JP2002273184A - 攪拌装置 - Google Patents
攪拌装置Info
- Publication number
- JP2002273184A JP2002273184A JP2001327462A JP2001327462A JP2002273184A JP 2002273184 A JP2002273184 A JP 2002273184A JP 2001327462 A JP2001327462 A JP 2001327462A JP 2001327462 A JP2001327462 A JP 2001327462A JP 2002273184 A JP2002273184 A JP 2002273184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirring
- annular
- plate
- stirring wheel
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
化を実現した上で、高い攪拌性能を確保することができ
るようにする。 【解決手段】 被攪拌物Rを装填する処理容器20と、
この処理容器20内に装填された被攪拌物Rを攪拌する
攪拌機構30とで基本構成され、特に、攪拌機構30
を、複数の攪拌板43を有する環状攪拌輪40と、この
環状攪拌輪40を中心回りに回転させる駆動機構50と
で構成し、さらにこの駆動機構50を駆動モータ51
と、この駆動モータ51の駆動軸に連結された回転軸5
2と、この回転軸52に同心で固定した駆動ローラ53
とで構成し、上記環状攪拌輪40を回転軸52に挿通し
て回転軸52と一体の駆動ローラ53に吊持させてい
る。
Description
尿などの流動性を有する物質を被攪拌物とする攪拌装置
に関するものである。
物質を装填し、駆動モータの駆動で攪拌板を駆動軸回り
に一体回転させることにより攪拌する攪拌装置が知られ
ている。このような攪拌装置は、被攪拌物を攪拌して均
質にする目的に加え、空気や熱が均一に当たることが要
求される装置、例えば微生物を利用して生ごみを肥料に
変換する生分解処理装置、加熱処理や乾燥処理を施して
処理物を再生又はリサイクルする装置などにも利用され
る。
部から被攪拌物を装填し、攪拌板による所定時間の攪拌
処理の後に目的の処理が適正に行われていることを確認
した後に被攪拌物を取り出すように構成された、いわゆ
るバッチ処理方式のものが一般的である。
なバッチ処理方式の攪拌装置においては、大量の被攪拌
物を均質に攪拌することが困難であることから工業的な
攪拌処理に適しておらず、従って少量の被攪拌物を対象
とする家庭用のものとしてしか普及していないというの
が実情である。
等、悪臭を放つものである場合、臭気の拡散を防ぐ目的
で密閉形の処理容器を使用するものが一般的である。し
かし目的の処理が、生ごみのリサイクルのように、好気
性の微生物に有機物を分解させることを利用するもので
あった場合、処理容器内に常に新鮮な空気を送り込む必
要があり、この目的で送風機が付設されているのが普通
であるが、送風機の設置で攪拌装置が高価なものになる
という問題点を有している。
心で設けられているため、攪拌中の攪拌板から受ける力
に起因した駆動軸の心振れを防ぐために軸受構造を頑丈
なものにしなければならず、この点でも攪拌装置の設備
コストが嵩むという問題点を有している。
板は、その回転軌跡が定まっているため、処理容器内に
混入した異物と干渉したような場合、攪拌板の回転停止
で駆動モータが焼き切れたり、回転板が破損する等の異
常事態が発生し易く、これによってメンテナンスコスト
が嵩むという問題点も存在する。
ためになされたものであり、装置コストおよびメンテナ
ンスコストの低減化を実現した上で、高い攪拌能力を確
保することができるとともに、小容量のものから大容量
のものに到るまで差別なく適用することが可能な攪拌装
置を提供することを目的としている。
生ごみや家畜の糞尿などの流動性を有する物質を被攪拌
物とする攪拌装置であって、上記被攪拌物を装填する処
理容器と、この被攪拌物を攪拌する攪拌機構とを備えて
構成され、上記攪拌機構は、周部に設けられた複数の攪
拌板を有する一または複数の環状攪拌輪と、この環状攪
拌輪を中心回りに回転させる回転軸と、この回転軸を軸
心回りに回転する駆動機構とを備え、上記環状攪拌輪
は、内周面内側の中空部に上記回転軸が通され、内周面
を上記回転軸に吊持されていることを特徴とするもので
ある。
よる上記回転軸の回転によって、回転軸に吊持されてい
ることで内周面が回転軸に当接している環状攪拌輪は回
転し、この回転で上記環状攪拌輪に設けられた上記攪拌
板が処理容器内の被攪拌物を攪拌する。このため、被攪
拌物は均質に攪拌され、好気性の微生物を利用した処理
を行う場合には、空気に対する接触面積が広がり、処理
が促進される。
めのスポーク等の部材が存在せず、内周面に異物が存在
しない状態になっているため、内周面に付着した被攪拌
物は、環状攪拌輪の回転によって他の被攪拌物との干渉
で内周面上を自在に移動することが可能であり、被攪拌
物がスポーク等に阻止されてその部分に堆積してしま
い、これによって充分な攪拌が行われなくなる従来の不
都合が解消され、攪拌効率が向上する。
た状態になっているため、従来の駆動軸回りに一体回転
する攪拌板を備えた処理装置に比べて軸受構造を簡単な
ものにすることが可能である。そして、たとえ処理容器
内に異物が存在したり処理容器内で被攪拌物の分布が偏
っていても、環状攪拌輪は回転中心の移動によってこれ
らに対応することが可能であり、回転板や環状攪拌輪が
破損するような不都合が確実に防止される。従って、攪
拌板が駆動軸と共回りすることによって攪拌板の回転軌
跡が一定し、これによって異物を回避することができず
に異物との干渉で攪拌板が破損するような従来の不都合
がなくなる。
ているだけであるため、被攪拌物の状況に応じて径寸法
の異なったものに容易に取り換えることが可能であり、
攪拌装置が汎用性に富んだものになる。さらに、処理容
器および回転軸を長手方向に延長あるいは連結するとと
もに、これらの延長分に対応して攪拌輪を増設すること
により、処理すべき被攪拌物量の増加に容易に対応する
ことが可能になる。また、被攪拌物を均質に攪拌しなが
ら一定方向に移動させるようになっているため、処理量
に拘わりなく小容量のものから大容量のものにまで同一
原理で適用することができる。
拌装置において、上記環状攪拌輪の内周面と上記回転軸
の間に、上記回転軸に同心で固定された駆動ローラが介
在し、この駆動ローラの外周面に上記環状攪拌輪の内周
面が当接していることを特徴とするものである。
対する当接が、回転軸より径寸法の大きい駆動ローラを
介して行われるため、回転軸の回転がより大きな伝達効
率で環状攪拌輪に伝達され、回転軸の空回りによる環状
攪拌輪の停止が有効に防止される。
記載の発明において、上記環状攪拌輪は、外周面が上記
回転軸の近傍で押えローラによって押えられていること
を特徴とするものである。
ーラに押えられることにより回転が安定する。
明において、上記押えローラは、上記回転軸の軸心を通
る垂直線に対して線対称に少なくとも2つ設けられてい
ることを特徴とするものである。
軸を境にして左右対称の位置に設けられることにより、
環状攪拌輪の吊持姿勢が左右で偏ることを抑止すること
ができ、吊持状態がさらに安定する。
記載の発明において、上記押えローラの少なくとも1つ
は、外周の中心と回転中心が異なる偏心押え軸に支持さ
れている、偏心押えローラであることを特徴とするもの
である。
によって、上記環状攪拌輪と偏心押えローラとの接触を
維持したまま、上記偏心押えローラの回転中心と上記環
状攪拌輪の外周面との距離を変動させることが可能とな
る。従って、被攪拌物の分布の偏りや異物との干渉によ
り、上記攪拌板に大きな荷重がかかったために上記環状
攪拌輪の回転中心が移動するとき、上記偏心押えローラ
の回転中心は、環状攪拌輪の動きに追従するよう移動で
きるため、ローラの押え効果を確保することが出来る。
いずれかに記載の発明において、上記環状攪拌輪は、略
下半分が処理容器内に没入するように上記回転軸に吊持
されていることを特徴とする。
外気に曝された状態になっているため、環状攪拌輪の回
転で処理容器上に持ち上げられた後落下する攪拌中の被
攪拌物は、新鮮な外気と接触し、これによって被攪拌物
の分解効率が向上する。
いずれかに記載の発明において、上記処理容器に蓋体が
