JP2002269402A - 顧客仕様の受注支援装置 - Google Patents

顧客仕様の受注支援装置

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JP2002269402A
JP2002269402A JP2001063549A JP2001063549A JP2002269402A JP 2002269402 A JP2002269402 A JP 2002269402A JP 2001063549 A JP2001063549 A JP 2001063549A JP 2001063549 A JP2001063549 A JP 2001063549A JP 2002269402 A JP2002269402 A JP 2002269402A
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Mikio Kinka
美樹雄 金花
Masaru Okajima
勝 岡嶋
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラックなど車両装架の顧客仕様に対応する合
理的な受注支援装置を提供する。すなわち、1)顧客の
多くが顧客仕様を求める、2)顧客仕様により装置組み
立てが可能であるかの検討が必要になる、等の要請によ
り営業担当が顧客との商談を円滑に進めるための支援を
行い、顧客仕様による発注から製品納入までの時間を短
縮する。 【解決手段】営業担当が携帯する携帯形パーソナルコン
ピュータを支援装置の一部として取り込むとともに、あ
らかじめ実績のある組み合わせ可能な仕様およびデータ
をこの携帯形パーソナルコンピュータに組み込んでお
き、顧客との商談に即応できるようにする。さらにこの
携帯形パーソナルコンピュータから取り込む情報に基づ
き、部品表および装組表を自動作成できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客からの注文を
受け、対応する製品の受注生産を行うための支援装置に
関する。とくに本発明は、大口の注文については、装架
実装が顧客固有の仕様を伴うことになるトラックおよび
バスなどについて、営業担当および設計担当の一連の関
連業務を円滑化するために開発されたものであるが、そ
れ以外の受注生産の製品についても広く利用することが
できる。本発明は、営業担当が顧客との商談の席に持ち
込む携帯形パーソナルコンピュータをシステムの一部と
して取り込むとともに、顧客仕様による装置組み合わせ
表(この明細書では「装組表」という)および部品表を
自動作成することができる支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の製造仕様には、一つの車種の中
にも多数のバリエイションがあり、一つの製造ラインの
中で多数のバリエイションを誤りなく効率的に製造する
ために、かんばん方式は広く知られるところとなった。
かんばん方式をとる製造ラインに供給する設計仕様およ
び部品をできるだけ一元的に管理して、部品の手配や製
造管理の効率をよくするために、汎用コンピュータを利
用した設計支援装置が利用されている。
【0003】このような設計支援装置としては、車種対
応に異なる多種類の部品の手配を円滑に行うためのもの
として、特開昭62-187968号に開示された支援装置があ
る。また、装着することを顧客から求められた仕様が、
装着可能であるかなど制約条件が満足されることを検討
するための支援装置が、特開2000-137739号公報に開示
されている。さらに、特注部品の装着が法的な規制を満
足するものであるかを判断するための支援装置として、
特開平11-31171号公報に開示された装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トラックやバスなどの
車両架装生産では、第一の課題として、ほとんどの大口
顧客がたんに標準カタログ仕様の中から選択して製品を
購入するのではなく、それぞれ顧客の事業形態や個々の
用途に適する顧客仕様を求めることである。その顧客仕
様の多くは、標準カタログ仕様の製品を選択したうえ
で、そのカタログ仕様の一部変更または装置の付加など
を求める形態となる。このような顧客仕様については、
車両メーカとしてはできる限りの対応を行うことが必要
である。これは競合他社との間で自社の特徴を発揮する
ために重要な要素となる。顧客仕様を伴う注文に対して
は、顧客がカタログの中からたんに希望の製品を選択し
購入する場合とは異なり、特別な部品の手配や一部の新
規設計などが必要であり、さらに個別の価格見積もりが
