JP2002271121A - アンテナ装置の実装方法 - Google Patents

アンテナ装置の実装方法

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JP2002271121A
JP2002271121A JP2001065298A JP2001065298A JP2002271121A JP 2002271121 A JP2002271121 A JP 2002271121A JP 2001065298 A JP2001065298 A JP 2001065298A JP 2001065298 A JP2001065298 A JP 2001065298A JP 2002271121 A JP2002271121 A JP 2002271121A
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JP
Japan
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antenna device
chip antenna
mounting
electrode
wiring board
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JP2001065298A
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English (en)
Inventor
Naoki Suhara
直樹 栖原
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当該装置の共振周波数や放射パターンを調整
できるようにすると共に、複数の周波数に対応できるよ
うする。 【解決手段】 無線電波を送受信するチップアンテナ装
置100の実装方法において、ループアンテナ形状を有
する導電体3の特定の位置から引き出された電極7及び
電極13を備えたチップアンテナ装置100を予め準備
し、このチップアンテナ装置100を、配線パターン5
2を有する配線基板50の実装位置54に取り付け、そ
の後、配線パターン52と、電極7及び電極13とを、
当該装置100の使用周波数に応じて選択的に接続する
ものである。当該装置100の使用周波数に応じて、当
該装置100の共振周波数や放射パターンを調整できる
と共に、複数の周波数に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話に内蔵さ
れて無線電波を送受信するチップアンテナ装置等に適用
して好適なアンテナ装置の実装方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の移動体通信機の使用
周波数はますます広帯域化し、これに伴い、移動体通信
機に搭載されるチップアンテナ装置の仕様もますます多
様化しつつある。図4は従来例に係るチップアンテナ装
置90の実装方法を示す斜視図である。チップアンテナ
装置90は、有機樹脂系絶縁物からなる基体92と、ル
ープアンテナ形状を有して基体92に設けられた導電体
94と、当該装置90の使用周波数に応じた導電体94
の給電点96から引き出された電極98とを備えてい
る。
【0003】また、配線基板88は有機樹脂系絶縁物か
ら構成され、その表面には銅箔パターンからなる配線パ
ターン52が設けられている。チップアンテナ装置90
は、配線パターン52と電極98とを接合されて、配線
基板88に実装されている。このチップアンテナ装置9
0の使用周波数が例えば795MHzである場合、電極
98は795MHzに対応した給電点96からは引き出
すように成されている。それゆえ、配線パターン52に
795MHzの電圧を印加すると、導電体94は共振し
て効率よく795MHzの電波を送信できる。また、外
部から伝播してくる795MHzの電波に共振し、効率
良く795MHzの電波を受信できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
チップアンテナ装置90の実装方法によれば、795M
Hzに対応した電極98を配線パターン52と接合する
ので、チップアンテナ装置90は795MHz以外の電
波を良好に送受信できない。それゆえ、例えば、国内外
で使用周波数が異なる携帯電話にチップアンテナ装置を
実装する場合には、国内での使用周波数に合わせたチッ
プアンテナ装置と、国外での使用周波数に合わせたチッ
プアンテナ装置の2種類を用意する必要がある。
【0005】また、送信と受信で使用周波数が異なる携
帯電話には、送信時の使用周波数に合わせたチップアン
テナ装置と、受信時の使用周波数に合わせたチップアン
テナ装置の2種類を実装する必要がある。このように、
使用周波数に合わせて、多種類のチップアンテナ装置
(以下、アンテナ装置ともいう)を用意する必要があ
り、製造コストの低減の妨げとなっている。そこで、本
発明はこのような従来の問題を解決したものであって、
当該装置の共振周波数や放射パターンを調整できるよう
にすると共に、複数の周波数に対応できるようにしたア
ンテナ装置の実装方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係るアンテナ装置の実装方法は、無線
電波を送受信するアンテナ装置の実装方法において、所
