JP2002267027A - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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JP2002267027A
JP2002267027A JP2001069504A JP2001069504A JP2002267027A JP 2002267027 A JP2002267027 A JP 2002267027A JP 2001069504 A JP2001069504 A JP 2001069504A JP 2001069504 A JP2001069504 A JP 2001069504A JP 2002267027 A JP2002267027 A JP 2002267027A
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seal
machine
seal portion
outside
rotating
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JP2001069504A
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English (en)
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Tsunenori Sato
恒徳 佐藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時、停止時に、シール面に、機内側から
液体が、機外側軸受からの油が侵入しない、軸封装置を
提供すること。 【解決手段】 第1シール部用液止手段(33)は、ド
ライガススリーブ(2)の機内側フランジ(2a)の外
径部に形成されたリング形の張出部(2b)と、それに
U字の凹部底が外周側にあるように形成されたU形断面
のリング溝(35)で構成されている。機外側第2シー
ル部用液止手段(34)は、シールナット(27)の機
内側外径部に形成されたリング形の張出部(27b)
と、それにU字の凹部底が外周側にあるように形成され
たU形断面のリング溝(36)とで構成されている。回
転機械の起動時、停止時、流路(a、c)からのシール
ガス供給が停止した状態で、機内側及び機外側から回転
軸(1)の表面を伝わって第1シール部及び第2シール
部へ流れる液体は、各リング溝により堰きとめられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転機械の回転部
材と静止部材の間をシールする軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンプレッサ、タービンといった回転機
械の回転部材と静止部材の間の、一方が回転機械内側の
機内に他方が回転機械外側の機外に連通している、隙間
をシールする軸封装置として、回転中にドライガスをシ
ール部に導入するドライガスシール装置があるが、この
ドライガスシール装置は、軸方向に直列に、機内寄りに
配設される第1シール部と、機外寄りに配設される第2
シール部を有するタンデムシール構造とされることが多
い。
【0003】図8は、タンデムシール構造とされたドラ
イガスシール装置の半裁断面図である。このドライガス
シール装置は、回転部と静止部とから構成されている。
なお、以下において「右」及び「左」というときは、図
面中の「右」及び「左」をいう。回転部は、ドライガス
スリーブ2、Oリング3〜6、9及び10、回り止めピ
ン7及び11、メイティングリング8及び12、カラー
28及び29、固定ボルト31並びにシールナット27
から構成されている。
【0004】ドライガススリーブ2の内周面には一対の
Oリング3及び4が回転軸1の軸芯方向に所定の間隔を
おいて配置されている。これらのOリング3及び4は、
回転軸1とドライガススリーブ2との間をシールする。
このドライガススリーブ2の左端部には、その外周面側
に突出するフランジ(突起部)2aが形成されており、
このフランジ2aの右側面とドライガススリーブ2外周
面の一部とによりメイティングリング8が支持されてい
る。このメイティングリング8の右側面にはシール面が
形成されている。
【0005】また、ドライガススリーブ2とメイティン
グリング8との間にはOリング5及び6が配置されてい
る。これらOリング5及び6は、ドライガススリーブ2
とメイティングリング8との間をシールする。また、ド
ライガススリーブ2のフランジ2aとメイティングリン
グ8との間には回り止めピン7が設けられている。これ
