定することが好ましい。
【0053】この制動力mにより拡径部の勾配が左右さ
れる。また、式(2)からも明らかなように、プロファ
イルPの送り速度Vにより製管機1の回転速度nが変化
し、この変化により拡径状態が変化する。従って、拡径
状態の変化や製管機1の回転速度Nの変化を検出信号と
して制動力mやプロファイルPの送り速度Vを調節して
拡径状態を制御できる。例えば、制動力mを一定として
プロファイルPの送り速度Vを調節したり、プロファイ
ルPの送り速度Vを一定として制動力mを調節すること
ができる。この場合、拡径状態の変化は、製管機1の前
側フレーム11に連係させた基準定規6(拡径勾配のテ
ーパー角度に合わせて曲げた棒材を回動支持し、その回
動角を検出信号とする)や基準勾配中の所定位置に配設
した接触センサー等により検出可能である。
【0054】従って、本実施形態では、製管機1は、格
子状のリブやジョイント片Saにより凹凸が存在するセ
グメントSの内周面において、トンネルT長手方向にレ
ール状に連続する周方向3箇所のジョイント片Sa,S
a同士の接合部に対し係合により周方向に回転規制され
た状態でトンネルT長手方向に移動自在となるように前
後一対のガイドフレームGa,Gbの鍔付きローラGd
を転動自在に係合させることによって、トンネルT長手
方向への回転前進および制動可能となるように装着され
ているので、トンネル長手方向一側への製管機の回転前
進を回転規制部材の平坦な面に対して制動させることが
円滑に行えることになる。これによって、プロファイル
Pの送り力で螺旋管状体PPを拡径させてセグメントS
よりなる筒状体SSの内周面に近接させていく拡径ライ
ニング方法による二次覆工を製管機1を用いて行うこと
ができる。
【0055】また、筒状体SSの周方向8箇所の連通孔
Sb,…にトンネルTの略全長に亘って挿通したホース
Hを下側から順にトンネルT長手方向一側にゆっくり引
き抜き操作しながら、瞬硬性モルタルを筒状体SSと螺
旋管状体PPとの近接部間に充填し、筒状体SSと螺旋
管状体PPとの近接部間での瞬硬性モルタルの硬化を待
って、順次上側の挿通孔Sbに挿通したホースHを同様
に操作しつつ瞬硬性モルタルを充填することが繰り返し
行われるので、筒状体SS(セグメントS)と螺旋管状
体PP(プロファイルP)との近接部間に瞬硬性モルタ
ルがホースHを介して下側から順に円滑に充填され、筒
状体SSの内周面に対し螺旋筒状体PPを確実に固着す
ることができる。
【0056】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施形態を図5ないし図7に基づいて説明する。
【0057】この実施形態では、所定の速度で回転前進
駆動する製管機を適用している。
【0058】図5および図6において、40は製管機6
の前側フレーム11の周方向所定間隔おきに取り付けた
駆動輪であって、図7にも示すように、油圧モータ40
1によって駆動されるるようになっている。図5および
図6に示す42,…は、前側フレーム11の周方向所定
間隔おきに取り付けた従動輪であって、前側フレーム1
1の周方向において駆動輪40と交互に配されている。
なお、駆動輪40を除くその他の構成は、上記第1の実
施形態の場合と同じであり、その詳細な説明は省略す
る。
【0059】次に、管路製造装置Kを用いた管路の製造
方法の一例について説明する。
【0060】まず、一次覆工工程でトンネルTの内周面
に周方向3箇所のジョイント片Sa,SaをトンネルT
の長手方向にレール状に連続させたセグメントS,…よ
りなる筒状体SSを形成した後、二次覆工工程におい
て、各ジョイント片Sa,Sa同士の接合部に対し前後
一対のガイドフレームGa,Gbを係合させる。
【0061】それから、上記各ガイドフレームGa,G
bに対し回転前進可能となるように製管機1を装着す
る。
【0062】そして、接合機構部2の外面ローラ21お
よび内面ローラ22を油圧ポンプにより駆動させ、トン
ネル後側にあるドラムから供給されてくるプロファイル
Pを接合機構部2の外面ローラ21および内面ローラ2
2で螺旋状に送ると共に最初の接合機構部2の外面ロー
ラ21と内面ローラ22とで既に形成された螺旋管状体
PP縁端の雌型係止溝に最初の接合機構部2に送り込ま
れてくるプロファイルPの一方の縁端の雄型係止用凸条
を嵌合接合して螺旋管状体に形成すると共に、製管機1
を各駆動輪40の駆動で螺旋管状体PPの形成速度に平
衡する速度よりも遅い速度で回転前進駆動させ、この回
転前進中に外面ローラ21および内面ローラ22のプロ
ファイルの送り力で螺旋管状体PPを拡径させて筒状体
SS(セグメントS)の内周面に近接させ、トンネルT
全長に亘った筒状体SS内周面への螺旋管状体PPのラ
イニングを完了すると、裏込め材充填工程において、各
セグメントSの挿通孔Sbに挿通したホースHより瞬硬
性モルタル(裏込め材)を充填する。
【0063】上記螺旋管状体PPの製管速度に平衡する
製管機1の回転速度Nは、プロファイルPの送り速度を
