JP2002271253A - データ通信装置、データ転送装置、データ通信システム、およびデータ通信方法 - Google Patents

データ通信装置、データ転送装置、データ通信システム、およびデータ通信方法

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JP2002271253A
JP2002271253A JP2001067696A JP2001067696A JP2002271253A JP 2002271253 A JP2002271253 A JP 2002271253A JP 2001067696 A JP2001067696 A JP 2001067696A JP 2001067696 A JP2001067696 A JP 2001067696A JP 2002271253 A JP2002271253 A JP 2002271253A
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JP
Japan
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communication device
data communication
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JP2001067696A
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English (en)
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Mitsuru Mizuguchi
充 水口
Masaaki Hirata
真章 平田
Tadahide Shibao
忠秀 柴尾
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の通信装置の間でデータを通信する際
に、受信して記憶しているデータの内容に応じてデータ
の送受信の動作を制御することができるデータ通信装置
を提供する。 【解決手段】 データ受信手段1にて受信されるデー
タ、データ送信手段3より送信されるデータには、それ
ぞれデータ記憶手段2に記憶されているデータとの関係
で、受信動作あるいは送信動作を不可とする受信不可規
定・送信不可規定が定められている。データ通信規制手
段5は、データを受信あるいは送信する際、受信不可規
定あるいは送信不可規定に基づいて、データ受信手段1
・データ送信手段3を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型の通信機器
である、携帯電話や、PHS(Personal Handy-phone
system)、PDA(Personal Digital Assistant)等に利
用できるデータの通信技術に関し、特に、複数の装置間
でデータを通信し合うデータ通信に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話などを接続して、無線で
相互に接続してデータを通信し合う、携帯型のデータ端
末が利用され、また、通信機能を実現する部品の小型化
に伴って、通信機能を内蔵したデータ端末も提案されて
いる。このような通信機能付きのデータ端末を構成する
データ通信装置は、通信機能を利用したコンピュータゲ
ームや、商品の宣伝を行う媒体などとしても利用されて
いる。
【0003】ところで、このような通信機能を有した小
型のデータ通信装置は、継続的にネットワークを形成し
て通信を行うのではなく、必要に応じてアドホックにネ
ットワークに接続したり、一対一での通信を行うことが
多い。
【0004】アドホックに形成されるネットワークにお
いて、データを複数のデータ通信装置間で通信する方法
としては、あるデータ通信装置Aで受信したデータを別
のデータ通信装置Bに送信し、このデータ通信装置Bが
受信したデータをさらに別のデータ通信装置Cに送信す
るというように、データの送受信を複数のデータ通信装
置を中継局として順次繰り返す方法がある。
【0005】また、特開平11−306488号公報に
は、上述の通信方法において、情報を送信する送信元の
位置情報を含む受信情報の転送の可否を決定する際に、
近傍に存在する移動無線送受信機(移動局)の密度を検
出し、該密度と送信元からの距離が所定の条件を満たし
ている場合には、受信情報の転送を不可とする転送方法
が開示されている。これによれば、移動局の密度が高い
場合は、近い距離にある移動局からの情報が他の移動局
へと送信されないので、送信情報量の爆発を抑えること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信機
能を利用したコンピュータゲームや、商品の宣伝媒体な
どに利用され、通信されるデータの内容が多様化するな
か、上記した従来の通信方法ではユーザーのニーズに充
分応えることはできず、通信されるデータの内容に応じ
た、より好適なデータ通信方法、データ通信装置等の開
発が望まれている。
【0007】例えば、上述のようなデータ通信装置を利
用したコンピュータゲームとして、トレーディングカー
ドゲームを行うとする。トレーディングカードゲームと
は、カードを利用して対戦型のゲームを行ったり、カー
ドを交換して収集するというゲームである。
【0008】トレーディングカードゲームの愛好者の間
では、全国大会などの催しが行われており、トレーディ
ングカードの発行者は、この特別な機会にカードを配付
することがある。これと同様にして、データ通信装置を
利用したコンピュータゲームのトレーディングカードゲ
ームにおいても、各愛好者の持つデータ通信装置にカー
ドデータを配付することが考えられる。
【0009】ところが、このような場合、上記した従来
公報の転送方法を利用することで、送信情報量の爆発を
抑えることはできるものの、同一のデータ通信装置に重
複してカードデータが配付されるといった不具合を回避
することはできない。重複してカードデータが配付され
ることを避けるためには、配付されるカードデータが既
に記憶されているデータ通信装置では、新たに同一のカ
ードデータを受信できないようにするというように、デ
ータ通信装置に記憶されているデータの内容に応じて、
データの送受信を制御できることが望ましい。
【0010】また、複数のデータ通信装置を中継局とす
る上述の通信方法では、あるデータは多くのデータ通信
装置に送信されていくので、各データ通信装置にデータ
の複製が残る。そのため、このような通信方法でトレー
ディングカードゲームを行うと、カードデータが次々と
複製されてしまうこととなる。コンピュータゲームの場
合も実世界におけるカードと同様、カードデータの複製
を存在させないようにすることが望ましい。特に、トレ
ーディングカードゲームにおいては、レアカードと称さ
れる、少数しか発行されていない稀少価値の高いカード
が存在している。このようなレアカードに相当するデー
タの複製を許さないことは重要である。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであって、その目的は、通信されるデータ
が多様化されるなか、通信されるデータの内容に則した
より好適なデータ通信装置、データ転送装置、データ通
信システム、データ通信方法、およびデータ通信プログ
ラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ通信
装置は、上記の課題を解決するために、複数の装置の間
でデータを通信するデータ通信装置であって、少なくと
もデータを受信する受信手段と、該受信手段にて受信し
たデータを記憶するデータ記憶手段とを備えたデータ通
信装置において、受信手段にて受信されるデータとデー
タ記憶手段に記憶されているデータとの関係で、受信手
段による受信を不可とする受信不可規定が定められると
共に、受信手段にてデータを受信する際、受信不可規定
に基づいて、受信するデータの受信が可能か否かを判断
し、受信が不可であると判断すると、データの受信が不
可となるように受信手段を制御する通信規制手段が備え
られていることを特徴としている(説明の便宜上、以
下、このデータ通信装置をデータ通信装置(I) とす
る)。
【0013】上記の構成によれば、受信されるデータと
データ記憶手段に記憶されているデータとの関係で、受
信手段による受信を不可とする受信不可規定が定められ
ており、通信規制手段が、受信手段にてデータを受信す
る際、受信不可規定に基づいて、受信するデータの受信
が可能か否かを判断し、受信が不可であると判断する
と、データの受信が不可となるように受信手段を制御す
るようになっている。
【0014】したがって、例えば、受信しようとするデ
ータと、データ記憶手段に記憶されているデータとが同
じ場合は、受信手段による受信を不可とするといった受
信不可規定を定めておくことで、同一データの再受信を
防止できる。
【0015】つまり、上記構成により、データ記憶手段
内に既に記憶されているデータとの関係で、データの受
信動作を制御するといったことが可能となる。
【0016】本発明に係るデータ通信装置は、上記の課
題を解決するために、複数の装置の間でデータを通信す
るデータ通信装置であって、少なくともデータを記憶し
たデータ記憶手段と、該データ記憶手段に記憶されたデ
ータを送信する送信手段とを備えたデータ通信装置にお
いて、送信手段にて送信されるデータとデータ記憶手段
に記憶されているデータとの関係で、送信手段による送
信を不可とする送信不可規定が定められると共に、送信
手段にてデータを送信する際、送信不可規定に基づい
て、送信するデータの送信が可能か否かを判断し、送信
が不可であると判断すると、データの送信が不可となる
ように送信手段を制御する通信規制手段が備えられてい
ることを特徴としている(説明の便宜上、以下、このデ
ータ通信装置をデータ通信装置(II)とする)。
【0017】上記の構成によれば、送信されるデータと
データ記憶手段に記憶されているデータとの関係で、送
信手段による送信を不可とする送信不可規定が定められ
ており、通信規制手段が、送信手段にてデータを送信す
る際、送信不可規定に基づいて、送信するデータの送信
が可能か否かを判断し、送信が不可であると判断する
と、データの送信が不可となるように送信手段を制御す
るようになっている。
【0018】したがって、例えば、送信しようとするデ
ータが、このデータに関連する他のデータと併せて記憶
されており、送信しようとするデータ単独での機能と異
なる機能を有しており、単独でこのデータを送信すると
その機能が変わってしまうような場合、このデータの単
独での送信を不可とするといった送信不可規定を定めて
おくことで、上記の不具合を防止できる。
【0019】つまり、上記構成により、データ記憶手段
内に既に記憶されているデータとの関係で、データの送
信動作を制御するといったことが可能となる。
【0020】また、本発明に係る上記データ通信装置(I
I)は、上記の構成に加えて、送信手段にて送信されたデ
ータをデータ記憶手段より削除する削除手段を備える構
成とすることもできる。
【0021】上記の構成によれば、送信手段にて送信さ
れたデータは、削除手段によってデータ記憶手段から削
除されるので、データの通信を行う際にデータが複製さ
れて拡散していくことを阻止することができる。
【0022】本発明に係る上記データ通信装置(I) およ
びデータ通信装置(II)は、上記の課題を解決するため
に、上記の構成に加えて、通信規制手段が受信不可規定
あるいは送信不可規定に基づいて受信手段あるいは送信
手段を制御するための制御情報が、受信手段あるいは送
信手段で受送信されるデータ自体に含まれている構成と
することもできる。
【0023】上記の構成によれば、送受信されるデータ
自体に、通信規制手段が受信不可規定あるいは送信不可
規定に基づいて受信手段あるいは送信手段を制御するた
めの制御情報が含まれているので、例えば、データ記憶
手段に記憶されている第1のデータに、第2のデータの
受信を禁止するような情報を含ませておくことで、通信
規制手段は、第2のデータの受信を行わないように受信
手段を制御する。
【0024】このように、データ自体に通信規制手段の
制御情報を含めることで、新たな判断基準をデータに含
めて送受信することができるので、柔軟なデータの送受
信制御が可能となる。
【0025】本発明に係る上記データ通信装置(I) およ
びデータ通信装置(II)は、上記の課題を解決するため
に、上記の構成に加えて、通信規制手段が受信不可規定
あるいは送信不可規定に基づいて受信手段あるいは送信
手段を制御するための制御情報を記憶する制御情報記憶
手段が、データ記憶手段とは別に備えられ、通信規制手
段は、制御情報記憶手段を参照して、受信手段あるいは
送信手段を制御する構成とすることもできる。
【0026】上記の構成によれば、通信規制手段が受信
不可規定あるいは送信不可規定に基づいて受信手段ある
いは送信手段を制御するための制御情報を記憶する制御
情報記憶手段が、データ記憶手段とは別に備えられてお
り、通信規制手段は、この制御情報記憶手段を参照し
て、受信手段あるいは送信手段を制御するようになって
いる。
【0027】したがって、例えば、データ記憶手段に記
憶されている第1のデータに対応する制御情報として、
第2のデータの受信を禁止するような制御情報が、制御
情報記憶手段に記憶されているとすると、通信規制手段
は、第2のデータを受信しようとする際に、該制御情報
を参照して第2のデータの受信を行わないように受信手
段を制御する。
【0028】また、この場合、制御情報記憶手段に記憶
される制御情報は、送受信されるデータとは別のデータ
であるので、送受信されるデータのデータ量を軽減でき
ると共に、制御情報を別途送受信するなどして更新する
ことが可能となり、より柔軟なデータの送受信制御が可
能となる。
【0029】本発明に係るデータ通信装置は、上記の課
題を解決するために、複数の装置の間でデータを通信す
るデータ通信装置であって、少なくともデータを受信す
る受信手段と、該受信手段にて受信したデータを記憶す
るデータ記憶手段とを備えたデータ通信装置において、
受信手段にて受信されるデータとデータ記憶手段に記憶
されているデータとの関係で、データ記憶手段内のデー
タの更新方法を規定する更新規定が定められると共に、
受信手段にてデータを受信した際、更新規定が定められ
ているか否かを判断し、定められている場合は、更新規
定に則ってデータ記憶手段内のデータを更新する更新手
段が備えられていることを特徴としている(説明の便宜
上、以下、このデータ通信装置をデータ通信装置(III)
とする)。
【0030】上記の構成によれば、受信手段にて受信さ
れるデータとデータ記憶手段に記憶されているデータと
の関係で、データ記憶手段内のデータの更新方法を規定
する更新規定が定められており、更新手段が、受信手段
にてデータを受信した際、更新規定が定められているか
否かを判断し、定められている場合は、更新規定に則っ
てデータ記憶手段内のデータを更新する。具体的には、
受信したデータに応じて、データ記憶手段に新たなデー
タを追加、あるいは既に記憶されているデータを修正あ
るいは削除するようにして更新する。
【0031】したがって、例えば、データAが既にデー
タ記憶手段に記憶されている状態で、データBを新たに
受信した時に、データAとデータBをデータ記憶手段か
ら削除して新たにデータCを追加するというように更新
規定を定めておくことで、データAとデータBが合体し
てデータCという別のデータになるというような表現が
できる。
【0032】つまり、上記の構成により、新たなデータ
の受信に伴って既に記憶されているデータを更新すると
いったことが可能となる。
【0033】本発明に係るデータ通信装置は、上記の課
題を解決するために、複数の装置の間でデータを通信す
るデータ通信装置であって、少なくともデータを記憶し
