JP2002272813A - 調剤システム - Google Patents

調剤システム

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JP2002272813A
JP2002272813A JP2001076638A JP2001076638A JP2002272813A JP 2002272813 A JP2002272813 A JP 2002272813A JP 2001076638 A JP2001076638 A JP 2001076638A JP 2001076638 A JP2001076638 A JP 2001076638A JP 2002272813 A JP2002272813 A JP 2002272813A
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medicine
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JP2001076638A
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Shiro Omura
司郎 大村
Yasuhiro Ishii
康博 石井
Takeshi Kuroishi
武志 黒石
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Tosho Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薬剤補充の適否確認の容易な調剤システムを実
現する。 【解決手段】多数の薬剤フィーダ13を装着しうる自動
調剤装置10と、それらの薬剤フィーダに補充される各
種薬剤を収容した多数の薬剤収容器33を収納しうる調
剤台と、それら薬剤フィーダ又は薬剤収容器に付されて
いる識別情報7を読み取る多数の読取装置8と、読み取
れなくなった薬剤フィーダと薬剤収容器との識別情報を
得てその対と既定の補充適合情報52aとの照合を行う
補充照合手段51aとを備える。これにより、自動的に
補充の適否に関する支援情報が得られる。また、類似関
係が有ると判定したときに警告を出す(51b,5
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病院薬局等に設
置されて調剤業務に用いられる調剤システムに関し、詳
しくは、自動調剤装置と調剤台とを具えていて、調剤は
自動調剤装置にて自動で又は半自動で行うが、調剤台の
薬剤収容器から自動調剤装置の薬剤フィーダへの薬剤補
充は人手で行うようになっている調剤システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】錠剤分包機や注射薬払出装置などの自動
調剤装置では、錠剤フィーダや薬剤カセット等の薬剤フ
ィーダに各種の薬剤を種類分けして収容しておき、処方
箋やそれに基づく調剤指示に従って自動で所望の薬剤を
所望の量だけ取り出せるようになっている。また、多く
の機種で、薬剤フィーダへの薬剤補充が容易に行えるよ
うそれ又はその容器部が着脱可能となっているが、その
際に装着先を誤ることの無いよう、薬剤フィーダの装着
先を対応するものに限定する手段が付加されている。
【0003】そのような手段として、キー(突子)と溝
(穴)との位置合わせ等を利用した機械的なものもある
が、コストや,柔軟性,拡張性,小形化といった観点か
ら、次の識別情報読取方式が主流になりつつある。すな
わち、それぞれの薬剤フィーダに異なる識別番号を付し
ておいて、それを電気的に又は磁気的に読み取り、不適
切なところに収納しようとしたときには警報を発するの
である。このように、自動化の進んだ調剤装置では、調
剤ばかりか、薬剤補充に伴う薬剤フィーダの着脱に関し
ても、作業者の負担が軽減されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動調剤装置でも、薬剤補充のため取り外した薬剤
フィーダの容器部に薬剤を投入するという行為は、依然
として人手に委ねられている。このため、補充対象の薬
剤フィーダに適切な薬剤が補充されたかどうかを確認す
るのも補充作業者の逃れ得ない責務となっており、薬剤
補充を行う作業者の精神的な負担は重い。
【0005】そこで、薬剤補充作業自体は人手に委ねる
としても、その作業者の精神的負担を軽減すべく、作業
者が補充作業を遂行すればそれに伴って自動的に補充の
適否に関する支援情報が提供されるようにすることが技
術的な課題となる。この発明は、このような課題を解決
するためになされたものであり、薬剤補充の適否確認の
容易な調剤システムを実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第4の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0007】[第1の解決手段]第1の解決手段の調剤
システムは、出願当初の請求項1に記載の如く、多数の
薬剤フィーダを装着しうる(薬剤分包機や薬剤払出装置
等の)自動調剤装置と、それらの薬剤フィーダに補充さ
れる各種薬剤を収容した多数の(薬剤瓶等の)薬剤収容
器を収納しうる(棚付きの)調剤台と、それら薬剤フィ
ーダ及び薬剤収容器の収納箇所に臨んで設けられ該当個
所に収納された薬剤フィーダ又は薬剤収容器に付されて
いる識別情報を読み取る多数の読取装置と、(前記自動
調剤装置および前記調剤台とは別に若しくはその何れか
に集中して又は前記自動調剤装置および前記調剤台の幾
つかに分散して設けられ)前記自動調剤装置において読
み取れなくなった薬剤フィーダの識別情報と前記調剤台
において読み取れなくなった薬剤収容器の識別情報とを
得てそれら識別情報の対と既定の補充適合情報との照合
を行う補充照合手段とを備えたものである。
【0008】このような第1の解決手段の調剤システム
にあっては、自動調剤用の薬剤フィーダだけでなく補充
薬剤収容用の薬剤収容器にも個々に識別情報が付され、
その何れも常態では読取可能な配置状態におかれる。そ
して、薬剤補充を行うときに、自動調剤装置から補充対
象の薬剤フィーダを取り外すとともに、調剤台の棚等か
ら対応する薬剤収容器を取り出すと、それらの識別情報
が読み取れなくなり、その識別情報の対について補充適
合情報を用いた照合が行われる。これにより、補充作業
の遂行に伴って自動的に補充の適否に関する支援情報が
得られることとなる。したがって、この発明によれば、
薬剤補充の適否確認の容易な調剤システムを実現するこ
とができる。
【0009】[第2の解決手段]第2の解決手段の調剤
システムは、出願当初の請求項2に記載の如く、上記の
第1の解決手段の調剤システムであって、前記薬剤フィ
ーダの識別情報および前記薬剤収容器の識別情報のうち
何れか一方または双方について複数の識別情報が読み取
れなくなったとき、それらの識別情報についても、予め
設定されている類似判別情報に照らして、類似関係の有
無を判別し、類似関係が有ると判定したときに警告を発
する類似判定手段が設けられている、というものであ
る。
【0010】このような第2の解決手段の調剤システム
にあっては、紛らわしい薬剤同士を同時に補充しようと
すると、警告が発せられることから、そのような事態が
未然に回避されるので、薬剤の補充作業を安心して行う
ことができるうえ、補充が的確になされることとなる。
したがって、この発明によれば、薬剤補充を並行して行
っても適否確認の容易な調剤システムを実現することが
できる。
【0011】[第3の解決手段]第3の解決手段の調剤
システムは、出願当初の請求項3に記載の如く、上記の
第1,第2の解決手段の調剤システムであって、前記薬
剤フィーダの識別情報または前記薬剤収容器の識別情報
が読み取れなくなったとき、その識別情報に基づいて該
当する薬剤フィーダまたは薬剤収容器に収容されるべき
薬剤の(薬品名等の)称呼情報を音声にて発する発呼手
段が設けられている、というものである。
【0012】このような第3の解決手段の調剤システム
にあっては、自動調剤装置から取り外して又は調剤台の
棚等から取り出して薬剤フィーダや薬剤収容器を手にす
ると、そのとき取り扱うべき薬剤が音声にて報されるの
で、無意識のうちに念入りな確認が行われることとな
る。これにより、作業負担を増すことなく、補充の的確
さを向上させることができる。したがって、この発明に
よれば、薬剤補充の適否確認の一層容易な調剤システム
を実現することができる。
【0013】[第4の解決手段]第4の解決手段の調剤
システムは、出願当初の請求項4に記載の如く、上記の
第1〜第3の解決手段の調剤システムであって、処方箋
情報を提示する監査支援装置を備え、前記薬剤フィーダ
の識別情報を読み取れるようになったとき、その情報が
前記監査支援装置に伝達されるとともに、その情報に基
づいて(一部強調や一部追加等の付加処理が行われるこ
とによって)提示内容が強化されるようになっている、
というものである。
