JP2002275928A - バケット装置 - Google Patents
バケット装置Info
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Abstract
置されたスクレーパ１４と、前記バケット本体１により
ズリを掬い取って上向き姿勢とした時に、前記スクレー
パ１４を開口部４全面に沿って移動させて開口面より盛
り上るズリをならして掻き落とすスクレーパ駆動シリン
ダ１５を具備したスクレーパ装置１１を設けた。
Description
どの作業車両に設けられて土砂や撒物などを掬い取るバ
ケット装置に関する。
体の前部に作業ブームを介して昇降および回動自在なバ
ケットが装備され、土砂や撒物などの被搬送物を掬い取
り、隣接配置された搬送台車や所定の区画に移送するよ
うに構成されている。
た被搬送物の量は、掬い取り量を見てバケットの容量か
ら増減し推定する以外に他の方法はなく、一定量の搬送
や被搬送物の量り売りなど正確な搬送量を知るために
は、別の軽量手段を用意する必要があった。
搬送物を掬い取ることができるバケット装置を提供する
ことを目的とする。
に請求項１記載の発明は、作業装置に昇降自在で上下回
動自在に設けられたバケット本体に、開口部に沿って移
動自在に配置されたスクレーパと、前記バケット本体に
より被搬送物を掬い取って上向き姿勢とした時に、前記
スクレーパを開口部に沿って移動させて開口面より盛り
上る被搬送物をならして掻き落とすスクレーパ駆動装置
とからなるスクレーパ装置を設けたものである。
ケット本体の開口部に盛り上がったり凹んだりする被搬
送物をならして一定の摺り切り面を形成するので、バケ
ット本体の容量に近似した容量を掬い取ることができ
る。したがって、他の軽量装置を用いることなく、定量
搬送作業や定量供給作業を容易かつ正確に行うことがで
き、作業能力を向上させることができる。
バケット本体の底部から開口部側に移動自在に配置され
て底部との間に空洞部を形成可能な可変容量部材と、前
記可変容量部材を移動させてバケット本体の容量を変更
可能な可変容量部材駆動装置とを具備したバケット容量
可変装置を設けたものである。
により可変容量部材の位置を変更して底部との間に形成
される空洞部を変更するだけで、掬い取り可能なバケッ
ト本体の容量を変更することができ、作業性能をより一
層向上させることができる。
記載の構成において、スクレーパを、バケット本体の長
辺と平行な軸心周りに回動自在に支持された回動アーム
を介して回動自在に配置し、スクレーパ駆動装置により
前記回動アームを介してスクレーパを短辺方向に回動さ
せるように構成したものである。
単な構成でスクレーパを開口部に沿って移動自在に取り
付けることができ、作業時には開口部の上方位置に退避
させることにより掬い取り作業に支障を来すこともな
い。また摺り切り動作の回動ストロークも最小限です
む。
記載の構成において、可変容量部材を可動底板とフラッ
プ板とで構成し、可動底板の基端部を、バケット本体内
面に長辺と平行な軸心周りに回動自在に配置し、フラッ
プ板は、可動底板の先端部に長辺と平行な軸心周りに回
動自在に連結されて先端部がバケット本体の内面に接す
るように構成されたものである。
とでバケット本体の内面の大部分を覆うことができるの
で、空洞部を大きく形成できて可変容量を大きく確保で
きる。またフラップ板により、可動底板の移動による隙
間を閉鎖できて空洞部への土砂の流入を効果的に防止す
ることができる。
置の第１の実施の形態を図１および図２に基づいて説明
する。
ダに作業ブームを介して昇降自在で、かつ左右方向の軸
心周りに上下方向に回動自在に支持されたバケット本体
で、アール付のＶ字形断面に形成された本体底板２と、
本体底板２の左右両側に上下方向に配置された左右側板
３，３とで形成され、左右方向に長い矩形状の開口部４
が開口されている。本体底板２の外面所定位置には、外
