JP2002266616A - エンジンオイル供給装置 - Google Patents

エンジンオイル供給装置

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JP2002266616A
JP2002266616A JP2001070663A JP2001070663A JP2002266616A JP 2002266616 A JP2002266616 A JP 2002266616A JP 2001070663 A JP2001070663 A JP 2001070663A JP 2001070663 A JP2001070663 A JP 2001070663A JP 2002266616 A JP2002266616 A JP 2002266616A
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oil
engine
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engine oil
unit
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JP2001070663A
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Kiichi Tabuchi
貴一 田淵
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルタンク内へのエンジンオイル補充作業
を効率的に行なうことが可能になるエンジンオイル供給
装置を提供すること。 【解決手段】 制御装置300は、油温センサ64の検
出するオイルタンク61内のエンジンオイルの温度と電
磁弁63の開時間とから、エンジンオイル粘度の温度特
性を考慮して、供給配管62を介してエンジンユニット
500に補給されるエンジンオイルの量を積算してリモ
コン71の表示部72に表示するようになっている。従
って、オイルタンク61へのエンジンオイル補充時に必
要なエンジンオイルの量を正確に把握することができ
る。このようにして、オイルタンク61内へのエンジン
オイル補充作業を効率的に行なうことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンオイル供
給装置に関し、特に、ヒートポンプ装置の圧縮機を駆動
するエンジンユニットにエンジンオイルを供給するのに
好適なエンジンオイル供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、図10に示すような
エンジンユニット600にエンジンオイルを供給するエ
ンジンオイル供給装置700が知られている。このエン
ジンオイル供給装置700は、図示しないヒートポンプ
サイクルを構成する圧縮機を駆動するエンジンユニット
600にエンジンオイルを供給するものであり、エンジ
ンユニット600はエンジン601とサブオイルパン6
51とが配管653、654で接続されて構成されてい
る。図10には、定置型ヒートポンプ装置の室外機に配
設されたエンジンユニット600とエンジンオイル供給
装置700の要部のみ図示している。
【0003】エンジンオイル供給装置700は、エンジ
ンオイルを収納するオイルタンク661と、オイルタン
ク661とサブオイルパン651を接続する配管662
と、この配管経路を開閉する電磁弁663とからなり、
エンジンユニット600のメンテナンス間隔延長を目的
として設けられている。エンジン601の作動に伴い消
費されエンジンユニット600内のエンジンオイルが減
少すると、サブオイルパン651内に設けられたオイル
レベルセンサ652がこれを検知し、電磁弁663を開
くことによりオイルタンク661内のエンジンオイルを
エンジンユニット600内に自重落下させ供給するよう
になっている。
【0004】そして、エンジンユニット600のメンテ
ナンス時には、エンジンユニット600内に供給される
ことによりエンジンオイルが減少したオイルタンク66
1内に、エンジンオイルをほぼ満タン状態まで注油口6
61aから補充することにより、次回のメンテナンス時
までエンジンオイル補充しなくてもよいようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術では、メンテナンス時に、オイルタンク661内に
補充すべきエンジンオイルの量が正確に把握できないた
め、取り敢えずオイルタンク661全容量分のエンジン
オイルを準備し、オイルタンク661内がほぼ満タン状
態になるまでエンジンオイルを補充するという煩雑な作
業を行なわなければならないという問題がある。
【0006】本発明は、上記点に鑑みてなされたもの
で、オイルタンク内へのエンジンオイル補充作業を効率
的に行なうことが可能になるエンジンオイル供給装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、エンジンオイルを収納
するオイルタンク(61)と、このオイルタンク(6
1)内のエンジンオイルを流通するオイル通路(62)
と、このオイル通路(62)を開閉する開閉手段(6
3)とを有し、オイル通路(62)を介して、オイルタ
ンク(61)内のエンジンオイルをエンジン(1)を備
