JP2002269522A - 非接触icカードの製造方法 - Google Patents

非接触icカードの製造方法

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JP2002269522A
JP2002269522A JP2001071404A JP2001071404A JP2002269522A JP 2002269522 A JP2002269522 A JP 2002269522A JP 2001071404 A JP2001071404 A JP 2001071404A JP 2001071404 A JP2001071404 A JP 2001071404A JP 2002269522 A JP2002269522 A JP 2002269522A
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coil
winding
resin sheet
card
manufacturing
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JP2001071404A
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Masahiko Saito
賢彦 斉藤
Noriaki Takeya
則明 竹谷
Naoki Sunaga
直規 須永
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触ICカードの製造方法において、プレス
によるコイルアンテナの巻線の変形を無くして通信特性
のバラツキを小さくし、また、コイルアンテナの巻線コ
イルの破断不良を少なくして、生産効率を向上させるこ
とを可能とする。 【解決手段】ベース樹脂シート1上に、巻線内周溝側面
形成用樹脂シート5とそれより形の大きい枠型の巻線外
周溝側面形成用樹脂シート6を仮付けし、両樹脂シート
5、6間に溝状に形成される巻線収納部10内に、コイ
ルアンテナ3の巻線コイルを収納し、カード上側樹脂シ
ート4により蓋をした後、熱プレス等により上下から加
熱、加圧して熱融着又は接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップモジュ
ールとこれに接続されたコイルアンテナの巻線コイルを
内蔵した非接触ICカードの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電磁波を利用して通信を行うICカード
は非接触ICカードとよばれ、この非接触ICカードと
リーダーライタ装置との間で、データ・コマンドなどの
情報の入出力や電力・クロック信号等の供給を電磁波等
を用いて、非接触状態で行うものである。
【0003】一般に、非接触ICカードは、外部機器と
電磁誘導による非接触通信によってデータ通信を行うた
めのコイルアンテナと、このコイルアンテナの巻線コイ
ル(アンテナコイル)に接続され、外部からの入力に応
答して信号を発生するIC(集積回路)を含むICチッ
プモジュールとを備える。
【0004】図3に従来技術による非接触ICカードの
製造方法を示す。
【0005】従来の非接触ICカードの製造方法は、ま
ず電線をコイル状に巻いた構造(巻線コイル)を持つコ
イルアンテナ3及びICチップモジュール2をベース樹
脂シート1上に位置決めし、超音波などで仮付けする
(図3(1))。次に、ベース樹脂シート1と対を成す
カード上側樹脂シート4を上に乗せる(図3(2))。
そして熱プレスやロールラミネーターなどで上下より加
熱、加圧する(図3(3))。この工程により加熱する
ことで上下の樹脂シート1、4または樹脂シート間の接
着剤層を軟化させ、圧力によりコイルアンテナ3を樹脂
シートまたは接着剤層に埋め込む。コイルアンテナ3の
巻線(アンテナコイル)が完全に埋め込まれ上下の樹脂
シート1、4が接触した後も加熱および加圧を行い、上
下の樹脂シート1、4を接着する(図3(4))。上下
の樹脂シート1、4が接着されたのち冷却、除圧して、
所望のICカードが形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術には次のような問題点がある。
【0007】(1)プレス圧力がコイルアンテナの巻線
(コイル)に加わり、巻線がつぶれる。すなわち、巻線
コイルの断面及び平面から見た形状が変化してしまう。
【0008】(2)樹脂の流動によりコイルアンテナの
巻線コイル外表面の電線が引っ張られ、コイルが巻き崩
れる。
【0009】(3)上記のような巻線つぶれや巻き崩れ
といった巻線コイルの変形が発生すると、巻線コイルの
電線が引っ張られ破断する。
