JP2002267298A - 冷物品製造機 - Google Patents

冷物品製造機

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JP2002267298A
JP2002267298A JP2001061375A JP2001061375A JP2002267298A JP 2002267298 A JP2002267298 A JP 2002267298A JP 2001061375 A JP2001061375 A JP 2001061375A JP 2001061375 A JP2001061375 A JP 2001061375A JP 2002267298 A JP2002267298 A JP 2002267298A
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JP
Japan
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water supply
base panel
port
ice
panel
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Pending
Application number
JP2001061375A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Mizumura
秀一 水村
Hideyuki Igari
英之 猪狩
Hideji Ota
秀治 太田
Noboru Watanabe
登 渡邉
Masanobu Nagira
正伸 柳楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2001061375A priority Critical patent/JP2002267298A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットの出し入れを簡単にできるようにす
る。 【解決手段】 冷凍装置と冷凍ケーシングからなる製氷
ユニット13が基板14上に載置され、基板14はディ
スペンサ本体内のベースパネル68上に出し入れ可能に
収納される。ベースパネル68の裏面にはチャンネル形
の補強部材71Fが取り付けられ、その中に給水口80
Aが設けられる。給水口80Aは接続開口70を通して
上面に開口しているが、補強部材71Fの深さ内に留ま
っている。この給水口80Aに給水管が接続されて冷凍
ケーシングに給水される。製氷ユニット13は、ナット
を緩めて給水管を給水口80Aから外した状態で出し入
れされることになるが、残された給水口80Aはベース
パネル68の上面よりも下方に引っ込んだ位置にあるか
ら、基板14を給水口80Aと干渉することなくベース
パネル68上を摺動させつつ出し入れすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷ディスペンサ等
の冷物品製造機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばオーガ式の氷ディスペンサは、縦
長の筒形をなす冷凍ケーシングの外周面に冷凍装置の一
部を構成する冷却パイプが巻装されるとともに、内側に
螺旋刃を備えたオーガが回転自由に収納されてなる製氷
ユニットの上方に、放出口を備えた貯氷庫が積み上げ接
続された構造であって、冷凍ケーシング内に供給された
製氷水がその内周面で氷結すると、回転するオーガの螺
旋刃によって掻き取られつつ上方に搬送され、圧縮部材
を通って柱状に圧縮されたのちさらに片状に砕かれ、こ
の氷片が貯氷庫の底面の入口から内部に送り込まれて、
アジテータにより各氷片の結合が阻止されつつ貯留さ
れ、放出口を開放して適宜に取り出されるようになって
いる。ここで製氷ユニットは冷凍装置も含めて故障する
可能性があり、修理を余儀なくされる場合があるが、機
外に取り出せると修理等がしやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、製氷ユニット
と貯氷庫とを分離可能とする一方、製氷ユニットを基板
上に搭載してユニット化し、このユニットをディスペン
サ本体のベースパネル上に出し入れ可能に収納すること
で、修理等の際には、重量の大きい貯氷庫は機内に残し
て、製氷ユニットを単独で機外に取り出せるようにした
