JP2002266619A - 燃料・オイル分離機付きディーゼルエンジン - Google Patents

燃料・オイル分離機付きディーゼルエンジン

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JP2002266619A
JP2002266619A JP2001069904A JP2001069904A JP2002266619A JP 2002266619 A JP2002266619 A JP 2002266619A JP 2001069904 A JP2001069904 A JP 2001069904A JP 2001069904 A JP2001069904 A JP 2001069904A JP 2002266619 A JP2002266619 A JP 2002266619A
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fuel
oil
diesel engine
diesel
oil separator
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Ro Cho
瓏 張
Kazuhiro Enoki
和広 榎
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】潤滑油に混入した燃料を、燃料と潤滑油の蒸留
温度の違いを利用して蒸発させ、再度、凝縮して再利用
する。 【解決手段】燃料が混入した潤滑油cを、加熱器24を
備えた圧力容器23に導入して燃料aのみ蒸発させ、蒸
発した燃料aをコンデンサー22で凝縮して燃料タンク
に戻すと共に、燃料が除かれた再生潤滑油bをオイルパ
ン15に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑油に混入した
燃料を、燃料と潤滑油の蒸留温度の違いを利用して蒸発
させ、再度、凝縮して再利用する燃料・オイル分離機付
きディーゼルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、ディーゼルエンジンは、
圧縮工程の終わり近くで、ノズルから燃焼室内に燃料を
噴射するが、ノズルから燃焼室内に噴霧された燃料がシ
リンダライナ壁に付着し、それが潤滑油に混入する結
果、潤滑油の性能低下や燃費の悪化などの弊害をもたら
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮行程中
期までの間に複数回にわたって予備噴射を行い、しかる
後に主噴射を行うことにより、NOxの生成を抑制しつ
つ、黒煙の排出量を低減して燃費を改善するようにした
ディーゼルエンジンが知られている(特開2000−1
10646号公報)。
【0004】このディーゼルエンジンは、予備噴射によ
る燃料噴霧がシリンダライナ壁に到達することなく、燃
焼室の空間に浮遊した状態に保持されるため、予備噴射
による燃料噴霧がシリンダライナ壁に付着することによ
る燃焼率の低下とオイルへの混入が予防されるとされて
いるが、燃焼率の低下とオイルへの混入が完全に予防さ
れるとは言い難い。
【0005】また、煤の発生量がピークとなるEGRガ
ス量よりも燃焼室内のEGRガス量が多い第1の燃焼
と、煤の発生量がピークとなるEGRガス量よりも燃焼
室内のEGRガス量少ない第2の燃焼とを選択的に行
い、機関排気通路内に設けたNOx吸収剤からSOxを
放出する時、リッチ空燃比の元で第1の燃焼を行い、第
2の燃焼が行われる時には、吸収行程初期又は膨張行程
中に補助燃料を噴射すると共に主燃料の噴射時期を大幅
に遅らせるディーゼルエンジンが知られている(特開2
000−291462号公報)。
【0006】このディーゼルエンジンは、噴射燃料がピ
ストンのキャビティ内に供給される噴射時期において補
助燃料が噴射されるが、補助燃料がシリンダボア内壁面
上に付着するのを阻止することができ、以て、燃料噴射
によって潤滑油が希釈されるのを阻止することができる
とされているが、燃料噴射によって潤滑油が希釈される
完全に阻止できるとは言い難い。
【0007】更に、燃焼の改善、後処理への対応でいろ
いろな噴射量、噴射時期が自由に使えるのは望まれてい
るが、オイルへの噴料の混入は、その自由度を規約して
いる。
【0008】従って、いずれの場合も、ノズルから燃焼
室内に噴霧された燃料がブローバイガスとなって潤滑油
に混入し、潤滑油の性能低下や燃費の悪化などの弊害を
もたらす畏れがある。
【0009】本発明は、係る従来の問題を解消するため
になされたものであり、その目的とするところは、潤滑
油に混入した燃料を、燃料と潤滑油の蒸留温度の違いを
利用して蒸発させ、再度、凝縮して再利用を計る燃料・
オイル分離機付きディーゼルエンジンを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の燃料・オイル分離機付きディーゼルエンジ
ンは、燃料が混入した潤滑油を、加熱器を備えた圧力容
器に導入して燃料のみ蒸発させ、蒸発した燃料をコンデ
