JP2002268875A - 乱数生成装置 - Google Patents

乱数生成装置

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JP2002268875A JP2001069401A JP2001069401A JP2002268875A JP 2002268875 A JP2002268875 A JP 2002268875A JP 2001069401 A JP2001069401 A JP 2001069401A JP 2001069401 A JP2001069401 A JP 2001069401A JP 2002268875 A JP2002268875 A JP 2002268875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周期性または再現性がなく、かつ、一様分布に
従う乱数を生成すること。 【解決手段】ランダムパルス11を生成するランダムパ
ルス発生部2と、初期値14を生成するスクランブル部
8と、ランダムパルス11の時間間隔τと初期値14と
に基づいて乱数コード13を生成するカウンタ部7とを
具備している。乱数コード13は、n桁(n=2,3,
4,…)の2進法により表現され、スクランブル部8
は、乱数コード13の上位i桁目(i=1,2,3,
…,n)を乱数コード13の上位(n−i+1)桁目と
交換して初期値14を生成する。このような乱数コード
13は、時間間隔τが一様分布していないときでも、概
ね一様分布に従う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乱数生成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】数学的プログラムにより生成される乱数
は、周期性または再現性が発生する可能性がある。この
ため、物理現象を利用して乱数を生成する乱数生成装置
が望まれている。
【0003】特開平11−184676号公報に示され
ている自然乱数生成カードは、原子核からランダムに放
射されるα線を、PINダイオードで検出してランダム
なパルスを発生させ、このパルスを利用して真の乱数を
生成させる。1個の崩壊現象により1個の物理乱数を生
成させる新しい方式により、ごく微量な線量を用いて、
必要とする速度で必要な桁数の物理乱数を生成させる。
計測したパルス数と最初に設定した基準パルス数とを比
較することにより不正の検定や使用期限を設定する。
【0004】このような自然乱数生成カードは、原子核
の崩壊というランダムな現象を利用して人工的な操作や
解読が不可能な物理乱数を生成し、個人の認証やデータ
の暗号化に利用される。不正使用の自己検定やカードの
使用期限の設定などにセキュリティーの向上を図ること
ができる。
【0005】図18に示されている公知の乱数生成装置
は、ランダムパルス発生回路102、クロック発生回路
103、時間計測器104および乱数保持回路105を
備えている。時間計測器104は、カウンタ107を備
えている。ランダムパルス発生回路102は、時間計測
器104のカウンタ107に接続されている。クロック
発生回路103は、時間計測器104のカウンタ107
に接続されている。カウンタ107は、乱数保持回路1
05に接続されている。
【0006】ランダムパルス発生回路102は、周期を
持たないパルスであるランダムパルス107を出力す
る。ランダムパルス発生回路102は、図示されていな
い抵抗器、増幅器およびコンパレータを備えている。抵
抗器は、温度に応じて電子の熱運動により変動する電圧
値vを出力する。増幅器は、この電圧値vを増幅してコ
ンパレータに出力する。コンパレータは、増幅された電
圧値vと一定値である閾値Vとを入力し、電圧値vが閾
値V以上であるならばHighを出力し、電圧値vが閾
値V未満であるならばLowを出力する。
【0007】閾値Vが十分に高いとき、電圧値vが閾値
V以上になる確率は低くなり、コンパレータの出力はパ
ルス状になる。このパルスは、ランダムパルス107と
してランダムパルス発生回路102により出力される。
このように熱雑音により生成されたランダムパルス11
は、隣り合う2つのパルスの時間間隔τが一様分布に従
わないで指数分布に従う。
【0008】クロック発生回路103は、周期を有する
パルスであるクロック信号112を出力する。カウンタ
107は、ランダムパルス111とクロック信号112
とを入力して、乱数コード113を出力する。カウンタ
107は、ランダムパルス111の1個のパルスが入力
されると、クロック信号112のパルスの個数であるカ
ウント数cを0から2進法で計数し始める。カウンタ1
07は、ランダムパルス111の次のパルスが入力され
ると計数を停止して計数されたカウント数cの下位8桁
を乱数コード113として出力する。
【0009】乱数コード113は、ランダムパルス11
1の隣り合う2つのパルスの時間間隔τに出力されたク
ロック信号112のパルスの個数を256で除算したと
きの剰余と一致している。すなわち、クロック数cが2
56を法として合同であるとき、それぞれに対応する乱
数コード113は、一致している。
【0010】乱数保持回路105は、時間計測器104
で生成された乱数コード113を順次記録し、記録され
た乱数コード113のうちで最古のコードを乱数生成装
置1が搭載されている装置に適宜出力する。
【0011】図19は、このように生成される乱数コー
ド113の度数分布を示している。この度数分布は、乱
数コード113が大きいほど度数が小さくなり、乱数コ
ード113が一様分布に従わないことを示している。さ
らに、この度数分布は、乱数コード113の度数のバラ
ツキ(標準偏差)が大きいことを示している。図20
は、乱数コード113のFFT結果を示している。この
FFT結果は、スペクトルが存在しないことを示し、ス
ペクトルが存在しないことは乱数コード113に周期性
