JP2002267185A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2002267185A
JP2002267185A JP2001062220A JP2001062220A JP2002267185A JP 2002267185 A JP2002267185 A JP 2002267185A JP 2001062220 A JP2001062220 A JP 2001062220A JP 2001062220 A JP2001062220 A JP 2001062220A JP 2002267185 A JP2002267185 A JP 2002267185A
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dial
heater
operation unit
unit
type operation
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JP2001062220A
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English (en)
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Terutaka Aoshima
輝任 青嶋
Kazunari Imamoto
和成 今本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤル式操作部とカンガルー式操作部とを
組み合わせ、使い分けできるようにして操作性や使い勝
手を良くし、意匠的にも良好にする。 【解決手段】 トッププレート29に複数のヒータ加熱
部30,31,32を配し、これら加熱部を操作する操
作パネル部26には、ダイヤル式操作部27とカンガル
ー式操作部28とを組み合せた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トッププレートに
複数のヒータ加熱部を配してなる加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種加熱調理器として、図9に
示すようにトッププレート1に複数(この例では3個)
のヒータ加熱部を備えたビルトインタイプの加熱調理器
が実用に供されている。この一例では、前方側に火力
(出力)が大きい左ヒータ加熱部2、および同右ヒータ
加熱部3を設けるとともに、後方中央部には中央ヒータ
加熱部4を配設している。そして、これらヒータ加熱部
2,3,4には、そのヒータ手段として異なる種類のも
のが組合わされている場合が多い。一般的には、誘導加
熱コイルを用いた所謂IHヒータや、ニクロム線を用い
たラジエントヒータ、そしてハロゲンランプを用いたハ
ロゲンヒータなどが多く採用されている。
【0003】今、図9の例では、例えば火力が大きい
左,右ヒータ加熱部2,3には、図示しないがIHヒー
タを採用し、また小火力の中央ヒータ加熱部4にはラジ
エントヒータを採用した構成としている。また、トップ
プレート1の手前には、各ヒータ加熱部2,3,4の夫
々に対応した火力表示部5,6,7を設けるとともに、
後部には排気口8を設けている。このように構成してな
る所謂ヒータユニットは、システムキッチンのカウンタ
ートップ9に落し込むようにして組み込まれ、調理器前
面上部の左側にはロースタ部10が設けられ、また、右
側には操作パネル部11を設けている。
【0004】しかるに、この操作パネル部11は、上記
各ヒータ加熱部2,3,4に対する各種の設定操作を行
なうスイッチ構成をなしており、図10は操作パネル部
11の拡大図である。即ち、操作パネル部11には、シ
ーソー型の電源スイッチ12を始め、左側から順に左ヒ
ータ用ダイヤル13、中央ヒータ用ダイヤル14、右ヒ
ータ用ダイヤル15を設け、これは上記各ヒータ加熱部
2,4,3の配置構成に合わせて夫々に対応した設定操
作が可能としている。そして、これらダイヤル13,1
4,15は、プッシュすることでオン動作し、再度プッ
シュすることで復帰してオフ動作するスイッチ機能を有
し、更には回動操作することで火力の大きさを設定可能
とし、火力表示部5,7,6にて点灯表示し確認できる
ようにしている。
【0005】その他には、タッチ(押圧)型のタイマ装
置16やロースタ用スイッチ17、および天ぷら用スイ
ッチ18を備え、特にタイマ装置16は時限設定や調節
および時間表示を可能とし、またロースタ用スイッチ1
7は火力調節を兼ねた構成としている。このように、図
10の操作パネル部11は、各種のスイッチ構成を有す
