JP2002270293A - 抜止め構造及び筐体用スタンド - Google Patents

抜止め構造及び筐体用スタンド

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JP2002270293A
JP2002270293A JP2001065711A JP2001065711A JP2002270293A JP 2002270293 A JP2002270293 A JP 2002270293A JP 2001065711 A JP2001065711 A JP 2001065711A JP 2001065711 A JP2001065711 A JP 2001065711A JP 2002270293 A JP2002270293 A JP 2002270293A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap
    • H01R13/6395Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap for wall or panel outlets

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば装置本体のソケットに差し込まれたプラ
グが容易に抜け出せない構造を採用し、ユーザにプラグ
の抜け防止が重要であることを意識させて、装置の動作
を十分に発揮させる。 【解決手段】スタンド本体32の背面32aの中央に設
けられた矩形状の開口100と、スタンド本体32の下
面のうち、前記開口100の近傍に設けられ、電源ライ
ン16が巻き付けられる第1の突起102とを有して構
成されている。また、第1の突起102から前記開口1
00にかけて該開口100を仕切る中間部材104が設
けられ、第1の突起102の下端のうち、前記開口10
0と反対の部分に横方向に突出する2つの突片106が
設けられ、スタンド本体32の下面のうち、第1の突起
102の近傍であって、かつ、第1の突起102に巻き
付けられた電源ライン16が接する部分に第2の突起1
08が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、或る物体の挿入孔
に挿入された差込み部材の抜止め構造と、電源ラインが
接続されたプラグが挿入されるソケットを有する筐体を
支持する筐体用スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ,その
外部記憶装置,AV機器等の各種装置は、図1に示すよ
うに、装置本体200の例えば背面200a側には、パ
ーソナルコンピュータ等の親機との信号のやりとりを行
うための信号ケーブル202がコネクタ(図示せず。)
を通じて接続されている。また、この背面200a側に
は、電源を供給するための電源端子204が設けられて
いる。
【0003】通常、電源端子204は、電源ライン20
6(ACアダプタからの電源ラインを含む)が接続され
たプラグ208を受け入れるための受け側ソケット21
0を有する。そして、装置本体200側のソケット21
0にプラグ208を差し込むことによって、例えばAC
アダプタからの電源が装置本体200に供給されること
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、ソケット210
にプラグ208を差込み、ソケット210側に設けられ
たばね材(板ばね等)の接触点での摩擦力でプラグ20
8を保持しているだけである。従って、プラグ208や
電源ケーブル206を引っ張ると、プラグ208が装置
本体200の受け側ソケット210から簡単に抜けてし
まうおそれがある。
【0005】このような装置において、動作中に電源が
切れると、装置はその後に正常動作に復帰することが困
難になるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題に鑑み
て、本発明は、装置本体のソケットに差し込まれたプラ
グが容易に抜けないようにすることができる抜止め構造
及び筐体用スタンドを提供することを目的とする。
【0007】更に本発明は、装置本体のソケットに差し
込まれたプラグが容易に抜け出せない構造を採用し、ユ
ーザにプラグの抜け防止が重要であることを意識させ
て、装置の動作を十分に発揮させることができる抜止め
構造及び筐体用スタンドを提供することを目的とする。
【0008】本発明は、物体の挿入孔に挿入された差込
み部材の抜止め構造において、前記差込み部材の挿入位
置とは異なる位置を軸線位置とする軸部材と、前記軸部
材を中心に回転し、前記差込み部材側に付勢され、選択
的に前記差込み部材と係合するフック部材とを有する。
【0009】これにより、挿入孔に差込み部材を差し込
む際には、フック部材に対して例えば外力を与えて前記
付勢に抗して差込み部材側とは反対方向に回転させ、そ
の後、差込み部材を挿入孔に差し込む。その後、前記外
力を解放することで、フック部材が差込み部材側に付勢
されて、フック部材が差込み部材に係合することとな
る。
【0010】このとき、不測の外力によって差込み部材
が引っ張られたとしても、軸部材が引っ張り方向に対し
て変位しない構造や、差込み部材の挿入方向に付勢され
ていれば、差込み部材は、挿入孔から容易に抜けること
はない。
【0011】ここで、物体とは、例えばパーソナルコン
ピュータの外部記憶装置,AV機器等の各種装置や、こ
れら装置と該装置の下面に取り付けられたスタンドとを
含めた概念である。また、差込み部材は、フック部材の
一部が挿入される溝を有するようにしてもよい。
【0012】そして、このような構成において、軸部材
の挿入方向に沿った付勢と、前記フック部材の前記差込
み部材側への付勢とを単一のばねで行うようにしてもよ
い。これにより、部品点数の削減化を図ることができる
と共に、構造の簡単化を実現させることができる。
【0013】軸部材は、フック部材による差込み部材へ
の係合位置までのフック部材の引き出し量を決定させる
案内部を有するようにしてもよい。この場合、軸部材が
前記物体を挿通する場合に、軸部材のうち、案内部は、
フック部材の前記引き出し量に相当する範囲にわたって
第1の断面形状とされ、前記案内部以外の部分は第2の
断面形状とされ、前記物体は、前記軸部材が挿通される
部分に、前記第1の断面形状に準じた開口を有するよう
にしてもよい。なお、第2の断面形状は円形であって、
第1の断面形状は前記第2の断面形状の大きさよりも大
きい非円形であってもよい。
【0014】これにより、ユーザは、フック部材をどの
程度まで引き出せばよいかが簡単に認識することがで
き、抜止め作業の促進、並びに抜止め作業の簡単化を図
ることができる。
【0015】更に本発明は、物体の挿入孔に挿入された
差込み部材の抜止め構造において、前記挿入孔の内周に
設けられ、内方に突出する少なくとも1つの突片と、前
記差込み部材の周囲に設けられ、前記突片が挿通する溝
とを有し、前記溝は、屈曲形状を有する。
【0016】これにより、差込み部材を挿入孔に差し込
