JP2002272862A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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JP2002272862A
JP2002272862A JP2001079178A JP2001079178A JP2002272862A JP 2002272862 A JP2002272862 A JP 2002272862A JP 2001079178 A JP2001079178 A JP 2001079178A JP 2001079178 A JP2001079178 A JP 2001079178A JP 2002272862 A JP2002272862 A JP 2002272862A
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Hiroaki Satsumoto
博明 札本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目盛用金属棒のX線像が鮮明な放射線照合用
部材有する放射線治療装置、照合作業の後の本照射に先
立って射線照合用部材を取り外す作業が不要となる放射
線治療装置などを提供することを課題とするものであ
る。 【解決手段】 複数の目盛用金属棒32のうちの少なく
ともビーム中心軸15の照合位置から離れた箇所に位置
するものは、放射線源の方向に傾斜している射線照合用
部材が用いられた放射線治療装置。有機高分子製の支持
板31の片面に各一端面が支持された複数の目盛用金属
板を有する射線照合用部材が用いられた放射線治療装
置。放射線源から放射される放射野に放射線照合用部材
を露出または上記放射野から退避させる照合用部材駆動
装置を備えた放射線治療装置。放射線平坦化フィルタ6
3〜66と放射線照合用部材3とを交互に放射野内に露
出または上記放射野から退避させる放射線平坦化装置を
備えた放射線治療装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線治療装置に
関し、特に放射線照合用部材の構造や取付け方法に特徴
のある放射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17〜図20は、従来の放射線治療装
置および放射線照合用部材についての説明図であって、
図17は放射線治療装置全体の概略図、図18は放射線
照合用部材の斜視図、図19は図18の放射線照合用部
材を用いたX線写真撮影用のフィルムに撮影された概略
的な照合X線写真、図20は放射野における上記放射線
照合用部材の断面図である。
【0003】図17〜図20において、1は放射線照射
装置、11は放射線治療装置本体、12は放射線源であ
るターゲット、13は放射線制限装置、14はターゲッ
ト12から放射された放射線からなる放射野(点線のハ
ッチングを入れた領域、以下同様)、15は放射線のビ
ーム中心軸、16は放射線治療装置本体11を回転軸1
7の回りに回転させる回転装置、2は治療台、21は患
者、22は患者21の患部、23は回転軸17とビーム
中心軸15の交点であるアイソセンタ、3は放射線制限
装置13の開口部131に設置された放射線照合用部
材、4はフィルム置き台、41はフィルム置き台4上に
置かれた、ビーム中心軸15の位置を照合のためのX線
写真を撮影するためのフィルムである。図19の照合X
線写真上の各部については、対応する箇所の符号にダッ
シュを付けて示す。後記の各照合X線写真についても同
様である。
【0004】治療台2に寝かされた患者21は、その患
部22がアイソセンタ23に一致するように位置決めさ
れる。治療用の強い放射線は、それが正常組織に照射さ
れると重篤な障害が起こす恐れがあるので、強い放射線
の患部22への照射に先立って患部22が正しくアイソ
センタ23と一致しているか否か確認のための照合作業
が必要となる。この照合作業には、放射線照合用部材3
とフィルム41とが用いられる。
【0005】放射線照合用部材3は、有機高分子製の支
持板31の中に複数本の目盛用金属棒32が支持板31
の厚みの方向に延在し且つ放射線源であるターゲット1
2のビーム中心軸15が明示可能なように十字状に且つ
互いに一定の間隔で配列した状態で埋め込まれた構造を
有し、さらに複数本の目盛用金属棒32の内の一本32
1は、ビーム中心軸15の通過点、即ちビーム中心照合
点と一致する位置、に設けられている。また複数本の目
盛用金属棒32は、互いに一定間隔で配列されることに
より患部22などの寸法を計測し得る機能もなす。
【0006】上記の照合作業では、先ず放射線照合用部
材3はそのビーム中心照合点がビーム中心軸15に正確
に重なるように放射線制限装置13の開口部131に設
置される。つぎにターゲット12から照合作業のための
弱いエネルギが照射され、フィルム41に照合X線写真
