JP2002267598A - 雨滴検出装置 - Google Patents

雨滴検出装置

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JP2002267598A JP2001069207A JP2001069207A JP2002267598A JP 2002267598 A JP2002267598 A JP 2002267598A JP 2001069207 A JP2001069207 A JP 2001069207A JP 2001069207 A JP2001069207 A JP 2001069207A JP 2002267598 A JP2002267598 A JP 2002267598A
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    • B60S1/0833Optical rain sensor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨滴検出装置1の取付け環境やその変化に対
し、比較的簡単な構成で高範囲に増幅部20の出力調整
が行える雨滴検出装置1を提供する。 【解決手段】 IGスイッチ6およびワイパスイッチ4
1のオートモードスイッチがオンされてバッテリー7よ
り制御回路部30へ電源供給されると、増幅部20によ
って増幅される出力値20aが予め定めた目標値(いわ
ゆる設定値)に最も近い値に増幅されるように、制御回
路部30の指令に従い抵抗選択部22の抵抗素子21
a、21b、21cの切換えによる粗調整(第1調整処
理)を行う。次いで、目標値に精度良く合せるために、
制御回路部30による駆動指示信号30aの調整により
LED3の駆動電流値10aを微調整(第2調整処理)
する。このように、調整箇所を異ならせ、かつ調整範囲
を分担させて、比較的簡単な構成で広範囲に増幅部20
の出力調整を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降雨状態を検出す
る雨滴検出装置の取付けられる環境やその変化等に対応
して正確に雨滴を検出できる雨滴検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より雨滴検出装置として、例えば自
動車のワイパ自動制御装置に適用されたものが知られて
いる。このワイパ自動制御装置は、例えばフロントウィ
ンドシールドの車室内側に設置され、雨滴付着対象物で
あるフロントウィンドシールドに向かって発光する発光
素子と、このフロントウィンドシールドに反射された反
射光を受光する受光素子等を有する光学式の雨滴検出部
を備えている。
【0003】そして、受光素子からの検出信号は微小電
圧信号であるので、増幅部にて受光素子からの検出信号
の増幅を行っている。また、この増幅した受光素子から
の検出信号は、フロントウィンドシールドに雨滴付着が
無い状態において、増幅部からの出力値が予め定めた目
標値(設定値)となるように、発光素子への電力供給を
行う電源供給部が電力供給量を調整することで発光素子
の発光量を変化させ、この発光量の変化は受光素子の検
出信号の検出レベルを変化させ、増幅部からの出力値を
微調整している。
【0004】この電源供給部による出力値の微調整は、
雨滴検出装置が実車に取付けられた後の雨滴検出装置へ
の電源投入後において実行され、雨滴検出装置を構成す
る受光素子および発光素子等の光輝度特性バラツキ、増
幅回路等の電気回路の電気特性バラツキ、各構成品の温
度特性バラツキ、および光学系の取り付けバラツキ等に
よる増幅部からの出力値の変動を吸収して、増幅部から
の出力値が予め定めた目標値となるようにしている。
【0005】上述した雨滴検出装置による雨滴の検出
は、雨滴付着対象物であるフロントウィンドシールドに
雨滴付着が無い状態における増幅部からの出力値が予め
定めた目標値の状態から、フロントウィンドシールドに
雨滴が付着することによる増幅部からの出力値の変化量
を雨滴判断部が捉えて、フロントウィンドシールドに付
着する雨滴状態を判断している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、雨滴検出装置を
採用する車種が増え、また、これら各車種に採用される
フロントウィンドシールドの厚さ、曲面率等が異なる。
つまり、雨滴検出装置の装着されるフロントウィンドシ
ールドの光屈折率、および光透過率等が異る状況となっ
