JP2002265471A - テトラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導体の製造方法 - Google Patents

テトラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導体の製造方法

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JP2002265471A
JP2002265471A JP2001065368A JP2001065368A JP2002265471A JP 2002265471 A JP2002265471 A JP 2002265471A JP 2001065368 A JP2001065368 A JP 2001065368A JP 2001065368 A JP2001065368 A JP 2001065368A JP 2002265471 A JP2002265471 A JP 2002265471A
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tetrakis
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fluorophenyl
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Tamaki Shimizu
環 清水
Yoshiko Nakajima
佳子 中島
Kazuya Oharu
一也 大春
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 入手容易な原料からテトラキス(フルオロフ
ェニル)ボレート誘導体を高収率で得る。 【解決手段】 三塩化ホウ素などの化合物BXとペン
タフルオロフェニルリチウムなどの化合物M
とを、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素系溶媒を主体と
する溶媒中で反応させてトリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボランなどの化合物B(C を含む反応
生成物を得て、化合物Bを溶媒と分離することなくペン
タフルオロフェニルリチウムなどの化合物M6 5
と反応させて、テトラキス(フルオロフェニル)ボレー
トなどの化合物MB(C (C
を得る。(Y、Yは同一でも異なってもよく、それ
ぞれHまたはFを示す。ベンゼン環を形成するCに結合
する5つのYのうち1つ以上はFであり、5つのY
のうち1つ以上はFである。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリス(フルオロ
フェニル)ボランを経由するテトラキス(フルオロフェ
ニル)ボレート誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラキス(フルオロフェニル)ボレー
ト誘導体はカチオン錯体重合の助触媒中間体として、特
に重合用メタロセン触媒を高活性化する助触媒中間体と
して有用な化合物である。トリス(フルオロフェニル)
ボランを経由するテトラキス(フルオロフェニル)ボレ
ート誘導体の製造方法に関しては、以下の方法が提案さ
れている。(a)臭化ペンタフルオロベンゼンを出発原
料として、ペンタン中、−78℃でn−BuLiを用い
てLi化し、これをBClと反応させ(この時、BC
の1当量に対しペンタフルオロフェニルリチウムは
3.5当量である。)、トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボランを合成し、この後、ペンタフルオロフェニル
リチウムと反応させることによりテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート誘導体を得る方法[J.Or
ganometallic Chem.,2,245〜
250(1964)]。
【0003】(b)臭化ペンタフルオロベンゼンを出発
原料として、ヘキサン中、−70℃でn−BuLiを用
いてLi化し、これをBClと反応させ(この時、B
Cl の1当量に対しペンタフルオロフェニルリチウム
は2.5当量である。)、トリス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボランを合成し、この後、ペンタフルオロフェニ
ルリチウムと反応させることによりテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート誘導体を得る方法[US
P.5,600,005]。
【0004】(c)ペンタフルオロベンゼンを出発原料
として、ジエチルエーテル中、−30℃〜−40℃でn
−BuLi(ヘキサン溶液)を用いてLi化し、これを