がないことを示している。物理現象に基づいて乱数を生
成し、かつ、その乱数が一様分布に従う乱数生成装置が
望まれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、周期
性または再現性がなく、かつ、一様分布に従う乱数を生
成する乱数生成装置を提供することにある。本発明の他
の課題は、物理現象を利用して、一様分布に従う乱数を
生成する乱数生成装置を提供することにある。本発明の
さらに他の課題は、隣り合う2つのパルスの時間間隔が
一様分布に従わないランダムパルスに基づいて乱数を生
成する乱数生成装置を提供することにある。本発明のさ
らに他の課題は、一様分布に従わない乱数を一様分布に
従う乱数に変換する乱数生成装置を提供することにあ
る。本発明のさらに他の課題は、各コードの度数の標準
偏差が小さい乱数を生成する乱数生成装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈すること
を意味しない。
【0014】本発明による乱数生成装置は、ランダムパ
ルス(11)を生成するランダムパルス発生部(2)
と、初期値(14)を生成するスクランブル部(8)
と、ランダムパルス(11)の時間間隔(τ)と初期値
(14)とに基づいて乱数コード(13)を生成するカ
ウンタ部(7)とを具備している。初期値(14)は、
変動し、固定値ではない。このような乱数コード(1
3)は、時間間隔(τ)が一様分布していないときで
も、概ね一様分布に従う。
【0015】スクランブル部(8)は、カウンタ部
(7)が過去に生成した乱数コード(13)に基づいて
初期値(14)を生成することが回路規模を増加が小さ
い点で好ましい。乱数コード(13)は、n桁(n=
2,3,4,…)の2進法により表現され、スクランブ
ル部(8)は、カウンタ部(7)により最後に生成され
た乱数コード(13)の各桁を交換して初期値(14)
を生成することが回路規模を増加が小さい点でさらに好
ましい。このようなスクランブル部(8)としては、n
!通りが製造される。
【0016】スクランブル部(8)は、乱数コード(1
3)の上位i桁目(i=1,2,3,…,n)を乱数コ
ード(13)の上位(n−i+1)桁目と交換して初期
値(14)を生成する。すなわち、乱数コード(13)
の上位i桁目は、初期値(14)の上位(n−i+1)
桁目と一致している。このようなスクランブル部(8)
は、配線の繋ぎ替えだけで製造され、回路規模を増加が
小さい点で好ましく、乱数コード(13)と初期値(1
4)との相関が小さい点で好ましい。
【0017】スクランブル部(8′)は、テーブル
(9)を有し、テーブル(9)は、乱数コード(13)
と初期値(14)とを対応付け、スクランブル部
(8′)は、テーブル(9)を参照してカウンタ部
(7)が過去に生成した乱数コード(13)に対応した
初期値(14)を生成する。このようなテーブル(9)
としては、乱数コード(13)の総数をN個とすると、
N!通りが製造される。
【0018】クロック信号(12)を生成するクロック
発生部(3)を更に具備し、カウンタ部(7)は、時間
間隔(τ)の期間にクロック信号(12)のカウント数
(c)を計数し、初期値(14)とカウント数(c)と
の和を乱数コード(13)の総数(N)で除算した剰余
を乱数コード(13)として出力することが好ましい。
【0019】ランダムパルス発生部(2)は、ランダム
に発生する事象に基づいてランダムパルス(11)を生
成する。このとき、乱数コード(13)は再現性がなく
好ましい。ランダムパルス発生部(2)は、抵抗器の熱
雑音に基づいてランダムパルス(11)を生成すること
が好ましい。ランダムパルス発生部(2)は、ダイオー
ドの熱雑音に基づいてランダムパルス(11)を生成す
ることが好ましい。ランダムパルス発生部(2)は、放
射性元素の壊変に基づいてランダムパルス(11)を生
成することが好ましい。
【0020】本発明による乱数生成装置は、暗号化に使
用されることが好ましい。本発明による乱数生成装置
は、シミュレーションに使用されることが好ましい。
【0021】本発明による乱数生成装置は、ランダムパ
ルス(31)を生成するランダムパルス発生部(22)
と、ランダムパルス(31)の時間間隔(τ)に基づい
て第1コード(33−1)を生成する第1カウンタ部
(27−1)と、ランダムパルス(31)の時間間隔
(τ)に基づいて第1コード(33−1)とは異なる第
2コード(33−2)を生成する第2カウンタ部(27
−2)と、第1コード(33−1)に基づいて第1乱数
コードを生成し、第2コード(33−2)に基づいて第
2乱数コードを生成し、第1乱数コードと第2乱数コー
ドとが交互に並べられた第3乱数コード(34)を出力
するスクランブル部(28)とを具備する。第1コード
(33−1)はランダムパルス(31)の時間間隔
(τ)の期間に計数されたカウント数に対応し、第2コ
ード(33−2)はランダムパルス(31)の時間間隔
(τ)の期間に逆向きに計数されたカウント数に対応し
ている。このような第3乱数コード(34)の確率分布
は、第3乱数コード(34)の度数分布に傾きが生じな
い点で好ましい。
【0022】第1コード(33−1)と第2コード(3
3−2)は、n桁(n=2,3,4,…)の2進法によ
り表現され、スクランブル部(28)は、第1コード
(33−1)の上位i桁目(i=1,2,3,…,n)
を第1コード(33−1)の上位(n−i+1)桁目と
交換して第1乱数コードを生成し、第2コード(33−
2)の上位j桁目(j=1,2,3,…,n)を第2コ
ード(33−2)の上位(n−j+1)桁目と交換して
第2乱数コードを生成することが好ましい。
【0023】スクランブル部(8′)は、テーブル
(9)を有し、テーブル(9)は、第1コードと第1乱
数コード(13)とを対応付け、第2コードと第2乱数
コード(13)とを対応付け、スクランブル部(8′)