たデータ記憶手段と、該データ記憶手段に記憶されたデ
ータを送信するデータ送信手段とを備えたデータ通信装
置において、送信手段にて送信されるデータとデータ記
憶手段に記憶されているデータとの関係で、データ記憶
手段内のデータの更新方法を規定する更新規定が定めら
れると共に、送信手段にてデータを送信した際、更新規
定が定められているか否かを判断し、定められている場
合は、更新規定に則ってデータ記憶手段内のデータを更
新する更新手段が備えられていることを特徴としている
(説明の便宜上、以下、このデータ通信装置をデータ通
信装置(IV)とする)。
【0034】上記の構成によれば、送信手段にて送信さ
れるデータとデータ記憶手段に記憶されているデータと
の関係で、データ記憶手段内のデータの更新方法を規定
する更新規定が定められており、更新手段が、送信手段
にてデータを送信した際、更新規定が定められているか
否かを判断し、定められている場合は、更新規定に則っ
てデータ記憶手段内のデータを更新する。具体的には、
送信したデータに応じて、データ記憶手段に新たなデー
タを追加、あるいは既に記憶されているデータを修正あ
るいは削除するようにして更新する。
【0035】したがって、例えば、データAとデータB
とが既にデータ記憶手段に記憶されている状態でデータ
Bを送信した時に、データAとデータBを記憶手段から
削除して新たにデータCを追加するというように更新規
定を定めておくことで、データBによってパワーアップ
されていたデータAがデータBを送信することによって
元の状態を表すデータCに戻るというような表現ができ
る。
【0036】つまり、上記の構成により、データの送信
に伴って既に記憶されているデータを更新するといった
ことが可能となる。
【0037】本発明に係るデータ転送装置は、上記の課
題を解決するために、第1のデータ通信装置からデータ
を受信し、この受信したデータを第2のデータ通信装置
へと送信するデータ転送装置において、送受信されるデ
ータには、第1のデータ通信装置あるいは第2のデータ
通信装置に記憶されているデータとの関係で、第1のデ
ータ通信装置あるいは第2のデータ通信装置内のデータ
の更新方法を規定する更新規定が定められると共に、受
信したデータに対応して、更新規定に則ってデータを更
新するための制御情報を、第1のデータ通信装置あるい
は第2のデータ通信装置に送信する制御情報送信手段が
備えられていることを特徴としている。
【0038】上記の構成によれば、送受信されるデータ
には、第1のデータ通信装置あるいは第2のデータ通信
装置に記憶されているデータとの関係で、第1のデータ
通信装置あるいは第2のデータ通信装置内のデータの更
新方法を規定する更新規定が定められており、制御情報
送信手段が、受信したデータに対応して、更新規定に則
ってデータを更新するための制御情報を、第1のデータ
通信装置あるいは第2のデータ通信装置に送信するよう
になっている。
【0039】したがって、例えば、制御情報送信手段は
データを受信した時に、該データを削除する制御情報を
第1のデータ通信装置に送信すると、制御情報を受信し
た第1のデータ通信装置は送信済みの該データを削除す
るので、データの通信を行う際にデータが複製されて拡
散していくことを阻止することができる。
【0040】また、制御情報送信手段は、第2のデータ
通信装置に記憶されるデータを参照して、データを送信
した時に別のデータを追加する制御情報を第2のデータ
通信装置に送信すると、例えばデータAとデータBが同
時に存在するとデータCが生まれるというような表現が
でき、データの送信に伴って新たなデータの追加ができ
る。
【0041】このように、上記の構成により、データの
転送に伴って、データを送受信するデータ通信装置に対
してデータの更新を行うための制御情報を送信するとい
ったことが可能となる。
【0042】本発明に係るデータ通信装置は、上記の課
題を解決するために、少なくともデータを記憶するデー
タ記憶手段と、データの送受信を行うための通信手段と
を備えたデータ通信装置において、通信手段が上記の本
発明に係るデータ転送装置との通信が可能であると共
に、該データ転送装置から受信した制御情報にしたがっ
て、データ記憶手段内のデータを更新する更新手段が備
えられていることを特徴としている(説明の便宜上、以
下、このデータ通信装置をデータ通信装置(V) とす
る)。
【0043】上記の構成によれば、上記した本発明に係
るデータ転送装置から受信した制御情報にしたがって、
更新手段が、データ記憶手段内のデータを更新するよう
になっているので、データ通信装置側で更新手段の制御
情報を持つ必要がなく、データ通信装置の構成を簡略な
ものにできる。
【0044】本発明のデータ通信システムは、上記の課
題を解決するために、上記の本発明に係るデータ転送装
置と、上記の本発明に係るデータ通信装置(V) とを含ん
で構成されることを特徴としている。
【0045】これにより、データ通信装置(V) がデータ
をデータ転送装置に送信した時に、データ転送装置は制
御情報をデータ通信装置(V) に送信するので、制御情報
をデータ転送装置側で管理することができ、新たな制御
情報を追加したり既存の制御情報を変更するなど、より
柔軟なデータの送受信制御が可能となる。
【0046】本発明に係るデータ通信方法は、上記の課
題を解決するために、複数の装置の間でデータを通信す
るデータ通信方法において、記憶済みのデータと受信す
るデータとの関係で、該受信するデータの受信を不可と
する受信不可規定を定めておき、データを受信する際、
前記受信不可規定に基づいて、受信するデータの受信が
可能か否かを判断し、受信が不可であると判断するとデ
ータの受信を不可とするステップを含むことを特徴とし
ている。
【0047】上記の構成により、データを受信する際、
記憶済みのデータと受信するデータとの関係で定められ
ている受信不可規定に基づいて、受信するデータの受信
が可能か否かを判断し、受信が不可であると判断すると
データの受信を不可とするステップが設けられているの
で、例えば、受信しようとするデータと既に記憶されて
いるデータとが同じ場合は、受信を不可とするといった
受信不可規定を定めておくことで、同一データの再受信
を防止できる。
【0048】つまり、上記の構成により、既に記憶され
ているデータとの関係で、データの受信動作を制御する
といったことが可能となる。
【0049】本発明に係るデータ通信方法は、上記の課
題を解決するために、複数の装置の間でデータを通信す
るデータ通信方法において、記憶済みのデータと送信す
るデータとの関係で、該送信するデータの送信を不可と
する送信不可規定を定めておき、データを送信する際、
送信不可規定に基づいて、送信するデータの送信が可能
か否かを判断し、送信が不可であると判断するとデータ
の送信を不可とするステップを含むことを特徴としてい
る。
【0050】上記の構成により、データを送信する際、
記憶済みのデータと送信するデータとの関係で定められ
ている送信不可規定に基づいて、送信するデータの送信
が可能か否かを判断し、送信が不可であると判断すると
データの送信を不可とするステップが設けられているの
で、例えば、送信しようとするデータが、このデータに
関連する他のデータと併せて記憶されており、送信しよ
うとするデータ単独での機能と異なる機能を有してお
り、単独でこのデータを送信するとその機能が変わって
しまうような場合、このデータの単独での送信を不可と
するといった送信不可規定を定めておくことで、上記の
不具合を防止できる。
【0051】つまり、上記の構成により、既に記憶され
ているデータとの関係で、データの送信動作を制御する
といったことが可能となる。
【0052】本発明に係るデータ通信方法は、上記の課
題を解決するために、複数の装置の間でデータを通信す
るデータ通信方法において、記憶済みのデータと受信す
るデータとの関係で、記憶済みのデータの更新方法を規
定する更新規定が定められると共に、データを受信した
際、更新規定が定められているか否かを判断し、定めら
れている場合は、更新規定に則って記憶済みのデータを
更新するステップを含むことを特徴としている。
【0053】上記の構成により、データを受信した際、
記憶済みのデータと受信するデータとの関係で、記憶済
みのデータの更新方法を規定する更新規定が定められて
いるか否かを判断し、定められている場合は、更新規定
に則って記憶済みのデータを更新するステップを含んで
いるので、例えば、データAが既に記憶されている状態
で、データBを新たに受信した時に、データAとデータ
Bを削除して新たにデータCを追加するというように更
新規定を定めておくことで、データAとデータBが合体
してデータCという別のデータになるというような表現
ができる。
【0054】つまり、上記の構成により、新たなデータ
の受信に伴って既に記憶されているデータの更新を行う
といったことが可能となる。
【0055】本発明に係るデータ通信方法は、上記の課
題を解決するために、複数の装置の間でデータを通信す
るデータ通信方法において、記憶済みのデータと送信す
るデータとの関係で、記憶済みのデータの更新方法を規
定する更新規定が定められると共に、データを送信した
際、更新規定が定められているか否かを判断し、定めら
れている場合は、更新規定に則って記憶済みのデータを
更新するステップを含むことを特徴としている。
【0056】上記の構成により、データを送信した際、
記憶済みのデータと送信するデータとの関係で、記憶済
みのデータの更新方法を規定する更新規定が定められて
いるか否かを判断し、定められている場合は、更新規定
に則って記憶済みのデータを更新するステップを含んで
いるので、例えば、データAとデータBとが既に記憶さ
れている状態でデータBを送信した時に、データAとデ
ータBを削除して新たにデータCを追加するというよう
に更新規定を定めておくことで、データBによってパワ
ーアップされていたデータAがデータBを送信すること
によって元の状態を表すデータCに戻るというような表
現ができる。
【0057】つまり、上記の構成により、データの送信
に伴って既に記憶されているデータを更新するといった
ことが可能となる。
【0058】本発明に係るデータ通信プログラムは、上
記した本発明に係るデータ通信装置(I) 〜(V) のいずれ
かのデータ通信装置、または上記した本発明に係るデー
タ転送装置における各手段を、コンピュータで実現する
ためのデータ通信プログラムである。
【0059】上記の構成により、一般的なコンピュータ
を、本発明に係るデータ通信装置(I) 〜(V) 、または本
発明に係るデータ転送装置として利用することができ、
さらにそのようなプログラムにしたがって動作するコン
ピュータで上記のデータ通信システムを構築することが
できる。
【0060】そして、上記した本発明に係るデータ通信
装置(I) 〜(V) 、データ転送装置、データ通信システ
ム、データ通信方法においては、通信されるデータが遊
戯に関するルールを表すデータを含むものとして、遊戯
装置に適用することで、例えば、トレーディングカード
ゲームにおけるカードを表すデータのような、複製が存
在しないようにすることが望ましいデータを扱うことが
でき、また、データ通信装置に記憶されているデータの
内容に応じて、データの送受信を制御できる。さらに、
受信手段および送信手段の動作を制御するための制御情
報や、データ記憶手段に記憶されるデータの更新を行う
ための制御情報を柔軟に設定して利用することができる
ので、ルールの追加や変更を容易かつ統一的に行うこと
が可能となる。
【0061】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の実
施の一形態を、図1ないし図6に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0062】まず、図2を用いて、本実施の形態に係る
データ通信装置間の通信の形態について説明する。図で
は、通信の形態を模式的に示している。
【0063】図において、201〜203、および20
5〜209が、本実施の形態に係るデータ通信装置(以
下、本データ通信装置と称する)の構成を備えたデータ
通信装置である。このうち、201〜203は、ビルや
看板、自動販売機等の固定物、あるいは乗用車やバス等
の可動物に設置されてデータの送受信を行うタイプのデ
ータ通信装置である。また、205〜209は、携帯電
話やPHS、PDA、携帯型ゲーム機等の通信機能を有
するタイプのデータ通信装置である。
【0064】ここで、データ通信装置201・202
は、共にインターネット等のネットワーク204に接続
され、ネットワーク204から送信用のデータを受信で
きるようになっている。また、これらデータ通信装置2
01・202は、ネットワーク204を介することな
く、各々の通信可能な範囲にある他のデータ通信装置、
例えばデータ通信装置205・206からデータを受信
することもできる。
【0065】図では、各データ通信装置における他のデ
ータ通信装置との通信が可能な範囲を楕円にて表してお
り、例えば範囲210が、データ通信装置201の通信
可能な範囲である。
【0066】また、これらデータ通信装置201・20
2は、受信したデータをネットワーク204を介して、
ネットワーク204にて接続される他のデータ通信装置
に送信することもでき、さらに、データを受信したデー
タ通信装置は、そのデータを、そのデータ通信装置の通
信可能な範囲にある他のデータ通信装置へと送信するこ
とができる。
【0067】図では、データ通信装置201と、このデ
ータ通信装置201の通信可能な範囲210内にあるデ
ータ通信装置205とが通信を行い、データ通信装置2
05からデータ通信装置201へとデータを送信してい
る状態が表されている。そして、また、このデータ通信
装置201が、受信したデータをネットワーク204を
介してデータ通信装置202に送信し、データ通信装置
202がさらに、データ通信装置202の通信可能な範
囲211内にあるデータ通信装置206と通信を行い、
該データをデータ通信装置206に送信している状態が
表されている。
【0068】データ通信装置207は、データ通信装置
207の通信可能な範囲212内にある他のデータ通信
装置と通信を行うことができ、図では、データ通信装置
207が、通信可能な範囲212内にあるデータ通信装
置208と通信を行い、データ通信装置207からデー
タ通信装置208へとデータを送信している状態が表さ
れている。
【0069】同様に、データ通信装置203は、データ
通信装置203の通信可能な範囲213内にある他のデ
ータ通信装置と通信を行うことができ、図では、データ
通信装置203が、通信可能な範囲213内にあるデー
タ通信装置209と通信を行い、データ通信装置203
からデータ通信装置209へとデータを送信している状
態が表されている。
【0070】ここで、データ通信装置203および20
5〜209は可搬であり、自動車219や利用者214
〜218によって運ばれて移動することができる。移動
したデータ通信装置は、他のデータ通信装置の通信可能
な範囲に入った時にデータの送受信を行うことができ
る。このようにして、動的なネットワークが形成され
る。
【0071】このようなデータ通信装置間の通信が無線
によって行われる場合の、通信のための接続が確立され
る形態を、図3および図4に模式的に示す。
【0072】図3は、データ通信装置301および30
2が離れていて接続が確立されていない状態を示してい
る。この状態では、データ通信装置301の通信可能な
範囲305にデータ通信装置302は入っておらず、同
様に、データ通信装置302の通信可能な範囲306に
もデータ通信装置301は入っていない。したがって、
この状態では、データ通信装置301および302は、
接続を確立して通信を行うことはできない。
【0073】一方、図4は、図3の状態から、データ通
信装置301を持っている利用者303およびデータ通