るが、各ヒータ加熱部2,3,4に対するオン・オフや
火力調節を行う主たるスイッチ機能はダイヤル13,1
4,15の操作に基づく所謂ダイヤル式操作部による構
成としている。
【0006】これに対し、図11は他の操作パネル19
の一例を示す図10相当図で、これはカンガルー式操作
部を用いた構成を示している。このカンガルー式機構の
基本的構造は、周知のように一隅部を支点Aに図示矢視
方向に回動可能な全体に三角柱状の形態をなし、開いた
状態では図11に示すように操作面が前方に突出して各
種スイッチ操作を可能となし、不使用時等には閉じてお
くことで調理器前面と略面一になるように収納される構
成にある。しかして、このようなカンガルー式操作部
は、回動構成のためダイヤル形状の摘みの如く大きく突
出した構成は採用困難なため、シーソー型の電源スイッ
チ12の他はタッチ型のスイッチ類20a〜20dを採
用している。
【0007】即ち、左ヒータ用タッチスイッチ部21に
は、左ヒータ加熱部2のオン・オフ操作と火力調節等を
可能としており、中央ヒータ用タッチスイッチ部22に
は、ロースタ部10と中央ヒータ加熱部4との選択設定
とオン・オフ操作並びに夫々の火力調節等を可能とし、
右ヒータ用タッチスイッチ部23には右ヒータ加熱部3
のオン・オフ操作と火力調節等を可能にしている。その
他、タイマ時限設定や表示を可能としたタイマ装置24
を備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来ダ
イヤル式操作部とカンガルー式操作部に代表される2種
類が採用されているが、夫々一長一短を有している。即
ち、まず図10に示すダイヤル式操作部にあっては、主
たる各ヒータ加熱部2,4,3のオン・オフや火力調節
するには、夫々対応するダイヤル13,14,15にて
設定操作できて使い易い。しかしながら、この操作パネ
ル11には、一般的に使用頻度が少ないタイマ装置16
やロースタ用スイッチ17等のスイッチを含む全てのス
イッチ類と表示等が常に前面に露出した形態にあるた
め、意匠的に雑踏とした感じを与え、しかも各ダイヤル
13,14,15と他の異なるタイプの各種スイッチと
が混在していることから、一見して使い難さを感じてし
まう。
【0009】一方、図11に示すカンガルー式操作部に
あっては、不使用時には閉じておくことで調理器前面に
突出することなく収納され、意匠的にもすっきりとし、
使用時のみ前方に回動突出してスイッチ操作すれば良
い。しかしながら、この種カンガルー式操作部は、その
回動する構成上、大きさに制約を受けることとなり、操
作パネル19の限られたスペースに全ての各種スイッチ
類20a〜20dや表示等を設けねばならない。このた
め、やはり使用時には使用頻度の少ないスイッチも含む
全てのスイッチ類が露出し、しかもタッチ型のスイッチ
を多用しているので誤操作し易いという憂いも有する。
【0010】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、ダイヤル式操作部とカンガ
ルー式操作部とを組合わせて使い分けることで、スイッ
チ類の操作性や使い勝手を良くし、意匠的にもすっきり
とした好感のもてる加熱調理器を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の加熱調理器は、トッププレートに複数のヒ
ータ加熱部を配し、これら加熱部を操作する操作パネル
部を備えた調理器において、前記操作パネル部には、ダ
イヤル式操作部と開閉回動するカンガルー式操作部とを
組み合せて設けたことを特徴とする(請求項1の発
明)。
【0012】斯かる構成によれば、ダイヤル式操作部に
おける使い易さと、必要に応じて利用するカンガルー式
操作部とを組み合せ使い分けることが可能となり、使い
勝手を良くするとともに、操作パネル部の外観もすっき
りした好感のもてる意匠とすることができる。
【0013】そして、請求項1記載のものにおいて、ダ
イヤル式操作部は、ヒータ加熱部の少なくとも火力調節
の設定操作を行ない、カンガルー式操作部は、使用頻度
の少ない設定操作を行なうスイッチ構成としたことを特
徴とする(請求項2の発明)。
【0014】斯かる構成によれば、調理器の使用時に、
火力調節することは大半の加熱調理に必要であるが、こ
れをダイヤル式操作部にて容易に設定操作でき、また、
使用頻度の少ない設定操作はカンガルー式操作部にて必
要時のみ行なえば良く、効率の良い設定操作ができて使
い勝手が向上する。
【0015】また、請求項2記載のものにおいて、ダイ
ヤル式操作部は、ヒータ加熱部のオン・オフ操作を可能
とし、カンガルー式操作部を閉じた状態でもヒータ加熱
部のオン・オフおよび火力調節の設定操作が可能なスイ