BClと反応させ(この時、BClの1当量に対し
ペンタフルオロフェニルリチウムは3.34当量であ
る。)、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを合
成し、このトリス(ペンタフルオロフェニル)ボランの
エーテル−ヘキサン溶液にトルエンを加え留去すること
で、これをトルエン溶液に変換し、その後ペンタフルオ
ロフェニルリチウムと反応させることによりテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート誘導体を得る方法
[特開平6−247979、特開平6−24798
1]。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
は、種々の欠点がある。途中で生成するトリス(ペンタ
フルオロフェニル)ボランは吸湿性が高く、空気中の水
分の影響を受けやすい化合物であるため、その取り扱い
には注意が必要である。(a)の方法では途中で生成す
るトリス(ペンタフルオロフェニル)ボランのペンタン
溶液からLiClを除いた後、ペンタン溶液を濃縮する
ことでトリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを単離
するため操作が煩雑である。また操作の途中でトリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランが水分を吸収したこ
とが原因で次のペンタフルオロフェニルリチウムとの反
応でテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート誘
導体の収率が低下することが推測される(収率43
%)。(b)の方法も途中で生成するトリス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボランを精製するために、そのヘキサ
ン溶液を低温(−70℃)でろ過分離するなど操作が煩
雑である。また、(a)と同様にろ過操作中にトリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランが吸湿する問題があ
る。(c)の方法では、トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボランのエーテル配位を除去するためにトルエンを
加え加熱留去し、これをトルエン溶液に変換するという
操作が煩雑である。また、トリス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボランの収率も55.8%と低い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の技術が
有する種々の欠点を解決するためになされ、途中で生成
するトリス(フルオロフェニル)ボランの吸湿性が高
く、空気中の水分の影響を受けやすい化合物である事を
考慮し、トリス(フルオロフェニル)ボランを単離、精
製などの反応溶媒との分離を行うことなく工業的に簡便
な操作で、また試薬の当量をコントロールする事によ
り、カチオン錯体重合の助触媒中間体として有用なテト
ラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導体を高収率で
製造する方法を提供する。
【0007】すなわち、本発明は、式BX(1)で表
されるホウ素化合物と式M (2)で表され
るフルオロフェニルアルカリ金属塩とを脂肪族炭化水素
系溶媒を主体とする溶媒中で反応させて式B(C
(3)で表されるトリス(フルオロフェニル)ボ
ランを含む反応生成物を得て、該トリス(フルオロフェ
ニル)ボランを前記溶媒と分離することなく式M
(4)で表されるフルオロフェニルアルカリ金属
塩と反応させて式MB(C (C
)(5)で表されるテトラキス(フルオロフェ
ニル)ボレート誘導体を得ることを特徴とするテトラキ
ス(フルオロフェニル)ボレート誘導体の製造方法であ
る。
【0008】ただし、式中、3つのXは同一であっても
異なっていてもよく、それぞれハロゲン原子またはアル
コキシ基を示す。M、Mはアルカリ金属イオンを示
し、同一であっても異なっていてもよい。Y、Y
同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素原子
またはフッ素原子を示す。ベンゼン環を形成する炭素原
子に結合する5つのYのうち少なくとも1つはフッ素
原子であり、5つのY のうち少なくとも1つはフッ素
原子である。
【0009】特に、式(1)で表される化合物と式
(2)で表される化合物との反応を、−120℃〜+8
0℃で行うのが好ましい。また、式(1)で表される化
合物の1モルに対して、式(2)で表される化合物のN
モル(ただし、Nは2.72〜3.08を示す。)を用