む場合は、まず、挿入孔側の突片が差込み部材の溝に挿
通されるように位置決めする。この状態から差込み部材
を挿入孔に挿入し、その後、差込み部材を溝の屈曲方向
とは反対の方向に回転させる。
【0017】この段階で、差込み部材を引っ張ったと
き、突片が溝の側壁に当接し、差込み部材の抜けが効果
的に防止されることになる。
【0018】そして、このような構成において、挿入孔
に2つの前記突片を設け、その場合、各突片が前記挿入
孔の内周のうち、互いに対向する位置に設けるようにす
れば、抜け防止の安定化を図ることができる。特に、差
込み部材に設けられた溝の屈曲形状をほぼL字状とすれ
ば、更に好ましい。
【0019】更に本発明は、物体の挿入孔に挿入された
差込み部材の抜止め構造において、前記差込み部材がひ
も状部材を有する場合に、この物体の下部に設けられ、
ひも状部材が巻き付けられる第1の突起を有する。
【0020】まず、差込み部材を物体の挿入孔に挿入す
る。その後、ひも状部材を物体の下部に設けられた第1
の突起に巻き付ける。これにより、ひも状部材が不測の
外力によって引っ張られたとしても、第1の突起での巻
き付け部分において引っ張り力が分散される。そのた
め、差込み部材までは引っ張り力は伝達せず、差込み部
材の効果的な抜け防止となる。
【0021】特に、本発明では、第1の突起にひも状部
材が巻き付けられている状態を隠すことができるため、
美観的に好ましい。また、簡単に抜け防止をすることが
できるため、ユーザによる抜け防止作業を促進させるこ
とができる。
【0022】また、本発明は、ある物体の挿入孔に挿入
された差込み部材の抜止め構造において、差込み部材が
ひも状部材を有する場合に、前記物体の下部に設けら
れ、前記ひも状部材が巻き付けられる第1の突起と、前
記物体の下部のうち、前記第1の突起に近接する位置
に、前記ひも状部材が挿通される開口部分を備える。
【0023】まず、差込み部材を物体の挿入孔に挿入す
る。その後、ひも状部材を物体の下部に設けられた開口
部分を通し、更に物体の下部に設けられた第1の突起に
巻き付ける。これにより、第1の突起に巻き付けられた
ひも状部材は、開口部分の両端と第1の突起間に挟まれ
た形態となるため、確実な抜け防止が図られる。
【0024】そして、このような構成において、ひも状
部材の径をD、開口部分の開口端部と前記第1の突起と
を結ぶ最短距離をMとしたとき、M≦Dの関係を満足す
るようにすれば、第1の突起に巻き付けられたひも状部
材を、開口部分の両端と第1の突起間に強固に挟むこと
ができる。
【0025】また、第1の突起から前記開口部分にかけ
て該開口部分を仕切る中間部材を設け、ひも状部材の径
をD、開口部分の開口端部と中間部材とを結ぶ最短距離
をNとしたとき、N≦Dの関係を満足するようにすれ
ば、第1の突起に巻き付けられたひも状部材のうち、差
込み部材から第1の突起に向かう部分は、開口部分の一
方の端部と第1の突起と中間部材の一方の面にて強固に
挟み込まれ、第1の突起から外方に向かう部分は、開口
部分の他方の端部と第1の突起と中間部材の他方の面に
て強固に挟み込まれて差込み部材の抜止めを更に確実に
行うことができる。
【0026】そして、第1の突起の下端の内、開口部分
と反対の部分に横方向に突出する突片を有するようにす
れば、第1の突起に巻き付けられたひも状部材が第1の
突起から脱落することが防止され、ひも状部材の第1の
突起への巻き付けを確実なものとすることができる。
【0027】また、物体の下部のうち、第1の突起の近
傍であって、且つ、開口部分と反対側に第2の突起を有
するようにしてもよい。これにより、第1の突起に巻き
付けられたひも状部材のうち、その巻き付け状態が膨ら
んで脱落しやすい部分が第2の突起によって押さえられ
る形となるため、この場合も、ひも状部材の第1の突起
への巻き付けを確実なものとすることができる。
【0028】そして、ひも状部材の径をD、第1の突起
と前記第2の突起間の最短距離をLとしたとき、L≦D
の関係を満足することが好ましい。
【0029】更に本発明は、物体の挿入孔に挿入された
差込み部材の抜止め構造において、前記物体のうち、挿
入孔の近傍に設けられた係止部と、前記差込み部材の一
部と係合し、一部が弾性的に前記係止部に係止される引
掛け部材とを備える。
【0030】これにより、差込み部材の一部を引掛け部
材にて係合させた状態で、差込み部材を物体の挿入孔に
挿入すると同時に、引掛け部材の一部を物体の係止部に
係止させる。これによって、差込み部材の挿入と抜止め
が同時に実現されることになる。取り外すときは、引掛
け部材を弾性変形させて、引掛け部材の一部の係止状態
を解除することにより行う。
【0031】この場合、差込み部材を挿入孔に挿入する
という1挙動で抜け防止も同時に行われるため、抜止め
作業の簡単化を図ることができる。
【0032】引掛け部材は、差込み部材の一部と係合す
る係合部と、係合部の一部から前記差込み部材の挿入方
向に沿って延在する係止片とを有し、係止片は、その先
端が外力によって前記差込み部材から離間する方向に変
位し、外力の解除に伴い弾性復帰するようにしてもよ
い。
【0033】これにより、差込み部材の一部を引掛け部
材の係合部に係合させた状態で、差込み部材を物体の挿
入孔に挿入すると同時に、引掛け部材の係止片の先端を
物体の係止部に係止させる。この場合も、差込み部材の
挿入と抜止めが同時に実現されることになる。取り外す
ときは、外力を付与し、係止片の先端を差込み部材から
離間させて、前記係止部への係止状態を解除することに
より行う。
【0034】係合部は、差込み部材の後端を一部支持す
るほぼリング状に形成され、且つ、一部において切断さ
れた形状を有するようにしてもよい。この場合、係合部
自体が弾性変形することとなるため、係止片自体を弾性
変形させる構成よりも、係止片に強度を持たせることが
でき、差込み部材の質量が大きくても係止片による係止
部への係止状態を確実なものとすることができる。
【0035】更に本発明は、電源ラインが接続されたプ
ラグが挿入されるソケットを有する筐体を支持する筐体
用スタンドにおいて、筐体が載置固定されるスタンド本
体と、スタンド本体に設けられ、前記筐体のソケットに
挿入されたプラグの抜けを防止する抜止め機構とを備
え、前記抜止め機構は、前記スタンド本体のうち、前記
プラグの挿入方向と対向する面に設けられた開口を挿通
する軸部材と、前記軸部材を中心に回転し、前記プラグ
側に付勢され、選択的に前記プラグと係合するフック部
材とを有する。
【0036】これにより、筐体のソケットにプラグを差
し込む際には、フック部材に対して例えば外力を与えて
前記付勢に抗してプラグ側とは反対方向に回転させ、そ
の後、プラグをソケットに差し込む。その後、前記外力
を解放することで、フック部材がプラグ側に付勢され
て、該フック部材がプラグに係合することとなる。
【0037】このとき、不測の外力によって電源ライン
やプラグ自体が引っ張られたとしても、軸部材が引っ張
り方向に対して変位しない構造や、プラグの挿入方向に
付勢されていれば、プラグは、ソケットから容易に抜け
ることはない。なお、前記プラグは、前記フック部材の