【0010】(4)巻線コイルの電線が破断すると通信
不能となり不良品になる。
【0011】(5)巻線コイルが変形すると、コイルア
ンテナの共振周波数など電波特性が変化し、通信特性の
バラツキが大きくなる。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、プレスによるコイルアンテナの巻線の変形を無くし
て通信特性のバラツキを小さくし、また、コイルアンテ
ナの巻線コイルの破断不良を少なくして、生産効率を向
上させることのできる非接触ICカードの製造方法を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成したものである。
【0014】(1)請求項1に記載の発明は、ICチッ
プモジュールとこれに接続されたコイルアンテナの巻線
コイルとを内蔵した非接触ICカードの製造方法におい
て、ベース樹脂シート上に、巻線内周溝側面形成用樹脂
シートとそれより形の大きい枠型の巻線外周溝側面形成
用樹脂シートを仮付けし、前記巻線外周溝側面形成用樹
脂シートと巻線内周溝側面形成用樹脂シートとの間に溝
状に形成される巻線収納部内に、コイルアンテナの巻線
コイルを収納し、カード上側樹脂シートにより蓋をした
後、熱プレス等により上下から加熱、加圧することを特
徴とする。
【0015】これは、樹脂シート上に巻線収納部を打ち
抜いた別の樹脂シートを重ね合わせ接着する形態のIC
カード用の製造方法である。
【0016】(2)請求項2に記載の発明は、ICチッ
プモジュールとこれに接続されたコイルアンテナの巻線
コイルとを内蔵した非接触ICカードの製造方法におい
て、ベース樹脂シート上に、コイルアンテナの巻線コイ
ル内側の形状に合わせて巻線内周溝側面形成用樹脂シー
トを仮付けすると共に、該巻線内周溝側面形成用樹脂シ
ートで覆われていないベース樹脂シートの周囲領域上
に、コイルアンテナの巻線コイル外側の形状に合わせて
額縁状に接着剤層を形成し、前記巻線内周溝側面形成用
樹脂シートと額縁状の接着剤層との間に溝状に形成され
る巻線収納部内に、コイルアンテナの巻線コイルを収納
し、カード上側樹脂シートにより蓋をした後、熱プレス
等により上下から加熱、加圧することを特徴とする。
【0017】これは、樹脂シート上に巻線収納部を打ち
抜いた別の樹脂シートを重ね合わせ接着する形態のう
ち、それより形の大きい枠型の巻線外周溝側面形成用樹
脂シートの代わりに、額縁状に接着剤層を形成する形態
のICカード用の製造方法である。
【0018】(3)請求項3に記載の発明は、ICチッ
プモジュールとこれに接続されたコイルアンテナの巻線
コイルとを内蔵した非接触ICカードの製造方法におい
て、ベース樹脂シート上に巻線コイル内側の形状に合わ
せて接着剤層を塗布すると共に、該塗布層により覆われ
ていないベース樹脂シートの周囲領域上に、巻線コイル
外側の形状に合わせて額縁状に接着剤層を塗布し、前記
両接着剤層の間に溝状に形成される巻線収納部内に、コ
イルアンテナの巻線コイルを収納し、カード上側樹脂シ
ートにより蓋をした後、熱プレス等により上下から加
熱、加圧することを特徴とする。
【0019】これは巻線収納部以外の領域に接着剤層を
印刷した形態の基板を用いたICカードの製造方法であ
る。
【0020】(4)請求項4に記載の発明は、ICチッ
プモジュールとこれに接続されたコイルアンテナの巻線
コイルとを内蔵した非接触ICカードの製造方法におい
て、ベース樹脂シート上に巻線コイル内側の形状に合わ
せた接着剤シートを貼付すると共に、該接着剤シートに
より覆われていないベース樹脂シートの周囲領域上に、
巻線コイル外側の形状に合わせた額縁状の接着剤シート
を貼付し、前記両接着剤シートの間に溝状に形成される
巻線収納部内に、コイルアンテナの巻線コイルを収納
し、カード上側樹脂シートにより蓋をした後、熱プレス
等により上下から加熱、加圧することを特徴とする。
【0021】これは巻線収納部以外の領域に、接着剤シ
ートを貼り付けた形態、例えば樹脂シート上に巻線収納
部を打ち抜いた接着剤シートを重ね合わせ接着する形態
のICカードの製造方法であり、より簡便に接着剤層を
設けることができる利点がある。
【0022】(5)請求項5に記載の発明は、ICチッ
プモジュールとこれに接続されたコイルアンテナの巻線
コイルとを内蔵した非接触ICカードの製造方法におい
て、上面の周囲領域にコイルアンテナの巻線収納部とし
てのコイル収納溝を有するベース基板を、樹脂の射出成
形により形成し、前記ベース基板のコイル収納溝内にコ
イルアンテナの巻線コイルを収納し、カード上側樹脂シ
ートにより蓋をした後、熱プレス等により上下から加
熱、加圧することを特徴とする。
【0023】これは樹脂の射出成形により、コイルアン
テナの巻線収納部を形成する形態のICカードの製造方
