JP2002270224A - 有機電解質電池 - Google Patents
有機電解質電池Info
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Abstract
耐漏液性を向上した有機電解質電池を提供する。 【解決手段】有機電解質電池において、ガスケットがポ
リエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイ
ド、又はフッ素樹脂からなり、かつ電解液を構成する非
プロトン性溶媒がプロピレンカーボネートとスルホラン
の混合溶媒であり、該混合溶媒のプロピレンカーボネー
トとスルホランの重量比が10:90〜90:10であ
ることを特徴とする有機電解質電池。
Description
係り、非プロトン性有機溶媒を電解液とする有機電解質
電池に関する。
化、薄型化、高機能化は目覚しく、それに伴い機器に搭
載される部品についても高密度化、高機能化が急速に進
展している。また、これら部品をプリント基板上に搭載
する方法も表面実装化が一層進んでおり、特にハンダ付
けプロセスについては、多くの電子部品を高密度に且つ
一括してハンダ付可能な方法として、ハンダをあらかじ
め基板上に印刷した後、ハンダの融点異常の温度に設定
されたリフロー熱源によりハンダ付けを行なう方法(以
下リフローハンダ付という)が多く採用されている。
ックアップ用途として各種電池が用いられているもの
の、従来これらの電池はそのような高温に対する耐性が
乏しく、電池以外の部品をリフローハンダ付した後手作
業にてハンダ付け、あるいはホルダをリフローハンダ付
後、手作業にて電池を該ホルダに装着しており、作業の
効率化、すなわちリフローハンダ付可能な電池が要求さ
れていた。
かかる特開平8−17470号公報、及び特開平8−3
06384号公報には、ポリアセン系骨格構造を有する
有機半導体を正極及び、負極とし、非プロトン性有機溶
媒溶液を電解液とする有機電解質電池が開示されてい
る。該電池に用いられる電極は熱縮合反応により得られ
るポリアセン系骨格構造を有する有機半導体からなり優
れた耐熱性を有している。また、該電池においてはガス
ケットの材質として従来のポリプロピレンに変えて耐熱
性に優れ、かつ耐薬品性、耐クリープ性、弾力性にも優
れたポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサル
ファイド又はフッ素樹脂を用いることにより、大幅に耐
熱性を向上させリフローハンダ付を可能にしている。
20℃〜160℃の温度で数10秒間予熱した後、20
0℃〜230℃にて20〜30秒の温度雰囲気にて行な
うのが一般であった。ところが、これらハンダには重金
属である鉛が含まれていることから、最近、環境問題等
を配慮した、鉛を含まない鉛フリーハンダが主流になり
つつある。この場合、ハンダ融点は従来の鉛含有のハン
ダと比較して20〜30℃高く、リフローの温度雰囲気
として240℃から260℃が採用されており、リフロ
ーハンダ対応電池においても同様の耐温度性が要求され
ている。
機電解質電池をもってしても、このような鉛フリー対応
の雰囲気下でリフローハンダ付けを行なった場合、リフ
ロー後の漏液、内部抵抗の上昇、容量低下、サイクル寿
命の劣化が極めて著しく、またスルホランのような上述
の温度雰囲気以上の沸点を有するような溶媒を用いた場
合には耐リフロー性はあるものの、−20℃以下の極低
温環境下において充分な容量が得られないという問題点
を残していた。
状を鑑み鋭意研究を続けた結果、本発明を完成したもの
である。本発明の目的は、高電圧でかつ長期にわたって
充放電が可能であり、また耐熱性に優れ、リフローハン
ダ付、さらには鉛フリーハンダに対応したリフローハン
ダ付が可能な有機電解質電池を提供するにある。
リーハンダに対応したリフローハンダ付処理などの高温
処理後においても引き続き充放電可能であり、かつ過酷
な環境下でも高い信頼性を有する有機電解質電池を提供
するにある。
極、並びに有機電解液を備えた有機電解質電池におい
て、ガスケットがポリエーテルエーテルケトン、ポリフ
ェニレンサルファイド、又はフッ素樹脂からなり、かつ