によりメイティングリング8はドライガススリーブ2と
一緒に回転する。
【0006】また、ドライガススリーブ2の外周面の他
の一部には、カラー28が固着されている。このカラー
28の右端部の近傍には、その外周面側に突出するフラ
ンジ(突起部)28aが形成されており、このフランジ
28aの右側面とカラー28の外周面の一部とによりメ
イティングリング12が支持されている。このメイティ
ングリング12の右側面にはシール面が形成されてい
る。
【0007】また、カラー28のフランジ28aとメイ
ティングリング12との間にはOリング9及び10が配
置されている。これらOリング9及び10は、カラー2
8とメイティングリング12との間をシールする。フラ
ンジ28aとメイティングリング12との間には廻り止
めピン11が設けられている。これにより、メイティン
グリング12はカラー28と一緒に回転する。
【0008】更に、ドライガススリーブ2の外周面のさ
らに他の一部には、カラー29が固着されており、この
カラー29の右端部の近傍には、その内周面側に突出す
るフランジ(突起部)29aが形成されている。ドライ
ガススリーブ2の右側面にはねじ穴が形成されており、
このねじ穴には固定ボルト31が螺合わされる。この固
定ボルト31によりカラー29に形成されたフランジ2
9aをドライガススリーブ2にねじ止めすることによ
り、回転部を形成する全部品が堅固に固定される。以上
のように構成される回転部は、回転軸1に装着された後
に、シールナット27を用いて回転軸1に固定される。
【0009】静止部は、リテーナ13及び18、バネ部
材14及び19、Oリング15,20、24〜26、シ
ールリング16及び21、シールハウジング17及び2
2並びに固定ボルト23から構成されている。シールハ
ウジング17及び22は外部筐体の内周面に、回転部を
囲むように配置されている。シールハウジング17と回
転部との間には、バネ部材14によって機内側(図8中
の左側)に付勢されたリテーナ13が配置されている。
このリテーナ13は、その左側面でシールリング16を
支持している。このシールリング16の左側面にはシー
ル面が形成されている。
【0010】以上の配置により、リテーナ13によって
支持されたシールリング16のシール面は、ドライガス
スリーブ2によって支持されたメイティングリング8の
シール面に対向し、かくして第1シール部が形成されて
いる。また、リテーナ13とシールハウジング17との
間はOリング15によりシールされ、シールハウジング
17と外部筐体との間はOリング24によりシールされ
ている。
【0011】また、シールハウジング22と回転部との
間には、バネ部材19によって機内側に付勢されたリテ
ーナ18が配置されている。このリテーナ18は、その
左側面でシールリング21を支持している。このシール
リング21の左側面にはシール面が形成されている。
【0012】以上の配置により、リテーナ18によって
支持されたシールリング21のシール面は、カラー28
によって支持されたメイティングリング12のシール面
に対向し、かくして第2シール部が形成されている。ま
た、リテーナ18とシールハウジング22との間はOリ
ング20によりシールされ、シールハウジング22と外
部筐体との間はOリング25及び26によりシールされ
ている。
【0013】なお、図6中の流路aは機内にシールガス
を供給するための通路、流路bは機内からリークしたシ
ールガスを排出するための通路、流路cはドライガスシ
ール装置の内部にアイソレーションガスを供給するため
の通路、流路dはドライガスシール装置の内部からリー
クしたアイソレーションガスを排出するための通路であ
る。
【0014】以上のように構成されるドライガスシール
装置において、回転部が停止している時は、シールリン
グ16のシール面は、バネ部材14の付勢力により機内
側へ移動されてメイティングリング8のシール面に密着
する。これにより機内が気密に保たれる。
【0015】一方、回転部が回転状態に入ると、この回
転により機内圧力が高くなる。また、メイティングリン
グ8に設けられた螺旋状の溝8aにてシール面に動圧が
生じる。これにより、シールリング16は、バネ部材1
4の付勢力に抗して機外側に移動する。
【0016】その結果、メイティングリング8のシール
面とシールリング16のシール面との間に微少な隙間が
形成される。これにより、回転部が静止部に干渉するこ
となく回転可能になる。また、回転部が回転中に機内と
機外との間に圧力差が発生しても、機内の高圧ドライガ
スは機外へ流出されない。これにより、回転機械の内部
と外部との間がシールされる。
【0017】また、メイティングリング8とシールリン
グ16とにより形成された第1シール部のシール機能が