えるエンジンユニット(500)に供給するエンジンオ
イル供給装置において、オイル通路(62)を通過する
エンジンオイルの流量を検出する流量検出手段(69)
を有し、この流量検出手段(69)が検出するエンジン
オイルの流量と、開閉手段(63)の開時間とに基づい
て、オイルタンク(61)からエンジンユニット(50
0)に供給したエンジンオイルの量を算出する供給量算
出手段を具備することを特徴としている。
【0008】これによると、供給量算出手段が算出する
エンジンオイル量を積算することにより、前回のオイル
タンク(61)へのエンジンオイル補充時以降にオイル
タンク(61)からエンジンユニット(500)に供給
されたエンジンオイル量を知ることができる。すなわ
ち、オイルタンク(61)へのエンジンオイル補充時に
必要なエンジンオイルの量を正確に把握することができ
る。従って、オイルタンク(61)内へのエンジンオイ
ル補充作業を効率的に行なうことが可能になる。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、オイル
通路(62)を通過するエンジンオイルの温度を検出す
る油温検出手段(64)を有し、この油温検出手段(6
4)が検出するエンジンオイルの温度と、開閉手段(6
3)の開時間とに基づいて、オイルタンク(61)から
エンジンユニット(500)に供給したエンジンオイル
の量を算出する供給量算出手段(S42)を具備するこ
とを特徴としている。
【0010】これによると、エンジンオイルはその温度
により粘度特性が変化するため、供給量算出手段(S4
2)は、油温検出手段(64)が検出するエンジンオイ
ルの温度よりオイル通路(62)を通過するエンジンオ
イルの流量を検出することができる。従って、請求項1
に記載の発明と同様に、供給量算出手段(S42)が算
出するエンジンオイル量を積算することにより、前回の
オイルタンク(61)へのエンジンオイル補充時以降に
オイルタンク(61)からエンジンユニット(500)
に供給されたエンジンオイル量を知ることができる。す
なわち、オイルタンク(61)へのエンジンオイル補充
時に必要なエンジンオイルの量を正確に把握することが
できる。このようにして、オイルタンク(61)内への
エンジンオイル補充作業を効率的に行なうことが可能に
なる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、エンジ
ンユニット(500)内のエンジンオイル量を検出する
オイル量検出手段(52)の検出信号に応じて、開閉手
段(63)を開閉制御する制御手段(300)と、エン
ジン(1)の回転数と負荷率とに基づいて、エンジン
(1)の作動に伴い消費されるエンジンオイルの量を算
出する消費量算出手段(S53)とを有し、制御手段
(300)は、消費量算出手段(S53)が算出するエ
ンジンオイルの消費量(Vs)と、供給量算出手段(S
42)が算出するエンジンオイルの供給量(Vh)とを
比較して、供給量(Vh)が消費量(Vs)より所定量
(A)以上多いときには、開閉手段(63)の開動作を
禁止制御することを特徴としている。
【0012】これによると、供給量算出手段(S42)
が算出するオイルタンク(61)からエンジンユニット
(500)へのエンジンオイルの供給量(Vh)が、消
費量算出手段(S53)が算出するエンジン(1)の作
動に伴うエンジンオイルの推定される消費量(Vs)よ
り所定量(A)以上多い場合には、制御手段(300)
は、開閉手段(63)の開動作を禁止するためオイルタ
ンク(61)からエンジンユニット(500)にエンジ
ンオイルが供給されることはない。供給量(Vh)が推
定消費量(Vs)より多いということは、オイル量検出
手段(52)の故障もしくはエンジンユニット(50
0)からのエンジンオイル漏れの可能性がある。従っ
て、エンジンオイル漏れが発生していたとしても、オイ
ルタンク(61)からエンジンユニット(500)にエ
ンジンオイルをさらに供給して漏れ量を多くしてしまう
ことを防止できる。
【0013】また、請求項4に記載の発明では、警告を
発する警告手段(72)を有し、制御手段(300)
は、供給量(Vh)が消費量(Vs)より所定量(A)
以上多いときには、警告手段(72)により警告を発す
ることを特徴としている。
【0014】これによると、エンジンオイルの供給量
(Vh)が推定される消費量(Vs)より多いというこ
とは、オイル量検出手段(52)の故障もしくはエンジ
ンユニット(500)からのエンジンオイル漏れの可能
性があるが、警告手段(72)により使用者等に警告を
することができる。
【0015】また、請求項5に記載の発明では、制御手
段(300)は、消費量算出手段(S53)が算出する
エンジンオイルの消費量(Vs)と、供給量算出手段
(S42)が算出するエンジンオイルの供給量(Vh)
とを比較して、供給量(Vh)が消費量(Vs)より所
定量(A)以上少ないときには、警告手段(72)によ
り警告を発することを特徴としている。
【0016】これによると、エンジンオイルの供給量
(Vh)が推定される消費量(Vs)より少ないという
ことは、オイル量検出手段(52)の故障が発生してい
る可能性があるが、警告手段(72)により使用者等に
警告をすることができる。
