JP2002267562A - ガス漏洩判定装置及びガス漏洩判定方法 - Google Patents

ガス漏洩判定装置及びガス漏洩判定方法

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JP2002267562A
JP2002267562A JP2001063463A JP2001063463A JP2002267562A JP 2002267562 A JP2002267562 A JP 2002267562A JP 2001063463 A JP2001063463 A JP 2001063463A JP 2001063463 A JP2001063463 A JP 2001063463A JP 2002267562 A JP2002267562 A JP 2002267562A
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gas
pipe
leakage
volume
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Kazuhiro Morimura
和弘 森村
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス供給システムにおけるガス配管の長さに
関係なくガスの漏洩を正確に判定できるガス漏洩判定装
置及びガス漏洩判定方法を提供する。 【解決手段】 ガス閉塞圧力を検出するガス圧力センサ
13と、ガス圧力センサによってガス使用停止中の所定
のタイミングで検出されたガス閉塞圧力を基準値として
記憶する基準値記憶部14と、ガス圧力センサによって
ガス使用停止中の所定のタイミング以外のタイミングで
検出されたガス閉塞圧力を示す値と基準値記憶部に記憶
された基準値との差を表す圧力差値を算出する圧力差算
出部15と、ガス配管の形状を規定する配管データを入
力する配管データ入力部16と、配管データ入力部から
入力された配管データに基づいてガス配管の体積を算出
する配管体積算出部17と、配管体積算出部で算出され
た体積に対応する漏洩判定値を記憶する漏洩判定値記憶
部19と、圧力差算出部からの圧力差値と漏洩判定値記
憶部からの漏洩判定値とに基づいてガスの漏洩の有無を
判定する漏洩判定部20〜22とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス漏洩判定装置
及びガス漏洩判定方法に関し、特にガス漏洩の有無の判
定を正確に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば液化プロパンガス(LP
G)を使用したガス供給システムが知られている。この
ガス供給システムでは、ガス容器に収容されたガスは、
調整器で圧力が調整され、ガスメータを経由して燃焼器
に供給される。
【0003】このガス供給システムに含まれるガスメー
タは、ガス漏洩判定装置を備えている。このガス漏洩判
定装置は、図3に示すように、制御部50、基準値記憶
部54、圧力差算出部55、漏洩判定値記憶部59、漏
洩なし判定部60、計時部61、漏洩あり判定部62及
び表示部63から構成されている。
【0004】制御部50は、このガス漏洩判定装置の全
体を制御する。流量センサ51は、ガスメータの内部を
流れるガスの流量を検出して制御部50及び流量停止判
定部52に送る。流量停止判定部52は、流量センサ5
1からの信号に基づいてガス使用停止中であるかどうか
を判定し、判定結果を制御部50に送る。
【0005】ガス圧力センサ53は、制御部50からの
制御信号に応答してガスメータの内部を通過するガスの
圧力を検出し、検出結果をガス圧力値として基準値記憶
部54及び圧力差算出部55に送る。なお、この明細書
では、燃焼器へガスが供給されていない状態でのガスの
圧力を「ガス閉塞圧力」という。
【0006】基準値記憶部54は、所定のタイミングで
ガス圧力センサ53から送られてくるガス圧力値を基準
値として記憶する。圧力差算出部55は、ガス圧力セン
サ53からのガス圧力値と基準値記憶部54からの基準
値との差を算出し、圧力差値として漏洩なし判定部60
に送る。漏洩判定値記憶部59は、予め定められた漏洩
判定値を記憶しており、この漏洩判定値は、漏洩なし判
定部60及び漏洩あり判定部62に送られる。