法である。
【0024】(6)請求項6に記載の発明は、請求項1
〜5記載の製造方法において、上記コイルアンテナの巻
線コイルを収納した巻線収納部にポッティング接着剤を
充填することを特徴とする非接触ICカードの製造方法
である。
【0025】(7)請求項7に記載の発明は、請求項
1、4又は5記載の製造方法において、前記巻線内周溝
側面形成用樹脂シート、接着剤シート又はベース基板
に、モジュール収納部を形成しておき、前記巻線収納部
内にコイルアンテナの巻線コイルを収納する工程と同時
又はその前後で、前記モジュール収納部にICチップモ
ジュールを収納することを特徴とする非接触ICカード
の製造方法である。
【0026】(8)請求項8に記載の発明は、請求項1
〜7のいずれかに記載の製造方法において、前記熱プレ
ス等により上下から加熱、加圧する代わりに、溶剤系の
接着剤を用いて冷間プレスまたはロールで貼り合わせる
ことを特徴とする非接触ICカードの製造方法である。
【0027】<発明の要点>本発明の要旨は、ベース側
となる樹脂シート、接着剤シート又はベース基板に、コ
イルアンテナの巻線コイルを収納するための溝(巻線収
納部)を設けたことにあり、この溝内に巻線を収納して
おくことにより、プレス時の巻線コイルに加わる外力を
低減することが可能になる。従って、本発明によれば、
巻線コイルアンテナの変形や断線を低減し、通信特性の
バラツキの小さな非接触ICカードを効率良く生産する
ことが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0029】<実施形態1>図1に本発明の第1の実施
形態を示す。ベース樹脂シート1上にコイルアンテナ3
(図1(3)参照)の巻線コイル内側の形状に合わせて
打ち抜いた樹脂シート(巻線内周溝側面形成用樹脂シー
ト)5を位置決めし、超音波により仮付けする(図1
(1))。ここでベース樹脂シート1には、PVC(ポ
リ塩化ビニル)樹脂、PET−G樹脂、PET(ポリエ
チレンテレフタレート)樹脂、ABS樹脂(アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン)、PP樹脂、PS樹脂
などから適宜選択して用いる。後述するカード上側樹脂
シート4や、巻線内周溝側面形成用樹脂シート5及び巻
線外周溝側面形成用樹脂シート6にも同様の材質のシー
トを用いる。
【0030】一方、上記の巻線内周溝側面形成用樹脂シ
ート5には、上記打ち抜きにより、ICチップモジュー
ル2のためのモジュール収納穴8も同時に設けられてい
る。この巻線内周溝側面形成用樹脂シート5は、その外
周面が、ICカードの外形つまりベース樹脂シート1の
外周形状と相似形で、その外周面がコイルアンテナ3
(図1(3)参照)の巻線コイルの内周面と一致する形
状を有する。従って、この巻線内周溝側面形成用樹脂シ
ート5をベース樹脂シート1上に仮付けした場合、ベー
ス樹脂シート1上の周囲領域には、巻線内周溝側面形成
用樹脂シート5で覆われていない領域である段差部9が
形成される。
【0031】次に、上記した巻線内周溝側面形成用樹脂
シート5で覆われていないベース樹脂シート1の周囲領
域である段差部9上に、コイルアンテナ3の巻線コイル
外側の形状に合わせて額縁状に打ち抜いた枠型の樹脂シ
ート(巻線外周溝側面形成用樹脂シート)6を位置決め
し、超音波により仮付けする(図1(2))。この額縁
状の巻線外周溝側面形成用樹脂シート6は、その外周面
が、ICカードの外周面つまりベース樹脂シート1の外
周面と一致し、内周面がコイルアンテナ3の巻線コイル
の外周面と一致する形状を有する。
【0032】従って、この額縁状の巻線外周溝側面形成
用樹脂シート6をベース樹脂シート1上に仮付けした場
合、ベース樹脂シート1上の周囲領域(段差部9)に
は、巻線内周溝側面形成用樹脂シート5の外周面と巻線
外周溝側面形成用樹脂シート6の内周面との間に、いず
れにも覆われていない凹部(溝部)から成る巻線収納部
10(図1(3)参照)が形成される。
【0033】しかし、この溝状の巻線収納部10は、上
記の巻線外周溝側面形成用樹脂シート6を設ける代わり
に、シート状の接着剤を位置決めすることによって形成
することもできる。すなわち、ベース樹脂シート1の巻
線収納部10以外の領域、正確にはベース樹脂シート1
の周囲領域(段差部9)における巻線収納部10より外
側の領域に接着剤を印刷法により塗布することにより、
コイルアンテナ3の巻線コイル外側の形状に合わせて額
縁状に接着剤層を形成してもよい。このシート状の接着
剤には、熱可塑性又は熱硬化性の接着剤を使用すること
ができる。
【0034】次に、コイルアンテナ3の巻線コイル及び
ICチップモジュール2を、上記により形成された溝で