取り付けられていることを特徴とするものである。
周りの状況に応じて蓋体を閉止することで処理容器が密
閉され、これによって臭気の大気中への拡散が防止され
る。
いずれかに記載の発明において、上記攪拌板は、上記環
状攪拌輪の周部に全周に亘って所定ピッチで設けられ、
上記環状攪拌輪の所定方向への回転によって被攪拌物が
上記回転軸の軸心方向の一方側に向けて移動するように
傾斜して設けられていることをとするものである。
ることによって被攪拌物が攪拌板と干渉し、この干渉時
に傾斜して設けられている攪拌板がその傾斜面で被攪拌
物を軸心方向の一方側に向けて押圧するため、押圧され
た被攪拌物は処理容器内を順次一方向に移動する。
を、送り、その移動速度のことを、送り速度という。
容器の一方の端部(上流側)に装填された被攪拌物を処理
容器の他方の端部(下流側)に送り終えたときには予定の
攪拌時間が経過しているように設定できる。
解処理に用いる場合等、一定の攪拌時間を要する場合に
おいても連続処理が可能となる。
いずれかに記載の発明において、上記攪拌板は、2枚の
上記環状攪拌輪を連結する1枚または複数の板であり、
上記攪拌板が上記環状攪拌輪の略低位にあるときは被攪
拌物を捕捉し、上記攪拌板が上記環状攪拌輪の略中位に
あるときは被攪拌物を保持し、上記攪拌板が上記環状攪
拌輪の略高位にあるときは被攪拌物を解放するように形
成されていることを特徴とするものである。
物中を攪拌板が通過することによる通常の攪拌と、被攪
拌物の一部を高位に持ち上げ、落下させるという強制循
環との二通りの攪拌を同時に行うことが出来る。
気性の微生物を利用した処理を行う場合には、特に上記
強制循環の攪拌により、空気に対する接触面積が広が
り、処理が促進される。
発明において、上記攪拌板は、L字形断面を有する長板
であることを特徴とするものである。
して効果的に被攪拌物の捕捉、保持が可能になると共
に、L字断面の回転方向に対する向きを調節することに
より、被攪拌物の解放タイミングを容易に設定すること
ができる。
10記載の発明において、上記攪拌板が、上記環状攪拌
輪の回転に伴って上記捕捉、上記保持、上記解放を順次
行う間に、被攪拌物を上記環状攪拌輪の軸心方向の一方
側に向けて移動させるように構成されていることを特徴
とするものである。
た被攪拌物が解放されるとき、その落下地点の平均位置
は、捕捉位置の平均位置よりも、下流側に偏った位置と
なる。その結果、被攪拌物は、攪拌されつつ全体的に上
流側から下流側へ送られるのであるが、この送り速度を
適宜調整することにより、処理容器の上流側に装填され
た被攪拌物を処理容器の下流側に送り終えたときには予
定の攪拌時間が経過しているように設定することが可能
である。こうすることで本攪拌装置を生ごみの生分解処
理に用いる場合等、一定の攪拌時間を要する場合におい
ても連続処理が可能となる。
の発明において、上記攪拌板と上記環状攪拌輪との接合
点の位相が、上記攪拌板の両側の環状攪拌輪で異なり、
その位相差によって被攪拌物が上記環状攪拌輪の軸心方
向の一方側に向けて移動するように構成されていること
を特徴とするものである。
即ち、上記環状攪拌輪の回転中心軸をZ軸、このZ軸に
垂直で一方の上記環状攪拌輪の盤面を含む平面をXY平
面、このXY平面内の上記環状攪拌輪中心を原点O、こ
の原点Oを通る上記XY平面内の水平線をX軸、任意の
攪拌板上の点Aから上記XY平面への投影点をA’と
し、線分A’Oと上記X軸に挟まれた角度をAの位相と
する。
上流端と下流端において位相差θがあり、上記環状攪拌
輪が回転方向に角度θだけ回転したとき、回転後の下流
端の位相が回転前の上流端の位相と一致するならば、当
該攪拌板の位相遅れはθであると定義する。
位相遅れθを適当な大きさ(例えば45度)に設定すること
により、上記保持及び解放過程の殆どで上記攪拌板の上
流端は下流端よりも高位に位置するものとなる。
る傾斜がつき、上記強制循環の攪拌において下位で捕捉
された被攪拌物は、解放までにその斜面を滑り落ちるこ
とで全体的に下流側へ送られる。
下位置の平均を、捕捉位置の平均より下流側に移動する
ことができる。
の発明において、上記攪拌板が、その軸線を中心に捻ら
れ、その捻れ角は、上記位相の差分に略等しいことを特
徴とするものである。
θに設定されているとき、攪拌板を位相遅れの方向に角
度θだけ捻ったものとすることにより、攪拌板の上記捕
捉、保持、解放の各過程の位相を、上流側と下流側とで
揃えることが可能となる。
程における被攪拌物の落下高度を上流側と下流側とで等
しくすることができるので、上記強制循環の攪拌におい
て、下流側でも高い落下高度を得ることが出来、効果的
な攪拌を行うことができる。
3のいずれかに記載の発明において、上記環状攪拌輪の
回転により、上記攪拌板から解放されて落下する被攪拌
物を受け止め、落下地点を上記環状攪拌輪の軸方向に移
動させる受け皿を有することを特徴とするものである。
攪拌物を確実かつ容易に送ることができる。
れば、上記受け皿に落下した被攪拌物は、攪拌終了品と
して装置の外に導くことが可能となる。
る場合、上記受け皿を各攪拌装置間に設置すれば被攪拌
物を各攪拌装置間移動させることが容易となる。
攪拌装置の第一の実施形態である、生ごみを生分解処理
するための攪拌装置を示す斜視図であり、図1は、蓋体
が開放された状態、図2は、蓋体が閉止された状態をそ
れぞれ示している。また、図3は、図2のA−A線断面
図(縦断面図)であり、図4は、図2のB−B線断面図
(横断面図)である。
拌装置10は、支持枠体11に支持された生ごみRを装
填するための処理容器20と、この処理容器20内の生
ごみRを生分解処理するために攪拌する攪拌機構30
と、処理容器20内に生分解処理用の空気を送り込む送
風機構70とを備えた基本構成を有している。
されるように立設された4本の支柱12と、長辺側の支
柱12の頂部間に架設された一対の長辺側フレーム13
と、短辺側の支柱間に架設された短辺側フレーム14と
を備え、これらにさらに必要なフレームが付加された状
態で直方体状に形成され、これら支柱12、長辺側フレ
ーム13および短辺側フレーム14等で囲まれた部分に
処理容器20を収容する収容空間が形成されている。
た処理容器本体21と、この処理容器本体21の上面開
口を閉止する半円筒状の蓋体25とからなっており、蓋
体25を処理容器本体21に被せることにより、処理容
器20は、図2に示すように略円筒状になるようになさ
れている。処理容器本体21内には攪拌機構30によっ
て処理される生ごみRを装填するための処理室21aが
形成されている。
の底板22と、この底板22の各端面を塞いだ前後方向
(長辺側フレーム13の延びる方向)一対の側板23と
からなっている。かかる処理容器本体21は、前後寸法
が長辺側フレーム13の長さ寸法より若干短めに寸法設
定されているとともに、幅方向(短辺側フレーム14の
延びる方向)の寸法が短辺側フレーム14の長さ寸法よ
り僅かに小さく寸法設定されている。
外方に向かって突設した前後方向に延びる帯状縁部24
がそれぞれ設けられ、これらの帯状縁部24が各長辺側
フレーム13に支持されることにより、処理容器本体2
1が上方から内部に嵌まり込んだ状態で支持枠体11に
支持されるようになっている。
の中央位置に下方に向かって切り欠かれて形成した半円
状の半円状切欠き部23aが凹設されているとともに、
この半円状切欠き部23aから生ごみRが分解して形成
された処理物R1の排出を誘導する断面視で半円状の排
出シュート23bが設けられている。
の半円筒状を呈した天板26と、この天板26の前後方
向の両端面に設けられた一対の側板27とを備えて構成
されている。天板26の幅方向の各縁部には、上記処理
容器本体21の帯状縁部24に対応した帯状縁部28が
設けられている。各帯状縁部24,28の一方側間には
所定個数の蝶番29が介設され、蓋体25は、これらの
蝶番29回りに正逆回動することによって、処理室21
aが開放された図1に示す開放姿勢と、処理室21aが
閉止された図2に示す閉止姿勢との間で姿勢変更し得る
ようになっている。
板27には、処理容器本体21の半円状切欠き部23a
に対応した半円状切欠き部27aが設けられているとと
もに、前後の側板27には後述する幅方向一対の押え軸
61との干渉を回避するために凹設された逃し溝27b
がそれぞれ設けられ、さらに上流側の側板27には後述
する回転軸52との干渉を回避するための逃し溝27c
が設けられ、これによって蓋体25を閉止した状態で
