JP2002265601A - イミド樹脂 - Google Patents

イミド樹脂

Info

Publication number
JP2002265601A
JP2002265601A JP2001063614A JP2001063614A JP2002265601A JP 2002265601 A JP2002265601 A JP 2002265601A JP 2001063614 A JP2001063614 A JP 2001063614A JP 2001063614 A JP2001063614 A JP 2001063614A JP 2002265601 A JP2002265601 A JP 2002265601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical formula
polyimide
embedded image
formula
polyamic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001063614A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kakimoto
雅明 柿本
Mitsutoshi Jikyo
光俊 寺境
Janjun Hao
ジャンジュン ハオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rikogaku Shinkokai
Original Assignee
Rikogaku Shinkokai
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rikogaku Shinkokai filed Critical Rikogaku Shinkokai
Priority to JP2001063614A priority Critical patent/JP2002265601A/ja
Publication of JP2002265601A publication Critical patent/JP2002265601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furan Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機溶媒に可溶なポリイミドを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 有機溶媒に可溶なポリイミドの合成法の
一例はつぎのようである。最初に、1,3,5−トリ
(3’,4’−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼンを無
水酢酸とトルエンに溶解し加熱還流した。1,3,5−
トリ(3’,4’−無水ジカルボキシフェノキシ)ベン
ゼンが得られた。つぎに、1,3,5−トリ(3’,
4’−無水ジカルボキシフェノキシ)ベンゼンをN,N
−ジメチルアセトアミド(DMAc)に溶解した溶液
に、1,4−フェニレンジアミンを溶解した溶液を滴下
した。反応溶液を撹はん後、トルイジンを溶解した溶液
を加え、さらに撹はんした。末端基がトルイルアミドで
あるポリアミド酸が得られた。最後に、ポリアミド酸を
DMAcに溶解し、無水酢酸とピリジンを加え、放置し
た。末端基がトルイルイミドであるポリイミドが得られ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子用層間
絶縁膜、半導体素子用保護膜、液晶表示用配向膜、多層
プリント配線基板用層間絶縁膜、電線被覆材料、保護膜
(塗料)、接着剤、ガラス繊維もしくは炭素繊維複合材
料等の用途に使用される新規なポリイミドに関する。ま
た、このポリイミドを合成するための、モノマーおよび
中間体ポリマーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の表面保護膜、層間絶
縁膜には、耐熱、電気特性、機械特性などに優れたポリ
イミドが用いられているが、近年の半導体素子の高集積
化、樹脂パッケージの薄型化、小型化、はんだリフロー
による表面実装への移行などにより耐熱サイクル性、耐
熱ショック性等の著しい向上の要求があり、更に高性能
なポリイミドが必要とされるようになってきている。こ
れに加えて、半導体素子の実行速度を向上させるため
に、ポリイミドの低誘電率化が大きな要求となってい
る。
【0003】一方、ポリイミドの作業性を考慮すると、
この樹脂が有機溶媒に可溶であることが好ましい。しか
しながら、従来のポリイミドは有機溶媒に対する溶解性
がないために、ポリイミドの前駆体であるポリアミド酸
の段階で薄膜化し、加熱処理することでポリイミド膜と
しており、工程が煩雑であった。また、希少に知られて
いる有機溶媒可溶なポリイミドもその溶解度は必ずしも
大きくなく、溶液の粘度も高いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題に鑑みてなされたものであり、有機溶媒に可溶なポ
リイミドを提供すること、また、このポリイミドを合成
するための、モノマーおよび中間体ポリマーを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のモノマーは、化
学式(化27、化28、化29、化30、および化3
1)からなるモノマーである。また、本発明のモノマー
は、化学式(化41、化28、化29、化30、および
化31)からなるモノマーである。
【0006】本発明のポリマーは、化学式(化33、化
28、化29、化30、および化31)を含むポリマー
である。また、本発明のポリマーは、化学式(化42、
化28、化29、化30、および化31)を含むポリマ
ーである。また、本発明のポリマーは、化学式(化3
4、化28、化29、化30、および化31)を含むポ
リマーである。上述のポリマーは、末端封止基を含む場
合がある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、モノマーおよびポリマーにかかる第
1の実施の形態について説明する。ここでは、本実施の
形態にかかるモノマーを重合することにより、本実施の
形態にかかる中間体ポリマーおよびポリイミドを合成す
ることについて説明する。
【0008】本実施の形態にかかるポリイミドの合成方