【0017】また、請求項6に記載の発明では、エンジ
ン(1)は、ヒートポンプサイクル(200)中の冷媒
を圧縮する圧縮機(2)を駆動するエンジン(1)であ
ることを特徴としている。
【0018】このように、エンジン駆動式ヒートポンプ
装置(100)を駆動するエンジン(1)はメンテナン
ス間隔が長いことが好ましく、メンテナンス時に補充す
べきエンジンオイルの量も変動し易い。従って、このよ
うなエンジン(1)を備えるエンジンユニット(50
0)に供給するエンジンオイルの補充作業を効率的に行
なうことが可能になる効果は大きい。
【0019】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明を適用したヒートポンプ装
置100の構成を概略的に示す模式構成図である。本実
施形態のヒートポンプ装置100は、エンジン(例えば
ディーゼルエンジン)1によって駆動されるもので、こ
のヒートポンプ装置100は定置型の空調装置として用
いられ、屋内を冷暖房することができる。
【0022】エンジン1には、オイル配管53、54を
介してサブオイルパン51が接続している。構成1、5
1、53、54が本実施形態におけるエンジンユニット
500の主要部である。また、サブオイルパン51には
供給配管62を介してオイルタンク61が接続してお
り、供給配管61には、この経路を連通または遮断する
開閉手段である電磁弁63が設けられている。構成61
〜63が本実施形態におけるエンジンオイル供給装置4
00の主要部である。なお、エンジンユニット500お
よびエンジンオイル供給装置400については、後で詳
述する。
【0023】ヒートポンプサイクル200(図1中2点
鎖線で囲んだ部分)は、各機能部材間を冷媒配管で接続
して構成され、屋内暖房時には、圧縮機2→四方弁3→
室内熱交換器4→室内機電動弁5→レシーバ6→室外機
電動弁7→室外熱交換器8→四方弁3→冷媒加熱器9→
アキュームレータ10→圧縮機2の順に冷媒を流通(実
線矢印)させて暖房している。
【0024】また、屋内冷房時には、圧縮機2→四方弁
3→室外熱交換器8→室外機電動弁7→レシーバ6→室
内機電動弁5→室内熱交換器4→四方弁3→冷媒加熱器
9→アキュームレータ10→圧縮機2の順に冷媒を流通
(破線矢印)させて冷房している。
【0025】室内熱交換器4は、暖房時には凝縮器とし
て機能し、冷房時には蒸発器として機能する。また、室
外熱交換器8は、暖房時には蒸発器として機能し、冷房
時には凝縮器として機能する。そして、暖房時には、室
外機電動弁7が冷媒を減圧する減圧手段である膨張弁と
して機能し、冷房時には、室内機電動弁5が減圧手段で
ある膨張弁として機能する。
【0026】エンジン1は、クランクプーリ1aに巻き
付けられたVベルト1bにより圧縮機2に設けられたプ
ーリ2aに駆動力を伝達するようになっている。そし
て、プーリ2aと圧縮機2との間には、プーリ2aに伝
達された駆動力を圧縮機2に伝達または遮断するクラッ
チ手段よりなる駆動力切替手段である電磁クラッチ2b
が設けられている。
【0027】圧縮機2の吐出側(四方弁3側)に接続さ
れた冷媒配管22には、圧縮機2が吐出した冷媒からオ
イルを分離する周知のオイルセパレータ24が設けられ
ており、オイルセパレータ24で分離されたオイルはオ
イルリターンチューブ25を介して、圧縮機2の吸入側
(アキュームレータ10側)に接続された冷媒配管20
の経路中に圧縮機2前後の差圧により戻されるようにな
っている。ここで、オイルセパレータ24とオイルリタ
ーンチューブ25とで本実施形態のオイル分離手段を構
成している。
【0028】11は冷却水回路であり、エンジン1の本
体内に形成されエンジン1を冷却するための図示しない
冷却水通路と、この冷却水通路出口から冷媒加熱部であ
る冷媒加熱器9、冷却水切替弁113、冷却水ポンプ1
14を順次流れ、上記冷却水通路入口に戻る第1冷却水
回路111と、上記冷却水通路出口からラジエータ11
5、冷却水切替弁113、冷却水ポンプ114を順次流
れ、上記冷却水通路入口に戻る第2冷却水回路112と
から構成されている。
【0029】ここで、冷却水ポンプ114は電動ポンプ
であり、冷却水切替弁113は第1冷却水回路111と
第2冷却水回路112とを切り替える電磁切替弁であ
る。また、ラジエータ115は冷却水と外気とを熱交換
する周知の熱交換器であり、冷媒加熱器9は、例えば金
属等からなる2重管式の熱交換器であり冷却水と冷媒と
が熱交換可能になっている。また、上記冷却水通路の出
入口と各部材9、113〜115は例えばゴムホース等
によって連結されている。
【0030】エンジン1には上記冷却水通路中の冷却水
の温度を検出する水温センサ12が設けられており、冷
却水の温度情報を後述する制御装置300に出力するよ
うになっている。
【0031】上記構成を有するヒートポンプ装置100
において、各構成要素のうち室内熱交換器4および室内
機電動弁5は、室内機を構成して室内の適所に設置さ
れ、その他のものは、室外機を構成して室外の適所に設
置されている。そして、ヒートポンプ装置100は、電
子回路等からなる制御手段である制御装置300を有
し、この制御装置300は、室内に設けられたリモコン
(図1には図示せず)、図示しない外気温センサ、図示
しない冷媒温度センサ、図示しない圧力センサ、水温セ