電解液を構成する非プロトン性溶媒がプロピレンカーボ
ネートとスルホランの混合溶媒であり、該混合溶媒のプ
ロピレンカーボネートとスルホランの重量比が10:9
0〜90:10であることを特徴とする有機電解質電池
により達成される。
材としては、電解質塩を非プロトン性溶媒に溶解して生
成し得る陽イオン、あるいは陰イオンを可逆的に坦持し
得る材料であれば特に限定されない。例えば正極材とし
ては、活性炭の如き多孔質系炭素、ポリアセン系物質な
どの炭素質材料が好ましく用いられるが、LiCoO2
やLiMn2O4など一般式LixMyOz(Mは金属、二
種類以上でもよい)で表されるリチウム含有遷移金属酸
化物、コバルト、マンガン、バナジウム、チタン、ニッ
ケル等の遷移金属酸化物を用いることも可能である。負
極材としては、活性炭の如き多孔質系炭素、ポリアセン
系物質、錫酸化物、珪素酸化物等が上げられる。これら
正極および負極材は必ずしも正・負両極に同一材料を用
いる必要はなく、適切な電解質塩を選択することによ
り、様々な構成を採る有機電解質電池が可能である。そ
して、これらの中でも芳香族系縮合ポリマーの熱処理物
であって水素原子/炭素原子の原子比が0.50〜0.
05であるポリアセン系骨格構造を含有する不溶不融性
基体を正極および負極材料として用いることが好まし
い。
水酸基を有する芳香族系炭化水素化合物とアルデヒド類
の縮合物である。芳香族系炭化水素化合物としては、例
えばフェノール、クレゾール、キシレノールの如きいわ
ゆるフェノール類が好適であるが、これらに限定される
ものではない。例えば下記式
0、1又は2である)で表されるメチレン・ビスフェノ
ール類であることができ、或いはヒドロキシ・ビフェニ
ル類、ヒドロキシナフタレン類であることもできる。こ
れらの内、実用的にはフェノール類特にフェノールが好
適である。
て、上記のフェノール性水酸基を有する芳香族系炭化水
素化合物の一部を、フェノール性水酸基を有さない芳香
族系炭化水素化合物例えばキシレン、トルエン、アニリ
ン等で置換した変性芳香族系縮合ポリマー例えばフェノ
ールとキシレンとホルムアルデヒドとの縮合物を用いる
ことも、また、メラミン、尿素などで置換した変性芳香
族系縮合ポリマーを用いることもできる。また、フラン
樹脂も好適である。
ド、アセチルアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド
を使用することができるが、その中でもホルムアルデヒ
ドが好適である。フェノールホルムアルデヒド縮合物と
しては、ノボラック型又はレゾール型或いはそれらの混
合物のいずれであってもよい。
ポリマーを熱処理することにより得られるものであり、
特公平1−44212号公報、特公平3−24024号
公報等に記載されているポリアセン系骨格構造を有する
不溶不融性基体をすべて含むものである。
如き芳香族系縮合ポリマーを熱処理物であって例えば次
のようにして製造することができる。
囲気(真空を含む)中で400〜1000℃の適当な温
度まで徐々に加熱することにより、水素原子/炭素原子
の原子比(以下H/Cと記す)が0.50〜0.05、
好ましくは0.35〜0.10の不溶不融性基体を得る
ことができる。
α)によれば、メインピークの位置は2θで表して24
#以下に存在し、また該メインピークの41〜46#の間
にブロードな他のピークが存在する。
したポリアセン系骨格構造を有し、かつアモルファス構
造をとると示唆され、イオンを安定にドーピング、脱ド
ーピングできることから電極活物質として有用である。
50〜0.05であることが好ましい。すなわち、H/
Cが0.50を超える場合は、芳香族系多環構造が充分
に発達していないため、イオンのドーピング、脱ドーピ
ングがスムーズに行なわれず、電池を組んだ際に充放電
効率が低下するという問題が生じるし、また逆に、H/
Cが0.05未満の場合には本発明の電池の容量が低下
するおそれがあるからである。
末状、短繊維状等、成形可能であれば特に限定されない
が、成形性を考慮すると、平均粒径が100μmの粉末
であることが望ましい。
例えば特公平3−24024号公報の記載のポリアセン
系有機半導体が最も好ましく、必要に応じて導電材、バ