法は、以下の反応式(化26)に示すとおりである。ヘ
キサカルボン酸無水物1とジアミン2を重合することに
より、ポリアミド酸が生成し、さらにポリイミドを得る
ことができる。
【0009】
【化26】
【0010】原料となるヘキサカルボン酸無水物1は、
以下の化学式(化27、化28、化29、化30、およ
び化31)からなるモノマーである。化27におけるA
rは、具体的には化28〜31に示す化学式をとること
ができる。ただし化28〜31の化学式は例示したもの
であり、これらの化学式に限定されるものではない。
【0011】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【0012】原料となるジアミン2は、以下の化学式
(化32)からなるモノマーである。化32におけるR
は、具体的には化32に示す化学式をとることができ
る。ただし化32におけるRの化学式は例示したもので
あり、これらの化学式に限定されるものではない。
【0013】
【化32】
【0014】中間の生成物であるポリアミド酸は、以下
の化学式(化33)を含む中間体ポリマーである。化3
3におけるArは、具体的には化28〜31に示す化学
式をとることができる。ただし化28〜31の化学式は
例示したものであり、これらの化学式に限定されるもの
ではない。また、化33においては、アミド酸結合を1
つだけ表している。なお、ポリアミド酸中のArは、ア
ミド酸結合を2つまたは3つ持っている場合がある。
【0015】
【化33】
【0016】最終の生成物であるポリイミドは、以下の
化学式(化34)を含むポリマーである。化34におけ
るArは、具体的には化28〜31に示す化学式をとる
ことができる。ただし化28〜31の化学式は例示した
ものであり、これらの化学式に限定されるものではな
い。また、化34においては、イミド結合を1つだけ表
している。なお、ポリイミド中のArは、イミド結合を
2つまたは3つ持っている場合がある。
【0017】
【化34】
【0018】次に、モノマーおよびポリマーにかかる第
2の実施の形態について説明する。ここでは、本実施の
形態にかかるモノマーを重合し、さらに末端封止剤と反
応させることにより、本実施の形態にかかる末端封止中
間体ポリマー、および末端封止ポリイミドを合成するこ
とについて説明する。
【0019】本実施の形態にかかる末端封止ポリイミド
の合成方法は、以下の反応式(化35)に示すとおりで
ある。ヘキサカルボン酸無水物1とジアミン2を重合
し、さらに末端封止剤を反応させることにより、末端封
止ポリアミド酸が生成し、さらに末端封止ポリイミドを
得ることができる。
【0020】
【化35】
【0021】原料となるヘキサカルボン酸無水物1とジ
アミン2の具体的な内容は、上記の第1の実施の形態で
説明したと同じである。
【0022】原料となる末端封止剤は、以下の化学式
(化36および化37)からなるものである。化36に
おけるZは、具体的には化37に示す化学式をとること
ができる。ただし化37の化学式は例示したものであ
り、これらの化学式に限定されるものではない。
【0023】
【化36】
【化37】
【0024】中間の生成物である末端封止ポリアミド酸
は中間体ポリマーであり、その構造の骨格としては化学
式(化33)を含み、またその構造の末端には、以下の
化学式(化38)を含んでいる。化学式(化33)の具
体的な内容は、上記の第1の実施の形態で説明したと同
じである。また、末端封止基である化学式(化38)に
おけるZは、具体的には化37に示す化学式をとること
ができる。ただし化37の化学式は例示したものであ
り、これらの化学式に限定されるものではない。
【0025】
【化38】
【0026】最終の生成物である末端封止ポリイミド
は、その構造の骨格としては化学式(化34)を含み、
またその構造の末端には化学式(化38)を含んでいる
ポリマーである。化学式(化34)の具体的な内容は、
上記の第1の実施の形態で説明したと同じである。ま
た、末端封止基である化学式(化38)の具体的内容
は、この上で説明した内容と同じである。
【0027】次に、モノマーおよびポリマーにかかる第
3の実施の形態について説明する。ここでは、出発モノ
マーから本実施の形態にかかるモノマーをを生成し、こ
のモノマーを重合させることにより、本実施の形態にか
かる中間体ポリマー、およびポリイミドを合成すること
について説明する。
【0028】本実施の形態にかかるポリイミドの合成方
法は、以下の反応式(化39)に示すとおりである。ま
ず、ヘキサカルボン酸無水物1とアルコールよりモノマ
ー3を合成し、つぎにこのモノマー3とジアミン2を重
合させることにより、ポリアミド酸エステルが生成し、
さらにポリイミドを得ることができる。
【0029】
【化39】
【0030】原料となるヘキサカルボン酸無水物1の具
体的な内容は、上記の第1の実施の形態で説明したと同
じである。
【0031】原料となるアルコールは、以下の化学式
(化40)からなるものである。ここで、R1は具体的
には化40に示す化学式をとることができる。ただし化
40におけるR1の化学式は例示したものであり、これ
らの化学式に限定されるものではない。
【0032】
【化40】
【0033】モノマー3は、以下の化学式(化41)か
らなるモノマーである。モノマー3におけるR1は具体
的には化41に示す化学式をとり、またArは具体的に
は化28〜31に示す化学式をとることができる。ただ
し化41のR1、および化28〜31の化学式は例示し
たものであり、これらのものに限定されるものではな
い。
【0034】
【化41】
【0035】原料となるジアミン2の具体的な内容は、
上記の第1の実施の形態で説明したと同じである。
【0036】中間の生成物であるポリアミド酸エステル
は、以下の化学式(化42)を含む中間体ポリマーであ
る。ポリアミド酸エステルにおけるR1は具体的には化
42に示す化学式をとることができ、またArは具体的
には化28〜31に示す化学式をとることができる。た
だし化42のR1、および化28〜31の化学式は例示
したものであり、これらのものに限定されるものではな
い。また、化42においては、アミド酸エステル結合を
1つだけ表している。なお、ポリアミド酸エステル中の
Arは、アミド酸エステル結合を2つまたは3つ持って
いる場合がある。
【0037】
【化42】
【0038】最終の生成物であるポリイミドは、化学式
(化34)を含むポリマーである。化学式(化34)の
具体的な内容は、上記の第1の実施の形態で説明したと