は、図2に示すように一対の押え軸61および回転軸5
2が各逃し溝27b,27cに嵌まり込んだ状態になる
ようにしている。
内装される環状を呈した複数の環状攪拌輪40と、各環
状攪拌輪40を中心線回りに回転させる駆動機構50
と、環状攪拌輪40の外周面を押えて回転を安定させる
押え機構60とを備えて構成されている。環状攪拌輪4
0は、駆動機構50の駆動による中心線回りの回転で処
理容器20内に装填された生ごみRを攪拌し、これによ
る生ごみRと空気との活発な接触で好気性微生物の活動
を促して生ごみRの生分解を活発に行わせるためのもの
である。
態を示す一部切欠き斜視図である。この図に示すよう
に、環状攪拌輪40は、円筒状の攪拌輪本体41と、こ
の攪拌輪本体41の前後の端縁から全周に亘って径方向
の外方に向かって突設された一対のフランジ42と、各
フランジ42の外面側に周方向等ピッチで突設された複
数個の攪拌板43とからなっている。一対のフランジ4
2間には、攪拌輪本体41の外周面を底部とする環状溝
44が形成されている。
器20の内径寸法より若干小さ目に寸法設定され、これ
によって上記環状攪拌輪40は、底板22に対して隙間
が形成され得る状態で余裕をもって処理容器本体21内
に装着され得るようになっている。そして、環状攪拌輪
40が処理容器本体21内に装着された状態でフランジ
42の外周面と処理容器本体21の内周面との間および
攪拌輪本体41の内側に生ごみRを上流側から下流側に
向けて移動させる移動路が形成されるようになってい
る。
時に処理室21a内の生ごみRと干渉して生ごみRを攪
拌するとともに、下流側に向けて押圧するためのもので
あり、フランジ42の外面側に固定される径方向に長尺
の基端部43aと、フランジ42に固定された状態の基
端部43aから突設された攪拌板本体43bとからなっ
ている。
2に固定されたものは、板本体43bが基端部43aか
らフランジ42の表面に対して所定の角度で傾斜した状
態で下流側から見て時計方向に向けて突設されている一
方、同上流側のフランジ42に固定されたものは、板本
体43bが基端部43aからフランジ42の表面に対し
て所定の角度で傾斜した状態で下流側から見て反時計方
向に向けて突設されている。
中心線回りに反時計方向に回転することにより、攪拌板
本体43bがその傾斜面で処理室21a内の生ごみRを
下流側に向けて押圧し、この押圧力によって生ごみRが
下流側に向けて順次移動させられることになる。
止めでフランジ42の表面に着脱容易に固定されること
により環状攪拌輪40に装着されている。これによって
攪拌板43は、生ごみRの種類や運転状況に変更があっ
たときなどは、現状のものを他のものに取り換えて上記
変更に容易に対応させ得るようになっている。
この駆動モータ51の駆動軸に同心で一体に連結された
回転軸52と、一体回転可能に同心で回転軸52に装着
された複数個の駆動ローラ53とを備えて構成されてい
る。駆動ローラ53は、環状攪拌輪40と対応して同数
が設けられている。
レーム14の上方位置で一対の長辺側フレーム13間に
架設された山形フレーム15に支持されている。具体的
には、山形フレーム15の幅方向の中央位置に外方に向
けて突設された台座板16が設けられ、この台座板16
に駆動モータ51がその駆動軸を上流側に向けた状態で
据え付けられている。
を貫通した状態で支持枠体11の上方位置に前後方向に
延びるように配設されている。かかる回転軸52を支持
するために、上流側の山形フレーム15には軸受部材1
7が設けられているとともに、支持枠体11の下流端に
上流側の山形フレーム15に対向した同一形状の山形フ
レーム15が設けられ、この下流側の山形フレーム15
にも上記同様の軸受部材17が設けられている。なお、
山形フレーム15および軸受部材17は処理容器本体2
1の両端部にのみ設けられることに限定されるものでは
なく、回転軸52の負荷の状況に応じて処理容器本体2
1の長手方向の適宜の位置にも必要個数設けてもよい。
そして、回転軸52は、前後一対の軸受部材17に軸受
された状態で、駆動モータ51の駆動軸に連結され、駆
動モータ51の駆動で軸心回りに回転するようになって
いる。
回転させるためのものであり、その外周面が攪拌輪本体
41の内周面に当接した状態で環状攪拌輪40を吊持し
ている。従って、駆動ローラ53が、駆動モータ51の
駆動で回転軸52回りに一体回転することにより、この
駆動ローラ53に吊持されている環状攪拌輪40が同一
方向に回転することになる。
位置に回転軸52と並行に配設された前後方向に延びる
一対の押え軸61と、各押え軸61にそれぞれ同心で固
定された環状攪拌輪40と各同数の押えローラ62とか
らなっている。上記各押え軸61は、前後の山形フレー
ム15の傾斜面から上方に向かって突設された軸支杆1
8に支持されている。かかる軸支杆18は、架設された
状態の押え軸61が駆動ローラ53に吊持されている環
状攪拌輪40より上方に位置するように長さ寸法が設定
され、これによって環状攪拌輪40が中心線回りに回転
しても各押えローラ62と干渉しないようになされてい
る。
上方から押えて環状攪拌輪40の中心線回りの回転を安
定させるとともに、環状攪拌輪40の駆動ローラ53か
らの脱輪を防止するためのものであり、径寸法が攪拌輪
本体41の外周面に当接するように寸法設定されている
とともに、厚さ寸法が一対のフランジ42間の間隙寸法
(すなわち環状溝44の溝幅寸法)より僅かに小さく寸
法設定され、これによって外周面が攪拌輪本体41の外
周面に当接した状態で、押えローラ62が環状溝44に
嵌まり込み、環状攪拌輪40が前後方向にずれるのを確
実に防止している。
1が一対の押えローラ62と上記駆動ローラ53とによ
って3点で支持されていることにより支持状態が安定
し、中心線回りの回転が心狂いし難くなっている。
に設けられた送風ブロワ71と、この送風ブロワ71と
処理容器本体21との間に配管された送風配管72と、
この送風配管72の下流端部に設けられた複数本の送風
ノズル73と、上記送風配管72の適所に設けられた開
閉バルブ74と、この開閉バルブ74と上記送風ブロワ
71間に介設されたエアタンク75とを備えて構成され
ている。
を貫通して処理容器本体21に固定されている。これら
の送風ノズル73は、所定ピッチで幅方向に向かって1
列に整列され、これによって処理室21a内に新鮮な空
気を均等に供給し得るようになっている。また、開閉バ
ルブ74を閉止した状態で送風ブロワ71を運転するこ
とにより、エアタンク75内に高圧空気が所定量貯留さ
れるようになっている。
ブロワ71を適宜運転してエアタンク75内に所定量の
空気を貯留しておくことにより、必要の都度開閉バルブ
74の開弁操作を行うことによって処理容器20内に新
鮮な空気が送り込まれ、これによる好気性微生物の活性
化向上によって生ごみRの生分解が効率的に行われるよ
うになっている。
て説明する。生ごみRを生分解処理するに際しては、ま
ず、図1に示すように、処理容器20の蓋体25を開放
して処理容器本体21の処理室21aを外部に露出す
る。この状態で生ごみRを処理室21aの上流端側に投
入する。所定量の生ごみRの投入が完了すると、図2に
示すように蓋体25を閉止し、引き続き駆動モータ51
を駆動するとともに、開閉バルブ74を開通する。
は、回転軸52を介してこれと一体回転する駆動ローラ
53に伝達される。この駆動ローラ53の回転は、内周
面が駆動ローラ53の外周面に当接している攪拌輪本体
41に伝達されて環状攪拌輪40が駆動ローラ53と同
一方向(図1に示す例では下流側から見て反時計方向)
に向けて回転する。このとき、環状攪拌輪40は、攪拌
輪本体41の外周面が一対の押えローラ62によって押
えられているとともに、攪拌輪本体41の内周面が駆動
ローラ53によって支持されていることにより3点で拘
束された状態になっているため、横振れが抑えられた状
態で安定して回転する。
動ローラ53の回転によってフランジ42の表面側に傾
斜して設けられている攪拌板43により上方に向けて掻
き上げられながらその傾斜で水平方向に下流側に向かう
分力を受け、攪拌されながら順次下流側に向かって移動
させられるとともに、送風ノズル73から噴出される新
鮮な空気との接触が充分に行われ、これによる好気性微
生物の活発な活動で生ごみRの生分解処理が促進され、
生ごみR中の有機物が順次炭酸ガスと水とに分解されて
処理物R1になっていく。
た生ごみRは、処理室21a内に並設された複数の環状