必要である。
【0005】第二の課題として、顧客仕様にもとづく車
両架装装置類はその多くを車両のシャシフレームに取り
付けることになるが、これらの装置が適切に組み合わせ
て配置できるかどうか装組表(装置組み合わせ表)を用
いて確認する必要がある。
【0006】第三の課題として、顧客が希望する仕様に
対応するためには、営業担当が顧客の要望を正確に把握
し、これを設計担当に迅速にかつ誤りなく提示して設計
および製造の手配を行うことが必要である。しかし設計
が確定するまでの時間がかなり長くなってしまう場合が
ある。とくに顧客仕様に対応する製品の製造を検討した
ところ、機能上あるいは製造上その対応が不可能である
部分が含まれている場合には、設計担当から営業担当へ
のフィードバックが行われる。このときには、設計担当
から営業担当へのフィードバック、および営業担当から
設計担当への仕様変更指示が繰り返されることになっ
て、仕様の確定までにきわめて長い時間を要することに
なる。これは製品をすぐに使用して事業に利用したい顧
客の要望を損なうことになる。
【0007】上記いくつかの先願公報に開示された技術
は、部品の手配を合理的に行うための支援装置や、顧客
からの要求による装置を組み合わせて装着可能であるか
を設計検討するための支援装置が、それぞれ個別に開示
されている。しかしこれらの従来装置では、営業担当が
顧客の希望を聞き取る段階で、顧客に対して説明や提案
を行うための支援、営業担当が顧客の希望を合理的な顧
客仕様として翻訳するための支援、さらに営業担当から
設計担当へ顧客仕様を適正に伝達するための支援、顧客
仕様を検討した設計担当から営業担当へのフィードバッ
クに関する支援、などについてはまったく考えられてい
ない。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、顧客仕様について、顧客が求める希望にこま
かく対応することができるとともに、仕様が確定するま
での時間を短縮することができる支援装置を提供するこ
とを目的とする。本発明は、営業担当が顧客との意志疎
通を円滑に行うことができるとともに、顧客仕様を営業
担当の段階であるていど定型化することが可能な支援装
置を提供することを目的とする。本発明は、顧客仕様を
できるだけ定型化し、顧客への仕様提案と顧客の仕様承
認を迅速に行うことができる支援装置を提供することを
目的とする。本発明は、価格見積もりを迅速化すること
ができる支援装置を提供することを目的とする。本発明
は、顧客仕様にもとづく製品の価格見積もりについて、
その精度を向上することができる支援装置を提供するこ
とを目的とする。本発明は、顧客仕様の確定から生産準
備を行うまでの時間を短縮することができる支援装置を
提供することを目的とする。本発明は、顧客仕様を設計
担当に対して正確にかつ円滑に伝え、部品表および装組
表の自動作成をすることができる支援装置を提供するこ
とを目的とする。本発明は、設計担当により検討された
顧客仕様の情報が、営業担当に適正にフィードバックさ
れる支援装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、営業担当が携
帯する携帯形パーソナルコンピュータを支援装置の一部
として取り込み、顧客に提案できる仕様や価格見積もり
計算のための情報をこのパーソナルコンピュータに定常
的に提供し、この携帯形パーソナルコンピュータを利用
していちいち設計担当に問い合わせることなく、円滑な
商談ができるように構成したことを第一の特徴とする。
本発明は、営業担当が携帯する携帯形パーソナルコンピ
ュータで入力される顧客仕様の情報に基づいて、装組表
および部品表を自動作成することを第二の特徴とする。
さらに本発明は、設計担当に送付した顧客仕様に関する
設計担当から営業担当へのフィードバックをそのパーソ
ナルコンピュータに取り込むことを第三の特徴とする。
【0010】すなわち本発明の第一の観点は、複数のコ
ンピュータ装置や通信回線を含む支援装置(またはシス
テム)である。本発明は、受注した顧客仕様を入力し表
示する第一の入力表示手段(1)と、入力された顧客仕様
を記憶する第一の記憶手段(11)と、この顧客仕様を表示
しその顧客仕様から部品表および装組表をそれぞれ作成
する手段(21,22,23)と、この部品表および装組表を記憶
する第二の記憶手段(12a,12b)と、この第二の記憶手段
(12a,12b)に記憶された情報を汎用コンピュータ(24)に
転送する手段(25a,25b)とを備え、前記第一の入力表示
手段(1)は、営業担当が携帯可能な携帯形パーソナルコ