信装置302を持っている利用者304が、互いに近付
くように移動した状態を示している。この状態では、デ
ータ通信装置301および302は、互いに相手側の通
信可能な範囲306および305に入っている。そのた
め、接続を確立して通信を行うことができる。
【0074】通信のための接続を確立するには、あるデ
ータ通信装置Aから、接続を確立するためのアナウンス
信号を発し、このアナウンス信号を受信した別のデータ
通信装置が、データ通信装置Aに対して応答信号を発す
るようにする。アナウンス信号および応答信号には、そ
れぞれの信号を送信したデータ通信装置を特定するため
の、データ通信装置ごとに固有に割り当てられた機器I
Dや、通信の速度など、通信を行うために必要な情報が
含まれている。応答信号がデータ通信装置Aで受信され
た場合、双方のデータ通信装置が互いに相手側の通信可
能な範囲に入っていると判断され、接続を確立して通信
を行うことができる。
【0075】ここで、あるデータ通信装置が他のデータ
通信装置との通信を可能とする範囲は、固定である必要
はなく、例えば消費電力を抑えるための省電力モードで
は、通信可能な範囲を小さくするようにして可変として
もよい。また、通信可能な範囲は、該データ通信装置を
中心としてすべての方向に等距離である必要はなく、例
えば赤外線通信のように通信が可能な方向があって、通
信可能な範囲がすべての方向に渡って均等でなくてもよ
い。
【0076】また、2台のデータ通信装置が互いに他方
の通信可能な範囲内に入った場合に、常に接続を確立し
て通信を行うようにする必要はない。例えば、片一方の
データ通信装置Aが既に他のデータ通信装置Bと接続が
確立されており、通信を行っている場合は、新たにもう
一方のデータ通信装置Cがデータ通信装置Aとの通信が
可能な範囲内に互いに入ったとしても、先に接続されて
いるデータ通信装置Bとの通信を優先するために、デー
タ通信装置Aとデータ通信装置Cとの接続を確立しない
ようにすればよい。あるいは、データ通信装置の通信の
状態が送信不可や受信不可というように別途設定されて
いる場合は、接続を確立しなくてもよいし、双方向では
なく一方向だけの通信を確立してもよい。
【0077】上述の通信のための接続が確立される形態
は、通信が無線によって行われる場合を示したが、通信
が有線によって行われる場合は、データ通信装置間が有
線で接続されるなどによって通信が可能な状態になった
時に、通信のための接続を確立すればよい。また、有線
で常時接続されていて通信が可能であっても、例えばあ
るデータ通信装置Aが送信したアナウンス信号に対し
て、該アナウンス信号を受信した別のデータ通信装置か
ら送信された応答信号のうち、データ通信装置Aが一番
早く受信した応答信号を発したデータ通信装置を通信の
対象とすればよい。
【0078】本データ通信装置は、このような形態で通
信を行う中で、通信のための接続が確立された状態にお
いて、相手先のデータ通信装置からのデータを受信する
際に、データ通信装置に既に記憶されているデータを元
に、受信しようとするデータの受信が可能か否かを判断
するステップを有するものである。
【0079】また、本データ通信装置は、このような形
態で通信を行う中で、通信のための接続が確立された状
態において、相手先のデータ通信装置へとデータを送信
する際に、データ通信装置に既に記憶されているデータ
を元に、送信しようとするデータの送信が可能か否かを
判断するステップを有するものである。
【0080】次に、本データ通信装置の構成を、図1を
用いて説明する。図1は、本データ通信装置の構成を示
すブロック図である。
【0081】図1に示すように、本データ通信装置は、
データ受信手段(受信手段)1、データ記憶手段2、デ
ータ送信手段(送信手段)3、データ削除手段(削除手
段)4、および制御手段100から構成されている。
【0082】データ受信手段1は、他のデータ通信装置
あるいはデータの送信を行う一般的な装置から、データ
の受信を行うものである。データ記憶手段2は、データ
受信手段1で受信されたデータなどの、本データ通信装
置で利用されるデータを記憶するものである。データ送
信手段3は、データ記憶手段2に記憶されるデータを、
他のデータ通信装置あるいはデータの受信を行う一般的
な装置に送信するものである。データ削除手段4は、デ
ータ送信手段3が送信したデータを、データ記憶手段2
から削除するものである。
【0083】ここで、データ記憶手段2は、データ受信
手段1で受信されたデータ以外にも、フロッピー(登録
商標)ディスクやCD−ROM、メモリカードなどの記
録媒体に記録されているデータを読み込んで記憶しても
よい。また、データ記憶手段2は、時計やGPS(Glob
al Positioning System)や温度センサーなどの、
図1では記載を省略した各種データを取得する手段によ
って取得されたデータを記憶してもよく、本データ通信
装置の利用者が、図1では記載を省略した入力手段を利
用して入力したデータを記憶してもよい。
【0084】また、データ受信手段1およびデータ送信
手段3と、他のデータ通信装置あるいはデータの送受信
を行う一般的な機器とのデータの送受信は、無線や有線
によって直接接続されて行ってもよいし、図2に示した
ように、インターネットなどを利用したネットワーク2
04を介してデータの送受信を行ってもよい。
【0085】制御手段100は、データ受信手段1、デ
ータ記憶手段2、データ送信手段3、データ削除手段4
の各動作を制御するものである。
【0086】制御手段100は、その1つの機能とし
て、データ受信手段1およびデータ送信手段3の動作を
制御することで、相手先のデータ通信装置との間で、通
信のための接続を確立させる。例えば、本データ通信装
置が受信側の場合は、相手先のデータ通信装置からのア
ナウンス信号を受信し、このアナウンス信号を元に本デ
ータ通信装置との通信が可能であるか否かを判断し、可
能である場合に、そのアナウンス信号に対する応答信号
を送信することで、相手先のデータ通信装置と本データ
通信装置との接続を確立させる。また、本データ通信装
置が送信側の場合は、相手先のデータ通信装置へとアナ
ウンス信号を送信し、このアナウンス信号に対する応答
信号を受信することで、相手先のデータ通信装置と本デ
ータ通信装置との接続を確立させる。そして、本データ
通信装置では、この制御手段100に、本発明における
通信規制手段としての機能が付加されており、受信しよ
うとするデータの受信が可能か否かを、データ記憶手段
2に記憶されているデータを元に判断し、この判断結果
に基づいてデータ受信手段1の動作を制御するようにな
っている。以下、制御手段100における通信規制手段
として機能を、特にデータ通信規制手段5として扱う。
【0087】送信されてくるデータの受信が可能か否か
の判断は、受信しようとするデータが送信されてくる前
に仮に送信されてくるデータ(仮送信データ)と、デー
タ記憶手段2に記憶されているデータとを参照して、予
め定められている受信不可規定に基づいて行われる。受
信不可規定とは、受信しようとするデータがどうのよう
な場合で、データ記憶手段2に記憶されているデータが
どのような場合に、受信を不可とするかといった、デー
タ通信規制手段5がデータ受信手段1の動作を制御する
ための規定である。
【0088】また、上記の仮送信データとは、これから
送信(本送信)されてくるデータの受信が可能か否かを
判断するために必要なデータであって、本送信しようと
するデータの一部あるいは全部である。このような仮送
信データを送信させる機能も、データ通信規制手段5に
備えられている。
【0089】さらに、本データ通信装置では、送信しよ
うとするデータの送信が可能か否かを、データ記憶手段
2に記憶されているデータを元に判断し、この判断結果
に基づいてデータ送信手段3の動作を制御するようにな
っている。
【0090】送信しようとするデータの送信が可能か否
かの判断は、送信しようとするデータと、データ記憶手
段2に記憶されているデータとを参照して、予め設定さ
れている送信不可規定に基づいて行われる。送信不可規
定とは、送信しようとするデータがどうのような場合
で、データ記憶手段2に記憶されているデータがどのよ
うな場合に、送信を不可とするかといった、データ通信
規制手段5がデータ送信手段3の動作を制御するための
規定である。
【0091】本データ通信装置では、このような、受信
不可規定あるいは送信不可規定に基づいて、データ通信
規制手段5がデータ受信手段1およびデータ送信手段3
の動作を制御するための制御情報は、データ通信規制手
段5の記憶部に固定的に記憶されていてもよいし、送受
信されるデータ自体に含めていてもよい。
【0092】次に、本データ通信装置によるデータを送
信する処理を、図5のフローチャートを用いて説明す
る。なお、特に断らない限り、本処理による主語は、制
御手段100とする。
【0093】まず、他のデータ通信装置との間で通信の
ための接続を確立するために、データ送信手段3よりア
ナウンス信号を送信する(ステップ101;以下S10
1と略記する)。
【0094】次に、S101にて送信したアナウンス信
号に対する他のデータ通信装置からの応答信号をデータ
受信手段1が受信したか否かを判定する(S102)。
応答信号を受信した場合はS103に処理を進める。応
答信号を受信していない場合はS101に処理を戻す。
【0095】なお、S102において、応答信号を受信
していない場合は、予め定められた一定時間の間S10
2の処理を繰り返して、応答信号の受信を待つようにし
てもよい。このようにすると、アナウンス信号を受信し
た他のデータ通信装置が応答信号を送信するまでに時間
を要する場合でも、接続を確立することができる。
【0096】また、S102において、応答信号を受信
しておらず、S101に処理を戻す場合において、S1
01の処理とS102の処理の繰り返しは、処理の繰り
返しの回数が予め定められた回数に達した場合や、処理
の繰り返しに要する時間が予め定められた時間を超えた
時には中断して、送信の処理を終了するようにしてもよ
い。
【0097】S102で応答信号を受信した場合、デー
タ送信手段3を制御して、通信のための接続を確立させ
る(S103)。また、接続を確立すると、応答信号に
含まれる機器IDなどの通信相手のデータ通信装置を特
定する情報を参照して、データ受信手段1およびデータ
送信手段3が受信あるいは送信する相手のデータ通信装
置を限定する。このようにして、通信のための接続が確
立している状態では通信相手以外のデータ通信装置との
通信を行わないようにすることで、通信の効率を向上す
ることができる。
【0098】次に、データ通信規制手段5は、データ記
憶手段2のデータを読み込み、この送信しようとするデ
ータが送信可能か否かを判断する(S104)。送信可
能か否かの判断は、本データ通信装置における送信不可
規定に基づいて行われる。この例については後述する。
送信不可と判断した場合はS110に処理を進める。送
信可能と判断した場合はS105に処理を進める。
【0099】S104にて送信が可能であると判断する
と、データ通信規制手段5は、送信しようとするデータ
を、データ送信手段3より仮送信する(S105)。仮
送信とは、前述したように、相手先である受信側のデー
タ通信装置に対して、これから送信しようとするデータ
の受信が可能か否かを判断させるために必要な、送信し
ようとするデータの一部あるいは全部を送信することで
ある。
【0100】例えば、相手先のデータ通信装置に設定さ
れている受信不可規定が、『データID同士を比較し、
データ記憶手段2内にあるデータと同じデータIDであ
れば、受信を不可とする』であれば、データIDを送信
することで、受信が可能か否かを判断できる。したがっ
て、その場合、送信しようとするデータの内容が、ヘッ
ダ情報と本体情報とから構成されており、ヘッダ情報
に、データを一意に区別するためのデータIDやデータ
サイズ、データ作成日時、データ更新日時、データ有効
期限などの、該データに関する情報を含んでいるのであ
れば、データ送信手段3より送信しようとするデータに
含まれるヘッダ情報のみを仮送信すればよい。これによ
り、データのすべてを送信しなくても、相手先である受
信側のデータ通信装置は、該データの受信が可能か否か
を判断することができる。
【0101】次に、データ通信規制手段5は、相手先の
データ通信装置から受信要求信号をデータ受信手段1が
受信したか否かを判断する(S106)。受信要求信号
とは、送信しようとするデータが、相手先のデータ通信
装置にて受信可能であり、該データの全体を送信するこ
とを要求する信号である。受信要求信号を受信した場合
はS108に処理を進める。受信要求信号を受信してい
ない場合はS107に処理を進める。
【0102】なお、S106において、受信要求信号を
受信していない場合は、予め定められた一定時間の間S
106の処理を繰り返して、受信要求信号の受信を待つ
ようにしてもよい。このようにすると、通信相手である
受信側のデータ通信装置が、仮送信されたデータを受信
して受信要求信号を送信するまでに時間を要する場合で
も、受信要求信号を受信してデータの送信処理を行うこ
とができる。
【0103】S106において、受信要求信号を受信し
ていない場合は、データ通信規制手段5は、データ受信
手段1が、通信相手のデータ通信装置から受信拒否信号
を受信したか否かを判断する(S107)。受信拒否信
号とは、送信しようとするデータを、相手先のデータ通
信装置が受信不可と判断し、該データの送信を取り消す
ことを要求するための信号である。受信拒否信号を受信
した場合はS110に処理を進める。受信拒否信号を受
信していない場合はS106に処理を戻す。
【0104】なお、S107において、受信拒否信号を
受信していない場合は、予め定められた一定時間の間S
107の処理を繰り返して、受信拒否信号の受信を待つ
ようにしてもよい。このようにすると、通信相手である
受信側のデータ通信装置が、仮送信されたデータを受信
して受信拒否信号を送信するまでに時間を要する場合で
も、受信拒否信号を受信して通信の切断処理を行うこと
ができる。
【0105】また、S107において、受信拒否信号を
受信していない場合にS106に処理を戻す場合におい
て、S106の処理とS107の処理の繰り返しは、処
理の繰り返しの回数が予め定められた回数に達した場合
や、処理の繰り返しに要する時間が予め定められた時間
を超えた時には中断して、S110に処理を進めて通信
の切断処理を行うようにしてもよい。このようにする
と、通信のための接続が確立された後に、それぞれのデ
ータ通信装置が互いの通信可能な範囲から外に出るなど
の理由によって通信が継続できない場合において、正し
く通信を中断することができる。
【0106】S106において、受信要求信号を受信し
た場合は、データ通信規制手段5は、データ送信手段3
よりデータ記憶手段2に記憶されている前記送信しよう
とするデータの全体を送信(本送信)する(S10
8)。そして、S108において、データが本送信され
ると、続いて、データ削除手段4が、送信したデータを
データ記憶手段2から削除する(S109)。
【0107】S109の後、および、S107において
受信拒否信号を受信した場合は、通信のための接続を切
り(S110)、処理を終了する。
【0108】次に、本データ通信装置によるデータを受
信する処理を、図6のフローチャートを用いて説明す
る。なお、特に断らない限り、本処理による主語は、制
御手段100とする。
【0109】まず、他のデータ通信装置から送信された
アナウンス信号をデータ受信手段1が受信するまで待つ
(S201)。このS201の処理は、こちら側のデー
タ通信装置がデータの受信を行うように待機している
間、アナウンス信号を受信するまで繰り返されるが、こ
ちら側のデータ通信装置の電源が切られた時や、他の処
理を行うための割り込みが入った時など、受信を待機し
なくなったときにはS201を中断して受信の処理を終
了すればよい。
