JP2002272047A - モータとその製造方法、これらを用いた圧縮機 - Google Patents

モータとその製造方法、これらを用いた圧縮機

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JP2002272047A JP2001071731A JP2001071731A JP2002272047A JP 2002272047 A JP2002272047 A JP 2002272047A JP 2001071731 A JP2001071731 A JP 2001071731A JP 2001071731 A JP2001071731 A JP 2001071731A JP 2002272047 A JP2002272047 A JP 2002272047A
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coil end
stator
jig
stator core
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Masahiko Makino
雅彦 牧野
Yoshifumi Abe
喜文 阿部
Tatsuhisa Taguchi
辰久 田口
Yoshinari Asano
能成 浅野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さらなる小型化またはおよび軽量化ができる
ようにする。 【解決手段】 ステータコア6aに施した巻き線6cに
おけるコイルエンド6dを、それに設定される内周面を
形成するための内側成形面21aを持つように配した内
側治具21と、この内側成形面21aおよびステータコ
ア6a端面に対向する外まわり成形面22aを持った外
まわり治具22との間で、外まわり治具22を内側治具
21およびステータコア6aに近づけることにより前記
コイルエンド6dを圧縮し成形を行うようにして、上記
の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータとその製造
方法、およびそれらを用いた圧縮機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンのみで走行する自動車の場合、
元来、エンジンにより駆動する圧縮機を用いて車室内の
空調を行っており、圧縮機はエンジンに横付けして搭載
されてきた。
【0003】一方、電気自動車、あるいはエンジンとモ
ータとを使い分けて走行するハイブリッド自動車が、最
近一般道路用のものとして実用されるようになってい
る。その多くはハイブリッド自動車であり、従来型のエ
ンジン自動車同様にエンジンにより冷凍圧縮機を駆動し
て車内の空調を行っている。
【0004】一方、屋内空調用の冷凍圧縮機としては、
図10に示すように圧縮機構aとこれを駆動するモータ
bとを容器cに収容したいわゆる密閉型のモータ内蔵の
圧縮機が広く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハイブリッ
ド自動車では、エンジンによる環境への影響を軽減する
という本来の目的から、自動車が信号などで一時停止す
る場合にはエンジンを止めることが提案されている。こ
のような場合、エンジンで駆動する圧縮機を用いると、
自動車が停止する都度乗車中にもかかわらず空調が止ま
ることになり、快適性が損なわれ、夏季や冬季、極寒や
極暑の地では特に問題になる。
【0006】そこで、モータで駆動する圧縮機を採用す
ることが考えられる。また、電気自動車で空調を行うに
はモータで駆動する圧縮機の採用が当然となる。このよ
うな圧縮機として前記した屋内の空調用のものを利用で
きれば好適である。このものは、圧縮機構aは容器cに
設けた吸入管dを通じて冷凍サイクルから戻る冷媒を吸
入して圧縮し、一旦容器c内に吐出してモータbを冷却
した後、容器cの吐出管eから吐出させて冷凍サイクル
に供給することを繰り返す。
【0007】したがって容器cは高圧に耐える圧力容器
となり比較的厚みのある金属板で形成される上、収容す
るモータbや圧縮機構aなどとともにUL規格などによ
って制限される限界一杯まで接近させて配置する構造と
なっており、重量物の塊のようで家庭の空調用でも6k
g程度と重い。
【0008】これを軽量かつ小型化するのは困難である
が、本発明者等が種々に実験し研究したところ、モータ
自体の小型化、圧縮機における絶縁上の安全間隔の詰
め、あるいは圧縮機の組み立て後にモータbのステータ
の巻き線に通電し、そのとき生じるステータの起磁力に
よってロータを着磁させる作業において、巻き線がまわ
りの圧縮機構aなどの磁性部材との間で磁気的に引き合
って磁性部材側に膨れるのを防止するための磁気的な安
全間隔の詰め、容器の径や長さの短縮、などが、種々な
改良を伴って可能で、さらなる小型化またはおよび軽量
化ができることが判明した。
【0009】本発明の主たる目的は、そのような新たな
知見に基づき、さらなる小型化またはおよび軽量化がで
きるモータとその製造方法、それらを用いてさらなる小
型化および軽量化ができる圧縮機を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明のモータは、ステータコアのスロット
間に巻き線が施されたステータと、ステータの内周に同
心に位置して回転するように支持されたロータとを備
え、巻き線のコイルエンドが、内周側に設定された内回
り面に対し、外まわりからボリュームを圧縮した外まわ
り面を持つように成形されていることを特徴とするもの
である。
【0011】このような構成では、ステータコアに施し
た巻き線のコイルエンドの内周面側の内回り面が外まわ
り面に優先して、回転するロータや回転軸との関係で許