一部が挿入される溝を有するようにしてもよい。
【0038】そして、このような構成において、抜止め
機構の一部を、前記スタンド本体の下面に形成された空
間内に収容し、軸部材の前記挿入方向に沿った付勢と、
フック部材の前記差込み部材側への付勢とを単一のばね
で行うようにしてもよい。
【0039】これにより、抜止め機構の部品点数の削減
化を図ることができると共に、構造の簡単化を実現させ
ることができる。また、抜止め機構の一部、例えば軸部
材や前記単一のばねがスタンド本体にて隠された形態と
なるため、美観的に好ましい。
【0040】軸部材は、フック部材による前記プラグへ
の係合位置までの前記フック部材の引き出し量を決定さ
せる案内部を有するようにしてもよい。この場合、軸部
材のうち、案内部はフック部材の前記引き出し量に相当
する範囲にわたって第1の断面形状とされ、案内部以外
の部分は第2の断面形状とされ、前記スタンド本体のう
ち、軸部材が挿通する部分に、第1の断面形状に準じた
開口を有するようにしてもよい。なお、第2の断面形状
は円形であって、第1の断面形状は第2の断面形状の大
きさよりも大きい非円形であってもよい。
【0041】更に本発明は、電源ラインが接続されたプ
ラグが挿入されるソケットを有する筐体を支持する筐体
用スタンドにおいて、前記筐体が載置固定されるスタン
ド本体と、前記スタンド本体に設けられ、前記筐体のソ
ケットに挿入されたプラグの抜けを防止する抜止め機構
とを備え、前記抜止め機構は、前記スタンド本体のう
ち、前記プラグの挿入方向と対向する面に設けられ、前
記電源ラインが挿通する開口部分と、前記スタンド本体
の下面に設けられ、前記電源ラインが巻き付けられる第
1の突起とを有する。
【0042】まず、プラグを筐体のソケットに挿入す
る。その後、電源ラインをスタンド本体の下面に設けら
れた開口部分を通し、更にスタンド本体の下面に設けら
れた第1の突起に巻き付ける。これにより、第1の突起
に巻き付けられた電源ラインは、開口部分の両端と第1
の突起間に挟まれた形態となるため、確実な抜け防止が
図られる。
【0043】特に、本発明では、第1の突起に電源ライ
ンが巻き付けられている状態を隠すことができるため、
美観的に好ましい。また、簡単に抜け防止をすることが
できるため、ユーザによる抜け防止作業を促進させるこ
とができる。
【0044】そして、このような構成において、電源ラ
インの径をD、開口部分の開口端部と前記第1の突起と
を結ぶ最短距離をMとしたとき、M≦Dの関係を満足す
るようにしてもよい。
【0045】また、第1の突起から開口部分にかけて該
開口部分を仕切る中間部材を設け、電源ラインの径を
D、開口部分の開口端部と前記中間部材とを結ぶ最短距
離をNとしたとき、N≦Dの関係を満足するようにして
もよい。
【0046】第1の突起は、その下端のうち、開口部分
と反対の部分に横方向に突出する突片を有するようにし
てもよい。
【0047】また、スタンド本体の下面のうち、第1の
突起の近傍であって、且つ、開口部分と反対側に第2の
突起を有するようにしてもよい。
【0048】更に、電源ラインの径をD、第1の突起と
第2の突起間の最短距離をLとしたとき、L≦Dの関係
を満足するようにしてもよい。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る抜止め構造及
び筐体用スタンドを、パーソナルコンピュータ,その外
部記憶装置,AV機器等の各種電子機器の電源端子にプ
ラグ(例えばACアダプタからの電源ラインが接続され
たプラグ)を差し込んだ際の抜止めに適用した実施形態
を図2〜図13を参照しながら説明する。
【0050】図2に示すように、電子機器10は、その
電子機器本体が筐体12内に収められて構成されてい
る。図3に示すように、電子機器10は、例えばその背
面10a側に電源を供給するための電源端子14が設け
られている。この電源端子14は、電源ライン16(A
Cアダプタからの電源ラインを含む)が接続されたプラ
グ18(図5参照)を受け入れるための受け側ソケット
20(図3参照)を有する。そして、筐体12のソケッ
ト20にプラグ18を差し込むことによって、例えばA
Cアダプタからの電源が電子機器10に供給されること
になる。
【0051】プラグ18は、図5に示すように、先端に
ソケット20内の電源端子(図3参照)に接続される金
属製の端子部22と、端子部22の後部に位置し、且
つ、人間の指によって把持されるつまみ部24と、つま
み部24の後部に一体に設けられ、且つ、電源ライン1
6の根元部分の折れ曲がりを防止のための保護部26と
を有する。保護部26の最大外径は、つまみ部24の外
径よりも小さく設定されている。つまり、つまみ部24
の後端は、リング状の平坦面24aが形成されている。
【0052】一方、図2に示すように、筐体12が載置
固定されるスタンド30は、スタンド本体32とスタン
ド本体32を筐体に取り付けるための取付け具34(図
5及び図6参照)を有する。取付け具34としては、例
えばネジやその他の手段が用いられる。スタンド本体3
2は、上面が平坦とされた筐体載置部36を有し、その
両側は外方に向かって下り傾斜とされたテーパ面37と
されており、図5に示すように、筐体載置部36の下面
と設置面40(例えばスタンド30が設置される面をい
い、机などの上面等を指す)との間には空間42が形成
されている。なお、スタンド本体32の長手方向に沿っ
た一対の側壁44間には、複数の補強板46が一体に設
けられて、筐体載置部36が空間42に落ち込まないよ
うに構成されている。
【0053】ここで、位置関係を定義する。筐体12の
うち、ソケット20が設けられた面を背面12aとし、
背面12aと反対の面を前面12b(図2参照)と定義
する。同様に、スタンド本体32の各面のうち、筐体1
2の背面12aと同じ向きの面を背面32aとし、背面
32aと反対の面を前面32bと定義する。 [第1の実施形態]
【0054】そして、第1の実施形態に係る抜止め機構
50Aは、図5〜図7に示すように、スタンド本体32
のうち、プラグ18の挿入方向と対向する面(背面32
a)に設けられた開口52(図3及び図5参照)を挿通
する軸部材54と、軸部材54を中心に回転し、プラグ
18側に付勢され、選択的にプラグ18と係合するフッ
ク部材56とを有する。軸部材54は、スタンド本体3
2の下面に形成された空間42に収容され、開口52を
通じてその一部が進退自在となっており、フック部材5
6は、スタンド30から常時露出した状態にある。
【0055】フック部材56は、その先端にほぼ半円形
の切欠き58が形成され、切欠き58の径は、プラグ1
8におけるつまみ部24の後端にあるリング状の平坦面
24aの内径とほぼ同じとされている。
【0056】また、フック部材56は、フック部材56
を引き出し、軸部材54を中心に回転させたとき、フッ
ク部材56の切欠き58がつまみ部24の後端に係合さ
れる程度の大きさ及び長さを有する。
【0057】一方、図7に示すように、軸部材54の後
半部分60は、引っ張りコイルばね62に挿通されてい
る。この引っ張りコイルばね62の一端は、軸部材54