何らかの原因で破壊された場合は、メイティングリング
12とシールリング21とにより形成された第2シール
部がシール機能を発揮する。これにより、ドライガスシ
ール装置のシール機能の信頼性が高められている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のタンデムシール構造のドライガスシール装置で
は、装置の起動時、停止時において、流路a及び流路c
からのクリーン且つドライなシールガス及びアイソレー
ションガスの供給が停止するため、機内側からガス中の
サビ、触媒を含む液体が回転軸1面を経てシール装置部
へ流れ、シール装置のシール面に侵入し、シール面の癒
着や焼付による損傷を生じ、起動時にリーク増大が生じ
ることがあった。また、機外側にある軸受からの油が機
外側から回転軸1面を経てシール面に侵入し、シール面
の癒着や、焼付きを生じさせることがあった。
【0019】本発明は、上記問題に鑑み、ドライガスシ
ール装置の起動時、停止時に、機内側からガス中のサ
ビ、触媒等を含む液体が、シール装置のシール面へ侵入
すること、及び機外側軸受からの油がシール面へ侵入す
ることを防止でき、シール面の癒着や焼付による損傷や
リーク増大を発生しない軸封装置を提供すること、を課
題とする。
【0020】本発明は、また、ドライガスシール装置の
起動時に、機内のサビ、触媒等の固体微粒子がガスと共
に、シール装置のシール面へ侵入することを防止し、シ
ール面の損傷やリーク増大を発生しない軸封装置を提供
することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、回転機械の回転部材と静止部材の間の、一方が回転
機械内側の機内に他方が回転機械外側の機外に連通して
いる、隙間をシールする軸封装置であって、前記隙間に
第1シール部と第2シール部が機内側から機外側へ直列
に配設され、第1シール部と第2シール部は、それぞ
れ、回転部材とともに回転する回転要素と静止部材に取
り付けられた静止要素が軸方向から対面して径方向に拡
がるシール面を有し、第1シール部のシール面の外周側
終焉部が機内に通じその途中にドライガスが導入され、
第1シール部のシール面の内周側終焉部が第2シール部
のシール面の外周側終焉部に通じその途中にドライガス
が導入され、第2シール部のシール面の内周側終焉部が
機外に通じていて、第1シール部のシール面より機内側
の回転部材とともに回転する部材に、機内側から機外側
へ向かう液体の流れを阻止する第1シール部用液止手段
が設けられ、第2シール部のシール面より機外側の回転
部材とともに回転する部材に、機外側から機内側へ向か
う液体の流れを阻止する第2シール部用液止手段が設け
られて、いることを特徴とする軸封装置が提供される。
このように構成された軸封装置では、第1シール部用液
止手段で機内側から機外側へ向かう液体の流れが阻止さ
れ、第2シール部用液止手段で機外側から機内側へ向か
う液体の流れが阻止される。
【0022】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、第1シール部用液止手段及び第2シール部用
液止手段が、前記回転する部材から張り出した張り出し
部と、張り出し部にU字の凹底部が液体の流れの下流側
にあるように形成されたU断面のリング溝で構成されて
いる軸封装置が提供される。
【0023】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、第1シール部用液止手段及び第2シール部用
液止手段の、一方、または、両方が、脱着可能に設けら
れている軸封装置が提供される。
【0024】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、第1シール部と第2シール部の回転要素は回
転部材の外側に付設されたドライガススリーブに取り付
けられ、第1シール部用液止手段が、ドライガススリー
ブの最も機内側に形成されたフランジの外径部に設けら
れている軸封装置が提供される。
【0025】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
において、第1シール部用液止手段が、第1シール部の
回転要素の外径部に設けられている軸封装置が提供され
る。請求項6の発明によれば、請求項1の発明におい
て、回転部材の機外側にシールナットが取り付けられて
おり、第2シール部用液止手段が、シールナットの外径
部に設けられている、軸封装置が提供される。
【0026】請求項7の発明によれば、請求項1の発明
において、第2シール部用液止手段が、第2シール部の
シール面と機外を結ぶ隙間を形成している回転部材側の