は、テーブル(9)を参照して第1コードに対応した第
1乱数コード(13)を生成し、テーブル(9)を参照
して第2コードに対応した第2乱数コード(13)を生
成することが好ましい。
【0024】本発明による乱数生成方法は、ランダムパ
ルス(11)を生成すること、変動して固定値ではない
初期値(14)を生成すること、ランダムパルス(1
1)の時間間隔(τ)と初期値(14)とに基づいて乱
数コード(13)を生成することとを具備する。このよ
うな乱数コード(13)は、時間間隔(τ)が一様分布
していないときでも、概ね一様分布に従う。
【0025】初期値(14)は、過去に生成された乱数
コード(13)に基づいて生成されることが好ましい。
乱数コード(13)は、n桁(n=2,3,4,…)の
2進法により表現され、初期値(14)は、最後に生成
された乱数コード(13)の各桁を交換して生成される
ことが好ましい。
【0026】初期値(14)は、乱数コード(13)の
上位i桁目(i=1,2,3,…)を乱数コード(1
3)の上位(n−i+1)桁目と交換されて生成され
る。このような初期値(14)は、乱数コード(13)
との相関が小さい点で好ましい。
【0027】本発明による乱数発生方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムは、第1乱数を生成する
ステップ(ステップS1)、変動して固定値ではない初
期値(14)を生成するステップ(ステップS4)、第
1乱数と初期値(14)との和を所定値で除算した剰余
を第2乱数として生成するステップ(ステップS3)と
を具備することが好ましい。
【0028】初期値(14)は、過去に生成された第1
乱数に基づいて生成されることが好ましい。乱数を生成
するアルゴリズムは一般的に大きく、初期値(14)を
第1乱数と独立に生成される乱数とするより、乱数コー
ド(13)を高速に生成することができる。
【0029】第1乱数は、n桁(n=2,3,4,…)
の2進法により表現され、初期値(14)は、乱数コー
ド(13)の上位i桁目(i=1,2,3,…)を乱数
コード(13)の上位(n−i+1)桁目と交換されて
生成されることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明による乱
数生成装置の実施の形態を説明する。その乱数生成装置
1は、図1に示されているように、ランダムパルス発生
回路2、クロック発生回路3、時間計測器4および乱数
保持回路5を1チップ内に備えている。時間計測器4
は、カウンタ7とスクランブル回路8とを備えている。
ランダムパルス発生回路2は、時間計測器4のカウンタ
7に接続されている。クロック発生回路3は、時間計測
器4のカウンタ7に接続されている。カウンタ7は、ス
クランブル回路8に接続され、乱数保持回路5に接続さ
れている。スクランブル回路8は、カウンタ7に接続さ
れている。
【0031】ランダムパルス発生回路2は、周期を持た
ないパルスであるランダムパルス11を出力する。ラン
ダムパルス発生回路2は、図示されていない抵抗器、増
幅器およびコンパレータを備えている。抵抗器は、温度
に応じて電子の熱運動により変動する電圧値vを出力す
る。増幅器は、この電圧値vを増幅してコンパレータに
出力する。コンパレータは、増幅された電圧値vと一定
値である閾値Vとを入力し、電圧値vが閾値V以上であ
るならばHighを出力し、電圧値vが閾値V未満であ
るならばLowを出力する。このようなランダムパルス
発生回路2は、公知である。
【0032】閾値Vが十分に高いとき、電圧値vが閾値
V以上になる確率は低くなり、コンパレータの出力はパ
ルス状になる。このパルスは、ランダムパルス11とし
てランダムパルス発生回路2により出力される。このよ
うに熱雑音により生成されたランダムパルス11は、隣
り合う2つのパルスの時間間隔τ(τ≧0)が一様分布
に従わないで指数分布に従う。
【0033】なお、ランダムパルス発生装置は、抵抗器
の代わりにダイオードを備えることができる。このよう
に生成されたランダムパルス11でも、一般的に隣り合
う2つのパルスの時間間隔τは一様分布に従わない。
【0034】クロック発生回路3は、周期を有するパル
スであるクロック信号12を出力する。カウンタ7は、
ランダムパルス11、クロック信号12およびスクラン
ブル回路8から出力される初期値14を入力して、乱数
コード13を出力する。カウンタ7は、ランダムパルス
11の1個のパルスが入力されると、スクランブル回路
8から初期値14を取得する。カウンタ7は、クロック
信号12のパルスが入力される毎に、初期値14に1を
加算する。その加算結果は、256になると、0にさ
れ、再度クロック信号12のパルスが入力される毎に、
1が加算される。カウンタ7は、ランダムパルス11の
次のパルスが入力されると、加算結果を乱数コード13
として出力する。すなわち、このとき、乱数コード13
は、ランダムパルス11の隣り合う2つのパルスの時間
間隔τの期間に生成されたクロック信号12のパルスの
個数であるカウント数cと初期値14との和である。
【0035】乱数コード13は、初期値14とカウント
数cとの和を256で除算したときの剰余である。すな
わち、256を法として合同である2つの和にそれぞれ
対応する2つの乱数コード13は、一致している。
【0036】スクランブル回路8は、乱数コード13に
基づいて初期値14を生成してカウンタ7に出力する。
すなわち、スクランブル回路8は、乱数コード13の1
ビット目と8ビット目とを交換し、2ビット目と7ビッ
ト目を交換し、3ビット目と6ビット目を交換し、4ビ
ット目と5ビット目を交換して初期値14を生成する。
このようなスクランブル回路8は、配線を繋ぎかえるだ
けで構成され、回路規模の増加はほとんどない。
【0037】なお、スクランブル回路8が実行する交換
は、乱数コード13と初期値14とを1対1に対応させ
るならどのようなものでも可能であり、このとき、8!