ている。このように、雨滴検出装置が取付けられる車種
が異なることによるフロントウィンドシールドの光屈折
率、および光透過率等が異ると、反射される受光量も異
なって反射光を受光する受光素子からの検出信号の変化
量は大きくなる。つまり、従来のような電源供給部によ
る出力値の微調整を行う雨滴検出装置においては、発光
素子への電力供給を行う電源供給部による電力供給量の
調整範囲を広くしないと、増幅部からの出力値を予め定
めた目標値に調整することが出来ない。
【0007】そのため、電力供給量の調整範囲が広い電
源供給部を構成すれば、雨滴検出装置の取付け環境が大
きく異なっても増幅部からの出力値を予め定めた目標値
にある程度に調整できるが、電流供給範囲が広くかつ微
調整を要求される電源供給部を構成することは、電源供
給部の回路構成が複雑化するほかに、発光素子の発光能
力により調整範囲が制限されるという問題がある。
【0008】本発明の目的は上記の点に鑑み、雨滴検出
装置の取付け環境やその変化に対し、比較的簡単な構成
で高範囲に増幅部の出力調整が行える雨滴検出装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1記載の雨滴検出装置による
と、雨滴が付着する雨滴付着対象物に向かって発光する
発光素子への電力供給を行う電源供給部と、発光素子か
ら雨滴付着対象物に反射された反射光を受光する受光素
子からの検出信号の増幅を行う増幅部と、電源供給部お
よび増幅部の作動を制御すると共に、増幅部からの増幅
された出力値に基づいて雨滴付着対象物に付着する雨滴
状態を検出する制御手段とを備え、制御手段は、増幅部
の増幅率を可変して増幅部の出力値を予め定めた目標値
に近づける第1調整処理手段と、第1調整処理手段によ
る調整後、電源供給部による発光素子への電力供給量を
可変して出力値を目標値に合せる第2調整処理手段とを
有することを特徴とする。
【0010】このように本発明によれば、第1調整処理
手段と第2調整処理手段とでは、調整箇所を異ならせ、
かつ調整範囲を分担したことにより、各調整に要求され
る能力や調整範囲を抑えることが可能となり、比較的簡
単な構成で広範囲に増幅部の出力調整が可能となる雨滴
検出装置を提供できる。
【0011】本発明の請求項2によると、増幅部は、増
幅部の増幅率を可変して出力値を変化させる増幅率調整
手段を有することを特徴とする。
【0012】このように本発明によれば、増幅率調整手
段を有する増幅部とすることで、制御手段の指示による
増幅率の可変が可能となる。
【0013】本発明の請求項3によると、増幅率調整手
段は、増幅部を設定する複数の抵抗素子の接続状態を選
択する抵抗選択部を有することを特徴とする。
【0014】このように本発明によれば、増幅部を設定
する複数の抵抗素子の内、これら複数の抵抗素子の接続
状態を選択する抵抗選択部を有することで、増幅率を段
階的に切替える操作が可能となり、予め定めた目標値に
最も近い値となるように増幅率を調整できる。
【0015】本発明の請求項4によると、制御手段によ
る第1調整処理手段および第2調整処理手段による出力
値の調整処理の実行は、雨滴付着対象物に雨滴または異
物付着の無い状態にて実行されることを特徴とする。
【0016】このように本発明によれば、雨滴付着対象
物に雨滴または異物付着の無い状態とすることで、反射
光を受光する受光素子の受信信号が安定し、精度の高い
第1調整処理手段および第2調整処理手段による出力値
の調整処理が行える。
【0017】本発明の請求項5によると、制御手段は、
第1、第2調整処理手段で求めた所望の電力供給量およ
び所望の増幅率に基づいて、電源供給部および増幅部へ
の通電状態を設定後に、雨滴検出処理を行うことを特徴
とする。
【0018】このように本発明によれば、増幅部の出力
値の調整処理を行った後に雨滴検出処理を行えば、雨滴
検出装置の取付けられる環境やその変化等に対応して正
確に雨滴検出が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
雨滴検出装置を図面を参照して詳細に説明する。本発明
の雨滴検出装置は、降雨状態を検出する雨滴検出装置に
関し、特に雨滴検出装置の取付けられる環境やその変化
等に対応して正確に雨滴を検出できる雨滴検出装置に関
する。そして、本発明の雨滴検出装置を自動車等の車両
に搭載し、雨滴検出装置が実車に取付けられた状態にお
いて、車両を使用する毎に、後述する増幅部からの出力
値を予め定めた目標値(いわゆる基準となる設定値)に
調整している。それにより、車種等によって異なる取付