を撮影する。フィルム41に撮影された照合X線写真に
は、患者21の患部22と放射線照合用部材3の目盛用
金属棒32とが写し出され、かく写し出された目盛用金
属棒32から明示されるビーム中心照合点と患部22と
の一致の有無が照合され、両者が良好に一致しているこ
とを確認して照合作業が完了する。その後、放射線制限
装置13の照射口131から放射線照合用部材3が取り
外され、治療用の強いエネルギの放射線の照射による治
療が遂行される。
【0007】ところで放射線照合用部材3は、図19の
照合X線写真から明らかな通り、ビーム中心軸15に位
置する目盛用金属棒321およびその近傍の目盛用金属
棒に基づくX線像(黒点)は、各目盛用金属棒の断面投
影図と略同じであるが、ビーム中心軸15から遠ざかる
につれて長円形化する(例えば、目盛用金属棒322に
対応する点322’参照)と共にやや不鮮明化し、この
ために各目盛用金属棒32間の正しい距離の把握が困難
となり、放射線照合用部材3の前記した寸法計測機能が
低下する問題がある。図20は、目盛用金属棒32のX
線像が長円形化などする理由を説明するものであって、
ターゲット12からは、放射線は放射状に照射されるの
で、例えば最外部に位置する目盛用金属棒322に対し
てはその頂面を掠める放射線部分141とその根元に入
射する放射線部分142との開きが大きくなって、その
結果、長円形のX線像が生じる。
【0008】一方、現用の放射線照合用部材3は、比較
的肉厚のアクリル樹脂などの有機高分子の板に目盛用金
属棒を埋め込んだ構造を有するので、この放射線照合用
部材3を取り付けたままで治療用の強いエネルギの放射
線を照射すると、有機高分子の板が放射線線量をビルド
アップさせ、患者21の患部22に予定の線量を照射で
きないため、従来は止むなく照射前に医者や技師らが放
射線治療室に入り放射線照合用部材3を取り外す必要が
あり、このために治療効率が低下する問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術における諸問題に鑑みて、目盛用金属棒のX線像
が鮮明な放射線照合用部材を有する放射線治療装置、あ
るいは前記した照合作業の後の本照射に先立って、医者
や技師らが放射線治療室に入って放射線照合用部材を取
り外す作業が不要となる放射線治療装置を提供すること
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線治療装置
は、(1)放射線源を含む放射線照射装置本体、上記放
射線源から放射される放射野のビーム中心軸の位置を照
合するための放射線照合用部材を備えた放射線治療装置
において、上記放射線照合用部材は、有機高分子製の支
持板と上記支持板に支持された複数の目盛用金属棒とか
ら構成されると共に上記目盛用金属棒のうちの少なくと
も上記ビーム中心軸の照合位置から離れた箇所に位置す
るものは、上記放射線源の方向に傾斜しているものであ
る。 (2)上記(1)において、上記複数の目盛用金属棒
は、いずれも上記支持板中に埋め込まれたものである。 (3)上記(1)において、上記複数の目盛用金属棒
は、いずれも上記支持板の片面に各一端部が固定され、
上記一端部以外の残余の部分は上記支持板の上に立って
いるものである。 (4)上記(1)〜(3)のいずれか一項において、上
記支持板は、十字状または擬似十字状を呈するものであ
る。
【0011】本発明の放射線治療装置は、また(5)放
射線源を含む放射線照射装置本体、上記放射線源から放
射される放射野のビーム中心軸の位置を照合するための
放射線照合用部材を備えた放射線治療装置において、上
記放射線照合用部材は、有機高分子製の支持板と上記支
持板の片面に各一端面が固定され、上記一端面以外の残
余の部分は上記支持板の上に立っている複数の目盛用金
属板とから構成されたものである。 (6)上記(5)において、上記複数の目盛用金属板
は、上記ビーム中心軸の照合位置において互いに交差し
ているものである。 (7)上記(5)において、上記複数の目盛用金属板
は、上記ビーム中心軸の照合位置を指向するように配置
されたものである。 (8)上記(1)または(5)において、上記複数の目
盛用金属棒および上記複数の目盛用金属板は、少なくと
も密度15の金属で構成されたものである。 (9)上記(8)において、上記密度15の金属は、タ
ングステン、金、白金からなる群から選ばれた少なくと
も一員である。 (10)上記(3)または(5)において、上記支持板
は、厚みが0.05〜5mmである。
【0012】本発明の放射線治療装置は、また(11)
放射線源を含む放射線照射装置本体、上記放射線源から
放射される放射野のビーム中心軸の位置を照合するため
の放射線照合用部材、上記放射野に上記放射線照合用部
材を露出または上記放射野から退避させる照合用部材駆
動装置を備えたものである。 (12)上記(11)において、上記放射線照合用部材
は、上記(1)〜(4)のいずれか一項記載のものであ
る。