攪拌輪40を、生分解しながら順次通過し、下流端で完
全に処理物R1になり、半円状切欠き部23a,27a
を介して排出シュート23bに案内されつつ外部に導出
される。
用攪拌装置10は、生分解を促すことによって生ごみR
を処理するものであり、生ごみRを装填する処理容器2
0と、この処理容器20内に装填された生ごみRを攪拌
する攪拌機構30とで基本構成されてなるものであり、
特に、攪拌機構30を、周部に全周に亘って所定ピッチ
で設けられた複数の攪拌板43を有する複数の環状攪拌
輪40と、この環状攪拌輪40を中心回りに回転させる
駆動機構50とで構成し、さらにこの駆動機構50を駆
動モータ51と、この駆動モータ51の駆動軸に同心で
一体的に連結した回転軸52と、この回転軸52に同心
で固定した駆動ローラ53とで構成し、上記環状攪拌輪
40を回転軸52に挿通して吊持させているため、駆動
モータ51の駆動による回転軸52の回転によって、回
転軸52に吊持されていることで内周面が回転軸52に
当接している環状攪拌輪40は回転し、この回転で環状
攪拌輪40に設けられた攪拌板43が処理容器20内の
生ごみRと干渉してそれを攪拌するため、この攪拌で生
ごみRの空気に対する接触面積が広がり、これによって
好気性微生物による生ごみRの分解が促進される。
めのスポーク等の部材が存在しないことにより、内周面
に異物が存在しない状態になっているため、内周面に付
着した生ごみRは、環状攪拌輪40の回転によって他の
生ごみRとの干渉で内周面上を自在に移動することが可
能であり、生ごみRがスポーク等に阻止されてその部分
に堆積してしまい、これによって充分な攪拌が行われな
くなる従来の不都合が解消されて攪拌効率が向上する。
れているため、従来の駆動軸回りに一体回転する攪拌板
43を備えた処理装置に比べて軸受構造を簡単なものに
することが可能であり、その分設備コストの低減化に寄
与する。そして、たとえ処理容器20内に異物が存在し
たり、処理容器20内で生ごみRの分布が偏っていても
環状攪拌輪40は、回転中心の移動によってこれらに対
応することが可能であるばかりか、押えローラ62の外
周面と環状攪拌輪40の内周面とのスリップによっても
異物の存在に対応することが可能であり、攪拌板43や
環状攪拌輪40が破損するような不都合が確実に防止さ
れる。従って、攪拌板43が駆動軸と共回りすることに
よって攪拌板43の回転軌跡が一定し、これによって異
物を回避することができずに異物との干渉で攪拌板43
が破損するような従来の不都合がなくなり、メンテナン
スコストの低減化に寄与するができる。
に吊持されているだけであるため、生ごみRの状況に応
じて径寸法の異なったものに容易に取り換えることが可
能であり、生ごみ処理用攪拌装置10を汎用性に富んだ
ものにすることができる。
2に固定された駆動ローラ53を介して回転させるよう
にしているため、環状攪拌輪40の回転軸52に対する
当接を、回転軸52より径寸法の大きい駆動ローラ53
を介して行われるため、回転軸52の回転がより大きな
伝達効率で環状攪拌輪40に伝達されることにより、回
転軸52の空回りによる環状攪拌輪40の回転停止を有
効に防止することができる。
ーラ62によって押えるようにしているため、環状攪拌
輪40の回転を安定させることができる。そして、上記
の実施形態においては、かかる押えローラ62を回転軸
52の軸心を通る垂直線に対して線対称に少なくとも2
つ設けているため、環状攪拌輪40の吊持姿勢が左右で
偏ることなく、しかも環状攪拌輪40は2つの押えロー
ラ62と1つの駆動ローラ53とで3点支持され、心振
れが抑止された安定した環状攪拌輪40の吊持状態を実
現することができる。
本体21によって形成するとともに、環状攪拌輪40
は、下半分が処理容器20内に没入するようにしたた
め、例えば蓋体25を閉止しない状態、あるいは当初か
ら蓋体25を設けない状態の攪拌装置においては、環状
攪拌輪40の回転で処理容器20上に連れ上がりした攪
拌中の生ごみRは、特に送風機構70からの送風がなく
ても、周りの新鮮な外気と接触することができるため、
これによって生ごみRの分解効率を向上させることがで
きる。但し、蓋体25を設けた場合には、生ごみRの処
理状況や周りの状況に応じて蓋体25を閉止することで
処理室21a内が密閉され、これによって臭気の大気中
への拡散や、生ごみRの飛び出しを防止することができ
る。
所定方向への回転によって生ごみRが回転軸52の軸心
方向の一方側に向けて移動するように傾斜して設けられ
ているため、環状攪拌輪40を回転させることによって
生ごみRが攪拌板43と干渉し、この干渉時に傾斜して
設けられている攪拌板43がその傾斜面で生ごみRを軸
心方向の一方側に向けて押圧して処理容器20内を順次
下流側に向けて移動させることができる。従って、この
移動速度を、生ごみRの分解速度と同期させるように攪
拌板43の傾斜角度を設定することにより、処理容器2
0の一方の端部に装填された生ごみRが処理容器20の
他方の端部に到達したときには分解処理が完了している
ようにすることが可能であり、こうすることで生ごみR
の連続処理を実現することができる。
10に装填するための生ごみ装填装置の一実施形態を示
す側面視の断面図である。この図に示すように、生ごみ
装填装置80は、生ごみ処理用攪拌装置10の上流側近
傍に配設された生ごみ投入ホッパー81と、この生ごみ
投入ホッパー81を斜めに貫通した状態で生ごみ投入ホ
ッパー81と生ごみ処理用攪拌装置10との間に介設さ
れるスクリューコンベヤ82とからなっている。
理用攪拌装置10によって処理する生ごみRを投入する
ためのものであり、上面が開口した容器によって形成さ
れている。かかる生ごみ投入ホッパー81は、底板がス
クリューコンベヤ82の傾斜に対応するように傾斜して
形成され、その上流側(図7の右方)の側壁および下流
側の側壁にはスクリューコンベヤ82を貫入するための
貫入孔81aが穿設され、これらの貫入孔81aにスク
リューコンベヤ82が貫入されることによってスクリュ
ーコンベヤ82が生ごみ投入ホッパー81に装着されて
いる。かかる生ごみ投入ホッパー81は、その下部に構
築された支持フレーム88に支持されている。
ーシング83と、この円筒状ケーシング83の中心位置
に内装されるスクリュー軸84と、このスクリュー軸8
4の外周面に螺旋状に形成されたスクリュー85と、駆
動軸が上記スクリュー軸84と同心で接続されたスクリ
ューモータ86とを備えて構成されている。
ホッパー81内に位置した部分の適所に開口された開口
部82aを有しており、生ごみ投入ホッパー81内に投
入された生ごみRは、スクリューモータ86の駆動によ
るスクリュー軸84を介したスクリュー85の回転でこ
の開口部82aから円筒状ケーシング83内に取り込ま
れるようになっている。
端部が水平になるように折り曲げられて生ごみ処理用攪
拌装置10に向かうように方向設定されている。そし
て、円筒状ケーシング83の折り曲げ部分においては、
スクリュー軸84およびスクリュー85が分断されてい
るとともに、スクリュー軸84の分断部分に自在継手8
7が介設され、スクリューモータ86の駆動回転が基端
側のスクリュー軸84および自在継手87を介して先端
側のスクリュー軸84に伝達されるようになっている。
5の上流側には、円筒状ケーシング83の下流端に対応
するように生ごみ受入れシュート250が設けられてい
る。従って、スクリューモータ86の駆動で円筒状ケー
シング83内を搬送されてきた生ごみRは、その下流端
の開口から落下して生ごみ受入れシュート250に受け
られ、生ごみ処理用攪拌装置10内に装填されることに
なる。
理用攪拌装置10の近傍に設けることにより、一々蓋体
25の開閉操作を行うことなく生ごみRを生ごみ投入ホ
ッパー81内に投入することで生ごみRが連続的に処理
容器20内に供給され、生ごみRを連続的に処理する上
で好都合である。
形態である、生ごみを生分解処理するための攪拌装置を
示す斜視図である。図9は図8の縦断面図、図10は図
8の横断面図である。また図11は、攪拌手段の主要部
である攪拌板組立体140の部分斜視図である。
7と同じ構成要素については同一符号を付してその説明
を省略する。
置110は、第一の実施形態に示す生ごみ処理用攪拌装
置10に対し、攪拌板組立体140、押え軸61、偏心
押え軸63、偏心押えローラ64、排出シュート23c
に相違点の特徴がある。以下、特に上記相違点を中心に
説明する。
に、攪拌板組立体140が吊持されている。攪拌板組立