容される内側限界一杯に設定して、この内まわり面を作
るようにコイルエンドのボリュームを外まわりから圧縮
して成形されることで、コイルエンド部においてモータ
の長さまたはおよび径を小さくすることができる。
【0012】巻き線が分布巻きされていると、巻き線の
コイルエンド部のコイル束が円周方向に分散して円周方
向各部でのコイル密度が増し、圧縮成形に際して内部に
空間が残りにくくコイルエンドの外まわり面を内側限界
一杯の内回り面に一層近付けてモータをさらに小型化す
ることができる。
【0013】コイルエンドの外周面に前記圧縮成形によ
る凹部や溝、段差などの後退部を持ち、この後退部に巻
き線の給電用の接続具を収容して保持されていると、接
続具が巻き線から延びたリード線の先端に設けられてふ
ら付くのを、巻き線の一部に保持して防止し、かつ巻き
線の外まわり面から突出しないようになるので、ステー
タを取り扱う際に邪魔にならないし、モータのケーシン
グやモータが収容される圧縮機の容器などへの組み込み
なども容易に行える。しかも、このための後退部はコイ
ルエンドの全ボリュームに対して小さくコイルエンドを
特に大きくすることにはならないので、本来の目的であ
るモータの小型化を特に損なうことはない。しかも、モ
ータに外部から給電するための内外接続ターミナルを前
記ケーシングや容器の胴部に設けて前記巻き線の接続具
と接続させるような場合、双方が対向し合う位置関係と
しておけるので互いに接続しやすくなる。
【0014】接続具が巻き線を結束している結束材によ
って保持されていると、接続具を保持するのに特別な部
材や作業が要らない利点がある。
【0015】巻き線が自己融着線であって、圧縮成形後
に加熱または通電により自己融着されていると、巻き線
が隣接するコイルどうしの融着によって全体が確固に結
束して、振動や磁気作用、自動車の急激な加減速時の慣
性、急カーブでの遠心力によって結束が緩むことがな
い。従って、前記結束の緩みや磁気作用による膨れを配
慮していた従来の絶縁上や磁気上の安全間隔を、実際に
必要な安全間隔程度まで詰めることができ、ケーシング
を含むモータ自体、およびモータを圧縮機構とともに容
器に収容して構成する圧縮機をさらに小型化することが
でき、それらケーシングまたは容器の小型化はモータ自
体およびそれを用いた圧縮機の軽量化につながる。従っ
て、軽量な面でモータ自体を自動車の走行用に用いて、
また、圧縮機を自動車の空調用に用いて好適である。こ
れらの意味で移動するバッテリーとともに用いて有効で
ある。
【0016】本発明のモータの製造方法は、回転できる
ように支持されたロータの外側に同心的に位置して固定
されるステータが、そのステータコアの内周のスロット
間に巻き線を施されているモータを製造するのに、ステ
ータコアに施した巻き線におけるコイルエンドを、それ
に設定される内周面を形成するための内側成形面を持つ
ように配した内側治具と、この内側成形面およびステー
タコア端面に対向する外まわり成形面を持った外まわり
治具との間で、外まわり治具を内側治具およびステータ
コアに近づけることにより前記コイルエンドを圧縮し成
形を行う工程を備えたことを特徴とするものである。
【0017】このような構成では、コイルエンドをそれ
に内側限界一杯に設定した内周面を作るように外まわり
から圧縮し成形するので、内周面が内側限界一杯まで従
来よりも内側に移動する分、外まわり面も内側に移動
し、モータをそのコイルエンド部において長さまたはお
よび径の小さなものとして製造することができる。
【0018】このようなモータの製造において、コイル
エンドを圧縮成形した後、内側治具および外まわり治具
と、ステータと、を分離し、ステータとロータとを組み
付けるようにすれば、コイルエンドを圧縮成形するのに
ステータをロータから切り離しておけるので、ステータ
の一端側から他端側に内側を通した内側成形面でコイル
エンドの内側を受け止め、ステータの他端側からコイル
エンドの外まわり面に外側成形面を押し当てて圧縮成形
することができるので、ステータの同じ端部側から内外
の成形面を臨ませて圧縮成形するような場合に比し、成
形作業が容易になる。
【0019】内側治具は円周方向に複数に分割してそれ
ぞれ半径方向外方に進出させることにより、内側成形面
の少なくとも一部をステータコアの内周よりも外側に位
置させて前記圧縮成形を行い、成形後内側治具のそれぞ
れは半径方向内方に後退させてから抜き去るようにする
と、コイルエンドの内周面における少なくともステータ
コア端面側の部分を、ステータコアの内周よりも外側に
位置するように設定しても、内側治具の前記半径方向の
移動によってこの内周面を作る外まわりからの前記圧縮
成形ができ、コイルエンドの内側面における少なくとも
ステータコア端面側の部分をステータコアの内周よりも
外側に位置させて回転するロータなどとの万一の接触を
も防止する対策が行える。この場合、内側治具はステー
タコアの内側を通じて一端側から他端側に挿入し、径方
向外方に進出させてコイルエンドの圧縮成形に供した
後、径方向内方に後退させて一端側に抜き去ることがで
きる。
【0020】本発明の圧縮機は、上記各場合のモータ
と、このモータのロータと一体の回転軸と連結された圧
縮機構と、を容器に収容し、モータに容器外から給電し
て圧縮機構を駆動するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0021】このような構成では、各場合のモータが小
型化されている分だけ、圧縮機が小型化する。具体的に
は、コイルエンドによるモータの長さ方向の短縮化によ
り、隣接する圧縮機構と従来通りの安全間隔を小さくす
ることなく容器の長さが短縮し、コイルエンドの外径の
小型化により、容器との絶縁距離が大きくなって絶縁に
余裕ができる分容器の外径を小さくして圧縮機の小型化
が図れるので、自動車のエンジンルームに設置するのに