【0013】本発明の放射線治療装置は、また(13)
放射線源を含む放射線照射装置本体、上記放射線源の近
傍 に配置された放射線平坦化フィルタ、上記放射線源
から放射される放射野のビーム中心軸の位置を照合する
ための放射線照合用部材、および上記放射線平坦化フィ
ルタと上記放射線照合用部材を交互に上記放射野内に露
出または上記放射野から退避させる放射線平坦化装置を
備えたものである。 (14)上記(13)において、放射線制限装置を有
し、上記放射線平坦化装置と上記放射線照合用部材と
は、上記放射線照射装置本体内または上記放射線制限装
置以上に上記放射線源に近接した位置に配置されたもの
である。 (15)上記(13)または(14)において、上記放
射線照合用部材は、上記(1)または(5)のものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下の諸実施の形態において、前
記図17〜図20の従来技術に示された部位と同じ部位
については同符号を付し、各内容の説明は図17〜図2
0での説明を参照することとして以下では省略すること
がある。
【0015】実施の形態1.図1〜図3は、本発明にお
ける放射線治療装置の実施の形態1を説明するものであ
って、図1は実施の形態1において用いられた放射線照
合用部材の斜視図、図2は図1の放射線照合用部材を用
いてフィルムに撮影された概略的な照合X線写真、図3
は放射野における上記放射線照合用部材の断面図であ
る。実施の形態1は、前記図17〜図20の従来技術と
は、使用された放射線照合用部材3の構造のみが異な
り、放射線治療装置の構成は同じであるので、以下では
放射線照合用部材3の構造と効果について説明する。
【0016】放射線照合用部材3は、前記図18の放射
線照合用部材3と同じく、有機高分子製の支持板31の
中に複数本の断面円形の目盛用金属棒32が支持板31
の厚みの方向に延在し且つ放射線源であるターゲット1
2のビーム中心軸15が明示可能なように十字状に且つ
互いに一定の間隔で配列した状態で埋め込まれた構造を
有し、さらに複数本の目盛用金属棒32の内の一本32
1は、ビーム中心軸15の通過点、即ちビーム中心照合
点と一致する位置、に設けられている。しかし前記図1
8の放射線照合用部材3では、複数本の目盛用金属棒3
2の全てが支持板31の厚みの方向に垂直に延在してい
るのに対して、図1の放射線照合用部材では、ビーム中
心軸15の照合位置、即ち目盛用金属棒321が設けら
れた箇所、から離れた箇所に位置するもの例えば目盛用
金属棒322のみならず、全ての目盛用金属棒32がタ
ーゲット12に向かって傾斜している。
【0017】放射線照合用部材3は、上記の構造を有す
るために図3から明らかな通り、例えば目盛用金属棒3
22について見ると図20に示した放射線部分141と
放射線部分142とは図3に示す通り互いに重なり合う
こととなり、目盛用金属棒322のX線像は、目盛用金
属棒321のそれと同じく円形で且つ鮮明となる。その
他の全ての目盛用金属棒32についても同じことが言え
る。したがって図2に示す通り、目盛用金属棒32のX
線像は鮮明となって、図1の放射線照合用部材3は、ビ
ーム中心軸15の位置の照合機能を有すると共に寸法計
測機能も良好となる。
【0018】実施の形態2.図4は、本発明における放
射線治療装置の実施の形態2を説明するものであり、ま
た実施の形態2において用いられた、放射野における放
射線照合用部材3の断面図である。実施の形態2は、前
記実施の形態1とは、使用された放射線照合用部材3の
構造のみが異なり、放射線治療装置の構成は同じである
ので、以下では放射線照合用部材3の構造と効果につい
て説明する。
【0019】放射線照合用部材3は、前記図1、図3に
示す放射線照合用部材3とは支持板31の厚みtが薄い
点において異なり、その他の構成は同じである。支持板
31の厚みtが薄いと必然的に目盛用金属棒32の長さ
が短くなるので、目盛用金属棒32は、X線の遮蔽効果
の高い高密度の金属、特に密度が少なくとも15の安定
なもの例えば、タングステン、金、白金からなる群から
選ばれた少なくとも一員にて構成される。かかる高密度
金属からなる目盛用金属棒32を使用することにより、
放射線照合用部材3の厚みtを従来の1/2程度以下、
とすることができる。
【0020】従来、放射線照合用部材の目盛用金属棒の
構成材料としては、専ら鉄などの安価な金属が用いられ
てきたが、近時における放射線治療技術の向上と共に放
射線治療装置の一層の高性能化や小型化の要求が高まっ
ている。したがって厚みtの薄い図4の放射線照合用部
材3は、前記実施の形態1において用いられた放射線照
合用部材が有する効果に加えて、放射線制限装置13の
照射口131(図17参照)とアイソセンタ23(図1
7参照)との間隔を小さくすることが、しかして放射線
治療装置を従来より小型化することが可能であって、近
時における上記の要求に応えることができる効果もあ
る。