ンサ12等からの情報を入力し、室内機および室外機を
作動制御するようになっている。
【0032】次に、図2に基づいて、エンジンユニット
500とエンジンオイル供給装置400の構成について
説明する。
【0033】室外機は2階建構造になっており、エンジ
ンユニット500は、室外機の1階部分に配設されてい
る。エンジン1の下部は、周知のようにオイルパン1c
となっており、オイルパン1cの底部は、エンジン1に
併設されたサブオイルパン51の底部付近とオイル配管
53を介して連通している。また、エンジン1内には、
オイルパン1c内のエンジンオイルを圧送するオイルポ
ンプ55が配設されており、エンジン1と連動してオイ
ルポンプ55が作動する時には、オイル配管54を介し
て、オイルパン1c内のエンジンオイルをサブオイルパ
ン51内に圧送するようになっている。すなわち、オイ
ルパン1c内とサブオイルパン51内のエンジンオイル
はオイルポンプ55により循環するようになっている。
【0034】サブオイルパン51内には、サブオイルパ
ン51内のオイルレベルを検出するオイルレベルセンサ
52が設けられており、制御手段である制御装置300
にエンジンオイル量の情報を出力するようになってい
る。オイルレベルセンサ52は、本実施形態におけるオ
イル量検出手段である。
【0035】本実施形態で用いたオイルレベルセンサ5
2は、垂直方向に延びるステムの外周をフロートが上下
するタイプのものであり、フロート内にはマグネットが
設けられ、ステム内にはリードスイッチが設けられてい
る。そして、オイルレベルが正常(所定レベル以上)な
場合にはリードスイッチがオフ状態であり、オイルレベ
ルが低下(所定レベル未満)した場合にはリードスイッ
チがオン状態となるようになっている。
【0036】エンジン1、サブオイルパン51、オイル
レベルセンサ52、オイル配管53、54およびオイル
ポンプ55で本実施形態のエンジンユニット500を構
成している。
【0037】室外機の2階部分には、室外機の上面部に
注油口61aを持つオイルタンク61が配設されてい
る。オイルタンク61の底面部とサブオイルタンク51
の上面部とは、オイル通路である供給配管62により繋
がれており、この配管62の途中には、この通路を連通
または遮断する開閉手段である電磁弁63が設けられて
いる。また、オイルタンクの側面部下方には、オイルタ
ンク61内のエンジンオイルの温度を検出する油温検出
手段である油温センサ64が配設されており、制御装置
300に温度情報を出力するようになっている。
【0038】そして、制御手段である制御装置300
は、オイルレベルセンサ52、油温センサ64、リモコ
ン71等からの情報に基づいて、エンジン1および電磁
弁63等を制御するとともに、リモコン71の表示部7
2を表示制御するようになっている。
【0039】次に、本実施形態の作動を上記構成および
図3〜図8に基づいて説明する。
【0040】図3は、制御装置300の概略の制御動作
を示すフローチャートである。
【0041】ヒートポンプ装置100の電源が投入され
ると、制御装置300は、リモコン71の図示しない冷
暖房スイッチの操作状態に応じて、冷暖房運転制御を行
なう(ステップS1)。
【0042】まず、暖房運転時について説明する。例え
ば外気温が低い時、図示しない暖房スイッチがオンさ
れ、オン信号が制御装置300に入力されると、制御装
置300は四方弁3を暖房側(実線)に切り替えるとと
もに、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動する。また、
室内機電動弁5を全開にするとともに、室外機電動弁7
を膨張弁として機能する開度に調節する。
【0043】圧縮機2を出た高温のガス冷媒は、まずオ
イルセパレータ24にてオイルが分離される。なお分離
されたオイルは冷媒配管22と冷媒配管20との差圧に
より、オイルリターンチューブ25を介して冷媒配管2
0に送られる。オイルセパレータ24を出た冷媒は、四
方弁3を通り、室内熱交換器4で凝縮し、暖房を行なっ
た後、レシーバ6で気液分離、室外機電動弁7で減圧さ
れ、室外熱交換器8で蒸発し、四方弁3を再び通り、続
いて冷媒加熱器9で、エンジン排熱を回収した冷却水と
の熱交換により加熱された後、アキュームレータ10か
ら圧縮機2に戻る。
【0044】エンジン1の起動に合わせて、冷却水ポン
プ114も起動され、冷却水切替弁113は冷却水が第
1冷却水回路111に流れる方向に切り替えられる。冷
却水ポンプ114によって圧送された冷却水は、エンジ
ン1内の冷却水通路を流れ、エンジン排熱を吸熱した
後、冷媒加熱器9に入り、ここで、室外熱交換器8で蒸
発した冷媒と熱交換して冷媒を加熱する。その後、冷却
水切替弁113から冷却水ポンプ114に戻り、再びエ
ンジン1内の冷却水通路に送られる。このように冷却水
が循環するため、エンジン1の排熱は冷却水に回収さ
れ、冷媒加熱器9にて冷媒の加熱に利用されて、ヒート
ポンプサイクル200の暖房熱源の一部となる。
【0045】次に、冷房運転時について説明する。例え
ば外気温が高い時、図示しない冷房スイッチがオンさ
れ、オン信号が制御装置300に入力されると、制御装
置300は四方弁3を冷房側(破線)に切り替えるとと