いて反応させるのが好ましい。特に、式(1)で表され
る化合物の1モルに対して、式(2)で表される化合物
のNモル(ただし、Nは2.72以上3.00未満
を示す。)を用いて反応を行った場合には、式(4)で
表される化合物の下記Mモルを用いて反応を行い、ま
たは、式(1)で表される化合物の1モルに対して、式
(2)で表される化合物のNモル(ただし、N
3.00〜3.08を示す。)を用いて反応を行った場
合には、式(4)で表される化合物のMモル(ただ
し、Mは0.9〜1.1を示す。)を用いて反応を行
うのが好ましい。 0.9×[3−(2/3)×N]≦M≦1.1×
[3−(2/3)×N
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の製造方法における第一の特徴は、トリス
(フルオロフェニル)ボランが吸湿性が高く、空気中の
水分の影響を受けやすい化合物である事を考慮し、トリ
ス(フルオロフェニル)ボランを反応溶媒と分離するこ
となく、テトラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導
体の合成反応を行う点である。
【0011】次に本発明の製造方法における第二の特徴
は、トリス(フルオロフェニル)ボランの生成におい
て、式BX(1)で表されるホウ素化合物の1当量に
対して式M (2)で表されるフルオロフェ
ニルアルカリ金属塩の使用量が理論量である3当量未満
である場合、過剰のホウ素化合物(1)が残存する。続
いて行うテトラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導
体の合成反応の時に、この過剰のホウ素化合物(1)の
残存量を考慮してフルオロフェニルアルカリ金属塩の使
用量を選定し反応を行う点にある。
【0012】なお、以下の説明において、式BX
(1)で表されるホウ素化合物を化合物(1)と記
し、他の式(2)〜式(5)で表される化合物について
も同様に化合物(2)〜化合物(5)と記載する。
【0013】化合物(1)におけるXは、同一であって
も異なっていてもよく、それぞれハロゲン原子またはア
ルコキシ基を示す。式中のXは同一であるのが好まし
い。ハロゲン原子としてはヨウ素原子、臭素原子、塩素
原子、およびフッ素原子を挙げることができるが、特
に、塩素原子またはフッ素原子が好ましい。アルコキシ
基としては、炭素数1〜10のアルコキシ基が好まし
く、下記の具体例に示すアルコキシ基が好ましい。ま
た、BXは、三フッ化ホウ素−ジエチルエーテル錯体
(BF・OEt)などの電子供与性錯体の形態であ
ってもよい。
【0014】化合物(1)としては、三ヨウ化ホウ素、
三臭化ホウ素、三塩化ホウ素、三フッ化ホウ素、トリメ
トキシホウ素、トリエトキシホウ素、トリプロポキシホ
ウ素、トリイソプロポキシホウ素、トリブトキシホウ
素、三フッ化ホウ素−ジエチルエーテル錯体、三フッ化
ホウ素−ジブチルエーテル錯体、三フッ化ホウ素−ジメ
チルエーテル錯体、三塩化ホウ素−ジエチルエーテル錯
体、三塩化ホウ素−ジブチルエーテル錯体、三フッ化ホ
ウ素−ジメチルチオエーテル錯体、三フッ化ホウ素−ジ
エチルチオエーテル錯体等が挙げられる。
【0015】化合物(2)におけるMは、アルカリ金
属イオンを示す。アルカリ金属としてはナトリウム、リ
チウム、カリウム等を挙げることができるが、特に、リ
チウムが好ましい。化合物(2)におけるYは水素原
子またはフッ素原子を示し、5個のYのうち1〜5個
はフッ素原子である。特に5個のYのうち4個または
5個がフッ素原子であるものが好ましく、さらに、5個
全てがフッ素原子であるものが好ましい。
【0016】化合物(2)としては、ペンタフルオロフ
ェニルナトリウム、ペンタフルオロフェニルリチウム、
ペンタフルオロフェニルカリウム、2,3,5,6−テ
トラフルオロフェニルナトリウム、2,3,5,6−テ
トラフルオロフェニルリチウム、2,3,5,6−テト
ラフルオロフェニルカリウム等が挙げられる。
【0017】本発明におけるエーテル系溶媒としては、
ジエチルエーテル、ジ(n−プロピル)エーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジ(n−ブチル)エーテル、ジイ
ソアミルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,2
−ジエトキシエタン、ジ−2−メトキシエチルエーテ
ル、tert−ブチルメチルエーテル等の鎖状エーテル
溶媒、テトラヒドロフラン(THF)、テトラヒドロピ
ラン、1,4−ジオキサン等の環状エーテル溶媒等が挙
げられる。これらのうち、エーテル系溶媒としては、ジ
アルキルエーテルが好ましく、特にジイソプロピルエー
テルまたはジエチルエーテルが好ましい。
【0018】また、脂肪族炭化水素系溶媒としては、n