インダーを加え成形される。該電極は安定性に優れ、か
つ繰り返し充放電による劣化もほとんどなく、サイクル
特性に優れる電池が作製可能である。
には、環状カーボネートであるプロピレンカーボネート
と、含硫黄五員環化合物であるスルホランの混合溶媒が
用いられる。スルホランは比誘電率が42.5と高く、
且つ沸点が287.3℃と鉛フリー対応のリフローハン
ダ条件である240〜260℃のような高温に対しても
充分な耐性がある。しかしながら、融解点は28.9℃
と比較的高く、実用電池に用いた場合、例えば0℃以下
の低温において電解液が凝固し、十分な容量が得られな
いという事態が起こる。一方プロピレンカーボネートは
沸点が241.7℃、融解点が−49.2℃であり、ま
た比誘電率も64.4と高く、電解液用非プロトン性溶
媒として適している。しかしながら、電解液用非プロト
ン性溶媒としてプロピレンカーボネート単独溶媒をもち
いた場合、リフロー温度が沸点とほぼ同等もしくは若干
上回るため、電池の漏液等の発生の恐れが高くなってし
まう。
スルホランの混合溶媒は双方の長所を生かし且つ短所を
補うものである。本発明におけるプロピレンカーボネー
ト/スルホラン混合溶媒の重量比は10:90〜90:
10であり、好ましくは10:90〜30:70であ
る。プロピレンカーボネートの割合が10%以下である
場合、低温において十分な放電容量が得られず、逆にプ
ロピレンカーボネートの割合が90%以上である場合、
鉛フリーハンダ対応のリフローハンダ付後に漏液が発生
する等の確率が大きくなる。
は、非プロトン性有機溶媒に溶解し、陽イオン、陰イオ
ンを生じる電解質塩であれば特に限定されるものではな
い。例えば、下記式
ム塩、(R1、R2、R3及びR4はアルキル基を示
し、R1〜R4は同一でも異でもよい。XはClO4ま
たはBF4を示す)、を用いた場合には、2V級の電機
化学キャパシタ様の特性を持つ有機電解質電池が得られ
るが、また、燐弗化リチウム、砒弗化リチウム、硼弗化
リチウム、トリフルオロメタンスルホン酸リチウムなど
の有機含弗素リチウム塩を電解質塩に用いることも可能
である。
容量を得るために充分であればよく通常、0.5〜1.
5モル/lの範囲が実用的である。
説明する。図1は本発明に係る電池の基本構成説明図で
ある。図1に示すように、正極2と負極3は、導電性ペ
ースト4、4’を介して、それぞれ正極缶1と負極缶6
の内定部に接着されている。この正極2と負極3がそれ
ぞれ接着された正極缶1と負極缶6はセパレータ5を介
して対抗しており、ガスケット7により絶縁され、機密
性、液密性が保たれている。電解液は、正極2と負極
3、セパレータ5それぞれに含浸され、保持している。
願の共同出願人の出願に係る特開平8−17470号公
報、及び特開平8−306384号公報などに記載の通
り、リフローハンダ付に対応させるにあたり、重要な部
材の一つであり、その材質としてはポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリフェニレンサルファイド又はフッ素樹脂
が好ましく用いられる。。これらの樹脂は融点が250
℃〜330℃と非常に高く、鉛フリーハンダに対応した
リフローハンダ付に充分耐え得る耐熱性を有している。
また、これら樹脂は耐薬品性、耐クリープ性、弾力性に
優れ、かつ成形性をも持ち合わせており、電池のガスケ
ット材料として適している。
ために、上記ガスケットをシール材であらかじめコーテ
ィングしても良い。このとき、ガスケットの内壁部、外
周部のどちらかもしくは両方にコーティングすることが
可能である。またガスケットの外周部にコーティングす
る代りに、正極缶の内壁部に予めシール材をコーティン
グしておいても良い。シール材の種類としては、アスフ
ァルト系、ゴム系などが適しており、コーティング精度
を上げるため、これらシール材は適当な有機溶媒で希釈
したものを用いても良い。
池に用いられるステンレス材を用いることができる。セ
パレータは、電解液或いは電極活物質等に対し耐久性の
ある連通気孔を有する電子伝導性のない多孔体であり、
ガラス繊維からなる布、不織布あるいは多孔体あるい