同じである。
【0039】次に、モノマーおよびポリマーにかかる第
4の実施の形態について説明する。ここでは、出発モノ
マーから本実施の形態にかかるモノマーをを合成し、つ
ぎにこのモノマーを重合し、さらに末端封止剤と反応さ
せることにより、本実施の形態にかかる末端封止中間体
ポリマー、および末端封止ポリイミドを合成することに
ついて説明する。
【0040】本実施の形態にかかるポリイミドの合成方
法は、以下の反応式(化43)に示すとおりである。ま
ず、ヘキサカルボン酸無水物1とアルコールよりモノマ
ー3を合成し、つぎにこのモノマー3とジアミン2を重
合させることにより、ポリアミド酸エステルを合成す
る。さらに、このポリアミド酸エステルに末端封止剤を
反応させることにより、末端封止ポリアミド酸エステル
が生成し、さらに末端封止ポリイミドを得ることができ
る。
【0041】
【化43】
【0042】原料となるヘキサカルボン酸無水物1の具
体的な内容は、上記の第1の実施の形態で説明したと同
じである。原料となるアルコールの具体的な内容は、上
記の第3の実施の形態で説明したと同じである。モノマ
ー3の具体的な内容は、上記の第3の実施の形態で説明
したと同じである。原料となるジアミン2の具体的な内
容は、上記の第1の実施の形態で説明したと同じであ
る。
【0043】中間の生成物であるポリアミド酸エステル
の具体的な内容は、上記の第3の実施の形態で説明した
と同じである。末端封止剤の具体的な内容は、上記の第
2の実施の形態で説明したと同じである。
【0044】中間の生成物である末端封止ポリアミド酸
エステルは中間体ポリマーであり、その構造の骨格とし
ては化学式(化42)を含み、またその構造の末端には
以下の化学式(化38)を含んでいる。化学式(化4
2)の具体的な内容は、上記の第3の実施の形態で説明
したと同じである。また、末端封止基である化学式(化
38)の具体的な内容は、上記の第2の実施の形態で説
明したと同じである。
【0045】最終の生成物である末端封止ポリイミド
は、その構造の骨格としては化学式(化34)を含み、
またその構造の末端には化学式(化38)を含んでいる
ポリマーである。化学式(化34)の具体的な内容は、
上記の第1の実施の形態で説明したと同じである。ま
た、末端封止基である化学式(化38)の具体的内容
は、上記の第2の実施の形態で説明したと同じである。
【0046】以上のことから本実施の形態によれば、有
機溶媒に可溶で、加工性の高いポリイミドを提供するこ
とができる。また、このポリイミドを合成するための、
モノマーおよび中間体ポリマーを提供することができ
る。また、ポリイミドの可溶化に伴い、不溶性のポリイ
ミドにおいて要求される300℃以上の加熱処理が必要
となくなり、プロセスが簡素化できる。
【0047】なお、上述の実施の形態では、モノマーと
して3つの無水ジカルボキシ基を有するモノマーについ
て説明したが、無水ジカルボキシ基の数はこの3つに限
定されるわけではない。無水ジカルボキシ基の数は、3
〜6の範囲を採用することができる。無水ジカルボキシ
基の数がこの範囲内にあると、ジアミンモノマーとの反
応が制御可能であるが、これより多くなるとゲル化が進
行し、可溶性のポリマーが得られないからである。
【0048】また、上述の実施の形態では、モノマーと
して2つのアミノ基を有するモノマーについて説明した
が、アミノ基の数はこの2つに限定されるわけではな
い。アミノ基の数は、2〜5の範囲とすることができ
る。アミン基の数がこの範囲内にあると、無水カルボン
酸モノマーとの反応が制御可能であるが、これより多く
なるとゲル化が進行し、可溶性のポリマーが得られない
からである。
【0049】また、上述の実施の形態では、末端封止剤
として一官能性のアミンについて説明したが、末端封止
剤はこの一官能性のアミンに限定されるわけではない。
このほか、一官能性酸無水物、酸クロリドなどを採用す
ることができる。これらの具体例は以下の化学式(化4
4)に示すとおりである。
【0050】
【化44】
【0051】また、本発明は上述の実施の形態に限らず
本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
【0052】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について説明
する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではないことはもちろんである。
【0053】{実施例1]本実施例では、末端基がトル
イルイミドであるポリイミドの合成について説明する。
この末端基がトルイルイミドであるポリイミドの合成
は、化45および化46に示す反応式にしたがって行っ
た。ここで、ポリイミドの合成について化45および化
46にしたがって説明する。
【0054】
【化45】
【化46】
【0055】最初に、1,3,5−トリ(3’,4’−
ジシアノフェノキシ)ベンゼン1を合成した。26g
(0.01mol)の1,3,5−ベンゼントリオール
と5.19g(0.03mol)の4−ニトロフタロニ
トリルを60mlのDMFに溶解し、8.28g(0.
06mol)の炭酸カリウムを加え、60℃で48時間
撹はんした。反応溶液を1000mlの水に投入し、得
られた沈澱を濾過して水洗後減圧乾燥した。純粋な1,
3,5−トリ(3’,4’−ジシアノフェノキシ)ベン
ゼンはメタノールから再結晶して白色粉末として得た。
収量4.08g、収率75.9%であった。
【0056】1HNMR,(δ,ppm):8.14
6,8.117(s,3H);7.973,7.965
(s,3H);7.647,7.638,7.618,
7.609(s,3H);7.052(s,3H)13 CNMR,(δ,ppm):160.1(s);15
9.6(s);136.1(s);123.0(s);
122.9(s);116.7(s);115.3
(m);115.2(m);109.5(s);10
8.9(s) IR(KBr,cm-1):2230,1621,158
6,1566,1487,1454,1413,130
6,1280,1249,1196,1170,113
5,1121,1088,1007,951,898,
849,526
【0057】つぎに、1,3,5−トリ(3’,4’−
ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン2を合成した。6.