ッチ構成としたことを特徴とする(請求項3の発明)。
【0016】斯かる構成によれば、カンガルー式操作部
の閉状態に関係なく、ダイヤル式操作部の操作によりヒ
ータ加熱部へのオン・オフおよび火力調節の設定がで
き、従って最小限の簡単操作にて加熱調理器が利用可能
となり、一層使い勝手が向上するなど実用に好適する。
【0017】また、請求項1記載のものにおいて、ダイ
ヤル式操作部は、カンガルー式操作部の上部位に配設し
たことを特徴とする(請求項4の発明)。
【0018】斯かる構成によれば、大きく回動変位する
カンガルー式操作部は下位にあるので、これに何ら影響
受けることなくダイヤル式操作部を簡単操作できる。
【0019】また、請求項1記載のものにおいて、カン
ガルー式操作部は、該操作部を開いた前出状態にあると
き、ダイヤル式操作部のダイヤルより突出する構成とし
たことを特徴とする(請求項5の発明)。
【0020】斯かる構成によれば、ダイヤル式操作部の
ダイヤル位置に特に拘束されることなく、カンガルー式
操作部を開状態にて容易に操作することができる。
【0021】また、請求項1記載のものにおいて、カン
ガルー式操作部は、ダイヤル式操作部の上部位に配設し
たことを特徴とする(請求項6の発明)。
【0022】斯かる構成によれば、特にカンガルー式操
作部の使い勝手を良くしたもので、開閉回動させたり、
設定操作する場合に使い易くて好都合である。
【0023】また、請求項1記載のものにおいて、ダイ
ヤル式操作部のダイヤルは、その少なくとも一つはヒー
タ加熱部の火力の大きさ、またはヒータ種類に合わせて
異なる大きさ若しくは形状としたことを特徴とする(請
求項7の発明)。
【0024】斯かる構成によれば、少なくとも一つのダ
イヤルは、これに対応したヒータ加熱部の一つと特定す
ることができ、それをダイヤルの大きさや形状で認識で
きるから、調理時における必要な火力とかヒータ種類の
選択や啓蒙するに便宜を図り得、その分誤操作を防ぐこ
とに繋がり操作性が向上する。
【0025】また、請求項1記載のものにおいて、ヒー
タ加熱部には、少なくとも一つはIHヒータを用いると
ともに、該ヒータを操作するダイヤルを他のヒータ加熱
部のダイヤルより大きくしたことを特徴とする(請求項
8の発明)。
【0026】斯かる構成によれば、IHヒータを用いた
ヒータ加熱部に対し、これを操作するダイヤルが他のも
のより大きくすることにより、IHヒータ用であること
が容易に認識できるとともに、特にIHヒータによる加
熱可能な適正材質の調理容器であるかを使用者に啓蒙で
きる実用的効果を有する。
【0027】また、請求項1記載のものにおいて、ヒー
タ加熱部の火力表示部は、トッププレート面に設けたこ
とを特徴とする(請求項9の発明)。
【0028】斯かる構成によれば、操作部の限られたス
ペースを有効に活用できて、操作性および意匠的にも向
上が図れ、また、比較的広いトッププレート面を利用し
て所望の複数段階の火力表示ができるなど、機能向上に
も寄与する。
【0029】また、請求項1記載のものにおいて、ダイ
ヤル式操作部は、ヒータ加熱部のオン・オフ操作を可能
とし、そのダイヤルによるオン・オフ操作に連動して主
電源回路を開閉可能としたことを特徴とする(請求項1
0の発明)。
【0030】斯かる構成によれば、電源スイッチ装置を
操作部前面に設けずに済むので、それだけ該操作部のス
ペースに余裕ができて意匠的にも有利であり、また、操
作手数も軽減されて使い勝手が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明をビルトインタイプ
の加熱調理器に適用した一実施例について、図1ないし
図7に基づき説明する。そのうち図2は、所謂3口タイ
プの加熱調理器をキッチン21内部に組み込んだ全体構
成を示す外観斜視図で、まず、該図面に基づき大略的構
成につき述べる。図示するように、キッチン21のカウ
ンタートップ22にはヒータ加熱ユニット23が落とし
込まれるようにして組み込まれ、そして、キッチン21
の前面の扉24の上部に臨む左側にロースタ部25を有
し、右側に操作パネル部26が設けられている。このう
ち操作パネル部26は、詳細は後述するが本実施例では
上部位にダイヤル式操作部27、その下位にカンガルー
式操作部28を配設している。
【0032】しかるに、上記ヒータユニット23は、こ
の調理器の上面部を形成するように被着されたトッププ
レート29と、この上に鍋等が載置される三つのヒータ
加熱部を形成すべく、前部の左右に配置された左,右ヒ
ータ加熱部30,31と、後部中央に配置された中央ヒ
ータ加熱部32とを備えている。その他、トッププレー
ト29面には、火力表示部等も有するが、これらを含め