(=40320)通りの交換が可能である。この全ての
交換が有効ではなく、前後で相関が発生するような交換
は好ましくない。
【0038】乱数保持回路5は、時間計測器4で生成さ
れた乱数コード13を順次記録し、記録された乱数コー
ド13のうちで最古のコードを乱数生成装置1が搭載さ
れている装置に適宜出力し、そのコードを削除する。
【0039】一般に抵抗器には、その温度に応じて電子
の熱運動(ブラウン運動)が発生し、その抵抗器はその
熱雑音により、図2に示されているように、ランダムに
変動する電圧値vを発生する。その電圧値v(V)の
2乗平均<v >は、ボルツマン定数k(J/
K)、絶対温度T(K)、抵抗R(Ω)、帯域ΔF(H
z)を用いて次式:
【数1】 により表現される。電圧値vがフーリエ変換される
と、そのスペクトルは、図3に示されているように、フ
ラットになる。このことは、熱雑音により変動する電圧
値vは、ホワイトノイズであることを示している。
【0040】各瞬間の電圧値vの確率密度関数f(v
)は、図4に示されているように、ガウス分布に従
い、その標準偏差σは、次式:
【数2】 により表現される。
【0041】本発明による乱数生成装置1のランダムパ
ルス発生回路2では、ランダムパルス11の信号源とし
て電圧値vを増幅した電圧値vを用いている。増幅の
過程では、回路により帯域が制限されるため、電圧値v
の確率密度関数f′(v)は、電圧値vの確率密度関
数f(v)と異なっているが、電圧値vがランダムに
変動することは変化しない。このため、電圧値vは、図
5に示されているように、概ねガウス分布に従う。
【0042】電圧値vの確率密度関数f′(v)が適当
に与えられたとき、ある瞬間の電圧値vがある電圧値で
ある閾値V以上である事象の確率pは、v軸21、v=
Vにより表現される直線22および関数f′(v)によ
り表現される曲線23により囲まれた領域24の面積に
より決定する。電圧値vの確率分布が正確に求められれ
ば、この確率は、計算可能である。増幅の過程で複雑な
帯域制限を受けた後の確率分布は、計算により求めるこ
とが困難である。しかしながら、電圧値vが閾値Vを越
える事象の確率pは、閾値Vが大きくなれば小さくな
り、閾値Vが小さくなれば大きくなることにはかわりな
い。
【0043】閾値Vが十分に高く設定されるとき、確率
pは非常に小さくなる。このとき、ランダムパルス発生
回路2の出力は、パルス状になる。さらに、ランダムパ
ルス発生回路2の出力をn回(n=1,2,3,…)観
測する場合で、観測回数nが非常に多いとき、n回の観
測中にパルスが観測される回数k(k=1,2,3,
…;k≦n)は、ポアソン分布に従う。パルスが観測さ
れる回数kを確率変数Xとする確率P(X=k)は、定
数λ(ただし、λ=np)を用いて次式:
【数3】 により表現される。n回の観測でパルスが観測される回
数kの期待値E(X)は、次式:
【数4】 により表現される。すなわち、n回の観測中にパルス
は、平均λ回観測される。
【0044】単位時間(1秒間)当たりにn回の観測が
実施されるならば、観測時間T(秒)の期間内には(n
×T)回の観測が実施される。このとき、観測時間T内
にパルスが観測される回数kを確率変数Yとする確率
P′(Y=k)は、定数λ(ただし、λ′=nTp=λ
T)を用いて次式:
【数5】 により表現され、観測時間T内にパルスが観測される回
数kの期待値E(Y)は、次式:
【数6】 により表現される。
【0045】観測時間T内にパルスが観測されない事象
の確率P′(Y=0)は、次式:
【数7】 により表現される。ところで、パルスが観測されないと
きの観測時間Tを確率変数Zとする確率G(Z≧T)
は、ランダムパルス11の隣り合う2つのパルスの時間
間隔τが観測時間Tより大きくなる事象の確率であり、
確率P′(Y=0)と一致し、次式:
【数8】 が成立する。
【0046】確率G(Z≧T)は、隣り合う2つのパル
スの時間間隔τの確率密度関数g(τ)を仮定して、次
式:
【数9】 により表現される。その余事象である時間間隔τが観測
時間T未満になる事象の確率G(0≦Z<T)は、次
式:
【数10】 により表現される。
【0047】さらに確率G(0≦Z<T)は、観測時間
T内にパルスが観測される事象の確率P′(Y>0)と
一致し、次式:
【数11】 が成立する。さらに観測時間T内にパルスが観測される
事象は、観測時間T内にパルスが観測されない事象の余
事象であることより、次式:
【数12】 が成立する。
【0048】数10の式、数11の式および数12の式
により、次式:
【数13】 が導出され、数13の式の辺々を観測時間Tで微分する
ことにより、次式:
【数14】 が導出される。数14の式は、時間間隔τの確率分布関
数g(τ)を表現し、時間間隔τは、図6に示されてい
るように、指数分布に従うことを示している。
【0049】時間間隔τの期待値E(τ)は、時間間隔
τがτ≧0で定義されていることより、次式:
【数15】 により表現される。数15の式は、時間間隔τの平均が
1/λであり、単位時間(1秒)当たり平均λ回パルス
が観測されることを示して、数6の式と整合が取れてい
る。
【0050】隣り合う2つのパルスの時間間隔τが周期
(秒)のクロック信号12のパルスの個数であるカ
ウント数cにより計測されるとき、時間間隔τの期間に
計数されるカウント数cを確率変数Cとする確率Q(C
=c)は、次式:
【数16】 により表現される。図7は、カウント数cの確率分布を
示している。カウント数cの出現は、指数分布に従って
いる。
【0051】従来例による乱数生成装置101のよう