【0021】実施の形態3.図5〜図6は、本発明にお
ける放射線治療装置の実施の形態3を説明するものであ
り、図5は実施の形態3において用いられた、放射線照
合用部材3の斜視図、図6は図5の放射線照合用部材3
を用いてフィルムに撮影された概略的な照合X線写真で
ある。実施の形態3は、前記実施の形態1とは、使用さ
れた放射線照合用部材3の構造のみが異なり、放射線治
療装置の構成は同じであるので、以下では放射線照合用
部材3の構造と効果について説明する。
【0022】放射線照合用部材3は、前記図1、図3に
示す放射線照合用部材3とは支持板31の形状および厚
みtが薄い点において異なり、その他の構成は同じであ
る。支持板31は十字状を呈しており、複数の目盛用金
属棒32は、いずれも支持板31の下面に各一端のみが
僅かに埋め込まれ、大部分は支持板31の下面から懸垂
した状態で支持板31に固定されている。また全ての目
盛用金属棒32がターゲット12(図示せず)に向かっ
て傾斜している。
【0023】放射線照合用部材3は、上記の構造を有す
るために、図1の放射線照合用部材3と同様の理由で寸
法計測機能が良好となる。また支持板31は、十字状を
呈することにより、該十字状の部分のみが前記したビル
ドアップ現象を惹起する可能性があるのみで、支持板3
1が存在しない箇所ではかかる問題がない。一方、十字
状部分のみのビルドアップ現象は、実際の放射線治療に
おいては実質的に支障とならない場合が多く、かかる場
合には照合作業の後も放射線照合用部材3を取りつけた
ままで本照射を行なうことができて、本照射に先立って
医者や技師らが放射線治療室に入って放射線照合用部材
3を取り外す作業が不要となり、治療効率が向上する効
果もある。
【0024】なおさらに必要とあれば、支持板31によ
る、換言すると十字状の部分によるビルドアップ現象を
解消乃至実質的に解消することも可能である。即ち、支
持板31は、複数の目盛用金属棒32のそれぞれの全長
を埋め込むのではなく、各一端のみを固定するので、そ
の厚みtは、目盛用金属棒32の一端のみを固定し得
て、且つ複数の目盛用金属棒32の総重量を支持し得る
機械的強度を有する大きさであればよい。実施の形態3
に限らず、本発明において放射線照合用部材の支持板の
構成材料としては、X線の透過性の良好な種々の構造用
の有機高分子材料を使用することができ、例えばアクリ
ル樹脂であれば厚みtは5mm以下、あるいは目盛用金
属棒32の構成材料や断面寸法によっては1mm以下と
することができる。かかる厚みであればビルドアップ現
象は、実質的に問題のない程度となる。なお支持板31
は、十字状限らず、X字状あるいはその他の擬似十字状
であってもよい。
【0025】実施の形態4.図7〜図8は、本発明にお
ける放射線治療装置の実施の形態4を説明するものであ
り、図8は実施の形態4において用いられた、放射線照
合用部材3の斜視図、図8は図7の放射線照合用部材3
を用いてフィルムに撮影された概略的な照合X線写真で
ある。実施の形態4は、前記実施の形態1とは、使用さ
れた放射線照合用部材3の構造のみが異なり、放射線治
療装置の構成は同じであるので、以下では放射線照合用
部材3の構造と効果について説明する。
【0026】放射線照合用部材3は、支持板31とこの
支持板31の下面に各一端面のみが僅かに埋め込まれ、
大部分は支持板31の下面から懸垂した状態で支持板3
1に固定された4枚の目盛用金属板33とから構成され
ている。また複数の目盛用金属板33は、十字状に組み
合わされてビーム中心軸15の照合位置において互いに
交差している。支持板31は、円盤状物であるので、実
施の形態3の十字状物よりも機械的に強度が高く、この
ために厚さ0.1〜1m程度の薄板であっても複数の目
盛用金属板33を支持することが可能であり、支持板3
1の薄さに基づき、ビルドアップ現象は実質的に問題の
ない程度となる。しかして、照合作業の後も放射線照合
用部材3を取りつけたままで本照射を行なうことができ
て、本照射に先立って医者や技師らが放射線治療室に入
って放射線照合用部材を取り外す作業が不要となり、治
療効率が向上する。
【0027】実施の形態5.図9〜図10は、本発明に
おける放射線治療装置の実施の形態5を説明するもので
あり、図9は実施の形態5において用いられた放射線照
合用部材3の斜視図、図10は図9の放射線照合用部材
3を用いてフィルムに撮影された概略的な照合X線写真
である。実施の形態5は、前記実施の形態4とは、使用
された放射線照合用部材3の構造のみが異なり、放射線
治療装置の構成は同じであるので、以下では放射線照合
用部材3の構造と効果について説明する。
【0028】放射線照合用部材3は、支持板31とこの
支持板31の下面に各一端面のみが僅かに埋め込まれ、
大部分は支持板31の下面から懸垂した状態で支持板3
1に固定された4枚の目盛用金属板33とから構成され
ている。また4枚の各目盛用金属板33は、いずれも実
施の形態4における各目盛用金属板33よりも短尺物で