具体的構成については後述する。尚、トッププレート2
9の最後部には、調理器内部と連通した排気口33が形
成されている。
【0033】しかして、図3は平面図で特には上記ヒー
タユニット23上における配置構成を示しており、該図
面に基づき以下具体的に述べる。上記トッププレート2
9は、透光性の耐熱ガラス製で、その上面には、各ヒー
タ加熱部30,31,32に対応して鍋など調理容器の
有効な載置領域を示す環状の載置枠30a,31a,3
2aが印刷等により描かれている。更にトッププレート
29の下面側にあって、各ヒータ加熱部30,31,3
2に対応した火力表示部30b,31b,32bが破線
で示す位置に設けられている。これら火力表示部30
b,31b,32bは、いずれも複数のLED発光素子
を実装してなるもので、トッププレート29を透して点
灯表示可能としている。
【0034】因みに、そのうちの火力表示部30bおよ
び31bは、載置枠30aおよび31aより外側で夫々
手前側に位置して多数の発光素子を用いて弧状に配設さ
れ、残る火力表示部32bは、中央手前に位置してやゝ
少数の発光素子を直線状に配して形成している。また、
火力表示部32bに隣接した位置に同じくLED発光素
子による高温注意表示部34が設けられ、これは図示し
ないトッププレート29の温度を検知する温度センサに
基づき制御される。
【0035】ここで、各ヒータ加熱部30,31,32
の構成につき簡単に述べる。まず、本実施例では、左,
右ヒータ加熱部30,31は、いずれも共通の構成にて
同等の機能を発揮するよう設定され、従って、上記した
環状の載置枠30a,31aおよび火力表示部30b,
31bも、夫々同一規模の形態をなしている。しかし
て、左,右ヒータ加熱部30,31は、共にそのヒータ
手段としては、図示しないが誘導加熱コイルやその関連
部品からなる所謂IHヒータを採用しており、これらは
トッププレート29の下面に近接して配設されている。
【0036】一方、中央ヒータ加熱部32は、ヒータ手
段として図示しないニクロム線を用いたラジエントヒー
タを採用し、且つ上記左,右ヒータ加熱部30,31よ
りも通電発熱による出力、所謂火力は弱く(小さく)
て、それに応じて鍋などの載置枠32aや火力表示部3
2bも小規模の形態にある。従って、本実施例では、三
つのヒータ加熱部は採用ヒータの種類および火力の大き
さとも、2種類の組み合せ構成からなりたっている。
【0037】次いで、図4は正面図、図5は要部の概略
的な電気回路図で、更に図1は要部の縦断側面図で、こ
れら図面に基づき特には上記した操作パネル部26の具
体的構成について説明する。まず、図4からは調理器正
面の配置構成が明らかとなるように、およそ左半部をロ
ースタ部25として図示しないロースタ用ヒータ手段を
内臓しており、そして右半部には前記したように操作パ
ネル部26が、上部位にダイヤル式操作部27を、また
下位にカンガルー式操作部28を夫々配して設けられて
いる。そのうち、ダイヤル式操作部27には、摘みとし
ての四つのダイヤル35〜38を備えている。
【0038】具体的には、図示する左側から順に左ヒー
タ用ダイヤル35,ロースタ用ダイヤル36,中央ヒー
タ用ダイヤル37、および右ヒータ用ダイヤル38を設
けている。このうちの左,右ヒータ用ダイヤル35,3
8は、他のダイヤル36,37より径大な大きさに設定
して差別化している。これは、単にダイヤル形状が異な
ることのみに非ず、特に本実施例では、以下のような機
能的な差異を有している。
【0039】即ち、左,右ヒータ用ダイヤル35,38
は、前記した夫々左,右ヒータ加熱部30,31のオン
・オフと火力調節を行ない、またロースタ用ダイヤル3
6は図示しないロースタ用ヒータ手段のオン・オフを行
ない、そして中央ヒータ用ダイヤル37は、中央ヒータ
加熱部32のオン・オフと火力調節を可能としている。
しかるに、オン・オフ操作は、いずれもダイヤルをプッ
シュするとオン動作し、もう一度プッシュすることでオ
フ動作するスイッチ機構を有し、また、火力調節にはダ
イヤルを時計方向に回動操作すると火力が強まり、反時
計方向に回動することで火力が弱まる構成としており、
その火力の設定表示は夫々の火力表示部30b,31
b,32bが点灯表示することにより確認でき、この場
合、多数の発光素子が点灯するほど火力が強いことを表
わす。斯くして、上記したように今、左,右ヒータ用ダ
イヤル35,38が他のものより径大であることは、設
定可能な火力が大きいこと、およびヒータ手段としてI
Hヒータを用いていることの機能的差異を一見して識別
容易にしている。
【0040】また、上記したようにダイヤル式操作部2
7では、ダイヤル操作によりオン・オフするだけで各ヒ
ータ加熱部30〜32および図示しないロースタ用ヒー