側にピンを介して作業ブームに上下回動自在に支持され
る支持ブラケット５が設置されるとともに、中央部にピ
ンを介して作業リンクを介して作動シリンダに連結され
る駆動ブラケット６が設置されている。
端部が左右側板３，３の奥側下部にそれぞれ左右方向の
支持ピン１２を介して長辺方向の軸心周りに回動自在に
支持された左右一対の回動アーム１３と、左右の回動ア
ーム１３，１３の先端部間に連結されたスクレーパ１４
と、シリンダ本体１５ａがそれぞれ左右の側板３，３の
奥側上部にピンを介して回動自在に支持されピストンロ
ッド１５ｂが回動アーム１３の先端側にそれぞれピン連
結された油圧式スクレーパ駆動シリンダ（スクレーパ駆
動装置）１５とで構成され、スクレーパ１４はバケット
本体１の開口部４上に配置されており、スクレーパ駆動
装置１５が伸縮駆動することにより回動アーム１３を介
してスクレーパ１４を開口部４に沿って短辺方向に回動
させ、ズリに摺り切り面を形成するように構成されてい
る。
バケット本体１を駆動して、バケット本体１内にたとえ
ば被搬送物であるズリ（土砂）を掬い取り、開口部４が
上方に向く上向き姿勢に保持する。ついで、スクレーパ
駆動装置１５を伸展駆動して回動アーム１３を介してス
クレーパ１４を開口部４の短辺方向に沿って移動させる
ことにより、開口部４に盛り上がるズリを掻きならして
開口部４から凹む部分に充填し、さらに余分なズリを開
口部４から掻き落とす。そして、スクレーパ１４を元位
置に復帰した後、バケット本体１を目的位置に移動して
下方に回動することにより、一定量のズリを搬送台車の
荷台などに投入する。
の開口部４に沿ってスクレーパ１４を移動することによ
り、掬い取ったズリをならして余分な量を掻き落とし作
業ごとに開口部４に一定の摺り切り面を形成するので、
スクレーパ本体１の容量に近似した正確な量のズリを搬
出することができる。したがって、量り売り業者などの
被搬送物を、より正確な量を掬い取ることができ、バケ
ットの作業性能を向上させることができる。
態を説明する。なお、スクレーパ装置１１については同
一構成であるため、説明を省略する。このバケット本体
１には、本体底板２の内面に配置されて二重底構造に形
成された可変容量部材２１を移動させることにより、バ
ケット本体１の容量を変更可能なバケット容量可変装置
２０が設けられている。
の本体底板２上部で開口部４の近傍に、ブラケットとピ
ンからなる複数の連結具２２を介して長辺と平行な軸心
周りに回動自在に支持された略Ｊ形断面の可動底板２１
ａと、可動底板２１ａ先端部に複数の連結具２３を介し
て長辺と平行な軸心周りに回動自在に支持されたフラッ
プ板２１ｂとで構成され、本体底板２の内面を覆って空
洞部２４を形成可能に構成される。また前記可動底板２
１ａは、本体底板２の内面に沿う略Ｊ形断面に形成さ
れ、またフラップ板２１ｂは自重により先端部が本体底
板２の内面に接している。
部材を介装してフラップ板２１ｂの先端部が本体底板２
の内面に接すように回動付勢してもよい。前記可変容量
部材２１を回動させる可変容量調整シリンダ（可変容量
部材駆動装置）２５は、本体底板２の背面に突設された
ブラケット２８に回動自在に支持されたシリンダ本体２
５ａが本体底板２に形成された貫通孔２６に遊嵌されて
バケット本体１内に挿入され、ピストンロッド２４ｂが
可動底板２１ａに形成された収納部２７のブラケットに
ピン連結されて構成され、図４に実線で示すように、可
変容量部材２１を最大容量位置と、仮想線で示す最小容
量位置の間で回動させて空洞部２４を増減させ、バケッ
ト本体１の容量を変更することができる。
リ量に対応して、可変容量調整シリンダ２５により可変
容量部材２１を回動させて所定位置に配置し、バケット
本体１の容量を変更する。そして、ホイールローダによ
りバケット本体１を駆動して、バケット本体１内にズリ
を掬い取り、開口部４が上方に向く上向き姿勢に保持す