好適であるし、重い圧力容器の長さおよび径の縮小によ
り高い割合で軽量化することができ、自動車で代表され
る移動車に搭載するのに好適である。これらの意味で移
動するバッテリーとともに用いられる圧縮機として特に
有効である。
【0022】前記給電のための内外接続ターミナルが容
器の胴部に設けられていると、従来、容器の鏡板に設け
られて長手方向に突出していたのが胴部に移ることによ
り全体の長さを短くすることができる。これに併せ、容
器に設けられて圧縮機構に通じる吸入管および吐出管が
容器の胴部に設けられる形式のものを採用すると配管面
でも圧縮機が占める長手方向のスペースを無くすことが
できる。
【0023】ステータの巻き線のコイルエンドにまわり
との絶縁を図る絶縁覆いを設けたものであると、ステー
タの巻き線に通電してロータを着磁させるときのコイル
エンドのまわりの磁性部材側への膨らみ、あるいは遠心
力や振動などによるコイルエンドの結束の緩みなど、巻
き線にまわりとの各種安全間隔が小さくなる現象が後事
的に生じ、あるいは生じようとしても、コイルエンドと
そのまわりの導電体や磁性部材との絶縁が絶縁覆いによ
って確保されるので、コイルエンドと回りの非磁性の導
電体や磁性部材との絶縁上や磁気的な安全間隔、つま
り、容器や圧縮機構などとの間を絶縁覆いで隔てる程度
まで小さくして、圧縮機を絶縁の問題なしに径方向およ
び長手方向に短縮することができる。従って、絶縁覆い
は確保すべき絶縁距離分の厚みを持って覆っていると、
コイルエンドとまわりの胴電体および磁性体との間の絶
縁距離をどのような場合にも機械的に確保することがで
きる。これらの意味で、絶縁覆いはコイルエンドの端面
および外周面の双方を覆っていると、容器および圧縮機
構など径方向および軸方向に対向するどの部材とも絶縁
を確保することができる。必要に応じてコイルエンドの
内周面をも絶縁覆いにて覆うようにしてもよい。
【0024】また、絶縁覆い内に非磁性の導電体を内蔵
していると、ステータの巻き線に容器外から通電してス
テータの起磁力によって磁性ロータに着磁する場合に、
コイルエンドがまわりの磁性部材との間で磁気的に引き
合おうとする磁力線を非磁性の導電体により遮断し、コ
イルエンドが磁性部材側に膨れるようなことを防止する
ことができる。
【0025】本発明のそれ以上の目的及び特徴は、以下
の詳細な説明及び図面によって明らかになる。本発明の
各特徴は、可能な限りにおいて、それ単独で、あるいは
種々な組み合わせで複合して用いることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の幾つかの実施例に係るモータ
とその製造方法、およびそれらを用いた圧縮機について
図を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0027】本実施例は電気自動車、あるいはハイブリ
ッド自動車など移動する バッテリを持った移動車に搭
載するのに好適な、小型化ができるモータ、およびこれ
らを用いた小型化および軽量化できるようにした空調用
の圧縮機の場合の一例である。しかし、本発明はこれに
限られることはなく、種々な用途のモータ、従来の屋内
空調用のモータ内蔵の圧縮機やその他の冷凍用に適用し
ても有効であるのは勿論である。
【0028】本実施例に係るモータは図1、図2、図9
に示すように、ステータコア6aのスロット6b間に巻
き線6cが施されたステータ6と、ステータ6の内周に
同心に位置して回転するように支持されたロータ7とを
備えてモータ3を構成している。前記巻き線6cのコイ
ルエンド6dが、内周側に設定された内回り面Aに対
し、外まわりからボリュームを圧縮した外まわり面Bを
持つように成形されている。
【0029】このようにすると、ステータコア6aに施
した巻き線6cのコイルエンド6dの内周側の内回り面
Aが外まわり面Bに優先して、回転するロータ7や回転
軸8との関係で許容される内側限界一杯に設定してお
き、この内まわり面Aを作るように図2に仮想線で示す
コイルエンド6dのボリュームを外まわりから圧縮して
図1、図2に実線で示すように成形されることで、モー
タ3をそのコイルエンド6d部において長さまたはおよ
び径を小さくすることができる。
【0030】特に、図1、図2、図9の右側、のそれぞ
れに示すコイルエンド6dは、図9に示す回転軸8の小
さな軸受部14と対向するだけで、内側限界がかなり内
側になるのを利用して、内まわり面Aのステータコア6
aの端面側一部を除いて、ステータコア6aの内周より
も内側に張り出すように設定してあり、この内まわり
面、特に内周面とステータコア6aに外まわり面Bを近
付けるように圧縮したものとすることにより、外径およ
びステータコア6a端面からの張り出しをより抑えてモ
ータの小型化をさらに図れるようにしてある。また、こ
れに併せ、コイルエンド6dのステータコア6aの端面
側がステータコア6aの内周よりも大きくしてあること
により、何らかの原因でコイルエンド6dが内周側に緩
んだり部分的に変位したりして、回転するロータ7や回
転軸8などに万一にも接触するようなことを防止するこ
とができる。
【0031】図9の左側に示すコイルエンド6dは、モ
ータ3と共に容器1に収容されてモータ内蔵の圧縮機1
3を構成する圧縮機構2側の回転軸8の軸受部15が大
きいことにより、内側限界が右側よりも外側に設定する
必要がある。このような関係から、内周面におけるステ
ータコア6aの端面側一部を除く部分をロータ7の内周
近くにせまる程度の位置に設定して、コイルエンド6d
の径およびステータコア6aの端面からの張り出しを抑
えるようにしてある。これによっても、従来コイルエン
ドの外周面の位置を設定しておき、このような外周面を
作るように内周がわから圧縮して成形し、コイルエンド
の内周面の内径やステータコア端面からの張り出し量が