もに、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動する。また、
室外機電動弁7を全開にするとともに、室内機電動弁5
を膨張弁として機能する開度に調節する。
【0046】圧縮機2を出た高温のガス冷媒は、まずオ
イルセパレータ24にてオイルが分離される。なお分離
されたオイルは冷媒配管22と冷媒配管20との差圧に
より、オイルリターンチューブ25を介して冷媒配管2
0に送られる。オイルセパレータ24を出た冷媒は、四
方弁3を通り、室外熱交換器8で凝縮し、レシーバ6で
気液分離、室内機電動弁5で減圧され、室外熱交換器8
で蒸発し、冷房を行なった後、四方弁3を再び通り、続
いて冷媒加熱器9からアキュームレータ10に送られ、
アキュームレータ10にて気液分離され、圧縮機2に戻
る。
【0047】エンジン1の起動に合わせて、冷却水ポン
プ114も起動され、冷却水切替弁113は冷却水が第
2冷却水回路112に流れる方向に切り替えられる。冷
却水ポンプ114によって圧送された冷却水は、エンジ
ン1内の冷却水通路を流れ、エンジン排熱を吸熱した
後、ラジエータ115に入る。その後、冷却水切替弁1
13から冷却水ポンプ114に戻り、再びエンジン1内
の冷却水通路に送られる。このように冷却水が循環する
ため、エンジン1の排熱は冷却水に回収され、ラジエー
タ115にて外気と熱交換して放熱される。
【0048】なお、冷暖房運転が行なわれているときに
は、制御装置300は、リモコン71の冷暖房設定条件
や各種センサからの入力情報等に応じて、ヒートポンプ
サイクル制御やエンジン制御等を行なう。すなわち、室
内機電動弁5、室外機電動弁7の開度調節や図示しない
電動ファンの送風量調節等を行なうとともに、エンジン
1の運転および停止の制御やエンジン運転時の回転数制
御等を行なう。
【0049】冷暖房運転制御を行なったら、次に、エン
ジン1が運転中であるかどうか判断する(ステップS
2)。エンジン1が停止している場合には、オイル補給
制御を実行する(ステップS3)。
【0050】オイル補給制御が実行されると、図4に示
すように、制御装置300は、まずオイルタンク61か
らサブオイルパン51へオイルが補給中(供給中)であ
るかどうか判断する(ステップS31)。すなわち、電
磁弁63が開状態であるかどうか判断する。補給中でな
い、すなわち電磁弁63が閉状態である場合には、オイ
ルレベルセンサ52がオン状態であるかどうか判断し、
サブオイルパン51内のオイルレベルが所定レベル未満
であるかどうか判断する(ステップS32)。
【0051】所定レベル未満の場合には、補給制限時間
を設定し(ステップS33)、その後、電磁弁63を開
状態とする(ステップS34)。ここで、補給制限時間
を設定するのは、オイルパン1c等から大量のオイル漏
れが起きているときやオイルタンク61内が空状態とな
っている等の不具合状態が発生している場合に、電磁弁
63の開状態を継続させないためである。
【0052】補給制限時間は、例えば3分というように
一定の値としてもよいし、補給するエンジンオイルの温
度に応じて設定時間を変更するものであってもよい。オ
イルの温度によりオイルの粘度が変化するので、オイル
の温度が高いときには設定時間を短くし、オイルの温度
が低いときには設定時間を長くすることにより、補給制
限時間に供給配管62を通過するオイルの量を略一定と
することができる。
【0053】本実施形態では、ステップS33におい
て、制御装置300は、油温センサ64からの温度情報
が0℃以下の場合には制限時間を20分に、温度情報が
20℃以上の場合には制限時間を3分に、温度情報が0
℃より高く20℃未満の場合には9分に設定している。
【0054】ステップS31において、オイル補給中で
ある、すなわち電磁弁63が開状態である場合には、ま
ず、ステップS33で設定した補給制限時間に到達して
いるかどうか判断し(ステップS35)、到達していな
ければ、オイルレベルセンサ52がオフ状態であるかど
うか判断する(ステップS36)。
【0055】ステップS35で補給制限時間に到達して
いるか、ステップS36でオイルレベルセンサ52がオ
フ状態、すなわちサブオイルパン51内のオイルレベル
が所定レベルに達している場合には、電磁弁63を閉状
態とする(ステップS37)。ステップS36でオイル
レベルセンサ52がオン状態の場合には、ステップS3
4に進み、電磁弁63の開状態を継続する。
【0056】ステップS32でオイルレベルセンサ52
がオフ状態である場合およびステップS34もしくはS
37を実行した場合には、図3に示すオイル補給量積算
制御を実行する(ステップS4)。
【0057】オイル補給量積算制御が実行されると、図
5に示すように、制御装置300は、まず、電磁弁63
が開状態であるかどうか判断する(ステップS41)。
開状態である場合には、オイルタンク61からサブオイ
ルパン51へのオイル補給が行われているということな
ので、オイル補給量を算出し、この補給量を先回後述の
ステップS42を実行したときに算出したオイル補給量
(供給量)の積算量Vhにさらに積算し、新たな積算量
Vhを算出する(ステップS42)。
【0058】ここで新たな積算量Vhを算出するために
積算されるオイル補給量は、電磁弁63が開状態である
ときに供給配管62を介して補給される単位時間当りの