あるが、ビーム中心軸15の照合位置を指向するように
配置されている。放射線照合用部材3は、実施の形態4
における各目盛用金属板33と同様に、支持板31の厚
さを薄くすることが可能であるので、照合作業の後も放
射線照合用部材3を取りつけたままで本照射を行なうこ
とができて、本照射に先立って医者や技師らが放射線治
療室に入って放射線照合用部材3を取り外す作業が不要
となり、治療効率が向上する。
【0029】実施の形態6.図11〜図13は、本発明
における放射線治療装置の実施の形態6を説明するもの
であって、図11および図12は放射線治療装置の要部
と動作を説明するための動作説明図、図13は図11の
一部拡大断面図である。
【0030】図11〜図13において、5は放射線制限
装置13内に設置された照合用部材駆動装置であり、3
は放射線制限装置13の開口部131に設置された放射
線照合用部材である。照合用部材駆動装置5は、モータ
51、モータ51の駆動シャフトに接続された送りネジ
52、送りネジ52に螺着された雌ネジ53、雌ネジ5
3の矢印A方向への前後動を支持するレール54、およ
び放射線照合用部材3の側面と雌ネジ53とを接続する
ジョイント55、および放射線制限装置13の下面に取
付けられた放射線照合用部材3を移動可能に支持するガ
イド56とから形成されている。放射線制限装置13の
底壁132には、ジョイント55の矢印A方向への前後
動を許容する細長の貫通孔(図示せず)が穿孔されてお
り、モータ51の駆動により雌ネジ53が送りネジ52
に沿って螺進し、この螺進により放射線照合用部材3
は、放射野14内に搬送された図11の状態から、放射
野14から退避した図12の状態に移され、あるいはそ
の逆の方向に移動せしめられる。なお、ガイド56は、
放射線制限装置13の底壁132の放射野14の外に位
置する箇所に設けられている。
【0031】放射線照合用部材3としては、図18に示
す従来のものが用いられている。該放射線照合用部材3
は、前記した通り寸法計測機能に劣る問題はあるもの
の、寸法計測機能があまり要求されない場合には未だ実
用可能である。照合作業において、先ず放射線照合用部
材3は、照合用部材駆動装置5を駆動することにより図
11に示す状態、即ち放射線照合用部材3の目盛用金属
棒321(図18参照)がビーム中心軸15に正確に重
なるように放射線制限装置13の開口部131に正しく
設置され、図17〜図20について説明した作業が行わ
れる。その後、放射線照合用部材3は、照合用部材駆動
装置5を駆動して放射線制限装置13の照射口131か
ら右方向に移動して放射野14から退避せしめられ(図
12参照)、治療用の強いエネルギの放射線の本照射に
よる治療が遂行される。
【0032】照合用部材駆動装置5による放射線照合用
部材3の上記した放射線野14への出し入れ操作は、放
射線治療室の外からの遠隔操作により可能であるので、
従来技術におけるように本照射の前に医者や技師らが放
射線治療室に入って放射線照合用目盛板3を取り外す作
業が不要となり、治療効率が向上する。
【0033】実施の形態7.図14は、本発明における
放射線治療装置の実施の形態7を説明するものであっ
て、放射線治療装置の要部と動作を説明するための動作
説明図である。実施の形態7では放射線照合用部材3と
して前記実施の形態1で使用のものが使用されており、
それ以外の構成は実施の形態6と同じである。実施の形
態7や実施の形態6においては、放射線照合用部材3と
しては前記実施の形態1〜実施の形態5で用いられも
の、あるいはそれらの各種変形形態、さらには斯界で周
知あるいは公知の種々のものを採用することができて、
実施の形態6において説明した効果が得られる。
【0034】実施の形態8.図15〜図16は、本発明
における放射線治療装置の実施の形態8を説明するもの
であって、図15は放射線治療装置の要部を説明するた
めの説明図、図16は図15の一部拡大斜視図である。
【0035】図15〜図16において、6は放射線治療
装置本体11内に設置された放射線平坦化装置である。
放射線平坦化装置6は、歯車61、歯車61の中央に穿
孔された中心孔の縁に設けられたボス62、歯車61の
上記中心孔の周囲に設けられた5個の孔の内の4個の孔
のそれぞれに取付けられた平坦化フィルター63〜6
6、歯車61と係合する歯車671を有する駆動モータ
67、および放射線治療装置本体11内に固定されてボ
ス62を挿通するシャフト68(図15参照)から形成
されている。歯車61は、シャフト68の回りに回転自
在であり、駆動モータ67の回転力は、歯車671を介
して歯車61に伝達されて、歯車61はシャフト68の
回りに回転する。
【0036】歯車61の上記5個の孔は、それらの孔の
各中心が歯車61の中心から等距離となる位置に設けら
れており、且つターゲット12は、そのビーム中心軸1
5がそれらの孔の各中心を通る位置に設けられている。
上記5個の孔の残る1個には、前記実施の形態4におい