【0110】次に、S201でアナウンス信号を受信し
た場合は、こちら側のデータ通信装置と相手先のデータ
通信装置との接続が可能か否かを判定する(S20
2)。例えば、こちら側のデータ通信装置が送信および
受信の処理を同時には行えず、どちらか一方の処理のみ
が可能である場合であって、既に送信の処理を行ってい
る状態や、こちら側のデータ通信装置においてデータの
受信を行わないように設定されている状態、アナウンス
信号に含まれる相手先のデータ通信装置に割り当てられ
た機器IDが、こちら側のデータ通信装置では受信が不
可であるように予め設定されている状態などでは、接続
ができないと判定される。接続可能である場合はS20
3に処理を進める。接続可能でない場合はS201に処
理を戻す。
【0111】S202で接続が可能であると判定された
場合、データ送信手段3より応答信号を送信し、接続を
確立する(S203)。送信された応答信号は前述のS
102のようにして相手先である送信側のデータ通信装
置に受信される。
【0112】次に、送信側のデータ通信装置から送信さ
れる仮送信データをデータ受信手段1が受信するのを待
ち(S204)、データ通信規制手段5は、仮送信デー
タを受信したか否かを判定する(S205)。受信した
場合はS206に処理を進める。受信していない場合は
S204に戻って仮送信データを待ち続ける。
【0113】なお、S205において、仮送信データを
受信していない場合は、予め定められた一定時間の間S
204の処理を繰り返して、仮送信データの受信を待つ
ようにしてもよい。このようにすると、送信側のデータ
通信装置が、仮送信データを送信するまでに時間を要す
る場合でも、仮送信データの受信処理を行うことができ
る。
【0114】次に、S205において仮送信データを受
信した場合、データ通信規制手段5は、データ記憶手段
2に記憶されるデータを読み込み、読み込んだデータと
仮送信データとを参照して、これから本送信されるデー
タの受信が可能か否かを判断する(S206)。このと
きの受信が可能か否かの判断は、予め設定されている受
信不可規定に基づいて行われ、例については後述する。
データの受信が可能な場合はS207に処理を進める。
データの受信が不可である場合はS209に処理を進め
る。
【0115】S206でデータの受信が可能と判断され
た場合は、データ通信規制手段5は、データ送信手段3
を介して送信側のデータ通信装置に対して受信要求信号
を送信する(S207)。この受信要求信号は、先に説
明したS106のようにして送信側のデータ通信装置で
受信されて処理される。
【0116】次に、データ通信規制手段5は、送信側の
データ通信装置から本送信されるデータをデータ受信手
段1にて受信し、該データをデータ記憶手段2に記憶す
る(S208)。その後S210に処理を進める。
【0117】S206でデータの受信が不可と判断され
た場合は、データ通信規制手段5は、データ送信手段3
を介して、送信側のデータ通信装置に対して受信拒否信
号を送信する(S209)。この受信拒否信号は先に説
明したS107のようにして送信側のデータ通信装置で
受信されて処理される。
【0118】そして、S208およびS209の処理の
後、通信のための接続を切る処理を行い(S210)、
その後、S201に処理を戻す。
【0119】なお、図6に示したフローチャートにおい
ては、処理を終了するタイミングについては明記してい
ないが、受信側であるこちら側のデータ通信装置の電源
を切るなどのタイミングで処理を終了すればよい。
【0120】以下、前記S206における、データ通信
規制手段5が、仮送信データとデータ記憶手段2に記憶
されているデータとを参照し、受信不可規定に基づい
て、これから本送信されてくるデータの受信が可能か否
かを判断する例について説明する。
【0121】例えば、本データ通信装置間で送受信され
るデータには、データの種類を区別するためのデータI
Dが含まれているとする。例えば前記データが前述のト
レーディングカードゲームで使用されるカードを表すデ
ータであるとすると、データIDはカードの種類を表し
ている。
【0122】さらに、例えば、トレーディングカードゲ
ームが野球ゲームであり、それぞれのカードデータは野
球選手を表しているとする。このようなゲームではカー
ドデータを収集したり交換することによって、野球チー
ムを編成して、他のプレイヤの編成したチームとの対戦
を行う。
【0123】しかしながら、あるプレイヤが複数のカー
ドデータを保有している場合に、同じ選手のカードデー
タを複数保有することはリアリティに欠ける。したがっ
て、カードデータの交換などによって、既に保有してい
るカードデータと同じ種類のカードデータを追加して記
憶することを禁止することが望ましい。
【0124】このようなルールを上記した本データ通信
装置間で実現するには、以下のようにすればよい。即
ち、カードの種類を表しているデータIDには、該カー
ドデータの選手名も表されているので、別のデータ通信
装置から送信されようとするデータを受信する前に、デ
ータ通信規制手段5にて、上記のようにして仮送信デー
タを受信して、仮送信データに含まれるデータIDと、
データ記憶手段2に記憶されているデータに含まれるデ
ータIDとを比較させる。そして、受信した仮送信デー
タに含まれるデータIDと同じデータIDを含むデータ
が、データ記憶手段2に記憶されている場合は、受信し
ようとするデータを既に保有していることを意味してい
るので、データ通信規制手段5に、該データの受信を不
可と判断させる。
【0125】この場合のデータ通信規制手段5が用いる
受信不可規定は、『仮送信データに含まれるデータID
と、データ記憶手段2内にあるデータのデータIDとを
比較し、データ記憶手段2内にあるデータと同じデータ
IDであれば、受信を不可とする』となる。
【0126】さらに複雑には、あるプレイヤが保有でき
るデータの組み合わせに対する制限にしたがって、デー
タの受信の可否を判断するようにしてもよい。
【0127】例えば、上記の野球ゲームにおいて、それ
ぞれのカードデータには選手の年棒データが含まれてお
り、一つのチームに属する選手の年棒の総計金額に上限
が予め設定されているとする。戦力の高い選手は年棒が
高いように設定しておけば、年棒の総計金額に上限を設
けることで、戦力の高い選手を数多くそろえた強すぎる
チームが編成されることを防ぐことができ、ゲームバラ
ンスを良くすることができる。
【0128】このようなルールを上記した本データ通信
装置で実現するには、仮送信データに年棒のデータを含
ませておき、データ通信規制手段5にて、仮送信データ
に含まれる年棒と、データ記憶手段2に記憶されている
データに含まれる年棒とを合計した金額が、予め設定さ
れている上限を超えないかどうかを判断させ、上限を超
える場合には、本送信されるデータの受信を不可と判断
させるようにする。
【0129】この場合のデータ通信規制手段5が用いる
受信不可規定は、『仮送信データに含まれる年棒を表す
データと、データ記憶手段2に記憶されているデータに
含まれる年棒とを合計し、合計金額が予め設定されてい
る上限を超える場合は、受信を不可とする』となる。
【0130】以上の2つの例は、受信不可規定に基づい
て受信が可能か否かを判断し、データ受信手段1の動作
を制御するための制御情報を、データ通信規制手段5が
予め記憶している例であるが、送受信されるデータ自体
に、該制御情報を含めるようにしてもよい。このような
例を以下に示す。
【0131】例えば、トレーディングカードゲームがモ
ンスタを対戦させるゲームであり、それぞれのカードデ
ータは、モンスタやアイテムや魔法などを表していると
する。このようなゲームでは、前述の野球ゲームと同様
にして、プレイヤはデッキと呼ばれるカードの組み合わ
せを編成して、他のプレイヤのデッキと対戦を行う。
【0132】このようなゲームにおいて、あるモンスタ
ーカードAは別のモンスターカードBと同時に保有でき
ない、というようなルールを設けるためには、カードデ
ータ自体に同時に保有できないカードを表すデータID
(以下、排他カードデータIDと呼ぶ)を含めておくよ
うにすればよい。
【0133】このようにすることで、ある仮送信データ
に含まれるデータIDが、データ記憶手段2に記憶され
るデータに含まれる排他カードデータIDと一致する場
合や、逆に仮送信データに含まれる排他カードデータI
Dと一致するデータIDを含むデータがデータ記憶手段
2に記憶されている場合には、データ通信規制手段5に
て、本送信データの受信を不可と判断させることで、モ
ンスターカードAは別のモンスターカードBと同時に保
有できない、というようなルールを実現できる。
【0134】この場合のデータ通信規制手段5が用いる
受信不可規定は、『仮送信データに含まれるデータID
が、データ記憶手段2に記憶されるデータに含まれる排
他カードデータIDと一致する場合、および仮送信デー
タに含まれる排他カードデータIDと一致するデータI
Dを含むデータがデータ記憶手段2に記憶されている場
合は、受信を不可とする』となる。
【0135】このように、送受信されるデータ自体に、
データ通信規制手段5の制御情報を含めることによっ
て、新たなルールを追加するためには、新たに発行され
るデータに該ルールを含めておくだけで良く、適宜ルー
ルを追加することでプレイヤを飽きさせないようにする
ことができる。
【0136】さらに、上記の例では、データ通信規制手
段5は、仮送信データと、データ記憶手段2に記憶され
る他のカードデータとを比較してデータの受信の可否を
判断しているが、カードデータ以外のデータに応じて判
断しても良い。
【0137】例えば、前述のモンスタカードゲームにお
いて、火・水・風・土というような属性が各カードに設
定されているとする。また、火と水および、風と土は互
いに対立している属性であるとする。プレイヤ自身も最
初にいずれかの属性を選択し、該プレイヤが保有するカ
ードはプレイヤ自身の属性に対立しないものに限定され
るというルールを設ければ、保有できるカードデータを
限定することができ、異なる属性を設定したプレイヤと
は異なるカードデータを保有することが多くなるので、
対戦する時の作戦の面白さを増すことができる。
【0138】このような場合には、データ通信規制手段
5にて、データ記憶手段2に記憶される、プレイヤが選
択した属性と仮送信データに含まれる属性とを比較し
て、データの受信の可否を判断させればよい。この場合
のデータ通信規制手段5が用いる受信不可規定は、『仮
送信データに含まれる属性と、データ記憶手段2に記憶
される、プレイヤが選択した属性とを比較し、属性が不
一致の場合は受信を不可とする』となる。
【0139】その他、別途構成される時計から出力され
た時刻データや、GPSなどの地理的な位置を取得する
ために別途構成される位置情報取得手段から取得された
位置データや、別途構成される温度センサから出力され
た温度データなどをデータ記憶手段2に記憶しておき、
データ通信規制手段5は、記憶されているデータや位置
データや温度データなどのデータを読み込んで、データ
の受信の可否を判断しても良い。
【0140】このようにすれば、あるデータは夜にしか
受信できないとか、あるデータは特定の位置でのみ受信
可能であるとか、あるデータは寒い日にのみ受信可能で
あるというようにして、実世界の状況や行動に応じてデ
ータの受信の可否を判断することができ、面白みを増す
ことができる。
【0141】なお、上記の説明では、データ通信規制手
段5は、データ記憶手段2に記憶されるデータを読み込
んで仮送信データの受信の可否を判断し、データ受信手
段1の動作を制御する例について説明したが、同様にし
て送信の可否を判断してデータ送信手段3の動作を制御
してもよい。
【0142】つまり、前記S104における、データ通
信規制手段5が、送信しようとするデータと、データ記
憶手段2に記憶されているデータとを参照し、送信不可
規定に基づいて送信しようとするデータの送信が可能か
否かを判断する例について説明する。
【0143】例えば、上述のモンスタカードゲームの例
において、あるモンスタを表すカードデータと、ある呪
を表すカードデータとを同時に保有していて、呪を表す
カードデータは、モンスタを表すカードデータに対して
呪をかけているとする。このような状態は呪を表すカー
ドデータに、呪の対象となるデータIDを含めておくこ
とで表される。このような状態では、モンスタを表すカ
ードデータのみを他のデータ通信装置に送信すると、呪
を表すカードデータの効果が自動的に解除されてしまう
ので、モンスタを表すカードデータ単体での送信を禁止
することが望ましい。
【0144】これを実現するためには、データ通信規制
手段5は、モンスタを表すカードデータを送信しようと
する際に、データ記憶手段2に記憶されるデータを読み
込み、前記呪を表すカードデータの呪の対象とするデー
タIDに前記モンスターを表すカードデータのデータI
Dが含まれている場合には、モンスタを表すカードデー
タの送信を行わないようにデータ送信手段3を制御すれ
ばよい。
【0145】なお、以上、本データ通信装置に送受信の
機能を持たせて説明したが、図5、図6で説明した各々
のフローチャートのみしか持たない、送受信の機能のう
ち、送信機能のみを有していてもよいし、受信機能のみ
を有していてもよい。送信機能のみを有するデータ通信
装置は、図1に示した構成からデータ受信手段1を省略
した構成となる。また、受信機能のみを有するデータ通
信装置は、図1に示した構成からデータ送信手段3を省
略した構成となる。
【0146】(第2の実施の形態)本発明の実施の他の
一形態を、図7および図8に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。なお、説明の便宜上、第1の実施の形
態の図面に示した構成要素と同一の機能を有する構成要
素については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0147】前述の第1の実施の形態では、データ通信
規制手段5が、受送信が可能か否かを判断してデータ受
信手段1あるいはデータ送信手段3の動作を制御するた
めの制御情報は、データ通信規制手段5の記憶部に固定
的に記憶されるか、あるいは送受信されるデータ自体に
含めておく構成を説明した。第2の実施の形態では、該
制御情報を記憶しておく制御情報記憶手段を別途設ける
ことによって、より柔軟な制御を行う例について説明す
る。
【0148】第2の実施の形態に係る本データ通信装置
の構成を、図7を用いて説明する。図7は、本データ通
信装置の構成を示すブロック図である。
【0149】図7に示すように、本データ通信装置は、
データ受信手段1、データ記憶手段2、データ送信手段
3、データ削除手段4、制御手段100a、および制御
情報記憶手段6から構成されている。
【0150】制御情報記憶手段6は、データ通信規制手
段5aがデータ受信手段1およびデータ送信手段3の動
作を制御するための制御情報を、一時的あるいは継続的
に記憶する制御情報記憶手段であって、制御情報の追加
や書き換えが可能なものである。
【0151】この制御情報記憶手段6に記憶される制御
情報は、予め記憶されていてもよいし、データ受信手段
1によって受信された制御情報を記憶してもよいし、フ
ロッピーディスクやCD−ROMやメモリカードなどの
記録媒体に記録されている制御情報を読み込んで記憶し
てもよい。
【0152】例えば、前述のようなトレーディングカー
ドゲームを、本データ通信装置を用いて遊技する場合に
おいて、数多くのプレイヤが集まってトーナメントやリ
ーグ戦方式対戦するような大会などのイベントを催すこ
とを想定する。このような大会においては、通常行われ
るルールとは異なった、大会専用のルールで遊戯を行う
ことがある。
【0153】通常のルールでは、ゲームの敗者は勝者
に、保有するカードデータのうちのいづれか一つを、ラ
ンダムに選択して譲渡しなければならないとする。この
ようなルールの元では、ゲームの勝敗が決した時に、敗