油温20℃のオイルの補給量をVk、油温センサ64の
検出する油温をToil、油温による補正係数をk、先
の積算時から今回の積算時までの間の電磁弁63の開時
間をt1とすると、これらの積k・Toil・Vk・t
1として算出される。
【0059】油温センサ64の検出する油温Toil
は、オイルタンク61内のエンジンオイルの温度であ
り、オイル補給時に供給配管62を通過するエンジンオ
イルの温度である。そして、このステップS42は、本
実施形態における供給量算出手段である。ステップS4
2でオイル補給量の積算量Vhを算出したら、次に、こ
の積算量をリモコン71の表示部72に表示する(ステ
ップS43)。
【0060】ステップS41で、電磁弁63が閉状態で
ある場合には、オイル補給が行なわれていないというこ
となので、ステップS42は実行せずステップS43に
進み、先回の積算量を継続表示する。
【0061】図3に示すステップS2において、エンジ
ン1が運転中である場合には、オイル消費量積算制御を
実行する(ステップS5)。
【0062】オイル消費量積算制御が実行されると、図
6に示すように、制御装置300は、まず、エンジン負
荷率を算出する(ステップS51)。エンジン負荷率
は、その時点でのエンジン1の回転数を基準負荷が加わ
っている場合に達成できるスロットル開度Dkと、その
時点でのスロットル開度Dcとの比Dk/Dcから求め
ることができる。
【0063】エンジン負荷率を算出したら、このエンジ
ン負荷率と、その時点でのエンジン回転数とから、図7
に示すような関係より、エンジン1の単位時間当りのオ
イル消費量Vtを算出する(ステップS52)。そし
て、この消費量Vtに基づいて、先回後述のステップS
53を実行したときに算出したオイル消費量の積算量V
sにさらに積算し、新たな積算量Vsを算出する(ステ
ップS53)。
【0064】ここで新たな積算量Vsを算出するために
積算されるオイル消費量は、ステップS52で算出した
単位時間当りのオイル消費量Vtと、先の積算時から今
回の積算時までの間のエンジン1の運転時間t2の積と
して算出される。このステップS53は、本実施形態に
おける消費量算出手段である。図5に示すステップS4
3もしくは図6に示すステップS53を実行したら、図
3に示すオイル補給異常制御を実行する(ステップS
6)。
【0065】オイル補給異常制御が実行されると、図8
に示すように、制御装置300は、まず、図5に示すス
テップS42で算出したオイル補給量の積算量Vhと、
図6に示すステップS53で算出したオイル消費量の積
算量Vsとの差Vh−Vsの絶対値が異常判定値Aより
大きいかどうか判断する(ステップS61)。
【0066】Vh−Vsの絶対値がAより大きい場合に
は、エンジンユニット500からのオイル漏れやオイル
レベルセンサ52の故障等の異常状態が発生していると
判断し、電磁弁63を閉じてオイル補給を禁止し(ステ
ップS62)、エンジン1の運転を禁止して(ステップ
S63)、ヒートポンプ装置100の作動を停止すると
ともに、リモコン71の表示部72にエラーコードによ
る異常表示を行なう(ステップS64)。ここで表示部
72は、本実施形態における警告手段である。
【0067】ステップS64を実行したら、その後、図
3に示すステップS1にリターンする。ステップS61
においてVh−Vsの絶対値がA以下の場合には、異常
状態ではないと判断し、ステップS62〜S64は実行
せずに、図3に示すステップS1にリターンする。
【0068】上述の構成および作動によれば、制御装置
300のオイル補給量積算制御S4により、オイルタン
ク61からエンジンユニット500に供給されたエンジ
ンオイル量を算出し、リモコン71の表示部72に表示
することができる。従って、オイルタンク61へのエン
ジンオイル補充時に必要なエンジンオイルの量を正確に
把握することができる。このようにして、オイルタンク
61内へのエンジンオイル補充作業を効率的に行なうこ
とが可能になる。
【0069】また、オイルタンク61からエンジンユニ
ット500へのエンジンオイルの供給積算量Vhが、エ
ンジン1の作動に伴うエンジンオイルの消費積算量Vs
より異常判定値A以上乖離している場合には、制御装置
300は、開閉手段(63)の開動作を禁止するためオ
イルタンク61からエンジンユニット500にエンジン
オイルが供給されることはない。従って、エンジンユニ
ット500からのエンジンオイル漏れが発生していたと
しても、オイルタンク61からエンジンユニット500
にエンジンオイルをさらに供給して漏れ量を多くしてし
まうことを防止できる。
【0070】さらに、リモコン71の表示部72へのエ
ラーコード表示により、エンジンユニット500からの
エンジンオイル漏れやオイルレベルセンサ52の故障等
のいずれかのシステム異常が発生していることを使用者
等に警告をすることができる。これに加えて、エンジン
1を停止することにより、ヒートポンプ装置100の作
動を停止して故障の拡大を防ぐことができる。
【0071】(他の実施形態)上記一実施形態では、オ
イルタンク61に設けた油温センサ64が検出する温度
と、エンジンオイルの粘度の温度特性とから、供給配管
62を通過するエンジンオイルの流量を検出するもので
あったが、図9に示すように、供給配管62に流量検出