タへの通断電を可能にしている。つまり、本実施例にお
けるダイヤル式操作部27には、従来に謂う電源スイッ
チ装置を設けていない。このようなダイヤル操作により
オン・オフする所謂ダイヤルスイッチ構成について、図
5に概略的に示す電気回路図を参照して述べると、商用
の交流電源39の両電源端子39a,39b間に、各ヒ
ータ用ダイヤル35〜38の操作に連動する二連式のオ
ン・オフスイッチ35a〜38aとリレーコイル42を
直列に接続している。
【0041】具体的には、これら二連式スイッチ35a
〜38aのうち一方の接点bが、リレーコイル42と接
続され、他方の接点aは一端が負荷側回路41に接続さ
れ、他端が主電源スイッチとしてのリレー接点40を直
列に介して一方の電源端子39aに接続されている。従
って、二連式のスイッチ35〜38aの各接点bは、い
ずれもリレーコイル42に接続され、所謂リレー接点4
0の駆動回路を構成している。尚、負荷側回路41に
は、左,右ヒータ加熱部30,31(IHヒータ)等へ
の通電回路の他に、操作パネル部26の操作入力や各種
温度センサ等の検知信号を入力して予め備えられた制御
プログラムに基づき、火力制御や図示しないインバータ
回路等を駆動制御する制御回路等を有している。
【0042】従って今、左ヒータ用ダイヤル35をプッ
シュ(オン)操作した場合、該当する二連式スイッチ3
5aが閉成され、まず接点bを介してリレーコイル42
を付勢し、リレー接点40を閉成動作させる。これによ
り、リレー接点40を介して負荷側回路41が導通さ
れ、左ヒータ加熱部30に通電される。逆に、オフ操作
するにはもう一度プッシュすると、接点a,bとも連動
して開放することにより、リレーコイル42も消勢され
リレー接点40も開放する。この場合、スイッチ35a
〜38aのいずれか一つが閉成(オン操作)されている
限り、他の一つがオフ操作されてもリレーコイル42は
続いて付勢され、リレー接点40は閉成状態に保持され
る。
【0043】一方、上記ダイヤル式操作部27の下位に
配設されたカンガルー式操作部28は、特に図1に示す
ように調理器正面に対して下端部を支点に前後方向に回
動し、内方に収納された閉じた状態と、前方に突出した
開いた状態とを得る所謂カンガルー式ポケットの形態を
なしている。しかるに、先の図4に示す閉じた状態から
「押す」の記載部位をプッシュすると開動作する構成に
なっていて、再び閉じるには手動操作で戻す方向に押し
てやる構成としている。しかして、このカンガルー式操
作部28は、図1に示すように全体形状が三角柱状をな
し、そのうちの前方に突出する二面において、一つをス
イッチ操作面28aとし、もう一つを閉鎖面28b(図
4参照)となし、そのスイッチ操作面28aには後述す
る図6に示すような各種のスイッチ類や表示部を備えて
いる。
【0044】従って、図1においてカンガルー式操作部
28は、下端部の支点Aを中心に回動し実線で示す前出
状態(開いた状態)では、スイッチ操作面28aが前方
に若干斜め下方位置まで回動突出してスイッチ類の操作
を可能とし、また、二点鎖線で示す収納状態(閉じた状
態)では、スイッチ操作面28aは収納されるととも
に、閉鎖面28bが前面を略平坦状に塞ぐ位置まで移動
する。また、上部位のダイヤル式操作部27の左ヒータ
用ダイヤル35等の調理器前面からのダイヤルの突出寸
法X1に対し、カンガルー式操作部28の前出状態での
突出寸法X2を、十分に大きくしてスイッチ操作面28
aが上部のダイヤルの死角となるのを極力避けた構成と
している。
【0045】そして、図6にはスイッチ操作面28aに
おける具体的一例を示したものである。ところで前記し
たように、上記ダイヤル式操作部27が有するスイッチ
機能は、調理器使用時に各種ヒータ手段を直接オン・オ
フしたり火力調節を行なう必ずと言って良いほど使用す
る主スイッチ機能である。これに対し、このカンガルー
式操作部28に設けられるスイッチ類は、使用頻度が少
ないロースタ調理や天ぷら調理、およびタイマ時限の設
定や表示など詳細な設定を要する場合に使用されるスイ
ッチ類が設けられている。
【0046】因みに、図6に示す左側には時限設定や表
示部を含むタイマ装置43が設けられ、左ヒータ加熱部
30に対して制御可能としている。そして、中央部位に
はロースタ調理の具体的調理手段の設定や時限設定が可
能なロースタ調理設定部44が設けられているが、その
時限設定は中央ヒータ加熱部32に対する制御も可能
で、いずれか一方が優先使用できるようにしている。ま
た、右側には天ぷら用の温度制御機能や時限設定が可能
な天ぷら調理設定部45が配設され、これは右ヒータ加
熱部31を利用して制御可能としている。