ものが提案された。しかるにこの種の氷ディスペンサで
は、冷凍ケーシングに対して製氷水を供給する必要があ
り、具体的にはベースパネルに給水口を設けて、その入
力側を製氷水(水道水)の供給源に接続する一方、出力
側に給水管を接続して浄化器、貯水タンクを介して給水
するようにしている。
【0004】そして、上記のようにユニットを機外に出
す場合には、給水管を給水口から外してユニットを引き
出すことになるが、この種の給水口は、製氷水の供給源
との接続の容易さを考慮してベースパネルの前縁部分に
設けることが理想的であり、そうするとユニットを引き
出す場合に、給水口にユニットの基板が干渉するため、
ユニットを持ち上げながら出し入れしなければならず、
未だ煩雑な作業が残されることとなって、満足の行くも
のとは言えなかった。本発明は上記のような事情を背景
として完成されたものであって、その目的は、ユニット
の出し入れを簡単にできるようにするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明に係る冷物品製造機
は、冷凍装置と、この冷凍装置で生成された冷熱で原水
を冷却することにより冷物品を製造する製造部とが基板
上に搭載されてユニット化され、このユニットが製造機
本体内のベースパネル上に出し入れ可能に収納されると
ともに、前記原水の供給源と接続され給水管を介して前
記製造部に原水を供給するための給水口が、前記ベース
パネルの上面よりも下方に引っ込んだ位置に設けられて
いる構成としたところに特徴を有する。請求項2の発明
は、請求項1に記載のものにおいて、前記ベースパネル
の下面にはチャンネル形をなす補強部材が組み付けら
れ、この補強部材内に前記給水口が設けられているとこ
ろに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>ユニット
は、給水管を給水口から外した状態で出し入れされるこ
とになるが、残された給水口はベースパネルの上面より
も下方に引っ込んだ位置に設けられているから、基板を
給水口と干渉することなくベースパネル上を摺動させつ
つ出し入れすることができる。すなわち、ユニットを持
ち上げたりすることなく、ベースパネル上を滑らせて簡
単に出し入れすることができる。<請求項2の発明>給
水口を補強部材内に収めるようにしたから、給水口との
干渉の回避を考慮することなく、補強部材を所望の位置
に組み付けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図12に基づいて説明する。まず、本実施形態に
係る氷ディスペンサの全体構造を図1ないし図3によっ
て説明する。図において、符号10はディスペンサ本体
であって、詳しくは後記するように、複数本のフレーム
を組み付けて周面にパネルを配することにより、全体と
して縦長の箱状に形成され、底面の四隅に配された脚1
1によって支持されている。このディスペンサ本体10
内には、その下段部10Cと中段部10Bとにわたって
製氷ユニット13が収納され、上段部10Aに貯氷庫3
0が収納されている。
【0008】製氷ユニット13は、基板14上に冷凍装
置15と冷凍ケーシング20とを載置して構成されてい
る。冷凍装置15は、凝縮器16、凝縮器ファン17及
び圧縮機18等を備え、基板14上に手前側から順次に
載置されている。冷凍ケーシング20は縦向きに配さ
れ、その外周面には冷凍装置15と循環接続された冷却
パイプ21が巻装され、その回りが断熱層22で覆われ
ているとともに、内部には螺旋刃24を備えたオーガ2
3が回転自由に収納されている。冷凍ケーシング20の
下端側にはモータ26と連結された減速機27が設けら
れ、オーガ23の下端と接続されており、これらが基板
14上の取付フレーム28に立てられている。また、冷
凍ケーシング20の側方には、製氷水を貯留して冷凍ケ
ーシング20内に所定水位で給水する給水タンク29が
搭載されている。
【0009】貯氷庫30は、有底円筒形に形成されて蓋
31が被せられた形状であり、箱形のケーシング33内
に断熱材を介して収納されている。この貯氷庫30はケ
ーシング33ともども、引張コイルばね34によってデ
ィスペンサ本体10の天井部から吊り下げ支持されてい
る。貯氷庫30の底面のほぼ中心には、柱状の挿通孔3
6を周方向に間隔を開けて複数個配した上部ヘッド35
が設けられている一方、上記した冷凍ケーシング20の