56g(0.013mol)の1,3,5−トリ
(3’,4’−ジシアノフェノキシ)ベンゼン1と1
3.83g(0.25mol)の水酸化カリウムを12
0mlの水とエチレングリコール等量混合溶液に溶解
し、4時間加熱還流した。得られた溶液を300mlの
水に投入し1M塩酸によりpHを3〜4に調整した。生
成した沈澱をろ別し、1M塩酸で洗浄し、次いで水で洗
浄した。30%酢酸水溶液から再結晶することにより
1,3,5−トリ(3’,4’−ジカルボキシフェノキ
シ)ベンゼン2が白色結晶として得られた。収量8.0
g、収率90.4%であった。
【0058】1HNMR,(δ,ppm):8.02
1,7.993(m,3H);7.564(m,3
H);7.224,7.215,7.195,7.18
6(s,3H);6.661(s,3H)13 CNMR,(δ,ppm):177.0(m);16
7.4(s);167.1(s);157.8(s);
157.5(s);146.6(m);143.2
(m);137.2(m);119.5(s);10
6.2(s) IR(KBr,cm-1):3600−2250,171
7,1593,1578,1496,1456,141
7,1377,1266,1221,1120,106
5,1008,898,880,845,793,77
5,656
【0059】つぎに、1,3,5−トリ(3’,4’−
無水ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン3を合成した。
0.5gの1,3,5−トリ(3’,4’−ジカルボキ
シフェノキシ)ベンゼン2を5mlの無水酢酸と6ml
のトルエンに溶解し、窒素気流下で1時間加熱還流し
た。反応溶液を室温に冷却することで、淡黄色の結晶が
得られ、濾過後、トルエンから再結晶することで純粋な
1,3,5−トリ(3’,4’−無水ジカルボキシフェ
ノキシ)ベンゼン3が得られた。収量0.42g、収率
92.0%であった。
【0060】1HNMR,(δ,ppm):8.10
1,8.073(s,3H);7.792(s,3
H);7.723.7.695(m,3H);6.95
6(s,3H)13 CNMR,(δ,ppm):162.6(s);16
2.4(s);157.2(s);157.1(s);
134.0(s);127.7(s);125.5
(s);114.1(s);108.5(s);10
7.8(m) IR(KBr,cm-1):1848,1773,159
7,1482,1464,1445,1349,127
6,1217,1166,1122,1077,100
7,932,890,849,739,670 図1、図2、および図3にそれぞれ 1HNMR,13CN
MR,赤外吸収スペクトルを示す。
【0061】つぎに、末端基がトルイルアミドであるポ
リアミド酸を合成した。0.2528gの1,3,5−
トリ(3’,4’−無水ジカルボキシフェノキシ)ベン
ゼン3を10mlのN,N−ジメチルアセトアミド(D
MAc)に溶解した溶液に、0.04841gの1,4
−フェニレンジアミンを4mlのDMAcに溶解した溶
液を0℃で30分かけて滴下した。反応溶液を室温で2
時間撹はん後、0.04796gのトルイジンを3.5
mlのDMAcに溶解した溶液を加え、さらに6時間撹
はんした。反応溶液を300mlのメタノールに投入し
て白色沈澱を得、このものをろ過後、メタノールで洗浄
して減圧下80℃で乾燥した。ポリアミド酸の収量0.
3317g、収率95%であった。得られたイミド原料
はN,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシドに可溶であった。
【0062】図4および図5にそれぞれ 1HNMRと赤
外吸収スペクトルを示す。1 HNMR,(δ,ppm):10.256,10.2
28,10.216,10.197,10.192
(m);7.939(s);7.650−7.416
(s);7.372−7.351(m);7.284,
7.242(s);7.195−7.091(m);
6.734−6.610(m) IR(KBr,cm-1):3600−2000,177
6,1720,1595,1516,1479,145
4,1408,1375,1321,1263,120
7,1118,1007,949,891,835,7
96,748,698,524 ηinherent=0.29(DMAc(0.5gdL-1)a
t30℃
【0063】最後に、末端基がトルイルイミドであるポ
リイミドを合成した。0.01gの上記ポリアミド酸を
20mlのDMAcに溶解し、3mlの無水酢酸と2m
lのピリジンを加え、100℃で12時間放置した。反
応溶液を100mlのメタノールに投入し、沈澱をろ別
して減圧乾燥することで、定量的にポリイミドが黄色粉
末として得られた。得られたポリイミドはN,N−ジメ
チルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドに可溶であった。
【0064】GPCによる重量平均分子量(Mw)は
2.37×104 であり、数平均分子量(Mn)は1.
67×104 であった。ポリイミドのガラス転移温度は
264℃、熱分解開始温度は465℃であった。動的粘
弾性測定による貯蔵弾性率は2.8Gpaであった。図
6、図7に 1HNMRと赤外吸収スペクトルを示す。図
8、図9に示差熱分析(DSC)チャートと熱重量測定
チャートを示す。1 HNMR,(δ,ppm):7.881,7.87
5,7.852,7.846(m);7.536,7.