る。ついで、スクレーパ駆動装置１５を伸展駆動して回
動アーム１３を介してスクレーパ１４を開口部４の短辺
方向に沿って移動させることにより、開口部４に盛り上
がるズリを掻きならして開口部４から凹む部分に充填
し、さらに余分なズリを開口部４から掻き落とす。そし
て、スクレーパ１４が元位置に復帰した後、バケット本
体１を目的位置に移動して下方に回動することにより、
一定量のズリを搬送台車の荷台などに投入する。
態に加えて、容量可変装置２０によりバケット本体１の
容量を変更できるので、任意のズリ量をより正確に掬い
取ることができ、作業性能をさらに向上させて、定量供
給などの作業を容易に行うことができる。
したが、砂利や他の撒物であってもよい。
によれば、スクレーパにより、バケット本体の開口部に
盛り上がったり凹んだりする被搬送物をならして一定の
摺り切り面を形成するので、バケット本体の容量に近似
した容量を掬い取ることができる。したがって、他の軽
量装置を用いることなく、定量搬送作業や定量供給作業
を容易かつ正確に行うことができ、作業能力を向上させ
ることができる。
量可変装置により可変容量部材の位置を変更して底部と
の間に形成される空洞部を変更するだけで、掬い取り可
能なバケット本体の容量を変更することができ、作業性
能をより一層向上させることができる。
により、簡単な構成でスクレーパを開口部に沿って移動
自在に取り付けることができ、作業時には開口部の上方
位置に退避させることにより掬い取り作業に支障を来す
こともない。また摺り切り動作の回動ストロークも最小
限ですむ。
フラップ板とでバケット本体の内面の大部分を覆うこと
ができるので、空洞部を大きく形成できて可変容量を大
きく確保できる。またフラップ板により、可動底板の移
動による隙間を閉鎖できて空洞部への土砂の流入を効果
的に防止することができる。
を示す側面図である。
を示す側面図である。
Claims (4)
- 【請求項１】作業装置に昇降自在で上下回動自在に設け
られたバケット本体に、開口部に沿って移動自在に配置
されたスクレーパと、前記バケット本体により被搬送物
を掬い取って上向き姿勢とした時に、前記スクレーパを
開口部に沿って移動させて開口面より盛り上る被搬送物
をならして掻き落とすスクレーパ駆動装置とからなるス
クレーパ装置を設けたことを特徴とするバケット装置。 - 【請求項２】バケット本体内にバケット本体の底部から
開口部側に移動自在に配置されて底部との間に空洞部を
形成可能な可変容量部材と、前記可変容量部材を移動さ
せてバケット本体の容量を変更可能な可変容量部材駆動
装置とを具備したバケット容量可変装置を設けたことを
特徴とする請求項１記載のバケット装置。 - 【請求項３】スクレーパを、バケット本体の長辺と平行
な軸心周りに回動自在に支持された回動アームを介して
取付け、 スクレーパ駆動装置により前記回動アームを介してスク
レーパを短辺方向に回動させるように構成した請求項１
または２記載のバケット装置。 - 【請求項４】可変容量部材を可動底板とフラップ板とで
構成し、 可動底板の基端部を、バケット本体の開口部近傍に長辺
と平行な軸心周りに回動自在に取り付け、 フラップ板は、可動底板の先端部に長辺と平行な軸心周
りに回動自在に連結されて先端部がバケット本体の内面
に接するように構成されたことを特徴とする請求項２ま
たは３記載のバケット装置。
Priority Applications (1)
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| JP2001077369A JP4007768B2 (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | バケット装置 |
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