【0014】このような第4の解決手段の調剤システム
にあっては、補充の済んだ薬剤フィーダが自動調剤装置
に再装着されると、そのことが監査支援装置に通知さ
れ、それに基づいて処方箋情報等の提示内容が強化され
ることから、補充直後の監査に際し関連薬剤に対して注
意が喚起されるので、補充直後の薬剤については自然と
念入りな監査がなされる。これにより、補充の適否が無
理なく再確認されるので、補充がより的確に行われるこ
ととなる。したがって、この発明によれば、薬剤補充の
適否確認が容易かつ確実な調剤システムを実現すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明の調剤システムについて、これを実施するための
形態を幾つか説明する。
【0016】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
形態は、上述した解決手段の調剤システムであって、前
記調剤機器の何れかに次の薬剤フィーダが装着されてい
るものである。すなわち、その薬剤フィーダは、薬剤を
収容する容器部と、その中で回転可能に設けられた整列
盤と、前記容器部と前記整列盤との環状間隙の端部に形
成された排出口に対向させて設けられ前記環状間隙の一
部を仕切る仕切板とを備えた薬剤フィーダにおいて、前
記容器部および前記整列盤が硬質部材からなり、前記仕
切板が軟質部材からなる、というものである。ここで、
上記の「硬質」か「軟質」は、ヤング率等の弾性率が相
対的に大きいか小さいかによって決められる。部材の破
損や永久変形を招かない通常の使用状態では、一時的な
変形による緩衝やにげが重要であり、弾性限は問題とな
らないからである。なお、塑性変形した損傷部品の交換
まで考慮すれば、硬質の整列盤等の弾性限が交換容易な
軟質の仕切板の弾性限を上回る方が良い。
【0017】このような薬剤フィーダにあっては、容器
部に錠剤等の薬剤を収容しておいて整列盤を回転させる
と、その回転に伴い、収容薬剤が環状間隙に落ちて整列
させられるとともに順に排出口の上へ送られてそこから
落下排出させられる。また、そのとき排出薬剤の上に来
ていた他の薬剤は、仕切板の上に乗り上げて排出口への
落下を阻止されるが、その仕切板が従来の堅い部材から
軟質のものに変わっていることから、そのときの薬剤と
仕切板との当たり具合が従来より多少強くなっても、仕
切板の端部等の一時的変形によってショックが緩和され
るので、薬剤の損傷は回避される。これにより、仕切板
の取付位置の精度すなわち環状間隙の排出口側端面から
仕切板までの高さ精度を従来より緩和しても、従来と同
等かそれ以上に適切な動作結果が得られることとなり、
その結果、仕切板の高さ調整が楽になる。
【0018】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
形態における薬剤フィーダは、上記第1の実施形態のも
のであって、前記仕切板に鈎爪等の第1係着部が形成さ
れ、前記仕切板の保持部に小孔等の第2係着部が複数形
成され、前記第2係着部が何れも前記第1係着部に適合
している、というものである。このような薬剤フィーダ
にあっては、仕切板の装着が、複数の第2係着部のうち
から取扱対象薬剤に適合するものを選び出してそこに第
1係着部を係着させることで、行われる。仕切板をずら
したり傾けたりしながらネジ止めすることは行われな
い。これにより、仕切板の高さが微妙で難しい調整でな
く簡単な選択にて設定され、その仕切板はやはり簡単な
係着にて保持されることとなる。しかも、そのようにし
ても、仕切板が柔らかいものになっていてその取付位置
精度が緩和されているので、薬剤損傷のおそれはない。
その結果。仕切板の高さ調整が不要となる。
【0019】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
形態における薬剤フィーダは、上記第1,第2の実施形
態のものであって、多数の隔壁が、前記整列盤の側周面
に列設されて前記環状間隙を区分しており、それら隔壁
間の距離が前記仕切板と前記排出口との距離より短く、
且つ、何れの隔壁も前記環状間隙のうち前記仕切板と前
記排出口との間を通る環状部分に収まっている、という
ものである。
【0020】仕切板の材質を堅いものから柔らかいもの
に変えてその取付位置精度が緩和されたことにより、仕
切板の取付位置の精度すなわち環状間隙の排出口側端面
から仕切板までの高さ精度を従来より緩和しても、さら
に予備整列を省いても、従来と同等かそれ以上に適切な
動作結果が得られる。その結果、仕切板より高いところ
にまで隔壁を設け無くても、カプセル剤も含めてほとん
どの薬剤を適切に処理することが可能となるので、従来
は隔壁を複列化せざるを得なかった薬剤フィーダであっ
ても、すなわち一瞥で視認可能なほど隔壁間の距離が仕
切板と排出口との距離より短い薬剤フィーダであって
も、隔壁が単列で済み、薬剤の収容効率が良くなる。し
たがって、この実施形態によれば、取扱対象がカプセル
剤等であっても収容効率が良く而も仕切板の高さ調整が
楽な薬剤フィーダを実現することができる。
【0021】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
形態における薬剤フィーダは、上記第1〜第3の実施形
態のものであって、前記仕切板のうち前記環状間隙に来
る部分が鋸歯状または櫛歯状に形成されている、という
ものである。このような薬剤フィーダにあっては、仕切
板のうち薬剤と最も強く当接するところである環状間隙
内の部分が、鋸歯状または櫛歯状に形成されて、さらに
変形し易くなっているので、ショック緩和の働きが向上
する。したがって、この実施形態によれば、収容効率が
良く而も仕切板の高さ調整が一層楽な薬剤フィーダを実
現することができる。
【0022】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施
形態における薬剤フィーダは、上記第1〜第4の実施形
態のものであって、前記整列盤の外周面に溝が形成さ
れ、その溝に前記仕切板の先端が遊挿されている、とい
うものである。このような薬剤フィーダにあっては、仕
切板の先端に生じる不所望な上下方向変位が溝によって
抑制される。これにより、仕切板をその基部・基端側で
支持して挿着するような保持態様を採用していても、先
端の過剰変形を気にしないで仕切板を更に柔らかくする
ことが可能となるので、より広範な材質や形状の薬剤を
適切に取り扱うことができる。したがって、この実施形
態によれば、収容効率が良く而も仕切板の高さ調整が一
層楽な薬剤フィーダを実現することができる。
【0023】[第6の実施の形態]本発明の第6の実施
形態における薬剤フィーダは、上記第1〜第5の実施形
態のものであって、見本収納室の形成された蓋が前記容
器部に対し開閉可能に連結されている、というものであ
る。このような薬剤フィーダにあっては、仕切板が柔ら
かくなって取付位置精度が緩和されていることに加え
て、蓋が開閉しても容器部から離れないようになってい
る。これにより、仕切板の高さ変更等のために薬剤フィ
ーダから薬剤を抜き取った後や、収容薬剤を排出し終え
て薬剤フィーダが空になったとき等、薬剤フィーダに薬
剤を補充するに際して、見本が蓋と一緒に離れてしまう
ことが無いので、容易かつ確実に作業が行われる。した
がって、この実施形態によれば、収容効率が良く而も仕
切板の高さ調整に加えて薬剤補充も楽な薬剤フィーダを
実現することができる。
【0024】このような解決手段や実施形態で達成され
た本発明の調剤システムについて、これを実施するため
の具体的な形態を、以下の第1〜第7実施例により説明
する。図1〜図3に示した第1実施例は、上述した第1
〜第3の解決手段を具現化したものであり、図4に示し
た第2実施例は、その変形例であり、図5に示した第3
実施例は、上述した第1〜第4の解決手段を具現化した
ものである。また、図6〜図10に示した第4実施例
は、上述した第1,第2の実施形態を具現化したもので
あり、図11〜図13に示した第5実施例は、上述した
第3実施形態を具現化したものであり、図14に示した
第6実施例は、上述した第4,第5の実施形態を具現化
したものであり、図15に示した第7実施例は、上述し
た第6の実施形態を具現化したものである。
【0025】
【第1実施例】本発明の調剤システムの第1実施例につ
いて、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図1は、その全体ブロック図であり、図2は、そのうち
の自動調剤装置に関し、(a)が錠剤分包機の内部構造
を示す模式図、(b)がそれに多数組み込まれている薬
剤フィーダの側面外観図、(c)がその縦断側面図であ
る。また、図3は、システム内の調剤台に関し、(a)
が調剤台の外観斜視図、(b)がそのうち棚一枚分の斜
視図、(c)がそれに多数収納される薬剤瓶の斜視図、
(d)がその底面図である。
【0026】この調剤システムは(図1参照)、複数台
(図では3台)の錠剤分包機10(自動調剤装置)と、