【0007】漏洩なし判定部60は、圧力差算出部55
からの圧力差値と漏洩判定値記憶部59からの漏洩判定
値とに基づいて漏洩がないかどうかを判定し、判定結果
を制御部50に送る。計時部61は、時間の経過を計測
し、計測結果を漏洩あり判定部62に送る。
【0008】漏洩あり判定部62は、計時部61からの
計測結果と漏洩判定値記憶部59からの漏洩判定値とに
基づいてガスの漏洩があるかどうかを判定し、判定結果
を制御部50に送る。表示部63は、このガス漏洩判定
装置でガスの漏洩を検知した旨をユーザに報知するため
に使用される。
【0009】次に、このように構成される従来のガス漏
洩判定装置の動作を説明する。
【0010】ガス漏洩判定装置の運転が開始されると、
制御部50は、基準値記憶部54に格納されている基準
値を更新すべき所定タイミングが到来したかどうかを監
視している。この監視中に所定タイミングが到来する
と、流量停止判定部52からの判定結果に基づいてガス
使用停止中であるかどうかを調べ、ガス使用停止中であ
れば、ガス圧力センサ53からの信号に基づいてガスの
圧力(ガス閉塞圧力)を測定する。この測定により得ら
れたガス圧力値は、基準値として基準値記憶部54に格
納される。従って、この基準値は、所定タイミングであ
って、且つガスの使用が停止されている時に更新され
る。
【0011】一方、上記基準値の更新動作と並行して、
制御部50は、流量停止判定部52からの判定結果に基
づいてガスが使用停止中であるかどうかを調べ、ガス使
用停止中であれば、圧力差算出部55によって、ガス圧
力センサ53からのガス圧力値と基準値記憶部54から
の基準値との差が算出され、漏洩なし判定部60に送ら
れる。漏洩なし判定部60は、圧力差算出部55で算出
された圧力差値と漏洩判定値記憶部59からの漏洩判定
値とを比較し、圧力差値が漏洩判定値より大きいと判断
した場合は、ガスの漏洩はないものと判定する。
【0012】一方、漏洩なし判定部60によって、圧力
差値が漏洩判定値未満であると判断された場合は、漏洩
があるものと判定される。この場合、漏洩あり判定部6
2は、計時部61で一定時間の経過が計時されたかどう
かを調べ、一定時間が経過したことを判断すると、ガス
の漏洩が一定時間継続されたことを認識する。これによ
り、制御部50は、表示部63に制御信号を送ってガス
が漏洩している旨の警告を表示させる。従って、ユーザ
はガス供給システムでガス漏れが発生していることを知
ることができるので、直ちに対策を施すことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
る従来のガス漏洩判定装置では、ガス漏洩の有無の判定
に使用される漏洩判定値は、予め定められる固定値であ
る。ところが、ガス閉塞圧力は、ガス供給システムにお
けるガス容器からガスメータを経由して燃焼器に至るガ
ス配管の体積(容量)によって異なる。従って、漏洩判
定値を固定値とすると、ガス配管の長さは各家庭で個々
に異なるので、固定的な漏洩判定値を用いたのではガス
の漏洩を正確に判定できないという問題がある。
【0014】本発明は、上述した問題を解消するために
なされたものであり、その課題は、ガス供給システムに
おけるガス配管の長さに関係なくガスの漏洩を正確に判
定できるガス漏洩判定装置及びガス漏洩判定方法を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係るガス漏洩判定装置は、
ガス閉塞圧力を検出するガス圧力センサと、前記ガス圧
力センサによってガス使用停止中の所定のタイミングで
検出されたガス閉塞圧力を基準値として記憶する基準値
記憶部と、前記ガス圧力センサによってガス使用停止中
の前記所定のタイミング以外のタイミングで検出された
ガス閉塞圧力を示す値と前記基準値記憶部に記憶された
基準値との差を表す圧力差値を算出する圧力差算出部
と、ガス配管の体積を算出する配管体積算出部と、前記
配管体積算出部で算出された体積に対応する漏洩判定値
を記憶する漏洩判定値記憶部と、前記圧力差算出部から
の圧力差値と前記漏洩判定値記憶部からの漏洩判定値と
に基づいてガスの漏洩の有無を判定する漏洩判定部、と
を備えたことを特徴とする。
【0016】この請求項1に記載の発明に係るガス漏洩
判定装置によれば、ガスの漏洩の有無の判定を、ガス配