体140は、一対の環状攪拌輪141と、それらを連結す
るように接合されている、4枚の攪拌板143からな
る。
し2個の偏心押えローラ64が当接している。偏心押え
ローラ64は、偏心押え軸63に回転自在に嵌め込まれ
ている。偏心押え軸63は、それぞれ独立した押え軸6
1に固定され、一体回転する。偏心押え軸63は、回転中
心と外周の中心とが偏心しているが、その目的は後述す
るように、環状攪拌輪141の心振れに対し、偏心押え
ローラ64を追従させるためである。
は、排出シュート23cが配されている。排出シュート
23cは、処理室21aと装置外部を連結しているが、
上記第一の実施形態における排出シュート23bとの相
違点は、排出シュート23bが処理室21aの外部に設
けられているのに対し、排出シュート23cは処理室2
1aの内部にまで延長されている点である。これは、排
出シュート23bが処理物R1の堆積部からオーバーフ
ローしてきたものを装置外に導出するのに対し、排出シ
ュート23cは、処理室21a内で、上部の攪拌板143
から落下して来た処理物R1を装置外に導出するためで
ある。
41への接合状態について説明する。
ションである143a、143bの形状を示す説明図で
ある。図13は、図12の各(イ)、(ロ)、(ハ)の
相違を示す説明図である。
用しているが、これは図12(イ)の143b及び図1
2(ロ)の143aの発展形状であるため、(イ)、
(ロ)、(ハ)の順に説明する。
及び側面図である。143bは断面がL字形の長板で、
環状攪拌輪141の回転軸と平行に配される(図13
(イ)参照)。
相遅れθを設けたものである。
る。
垂直で一方(下流側)の環状攪拌輪141の盤面を含む
平面をXY平面、XY平面内の環状攪拌輪141の中心
を原点O、原点Oを通るXY平面内の水平線をX軸とす
る。攪拌板143aの下流側端面はXY平面上にあり、
その位置の基準となる点をA2とすると、線分A2−O
とX軸のなす角、即ちθ2がA2の位相である。同様
に、攪拌板143aの他端の基準点A1についても位相
が定義できるが、A1はXY平面上にないので、A1か
らXY平面に降ろした垂線の足A1’によって位相θ1
を定義する。
る。θ1、θ2は攪拌板組立体140の回転に従って刻
々と変化するが、位相差θは常に一定である。
位相がθ2であって、その後攪拌板組立体140がθだ
け回転したときのA2の位相がθ1(回転前のA1の位
相)となったとき、A2のA1に対する位相遅れをθと
する。
点で定義できるが、上記のように、攪拌板143aの上
流端と下流端の対応する2点で求めた位相遅れがθであ
るとき、特にこの攪拌板143aの位相遅れはθであ
る、とする。
θの攪拌板であるが、板面は捻られていないため、ある
瞬間における板面の断面形状(水平面との傾斜角を含
む)が、上流側から下流側まで常に等しいという特徴が
ある(図13(ロ)参照)。
ように、攪拌板に上流側から下流側に向かって傾斜をつ
け、攪拌板上の被攪拌物を下流側へ送るためである。
143aを、更にその軸線に沿ってθだけ捻ったもので
ある(図13(ハ)参照)。捻り方向は、上流端を固定
して下流端を捻ると考えるとき、下流端側から見て時計
回り方向である。
断面形状と、その断面からθ遅れた関係にある断面がθ
回転した後の断面形状とが、水平面との傾斜角を含めて
等しくなるという特徴がある。
関係について説明する。
状攪拌輪141と、その回転を安定させるための押え軸
61、偏心押え軸63、偏心押えローラ64の関係を示
す説明図である。図14(イ)は中立状態、図14
(ロ)は環状攪拌輪141の回転中心Oが、最も左に移
動(O’)した状態、図14(ハ)は、環状攪拌輪14
1の回転中心Oが、最も右に移動(O’)した状態を示
す。
通常の安定回転状態である。
ーラ53に吊持されている一方、その外周上方部を2個
の偏心押えローラ64の外周面と当接することにより、
押えられている。2個の偏心押えローラ64は、偏心押
え軸63に図外の軸受機構を介して嵌めこまれていて、
偏心押え軸63に対し滑らかに相対回転が可能である。
偏心押え軸63は押え軸61に固定して嵌め込まれてい
る。2本の押え軸61は、環状攪拌輪141の回転中心
Oを通る垂直線に対し、線対称の位置に配設されてい
る。偏心押え軸63と押え軸61は偏心しており、その
偏心量はΔである。
をP、偏心押えローラ64と環状攪拌輪141との接点
をQとしたとき、P−Q間の距離をLとする。
Oが、図の左側へ最も大きく移動した状態を示す。この
時、環状攪拌輪141は、図の左側では押え軸61に近
づき、右側では遠ざかる。
P、偏心押えローラ64と環状攪拌輪141との接点を
Q2としたとき、P−Q2間の距離は、L以下の値、L−
Δ1となる。一方、右側の押え軸61の回転中心をP、
偏心押えローラ64と環状攪拌輪141との接点をQ3
としたとき、P−Q3間の距離は、L以上の値、L+Δ2
となる。Δ1、Δ2は、押え軸61の回転中心Pの位置に
より、適宜調整して設定し得る値であり、Δ1+Δ2の
最大値は上記偏心量Δの2倍である。
Oが、図の右側へ最も大きく移動した状態を示す。この
時、環状攪拌輪141は、図の右側では押え軸61に近
づき、右側では遠ざかる。
P、偏心押えローラ64と環状攪拌輪141との接点を
Q2としたとき、P−Q2間の距離は、L以下の値、L−
Δ1となる。一方、左側の押え軸61の回転中心をP、
偏心押えローラ64と環状攪拌輪141との接点をQ3
としたとき、P−Q3間の距離は、L以上の値、L+Δ2
となる。Δ1、Δ2は、押え軸61の回転中心Pの位置に
より、適宜調整して設定し得る値であり、Δ1+Δ2の
最大値は上記偏心量Δの2倍である。
態との相違部分を中心に説明する。
理室21a内の下方に堆積している。一方、駆動モータ
51の駆動回転は、回転軸52を介してこれと一体回転
する駆動ローラ53に伝達される。この駆動ローラ53
の回転は、内周面が駆動ローラ53の外周面に当接して
いる環状攪拌輪141に伝達されて攪拌板組立体140
が駆動ローラ53と同一方向(図8に示す例では下流側
から見て反時計方向)に向けて回転する。このとき、攪
拌板組立体140は、環状攪拌輪141の外周面が一対
の偏心押えローラ64によって押えられているととも
に、環状攪拌輪141の内周面が駆動ローラ53によっ
て支持されていることにより3点で拘束された状態にな
っているため、横振れが抑えられた状態で安定して回転
する。
攪拌板143も処理室21a内を回転する。
と、4枚の攪拌板143が示されており、夫々3時、6
時、9時、12時の位置にある。ここで、例えば3時の
位置とは、攪拌板143の上流端(図10では一点鎖線
で示す)が、環状攪拌輪141の円環上、図示の方向か
ら見て、時計文字盤の3時に相当する位置にあることを
言う。
43に着目して、攪拌板組立体140の回転に即してそ
の作用を説明する。
上流端から順次堆積している生ごみR中に入る。生ごみ
R中の攪拌板143は、抵抗体として移動し、生ごみR
を攪拌する(通常の攪拌)。
43が8時の位置に達すると、上流端から順次生ごみR
の堆積領域から脱する。この時、攪拌板143は、L字
断面の開口側を略上方に向けているため、その凹部で生
ごみRの一部を捕捉する。
た状態で生ごみRの堆積領域から脱し、更に攪拌板組立
体140の回転に伴い、上方へ移動する間、捕捉した生
ごみRを保持する。このとき、攪拌板143には、上流
側と下流側の位相差により上流側から下流側への傾斜が
ついている。この傾斜によって、捕捉された生ごみR
は、攪拌板143上を滑り落ちるように下流側へ移動
し、或いは一部が下方の堆積領域に落下する。従って、
攪拌板143が生ごみRを保持して上方へ達するまで
に、攪拌板143上の生ごみRは、上流側が少なく、下
流側が多い分布となっている。
143が10時の位置を過ぎると、攪拌板143のL字
断面の開口部が略側方を向き始め、上流側から順次生ご
みRを解放し始める。解放された生ごみRは、下方の堆
積領域に落下するが、その際、攪拌板143の最大傾斜
方向は、捻りによって、下流側を向いているので、解放
された生ごみRは、解放点よりも下流側に落下する(強
制循環)。
拌板143上にあるときはその傾斜により下流側に移動
し、更に解放後は解放位置よりも下流側に落下するた
め、下方で堆積している生ごみRも、この強制循環の連
続により順次全体的に下流側に移動する。
の落下途中で、排出シュート23cに捕捉され、処理室
21a外へ導かれる。
の位置を過ぎた攪拌板143は、L字断面の開口部を略