部材に設けられている、軸封装置が提供される。請求項
8の発明によれば、請求項1の発明において、第2シー
ル部用液止手段が、第2シール部のシール面と機外を結
ぶ隙間を形成している静止部材側の部材に設けられてい
る、軸封装置が提供される。
【0027】請求項9の発明によれば、回転機械の回転
部材と静止部材の間の、一方が回転機械内側の機内に他
方が回転機械外側の機外に連通している、隙間をシール
する軸封装置であって、前記隙間に第1シール部と第2
シール部が機内側から機外側へ直列に配設され、第1シ
ール部と第2シール部は、それぞれ、回転部材とともに
回転する回転要素と静止部材に取り付けられた静止要素
が軸方向から対面して径方向に拡がるシール面を有し、
第1シール部のシール面の外周側終焉部が機内に通じそ
の途中にドライガスが導入され、第1シール部のシール
面の内周側終焉部が第2シール部のシール面の外周側終
焉部に通じその途中にドライガスが導入され、第2シー
ル部のシール面の内周側終焉部が機外に通じていて、第
1シール部のシール面の外周側終焉部と、第2シール部
のシール面の外周側終焉部が、フィルターエレメントで
覆われている、軸封装置が提供される。このように構成
された軸封装置では、固体微粒子は第1シール部のフィ
ルターエレメントあるいは第2シール部のフィルターエ
レメントで、捕捉される。
【0028】請求項10の発明によれば、回転機械の回
転部材と静止部材の間の、一方が回転機械内側の機内に
他方が回転機械外側の機外に連通している、隙間をシー
ルする軸封装置であって、前記隙間に第1シール部と第
2シール部が機内側から機外側へ直列に配設され、第1
シール部と第2シール部は、それぞれ、回転部材ととも
に回転する回転要素と静止部材に取り付けられた静止要
素が軸方向から対面して径方向に拡がるシール面を有
し、第1シール部のシール面の外周側終焉部が機内に通
じその途中にドライガスが導入され、第1シール部のシ
ール面の内周側終焉部が第2シール部のシール面の外周
側終焉部に通じその途中にドライガスが導入され、第2
シール部のシール面の内周側終焉部が機外に通じてい
て、第1シール部のシール面より機内側の回転部材とと
もに回転する部材に、機内側から機外側へ向かう液体の
流れを阻止する第1シール部用液止手段が設けられ、第
2シール部のシール面より機外側の回転部材とともに回
転する部材に、機外側から機内側へ向かう液体の流れを
阻止する第2シール部用液止手段が設けられていて、第
1シール部のシール面の外周側終焉部と、第2シール部
のシール面の外周側終焉部が、フィルターエレメントで
覆われている、軸封装置が提供される。このように構成
された軸封装置では、第1シール部用液止手段で機内側
から機外側へ向かう液体の流れが阻止され、第2シール
部用液止手段で機外側から機内側へ向かう液体の流れが
阻止され、固体微粒子は第1シール部のフィルターエレ
メントあるいは第2シール部のフィルターエレメント
で、捕捉される。
【0029】請求項11の発明によれば、請求項9また
は10の発明において、フィルターエレメントが、第
1、第2シール部の回転要素と摺接できるように静止要
素に固定されている軸封装置が提供される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態について説明する。図1は本発明のドラ
イガスシール装置の第1の実施の形態の半裁断面図であ
る。この第1の実施の形態は、図8に示し、従来技術で
説明したタンデム構造のドライガスシール装置に、機内
側からのサビ、触媒等を含む液体の流入、及び機外側軸
受からの油の流入を防止する手段を付加して構成したも
のである。したがって、図中では、図8と同一部分は、
同一の符号で示し、重複する説明を省略する。
【0031】図1において、33は機内側の第1シール
部8及び16用の液流入防止手段、34は機外側の第2
シール部12及び21用の液流入防止手段である。以下
この液流入防止手段を単に液止手段と呼ぶ。
【0032】第1シール部用液止手段33は、ドライガ
ススリーブ2の機内側フランジ2aの外径部に形成され
たリング形の張出部2bと、この張出部2b部に回転軸
1と対向するように形成されたU形断面のリング溝35
とで構成されている。また、第2シール部用液止手段3
4は、シールナット27の機内側外径部に形成されたリ
ング形の張出部27bと、この張出部27bに形成され
たU形断面のリング溝36とで構成されている。
【0033】シールナット27上の液止手段34は、張
出部27bをシールナット27の外径部から右方向へ水
平に張出し、この張出部27bに回転軸と対向するよう
U形断面のリング溝36を形成している。また、一点鎖
線で示すように張出部27bをシールナット27の外径