−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキ
サン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、n−
デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン、n−トリデカ
ン、n−テトラデカン、n−ペンタデカン、n−ヘキサ
デカン、n−パラフィン、または石油留分として得られ
る脂肪族炭化水素系の混合物等が挙げられる。これらの
うち、脂肪族炭化水素系溶媒としては、n−ヘキサンが
好ましい。脂肪族炭化水素系溶媒は、フルオロフェニル
アルカリ金属塩の合成時に使用する市販のn-BuLi
等の塩基に溶液として含まれるものであってもよく、別
に加えたものであってもよい。
【0019】本発明においては、まず、既知の方法で生
成させた化合物(1)と化合物(2)とを、脂肪族炭化
水素系溶媒を主体とする溶媒中で反応させることによ
り、化合物(3)を生成させる。
【0020】化合物(1)と化合物(2)との反応にお
いては、前記脂肪族炭化水素系溶媒を主体とする溶媒
は、脂肪族炭化水素系溶媒のみからなるか、または、エ
ーテル系溶媒と脂肪族炭化水素系溶媒の混合溶媒からな
るのが好ましく、エーテル系溶媒と脂肪族炭化水素系溶
媒との混合溶媒を用いる場合の両者の割合は、前記混合
溶媒中のエーテル系溶媒量が35質量%以下であるのが
好ましく、混合溶媒中のエーテル系溶媒量が1質量%未
満であるとさらに好ましい。
【0021】また、溶媒の量は、質量基準で、化合物
(2)の1部に対して、2〜50部が好ましく、5〜3
0部が特に好ましい。
【0022】化合物(1)と化合物(2)との反応の温
度は、−120℃〜+80℃が好ましく、反応性や副反
応等を考慮すると、特に−80℃〜+30℃が好まし
い。反応時間は10分間〜50時間が好ましい。
【0023】化合物(2)の使用量は、化合物(1)の
1当量(例えば1モル)に対し、N当量(例えばNモ
ル)が好ましい。ただし、Nは2.72〜3.08を示
す。Nが2.72未満では化合物(3)の収率が低下
し、またNが3.08超ではコストの面で不利となる。
【0024】ここで生成する化合物(3)は吸湿性が高
く、空気中の水分の影響を受けやすい化合物である。そ
の為、単離、精製などの反応溶媒との分離操作を行なう
と、その途中で化合物(3)が吸湿し、次の化合物
(4)との反応時に該化合物(4)がその水分と反応し
てしまい、その結果、目的とする化合物(5)の収率が
低下する。そこで本発明の製造方法においては、途中で
生成する化合物(3)を反応溶媒と分離することなく化
合物(4)と反応させる。
【0025】続いて、上記の様にして生成した化合物
(3)を反応溶媒と分離することなく、脂肪族炭化水素
系溶媒を主体とする溶媒中で、既知の方法で生成させた
化合物(4)と反応させる。
【0026】化合物(4)におけるMは、アルカリ金
属イオンを示す。アルカリ金属としてはナトリウム、リ
チウム、カリウム等を挙げることができるが、特に、リ
チウムが好ましい。化合物(4)におけるYは水素原
子またはフッ素原子を示し、5個のYのうち1〜5個
はフッ素原子である。特に5個のYのうち4個または
5個がフッ素原子であるものが好ましく、さらに、5個
全てがフッ素原子であるものが好ましい。化合物(4)
と化合物(2)とは、同一であっても異なっていてもよ
い。
【0027】化合物(4)としては、ペンタフルオロフ
ェニルナトリウム、ペンタフルオロフェニルリチウム、
ペンタフルオロフェニルカリウム、2,3,5,6−テ
トラフルオロフェニルナトリウム、2,3,5,6−テ
トラフルオロフェニルリチウム、2,3,5,6−テト
ラフルオロフェニルカリウム等が挙げられる。
【0028】前段の化合物(3)の生成において、化合
物(1)の1モルに対して、化合物(2)を理論量であ
る3モル未満のNモル使用した場合(ただし、N
2.72以上3.00未満を示す。)、過剰分の化合物
(1)が残存する。また、化合物(1)の1モルに対し
て、化合物(2)を理論量である3モル以上のNモル
使用した場合(ただし、Nは3.00〜3.08を示
す。)、過剰分の化合物(2)が残存する。そこで、こ
の過剰分の化合物(1)または化合物(2)の残存量を
考慮して、化合物(4)の使用量は、下記Mモルまた
はMモルであることが好ましい。ただし、Nまたは
は、前記化合物(2)に関するNの範囲を、化合物
(1)の1モルを基準に、3モル未満または3モル以上
に特定している。また、MまたはMは、化合物
(1)の1モルを基準にした前記NまたはNに応じ
て、下記の範囲であることが好ましい。すなわち、化合
物(1)の1モルに対して化合物(2)がNモルであ
る場合は、化合物(4)のMモルを用いるのが好まし
い。ただし、Mは、0.9×[3−(2/3)×
]≦M≦1.1×[3−(2/3)×N]の式