け環境や雨滴検出装置自体の特性変化が生じても、増幅
部の出力特性が当初設定した特性から外れないようにで
き、常に安定した検出精度を保つようにしている。この
雨滴検出装置の構成を、図1および図2を用いて説明す
る。図1は、本発明の雨滴検出装置を含むワイパシステ
ムの全体構成図である。図2は、フロントウィンドシー
ルド上に装着された雨滴検出部を示す概略構成図であ
る。
【0020】図2に示すように雨滴検出装置1は、車両
のフロントウィンドシールド2上の車室内側の運転者の
視界を妨げない部位、例えば上方に、光を透過する透明
接着剤等を用いて取付ける。そして、この雨滴検出装置
1は、光学的に雨滴Xの状態(有無および雨滴量)を検
出でき、駆動信号10a(図1に示す)に応じた入射光
3Aを発光させる発光素子(以下、単にLEDという)
3、雨滴Xの付着した量に応じて減光される反射光4A
を受光し、この反射光4Aの受光量に応じた検出信号4
a(図1に示す)を発信する受光素子(以下、単にPD
(フォトダイオード)という)4、入射光3Aおよび反
射光4Aを案内するプリズム5等からなる光学系と、こ
の光学系への入出力信号(駆動信号10aおよび検出信
号4a)を制御して雨滴付着対象物であるフロントウィ
ンドシールド2に付着する雨滴Xの状態(有無および雨
滴量)を判断する電気回路部等から構成される。以下、
この電気回路部の構成を説明する。
【0021】図1に示す雨滴検出装置1は、LED3へ
の電力供給つまりLED3を定電流制御する電源供給部
としてのLED駆動回路10と、LED3からフロント
ウィンドシールド2に反射された反射光4Aを受光する
PD4からの検出信号4aの増幅を行う増幅部20と、
この増幅部20からの出力値に基づいてフロントウィン
ドシールド2に付着する雨滴Xの状態を判断するマイク
ロコンピュータ(CPU)を含む制御回路部30とから
構成される。また、ワイパ駆動装置40は、ワイパスイ
ッチ41にて選択した払拭動作モード(AUTO、低中
高速、停止)に応じて制御回路部30がワイパモータ駆
動回路42を制御するように構成されている。
【0022】LED駆動回路10は、制御回路部30か
ら出力されるD/A変換された駆動指示信号30aに応
じてLED3を定電流駆動する回路であり、Vcはバッ
テリ7の電圧を定電圧化した定電圧源を示す。
【0023】増幅部20は、PD4からの微小電圧信号
である検出信号4aを受信し、この検出信号4aを増幅
する電圧増幅部21と、出力調整時にこの電圧増幅部2
1によって増幅される出力値20aが予め定めた目標値
(いわゆる設定値)に最も近い値に増幅されるように、
複数のスイッチ22a、22b、22cを用いて複数の
抵抗素子21a、21b、21cを選択する抵抗選択部
22を備える。
【0024】つまり、複数の抵抗素子21a、21b、
21cの選択使用により、電圧増幅部21の増幅率を段
階的に切替える操作が可能となる。そして、この抵抗選
択部22による複数の抵抗素子21a、21b、21c
の選択は、固定抵抗値の組合わせ選択であって、予め定
めた目標値に最も近い値となるように出力値20aの粗
調整(第1調整処理)を行っている。ここでは、説明の
便宜上3つの抵抗素子21a、21b、21cの例を示
したが、抵抗素子の数を増やすことで、抵抗選択部22
は予め定めた目標値により近づけて調整できる。
【0025】また、上述した予め定めた目標値は、制御
回路部30内の記憶手段31に記憶保持されており、電
圧増幅部21からの出力値20aが、抵抗選択部22の
最小選択能力(最小単位)によって決まる電圧幅におい
て、階段状に予め定めた目標値に最も近い値となるよう
に制御回路部30は抵抗選択部22に指令を送ると共
に、得られた抵抗選択データを記憶手段31に記憶保持
する。
【0026】更に、制御回路部30は、電圧増幅部21
よりの出力電圧が粗調整(第1調整処理)された後、予
め定めた目標値(基準となる設定値)に精度良く合せる
ために、LED駆動回路10を駆動する電力供給量、つ
まりLED3を駆動する定電流値を微調整(第2調整処
理)する機能を有する。このため制御回路部30は、粗
調整後の増幅部20からの出力値20aと予め定めた目
標値(基準となる設定値)とを比較して、両値が一致す
るようにLED3の駆動電流値10aを調整する。すな
わち、LED3の駆動電流値10aを比較的狭い範囲内
において微小変化させる。そして、LED3の発光量の
変化に応じて入射光、そしてPD4の検出信号4aを変
化させ、増幅部20からの出力値20aを変化させる。