定のアンテナパターン形状を有する導電体の特定の位置
から複数の電極を引き出されたアンテナ装置を予め準備
し、このアンテナ装置を、送受信用の配線基板の所定位
置に取り付け、その後、当該装置の使用周波数に応じて
電極を選択し配線基板に接続することを特徴とするもの
である。本発明に係るアンテナ装置の実装方法によれ
ば、当該装置の使用周波数に応じて、当該装置の共振周
波数や放射パターンを調整できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態に係るチップアンテナ装置の実装方法に
ついて詳しく説明する。図1はチップアンテナ装置10
0の構成例を示す斜視図である。この実施形態では、所
定のアンテナパターン形状を有した導電体の特定の位置
から引き出された電極を、アンテナ装置の使用周波数に
応じて選択し、送受信用の配線基板に接続して、アンテ
ナ装置の共振周波数や放射パターンを調整できるように
すると共に、複数の周波数に対応できるようにしたもの
である。
【0008】はじめに、アンテナ装置の一例となるチッ
プアンテナ装置100の構成について説明する。図1に
示すチップアンテナ装置100は基体1を有している。
この基体1はその上面または側面で導電体及び電極を支
持するものである。基体1は、例えばガラス繊維とエポ
キシ樹脂とを組み合わせた有機樹脂系絶縁物から成って
いる。また、基体1と、導電体及び電極との密着性を高
めるために、少なくとも導電体及び電極直下の基体1の
表面は凹凸状に粗く成されている。基体1の大きさは、
例えば長さ5mm×幅2.5mm×高さ1mm程度であ
る。
【0009】また、チップアンテナ装置100は、基体
1の上面に設けられた導電体3を有している。導電体3
は、チップアンテナ装置100のアンテナ本体であり、
例えばループアンテナ形状を有している。導電体3は、
銅等の導電部材から成り、その大きさは線幅250μ
m、厚さ50μm程度である。
【0010】さらに、チップアンテナ装置100は当該
装置100の使用周波数に応じて導電体3の特定の位置
から引き出された複数の電極を有している。例えば、チ
ップアンテナ装置100の使用周波数を795MHz及
び805MHzとする。このとき、図1に示すように、
チップアンテナ装置100は795MHzに対応した給
電点5から引き出された電極7と、805MHzに対応
した給電点11から引き出された電極13の、2つの電
極を有している。
【0011】電極7及び電極13は、基体1の上面で導
電体3と接続し、基体1の側面を通って、基体1の下面
に至るようになされている。電極7及び電極13は銅等
の導電部材から成り、その大きさは、例えば線幅250
μm、厚さ50μm程度である。このように、図1に示
したチップアンテナ装置100は、当該装置100の使
用周波数に応じて、ループアンテナ形状を有する導電体
3の給電点5から引き出された電極7と、導電体3の給
電点11から引き出された電極13とを備えたものであ
る。
【0012】次に、チップアンテナ装置100を取り付
ける、送受信用の配線基板について説明する。図2に示
す配線基板50は、ガラスエポキシプリプレグ等の有機
樹脂系絶縁物から成り、その大きさは、例えば縦15m
m×横20mm×厚さ0.25mm程度である。この配
線基板50には配線パターン52が設けられている。配
線パターン52は銅箔パターン等の導電部材から成り、
その大きさは例えば線幅250μm、厚さ50μm程度
である。
【0013】この配線基板50へのチップアンテナ装置
100の実装は、まずチップアンテナ装置100を取り
付ける所定位置(以下、実装位置という)54を画定す
ることから始まる。例えば、チップアンテナ装置100
の使用周波数を805MHzとする場合、図2に示すよ
うに、実装位置54は805MHzに対応した電極13
と配線パターン52とが接するように画定する。
【0014】チップアンテナ装置100の使用周波数に
合わせて、実装位置54を配線基板50上に画定した
後、被識別情報の一例となる識別記号56を配線基板5
0に記載する。この識別記号56は実装位置54を示す
ものである。これにより、チップアンテナ装置100の
実装時に実装位置54を確認できる。識別記号56に
は、実装位置54を正しく確認できるような文字、数
字、バーコードなど、特に制限なく使用できる。
【0015】例えば、日本での使用周波数に合わせた識
別記号56をAAAとし、米国での使用周波数に合わせ
た識別記号56をBBBとする。そして、チップアンテ
ナ装置100の使用国に合わせて、AAAまたはBBB
のどちらかを当該装置100の実装前に予め実装基板5
0に記録する。これにより、チップアンテナ装置100
の実装時には、当該装置100の実装位置54を迷うこ
となく判断できる。さらに、識別記号56には、実装す
るチップアンテナ装置の仕様も併記すると良い。これに
より、さらに信頼性高く、所望の仕様を有するチップア
ンテナ装置を実装位置54に実装できる。
【0016】識別記号56を配線基板50に記載した
後、配線基板50の実装位置54に接着部材を塗布す
る。そして、自動実装装置を用いて、チップアンテナ装
置100を配線基板50に実装する。自動実装装置はチ
ップアンテナ装置100を保持できるアーム部58を有
して、X軸、Y軸、Z軸方向に可動に成されている。こ
のアーム部58でチップアンテナ装置100を保持し、