ある巻線収納部10及びモジュール収納穴8に収納する
(図1(3))。そして、必要に応じて、巻線収納部1
0及びモジュール収納穴8の一方又は双方に、ポッティ
ング接着剤を充填する(図1(3))。なお、コイルア
ンテナ3の巻線コイルとICチップモジュール2は、予
めICモジュールインレットとして形成しておくことが
できる。
【0035】次に、カード上側樹脂シート4により蓋を
し(図1(4))、その後、熱プレスにより加熱、加圧
することで、各樹脂シート1、4、5、6を熱融着しま
たは接着層を介し接着させる(図1(5))。この熱プ
レスによる代わりに、溶剤系の接着剤を用いて冷間プレ
スまたはロールで貼り合わせても良い。
【0036】上記手順の製造工程により非接触ICカー
ドを製造した。
【0037】<実施形態2>図2に本発明の第2の実施
形態を示す。この実施形態では、樹脂射出成形により、
上記巻線収納部10及びモジュール収納穴8に相当する
凹所を有するベース基板11を形成する。すなわち、ベ
ース基板11上の周囲領域に巻線収納部としてのコイル
収納溝12を有し、そのコイル収納溝12で囲まれた領
域内にモジュール収納部としてのモジュール収納溝13
を有するベース基板11を樹脂の射出成形により形成す
る(図2(1))。
【0038】しかし、ベース基板の樹脂シート上にコイ
ル収納当該位置以外に接着層を印刷することで、コイル
収納溝を有するベース基板を形成することもできる。す
なわち、このコイル収納溝12及びモジュール収納溝1
3は、上述の図1のベース樹脂シート1において、コイ
ル収納溝12及びモジュール収納溝13以外の領域に接
着剤層を印刷し、又は接着剤シートを貼付することによ
り形成してもよい。このシート状の接着剤には、熱可塑
性又は熱硬化性の接着剤を使用することができる。
【0039】次に、上記ベース基板11のコイル収納溝
12及びモジュール収納溝13に、コイルアンテナ3の
巻線コイル及びチップモジュール2を収納する(図2
(1)(2))。その後、必要に応じ、ポッティング接
着剤を溝に充填する。
【0040】次に、カード上側樹脂シート4により蓋を
した後(図2(2))、熱プレスにより加熱、加圧する
ことで、各ベース基板11及び樹脂シート4を熱融着し
または接着層を介し接着させる(図2(3))。この熱
プレスによる代わりに、溶剤系の接着剤を用いて冷間プ
レスまたはロールで貼り合わせても良い。
【0041】上記手順の製造工程により非接触ICカー
ドを製造した。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の製造方法に
よれば、ベース側となる樹脂シート、接着剤シート又は
ベース基板に、コイルアンテナの巻線コイルを収納する
ための巻線収納部が設けられ、この巻線収納部の溝内に
コイルアンテナの巻線コイルが収納される。このため、
熱プレス時にICカード全体に圧力が加わった場合、巻
線コイルに影響する外力の大きさを小さくすることが可
能になる。従って、本発明によれば、巻線つぶれや巻き
崩れによる巻線コイルの変形や電線の破断を低減し、コ
イルアンテナの通信特性のバラツキが小さい非接触IC
カードを、効率良く生産することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る非接触ICカードの
製造方法を示す図である。
【図2】本発明の実施形態2に係る非接触ICカードの
製造方法を示す図である。
【図3】従来の非接触ICカードの製造方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ベース樹脂シート 2 ICチップモジュール 3 コイルアンテナ 4 カード上側樹脂シート 5 巻線内周溝側面形成用樹脂シート 6 巻線外周溝側面形成用樹脂シート 8 モジュール収納穴 10 巻線収納部 11 ベース基板 12 コイル収納溝 13 モジュール収納溝
フロントページの続き (72)発明者 須永 直規 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所 Fターム(参考) 2C005 MA10 MA19 NA08 RA01 5B035 AA04 BA05 BB09 CA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICチップモジュールとこれに接続された
    コイルアンテナの巻線コイルとを内蔵した非接触ICカ
    ードの製造方法において、 ベース樹脂シート上に、巻線内周溝側面形成用樹脂シー
    トとそれより形の大きい枠型の巻線外周溝側面形成用樹
    脂シートを仮付けし、 前記巻線外周溝側面形成用樹脂シートと巻線内周溝側面
    形成用樹脂シートとの間に溝状に形成される巻線収納部