【0047】しかるに、これら設定用のスイッチ形態と
しては、操作面28aが略平坦状に構成できるタッチ型
のスイッチを採用し、回動時の妨げとならないスイッチ
構成としている。尚、図7は、特には操作パネル部26
を側方から見た上下方向の概略的な配置構成を示すとと
もに、後述する作用を説明するための図である。
【0048】次に、上記構成とした加熱調理器の作用に
つき述べる。まず、調理材料等を収容した鍋などの調理
容器(図示せず)を、トッププレート29上の複数のう
ちの所望のヒータ加熱部を選択して載置する。以下、例
えばIHヒータを用いた右ヒータ加熱部31を利用する
場合について述べる。そして今、操作パネル部26は、
図4および図7(a)に示すように、カンガルー式操作
部28は、閉じた位置に回動されて調理器内部に収納状
態にあるとする。従って、上部位のダイヤル式操作部2
7の右ヒータ用ダイヤル38をプッシュしてオン操作す
ることで、図5にて開示したように二連式スイッチ38
aの接点bを介してリレーコイル42が励磁され、主電
源スイッチたるリレー接点40を有する主電源回路を閉
回路とし、また、回動操作することにより火力調節を行
なう。
【0049】この場合、図3に示す火力表示部31b
に、火力の大きさ(強弱)に応じた複数個の発光素子を
トッププレート29面に点灯して知らせるとともに、オ
ン操作のみでは火力表示部31bが点滅して使用者に火
力調節することを促す。尚、この火力表示部31bは、
鍋などが規制の載置枠31aへの置き方が適正でなかっ
たり、或は適正な材質でなかったりした場合には、図示
しない制御回路の制御プログラムに基づき点滅させて、
警報用にも用いるようにしている。
【0050】このように、カンガルー式操作部28は閉
じたままで、ダイヤル式操作部27のダイヤル操作のみ
で主たるスイッチ機能の設定ができ、加熱調理を開始す
ることができる。しかるに、使用頻度としては少ないが
調理に時限設定を望む場合や、天ぷら調理を行なう場合
には、カンガルー式操作部28を使用することになる。
従って、カンガルー式操作部28の閉鎖面28bの所定
部位(図4参照)をプッシュして回動させ、図1および
図7(b)に示すように開いて前方に突出した状態(以
下、前出状態と記す)とする。これにより、操作面28
aは斜め前方に指向した位置に保持され、図6に示す天
ぷら調理設定部45や必要に応じ時限設定等をタッチ操
作することで、設定することができる。特に、前出状態
に位置するカンガルー式操作部28は、図1および図7
(b)から明らかな如く上部位の各ダイヤル35〜38
より大きく突出した構成にあるので(X2>X1)、操作
するに必要な操作面28aを広く確保できる。
【0051】以上は、一つの右ヒータ加熱部31の操作
手順につき述べたが、当然、複数のヒータ加熱部を同時
に使用することも可能で、例えば、更に中央ヒータ加熱
部32を利用して湯沸しなどを併せて行なう場合は、そ
れに対応する中央ヒータ用ダイヤル37をプッシュして
オンさせ、回動して火力調節を行なえば良く、実質的に
同じ手順で設定操作できる。この場合、中央ヒータ用ダ
イヤル37は、火力の大きさおよびヒータ手段が異なる
右ヒータ用ダイヤル38が径大であるのに対して、小さ
く(径小)して識別容易にしているので、誤操作を軽減
し使い勝手を良くしている。
【0052】一方、左ヒータ加熱部30においても、対
応する左ヒータ用ダイヤル35は同様に火力およびヒー
タ手段(IHヒータ)に相応して径大に形成してあり、
配置構成も含めて一見して識別が容易で、使用可能な鍋
類を選択する意識付けなどの啓蒙ができ、やはり使い勝
手が良いことは言うまでもない。尚、加熱停止する場合
には、もう一度、所望のダイヤルをプッシュしてやるこ
とで、図5に示すリレーコイル42は消勢されリレー接
点40による主電源回路の開放と併せ簡単にオフ操作す
ることができる。
【0053】斯くして、本実施例によれば次の効果を有
する。まず、本実施例の加熱調理器は、複数のヒータ加
熱部30〜32を操作する操作パネル部26を、ダイヤ
ル式操作部と開閉回動するカンガルー式操作部とを組み
合せて構成した。これにより、本来のダイヤル式操作部
27における使い易さと、必要に応じて利用するカンガ
ルー式操作部28とを巧みに使い分けることが可能とな
り、総合的に使い勝手を良くするとともに、操作パネル
部26の外観もすっきりした好感のもてる意匠とするこ
とができる。
【0054】その上、ダイヤル式操作部28は、各ヒー
タ加熱部30〜32に対し少なくとも火力調節が操作で
きるようにし、一方、カンガルー式操作部28は、使用
頻度の少ない設定操作を行なうスイッチ構成とした。従
って、火力調節することは大半の加熱調理に必要である