ンピュータ(1a)と、営業所に配置されこの携帯形パーソ
ナルコンピュータ(1a)と接続しこの携帯形パーソナルコ
ンピュータ(1a)との間で相互に情報転送が可能なパーソ
ナルコンピュータ(1b)とを含むことを特徴とする。
【0011】上記括弧内の数字および記号は、あとから
説明する実施例装置の図面参照符号である。これは発明
の内容を理解しやすいように付すものであって、本願発
明を実施例に限定して理解するためのものではない。以
下の記載においても同様である。
【0012】前記第一の入力表示手段(1)には仕様管理
サーバ(1c、一台または少数台)を含み、この仕様管理サ
ーバ(1c)は、前記営業所(複数)に配置されたパーソナ
ルコンピュータ(1b)との間が通信回線(1d)により接続さ
れ、これが接続されたときには、前記営業所に配置され
たパーソナルコンピュータ(1b)と前記第一の記憶手段(1
1)を共有する構成とすることができる。
【0013】前記第一の記憶手段(11)には、顧客仕様と
して提案することができる複数の仕様についての情報が
多数記憶され、この情報を前記通信回線(1d)および前記
パーソナルコンピュータ(1b)を介して前記携帯形パーソ
ナルコピュータ(1a)に転送する手段と、携帯形パーソナ
ルコンピュータの記憶内容を更新する手段とを備えた構
成とすることができる。
【0014】この構成により、営業担当から顧客に提案
する仕様をつねに最新の情報に基づく最も適当な仕様と
することができる。また営業担当から設計担当への情報
伝達の時間が短縮される。
【0015】前記顧客に提案することができる複数の仕
様には写真および図形データを含み、前記携帯形パーソ
ナルコンピュータにはこの写真および図形データをその
画面に表示する手段を備えた構成とすることができる。
これにより、顧客がその発注しようとする顧客仕様の製
品について、正確にイメージを描くことができるように
支援することができる。そして、仕様確定後あるいは製
品納入の後に顧客の描いていたイメージとずれがあった
ことがわかるなど、顧客の満足を得られないケースをき
わめて少なくすることができる。
【0016】前記携帯形パーソナルコンピュータ(1a)に
は、前記転送する手段により転送された前記複数の仕様
についてのデータが記憶され、この複数の仕様について
のデータを参照することによりあらたに入力される顧客
仕様に対応する装置およびまたは部品の寸法諸元、重
量、および価格に関する情報を操作により選択し抽出表
示する手段を含む構成とすることができる。この構成に
より、営業担当が顧客の注文を入力しながら、顧客仕様
の実現性および価格などを参照することが可能になり、
顧客と営業担当との打合せが円滑化される。
【0017】前記携帯形パーソナルコンピュータには、
あらたな顧客仕様を入力するための定型化されたフォー
ムがあらかじめ実装された構成とすることができる。こ
の携帯形コンピュータは営業担当が客先まで持ち込むも
のであり、この構成により、顧客と面談しながら必要な
情報を過不足なく正確に記録することを可能にするもの
である。またこの構成により営業担当の負担がいちじる
しく軽減される。
【0018】部品表および装組表をそれぞれ作成する手
段(21,22,23)には、前記定型化されたフォームによる仕
様を利用して、部品表および装組表の少なくとも一部を
(実用的にはごく特殊な場合を除く大部分を)自動的に
作成する手段を含む構成とすることができる。この部品
表を自動的に作成する手段には、部品番号の採番を自動
的に実行する手段を含む構成とすることができる。この
構成により設計担当の負担が軽減される。
【0019】前記第一の記憶手段(11)に、前記汎用コン
ピュータ(24)側からのフィードバック情報を記録する領
域を含み、前記携帯形パーソナルコンピュータ(1a)に
は、前記通信回線(1d)、前記通信サーバ(1c)および前記
営業所に配置されたパーソナルコンピュータ(1b)を介し
て前記フィードバック情報を記録する領域に記録された
情報の写しを取得する手段を備えた構成とすることがで
きる。この構成により、製造担当からのフィードバック
情報が営業担当に円滑に伝達され、顧客仕様の変更を促
すための折衝を円滑に行うことが可能になる。
【0020】本発明の第二の観点は、上記システムと情
報のやりとりをするとともに、システムから切り離して
営業担当が携帯して顧客を訪問することができる携帯形
パーソナルコンピュータである。この携帯形パーソナル
コンピュータは、客先まで出向いて顧客仕様の希望を聞
き、適当な顧客仕様を提案する営業担当が携帯し、顧客
から受注する仕様の情報入力手段であって、その設計お
よび製造の情報が処理される汎用コンピュータに接続す