管の体積に基づいて決定された漏洩判定値に基づいて行
うようにしたので、種々の形態で配設されるガス配管の
各々に好適な漏洩判定値を決定することができ、正確な
ガス漏れの判定を行うことができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ガス漏洩判定装置において、前記ガス配管の形状を規定
する配管データを入力する配管データ入力部を備え、前
記配管体積算出部は、前記配管データ入力部から入力さ
れた配管データに基づいて前記ガス配管の体積を算出す
ることを特徴とする。
【0018】この請求項2に記載の発明に係るガス漏洩
判定装置によれば、配管データ入力部から配管データを
入力するだけで、該配管データに基づいてガス配管の体
積を算出することができる。
【0019】また、上記課題を達成するために、請求項
3に記載の発明に係るガス漏洩判定方法は、ガス使用停
止中の所定のタイミングで検出されたガス閉塞圧力を基
準値として記憶し、ガス使用停止中の前記所定のタイミ
ング以外のタイミングで検出されたガス閉塞圧力を示す
値と前記記憶された基準値との差を表す圧力差値を算出
し、ガス配管の体積を算出し、該算出された体積に対応
する漏洩判定値を記憶し、前記算出された圧力差値と前
記記憶された漏洩判定値とに基づいてガスの漏洩の有無
を判定することを特徴とする。
【0020】この請求項3に記載の発明に係るガス漏洩
判定方法によれば、上記請求項1に記載の発明に係るガ
ス漏洩判定装置と同様の作用及び効果を奏する。
【0021】また、請求項4に記載の発明に係るガス漏
洩判定方法は、請求項3記載のガス漏洩判定方法におい
て、前記ガス配管の形状を規定する配管データを入力
し、入力された配管データに基づいて前記ガス配管の体
積を算出することを特徴とする。
【0022】この請求項4に記載の発明に係るガス漏洩
判定方法によれば、上記請求項2に記載の発明に係るガ
ス漏洩判定装置と同様の作用及び効果を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ガス漏洩判定装置及びガス漏洩判定方法を図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、このガス漏洩判定装置は
ガスメータに内蔵されてその一部を構成する。また、こ
のガス漏洩判定装置を含むガスメータは、従来のガス供
給システムと同じガス供給システムに適用される。
【0024】図1は、本発明の実施の形態に係るガス漏
洩判定装置の構成を示すブロック図である。このガス漏
洩判定装置は、制御部10、流量センサ11、流量停止
判定部12、ガス圧力センサ13、基準値記憶部14、
圧力差算出部15、配管データ入力部16、配管体積算
出部17、漏洩判定値設定部18、漏洩判定値記憶部1
9、漏洩なし判定部20、計時部21、漏洩あり判定部
22及び表示部23から構成されている。
【0025】制御部10は、例えばマイクロコンピュー
タから構成されており、このガス漏洩判定装置の全体を
制御する。この制御部10は、ガスメータとしての種々
の機能、例えばガス使用量の計測及び表示機能等を実現
するための制御を行うが、以下では本発明に関連するガ
ス漏洩判定機能についてのみ説明する。この制御部10
の動作は、後にフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0026】流量センサ11は、ガスメータの内部を流
れるガスの流量を検出して制御部10及び流量停止判定
部12に送る。流量停止判定部12は、流量センサ11
からの信号に基づいてガスの流量が所定値以下、つまり
ガス使用停止中であるかどうかを判定し、判定結果をガ
ス使用停止中データとして制御部10に送る。
【0027】ガス圧力センサ13は、制御部10からの
制御信号に応答してガスメータの内部を通過するガスの
圧力を検出する。このガス圧力センサ13によって検出
されたガスの圧力は、ガス圧力値として基準値記憶部1
4及び圧力差算出部15に送られる。
【0028】基準値記憶部14は、所定のタイミングで
ガス圧力センサ13から送られてくるガス圧力値を基準
値として記憶する。ここで、所定のタイミングとして
は、例えば数時間毎、数日間毎といったタイミングを用
いることができる。
【0029】圧力差算出部15は、ガス圧力センサ13