を満足する。また、化合物(1)の1モルに対して化合
物(2)がNモルである場合は、化合物(4)のM
モル(ただし、Mは0.9〜1.1を示す。)を用い
るのが好ましい。
【0029】Mが0.9×[3−(2/3)×N
未満では化合物(5)の収率が低下し、Mが1.1×
[3−(2/3)×N]超ではコストの面で不利とな
る。また、Mが0.9未満では目的の化合物(5)の
収率が低下し、Mが1.1超ではコストの面で不利と
なる。
【0030】化合物(3)と化合物(4)との反応にお
いては、前記脂肪族炭化水素系溶媒を主体とする溶媒
は、エーテル系溶媒と脂肪族炭化水素系溶媒の混合溶媒
からなるのが好ましい。この好適な混合溶媒中のエーテ
ル系溶媒量は、質量基準で1〜35%が好ましく、特に
1〜10%が好ましい。このために、エーテル系溶媒
は、化合物(1)と化合物(2)との反応終了後から化
合物(4)との反応開始までの間に添加されるのが好ま
しい。
【0031】また、化合物(3)と化合物(4)との反
応における溶媒の量は、質量基準で、化合物(4)の1
部に対して2〜150部が好ましく、特に5〜100部
が好ましい。
【0032】化合物(3)と化合物(4)との反応の温
度は、−120℃〜+80℃が好ましく、反応性や副反
応等を考慮すると、特に−80℃〜+30℃が好まし
い。反応時間は10分間〜50時間が好ましい。
【0033】反応終了後、ろ過により溶媒を除去し、固
体状の目的化合物(5)が得られる。以上のような本発
明の製造方法によって得られる化合物(5)は、合成反
応において用いた溶媒が配位されたものであってもよ
い。
【0034】なお、本発明における上記の各反応は、い
ずれも不活性ガス気流下で行われることが望ましい。ま
た、本発明の製造方法により得られた化合物(5)は、
既知の方法でカチオン交換するなどにより、各種のテト
ラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導体の変換体へ
と変換できる。
【0035】本発明におけるテトラキス(フルオロフェ
ニル)ボレート誘導体およびその変換体の具体例を以下
に例示する。リチウム・テトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、ナトリウム・テトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、カリウム・テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、トリチニウム・テト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリエチ
ルアンモニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウム・テト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェ
ニルアンモニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、テトラブチルアンモニウム・テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラエチルア
ンモニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、メチルトリ(n−ブチル)アンモニウム・テト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ベンジル
トリ(n−ブチル)アンモニウム・テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、メチルジフェニルアンモ
ニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、メチルトリフェニルアンモニウム・テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチルジフェニル
アンモニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、アニリニウム・テトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、N−メチルアニリニウム・テトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジ
メチルアニリニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、N,N,N−トリメチルアニリニウム
・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジ
メチル(m−ニトロアニリニウム)・テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−ブロモ