510,7.496,7.488,7.480(s);
7.410(w);7.238,7.205(s);
6.757,6.745(m) IR(KBr,cm-1):1778,1724,159
7,1516,1479,1456,1439,136
3,1263,1236,1196,1163,112
0,1078,999,943,837,789,74
4,694,669,528,509
【0065】{実施例2]本実施例では、末端基がトル
イルイミドであるポリイミドフィルムの作成について説
明する。0.2gの上記ポリアミド酸を2mlのDMA
cに溶解し、0.5μmのミリポアフィルターでろ過し
た後、ガラス板上に流延した。減圧乾燥により溶媒を除
いた後、100℃で4時間、200℃で1時間、300
℃で1時間熱処理した。ガラス板より剥がすことで、淡
黄色のフィルムを得た。
【0066】IR(KBr,cm-1):3073,17
78,1728,1599,1516,1479,14
56,1441,1363,1267,1238,11
97,1165,1122,1080,1003,94
3,839,790,744,694,671,52
8,511 図10に赤外吸収スペクトルを示す。
【0067】{実施例3]本実施例では、末端基が酸無
水物であるポリイミド(AT−PI)の合成について説
明する。この末端基が酸無水物であるポリイミドの合成
は、化47および化48に示す反応式にしたがって行っ
た。ここで、ポリイミドの合成について化47および化
48にしたがって説明する。
【0068】
【化47】
【化48】
【0069】最初に、1,3,5−トリ(3’−カルボ
キシ−4’−メトキシカルボニルフェノキシ)ベンゼン
4を合成した。2.5gの1,3,5−トリ(3’,
4’−無水ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン3と50
mlのメタノールを固形物が完全に溶解するまで24時
間加熱還流した。溶液を氷水に投入することで、1,
3,5−トリ(3’−カルボキシ−4’−メトキシカル
ボニルフェノキシ)ベンゼンの白色沈澱を得た。収率9
2%であった。
【0070】1HNMR,(δ,ppm):7.79
3,7.765(2.2H);7.671,7.643
(0.80H);7.273,7.233,7.22
7,7.201(6H);6.740(3H);3.7
13(9H)13 CNMR,(δ,ppm):167.7;167.
6;166.9;166.7;158.7;158.
3;157.6;157.5;135.9;135.
5;131.8;131.0;126.2;125.
7;120.0;119.5;117.9;117.
2;107.6;107.5;52.5;52.4IR
(KBr,cm-1):3300,2951,1728,
1593,1578,1496,1456,1439,
1290,1215,1124,1066,1010,
846,789 図11、図12、および図13にそれぞれ 1HNMR,
13CNMR,赤外吸収スペクトルを示す。
【0071】つぎに、ポリアミド酸メチルエステル(P
T−PAAME)を合成した。ここでは、反応条件を変
えて3種類のポリアミド酸メチルエステル(その1〜
3)を合成した。
【0072】その1 0.5gの1,3,5−トリ(3’−カルボキシ−4’
−メトキシカルボニルフェノキシ)ベンゼン4、0.0
818gの1,4−フェニレンジアミン、0.2mlの
トリエチルアミンを6mlのN−メチル−2−ピロリド
ン(NMP)に溶解し、0.697gの(2,3−ジヒ
ドロ−2−チオキソ−3−ベンズオキサゾリル)ホスホ
ン酸ジフェニルエステル(DBOP)を加え、窒素気流
下室温で撹はんした。15分後に10mlのNMPを加
え、さらに2時間撹はんした。得られた溶液を水中に投
入することによりポリアミド酸メチルエステル(PT−
PAAME−1)の白色固体を得た。収量0.554
g、収率100%、ηinh =0.97であった。
【0073】1HNMR,(δ,ppm):10.11
5(s);7.651−7.586(m);7.375
(s);7.240−7.166(m);7.023
(s);6.559−6.455(m);3.532,
3.493(d) IR(KBr,cm-1):3200,2953,172
4,1666,1593,1576,1516,148
9,1456,1437,1406,1358,130
2,1277,1211,1120,1066,101
0,951,837,785,756 図14、図15にそれぞれ 1HNMR、赤外吸収スペク
トルを示す。
【0074】その2 0.5gの1,3,5−トリ(3’−カルボキシ−4’
−メトキシカルボニルフェノキシ)ベンゼン4、0.0
818gの1,4−フェニレンジアミン、0.2mlの
トリエチルアミンを8.7mlのNMPに溶解し、0.