複数台(図では2台)の調剤台30とを備えたものであ
るが、それに加えて別体の補充支援手段50も設けられ
ている。この補充支援手段50の補充支援装置本体51
と各錠剤分包機10及び調剤台30とは、装置間通信手
段40によって通信可能に接続されていて、情報収集や
交信等を行えるようになっている。
【0027】錠剤分包機10は(図1,図2(a)参
照)、代表的な自動調剤装置であり、その詳細な構成等
は後述するが、各種の薬剤1(錠剤等)を種類分けして
収容した薬剤フィーダ13が多数設けられている。そし
て、調剤指示等に従って、マイクロプロセッサシステム
等からなるコントローラ18の制御下で、該当する薬剤
フィーダ13から必要個数の薬剤1を排出させるととも
に、それを服用単位や施用単位で区分しながら包装帯2
にて分包するようになっている。
【0028】薬剤フィーダ13は(図1,図2(b),
(c)参照)、大抵、薬剤補充作業の容易化等のために
容器部13bがベース13kに対して着脱しうるように
なっており、さらに、装着した容器部13bとベース1
3kとの照合等を可能とするために、容器部13bには
データキャリア7(識別情報の担体)が付設され、ベー
ス13kにはデータリーダ8(読取装置)が付設されて
いる。また、それぞれのデータキャリア7には付設先の
容器部13b毎に割り振られた識別番号(薬剤フィーダ
の識別情報)が記憶保持されている。そして、容器部1
3bをベース13kに装着すると、そのデータキャリア
7からその収納箇所に臨んで設けられているデータリー
ダ8によって識別番号が読み取られるようになってい
る。
【0029】読み取った識別番号は装置内通信手段6を
介してコントローラ18に通知されるようになっている
が(図1上側部分を参照)、コントローラ18には、上
述の分包制御を担う基本処理ルーチンに加えて、その識
別番号に基づく照合を補充支援手段50に委ねるため
に、継続読取ルーチン18aと番号通知ルーチン18b
とがインストールされている。そして、継続読取ルーチ
ン18aの処理によって、定期的・周期的に繰り返し、
自機の総てのデータリーダ8に順次アクセスして各デー
タキャリア7から次々と薬剤フィーダ13の識別番号を
読み取って、読み取れたか否かに基づいて識別番号読取
可否リスト18cを更新する。また、その更新中に前回
は読み取れたのに今回は読み取れなかった識別番号が判
明したとき、及び前回は読み取れなかったのに今回は読
み取れた識別番号が判明したときにも、それについて
は、番号通知ルーチン18bの処理によって、装置間通
信手段40を介してその識別番号を補充支援手段50に
通知するようになっている。
【0030】調剤台30は(図3参照)、一般に、下段
部分が作業台で上段部が棚部になっており、その棚部の
棚32(図では4段)の上には複数個・多数個の薬剤瓶
33(薬剤収容器)を並べておけるようになっており、
必要に応じて集塵機や照明等も付設されるが、ここで
は、特に、マイクロプロセッサシステム等からなるコン
トローラ31が作業台の脚部あるいはその他の適宜箇所
に設置され(図3(a)参照)、それぞれの棚32には
(図3(b)参照)薬剤瓶33乗載箇所毎にデータリー
ダ8(読取装置)が埋設され又は付設され、それぞれの
薬剤瓶33の底面中央には(図3(c),(d)参照)
データキャリア7(識別情報の担体)が付設される。そ
れらのデータキャリア7には付設先の薬剤瓶33毎に割
り振られた識別番号(薬剤収容器の識別情報)が記憶保
持されていて、薬剤瓶33を棚32に乗せると、そのデ
ータキャリア7からその収納箇所に臨んで設けられてい
るデータリーダ8によって識別番号が読み取られるよう
になっている。
【0031】ここでも、読み取った識別番号は装置内通
信手段6を介してコントローラ31に通知されるように
なっているが(図1下側部分を参照)、コントローラ3
1にも、上述した継続読取ルーチン18a,番号通知ル
ーチン18b,識別番号読取可否リスト18cとそれぞ
れ同様の継続読取ルーチン31a,番号通知ルーチン3
1b,識別番号読取可否リスト31cがインストールさ
れている。そして、やはり定期的・周期的に繰り返して
自機に収納中の薬剤瓶33の識別番号を次々に読み取っ
て、読み取れなくなった識別番号や読み取れるようにな
った識別番号を装置間通信手段40経由で補充支援手段
50に通知するようになっている。
【0032】補充支援手段50は(図1参照)、錠剤分
包機10や調剤台30とは別に設けられ、それらとは上
述したように装置間通信手段40を介して通信可能にな
っている。その通信にて通知された識別情報に基づいて
補充照合の処理や類否判定の処理といった情報処理を行
うためにパーソナルコンピュータ等からなる補充支援装
置本体51が設けられ、これには、ハードディスク等か
らなり既定の各種情報を保持する記憶装置52の他、情
報処理の結果を提示するためのディスプレイ53(表示
手段)やスピーカ54(音声出力手段)も付設されてい
る。補充支援装置本体51には、補充照合の処理等を行
う照合ルーチン51a(発呼手段および補充照合手段)
と、類否判定の処理等を行う判定ルーチン51b(類似
判定手段)とがインストールされており、記憶装置52
には、それらの処理に際して参照される補充適合情報5
2aと対応表52bと類似判別情報52cと薬剤称呼情
報52dとがテーブルやリスト等の適宜なデータ構造で
保持されている。
【0033】補充適合情報52aには、薬剤フィーダ1
3に補充される薬剤を収容している薬剤瓶33とその薬
剤フィーダ13との組み合わせ各々について薬剤フィー
ダ13の識別番号と薬剤瓶33の識別番号とを対にした
データが、又はそれと等価な検索可能情報が、多数保持
されている。対応表52bには、総ての薬剤フィーダ1
3及び薬剤瓶33について、その識別番号に対応付けさ
れて、それに収容される薬剤の薬品コードが保持されて
いる。類似判別情報52cには、各種の薬剤について、
その薬品コードに対応付けされて、その薬剤と称呼や外
観等の似た他の薬剤に関する一の又は複数の薬品コード
が保持されている。薬剤称呼情報52dには、各種の薬
剤について、その薬品コードに対応付けされて、少なく
とも薬品の名称またはその音声合成用の等価データが保
持されており、その他、付加的に、略称や,剤形,色な
ど、音声でも特徴把握に役立つ情報が保持されている。
【0034】照合ルーチン51aは、読み取れなくなっ
た識別情報の通知を錠剤分包機10や調剤台30から受
信すると、すなわち錠剤分包機10において読み取れな
くなった薬剤フィーダ13の識別番号が得られるか、あ
るいは調剤台30において読み取れなくなった薬剤瓶3
3の識別番号が得られると、その度に、その識別番号か
ら対応表52bを検索して対応する薬品コードを求め、
さらに、その薬品コードを用いて薬剤称呼情報52dの
検索を行い、それで得られた薬品名等の称呼情報をディ
スプレイ53に表示するとともにスピーカ54から合成
音声にて出力する。また、その称呼情報を、装置間通信
手段40経由で識別番号通知元の錠剤分包機10や調剤
台30に返送して、そのスピーカ10a,34からも出
力させるようになっている。
【0035】さらに、照合ルーチン51aは、読み取れ
なくなった薬剤フィーダ13と薬剤瓶33との識別番号
の対が一つでも揃うと、それと既定の補充適合情報52
aとの照合も行うようになっている。すなわち、識別番
号の対それぞれについて、補充適合情報52aの検索を
行って、補充可能な組み合わせになっているか否かを確
認する。そして、検索にて得た補充可能な組み合わせの
何処にも属さない薬剤瓶33の識別番号が存在するとい
うことが判明したときには、不適切な補充が予見される
旨の注意を、ディスプレイ53やスピーカ54,34に
て提示するようになっている。
【0036】判定ルーチン51bは、照合ルーチン51
aが対応表52bを検索して薬品コードを得る度にその
薬品コードを照合ルーチン51aから受け取って、それ
を図示しないリスト等にして該当識別番号の読取可能と
なるときまで蓄積しておくとともに、その新たに受け取
った薬品コードを用いて類似判別情報52cの検索を行
うようになっている。さらに、その検索で得られた薬品
コードが一つでも蓄積済みの薬品コードに含まれている
ことが判明したときには、紛らわしい薬剤が2種類以上
同時に補充の対象とされていて補充に混乱の伴うことが
予見される旨の注意を、ディスプレイ53やスピーカ5
4,34にて提示する。これにより、補充支援手段50
は、薬剤フィーダ13の識別情報および薬剤瓶33の識
別情報のうち何れか一方または双方について複数の識別
情報が読み取れなくなったとき、それらの識別情報につ
いても、予め設定されている類似判別情報に照らして、
類似関係の有無を判別し、類似関係が有ると判定したと
きに警告を発するものとなっている。
【0037】この第1実施例の調剤システムについて、
その使用態様及び動作を説明する。個々の錠剤分包機1
0による分包動作等は従来通りなので、そのような調剤
動作に関する説明は割愛して、以下、薬剤補充等のため