V、製管半径をrとすると、V/2πrであり、製管機
1をこの速度で回転させても螺旋管状体PPは拡径され
ない。
【0064】製管機1をこの回転速度V/2πr より
も遅い回転速度で回転駆動すると、螺旋管状体PPの形
成速度よりも製管機1の移動速度が遅くなり、製管機1
から繰り出される螺旋管状体PPにプロファイルPの送
り力が作用するようになり、この送り力による涙じりモ
ーメント(螺旋をほどく方向の涙じりモーメント)によ
り螺旋管状体PPの嵌合接合部に剪断力が作用し、この
剪断力が嵌合接合部の剪断力に打ち勝つと摺動拡径さ
れ、筒状体SS内周面に接触されるようになる。
【0065】従って、筒状体SS内周面にまで拡径させ
るための条件は、上記第1の実施形態において説明した
制動により螺旋管状体PPを拡径させる場合の式(1)
の制動力mを、プロファイルPの送り力Fにより拡径前
の螺旋管状体PPに作用する涙じりモーメントFrに置
き換えることにより、 Fr/2πR2>f (4) で与えられる。
【0066】また、製管機1の駆動回転速度nは、上述
した式(2)で与えられ、半径rの製管を行なうときの
回転速度Nに対し、 n=rN/R (5) となる。
【0067】上記において、プロファイルPの送り力F
を大きくし過ぎると、剪断力が大になり管単位長さ当た
りの拡径度が大きくなるから、拡径勾配が急峻になると
共に剪断力により嵌合接合部が開劈され易くなる。従っ
て、プロファイルPの送り力Fは、嵌合接合部の摺動拡
径を生じさせ得ることを条件として、嵌合接合部の開劈
破損を防止し、上記交叉個所を安定に保持させるために
可及的に小さく設定することが好ましい。
【0068】このプロファイルPの送り力Fや送り速度
Vや製管機1の回転速度、により拡径状態が変化するか
ら、拡径状態を検出し、送り力F、送り速度V、製管機
1の回転速度nを調節して拡径状態を制御できる。
【0069】従って、本実施形態では、製管機1は、格
子状のリブやジョイント片Saにより凹凸が存在するセ
グメントSの内周面において、トンネルT長手方向にレ
ール状に連続する周方向3箇所のジョイント片Sa,S
a同士の接合部に対し係合により周方向に回転規制され
た状態でトンネルT長手方向に移動自在となるように前
後一対のガイドフレームGa,Gbの鍔付きローラGd
を転動自在に係合させることによって、自身の駆動によ
り回転前進するように装着されているので、螺旋管状体
PPの形成速度に平衡する速度よりも遅い速度で製管機
1をトンネル長手方向一側へ回転前進駆動させることが
円滑に行えることになる。これによって、プロファイル
Pの送り力で螺旋管状体PPを拡径させてセグメントS
よりなる筒状体SSの内周面に近接させていく拡径ライ
ニング方法による二次覆工を製管機1を用いて行うこと
ができる。
【0070】(他の実施の形態)上記各実施形態では、
前後のフレーム11,12の各動輪41,42および従
動ローラ46を前後のガイドフレームGa,Gbの転動
面Gc上において転動させるようにしたが、前後のガイ
ドフレームの内周面にそれぞれラック歯を形成すると共
に、前後のフレームの周方向所定間隔おきに、ディスク
ブレーキを内装する制動ピニオンギヤまたは油圧モータ
によって駆動する駆動ピニオンギヤと、従動ピニオンギ
ヤとを交互に配置し、前後のガイドフレーム内周面のラ
ック歯に対し各ピニオンギヤが噛合するようにしてもよ
い。この場合、前後のガイドフレームに対し動輪やロー
ラなどにより回転前進する前後のフレーム(製管機)に
比して、各ガイドフレームに対してスリップが生じるこ
とはなく、製管機の安定した回転前進を得ることができ
る。特に、製管機の回転前進を制動させるものにおいて
は、確実な制動を得ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1および
請求項2に係る管路の製造方法によれば、凹凸のあるセ
グメントの内周面において、トンネル長手方向にレール
状に連続するリブに対し係合により回転規制した状態で
回転規制部材をトンネル長手方向一側に移動自在に支持
し、この回転規制部材に対し製管機をトンネル長手方向
一側への回転前進および制動可能となるように、または
回転前進駆動するように装着することで、製管機の回転
前進の制動、または螺旋管状体の形成速度に平衡する速
度よりも遅い速度での製管機の回転前進駆動を円滑に行
え、帯状部材の送り力で螺旋管状体を拡径させてトンネ
ルの内周面に近接させていく拡径ライニング方法による
二次覆工を製管機を用いて行うことができる。
【0072】また、請求項3に係る管路の製造方法によ
れば、回転規制部材に対しラック・アンド・ピニオン機
構を介して製管機を回転前進させることで、回転規制部
材に対するスリップをなくし、製管機の安定した回転前
進を得ることができる。特に、製管機の回転前進を制動
させる場合には、確実な制動を得ることができる。
【0073】更に、請求項4に係る管路の製造方法によ
れば、トンネル長手方向に亘って連続するセグメントの