に設けられた突起64に取り付けられ、他端は、スタン
ド本体32の下面のうち、軸部材54の後端54aより
も後方の位置に設けられた突起66(図5及び図6参
照)に取り付けられている。つまり、軸部材54は、コ
イルばね62によって、スタンド本体32の前面32b
に向けて付勢され、フック部材56が筐体12の背面1
2aに当接した状態とされる。この場合、図3に示すよ
うに、フック部材56の一部でソケット20の一部を隠
すような位置関係でフック部材56が軸部材54に設け
られていることが好ましい。
【0058】また、図7に示すように、軸部材54は、
フック部材56の取付け位置から所定範囲にわたって断
面非円形状を有する。この例では、断面正方形状の柱状
体に断面半円状の柱状体が一体化された形状を有する。
つまり、フック部材56の取付け位置から所定範囲にわ
たって断面U字状の柱状体とされている。この部分は、
後述するように軸部材の回転規制部68として機能す
る。
【0059】軸部材54の回転規制部68以外の部分
は、断面円形状の柱状体とされており、その径は、断面
U字状の部分の径よりも小に設定されている。
【0060】そして、図3に示すように、スタンド本体
32の背面32aに形成された開口52は、U字状に切
り欠かれた形状とされ、この開口52の大きさは、軸部
材54における回転規制部68の外形にほぼ合致した大
きさとされている。従って、軸部材54をスタンド本体
32から引き出す際において、断面U字状の部分、即
ち、回転規制部68がすべて引き出されるまでは、回転
規制部68がスタンド本体32のU字状の開口52によ
ってその回転(軸線を中心とした回転)が規制される。
【0061】軸部材54を更に引き出して、回転規制部
68をすべて引き出した際には、断面円形の部分が開口
52に位置することから、軸部材54は、U字状の開口
52による回転規制から解放され、図4に示すように、
容易に軸線を中心に回転することとなる。
【0062】なお、軸部材54の引き出し操作を中断し
た場合は、コイルばね62の付勢によって、軸部材54
は元の位置、即ち、フック部材56が筐体12の背面1
2aに当接する位置に復帰することとなる。
【0063】軸部材54における回転規制部68の長さ
は、軸部材54を引き出して、筐体12のソケット20
に挿入されているプラグ18のつまみ部24の後端にフ
ック部材56を到達させたときに、回転規制部68の全
部がスタンド本体32の背面32aから引き出されてい
る程度の長さに設定する。これによって、フック部材5
6をプラグ18のつまみ部24の後端に確実に引っかけ
ることができる。
【0064】次に、この第1の実施形態に係る抜止め機
構50Aの作用について説明する。まず、筐体12をス
タンド本体32の規定の位置に載置して、例えばネジ等
の取付け具34にて固定する。このとき、図3に示すよ
うに、フック部材56の一部がソケット20の前面に位
置してソケット20の一部を隠しているため、このまま
では、プラグ18を差し込むことができない。
【0065】そこで、図5の矢印Aで示すように、フッ
ク部材56を軸部材54の軸線に沿って筐体12の背面
12aから離間する方向に引き出す。この引き出し操作
によって、軸部材54の回転規制部68がすべて引き出
されたとき、フック部材56を軸部材54の軸線を中心
に回転させることが可能となる。
【0066】そして、図4の矢印Bに示すように、フッ
ク部材56をコイルばね62の付勢に抗して例えば時計
方向に回転させて、ソケット20にプラグ18を挿入し
やすい状態にする。その後、ソケット20にプラグ18
を差込み、次いで、フック部材56への外力の付与を解
放すると、コイルばね62の付勢によって、図4の矢印
Cに示すように、反時計方向に回転し、フック部材56
の切欠き58内にプラグ18の保護部26の一部が挿入
されることとなる。この段階で、フック部材56の切欠
き58の周部がプラグ18のつまみ部24の後端面24
aに当接し、プラグ18にフック部材56が係合するこ
ととなる。
【0067】この状態で、不測の外力によってプラグ1
8や電源ケーブル16が引っ張られたとしても、軸部材
54は、コイルばね62によって、引っ張り方向とは反
対の方向に付勢されているため、プラグ18は、ソケッ
ト20から容易に抜けることはない。
【0068】このように、第1の実施形態に係る抜止め
機構50A並びに抜止め機構50Aを有するスタンド3
0においては、ソケット20に差し込まれたプラグ18
が容易に抜けるということがないため、突然の電源断に
よる不測の事態を回避させることができる。
【0069】特に、この第1の実施形態においては、軸
部材54に対する付勢、即ち、スタンド本体32の前面
32bの方向への付勢と、フック部材56のプラグ18
側への付勢とを単一のコイルばね62で行うようにして
いるため、部品点数の削減化を図ることができると共
に、構造の簡単化を実現させることができる。しかも、
抜止め機構50Aの一部、例えば軸部材54やコイルば
ね62が、スタンド本体32の下面に形成された空間4
2内に収容されて隠された形態となるため、美観的に好
ましい。
【0070】また、軸部材54に回転規制部68を設け
るようにしたので、ユーザは、フック部材56をどの程
度まで引き出せばよいかを簡単に認識することができ、
抜止め作業の促進、並びに抜止め作業の簡単化を図るこ
とができる。
【0071】また、初期状態においては、フック部材5
6がソケット20の前面に位置してプラグ18が挿入で
きない状態としているため、ユーザに対してプラグ18
の抜け防止が重要であることを意識させることができ、
装置の動作を十分に発揮させることができる。(変形
例)
【0072】次に、第1の実施形態に係る抜止め機構5
0Aの変形例について図7を参照しながら説明する。
【0073】この変形例に係る抜止め機構50Aaは、
図8に示すように、上述した第1の実施形態に係る抜止
め機構50Aとほぼ同様の構成を有するが、プラグ18
の一部、この例では、端子部22とつまみ部24との間
に溝80が形成されている点と、軸部材54が軸受け部
材82によってスタンド本体32(図8において図示を
省略)に対して回転自在に取り付けられている点で異な
る。特に、軸部材54は、軸受け部材82によって軸線
方向への移動が制限されている。
【0074】従って、コイルばね62は、一端が軸部材
54の突起64に固定され、他端が例えばスタンド本体
32の側壁44に固定されて、もっぱらフック部材56
を反時計方向に付勢するものとなっている。この例で
は、フック部材56の反時計方向への回転範囲を規制す
るためのストッパ84を設けるようにしている。
【0075】この変形例に係る抜止め機構50Aaで
は、まず、図8の矢印Dに示すように、フック部材56
をコイルばね62の付勢に抗して時計方向に回転させ
て、ソケット20全体を露出させ、次いで、ソケット2
0にプラグ18を差し込む。そして、フック部材56に
付与していた外力を解除することによって、矢印Eに示
すように、フック部材56がコイルばね62の付勢によ
って反時計方向に回転し、フック部材56の切欠き58