制御回路部30は、この出力値20aが予め定めた目標
値と一致した時のLED駆動電流値を記憶手段31に記
憶保持し、以後のLED駆動電流値として用いる。
【0027】上記した増幅部20による出力値20aの
粗調整、および電源供給部10による出力値20aの微
調整は、いずれもフロントウィンドシールド2に雨滴X
の付着が無い状態において実行される。このフロントウ
ィンドシールド2に雨滴Xの付着が無い状態とは、例え
ばワイパモータ43が駆動されて図示しないワイパによ
るフロントウィンドシールド2面の払拭が実行されるこ
とであり、雨滴付着対象物であるフロントウィンドシー
ルド2面に雨滴Xの付着が無い状態が設定される。つま
り、ワイパ払拭動作を制御回路部30がワイパモータ駆
動回路42に指令した後に増幅部20による出力値20
aの粗調整および微調整が行われる。
【0028】上述したように、粗調整(第1調整処理)
と微調整(第2調整処理)とでは、調整箇所を異なら
せ、かつ調整範囲を分担したことにより、各調整に要求
される能力や調整範囲を抑えることが可能となり、比較
的簡単な構成で広範囲に増幅部20の出力調整が可能と
なった。また、制御回路部30への電源供給は、車両の
キースイッチ(IGスイッチ)6およびワイパスイッチ
41のオートモードスイッチのオンによってバッテリー
7より電源供給される構成である。
【0029】上述した増幅部20の出力値20aの調整
処理後、通常の雨滴検出が可能となる。その場合、制御
回路部30は、記憶手段31に記憶した抵抗選択データ
およびLED駆動電流値を用いて雨滴検出装置1を作動
させる。
【0030】次に、ワイパシステム全体の制御動作を、
図3を用いて説明する。図3は、ワイパシステム全体の
制御動作を示すフローチャートである。先ず、車両のI
Gスイッチ6がオンされ、バッテリー18よりCPUに
電源供給される。そして、S100にてワイパスイッチ
41のオートモードスイッチがオンされると、S200
にて出力値調整処理を実施する。つまり、この出力値調
整処理が実施される条件は、IGスイッチ6およびワイ
パスイッチ41のオートモードスイッチの2つのスイッ
チがオンされる場合であり、ワイパスイッチ41のオー
トモードスイッチがオンされた状態でIGスイッチ6が
オンされても、S200の出力値調整処理へと進む。こ
の出力値調整処理の詳細を図4に示し、後述する。な
お、S100にてオートモードスイッチがオンされない
場合は、当該処理を一端終了する。
【0031】S200にて、出力値調整処理が完了し出
力値20aが目標値に一致すると、フロントウィンドシ
ールド2に雨滴付着が無い状態における増幅部20から
の出力値20aが予め定めた目標値の状態から、雨滴関
係データの取込みを行う(S300)。この雨滴関係デ
ータとは、例えばフロントウィンドシールド2に雨滴が
付着することによる増幅部20からの変化した出力値デ
ータである。
【0032】そして、S400では、増幅部20からの
目標値に一致した出力値データとS300にて得た出力
値データとの出力値の変化量を制御回路部30が捉える
とともに、この両出力値データからフロントウィンドシ
ールド2に付着する雨滴状態を判定している。このS4
00での雨滴判定にて降雨状態が検出された場合は、S
500へと進む。なお、S400にて降雨状態が検出さ
れない場合は、当該処理を一端終了する。上述したS3
00およびS400の行程は、雨滴検出処理である。
【0033】S500では、S400での降雨状態を検
出する信号程度に応じて制御回路部30がワイパモータ
駆動回路42にワイパ作動モードを指令する。そして、
ワイパモータ駆動回路42は、この指令に従いワイパモ
ータ43を駆動させて、当該処理を一端終了させる。
【0034】次に、雨滴検出装置1において実行される
出力値調整処理を、図4を用いて説明する。図4は、本
発明の雨滴検出装置1において実行される出力値調整処
理を示すフローチャートである。先ず、S210にて所
定回数ワイパモータ43を作動させる。このワイパモー
タ43の作動により、図示しないワイパがフロントウィ
ンドシールド2に雨滴付着が無い状態を設定する。な
お、ワイパモータ43を作動させる指令は、制御回路部
30が発し、ワイパモータ駆動回路42へと指令が伝達
される。
【0035】次いで、S220では制御回路部30から
D/A変換された一定値の駆動指示信号30aがLED
駆動回路10に供給され、S230へと進む。なお、こ
の一定値の駆動指示信号30aは、初期値(ディフォル