者のデータ通信装置におけるデータ記憶手段2に記憶さ
れるカードデータのうちいずれか一つが、送信されるデ
ータとしてランダムに選択されて、勝者のデータ通信装
置に、前述の第1の実施の形態で説明したデータの送受
信の処理と同様にして、送信される。
【0154】なお、前述の第1の実施の形態で説明した
データの送受信の処理によって、受信側(勝者側)のデ
ータ通信装置が、該送信されるカードデータの受信を拒
否した場合には、送信側(敗者側)のデータ通信装置
が、再度別のカードデータを選択して送信を試みるよう
にしてもよいし、カードデータの送信を取り止めるよう
にしてもよい。
【0155】しかしながら、大会においては上述のよう
な、勝敗が決した時のカードデータの送受信を行わない
というルールを臨時的に採用するとする。これは、プレ
イヤが対戦を行っていく際に、有力なカードデータを得
たり失ったりするという運の要素を排除することや、負
けてもカードデータを失わないため、安心して大会に参
加できることなどの意義がある。
【0156】前述の第1の実施の形態のデータ通信装置
のように、制御情報をデータ通信規制手段5の記憶部に
固定的に記憶させておく構成では、このような一時的な
ルール変更に、容易には対応できなかったが、第2の実
施の形態に係る本データ通信装置では、制御情報別途管
理する制御情報記憶手段6が設けられているので、この
制御情報記憶手段6に、一時的に利用される大会用の制
御情報を記憶させておくことで、上述のような大会での
み有効なルールを簡単に実現できる。
【0157】このような大会用の制御情報を、データ通
信装置に受信させて制御情報記憶手段6に記憶させるた
めには、例えば、大会への参加受付を行う際に、大会用
の制御情報を、各プレイヤの持つデータ通信装置に受信
させるようにすればよい。あるいは、図2のデータ通信
装置201・202のような形態で、大会会場の入り口
に、大会用の制御情報を送信するためのデータ通信装置
を設置して、入り口を通過するプレイヤの持つデータ通
信装置が、大会用の制御情報を送信するためのデータ通
信装置との通信が可能な範囲に入った時に、大会用の制
御情報を送信してもよい。
【0158】第2の実施の形態に係る本データ通信装置
によるデータを受信する処理を、図8のフローチャート
を用いて説明する。
【0159】図8において、S301〜S307および
S309〜S310の処理は、図5と同様であるので説
明を省略する。図5との違いは、S307の後、S31
0までの処理である。
【0160】S307の後、データ受信手段1が、相手
先である送信側のデータ通信装置から本送信されるデー
タを受信すると(S311)、制御手段100aは、S
311でデータ受信手段1が受信したデータが、制御情
報であるか否かを判定する(S312)。制御情報であ
る場合はS313に処理を進める。制御情報でない場合
はS314に処理を進める。
【0161】S312で受信したデータが制御情報であ
る場合は、受信したデータを制御情報記憶手段6に記憶
する(S313)。その後、S310に処理を進める。
【0162】一方、S312で受信したデータが制御情
報でない場合は、受信したデータをデータ記憶手段2に
記憶する(S314)。その後、S310に処理を進め
る。
【0163】本データ通信装置によるデータを送信する
処理は、前述の第1の実施の形態における図6の処理と
同様である。
【0164】なお、本データ通信装置においても、第1
の実施の形態において説明したのと同様に、データ通信
規制手段5aが、制御情報記憶手段6に記憶される制御
情報に基づいて、送信の可否を判断してデータ送信手段
3の動作を制御するようにしてもよい。
【0165】また、上述の大会用の制御情報を利用する
例において、データ通信装置間で通信を行って対戦を行
う際には、相手側のデータ通信装置の制御情報記憶手段
6に、大会用の制御情報が記憶されていない場合には、
通信のための接続を確立しないように、データ通信規制
手段5aがデータ受信手段1およびデータ送信手段3を
制御するようにすれば、大会用の制御情報を使用しない
データ通信装置とのデータの送受信を防止することがで
きる。
【0166】具体的には、図5や図8のフローチャート
で説明した、通信のための接続を確立するために用いら
れるアナウンス信号や、アナウンス信号に対する応答信
号に、制御情報記憶手段6が大会用の制御情報を記憶し
ていることを表す符号を含めるようにし、S102やS
302の処理で、応答信号やアナウンス信号をチェック
する際に、符号の存在を確認し、符号が存在しない時に
は接続を確立しないようにすればよい。
【0167】さらに、上述の大会用の制御情報は一時的
なものであるので、大会終了後は無効になるようにする
ことが望ましい。このためには、大会への参加受付と同
様にして大会終了時に、プレイヤが持つデータ通信装置
から大会用の制御情報を削除するようにしてもよいし、
大会用の制御情報に有効期限を表す情報を含めておき、
データ通信装置に内蔵される時計などから得られる情報
と比較して有効期限を超えた大会用の制御情報を使用し
ない、あるいは削除するようにしてもよい。
【0168】(第3の実施の形態)本発明の実施の他の
一形態を、図9ないし図11に基づいて説明すれば、以
下のとおりである。なお、説明の便宜上、第1、第2の
実施の形態の図面に示した構成要素と同一の機能を有す
る構成要素については、同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0169】第1および第2の実施の形態では、データ
通信規制手段5・5aによってデータ受信手段1および
データ送信手段3の制御を行う例を説明した。第3の実
施の形態では、データ受信手段1あるいはデータ送信手
段3によって送受信されたデータの内容に応じて、デー
タ記憶手段2に記憶されるデータを更新する例を説明す
る。
【0170】第3の実施の形態に係るデータ通信装置の
構成を、図9を用いて説明する。図9は、本データ通信
装置の構成を示すブロック図である。
【0171】図9に示すように、本データ通信装置は、
データ受信手段1、データ記憶手段2、データ送信手段
3、および制御手段101から構成されている。
【0172】制御手段101は、前述の制御手段100
と同様に、データ受信手段1、データ記憶手段2、デー
タ送信手段3の動作を制御するものであるが、制御手段
100におけるデータ通信規制手段5に代えて、本発明
におけるデータ更新手段(更新手段)7としての機能が
付加されている。
【0173】データ更新手段7は、データ記憶手段2に
記憶されているデータを、追加あるいは修正あるいは削
除して更新するものである。このデータ更新手段7が、
どのような条件で、どのようなデータを対象とし、どの
ように更新するかといった、データ更新のための規定
(更新規定、以後、データ更新基準と呼ぶ)は、データ
更新手段7に備えられた記憶部に予め固定的に記憶され
るものであってもよいし、該記憶部に、データ受信手段
1によって受信されたデータ更新基準を記憶させてもよ
いし、該記憶部に、フロッピーディスクやCD−ROM
やメモリカードなどの記録媒体に記録されているデータ
更新基準を読み込んで記憶させてもよい。あるいは、第
1の実施の形態で説明したように、送受信されるデータ
自体にデータ更新基準を含めるようにしてもよい。ま
た、上記のようにして予め設定された、あるいは読み込
まれたデータ更新基準を、データ記憶手段2に記憶して
おき、データ更新手段7が参照して利用するようにして
もよい。
【0174】例えば、前述のようなトレーディングカー
ドゲームにおいて、カードデータAとカードデータBを
同時に保有している(あるデータ通信装置のデータ記憶
手段2に同時に記憶されている)場合には、カードデー
タAとカードデータBは合体して、別のカードデータC
に置き換えられる、というルールを想定する。
【0175】このようなルールの元に、あるデータ通信
装置のデータ記憶手段2にカードデータAが記憶されて
いて、別のデータ通信装置から送信されてきたカードデ
ータbをデータ受信手段1が受信したとする。この時、
データ更新手段7は、データ記憶手段2に記憶されてい
るカードデータAとデータ受信手段1で受信されたカー
ドデータBとを参照して、前記カードデータAおよび前
記カードデータBを削除し、カードデータCを新たにデ
ータ記憶手段2に記憶させることで、上記のルールを実
現することができる。
【0176】逆に、上記のルールの元に、あるデータ通
信装置のデータ記憶手段2にカードデータCが記憶され
ている時に、カードデータCの一部分であるカードA
を、別のデータ通信装置にデータ送信手段3より送信し
たとする。この時、データ更新手段7は、データ記憶手
段2に記憶されているカードデータCとデータ送信手段
3で送信されたカードデータAとを参照して、前記カー
ドデータCを削除し、カードデータBを新たにデータ記
憶手段2に記憶させることで、上記のルールを実現する
ことができる。
【0177】もう一つの例としては、前述のようなトレ
ーディングカードゲームにおいて、カードデータDに対
してカードデータEを組み合わせると、カードデータD
の内容を修正できるというルールを想定する。
【0178】具体的には、前記カードデータDがモンス
タカードであり、前記カードデータEが使用対象とする
モンスタのパワーを上げるアイテムであり、前記カード
データDに対して前記カードデータEを使用することに
よって、前記カードデータDのパワーが上がる、という
ルールである。
【0179】このようなルールの元に、本データ通信装
置のデータ記憶手段2に、前記カードデータEを使用し
てパワーアップした状態のカードデータDが記憶されて
いるとする。この状態で、別のデータ通信装置に前記カ
ードデータEを送信すると、データ更新手段7は、デー
タ記憶手段2に記憶されている前記カードデータDと、
データ送信手段3で送信されたカードデータEとを参照
して、前記カードデータDのパワーを、前記カードデー
タEを使用していない、本来の値に修正することで、上
記のルールを実現することができる。
【0180】このようなルールの実現を可能とする、第
3の実施の形態に係る本データ通信装置における、デー
タ受信手段1がデータを受信した際に、データ更新手段
7がデータを更新する処理を、図10のフローチャート
を用いて説明する。
【0181】データ受信手段1がデータを受信すると
(S401)、データ更新手段7は、データ更新基準を
一つ読み込む(S402)。データ更新基準は前述のよ
うに、データ更新手段7に記憶されていてもよいし、デ
ータ記憶手段2に記憶されていてもよい。また、S40
2ないしS405の処理は、すべてのデータ更新基準に
対して繰り返されるので、読み込まれるデータ更新基準
はなんらかの順番で管理されていて、順次異なるデータ
更新基準を読み込むようにする。
【0182】次に、データ更新手段7は、データ記憶手
段2に記憶されているデータを参照し(S403)、S
402で読み込んだデータ更新基準が満たされるか否か
を判定する(S404)。データ更新基準が満たされて
いない場合はS405に処理を進める。データ更新基準
が満たされている場合はS406に処理を進める。
【0183】S404でデータ更新基準が満たされてい
ない場合は、すべてのデータ更新基準についてS402
ないしS404の処理を行ったか否かを判定する(S4
05)。すべてのデータ更新基準について処理を行った
場合はS407に処理を進める。まだ処理を行っていな
いデータ更新基準がある場合はS402に処理を戻す。
S405ですべてのデータ更新基準について処理を行っ
ていた場合は、満たされるデータ更新基準が存在しない
ので、S401で受信されたデータをデータ記憶手段2
にそのまま記憶する(S407)。その後、処理を終了
する。
【0184】S404でデータ更新基準が満たされてい
た場合は、該データ更新基準にしたがって、データ更新
手段7はS401で受信されたデータおよびデータ記憶
手段2に記憶されるデータを追加あるいは修正あるいは
削除して更新する(S406)。その後、処理を終了す
る。
【0185】以上、図10で説明した処理は前記データ
受信手段1でデータを受信した際の処理であるが、デー
タ送信手段3がデータを送信した際の処理も同様にして
実現することができる。
【0186】図11のフローチャートに、本データ通信
装置による、データ送信手段3がデータを送信した際
に、データ更新手段7がデータを更新する処理を示す。
これにおいては、S502〜S506の各ステップは、
図10のフローチャートにおけるS402〜S406の
各ステップと同じであり、S501のステップでデータ
を送信し、S507のステップで、送信したデータをデ
ータ記憶手段2より削除する。
【0187】(第4の実施の形態)本発明の実施の他の
一形態を、図12ないし図16に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。なお、説明の便宜上、第1、第
2、第3の実施の形態の図面に示した構成要素と同一の
機能を有する構成要素については、同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0188】第1ないし第3の実施の形態は、本発明に
係るデータ通信装置間でのデータの送受信を例として説
明した。第4の実施の形態では、データを転送するため
のサーバと、該サーバと通信してデータの送受信を行う
端末装置とから構成される本発明に係るデータ通信シス
テムとしての実施の一形態について説明する。
【0189】第3の実施の形態に係るデータ通信システ
ムの構成を、図12を用いて説明する。図12は、本デ
ータ通信システムの構成を示すブロック図である。
【0190】図12に示すように、本データ通信システ
ムは、第1データ通信装置8から受信して、第2データ
通信装置9に送信するデータ転送装置10、データ転送
装置10に接続されデータの送受信を行う第1データ通
信装置8、データ転送装置10に接続されデータの送受
信を行う第2データ通信装置9から構成されている。
【0191】このうち、データ転送装置10は、データ
受信手段1、データ送信手段3、および制御手段102
を備えている。データ受信手段1は、第1および第2の
データ通信装置8・9からデータを受信するもので、デ
ータ送信手段3は、第1および第2のデータ通信装置8
・9にデータを送信するものである。
【0192】制御手段102は、前述の制御手段100
と同様に、データ受信手段1、データ送信手段3の動作
を制御するものであるが、制御手段100におけるデー
タ通信規制手段5に代えて、本発明における制御情報送
信手段としての機能が付加されている。以下、制御手段
102における該機能を特に、制御情報送信手段11と
して扱う。
【0193】制御情報送信手段11は、データ受信手段
1で受信したデータに対応して、第1データ通信装置8
あるいは第2データ通信装置9に記憶されるデータを追
加あるいは削除あるいは修正して更新するための制御情
報を、データ送信手段3を介して送信するものである。
【0194】第1データ通信装置8および第2データ通
信装置9は、何れも同じ構成であり(図では、第2デー
タ通信装置9の構成の記載を省略している)、データ記
憶手段2、データ更新手段7、および通信手段12を有
している。通信手段12は、データ転送装置10とデー
タの送受信を行うためのもので、通信のための接続を確
立させる機能も有している。
【0195】データ更新手段7は、実施の形態3で説明
したとおり、制御情報に基づいて、データ記憶手段2に
記憶されるデータを、追加あるいは削除あるいは修正し
て更新するものであるが、本実施の形態では、データ更
新手段7自体で更新基準を管理しておらず、データ転送
装置10から通信手段12を介して受信した制御情報に
したがって更新するようになっている。
【0196】なお、第1データ通信装置8および第2デ
ータ通信装置9は、データ転送装置10に固定的に接続