下方に向け、次のサイクルに移行する。
ある。
偏りがあったり、異物があったりする場合、攪拌板14
3は大きな抵抗力を受ける。この抵抗力を削減するた
め、攪拌板組立体140はその回転中心を移動する。即
ち、回転中心を移動することにより攪拌板143の軌跡
を変化させ、異物の衝突を避けたり衝突位置をずらした
りすることが可能となる。
状態で回転しているが、攪拌板143が左向きに大きな
抵抗力を受けると、環状攪拌輪141の回転中心は左に
移動する(図14(ロ))。
4が環状攪拌輪141の動きに追従し、押え効果を維持
するので、環状攪拌輪141は安定した回転を継続でき
ると共に、駆動ローラ53からの脱輪を防止できる。
帰すると、それに伴い、環状攪拌輪141の回転状態も
図14(イ)の状態に復帰する。
様、図14(ハ)の状態となり、抵抗力が通常の値に復
帰すると、それに伴い、環状攪拌輪141の回転状態も
図14(イ)の状態に復帰する。
述したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるもの
ではなく、以下の内容をも包含するものである。
の攪拌装置であるが、その他家畜の糞尿を処理して肥料
にするためのもの等、一般的に流動性を有する物を攪拌
し、空気にさらしたり、均一に熱を加えたりすることに
より、何らかの化学反応を促進し、又水分等を除去して
処理物を再生、またはリサイクル処理をするための攪拌
装置とするも可である。
は比較的大型のものであるが、もっと小型、例えば家庭
用の糠床(漬物用)攪拌装置等とするも可である。
置10、110は、生ごみR(或いは他の被攪拌物)の
性状に応じて1台のみで使用してもよいし、複数台を直
列に連結して使用してもよい。複数台を連結するとき
は、上流側の生ごみ処理用攪拌装置10、110の排出
シュート23b、23cが下流側の生ごみ処理用攪拌装
置10、110の上流端に臨むように各生ごみ処理用攪
拌装置10、110を配設すればよい。図16に、生ご
み処理用攪拌装置110を2台連結した例を示す。レイ
アウト的にこのような連結を行い得ないときには、上流
側の生ごみ処理用攪拌装置10、110と下流側の生ご
み処理用攪拌装置10、110との間にベルトコンベヤ
等の移送機器を介在させるようにすればよい。そして、
複数台の生ごみ処理用攪拌装置10、110を連結する
ことにより、処理時間を長くすることが可能になるた
め、生ごみ処理用攪拌装置10、110を、生分解し難
い蓄糞等を被攪拌物Rとする分解処理装置に適用するこ
とが可能になる。
理用攪拌装置10を複数台を連設する代わりに、処理容
器20、押え軸61および回転軸52を既存のものに継
ぎ足して延設するとともに、延設分に見合った環状攪拌
輪40および押えローラ62を増設するようにしてもよ
い。この場合、回転軸52による多数の環状攪拌輪40
の支持が過負荷になることがあるが、その場合は長辺側
フレーム13の中間位置にも1本または複数本の山形フ
レーム15を配設し、これらの山形フレーム15に軸受
部材17を介して回転軸52を支持させるようにすれば
よい。
状攪拌輪を、図6に示す構造のものにすることができ
る。この環状攪拌輪40′は、攪拌輪本体41およびフ
ランジ42を有するものである点については先の第一の
実施形態のものと同様であるが、攪拌板43′が環状溝
44内でフランジ42間に斜めに架設されることによっ
て形成されている点、および攪拌輪本体41には隣り合
った攪拌板43′間に被攪拌物通過孔45が穿設されて
いる点が先の実施形態の環状攪拌輪40と相違する。
処理室21a内の被攪拌物Rは、環状攪拌輪40′の外
周面より外側のものが下部位置から環状攪拌輪40′の
回転によって上方に持ち上げられ、上部に到達してから
被攪拌物通過孔45を通って下方に落下し、これが繰り
返されることによって混合される。そして、被攪拌物R
は、被攪拌物通過孔45からの落下直前に攪拌板43′
の傾斜面によって下流側に向かう力を受けていることに
より、この力で僅かに下流側に押し遣られ、これが繰り
返されることによって生分解しながら僅かずつ前進す
る。
した場合には、二点鎖線で示すように、押えローラ62
は、その外周面を、一対のフランジ42の外周面に当接
するように幅広のものを採用するとともに、駆動ローラ
53は、一対のフランジ42を挟持するように両端部に
フランジ部を備えたものを採用する必要がある。
板は、143、143a、143bの中から任意に選択
して使用可である。攪拌板による送り効果を必要としな
い場合は143bが容易に製作できる点で望ましく、位
相遅れの設定が比較的小なるときは143aが143よ
りも容易に製作できる点で望ましい。位相遅れの設定が
比較的大きいときは、143が被攪拌物の落下高度を一
定に揃えられる点で望ましい。
拌板はL字断面でなくても可である。例えば、円、楕
円、多角形(矩形を含む)の断面も可、それらに捻りを
加えたものも可である。
拌板143は4枚の設定としたが、それ以外の枚数も可
である。また、必ずしも等間隔である必要はない。ま
た、攪拌板143の環状攪拌輪141への半径方向の取
付位置、取り付け方向(L字断面の開口方向)も、必要
に応じて各攪拌板ごとに設定するも可である。また、一
対の環状攪拌輪141を連結する部材は、攪拌板143
のみである必要はなく、強度確保のため、適宜補強部材
による連結も可である(結果的にその補強部材も通常の
攪拌機能を有する)。
14中のLは、S−ΔからS+Δの範囲で、各軸位置を
適宜調整することにより、任意に設定することが可能で
ある。(Sは偏心押えローラ64の半径である。)Lを
小さく設定するとΔ1は小さく、Δ2が大きくなる。逆
にLを大きく設定するとΔ1は大きく、Δ2は小さくな
る。被攪拌物Rからの抵抗力の種類、大きさ、方向を勘
案して、環状攪拌輪141の移動の自由度が増すように
Δ1、Δ2、Lを設定するのが望ましい。図14の例で
は、L=√(S^2+Δ^2)としている。
えローラ62と攪拌輪本体41との間に、攪拌輪本体4
1の動きの自由度を増すため、初期状態で若干の隙間を
設けるも可である。隙間の大きさは、攪拌輪本体41の
脱輪限界等から適宜設定可能である。
えローラのうち、片方を同軸の押えローラ、もう一方を偏
心ローラとするも可である。
攪拌輪40、141は、その内周面が回転軸52に固定
された駆動ローラ53に吊持されているが、こうする代
わりに回転軸52に環状攪拌輪40、141を直接吊持
させてもよい。こうすることによって回転軸52に駆動
ローラ53を取り付けない分設備コストの低減化に寄与
することが可能になる。
攪拌輪40、141は、駆動ローラ53に面接触で当接
されているが、こうする代わりに攪拌輪本体41又は環
状攪拌輪141の内周面に複数の内歯を設けるととも
に、駆動ローラ53を、その外周面に上記内歯に噛合す
る外歯を設けた駆動ギヤとしてもよい。こうすることに
よって駆動ギヤの回転を確実に環状攪拌輪40、141
に伝達することが可能になる。
や環状攪拌輪141の側面に簡易歯車54を設け、駆動
ローラ53の脱輪防止のフランジ部に上記簡易歯車54
に噛合する簡易歯車55を設けた駆動ギヤとしても良
い。
きく取り、駆動ローラ53による吊持効果、即ち環状攪
拌輪40、141の自由な回転中心移動を妨げないよう
にするのが望ましい。
容器本体21および蓋体25を同一形状の半円筒状にす
ることにより、蓋体25が閉止された状態の処理容器2
0は円筒状になっているが、本発明は、処理容器20が
円筒状であることに限定されるものではなく、たとえ
ば、処理容器本体21の幅方向の縁部を上方に延ばして
半楕円形状とし、これに蓋体25を被せて形成される処
理容器20を楕円筒状にしてもよい。こうすることによ
って、処理容器本体21の幅方向の両縁部が嵩上げされ
た状態になり、たとえ蓋体25が開放された状態で生ご
み処理用攪拌装置10を運転しても、処理容器本体21
内の被攪拌物Rの外部への飛び出しがより確実に抑制さ
れる。
容器20を処理容器本体21と蓋体25とで構成してい
るが、生ごみRを処理する状況に応じては特に蓋体25
を設けなくてもよい。
室21a内に送風機構70によって空気を導入するよう
にしているが、蓋体25を開放したままの状態で生ごみ
処理用攪拌装置10を運転するときは、特に処理室21
a内に空気を送り込まなくても、周りの空気を生ごみR
に供給することができる。かかる運転を行う場合には、
送風機構70を設置しなくてもよい。
器20内の生ごみRを加温するヒーターを設けてもよ