る通信手段を備え、顧客に提案できる複数の仕様につい
ての情報があらかじめ多数記憶されたメモリと、あらた
に入力される顧客仕様について前記複数の仕様について
の情報を参照してその顧客仕様の実現性を検討するため
の演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】前記複数の仕様についての情報には見積金
額を計算する基礎となる情報を含み、前記あらたに入力
される顧客仕様についてその基礎となる情報を参照して
見積金額を自動計算する手段を備えた構成とすることが
できる。前記顧客に提案できる複数の仕様には、写真お
よび図形データ含む構成とすることができる。また、あ
らたな顧客仕様を入力するための定型化されたフォーム
があらかじめ実装された構成とすることができる。
【0022】このような携帯形パーソナルコンピュータ
を利用することにより、顧客仕様を求める客先を訪問す
る営業担当は、顧客と商談をすすめながら最新の情報に
基づく提案を行うことができるとともに、見積金額につ
いて概要をその場で提示することが可能になる。また、
写真および図形データを顧客に見せることが可能になる
から、営業担当は顧客のイメージと受註側のイメージと
のずれを少なくすることができる。さらに定型化された
フォームを利用することにより、営業担当が訪問先で過
不足なく適正な情報を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図面を用いて本発明実施例装置を
説明する。図1および図2は本発明の実施例装置のハー
ドウエア構成を示す図である。この2枚の図面は一つの
連続図面を分割して表示したものであり、※印およびア
ルファベットによる表示は各図面の連続線を示す。たと
えば図1の※Aで示す破線は、図2の※Aで示す破線に連
続し、図1の※Bで示す「転送」の矢印は、図2に同じ
く※Bで示す「転送」の矢印と等しい。
【0024】図1で縦に引かれた一点鎖線で区分された
最も左側の領域は、営業所または販売管理部門であり、
ここに第一の表示入力手段1としてのパーソナルコンピ
ュータおよび仕様管理サーバが配置される。これらの装
置は営業担当が利用する。とくに携帯形パーソナルコン
ピュータ1aは、営業担当が携帯して客先を訪問し、顧客
から受ける情報を入力するとともに、その画面を顧客に
提示して商談をすすめることができるように構成されて
いる。
【0025】この携帯形パーソナルコンピュータは、営
業所内に配置されたパーソナルコンピュータ1bと、通信
インターフェイスを接続して情報を相互にやりとりする
ことができる。このパーソナルコンピュータ1bは、通信
回線を介して、受注仕様サーバ1cおよびその中にある受
注仕様データベース(第一の記憶手段)11に接続されて
いる。携帯形パーソナルコンピュータ1aは全営業担当
者が一台ずつ持つことができるだけの数があり、営業所
に配置されたパーソナルコンピュータ1b各営業所に一台
以上配置され、つまり営業所の数以上の台数があり、仕
様管理サーバ1cは営業管理部門に一台配置される。
【0026】図1の中央部にあり両側を一点鎖線で区分
された領域に表示されている装置は、製造担当の部門に
配置されたPCサーバおよびクライアントPCである。
ここで本発明の構成の特徴とするところは、顧客仕様デ
ータべース11に書き込まれた顧客仕様が、ここで部品表
作成と装組表(装置組み立て表)作成に二分するととも
に、それぞれの作成作業の全部または大部分を自動化す
るところにある。このような構成とすることにより、検
討および生産準備の工程が合理化され、検討および準備
に要する時間が大幅に短縮される。
【0027】これらの部品表および装組表は、第二の記
憶手段としてのメモリ12aおよび12bに記憶される。この
部品表および装組表の作成は、上述のように自動化され
ている。これは、定型的なフォームにより入力される仕
様から、データとして蓄積されている過去の多くの実績
を参照して自動的に部品番号をピックアップし、あるい
は自動的に装置の組み合わせを表示するものである。こ
の部品表および装組表は、汎用コンピュータ24の転送フ
ァイル25に転送される。
【0028】図2に示す部分では、この部品表および装
組表を第二の表示入力手段である、ワークステーション
2a,2b,2cに表示して、部品表および装組表の自動作成や
部品番号の自動採番の結果について設計担当がレビュー
する。そして自動設計などが行われなかった部分につい
て、設計担当が表示画面を見ながらチェックおよび指示
を行う。この結果は、第三の記憶手段であるメモリ13a
および13bに書き込まれる。ここで修正された内容は、