されているのではなく、前述のようにアドホックに接続
を確立して通信を行うようにしてもよい。つまり、第1
データ通信装置8として接続されていたデータ通信装置
が、別の時には第2データ通信装置9として接続されて
もよいし、その逆も同様である。
【0197】次に、図13のフローチャートを用いて、
本データ通信システムを構成する、データ転送装置10
が、第1データ通信装置8と通信のための接続を確立し
てデータを受信する処理を説明する。なお、特に断らな
い限り、本処理による主語は、制御手段102とする。
【0198】まず、第1データ通信装置8から送信され
たアナウンス信号をデータ受信手段1が受信するまで待
つ(S601)。該ステップS601は該データ転送装
置10がデータの受信を行うように待機している間、ア
ナウンス信号を受信するまで繰り返されるが、該データ
転送装置10の電源が切られた時や、他の処理を行うた
めの割り込みが入った時など、受信を待機しなくなった
ときには該ステップS601を中断して受信の処理を終
了すればよい。
【0199】次に、S601でデータ受信手段1がアナ
ウンス信号を受信した場合は、受信のための接続が可能
か否かを判定する(S602)。例えば、前記アナウン
ス信号に含まれる、第1データ通信装置8に割り当てら
れた機器IDが該データ転送装置10では受信が不可で
あるように予め設定されている状態などでは、接続がで
きないと判定される。接続可能である場合はS603に
処理を進める。接続可能でない場合はS601に処理を
戻す。
【0200】S602で接続が可能であると判定された
場合は、データ送信手段3を介して応答信号を第1デー
タ通信装置8に送信し、接続を確立する(S603)。
送信された応答信号は後述のS702のようにして第1
データ通信装置8に受信される。
【0201】次に、第1データ通信装置8から送信され
るデータがデータ受信手段1に受信されるのを待つ(S
604)。次に、データ受信手段1がデータを受信した
か否かを判定する(S605)。受信した場合はS60
6に処理を進める。受信していない場合はS604に戻
ってデータを待ち続ける。
【0202】なお、S605においてデータを受信して
いない場合は、予め定められた一定時間の間S604お
よびS605の処理を繰り返して、データの受信を待つ
ようにしてもよい。このようにすると、第1データ通信
装置8が、応答信号を受信してからデータを送信するま
でに時間を要する場合でも、データの受信処理を行うこ
とができる。また、一定時間を超えた場合には接続を解
除して通信を中止するようにしてもよい。このようにす
れば、通信中の異常などによりデータの受信ができなく
なった場合に通信を中止することができる。
【0203】次に、S604で受信されたデータに対応
する、第1データ通信装置8のデータ記憶手段2に記憶
されるデータを追加あるいは削除あるいは修正して更新
するための制御情報の有無を、制御情報送信手段11は
判定する(S606)。制御情報が有る場合はS607
に処理を進める。制御情報が無い場合はS608に処理
を進める。
【0204】S606で制御情報が有る場合は、制御情
報送信手段11は、該制御情報をデータ送信手段3を介
して第1データ通信装置8に送信する(S607)。制
御情報の具体的な例は後述する。
【0205】次に、S606で制御情報が無い場合、お
よびS607の処理に続いて、通信のための接続を切る
処理を行う(S608)。その後、S601に処理を戻
す。
【0206】図13に示したフローチャートにおいて
は、処理を終了するタイミングについては明記していな
いが、本実施の形態に係るデータ転送装置の電源を切る
などのタイミングで処理を終了すればよい。
【0207】次に、図14のフローチャートを用いて、
本データ通信システムを構成する、第1データ通信装置
8が、データ転送装置10と通信のための接続を確立し
てデータを送信する処理を説明する。
【0208】まず、第1データ通信装置8がデータ転送
装置10との通信のための接続を確立するためのアナウ
ンス信号を、通信手段12が送信する(S701)。
【0209】次に、通信手段12は、送信したアナウン
ス信号に対するデータ転送装置10からの応答信号を受
信したか否かを判定する(S702)。応答信号を受信
した場合はS703に処理を進める。応答信号を受信し
ていない場合はS701に処理を戻す。
【0210】なお、S702において、応答信号を受信
していない場合は、予め定められた一定時間の間S70
2の処理を繰り返して、応答信号の受信を待つようにし
てもよい。このようにすると、アナウンス信号を受信し
たデータ転送装置10が応答信号を送信するまでに時間
を要する場合でも、接続を確立することができる。
【0211】また、S702において、応答信号を受信
していない場合にS701に処理を戻す場合において、
S701の処理とS702の処理の繰り返しは、処理の
繰り返しの回数が予め定められた回数に達した場合や、
処理の繰り返しに要する時間が予め定められた時間を超
えた時には中断して、送信の処理を終了するようにして
もよい。
【0212】S702で応答信号を受信した場合は、通
信手段12は通信のための接続を確立する(S70
3)。次に、通信手段12は、データ記憶手段2に記憶
されている、送信しようとするデータを送信する(S7
04)。
【0213】次に、通信手段12は、前記データ転送装
置10から送信された、制御情報を受信したか否かを判
定する(S705)。制御情報を受信した場合はS70
6に処理を進める。制御情報を受信していない場合はS
707に処理を進める。
【0214】なお、S705において、制御情報を受信
していない場合は、予め定められた一定の時間の間S7
05の処理を繰り返して、制御情報の受信を待つように
してもよい。このようにすると、データ転送装置10が
制御情報を送信するまでに時間を要する場合でも、制御
情報を受信することができる。
【0215】S705において制御情報を受信した場合
には、データ更新手段7は前記制御情報にしたがってデ
ータ記憶手段2に記憶されるデータを更新する(S70
6)。具体的な例は後述する。
【0216】S705で制御情報を受信していない場
合、またはS706の処理の後、通信のための接続を切
る処理を行い(S707)、処理を終了する。
【0217】次に、図15のフローチャートを用いて、
本データ通信システムを構成する、データ転送装置10
が、第2データ通信装置9と通信のための接続を確立し
てデータを送信する処理を説明する。なお、特に断らな
い限り、本処理による主語は、制御手段102とする。
【0218】まず、データ転送装置10が第2データ通
信装置9との通信のための接続を確立するためのアナウ
ンス信号を、データ送信手段3が送信する(S80
1)。
【0219】次に、データ受信手段1が、前記送信した
アナウンス信号に対する第2データ通信装置9からの応
答信号を受信したか否かを判定する(S802)。応答
信号を受信した場合はS803に処理を進める。応答信
号を受信していない場合はS801に処理を戻す。
【0220】なお、S802において、応答信号を受信
していない場合は、予め定められた一定時間の間S80
2の処理を繰り返して、応答信号の受信を待つようにし
てもよい。このようにすると、アナウンス信号を受信し
た第2データ通信装置9が応答信号を送信するまでに時
間を要する場合でも、接続を確立することができる。
【0221】また、S802において、応答信号を受信
していない場合に、S801に処理を戻す場合におい
て、S801の処理とS802の処理の繰り返しは、処
理の繰り返しの回数が予め定められた回数に達した場合
や、処理の繰り返しに要する時間が予め定められた時間
を超えた時には中断して、送信の処理を終了するように
してもよい。
【0222】S802で応答信号を受信した場合は、前
記データ送信手段3は通信のための接続を確立する(S
803)。
【0223】次に、データ送信手段3は、転送しようと
するデータを送信する(S804)。前記転送しようと
するデータは、図13で説明した処理によって第1デー
タ通信装置8からデータ受信手段1によって受信された
データである。データ送信手段3はデータ受信手段1で
受信されたデータをそのまま送信してもよいし、図11
には記載を省略した、一時的にデータを記憶するための
一時データ記憶手段に、データ受信手段1で受信された
データを一時的に記憶しておき、データ送信手段3は、
前記一時データ記憶手段に記憶されているデータを送信
してもよい。
【0224】次に、S804で送信されたデータに対応
する、第2データ通信装置9に構成されるデータ記憶手
段2に記憶されるデータを追加あるいは削除あるいは修
正して更新するための制御情報の有無を、制御情報送信
手段11は判定する(S8005)。制御情報が有る場
合はS806に処理を進める。制御情報が無い場合はS
807に処理を進める。
【0225】S805で制御情報が有る場合は、該制御
情報をデータ送信手段3を介して前記第2データ通信装
置9に送信する(S806)。制御情報の具体的な例は
後述する。
【0226】S805で制御情報が無い場合、またはS
806の処理の後、通信のための接続を切る処理を行い
(S807)、処理を終了する。
【0227】図16は、第4の実施の形態に係るデータ
通信システムを構成する、第2データ通信装置9が、デ
ータ転送装置10と通信のための接続を確立してデータ
を受信する処理のフローチャートである。
【0228】まず、データ転送装置10から送信された
アナウンス信号を通信手段12が受信するまで待つ(S
901)。該ステップS901は該第2データ通信装置
9がデータの受信を行うように待機している間、アナウ
ンス信号を受信するまで繰り返されるが、該第2データ
通信装置9の電源が切られた時や、他の処理を行うため
の割り込みが入った時など、受信を待機しなくなったと
きには該ステップS901を中断して受信の処理を終了
すればよい。
【0229】次に、S901で通信手段12がアナウン
ス信号を受信した場合は、通信手段12は受信のための
接続が可能か否かを判定する(S902)。例えば、該
第2データ通信装置9が送信および受信の処理を同時に
は行えず、どちらか一方の処理のみが可能である場合に
おいて既に送信の処理を行っている状態や、該第2デー
タ通信装置9においてデータの受信を行わないように設
定されている状態などでは、接続ができないと判定され
る。接続可能である場合はS903に処理を進める。接
続可能でない場合はS901に処理を戻す。
【0230】S902で接続が可能であると判定された
場合は、通信手段12は応答信号を第1データ転送装置
10に送信し、接続を確立する(S903)。送信され
た応答信号は前述のS802のようにしてデータ転送装
置10に受信される。
【0231】次に、データ転送装置10から送信される
データを通信手段12は待つ(S904)。
【0232】次に、通信手段12がデータを受信したか
否かを判定する(S905)。受信した場合はS906
に処理を進める。受信していない場合はS904に戻っ
てデータを待ち続ける。
【0233】なお、S905においてデータを受信して
いない場合は、予め定められた一定時間の間S904お
よびS905の処理を繰り返して、データの受信を待つ
ようにしてもよい。このようにすると、データ転送装置
10が、前記応答信号を受信してからデータを送信する
までに時間を要する場合でも、データの受信処理を行う
ことができる。また、前記一定時間を超えた場合には接
続を解除して通信を中止するようにしてもよい。このよ
うにすれば、通信中の異常などによりデータの受信がで
きなくなった場合に通信を中止することができる。
【0234】次に、S905で受信されたデータを、デ
ータ記憶手段2に記憶する(S906)。
【0235】次に、通信手段12は、前記データ転送装
置10から送信された、制御情報を受信したか否かを判
定する(S907)。制御情報を受信した場合はS90
8に処理を進める。制御情報を受信していない場合はS
909に処理を進める。
【0236】なお、S907において、制御情報を受信
していない場合は、予め定められた一定の時問の間S9
07の処理を繰り返して、制御情報の受信を待つように
してもよい。このようにすると、データ転送装置10が
制御情報を送信するまでに時間を要する場合でも、制御
情報を受信することができる。
【0237】S907において制御情報を受信した場合
には、データ更新手段7は前記制御情報にしたがってデ
ータ記憶手段2に記憶されるデータを更新する(S90
8)。具体的な例は後述する。
【0238】S907で制御情報を受信していない場
合、またはS908の処理の後、通信のための接続を切
る処理を行い(S909)、処理を終了する。
【0239】以下、本データ通信システムにおいて、送
受信されるデータに対応した制御情報を、データ転送装
置10が第1データ通信装置8および第2データ通信装
置9に送信し、第1データ通信装置8および第2データ
通信装置9がこの制御情報にしたがって、各々のデータ
記憶手段2に記憶されるデータの更新を行う具体的な例
を説明する。
【0240】例えば、本発明のデータ通信システムで送
受信されるデータがチラシやクーポン券などの広告デー
タであるとする。このような広告データを送受信する場
合において、チラシのようなデータは複製を許可するよ
うに送信する方が広告効果が高まる。しかし、割引券や
粗品引き換え券などのクーポン券のようなデータは、複
製を許可すると不都合であるので、そのようなデータを
送信した場合には送信したデータ通信端末から該データ
を削除するようにして、複製を禁止することが望まし
い。
【0241】本発明のデータ通信システムにおいて、上
記のようなデータを第1データ通信装置8からデータ転
送装置10を介して第2データ通信装置9への転送は、
次のような手順で行われる。
【0242】まず、第1データ通信装置8は、データ記
憶手段2に記憶される、送信するためのデータを、通信
手段12よりデータ転送装置10に送信する。送信され
たデータは、データ転送装置10におけるデータ受信手
段1によって受信される。
【0243】データ転送装置10では、制御情報送信手
段11が、データ受信手段1によって受信されたデータ
を参照して、該データがチラシのような複製を許可する
データか、クーポン券のような複製を許可しないデータ
かを判別する。このような判別を行うためには、複製の
許可あるいは禁止を表す情報を予めデータに含めてお
き、制御情報送信手段11は該情報を参照して判別すれ
ばよい。あるいは、データの種類を区別するためのデー
タIDを予めデータに含めておき、制御情報送信手段1
1はその内部に記憶される、または別途記憶される、前
記データIDとコピーの許可/禁止とを対応させている
コピー情報を参照して判別してもよい。前記データが複
製を許可しないデータの場合は、制御情報送信手段11
はデータ送信手段3を介して、送信データを削除するた
めの制御情報を第1データ通信装置8に送信する。
【0244】また、データ受信手段1によって受信され
たデータは、データ送信手段3によって第2データ通信
装置9に送信される。第2データ通信装置9は、該デー
タを第2データ通信装置9における通信手段12で受信
し、受信したデータを第2データ通信装置9のデータ記
憶手段2に記憶する。
【0245】制御情報送信手段11が制御情報を送信し
た場合は、第1データ通信装置10における通信手段1
2は該制御情報を受信し、データ更新手段7は該制御情
報にしたがって、データ記憶手段2に記憶される、前記
送信したデータを削除する。
【0246】以上のように、本発明のデータ通信システ
ムは、データの内容に応じて複製の許可や禁止を制御す
ることができる。
【0247】あるいは、第3の実施の形態で説明したよ
うなトレーディングカードゲームの例のように、カード
データAとカードデータBを同時に保有している場合に
は、前記カードデータAと前記カードデータBは合体し
て、別のカードデータCに置き換えられる、というルー