上端部には、複数個の柱状の成形孔38を周方向に沿っ
て配した下部ヘッド37が設けられている。そして、上
部ヘッド35に回転自由に嵌装された接続ナット39
を、下部ヘッド37の外周に切られた雄ネジに螺合して
締め付けることにより、引張コイルばね34の弾力に抗
して上下のヘッド35,37がシール部材を挟んで突き
合わされ、成形孔38と挿通孔36とが整合した状態で
冷凍ケーシング20と貯氷庫30とが水密状に接続され
ている。
【0010】貯氷庫30内では、上記の上部ヘッド35
と蓋31にわたって縦向きの回転軸41が回転自由に設
けられ、この回転軸41に氷片の結合防止用の螺旋状を
なすアジテータ42が取り付けられている。冷凍ケーシ
ング20と貯氷庫30との接続時には、アジテータ42
の回転軸41の下端と、上記したオーガ23の上端と
が、一体回転可能に駆動連結されるようになっている。
貯氷庫30の底面には、上部ヘッド35の嵌着位置の手
前から前壁付近にわたって細長い放出溝44が開口さ
れ、その下面側に放出筒45が形成されている。この放
出筒45の前端側には下向きの放出口46が開口されて
いるとともに、放出筒45内には、駆動部47によって
回転駆動される送出スクリュ48が装備されている。
【0011】なお後記するように、ディスペンサ本体1
0の中段部10Bの前面には、エプロンパネル50が設
けられ、その上端部に設けられたエプロンカバー51内
には、貯氷庫30の放出口46と嵌合する放出路52が
設けられているとともに、放出路52の下方には、カッ
プCを吊り下げ状に保持するホルダ53が設けられてい
る。下段部10Cの上面には深皿状をなすドレンパネル
54が設けられ、上面にすのこが張られている。
【0012】さらに、ディスペンサ本体10の構造を詳
細に説明する。ディスペンサ本体10は、図4に示すよ
うに、複数のフレームと、パネル等を組み付けて形成さ
れている。フレームとしては大まかには、下段部10C
の前半部分を構成すべく同図の手前側から見て背の低い
上下逆のL字形をなす左右一対のロアフレーム60と、
このロアフレーム60の後側に配されて、下段部10C
の後半部分から中段部10Bを構成すべく背の高い上下
逆のL字形をなす左右一対のミドルフレーム61と、前
後逆のコ字形をなす左右一対のアパフレーム62とを備
えている。
【0013】両アパフレーム62の上側の角の部分には
フロントトップフレーム63が差し渡され、ねじ止め等
により固定されている。各アパフレーム62における前
縁から所定寸法奥に入った位置では、上下の辺にわたっ
て縦補強板64が差し渡されて固定され、さらに両縦補
強板64の間に横補強板65Aが差し渡されて固定され
ている。また、両アパフレーム62の下辺62Dの後端
の間には、別の横補強板65Bが差し渡されて固定され
ている。上記した左右のアパフレーム62の下辺62D
が、ミドルフレーム61の上辺61Uの上に後端同士を
揃えて重ねられ、ねじ止め等により固定されている。ま
た、ロアフレーム60の上辺60Uの後端に形成された
取付部60Aが、ミドルフレーム61の前辺61Fにお
ける中央高さ位置よりも少し上の位置に当てられて固定
されている。このとき、ロアフレーム60の前辺60F
の下端に形成された取付部60Bよりも、ミドルフレー
ム61の前辺61Fの下端の方が、所定寸法突出する設
定となっている。
【0014】一方パネルとしては、底に配されるベース
パネル68、天井に配されるトップパネル95、前面に
配される3枚のロアフロントパネル97、エプロンパネ
ル50及びアパフロントパネル100、後面に配される
リヤパネル103、並びに側面に配される左右一対のサ
イドパネル102とを備えている。まず、ベース部67
の構造を図4によって説明する。ベースパネル68は、
奥行き方向に細長い平面長方形をなし、その前後左右の
四側縁には、下向きに直角曲げされた垂下板69が形成
され、全体として浅皿を伏せたような形状に形成されて
いる。このベースパネル68の前縁側の左右両端に寄っ
た位置には、接続開口70が形成されている。
【0015】ベースパネル68の裏面の周縁には、それ
ぞれ垂下板69の内側に嵌められるようにして補強部材
が取り付けられている。より詳細には、図8にも示すよ
うに、ベースパネル68の前縁には幅広の前補強部材7
1Fが、後縁には、前補強部材71Fよりも少し幅狭の
後補強部材71Bがそれぞれ全幅にわたって配され、ま
た、左右の側縁には、前後の補強部材71F,71Bの