ト値)として制御回路部30に記憶保持されている。そ
して、LED駆動回路10は駆動指示信号30aを受け
てLED3に駆動信号10aを送信し、LED3を発光
させる。
【0036】S230では、PD4の出力に応じたデー
タを制御回路部30に取り込む。具体的には、PD4が
反射光を受光することで、PD4がこの受光した光量に
応じた検出信号4aを増幅部20に送信する。そして、
増幅部20は、この検出信号4aを増幅し出力値20a
を発信する。この発進された出力値20aを制御回路部
30側にてA/D変換して取り込むのである。上記した
S230にて増幅部20が出力する出力値20aの増幅
率、つまり抵抗選択部22が複数の抵抗素子21a、2
1b、21cの内から選択する抵抗素子は、初期設定デ
ータとして制御回路部30内に記憶保持されている。
【0037】S240では、S230にて制御回路部3
0が受信した出力値20aが、制御回路部30内の記憶
手段31に記憶保持された調整すべき一定電圧値の目標
値に最も近傍にあるか、つまり目標電圧値に最も近いか
を判断する。この目標電圧値に最も近いかを判断するに
は、上述したS230とS240の行程、およびS25
0での抵抗選択部22が複数の抵抗素子21a、21
b、21cの内から選択する行程を繰り返すことで得ら
れる増幅部20からの複数の出力値20aの比較を行
う。そして、この複数の出力値20aの内、上記した目
標電圧値に最も近い出力値20aが得られる抵抗値を制
御回路部30の指令に従い抵抗選択部22が最終選択す
る。この抵抗選択部22による抵抗の選択により、出力
値20aを目標電圧値に合わすための粗調整が完了す
る。
【0038】このように抵抗選択部22による出力値2
0aの粗調整が完了すると、S260へ進む。S260
では、記憶手段31に記憶保持された調整すべき一定電
圧値の目標値と増幅部20が出力する出力値20aとを
一致させるように、制御回路部30がLED駆動回路1
0に送信する駆動指示信号30aを調整する。つまり、
LED3の輝度を調整する。
【0039】そして、S270では、制御回路部30に
よる駆動指示信号30aの調整により、記憶手段31に
記憶保持された調整すべき一定電圧値の目標値と増幅部
20が出力する出力値20aとが一致したかを判断して
いる。具体的には、LED3を輝度調整によるLED3
の発光量つまり入射光3Aを変化させ、この入射光3A
の変化はPD4の検出信号4aの変化へと至り、増幅部
20からの微調整された出力値20aの電圧値が、記憶
手段31に記憶保持された調整すべき一定電圧値(目標
値)であるかを制御回路部30が判断する。この時、目
標値の出力電圧でないと制御回路部30が判断すると、
S260へ戻り、再度制御回路部30によるLED駆動
回路10への駆動指示信号30aが調整される。そし
て、微調整された出力値20aが目標値の出力電圧とな
ると、本出力値調整処理を一端終了する。
【0040】上述した一定電圧値(目標値)に調整され
た出力値20aを得る行程は、フロントウィンドシール
ド2に雨滴Xの付着が無い状態において行われ、この調
整された出力値20aを雨滴Xの検出判断の基準電圧と
している。そして、この基準電圧の状態から、雨滴判断
部6がフロントウィンドシールド2に雨滴Xが付着する
ことによる増幅部20からの出力値20aの変化量を制
御回路部30が捉える。そして、制御回路部30は、こ
の出力値20aの変化量に応じたワイパ払拭作動指令を
ワイパモータ駆動回路42に指令する。
【0041】このように、本発明の雨滴検出装置1は、
雨滴検出装置1が実車に取付けられた状態において、増
幅部20による出力値20aの粗調整、およびLED駆
動回路10への駆動指示信号30aの調整による出力値
20aの微調整を行うので、雨滴検出装置1が取付けら
れる環境や雨滴検出装置1自体の特性変化が生じ増幅部
20からの出力値20aの変動が大きくなる場合等が生
じてもこれに対処して、増幅部20からの出力値20a
の調整範囲が広くでき、増幅部20からの出力値20a
を一定電圧値(目標値)に調整できる。
【0042】また、上記した雨滴検出装置1が実車に取
付けられた状態における増幅部20からの出力値20a
の変動要素を詳しく述べると、例えば雨滴検出装置1を
構成する各構成品の温度特性バラツキ、雨滴検出装置1
を構成する各構成品特性(電気、発光)の経時変化、お
よび光学系部品3、5、4の取り付けバラツキ等があ
る。
【0043】なお、本発明の実施にあたり、雨滴検出装
置1を自動車等の車両に搭載した実施形態を示したがこ