不用意に大きくなっていた場合に比し、モータ3の小型
化が図れる。
【0032】なお、左右のコイルエンド6dは同じ径に
する場合、平均内径が大きくなる側の左側のコイルエン
ド6dの長さが右側のコイルエンド6dのそれよりも長
くなる。しかし、モータ内蔵の圧縮機13の容器1、あ
るいはこの圧縮機13に代えてモータ自体を構成する場
合のケーシングの径を左右のコイルエンド6dの外径の
違いに合わせて異ならせるような場合、左右のコイルエ
ンド6dのステータコア6aからの張り出し量を同じに
して径を異ならせ、内径の違いを吸収することもでき
る。要するに、左右のステータコア6aの断面形状はど
のように異なってもよく、モータ3として全体に小型化
できればよい。
【0033】また、モータ3を内蔵した圧縮機13とし
ては、モータ3が小型化されている分だけ、圧縮機13
が小型化する。具体的には、コイルエンド6dによるモ
ータ3の長さ方向の短縮化により、隣接する圧縮機構2
と従来通りの安全間隔を確保しても容器1の長さが短縮
し、コイルエンド6dの外径の短縮により、容器1との
絶縁に余裕ができる分容器1の外径を小さくして圧縮機
13の小型化が図れるので、自動車のエンジンルームに
設置するのに好適である。さらに、重い圧力容器1の長
さおよび径の縮小により高い割合で軽量化することがで
き、自動車で代表される移動車に搭載するのに好適であ
る。これらの意味で移動するバッテリーとともに用いら
れる圧縮機13として好適である。このような軽量化は
モータ3をケーシングに収容してモータ単体とするよう
な場合のケーシングの縮小化によってモータ3単体が軽
量化されるのは同じである。
【0034】なお、巻き線6cは分布巻きされている。
これにより、巻き線6cのコイルエンド6dのコイル束
6eが円周方向に分散してコイル密度が増し、圧縮成形
に際して内部に空間が残りにくくなる。従って、コイル
エンド6dの外まわり面Bを内回り面Aに一層近付けて
モータ3をさらに小型化することができる。
【0035】以上のような小型化できるモータの製造方
法は、図2に示すように、ステータコア6aに施した巻
き線6cにおけるコイルエンド6dを、それに設定され
る内側面を形成するための内側成形面21aを持つよう
に配した内側治具21と、この内側成形面21aおよび
ステータコア6aの端面に対向する外まわり成形面22
aを持った外まわり治具22との間で、外まわり治具2
2を例えば図2に示す仮想線の位置から実線で示す位置
まで内側治具21およびステータコア6aに近づけるこ
とにより、前記コイルエンド6dを外まわりから圧縮し
内側成形面21aを基準位置とした圧縮成形を行う工程
を、通常のモータ製造時のコイル成形工程として備えれ
ば足り、コイルエンド6dをそれに内側限界一杯に設定
した内まわり面Aを作るように外まわりから圧縮するこ
とにより、内まわり面Aが内側限界一杯にまで従来の場
合よりも内側に移動した分、外まわり面Bも内側に移動
させられるので、モータ3をそのコイルエンド6d部に
おいて長さおよび径の小さなものとして製造することが
できる。つまりモータ3をコイルエンド6dの部分にて
小型化することができる。なお、外まわりから圧縮する
治具はコイルエンド上半部を圧縮する面を有し、軸方向
に力を加えることで外まわりからも同時に圧縮できる構
成である。
【0036】このようなモータの製造において、コイル
エンド6dを圧縮成形した後、内側治具21および外ま
わり治具22と、ステータ6と、を分離してから、ステ
ータ6とロータ7とを組み付けるようにすれば、コイル
エンド6dを圧縮成形するのにステータ6を図2に示す
ようにロータ7から切り離しておけるので、ステータ6
の一端側から他端側に内側を通した内側成形面21aで
コイルエンド6dを内側から受け止め、ステータ6の他
端側からコイルエンド6dの外まわり面Bに外まわり成
形面22aを押し当てていって圧縮成形することができ
る。これにより、ステータ6の同じ端部側から内外の成
形面21a、22aを臨ませて圧縮成形するような場合
に比し、成形作業が容易になる。もっとも、外まわり治
具22は、図2における上方から圧縮する治具と、側方
から圧縮する治具とに分離することができる。分割数や
分割の形態は自由に選択し設定できる。
【0037】内側治具21は図2〜図4に示すように、
円周方向に複数に分割されて、具体的には3つに分割さ
れて、それぞれ図2に示す位置まで半径方向外方に進出
させることにより、内側成形面21aの少なくとも一部
をステータコア6aの内周よりも外側に位置させて前記
圧縮成形を行い、成形後に内側治具21の分割部分のそ
れぞれは図3、図4に示す位置まで半径方向内方に後退
させてから抜き去るようにすると、コイルエンド6dの
内側面における少なくともステータコア6aの端面側の
部分を、ステータコア6aの内周よりも内側に位置する
ように設定しても、内側治具21の前記半径方向の移動
によってこの内側成形面21aを基準にした前記圧縮成
形ができ、コイルエンド6dの内まわり面6Aにおける
少なくともステータコア6aの端面側の部分をステータ
コア6aの内周よりも内側に位置させて回転するロータ
7などとの間の万一の接触を防止する対策が行える。
【0038】このような内側治具21の動きを可能にす
るため、図2〜図4に示す例では、内側治具21をステ
ータコア6aに対して出し入れするための支持軸23に
おいて、その先端部のまわりに設けた径方向のポケット
23a内に分割された内側治具21のスライド部21b
を径方向の進退ができるよう受け入れて保持し、ばね2
4により径方向内方に後退するよう付勢しておき、支持
軸23に縦通させているスピンドル25を図2における
上方へ移動させることにより、そのテーパ面25aにて
各内側治具21を径方向外方に進出させ、スピンドル2
5を下方に移動させることにより各内側治具21が径方