    内に、コイルアンテナの巻線コイルを収納し、 カード上側樹脂シートにより蓋をした後、熱プレス等に
    より上下から加熱、加圧することを特徴とする非接触I
    Cカードの製造方法。
  2. 【請求項2】ICチップモジュールとこれに接続された
    コイルアンテナの巻線コイルとを内蔵した非接触ICカ
    ードの製造方法において、 ベース樹脂シート上に、コイルアンテナの巻線コイル内
    側の形状に合わせて巻線内周溝側面形成用樹脂シートを
    仮付けすると共に、該巻線内周溝側面形成用樹脂シート
    で覆われていないベース樹脂シートの周囲領域上に、コ
    イルアンテナの巻線コイル外側の形状に合わせて額縁状
    に接着剤層を形成し、 前記巻線内周溝側面形成用樹脂シートと額縁状の接着剤
    層との間に溝状に形成される巻線収納部内に、コイルア
    ンテナの巻線コイルを収納し、 カード上側樹脂シートにより蓋をした後、熱プレス等に
    より上下から加熱、加圧することを特徴とする非接触I
    Cカードの製造方法。
  3. 【請求項3】ICチップモジュールとこれに接続された
    コイルアンテナの巻線コイルとを内蔵した非接触ICカ
    ードの製造方法において、 ベース樹脂シート上に巻線コイル内側の形状に合わせて
    接着剤層を塗布すると共に、該塗布層により覆われてい
    ないベース樹脂シートの周囲領域上に、巻線コイル外側
    の形状に合わせて額縁状に接着剤層を塗布し、 前記両接着剤層の間に溝状に形成される巻線収納部内
    に、コイルアンテナの巻線コイルを収納し、 カード上側樹脂シートにより蓋をした後、熱プレス等に
    より上下から加熱、加圧することを特徴とする非接触I
    Cカードの製造方法。
  4. 【請求項4】ICチップモジュールとこれに接続された
    コイルアンテナの巻線コイルとを内蔵した非接触ICカ
    ードの製造方法において、 ベース樹脂シート上に巻線コイル内側の形状に合わせた
    接着剤シートを貼付すると共に、該接着剤シートにより
    覆われていないベース樹脂シートの周囲領域上に、巻線
    コイル外側の形状に合わせた額縁状の接着剤シートを貼
    付し、 前記両接着剤シートの間に溝状に形成される巻線収納部
    内に、コイルアンテナの巻線コイルを収納し、 カード上側樹脂シートにより蓋をした後、熱プレス等に
    より上下から加熱、加圧することを特徴とする非接触I
    Cカードの製造方法。
  5. 【請求項5】ICチップモジュールとこれに接続された
    コイルアンテナの巻線コイルとを内蔵した非接触ICカ
    ードの製造方法において、 上面の周囲領域にコイルアンテナの巻線収納部としての
    コイル収納溝を有するベース基板を、樹脂の射出成形に
    より形成し、 前記ベース基板のコイル収納溝内にコイルアンテナの巻
    線コイルを収納し、 カード上側樹脂シートにより蓋をした後、熱プレス等に
    より上下から加熱、加圧することを特徴とする非接触I
    Cカードの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5記載の製造方法において、上
    記コイルアンテナの巻線コイルを収納した巻線収納部に
    ポッティング接着剤を充填することを特徴とする非接触
    ICカードの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1、4又は5記載の製造方法におい
    て、前記巻線内周溝側面形成用樹脂シート、接着剤シー
    ト又はベース基板に、モジュール収納部を形成してお
    き、前記巻線収納部内にコイルアンテナの巻線コイルを
    収納する工程と同時又はその前後で、前記モジュール収
    納部にICチップモジュールを収納することを特徴とす
    る非接触ICカードの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法
    において、前記熱プレス等により上下から加熱、加圧す
    る代わりに、溶剤系の接着剤を用いて冷間プレスまたは
    ロールで貼り合わせることを特徴とする非接触ICカー
    ドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022094021A1 (en) * 2020-10-30 2022-05-05 Composecure, Llc Transaction card with partial glass layer

Cited By (2)

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