に、カウント数cを乱数コード113の総数Nで除算し
た剰余を乱数コード113に対応させるとき、カウント
数cに対応して生成される乱数コード113とカウント
数(c+N)に対応して生成される乱数コード113
は、一致している。カウント数cが生成される事象の確
率とカウント数(c+N)が生成される事象の確率との
比rは、数16の式を用いて次式:
【数17】 により表現される。数17の式は、比rが定数であるこ
とを示している。
【0052】コードwに対応するカウント数cの最小
値であるカウント数c(c<256)が出現する確
率Qは、次式:
【数18】 により表現される。さらに、乱数コード113としてコ
ードwが出現する事象の確率R(W=w)は、次
式:
【数19】 により表現される。
【0053】同様にして、コードwと異なるコードw
に対応するカウント数cの最小値であるカウント数c
(c<c)が出現する確率Qは、次式:
【数20】 により表現される。さらに、乱数コード113としてコ
ードwが出現する事象の確率R(W=w)は、次
式:
【数21】 により表現される。
【0054】確率R(W=w)と確率R(W=w
との比sは、次式:
【数22】 により表現される。数22の式は、異なる2つの乱数コ
ード113が出現する確率は、異なっていることを示し
ている。
【0055】図8は、乱数コード113の確率分布を示
している。この確率分布は、確率Rが指数分布に従って
いることを示し、乱数コード113が大きいほどその確
率Rが小さくなることを示している。式(c−c
の値は、次式:
【数23】 により表現されることより、比sの下限s′は、クロッ
ク信号12の周波数f(Hz)を用いて次式:
【数24】 により表現される。下限s′の値は、1に近いほど乱数
コード113の一様性が大きいことを示している。数2
4の式は、乱数コード113が一様ではないことを示
し、定数λの値が小さく、乱数コード113の総数Nが
小さく、クロック信号12の周波数fが大きいほど、乱
数コード113の一様性が大きいことを示している。定
数λの値は、閾値Vを大きくすることにより、小さくす
ることができる。
【0056】従来例の乱数生成装置101では、定数
λ、乱数コード113の総数N、クロック信号12の周
波数fをある範囲に限定して使用している。たとえば、
定数λがλ=100(回/秒)、乱数コード113の総
数NがN=256、クロック信号12の周波数fがf=
13(MHz)=13×10(Hz)のとき、下限
s′はs′≒0.998である。アプリケーションによ
っては、これでも十分に使用することができる。
【0057】定数λの値は、閾値Vにより制御すること
ができるが、電圧値vの確率分布関数f(v)が正確に
把握されないために、正確に制御することができない。
さらに、抵抗器はアナログ回路であり、熱雑音の量は温
度や製造偏差により所定の値に保持することができな
い。閾値Vも製造偏差により変化する。このため、一様
な乱数コードを生成することができないことがある。
【0058】本実施の形態による乱数コード13は、カ
ウント数cと変動する初期値14との和により生成され
る。このため、カウント数cは乱数コード13に対応し
ないで、乱数コード13は一様分布に従う。さらに、乱
数コード13をビット逆転した値が次の乱数コードを生
成するための初期値14に用られていることより、乱数
コード13には、相関が現れない。
【0059】図9は、本発明による乱数生成装置により
生成された乱数コード13の度数分布を示している。こ
の度数分布は、乱数コード13の度数分布に傾きが生じ
ないことを示し、乱数コード13の度数のバラツキ(標
準偏差)が小さいことを示している。すなわち、この度
数分布は、乱数コード13が概ね一様分布に従うことを
示している。
【0060】図10は、乱数コード13のFFT結果を
示している。このFFT結果は、スペクトルが存在しな
いことを示し、スペクトルが存在しないことは乱数コー
ド13に周期性がないことを示している。図11は、乱
数コード13の隣り合うコードのX−Yプロットを示し
ている。このX−Yプロットは、何らかの構造を持った
模様を有しておらず、隣り合うコードに相関がないこと
を示している。
【0061】乱数生成装置1は、再現性がなく、かつ、
一様性を有する乱数が必要であるアプリケーションに利
用される。たとえば、個人の認証やデータの暗号化に利
用され、このとき、不正使用の自己検定やセキュリティ
ーの向上を図ることができる。乱数生成装置1は、さら
に、モンテカルロ法に例示されるシミュレーションに利
用される。
【0062】なお、本発明による乱数生成装置1に使用
されるランダムパルス発生回路2は、抵抗器の熱雑音に
限らず、ランダムに発生する他の物理現象に基づいてラ
ンダムパルス11を生成することができる。
【0063】ランダムパルス発生回路の実施の他の形態
は、放射線を放射する放射線源と、放射線を検出するP
INダイオードと、増幅器とを備えている。放射線源と
しては、241Am、244Cm、208Poが例示さ
れる。PINダイオードは、放射線源から放射される放
射線を電流に変換する。増幅器は、PINダイオードが
出力した電流を電圧のパルスに変換し、ランダムパルス
として出力する。このようなランダムパルス発生回路は
公知である。このように生成されたランダムパルスで
も、一般的に隣り合う2つのパルスの時間間隔τは一様
分布に従わない。
【0064】図12は、スクランブル回路8の実施の他
の形態を示している。そのスクランブル回路8′は、テ
ーブル9を備えている。テーブル9は、乱数コード13
を初期値14に1対1に対応づけている。乱数コード1