に薬剤フィーダ13や薬剤瓶33を錠剤分包機10や調
剤台30から取り出したときの照合動作等について述べ
る。
【0038】使用に先だって、多数の薬剤フィーダ13
や薬剤瓶33にはそれぞれを識別可能な例えば一連の識
別番号を付し、それをそれぞれのデータキャリア7に記
憶させておく。また、それらの識別番号に対応する薬品
コードを対応表52bに設定するとともに、それらの薬
品コードに対応する薬品名等の称呼情報を薬剤称呼情報
52dに設定しておく。さらに、各薬剤の資料等に基づ
いて類似判別情報52cに紛らわしい薬剤の薬品コード
を設定するとともに、薬剤フィーダ13に補充可能な薬
剤1を収容している薬剤瓶33とその薬剤フィーダ13
との組み合わせ総てについて該当する識別番号の対を補
充適合情報52aに設定しておく。
【0039】そして、自動調剤の進行に伴って何れかの
薬剤フィーダ13が空になり、それに薬剤1を補充する
ために、その薬剤フィーダ13を作業者が錠剤分包機1
0から取り外すと、その錠剤分包機10では、当該薬剤
フィーダ13の識別番号が読み取れなくなり、そのこと
が継続読取ルーチン18aの処理によって検知されると
ともに、その識別番号が番号通知ルーチン18bの処理
によって補充支援手段50に通知される。
【0040】この通知を受けると、補充支援手段50で
は、照合ルーチン51aの処理によって、対応表52b
の検索が行われて当該識別番号から薬品コードが求めら
れるとともに、薬剤称呼情報52dの検索も行われて該
当する薬品名等が得られる。さらに、その薬品名等は、
ディスプレイ53に表示されるとともに、スピーカ54
から音声にて流される。薬剤フィーダ13を取り外した
錠剤分包機10からも、その薬品名等が音声にて流され
る。こうして、補充作業者は、取扱対象の薬剤に関する
情報を、意識するとしないとに拘わらず自然に、知得す
る。
【0041】それから、補充作業者がその薬剤フィーダ
13を持って調剤台30のところへ行き、それに補充す
べき薬剤を収容している薬剤瓶33を棚32から取り出
すと、その調剤台30では、当該薬剤瓶33の識別番号
が読み取れなくなり、そのことが継続読取ルーチン31
aの処理によって検知されるとともに、その識別番号が
番号通知ルーチン31bの処理によって補充支援手段5
0に通知される。
【0042】この通知を受けると、補充支援手段50で
は、再び、照合ルーチン51aの処理によって、対応表
52bの検索が行われて当該識別番号から薬品コードが
求められるとともに、薬剤称呼情報52dの検索も行わ
れて該当する薬品名等が得られる。さらに、その薬品名
等は、ディスプレイ53に表示されるとともに、スピー
カ54から音声にて流される。薬剤瓶33を取り出した
調剤台30からも、その薬品名等が音声にて流される。
こうして、補充のために薬剤収納庫12から取り外され
た薬剤フィーダ13や棚32から取り出された薬剤瓶3
3に収容されるべき薬剤1の称呼情報が音声にて繰り返
し発っせられるので、補充作業者は、取扱対象の薬剤を
否応なしにしっかりと把握させられる。
【0043】さらに、この時に至ると、読み取れなくな
った薬剤フィーダ13及び薬剤瓶33の識別番号が一対
・一組できあがるので、照合ルーチン51aによって照
合処理も実行され、これにより補充適合情報52aの検
索が行われて、その薬剤瓶33に収容されている薬剤が
その薬剤フィーダ13に補充して良いものか否かが判明
する。そして、その組み合わせが適切な場合には注意や
警報は出されないので、補充作業者は薬剤フィーダ13
及び薬剤瓶33の薬剤見本やラベル等を見比べて目視確
認しながら薬剤の補充を行う。
【0044】これに対し、取り出した薬剤フィーダ13
と薬剤瓶33との組み合わせが補充の組み合わせとして
不適切な場合には、その旨の注意や警報がディスプレイ
53やスピーカ54,34から出されるので、補充作業
者は、その薬剤瓶33を元のところに戻し、改めて適切
な薬剤瓶33を探す作業からやり直す。こうして、作業
者が準備作業を行うと、それに伴い自動で不適切な補充
の可能性有無が判別されるとともに、不適切な補充が予
見されるときには注意が促されて未然防止が図られるの
で、作業者は安心して補充作業を遂行することができ
る。
【0045】また、そのような薬剤フィーダ13や薬剤
瓶33の取り出し作業に応じて照合ルーチン51aによ
る対応表52bの検索が行われる度に、それで得られた
薬品コードが判定ルーチン51bに引き渡され、それを
受けた判定ルーチン51bの処理によって、類似判別情
報52cの検索が行われる。そして、紛らわしい薬剤が
2種類以上同時に補充の対象とされていることが判明す
ると、その旨の注意や警報がディスプレイ53やスピー
カ54,34,10aから出される。
【0046】このようなことは、幾つかの補充作業が並
列に進行していれば例え個々の補充作業が総て適切な組
み合わせになっていても起こりうるものであり、特に補
充作業を複数人で分担している場合には避け難いが、そ
のような場合でも、この調剤システムにあっては、補充
作業者は、確実に注意を促されることから、それに基づ
いて一部の補充作業を後回しにする等の安全策を未然に
採ることが可能になるので、作業者は安心して補充作業
を遂行することができる。
【0047】
【第2実施例】図4に全体ブロック図を示した本発明の
調剤システムが上述した第1実施例のものと相違するの
は、補充支援手段50が2台の調剤台30に分散して設
けられている点である。
【0048】具体的には、補充支援装置本体51や記憶
装置52が省かれ、照合ルーチン51a及び判定ルーチ
ン51bが各調剤台30のコントローラ31それぞれに
インストールされる。また、それに必要な既定情報52
a〜52dも調剤台30それぞれに記憶保持される。さ
らに、番号通知ルーチン18b,31bは装置間通信手
段40を介して識別番号の電文を総ての調剤台30へ一
斉に送信するように改造される。この場合、薬剤フィー
ダ13や薬剤瓶33の取り出しに応じた照合処理や情報
提供などが各調剤台30で並列に行われる以外、上述し
たのと同様となる。
【0049】
【第3実施例】図5に全体ブロック図を示した本発明の
調剤システムが上述した第1,第2実施例のものと相違
するのは、処方箋情報を提示する監査支援装置60が追
加された点である。なお、処方オーダリングシステム7
0は、この調剤システムには含まれないが、処方箋情報
等を監査支援装置50や錠剤分包機10にオンラインで
送信する例として挙げたものである。監査支援装置60
の導入によって、この調剤システムは、調剤部門と最終
監査部門とに亘るものとなっており、調剤部門には錠剤
分包機10や調剤台30が設置され、監査部門には監査
支援装置60が設置される。
【0050】監査支援装置60は、錠剤分包機10や調
剤台30等から運ばれて来た調剤済み薬剤1を広げて監
査するために最低限必要な監査台61に加えて、最終監
査作業者の負担を軽減するために、記憶装置63やディ
スプレイ66の付設された監査支援装置本体62が設け
られたものである。記憶装置63は、電源を落としても
記憶データを保持し続けるハードディスク等からなり、
これには、対応表64と薬品マスターファイル65とが
記憶されている。対応表64には、調剤対象となりうる
総ての薬剤フィーダ13及び薬剤瓶33について、その
識別番号に対応付けされて、それに収容される薬剤の薬
品コードが保持されている。薬品マスターファイル65
には、各種の薬剤について、その薬品コードに対応付け
されて、薬品名や、極量/極大値、配合変化・配合禁忌
の有無など、監査に役立つ薬剤情報が保持されている。
【0051】監査支援装置本体62は、マイクロプロセ
ッサシステムやパソコン等の情報処理装置からなり、そ
のプログラム処理によって、処方オーダリングシステム
70やその他の図示しない入力装置から処方箋情報を受
け取るとともに、装置間通信手段40を介して識別番号
も受け取るようになっている。その識別番号の受け取り
は、読み取れなかった状態から読み取れるようになった
薬剤フィーダ13の識別番号が錠剤分包機10から補充
支援手段50に向けて通知されるのを傍受するようにし
て行われる。すなわち、錠剤分包機10から補充支援手
段50への情報伝達を妨げることなく監査支援装置60
にも同じ情報が伝達されるようになっている。
【0052】また、監査支援装置本体62は、読み取れ
るようになった薬剤フィーダ13の識別番号を受け取る
と、対応表64の検索を行ってその識別番号から対応す
る薬品コードを求め、これを暫く保持しておくようにな
っている。さらに、最終監査時に処方箋番号等の指定を
受けるとその処方箋情報をディスプレイ66に表示する
ことも行うが、その際、保持中の薬品コードそのもの又
はその薬剤に関する情報が表示中の処方箋情報に含まれ
ているか否かの確認処理を行い、含まれているときには
該当する表示箇所を強調する。例えばそのような強調表
示部67には目立つ記号や色を着けたり反転表示したり
して、提示内容の視認性を強化する。そして、一回また
は数回の所定回数、そのような処理の対象になった保持