間にわたされるようにして、幅狭の左右の補強部材72
L,72Rが配されている。なお、左補強部材72L
(図8では右側)は、排水用開口73から逃げるために
短寸に形成されている。
【0016】前補強部材71Fは、図6にも示すよう
に、幅広で扁平なチャンネル状に形成されている。特
に、垂下板69と接触する側の側板74が、上端が内方
に所定角度傾倒した斜め姿勢に形成されている。反対側
の側板75は垂直に形成されているとともに、その上縁
に、外方に直角曲げされた取付板76が形成されてい
る。ここで、傾斜した側板74の上縁と、取付板76の
上面とは、底板77から同じ高さ位置を取るように設定
されている。前補強部材71Fの底板77の前側には、
図5に示すように、上記したベースパネル68の接続開
口70と対応した位置に、給水口80Aまたは排水口8
0Bを取り付けるための取付孔78が開口されている。
これらの給水口80Aと排水口80Bとは同じ形状であ
って、取付孔78内に上方から嵌められてフランジ81
をねじ止めすることで固定され、図10に参照して示す
ように、下部ポート82は底板77の下面側に突出し、
一方、外周に雄ねじの切られた上部ポート83は、底板
77の上面側に突出するも、その深さ内に留まってい
る。
【0017】前補強部材71Fの底板77の後側には、
左右一対の脚11の取付孔85が開口されている。この
取付孔85の形成部分には、チャンネル材からなるスペ
ーサ86が伏せた姿勢で介設されるようになっている。
このスペーサ86は、図6に示すように、ベースパネル
68の裏面の所定位置にねじ止めされて予め取り付けら
れている。なお後補強部材71Bは、給水口80Aまた
は排水口80Bの取付孔78が設けられていない点で、
前補強部材71Fよりも幅狭に形成されているだけで、
基本的な構造は前補強部材71Fと同様である。
【0018】左右の補強部材72は、図7にも示すよう
に、幅狭のチャンネル状に形成されており、同様に垂下
板69と接触する側の側板74が、上端が内方に所定角
度傾倒した斜め姿勢に形成されている。一方、反対側の
側板75は垂直に形成され、その上縁に、外方に直角曲
げされた取付板76が形成されている。同じく傾斜した
側板74の上縁と、取付板76の上面とは、底板から同
じ高さ位置を取るように設定されている。
【0019】ベース部67は以下のようにして組み付け
られる。前補強部材71Fには給水口80Aと排水口8
0Bとが取り付けられ、この前補強部材71Fと後補強
部材71Bとが、図6(A)の矢線に示すように、ベー
スパネル68の裏面における前縁または後縁の垂下板6
9の内側に嵌められる。ここで、垂下板69を曲げた内
側の隅にはR部88ができているが、補強部材71にお
ける垂下板69と接触する側の側板74が、上縁を内方
に倒した斜め姿勢に形成されているから、同図(B)に
示すように、R部88を避けつつ側板74の上縁と、取
付板76とがベースパネル68の裏面に同時に当てられ
て、ベースパネル68と補強部材71の底面との間の寸
法Aを正規に取って嵌めることができる。そののち、取
付板76がねじ止めされて、補強部材71が固定され
る。
【0020】左右の補強部材72L,72Rも、前後の
補強部材71F,71Bの間の位置において、図7
(A)の矢線に示すように、ベースパネル68の裏面に
おける前縁または後縁の垂下板69の内側に嵌められ
る。この左右の補強部材72でも、垂下板69と接触す
る側の側板74が上縁を内方に倒した斜め姿勢に形成さ
れているから、同じく同図(B)に示すように、垂下板
69を曲げた内側のR部88を避けつつ側板74の上縁
と、取付板76とがベースパネル68の裏面に同時に当
てられ、ベースパネル68と補強部材72の底面との間
の寸法Aを正規に取って嵌められる。同様に取付板76
がねじ止めされて、補強部材72が固定される。
【0021】また、上記のようにチャンネル状の左右の
補強部材72が取り付けられることで、ベースパネル6
8の左右の側縁に、図9に示すように、角筒状をなすい
わばボトムフレーム89が形成された状態となる。一
方、ベースパネル68の左右の側縁における前縁から所
定寸法中央部に寄った位置には、図11に示すように、
上記したミドルフレーム61の前辺61Fの下端が差し
込み可能な差込孔90が開口されており、言い換えると
ボトムフレーム89の上面に差込孔90が開口されてい
る。なお、ミドルフレーム61自体も角筒形に形成さ