破線※A、※C、※Eで示すルートを介して、第二の記憶
手段であるメモリ12aおよび12bを同時に修正するように
構成されている。
【0029】図3は、営業担当が顧客仕様を受けてか
ら、その仕様を支援装置に入力し、設計担当にその情報
を転送し、設計担当が部品表および装組表を自動作成
し、作業手配書を作り出すまでの作業の流れを説明する
ものである。
【0030】図4は受注車両の顧客仕様を検討する自動
計算の手順を示す流れ図である。この作業は原則として
営業担当により行われる。顧客仕様を入力することによ
り、シャシ諸元その他を利用して、ボデー寸法および重
心・荷重配分を自動計算プログラムを用いて自動計算す
る。計算結果のうち顧客との打ち合わせに必要な内容は
プリントされる。設計仕様が法規に適合するかの判定は
人により行われる。商談が成立し仕様が確定すると、営
業担当は営業所の端末機に商談確定仕様を登録する。こ
れは営業所に設置されたパーソナルコンピュータから、
仕様管理サーバを介して設計部門に提供される。すなわ
ち本発明を利用することにより、顧客仕様についてその
大部分の作業が営業担当により実行され、仕様が相当程
度に完成した形で設計担当に引き継がれることになる。
【0031】図5は営業担当により入力される顧客仕様
に基づき装組表を作成するための作業手順をさらに詳し
く説明するものである。装組表は車両架装を構成する装
置の装置ナンバーのリストである。装置とは、例えば、
冷房装置、冷却装置、冷凍装置、加温装置、送風装置、
集塵装置、予備電源装置などの種別と、それぞれ温度条
件や出力条件などの規格別の区分が必要である。本発明
ではこの装置ナンバーのリストを自動的に作成するもの
である。
【0032】すなわち図5を参照して装置ナンバーのリ
スト作成について簡単に説明すると、この実施例装置で
は次の3通りの形態をとる。すなわちその第一の形態は
すでに登録されている装置について、入力された装置ま
たは部品が該当する場合であり、このときには完全都度
採番として処理される。第二の形態は登録されている装
置に該当がない場合であり、都度採番となる。都度採番
は新しい規格と新しい装置ナンバーが設定される。第三
の形態は都度採番を実行し詳しい仕様および規格が入力
されたときに、リピート台帳を参照して、過去の実績の
なかから同等品を選択できるときには、これを都度採番
からリピート採番に変更する。
【0033】図6は部品表を作成するための手順を説明
する図である。部品表は設計担当の操作により作成され
る。部品表は上に述べた手順により作成された装組表を
基礎に作成されるものであり、各装置毎に付随する部品
番号のリストである。本発明の装置では、部品の親子関
係を関連づけるサブ組立図番を登録することにより、装
置毎の構成部品全点を自動的に作成することができる。
【0034】つぎに本発明の特徴のひとつである携帯形
パーソナルコンピュータについて説明する。携帯形パー
ソナルコンピュータは、営業担当が携帯して客先を訪問
し、顧客仕様について注文を受けるときに現場で利用す
る装置である。この携帯形パーソナルコンピュータは、
本発明の設計支援装置の一部をなし、顧客仕様の最初の
入力装置となる。携帯形パーソナルコンピュータは、複
数設けられた営業所にそれぞれ営業担当の数に対応して
配置される。各営業所に設置されるパーソナルコンピュ
ータには、顧客仕様管理サーバ1cから、過去に実績のあ
る多数の顧客仕様(この実施例では1000件以上)につい
て、その仕様の内容が記録蓄積されている。
【0035】この携帯形パーソナルコンピュータを利用
することにより、受注に際して顧客にたいしては、その
実績のあるデータを参照しながら商談を進めることがで
きるから、提示される顧客仕様の大略の方向について、
いちいち設計担当に照会を行うことなく円滑に、かつ合
理的に、営業担当が顧客仕様を受け入れ、また営業担当
は顧客に対して不合理な点についてその場で変更を求め
ることができる。
【0036】あらかじめ設定されたいくつかの仕様につ
いては、携帯形パーソナルコンピュータの表示画面に、
その仕上がり形状などを外観写真や図形で表示すること
ができる。図7はその一例である。
【0037】また、この携帯形パーソナルコンピュータ
には、顧客仕様を受け入れるための標準的なフォーム
が、そのメモリに蓄積されている。営業担当はそのフォ
ームを画面に引きだし表示させて、このフォームに顧客
が提示する仕様を入力することにより、さまざまに異な
る顧客仕様を一つの定型にまとめることができる。図8
は構体についての顧客仕様を入力するためのフォームの
一例である。これは5頁にわたる構体に関するフォーム