向内方へばね24の付勢により後退させられるようにし
ている。
【0039】これによって、内側治具21は前記半径方
向の動きによってステータコア6aの内側を通じて一端
側から他端側に挿入して、径方向外方に進出して他端側
のコイルエンド6dの圧縮成形に供した後、径方向内方
に後退して一端側に抜き去ることが可能となり、図2、
図9の右側に示すような形状に形成されるコイルエンド
6dがステータコア6aの内径よりも小さな部分を持っ
ていることによって、内側治具21が右側に抜きにくい
が左側に難なく抜ける。具体的には、内側治具21を図
9に示す左側から挿入して、既述した図9の右側のコイ
ルエンド6dを成形した後左側から抜き去るようにする
ことにより、成形後のコイルエンド6dのステータコア
6aの内径よりも小さな部分が邪魔になる問題を回避す
ることができる。しかも、図9の左側のコイルエンド6
dの内径がステータコア6aの内周よりも小さい部分を
持たない形状に成形していることにより、前記内側治具
21の左側への抜き去りをさらに容易にしていて好都合
である。
【0040】もっとも、内側治具21の後退量を大きく
すると、図9の右側のコイルエンド6dの成形後に内側
治具21を右側に抜き去ることもできる。
【0041】内側治具21を半径方向に進退させるため
の分割数は、少なくとも2つにすれば可能であるが、そ
れ以上にする方が成形時の進出がコイルエンド6dとの
引っ掛かりなくスムーズに行える。しかし、多いと内側
治具21が複雑になるだけでそれ以上の利点がないの
で、図に示す3つ位いが好適である。
【0042】図5に示すように、コイルエンド6dの外
周面に前記圧縮成形によって凹部31、あるいはその他
の溝、段差などの後退部を形成しておき、この凹部31
に巻き線6cの給電用の接続具32を収容して保持する
ようにすることもできる。このように、接続具32が巻
き線6cから延びたリード線34の先端に設けられてふ
ら付くのを、巻き線6cの一部に保持して防止し、かつ
巻き線6cの外面から突出しないようになるので、ステ
ータ6を取り扱う際に邪魔にならないし、モータ3のケ
ーシングやモータ3が収容される圧縮機13の容器1な
どへの組み込みなども容易に行える。しかも、凹部31
などはコイルエンド6dの全ボリュームに対して小さく
コイルエンド6dを特に大きくすることにはならないの
で、本来の目的であるモータ3の小型化を特に損なうこ
とはない。接続具32は各リード線34の先端に設けた
接続端子32aそのものでもよいが、図5、図9に示す
ようにそれら接続端子32aを内蔵した1つのクラスタ
ーブロックなどと1つにまとまったものにしておくと、
接続具32を凹部31に収容して保持したり、モータ3
のケーシングや圧縮機13の容器1にモータ3への外部
からの給電のために設けられる図9に示すような内外接
続ターミナル33と内側から接続したりするときの取り
扱いが楽になる。このとき、コイルエンドと給電部端子
との絶縁が問題となるが、これらの間にポリエステルフ
ィルムを設け、必要な沿面距離をもうければよい。
【0043】また、モータ3に外部から給電すための内
外接続ターミナル33を前記ケーシングや容器1の胴部
に、例えば図9に示すように設けて前記巻き線6cの接
続具32と接続させるようにすると、双方が図9に示す
ように対向し合う位置関係としておけば互いを接続しや
すくなる。しかも、このように内外接続ターミナル33
が容器1の胴部に設けられていると、従来、容器1の鏡
板に設けられて長手方向に突出していたのが胴部に移っ
て容器1の全体の長さを短くすることができる。これに
併せ、容器1に設けられて圧縮機構2に通じる吸入管9
および吐出管10が容器1の胴部に設けられている形式
を採用すると配管面でも圧縮機13が占める長手方向の
スペースを無くすことができ、ハイブリッド自動車のエ
ンジンルームに設置するような場合に特に有効である。
【0044】図5では接続具32は巻き線6cを結束し
ている結束材としての縛り紐35によって保持されてい
る。このようにすると接続具32を保持するのに特別な
部材や作業が要らない利点がある。しかし、巻き線6c
が合成樹脂などよりなる熱融着材が表面に塗布された自
己融着線であって、圧縮成形後に加熱または通電により
巻き線6cの隣接するコイル1本1本どうしが融着材の
熱融着によって自己融着されているようにすると、巻き
線6cの全体が確固に結束して、振動や磁気作用、自動
車の急激な加減速時の慣性、急カーブでの遠心力によっ
て結束が緩むことがない。従って、モータ3を磁性部材
を持った駆動対象である圧縮機構2やそれらの軸受部1
4、15などと隣接して容器1内に配置し、容器1外か
らステータ6の巻き線6cに通電してロータ7を着磁さ
せるときの、巻き線6cと圧縮機構2などの磁性部材と
の引き合いによる巻き線6cの膨れを防止するために圧
縮機構2などの磁性部材との間に設定する磁気的な安全
隙間を絶縁上の安全間隔まで詰めて、圧縮機13を小型
化することができる。
【0045】ここで、モータ3は電機子であるステータ
6と磁石を持ったロータ7とを組み合わせたブラシレス
モータである。回転軸8によって圧縮機構2を駆動し、
圧縮機構2は容器1に設けられた吸入管9を通じて冷凍
サイクルから戻る冷媒を吸引して圧縮し、圧縮した冷媒
を容器1内に吐出する。容器1内に吐出された冷媒はモ
ータ3の部分を通過してこれを冷却した後、容器1に設
けられた吐出管10を通じて外部に吐出し冷凍サイクル
に供給する。容器1の底部にはオイル11が貯留され、
このオイル11は回転軸8を共用して駆動するポンプ1
2によって吸入して回転軸8の軸受部15や圧縮機構2
の摺動部に回転軸8を通じて圧送しそれらの部分を潤滑
する。潤滑した後のオイル11は供給圧により各摺動部
から染み出すように流れでて容器1内に戻る。容器1内