中の薬品コードは、保持対象から外されるようになって
いる。
【0053】この場合、薬剤補充の済んだ薬剤フィーダ
13を錠剤分包機10に装着すると、その薬剤フィーダ
13の識別情報が監査支援装置60にも伝達されて、そ
の薬剤については、最終監査時の処方箋情報提示に際し
ても強調されるので、最終監査者にも注意が促される。
こうして、補充直後の薬剤については、補充作業の当事
者以外の者によって、先入観に捕らわれることなく客観
的に、それでいて自然に注意深く、補充の適否が再確認
されることとなる。
【0054】
【第4実施例】本発明の調剤システムの第4実施例につ
いて、先ず上述の各システムに用いられている錠剤分包
機10および薬剤フィーダ13を詳述し、次にそれを改
良した薬剤フィーダ20を詳述する。
【0055】先ず、錠剤分包機10について詳述する
と、図6(a)に外観斜視図を示すとともに図2(a)
に内部模式図を示したが、錠剤分包機10は、多数の薬
剤フィーダ13と、これらの薬剤フィーダ13から排出
された薬剤1を収集する薬剤収集機構14,15と、こ
の薬剤収集機構14,15から受けた薬剤1を包装する
包装装置17とを備え、処方に応じて適宜の薬剤フィー
ダ13から薬剤を排出させ、それを薬剤収集機構14,
15で収集して下方の薬剤投入部16へ送り込み、さら
に包装装置17で分包するものである。
【0056】すなわち、錠剤分包機10の筐体内には、
上の方に薬品庫11が設けられるとともに、下の方に包
装装置17が設けられ、さらに、これらの間を薬剤収集
機構としての導管14及び収集部材15が連絡している
が、薬品庫11には、個々にスライドしうる複数の薬剤
収納庫12が横に並べて配設され、それぞれの薬剤収納
庫12には、数個から数十個の着脱可能な薬剤フィーダ
13が縦横に並べて格納されている。
【0057】各薬剤フィーダ13は、多数の薬剤をスト
ックする容器部と指定錠数だけ薬剤を排出する機構とを
具えており、これらには薬品の種類ごとに分けて各種の
薬剤が収容されている。具体的には(図2(b)及び
(c)参照)、蓋13aの付いた容器部13bと、隔壁
13dの周設された整列盤13cとが、枠板13eに取
り付けられていて、筒部13gを介して13cが回転さ
せられると、容器部13b内の薬剤1が隔壁13dの間
へ次々に入って整列するとともに、排出口13fから逐
次一錠づつ落下するようになっている。さらに、薬剤フ
ィーダ13は、薬剤収納庫12に取り付けられたベース
13kに対して容易に着脱しうるように、モータ13j
の回転がスプライン軸13iを介して筒部13gに伝達
されるものとなっている。
【0058】薬剤収納庫12には(図2(a)参照)、
ほぼ中央を上下に延びた導管14が組み込まれるととも
に、各薬剤フィーダ13の排出口13fがベース13k
の貫通口13h及び適宜の延長管路等を経て近くの導管
14に連通している。そして、薬剤フィーダ13から排
出された薬剤1は、貫通口13hを経て導管14へ導か
れ、導管14内を自然落下して、収集部材15へ案内さ
れる。このような導管14は、それぞれの薬剤収納庫1
2毎に設けられる。これにより、収集機構のうち導管1
4は、多数の薬剤フィーダ13間を並行して走る複数の
案内路部分となっている。
【0059】収集部材15は、薬品庫11の下方であっ
て包装装置17の上方にあたるところに組み込まれ、上
部開口が総ての導管14の下端をカバーするほどに大き
く開く一方、下部開口が包装装置17の薬剤投入部16
に向けて絞られており、何れの導管14によって案内さ
れた薬剤1でも下部開口へ向けて集めて包装装置17へ
送り込むものである。これにより、収集機構のうち収集
部材15は、総ての導管14から包装装置17に至る共
通路部分となっている。
【0060】そして、用量や用法等を記した処方箋等の
指定に基づく操作パネル19の操作や上述したような入
力装置9での入力あるいは処方オーダリングシステム4
5からの送信などによる調剤指示に応じて、コントロー
ラ18の制御の下、幾つかの薬剤フィーダ13から排出
された薬剤1は、各導管14を介して収集部材15内へ
落下し、その収集部材15で集められて、その下方の出
口から包装装置17の薬剤投入部16へ投入される。こ
のような薬剤収集経路を経て、薬剤1は、包装装置17
によって包装帯2に分包される。包装装置17は、包装
帯2を所定長ずつ送り出すとともに加熱シーリングしな
がら分包を行う。こうして、薬剤の自動分包に際し、適
宜の薬剤フィーダ13から収集機構14,15を経て包
装装置17へ薬剤1が一錠またはその倍数ごとに供給さ
れるのである。
【0061】さらに、その薬剤フィーダ13について詳
述すると(図6(d),(e)参照)、そのカセット部
分には、薬剤1を収容する容器部13bや,その中で回
転可能な整列盤13c,これから容器部13bとの環状
間隙に突き出た薬剤整列用の隔壁13d,環状間隙の下
端に形成された排出口13f等が設けられている。ま
た、整列盤13cの回転に伴って排出口13f上に来た
隔壁13d間の薬剤1が排出口13fへ落下した後にそ
の上方から未整列の薬剤1が不所望に入り込まないよ
う、環状間隙の一部を水平に仕切る金属製の仕切板13
mが、排出口13fに対向させた状態で排出口13fの
上方に設けられている。
【0062】そして、玉剤(図6(b),(c)参照)
等からなる薬剤1を整列させるためにその形状に対応し
て(図6(d),(e)参照)、環状間隙の隙間Dが、
薬剤1の外寸であって互いに直交する3方向の寸法のう
ち最も小さいものより僅かに大きくされ、隔壁13d間
の距離である幅Wが、中間の外寸より僅かに大きくさ
れ、仕切板13mと排出口13fとの距離である高さH
が、最大の外寸より僅かに大きくされる。例えば、薬剤
1の形状が直径Mより厚さLの小さい円板状のものであ
る場合(図6(b),(c)参照)、円盤状や多角形な
ど近い形状の薬剤1についても同様であるが、薬剤フィ
ーダ13において対応する隙間D,幅W,高さHは、そ
れぞれ、厚さL,直径M,直径Mより少しだけ大きな寸
法にされる(図6(d),(e)参照)。
【0063】それらの寸法のうち、隙間Dや幅Wについ
ては寸法誤差の許容度が比較的大きいことから、容器部
13bや整列盤13cは硬質プラスチック等から射出成
形等にてそれぞれ作成した後に組み立てれば適切に作動
するが、高さHについては、隔壁13dの間に入ってい
る他の薬剤の上に乗ったり隔壁13dの上に乗っていた
りして隔壁13dの間に落下できないまま整列盤13c
の回転に伴って仕切板13mに向かって来る薬剤1が仕
切板13mの上に乗り上げる際に仕切板13mの端部に
よって削られたり凹まされたりしないよう、寸法誤差を
小さくする必要があるので、仕切板13mをネジ13p
でサポート13nに取り付けて固定する際には、細心の
注意を払って、取付位置の調整を行っていた。
【0064】しかしながら、このような調整作業には、
その度に工数がかかるうえ、熟練者がなかなか育たな
い、といった不都合がある。しかも、その調整は、薬剤
フィーダの製造時や錠剤分包機への装着時ばかりか、容
器部から整列盤を抜き取って薬剤フィーダ内部の清掃を
行った後や、分解修理の後など、使用に伴っても行われ
る。そこで、仕切板の高さ調整が楽に行えるよう、或い
は仕切板の高さ調整が不要になるようにすべく、仕切板
等に改良が施されて、薬剤フィーダ13が薬剤フィーダ
20となる。
【0065】次に、改良された薬剤フィーダ20につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
7は、その要部構造を示し、(a)が縦断側面図、
(b)が横断平面図である。また、図8は、仕切板とそ
の保持部についての展開斜視図であり、図9は、仕切板
の変形例を示す側面図である。
【0066】この薬剤フィーダ20(図7参照)が上述
の薬剤フィーダ13と相違するのは、仕切板13mに代
えて仕切板23が採用され、サポート13n及びネジ1
3pに代わってサポート21及びリテーナ22(保持
部)が採用されている点である。それらは何れも射出成
形等にて作られるが、サポート21やリテーナ22が、
容器部13bや整列盤13cと同様に硬質プラスチック
等(硬質部材)たとえばアクリルで作られるのに対し、
仕切板23は、それより柔軟性に富んだ軟質プラスチッ
ク等(軟質部材)たとえばポリプロピレンで作られる。
【0067】仕切板23は(図8参照)、基部から同じ
向きに鈎爪部23a(第1係着部)と挿入部23bとが
突き出し、それらと反対側に摘み部23cが突き出てい
る。挿入部23bは、容器部13bと整列盤13cとの
環状間隙に挿入されて仕切機能を発揮する有効部分であ
り、そのために薄く形成される。その挿入状態をネジ止
めの不要な係着にて簡便に確保するとともに安定な保持
状態を維持するために、鈎爪部23aは一対の又は複数
個のものが挿入部23bの両脇等に分散して設けられ
る。
【0068】リテーナ22は、容器部13bの側面に貫
通して従来より大きく形成された開口13qを塞ぐ大き
さや形になっており、仕切板23を固定位置に保持する