手段である流量計69を設け、供給配管62を通過する
エンジンオイルの流量を検出するものであってもよい。
ただし、上記一実施形態における油温センサ64の方
が、流量計69よりも一般的に安価であるという利点が
ある。
【0072】また、上記一実施形態では、制御装置30
0は、エンジン1が停止中であり、かつオイル補給中で
ないときは、毎回ステップS32においてオイルレベル
センサ52のオンオフ状態を判断し、以降のフローを実
行するものであったが、エンジン1停止後1回目のみ、
上記と同様なフローを実行し、2回目以降はステップS
32の判断を行なう前に、ステップS4へ進むものであ
ってもよい。これによれば、エンジンユニット500か
らのエンジンオイル漏れがあった場合には、漏れ量をさ
らに少なくすることができる。
【0073】また、上記一実施形態では、エンジン1停
止時であり、かつオイル補給中でない場合には、即座に
ステップS32の判断をするものであったが、ステップ
S31とS32の間に、例えば30秒の経過時間を設け
るフローとしてもよい。これによれば、エンジン1停止
直後の不安定なオイルレベルを検出することを防止する
ことができる。
【0074】また、上記一実施形態にでは、ステップS
43において、補給積算量Vhをリモコン71の表示部
72に表示するものであったが、Vhの表示は、室外機
等他の部分でおこなってもよい。メンテナンス時のエン
ジンオイルの補充は室外機に設けられたオイルタンク6
1に対して行なうものであるので、室外機に表示するこ
とによる補充作業の効率化の効果は大きい。
【0075】また、上記一実施形態では、ステップS6
1において、補給積算量Vhと消費積算量Vsとの差の
絶対値を異常判定値Aと比較判断したが、VhがVsよ
り大きい場合とVhがVsより小さい場合とで別個に判
断するものであってもよい。また、このときには、前者
の場合の異常判定値を後者の場合の異常判定値より小さ
くしてもよい。これによれば、エンジンユニット500
からエンジンオイル漏れの可能性がある前者の場合に、
安全サイドの判断を行なうこととなり、エンジンオイル
漏れが発生していた場合には、漏れ量を少なくすること
ができる。
【0076】また、VhがVsより大きく、その差が異
常判断値より大きい場合には、オイル漏れの可能性があ
るので、ステップS62〜S64を実行するが、Vhが
Vsより小さく、その差が異常判断値より大きい場合に
は、オイル漏れの可能性はないので、ステップS64の
異常表示のみを実行し、オイル補給およびエンジン1運
転を禁止しないものであってもよい。
【0077】また、上記一実施形態では、ステップS6
1における、補給積算量Vhと消費積算量Vsとの差の
絶対値と、異常判定値Aと比較判断結果に基づいての
み、異常表示を行なったが、ステップS35において、
補給制限時間に到達したと判断した場合にも、大量のオ
イル漏れが起きていたり、オイルタンク61内が空状態
となっている等の不具合状態が発生している可能性があ
るので、異常表示を行なってもよい。
【0078】また、上記一実施形態では、異常時の警告
手段による警告は、リモコン71の表示部72のエラー
コード表示であったが、他の部分での表示や音による警
告であってもよい。例えば、警告手段としてブザー等を
設け、異常時にはこれを発音させ警告するものであって
もよい。
【0079】また、上記一実施形態では、エンジンユニ
ット500は、サブオイルパン51を有する構成であっ
たが、エンジン1のオイルパン1c内のエンジンオイル
容量が充分にある場合には、サブオイルパンを有しない
構成のエンジンユニットであってもよい。なお、この場
合には、供給配管62は、オイルタンク61とオイルパ
ン1cとを直接接続する構成となる。
【0080】また、上記一実施形態では、オイルタンク
61に設けた油温センサ64により、供給配管62を通
過するエンジンオイルの温度を検出したが、図示しない
外気温センサの検出温度と供給配管62を通過するエン
ジンオイルの温度との相間関係が明らかであれば、油温
センサ64を設けずに、外気センサを油温検出手段とし
てもよい。
【0081】また、上記一実施形態では、エンジン1は
ディーゼルエンジンであったが、これに限らず、ガソリ
ンエンジン、ガスエンジン等であってもよい。
【0082】また、上記一実施形態では、エンジン1は
ヒートポンプ装置を駆動するエンジンであったが、他の
装置を駆動するエンジンであってもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるヒートポンプ装置
100の構成を概略的に示す模式構成図である
【図2】要部であるエンジンユニット500とエンジン
オイル供給装置400の概略構成を示す模式図である。
【図3】制御装置300の概略の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図4】制御装置300の概略のオイル補給制御動作を
示すフローチャートである。
【図5】制御装置300の概略のオイル補給量積算制御
動作を示すフローチャートである。
【図6】制御装置300の概略のオイル消費量積算制御
動作を示すフローチャートである。
【図7】エンジン1の回転数と負荷率とエンジンオイル
消費量との関係を示すグラフである。
【図8】制御装置300の概略のオイル補給異常制御動