とプラグ18の溝80とが係合することとなる(一点鎖
線の表示を参照)。
【0076】この状態で、プラグ18が引っ張られて
も、フック部材56の切欠き58の周部とプラグ18の
溝80の側壁とが当接して、引っ張りに対して抗するか
たちとなるため、プラグ18のソケット20からの抜け
が効果的に防止されることになる。
【0077】特に、この変形例では、軸部材54の長さ
を短くすることができることから、抜止め機構50Aa
についての設置スペースの省スペース化を図ることがで
きる。 [第2の実施形態]
【0078】次に、第2の実施形態に係る抜止め機構5
0Bについて図9を参照しながら説明する。
【0079】この第2の実施形態に係る抜止め機構50
Bは、図9に示すように、ソケット20の内周に設けら
れ、内方に突出する2つの突片90と、プラグ18の周
囲に設けられ、突片90が挿通する溝92とを有して構
成されている。
【0080】各突片90は、ソケット20の内周のう
ち、互いに対向する位置に設けられている。プラグ18
に設けられた溝92は、2つの突片90に対応して2箇
所設けられ、各溝92は、つまみ部24の前端面に開口
部94を有し、溝92の前半部分は、プラグ18の後方
に向かってプラグ18の軸線に沿ってまっすぐ形成さ
れ、途中でプラグ18の円周に沿ってほぼ直角に屈曲さ
れた形状を有する。即ち、各溝92はほぼL字状とされ
ている。
【0081】従って、プラグ18をソケット20に差し
込む場合は、まず、ソケット20側の各突片90がプラ
グ18の溝92に挿通されるように位置決めする。この
状態から、図9の矢印Fに示すように、プラグ18をソ
ケット20に挿入し、その後、矢印Gに示すように、プ
ラグ18を溝92の屈曲方向とは反対の方向に回転させ
る。この段階で、プラグ18を引っ張ったとき、突片9
0が溝92の側壁に当接し、プラグ18はソケット20
から容易に抜けることがない。
【0082】特に、ソケット20に2つの突片90を互
いに対向する位置に設けるようにしたので、プラグ18
の抜止めの安定化を図ることができる。更に、溝92の
形状がほぼL字状とされているため、プラグ18が完全
に屈曲方向に回転しない限り、ソケット20から抜け出
ることはなく、抜止めの確実化を達成させることができ
る。なお、プラグ18を抜くときは、上述とは逆の操作
を行うことによって簡単に抜くことができる。 [第3の実施形態]
【0083】次に、第3の実施形態に係る抜止め機構5
0Cについて図10〜図12を参照しながら説明する。
【0084】この第3の実施形態に係る抜止め機構50
Cは、図10に示すように、スタンド本体32の背面3
2aの中央に設けられた矩形状の開口100と、図11
及び図12に示すように、スタンド本体32の下面のう
ち、開口100の近傍に設けられ、電源ライン16が巻
き付けられる第1の突起102とを有して構成されてい
る。
【0085】そして、電源ライン16の径をLd、開口
100の開口端部と第1の突起102とを結ぶ最短距離
をLmとしたとき、Lm≦Ldの関係を満足するように
設定されている。また、この第3の実施形態では、第1
の突起102から開口100にかけて開口100を仕切
る中間部材104が設けられ、開口100の開口端部と
中間部材104とを結ぶ最短距離をLnとしたとき、L
n≦Ldの関係を満足するように設定されている。
【0086】更に、第1の突起102の下端のうち、開
口100と反対の部分に横方向に突出する2つの突片1
06が設けられ、スタンド本体32の下面のうち、第1
の突起102の近傍であって、かつ、第1の突起102
に巻き付けられた電源ライン16が接する部分に第2の
突起108が設けられている。この場合、第1の突起1
02と第2の突起108間の最短距離をLpとしたと
き、Lp≦Ldの関係を満足するように設定されてい
る。
【0087】この第3の実施形態に係る抜止め機構50
Cの作用を説明すると、まず、プラグ18を筐体12の
ソケット20に挿入する。その後、電源ライン16をス
タンド本体32の背面32aに設けられた開口100を
通し、更にスタンド本体32の下面に設けられた第1の
突起102に巻き付ける。これにより、第1の突起10
2に巻き付けられた電源ライン16は、開口100の両
端と第1の突起102間に挟まれた形態となるため、確
実な抜け防止が図られる。
【0088】特に、この第3の実施形態では、第1の突
起102に電源ライン16が巻き付けられている状態を
スタンド本体32にて隠すことができるため、美観的に
好ましい。また、簡単に抜け防止をすることができるた
め、ユーザによる抜け防止作業を促進させることができ
る。
【0089】特に、この第3の実施形態では、開口10
0の開口端部と第1の突起102とを結ぶ最短距離Lm
と電源ライン16の径Ldとの関係をLm≦Ldとした
ので、第1の突起102に巻き付けられた電源ライン1
6を、開口100の両端と第1の突起102間に強固に
挟むことができる。
【0090】また、開口100の開口端部と中間部材1
04とを結ぶ最短距離Lnと電源ライン16の径Ldと
の関係をLn≦Ldとしたので、第1の突起102に巻
き付けられた電源ライン16のうち、プラグ18から第
1の突起102に向かう部分は、開口100の一方の端
部と、第1の突起102と、中間部材104の一方の面
にて強固に挟み込まれ、電源ライン16のうち、第1の
突起102から外方に向かう部分は、開口100の他方
の端部と、第1の突起102と、中間部材104の他方
の面にて強固に挟み込まれることになり、プラグ18の
抜止めを更に確実に行うことができる。
【0091】また、第1の突起102に2つの突片10
6を設けるようにしているため、第1の突起102に巻
き付けられた電源ライン16が第1の突起102から脱
落することが防止され、電源ライン16の第1の突起1
02への巻き付けを確実なものとすることができる。
【0092】また、第2の突起108を設けるようにし
ているため、第1の突起102に巻き付けられた電源ラ
イン16のうち、その巻き付け状態が膨らんで脱落しや
すい部分が第2の突起108によって押さえられる形と
なるため、この場合も、電源ライン16の第1の突起1
02への巻き付けを確実なものとすることができる。
[第4の実施形態]
【0093】次に、第4の実施形態に係る抜止め機構5
0Dについて図13を参照しながら説明する。
【0094】この第4の実施形態に係る抜止め機構50
Dは、図13に示すように、筐体12の背面12aのう
ち、ソケット20の近傍に設けられた2つの挿通孔11
0と、プラグ18の一部と係合し、一部が弾性的に挿通
孔110に係止される引掛け部材112とを有して構成
されている。
【0095】引掛け部材112は、例えば合成樹脂にて
構成され、プラグ18におけるつまみ部24の後端と係
合する係合部114と、係合部114の両側からプラグ
18の挿入方向に沿って延在する2本の係止片116と
が一体に形成されて構成されている。
【0096】係合部114は、リング状に形成され、プ
ラグ18におけるつまみ部24の後端面に当接するよう
になっている。また、この係合部114は、一部におい
て切断されて形成された開口118を有する。この開口