い。このヒーターで生ごみRを好気性微生物が最も活発
に活動する温度に加温することにより、生ごみRの分解
効率を向上させることができる。
51は回転軸52と同軸に設定しているが、必ずしもそ
の必要はなく、軸線を異にしても、適宜ベルト等によっ
て動力を伝達してもよい。又、小型あるいは家庭用の装
置とする場合は、動力は駆動モータによらなくても、例
えば手回しハンドルとしても良い。
軸と共回りすることによって攪拌板の回転軌跡が一定
し、これによって異物を回避することができずに異物と
の干渉で攪拌板が破損するような従来の不都合がなくな
り、メンテナンスコストの低減化の効果が得られる。
微生物を利用した処理を行う場合には、空気に対する接
触面積が広がり、処理が促進されるので、処理時間を短
縮する効果が得られる。
可能であること、環状攪拌輪を被攪拌物の状況に応じて
径寸法の異なったものに容易に取り換えることが可能で
あること、装置の連結及び延長が容易であること等によ
り処理すべき被攪拌物量に応じて小容量のものから大容
量のものにまで最適な装置規模で対応できるという効果
が得られる。
転が大きな伝達効率で環状攪拌輪に伝達され、回転軸の
空回りによる環状攪拌輪の停止が有効に防止されるの
で、装置の攪拌効率、処理効率向上の効果が得られる。
が押えローラに押えられることにより安定して回転する
ことができるので装置の攪拌効率が向上し、振動、騒音
を抑制する効果が得られる。
の吊持姿勢が左右で偏ることを抑止することができ、上
記請求項3記載の発明の効果を、より高める効果が得ら
れる。
分布の偏りや異物との干渉により、上記攪拌板に大きな
荷重がかかったために上記環状攪拌輪の回転中心が移動
するときのローラの押え効果を確保することが出来るの
で、上記請求項3乃至4記載の発明の効果を、更に高める
効果が得られる。
攪拌物は、新鮮な外気と接触し、これによって被攪拌物
の分解効率を向上させることができるので、処理時間の
短縮効果が得られる。
処理状況や周りの状況に応じて蓋体を閉止することで処
理容器が密閉され、これによって臭気の大気中への拡散
を防止する効果が得られる。
連続処理を実現することができるため、大量かつ自動処
理が可能となる効果が得られる。
常の攪拌と強制循環との二通りの攪拌を同時に行うこと
が出来るので、被攪拌物は均質に攪拌される。好気性の
微生物を利用した処理を行う場合には、特に上記強制循
環の攪拌により、空気に対する接触面積が広がり、処理
が促進されるので処理時間を短縮する効果が得られる。
L字の凹断面部を利用して効果的に被攪拌物の捕捉、保
持が可能になると共に、L字断面の回転方向に対する向
きを調節することにより、被攪拌物の解放タイミングを
容易に設定することができるので、被攪拌物の性状に応
じた最適な設定が容易となる効果が得られる。
被攪拌物の連続処理を実現することができるため、大量
かつ自動処理が可能となる効果が得られる。
板の上記捕捉、保持、解放の各過程の位相を、上流側と
下流側とで揃えることが可能となるので、攪拌による処
理効率を向上する効果が得られる。
の装置間送り、最終処理物の取出しを確実かつ容易に行
うことが可能となる効果が得られる。
図であり、蓋体が開放された状態を示している。
示す斜視図である。
図である。
る。
面図である。
図であり、蓋体が開放された状態を示している。
ある。
る。
である。
である。
説明図である。
斜視図である。
視図であり、2台の装置を連結した状態を示している。
体 12 支柱 13 長辺側
フレーム 14 短辺側フレーム 15 山形フ
レーム 16 台座板 17 軸受部
材 18 軸支杆 20 処理容
器 21 処理容器本体 21a 処理
室 22 底板 23 側板 23a 半円状切欠き部 23b,23
c 排出シュート 24 帯状縁部 25 蓋体 26 天板 27 側板 27a 半円状切欠き部 27b,27
c 逃し溝 28 帯状縁部 29 蝶番 30 攪拌機構 40,40′,141 環状攪拌輪 41 攪拌輪
本体 42 フランジ 43,43’,143,143a,143b 攪拌板 43a 基端部 43b 板本
体 44 環状溝 45 通過孔 50 駆動機構 51 駆動モ
ータ 52 回転軸 53 駆動ロ
ーラ 54,55 簡易歯車 60 押え機
構 61 押え軸 62 押えロ
ーラ 63 偏心押え軸 64 偏心押
えローラ 140 攪拌板組立体 R 生ごみ(被攪拌物) R1 処理物 θ 位相、位相差、位相遅れ θ1,θ2
位相 Δ,Δ1,Δ2 偏心量
Claims (14)
- 【請求項1】 生ごみや家畜の糞尿などの流動性を有す
る物質を被攪拌物とする攪拌装置であって、上記被攪拌
物を装填する処理容器と、この被攪拌物を攪拌する攪拌
機構とを備えて構成され、上記攪拌機構は、周部に設け
られた複数の攪拌板を有する一または複数の環状攪拌輪
と、この環状攪拌輪を中心回りに回転させる回転軸と、
この回転軸を軸心回りに回転する駆動機構とを備え、上
記環状攪拌輪は、内周面内側の中空部に上記回転軸が通
され、内周面を上記回転軸に吊持されていることを特徴
とする攪拌装置。 - 【請求項2】 上記環状攪拌輪の内周面と上記回転軸の
間に、上記回転軸に同心で固定された駆動ローラが介在
し、この駆動ローラの外周面に上記環状攪拌輪の内周面
が当接していることを特徴とする請求項1記載の攪拌装
置。 - 【請求項3】 上記環状攪拌輪は、外周面が上記回転軸
の近傍で押えローラによって押えられていることを特徴
とする請求項1または2記載の攪拌装置。 - 【請求項4】 上記押えローラは、上記回転軸の軸心を
通る垂直線に対して線対称に少なくとも2つ設けられて
いることを特徴とする請求項3記載の攪拌装置。 - 【請求項5】 上記押えローラの少なくとも1つは、外
周の中心と回転中心が異なる偏心押え軸に支持されてい
る、偏心押えローラであることを特徴とする、請求項3
または4記載の攪拌装置。 - 【請求項6】 上記環状攪拌輪は、略下半分が処理容器
内に没入するように上記回転軸に吊持されていることを
特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の攪拌装
置。 - 【請求項7】 上記処理容器に蓋体が取り付けられてい
ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
攪拌装置。 - 【請求項8】 上記攪拌板は、上記環状攪拌輪の周部に
全周に亘って所定ピッチで設けられ、上記環状攪拌輪の
所定方向への回転によって被攪拌物が上記回転軸の軸心
方向の一方側に向けて移動するように傾斜して設けられ
ていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
載の攪拌装置。 - 【請求項9】 上記攪拌板は、2枚の上記環状攪拌輪を
連結する1枚または複数の板であり、上記攪拌板が上記
環状攪拌輪の略低位にあるときは被攪拌物を捕捉し、上
記攪拌板が上記環状攪拌輪の略中位にあるときは被攪拌
物を保持し、上記攪拌板が上記環状攪拌輪の略高位にあ
るときは被攪拌物を解放するように形成されていること
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の攪拌装
置。 - 【請求項10】 上記攪拌板は、L字形断面を有する長
板であることを特徴とする請求項9に記載の攪拌装置。 - 【請求項11】 上記攪拌板が、上記環状攪拌輪の回転
に伴って上記捕捉、上記保持、上記解放を順次行う間
に、被攪拌物を上記環状攪拌輪の軸心方向の一方側に向
けて移動させるように構成されていることを特徴とする
請求項9または10記載の攪拌装置。 - 【請求項12】 上記環状攪拌輪の回転中心軸をZ軸、
このZ軸に垂直で一方の上記環状攪拌輪の盤面を含む平
面をXY平面、このXY平面内の上記環状攪拌輪中心を
原点O、この原点Oを通る上記XY平面内の水平線をX
軸、任意の攪拌板上の点Aから上記XY平面への投影点
をA’とし、線分A’Oと上記X軸に挟まれた角度をA
の位相と定義するとき、上記攪拌板と上記環状攪拌輪と
の接合点の位相が、上記攪拌板の両側の環状攪拌輪で異
なり、その位相差によって被攪拌物が上記環状攪拌輪の
軸心方向の一方側に向けて移動するように構成されてい
ることを特徴とする請求項11記載の攪拌装置。 - 【請求項13】 上記攪拌板が、その軸線を中心に捻ら
れ、その捻れ角は、上記位相の差分に略等しいことを特
徴とする請求項12記載の攪拌装置。 - 【請求項14】 上記環状攪拌輪の回転により、上記攪