れ限定される事無く、例えば、船舶、航空機等のウィン
ドシールドや住宅の窓等に付着した降雨量を検出する雨
滴検出装置にも同様に適用できる。
【0044】また、本発明の実施にあたり、フロントウ
ィンドシールド2に雨滴Xの付着が無い状態として、一
定電圧値(目標値)に調整された出力値20aを得るた
めに、ワイパによる払拭動作を行わせる実施形態を示し
たが、本発明と同出願人が出願した特願2000−17
3340に開示された技術を用いることで、ワイパによ
る払拭動作を行わずに本発明の出力値20aの調整処理
を実施してもよい。つまり、先回のIGスイッチ6およ
びワイパスイッチ41のオートモードスイッチの両スイ
ッチのオンされる条件が成立した時の出力値20aを学
習記憶させておくことで、この記憶された出力値20a
を用いて今回の雨滴判断の基準値とし、IGスイッチ6
およびワイパスイッチ41のオートモードスイッチの両
スイッチのオンされる条件が継続される過程において、
本発明の出力値20aの調整処理を実施するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雨滴検出装置含むワイパシステムの全
体構成図である。
【図2】フロントウィンドシールド上に装着された雨滴
検出部を示す概略構成図である。
【図3】ワイパシステム全体の制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の雨滴検出装置において実行される出力
値調整処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 雨滴検出装置 2 フロントウィンドシールド(雨滴付着対象物) 3 LED(発光素子) 4 PD(フォトダイオード:受光素子) 4a 検出信号 10 LED駆動回路(電源供給部) 20 増幅部 20a 出力値 21 電圧増幅部 21a、21b、21c 抵抗素子 22 抵抗選択部 21、22 増幅率調整手段 30 制御回路部(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨滴が付着する雨滴付着対象物に向かっ
    て発光する発光素子への電力供給を行う電源供給部と、 前記発光素子から前記雨滴付着対象物に反射された反射
    光を受光する受光素子からの検出信号の増幅を行う増幅
    部と、 前記電源供給部および前記増幅部の作動を制御すると共
    に、前記増幅部からの増幅された出力値に基づいて前記
    雨滴付着対象物に付着する雨滴状態を検出する制御手段
    とを備え、 前記制御手段は、前記増幅部の増幅率を可変して前記増
    幅部の前記出力値を予め定めた目標値に近づける第1調
    整処理手段と、前記第1調整処理手段による調整後、前
    記電源供給部による前記発光素子への電力供給量を可変
    して前記出力値を前記目標値に合せる第2調整処理手段
    とを有することを特徴とする雨滴検出装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅部は、前記増幅部の増幅率を可
    変して前記出力値を変化させる増幅率調整手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の雨滴検出装置。
  3. 【請求項3】 前記増幅率調整手段は、前記増幅部を設
    定する複数の抵抗素子の接続状態を選択する抵抗選択部
    を有することを特徴とする請求項2記載の雨滴検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段による前記第1調整処理手
    段および前記第2調整処理手段による前記出力値の調整
    処理の実行は、前記雨滴付着対象物に雨滴または異物付
    着の無い状態にて実行されることを特徴とする請求項1
    記載ないし請求項3のいずれか1項に記載の雨滴検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1、第2調整処
    理手段でもとめた所望の電力供給量および所望の増幅率
    に基づいて、前記電源供給部および前記増幅部への通電
    状態を設定後に、雨滴検出処理を行うことを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の雨滴検
    出装置。
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