アニリニウム)・テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ピリジニウム・テトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、トリメチルスルホニウム・テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフ
ェニルホスホニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、フェロセニウム・テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、デカメチルフェロセニウ
ム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
ジエチルアルミニウム・テトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、リチウム・トリス(ペンタフルオロ
フェニル)(2,3,5,6−テトラフルオロフェニ
ル)ボレート、ナトリウム・トリス(ペンタフルオロフ
ェニル)(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)
ボレート、カリウム・トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ボレ
ート、N,N−ジメチルアニリニウム・トリス(ペンタ
フルオロフェニル)(2,3,5,6−テトラフルオロ
フェニル)ボレート、トリチニウム・トリス(ペンタフ
ルオロフェニル)(2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)ボレート等。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって限定されない。
【0037】[例1] [リチウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レートの合成例]300mLの4つ口フラスコに、臭化
ペンタフルオロベンゼン15.3g(61.8mmo
l)およびヘキサン150mLを入れ、窒素ガス雰囲気
下、−40℃に冷却した。ここにn−ブチルリチウムの
ヘキサン溶液(1.56mol/L)39.6mL(6
1.8mmol)を反応温度を−40℃〜−30℃に調
節しながら滴下した。さらに−40℃〜−30℃で1時
間撹拌してペンタフルオロフェニルリチウム[化合物
(2)]を生成させた。
【0038】続いて、同温度で濃度1mol/Lの三塩
化ホウ素[化合物(1)]のヘキサン溶液(22.6m
L)を滴下し(この時、N=2.73)、さらに−4
0℃〜−30℃で1時間攪拌して反応させた。この反応
生成液の19F−NMR測定により、トリス(ペンタフル
オロフェニル)ボラン[化合物(3)]の生成を確認し
た。この反応生成液を反応液A1とする。
【0039】別に、50mLの4つ口フラスコに、ペン
タフルオロベンゼン4.5g(26.8mmol)およ
びジエチルエーテル13.5mLを入れ、窒素ガス雰囲
気下、−40℃に冷却した。ここにn−ブチルリチウム
のヘキサン溶液(1.56mol/L)17.2mL
(26.8mmol)を反応温度を−40℃〜−30℃
に調節しながら滴下した。さらに−40℃〜−30℃で
1時間撹拌してペンタフルオロフェニルリチウム[化合
物(4)]を生成させた。この反応生成液を反応液B1
とする。
【0040】続いて、上記の反応液A1に反応液B1を
反応温度を−40℃〜−30℃に調節しながら滴下した
(M=1.18)。さらに−40℃〜−30℃で1時
間撹拌した後、この反応液を徐々に室温まで昇温した。
析出した結晶をろ過し、ヘキサン15mLで2回洗浄
後、真空乾燥することにより、18.2gのリチウム・
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート[化合
物(5)]の白色固体を得た。ヘキサフルオロメタキシ
レンを内部標準物質として、生成したリチウム・テトラ
キス(フルオロフェニル)ボレートの量を19F−NMR
によって定量した結果、 BrC基準の収率は8
8.4%であった。また、1H−NMRによりジエチル
エーテルが2.5個配位していることを確認した。
【0041】[例2] [N,N−ジメチルアニリニウム・テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートの合成例]例1で得られた
リチウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート[化合物(5)]5.62g(5.63mmol)を
イオン交換水20mLに溶解し、この中に塩酸ジメチル