部から外側へ張出して設け、この張出部27bにU形断
面のリング溝36を機外側へ向くように形成することも
できる。
【0034】上記構成の装置では、張出部2bとリング
溝35及び張出部27bとリング溝36は、それぞれド
ライガススリーブ2及びシールナット27と一体構造と
して加工形成することにより、ドライガスシール装置の
回転軸1への装着と組立ては、従来装置と同じ手順で行
うことができる。
【0035】回転機械の起動時、停止時において、流路
a、流路cからのシールガス供給が停止した状態のもと
で、機内側及び機外側軸受から回転軸1の表面を伝わっ
て第1シール部及び第2シール部へ流れる液体は、機内
側では張出部2bのU形断面のリング溝35により堰き
とめられ、機外側では張出部27bのU形断面のリング
溝36により堰きとめられ、ドライガスシール装置の各
シール面間への侵入が確実に防止される。これによっ
て、タンデムシール構造のドライガスシール装置の2つ
のシール部への液体侵入によるシール面の癒着や焼付や
損傷、それによる起動時のリーク増が解消される。
【0036】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図2が第2の実施の形態のドライガスシール装置の
部分断面図である。この第2の実施の形態は、第1の実
施の形態における第1シール部用液止手段を変形したも
のである。図2において、33′はこの実施例による第
1シール部用の液止手段である。液止手段33′は、メ
イティングリング8の外周部機内寄りに形成したリング
形の張出部8bと、この張出部8bに機内側向きに形成
したU形断面のリング溝37とで構成されている。ドラ
イガススリーブ2の突起部2aの形状は従来技術(図
8)と同じで良い。他の構成は第1の実施の形態と同様
である。
【0037】この構成のように、第1シール部用液止手
段33′をメイティングリング8上に設けると、ドライ
ガススリーブ2の突起部2a自体を大型化することな
く、第1の実施の形態の場合より軽量に第1シール液止
手段33′を設けることができるという効果がある。
【0038】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図3が第3の実施の形態のドライガスシール装置の
部分断面図である。この実施の形態は、第1の実施の形
態の装置における機内側第1シール部用液止手段の更に
他の変形例である。図3において、33″はこの実施の
形態による第1シール部用の液止手段である。液止手段
33″は、第1シール部用メイティングリング8の外周
面に締付け着脱するように構成したリング部材38と、
このリング部材38に機内向きに形成したリング溝38
aとで構成している。ドライガススリーブの突起部2a
の形状は従来技術(図8)と同じで良く、他の構成は第
1の実施の形態と同様である。
【0039】この構成のように、第1シール部用液止手
段33″をメイティングリング8の外周部に締付け着脱
式に構成し装着すると、この液止手段33″で従来別個
に設けられて来たメイティングリング8の飛散防止用部
材を兼用し、別個の飛散防止用部材の取付けを省略でき
るという効果が得られる。また、液止手段33″を分離
して単独加工できるため製作が容易になる。他の作用効
果は第1、第2の実施の形態と同様である。
【0040】次に、第4の実施の形態について説明す
る。図4が第4の実施の形態のドライガスシール装置の
部分断面図である。この第4の実施の形態は、第1の実
施の形態における第2シール部用液止手段34の他の変
形例である。図4において、34′は、この第4の実施
の形態による第2シール部用の液止手段である。液止手
段34′は、リテーナ18の内周面とカラー29の外周
面との間隙部内でカラー29外径部に形成したリング状
の張出部29bと、このリング状張出部29bとカラー
29本体間に機外向きに形成したU形断面のリング溝3
9とで構成している。図4では液止手段34′は、間隙
部内の外寄り位置に設けた場合を示すが、間隙内の何れ
の位置に設けても良い。
【0041】この構成のように、液止手段34′をリテ
ーナ18の内周面とカラー29の外周面との間隙部内に
設けると、液止手段34′はより小型化し、且つガスシ
ール装置の組立て時の操作に困難を与えないで済む利点
が得られる。その他の作用効果は第1の実施の形態の場
合と同様である。
【0042】次に、第5の実施の形態について説明す
る。図5が第5の実施の形態のドライガスシール装置の
部分断面図である。この第5の実施の形態は、第1の実
施の形態における第2シール部用液止手段34の他の変
形例である。図5において、34″はこの実施例による
第2シール部用の液止手段である。液止手段34″は、