れ、前辺の下端にはねじ孔93の設けられた端面板92
が形成されている。
【0022】上記のように、ベースパネル68の裏面の
周縁に前後左右の補強部材71,72が取り付けられた
ら、図10に示すように、前後の補強部材71の取付孔
85に脚11の上端がねじ込まれて取り付けられる。こ
れによりベース部67の組み付けが完了する。ここで特
筆すべきは、同図に示すように、給水口80Aと排水口
80Bにおいて、それぞれの上部ポート83がベースパ
ネル68の下面側に引っ込んで配されている点にある。
またベースパネル68の上面には、図3に示すように、
その左右両側縁に沿ってガイドレール94が敷設されて
いる。このガイドレール94の内側に、上記した製氷ユ
ニット13の基板14が載せられ、製氷ユニット13は
基板14に載せられたままガイドレール94に沿って出
し入れ可能に収納されている。基板14の前後両縁に
は、それぞれ取手14A、14Bが張り出して設けられ
ている。
【0023】他のパネルについて説明する。天井に配さ
れるトップパネル95は、その前縁に沿って排気口96
が形成されている。前面の3枚のパネルのうち、下段部
10Cの前面に配されるロアフロントパネル97には、
冷凍装置15の凝縮器16の前面に位置にして外気の吸
気口98が形成されている。中段部10Bの前面に配さ
れるエプロンパネル50には、上記したエプロンカバー
51やホルダ53が取り付けられている。アパフロント
パネル100は、上段部10Aの前面において揺動開閉
可能に設けられ、放出スイッチ101等が装備されてい
る。サイドパネル102は、左右両側面の全高にわたっ
て張られるようになっている。
【0024】リヤパネル103は後面の全高にわたって
張られるようになっており、板面のほぼ下半分の領域
に、排気口104が形成されている。このリヤパネル1
03の左右両側縁には、リヤフレーム105が一体形成
されている。詳細には、図12に示すように、リヤパネ
ル103の左右の端縁が3度内方に直角曲げされること
で角筒状のリヤフレーム105が形成され、さらに外方
に直角曲げされた取付板106がスポット溶接によって
リヤパネル103の裏面に固定されている。このリヤフ
レーム105における中央高さよりも少し上方位置、す
なわち、上記のように互いに固定されたミドルフレーム
61の上辺61Uの後縁と、アパフレーム62の下辺6
2Dの後縁とが突き当てられる位置に、それらを差し込
み可能な縦長の差込孔107が開口されている。なお、
上記したようにミドルフレーム61の上辺61Uは角筒
形であって、この後端にはねじ孔93の設けられた端面
板109が形成され、一方アパフレーム62の下辺62
Dはチャンネル形であって、同じくねじ孔93の設けら
れた端面板110が形成されている。また、リヤパネル
103の上縁には、リヤトップフレーム112が一体形
成されている。
【0025】続いて、組み付けの一例を説明する。まず
既述した要領で、ベース部67と3組のフレーム60〜
62とがそれぞれ組み立てられる。この組み立てられた
フレーム体が、ベースパネル68の上に立てられる。そ
のとき、図11の矢線に示すように、ミドルフレーム6
1の前辺61Fの下端がボトムフレーム89の差込孔9
0に差し込まれつつ、ロアフレーム60の前辺60Fの
下端の取付部60Bがベースパネル68の前縁の左右両
端部に載せられる。そして、このロアフレーム60の前
辺60Fの取付部60Bがねじ止めされるとともに、ボ
トムフレーム89の底面に突き当たったミドルフレーム
61の前辺61Fの端面板92が、下面側からねじ止め
される。
【0026】次に、リヤパネル103が立てられる。こ
の場合は、左右のリヤフレーム105の下端の取付部1
05Aがベースパネル68の後縁の左右両端部に載せら
れるとともに、図12の矢線に示すように、リヤフレー
ム105に開口された差込孔107に、ミドルフレーム
61の上辺61Uとアパフレーム62の下辺62Dの後
縁が差し込まれる。そして、このリヤフレーム105の
取付部105Aがねじ止めされるとともに、リヤフレー
ム105の奥面に突き当たったミドルフレーム61の上
辺61Uの端面板109と、アパフレーム62の下辺6
2Dの端面板110とが、裏面側からねじ止めされる。
また、アパフレーム62の上辺62Uの後縁がリヤトッ
プフレーム112の左右両端に結合される。
【0027】次に、ケーシング33内に納められた貯氷
庫30が、引張コイルばね34を介してアパフレーム6