は、電解コンデンサー紙などが好適である。セパレータ
の厚みは薄い方が好ましいが、電解液の保持量、流通
性、強度等と勘案して決定される。
がポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルフ
ァイド、又はフッ素樹脂からなり、かつ電解液を構成す
る非プロトン性溶媒がプロピレンカーボネートとスルホ
ランの混合溶媒を用いることにより、鉛フリーハンダに
対応したリフローハンダ付を可能にし、且つ高電圧であ
るとともに長期信頼性に優れる有機電解質電池である。
する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
亜鉛/水を重量比で10/25/4の割合で混合した水
溶液を100mm×100mm×2mmの型に流し込
み、その上にガラス板を被せ水分が蒸発しない様にした
後、約100℃の温度で1時間加熱して硬化させた。
炉中に入れ窒素気流中で40℃/時間の速度で昇温し
て、500℃まで熱処理を行なった。次に該熱処理物を
希塩酸で洗った後、水洗し、その後、乾燥することによ
って板状のPASを得た。かくして得られたPASをナ
イロンボールミルで粉砕しPAS粉末を得た。該粉末の
BET法による比表面積を測定したところ、1990m
2/gであった。またH/Cは0.24であった。
てケッチェンブラック25重量部とポリ四弗化エチレン
粉末6重量部を充分に混練し、ローラーにより約340
μmと約310μmのシートに成形し、それぞれ正極及
び負極とした。
正極及び負極を円盤状に打抜き、それぞれステンレス製
の正極缶、負極缶に導電ペーストを介して接着した。続
いて図1のように缶に接着された正極及び負極をセパレ
ータを介して対向させ、ガスケットを装着した後、かし
めを行ない直径6.8mm高さ1.4mmのコイン型の
有機電解質電池を組み立てた。電解液としては重量比が
20:80のプロピレンカーボネート/スルホランの混
合溶媒に1モル/lの濃度に硼弗化トリエチルメチルア
ンモニウムを溶解した溶液を調整し、予め正極、負極、
およびセパレータに所定量を含浸した。また、ガスケッ
トはポリフェニレンサルファイド製のものにゴム系シー
ル材をコーティングしたものを用いた。電池は15個作
製した。
本発明の有機電解質電池15個の内、任意に選択した1
0個について、電池表面温度が図2に示す温度履歴にな
るようなリフローハンダ付処理を2回行なった。リフロ
ー処理後の漏液の状況をそれぞれ表1に示す。このリフ
ローハンダ付処理をした電池および未処理のそれぞれ5
個について、初期容量と交流内部抵抗(1kHz)を測
定した。初期容量は、電池に外部電源より2.5Vの電
圧を約2時間印可し充電を行ない、次いで30μAの定
電流にて1.0Vまで放電し、放電時間より算出した。
それぞれ5個の平均値を表2に示す。
行なった電池を5個任意に選択し、低温容量試験を行な
った。低温容量試験は、前述の初期容量の測定と同様の
条件で充電を行ない、−25℃の恒温層に2時間放置し
た。さらに、2.5Vにて30分充電した後、30μA
の定電流にて1.0Vまで放電し、放電時間より算出し
た。表1に−25℃における放電容量を示す。
のプロピレンカーボネート/スルホランの混合溶媒に1
モル/lの濃度に硼弗化トリエチルメチルアンモニウム
を溶解した溶液を用いた以外は実施例1と同様の電池組
立を行なった。リフローハンダ付処理を行なった場合と
未処理の場合の初期容量、交流内部抵抗、リフロー処理
後の液漏れの状況、低温容量試験の結果を表1に示す。
のプロピレンカーボネート/スルホランの混合溶媒に1
モル/lの濃度に硼弗化トリエチルメチルアンモニウム
を溶解した溶液を用いた以外は実施例1と同様の電池組
立を行なった。リフローハンダ付処理を行なった場合と
未処理の場合の初期容量、交流内部抵抗、リフロー処理
後の液漏れの状況、低温容量試験の結果を表1に示す。
プロピレンカーボネート/スルホランの混合溶媒に1モ
ル/lの濃度に硼弗化トリエチルメチルアンモニウムを
溶解した溶液を用いた以外は実施例1と同様の電池組立
を行なった。リフローハンダ付処理を行なった場合と未
処理の場合の初期容量、交流内部抵抗、リフロー処理後