118は、係合部114自体に弾性を持たせるように形
成されたものである。
【0097】各係止片116は、係合部114よりも後
方に突出する部分(以下、簡単に「後方部分116a」
と記す。)と、係合部114よりも前方に突出する部分
(以下、簡単に「前方部分116b」と記す。)が連続
して一体に形成され、かつ、接続部116cを介して係
合部114と一体化されて構成されている。
【0098】前方部分116bの先端部116dには、
内方に向かって下り傾斜とされたテーパ部が一体に形成
されて、いわゆる矢印形状とされている。
【0099】従って、矢印Hに示すように、各係止片1
16における後方部分116aの外面から内方に向けて
外力を与えると、係合部114における開口118とは
反対側の部分が弾性変形し、これによって、各係止片1
16の前方部分116bが互いに開く方向に変位するこ
ととなる。
【0100】後方部分116aへの外力を付与を解除す
ると、係合部114における部分の弾性復帰によって、
各係止片116の前方部分116bは互いにほぼ平行な
位置関係となる。
【0101】一方、筐体12に形成された挿通孔110
は、係止片116の先端部分116dが挿入できる程度
の大きさを有し、各挿通孔110間の最短距離は、係止
片116間の距離、特に先端部分116dを除く部分間
の距離とほぼ同じに設定されている。
【0102】従って、プラグ18をソケット20に差し
込む場合は、プラグ18におけるつまみ部24の後端面
を引掛け部材112の係合部114に係合させた状態
で、プラグ18を筐体12のソケット20に挿入すると
同時に、引掛け部材112の係止片116の先端を筐体
12の挿通孔110に挿入する。
【0103】このとき、矢印Hに示すように、係止片1
16の後方部分116aをつまんで係止片116の先端
部分116dを互いに開き、その状態で係止片116の
先端部分116dを挿通孔110に挿入する。その後、
係止片116の後方部分116aへの外力を解除する
と、各係止片116が互いにほぼ平行な状態となり、先
端部分116dのうち、内方に突出する部分が挿通孔1
10内に係止されることになる。
【0104】勿論、引掛け部材112の各係止片116
を挿通孔110に挿入する際に、係止片116の先端部
分116dを互いに開かなくても、そのままの状態で係
止片116の先端部分116dを挿入孔110に挿入す
るよにしてもよい。この場合、挿通孔110の開口に係
止片116の先端部分116dが当接した段階から、更
に、係止片116が押し込まれると、先端部分116d
におけるテーパ面の傾斜によって、係止片116の先端
部分116dが互いに開き、挿通孔110に挿入される
ことになる。そして、先端部分116dが完全に挿入さ
れた段階で、先端部分116dが弾性復帰して挿通孔1
10内に係止されることになる。
【0105】係止片116を取り出すときは、係止片1
16の後方部分116aをつまんで係止片116の先端
部分116dを互いに開き、その状態で引掛け部材11
2を引き出すことで簡単に取り出すことができる。
【0106】この第4の実施形態に係る抜止め機構50
Dにおいては、係合部114自体が弾性変形することと
なるため、係止片116自体を弾性変形させる構成と比
して、係止片116に強度を持たせることができ、プラ
グ18の質量が大きくても係止片116による挿通孔1
10への係止状態を確実なものとすることができる。
【0107】特に、係合部114の開口の幅を電源ケー
ブル16の径Dよりも小さくしておけば、筐体12のソ
ケット20からプラグ18を抜いても、引掛け部材11
2が電源ケーブル16から外れることはないため、プラ
グ18と引掛け部材112を一体にして取り扱うことが
でき、ユーザによるプラグ18の抜止めを積極的に促す
ことができる。
【0108】また、係合部114の内径をプラグ18の
保護部26の径とほぼ同じにしておけば、引掛け部材1
12がプラグ18から外れ難くなるため、プラグ18と
引掛け部材112とを一体化させた取り扱いをより確実
なものとすることができる。
【0109】なお、この発明に係る抜止め構造及び筐体
用スタンドは、上述の実施形態に限らず、この発明の要
旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿
論である。
【0110】
【発明の効果】本発明に係る抜止め構造及び筐体用スタ
ンドによれば、例えば装置本体のソケットに差し込まれ
たプラグが容易に抜けないようにすることができる。
【0111】更に、例えば装置本体のソケットに差し込
まれたプラグが容易に抜け出せない構造を採用し、ユー
ザにプラグの抜け防止が重要であることを意識させるこ
とができ、装置の動作を十分に発揮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、筐体にあるソケットにプラグを差し込
む状態を示す説明図である。
【図2】図2は、本実施形態に係るスタンドを筐体と共
に示す正面図である。
【図3】図3は、第1の実施形態に係る抜止め機構が取
り付けられた本実施形態に係るスタンドを筐体と共に示
す背面図である。
【図4】図4は、第1の実施形態に係る抜止め機構の作
用を示す説明図である。
【図5】図5は、第1の実施形態に係る抜止め機構が取
り付けられた本実施形態に係るスタンドを筐体と共に一
部破断して示す側面図である。
【図6】図6は、第1の実施形態に係る抜止め機構が取
り付けられた本実施形態に係るスタンドを筐体と共に示
す底面図である。
【図7】図7は、第1の実施形態に係る抜止め機構を示
す構成図である。
【図8】図8は、第1の実施形態に係る抜止め機構の変
形例を示す構成図である。
【図9】図9は、第2の実施形態に係る抜止め機構を筐
体と共に一部省略して示す構成図である。
【図10】図10は、第3の実施形態に係る抜止め機構
が取り付けられた本実施形態に係るスタンドを筐体と共
に示す背面図である。
【図11】図11は、第3の実施形態に係る抜止め機構
が取り付けられた本実施形態に係るスタンドを筐体と共
に一部破断して示す側面図である。
【図12】図12は、第3の実施形態に係る抜止め機構
が取り付けられた本実施形態に係るスタンドを筐体と共
に示す底面図である。
【図13】図13は、第4の実施形態に係る抜止め機構
を筐体と共に一部省略して示す構成図である。
【符号の説明】
10:電子機器、 12:筐体、 16:電源ライン、
18:プラグ、 20:ソケット、 30:スタン
ド、 32:スタンド本体、 50A,50Aa,50
B,50C,50D:抜止め機構 52:開口、 5
4:軸部材、 56:フック部材、 62:引っ張りコ
イルばね、 68:回転規制部、 90:突片、 9
2:溝、 100:開口、 102:第1の突起、 1
04:中間部材、 106:突片、 108:第2の突
起、 110:挿通孔、 112:引掛け部材、 11
4:係合部、 116:係止片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月8日(2002.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明は、物体の挿入孔に挿入された差込