2の上辺62Uから吊り下げ支持される。それととも
に、基板14に乗せられた製氷ユニット13が、ベース
パネル68上に載せられて入れられる。そうしたら既述
したように、貯氷庫30側の上部ヘッド35に設けられ
た接続ナット39を、冷凍ケーシング20側の下部ヘッ
ド37の外周に切られた雄ねじに螺合して締め付けるこ
とにより、冷凍ケーシング20と貯氷庫30とが水密状
に接続される。
【0028】併せて、貯氷庫30と製氷ユニット13
間、あるいは製氷ユニット13とベースパネル68間の
配管が接続される。ベース部67の前縁における正面か
ら見た左側に設けられた給水口80Aの上部ポート83
には、給水管120の一端がナット121を介して接続
され、この給水管120の他端は、ディスペンサ本体1
0内を立ち上がったのち、貯氷庫30の前面側に配され
た浄化器122を介して、上記した給水タンク29に導
かれている。また、給水タンク29から引き出された排
水管124が、右側に設けられた排水口80Bの上部ポ
ート83に、同様にナット121を介して接続される。
そののち、左右のサイドパネル102、ロアフロントパ
ネル97、エプロンパネル50及びアパフロントパネル
100、さらにはトップパネル95が順次に張られる。
【0029】上記のように組み付けが完了し、所定場所
に設置されたら、給水口80Aの下部ポート82がホー
スによって水道水の供給源に接続される。なお、排水側
も適宜の排水部にホースにより接続される。稼働時に
は、給水管120に圧送された水道水が浄化器122を
通って浄化され、これが製氷水として給水タンク29に
貯留されて適宜に冷凍ケーシング20に供給される。そ
して図1に示すように、製氷ユニット13が運転され、
すなわち冷凍装置15とオーガ23とが駆動されると、
冷凍ケーシング20内に供給された製氷水がその内周面
で氷結して、これが回転するオーガ23の螺旋刃24に
よって掻き取られつつ上方に搬送され、下部ヘッド37
の成形孔38を通って柱状に圧縮されたのち、上部ヘッ
ド35の挿通孔36を通って貯氷庫30内に突入する。
一方アジテータ42の回転軸41も回転しているから、
貯氷庫30内に突出した柱状の氷がカッタ56によって
片状に砕かれ、この氷片が、回転するアジテータ42に
より氷片同士の結合が阻止されつつ底部側から順次に貯
氷庫30内に貯留される。
【0030】氷片が貯氷庫30内に満杯となったら、検
知板57が押し上げられて検知スイッチ58がオフとな
り、これにより製氷ユニット13の運転が停止される。
氷を放出させる場合は、カップホルダ53にカップCを
支持したのち、放出スイッチ101を操作すると、送出
スクリュ48が所定時間駆動され、氷片が放出筒45内
に導かれつつ前方に送り出され、放出口46からエプロ
ンカバー51内の放出路52を通ってカップC内に放出
される。貯氷庫30内の氷片が減少したら、再び製氷さ
れて氷片として貯氷庫30に送り込まれる。
【0031】製氷ユニット13側に故障等が起きて、そ
の修理が必要な場合は以下のようにして行う。前面側で
は、エプロンパネル50、ドレンパネル54及びロアフ
ロントパネル97を外し、中段部10Bと下段部10C
の前面を開放する。また必要に応じて例えば左側面のサ
イドパネル102を外す。係る状態から接続ナット39
の締結位置に手を入れ、接続ナット39を回して緩める
と、貯氷庫30が製氷ユニット13から分離されて、吊
り下げられた状態となる。それとともにナット121を
緩めて給水管120を給水口80Aから、排水管124
を排水口80Bからそれぞれ外す。また、貯氷庫30と
製氷ユニット13間、あるいは製氷ユニット13とベー
スパネル68間の配管も必要に応じて外す。
【0032】そうしたら、手前側の取手14Aを掴んで
基板14を引き出す。このとき、基板14の進路途中に
位置する給水口80Aと排水口80Bとが、図10に示
すように、ベースパネル68の下面側に引っ込んでいる
から、基板14がガイドレール94で案内されてベース
パネル68上を摺動しつつ、製氷ユニット13が前方に
引き出される。製氷ユニット13がディスペンサ本体1
0の外部に完全に出されたところで修理に供される。製
氷ユニット13の修理が完了したら、上記とは逆の手順
によって、製氷ユニット13をディスペンサ本体10の
中段部10Bと下段部10Cにわたって収納し、接続ナ
ット39により貯氷庫30と冷凍ケーシング20とを接
続するとともに、貯氷庫30と製氷ユニット13間、あ