て用いられた放射線照合用部材3(図7参照)が嵌合さ
れており、照合作業においては、駆動モータ67を稼働
させて図15〜図16に示すようにビーム中心軸15が
放射線照合用部材3の目盛用金属板33の交差点(照合
位置)を通る状態とされる。照合作業の後、平坦化フィ
ルター63〜66のうちの適当なものを選択し、再度駆
動モータ67を稼働させて選択された平坦化フィルター
をビーム中心軸15が通る位置にもたらして本照射を行
なう。ターゲット12から放射される放射線は、ビーム
中心軸15においてエネルギーが最大となる分布をして
いるが、本照射の前に平坦化フィルター63〜66など
を通して放射線量が平坦化される。この平坦化の必要と
される程度は、被治療の患部22により区々であるの
で、通常、最適のエネルギ分布と成し得る平坦化フィル
ターが選択使用され、この選択は駆動モータ67により
容易になし得る。
【0037】実施の形態8では、本照射時においては、
放射線照合用部材3は遠隔操作の可能な駆動モータ67
により照射野14から退避されるので、ビルドアップ現
象が実際上無い放射線照合用部材3に限らず、図18に
示す放射線照合用部材3を使用してもビルドアップ現象
の問題が解決されるので、本照射に先立って医者や技師
らが放射線治療室に入って放射線照合用目盛板3を取り
外す作業が不要となり、治療効率が向上する。また、放
射線照合用部材3は放射線治療装置本体11内に設置さ
れるので、放射線制限装置13の照射口131とアイソ
センタ23(図17参照)との間隔を小さくすること
が、しかして放射線治療装置を従来より小型化すること
ができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の放射線治療装置は、以上説明し
た通り、(1)放射線源を含む放射線照射装置本体、上
記放射線源から放射される放射野のビーム中心軸の位置
を照合するための放射線照合用部材を備えた放射線治療
装置において、上記放射線照合用部材は、有機高分子製
の支持板と上記支持板に支持された複数の目盛用金属棒
とから構成されると共に上記目盛用金属棒のうちの少な
くとも上記ビーム中心軸の照合位置から離れた箇所に位
置するものは、上記放射線源の方向に傾斜しているもの
であると、上記ビーム中心軸の照合位置から離れた箇所
に位置する目盛用金属棒のX線像は、ビーム中心軸の照
合位置の付近に位置する目盛用金属棒と同様に、各目盛
用金属棒の断面形状と同じ形状で且つ鮮明となる。した
がって、全ての目盛用金属棒のX線像は鮮明となって、
上記放射線照合用部材は、ビーム中心軸の位置の照合機
能を有すると共に、寸法計測機能も良好となる。
【0039】また(2)上記(1)において、上記複数
の目盛用金属棒は、いずれも上記支持板中に埋め込まれ
たものであっても上記(1)と同じ効果が得られる。
【0040】また(3)上記(1)において、上記複数
の目盛用金属棒は、いずれも上記支持板の片面に各一端
部が固定され、上記一端部以外の残余の部分は上記支持
板の上に立っているものであると、上記支持板として厚
さの薄いものを使用でき、この結果、上記支持板におけ
るビルトダウン現象を回避し得て、照合作業の後も放射
線照合用部材を放射線治療装置に取りつけたままで本照
射を行なうことができて、従来のように本照射に先立っ
て医者や技師らが放射線治療室に入って上記放射線照合
用部材を取り外す作業が不要となり、治療効率が向上す
る。
【0041】(4)上記(1)〜(3)のいずれか一項
において、上記支持板は、十字状または擬似十字状を呈
するものであると、該十字状や擬似十字状、例えばX字
状の部分のみが前記したビルドアップ現象を惹起する可
能性があるのみで、支持板が存在しない箇所ではかかる
問題がない。一方、十字状やX字状の部分のみのビルド
アップ現象は、実際の放射線治療においては実質的に支
障とならない場合が多く、かかる場合には照合作業の後
も放射線照合用部材を取りつけたままで本照射を行なう
ことができて、上記(3)と同様の効果がある。
【0042】本発明の放射線治療装置は、また以上説明
した通り、(5)放射線源を含む放射線照射装置本体、
上記放射線源から放射される放射野のビーム中心軸の位
置を照合するための放射線照合用部材を備えた放射線治
療装置において、上記放射線照合用部材は、有機高分子
製の支持板と上記支持板の片面に各一端面が固定され、
上記一端面以外の残余の部分は上記支持板の上に立って
いる複数の目盛用金属板とから構成されたものであり、
また(6)上記(5)において、上記複数の目盛用金属
板は、上記ビーム中心軸の照合位置において互いに交差
しているものであり、また(7)上記(5)において、
上記複数の目盛用金属板は、上記ビーム中心軸の照合位
置を指向するように配置されたものであると、上記
(3)の場合と同様に、上記支持板として厚さの薄いも
のを使用できて、上記支持板におけるビルトダウン現象
を回避し得て、照合作業の後も放射線照合用部材を放射
線治療装置に取りつけたままで本照射を行なうことがで