ためにその挿入部23bを差し込むとピッタリ収まる開
口22aが貫通形成されている。このリテーナ22は、
半回転にて(具体的に図8で仮想すれば仕切板23と容
器部13bとを結ぶ直線を軸にした180゜回転にて)
上下を入れ替えても外形が変わらないで開口13qを塞
げるよう、さらにそのように半回転させても開口22a
の位置が同じか上下に移動したのと同等になるよう、適
宜な対称性も付与して形成されている。
【0069】サポート21は、仕切板23を係着にて保
持するために、一対の鈎爪部23aに対応する対の小孔
21a(第2係着部)が多段に複数対設けられている
(図8では各対のうち左側の5個が図示され右側の5個
は隠れて図示されていないが、その5対が上下方向に所
定ピッチで列んで形成されている)。また、その中央部
には、リテーナ22を挿着可能な開口21bが貫通形成
されている。さらに、その下端両側には、枠板13eに
係着させるための鈎爪部21cが設けられている。
【0070】リテーナ22の開口22aの位置は、サポ
ート21の小孔21aの各対の何れかに対応していて、
仕切板23の挿入部23bをリテーナ22の開口22a
に挿入してリテーナ22をサポート21の開口21bに
填め込むと、仕切板23の鈎爪部23aが対応位置の小
孔21aに入り込むようになっている。小孔21aは、
位置が異なるだけで総て同じ形状にされ、そのため、鈎
爪部23aは、何れの小孔21aに対しても適合する。
すなわち、充分に奥まで挿入されると、先端の膨らみ部
分が突き出ると同時に少し開いて軽く引っかかって止ま
り、強く引かれると抜けるようになっている。
【0071】また、仕切板23は、挿入部23bが基部
の中央から突き出ているもの(図9(a)参照)だけで
も良いが、それに加えて又はそれに代えて、上か下に片
寄ったところから突き出たもの(図9(b),(c)参
照)が作られることもある。この仕切板23の場合も、
リテーナ22と同様に半回転にて(具体的に図9で仮想
すれば左右に延びた直線軸を中心にした180゜回転に
て)上下を入れ替えると挿入部23bの上下位置だけが
入れ替わるよう(即ち図9(b)のものを裏返すと同図
(c)のものになるよう)、適宜な軸対称性が付与され
ている。
【0072】この第4実施例の薬剤フィーダ20につい
て、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明す
る。図10は、その動作状態を示す要部の縦断側面図で
あり、薬剤1も二点鎖線で示されている。先ず仕切板2
3等の選定手順を説明し、次に仕切板23の装着手順を
説明し、最後に薬剤フィーダ20の動作について述べ
る。また、ここでも取扱対称の薬剤1が直径Mより厚さ
Lの小さい円板状のものであるとする(図6(b),
(c)参照)。
【0073】この場合(図10参照)、錠剤分包機10
への格納や部品の共通化等を考慮して容器部13bは各
種形状の薬剤に対して出来るだけ同じものを用いたいの
で、薬剤1の形状に対応した薬剤フィーダ20の組立に
先立つ部品製造や部品選定に際して隙間Dや幅Wをそれ
ぞれ厚さLや直径Mより少しだけ大きな適正寸法にする
のは、整列盤13cの外径や隔壁13dのピッチ及び厚
さ等を設計変更したり既製のものから適合するものを選
出することで行う。
【0074】また、仕切板23の高さHを薬剤1の直径
Mに対応させるのは、リテーナ22や仕切板23を幾種
類か準備しておき、その中から適宜なものを選定するこ
とで行われる。サポート21は、高さHに拘わらず同じ
形状のものが使える。リテーナ22は、開口22aの位
置の異なる幾種類かが用意され、その種類は、サポート
21の小孔21aの対と同数になるか、対称性を利用し
て半数強になる。図示ように小孔21aが5対の場合、
対称なリテーナ22は3種類となる。
【0075】仕切板23は、高さHの設定ピッチが小孔
21aのピッチと同じで良ければ基本形状の1種類で済
む(図9(a)参照)。高さHの設定ピッチを小孔21
aのピッチの1/2すなわち半分にしたいときにも、挿
入部23bを1/4ピッチ片寄らせるとともに軸対称性
も持たせれば、やはり1種類で足りる。また、高さHの
設定ピッチを小孔21aの1/3ピッチにするには、基
本形状のもの(図9(a)参照)に加えて、挿入部23
bを1/3ピッチ片寄らせるとともに軸対称性も持たせ
たもの(図9(b),(c)の何れか一方)があれば足
り、2種類で済む。
【0076】さらに、高さHの設定ピッチを小孔21a
の1/4ピッチにするには、挿入部23bを1/8ピッ
チ片寄らせるとともに対称性も持たせたものに加えて、
挿入部23bを3/8ピッチ片寄らせるとともに軸対称
性も持たせたものがあれば足り、やはり2種類で済む。
また、高さHの設定ピッチを小孔21aの1/5ピッチ
にするには、基本形状のものに加えて、挿入部23bを
1/5ピッチ片寄らせるとともに軸対称性も持たせたも
のと、挿入部23bを2/5ピッチ片寄らせるとともに
軸対称性も持たせたものとがあれば足り、3種類で済
む。
【0077】このように数種類のリテーナ22や仕切板
23を準備するだけで高さHの設定ピッチが可成り細か
くなる(図示の例では、5対の小孔21aを持つサポー
ト21が1種類、リテーナ22が3種類、仕切板23が
2種類で、設定ピッチが15段階になる)ので、仕切板
23が仕切機能を維持するのに許容される挿入部23b
の変形量等を勘案して高さHの設定ピッチを決め、それ
に必要な種類のリテーナ22や仕切板23を準備してお
く。
【0078】それから、薬剤1に適合した高さHを、一
つ、設定ピッチに基づく多段階のうちから選出する。例
えば、従来の調整による理想値が有れば、その値を上回
ってそれに最も近いものを選択する。高さHが決まった
後は、それに一致する又は最も近い小孔21aに対応す
る開口22aを持ったリテーナ22を選定し、さらに、
その開口22aに挿入すると挿入部23bの位置が高さ
Hに一致する仕切板23を選定する。こうして、所定の
準備の下、薬剤1の形状に対応した適切な仕切板23や
リテーナ22が簡単に選定される。
【0079】次に、選定の済んだ仕切板23を容器部1
3bの開口13qのところに装着して薬剤フィーダ20
に組み込むのであるが、それは次のようにして行われ
る。すなわち、仕切板23の挿入部23bをリテーナ2
2の開口22aに差し込んで仕切板23とリテーナ22
とを組み上げ、そのリテーナ22をサポート21の開口
21bに填め込みながら仕切板23の鈎爪部23aをサ
ポート21の小孔21aに挿し入れる。
【0080】そして、鈎爪部23aと小孔21aとの係
着が確立されたのを確かめ、それから、サポート21を
持って、その鈎爪部21cを枠板13eの図示しない長
穴に差し込み、さらにサポート21を容器部13bに密
着するまでずらして鈎爪部21cと枠板13eとの係着
を確立させる。こうして、仕切板23ばかりかリテーナ
22やサポート21まで、ネジ止めすること無く、取付
位置を調整することも無く、手軽に装着することができ
る。清掃や修理等のために取り外す場合は、逆順に作業
することで、やはり容易かつ迅速に行うことができる。
【0081】最後に、仕切板23等を装着した薬剤フィ
ーダ20の動作等を説明する。容器部13bに多数の薬
剤1を収容しておくことや、薬剤1を排出させるときに
整列盤13cを回転させて薬剤1を一つずつ排出口13
fの上へ送り込むことも、既述したのと同様であるが、
その薬剤1の上や隔壁13dの上に他の薬剤1が乗って
いて、それが仕切板23の挿入部23bに当接した場合
は、以下のようになる。すなわち、そのとき仕切板23
に当接するのは薬剤1の下端部分であり、大抵の薬剤1
には或る程度の丸みが付与されているので、薬剤1は、
その傾斜面で仕切板23の当接部分を押し下げようと
し、その反力で仕切板23の上に乗り上げる。
【0082】その際、仕切板23の挿入部23bは薄く
て柔らかいので薬剤1の下に潜り込むように変形して、
衝突のピーク圧力や当接部位の局所圧力が分散し緩和さ
れる。これにより、排出口13fに落下してはならない
薬剤1は、損傷を受けることなく仕切られることとな
る。
【0083】
【第5実施例】本発明の調剤システムの第5実施例につ
いて、それに用いられる薬剤フィーダの取扱対象が、図
11(a),(b)に外観を示したカプセル剤であると
きの薬剤フィーダ13,20を詳述する。カプセル剤に
近い筒状や,棒状,角柱状,紡錘形などの形状を持つ薬
剤を取扱対象とする場合も同様である。
【0084】カプセル剤等に好適な薬剤フィーダ13に
は(図11(c)及び(d)参照)、整列盤13cの回
転に伴って排出口13f上に来た隔壁13d間の薬剤1
が排出口13fへ落下した後にその上方から未整列の薬
剤1が不所望に入り込まないよう、環状間隙の一部を水
平に仕切る金属製の仕切板13mが、排出口13fに対
向させた状態で排出口13fの上方に設けられている。
そして、薬剤1を整列させるためにその形状に対応し
て、環状間隙の隙間Dが、薬剤1の外寸であって互いに
直交する3方向の寸法のうち最も小さいものより僅かに