3の総数Nが256個であるとき、このテーブル9とし
ては、256!通りが作成されることができる。なお、
256!通りのテーブル9の全てが有効ではなく、変換
の前後で相関が発生するようなテーブル9は好ましくな
い。スクランブル回路8は、乱数コード13が入力され
るとテーブル9を参照し、入力された乱数コード13に
対応した初期値14をカウンタ7に出力する。
【0065】このようなスクランブル回路8′は、隣り
合うカウント数cに相関が出現する場合に、適当にテー
ブル9を作成することにより、乱数コード13に相関を
打ち消すことができる。スクランブル回路8′は、先の
実施の形態によるスクランブル回路8より回路規模が大
きい。回路規模の増加を気にしないのであれば、このテ
ーブル9は、乱数コード13の相関を打ち消すために有
効である。
【0066】図13は、本発明による乱数生成装置の実
施の他の形態を示している。その乱数生成装置20は、
ランダムパルス発生回路22、クロック発生回路23、
時間計測器24および乱数保持回路25を備えている。
時間計測器24は、カウンタ27−1、カウンタ27−
2、およびスクランブル回路28を備えている。ランダ
ムパルス発生回路22は、時間計測器24のカウンタ2
7−1に接続され、カウンタ27−2に接続されてい
る。クロック発生回路23は、時間計測器24のカウン
タ27−1に接続され、カウンタ27−2に接続されて
いる。カウンタ27−1は、スクランブル回路28に接
続されている。カウンタ27−2は、スクランブル回路
28に接続されている。スクランブル回路28は、乱数
保持回路25に接続されている。
【0067】ランダムパルス発生回路22は、周期を持
たないパルスであるランダムパルス31を出力する。ク
ロック発生回路23は、周期を有するパルスであるクロ
ック信号32を出力する。
【0068】カウンタ27−1は、ランダムパルス31
とクロック信号32とを入力して、乱数コード33−1
を出力する。カウンタ27−1は、ランダムパルス31
の1個のパルスが入力されると、クロック信号32のパ
ルスの個数であるカウント数cを0から2進法で計数し
始める。カウンタ27−1は、ランダムパルス31の次
のパルスが入力されると計数を停止して計数されたカウ
ント数cの下位8桁を乱数コード33−1として出力す
る。
【0069】カウンタ27−2は、ランダムパルス31
とクロック信号32とを入力して、乱数コード33−2
を出力する。カウンタ27−2は、ランダムパルス31
の1個のパルスが入力されると、クロック信号32のパ
ルスの個数であるカウント数cを0から2進法で逆向き
に計数し始める。すなわち、カウント数cは、クロック
信号32のパルスがカウンタ27−2に入力される度に
1が減算される。この減算では、下位9桁目以上の桁か
ら減算しないで繰り下げを実行する。このような減算に
より、カウント数cは、常に正数になる。カウンタ27
−2は、ランダムパルス31の次のパルスが入力される
と計数を停止して計数されたカウント数cの下位8桁を
乱数コード33−2として出力する。
【0070】スクランブル回路28は、2つの動作を交
互に繰り返す。その1つの動作は、乱数コード33−1
に基づいて乱数コード34を生成して乱数保持回路25
に出力する。すなわち、スクランブル回路28は、乱数
コード33−1の1ビット目と8ビット目とを交換し−
1ビット目と7ビット目を交換し、3ビット目と6ビッ
ト目を交換し、4ビット目と5ビット目を交換して乱数
コード35を生成する。スクランブル回路28は、生成
された乱数コード35を乱数保持回路25に出力する。
【0071】もう1つの動作は、乱数コード33−2に
基づいて乱数コード34を生成して乱数保持回路25に
出力する。すなわち、スクランブル回路28は、乱数コ
ード33−2の1ビット目と8ビット目とを交換し、2
ビット目と7ビット目を交換し、3ビット目と6ビット
目を交換し、4ビット目と5ビット目を交換して乱数コ
ード35を生成する。スクランブル回路28は、生成さ
れた乱数コード35を乱数保持回路25に出力する。
【0072】乱数保持回路25は、時間計測器24で生
成された乱数コード33−1を順次記録し、記録された
乱数コード33−1のうちで最古のコードを乱数生成装
置1が搭載されている装置に適宜出力する。
【0073】図14は、乱数コード33−1と乱数コー
ド33−2とを合わせた度数分布を示している。この度
数分布は、従来例による乱数コード113の度数分布に
示されるコードが大きいほど度数が小さくなる傾向が緩
和されていることを示している。図15は、乱数コード
34の度数分布を示している。この度数分布は、乱数コ
ード34がコードの大きさにより、度数が変化する傾向
がないことを示している。しかし、乱数コード34の度
数の標準偏差および最大値と最小値の差が従来例による
乱数コード113のそれと概ね等しく、一様性は、改善
されていない。図16は、乱数コード34のFFT結果
を示している。このFFT結果は、スペクトルが存在し
ないことを示し、スペクトルが存在しないことは乱数コ
ード34に周期性がないことを示している。本実施の形
態による乱数生成装置21は、乱数コード34の一様性
により問題が発生しない機器には十分に使用することが
できる。
【0074】図17は、本発明による乱数生成方法の実
施の形態を示している。まず、初期値として0が代入さ
れる(ステップS1)。初期値として、0以外の数値を
代入することもできる。つぎに、第1乱数が生成される
(ステップS2)。この第1乱数は、数学的アルゴリズ
ムにより生成された疑似乱数である。第1乱数は、情報