697gのDBOPを加え、窒素気流下室温で2時間撹
はんした。得られた溶液を水中に投入することによりポ
リアミド酸メチルエステル(PT−PAAME−2)の
白色固体を得た。収量0.554g、収率100%、η
inh =0.25であった。
【0075】1HNMR,(δ,ppm):10.34
6(s);7.885−7.818(m);7.604
(s);7.519−7.398(m);7.255
(s);6.753−6.712(m);3.755,
3.723(d) IR(KBr,cm-1):3270,2951,172
4,1668,1593,1576,1516,148
9,1475,1456,1437,1408,135
8,1302,1275,1209,1120,108
9,1066,1010,951,839,754 図16、図17にそれぞれ 1HNMR、赤外吸収スペク
トルを示す。
【0076】その3 0.5gの1,3,5−トリ(3’−カルボキシ−4’
−メトキシカルボニルフェノキシ)ベンゼン4、0.0
818gの1,4−フェニレンジアミン、0.2mlの
トリエチルアミンを10mlのNMPに溶解し、0.6
97gのDBOPを加え、窒素気流下室温で2時間撹は
んした。得られた溶液を水中に投入することによりポリ
アミド酸メチルエステル(PT−PAAME−3)の白
色固体を得た。収量0.553g、収率99.0%、η
inh =0.22であった。
【0077】1HNMR,(δ,ppm):10.34
2(s),8.062−7.746(m);7.606
(s);7.511−7.471(m);7.298−
7.227(m);7.144−7.116(m);
7.016(m);6.761(m);3.723,
3.697(d) IR(KBr,cm-1):3280,2953,172
4,1670,1593,1576,1516,148
9,1479,1456,1437,1408,135
8,1302,1275,1209,1120,108
9,1066,1010,951,839,754 図18、図19にそれぞれ 1HNMR、赤外吸収スペク
トルを示す。
【0078】以上のポリアミド酸メチルエステル(PT
−PAAME)はNMP、DMF、DMSO、DMAc
に可溶であった。
【0079】最後に、末端基が酸無水物であるポリイミ
ド(AT−PI)を合成した。0.1gのポリアミド酸
メチルエステル(PT−PAAME)、1mlの無水酢
酸、0.5mlのピリジンを3mlのNMPに溶解し、
窒素気流下115℃で12時間撹はんした。反応溶液を
乾燥トルエン中に投入することで、末端基が酸無水物の
ポリイミド(AT−PI)を得た。収量0.0869
g、収率100%であった。
【0080】1HNMR,(δ,ppm):7.661
(m);7.534−7.506(m);7.296−
7.226(m);7.090−6.964(m);
6.568,6.489,6.434(t) IR(KBr,cm-1):1851,1778,172
4,1593,1514,1477,1456,143
7,1352,1259,1232,1192,116
1,1115,993,941,887,829,78
5,742,690,665
【0081】以上の末端基が酸無水物のポリイミド(A
T−PI)はNMP、DMF、DMSO、DMAcに可
溶であった。図20、図21にそれぞれ 1HNMR、赤
外吸収スペクトルを示す。
【0082】{実施例4]本実施例では、末端基がトル
イルイミドであるポリイミド(TT−PI)の合成につ
いて説明する。この末端基がトルイルイミドであるポリ
イミドの合成は、化48に示す反応式にしたがって行っ
た。ここで、ポリイミドの合成について化48にしたが
って説明する。
【0083】最初に、末端基がトルイルアミドであるポ
リアミド酸メチルエステル(TT−PAAME)を合成
した。0.3gのポリアミド酸メチルエステル(PT−
PAAME)、0.0816gのトルイジンを10ml
のNMPに溶解し、0.697gのDBOP、0.21
mlのトリエチルアミンを加え、窒素気流下室温で12
時間撹はんした。反応溶液を水中に投入することで、末
端基がトルイルアミドであるポリアミド酸メチルエステ
ル(TT−PAAME)を得た。収量0.333g、収
率99%であった。以上の末端基がトルイルアミドであ
るポリアミド酸メチルエステル(TT−PAAME)は
NMP、DMF、DMSO、DMAc、THFに可溶で
あった。
【0084】1HNMR,(δ,ppm):10.34
2,10.265(d);7.937(m);7.73
4−7.411(m);7.180(m);7.059
−7.054(m);6.799−6.782(m);
3.711(s) IR(KBr,cm-1):2951,1724,166
2,1595,1516,1454,1439,136
0,1317,1302,1271,1238,120
9,1122,1091,1068,1008,94
7,837,746,690
【0085】また、上記3種のポリアミド酸メチルエス
テル(PT−PAAME−1、PT−PAAME−2、
PT−PAAME−3)から誘導される末端基がトルイ
ルアミドであるポリアミド酸メチルエステル(TT−P
AAME−1、TT−PAAME−2、TT−PAAM
E−3)のGPCによる重量平均分子量(Mw)は、T
T−PAAME−1:3.72×105 であり、数平均
分子量(Mn)は1.32×105 、TT−PAAME
−2:2.04×105 であり、数平均分子量(Mn)
は9.27×104 、TT−PAAME−3:1.52
×105 であり、数平均分子量(Mn)は7.12×1
4 であった。図22、図23にそれぞれ 1HNMR、
赤外吸収スペクトルを示す。
【0086】最後に、末端基がトルイルイミドであるポ
リイミド(TT−PI)を合成した。0.1gの末端基
がトルイルアミドであるポリアミド酸メチルエステル
(TT−PAAME)、1mlの無水酢酸、0.5ml
のピリジンを3mlのNMPに溶解し、窒素気流下11
5℃で12時間撹はんした。反応溶液を水中に投入する
ことで、末端基がトルイルイミドであるポリイミド(T
T−PI)を得た。収量0.0883g、収率100%
であった。以上の末端基がトルイルイミドであるポリイ
ミド(TT−PI)はNMP、DMF、DMSO、DM
Acに可溶であった。
【0087】1HNMR,(δ,ppm):7.902
−7.808(bd);7.500(bs);7.22
7(s);6.817(bs);3.697(s) IR(KBr,cm-1):2951,1778,172
4,1595,1516,1479,1456,143
9,1363,1265,1238,1199,112
0,1076,1007,839,789,744,6
92,669図24および図25にそれぞれ 1HNM
R、赤外吸収スペクトルを示す。また、図26に熱重量
測定の結果を示す。
【0088】以上のことから、本実施例によれば、有機
溶媒に可溶で、加工性の高いポリイミドを提供すること
ができる。
【0089】