アニリニウム0.98g(6.19mmol)をイオン
交換水5mLに溶解した液を滴下した。室温にて2.5
時間攪拌後、析出した結晶をろ過し、イオン交換水5m
Lで2回洗浄した。得られた固体にトルエン20mLを
加えた後、トルエンを減圧留去した。続いて、ヘキサン
10mLを加え、結晶をろ過し、ヘキサン5mLで洗浄
後、真空乾燥することにより、4.51gのN,N−ジ
メチルアニリニウム・テトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレートの白色固体を得た(収率96.1%)。
【0042】[例3] [リチウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レートの合成例]例1と同様にしてペンタフルオロフェ
ニルリチウム[化合物(2)]を生成させた。続いて、同
温度で濃度1mol/Lの三塩化ホウ素のヘキサン溶液
(20.6mL)を滴下し(N=3.00)、さらに
−40℃〜−30℃で1時間攪拌した。この反応生成液
19F−NMR測定により、トリス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボランの生成を確認した。この反応生成液を反
応液A2とする。これとは別に50mLの4つ口フラス
コに、ペンタフルオロベンゼン3.46g(20.6m
mol)およびジエチルエーテル10.4mLを入れ、
窒素ガス雰囲気下、−40℃に冷却した。ここにn−ブ
チルリチウムのヘキサン溶液(1.56mol/L)1
3.2mL(20.6mmol)を反応温度を−40℃
〜−30℃に調節しながら滴下した。さらに−40℃〜
−30℃で1時間撹拌してペンタフルオロフェニルリチ
ウムを生成させた。この反応生成液を反応液B2とす
る。
【0043】続いて、上記の反応液A2に反応液B2を
反応温度を−40℃〜−30℃に調節しながら滴下した
(M=1.00)。さらに−40℃〜−30℃で1時
間撹拌した後、この反応液を徐々に室温まで昇温した。
析出した結晶をろ過し、ヘキサン15mLで2回洗浄
後、真空乾燥することにより、18.8gのリチウム・
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの白色
固体を得た。ヘキサフルオロメタキシレンを内部標準物
質として、生成したリチウム・テトラキス(フルオロフ
ェニル)ボレートの量を19F−NMRによって定量した
結果、BrC 基準の収率は92.8%であった。
また、1H−NMRによりジエチルエーテルが2.3個
配位していることを確認した。
【0044】[例4] [リチウム・テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レートの合成例]500mLの4つ口フラスコに、ペン
タフルオロベンゼン10.4g(61.9mmol)、
ヘキサン150mL、およびジイソルロピルエーテル
0.3mLを入れ、窒素ガス雰囲気下、−40℃に冷却
した。ここにsec−ブチルリチウムのシクロヘキサン
−ヘキサン溶液(0.97mol/L)63.8mL
(61.9mmol)を反応温度を−40℃〜−30℃
に調節しながら滴下した。さらに−40℃〜−30℃で
1時間撹拌してペンタフルオロフェニルリチウムを生成
させた。
【0045】続いて、同温度で濃度1mol/Lの三塩
化ホウ素のヘキサン溶液(20.6mL)を滴下し(N
=3.00)、さらに−40℃〜−30℃で1時間攪
拌した。この反応生成液の19F−NMR測定により、ト
リス(ペンタフルオロフェニル)ボランの生成を確認し
た。この反応生成液を反応液A3とする。これとは別に
50mLの4つ口フラスコに、ペンタフルオロベンゼン
3.46g(20.6mmol)およびジエチルエーテ
ル10.4mlを入れ、窒素ガス雰囲気下、−40℃に
冷却した。ここにn−ブチルリチウムのヘキサン溶液
(1.56mol/L)13.2mL(20.6mmo
l)を反応温度を−40℃〜−30℃に調節しながら滴
下した。さらに−40℃〜−30℃で1時間撹拌してペ
ンタフルオロフェニルリチウムを生成させた。この反応
生成液を反応液B3とする。
【0046】続いて、上記の反応液A3に反応液B3を
反応温度を−40℃〜−30℃に調節しながら滴下した
(M=1.00)。さらに−40℃〜−30℃で1時
間撹拌した後、この反応液を徐々に室温まで昇温した。
析出した結晶をろ過し、ヘキサン15mLで2回洗浄
後、真空乾燥することにより、17.3gのリチウム・
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの白色
固体を得た。ヘキサフルオロメタキシレンを内部標準物
質として、生成したリチウム・テトラキス(フルオロフ
ェニル)ボレートの量を19F−NMRによって定量した
結果、HC基準の収率は85.4%であった。ま