の第1頁を例示するものである。
【0038】このように顧客仕様をひとつの定型化され
た標準的なフォームを利用して入力することにより、こ
のフォームの入力内容は、このシステムではそのまま通
信手段を介して入力データとして受け入れることができ
る。すなわち、受注された顧客仕様をあらためて製造設
計の担当者が入力に適する形式に変更するなどの必要が
なくなり、それだけ部品表作成の作業工数が低減される
とともに入力処理に必要な時間が短縮される。さらに、
この携帯形パーソナルコンピュータには、このフォーム
に記入された顧客仕様から、寸法諸元および積載量をた
だちに自動計算することができるプログラムを内蔵して
いる。これを利用することにより、営業担当は顧客との
商談の席で、提示された顧客仕様の実現性について大略
の可能性を認識することができるようになるから、設計
担当のコメントを聞いてからあらためて顧客側に面会を
求めるなどの必要がなくなり、この点においてもこの支
援装置を利用することにより、受注から納品までの時間
を短縮することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明により、顧客仕様について、顧客
が求める希望にこまかく対応することができるととも
に、仕様が確定するまでの時間を短縮することができ
る。この支援装置を利用することにより、営業担当が顧
客との意志疎通を円滑にすることができるとともに、顧
客仕様を営業担当の段階であるていど定型化することが
可能になる。本発明により、顧客仕様をできるだけ定型
化し、顧客への仕様提案と顧客の仕様承認を迅速に行う
ことができる。本発明の支援装置を利用することによ
り、顧客仕様にもとづく製品の価格見積もりについて、
その精度を向上することができる。本発明により、設計
担当により検討された顧客仕様の情報が営業担当に適正
にフィードバックされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置のハードウェア構成図(その
1)。
【図2】本発明実施例装置のハードウェア構成図(その
2)。
【図3】本発明実施例装置を利用して顧客仕様を入力し
作業手配書を作成するまでの作業手順を説明する流れ
図。
【図4】本発明実施例装置を利用して顧客仕様を入力し
自動計算を併用しながら進める作業手順を説明する流れ
図。
【図5】本発明実施例装置を利用して顧客仕様による装
組表を作成するための手順を説明する流れ図。
【図6】本発明実施例装置を利用して顧客仕様による部
品表を作成するための手順を説明する流れ図。
【図7】本発明実施例装置の一部である営業担当が携帯
する携帯形パーソナルコンピュータの表示画面の一例を
示す図。
【図8】本発明実施例装置の一部である営業担当が携帯
する携帯形パーソナルコンピュータの表示画面に表示さ
れる顧客仕様の入力フォーム一例を示す図。
【符号の説明】
1 第一の入力表示手段 2 第二の入力表示手段 11 第一の記憶手段(受注された顧客仕様データベー
ス) 12 第二の記憶手段(メモリ12a,12b) 13 第三の記憶手段(メモリ13a,13b) 21 部品表を自動作成する手段 22 装組表を自動作成する手段 23 設定外仕様の入力手段 24 汎用コンピュータ 25 第二の記憶手段から第三の記憶手段へ転送する手段
(25a,25b)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受注した顧客仕様を入力し表示する第一の
    入力表示手段(1)と、入力された顧客仕様を記憶する第
    一の記憶手段(11)と、この顧客仕様を表示しその顧客仕
    様から部品表および装組表をそれぞれ作成する手段(21,
    22,23)と、この部品表および装組表を記憶する第二の記
    憶手段(12a,12b)と、この第二の記憶手段(12a,12b)に記
    憶された情報を汎用コンピュータ(24)に転送する手段(2
    5a,25b)とを備え、 前記第一の入力表示手段(1)は、営業担当が携帯可能な
    携帯形パーソナルコンピュータ(1a)と、営業所に配置さ
    れこの携帯形パーソナルコンピュータ(1a)と接続しこの
    携帯形パーソナルコンピュータ(1a)との間で相互に情報
    転送が可能なパーソナルコンピュータ(1b)とを含むこと
    を特徴とする顧客仕様の受注支援装置。
  2. 【請求項2】前記第一の入力表示手段(1)には仕様管理
    サーバ(1c)を含み、この仕様管理サーバ(1c)は、前記営
    業所に配置されたパーソナルコンピュータ(1b)との間が
    通信回線(1d)により接続されたときに前記営業所に配置