処理装置の外部に設けられた乱数生成装置により物理現
象に基づいて生成されることもできる。第1乱数は、8
桁の2進法により表現され、256個のコードから形成
されている。この第1乱数は、一様性を有していなくて
も構わない。
【0075】つぎに、第1乱数は、初期値と加算され、
その和が第2乱数として出力される(ステップS3)。
その和は、256以上であるときに、256で除算さ
れ、その剰余が第2乱数として出力される。つぎに、第
2乱数に基づいて、初期値が生成される(ステップS
4)。このとき、第2乱数は8桁の2進法により表現さ
れ、第2乱数の1桁目と8桁目とを交換し、2桁目と7
桁目を交換し、3桁目と6桁目を交換し、4桁目と5桁
目を交換して初期値を生成する。
【0076】なお、初期値は、第2乱数コードと1対1
対応し、256!通りの初期値の生成方法が考えられ
る。256!通りのテーブル9の全てが有効ではなく、
変換の前後で相関が発生するような初期値の生成方法は
好ましくない。
【0077】初期値が生成されると、ステップS2〜ス
テップS4から形成されるループに入る。このように生
成される第2乱数は、第1乱数が一様性を有していない
ときでも、本発明による乱数生成装置と同様に概ね一様
性を有する。
【0078】本発明による乱数生成方法は、コンピュー
タに実行させるためのプログラムに変換され、パーソナ
ルコンピュータに例示される情報処理装置に搭載される
ことができる。このプログラムが搭載された情報処理装
置は、本発明による乱数生成装置と同様に概ね一様性を
有する乱数を生成することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明による乱数生成装置は、一様分布
に従う乱数を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による乱数生成装置の実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】図2は、抵抗器の熱雑音による電圧値を示すグ
ラフである。
【図3】図3は、抵抗器の熱雑音による電圧値のFFT
結果を示すグラフである。
【図4】図4は、抵抗器の熱雑音による電圧値の確率密
度関数を示すグラフである。
【図5】図5は、抵抗器の熱雑音による増幅後の電圧値
の確率密度関数を示すグラフである。
【図6】図6は、隣り合うランダムパルスの時間間隔の
確率密度関数を示すグラフである。
【図7】図7は、カウント数の確率分布を示すグラフで
ある。
【図8】図8は、乱数コードの確率分布を示すグラフで
ある。
【図9】図9は、乱数コードの度数分布を示すグラフで
ある。
【図10】図10は、乱数コードのFFT結果を示すグ
ラフである。
【図11】図11は、隣り合う乱数コードの相関を示す
グラフである。
【図12】図12は、スクランブル回路の実施の他の形
態を示すブロック図である。
【図13】図13は、本発明による乱数生成装置の実施
の他の形態を示すブロック図である。
【図14】図14は、2個のカウンタにより生成される
乱数コードの度数分布を示すグラフである。
【図15】図15は、乱数コードの度数分布を示すグラ
フである。
【図16】図16は、乱数コードのFFT結果を示すグ
ラフである。
【図17】図17は、本発明による乱数生成方法の実施
の形態を示すフローチャートである。
【図18】図18は、公知の乱数生成装置の実施の形態
を示すブロック図である。
【図19】図19は、乱数コードの度数分布を示すグラ
フである。
【図20】図20は、乱数コードのFFT結果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1…乱数生成装置 2…ランダムパルス発生回路 3…クロック発生回路 4…時間計測器 5…乱数保持回路 7…カウンタ 8…スクランブル回路 11…ランダムパルス 12…クロック信号 13…乱数コード 14…初期値

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムパルスを生成するランダムパル
    ス発生部と、 初期値を生成するスクランブル部と、 前記ランダムパルスの時間間隔と前記初期値とに基づい
    て乱数コードを生成するカウンタ部とを具備し、 前記初期値は、変動し、固定値ではない乱数生成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記スクランブル回路は、前記カウンタが過去に生成し
    た前記乱数コードに基づいて前記初期値を生成する乱数
    生成装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記乱数コードは、n桁(n=2,3,4,…)の2進
    法により表現され、 前記スクランブル回路は、前記カウンタ部により最後に
    生成された前記乱数コードの各桁を交換して前記初期値
    を生成する乱数生成装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記スクランブル部は、前記乱数コードの上位i桁目
    (i=1,2,3,…,n)を前記乱数コードの上位
    (n−i+1)桁目と交換して前記初期値を生成する乱
    数生成装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記スクランブル部は、テーブルを有し、 前記テーブルは、前記乱数コードと初期値とを対応付
    け、 前記スクランブル部は、前記テーブルを参照して前記カ