リテーナ18の内周面とカラー29の外周面との間隙
部内でリテーナ18の内径部に設けたリング状の張出部
18bと、このリング状張出部18bとリテーナ18本
体間に機外向きに形成したU形断面のリング溝39とで
構成している。図5では液止手段34″は、間隙部内の
外寄り位置に設けた場合を示すが、間隙内の何れの位置
に設けても良い。また、この構成は第4の実施の形態の
液止手段34′と位置を調整して併設することもでき
る。
【0043】この第5の実施の形態も、第4の実施の形
態と同様に液止手段34″はより小型化し、且つガスシ
ール装置の組立て時の操作に困難を与えないで済む利点
が得られる。また、この構成の液止手段34″を第4の
実施の形態の液止手段34′と共に併設するとより優れ
た機外からの液体侵入防止効果が得られる。
【0044】次に、第6の実施の形態について説明す
る。図6が第6の実施の形態のドライガスシール装置の
部分断面図である。この第6の実施の形態は、第1〜第
5の実施の形態が、液体の侵入を防止するためのもので
あったのに対し、機内側からのサビ、触媒等の固体微粒
子の流入を防止するためのものである。図6において、
41は機内側の第1シール部用のサビ、触媒等のガス含
有物流入防止手段、42は機外側の第2シール部用のサ
ビ、触媒等のガス含有物流入防止手段である。
【0045】第1シール部用のサビ、触媒等のガス含有
物流入防止手段41は、第1シール部の静止側シールリ
ング16の外周部に固定して設け、シール部間隙を覆っ
て回転側メイティングリング8の外周面とスライド可能
に接するよう装着した2ミクロンメッシュの耐腐食性の
ガス用フィルターエレメント43で構成している。第2
シール部用のサビ、触媒等ガス含有物流入防止手段42
は、同様に、第2シール部の静止側シールリング21の
外周部に固定して設け、シール部間隙を覆って回転側メ
イティングリング12の外周面とスライド可能に接する
よう装着した2ミクロンメッシュの耐腐食性のガス用フ
ィルターエレメント44で構成している。
【0046】第1シール部用、第2シール部用の耐腐食
性のガス用フィルターエレメント43、44は、シール
リング16及び21の製作時にシールリング16及び2
1上に取付け、シールハウジング17、22内に組込む
ことができる。また、シールリング16及び21上のフ
ィルターエレメント43及び44を回転側メイティング
リング8、12と嵌合わせた後に、カートリッジとして
機内に組込むことができる。
【0047】上記構成の装置では、コンプレッサ等の回
転機械の起動時に、機内からメイティングリング8とシ
ールリング16とにより形成される第1シール部へ流れ
るサビ、触媒等の固体微粒子を含むガスは、第1シール
部の外周部を覆う耐腐食性のガス用フィルターエレメン
ト43により濾過され、固体微粒子がフィルターエレメ
ント43に捕捉されてガスだけがシール部間隙を通って
流れるようになる。これにより、サビ、触媒等の固体微
粒子等がシール部間隙内に挟み込まれて残留することが
なくなり、これに起因するガスリークが解消される。
【0048】また、第1シール部のフィルターエレメン
ト43が何らかの理由で破壊された場合は、メイティン
グリング12とシールリング21により形成される第2
シール部のガス用フィルターエレメント44がサビ、触
媒等の固体微粒子等を濾過捕捉してシール機能を発揮す
る。これによりドライガスシール装置のシール機能の信
頼性が高められる。この第6の実施の形態と、第1〜第
5の実施の形態を組み合わせることももちろん可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、回転機械の回転部材
と静止部材の間の、一方が回転機械内側の機内に他方が
回転機械外側の機外に連通している、隙間をシールする
軸封装置であるが、前記隙間に第1シール部と第2シー
ル部が機内側から機外側へ直列に配設され、第1シール
部と第2シール部は、それぞれ、回転部材とともに回転
する回転要素と静止部材に取り付けられた静止要素が軸
方向から対面して径方向に拡がるシール面を有し、第1
シール部のシール面の外周側終焉部が機内に通じその途
中にドライガスが導入され、第1シール部のシール面の
内周側終焉部が第2シール部のシール面の外周側終焉部
に通じその途中にドライガスが導入され、第2シール部
のシール面の内周側終焉部が機外に通じていて、第1シ
ール部のシール面より機内側の回転部材とともに回転す
る部材に、機内側から機外側へ向かう液体の流れを阻止
する第1シール部用液止手段が設けられ、第2シール部
のシール面より機外側の回転部材とともに回転する部材
に、機外側から機内側へ向かう液体の流れを阻止する第