大きくされ、隔壁13d間の距離である幅Wが、中間の
外寸より僅かに大きくされ、仕切板13mと排出口13
fとの距離である高さHが、最大の外寸より僅かに大き
くされる。例えば、薬剤1の形状が直径Mより長さLの
大きい円筒状のものである場合(図11(a),(b)
参照)、薬剤フィーダ13において対応する隙間D,幅
W,高さHは、それぞれ、直径M,直径M,長さLより
少しだけ大きな寸法にされる(図11(e),(f)参
照)。
【0085】それらの寸法のうち、隙間Dや幅Wについ
ては寸法誤差の許容度が比較的大きいのに対し、高さH
については寸法誤差を小さくする必要があって、仕切板
13mをネジ13pでサポート13nに取り付けて固定
する際に細心の注意を払って取付位置の調整を行わなれ
ばならない。その点は玉剤を取り扱うときと同様である
が、薬剤1が未整列の状態で仕切板13mに当接したと
きの衝撃や損傷は、薬剤1が円板状の場合より円筒状の
方が激しくなりがちなことから、カプセル剤等を取扱対
象とする薬剤フィーダについては、隔壁13dの列を仕
切板13mの下側だけでなく上側にも列設して、下段の
隔壁での本整列に先だって上段の隔壁で予備整列を行わ
せるとともにそれらの間で仕切ることで、衝撃や損傷の
増大を抑制するとともに、仕切板の取付位置の調整作業
が一層困難になるのを回避していた。
【0086】そのため、カプセル剤等に好適な薬剤フィ
ーダ13は、隔壁が複列で、整列盤の背が高いので、そ
の分だけ容器部も嵩上げするか収容量を切り詰める必要
があり、収容効率が良くなかった。そこで、収容効率を
向上させるために隔壁の単列化を可能にするとともに、
仕切板の高さ調整が楽に行えるよう或いは仕切板の高さ
調整が不要になるようにすべく、仕切板等に改良が施さ
れて、薬剤フィーダ13が次の薬剤フィーダ20とな
る。
【0087】次に、改良された薬剤フィーダ20につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
12は、その要部構造を示す縦断側面図である。この薬
剤フィーダ20(図12参照)が上述の薬剤フィーダ1
3(図11参照)と相違するのは、隔壁13dの段数が
減っている点と、仕切板13mに代えて仕切板23が採
用され、サポート13n及びネジ13pに代わってサポ
ート21及びリテーナ22(保持部)が採用されている
点である。それらは何れも射出成形等にて作られるが、
サポート21やリテーナ22が、容器部13bや整列盤
13cと同様に硬質プラスチック等(硬質部材)たとえ
ばアクリルで作られるのに対し、仕切板23は、それよ
り柔軟性に富んだ軟質プラスチック等(軟質部材)たと
えばポリプロピレンで作られる。
【0088】隔壁13dは、薬剤フィーダ13と同じく
薬剤1の形状に対応して幅Wが高さHより短くなってい
るが、この場合は、予備整列用の上段の列が省かれて、
本整列用の下段の列だけが残り、その結果、何れも、容
器部13bと整列盤13cとの環状間隙のうち仕切板2
3と排出口13fとの間を通る環状部分に収まる。ま
た、上段の隔壁13dが無くなり、その分だけ整列盤1
3cの背が低くなっているので、容器部13bの内容積
が増えて、薬剤の収容効率が向上している。換言すれ
ば、収容量を損なうこと無く小形化することができる。
なお、仕切板23や,リテーナ22,サポート21は、
上述した第4実施例のものと同じで良い。
【0089】この第5実施例の薬剤フィーダ20につい
て、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明す
る。図13は、その動作状態を示す要部の縦断側面図で
あり、薬剤1も二点鎖線で示されている。この場合(図
13参照)、取扱対称の薬剤1が直径Mより長さLの大
きい円筒状カプセル剤であるから(図11(a),
(b)参照)、仕切板23等の選定や装着に関しては、
上述した第4実施例の動作説明において隙間D,幅W,
高さHに対応付けされていた厚さL,直径M,直径Mを
それぞれ直径M,直径M,長さLに読み替えれば良い。
そこで、以下、仕切板23等を装着した薬剤フィーダ2
0の動作等を説明する。
【0090】そうすると、容器部13bに多数の薬剤1
を収容しておくことや、薬剤1を排出させるときに整列
盤13cを回転させて薬剤1を一つずつ排出口13fの
上へ送り込むことも、既述したのと同様であるが、この
場合、予備整列は行われず、いきなり本整列が行われ
る。また、その際、整列した薬剤1の上や隔壁13dの
上に未整列の他の薬剤1が乗っていて、それが仕切板2
3の挿入部23bに当接した場合は、以下のようにな
る。
【0091】すなわち、そのとき仕切板23に薬剤1の
筒外周面が当接するのは薬剤1が仕切板23側の端部を
仕切板23より上にして傾斜しているときであり、ま
た、それ以外は仕切板23に薬剤1の端部が当接する
が、大抵の薬剤1では端部に或る程度の丸みが付与され
ているので、何れの場合であっても、薬剤1は、その傾
斜面で仕切板23の当接部分を押し下げようとし、その
反力で仕切板23の上に乗り上げる。
【0092】その際、仕切板23の挿入部23bは薄く
て柔らかいので薬剤1の下に潜り込むように変形して、
衝突のピーク圧力や当接部位の局所圧力が分散し緩和さ
れる。これにより、排出口13fに落下してはならない
薬剤1は、それがカプセル剤であっても、損傷を受ける
ことなく仕切られることとなる。
【0093】
【第6実施例】図14に要部構造を示した薬剤フィーダ
20が上述した第5実施例のものと相違するのは、整列
盤13cの外周面に一巡する溝24が彫り込み形成され
ている点と、仕切板23の挿入部23bが長くなってい
てその先端部が溝24の中に入り込んでいる点と、挿入
部23bが平板状でなく鋸歯状に形成されている点であ
る。
【0094】この場合、溝24の幅が仕切板23の挿入
部23bの厚さより少し大きくて、仕切板23の先端が
溝24に遊挿されるようになっているので、仕切板23
の先端は、整列盤13cの回転を妨げること無く整列盤
13cによって上下動を規制される。その結果、仕切板
23の挿入部23bは、薬剤1と当接した際、しなやか
に変形するも、十分な反発力を生み出すことができる。
【0095】
【第7実施例】図15に外観を示した薬剤フィーダ20
が上述した第4〜第6実施例のものと相違するのは、サ
ポート21に加えて把手25も着脱可能になっている点
と、中の見本の見える見本収納室26aが蓋26に形成
されこの蓋26が容器部13bに対しヒンジ26bにて
開閉可能に連結されている点である。
【0096】この場合、鈎爪部21cを長穴に差し込ん
でからサポート21を押し進めると、鈎爪部21cが係
着するとともに突子21dも対向穴に嵌合して、サポー
ト21が簡単に而も確実に装着される。同様に、鈎爪部
25bを長穴に差し込んでから把手25を押し進める
と、鈎爪部25bが係着するとともに突子25aも対向
穴に嵌合して、把手25が簡単に而も確実に装着され
る。また、薬剤1を補充するとき等に、蓋26を開閉し
ても、蓋26が外れることは無く、それに納められてい
る見本が離れてしまうことも無いので、いつでも確実に
而も簡単に薬剤1を見本と突き合わせて確認することが
できる。
【0097】
【その他】なお、上記の各実施例では、錠剤の調剤につ
いて述べたが、薬剤は、それに限られる訳でなく、散薬
や、PTP包装剤、注射薬アンプル、輸液バッグ等も該
当する。また、自動調剤装置も、上述した錠剤分包機に
限らず、散薬分包機、注射薬や貼付剤の払出装置、薬品
収納装置など、識別情報を添付可能な薬剤フィーダを用
いる調剤機器であれば該当する。さらに、薬剤フィーダ
も、上述した錠剤フィーダに限らず、薬剤の収容に加え
て排出または取出も行えるものであれば、散薬フィーダ
や、整列収納型カセット、ランダム収納型カセットなど
も該当する。また、調剤台の薬剤収容器には、上述した
薬剤瓶に限らず、薬剤の収容に適したものであれば、箱
や、筒、椀、皿などその他の容器も該当する。
【0098】さらに、識別情報およびその読取装置は、
データキャリア方式のものを上述したが、それに限られ
るものでなく、例えば、バーコード方式のものや、磁石
とホール素子とを列設させる方式や、プッシュスイッチ
を列設させる方式でも良い。また、データキャリア方式
等に関しても、ICカードのように電気導通のための接
触端子をもつものでも良く、電磁結合や光伝送等に基づ
き接触不要で読み取れるものでも良い。
【0099】また、装置内通信手段や装置間通信手段
は、複数・多数の装置やユニット間でデータの送受がで
きれば、イーサネット(登録商標)やTCP/IP等の
一般的な通信規約に則ったものでもそれ以外の独自規格
のものでも良く、有線方式でも無線方式でも良く、マル
チドロップ方式でもそうでなくても良い。
【0100】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の調剤システムにあっては、薬剤フィ
ーダに加えて薬剤収容器にも個々に識別情報を付すとと
もに読み取れなくなったものの照合を行うようにしたこ