作を示すフローチャートである。
【図9】他の実施形態における、エンジンオイル供給装
置の概略構成を示す模式図である。
【図10】従来のエンジンユニットとエンジンオイル供
給装置の概略構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 圧縮機 51 サブオイルパン 52 オイルレベルセンサ(オイル量検出手段) 61 オイルタンク 62 供給配管(オイル通路) 63 電磁弁(開閉手段) 64 油温センサ(油温検出手段) 69 流量計(流量検出手段) 71 リモコン 72 表示部(警告手段) 100 ヒートポンプ装置 200 ヒートポンプサイクル 300 制御装置(制御手段) 400 エンジンオイル供給装置 500 エンジンユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンオイルを収納するオイルタンク
    (61)と、 このオイルタンク(61)内のエンジンオイルを流通す
    るオイル通路(62)と、 このオイル通路(62)を開閉する開閉手段(63)と
    を有し、 前記オイル通路(62)を介して、前記オイルタンク
    (61)内のエンジンオイルをエンジン(1)を備える
    エンジンユニット(500)に供給するエンジンオイル
    供給装置において、 前記オイル通路(62)を通過するエンジンオイルの流
    量を検出する流量検出手段(69)を有し、 この流量検出手段(69)が検出するエンジンオイルの
    流量と、前記開閉手段(63)の開時間とに基づいて、
    前記オイルタンク(61)から前記エンジンユニット
    (500)に供給したエンジンオイルの量を算出する供
    給量算出手段を具備することを特徴とするエンジンオイ
    ル供給装置。
  2. 【請求項2】 エンジンオイルを収納するオイルタンク
    (61)と、 このオイルタンク(61)内のエンジンオイルを流通す
    るオイル通路(62)と、 このオイル通路(62)を開閉する開閉手段(63)と
    を有し、 前記オイル通路(62)を介して、前記オイルタンク
    (61)内のエンジンオイルをエンジン(1)を備える
    エンジンユニット(500)に供給するエンジンオイル
    供給装置において、 前記オイル通路(62)を通過するエンジンオイルの温
    度を検出する油温検出手段(64)を有し、 この油温検出手段(64)が検出するエンジンオイルの
    温度と、前記開閉手段(63)の開時間とに基づいて、
    前記オイルタンク(61)から前記エンジンユニット
    (500)に供給したエンジンオイルの量を算出する供
    給量算出手段(S42)を具備することを特徴とするエ
    ンジンオイル供給装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジンユニット(500)内のエ
    ンジンオイル量を検出するオイル量検出手段(52)の
    検出信号に応じて、前記開閉手段(63)を開閉制御す
    る制御手段(300)と、 前記エンジン(1)の回転数と負荷率とに基づいて、前
    記エンジン(1)の作動に伴い消費されるエンジンオイ
    ルの量を算出する消費量算出手段(S53)とを有し、 前記制御手段(300)は、前記消費量算出手段(S5
    3)が算出するエンジンオイルの消費量(Vs)と、前
    記供給量算出手段(S42)が算出するエンジンオイル
    の供給量(Vh)とを比較して、前記供給量(Vh)が
    前記消費量(Vs)より所定量(A)以上多いときに
    は、前記開閉手段(63)の開動作を禁止制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン
    オイル供給装置。
  4. 【請求項4】 警告を発する警告手段(72)を有し、 前記制御手段(300)は、前記供給量(Vh)が前記
    消費量(Vs)より所定量(A)以上多いときには、前
    記警告手段(72)により警告を発することを特徴とす
    る請求項3に記載のエンジンオイル供給装置。
  5. 【請求項5】 警告を発する警告手段(72)を有し、 前記制御手段(300)は、前記消費量算出手段(S5
    3)が算出するエンジンオイルの消費量(Vs)と、前
    記供給量算出手段(S42)が算出するエンジンオイル
    の供給量(Vh)とを比較して、前記供給量(Vh)が
    前記消費量(Vs)より所定量(A)以上少ないときに
    は、前記警告手段(72)により警告を発することを特
    徴とする請求項3または請求項4に記載のエンジンオイ
    ル供給装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジン(1)は、ヒートポンプサ
    イクル(200)中の冷媒を圧縮する圧縮機(2)を駆
    動するエンジン(1)であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5のいずれか1つに記載のエンジンオイル
    供給装置。
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