きて、従来のように本照射に先立って医者や技師らが放
射線治療室に入って上記放射線照合用部材を取り外す作
業が不要となり、治療効率が向上する。
【0043】また(8)上記(1)または(5)におい
て、上記複数の目盛用金属棒および上記複数の目盛用金
属板は、少なくとも密度15の金属で構成されたもので
あり、また(9)上記(8)において、上記密度15の
金属は、タングステン、金、白金からなる群から選ばれ
た少なくとも一員であると、上記目盛用金属棒の長さや
目盛用金属板の幅を小さくすることが可能となり、延い
ては放射線照合用部材の厚みを薄くすることが可能とな
り、ビルトダウン現象の回避や放射線治療装置の小型化
が達成される効果がある。(10)上記(3)または
(5)において、上記支持板は、厚みが0.05〜5m
mであると、上記と同様の効果がある。
【0044】本発明の放射線治療装置は、以上説明した
通り、また(11)放射線源を含む放射線照射装置本
体、上記放射線源から放射される放射野のビーム中心軸
の位置を照合するための放射線照合用部材、上記放射野
に上記放射線照合用部材を露出または上記放射野から退
避させる照合用部材駆動装置を備えたものであり、(1
2)上記(11)において、上記放射線照合用部材は、
上記(1)〜(4)のいずれか一項記載のものである
と、照合用部材駆動装置による放射線照合用部材3の上
記した放射線野への出し入れ操作は、放射線治療室の外
からの遠隔操作により可能であるので、従来技術におけ
るように本照射の前に医者や技師らが放射線治療室に入
って放射線照合用目盛板3を取り外す作業が不要とな
り、治療効率が向上する。
【0045】本発明の放射線治療装置は、以上説明した
通り、また(13)放射線源を含む放射線照射装置本
体、上記放射線源の近傍に配置された放射線平坦化フィ
ルタ、上記放射線源から放射される放射野のビーム中心
軸の位置を照合するための放射線照合用部材、および上
記放射線平坦化フィルタと上記放射線照合用部材を交互
に上記放射野内に露出または上記放射野から退避させる
放射線平坦化装置を備えたものであると、放射線照合用
部材は必要に応じて遠隔操作の可能な放射線平坦化装置
により照射野から退避されるので、ビルドアップ現象が
実際上無い放射線照合用部材に限らず、従来の放射線照
合用部材を使用してもビルドアップ現象の問題が解決さ
れるので、本照射に先立って医者や技師らが放射線治療
室に入って放射線照合用目盛板を取り外す作業が不要と
なり、治療効率が向上する。また、放射線照合用部材は
放射線治療装置本体内などの放射線源の近傍に配置され
るので、放射線制限装置の照射口とアイソセンタとの間
隔を小さくすることが可能となって、しかして放射線治
療装置を従来より小型化することができる。
【0046】また(14)上記(13)において、放射
線制限装置を有し、上記放射線平坦化装置と上記放射線
照合用部材とは、上記放射線照射装置本体内または上記
放射線制限装置以上に上記放射線源に近接した位置に配
置されたものであり、(15)上記(13)または(1
4)において、上記放射線照合用部材は、上記(1)ま
たは(5)のものであると、前記(13)と同様の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1での放射線照合用部材の斜視
図。
【図2】 実施の形態1において撮影された概略的な照
合X線写真。
【図3】 放射野における実施の形態1の放射線照合用
部材の断面図。
【図4】 放射野における実施の形態2の放射線照合用
部材の断面図。
【図5】 実施の形態3での放射線照合用部材の斜視
図。
【図6】 実施の形態3において撮影された概略的な照
合X線写真。
【図7】 実施の形態4での放射線照合用部材の斜視
図。
【図8】 実施の形態4において撮影された概略的な照
合X線写真。
【図9】 実施の形態5での放射線照合用部材の斜視
図。
【図10】 実施の形態5において撮影された概略的な
照合X線写真。
【図11】 実施の形態6の放射線治療装置の動作説明
図。
【図12】 実施の形態6の放射線治療装置の動作説明
図。
【図13】 図11の一部拡大断面図。
【図14】 実施の形態7の放射線治療装置の動作説明
図。
【図15】 実施の形態7の放射線治療装置の要部の説
明図。
【図16】 図15の一部拡大斜視図。
【図17】 従来の放射線治療装置全体の概略図。
【図18】 従来の放射線照合用部材の斜視図。
【図19】 従来技術において撮影された概略的な照合
X線写真。
【図20】 放射野における従来の放射線照合用部材の
断面図。
【符号の説明】
1 放射線照射装置、11 放射線治療装置本体、12
ターゲット、13 放射線制限装置、14 放射野、
15 放射線のビーム中心軸、16 回転装置、2 治
療台、23 アイソセンタ、3 放射線照合用部材、3
1 支持板、32 目盛用金属棒、33 目盛用金属
板、41 フィルム、5 照合用部材駆動装置、51