に吐出された冷媒の一部は容器1に貯留されているオイ
ル11との相溶性によりそれを持ち運び、前記ポンプ1
2によりオイル11が圧送されない軸受部14などの摺
動部を潤滑する。以上によって図に示すモータ3内蔵の
圧縮機13は長期に亘ってメンテナンスフリーな使用に
耐える。
【0046】図6、図7に示すように、ステータ6の巻
き線6cのコイルエンド6dにまわりとの絶縁を図る絶
縁覆い41を設けることもできる。このようにすると、
ステータ6の巻き線6cに通電してロータ7を着磁させ
るときのコイルエンド6dのまわりの圧縮機構2や軸受
部14、15などの磁性部材側への膨らみ、あるいは振
動や自動車の急激な加減速時の慣性、急カーブでの遠心
力などによるコイルエンド6dの結束の緩みなど、巻き
線6cにまわりの圧縮機構2などの磁性部材との間隔が
小さくなる現象が後事的に生じ、あるいは生じようとし
ても、コイルエンド6dとそのまわりの圧縮機構2など
の磁性部材との絶縁が図れるので、コイルエンド6dと
回りの容器1や圧縮機構2などの磁性部材との絶縁上の
安全間隔を絶縁覆い41で隔てる程度まで小さくして、
圧縮機13を絶縁の問題なしに径方向および長手方向に
短縮することができる。従って、絶縁覆い41は確保す
べき絶縁距離分の厚みを持って覆っていると、コイルエ
ンド6dとまわりの容器1や圧縮機構2などの磁性体と
の間の絶縁上の安全間隔をどのような場合にも機械的に
確保することができる。これらの意味で、絶縁覆い41
はコイルエンド6dの端部および側周の双方を覆ってい
るのがこうてきである。
【0047】絶縁覆い41はコイルエンド6dの外周面
をも覆う形態であると、その周壁の端部に形成した図
6、図7に示すような爪部41aをコイルエンド6d外
周のステータ6端面側の端部にスリット41bによる周
壁の弾性変形により弾性係合させて、あるいは周壁のス
リット41bを省略した状態にて無理嵌めして、簡易に
抜け止めすることができる。
【0048】また、図8に示すように、絶縁覆い41内
に銅などの非磁性の導電体43を内蔵しておくこともで
きる。このようにすると、ステータ6の巻き線6cに容
器1外から通電してステータ6の起磁力によってロータ
7を着磁させる場合に、コイルエンド6dがまわりの圧
縮機構2などの磁性体との間で磁気的に引き合おうとす
る磁力線を非磁性の導電体43により遮断し、コイルエ
ンド6dが圧縮機構2などの磁性体側に膨れるようなこ
とを防止することができる。
【0049】導電体43はどのように設けても有効であ
るが、上記のような絶縁覆い41に内蔵させると導電体
43を設けるのに絶縁の問題が一挙に解決できる利点が
ある。導電体43は磁気の遮断によって渦電流が生じ、
熱などに変わるが、発生する熱量が多く問題になるとき
は、渦電流を容器1や容器1外にアースを通じて逃がす
こともできる。
【0050】
【発明の効果】上記の説明で明らかなように、本発明の
モータによれば、ステータコアに施した巻き線のコイル
エンドの内周面側の内回り面が外まわり面に優先して、
回転するロータや回転軸との関係で許容される内側限界
一杯に設定して、この内まわり面を作るようにコイルエ
ンドのボリュームを外まわりから圧縮して成形されるこ
とで、コイルエンド部においてモータの長さまたはおよ
び径を小さくすることができる。
【0051】巻き線が分布巻きされていると、巻き線の
コイルエンド部のコイル束が円周方向に分散して円周方
向各部でのコイル密度が増し、圧縮成形に際して内部に
空間が残りにくくコイルエンドの外まわり面を内側限界
一杯の内回り面に一層近付けてモータをさらに小型化す
ることができる。
【0052】コイルエンドの外周面に前記圧縮成形によ
る凹部や溝、段差などの後退部に巻き線の給電用の接続
具を収容して保持されていると、接続具が巻き線から延
びたリード線の先端に設けられてふら付くのを、巻き線
の一部に保持して防止し、かつ巻き線の外まわり面から
突出しないようになるので、ステータを取り扱う際に邪
魔にならないし、モータのケーシングやモータが収容さ
れる圧縮機の容器などへの組み込みなども容易に行え
る。しかも、このための後退部はコイルエンドの全ボリ
ュームに対して小さくコイルエンドを特に大きくするこ
とにはならないので、本来の目的であるモータの小型化
を特に損なうことはない。しかも、モータに外部から給
電するための内外接続ターミナルを前記ケーシングや容
器の胴部に設けて前記巻き線の接続具と接続させるよう
な場合、双方が対向し合う位置関係としておけるので互
いに接続しやすくなる。
【0053】巻き線が自己融着線であって、圧縮成形後
に加熱または通電により自己融着されていると、巻き線
が隣接するコイルどうしの融着によって全体が確固に結
束して、振動や磁気作用、自動車の急激な加減速時の慣
性、急カーブでの遠心力によって結束が緩むことがな
い。従って、前記結束の緩みや磁気作用による膨れを配
慮していた従来の絶縁上や磁気上の安全間隔を、実際に
必要な安全間隔程度まで詰めることができ、ケーシング
を含むモータ自体、およびモータを圧縮機構とともに容
器に収容して構成する圧縮機をさらに小型化することが
でき、それらケーシングまたは容器の小型化はモータ自
体およびそれを用いた圧縮機の軽量化につながる。従っ
て、軽量な面でモータ自体を自動車の走行用に用いて、
また、圧縮機を自動車の空調用に用いて好適である。こ
れらの意味で移動するバッテリーとともに用いて有効で
ある。
【0054】本発明のモータの製造方法によれば、コイ
ルエンドをそれに内側限界一杯に設定した内周面を作る
ように外まわりから圧縮し成形するので、内周面が内側
限界一杯まで従来よりも内側に移動する分、外まわり面
も内側に移動し、モータをそのコイルエンド部において
長さまたはおよび径の小さなものとして製造することが
できる。
【0055】内側治具は円周方向に複数に分割してそれ