の液漏れの有無、低温容量試験の結果を表1に示す。
プロピレンカーボネート/スルホランの混合溶媒に1モ
ル/lの濃度に硼弗化トリエチルメチルアンモニウムを
溶解した溶液を用いた以外は実施例1と同様の電池組立
を行なった。リフローハンダ付処理を行なった場合と未
処理の場合の初期容量、交流内部抵抗、リフロー処理後
の液漏れの有無、低温容量試験の結果を表1に示す。
に1モル/lの濃度に硼弗化トリエチルメチルアンモニ
ウムを溶解した溶液を用いた以外は実施例1と同様の電
池組立を行なった。リフローハンダ付処理を行なった場
合と未処理の場合の初期容量、交流内部抵抗、リフロー
処理後の液漏れの有無、低温容量試験の結果を表1に示
す。この場合、低温容量試験においては、放電開始後直
ちに電圧が1.0Vに到達してしまい、容量を測定する
ことは不可能であった。
ように、正極、負極、並びに有機電解液を備えた有機電
解質電池において、ガスケットがポリエーテルエーテル
ケトン、ポリフェニレンサルファイド、又はフッ素樹脂
からなり、かつ電解液を構成する非プロトン性溶媒がプ
ロピレンカーボネートとスルホランの混合溶媒であると
いう構成をとった場合、鉛フリーハンダに対応したリフ
ロー処理後においても、良好な諸特性を示している。
てプロピレンカーボネート単体あるいはプロピレンカー
ボネートの割合が90%以上であるプロピレンカーボネ
ート/スルホラン混合溶媒を用いた場合、電気化学特性
においては。また、非プロトン性溶媒がスルホラン単体
あるいはプロピレンカーボネートの割合が10%以下で
あるプロピレンカーボネート/スルホラン混合溶媒の場
合は、リフロー後の電池に漏液は見られず、比較的良好
な初期特性を示すが、低温容量試験において内部抵抗が
上昇し、放電することは不可能であった。
度履歴図である。
Claims (2)
- 【請求項1】正極、負極、並びに有機電解液を備えた有
機電解質電池において、電解液を構成する非プロトン性
溶媒がプロピレンカーボネートとスルホランの混合溶媒
であり、該混合溶媒のプロピレンカーボネートとスルホ
ランの重量比が10:90〜90:10であることを特
徴とする有機電解質電池 - 【請求項2】正極材及び負極材が芳香族系縮合ポリマー
の熱処理物であって水素原子/炭素原子の原子比が0.
50〜0.05であるポリアセン系骨格構造を含有する
不溶不融性基体であることを特徴とする請求項1記載の
有機電解質電池
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001064452A JP2002270224A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 有機電解質電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001064452A JP2002270224A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 有機電解質電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002270224A true JP2002270224A (ja) | 2002-09-20 |
JP2002270224A5 JP2002270224A5 (ja) | 2007-12-06 |
Family
ID=18923268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001064452A Pending JP2002270224A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 有機電解質電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002270224A (ja) |
-
2001
- 2001-03-08 JP JP2001064452A patent/JP2002270224A/ja active Pending
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