【発明の効果】本発明は、以下に記載されるような効果
を奏する。有機溶媒に可溶なポリイミドを提供すること
ができる。また、このポリイミドを合成するための、モ
ノマーおよび中間体ポリマーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、1,3,5−トリ(3’,4’−無水
ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン3についての 1HN
MRの測定結果を示す図である。
【図2】図2は、1,3,5−トリ(3’,4’−無水
ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン3についての13CN
MRの測定結果を示す図である。
【図3】図3は、1,3,5−トリ(3’,4’−無水
ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン3についての赤外吸
収スペクトルを示す図である。
【図4】図4は、末端基がトルイルアミドであるポリア
ミド酸についての、 1HNMRの測定結果を示す図であ
る。
【図5】図5は、末端基がトルイルアミドであるポリア
ミド酸についての、赤外吸収スペクトルを示す図であ
る。
【図6】図6は、末端基がトルイルイミドであるポリイ
ミドについての、 1HNMRの測定結果を示す図であ
る。
【図7】図7は、末端基がトルイルイミドであるポリイ
ミドについての、赤外吸収スペクトルを示す図である。
【図8】図8は、末端基がトルイルイミドであるポリイ
ミドについての、示差熱分析(DSC)チャートを示す
図である。
【図9】図9は、末端基がトルイルイミドであるポリイ
ミドについての、熱重量測定チャートを示す図である。
【図10】図10は、末端基がトルイルイミドであるポ
リイミドフィルムについての赤外吸収スペクトルを示す
図である。
【図11】図11は、1,3,5−トリ(3’−カルボ
キシ−4’−メトキシカルボニルフェノキシ)ベンゼン
4についての、 1HNMRの測定結果を示す図である。
【図12】図12は、1,3,5−トリ(3’−カルボ
キシ−4’−メトキシカルボニルフェノキシ)ベンゼン
4についての、13CNMRの測定結果を示す図である。
【図13】図13は、1,3,5−トリ(3’−カルボ
キシ−4’−メトキシカルボニルフェノキシ)ベンゼン
4についての、赤外吸収スペクトルを示す図である。
【図14】図14は、ポリアミド酸メチルエステル(そ
の1)についての、 1HNMRの測定結果を示す図であ
る。
【図15】図15は、ポリアミド酸メチルエステル(そ
の1)についての、赤外吸収スペクトルを示す図であ
る。
【図16】図16は、ポリアミド酸メチルエステル(そ
の2)についての、 1HNMRの測定結果を示す図であ
る。
【図17】図17は、ポリアミド酸メチルエステル(そ
の2)についての、赤外吸収スペクトルを示す図であ
る。
【図18】図18は、ポリアミド酸メチルエステル(そ
の3)についての、 1HNMRの測定結果を示す図であ
る。
【図19】図19は、ポリアミド酸メチルエステル(そ
の3)についての、赤外吸収スペクトルを示す図であ
る。
【図20】図20は、末端基が酸無水物であるポリイミ
ドについての、 1HNMRの測定結果を示す図である。
【図21】図21は、末端基が酸無水物であるポリイミ
ドについての、赤外吸収スペクトルを示す図である。
【図22】図22は、末端基がトルイルアミドであるポ
リアミド酸メチルエステルについての、 1HNMRの測
定結果を示す図である。
【図23】図23は、末端基がトルイルアミドであるポ
リアミド酸メチルエステルについての、赤外吸収スペク
トルを示す図である。
【図24】図24は、末端基がトルイルイミドであるポ
リイミドについての、 1HNMRの測定結果を示す図で
ある。
【図25】図25は、末端基がトルイルイミドであるポ
リイミドについての、赤外吸収スペクトルを示す図であ
る。
【図26】図26は、末端基がトルイルイミドであるポ
リイミドについての、熱重量測定の結果を示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハオ ジャンジュン 東京都目黒区大岡山2−12−1 東京工業 大学内 Fターム(参考) 4C037 RA11 4C071 AA01 AA08 BB02 BB08 CC13 EE05 FF15 GG01 HH08 LL03 4J043 PA13 PB08 PB15 QB26 RA36 SA06 SB01 TA23 TB01 UA152 UA182 UA632 UB052 XA04 XA13 YA06 ZB02 ZB03 ZB11 ZB47 ZB48 ZB50 5F058 AD04 AH02 AH03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の化学式(化1、化2、化3、化
    4、および化5)からなるモノマー。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】
  2. 【請求項2】 以下の化学式(化6、化7、化8、化
    9、および化10)からなるモノマー。 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】
  3. 【請求項3】 以下の化学式(化11、化12、化1
    3、化14、および化15)を含むポリマー。 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】
  4. 【請求項4】 以下の化学式(化16、化17、化1
    8、化19、および化20)を含むポリマー。 【化16】 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】
  5. 【請求項5】 以下の化学式(化21、化22、化2
    3、化24、および化25)を含むポリマー。 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 【化25】
  6. 【請求項6】 末端封止基を含む請求項3、4、または
    5記載のポリマー。
JP2001063614A 2001-03-07 2001-03-07 イミド樹脂 Pending JP2002265601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063614A JP2002265601A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 イミド樹脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063614A JP2002265601A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 イミド樹脂