2シール部用液止手段が設けられている。したがって、
第1シール部用液止手段で機内側から機外側へ向かう液
体の流れが阻止され、第2シール部用液止手段で機外側
から機内側へ向かう液体の流れが阻止され、第1シール
部、第2シール部への液体侵入によるシール面の癒着、
焼き付き、損傷、それに起因する起動時のリーク等が防
止される。
【0050】請求項9の発明は、回転機械の回転部材と
静止部材の間の、一方が回転機械内側の機内に他方が回
転機械外側の機外に連通している、隙間をシールする軸
封装置であるが、前記隙間内に、軸方向に直列に、機内
側に配設される第1シール部と、機外側に配設される第
2シール部を有し、第1シール部と第2シール部は、そ
れぞれ回転部材とともに回転する回転要素と、静止部材
に取り付けられた静止要素が軸方向から対面して径方向
に拡がるシール面を有し、第1シール部のシール面の外
周側終焉部と、第2シール部のシール面の外周側終焉部
が、フィルターエレメントで覆われている。したがっ
て、固体微粒子は第1シール部のフィルターエレメント
あるいは第2シール部のフィルターエレメントで、捕捉
され、シール部の隙間内に残留せず、これに起因するガ
スリークが防止される。請求項10の発明によれば、請
求項1の発明と、請求項9の発明の両方の特徴を有し、
シール面への液体の侵入の防止と、固体微粒子の侵入の
防止の両方が達成される、それぞれに起因した問題の発
生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のドライガスシール
装置を説明する半裁断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のドライガスシール
装置の部分断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態のドライガスシール
装置の部分断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態のドライガスシール
装置の部分断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態のドライガスシール
装置の部分断面図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態のドライガスシール
装置を説明する半裁断面図である。
【図7】第6の実施の形態の特徴部の拡大図である。
【図8】従来技術を説明する半裁断面図である。
【符号の説明】
2…ドライガススリーブ 2a…フランジ 2b…張り出し部 8…メイティングリング 8b…張り出し部 13…リテーナ 16…シールリング 17…シールハウジング 27…シールナット 27b…張り出し部 33…第1シール部用液止手段 33’…第1シール部用液止手段 33”…第1シール部用液止手段 34…第2シール部用液止手段 34’…第2シール部用液止手段 34”…第2シール部用液止手段 35…リング溝 36…リング溝 37…リング溝 38…リング部材 38a…リング溝 39…リング溝 41…第1シール部用ガス含有物流入防止手段 42…第1シール部用ガス含有物流入防止手段 43,44…フィルターエレメント

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機械の回転部材と静止部材の間の、
    一方が回転機械内側の機内に他方が回転機械外側の機外
    に連通している、隙間をシールする軸封装置であって、 前記隙間に第1シール部と第2シール部が機内側から機
    外側へ直列に配設され、第1シール部と第2シール部
    は、それぞれ、回転部材とともに回転する回転要素と静
    止部材に取り付けられた静止要素が軸方向から対面して
    径方向に拡がるシール面を有し、第1シール部のシール
    面の外周側終焉部が機内に通じその途中にドライガスが
    導入され、第1シール部のシール面の内周側終焉部が第
    2シール部のシール面の外周側終焉部に通じその途中に
    ドライガスが導入され、第2シール部のシール面の内周
    側終焉部が機外に通じていて、 第1シール部のシール面より機内側の回転部材とともに
    回転する部材に、機内側から機外側へ向かう液体の流れ
    を阻止する第1シール部用液止手段が設けられ、 第2シール部のシール面より機外側の回転部材とともに
    回転する部材に、機外側から機内側へ向かう液体の流れ
    を阻止する第2シール部用液止手段が設けられている、
    ことを特徴とする軸封装置。
  2. 【請求項2】 第1シール部用液止手段及び第2シール
    部用液止手段が、前記回転する部材から張り出した張り