とにより、自動的に補充の適否に関する支援情報が得ら
れ、その結果、薬剤補充の適否確認の容易な調剤システ
ムを実現することができたという有利な効果が有る。
【0101】また、本発明の第2の解決手段の調剤シス
テムにあっては、紛らわしい薬剤同士を同時に補充しよ
うとすると警告が発せられるようにしたことにより、薬
剤補充を並行して行っても適否確認の容易な調剤システ
ムを実現することができたという有利な効果を奏する。
【0102】さらに、本発明の第3の解決手段の調剤シ
ステムにあっては、薬剤フィーダや薬剤収容器を手にす
るとそのとき取り扱うべき薬剤が音声にて報されるよう
にしたことにより、薬剤補充の適否確認の一層容易な調
剤システムを実現することができたという有利な効果が
有る。
【0103】また、本発明の第4の解決手段の調剤シス
テムにあっては、補充直後は監査でも注意が喚起される
ようにしたことにより、薬剤補充の適否確認が容易かつ
確実な調剤システムを実現することができたという有利
な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の調剤システムの第1実施例につい
て、その全体ブロック図である。
【図2】 システム内の自動調剤装置について、
(a)が錠剤分包機の内部構造を示す模式図、(b)が
それに多数組み込まれている薬剤フィーダの側面外観
図、(c)がその縦断側面図である。
【図3】 システム内の調剤台について、(a)が
調剤台の外観斜視図、(b)がそのうち棚一枚分の斜視
図、(c)がそれに多数収納される薬剤瓶の斜視図、
(d)がその底面図である。
【図4】 本発明の調剤システムの第2実施例の全体ブ
ロック図である。
【図5】 本発明の調剤システムの第3実施例の全体ブ
ロック図である。
【図6】 本発明の調剤システムの第4実施例に関する
課題を説明するためのものであり、(a)が錠剤分包機
の外観斜視図、(b)が玉剤の側面図、(c)がその平
面図、(d)が玉剤等に好適な薬剤フィーダの要部の縦
断側面図、(e)がその横断平面図である。
【図7】 本発明の調剤システムの第4実施例につい
て、その薬剤フィーダの要部構造を示し、(a)が縦断
側面図、(b)が横断平面図である。
【図8】 その仕切板とその保持部についての展
開斜視図である。
【図9】 その仕切板の変形例である。
【図10】 その動作状態を示す要部の縦断側面図
である。
【図11】 本発明の調剤システムの第5実施例に関す
る課題を説明するためのものであり、(a)がカプセル
剤の側面図、(b)がその平面図、(c)がカプセル等
に好適な薬剤フィーダの側面外観図、(d)がその縦断
側面図、(e)がその要部の縦断側面図、(f)がその
横断平面図である。
【図12】 本発明の調剤システムの第5実施例につい
て、その薬剤フィーダの要部構造を示す縦断側面図であ
る。
【図13】 その動作状態を示す図である。
【図14】 本発明の調剤システムの第6実施例につい
て、その薬剤フィーダの要部構造を示し、(a)が要部
の縦断側面図、(b)が仕切板の平面図である。
【図15】 本発明の調剤システムの第7実施例につい
て、その薬剤フィーダの外観を示し、(a)が展開側面
図、(b)が平面図、(c)が側面図である。
【符号の説明】
1 薬剤(円板状薬剤、玉剤、カプセル剤、円筒状薬
剤、錠剤) 2 包装帯 6 装置内通信手段(LAN、有線・無線の通信手
段) 7 データキャリア(識別情報の担体) 8 データリーダ(識別情報の読取装置) 10 錠剤分包機(自動調剤装置) 10a スピーカ(音声出力装置) 11 薬品庫(薬品棚部、薬剤収納庫格納部) 12 薬剤収納庫(薬剤フィーダ格納ユニット) 13 薬剤フィーダ 13b 容器部(カップ、薬剤容器部) 13c 整列盤(ロータ、整列部材) 13d 隔壁(成形羽根、翼状突起、整列部材) 13f 排出口(落下口) 13k ベース(固定部) 13m 仕切板(金属の仕切部材) 14 導管(ダクト、シュート、案内路、上部薬剤
収集経路) 15 収集部材(ホッパ状・漏斗状部材、下部薬剤
収集経路) 16 薬剤投入部(収集薬剤投入口) 17 包装装置 18 コントローラ(制御装置) 18a 継続読取ルーチン(薬剤フィーダの識別
情報の読取確認) 18b 番号通知ルーチン(読み取れなくなった
識別情報の報告) 18c 読取可否リスト(RAM、一時記憶、ハ
ードディスク) 20 薬剤フィーダ 21 サポート(支持枠、仕切板の保持部) 21a 小孔(ネジ止め無用の着脱手段およ
び位置決め手段) 21b 開口(リテーナ填め込み用の貫通
穴) 21c 鈎爪部(着脱可能な係着部、ネジ止
め無用の着脱手段) 21d 突子(差込部、挿抜部、ネジ止め無
用の着脱手段) 22 リテーナ(保持器、仕切板の保持部) 22a 開口(仕切板差し込み貫通穴) 23 仕切板(軟質の仕切部材) 23a 鈎爪部(着脱可能な係着部、ネジ止
め無用の着脱手段) 23b 挿入部(先端薄板部、有効仕切り
部) 23c 摘み部(後端露出部) 24 溝 25 把手(ハンドル、取っ手) 25a 突子(差込部、挿抜部、ネジ止め無
用の着脱手段) 25b 鈎爪部(着脱可能な係着部、ネジ止
め無用の着脱手段) 26 蓋(上蓋) 26a 見本収納室(確認用薬剤の現物を収
納する小空間) 26b ヒンジ(軸支部、蝶番式回転支持
部) 30 調剤台 31 コントローラ(制御装置) 31a 継続読取ルーチン(薬剤収容器の識別情
報の読取確認) 31b 番号通知ルーチン(読み取れなくなった
識別情報の報告) 31c 読取可否リスト(RAM、一時記憶、ハ
ードディスク) 32 棚 33 薬剤瓶(薬品箱、薬剤収容器) 34 スピーカ(音声出力装置) 40 装置間通信手段(LAN、有線・無線の通信手
段) 50 補充支援手段 51 補充支援装置本体(MPU、パソコン、集中
形の処理装置) 51a 照合ルーチン(補充照合手段) 51b 判定ルーチン(類似判定手段) 52 記憶装置(ハードディスク、不揮発性メモ
リ) 52a 補充適合情報(フィータ゛識別番号vs収容器
識別番号のテーフ゛ル) 52b 対応表(識別番号vs薬品コードのテーブ
ル) 52c 類似判別情報(薬品コードvs薬品コード
のテーブル) 52d 薬剤称呼情報(薬品コードvs薬品名のテ
ーブル) 53 ディスプレイ(表示装置、提示装置) 54 スピーカ(音声出力装置) 60 監査支援装置 61 監査台(監査支援装置本体等の台座、最終監
査作業台) 62 監査支援装置本体(情報処理装置、注意喚起
手段) 63 記憶装置(ハードディスク、不揮発性メモ
リ) 64 対応表(識別情報と薬剤コードとの対応
関係の保持手段) 65 薬品マスターファイル(薬剤情報の保持
手段) 66 ディスプレイ(処方箋情報の表示装置) 67 強調表示部(注意喚起手段) 70 処方オーダリングシステム(処方箋情報の集中提
供手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の薬剤フィーダを装着しうる自動調剤
    装置と、それらの薬剤フィーダに補充される各種薬剤を
    収容した多数の薬剤収容器を収納しうる調剤台と、それ
    ら薬剤フィーダ及び薬剤収容器の収納箇所に臨んで設け
    られ該当個所に収納された薬剤フィーダ又は薬剤収容器
    に付されている識別情報を読み取る多数の読取装置と、
    前記自動調剤装置において読み取れなくなった薬剤フィ
    ーダの識別情報と前記調剤台において読み取れなくなっ
    た薬剤収容器の識別情報とを得てそれら識別情報の対と
    既定の補充適合情報との照合を行う補充照合手段とを備
    えている調剤システム。
  2. 【請求項2】前記薬剤フィーダの識別情報および前記薬
    剤収容器の識別情報のうち何れか一方または双方につい
    て複数の識別情報が読み取れなくなったとき、それらの
    識別情報についても、予め設定されている類似判別情報
    に照らして、類似関係の有無を判別し、類似関係が有る
    と判定したときに警告を発することを特徴とする請求項
    1記載の調剤システム。
  3. 【請求項3】前記薬剤フィーダの識別情報または前記薬
    剤収容器の識別情報が読み取れなくなったとき、その識
    別情報に基づいて該当する薬剤フィーダまたは薬剤収容
    器に収容されるべき薬剤の称呼情報を音声にて発するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された調剤
    システム。
  4. 【請求項4】処方箋情報を提示する監査支援装置を備
    え、前記薬剤フィーダの識別情報を読み取れるようにな
    ったとき、その情報が前記監査支援装置に伝達されると
    ともに、その情報に基づいて提示内容が強化されること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載され
    た調剤システム。
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