    されたパーソナルコンピュータ(1b)と前記第一の記憶手
    段(11)を共有する構成である請求項1記載の顧客仕様の
    受注支援装置。
  3. 【請求項3】前記第一の記憶手段(11)には顧客に提案で
    きる複数の仕様についての情報があらかじめ記憶され、
    この情報を前記通信回線(1d)および前記パーソナルコン
    ピュータ(1b)を介して前記携帯形パーソナルコピュータ
    (1a)のメモリに転送する手段を備えた請求項2記載の顧
    客仕様の受注支援装置。
  4. 【請求項4】前記顧客に提案できる複数の仕様について
    の情報には、写真および図形データを含み、前記携帯形
    パーソナルコンピュータにはこの写真および図形データ
    をその画面に表示する手段を備えた請求項3記載の顧客
    仕様の受注支援装置。
  5. 【請求項5】前記携帯形パーソナルコンピュータには、
    あらたな顧客仕様を入力するための定型化されたフォー
    ムがあらかじめ実装された請求項4記載の顧客仕様の受
    注支援装置。
  6. 【請求項6】前記携帯形パーソナルコンピュータ(1a)に
    は、あらたに入力される顧客仕様に対応する装置および
    または部品の寸法諸元、重量、および価格に関する情報
    をメモリに記憶された前記複数の仕様の中から操作に応
    じて選択し抽出表示する手段を含む請求項5記載の顧客
    仕様の受注支援装置。
  7. 【請求項7】部品表および装組表をそれぞれ作成する手
    段(21,22,23)には、前記定型化されたフォームによる仕
    様を利用して、部品表および装組表の少なくとも一部を
    自動的に作成する手段を含む請求項5記載の顧客仕様の
    受注支援装置。
  8. 【請求項8】前記部品表を自動的に作成する手段には、
    部品番号の採番を自動的に実行する手段を含む請求項7
    記載の顧客仕様の受注支援装置。
  9. 【請求項9】前記第一の記憶手段(11)に、前記汎用コン
    ピュータ(24)側からのフィードバック情報を記録する領
    域を含み、前記携帯形パーソナルコンピュータ(1a)に
    は、前記通信回線(1d)、前記通信サーバ(1c)および前記
    営業所に配置されたパーソナルコンピュータ(1b)を介し
    て前記フィードバック情報を記録する領域に記録された
    情報の写しを取得する手段を備えた請求項3記載の顧客
    仕様の受注支援装置。
  10. 【請求項10】顧客から受注する仕様の情報入力手段で
    あって、その設計および製造の情報が処理される汎用コ
    ンピュータに接続する通信手段を備え、顧客に提案でき
    る複数の仕様についての情報があらかじめ多数記憶され
    たメモリと、あらたに入力される顧客仕様について前記
    複数の仕様についての情報を参照してその顧客仕様の実
    現性を検討するための演算手段とを備えたことを特徴と
    する携帯形パーソナルコンピュータ。
  11. 【請求項11】前記複数の仕様についての情報には見積
    金額を計算する基礎となる情報を含み、前記あらたに入
    力される顧客仕様についてその基礎となる情報を参照し
    て見積金額を自動計算する手段を備えた請求項10記載
    の携帯形パーソナルコンピュータ。
  12. 【請求項12】前記顧客に提案できる複数の仕様には、
    写真および図形データを含む請求項10記載の携帯形パ
    ーソナルコンピュータ。
  13. 【請求項13】あらたな顧客仕様を入力するための定型
    化されたフォームがあらかじめ実装された請求項10記
    載の携帯形パーソナルコンピュータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7698643B2 (en) 2002-09-26 2010-04-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Parts counting device, parts counting program, and parts counting method of 3-dimensional arrangement adjustment CAD
JP6410991B1 (ja) * 2017-03-01 2018-10-24 三菱電機株式会社 システム構築支援装置およびシステム構築支援方法

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