連通孔に挿通したホースによって筒状体と螺旋管状体と
の近接部間に裏込め材を充填することで、セグメントの
内周面に対し螺旋筒状体を確実に固着することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において使用する管路
製造装置の正面図である。
【図2】同管路製造装置の側面図である。
【図3】同じくセグメントのジョイント片に対し鍔付き
ローラの転動自在な係合状態を示す拡大説明図である。
【図4】同じく管路製造装置による螺旋管状体のライニ
ング施工状態を説明する説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態において使用する管路
製造装置の正面図である。
【図6】同管路製造装置の側面図である。
【図7】同じく駆動輪の断面図である。
【図8】(a)はライニング施工方法に使用される公知
の帯状部材を示す図面である。(b)は帯状部材の接合
状態を示す斜視図である。
【図9】従来の製管機の側面図である。
【図10】同じく製管機による帯状部材の管状体形成過
程を示す説明図である
【図11】同じく既設管に対するライニング施工方法を
説明する説明図である。
【符号の説明】
1 製管機 Ga,Gb ガイドフレーム(回転規制部材) H ホース PP 螺旋管状体 P プロファイル(帯状部材) S セグメント Sa ジョイント片(リブ) SS 筒状体 T トンネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堀削機を用いて長手方向に地中を掘削す
    ることにより形成されたトンネルの内周面に、その周方
    向に分割されたセグメントをリング状に沿わせて張り付
    けるとともにトンネルの長手方向にも順に張り付けるこ
    とによって、セグメントの内周面に設けられたリブをト
    ンネルの長手方向にレール状に連続させるように筒状体
    を形成する一次覆工工程と、 上記一次覆工工程においてレール状に連続させたリブに
    対し回転規制された状態でトンネル長手方向一側に移動
    自在となるようにリング状の回転規制部材を係合させ、
    この回転規制部材に対し、連続的に送り込まれる長尺な
    帯状部材を相接する縁端部間で接合しつつトンネルの長
    手方向に螺旋状に巻回させて螺旋管状体を形成する製管
    機を、トンネル長手方向一側への回転前進および制動可
    能となるように装着し、この製管機のトンネル長手方向
    一側への回転前進を制動させることによって帯状部材の
    送り力で上記螺旋管状体を拡径させてトンネルの内周面
    に近接させていく二次覆工工程とを包含していることを
    特徴とする管路の製造方法。
  2. 【請求項2】 堀削機を用いて長手方向に地中を掘削す
    ることにより形成されたトンネルの内周面に、その周方
    向に分割されたセグメントをリング状に沿わせて張り付
    けるとともにトンネルの長手方向にも順に張り付けるこ
    とによって、セグメントの内周面に設けられたリブをト
    ンネルの長手方向にレール状に連続させるように筒状体
    を形成する一次覆工工程と、 上記一次覆工工程においてレール状に連続させたリブに
    対し回転規制された状態でトンネル長手方向一側に移動
    自在となるようにリング状の回転規制部材を係合させ、
    この回転規制部材に対し、連続的に送り込まれる長尺な
    帯状部材を相接する縁端部間で接合しつつトンネルの長
    手方向に螺旋状に巻回させて螺旋管状体を形成する製管
    機を、螺旋管状体の形成速度に平衡する速度よりも遅い
    速度でトンネル長手方向一側へ回転前進駆動させるよう
    に装着し、この製管機のトンネル長手方向一側へ回転前
    進中に帯状部材の送り力で上記螺旋管状体を拡径させて
    トンネルの内周面に近接させていく二次覆工工程とを包
    含していることを特徴とする管路の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の管
    路の製造方法において、 製管機は、回転規制部材に対しラック・アンド・ピニオ
    ン機構を介して回転前進するようになっていることを特
    徴とする管路の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記請求項1または請求項2に記載の管
    路の製造方法において、 各セグメントは、トンネル長手方向に亘ってホースを挿
    通可能とするように連続的に設けられた連通孔を備え、 セグメントよりなる筒状体と帯状部材よりなる螺旋管状
    体との近接部間に上記ホースを介して裏込め材を充填す
    る工程をさらに包含していることを特徴とする管路の製
    造方法。
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