み部材の抜止め構造において、前記物体に取り付けら
れ、前記差込み部材の挿入位置とは異なる位置を軸線位
置とする軸部材と、前記軸部材を中心に回転し、前記差
込み部材側に付勢され、前記差込み部材と係合可能な係
合部材とを備える。この係合部材は、典型的には、フッ
ク部材からなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】このとき、不測の外力によって差込み部材
が引っ張られたとしても、軸部材が引っ張り方向に対し
て変位しない構造や、差込み部材の挿入方向に向けて
勢されていれば、差込み部材は、挿入孔から容易に抜け
ることはない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】更に本発明は、物体の挿入孔に挿入された
差込み部材の抜止め構造において、前記差込み部材がひ
も状部材を有する場合に、この物体の外表面に設けら
れ、ひも状部材が巻き付けられる第1の突起を有する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】このとき、不測の外力によって差込み部材
が引っ張られたとしても、軸部材が引っ張り方向に対し
て変位しない構造や、差込み部材の挿入方向に付勢され
ていれば、差込み部材は、挿入孔から容易に抜けること
はない。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】削除
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Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の挿入孔に挿入された差込み部材の
    抜止め構造において、 前記差込み部材の挿入位置とは異なる位置を軸線位置と
    する軸部材と、 前記軸部材を中心に回転し、前記差込み部材側に付勢さ
    れ、選択的に前記差込み部材と係合するフック部材とを
    備えたことを特徴とする抜止め構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の抜止め構造において、 前記軸部材は、前記差込み部材の挿入方向に沿って付勢
    されている、抜止め構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の抜止め構造において、 前記軸部材の前記挿入方向に沿った付勢と、前記フック
    部材の前記差込み部材側への付勢とが単一のばねで行わ
    れる、抜止め構造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の抜止め構造におい
    て、 前記軸部材は、前記フック部材による前記差込み部材へ
    の係合位置までの前記フック部材の引き出し量を決定さ
    せる案内部を有する、抜止め構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の抜止め構造において、 前記軸部材が前記物体を挿通する場合に、 前記軸部材のうち、前記案内部は前記フック部材の前記
    引き出し量に相当する範囲にわたって第1の断面形状と
    され、前記案内部以外の部分は第2の断面形状とされ、 前記物体は、前記軸部材が挿通される部分に、前記第1
    の断面形状に準じた開口を有する、抜止め構造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の抜止め構造において、 前記第2の断面形状は円形であり、 前記第1の断面形状は、前記第2の断面形状の大きさよ
    りも大きい非円形である、抜止め構造。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の抜止め構造において、 前記差込み部材は、前記フック部材の一部が挿入される
    溝を有する、抜止め構造。
  8. 【請求項8】 物体の挿入孔に挿入された差込み部材の
    抜止め構造において、 前記挿入孔の内周に設けられ、内方に突出する少なくと
    も1つの突片と、 前記差込み部材の周囲に設けられ、前記突片が挿通する
    溝とを有し、 前記溝は、屈曲形状を有することを特徴とする抜止め構
    造。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の抜止め構造において、 2つの前記突片を有し、 各突片が前記挿入孔の内周のうち、互いに対向する位置
    に設けられている、抜止め構造。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の抜止め構造において、 前記屈曲形状がほぼL字状である、抜止め構造。
  11. 【請求項11】 ある物体の挿入孔に挿入された差込み
    部材の抜止め構造において、 前記差込み部材がひも状部材であり、 前記物体の下部に設けられ、前記ひも状部材が巻き付け
    られる第1の突起を有する、抜止め構造。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の抜止め構造におい
    て、 前記第1の突起は、その下端に横方向に突出する突片を
    有する、抜止め構造。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の抜止め構造におい
    て、 前記物体の下部のうち、前記第1の突起の近傍であっ
    て、且つ、前記第1の突起に巻き付けられたひも状部材
    が接する部分に第2の突起を有する、抜止め構造。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の抜止め構造におい
    て、 前記ひも状部材の径をD、前記第1の突起と前記第2の
    突起間の最短距離をLとしたとき、L≦Dの関係を満足
    する、抜止め構造。
  15. 【請求項15】 ある物体の挿入孔に挿入された差込み
    部材の抜止め構造において、 前記差込み部材がひも状部材を有する場合に、 前記物体の下部に設けられ、前記ひも状部材が巻き付け
    られる第1の突起と、 前記物体の下部のうち、前記第1の突起に近接する位置
    に、前記ひも状部材が挿通される開口部分を有する、抜
    止め構造。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の抜止め構造におい
    て、 前記ひも状部材の径をD、前記開口部分の開口端部と前
    記第1の突起とを結ぶ最短距離をMとしたとき、M≦D
    の関係を満足する、抜止め構造。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の抜止め構造におい
    て、 前記第1の突起から前記開口部分にかけて該開口部分を
    仕切る中間部材を有し、 前記ひも状部材の径をD、前記開口部分の開口端部と前