ぞれ半径方向外方に進出させることにより、内側成形面
の少なくとも一部をステータコアの内周よりも外側に位
置させて前記圧縮成形を行い、成形後内側治具のそれぞ
れは半径方向内方に後退させてから抜き去るようにする
と、コイルエンドの内周面における少なくともステータ
コア端面側の部分を、ステータコアの内周よりも外側に
位置するように設定しても、内側治具の前記半径方向の
移動によってこの内周面を作る外まわりからの前記圧縮
成形ができ、コイルエンドの内側面における少なくとも
ステータコア端面側の部分をステータコアの内周よりも
外側に位置させて回転するロータなどとの万一の接触を
も防止する対策が行える。この場合、内側治具はステー
タコアの内側を通じて一端側から他端側に挿入し、径方
向外方に進出させてコイルエンドの圧縮成形に供した
後、径方向内方に後退させて一端側に抜き去ることがで
きる。
【0056】本発明の圧縮機によれば、上記各場合のモ
ータが小型化されている分だけ、圧縮機が小型化する。
具体的には、コイルエンドによるモータの長さ方向の短
縮化により、隣接する圧縮機構と従来通りの安全間隔を
小さくすることなく容器の長さが短縮し、コイルエンド
の外径の小型化により、容器との絶縁距離が大きくなっ
て絶縁に余裕ができる分容器の外径を小さくして圧縮機
の小型化が図れるので、自動車のエンジンルームに設置
するのに好適であるし、重い圧力容器の長さおよび径の
縮小により高い割合で軽量化することができ、自動車で
代表される移動車に搭載するのに好適である。これらの
意味で移動するバッテリーとともに用いられる圧縮機と
して特に有効である。
【0057】前記給電のための内外接続ターミナルが容
器の胴部に設けられていると、従来、容器の鏡板に設け
られて長手方向に突出していたのが胴部に移ることによ
り全体の長さを短くすることができる。これに併せ、容
器に設けられて圧縮機構に通じる吸入管および吐出管が
容器の胴部に設けられる形式のものを採用すると配管面
でも圧縮機が占める長手方向のスペースを無くすことが
できる。
【0058】ステータの巻き線のコイルエンドにまわり
との絶縁を図る絶縁覆いを設けたものであると、ステー
タの巻き線に通電してロータを着磁させるときのコイル
エンドのまわりの磁性部材側への膨らみ、あるいは振動
や自動車の急激な加減速時の慣性、急カーブによる遠心
力などによるコイルエンドの結束の緩みなど、巻き線に
まわりとの各種安全間隔が小さくなる現象が後事的に生
じ、あるいは生じようとしても、コイルエンドとそのま
わりの導電体や磁性部材との絶縁が絶縁覆いによって確
保されるので、コイルエンドと回りの非磁性の導電体や
磁性部材との絶縁上や磁気的な安全間隔、つまり、容器
や圧縮機構などとの間を絶縁覆いで隔てる程度まで小さ
くして、圧縮機を絶縁の問題なしに径方向および長手方
向に短縮することができる。従って、絶縁覆いは確保す
べき絶縁距離分の厚みを持って覆っていると、コイルエ
ンドとまわりの導電体および磁性体との間の絶縁距離を
どのような場合にも機械的に確保することができる。こ
れらの意味で、絶縁覆いはコイルエンドの端面および外
周面の双方を覆っていると、容器および圧縮機構など径
方向および軸方向に対向するどの部材とも絶縁を確保す
ることができる。必要に応じてコイルエンドの内周面を
も絶縁覆いにて覆うようにしてもよい。
【0059】また、絶縁覆い内に非磁性の導電体を内蔵
していると、ステータの巻き線に容器外から通電してス
テータの起磁力によって磁性ロータに着磁する場合に、
コイルエンドがまわりの磁性部材との間で磁気的に引き
合おうとする磁力線を非磁性の導電体により遮断し、コ
イルエンドが磁性部材側に膨れるようなことを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るモータのステータとロー
タとの組み合わせ構造をステータを主体として示す一端
部側の斜視図である。
【図2】図1のステータの一端側のコイルエンドを成形
するモータの製造方法の一例を示す断面図である。
【図3】図2のモータの製造方法に用いる内側治具を示
す斜視図である。
【図4】図3の内側治具の平面図である。
【図5】図1の一端側のコイルエンドを成形するのに凹
部を設けてそこに巻き線の接続具を収容して保持した変
形例を示す斜視図である。
【図6】モータのコイルエンドに絶縁覆いを設ける実施
例を示す分解斜視図である。
【図7】図6の絶縁覆いをコイルエンドに施した状態を
示す断面図である。
【図8】導電体を内蔵した絶縁覆いの例を示す一部を断
面して見た側面図である。
【図9】図1に示すモータを内蔵した本発明の圧縮機の
実施例を示す断面図である。
【図10】従来のモータ内蔵の圧縮機を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器 2 圧縮機構 3 モータ 6 ステータ 6a ステータコア 6b スロット 6c 巻き線 6d コイルエンド 7 ロータ 8 回転軸 9 吸入管 10 吐出管 13 圧縮機 14、15 軸受部 21 内側治具 21a 内側成形面 22 外まわり治具 22a 外まわり成形面 23 支持軸 31 凹部 32 接続具 33 内外接続ターミナル 35 縛り紐 41 絶縁覆い 43 導電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 3/50 H02K 3/50 Z 5H607 7/14 7/14 B 5H615 // H02K 15/04 15/04 F (72)発明者 田口 辰久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 浅野 能成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB03 AC03 CD01 CD06 