からのガス圧力値と基準値記憶部14からの基準値との
差を算出し、算出結果を圧力差値として漏洩なし判定部
20に送る。
【0030】配管データ入力部16は、配管データを入
力するために使用される。配管データは、ガス容器から
ガスメータを経由して燃焼器に至るガス配管の長さ及び
その径を示すデータから構成されている。配管データ入
力部16は、ガスメータに設けられたキースイッチ、リ
モートコントローラからの赤外線を受信する受信装置等
で構成することができる。この配管データ入力部16か
ら入力された配管データは、配管体積算出部17に送ら
れる。
【0031】配管体積算出部17は、配管データ入力部
16から送られてくる配管データに基づいてガス配管の
体積(厳密にはガス配管の内容積)を計算する。この配
管体積算出部17で算出されたガス配管の体積は、体積
値として漏洩判定値設定部18に送られる。
【0032】漏洩判定値設定部18は、制御部10から
の指示に応答して、配管体積算出部17から送られてく
るガス配管の体積値に適した漏洩判定値を決定する。漏
洩判定値は、漏洩の有無を判定するために使用される。
この漏洩判定値設定部18における決定は、漏洩判定値
設定部18の内部に記憶されているガス配管の体積値と
漏洩判定値との対応を規定するテーブルを参照すること
により行うことができる。この漏洩判定値設定部18で
決定された漏洩判定値は漏洩判定値記憶部19に送られ
る。
【0033】漏洩判定値記憶部19は、漏洩判定値設定
部18から送られてくる漏洩判定値を記憶する。この漏
洩判定値記憶部19に記憶された漏洩判定値は、漏洩な
し判定部20及び漏洩あり判定部22に送られる。
【0034】漏洩なし判定部20は、圧力差算出部15
からの圧力差値と漏洩判定値記憶部19からの漏洩判定
値とを比較し、漏洩がないかどうかを判定する。この漏
洩なし判定部20での判定結果は制御部10に送られ
る。
【0035】計時部21は、時間の経過を計測する。こ
の計時部21での計測結果は漏洩あり判定部22に送ら
れる。
【0036】漏洩あり判定部22は、計時部21からの
計測結果と漏洩判定値記憶部19からの漏洩判定値とに
基づいてガスの漏洩があるかどうかを判定する。この漏
洩あり判定部22での判定結果は制御部10に送られ
る。
【0037】表示部23は、例えばLED、ランプ等で
構成されている。この表示部23は、このガス漏洩判定
装置でガスの漏洩を検知した旨をユーザに報知するため
に使用される。
【0038】次に、このように構成される本発明の実施
の形態に係るガス漏洩判定装置の動作を、図2に示した
フローチャートを参照しながら説明する。
【0039】ガスメータが設置されると、まず、配管デ
ータの入力が行われる(ステップS10)。すなわち、
ガスメータの設置作業者は、キースイッチやリモートコ
ントローラを使用して配管データ入力部16から配管デ
ータを入力する。この入力された配管データは配管体積
算出部17に送られる。
【0040】次に、配管体積の算出が行われる(ステッ
プS11)。すなわち、配管データを受け取った配管体
積算出部17は、配管データを構成するガス配管の長さ
及び径に基づいて、ガス容器からガスメータを経由して
燃焼器に至るガス配管の体積を算出する。
【0041】次に、漏洩判定値が設定される(ステップ
S12)。すなわち、漏洩判定値設定部18は、制御部
10からの指示に応答して、配管体積算出部17から送
られてくる体積値に基づいて漏洩判定値を決定し、漏洩
判定値記憶部19に送る。これにより、漏洩判定値記憶
部19に漏洩判定値が記憶され、以下で行われるガスの
漏洩の有無の判定に使用される。
【0042】以上のステップS10〜S12の処理は、
ガスメータの設置時又は修理時にのみ行われる。その
後、ガス漏洩判定装置は定常運転状態に入る。
【0043】定常運転状態では、制御部10は、まず、
所定のタイミングが到来したかどうかを調べる(ステッ
プS13)。すなわち、例えば数時間毎、数日間毎とい
った予め定められたタイミングが到来したかどうかが調
べられる。そして、所定のタイミングが到来したことが
判断されると、ガスが使用停止中であるかどうかが調べ
られる(ステップS14)。すなわち、制御部10は、
流量停止判定部12から送られてくるガス使用停止中デ
ータがガス使用停止中であることを示しているかどうか
を調べる。