ンサで凝縮して燃料タンクに戻すと共に、燃料が除かれ
た再生潤滑油をオイルパンに戻すことを特徴とするもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明するが、図1は燃料・オイル分離機の拡大
図、第2図は本発明に係る燃料・オイル分離機付きディ
ーゼルエンジンの概略図である。
【0012】図2に示すように、本発明の燃料・オイル
分離機付きディーゼルエンジンAは、燃料噴射ノズル
1、グロープラグ2、燃料噴射ポンプ3、プレチャンバ
ー5、インレットバルブ6、シリンダヘッド7、ピスト
ン8、コンロッド9、クランクシャフト10、カムシャ
フト11、クランクケース12、オイルポンプ14、オ
イルパン15、インレットマミホールド17、エキゾス
トマミホールド18などを備えている点では、従来のデ
ィーゼルエンジンと変わりがないが、本発明のディーゼ
ルエンジンは、燃料・オイル分離機20を備えている点
で通常のディーゼルエンジンと異なっている。
【0013】図1に示すように、燃料・オイル分離機2
0としての圧力分離器21は、圧力容器23と加熱器2
4から形成され、圧力容器23は、例えば中空円筒状の
圧力タンクから成り、その内部が所定の圧力、すなわ
ち、潤滑油(以下、オイルという)に混入したディーゼ
ル燃料を蒸留し得る圧力に設定されている。
【0014】加熱器24は、プレート状の密閉容器25
内に電熱ヒーター(図示せず)を備えており、圧力容器
23内に設置したサーマルリレーや温度スイッチなどの
温度スイッチ26によって電熱ヒーターのリード線27
の途中に設けたスイッチ28をオン・オフすることによ
り圧力容器23内を所定温度に保持するようになってい
る。圧力容器23内の温度としては、軽油や各種重油な
どのディーゼル燃料が沸騰する約180〜370℃の範
囲が望ましい。
【0015】更に、圧力容器23の上面に接続させた枝
管29の途中にコンデンサー22が設けられ、圧力容器
23内で蒸発したディーゼル燃料を凝縮するようになっ
ている。コンデンサー22で、再度、凝縮されたディー
ゼル燃料aは、枝管29を通って図示しない燃料タンク
に戻され、再利用される。
【0016】また、量によってコンデンサー22を通さ
ず、蒸気のまま直接ディーゼル吸気へ戻すことも可能で
ある。
【0017】一方、圧力容器23の底面に接続させた枝
管30の途中にオイルポンプ31を設け、ディーゼル燃
料が除かれて再生された再生オイルbを枝管30を通っ
てオイルパン(図2参照)15に戻すようになってい
る。
【0018】また、圧力容器23の上部側面にオイル供
給管(図2参照)32から分岐した枝管33が接続さ
れ、ディーゼル燃料が混入したオイルcを圧力容器23
内に導入するようになっている。
【0019】しかして、図1に示すように、オイルパン
15から圧力分離器21に導入されたオイル、すなわ
ち、ディーゼル燃料が混入しているオイルcは、圧力容
器23内で加熱器24により所定の温度に加熱され、デ
ィーゼル燃料のみが蒸発する。蒸発したディーゼル燃料
は、枝管29を通ってコンデンサー22に流入し、凝縮
される。凝縮したディーゼル燃料aは、枝管29を通っ
て図示しない燃料タンクに戻され、再利用される。
【0020】一方、ディーゼル燃料が除去され、再生さ
れた再生オイルbは、オイルポンプ31によってオイル
パン15に戻される。
【0021】上記のように、本発明は、オイルに混入し
たディーゼル燃料を、ディーゼル燃料とオイルの蒸留温
度の違いを利用して蒸発させ、再度、凝縮して再利用す
るから、燃費が改善されると共に、ディーゼル燃料が除
去され、再生された再生オイルは、オイル性能が保持さ
れる。
【0022】なお、本発明は、オイルパン15から圧力
分離器21にオイルを直接供給する場合も包含するもの
である。
【0023】
【発明の効果】上記のように、本発明は、オイルに混入
したディーゼル燃料を、ディーゼル燃料とオイルの蒸留
温度の違いを利用して蒸発させ、再度、凝縮して再利用
するから、燃費が改善されると共に、ディーゼル燃料が
除去されて再生された再生オイルは、オイル性能が保持
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料・オイル分離機の拡大図である。
【図2】本発明に係る燃料・オイル分離機付きディーゼ
ルエンジンの概略図である。
【符号の説明】
a 燃料 b 再生潤滑油 c 燃料が混入した潤滑油 15 オイルパン 22 コンデンサ 23 圧力容器 24 加熱器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料が混入した潤滑油を、加熱器を備え
    た圧力容器に導入して燃料のみ蒸発させ、蒸発した燃料
    をコンデンサで凝縮して燃料タンクに戻すと共に、燃料
    が除かれた再生潤滑油をオイルパンに戻すことを特徴と
    する燃料・オイル分離機付きディーゼルエンジン。
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