CE03 CF02 CF05 CF06 3H029 AA02 AA14 AB03 BB32 CC02 CC07 CC09 CC24 CC25 CC27 5H115 PA11 PG04 PI16 PU11 PU21 QA01 QE12 SE03 5H603 AA03 AA09 BB01 BB12 CA01 CB04 CB18 CC01 CC17 CD08 CD21 CD33 CD34 EE01 EE08 EE13 FA18 5H604 AA05 AA08 BB01 BB14 CC01 CC05 CC11 DB19 PB04 PC04 QA04 QA08 QB01 QB16 5H607 AA12 BB01 BB14 BB23 CC01 DD01 DD16 FF07 GG08 5H615 AA01 BB01 BB14 BB17 PP01 PP14 PP15 PP20 PP28 QQ28 RR01 TT05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータコアのスロット間に巻き線が施
    されたステータと、ステータの内周に同心に位置して回
    転するように支持されたロータとを備えたモータにおい
    て、 巻き線のコイルエンドが、内周側に設定された内回り面
    に対し、外まわりからボリュームを圧縮した外まわり面
    を持つように成形されていることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 巻き線は分布巻きされている請求項1に
    記載のモータ。
  3. 【請求項3】 コイルエンドの外周面に前記圧縮成形に
    よる凹部や溝、段差などの後退部を持ち、この後退部に
    巻き線の給電用の接続具を収容して保持されている請求
    項1、2のいずれか1項に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 接続具は巻き線を結束している結束材に
    よって保持されている請求項3に記載のモータ。
  5. 【請求項5】 巻き線は自己融着線であって、圧縮成形
    後に加熱または通電により自己融着されている請求項1
    〜3のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 【請求項6】 移動するバッテリーとともに用いられる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータ。
  7. 【請求項7】 回転できるように支持されたロータの外
    側に同心的に位置して固定されるステータが、そのステ
    ータコアの内周のスロット間に巻き線を施されているモ
    ータの製造方法において、 ステータコアに施した巻き線におけるコイルエンドを、
    それに設定される内周面を形成するための内側成形面を
    持つように配した内側治具と、この内側成形面およびス
    テータコア端面に対向する外まわり成形面を持った外ま
    わり治具との間で、外まわり治具を内側治具およびステ
    ータコアに近づけることにより前記コイルエンドを圧縮
    し成形を行う工程を備えたことを特徴とするモータの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 コイルエンドを圧縮成形した後、内側治
    具および外まわり治具と、ステータと、を分離し、ステ
    ータとロータとを組み付ける工程を備えた請求項7に記
    載のモータの製造方法。
  9. 【請求項9】 内側治具は円周方向に複数に分割してそ
    れぞれ半径方向外方に進出させることにより、内側成形
    面の少なくとも一部をステータコアの内周よりも外側に
    位置させて前記圧縮成形を行い、成形後内側治具のそれ
    ぞれは半径方向内方に後退させてから抜き去る請求項
    7、8のいずれか1項に記載のモータの製造方法。
  10. 【請求項10】 内側治具はステータコアの内側を通じ
    て一端側から他端側に挿入し、他端側のコイルエンドを
    圧縮成形した後、一端側に抜き去る請求項9に記載のモ
    ータの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5に記載のモータと、この
    モータのロータと一体の回転軸と連結された圧縮機構
    と、を容器に収容し、モータに容器外から給電して圧縮
    機構を駆動するようにしたことを特徴とする圧縮機。
  12. 【請求項12】 前記給電のための内外接続ターミナル
    が容器の胴部に設けられている請求項11に記載の圧縮
    機。
  13. 【請求項13】 容器に設けられて圧縮機構に通じる吸
    入管および吐出管が容器の胴部に設けられている請求項
    11、12のいずれか1項に記載の圧縮機。
  14. 【請求項14】 ステータの巻き線のコイルエンドにま
    わりとの絶縁距離を確保する絶縁体による絶縁覆いを設
    けた請求項11〜13のいずれか1項に記載の圧縮機。
  15. 【請求項15】 絶縁覆いは確保すべき絶縁距離分の厚
    みを持って覆っている請求項14に記載の圧縮機。
  16. 【請求項16】 絶縁覆いはコイルエンドの端面および
    外周面の双方を覆っている請求項14、15のいずれか
    1項に記載の圧縮機。
  17. 【請求項17】 絶縁覆い内に非磁性の導電体を内蔵し
    ている請求項14〜16のいずれか1項に記載の圧縮
    機。
  18. 【請求項18】 移動するバッテリーとともに用いられ
    る請求項11〜17のいずれか1項に記載の圧縮機。
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