    出し部と、張り出し部にU字の凹底部が液体の流れの下
    流側にあるように形成されたU断面のリング溝で構成さ
    れている、ことを特徴とする請求項1に記載の軸封装
    置。
  3. 【請求項3】 第1シール部用液止手段及び第2シール
    部用液止手段の、一方、または、両方が、脱着可能に設
    けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の軸封
    装置。
  4. 【請求項4】 第1シール部と第2シール部の回転要素
    は回転部材の外側に付設されたドライガススリーブに取
    り付けられ、 第1シール部用液止手段が、ドライガススリーブの最も
    機内側に形成されたフランジの外径部に設けられてい
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の軸封装置。
  5. 【請求項5】 第1シール部用液止手段が、第1シール
    部の回転要素の外径部に設けられている、ことを特徴と
    する請求項1に記載の軸封装置。
  6. 【請求項6】 回転部材の機外側にシールナットが取り
    付けられており、第2シール部用液止手段が、シールナ
    ットの外径部に設けられている、ことを特徴とする請求
    項1に記載の軸封装置。
  7. 【請求項7】 第2シール部用液止手段が、第2シール
    部のシール面と機外を結ぶ隙間を形成している回転部材
    側の部材に設けられている、ことを特徴とする請求項1
    に記載の軸封装置。
  8. 【請求項8】 第2シール部用液止手段が、第2シール
    部のシール面と機外を結ぶ隙間を形成している静止部材
    側の部材に設けられている、ことを特徴とする請求項1
    に記載の軸封装置。
  9. 【請求項9】 回転機械の回転部材と静止部材の間の、
    一方が回転機械内側の機内に他方が回転機械外側の機外
    に連通している、隙間をシールする軸封装置であって、 前記隙間に第1シール部と第2シール部が機内側から機
    外側へ直列に配設され、第1シール部と第2シール部
    は、それぞれ、回転部材とともに回転する回転要素と静
    止部材に取り付けられた静止要素が軸方向から対面して
    径方向に拡がるシール面を有し、第1シール部のシール
    面の外周側終焉部が機内に通じその途中にドライガスが
    導入され、第1シール部のシール面の内周側終焉部が第
    2シール部のシール面の外周側終焉部に通じその途中に
    ドライガスが導入され、第2シール部のシール面の内周
    側終焉部が機外に通じていて、 第1シール部のシール面の外周側終焉部と、第2シール
    部のシール面の外周側終焉部が、フィルターエレメント
    で覆われている、ことを特徴とする軸封装置。
  10. 【請求項10】 回転機械の回転部材と静止部材の間
    の、一方が回転機械内側の機内に他方が回転機械外側の
    機外に連通している、隙間をシールする軸封装置であっ
    て、 前記隙間に第1シール部と第2シール部が機内側から機
    外側へ直列に配設され、第1シール部と第2シール部
    は、それぞれ、回転部材とともに回転する回転要素と静
    止部材に取り付けられた静止要素が軸方向から対面して
    径方向に拡がるシール面を有し、第1シール部のシール
    面の外周側終焉部が機内に通じその途中にドライガスが
    導入され、第1シール部のシール面の内周側終焉部が第
    2シール部のシール面の外周側終焉部に通じその途中に
    ドライガスが導入され、第2シール部のシール面の内周
    側終焉部が機外に通じていて、 第1シール部のシール面より機内側の回転部材とともに
    回転する部材に、機内側から機外側へ向かう液体の流れ
    を阻止する第1シール部用液止手段が設けられ、 第2シール部のシール面より機外側の回転部材とともに
    回転する部材に、機外側から機内側へ向かう液体の流れ
    を阻止する第2シール部用液止手段が設けられていて、 第1シール部のシール面の外周側終焉部と、第2シール
    部のシール面の外周側終焉部が、フィルターエレメント
    で覆われている、ことを特徴とする軸封装置。ことを特
    徴とする軸封装置。
  11. 【請求項11】 フィルターエレメントが、第1、第2
    シール部の回転要素と摺接できるように静止要素に固定
    されていることを特徴とする請求項9または10に記載
    の軸封装置。
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