ルの元に、第1データ通信装置8のデータ記憶手段2に
カードデータCが記憶されており、第2データ通信装置
9のデータ記憶手段2にカードデータBが記憶されてい
るとする。このとき、第1データ通信装置8はデータ転
送装置10を介して、第2データ通信装置9にカードデ
ータCの一部分であるカードデータAを送信するとす
る。これは、本データ通信システムでは次のように実現
できる。
【0248】まず、第1データ通信装置8に構成される
データ記憶手段2に記憶される、カードデータCの一部
分であるカードデータAをデータ転送装置10に送信す
る。送信されたカードデータAはデータ受信手段1によ
って受信される。
【0249】制御情報送信手段11はデータ受信手段1
によって受信されたカードデータAを参照して、該カー
ドデータAに対応する制御情報をデータ送信手段3を介
して、第2データ通信装置9に送信する。前記制御情報
には、カードデータCの一部分としてカードデータAが
送信された場合には、カードデータCを削除してカード
データBを追加する制御情報、および、カードデータA
とカードデータBが同時にデータ記憶手段2に記憶され
る場合には、カードデータAとカードデータBとを削除
してカードデータCを追加する制御情報が含まれてい
る。このような制御情報は前述のルールを実現するため
の情報である。
【0250】制御情報は制御情報送信手段11に予め記
憶されていてもよいし、別の記憶装置などに記憶してお
いて制御情報送信手段11が必要に応じて参照するよう
にしてもよい。
【0251】また、データ転送装置10はデータ受信手
段1によって受信されたカードデータAを、データ送信
手段3を介して第2データ通信装置9に送信すると共
に、制御情報送信手段11は前記カードデータAに対応
する制御情報を併せてデータ送信手段3を介して第2デ
ータ通信装置9に送信する。
【0252】第1データ通信装置8は、データ転送装置
10から送信された前記制御情報を通信手段12で受信
し、データ更新手段7は前記制御情報にしたがって、デ
ータ記憶手段2に記憶されるカードデータCを削除し、
カードデータBをデータ記憶手段2に追加する。
【0253】また、第2データ通信装置9は、データ転
送装置10から送信されたカードデータAおよび前記制
御情報を通信手段12で受信する。受信されたカードデ
ータAはデータ記憶手段2に記憶される。また、データ
更新手段7は前記制御情報にしたがって、データ記憶手
段2を参照し、カードデータAとカードデータBが同時
に記憶されていることを判断して、カードデータAとカ
ードデータBとを削除し、カードデータCをデータ記憶
手段2に追加する。
【0254】以上のようにして、本データ通信システム
は、データの内容に応じてデータ記憶手段2に記憶され
るデータを更新することができる。
【0255】以上説明したデータ通信装置、データ転送
装置、および送受信されるデータが遊戯に関するルール
を含むものとして、これらのデータ通信装置、データ転
送装置の構成を備えた遊戯装置は、データ通信方法を機
能させるためのプログラムで実現される。このプログラ
ムはコンピユータで読み取り可能な記録媒体に格納され
ている。本発明では、この記録媒体として、一般的なコ
ンピュータで処理が行われるために、一般的なコンピュ
ータに内蔵あるいは接続されるROM(Read Only Memo
ry)などのメモリがプログラムメディアであってもよい
し、また、外部記憶装置としてプログラム読み取り装置
が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り
可能なプログラムメディアであってもよい。
【0256】いずれの場合においても、格納されている
プログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行さ
せる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプ
ログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、一般
的なコンピュータに構成されるRAM(Random Access
Memory)などのプログラム記憶エリアにダウンロードさ
れて、そのプログラムが実行される方式であってもよ
い。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に
格納されているものとする。
【0257】ここで上記プログラムメディアは、本体と
分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカ
セットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハー
ドディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MI/M
O/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード
(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、ある
いはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッ
シュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプロ
グラムを担持する媒体であってもよい。
【0258】また、本発明においては、インターネット
を含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成であ
ることから、通信ネットワークからプログラムをダウン
ロードするように流動的にプログラムを担持する媒体を
用いてもよい。尚、このように通信ネットワークからプ
ログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロー
ド用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、ある
いは別な記録媒体からインストールされるものであって
もよい。また、記録媒体に格納されている内容としては
プログラムに限定されず、データであってもよい。
【0259】
【発明の効果】本発明に係るデータ通信装置は、以上の
ように、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信
装置であって、少なくともデータを受信する受信手段
と、該受信手段にて受信したデータを記憶するデータ記
憶手段とを備えたデータ通信装置において、受信手段に
て受信されるデータとデータ記憶手段に記憶されている
データとの関係で、受信手段による受信を不可とする受
信不可規定が定められると共に、受信手段にてデータを
受信する際、受信不可規定に基づいて、受信するデータ
の受信が可能か否かを判断し、受信が不可であると判断
すると、データの受信が不可となるように受信手段を制
御する通信規制手段が備えられている構成である(説明
の便宜上、以下、このデータ通信装置をデータ通信装置
(I) とする)。
【0260】これにより、データ記憶手段内に既に記憶
されているデータとの関係で、データの受信動作を制御
するといったことを実施でき、ひいては、通信されるデ
ータが多様化されるなか、データの内容に則したより好
適なデータ通信装置を提供できるという効果を奏する。
【0261】本発明に係るデータ通信装置は、以上のよ
うに、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信装
置であって、少なくともデータを記憶したデータ記憶手
段と、該データ記憶手段に記憶されたデータを送信する
送信手段とを備えたデータ通信装置において、送信手段
にて送信されるデータとデータ記憶手段に記憶されてい
るデータとの関係で、送信手段による送信を不可とする
送信不可規定が定められると共に、送信手段にてデータ
を送信する際、送信不可規定に基づいて、送信するデー
タの送信が可能か否かを判断し、送信が不可であると判
断すると、データの送信が不可となるように送信手段を
制御する通信規制手段が備えられている構成である(説
明の便宜上、以下、このデータ通信装置をデータ通信装
置(II)とする)。
【0262】これにより、データ記憶手段内に既に記憶
されているデータとの関係で、データの送信動作を制御
するといったことを実施でき、ひいては、通信されるデ
ータが多様化されるなか、データの内容に則したより好
適なデータ通信装置を提供できるという効果を奏する。
【0263】また、本発明に係る上記のデータ通信装置
(II)は、さらに、送信手段にて送信されたデータをデー
タ記憶手段より削除する削除手段を備えた構成とするこ
ともでき、これにより、データの通信を行う際にデータ
が複製されて拡散していくことを阻止することができる
という効果を併せて奏する。
【0264】本発明に係る上記データ通信装置(I) およ
びデータ通信装置(II)は、以上のように、上記の構成に
加えて、通信規制手段が受信不可規定あるいは送信不可
規定に基づいて受信手段あるいは送信手段を制御するた
めの制御情報が、受信手段あるいは送信手段で受送信さ
れるデータ自体に含まれている構成である。
【0265】これにより、データ自体に通信規制手段の
制御情報を含めることで、新たな判断基準をデータに含
めて送受信することができ、より柔軟なデータの送受信
の制御が可能となるという効果を併せて奏する。
【0266】本発明に係る上記データ通信装置(I) およ
びデータ通信装置(II)は、以上のように、上記の構成に
加えて、通信規制手段が受信不可規定あるいは送信不可
規定に基づいて受信手段あるいは送信手段を制御するた
めの制御情報を記憶する制御情報記憶手段が、データ記
憶手段とは別に備えられ、通信規制手段は、制御情報記
憶手段を参照して、受信手段あるいは送信手段を制御す
る構成である。
【0267】これにより、送受信されるデータのデータ
量を軽減できると共に、制御情報を別途送受信するなど
して更新することによって、より柔軟なデータの送受信
の制御が可能となるという効果を併せて奏する。
【0268】本発明に係るデータ通信装置は、以上のよ
うに、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信装
置であって、少なくともデータを受信する受信手段と、
該受信手段にて受信したデータを記憶するデータ記憶手
段とを備えたデータ通信装置において、受信手段にて受
信されるデータとデータ記憶手段に記憶されているデー
タとの関係で、データ記憶手段内のデータの更新方法を
規定する更新規定が定められると共に、受信手段にてデ
ータを受信した際、更新規定が定められているか否かを
判断し、定められている場合は、更新規定に則ってデー
タ記憶手段内のデータを更新する更新手段が備えられて
いる構成である(説明の便宜上、以下、このデータ通信
装置をデータ通信装置(III) とする)。
【0269】これにより、新たなデータの受信に伴って
既に記憶されているデータを更新するといったことを実
現でき、ひいては、通信されるデータが多様化されるな
か、データの内容に則したより好適なデータ通信装置を
提供できるという効果を奏する。
【0270】本発明に係るデータ通信装置は、以上のよ
うに、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信装
置であって、少なくともデータを記憶したデータ記憶手
段と、該データ記憶手段に記憶されたデータを送信する
データ送信手段とを備えたデータ通信装置において、送
信手段にて送信されるデータとデータ記憶手段に記憶さ
れているデータとの関係で、データ記憶手段内のデータ
の更新方法を規定する更新規定が定められると共に、送
信手段にてデータを送信した際、更新規定が定められて
いるか否かを判断し、定められている場合は、更新規定
に則ってデータ記憶手段内のデータを更新する更新手段
が備えられている構成である(説明の便宜上、以下、こ
のデータ通信装置をデータ通信装置(IV)とする)。
【0271】これにより、データの送信に伴って既に記
憶されているデータを更新するといったことを実現で
き、ひいては、通信されるデータが多様化されるなか、
データの内容に則したより好適なデータ通信装置を提供
できるという効果を奏する。
【0272】本発明に係るデータ転送装置は、以上のよ
うに、第1のデータ通信装置からデータを受信し、この
受信したデータを第2のデータ通信装置へと送信するデ
ータ転送装置において、送受信されるデータには、第1
のデータ通信装置あるいは第2のデータ通信装置に記憶
されているデータとの関係で、第1のデータ通信装置あ
るいは第2のデータ通信装置内のデータの更新方法を規
定する更新規定が定められると共に、受信したデータに
対応して、更新規定に則ってデータを更新するための制
御情報を、第1のデータ通信装置あるいは第2のデータ
通信装置に送信する制御情報送信手段が備えられている
構成である。
【0273】これにより、データの通信を行う際にデー
タが複製されて拡散されていくことを阻止したり、デー
タの送信に伴って新たなデータを追加するように、デー
タの転送に伴って、データを送受信するデータ通信装置
に対してデータの更新を行うための制御情報を送信する
といったことができ、通信されるデータが多様化される
なか、データの内容に則したより好適なデータ転送装置
を提供できるという効果を奏する。
【0274】本発明に係るデータ通信装置は、以上のよ
うに、少なくともデータを記憶するデータ記憶手段と、
データの送受信を行うための通信手段とを備えたデータ
通信装置において、通信手段が上記の本発明に係るデー
タ転送装置との通信が可能であると共に、該データ転送
装置から受信した制御情報にしたがって、データ記憶手
段内のデータを更新する更新手段が備えられている構成
である(説明の便宜上、以下、このデータ通信装置をデ
ータ通信装置(V) とする)。
【0275】これにより、データ通信装置側で更新手段
の制御情報を持つ必要がないので、通信されるデータが
多様化されるなか、データの内容に則したより好適なデ
ータ通信装置でありながら、かつ、簡略な装置構成とで
きるという効果を奏する。
【0276】本発明のデータ通信システムは、以上のよ
うに、上記の本発明に係るデータ転送装置と、上記の本
発明に係るデータ通信装置(V) とを含んで構成されるも
のである。
【0277】これにより、制御情報をデータ転送装置側
で管理して、新たな制御情報を追加したり既存の制御情
報を変更するなど、より柔軟なデータの送受信制御が可
能となるので、ひいては、通信されるデータが多様化さ
れるなか、データの内容に則したより好適なデータ通信
システムを提供できるという効果を奏する。
【0278】本発明に係るデータ通信方法は、以上のよ
うに、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信方
法において、記憶済みのデータと受信するデータとの関
係で、該受信するデータの受信を不可とする受信不可規
定を定めておき、データを受信する際、前記受信不可規
定に基づいて、受信するデータの受信が可能か否かを判
断し、受信が不可であると判断するとデータの受信を不
可とするステップを含む構成である。
【0279】これにより、既に記憶されているデータと
の関係で、データの受信動作を制御するといったことを
実施でき、ひいては、通信されるデータが多様化される
なか、データの内容に則したより好適なデータ通信方法
を提供できるという効果を奏する。
【0280】本発明に係るデータ通信方法は、以上のよ
うに、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信方
法において、記憶済みのデータと送信するデータとの関
係で、該送信するデータの送信を不可とする送信不可規
定を定めておき、データを送信する際、送信不可規定に