が、これはダイヤル式操作部27にて容易に設定操作で
き、また、使用頻度の少ない設定操作はカンガルー式操
作部28にて必要時のみ行なえば良いので、無駄がなく
効率良く設定操作ができる。
【0055】しかも、ダイヤル式操作部27は、本実施
例では火力調節と併せて各ヒータ加熱部30〜32のオ
ン・オフ操作をも可能としたので、カンガルー式操作部
28を閉じた状態でも主要なオン・オフおよび火力調節
の設定操作が可能で、必要最小限の手数にて簡単操作で
き、一層使い勝手の向上が図れるなどの実用的効果を奏
する。
【0056】一方、上部位のダイヤル式操作部27に対
し、下位の前出状態にあるカンガルー式操作部28は、
図1および図7(b)にて明示した如く各ダイヤル35
〜38より大きく前方に突出しているので(X2>X
1)、操作するに必要な操作面28aを広く確保できて
簡単操作できる。それでいて、上部位のダイヤル式操作
部27は、本来的に使い易い上に、大きく回動変位する
下位のカンガルー式操作部28の開閉位置に何ら影響を
受けることもない。
【0057】また、ダイヤル式操作部27は、上部に配
置した構成のみならず、その各ヒータ用ダイヤル35〜
38は、火力の大きさ、またはヒータ手段の種類に合わ
せて異なる大きさとしており、本実施例では火力も大き
くて且つIHヒータを用いた左,右ヒータ加熱部30,
31を操作する該当ダイヤル35,38を、他のものよ
り径大な構成とした。これにより、ダイヤルの大きさで
該当するヒータ加熱部の一つと特定することができ、調
理時における必要な火力とかヒータ手段であるかの啓蒙
や選択するに便宜を図り得、それだけ誤操作を防いだり
使い易さが向上できる。但し、上記のように複数のダイ
ヤルでなく少なくとも一つのダイヤルを異なる大きさに
しただけでも、この種調理器のヒータ加熱部も一般的に
数個に限られておることから、経験的にも容易に特定で
き、同様の効果が期待できる。
【0058】更には、各ヒータ加熱部30〜32の火力
表示部30b〜32bは、トッププレート29面に配設
したこと、および各ダイヤル35〜38はオン・オフ操
作に連動して主電源回路を開閉できるようにして従来の
電源スイッチ装置を操作パネル部26の前面に設けない
構成とした。この結果、ダイヤル式操作部27の限られ
たスペースを有効に活用できて、操作性および意匠的に
も向上が図れ、また、火力表示するには比較的広いトッ
ププレート29面を利用して該当するヒータ加熱部の近
傍に所望の複数段階の火力表示ができて、機能的にも便
利であるとともに、ダイヤル操作は別体の電源スイッチ
装置による操作手数が省けて、一層使い勝手が向上す
る。
【0059】(変形例)図8は、本発明の変形例を示す
図7相当図で、上記実施例に対し、操作パネル部46が
ダイヤル式操作部47の上部位にカンガルー式操作部4
8を配した構成で、所謂上下逆配置とした点で異なるの
みで、他は全て共通の構成とするものである。
【0060】従って、斯かる構成によれば、図8(a)
に示すようにカンガルー式操作部48が閉じた状態にあ
るときは、ダイヤル式操作部47によるダイヤル操作は
何ら支障なく行なえ、また、操作パネル部46はカンガ
ルー式操作部48の閉鎖面48bが表面にあって、やは
り全体的にすっきりとした外観意匠が得られる。一方、
カンガルー式操作部48を使用するときは、同図(b)
に示す如く開回動させ前出状態にすれば良い。この場
合、上部にダイヤルを有する上記実施例以上に操作面4
8aを大きく確保でき、見易くて簡単操作ができるもの
で、特に該カンガルー式操作部48の操作性向上を求め
る場合に好都合である。
【0061】尚、本発明は上記し且つ図面に示された上
記実施例に限定されるものではなく、例えばダイヤル
は、火力の大きさやヒータ種類に合わせて異なる大きさ
としたが、これは形状により特定し識別可能としても良
いなど、実施に際し具体的に種々変更が可能である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器は、トッププレートに複数のヒータ加熱部
を配し、これら加熱部を操作する操作パネル部におい
て、ダイヤル式操作部とカンガルー式操作部とを組み合
せた構成とした。斯くして、ダイヤル式操作部における
使い易さと、必要に応じて利用するカンガルー式操作部
とを組み合せ使い分けることが可能となり、使い勝手を
良くするとともに、特には操作部における外観意匠もす
っきりした好感のもてる加熱調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をビルトインタイプの加熱調理器に適用
した一実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】キッチンに組み込んだ状態の全体構成を示す外