    記中間部材とを結ぶ最短距離をNとしたとき、N≦Dの
    関係を満足する、抜止め構造。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の抜止め構造におい
    て、 前記第1の突起は、その下端のうち、前記開口部分と反
    対の部分に横方向に突出する突片を有する、抜止め構
    造。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の抜止め構造におい
    て、 前記物体の下部のうち、前記第1の突起の近傍であっ
    て、且つ、前記開口部分と反対側に第2の突起を有す
    る、抜止め構造。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の抜止め構造におい
    て、 前記ひも状部材の径をD、前記第1の突起と前記第2の
    突起間の最短距離をLとしたとき、L≦Dの関係を満足
    する、抜止め構造。
  21. 【請求項21】 物体の挿入孔に挿入された差込み部材
    の抜止め構造において、 前記物体のうち、前記挿入孔の近傍に設けられた係止部
    と、 前記差込み部材の一部と係合し、一部が弾性的に前記係
    止部に係止される引掛け部材とを有する、抜止め構造。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の抜止め構造におい
    て、 前記引掛け部材は、前記差込み部材の一部と係合する係
    合部と、 前記係合部の一部から前記差込み部材の挿入方向に沿っ
    て延在する係止片とを有し、 前記係止片は、その先端が外力によって前記差込み部材
    から離間する方向に変位し、外力の解除に伴い弾性復帰
    する、抜止め構造。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の抜止め構造におい
    て、 前記係合部は、前記差込み部材の後端を一部支持するほ
    ぼリング状に形成され、且つ、一部において切断された
    形状を有する、抜止め構造。
  24. 【請求項24】 電源ラインが接続されたプラグが挿入
    されるソケットを有する筐体を支持する筐体用スタンド
    において、 前記筐体が載置固定されるスタンド本体と、 前記スタンド本体に設けられ、前記筐体のソケットに挿
    入されたプラグの抜けを防止する抜止め機構とを有し、 前記抜止め機構は、前記スタンド本体のうち、前記プラ
    グの挿入方向と対向する面に設けられた開口を挿通する
    軸部材と、 前記軸部材を中心に回転し、前記プラグ側に付勢され、
    選択的に前記プラグと係合するフック部材とを備えた筐
    体用スタンド。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記軸部材は、前記プラグの挿入方向に沿って付勢され
    ている、筐体用スタンド。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記抜止め機構の一部が、前記スタンド本体の下面に形
    成された空間内に収容され、前記軸部材の前記挿入方向
    に沿った付勢と、前記フック部材の前記差込み部材側へ
    の付勢とを兼用する単一のばねを有する、筐体用スタン
    ド。
  27. 【請求項27】 請求項25記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記軸部材は、前記フック部材による前記プラグへの係
    合位置までの前記フック部材の引き出し量を決定させる
    案内部を有する、筐体用スタンド。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記軸部材のうち、前記案内部は前記フック部材の前記
    引き出し量に相当する範囲にわたって第1の断面形状と
    され、前記案内部以外の部分は第2の断面形状とされ、 前記スタンド本体のうち、前記軸部材が挿通する部分
    に、前記第1の断面形状に準じた開口を有する、筐体用
    スタンド。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記第2の断面形状は円形であって、前記第1の断面形
    状は、前記第2の断面形状の大きさよりも大きい非円形
    である、筐体用スタンド。
  30. 【請求項30】 請求項24項に記載の筐体用スタンド
    において、 前記プラグは、前記フック部材の一部が挿入される溝を
    有する、筐体用スタンド。
  31. 【請求項31】 電源ラインが接続されたプラグが挿入
    されるソケットを有する筐体を支持する筐体用スタンド
    において、 前記筐体が載置固定されるスタンド本体と、 前記スタンド本体に設けられ、前記筐体のソケットに挿
    入されたプラグの抜けを防止する抜止め機構とを有し、 前記抜止め機構は、前記スタンド本体のうち、前記プラ
    グの挿入方向と対向する面に設けられ、前記電源ライン
    が挿通する開口部分と、 前記スタンド本体の下面に設けられ、前記電源ラインが
    巻き付けられる第1の突起とを備えたことを特徴とする
    筐体用スタンド。
  32. 【請求項32】 請求項31記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記電源ラインの径をD、前記開口部分の開口端部と前
    記第1の突起とを結ぶ最短距離をMとしたとき、M≦D
    の関係を満足する、筐体用スタンド。
  33. 【請求項33】 請求項31記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記第1の突起から前記開口部分にかけて該開口部分を
    仕切る中間部材を有し、 前記電源ラインの径をD、前記開口部分の開口端部と前
    記中間部材とを結ぶ最短距離をNとしたとき、N≦Dの
    関係を満足する、筐体用スタンド。
  34. 【請求項34】 請求項31記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記第1の突起は、その下端のうち、前記開口部分と反
    対の部分に横方向に突出する突片を有する、筐体用スタ
    ンド。
  35. 【請求項35】 請求項31記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記スタンド本体の下面のうち、前記第1の突起の近傍
    であって、且つ、前記開口部分と反対側に第2の突起を
    有する、筐体用スタンド。
  36. 【請求項36】 請求項35記載の筐体用スタンドにお
    いて、 前記電源ラインの径をD、前記第1の突起と前記第2の
    突起間の最短距離をLとしたとき、L≦Dの関係を満足
    する、筐体用スタンド。
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