基づいて、送信するデータの送信が可能か否かを判断
し、送信が不可であると判断するとデータの送信を不可
とするステップを含む構成である。
【0281】これにより、既に記憶されているデータと
の関係で、データの送信動作を制御するといったことを
実施でき、ひいては、通信されるデータが多様化される
なか、データの内容に則したより好適なデータ通信方法
を提供できるという効果を奏する。
【0282】本発明に係るデータ通信方法は、以上のよ
うに、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信方
法において、記憶済みのデータと受信するデータとの関
係で、記憶済みのデータの更新方法を規定する更新規定
が定められると共に、データを受信した際、更新規定が
定められているか否かを判断し、定められている場合
は、更新規定に則って記憶済みのデータを更新するステ
ップを含む構成である。
【0283】これにより、データの受信に伴って既に記
憶されているデータを更新するといったことを実現で
き、ひいては、通信されるデータが多様化されるなか、
データの内容に則したより好適なデータ通信方法を提供
できるという効果を奏する。
【0284】本発明に係るデータ通信方法は、以上のよ
うに、複数の装置の間でデータを通信するデータ通信方
法において、記憶済みのデータと送信するデータとの関
係で、記憶済みのデータの更新方法を規定する更新規定
が定められると共に、データを送信した際、更新規定が
定められているか否かを判断し、定められている場合
は、更新規定に則って記憶済みのデータを更新するステ
ップを含む構成である。
【0285】これにより、データの送信に伴って既に記
憶されているデータを更新するといったことを実現で
き、ひいては、通信されるデータが多様化されるなか、
データの内容に則したより好適なデータ通信方法を提供
できるという効果を奏する。
【0286】本発明に係るデータ通信プログラムは、上
記した本発明に係るデータ通信装置(I) 〜(V) のいずれ
かのデータ通信装置、または上記した本発明に係るデー
タ転送装置における各手段を、コンピュータで実現する
ためのデータ通信プログラムである。
【0287】これにより、一般的なコンピュータを、本
発明に係るデータ通信装置(I) 〜(V) 、または本発明に
係るデータ転送装置として利用することができ、さらに
そのようなプログラムにしたがって動作するコンピュー
タで上記のデータ通信システムを構築することができる
という効果を奏する。
【0288】そして、上記した本発明に係るデータ通信
装置(I) 〜(V) 、データ転送装置、データ通信システ
ム、データ通信方法においては、通信されるデータが遊
戯に関するルールを表すデータを含むものとして、遊戯
装置に適用することで、例えば、トレーディングカード
ゲームにおけるカードを表すデータのような、複製が存
在しないようにすることが望ましいデータを扱うことが
でき、また、データ通信装置に記憶されているデータの
内容に応じて、データの送受信を制御できる。さらに、
受信手段および送信手段の動作を制御するための制御情
報や、データ記憶手段に記憶されるデータの更新を行う
ための制御情報を柔軟に設定して利用することができる
ので、ルールの追加や変更を容易かつ統一的に行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので、データ通
信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記データ通信装置間の通信の形態を模式的に
示す説明図である。
【図3】上記データ通信装置間で、通信のための接続が
確立される形態を模式的に示す説明図である。
【図4】上記データ通信装置間で、通信のための接続が
確立される形態を模式的に示す説明図である。
【図5】上記データ通信装置がデータを送信する処理を
説明するためのフローチャートである。
【図6】上記データ通信装置がデータを受信する処理を
説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施の他の形態を示すもので、データ
通信装置の構成を示すブロック図である。
【図8】上記データ通信装置がデータを受信する処理を
説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態を示すもので、
データ通信装置の構成を示すブロック図である。
【図10】上記データ通信装置において、受信時のデー
タを更新する処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】上記データ通信装置において、送信時のデー
タを更新する処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態を示すもの
で、データ通信システムの構成を説明するためのブロッ
ク図である。
【図13】上記データ通信システムにおいて、データ転
送装置が第1データ通信装置と通信のための接続を確立
してデータを受信する処理のフローチャートである。
【図14】上記データ通信システムにおいて、第1デー
タ通信装置がデータ転送装置と通信のための接続を確立
してデータを送信する処理のフローチャートである。
【図15】上記データ通信システムにおいて、データ転
送装置が第2データ通信装置と通信のための接続を確立
してデータを送信する処理のフローチャートである。
【図16】上記データ通信システムにおいて、第2デー
タ通信装置がデータ転送装置と通信のための接続を確立
してデータを受信する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ受信手段(受信手段) 2 データ記憶手段 3 データ送信手段(送信手段) 4 データ削除手段(削除手段) 5 データ通信規制手段(通信規制手段) 5a データ通信規制手段(通信規制手段) 6 制御情報記憶手段 7 データ更新手段(更新手段) 8 第1データ通信装置 9 第2データ通信装置 10 データ転送装置 11 制御情報送信手段 12 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴尾 忠秀 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA25 GB02 KA06 KA13 KC47 KE02 KE03 MC08 ME16 5K034 AA07 AA09 AA17 DD03 EE03 EE10 HH01 HH02 HH61 KK28 MM15 5K067 AA21 BB04 BB21 DD53 EE02 EE10 EE16 EE25 HH23

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の装置の間でデータを通信するデータ
    通信装置であって、少なくともデータを受信する受信手
    段と、該受信手段にて受信したデータを記憶するデータ
    記憶手段とを備えたデータ通信装置において、 前記受信手段にて受信されるデータと前記データ記憶手
    段に記憶されているデータとの関係で、前記受信手段に
    よる受信を不可とする受信不可規定が定められると共
    に、 前記受信手段にてデータを受信する際、前記受信不可規
    定に基づいて、受信するデータの受信が可能か否かを判
    断し、受信が不可であると判断すると、データの受信が
    不可となるように前記受信手段を制御する通信規制手段
    が備えられていることを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】複数の装置の間でデータを通信するデータ
    通信装置であって、少なくともデータを記憶したデータ
    記憶手段と、該データ記憶手段に記憶されたデータを送
    信する送信手段とを備えたデータ通信装置において、 前記送信手段にて送信されるデータと前記データ記憶手
    段に記憶されているデータとの関係で、前記送信手段に
    よる送信を不可とする送信不可規定が定められると共
    に、 前記送信手段にてデータを送信する際、前記送信不可規
    定に基づいて、送信するデータの送信が可能か否かを判
    断し、送信が不可であると判断すると、データの送信が
    不可となるように前記送信手段を制御する通信規制手段
    が備えられていることを特徴とするデータ通信装置。
  3. 【請求項3】前記送信手段にて送信されたデータを前記
    データ記憶手段より削除する削除手段が備えられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】前記通信規制手段が前記受信不可規定ある
    いは前記送信不可規定に基づいて前記受信手段あるいは
    前記送信手段を制御するための制御情報が、前記受信手
    段あるいは前記送信手段で受送信されるデータ自体に含
    まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載のデ
    ータ通信装置。
  5. 【請求項5】前記通信規制手段が前記受信不可規定ある
    いは前記送信不可規定に基づいて前記受信手段あるいは
    前記送信手段を制御するための制御情報を記憶する制御
    情報記憶手段が、前記データ記憶手段とは別に備えら
    れ、 前記通信規制手段は、該制御情報記憶手段を参照して、
    前記受信手段あるいは前記送信手段を制御することを特
    徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信装置。
  6. 【請求項6】複数の装置の間でデータを通信するデータ
    通信装置であって、少なくともデータを受信する受信手
    段と、該受信手段にて受信したデータを記憶するデータ
    記憶手段とを備えたデータ通信装置において、 前記受信手段にて受信されるデータと前記データ記憶手
    段に記憶されているデータとの関係で、前記データ記憶
    手段内のデータの更新方法を規定する更新規定が定めら
    れると共に、 前記受信手段にてデータを受信した際、前記更新規定が
    定められているか否かを判断し、定められている場合
    は、更新規定に則って前記データ記憶手段内のデータを
    更新する更新手段が備えられていることを特徴とするデ
    ータ通信装置。
  7. 【請求項7】複数の装置の間でデータを通信するデータ
    通信装置であって、少なくともデータを記憶したデータ
    記憶手段と、該データ記憶手段に記憶されたデータを送
    信するデータ送信手段とを備えたデータ通信装置におい
    て、 前記送信手段にて送信されるデータと前記データ記憶手
    段に記憶されているデータとの関係で、前記データ記憶
    手段内のデータの更新方法を規定する更新規定が定めら
    れると共に、 前記送信手段にてデータを送信した際、前記更新規定が
    定められているか否かを判断し、定められている場合
    は、更新規定に則って前記データ記憶手段内のデータを
    更新する更新手段が備えられていることを特徴とするデ
    ータ通信装置。
  8. 【請求項8】第1のデータ通信装置からデータを受信
    し、この受信したデータを第2のデータ通信装置へと送
    信するデータ転送装置において、 送受信されるデータには、前記第1のデータ通信装置あ
    るいは前記第2のデータ通信装置に記憶されているデー
    タとの関係で、前記第1のデータ通信装置あるいは前記
    第2のデータ通信装置内のデータの更新方法を規定する
    更新規定が定められると共に、 受信したデータに対応して、前記更新規定に則ってデー
    タを更新するための制御情報を、前記第1のデータ通信
    装置あるいは前記第2のデータ通信装置に送信する制御
    情報送信手段が備えられていることを特徴とするデータ
    転送装置。
  9. 【請求項9】少なくともデータを記憶するデータ記憶手
    段と、データの送受信を行うための通信手段とを備えた
    データ通信装置において、 前記通信手段が請求項8に記載のデータ転送装置との通
    信が可能であると共に、 前記データ転送装置から受信した制御情報にしたがっ
    て、前記データ記憶手段内のデータを更新する更新手段
    が備えられていることを特徴とするデータ通信装置。
  10. 【請求項10】請求項8に記載のデータ転送装置と、請
    求項9に記載のデータ通信装置とを含んで構成されるこ
    とを特徴とするデータ通信システム。
  11. 【請求項11】複数の装置の間でデータを通信するデー
    タ通信方法において、 記憶済みのデータと受信するデータとの関係で、該受信
    するデータの受信を不可とする受信不可規定を定めてお
    き、 データを受信する際、前記受信不可規定に基づいて、受
    信するデータの受信が可能か否かを判断し、受信が不可
    であると判断するとデータの受信を不可とするステップ
    を含むことを特徴とするデータ通信方法。
  12. 【請求項12】複数の装置の間でデータを通信するデー
    タ通信方法において、 記憶済みのデータと送信するデータとの関係で、該送信
    するデータの送信を不可とする送信不可規定を定めてお
    き、 データを送信する際、前記送信不可規定に基づいて、送
    信するデータの送信が可能か否かを判断し、送信が不可
    であると判断するとデータの送信を不可とするステップ
    を含むことを特徴とするデータ通信方法。
  13. 【請求項13】複数の装置の間でデータを通信するデー
    タ通信方法において、 記憶済みのデータと受信するデータとの関係で、記憶済
    みのデータの更新方法を規定する更新規定が定められる
    と共に、 データを受信した際、前記更新規定が定められているか
    否かを判断し、定められている場合は、更新規定に則っ
    て記憶済みのデータを更新するステップを含むことを特
    徴とするデータ通信方法。
  14. 【請求項14】複数の装置の間でデータを通信するデー
    タ通信方法において、 記憶済みのデータと送信するデータとの関係で、記憶済
    みのデータの更新方法を規定する更新規定が定められる
    と共に、 データを送信した際、前記更新規定が定められているか
    否かを判断し、定められている場合は、更新規定に則っ
    て記憶済みのデータを更新するステップを含むことを特
    徴とするデータ通信方法。
  15. 【請求項15】請求項1ないし7あるいは請求項9のい
    ずれかに記載のデータ通信装置、または請求項8に記載
    のデータ転送装置における各手段を、コンピュータで実
    現するためのデータ通信プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007111355A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Bandai Co Ltd 携帯型ゲーム装置およびゲームシステム
US7840182B2 (en) 2005-11-16 2010-11-23 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method

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JP2000181822A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Nintendo Co Ltd 携帯型デ―タ送受信端末装置及びそれを用いた携帯型通信システム

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