【0044】ここで、ガス使用停止中であることが判断
されると、次に、ガス閉塞圧力が測定される(ステップ
S15)。すなわち、制御部10は、ガス圧力センサ1
3に制御信号を送ることにより、ガス圧力センサ13を
起動する。ガス圧力センサ13は、この制御信号に応答
してガスの圧力を検出し、ガス圧力値として出力する。
【0045】次に、基準値設定が行われる(ステップS
16)。すなわち、ガス圧力センサ13からのガス圧力
値が基準値記憶部14に送られる。これにより、基準値
記憶部14に基準値が記憶され、以下で行われるガスの
圧力差値の算出に使用される。その後、シーケンスはス
テップS17に進む。
【0046】上記ステップS13で、所定のタイミング
でないことが判断された場合、及びステップS14で、
ガス使用停止中でないことが判断された場合は、ステッ
プS15及びS16の処理はスキップされ、シーケンス
はステップS17に分岐する。従って、基準値の更新
は、予め定められた時間間隔であって、且つガスの使用
が停止されているタイミングで行われることになる。
【0047】次に、計時部21がリセットされる(ステ
ップS17)。これにより、計時部21で計時が開始さ
れる。次に、ガスが使用停止中であるかどうかが調べら
れる(ステップS18)。この処理は、上述したステッ
プS14の処理と同じである。ここで、ガス使用停止中
でないことが判断されると、ガス閉塞圧力の測定はでき
ないので、シーケンスはステップS13に戻り、以下、
上述したのと同様の処理が実行される。
【0048】一方、このステップS18で、ガス使用停
止中であることが判断されると、次いで、ガス閉塞圧力
が測定される(ステップS19)。この処理は、上述し
たステップS15の処理と同じである。次に、圧力差の
算出が行われる(ステップS20)。すなわち、圧力差
算出部15は、ガス圧力センサ13からのガス圧力値と
基準値記憶部14からの基準値との差を算出することに
より得られた圧力差値を漏洩なし判定部20に送る。
【0049】次に、漏洩がないかどうかが調べられる
(ステップS21)。すなわち、漏洩なし判定部20
は、圧力差算出部15からの圧力差値と漏洩判定値記憶
部19からの漏洩判定値とを比較する。その結果、圧力
差値が漏洩判定値より大きいと判断された場合は、ガス
の漏洩はないものと判定され、シーケンスはステップS
13に戻る。
【0050】一方、圧力差値が漏洩判定値未満であると
判断された場合は、漏洩があるものと判定され、次に、
一定時間が経過したかどうかが調べられる(ステップS
22)。すなわち、漏洩あり判定部22は、計時部21
で計時された結果が一定時間の経過を表しているかどう
かを調べる。ここで、一定時間が経過していないことが
判断されると、シーケンスはステップS18に戻り、以
下、上述したのと同様の処理が繰り返し実行される。
【0051】この繰り返し実行の途中で、上記ステップ
S18でガスの使用停止中でないことが判断されると、
ガスの使用が開始されたのでガス閉塞圧力の測定はでき
ないことが認識され、シーケンスはステップS13に戻
る。そして、以下、上述したのと同様の処理が実行され
る。
【0052】また、上記繰り返し実行の途中で、上記ス
テップS21で漏洩がない旨が判定されると、ガスの漏
洩が止まったのでガス閉塞圧力の測定はできないことが
認識され、シーケンスはステップS13に戻る。そし
て、以下、上述したのと同様の処理が実行される。
【0053】更に、上記繰り返し実行の途中で、上記ス
テップS22において、一定時間が経過したことが判断
されると、ガスの漏洩が一定時間継続されたことが認識
され、警告表示がなされる(ステップS23)。すなわ
ち、制御部10は、表示部23に制御信号を送ってガス
が漏洩している旨の警告を表示させる。これにより、ユ
ーザはガス供給システムでガス漏れが発生していること
を知ることができるので、直ちに対策を施すことができ
る。
【0054】以上説明したように、この実施の形態に係
るガス漏洩判定装置によれば、ガスの漏洩の有無の判定
を、ガス配管の体積に基づいて決定された漏洩判定値に
基づいて行うようにしたので、種々の形態で配設される
ガス配管の各々に好適な漏洩判定値を決定することがで
き、正確なガス漏れの判定を行うことができる。引いて