るいは製氷ユニット13とベースパネル68間の配管が
接続される。それとともに、給水管120の下端が給水
口80Aに、排水管124が排水口80Bにそれぞれナ
ット121によって接続され、また外したパネルが取り
付けられる。これにより、再運転が可能となる。
【0033】以上説明したように本実施形態によれば、
基板14に載せられた製氷ユニット13は、給水管12
0と排水管124とをナット12を緩めてそれぞれ給水
口80Aと排水口80Bから外した状態で出し入れされ
ることになるが、残された給水口80Aと排水口80B
はベースパネル68の上面よりも下方に引っ込んだ位置
に設けられているから、基板14を給水口80A,排水
口80Bと干渉することなくベースパネル68上を摺動
させつつ出し入れすることができる。すなわち、基板1
4を製氷ユニット13ともどもを持ち上げたりすること
なく、ベースパネル68上を滑らせて簡単に出し入れす
ることができる。また、給水口80Aと排水口80Bと
を補強部材71内に収めるようにしたから、給水口80
Aや排水口80Bとの干渉の回避を考慮することなく、
補強部材71を所望の位置に組み付けることができる。
【0034】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は上記実施形態に例示した氷ディスペンサ
に限らず、例えば冷水ディスペンサ等、冷凍装置で生成
された冷熱で原水を冷却することにより冷物品を製造す
るようにした冷物品製造機全般に広く適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る氷ディスペンサの
側断面図
【図2】 そのサイドパネルを外した状態の側面図
【図3】 その分解斜視図
【図4】 筐体部分の分解斜視図
【図5】 ベース部の拡大分解斜視図
【図6】 ベースパネルの前縁側の補強構造を示す側面
【図7】 ベースパネルの左側の補強構造を示す正面図
【図8】 ベース部の底面図
【図9】 図8のX−X線断面図
【図10】 ベース部の前縁部分の拡大断面図
【図11】 ミドルフレームとボトムフレームとの差込
構造を示す斜視図
【図12】 ミドルフレーム及びアパフレームとリヤフ
レームとの差込構造を示す斜視図
【符号の説明】
10…ディスペンサ本体 13…製氷ユニット 14…
基板 14A…取手 15…冷凍装置 20…冷凍ケーシング 68…ベース
パネル 70…接続開口 71F…補強部材 78…取付孔 80A…給水口 8
0B…排水口 83…上部ポート 120…給水管 1
21…ナット 124…排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 秀治 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 渡邉 登 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 柳楽 正伸 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍装置と、この冷凍装置で生成された
    冷熱で原水を冷却することにより冷物品を製造する製造
    部とが基板上に搭載されてユニット化され、このユニッ
    トが製造機本体内のベースパネル上に出し入れ可能に収
    納されるとともに、前記原水の供給源と接続され給水管
    を介して前記製造部に原水を供給するための給水口が、
    前記ベースパネルの上面よりも下方に引っ込んだ位置に
    設けられていることを特徴とする冷物品製造機。
  2. 【請求項2】 前記ベースパネルの下面にはチャンネル
    形をなす補強部材が組み付けられ、この補強部材内に前
    記給水口が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の冷物品製造機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2011445A2 (en) 2002-09-12 2009-01-07 Showa IKA Kohgyo Co., Ltd. Rod fixing apparatus for vertebra connecting member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20070511