識別記号56を確認してから、チップアンテナ装置10
0を実装位置54に載置する。
【0017】また、識別記号56を読み込みできる読込
機構(図示せず)を自動実装装置に設ければ、識別記号
56を自動で確認して、その情報を自動実装装置に動作
に反映できる。これにより、チップアンテナ装置100
の実装作業を高効率化できる。図3に示すように、チッ
プアンテナ装置100を配線基板50に接着した後、電
極13と配線パターン52とを接続する。電極13と配
線パターン52との接続は、例えば半田付け等により行
う。これにより、チップアンテナ装置100は805M
Hzの電流や電波に共振するように成され、805MH
zの電波を効率良く送受信できる。
【0018】また、チップアンテナ装置100の使用周
波数を795MHzとする場合には、795MHzに対
応した電極7と配線パターン52が接するように、実装
位置54を画定する。これにより、チップアンテナ装置
100は795MHzの電流や電波に共振するように成
され、795MHzの電波を効率良く送受信できる。
【0019】尚、本実施形態では、アンテナ装置の一例
として、795MHz用及び805MHz用の2つの電
極を有したチップアンテナ装置100を示したが、これ
に限られることはない。アンテナ特性を著しく損なわな
い程度に、所望の周波数に応じて複数の電極を備えたア
ンテナ装置の実装方法について適用できる。
【0020】このように、本発明に係るチップアンテナ
装置100の実装方法によれば、795MHzに応じて
導電体3の給電点5から引き出された電極7と、805
MHzに応じて導電体3の給電点11から引き出された
電極13のどちらか1つを、当該装置の使用周波数に応
じて選択し、配線基板50の備える配線パターン52に
接続するようなされる。
【0021】従って、当該装置100の使用周波数に応
じて、当該装置100の共振周波数や放射パターンを7
95MHz、または805MHzに調整できる。これに
より、1つのチップアンテナ装置で795MHz及び8
05MHzの両方に対応できるので、両周波数間でチッ
プアンテナ装置の仕様を共通化できる。それゆえ、従来
と比べて、チップアンテナ装置の製造コストを確実に低
減できる。
【0022】尚、この実施形態では、ループアンテナ形
状の導電体を有したチップアンテナ装置の実装方法につ
いて説明したが、これに限られることはなく、例えば、
半波長ダイポールアンテナなど、任意の形状の導電体を
有したチップアンテナ装置の実装方法について広く適用
することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るアンテナ装置の実装方法に
よれば、所定のアンテナパターン形状を有する導電体の
特定の位置から引き出された電極を、当該装置の使用周
波数に応じて選択し送受信用の配線基板に接続するよう
なされる。この構成によって、当該装置の使用周波数に
応じて、当該装置の共振周波数や放射パターンを調整で
きる。
【0024】従って、1つのアンテナ装置で複数の周波
数に対応でき、アンテナ装置の仕様を共通化できる。従
来と比べ、アンテナ装置の製造コストを確実に低減でき
る。この発明は、携帯電話に内蔵されて無線電波を送受
信するアンテナ装置の実装方法に適用して極めて好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップアンテナ装置100の構成例を示す斜視
図である。
【図2】本発明の実施形態に係るチップアンテナ装置1
00の実装方法(その1)を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るチップアンテナ装置1
00の実装方法(その2)を示す斜視図である。
【図4】従来例に係るチップアンテナ装置90の実装方
法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基体 3 導電体 5,11 給電点 7,13 電極 50 配線基板 52 配線パターン 54 実装位置 56 識別記号 58 アーム部 100 チップアンテナ装置(アンテナ装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線電波を送受信するアンテナ装置の実
    装方法において、 所定のアンテナパターン形状を有する導電体の特定の位
    置から複数の電極が引き出されたアンテナ装置を予め準
    備し、 前記アンテナ装置を、送受信用の配線基板の所定位置に
    取り付け、その後、 当該装置の使用周波数に応じて電極を選択し前記配線基
    板に接続することを特徴とするアンテナ装置の実装方
    法。
  2. 【請求項2】 前記使用周波数に対応させたアンテナ装
    置の取り付け位置を識別させるための被識別情報を予め
    前記配線基板に記録しておき、 前記アンテナ装置の実装時に、 前記被識別情報を読み取り、 前記被識別情報に基づいて、前記アンテナ装置の電極を
    前記配線基板の特定の位置に合わせ込むように取り付け
    ることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置の実
    装方法。
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