観斜視図
【図3】平面図
【図4】正面図
【図5】概略的に示す電気回路図
【図6】操作面の配置構成を示す拡大図
【図7】要部の概略構成および作用説明するための図
【図8】本発明の変形例を示す図7相当図
【図9】従来の概略構成を示す外観図
【図10】図6相当図
【図11】他の異なる図6相当図
【符号の説明】
図中、22はカウンタートップ、25はロースタ部、2
6,46は操作パネル部、27,47はダイヤル式操作
部、28,48はカンガルー式操作部、29はトッププ
レート、30は左ヒータ加熱部(ヒータ加熱部)、31
は右ヒータ加熱部(ヒータ加熱部)、32は中央ヒータ
加熱部(ヒータ加熱部)、30b,31b,32bは火
力表示部、35は左ヒータ用ダイヤル(ダイヤル)、3
5a〜38aは二連式スイッチ(ダイヤルスイッチ)、
36はロースタ用ダイヤル(ダイヤル)、37は中央ヒ
ータ用ダイヤル(ダイヤル)、38は右ヒータ用ダイヤ
ル(ダイヤル)、40はリレー接点(主電源スイッ
チ)、41は負荷側回路、および42はリレーコイルを
示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トッププレートに複数のヒータ加熱部を
    配し、これら加熱部を操作する操作パネル部を備えた調
    理器において、 前記操作パネル部には、ダイヤル式操作部と開閉回動す
    るカンガルー式操作部とを組み合せて設けたことを特徴
    とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 ダイヤル式操作部は、ヒータ加熱部の少
    なくとも火力調節の設定操作を行ない、カンガルー式操
    作部は、使用頻度の少ない設定操作を行なうスイッチ構
    成としたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 ダイヤル式操作部は、ヒータ加熱部のオ
    ン・オフ操作を可能とし、カンガルー式操作部を閉じた
    状態でもヒータ加熱部のオン・オフおよび火力調節の設
    定操作が可能なスイッチ構成としたことを特徴とする請
    求項2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 ダイヤル式操作部は、カンガルー式操作
    部の上部位に配設したことを特徴とする請求項1記載の
    加熱調理器。
  5. 【請求項5】 カンガルー式操作部は、該操作部を開い
    た前出状態にあるとき、ダイヤル式操作部のダイヤルよ
    り突出する構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    加熱調理器。
  6. 【請求項6】 カンガルー式操作部は、ダイヤル式操作
    部の上部位に配設したことを特徴とする請求項1記載の
    加熱調理器。
  7. 【請求項7】 ダイヤル式操作部のダイヤルは、その少
    なくとも一つはヒータ加熱部の火力の大きさ、またはヒ
    ータ種類に合わせて異なる大きさ若しくは形状としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 ヒータ加熱部には、少なくとも一つはI
    Hヒータを用いるとともに、該ヒータを操作するダイヤ
    ルを他のヒータ加熱部のダイヤルより大きくしたことを
    特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 ヒータ加熱部の火力表示部は、トッププ
    レート面に設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱
    調理器。
  10. 【請求項10】 ダイヤル式操作部は、ヒータ加熱部の
    オン・オフ操作を可能とし、そのダイヤルによるオン・
    オフ操作に連動して主電源回路を開閉可能としたことを
    特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004111541A1 (ja) * 2003-06-13 2004-12-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電子レンジ
JP2006228585A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Hitachi Home & Life Solutions Inc 誘導加熱調理器

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