送りネジ、6 放射線平坦化装置、 61 歯車、 6
3 平坦化フィルター、67 駆動モータ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源を含む放射線照射装置本体、上
    記放射線源から放射される放射野のビーム中心軸の位置
    を照合するための放射線照合用部材を備えた放射線治療
    装置において、上記放射線照合用部材は、有機高分子製
    の支持板と上記支持板に支持された複数の目盛用金属棒
    とから構成されると共に上記目盛用金属棒のうちの少な
    くとも上記ビーム中心軸の照合位置から離れた箇所に位
    置するものは、上記放射線源の方向に傾斜していること
    を特徴とする放射線治療装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の目盛用金属棒は、いずれも上
    記支持板中に埋め込まれたことを特徴とする請求項1記
    載の放射線治療装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の目盛用金属棒は、いずれも上
    記支持板の片面に各一端部が固定され、上記一端部以外
    の残余の部分は上記支持板の上に立っていることを特徴
    とする請求項1記載の放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 上記支持板は、十字状または擬似十字状
    を呈することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か一項記載の放射線治療装置。
  5. 【請求項5】 放射線源を含む放射線照射装置本体、上
    記放射線源から放射される放射野のビーム中心軸の位置
    を照合するための放射線照合用部材を備えた放射線治療
    装置において、上記放射線照合用部材は、有機高分子製
    の支持板と上記支持板の片面に各一端面が固定され、上
    記一端面以外の残余の部分は上記支持板の上に立ってい
    る複数の目盛用金属板とから構成されたことを特徴とす
    る放射線治療装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の目盛用金属板は、上記ビーム
    中心軸の照合位置において互いに交差していることを特
    徴とする請求項5記載の放射線治療装置。
  7. 【請求項7】 上記複数の目盛用金属板は、上記ビーム
    中心軸の照合位置を指向するように配置されたことを特
    徴とする請求項5記載の放射線治療装置。
  8. 【請求項8】 上記複数の目盛用金属棒および上記複数
    の目盛用金属板は、少なくとも密度15の金属で構成さ
    れたことを特徴とする請求項1または請求項5記載の放
    射線治療装置。
  9. 【請求項9】 上記密度15の金属は、タングステン、
    金、白金からなる群から選ばれた少なくとも一員である
    ことを特徴とする請求項8記載の放射線治療装置。
  10. 【請求項10】 上記支持板は、厚みが0.05〜5m
    mであることを特徴とする請求項3または請求項5記載
    の放射線治療装置。
  11. 【請求項11】 放射線源を含む放射線照射装置本体、
    上記放射線源から放射される放射野のビーム中心軸の位
    置を照合するための放射線照合用部材、上記放射野に上
    記放射線照合用部材を露出または上記放射野から退避さ
    せる照合用部材駆動装置を備えたことを特徴とする放射
    線治療装置。
  12. 【請求項12】 上記放射線照合用部材は、上記請求項
    1〜請求項4のいずれか一項記載のものであることを特
    徴とする請求項11記載の放射線治療装置。
  13. 【請求項13】 放射線源を含む放射線照射装置本体、
    上記放射線源の近傍に配置された放射線平坦化フィル
    タ、上記放射線源から放射される放射野のビーム中心軸
    の位置を照合するための放射線照合用部材、および上記
    放射線平坦化フィルタと上記放射線照合用部材を交互に
    上記放射野内に露出または上記放射野から退避させる放
    射線平坦化装置を備えたことを特徴とする放射線治療装
    置。
  14. 【請求項14】 放射線制限装置を有し、上記放射線平
    坦化装置と上記放射線照合用部材とは、上記放射線照射
    装置本体内または上記放射線制限装置以上に上記放射線
    源に近接した位置に配置されたことを特徴とする請求項
    13記載の放射線治療装置。
  15. 【請求項15】 上記放射線照合用部材は、上記請求項
    1または請求項5記載のものであることを特徴とする請
    求項13または請求項14記載の放射線治療装置。
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