    ウンタが過去に生成した前記乱数コードに対応した前記
    初期値を生成する乱数生成装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、 クロック信号を生成するクロック発生部を更に具備し、 前記カウンタ部は、前記時間間隔の期間に前記クロック
    信号のカウント数を計数し、前記初期値と前記カウント
    数との和を前記乱数コードの総数で除算した剰余を前記
    乱数コードとして出力する乱数生成装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、 前記ランダムパルス発生部は、ランダムに発生する事象
    に基づいて前記ランダムパルスを生成する乱数生成装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記ランダムパルス発生部は、抵抗器の熱雑音に基づい
    て前記ランダムパルスを生成する乱数生成装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、 前記ランダムパルス発生部は、ダイオードの熱雑音に基
    づいて前記ランダムパルスを生成する乱数生成装置。
  10. 【請求項10】請求項7において、 前記ランダムパルス発生部は、放射性元素の壊変に基づ
    いて前記ランダムパルスを生成する乱数生成装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜請求項10のいずれかにおい
    て、 暗号化に使用される乱数生成装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜請求項10のいずれかにおい
    て、 シミュレーションに使用される乱数生成装置。
  13. 【請求項13】 ランダムパルスを生成するランダムパ
    ルス発生部と、 前記ランダムパルスの時間間隔に基づいて第1コードを
    生成する第1カウンタ部と、 前記ランダムパルスの時間間隔に基づいて前記第1コー
    ドとは異なる第2コードを生成する第2カウンタ部と、 前記第1コードに基づいて第1乱数コードを生成し、前
    記第2コードに基づいて第2乱数コードを生成し、前記
    第1乱数コードと前記第2乱数コードとが交互に並べら
    れた第3乱数コードを出力するスクランブル部とを具備
    する乱数生成装置。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記第1コードと前記第2コードは、n桁(n=2,
    3,4,…)の2進法により表現され、 前記スクランブル部は、前記第1コードの上位i桁目
    (i=1,2,3,…,n)を前記第1コードの上位
    (n−i+1)桁目と交換して前記第1乱数コードを生
    成し、前記第2コードの上位j桁目(j=1,2,3,
    …,n)を前記第2コードの上位(n−j+1)桁目と
    交換して前記第2乱数コードを生成する乱数生成装置。
  15. 【請求項15】請求項13において、 前記スクランブル部は、テーブルを有し、 前記テーブルは、前記第1コードと前記第1乱数コード
    とを対応付け、前記第2コードと前記第2乱数コードと
    を対応付け、 前記スクランブル部は、前記テーブルを参照して前記第
    1コードに対応した前記第1乱数コードを生成し、前記
    テーブルを参照して前記第2コードに対応した前記第2
    乱数コードを生成する乱数生成装置。
  16. 【請求項16】 ランダムパルスを生成すること、 変動して固定値ではない初期値を生成すること、 前記ランダムパルスの時間間隔と前記初期値とに基づい
    て乱数コードを生成することとを具備する乱数生成方
    法。
  17. 【請求項17】請求項16において、 前記初期値は、過去に生成された前記乱数コードに基づ
    いて生成される乱数生成方法。
  18. 【請求項18】請求項17において、 前記乱数コードは、n桁(n=2,3,4,…)の2進
    法により表現され、 前記初期値は、最後に生成された前記乱数コードの各桁
    を交換して生成される乱数生成方法。
  19. 【請求項19】請求項18において、 前記初期値は、前記乱数コードの上位i桁目(i=1,
    2,3,…)を前記乱数コードの上位(n−i+1)桁
    目と交換されて生成される乱数生成方法。
  20. 【請求項20】 第1乱数を生成するステップ、 変動して固定値ではない初期値を生成するステップ、 前記第1乱数と前記初期値との和を所定値で除算した剰
    余を第2乱数として生成するステップとを具備する乱数
    生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
  21. 【請求項21】請求項20において、 前記初期値は、過去に生成された前記第1乱数に基づい
    て生成されるコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
  22. 【請求項22】請求項21において、 前記第1乱数は、n桁(n=2,3,4,…)の2進法
    により表現され、 前記初期値は、前記乱数コードの上位i桁目(i=1,
    2,3,…)を前記乱数コードの上位(n−i+1)桁
    目と交換されて生成されるコンピュータに実行させるた
    めのプログラム。
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