た、1H−NMRによりジエチルエーテルが2.3個配
位していることを確認した。
【0047】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、入手容易な
原料および試薬を用いて、目的物であるテトラキス(フ
ルオロフェニル)ボレート誘導体を高収率で製造でき
る。得られたテトラキス(フルオロフェニル)ボレート
誘導体は、カチオン錯体重合の助触媒中間体として、特
に重合用メタロセン触媒を高活性化する助触媒中間体と
して有用な化合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大春 一也 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4H048 AA02 AC90 BB11 BB15 BC10 BC31 BC38 BD70 BE56 VA11 VA75

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式(1)で表される化合物と下式
    (2)で表される化合物とを脂肪族炭化水素系溶媒を主
    体とする溶媒中で反応させて下式(3)で表される化合
    物を含む反応生成物を得て、該下式(3)で表される化
    合物を前記溶媒と分離することなく下式(4)で表され
    る化合物と反応させて下式(5)で表されるテトラキス
    (フルオロフェニル)ボレート誘導体を得ることを特徴
    とするテトラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導体
    の製造方法。 BX(1) M (2) B(C (3) M (4) MB(C (C )(5) ただし、3つのXは同一であっても異なっていてもよ
    く、それぞれハロゲン原子またはアルコキシ基を示す。
    、Mはアルカリ金属イオンを示し、同一であって
    も異なっていてもよい。Y、Yは同一であっても異
    なっていてもよく、それぞれ水素原子またはフッ素原子
    を示す。ベンゼン環を形成する炭素原子に結合する5つ
    のYのうち少なくとも1つはフッ素原子であり、5つ
    のYのうち少なくとも1つはフッ素原子である。
  2. 【請求項2】 脂肪族炭化水素系溶媒を主体とする溶媒
    が、脂肪族炭化水素系溶媒のみからなる、またはエーテ
    ル系溶媒量が1質量%未満であるエーテル系溶媒と脂肪
    族炭化水素系溶媒の混合溶媒からなる請求項1に記載の
    テトラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 式(3)で表される化合物を含む反応生
    成物と式(4)で表される化合物との反応をエーテル系
    溶媒を含む溶媒の存在下で行う請求項1または2に記載
    のテトラキス(フルオロフェニル)ボレート誘導体の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 式(1)で表される化合物と、式(2)
    で表される化合物との反応を、−120℃〜+80℃で
    行う請求項1、2、または3に記載のテトラキス(フル
    オロフェニル)ボレート誘導体の製造方法。
  5. 【請求項5】 式(1)で表される化合物の1モルに対
    して、式(2)で表される化合物のNモル(ただし、N
    は2.72〜3.08を示す。)を用いて反応を行う請
    求項1、2、3、または4に記載のテトラキス(フルオ
    ロフェニル)ボレート誘導体の製造方法。
  6. 【請求項6】 式(1)で表される化合物の1モルに対
    して、式(2)で表される化合物のNモル(ただし、
    は2.72以上3.00未満を示す。)を用いて反
    応を行った場合には、式(4)で表される化合物の下記
    モルを用いて反応を行い、または、式(1)で表さ
    れる化合物の1モルに対して、式(2)で表される化合
    物のNモル(ただし、Nは3.00〜3.08を示
    す。)を用いて反応を行った場合には、式(4)で表さ
    れる化合物のMモル(ただし、Mは0.9〜1.1
    を示す。)を用いて反応を行う請求項5に記載のテトラ
    キス(フルオロフェニル)ボレート誘導体の製造方法。 0.9×[3−(2/3)×N]≦M≦1.1×
    [3−(2/3)×N
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014126664A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Fujitsu Ltd 光接合装置及び光部品接続方法

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