は、ガス漏れを事前に防止できる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ガス供給システムにおけるガス配管の長さに関係なくガ
スの漏洩を正確に判定できるガス漏洩判定装置及びガス
漏洩判定方法を提供できる。
【0056】更に詳しくは、請求項1に記載の発明によ
れば、ガスの漏洩の有無の判定を、ガス配管の体積に基
づいて決定された漏洩判定値に基づいて行うようにした
ので、種々の形態で配設されるガス配管の各々に好適な
漏洩判定値を決定することができ、正確なガス漏れの判
定を行うことができる。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、配管デー
タ入力部から配管データを入力するだけで、該配管デー
タに基づいてガス配管の体積を算出することができる。
【0058】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記請求項1と同様の効果を奏する。また、請求項4に記
載の発明によれば、上記請求項2と同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガス漏洩判定装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るガス漏洩判定装置の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来のガス漏洩判定装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 制御部 11 流量センサ 12 流量停止判定部 13 ガス圧力センサ 14 基準値記憶部 15 圧力差算出部 16 配管データ入力部 17 配管体積算出部 18 漏洩判定値設定部 19 漏洩判定値記憶部 20 漏洩なし判定部 21 計時部 22 漏洩あり判定部 23 表示部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01M 3/28 G01M 3/28 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス閉塞圧力を検出するガス圧力センサ
    と、 前記ガス圧力センサによってガス使用停止中の所定のタ
    イミングで検出されたガス閉塞圧力を基準値として記憶
    する基準値記憶部と、 前記ガス圧力センサによってガス使用停止中の前記所定
    のタイミング以外のタイミングで検出されたガス閉塞圧
    力を示す値と前記基準値記憶部に記憶された基準値との
    差を表す圧力差値を算出する圧力差算出部と、 ガス配管の体積を算出する配管体積算出部と、 前記配管体積算出部で算出された体積に対応する漏洩判
    定値を記憶する漏洩判定値記憶部と、 前記圧力差算出部からの圧力差値と前記漏洩判定値記憶
    部からの漏洩判定値とに基づいてガスの漏洩の有無を判
    定する漏洩判定部と、を備えたことを特徴とするガス漏
    洩判定装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス配管の形状を規定する配管デー
    タを入力する配管データ入力部を備え、 前記配管体積算出部は、前記配管データ入力部から入力
    された配管データに基づいて前記ガス配管の体積を算出
    することを特徴とする請求項1記載のガス漏洩判定装
    置。
  3. 【請求項3】 ガス使用停止中の所定のタイミングで検
    出されたガス閉塞圧力を基準値として記憶し、 ガス使用停止中の前記所定のタイミング以外のタイミン
    グで検出されたガス閉塞圧力を示す値と前記記憶された
    基準値との差を表す圧力差値を算出し、 ガス配管の体積を算出し、 該算出された体積に対応する漏洩判定値を記憶し、 前記算出された圧力差値と前記記憶された漏洩判定値と
    に基づいてガスの漏洩の有無を判定することを特徴とす
    るガス漏洩判定方法。
  4. 【請求項4】 前記ガス配管の形状を規定する配管デー
    タを入力し、 入力された配管データに基づいて前記ガス配管の体積を
    算出することを特徴とする請求項3記載のガス漏洩判定
    方法。
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