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002265601A true JP2002265601A (ja) 2002-09-18

Family

ID=18922575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001063614A Pending JP2002265601A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 イミド樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002265601A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082706A (ja) * 2011-09-28 2013-05-09 Fujifilm Corp 5−ヒドロキシ−1h−イミダゾール−4−カルボキサミド水和物の結晶
US9108928B2 (en) 2011-09-28 2015-08-18 Fujifilm Corporation Crystal of 5-hydroxy-1H-imidazole-4-carboxamide 3/4 hydrate, method for producing the same and crystal of 5-hydroxy-1H-imidazole-4-carboxamide hydrate
CN108129658A (zh) * 2017-12-25 2018-06-08 无锡创彩光学材料有限公司 应用在3d打印行业的超支化结构的聚酰亚胺树脂及其制备方法
CN111423607A (zh) * 2020-05-21 2020-07-17 西南科技大学 一种双支化节磺化聚酰亚胺膜的制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082706A (ja) * 2011-09-28 2013-05-09 Fujifilm Corp 5−ヒドロキシ−1h−イミダゾール−4−カルボキサミド水和物の結晶
US9108928B2 (en) 2011-09-28 2015-08-18 Fujifilm Corporation Crystal of 5-hydroxy-1H-imidazole-4-carboxamide 3/4 hydrate, method for producing the same and crystal of 5-hydroxy-1H-imidazole-4-carboxamide hydrate
US9567303B2 (en) 2011-09-28 2017-02-14 Fujifilm Corporation Crystal of 5-hydroxy-1H-imidazole-4-carboxamide hydrate and pharmaceutical composition thereof
CN108129658A (zh) * 2017-12-25 2018-06-08 无锡创彩光学材料有限公司 应用在3d打印行业的超支化结构的聚酰亚胺树脂及其制备方法
CN108129658B (zh) * 2017-12-25 2020-11-03 无锡创彩光学材料有限公司 应用在3d打印行业的超支化结构的聚酰亚胺树脂及其制备方法
CN111423607A (zh) * 2020-05-21 2020-07-17 西南科技大学 一种双支化节磺化聚酰亚胺膜的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10195194A (ja) 安定したポリイミド前駆体及びその製造方法
JP5985977B2 (ja) ポリイミド樹脂溶液
JP2698774B2 (ja) ポリ(イミド−アミド酸エステル)及びその製造方法並びにそれを用いたポリイミド、ポリイミドフィルム、ポリイミドファイバー及びそれらの製造方法
KR19980085482A (ko) 액정 배향막용 신규 가용성 폴리이미드 수지
JP2015218179A (ja) テトラカルボン酸二無水物、並びにこれを用いたポリイミド
WO2007132820A1 (ja) ポリアミド酸の合成方法及びポリイミドの合成方法
JP5231174B2 (ja) 基板形成用組成物、プリプレグ、基板および熱硬化性芳香族オリゴマー
JP6496263B2 (ja) 新規なテトラカルボン酸二無水物及び該酸二無水物から得られるポリイミド
JP2002265601A (ja) イミド樹脂
JP3687178B2 (ja) 芳香族ポリエステルイミド、その製造方法及びそれを含むワニス
JP5022399B2 (ja) 新しいジニトロ化合物およびその対応するジアミン含有ヘテロ環式熱安定化合物および有機可溶性ポリイミドおよびポリイミド共重合体
Liaw et al. Synthesis and characterization of new highly organosoluble poly (ether imide) s derived from 1, 1-bis [4-(4-dicarboxyphenoxy) phenyl]-4-tert-butylcyclohexane dianhydride
WO2007034716A1 (ja) 可溶性透明ポリベンゾオキサゾール前駆体、ポリベンゾオキサゾールおよびこれらの製造方法
JP2011148901A (ja) リン含有ジアミンおよびこれより得られるリン含有ポリイミド
CN112500297B (zh) 一种含双三氟甲基苯取代不对称间位芳香二胺单体及其制备方法
JP2005120001A (ja) フッ化ジニトロモノマー、フッ化ジアミンモノマーおよびフッ化ジアミンモノマーから調製されたフッ化ポリアミドとフッ化ポリイミド
CN112409311A (zh) 一种二酐、聚酰亚胺以及聚酰亚胺膜及其应用
WO2020158523A1 (ja) 新規なジアミン類、それから誘導される新規なポリイミド及びその成形体
KR20030094250A (ko) 전자 소자용 코팅 물질
JP2883769B2 (ja) ポリイミド共重合体及びその製造方法
JP7360765B2 (ja) オリゴマー、前記オリゴマーを含む組成物、前記組成物から製造される成形品、前記成形品の製造方法、および前記成形品を含む表示装置
US9676739B2 (en) Acid dianhydride, method for preparing same, and polyimide prepared therefrom
JPH09255780A (ja) 可溶性ポリイミド樹脂
JP2904768B2 (ja) 2,2−ジメチル−4,4’−ビス(4− アミノフェノキシ)ビフェニルとそれを重縮合により作られたポリマー
KR20230134439A (ko) 신규한 디아민 화합물 및 이로부터 유래된 폴리아마이드 중합체

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051007