拌板から解放されて落下する被攪拌物を受け止め、落下
地点を上記環状攪拌輪の軸方向に移動させる受け皿を有
することを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記
載の攪拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001327462A JP3923296B2 (ja) | 2001-01-15 | 2001-10-25 | 攪拌装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006327 | 2001-01-15 | ||
JP2001-6327 | 2001-01-15 | ||
JP2001327462A JP3923296B2 (ja) | 2001-01-15 | 2001-10-25 | 攪拌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002273184A true JP2002273184A (ja) | 2002-09-24 |
JP3923296B2 JP3923296B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=26607687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001327462A Expired - Fee Related JP3923296B2 (ja) | 2001-01-15 | 2001-10-25 | 攪拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3923296B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015162721A1 (ja) * | 2014-04-23 | 2015-10-29 | 三浦工業株式会社 | 撹拌装置 |
CN110606558A (zh) * | 2019-10-28 | 2019-12-24 | 李凤岭 | 一种流速均衡的污水处理的氧气沟 |
CN111391233A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-07-10 | 江苏东弘塑业有限公司 | 一种注塑机 |
CN111777170A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-10-16 | 安徽中泰创展环境科技股份有限公司 | 一种新型的垃圾渗沥液处理装置 |
CN115140820A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-10-04 | 无锡海拓环保装备科技有限公司 | 一种低能耗电镀废水高效处理设备 |
CN115624896A (zh) * | 2022-01-14 | 2023-01-20 | 重庆交通职业学院 | 一种道路钢渣掺加混合设备 |
CN116651895A (zh) * | 2023-05-24 | 2023-08-29 | 安徽中海环境科技有限公司 | 一种用于餐厨垃圾的分类处理装置 |
-
2001
- 2001-10-25 JP JP2001327462A patent/JP3923296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015162721A1 (ja) * | 2014-04-23 | 2015-10-29 | 三浦工業株式会社 | 撹拌装置 |
CN110606558A (zh) * | 2019-10-28 | 2019-12-24 | 李凤岭 | 一种流速均衡的污水处理的氧气沟 |
CN110606558B (zh) * | 2019-10-28 | 2020-08-25 | 广东汇众环境科技股份有限公司 | 一种流速均衡的污水处理的氧气沟 |
CN111391233A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-07-10 | 江苏东弘塑业有限公司 | 一种注塑机 |
CN111777170A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-10-16 | 安徽中泰创展环境科技股份有限公司 | 一种新型的垃圾渗沥液处理装置 |
CN115624896A (zh) * | 2022-01-14 | 2023-01-20 | 重庆交通职业学院 | 一种道路钢渣掺加混合设备 |
CN115140820A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-10-04 | 无锡海拓环保装备科技有限公司 | 一种低能耗电镀废水高效处理设备 |
CN115140820B (zh) * | 2022-07-06 | 2023-07-28 | 无锡海拓环保装备科技有限公司 | 一种低能耗电镀废水高效处理设备 |
CN116651895A (zh) * | 2023-05-24 | 2023-08-29 | 安徽中海环境科技有限公司 | 一种用于餐厨垃圾的分类处理装置 |
CN116651895B (zh) * | 2023-05-24 | 2024-02-09 | 安徽中海环境科技有限公司 | 一种用于餐厨垃圾的分类处理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3923296B2 (ja) | 2007-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4280746B2 (ja) | 生ごみ処理装置 | |
JP3923296B2 (ja) | 攪拌装置 | |
US5463819A (en) | Dehydration treatment apparatus for sludge | |
JP5275720B2 (ja) | 回転ドラム式乾燥機 | |
JP2013063413A (ja) | 処理装置 | |
US20040147013A1 (en) | Continuous composter | |
JP4049984B2 (ja) | 堆肥化資材の製造装置 | |
JPH11347517A (ja) | 腐敗性廃棄物の撹拌処理装置 | |
KR200328427Y1 (ko) | 축산폐기물 및 음식물쓰레기 처리장치용 교반 스크류 | |
JP2004358419A (ja) | 有機廃棄物処理用回転ドラム | |
JP2945603B2 (ja) | 回転型乾燥装置 | |
JPH06262159A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
RU2191622C1 (ru) | Смеситель | |
JP2000061282A (ja) | 粉粒体の混合装置 | |
JP3996247B2 (ja) | 撹拌装置 | |
JP2004016828A (ja) | ロータリー式発酵装置 | |
JP2003205229A (ja) | 撹拌方法及び装置 | |
JP2849362B2 (ja) | 廃棄物分解処理装置 | |
JP2003159576A (ja) | 車両型生ゴミ処理装置 | |
JP3184865B2 (ja) | 攪拌装置 | |
JP2003230896A (ja) | 汚泥の固化処理装置 | |
JP3867269B2 (ja) | 絡み付き防止型攪拌羽根を具えた回転ドラム型乾燥機 | |
JPH0788392A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
JP2960683B2 (ja) | 廃棄物処理装置 | |
JP3058377U (ja) | 生ゴミの微生物処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041015 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3923296 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160302 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |